JP2020010335A - 携帯通信装置、測位システム及び測位方法 - Google Patents

携帯通信装置、測位システム及び測位方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2020010335A
JP2020010335A JP2019124845A JP2019124845A JP2020010335A JP 2020010335 A JP2020010335 A JP 2020010335A JP 2019124845 A JP2019124845 A JP 2019124845A JP 2019124845 A JP2019124845 A JP 2019124845A JP 2020010335 A JP2020010335 A JP 2020010335A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication device
state
wireless signal
information
identification information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019124845A
Other languages
English (en)
Inventor
高明 森田
Takaaki Morita
高明 森田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Social Area Networks Co Ltd
Original Assignee
Social Area Networks Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Social Area Networks Co Ltd filed Critical Social Area Networks Co Ltd
Publication of JP2020010335A publication Critical patent/JP2020010335A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Position Fixing By Use Of Radio Waves (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

【課題】屋外を含む広い範囲で位置の測定が可能な携帯通信装置、測位システム及び測位方法を提供する。【解決手段】携帯通信装置200は、ユーザ5によって所持されており、ユーザ5とともに様々な場所へ移動する。位置の測定方法は、携帯通信装置200の位置に応じて変更される。すなわち、携帯通信装置200が領域9に位置する場合と、領域9に位置しない場合とで、位置の測定方法が異なる。携帯通信装置200が領域9に位置する場合、携帯通信装置200が受信した第1無線信号に含まれる送信機100の第1識別情報に基づいて、携帯通信装置200の位置が測定される。携帯通信装置200が領域9に位置しない場合、測位衛星7からの信号に基づいて携帯通信装置200の位置が測定される。【選択図】図7

