JP2023032500A - デジタルルームミラー - Google Patents

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Abstract

【課題】ディスプレイに表示される撮像画像を簡便な操作により所望の拡大率とする。【解決手段】デジタルルームミラー100は、車両に搭載された撮像装置Cにより車両の外部が撮像された撮像画像をディスプレイ2に表示可能である。デジタルルームミラー100は、撮像画像を取得する撮像画像取得部10と、撮像画像取得部10により取得された撮像画像を、複数の候補拡大率を含む範囲の拡大率によりディスプレイ2に表示可能な画像表示部11と、複数の候補拡大率のうち少なくともいずれかの拡大率の設定を受け付ける拡大率設定受付部12と、画像表示部11により撮像画像がディスプレイ2に表示される拡大率を複数の候補拡大率のいずれかから選択する拡大率選択部13と、を備えている。拡大率選択部13は、拡大率変更指令を受け付けた場合に、受け付けた拡大率変更指令に応じた候補拡大率を拡大率として選択する。【選択図】図2

Description

本開示は、デジタルルームミラーに関する。
車両に搭載された撮像装置により車両の外部が撮像された撮像画像をディスプレイに表示する技術が知られている。例えば特許文献1には、車両の通常走行時には撮像装置を車両後方の水平方向を向く姿勢とし、車両の後退時には撮像装置を車両後方の斜め下方向を向く姿勢とすることで、乗員が視認することを望む領域をディスプレイに表示する技術が開示されている。
特開2000-134608号公報
ところで、ディスプレイに表示される撮像画像を状況に応じて拡大したいという要望がある。そこで、表示される撮像画像の拡大率を調整するためのボタン等を設けることが考えられる。しかし、その場合、乗員は、例えば所望の拡大率となるまで当該ボタン等を繰り返し操作する必要がある。特に、例えば車両の運転中においては、運転操作に注意を払いつつ当該ボタン等を繰り返し操作することとなるため、乗員にとって煩わしく感じられる場合もある。
そこで、本開示に係るデジタルルームミラーは、ディスプレイに表示される撮像画像を簡便な操作により所望の拡大率とすることを目的とする。
本開示の一態様に係るデジタルルームミラーは、車両に搭載された撮像装置により車両の外部が撮像された撮像画像をディスプレイに表示可能なデジタルルームミラーであって、撮像画像を取得する撮像画像取得部と、撮像画像取得部により取得された撮像画像を、複数の候補拡大率を含む範囲の拡大率によりディスプレイに表示可能な画像表示部と、複数の候補拡大率のうち少なくともいずれかの拡大率の設定を受け付ける拡大率設定受付部と、画像表示部により撮像画像がディスプレイに表示される拡大率を複数の候補拡大率のいずれかから選択する拡大率選択部と、を備え、拡大率選択部は、拡大率変更指令を受け付けた場合に、受け付けた拡大率変更指令に応じた候補拡大率を拡大率として選択する。
このデジタルルームミラーによれば、取得した撮像画像を複数の候補拡大率のいずれかの拡大率でディスプレイに表示させる。このとき、複数の候補拡大率のうち少なくともいずれかの拡大率は予め設定可能である。そして、拡大率変更指令を受け付けたことを契機として、複数の候補拡大率のいずれかから選択された拡大率で撮像画像がディスプレイに表示される。このように、拡大率変更指令を受け付けるだけで予め設定した候補拡大率で撮像画像をディスプレイに表示可能となる。よって、ディスプレイに表示される撮像画像を簡便な操作により所望の拡大率とすることができる。
本開示の一態様に係るデジタルルームミラーでは、撮像画像は、車両の後方が撮像された画像であってもよい。これによれば、後方確認用のバックミラーとして機能するデジタルルームミラーを実現することができる。
本開示の一態様に係るデジタルルームミラーでは、拡大率設定受付部は、拡大率の設定に際し、拡大率を連続又は不連続に変動可能であり、画像表示部は、拡大率設定受付部における拡大率の変動に追従して、撮像画像を当該拡大率によりディスプレイに表示してもよい。これによれば、変動する拡大率で表示される撮像画像をディスプレイ上で確認しながら候補拡大率を所望の拡大率に設定可能となる。
本開示の一態様に係るデジタルルームミラーは、車両の乗員により操作可能であり、乗員により操作をされたことを契機として拡大率変更指令を拡大率選択部に入力する操作部を備えてもよい。これによれば、乗員が操作部を操作して拡大率変更指令を拡大率選択部に入力したことを契機として拡大率が変更されるため、乗員の所望のタイミングで拡大率を変更することが可能となる。
本開示の一態様に係るデジタルルームミラーでは、操作部は、乗員により単一の工程により完了する操作をされたことを契機として拡大率変更指令を拡大率選択部に入力してもよい。これによれば、乗員は単一の工程、例えばワンタッチで、撮像画像を所望の拡大率とすることが可能となる。したがって、ディスプレイに表示される撮像画像を特に簡便な操作により所望の拡大率とすることができる。
本開示の一態様に係るデジタルルームミラーでは、操作部は、ボタンであってもよい。これによれば、ディスプレイに表示される撮像画像を所望の拡大率とする操作が行いやすくなり、利便性が向上する。
本開示の一態様に係るデジタルルームミラーでは、操作部は、タッチパネルディスプレイとして構成されたディスプレイに表示されるソフトウェアキーであり、画像表示部は、ソフトウェアキーをディスプレイに表示可能であってもよい。これによれば、ハードウェアキーを設けなくてもよいため、製造が容易となり且つ製造コストが低減される。
本開示の一態様に係るデジタルルームミラーでは、操作部は、当該デジタルルームミラーに設けられたハードウェアキーであってもよい。これによれば、操作感を向上させやすい。
本開示の一態様に係るデジタルルームミラーは、車両の乗員により発せられる音声を収音可能であり、乗員により発せられた特定の音声を収音したことを契機として拡大率変更指令を拡大率選択部に入力する収音部を備えてもよい。これによれば、例えば乗員の発声によりディスプレイに表示される撮像画像を所望の拡大率とすることが可能となるため、利便性が向上する。
