JP2023035377A - 化粧料 - Google Patents

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明男 山本
Akio Yamamoto
克 中村
Katsu Nakamura
昌彦 中野
Masahiko Nakano
清文 松本
Kiyofumi Matsumoto
美季 大塚
Miki Otsuka
隆 宮原
Takashi Miyahara
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Abstract

【課題】本発明はアスコルビン酸ナトリウム塩誘導体物質その物を改変し経時的に於ける褐変阻止が出来うる、良好な化粧料を提供することを目的とするものである。【解決手段】アスコルビン酸ナトリウム塩誘導体物質改変時に溶存気体の除去と微細なpH調製をすることで褐変阻止が可能化の特徴である化粧料。【選択図】なし

Description

本発明はアスコルビン酸ナトリウム塩誘導体を長期に安定化させ、経時的変色を抑制し褐変阻止する化粧料、医薬部外品に関する。
アスコルビン酸及び誘導体はコラーゲン合成促進、メラニン産生抑制、抗酸化作用など化粧原料として多くの優れた機能を持っているものの熱や酸化に対し極めて弱く着色すると言う褐変現象を起こしやすい不安定な化合物である。
この欠点を阻止するためにアスコルビン酸ナトリウム塩誘導体その物に変色阻止、褐変防止した物は見受けられないが、エンジオール型に変換した(例えば、特許文献1-2)物また変色組成物として(例えば、特許文献3)に提案されているがそれらはアスコルビン酸ナトリウム塩誘導体その物を変色、褐変改善をした物ではなく、褐変阻止効果について満足出来るものでは無かった。
特開H01-19196 特開H02-276563 公開2019-140912
本発明はアスコルビン酸ナトリウム塩誘導体の褐変反応に対し阻止効果のある方法を提供する事を課題とする。
本発明は上記課題を解決するために鋭意研究を重ねて行った結果、アスコビン酸ナトリウム塩誘導体製法時に精製水中の溶存気体の除去と炭酸ナトリウム又は過炭酸水素ナトリウムを混合配合微調製することによってアスコルビン酸ナトリウム塩誘導体の褐変阻止する事を見出し、本発明を完成させた。
即ち本発明は溶媒として使用される精製水(イオン交換水)中の溶存気体(主に溶存酸素)を除去し、この精製水にアスコルビン酸を溶解し炭酸ナトリウムを混合しpHを調製しpH4.5-5.5にすることが好ましいが、好ましくは、pH調製後再度溶存気体を除去しpHを微細調製し、pH5.2-5.4にすることが特により好ましい。
即ち本アスコルビン酸ナトリウム塩誘導体混合物の調製時に溶存気体を除去を十分に行うことによりpHが微細に調製され、長期に渡り安定した状態を維持することができ、褐変阻止状態を長期に渡り維持できる事が本発明の最大の特徴である。
本発明のアスコルビン酸ナトリウム塩誘導体混合物は液状、半固状、固状でも安定した弱酸性のpHが維持でき経時的に長期での変色が抑制されるという点で特に優れている。又、肌の表面はpH4.5-6.5の弱酸性と言われている点からも本品は最適で刺激性の無い弱酸性と言う利点を備えて、メラニン産生抑制、美白、肌あれ改善など幅広く化粧料に利用でき、安定した褐変阻止効果が維持でき効果にも優れた化粧料を提供できる。
以下、本発明の構成について詳細に説明する。
本発明に用いるアスコルビン酸ナトリウム塩誘導体混合物とは水分を含有する液状、半固状及び固状でコラーゲン合成促進、メラニン産生抑制、皮膚の弾力性改善、美白の目的で用いられる。
既存のアスコルビン酸ナトリウム塩誘導体の配合量は、これら含有化粧料全体を100質量%としてすくなくとも5質量%以上が好ましいが5質量%未満では美白の効果などは得られなく、5質量%を超えると化粧料の黄色への変色所謂褐変現象を抑制することが出来ないことが多かった。
本発明に用いたアスコルビン酸ナトリウム塩誘導体混合物は、既存のアスコルビン酸に炭酸ナトリウム又は過炭酸ナトリウムを加え微細なpHを調製することであるが最も重要なのは事前に精製水中の溶存気体を除去することである。除去する時間は20-60分間が好ましいが30-40分間がより好ましい。