Description

本発明は、位置の測定に用いられる携帯通信装置と、携帯通信装置を用いて位置の測定を行う測位システム及び測位方法に関するものである。
作業現場等において作業者の位置を測定する測位システムが知られている。
例えば、図15に示す従来の測位システムでは、屋内等に所定の間隔で複数のビーコン発信機が設置される。スマートフォンは、ビーコン発信機の識別情報をビーコン通信により受信し、LTEなどの通信機能を使ってビーコンサーバに識別情報を送信する。
また、図16に示す従来の測位システムでは、屋内等で相互に通信可能な位置に設置された複数のビーコン通信機の間で、メッシュビーコン通信が行われる。この測位システムでは、ビーコン発信機を備えたカードを作業者が所持し、屋内等でカードに最も近い位置にあるビーコン通信機へカードの識別情報が送信される。カードの識別情報は、複数のビーコン通信機の間でメッシュビーコン通信が行われることによりビーコンサーバへ送信される。ビーコンサーバへ識別情報を送信するためにスマートフォンの通信機能(LTEなど)を使用しないため、スマートフォンの通信費を削減することができる。
しかしながら、図15、図16に示す従来の測位システムでは、測位の可能な範囲がビーコン発信機やビーコン通信機が設置された屋内等に限定されており、屋外での測位ができないという問題がある。
本発明は係る事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、屋外を含む広い範囲で位置の測定が可能な携帯通信装置、測位システム及び測位方法を提供することにある。
本発明の第1の態様は、位置に関する情報を収集するサーバへ情報を送信する通信装置と無線通信を行う携帯通信装置に関する。この携帯通信装置は、それぞれ定点に設置された複数の送信機から第1通信方式により送信される第1無線信号を受信する第1通信部と、前記第1通信方式に比べて通信距離が長い第2通信方式によって、前記位置に関する情報を含んだ第2無線信号を前記通信装置に送信する第2通信部と、屋外で受信可能な信号に基づいて位置情報を取得する位置情報取得部と、前記第1通信部において前記第1無線信号を受信する受信処理を繰り返し行い、前記受信処理の結果に応じて、前記複数の送信機からの前記第1無線信号を受信可能な領域に位置する第1状態か、又は、前記領域に位置しない第2状態かを判定する制御部とを有する。前記第1無線信号は、前記送信機を識別するための第1識別情報を含み、前記第2無線信号は、前記位置に関する情報として、前記第1通信部が受信した前記第1識別情報又は前記位置情報取得部が取得した前記位置情報と、前記携帯通信装置を識別するための第2識別情報とを含む。前記制御部は、前記第1状態において、前記第1通信部が受信した前記第1識別情報と前記第2識別情報とを含んだ前記第2無線信号を前記第2通信部から送信し、前記第2状態において、前記位置情報取得部が取得した前記位置情報と前記第2識別情報とを含んだ前記第2無線信号を前記第2通信部から送信する。
好適に、前記制御部は、前記第1状態において、前記受信処理により前記第1無線信号を受信できない場合、前記第1状態から前記第2状態に移行したと判定する。
好適に、前記制御部は、前記第2状態において、前記受信処理により前記第1無線信号を受信した場合、前記第2状態から前記第1状態に移行したと判定する。
好適に、前記制御部は、前記受信処理により受信された前記第1無線信号に含まれる前記第1識別情報に基づいて、前記領域の出入口に設置された特定の前記送信機から送信される前記第1無線信号を検出し、前記第1状態において、前記特定の送信機から送信される前記第1無線信号を検出した場合、前記第1状態から前記第2状態に移行したと判定する。
好適に、前記制御部は、前記第2状態において、前記受信処理により、前記特定の送信機以外の前記送信機から送信される前記第1無線信号を受信した場合、前記第2状態から前記第1状態に移行したと判定する。
好適に、前記制御部は、前記第1状態から第2状態へ移行したと判定した場合、前記位置情報取得部において信号の受信が可能となるように前記位置情報取得部を起動状態に設定し、前記第2状態から前記第1状態へ移行したと判定した場合、前記位置情報取得部において信号の受信が不能となるように前記位置情報取得部を停止状態に設定する。
好適に、 前記位置情報取得部は、測位衛星から受信した信号に基づいて測位を行い、当該測位の結果として前記位置情報を取得し、前記停止状態となる前に、前記測位衛星から受信した信号に基づいて取得した前記測位衛星の軌道に関する軌道情報を記憶装置に保存し、前記停止状態から前記起動状態に復帰した場合、前記記憶装置に保存した前記軌道情報を用いて測位を開始する。
好適に、上記携帯通信装置は、加速度センサを有する。前記制御部は、前記加速度センサによる加速度の検出値に基づいて、位置の測位を実行すべきタイミングを判定し、前記判定したタイミングにおいて前記第1状態である場合、前記第1通信部において前記第1無線信号を受信し、受信した前記第1無線信号から取得される前記第1識別情報と前記第2識別情報とを含んだ前記第2無線信号を前記第2通信部から送信し、前記判定したタイミングにおいて前記第2状態である場合、前記位置情報取得部において前記位置情報を取得し、取得した前記位置情報と前記第2識別情報とを含んだ前記第2無線信号を前記第2通信部から送信する。
好適に、前記制御部は、前記検出値に基づいて前記携帯通信装置の運動状態を検出する検出処理、及び、前記検出値に基づいて前記携帯通信装置の姿勢を検出する検出処理の少なくとも一方を行い、当該検出処理の結果に応じて前記タイミングを判定する。
好適に、前記制御部は、前記携帯通信装置の移動、前記携帯通信装置を所持したユーザの歩行、前記携帯通信装置を所持したユーザの転倒、前記携帯通信装置の落下、及び、前記携帯通信装置を叩く動作の少なくとも1つを前記携帯通信装置の前記運動状態として検出する。
好適に、前記制御部は、前記加速度センサの前記検出値に基づいて前記タイミングを判定するとともに、所定の周期で前記タイミングが到来したと判定する。
好適に、上記携帯通信装置は、電源用のバッテリと、前記バッテリを充電する充電部とを有する。前記制御部は、前記充電部が前記バッテリを充電していることを検出すると、前記バッテリの充電期間であることを示す通知を含んだ前記第2無線信号を前記第2通信部から送信し、前記通知に応答した前記サーバから提供された情報を含む第2無線信号を前記第2通信部において受信する。
本発明の第2の態様に係る測位システムは、位置に関する情報を収集するサーバへ情報を送信する通信装置と、それぞれ定点に設置された複数の送信機と、携帯通信装置とを有する。前記携帯通信装置は、前記複数の送信機から第1通信方式により送信される第1無線信号を受信する第1通信部と、前記第1通信方式に比べて通信距離が長い第2通信方式によって、前記位置に関する情報を含んだ第2無線信号を前記通信装置に送信する第2通信部と、屋外で受信可能な信号に基づいて位置情報を取得する位置情報取得部と、前記第1通信部において前記第1無線信号を受信する受信処理を繰り返し行い、前記受信処理の結果に応じて、前記複数の送信機からの前記第1無線信号を受信可能な領域に位置する第1状態か、又は、前記領域に位置しない第2状態かを判定する制御部とを含む。前記第1無線信号は、前記送信機を識別するための第1識別情報を含み、前記第2無線信号は、前記位置に関する情報として、前記第1通信部が受信した前記第1識別情報又は前記位置情報取得部が取得した前記位置情報と、前記携帯通信装置を識別するための第2識別情報とを含む。前記制御部は、前記第1状態において、前記第1通信部が受信した前記第1識別情報と前記第2識別情報とを含んだ前記第2無線信号を前記第2通信部から送信し、前記第2状態において、前記位置情報取得部が取得した前記位置情報と前記第2識別情報とを含んだ前記第2無線信号を前記第2通信部から送信する。前記通信装置は、前記携帯通信装置から受信した前記第2無線信号に含まれる前記位置に関する情報を前記サーバに送信する。
本発明の第3の態様に係る測位方法は、それぞれ定点に設置された複数の送信機から第1通信方式により送信される第1無線信号を携帯通信装置が受信する第1工程と、前記携帯通信装置が、前記第1工程において前記第1無線信号を受信する受信処理を繰り返し行い、前記受信処理の結果に応じて、前記複数の送信機からの前記第1無線信号を受信可能な領域に位置する第1状態か、又は、前記領域に位置しない第2状態かを判定する第2工程と、前記携帯通信装置が、屋外で受信可能な信号に基づいて位置情報を取得する第3工程と、前記携帯通信装置が、前記第1通信方式に比べて通信距離が長い第2通信方式により、通信装置へ第2無線信号を送信する第4工程と、前記通信装置が、位置に関する情報を収集するサーバへ情報を送信する第5工程とを有する。前記第1無線信号は、前記送信機を識別するための第1識別情報を含み、前記第2無線信号は、前記位置に関する情報として、前記第1工程で受信された前記第1識別情報又は前記第3工程で取得された前記位置情報と、前記携帯通信装置を識別するための第2識別情報とを含む。前記第4工程において、前記携帯通信装置は、前記第1状態であれば、前記第1識別情報と前記第2識別情報とを含んだ前記第2無線信号を前記通信装置へ送信し、前記第2状態であれば、前記位置情報と前記第2識別情報とを含んだ前記第2無線信号を前記通信装置へ送信する。前記第5工程において、前記通信装置は、前記携帯通信装置から受信した前記第2無線信号に含まれる前記位置に関する情報を前記サーバに送信する。