本開示の一態様に係るデジタルルームミラーは、車両のシフトポジションを検知可能であり、シフトポジションが特定の状態とされたことを契機として拡大率変更指令を拡大率選択部に入力するシフトポジション検知部を備えてもよい。これによれば、シフトポジションに応じて撮像画像の拡大率を好適に変更することが可能となる。
本開示の一態様に係るデジタルルームミラーでは、シフトポジション検知部は、シフトポジションが後退の状態と後退以外の状態との間で変更されたことを契機として拡大率変更指令を拡大率選択部に入力してもよい。車両の後退時には、前進時等とは異なる拡大率で撮像画像を表示したい場合がある。したがって、これによれば、車両の後退時に撮像画像の拡大率を好適に変更することが可能となる。
本開示の一態様に係るデジタルルームミラーでは、複数の候補拡大率のそれぞれは、第1拡大率、及び、第1拡大率よりも拡大率の大きい第2拡大率であってもよい。これによれば、撮像画像がディスプレイに表示される際の拡大率を、例えば車両の外部を広範に視認したい場合用の第1拡大率、及び、車両の外部をより詳細に視認したい場合用の第2拡大率の二択とすることができる。このため、拡大率が一方の候補拡大率とされている状態において拡大率変更指令が入力されることにより、より確実に他方の候補拡大率に変更することが可能となる。よって、ディスプレイに表示される撮像画像を、より一層簡便な操作により所望の拡大率とすることができる。
本開示の一態様に係るデジタルルームミラーでは、第1拡大率は、1倍であり、拡大率設定受付部は、第2拡大率の拡大率の設定を受け付けてもよい。これによれば、第2拡大率として車両の外部をより詳細に視認したい場合用の拡大率を設定可能とするとともに、第1拡大率については乗員等による設定が不要となるため、乗員の手間を省くことが可能となる。
本開示の一態様に係るデジタルルームミラーでは、拡大率選択部は、拡大率変更指令を受け付ける度に、第1拡大率と第2拡大率とを交互に選択してもよい。これによれば、拡大率変更指令が拡大率選択部に入力される度に交互に第1拡大率と第2拡大率とが入れ替わるため、ディスプレイに表示される撮像画像を、より一層簡便な操作により所望の拡大率とすることができる。
本開示の一態様に係るデジタルルームミラーでは、拡大率選択部は、当該デジタルルームミラーの動作が停止された場合であっても、拡大率として選択した候補拡大率を維持してもよい。これによれば、例えばデジタルルームミラーの電源が切られた場合等においても改めて候補拡大率を設定し直す必要がない。また、複数の候補拡大率のうち、乗員が通常時の設定として選択している候補拡大率が拡大率として維持されるため、乗員の利便性が向上する。
本開示の一態様に係るデジタルルームミラーでは、拡大率選択部は、車両の動作が停止された場合であっても、拡大率として選択した候補拡大率を維持してもよい。これによれば、例えば車両のイグニッションがオフにされた場合等においても改めて候補拡大率を設定し直す必要がない。また、複数の候補拡大率のうち、乗員が通常時の設定として選択している候補拡大率が拡大率として維持されるため、乗員の利便性が向上する。
本開示の一態様に係るデジタルルームミラーは、撮像画像取得部により取得された撮像画像を記憶する撮像画像記憶部を備えてもよい。これによれば、当該デジタルルームミラーをドライブレコーダとしても利用することが可能となる。
このように、本開示に係るデジタルルームミラーは、ディスプレイに表示される撮像画像を簡便な操作により所望の拡大率とすることができる。
図1は、第1実施形態に係るデジタルルームミラーが搭載された車両を模式的に示す図である。 図2は、デジタルルームミラーを示すブロック図である。 図3は、第1拡大率によりディスプレイに表示された撮像画像の一例を示す図である。 図4は、候補拡大率における拡大率の設定画面においてディスプレイに表示された撮像画像の一例を示す図である。 図5は、第2拡大率によりディスプレイに表示された撮像画像の一例を示す図である。 図6は、第2実施形態に係るデジタルルームミラーを示すブロック図である。 図7は、第3実施形態に係るデジタルルームミラーを示すブロック図である。 図8は、第4実施形態に係るデジタルルームミラーを示すブロック図である。
以下、図面を参照して例示的な実施形態について説明する。なお、各図における同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
[第1実施形態]
[全体構成]
図1は、第1実施形態に係るデジタルルームミラー100が搭載された車両Vを模式的に示す図である。図2は、デジタルルームミラー100を示すブロック図である。図3は、第1拡大率によりディスプレイ2に表示された撮像画像Pの一例を示す図である。図4は、候補拡大率における拡大率の設定画面においてディスプレイ2に表示された撮像画像Pの一例を示す図である。図5は、第2拡大率によりディスプレイ2に表示された撮像画像Pの一例を示す図である。図1~図5に示されるように、デジタルルームミラー100は、車両Vに搭載された撮像装置Cにより車両Vの外部が撮像された撮像画像Pをディスプレイ2に表示可能な装置である。ここでは車両Vとして乗用車が例示されているが、車両Vは例えばバス、トラック等といった乗用車以外のものであってもよい。デジタルルームミラー100は、車両Vに予め設けられたルームミラーであってもよく、車両Vに後付け可能であってもよい。
撮像装置Cは、車両Vに搭載され、車両Vの外部を撮像して撮像画像Pを取得可能な装置である。撮像装置Cは、取得した撮像画像Pをデジタルルームミラー100に有線又は無線により送信する。撮像装置Cは、例えば光学カメラであってもよい。撮像装置Cは、撮像画像Pを取得した直後に(すなわち、リアルタイムで)当該撮像画像Pをデジタルルームミラー100に送信する。