次に溶存気体が除去された精製水にアスコルビン酸を溶解し炭酸ナトリウム又は過炭酸ナトリウムを加えpHを調製後、再度溶存気体を除去しpHを微細調製することでアスコルビン酸ナトリウム塩誘導体混合物を得ることでき、変色が抑制され本発明品は長期にわたって褐変阻止ができる。
以下実施例により本発明を詳細に説明する。
以下実施例を持って本発明を詳しく説明するが、本発明はこれによって何ら限定されるものでは無い。
*アスコルビン酸ナトリウム塩誘導体混合物の製法。
精製水100mlを採り、超音波装置で20~60分間であるが好ましくは30-40分間掛け精製水中の溶存気体(主に溶存酸素)を除去する、除去確認には溶存酸素計(Thermo DO450)で測定し、溶存酸素濃度値が0.3ppm以下になったことを確認後、アスコルビン酸を20g採り精製水に攪拌溶解する。溶解時の設定温度は30-60℃であるがより好ましくは40-50℃が良い。次にpHメーターをセットし攪拌しながら炭酸ナトリウムを微量添加しながら加えpH値が5.2-5.4になる値が好ましいがより好ましくは調製pH5.3が良い。この時の炭酸ナトリウムの添加量はアスコルビン酸に対し約25.26%である。
次に調製され得られたpH値の状態で再度超音波装置で溶存気体を除去し、再度溶存酸素計で溶存酸素濃度が0.3ppm以下の値になったことを確認して微細調製pH5.3を確認する。これよりアスコルビン酸ナトリウム塩誘導体混合物液状品が得られた。又本品の固状は凍結乾燥をして粉末の本品が得られた。
詳細を提示したが混合配合物の過炭酸ナトリウムを使用する時も本品製法は上記した炭酸ナトリウムと全く同じ条件で良い。
化粧料の実施例を挙げて本発明を説明するが、本発明はこれによって何ら限定されるものではない。
*濃度による変色と美白効果。
化粧水(液状)について表1に示す組成の化粧水を以下の製造方法にて調製し、得られた表中実施例1-3、比較例(既存のアスコルビン酸ナトリウム塩)4-6について、美白効果、経時的安定性(変色変化<褐変>)、使用感(べたつきの無さ)、うるおい性について評価し結果を表1に示した。
[製造方法]:実施例1-3は表中成分を均一に分散溶解し全量を100%とする。
比較例4-5は表中成分を均一に分散溶解し全量を100%とする。
[評価方法]
実施例1-3及び比較例4-6について美白効果、経時的安定性、使用感、
うるおい性について次の方法により評価を設定し行った。
評価には化粧料評価パネル6名による5段階評価し判定した。
1.[美白効果:試験法と評価]
各実施試料を顔に1日2回、1ケ月塗布した後の美白効果を次の基準にて評価した。
[評価基準]
1点-美白効果が無い
2点-ほとんど美白効果が無い
3点-やや美白効果が有る
4点-美白効果が見受けられる
5点-美白効果を認める
[判定基準]
○:平均点4又は5点
×:平均点4又は5未満
2.[経時的安定:試験と評価]
室温で実施、比較試料を静置し2000ルクスの光を照射1カ月放置後変色 を目視にて評価した。
[判定基準]
×:茶褐色に変化を確認
△:やや黄色に変化
○:ほぼ変化無し
◎:変色は全くない
[使用感及びうるおい性:試験と評価]
無作為にボランティア6名に塗布してもらい塗布した直後使用感を次の基準点で評価した。
[評価基準]
1点-最も不足
2点-不足
3点-まあまあ良い
4点-良い
5点-非常に良い
[判定基準]
×:平均点3未満
○:平均点4又5点未満
◎:平均点4、5点以上
Figure 2023035377000001
表1からも明らかなように本発明に係わる実施例1-3は、比較例4-6と比較して、美白効果、経時的安定性、使用感、うるおい性に本品は優れた化粧水であった。これに対し比較例は既存のアスコルビン酸ナトリウム塩を使用し通常の中和と緩衝剤で安定化させた比較例6では美白効果はあるも、そのほかの評価については満足される結果では無かった。

Claims (4)

  1. アスコルビン酸ナトリウム塩誘導体混合物質改変による褐変阻止方法。
  2. アスコルビン酸ナトリウム塩誘導体混合物が微細なpH条件及び溶存気体を除去することを特徴とする製法と褐変阻止方法。
  3. アスコルビン酸ナトリウム塩誘導体混合物が液状、半液状でも機能する褐変阻止方法。
  4. 請求項1-3の何れかに記載の化粧料、医薬部外品。
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