本発明の第4の態様に係る測位システムは、所定の領域内に間隔を隔てて設置され、所定のタイミングで自らの第1識別情報を含む識別信号を第1通信方式で送信する複数の送信機と、前記送信機から前記第1識別情報を受信する携帯通信装置と、前記第1通信方式に比べて通信距離が長い第2通信方式により前記携帯通信装置と通信を行い、前記携帯通信装置から受信した前記第1識別情報と、前記携帯通信装置の第2識別情報とをサーバに送信する通信装置とを有する。前記通信装置は、前記携帯通信装置が前記所定の領域内に位置する場合に、前記携帯通信装置から受信した前記第1識別情報と前記第2識別情報とを前記サーバに送信し、前記携帯通信装置が前記所定の領域外に位置する場合に、前記携帯通信装置から受信した位置情報と前記第2識別情報とを前記サーバに送信する。
好適に、前記第1通信方式はビーコン通信であり、前記第2通信方式はLoRa通信であり、前記位置情報は衛星測位情報である。
好適に、前記携帯通信装置は、前記第1通信方式の第1通信モジュールと、前記第2通信方式の第2通信モジュールと、前記位置情報を取得するための第3通信モジュールとを備えている。
好適に、前記携帯通信装置は、加速度センサをさらに備えており、前記加速度センサが検出した加速度を基に、前記第1通信モジュールと、前記第2通信モジュールと、前記第3通信モジュールとの動作の一部あるいは全てをオン/オフする。
本発明の第5の態様に係る測位方法は、携帯通信装置が所定の領域内に位置する場合に、前記携帯通信装置が、前記所定の領域内に設けられた送信機から第1通信方式で、前記送信機の第1識別情報を受信する第1工程と、前記携帯通信装置が前記所定の領域外に位置する場合に、前記携帯通信装置が、衛星測位情報を取得する第2工程と、前記携帯通信装置が、前記第1工程で受信した前記第1識別情報あるいは前記第2工程で取得した前記衛星測位情報を、前記第1通信方式に比べて通信距離が長い第2通信方式により、前記携帯通信装置の第2識別情報と共に、通信装置に送信する第3工程と、前記通信装置が、前記第3工程で取得した情報をサーバに送信する第4工程とを有する。
本発明によれば、屋外を含む広い範囲で位置の測定が可能な携帯通信装置、測位システム及び測位方法を提供できる。
図1は、第1の実施形態に係る測位システムを説明するための図である。 図2は、携帯通信装置の機能ブロック図である。 図3は、測位システムの各構成要素間での通信を説明するための図である。 図4は、測位システムの各構成要素間での通信を説明するための図である。 図5は、図1に示す測位システムの動作を説明するためのフローチャートである。 図6は、図1に示す測位システムの応用形態の一例を説明するための図である。 図7は、第2の実施形態に係る測位システムの概要を説明するための図である。 図8は、第2の実施形態に係る測位システムの構成の一例を示す図である。 図9は、携帯通信装置の構成の一例を示す図である。 図10は、携帯通信装置の位置に関する状態を判定する処理を説明するためのフローチャートである。 図11は、携帯通信装置の位置に関する情報を通信装置へ送信する処理を説明するためのフローチャートである。 図12は、携帯通信装置の測位のタイミングを判定する処理を説明するための第1のフローチャートである。 図13は、携帯通信装置の測位のタイミングを判定する処理を説明するための第2のフローチャートである。 図14は、携帯通信装置の充電中の受信動作を説明するための図である。 図15は、従来の測位システムを説明するための図である。 図16は、従来のその他の測位システムを説明するための図である。
<第1の実施形態>
以下、本発明の第1の実施形態に係る測位システムについて説明する。
図1は、第1の実施形態に係る測位システム1を説明するための図である。
図1に示すように、測位システム1は、カード型の携帯通信装置11、ビーコン発信器13、LoRa通信装置15及びビーコンサーバ17を有している。図1に示すように、測位システム1は、カード型の携帯通信装置11を用いて、その保持者の測位を行う。
図2は、図1に示す携帯通信装置11の機能ブロック図である。
図2に示すように、携帯通信装置11は、例えば、ワイヤレス充電コイル31、BLEアンテナ33、LoRaアンテナ35、GPSアンテナ37、加速度センサ39、ワイヤレス充電回路41、BLEチップ43(第1通信モジュール)、LoRaチップ45(第2通信モジュール)、GPSチップ47(第3通信モジュール)を有する。
ワイヤレス充電コイル31は、充電台(充電器)と間で行われるワイヤレス充電に用いられるコイルである。
BLEアンテナ33は、ビーコン発信器13との間のBLE通信に用いられるアンテナである。BLE通信は無料である。
LoRaアンテナ35は、LoRa通信装置15との間のLoRa通信に用いられるアンテナである。LoRa通信は無料である。
GPSアンテナ37は、GPS衛星23からの電波を受信するアンテナである。
加速度センサ39は、例えば、3軸で加速度を検出する。
ワイヤレス充電回路41は、ワイヤレス充電コイル31に生じた電流を用いて図示しない電池の充電を行う。
BLEチップ43は、BLEアンテナ33を介してビーコン発信器13から受信したビーコン識別信号を処理する。
LoRaチップ45は、LoRaアンテナ35を介してLoRa通信装置15と行う通信に用いられる。
GPSチップ47は、GPSアンテナ37を介して衛星から受信した信号を処理する。
図3及び図4は、測位システム1の各構成要素間での通信を説明するための図である。
図1に示す測位システム1では、例えば、屋内の天井に所定の間隔で複数のビーコン発信器13が設けられている。
ビーコン発信器13は、所定のタイミングで自らの第1識別情報を含むビーコン識別信号をBLE(Bluetooth Low Energy)通信(第1通信方式)で送信する。BLE通信は、省電力通信であり、数メートルの通信距離である。
ビーコン発信器13が送信したビーコン識別信号は、屋内にいるユーザの携帯通信装置11のBLEアンテナ33で受信され、BLEチップ43で処理される。
LoRa通信装置15は、例えば、屋内に設けられ、屋内にいるユーザの携帯通信装置11とLoRa通信を行う基地局である。
LoRa通信の通信距離は、BLE通信に比べて長く、例えば、1〜2km程度である。
携帯通信装置11は、図2に示すLoRaチップ45でLoRa通信処理を行い、LoRaアンテナ35を介して信号を送受信する。
携帯通信装置11は、ビーコン発信器13からBLE通信で受信したビーコン識別信号が示すビーコン識別情報と、携帯通信装置11の識別情報(第2識別情報)とを含む識別信号を、LoRa通信により、LoRa通信装置15に送信する。
LoRa通信装置15は、例えば、LoRa通信あるいはインターネット経由で、携帯通信装置11から受信した識別信号に含まれる、ビーコン識別情報と、携帯通信装置11の識別情報とをビーコンサーバ17に送信する。当該通信には、インターネットやLAN等が用いられる。
ビーコンサーバ17は、例えば、携帯通信装置11から受信した識別信号に含まれる、ビーコン識別情報と、携帯通信装置11の識別情報とを、図3、図4に示すように、会社毎に提供されたAPIにより、対応する企業のコンピュータに送信する。
以下、測位システム1の動作を説明する。
図5は、図1に示す測位システム1の動作を説明するためのフローチャートである。
ステップST1:
図2に示す携帯通信装置11のBLEチップ43は、ビーコン発信器13からの所定の強度以上のBLE信号をBLEアンテナ33において受信しているかを判断し、肯定判定の場合はステップST2に進み、否定判定の場合はステップST3に進む。
ステップST2:
携帯通信装置11のBLEチップ43は、BLEアンテナ33で受信したビーコン識別信号を基に、ビーコン発信器13の第1識別情報を取得する。
ステップST3:
携帯通信装置11のGPSチップ47は、GPSアンテナ37で受信した信号を基に、携帯通信装置11の位置を示すGPS情報を得る。
ステップST4:
携帯通信装置11は、ステップST2で得た第1識別情報又はステップST3で得たGPS情報と、携帯通信装置11の第2識別情報とを、LoRa通信により、LoRa通信装置15に送信する。
ステップST5:
LoRa通信装置15は、ステップST4で受信した情報をビーコンサーバ17に送信する。
以上説明したように、本実施形態に係る測位システム1によれば、LoRa通信装置15を屋内や屋外に配置することで、屋内外で無料の通信を実現でき、携帯通信装置11を所持するユーザの位置をシームレスに測定できる。
本実施形態に係る測位システム1によれば、ユーザが保持する携帯通信装置11は、ビーコン発信器13との間のBLE通信、並びにLoRa通信装置15との間のLoRa通信を行い、スマートフォン等による有料通信を使用しないので、通信費を要しない。
本実施形態に係る測位システム1によれば、図16に示す従来の測位システムのように、ビーコン発信器13がBLE通信を用いたメッシュリレーを行わないので、ビーコン発信器13の動作を省電力化し、電池交換等の負担を軽減できる。
本実施形態に係る測位システム1によれば、図15に示す従来の測位システムのように、アプリケーションをスマートフォンにインストールする必要がないため、ユーザの手間を減らすことができる。
図6は、図1に示す測位システム1の応用形態の一例を説明するための図である。
図6に示すように、複数の領域のそれぞれにLoRa通信装置15を設け、LoRa通信が可能な領域を拡大してもよい。また、複数の都市のそれぞれに構築したLoRa通信が可能な領域での携帯通信装置11の位置情報をビーコンサーバ17を通じて共有できるようにしてもよい。
例えば、上述した実施形態では、第1通信方式としてBLEによるビーコン通信、第2通信方式としてLoRa通信を例示したが、第1通信方式及び第2通信方式はこれらの例に限定されない。すなわち、第2通信方式が第1通信方式より通信距離が長いものであればよく、第1通信方式及び第2通信方式はこの条件を満たす別の通信方式でもよい。