ここでは、撮像装置Cは、例えば車両Vの後部に設けられ、車両Vの後方を撮像する。この場合、デジタルルームミラー100は、車両Vの後方を撮像した撮像画像Pをディスプレイ2に表示することにより、車両Vの後方の状況を乗員に知得させる。図1において破線で示された扇状の領域Rは、撮像装置Cにより撮像画像Pとして撮像される領域の一例を模式的に示している。具体的には、領域Rは、後述する第1拡大率によりディスプレイ2に表示される撮像画像Pの領域に対応している(図3)。撮像装置Cは、いわゆる広角レンズを用いていてもよい。撮像装置Cは、例えば車両Vのリアガラスの上部に配置されている。なお、撮像装置Cは、車両Vの前部に設けられて車両Vの前方を撮像してもよく、車両Vの側部に設けられて車両Vの側方を撮像してもよい。撮像装置Cは、車両Vの車室外に設けられていてもよく、車室内に設けられていてもよい。撮像装置Cは、複数設けられて複数領域の撮像画像を取得してもよい。
「撮像画像」とは、撮像装置Cにより車両Vの外部が撮像された画像であり、具体的には、撮像装置Cにより車両Vの後方が撮像された画像である。撮像画像Pは、例えば従来の車両Vに設けられているルームミラーにより乗員(運転手)が視認可能な景色に対応した景色を表すものであってもよい。撮像画像Pは、ここでは動画(映像)であるが、静止画であってもよい。
デジタルルームミラー100は、コントローラ1及びディスプレイ2を備えている。コントローラ1は、デジタルルームミラー100の動作を制御する。ディスプレイ2は、撮像装置Cにより撮像された撮像画像Pを表示する。本実施形態においては、ディスプレイ2は、タッチパネルディスプレイとして構成されている。
まず、デジタルルームミラー100の物理的な構成について説明する。デジタルルームミラー100は、物理的な構成として制御演算装置、記憶装置、及び入出力装置を備えるコンピュータとして構成されており、撮像装置Cと有線又は無線通信可能である。制御演算装置は、例えばCPU(Central Processing Unit)等のコントローラ1として構成されており、演算処理を実行するとともに記憶装置及び入出力装置の制御を行う。記憶装置は、例えば主記憶装置及び補助記憶装置を有している。主記憶装置は、例えばRAM(Random Access Memory)により構成されている。また、補助記憶装置は、例えばROM(Read Only Memory)により構成されている。入出力装置は、例えば撮像装置C等といった外部からデータを入力されて記憶装置に送信する入力装置、及び、例えば制御演算装置により演算されて記憶装置に記憶された演算結果を後述するディスプレイ2等に出力する出力装置を有している。
デジタルルームミラー100は、例えば、ROMに記憶されているプログラムをRAMに読み込み、RAMに読み込まれたプログラムをCPUにより実行することにより、所定の処理を実行する。なお、デジタルルームミラー100は、物理的に、上述した構成とは異なる構成を備えていてもよい。
次に、デジタルルームミラー100の機能的な構成について説明する。デジタルルームミラー100(特に、デジタルルームミラー100のコントローラ1)は、機能的な構成として撮像画像取得部10、画像表示部11、拡大率設定受付部12、拡大率選択部13、及び撮像画像記憶部14を有している。
撮像画像取得部10は、撮像画像Pを取得する。より詳細には、撮像画像取得部10は、撮像装置Cにより撮像された撮像画像Pを、撮像装置Cとの間で通信を行うことにより撮像装置Cから受信する。撮像画像取得部10は、撮像装置Cにより撮像画像Pが取得された直後に当該撮像画像Pを受信する。
画像表示部11は、ディスプレイ2に画像を表示させる。具体的には、画像表示部11は、ディスプレイ2に表示させるべき画像に関する情報をディスプレイ2に入力することにより、ディスプレイ2に当該画像を表示させる。例えば、画像表示部11は、撮像画像取得部10により取得された撮像画像P、及び、各種のソフトウェアキーをディスプレイ2に表示させる。ここでは、画像表示部11は、撮像画像Pとして車両Vの後方の画像をディスプレイ2に表示させている。「ソフトウェアキー」とは、タッチパネルディスプレイ上に画像として表示される仮想的なボタンであり、当該ボタンが表示される位置の画面がタッチされた場合に当該ボタンが押下されたと認識される。
画像表示部11は、撮像画像取得部10により取得された撮像画像Pを、複数の候補拡大率を含む範囲の拡大率によりディスプレイ2に表示可能とされている。「拡大率」とは、撮像装置Cにより撮像された生データとしての撮像画像Pと比較して、ディスプレイ2に表示させる際に画像の縮尺を拡大(又は縮小)した割合を意味している。拡大率に関して、撮像画像Pをディスプレイ2の形状に合わせるために実行されるトリミングの処理は考慮しなくてもよい。
「候補拡大率」とは、デジタルルームミラー100が使用される際にディスプレイ2に表示される撮像画像Pの拡大率を意味している。デジタルルームミラー100は複数の候補拡大率を記憶しており、デジタルルームミラー100が使用される際には、これら複数の候補拡大率のうちのいずれかの拡大率で、ディスプレイ2に撮像画像Pが表示される。
候補拡大率は、複数個あればよい。つまり、候補拡大率は、2個であってもよく、3個以上であってもよい。本実施形態においては、候補拡大率は2個である。より詳細には、複数の候補拡大率のそれぞれは、第1拡大率、及び、第1拡大率よりも拡大率の大きい第2拡大率である。ここでは、第1拡大率は1倍である。つまり、画像表示部11は、撮像画像Pを第1拡大率によりディスプレイ2に表示する際には、撮像画像取得部10により取得された撮像画像Pの縮尺を拡大(又は縮小)せずに表示する。また、第2拡大率は第1拡大率よりも大きい値(すなわち、1倍よりも大きい倍率)であるため、画像表示部11は、撮像画像Pを第2拡大率によりディスプレイ2に表示する際には、撮像画像取得部10により取得された撮像画像Pの縮尺を拡大して表示する。
上述したように、画像表示部11は、複数の候補拡大率を含む範囲の拡大率により、撮像画像Pをディスプレイ2に表示可能である。換言すると、候補拡大率は、画像表示部11により撮像画像Pをディスプレイ2に表示可能な拡大率の下限と上限との間の値に設定される。画像表示部11は、後述する拡大率設定受付部12において拡大率が変動させられる際には、当該拡大率設定受付部12における拡大率の変動に追従して、撮像画像Pを当該拡大率によりディスプレイ2に表示する。したがって、乗員等のユーザは、撮像画像Pがディスプレイ2にどの程度拡大されて表示されるかを視認しながら、候補拡大率の拡大率を設定することができる。