また、位置情報は、GPS等の衛星測位情報に限らず、広域通信などの他の手段で取得可能な位置情報であってもよい。
また、上述した実施形態では、カード型の携帯通信装置11の例を挙げたが、携帯通信装置はカード型以外の形態を有してもよい。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図7は、第2の実施形態に係る測位システム3の概要を説明するための図である。図7に示す測位システム3では、携帯通信装置200の位置が測定される。携帯通信装置200は、例えば図7に示すようにユーザ5が所持しており、ユーザ5とともに様々な場所へ移動する。位置の測定方法は、携帯通信装置200の位置に応じて変更される。すなわち、携帯通信装置200が領域9に位置する場合と、領域9に位置しない場合(領域9の外側に位置する場合)とで、位置の測定方法が異なる。領域9は、屋内等の複数の定点に設置された複数の送信機100から送信される無線信号(以下、「第1無線信号」と記す場合がある。)を、携帯通信装置200において受信することが可能な領域である。
携帯通信装置200が領域9に位置する場合、携帯通信装置200が受信した第1無線信号に含まれる送信機100の識別用の情報(以下、「第1識別情報」と記す場合がある。)に基づいて、携帯通信装置200の位置が測定される。一方、携帯通信装置200が領域9に位置しない場合、GNSS(Global Navigation Satellite System)の複数の測位衛星7から送出される信号に基づいて、携帯通信装置200の位置が測定される。
図8は、測位システム3の構成の一例を示す図である。図8に示す測位システム3は、位置に関する情報を収集するサーバ400へ情報を送信する通信装置300と、それぞれ屋内等の定点に設置された複数の送信機100と、携帯通信装置200とを有する。
送信機100は、例えばBLEのビーコンとして無線信号(第1無線信号)を送信する装置であり、屋内等の定点に設置され、アンテナ101から第1無線信号を送信する。1つの送信機100が送信する第1無線信号には、上述したように、当該1つの送信機100を識別するための第1識別情報が含まれる。第1識別情報は、送信機100の位置を示す位置情報と紐づけられている。BLEのビーコンの場合、無線信号を受信可能な距離は数メートルであるため、第1識別情報に紐づけられた位置情報に基づいて、携帯通信装置200の位置を数メートル程度の誤差で推定することができる。
通信装置300は、携帯通信装置200との間で、例えばLPWA(Low Power Wide Area)などの比較的通信距離が長い通信方式により無線通信を行う。送信機100と携帯通信装置200との間における通信方式を「第1通信方式」と呼び、通信装置300と携帯通信装置200との間における通信方式を「第2通信方式」と呼ぶものとすると、第2通信方式(例えばLPWA)は第1通信方式(例えばBLE)に比べて通信距離が長い。LoRaなどのLPWAの通信方式において、通信距離は数キロメートル程度である。従って、第2通信方式としてLPWAを採用した場合、通信装置300は、数キロメートルの範囲に位置する携帯通信装置200と無線通信を行うことができる。
通信装置300は、第2通信方式による無線信号(以下、「第2無線信号」と記す場合がある。)をアンテナ301において受信すると、受信した第2無線信号に含まれる携帯通信装置200からの情報(位置に関する情報など)をサーバ400へ送信する。また通信装置300は、サーバ400から携帯通信装置200に向けて提供される情報(設定情報など)を、アンテナ301から第2無線信号として送信する。
図7の例において、通信装置300とサーバ400とはインターネットなどのネットワーク50を介して接続される。なお、通信装置300とサーバ400とは、ネットワーク等を介さずに、任意の通信手段で直接接続されていてもよい。
サーバ400は、1以上の携帯通信装置200から通信装置300を介して送信される情報を収集する。携帯通信装置200から送信される情報には、携帯通信装置200の位置に関する情報が含まれる。サーバ400は、各時刻における携帯通信装置200の位置に関する情報を時系列の情報(位置の履歴)として記録する。
携帯通信装置200は、測位システム3において位置を測定するために用いられる装置であり、送信機100から第1通信方式(例えばBLE)によって送信される第1無線信号を受信するとともに、携帯通信装置200へ第2通信方式(例えばLPWA)により第2無線信号を送信する。また携帯通信装置200は、GNSSの測位衛星7からの信号に基づいて位置情報を取得する処理や、第1無線信号を受信可能な領域9(図7)に位置するか否かを判定する処理を行う。
図9は、携帯通信装置200の構成の一例を示す図である。図9に示す携帯通信装置200は、第1通信部210と、第2通信部220と、位置情報取得部230と、加速度センサ240と、充電部250と、バッテリ260と、記憶部270と、制御部280を有する。
第1通信部210は、それぞれ定点に設置された複数の送信機100から第1通信方式(例えばBLE)により送信される第1無線信号をアンテナ211において受信し、第1無線信号に含まれる情報(送信機100の第1識別情報など)を取得する。
第2通信部220は、第1通信方式(例えばBLE)に比べて通信距離が長い第2通信方式(例えばLPWA)により、通信装置300と無線通信を行う。第2通信部220は、通信装置300との間でやり取りされる情報を含んだ第2無線信号をアンテナ221において送受信する。第2通信部220が通信装置300へ送信する情報は、測位により取得された位置に関する情報などを含む。また、第2通信部220が通信装置300から受信する情報は、例えば測位を実行する条件の設定や、領域9に対する位置(領域9の内又は外)を判定する条件の設定などを含む。
位置情報取得部230は、屋外で受信可能な信号に基づいて、携帯通信装置200の位置情報を取得する。例えば位置情報取得部230は、GNSSの複数の測位衛星7から受信した信号をアンテナ231において受信し、受信した信号に基づいて測位を行い、当該測位の結果として位置情報を取得する。この場合、位置情報取得部230は、測位衛星7から受信した信号に含まれる軌道情報(アルマナック、エフェメリスなど)を取得し、取得した軌道情報を用いて位置を計算する。
位置情報取得部230は、後述する制御部280の設定に従って、信号の受信(例えば測位衛星7の信号の受信)が可能となる起動状態か、又は、信号の受信が不能となる停止状態となる。位置情報取得部230は、制御部280の設定に従って停止状態となる前に、測位衛星7から受信した信号に基づいて取得した測位衛星7の軌道情報を記憶装置に保存する。また位置情報取得部230は、制御部280の設定に従って停止状態から起動状態に復帰した場合、記憶装置に保存した軌道情報を用いて測位を開始する。これにより、測位衛星7の信号から新たな軌道情報を取得するのに要する時間を省略できるため、速やかに測位を開始することができる。なお、軌道情報の保存に用いる記憶装置は、位置情報取得部230が専用に備えてもよいし、後述する記憶部270に含まれていてもよい。
加速度センサ240は、携帯通信装置200に加わる加速度を検出する。例えば加速度センサ240は、直交する3つの軸の加速度をそれぞれ検出し、3つの軸の各々について加速度の検出結果を示す検出信号を出力する。
充電部250は、携帯通信装置200の電源用のバッテリ260を充電する回路であり、図9の例では、ワイヤレス電力伝送用コイル251を介して外部のワイヤレス充電器500から供給される電力によりバッテリ260を充電する。充電部250は、バッテリ260の充電を行っている場合に、充電中を示す信号を制御部280に出力する。
記憶部270は、制御部280が備えるコンピュータにおいて実行されるプログラムや、制御部280の処理に利用されるデータ、制御部280の処理の過程で一時的に保存されるデータなどを記憶する。記憶部270を構成する記憶装置は任意であり、フラッシュメモリやDRAM、SRAMなどの1種類以上の記憶装置を含んで構成される。
制御部280は、携帯通信装置200の各部の動作の統括的に制御する装置であり、例えば、記憶部270に記憶されるプログラムの命令コードに基づいて処理を実行する1以上のコンピュータ(マイクロプロセッサなど)を含む。制御部280は、全ての処理をプログラムに基づいてコンピュータが実行してもよいし、少なくとも一部の処理を専用のハードウェア(FPGAなど)により実行してもよい。
(領域9に位置するか否かの判定)
制御部280は、第1通信部210における第1無線信号の受信状態を監視し、携帯通信装置200が領域9に位置するか否かを判定する。すなわち、制御部280は、第1通信部210において第1無線信号を受信する受信処理を繰り返し行い、この受信処理の結果に応じて、携帯通信装置200が領域9(複数の送信機100からの第1無線信号を受信可能な領域)に位置する第1状態か、又は、携帯通信装置200が領域9に位置しない第2状態かを判定する。
例えば制御部280は、第1通信部210における第1無線信号の受信処理を一定の周期で行い、第1無線信号の受信に成功した場合、領域9に位置する第1状態にあると判定する。他方、制御部280は、第1無線信号の受信に失敗した場合(第1無線信号の受信信号強度が所定のレベルを下回る場合や、第1無線信号に含まれる第1識別情報を復号できない場合など)、領域9に位置しない第2状態にあると判定する。