また、上述したように、画像表示部11は、撮像画像Pに加えて各種のソフトウェアキーをディスプレイ2に表示可能である。ここでは、画像表示部11は、ソフトウェアキーを撮像画像Pに重畳させて表示させている(図3、図4、及び図5)。画像表示部11は、ソフトウェアキーを半透明として撮像画像Pのうち当該ソフトウェアキーに重畳される部分が透けて見えるように表示してもよい。あるいは、画像表示部11は、ソフトウェアキーを不透明として撮像画像Pのうち当該ソフトウェアキーに重畳される部分が透けて見えないように表示してもよい。
拡大率設定受付部12は、複数の候補拡大率のうち少なくともいずれかの拡大率の設定を受け付ける。ここでは、候補拡大率は第1拡大率及び第2拡大率の2個であり、第1拡大率は1倍に固定されていることから、拡大率設定受付部12は、第2拡大率の拡大率の設定を受け付ける。拡大率設定受付部12は、例えば画像表示部11によりディスプレイ2に表示されたソフトウェアキーの操作を介して、候補拡大率の拡大率の設定を受け付けてもよい。
拡大率設定受付部12は、拡大率の設定に際し、拡大率を連続又は不連続に変動可能である。つまり、乗員等のユーザは、例えば画像表示部11によりディスプレイ2に表示されたソフトウェアキーを操作して拡大率を連続又は不連続に変動させつつ、所望の拡大率となったときに拡大率を確定することで、拡大率を設定可能である。このとき、拡大率が連続又は不連続に変動される際には、上述したように、画像表示部11は、拡大率の変動に追従して撮像画像Pを当該拡大率によりディスプレイ2に表示する。なお、「拡大率を連続又は不連続に変動可能」とは、一例として、拡大率が1倍から5倍の範囲で連続的に変動可能であってもよく、1倍から5倍の範囲で1倍刻みに(すなわち、1倍、2倍、3倍、4倍、及び5倍というように)変動可能であってもよいことを意味している。
拡大率選択部13は、画像表示部11により撮像画像Pがディスプレイ2に表示される拡大率を複数の候補拡大率のいずれかから選択する。ここでは、候補拡大率は第1拡大率及び第2拡大率の2個であることから、拡大率選択部13は、画像表示部11により撮像画像Pがディスプレイ2に表示される拡大率を第1拡大率又は第2拡大率のいずれか一方とする。拡大率選択部13により拡大率が選択されると、画像表示部11によりディスプレイ2に表示される撮像画像Pの拡大率が、選択された拡大率に切り替わる。例えば、図3のように拡大率が1倍の第1拡大率である状態において、拡大率が2倍の第2拡大率が選択されると、図5のように2倍に拡大された撮像画像Pがディスプレイ2の表示に切り替わる。
拡大率選択部13は、拡大率変更指令を受け付けた場合に、受け付けた拡大率変更指令に応じた候補拡大率を拡大率として選択する。「拡大率変更指令」とは、画像表示部11によりディスプレイ2に表示される撮像画像Pの拡大率を、複数の候補拡大率のうちのいずれかの拡大率に切り換える指令(情報)である。より詳細には、拡大率変更指令とは、画像表示部11によりディスプレイ2に表示される撮像画像Pの拡大率を、現在選択されている候補拡大率とは異なる候補拡大率に切り換える指令である。ここでは、候補拡大率は第1拡大率及び第2拡大率の2個であることから、拡大率選択部13は、拡大率変更指令を受け付ける度に、第1拡大率と第2拡大率とを交互に選択する(拡大率を第1拡大率と第2拡大率とで交互に切り替える)。つまり、ここでは、拡大率変更指令は、拡大率として現在選択されている候補拡大率から、現在選択されていない候補拡大率に切り替える指令である。
拡大率変更指令は、例えば操作部3から入力される。操作部3は、デジタルルームミラー100に備えられ、車両Vの乗員により操作可能とされている。操作部3は、乗員により操作をされたことを契機として拡大率変更指令を拡大率選択部13に入力する。操作部3の具体的な態様は特に限定されないが、ここでは操作部3はボタンとして構成されている。より詳細には、操作部3は、タッチパネルディスプレイとして構成されたディスプレイ2に画像表示部11によって表示されるソフトウェアキーである。
操作部3は、乗員により単一の工程により完了する操作をされたことを契機として拡大率変更指令を拡大率選択部13に入力してもよい。「単一の工程により完了する」とは、複数の操作を必要としないことを意味している。ここでは、操作部3は、乗員によりボタン(ソフトウェアキー)を一度押下する操作をされただけで、拡大変更指令を拡大率選択部13に入力する。換言すると、操作部3は、ボタンを押下するというワンタッチの操作により、拡大変更指令を拡大率選択部13に入力可能とされている。
拡大率選択部13は、デジタルルームミラー100の動作が停止された場合であっても、拡大率として選択した候補拡大率を維持する。具体的には、拡大率選択部13は、例えばデジタルルームミラー100の電源が切られた場合等においても、拡大率として選択した候補拡大率を記憶している。そして、再度デジタルルームミラー100の電源が入れられた場合に、最後に選択されていた候補拡大率が拡大率として選択された状態となる。また、拡大率選択部13は、車両Vの動作が停止された場合であっても、拡大率として選択した候補拡大率を維持する。具体的には、拡大率選択部13は、例えば車両Vのイグニッションがオフにされた場合等においても、拡大率として選択した候補拡大率を記憶している。そして、再度イグニッションがオンにされた場合に、最後に選択されていた候補拡大率が拡大率として選択された状態となる。
撮像画像記憶部14は、撮像画像取得部10により取得された撮像画像Pを記憶する。撮像画像記憶部14は、過去の所定時間にわたる撮像画像Pを記憶してもよく、その場合、当該所定時間よりも前の撮像画像Pは記憶が解除(消去)されてもよい。撮像画像記憶部14は、デジタルルームミラー100に設けられた記憶装置を用いて撮像画像Pを記憶してもよく、デジタルルームミラー100の外部に接続された記憶装置に撮像画像Pを記憶させてもよい。撮像画像記憶部14により記憶された撮像画像Pは、所定の装置を用いて読み出し可能とされている。
ここで、図3~図5を参照して、ディスプレイ2に表示される撮像画像P及びソフトウェアキーについて説明する。
図3に示される撮像画像Pでは、拡大率が1倍の第1拡大率が拡大率として選択されている。なお、図3の撮像画像Pに破線で示されている矩形枠は、図5に示される撮像画像Pにおいて表示される領域を説明するためのものであり、実際にはディスプレイ2には表示されない。
図3には、ソフトウェアキーとして、撮像画像Pの上部に表示された第1ソフトウェアキーSK1、及び、撮像画像Pの下部に表示された第2ソフトウェアキーSK2が示されている。
第1ソフトウェアキーSK1は、撮像画像Pの表示の明るさ(例えば、画面の輝度)を調節するためのソフトウェアキーである。第1ソフトウェアキーSK1は、横方向のスライダにより構成されている。
第2ソフトウェアキーSK2は、右側から順に、「拡大率切り替えボタン」「上書きロックボタン」「静止画撮影ボタン」「前後切り換えボタン」「録画開始/停止ボタン」「再生ボタン」「設定ボタン」である。「拡大率切り替えボタン」は、ソフトウェアキーとして構成された操作部3であり、押下される度に、ディスプレイ2に撮像画像Pが表示される拡大率が候補拡大率の中で順次切り替わる。ここでは、図3に示される撮像画像Pにおいては拡大率として1倍の第1拡大率が選択されており、第2ソフトウェアキーSK2の「拡大率切り替えボタン」が押下されると、拡大率が第1拡大率よりも大きい第2拡大率が撮像画像Pの拡大率として選択される。このため、図3においては、第2ソフトウェアキーSK2の「拡大率切り替えボタン」として、拡大率のより小さい第1拡大率が選択されていることを示唆するアイコン(図5に示されるようなプラスの符号が付されていない虫眼鏡のアイコン)が採用されている。
「上書きロックボタン」は、撮像画像記憶部14により記憶された撮像画像Pが消去されないようにするためのボタンである。「前後切り換えボタン」は、撮像装置Cが車両Vの前方及び後方に設けられている場合に、ディスプレイ2に表示させる撮像画像Pを車両V前方の画像と車両V後方の画像とで切り換えるためのボタンである。「録画開始/停止ボタン」は、撮像画像記憶部14により撮像画像Pを記憶することを開始/停止するためのボタンである。なお、デジタルルームミラー100は、「録画開始/停止ボタン」が操作されなくても自動的に撮像画像記憶部14により撮像画像Pを記憶する。「再生ボタン」は、撮像画像記憶部14により記憶された撮像画像Pをディスプレイ2において再生するためのボタンである。「設定ボタン」は、デジタルルームミラー100の各種設定を行うためのボタンである。「設定ボタン」を押下して所定の操作を実行することにより、図4に示される表示画面がディスプレイ2に表示され、拡大率設定受付部12による拡大率の設定の受け付けが可能となる。これらの各ボタンのうち、操作不能な状態にあるボタンはグレー等の異なる色で表示されてもよい。
図4に示される表示画面では、撮像画像Pの右上部に第3ソフトウェアキーSK3が表示されている。図4に示される表示画面は、図3又は図5に示される表示画面において「設定ボタン」が押下されるとともに所定の操作が実行されることによりディスプレイ2に表示される。第3ソフトウェアキーSK3は、対象とされる候補拡大率の拡大率を連続又は不連続に変動させるボタンである。ここでは、第3ソフトウェアキーSK3はプラス及びマイナスのボタンから構成されており、プラスのボタンが押下されると拡大率が不連続に大きくなり、マイナスのボタンが押下されると拡大率が不連続に小さくなる。第3ソフトウェアキーSK3が操作されて拡大率が変動すると、その拡大率の変動に追従して、ディスプレイ2に撮像画像Pが表示される拡大率が変動する。その後、例えば確定ボタン又は戻るボタン(不図示)等が操作されることにより、拡大率が確定する。
図5に示される撮像画像Pでは、拡大率が2倍の第2拡大率が拡大率として選択されており、図3の撮像画像Pに破線で示されている矩形枠の領域が拡大して表示されている。これにより、乗員は当該矩形枠内の様子を詳細に観察することが可能となる。なお、図5のディスプレイ2の表示においても、ソフトウェアキーについては図3のディスプレイ2の表示と概ね同様である。
ただし、図5に示される撮像画像Pにおいては拡大率として第2拡大率が選択されており、第2ソフトウェアキーSK2の「拡大率切り替えボタン」が押下されると、拡大率が第2拡大率よりも小さい第1拡大率が撮像画像Pの拡大率として選択される。このため、図5においては、第2ソフトウェアキーSK2の「拡大率切り替えボタン」として、拡大率のより大きい第2拡大率が選択されていることを示唆するアイコン(プラスの符号が付されている虫眼鏡のアイコン)が採用されている。このように、図3と図5とのそれぞれに示される撮像画像Pにおいては「拡大率切り替えボタン」として採用されているアイコンが互いに異なるため、当該アイコンを見ることにより現在の拡大率が第1拡大率であるか第2拡大率であるかを容易に判別可能となっている。
[作用及び効果]
以上説明したように、デジタルルームミラー100は、車両Vに搭載された撮像装置Cにより車両Vの外部が撮像された撮像画像Pをディスプレイ2に表示可能なデジタルルームミラー100であって、撮像画像Pを取得する撮像画像取得部10と、撮像画像取得部10により取得された撮像画像Pを、複数の候補拡大率を含む範囲の拡大率によりディスプレイ2に表示可能な画像表示部11と、複数の候補拡大率のうち少なくともいずれかの拡大率の設定を受け付ける拡大率設定受付部12と、画像表示部11により撮像画像Pがディスプレイ2に表示される拡大率を複数の候補拡大率のいずれかから選択する拡大率選択部13と、を備え、拡大率選択部13は、拡大率変更指令を受け付けた場合に、受け付けた拡大率変更指令に応じた候補拡大率を拡大率として選択する。