制御部280は、領域9に位置する第1状態において、第1通信部210の受信処理により第1無線信号を受信できない場合、第1状態から第2状態に移行したと判定する。また制御部280は、領域9に位置しない第2状態において、第1通信部210の受信処理により第1無線信号を受信した場合、第2状態から第1状態に移行したと判定する。
なお制御部280は、第1状態にあるか第2状態にあるかを判定するために、図7において黒丸で表すような特定の送信機100から送信される第1無線信号を検出してもよい。この特定の送信機100は、図7に示すように、領域9の出入口に設置される。そのため、領域9の内側から外側へ移動しようとすると、この特定の送信機100から送信される第1無線信号が第1通信部210において受信されることとなる。制御部280は、特定の送信機100に対応する特定の第1識別情報と、第1通信部210において受信した第1無線信号に含まれる第1識別情報とを比較し、当該比較結果に基づいて、特定の送信機100から送信される第1無線信号を検出する。
この場合、制御部280は、領域9に位置する第1状態において、特定の送信機100(図7の黒丸)から送信される第1無線信号を検出したならば、第1状態から第2状態に移行したと判定する。また、制御部280は、領域9に位置しない第2状態において、特定の送信機100(図7の黒丸)以外の送信機100(図7の白丸)から送信される第1無線信号を受信したならば、第2状態から前記第1状態に移行したと判定する。これにより、領域9の外側で特定の送信機100(図7の黒丸)から送信される第1無線信号を検出しても、それ以外の送信機100(図7の白丸)から送信される第1無線信号を受信しない限り、第2状態から前記第1状態に移行したと判定されなくなるため、第2状態から第1状態への移行を確実に判定することができる。
(位置情報取得部230の動作状態の設定)
制御部280は、領域9に位置する第1状態から領域9に位置しない第2状態へ移行したと判定した場合、位置情報取得部230において信号の受信(測位衛星7からの信号の受信)が可能となるように、位置情報取得部230を起動状態に設定する。また、制御部280は、領域9に位置しない第2状態から領域9に位置する第1状態へ移行したと判定した場合、位置情報取得部230において信号の受信が不能となるように、位置情報取得部230を停止状態に設定する。これにより、位置情報取得部230における位置情報の取得を行わない第1状態において、位置情報取得部230が停止状態となるため、位置情報取得部230における消費電力を効果的に削減することができる。
なお、制御部280は、領域9に位置しない第2状態においても、位置情報取得部230による測位(位置情報の取得)が一定期間以上継続して実施しない場合、位置情報取得部230を停止状態に設定してよい。これにより、領域9に位置しない第2状態でも、位置情報取得部230における消費電力を効果的に削減できる。
(測位を実行するタイミングの判定)
制御部280は、予め設定された条件に従って、測位を実行するタイミングを判定する。このタイミングの条件は、例えば、充電部250においてバッテリ260を充電している期間に通信装置300を介してサーバ400から送信される設定情報によって指定される。すなわち制御部280は、設定情報により指定された条件に従って、測位を実行するタイミングを判定する。
例えば制御部280は、設定情報により指定された所定の周期で測位のタイミングが到来したと判定する。
また制御部280は、加速度センサ240から出力される検出信号による加速度の検出値に基づいて、位置の測位を実行すべきタイミングを判定する。
例えば制御部280は、加速度センサ240の検出値に基づいて、携帯通信装置200の運動状態を検出する検出処理を行い、この検出処理の結果に応じて測位のタイミングを判定する。制御部280は、携帯通信装置200の運動状態を検出する検出処理において、携帯通信装置200の移動や、携帯通信装置200を所持したユーザの歩行や、携帯通信装置200を所持したユーザの転倒や、携帯通信装置200の落下や、携帯通信装置200を叩く動作(タッピング)などを検出する。
具体的には、制御部280は、携帯通信装置20を所持したユーザ5が所定歩数以上歩行した後で所定時間立ち止まったことや、貨物等に取り付けられた携帯通信装置20が一旦移動した後で所定時間停止したことを、加速度センサ240の検出値に基づいて検出し、これらの運動状態を検出したならば、測位のタイミングが到来したと判定する。
また、制御部280は、携帯通信装置200を所持したユーザの転倒や、携帯通信装置200の落下や、携帯通信装置200を叩く動作などを、加速度センサ240の検出値に基づいて検出し、これらの運動状態を検出したならば、測位のタイミングが到来したと判定する。
あるいは、制御部280は、加速度センサ240から出力される検出信号による加速度の検出値に基づいて、携帯通信装置200の姿勢を検出する検出処理を行い、この検出処理の結果に応じて測位のタイミングを判定する。例えば制御部280は、携帯通信装置200上に規定された基準方向が鉛直方向に対して所定の角度以上傾いたことを加速度センサ240の検出値に基づいて検出した場合、測位のタイミングが到来したと判定する。
(位置に関する情報の取得と送信)
制御部280は、測位のタイミングが到来したと判定したときに第1状態(領域9に位置する状態)である場合、第1通信部210において第1無線信号を受信し、受信した第1無線信号から取得される第1識別情報(送信機100の識別用の情報)と第2識別情報(携帯通信装置200の識別用の情報)とを含んだ第2無線信号を第2通信部220から送信する。この場合、通信装置300へ送信する第2無線信号は、位置に関する情報として、第1識別情報と第2識別情報を含む。
なお、制御部280は、第1通信部210において複数の第1無線信号を受信した場合、受信した複数の第1無線信号の中で最も受信信号強度の高い第1無線信号に含まれる第1識別情報を通信装置300へ送信する。
あるいは、制御部280は、第1通信部210において複数の第1無線信号を受信した場合、受信した複数の第1無線信号の各々について、第1識別情報と共に受信信号強度の情報(RSSI情報)を取得し、各第1無線信号の第1識別情報及びRSSI情報と、第2識別情報とを通信装置300へ送信してもよい。これにより、複数の送信機100の位置を示す情報(第1識別情報)と、複数の送信機100から受信した第1無線信号のRSSI情報とが、携帯通信装置200の位置に関する情報として得られるため、携帯通信装置200のより正確な位置を求めることが可能となる。
他方、制御部280は、測位のタイミングが到来したと判定したときに第2状態(領域9に位置しない状態)である場合、位置情報取得部230において測位衛星7からの信号に基づく位置情報を取得し、取得した位置情報と第2識別情報(携帯通信装置200の識別用の情報)とを含んだ第2無線信号を第2通信部220から送信する。この場合、通信装置300へ送信する第2無線信号は、位置に関する情報として、位置情報取得部230が取得した位置情報と第2識別情報とを含む。
(バッテリ260の充電中の動作)
制御部280は、充電部250がバッテリ260を充電していることを検出すると、バッテリ260の充電期間であることを示す通知を含んだ第2無線信号を第2通信部220から送信する。そして制御部280は、この通知に応答したサーバ400から提供された情報を含む第2無線信号を、第2通信部220において受信する。
通信装置300は、バッテリ260の充電期間であることを示す通知を携帯通信装置200から受信すると、この通知をサーバ400へ転送する。サーバ400は、バッテリ260の充電期間であることを示す携帯通信装置200の通知を受信すると、この携帯通信装置200に対して提供すべき情報(設定情報など)があれば、その情報を通信装置300へ送信し、通信装置300は当該情報を第2無線信号として携帯通信装置200に送信する。すなわち、バッテリ260の充電期間において、サーバ400から提供された情報が通信装置300を介して携帯通信装置200に送信される。サーバ400から携帯通信装置200へ提供される情報量が比較的大きい場合であっても、バッテリ260の充電期間に第2通信部220の受信動作を行うことによって、当該受信動作によるバッテリ260の電力の減少を確実に回避できる。
次に、上述した構成を有する本実施形態に係る携帯通信装置200の動作について、フローチャートを参照して説明する。
図10は、携帯通信装置200の位置に関する状態(第1状態/第2状態)を判定する処理を説明するためのフローチャートである。携帯通信装置200は、図10のフローチャートに示す処理を反復的に実行する。
まず制御部280は、第1通信部210において送信機100の第1無線信号を受信するタイミングであるか判定する(ST100)。例えば制御部280は、サーバ400から提供された設定情報により指定される第1無線信号の所定の受信周期が到来したか否かをタイマなどに基づいて判定する。
第1無線信号を受信するタイミングである場合(ST100のYes)、制御部280は、第1通信部210において第1無線信号の受信を実行し(ST105)、その受信結果に基づいて、第1無線信号を受信可能な領域9に位置する第1状態か、領域9に位置しない第2状態かを判定する(ST110)。
第1状態から第2状態へ移行した場合(ST115のYes)、制御部280は、位置情報取得部230において測位衛星7からの信号の受信が可能となるように位置情報取得部230を起動状態に設定する(ST120)。起動状態となった位置情報取得部230は、記憶装置に予め保存した測位衛星7の軌道情報を取得し、取得した軌道情報を用いて測位を開始する(ST125)。これにより、測位衛星7からの信号に基づいて新たな軌道情報を取得し直す場合に比べて、測位を素早く開始することが可能となる。
他方、第2状態から第1状態へ移行した場合(ST130のYes)、位置情報取得部230は、それまでの測位に用いた測位衛星7の軌道情報を記憶装置に保存する(ST135)。その後、制御部280は、位置情報取得部230において測位衛星7からの信号の受信が不能となるように位置情報取得部230を停止状態に設定する(ST140)。これにより、位置情報取得部230による位置情報の取得を行わない第1状態において位置情報取得部230を起動状態に放置する場合に比べて、消費電力を効果的に削減することができる。
図11は、携帯通信装置200の位置に関する情報を通信装置300へ送信する処理を説明するためのフローチャートである。携帯通信装置200は、図11のフローチャートに示す処理を反復的に実行する。
制御部280は、後述する図12のステップST330や図13のステップST410において測位のタイミングと判定されたか確認する(ST200)。測位のタイミングと判定された場合(ST200のYes)であって、かつ、第1状態(領域9に位置する状態)の場合(ST205のYes)、制御部280は、第1通信部210において送信機100の第1無線信号を受信する(ST210)。そして制御部280は、受信した第1無線信号の第1識別情報及びRSSI情報と、携帯通信装置200の第2識別情報とが含まれた第2無線信号を、第2通信部220のアンテナ221から送信する(ST215)。この第2無線信号を受信した通信装置300は、受信した第2無線信号に含まれる位置に関する情報(第1識別情報、RSSI情報、第2識別情報)をサーバ400へ送信する。
他方、測位のタイミングと判定された場合(ST200のYes)であって、かつ、第2状態(領域9に位置しない状態)の場合(ST205のNo)、制御部280は、位置情報取得部230において測位衛星7からの信号を受信し、受信した信号に基づいて測位を行い、測位の結果として位置情報を取得する(ST220)。そして制御部280は、位置情報取得部230において取得した位置情報と、携帯通信装置200の第2識別情報とが含まれた第2無線信号を、第2通信部220のアンテナ221から送信する(ST225)。この第2無線信号を受信した通信装置300は、受信した第2無線信号に含まれる位置に関する情報(位置情報、第2識別情報)をサーバ400へ送信する。
図12は、携帯通信装置200の測位のタイミングを判定する処理を説明するための第1のフローチャートである。携帯通信装置200は、図12のフローチャートに示す処理を反復的に実行する。
制御部280は、加速度センサ240の出力信号を監視し(ST300)、加速度センサ240において一定以上の加速度を検出したか判定する(ST305)。例えば制御部280は、加速度センサ240の出力信号を所定のしきい値と比較し、出力信号がしきい値を超えた場合、一定以上の加速度を検出したと判定する。
加速度センサ240において一定以上の加速度を検出した場合(ST305のYes)、制御部280は、加速度センサ240の出力信号が示す検出値に基づいて、携帯通信装置200の運動状態を検出する(ST310)。例えば制御部280は、携帯通信装置200を所持するユーザ5が所定の歩数以上歩行した後で所定時間立ち止まったことを、加速度センサ240の検出値に基づいて検出する。
ステップST310において所定の運動状態を検出した場合(ST315のYes)、制御部280は、位置の測位を行うべきタイミングが到来したと判定する(ST330)。
他方、ステップST310において所定の運動状態を検出しなかった場合(ST315のYes)、制御部280は、加速度センサ240の検出値に基づいて、携帯通信装置200の姿勢を検出する(ST320)。ステップST320において所定の姿勢を検出した場合も(ST325のYes)、制御部280は、位置の測位を行うべきタイミングが到来したと判定する(ST330)。
このように、加速度センサ240の検出値に基づいて測位のタイミングを判定することによって、携帯通信装置200の位置に関する情報を、携帯通信装置200の運動状態や姿勢などに応じた的確なタイミングで取得することが可能となる。
図13は、携帯通信装置200の測位のタイミングを判定する処理を説明するための第2のフローチャートである。携帯通信装置200は、図13のフローチャートに示す処理を反復的に実行する。
制御部280は、所定の周期に設定されたタイマを監視し(ST400)、当該所定の周期のタイミングが到来したか判定する(ST405)。当該所定の周期のタイミングが到来したと判定した場合(ST405のYes)、制御部280は、位置の測位を行うべきタイミングが到来したと判定する(ST410)。
このように、測位のタイミングを所定の周期に設定することにより、携帯通信装置200が1か所に留まっている場合でも、携帯通信装置200の動作状況(バッテリ切れや故障など)を確実に把握することが可能となる。
図14は、携帯通信装置200の充電中の受信動作を説明するための図である。
制御部280は、充電部250によってバッテリ260の充電が開始されてことを検出すると(ST500)、バッテリ260の充電期間であることを示す通知を通信装置300に送信する(ST505)。通信装置300は、携帯通信装置200から受信した通知をサーバ400に転送する(ST510)。
サーバ400は、携帯通信装置200の充電期間を示す通知を受信すると、この携帯通信装置200に対して提供するべき情報(例えば設定情報)を取得して(ST515)、通信装置300に送信する(ST520)。通信装置300は、サーバ400から受信した設定情報が含まれた第2無線信号を携帯通信装置200に送信する(ST525)。携帯通信装置200は、通信装置300から受信した設定情報を記憶部270に保存する(ST530)。携帯通信装置200は、この設定情報に従って、図10に示すフローチャートにおける領域9の内外判定の周期(ST100)や、図12に示すフローチャートにおける運動状態の検出条件(ST310)、姿勢の検出条件(ST320)、図13に示すフローチャートにおける測位のタイミングの周期(ST400)など、様々な動作の設定を行う。
制御部280は、充電部250によるバッテリ260の充電が終了すると(ST535)、バッテリ260の充電期間が終了したことを示す通知を通信装置300に送信する(ST540)。通信装置300は、携帯通信装置200から受信した通知をサーバ400に転送する(ST545)。
以上説明したように、本実施形態に係る携帯通信装置200よれば、第1通信部210において第1無線信号を受信する受信処理が繰り返し行われ、この受信処理の結果に応じて、複数の送信機100からの第1無線信号を受信可能な領域9に位置する第1状態にあるか、又は、領域9に位置しない第2状態にあるかが判定される。そして、第1状態においては、第1通信部210が受信した第1識別情報と第2識別情報とを含んだ第2無線信号が、第2通信部220から通信装置300に送信され、第2状態においては、屋外で受信可能な信号に基づいて位置情報取得部230により取得された位置情報と第2識別情報とを含んだ第2無線信号が、第2通信部220から通信装置300へ送信される。従って、屋外を含む広い範囲で位置の測定を行うことが可能となる。
また、本実施形態に係る携帯通信装置200よれば、領域9の出入口に設置された特定の送信機100から送信される第1無線信号を検出することにより、第1状態にあるか第2状態にあるかの判定を的確に行うことができる。
更に、本実施形態に係る携帯通信装置200によれば、第1状態から第2状態へ移行したと判定された場合、位置情報取得部230において信号の受信が可能となるように位置情報取得部230が起動状態に設定され、第2状態から第1状態へ移行したと判定された場合、位置情報取得部230において信号の受信が不能となるように位置情報取得部230が停止状態に設定されるため、第2状態における位置情報取得部230の消費電力を効果的に低減できる。
本発明は上述した実施形態には限定されない。
すなわち、当業者は、本発明の技術的範囲またはその均等の範囲内において、上述した実施形態の構成要素に関し、様々な変更、コンビネーション、サブコンビネーション、並びに代替を行ってもよい。
上述した実施形態では、ユーザ5によって携帯通信装置200が所持される例を挙げたが、測位システム3による測位の対象は人間に限らず、移動する可能性のある物体(コンテナ、運搬車両、可搬機器など)や、人間以外の生物でもよい。
上述した実施形態において、位置情報取得部230は、GNSSの測位衛星7からの信号に基づく測位によって位置情報を取得しているが、本実施形態はこの例に限られない。例えば、位置情報取得部は、移動体通信システム等において無線通信を行う基地局の識別情報や、基地局から送信される電波の受信信号強度などに基づいて、基地局の近隣に位置する携帯通信装置の位置情報を取得してもよい。
1,3…測位システム、5…ユーザ、7…測位衛星、9…領域、11…カード型携帯通信装置、13…ビーコン発信器、15…LoRa通信装置、17…ビーコンサーバ、31…ワイヤレス充電コイル、33…BLEアンテナ、35…LoRaアンテナ、37…GPSアンテナ、39…加速度センサ、41…ワイヤレス充電回路、43…BLEチップ、45…LoRaチップ、47…GPSチップ、50…ネットワーク、100…送信機、200…携帯通信装置、210…第1通信部、220…第2通信部、230…位置情報取得部、240…加速度センサ、250…充電部、251…ワイヤレス電力伝送用コイル、260…バッテリ、270…記憶部、280…制御部、300…通信装置、400…サーバ、500…ワイヤレス充電器