このデジタルルームミラー100によれば、取得した撮像画像Pを複数の候補拡大率のいずれかの拡大率でディスプレイ2に表示させる。このとき、複数の候補拡大率のうち少なくともいずれかの拡大率は予め設定可能である。そして、拡大率変更指令を受け付けたことを契機として、複数の候補拡大率のいずれかから選択された拡大率で撮像画像Pがディスプレイ2に表示される。このように、拡大率変更指令を受け付けるだけで予め設定した候補拡大率で撮像画像Pをディスプレイ2に表示可能となる。よって、ディスプレイ2に表示される撮像画像Pを簡便な操作により所望の拡大率とすることができる。
デジタルルームミラー100では、撮像画像Pは、車両Vの後方が撮像された画像である。これによれば、後方確認用のバックミラーとして機能するデジタルルームミラー100を実現することができる。
デジタルルームミラー100では、拡大率設定受付部12は、拡大率の設定に際し、拡大率を連続又は不連続に変動可能であり、画像表示部11は、拡大率設定受付部12における拡大率の変動に追従して、撮像画像Pを当該拡大率によりディスプレイ2に表示する。これによれば、変動する拡大率で表示される撮像画像Pをディスプレイ2上で確認しながら候補拡大率を所望の拡大率に設定可能となる。
デジタルルームミラー100は、車両Vの乗員により操作可能であり、乗員により操作をされたことを契機として拡大率変更指令を拡大率選択部13に入力する操作部3を備えている。これによれば、乗員が操作部3を操作して拡大率変更指令を拡大率選択部13に入力したことを契機として拡大率が変更されるため、乗員の所望のタイミングで拡大率を変更することが可能となる。
デジタルルームミラー100では、操作部3は、乗員により単一の工程により完了する操作をされたことを契機として拡大率変更指令を拡大率選択部13に入力する。これによれば、乗員は単一の工程、例えばワンタッチで、撮像画像Pを所望の拡大率とすることが可能となる。したがって、ディスプレイ2に表示される撮像画像Pを特に簡便な操作により所望の拡大率とすることができる。
デジタルルームミラー100では、操作部3は、ボタンである。これによれば、ディスプレイ2に表示される撮像画像Pを所望の拡大率とする操作が行いやすくなり、利便性が向上する。
デジタルルームミラー100では、操作部3は、タッチパネルディスプレイとして構成されたディスプレイ2に表示されるソフトウェアキーであり、画像表示部11は、ソフトウェアキーをディスプレイ2に表示可能である。これによれば、ハードウェアキーを設けなくてもよいため、製造が容易となり且つ製造コストが低減される。
デジタルルームミラー100では、複数の候補拡大率のそれぞれは、第1拡大率、及び、第1拡大率よりも拡大率の大きい第2拡大率である。これによれば、撮像画像Pがディスプレイ2に表示される際の拡大率を、例えば車両の外部を広範に視認したい場合用の第1拡大率、及び、車両の外部をより詳細に視認したい場合用の第2拡大率の二択とすることができる。このため、拡大率が一方の候補拡大率とされている状態において拡大率変更指令が入力されることにより、より確実に他方の候補拡大率に変更することが可能となる。よって、ディスプレイ2に表示される撮像画像Pを、より一層簡便な操作により所望の拡大率とすることができる。
デジタルルームミラー100では、第1拡大率は、1倍であり、拡大率設定受付部12は、第2拡大率の拡大率の設定を受け付ける。これによれば、第2拡大率として車両の外部をより詳細に視認したい場合用の拡大率を設定可能とするとともに、第1拡大率については乗員等による設定が不要となるため、乗員の手間を省くことが可能となる。
デジタルルームミラー100では、拡大率選択部13は、拡大率変更指令を受け付ける度に、第1拡大率と第2拡大率とを交互に選択する。これによれば、拡大率変更指令が拡大率選択部13に入力される度に交互に第1拡大率と第2拡大率とが入れ替わるため、ディスプレイ2に表示される撮像画像Pを、より一層簡便な操作により所望の拡大率とすることができる。
デジタルルームミラー100では、拡大率選択部13は、当該デジタルルームミラー100の動作が停止された場合であっても、拡大率として選択した候補拡大率を維持する。これによれば、例えばデジタルルームミラー100の電源が切られた場合等においても改めて候補拡大率を設定し直す必要がない。また、複数の候補拡大率のうち、乗員が通常時の設定として選択している候補拡大率が拡大率として維持されるため、乗員の利便性が向上する。
デジタルルームミラー100では、拡大率選択部13は、車両Vの動作が停止された場合であっても、拡大率として選択した候補拡大率を維持する。これによれば、例えば車両Vのイグニッションがオフにされた場合等においても改めて候補拡大率を設定し直す必要がない。また、複数の候補拡大率のうち、乗員が通常時の設定として選択している候補拡大率が拡大率として維持されるため、乗員の利便性が向上する。
デジタルルームミラー100は、撮像画像取得部10により取得された撮像画像Pを記憶する撮像画像記憶部14を備えている。これによれば、当該デジタルルームミラー100をドライブレコーダとしても利用することが可能となる。
[第2実施形態]
第2実施形態に係るデジタルルームミラー100Aについて説明する。図6は、第2実施形態に係るデジタルルームミラー100Aを示すブロック図である。図6に示されるように、第2実施形態に係るデジタルルームミラー100Aは、第1実施形態に係るデジタルルームミラー100と比較して、操作部3Aの態様において主に相違しており、その他の点において同様である。以下、第2実施形態に係るデジタルルームミラー100Aについて、第1実施形態に係るデジタルルームミラー100と相違する点を説明する。
第2実施形態に係るデジタルルームミラー100Aにおいては、操作部3Aは、ボタンであり、具体的にはデジタルルームミラー100Aに設けられたハードウェアキーである。「ハードウェアキー」とは、物理的に構成された実体的なボタンであり、いわゆる物理キーである。ハードウェアキーは、所定の圧力以上で実際に押し込まれた場合に当該ボタンが押下されたと認識される。操作部3Aは、例えばデジタルルームミラー100Aの外形を形成する筐体に設けられていてもよく、デジタルルームミラー100Aの本体部とは離間した位置に設けられていてもよい。このように構成されたデジタルルームミラー100Aにおいては、ディスプレイ2Aはソフトウェアキーとしての操作部3を表示しなくてもよく、操作部3を表示してもよい。