Claims (14)

  1. 位置に関する情報を収集するサーバへ情報を送信する通信装置と無線通信を行う携帯通信装置であって、
    それぞれ定点に設置された複数の送信機から第1通信方式により送信される第1無線信号を受信する第1通信部と、
    前記第1通信方式に比べて通信距離が長い第2通信方式によって、前記位置に関する情報を含んだ第2無線信号を前記通信装置に送信する第2通信部と、
    屋外で受信可能な信号に基づいて位置情報を取得する位置情報取得部と、
    前記第1通信部において前記第1無線信号を受信する受信処理を繰り返し行い、前記受信処理の結果に応じて、前記複数の送信機からの前記第1無線信号を受信可能な領域に位置する第1状態か、又は、前記領域に位置しない第2状態かを判定する制御部とを有し、
    前記第1無線信号は、前記送信機を識別するための第1識別情報を含み、
    前記第2無線信号は、前記位置に関する情報として、前記第1通信部が受信した前記第1識別情報又は前記位置情報取得部が取得した前記位置情報と、前記携帯通信装置を識別するための第2識別情報とを含み、
    前記制御部は、
    前記第1状態において、前記第1通信部が受信した前記第1識別情報と前記第2識別情報とを含んだ前記第2無線信号を前記第2通信部から送信し、
    前記第2状態において、前記位置情報取得部が取得した前記位置情報と前記第2識別情報とを含んだ前記第2無線信号を前記第2通信部から送信する
    携帯通信装置。
  2. 前記制御部は、前記第1状態において、前記受信処理により前記第1無線信号を受信できない場合、前記第1状態から前記第2状態に移行したと判定する、
    請求項1に記載の携帯通信装置。
  3. 前記制御部は、前記第2状態において、前記受信処理により前記第1無線信号を受信した場合、前記第2状態から前記第1状態に移行したと判定する、
    請求項1又は2に記載の携帯通信装置。
  4. 前記制御部は、
    前記受信処理により受信された前記第1無線信号に含まれる前記第1識別情報に基づいて、前記領域の出入口に設置された特定の前記送信機から送信される前記第1無線信号を検出し、
    前記第1状態において、前記特定の送信機から送信される前記第1無線信号を検出した場合、前記第1状態から前記第2状態に移行したと判定する、
    請求項1又は2に記載の携帯通信装置。
  5. 前記制御部は、前記第2状態において、前記受信処理により、前記特定の送信機以外の前記送信機から送信される前記第1無線信号を受信した場合、前記第2状態から前記第1状態に移行したと判定する、
    請求項4に記載の携帯通信装置。
  6. 前記制御部は、前記第1状態から第2状態へ移行したと判定した場合、前記位置情報取得部において信号の受信が可能となるように前記位置情報取得部を起動状態に設定し、前記第2状態から前記第1状態へ移行したと判定した場合、前記位置情報取得部において信号の受信が不能となるように前記位置情報取得部を停止状態に設定する、
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の携帯通信装置。
  7. 前記位置情報取得部は、
    測位衛星から受信した信号に基づいて測位を行い、当該測位の結果として前記位置情報を取得し、
    前記停止状態となる前に、前記測位衛星から受信した信号に基づいて取得した前記測位衛星の軌道に関する軌道情報を記憶装置に保存し、
    前記停止状態から前記起動状態に復帰した場合、前記記憶装置に保存した前記軌道情報を用いて測位を開始する、
    請求項6に記載の携帯通信装置。
  8. 加速度センサを有し、
    前記制御部は、
    前記加速度センサによる加速度の検出値に基づいて、位置の測位を実行すべきタイミングを判定し、
    前記判定したタイミングにおいて前記第1状態である場合、前記第1通信部において前記第1無線信号を受信し、受信した前記第1無線信号から取得される前記第1識別情報と前記第2識別情報とを含んだ前記第2無線信号を前記第2通信部から送信し、
    前記判定したタイミングにおいて前記第2状態である場合、前記位置情報取得部において前記位置情報を取得し、取得した前記位置情報と前記第2識別情報とを含んだ前記第2無線信号を前記第2通信部から送信する、
    請求項1〜7のいずれか一項に記載の携帯通信装置。
  9. 前記制御部は、前記検出値に基づいて前記携帯通信装置の運動状態を検出する検出処理、及び、前記検出値に基づいて前記携帯通信装置の姿勢を検出する検出処理の少なくとも一方を行い、当該検出処理の結果に応じて前記タイミングを判定する、
    請求項8に記載の携帯通信装置。
  10. 前記制御部は、前記携帯通信装置の移動、前記携帯通信装置を所持したユーザの歩行、前記携帯通信装置を所持したユーザの転倒、前記携帯通信装置の落下、及び、前記携帯通信装置を叩く動作の少なくとも1つを前記携帯通信装置の前記運動状態として検出する、
    請求項9に記載の携帯通信装置。
  11. 前記制御部は、前記加速度センサの前記検出値に基づいて前記タイミングを判定するとともに、所定の周期で前記タイミングが到来したと判定する、
    請求項8〜10のいずれか一項に記載の携帯通信装置。
  12. 電源用のバッテリと、
    前記バッテリを充電する充電部とを有し、
    前記制御部は、前記充電部が前記バッテリを充電していることを検出すると、前記バッテリの充電期間であることを示す通知を含んだ前記第2無線信号を前記第2通信部から送信し、前記通知に応答した前記サーバから提供された情報を含む第2無線信号を前記第2通信部において受信する、
    請求項1〜11のいずれか一項に記載の携帯通信装置。
  13. 位置に関する情報を収集するサーバへ情報を送信する通信装置と、
    それぞれ定点に設置された複数の送信機と、
    携帯通信装置とを有し、
    前記携帯通信装置は、
    前記複数の送信機から第1通信方式により送信される第1無線信号を受信する第1通信部と、
    前記第1通信方式に比べて通信距離が長い第2通信方式によって、前記位置に関する情報を含んだ第2無線信号を前記通信装置に送信する第2通信部と、
    屋外で受信可能な信号に基づいて位置情報を取得する位置情報取得部と、
    前記第1通信部において前記第1無線信号を受信する受信処理を繰り返し行い、前記受信処理の結果に応じて、前記複数の送信機からの前記第1無線信号を受信可能な領域に位置する第1状態か、又は、前記領域に位置しない第2状態かを判定する制御部とを含み、
    前記第1無線信号は、前記送信機を識別するための第1識別情報を含み、
    前記第2無線信号は、前記位置に関する情報として、前記第1通信部が受信した前記第1識別情報又は前記位置情報取得部が取得した前記位置情報と、前記携帯通信装置を識別するための第2識別情報とを含み、
    前記制御部は、
    前記第1状態において、前記第1通信部が受信した前記第1識別情報と前記第2識別情報とを含んだ前記第2無線信号を前記第2通信部から送信し、
    前記第2状態において、前記位置情報取得部が取得した前記位置情報と前記第2識別情報とを含んだ前記第2無線信号を前記第2通信部から送信し、
    前記通信装置は、前記携帯通信装置から受信した前記第2無線信号に含まれる前記位置に関する情報を前記サーバに送信する、
    測位システム。
  14. それぞれ定点に設置された複数の送信機から第1通信方式により送信される第1無線信号を携帯通信装置が受信する第1工程と、
    前記携帯通信装置が、前記第1工程において前記第1無線信号を受信する受信処理を繰り返し行い、前記受信処理の結果に応じて、前記複数の送信機からの前記第1無線信号を受信可能な領域に位置する第1状態か、又は、前記領域に位置しない第2状態かを判定する第2工程と、
    前記携帯通信装置が、屋外で受信可能な信号に基づいて位置情報を取得する第3工程と、
    前記携帯通信装置が、前記第1通信方式に比べて通信距離が長い第2通信方式により、通信装置へ第2無線信号を送信する第4工程と、
    前記通信装置が、位置に関する情報を収集するサーバへ情報を送信する第5工程とを有し、
    前記第1無線信号は、前記送信機を識別するための第1識別情報を含み、
    前記第2無線信号は、前記位置に関する情報として、前記第1工程で受信された前記第1識別情報又は前記第3工程で取得された前記位置情報と、前記携帯通信装置を識別するための第2識別情報とを含み、
    前記第4工程において、前記携帯通信装置は、前記第1状態であれば、前記第1識別情報と前記第2識別情報とを含んだ前記第2無線信号を前記通信装置へ送信し、前記第2状態であれば、前記位置情報と前記第2識別情報とを含んだ前記第2無線信号を前記通信装置へ送信し、
    前記第5工程において、前記通信装置は、前記携帯通信装置から受信した前記第2無線信号に含まれる前記位置に関する情報を前記サーバに送信する、
    測位方法。
JP2019124845A 2018-07-03 2019-07-03 携帯通信装置、測位システム及び測位方法 Pending JP2020010335A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018126506 2018-07-03
JP2018126506 2018-07-03