以上説明したように、デジタルルームミラー100Aでは、操作部3Aは、当該デジタルルームミラー100Aに設けられたハードウェアキーである。これによれば、操作感を向上させやすい。
[第3実施形態]
第3実施形態に係るデジタルルームミラー100Bについて説明する。図7は、第3実施形態に係るデジタルルームミラー100Bを示すブロック図である。図7に示されるように、第3実施形態に係るデジタルルームミラー100Bは、第1実施形態に係るデジタルルームミラー100と比較して、操作部3を備えていない代わりに収音部4Bを備えている点において主に相違しており、その他の点において同様である。以下、第3実施形態に係るデジタルルームミラー100Bについて、第1実施形態に係るデジタルルームミラー100と相違する点を説明する。
第3実施形態に係るデジタルルームミラー100Bは、収音部4Bを備えている。収音部4Bは、車両Vの乗員により発せられる音声を収音可能であり、乗員により発せられた特定の音声を収音したことを契機として拡大率変更指令を拡大率選択部13に入力する装置である。収音部4Bは、例えば乗員により発せられた「拡大」「縮小」「拡大率変更」等の特定の音声を収音したことを契機として拡大率変更指令を拡大率選択部13に入力してもよい。収音部4Bは、具体的には、マイク等の収音装置、及び、当該収音装置により収音された音声の音声データを処理する情報処理装置により構成されていてもよい。この場合、収音装置と情報処理装置とは一体として構成されていてもよく、それぞれ別個に構成されるとともに互いに有線又は無線により通信してもよい。このように構成されたデジタルルームミラー100Bにおいては、ディスプレイ2Bはソフトウェアキーとしての操作部3を表示しなくてもよく、操作部3を表示してもよい。
以上説明したように、デジタルルームミラー100Bは、車両Vの乗員により発せられる音声を収音可能であり、乗員により発せられた特定の音声を収音したことを契機として拡大率変更指令を拡大率選択部13に入力する収音部4Bを備えている。これによれば、例えば乗員の発声によりディスプレイ2に表示される撮像画像Pを所望の拡大率とすることが可能となるため、利便性が向上する。
[第4実施形態]
第4実施形態に係るデジタルルームミラー100Cについて説明する。図8は、第4実施形態に係るデジタルルームミラー100Cを示すブロック図である。図8に示されるように、第4実施形態に係るデジタルルームミラー100Cは、第1実施形態に係るデジタルルームミラー100と比較して、操作部3を備えていない代わりにシフトポジション検知部5Cを備えている点において主に相違しており、その他の点において同様である。以下、第4実施形態に係るデジタルルームミラー100Cについて、第1実施形態に係るデジタルルームミラー100と相違する点を説明する。
第4実施形態に係るデジタルルームミラー100Cは、シフトポジション検知部5Cを備えている。シフトポジション検知部5Cは、車両Vのシフトポジションを検知可能であり、シフトポジションが特定の状態とされたことを契機として拡大率変更指令を拡大率選択部13に入力する装置である。ここで、「シフトポジション」とは、車両Vに設けられた変速機において選択されているレンジである。シフトポジションは、変速機がステップATである場合、CVTである場合、MTである場合等の相違に応じて、また、自動車メーカごとに、種々の呼称が存在し得る。ただし、シフトポジションは、概ね共通する概念として、ニュートラル、前進、及び後退の状態を有していてもよい。シフトポジション検知部5Cは、シフトポジションが後退の状態と後退以外の状態との間で変更されたことを契機として拡大率変更指令を拡大率選択部に入力してもよい。
具体的には、シフトポジション検知部5Cは、シフトポジションがニュートラル又は前進の状態から後退の状態に変更されたことを契機として拡大率変更指令を拡大率選択部13に入力してもよい。例えば、シフトポジション検知部5Cは、シフトポジションがニュートラル又は前進の状態から後退の状態に変更されたことを契機として、拡大率を第2拡大率から第1拡大率に切り替えるように、拡大率変更指令を拡大率選択部13に入力してもよい。つまり、デジタルルームミラー100Cは、車両Vの後退時には、ディスプレイ2に表示される撮像画像Pを拡大しない(拡大率を下げる)ことで、より広範囲の領域をディスプレイ2に表示させてもよい。
また、シフトポジション検知部5Cは、シフトポジションが後退の状態からニュートラル又は前進の状態に変更されたことを契機として拡大率変更指令を拡大率選択部13に入力してもよい。例えば、シフトポジション検知部5Cは、シフトポジションが後退の状態からニュートラル又は前進の状態に変更されたことを契機として、拡大率を第1拡大率から第2拡大率に切り替えるように、拡大率変更指令を拡大率選択部13に入力してもよい。つまり、デジタルルームミラー100Cは、車両Vの前進時等には、ディスプレイ2に表示される撮像画像Pを拡大する(拡大率を上げる)ことで、乗員の好みに応じた画角の景色、あるいは、従来の車両Vに設けられているルームミラーにより視認される景色に近似した画角の景色を、ディスプレイ2に表示させてもよい。
以上説明したように、デジタルルームミラー100Cは、車両Vのシフトポジションを検知可能であり、シフトポジションが特定の状態とされたことを契機として拡大率変更指令を拡大率選択部13に入力するシフトポジション検知部5Cを備えている。これによれば、シフトポジションに応じて撮像画像Pの拡大率を好適に変更することが可能となる。
デジタルルームミラー100Cでは、シフトポジション検知部5Cは、シフトポジションが後退の状態と後退以外の状態との間で変更されたことを契機として拡大率変更指令を拡大率選択部13に入力する。車両Vの後退時には、前進時等とは異なる拡大率で撮像画像Pを表示したい場合がある。したがって、これによれば、車両Vの後退時に撮像画像Pの拡大率を好適に変更することが可能となる。