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020010335A true JP2020010335A (ja) 2020-01-16

Family

ID=69152449

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019124845A Pending JP2020010335A (ja) 2018-07-03 2019-07-03 携帯通信装置、測位システム及び測位方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020010335A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022124845A (ja) * 2021-02-16 2022-08-26 株式会社Social Area Networks 作業実績管理システム及び作業実績管理方法
JP2022138621A (ja) * 2021-03-10 2022-09-26 横河電機株式会社 制御装置、制御方法、および、制御プログラム
JP2023037366A (ja) * 2021-09-03 2023-03-15 株式会社Social Area Networks 作業監視システム及び作業監視方法
JP2024064180A (ja) * 2022-10-27 2024-05-14 株式会社Social Area Networks ビーコン信号通信装置及び該装置を備えた監視システム

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007184715A (ja) * 2006-01-05 2007-07-19 Softbank Mobile Corp 情報通信端末
WO2007144956A1 (ja) * 2006-06-16 2007-12-21 Mitsubishi Electric Corporation 移動体通信システム及び移動端末
JP2011075343A (ja) * 2009-09-30 2011-04-14 Casio Computer Co Ltd 自己位置取得装置、及び自己位置取得プログラム
JP2013143123A (ja) * 2012-01-11 2013-07-22 Tofit Corp ブルートゥース信号の送受による痴呆症状のある徘徊老人保護システム
JP2015068768A (ja) * 2013-09-30 2015-04-13 日本電気株式会社 測位システムと装置と方法並びにプログラム
JP2017049668A (ja) * 2015-08-31 2017-03-09 大日本印刷株式会社 忘れ物防止システム、忘れ物防止装置及びプログラム
JP6194521B1 (ja) * 2016-07-27 2017-09-13 株式会社マーケテック 位置算出用装着物、位置算出システム及び位置算出方法
CN206534222U (zh) * 2017-03-02 2017-10-03 成都大学 新型定位拐杖椅
CN206789018U (zh) * 2017-05-22 2017-12-22 江苏鼎集智能科技股份有限公司 一种基于ZigBee室内定位技术的居家养老系统

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007184715A (ja) * 2006-01-05 2007-07-19 Softbank Mobile Corp 情報通信端末
WO2007144956A1 (ja) * 2006-06-16 2007-12-21 Mitsubishi Electric Corporation 移動体通信システム及び移動端末
JP2011075343A (ja) * 2009-09-30 2011-04-14 Casio Computer Co Ltd 自己位置取得装置、及び自己位置取得プログラム
JP2013143123A (ja) * 2012-01-11 2013-07-22 Tofit Corp ブルートゥース信号の送受による痴呆症状のある徘徊老人保護システム
JP2015068768A (ja) * 2013-09-30 2015-04-13 日本電気株式会社 測位システムと装置と方法並びにプログラム
JP2017049668A (ja) * 2015-08-31 2017-03-09 大日本印刷株式会社 忘れ物防止システム、忘れ物防止装置及びプログラム
JP6194521B1 (ja) * 2016-07-27 2017-09-13 株式会社マーケテック 位置算出用装着物、位置算出システム及び位置算出方法
CN206534222U (zh) * 2017-03-02 2017-10-03 成都大学 新型定位拐杖椅
CN206789018U (zh) * 2017-05-22 2017-12-22 江苏鼎集智能科技股份有限公司 一种基于ZigBee室内定位技术的居家养老系统

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022124845A (ja) * 2021-02-16 2022-08-26 株式会社Social Area Networks 作業実績管理システム及び作業実績管理方法
JP2022138621A (ja) * 2021-03-10 2022-09-26 横河電機株式会社 制御装置、制御方法、および、制御プログラム
JP2023037366A (ja) * 2021-09-03 2023-03-15 株式会社Social Area Networks 作業監視システム及び作業監視方法
JP2024064180A (ja) * 2022-10-27 2024-05-14 株式会社Social Area Networks ビーコン信号通信装置及び該装置を備えた監視システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2020010335A (ja) 携帯通信装置、測位システム及び測位方法
EP2469303B1 (en) System and method for passive location storage
EP2616774B1 (en) Indoor positioning using pressure sensors
CN102193099B (zh) 定位终端和服务器
US20120258741A1 (en) Apparatus and Method for Using a Wireless Mobile Handset Application to Locate Beacons
US20130116966A1 (en) Determination of a location of an apparatus
JP6054535B2 (ja) 歩行者モーション認識基盤の歩行者位置推定装置、及びその方法
US8378891B2 (en) Method and system for optimizing quality and integrity of location database elements
US11363556B2 (en) Method for reporting of positioning data
CN111527418A (zh) 定位装置
US20150141042A1 (en) Mobile terminal, system and method
US20120239344A1 (en) Position registration apparatus, non-transitory, computer readable storage medium and method of controlling position registration apparatus
JP4915644B2 (ja) 緊急通報端末
JP7056787B2 (ja) 位置情報取得装置、切替方法及びプログラム
US9939516B2 (en) Determining location and orientation of directional transceivers
JP2010276411A (ja) 移動端末装置
CN103791898A (zh) 一种建筑物内部导航方法及电子设备
JP6667819B1 (ja) 測位方法、そのシステム及び測位通信装置
JP4914500B2 (ja) 通信端末装置
KR101663654B1 (ko) 휴대용 단말의 실내외 위치 변동 판단 장치 및 방법
KR101935113B1 (ko) 위치 검출 시스템 및 위치 검출 시스템의 위치 검출 방법
CN210051898U (zh) 一种智能交互定位系统
JP2013257194A (ja) 探知装置
JP4331627B2 (ja) 測位システム及びナビゲーション装置
KR101746660B1 (ko) 네비게이션 장치 및 그의 위치정보 산출 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190816

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20190816

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20190822

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190903

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20191101

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200204

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20200728