[変形形態]
上述した各実施形態は、当業者の知識に基づいて変更又は改良が施された様々な形態により実施可能である。
例えば、上述した各実施形態に記載されている個々の構成の一部を適宜組み合わせて実施してもよい。
また、上述した各実施形態において、ディスプレイ2,2A,2B,2Cはタッチパネルディスプレイとして構成されており、ソフトウェアキー表示される。しかし、ディスプレイ2,2A,2B,2Cはタッチパネルディスプレイとして構成されていなくてもよい。この場合、ソフトウェアキーは、全てハードウェアキーにより代替されてもよく、あるいは、例えばカーナビゲーションシステム等として別途設けられたタッチパネルディスプレイ上に表示されてもよい。
また、上述した各実施形態において、拡大率の設定に際して、拡大率設定受付部12が拡大率を連続又は不連続に変動させると、画像表示部11は、拡大率の変動に追従して撮像画像Pを当該拡大率によりディスプレイ2,2A,2B,2Cに表示する。しかし、画像表示部11は、拡大率の変動に追従して撮像画像Pを当該拡大率によりディスプレイ2,2A,2B,2Cに表示しなくてもよい。例えば、拡大率設定受付部12は単に拡大率を数字で入力され、当該拡大率が確定した後に、画像表示部11は撮像画像Pを当該拡大率によりディスプレイ2,2A,2B,2Cに表示してもよい。
1 コントローラ
2,2A,2B,2C ディスプレイ
3,3A 操作部
4B 収音部
5C シフトポジション検知部
10 撮像画像取得部
11 画像表示部
12 拡大率設定受付部
13 拡大率選択部
14 撮像画像記憶部
100,100A,100B,100C デジタルルームミラー
C 撮像装置
P 撮像画像
V 車両

Claims (17)

  1. 車両に搭載された撮像装置により前記車両の外部が撮像された撮像画像をディスプレイに表示可能なデジタルルームミラーであって、
    前記撮像画像を取得する撮像画像取得部と、
    前記撮像画像取得部により取得された前記撮像画像を、複数の候補拡大率を含む範囲の拡大率により前記ディスプレイに表示可能な画像表示部と、
    複数の前記候補拡大率のうち少なくともいずれかの前記拡大率の設定を受け付ける拡大率設定受付部と、
    前記画像表示部により前記撮像画像が前記ディスプレイに表示される前記拡大率を複数の前記候補拡大率のいずれかから選択する拡大率選択部と、を備え、
    前記拡大率選択部は、拡大率変更指令を受け付けた場合に、受け付けた前記拡大率変更指令に応じた前記候補拡大率を前記拡大率として選択する、デジタルルームミラー。
  2. 前記撮像画像は、前記車両の後方が撮像された画像である、請求項1に記載のデジタルルームミラー。
  3. 前記拡大率設定受付部は、前記拡大率の設定に際し、前記拡大率を連続又は不連続に変動可能であり、
    前記画像表示部は、前記拡大率設定受付部における前記拡大率の変動に追従して、前記撮像画像を当該拡大率により前記ディスプレイに表示する、請求項1又は2に記載のデジタルルームミラー。
  4. 前記車両の乗員により操作可能であり、前記乗員により操作をされたことを契機として前記拡大率変更指令を前記拡大率選択部に入力する操作部を備える、請求項1~3のいずれか一項に記載のデジタルルームミラー。
  5. 前記操作部は、前記乗員により単一の工程により完了する前記操作をされたことを契機として前記拡大率変更指令を前記拡大率選択部に入力する、請求項4に記載のデジタルルームミラー。
  6. 前記操作部は、ボタンである、請求項4又は5に記載のデジタルルームミラー。
  7. 前記操作部は、タッチパネルディスプレイとして構成された前記ディスプレイに表示されるソフトウェアキーであり、
    前記画像表示部は、前記ソフトウェアキーを前記ディスプレイに表示可能である、請求項6に記載のデジタルルームミラー。
  8. 前記操作部は、当該デジタルルームミラーに設けられたハードウェアキーである、請求項6に記載のデジタルルームミラー。
  9. 前記車両の乗員により発せられる音声を収音可能であり、前記乗員により発せられた特定の前記音声を収音したことを契機として前記拡大率変更指令を前記拡大率選択部に入力する収音部を備える、請求項1~3のいずれか一項に記載のデジタルルームミラー。
  10. 前記車両のシフトポジションを検知可能であり、前記シフトポジションが特定の状態とされたことを契機として前記拡大率変更指令を前記拡大率選択部に入力するシフトポジション検知部を備える、請求項1~3のいずれか一項に記載のデジタルルームミラー。
  11. 前記シフトポジション検知部は、前記シフトポジションが後退の状態と後退以外の状態との間で変更されたことを契機として前記拡大率変更指令を前記拡大率選択部に入力する、請求項10に記載のデジタルルームミラー。
  12. 複数の前記候補拡大率のそれぞれは、第1拡大率、及び、前記第1拡大率よりも前記拡大率の大きい第2拡大率である、請求項1~11のいずれか一項に記載のデジタルルームミラー。
  13. 前記第1拡大率は、1倍であり、
    前記拡大率設定受付部は、前記第2拡大率の前記拡大率の設定を受け付ける、請求項12に記載のデジタルルームミラー。
  14. 前記拡大率選択部は、前記拡大率変更指令を受け付ける度に、前記第1拡大率と前記第2拡大率とを交互に選択する、請求項12又は13に記載のデジタルルームミラー。
  15. 前記拡大率選択部は、当該デジタルルームミラーの動作が停止された場合であっても、前記拡大率として選択した前記候補拡大率を維持する、請求項1~14のいずれか一項に記載のデジタルルームミラー。
  16. 前記拡大率選択部は、前記車両の動作が停止された場合であっても、前記拡大率として選択した前記候補拡大率を維持する、請求項1~15のいずれか一項に記載のデジタルルームミラー。
  17. 前記撮像画像取得部により取得された前記撮像画像を記憶する撮像画像記憶部を備える、請求項1~16のいずれか一項に記載のデジタルルームミラー。
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