JP2023028710A - コンバイン - Google Patents

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大輔 舟木
Daisuke Funaki
裕司 山下
Yuji Yamashita
敦紀 森
Atsunori Mori
忠光 森広
Tadamitsu Morihiro
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Abstract

【課題】前記操縦部と前記穀粒タンクとの間に形成されるスペースに前記排ガス浄化装置を配置したコンバインにおいて、前記排ガス浄化装置の近傍で前記エンジンの熱が籠ることを効率的に防止するとともに、前記排ガス浄化装置をスペース効率良く配置して前記穀粒タンクの容量をより大きくすることができるコンバインを提供することを課題とする。【解決手段】走行機体と、操縦部と、穀粒タンクと、エンジンを収容するエンジンルームと、排ガス浄化装置とを備え、前記エンジンルームは、前記座席の下方側から後方側に亘って形成され、前記排ガス浄化装置は、側面視で前記座席の背後側で且つ前記エンジンの後方側に突出するように設けられ、前記エンジンルームの後壁は、下部側を前方に向けて凹設した凹部が形成され、前記穀粒タンクは、下部側を前方に向けて突設した凸部が形成され、前記エンジンルームの後壁は、上部側に排気部が設けられた。【選択図】図5

Description

本発明は、キャビンとグレンタンクとの間にエンジンルームを有するコンバインに関する。
走行機体と、前記走行機体の左右一方側に配置された操縦部と、前記操縦部の後方に配置された穀粒タンクと、前記操縦部の座席下方側から後方側に亘って形成されたエンジンルームと、前記エンジンルームに載置されたエンジンの後方に排ガス浄化装置が配置された特許文献1及び2に記載のコンバインが従来公知である。
上記文献のコンバインによれば、前記排ガス浄化装置を側面視で前記エンジンの後方側にまとめてコンパクトに配置することができるものであるが、前記操縦部と前記穀粒タンクとの間に前記排ガス浄化装置を設置するためのスペースを広くとる必要があるため、前記穀粒タンクのスペースを圧迫する他、前記エンジンルーム内に熱気が籠り易く、前記排ガス浄化装置の近傍に配置されたセンサ類が故障する場合があり得るという課題があった。
特開2015-128374号公報 特開2016-7903号公報
本発明は、前記排ガス浄化装置を前記操縦部と前記穀粒タンクとの間に形成されるスペースに配置したコンバインにおいて、前記排ガス浄化装置の近傍で前記エンジンの熱が籠ることを効率的に防止するとともに、前記排ガス浄化装置をスペース効率良く配置して前記穀粒タンクの設置スペースを確保してタンク容量をより大きくすることができるコンバインを提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本願発明は第1に、走行機体と、前記走行機体の左右一方側に配置された操縦部と、前記操縦部の後方に配置された穀粒タンクと、前記操縦部の座席下方側に載置されたエンジンを収容するエンジンルームと、前記エンジンの左右外側から左右内側に向けて送風するファンと、前記エンジンルーム内に設置された排ガス浄化装置とを備え、前記エンジンルームは、前後壁と、外側壁と、天板とを有し、前記座席の下方側から後方側に亘って形成され、前記排ガス浄化装置は、前記エンジンの上方側で且つ前記座席と前記穀粒タンクとの間のスペースに設置されるとともに、側面視で前記座席の背後側で且つ前記エンジンの後方側に突出するように設けられ、前記エンジンルームの後壁は、前記排ガス浄化装置と相対する部分より下方側を前方に向けて凹設した凹部が形成され、前記穀粒タンクは、側面視で前記排ガス浄化装置と相対する部分より下方側を前方に向けて突設した凸部が形成され、前記エンジンルームの後壁は、前記排ガス浄化装置と相対する部分に排気部が設けられたことを特徴としている。
第2に、前記穀粒タンクの左右外側の外壁部を、前記穀粒タンクの前壁部よりも前方側に延設したことを特徴としている。
第3に、前記排ガス浄化装置は、長手方向が左右方向となるように配置したことを特徴としている。
第4に、前記排気部を前記走行機体の左右内側に寄せて設けたことを特徴としている。
第5に、前記エンジンルーム内に、前記ファンによって送風された冷却風を前記排ガス浄化装置側へと案内する導風体を設けたことを特徴としている。
前記排ガス浄化装置を、側面視で前記座席の背後側で且つ前記エンジンより後方に突出するようにして配置したことにより、前記排ガス浄化装置がエンジンルーム内に配置されて藁屑等が堆積することを防止できるとともに、該排ガス浄化装置が前記エンジンのメンテナンス作業の邪魔になることを防止することができる。また、前記エンジンルームの後部下部側を前方に凹設し、対向面となる前記穀粒タンクの下部側を前方に突設したことにより、前記排ガス浄化装置がエンジンルーム内前記穀粒タンクの容量をより大きくとることができる他、前記排気部によって、前記エンジンルーム内に熱が籠ることによって前記排ガス浄化装置近傍のセンサ類に異常が生じることを効率的に防止できる。
また、前記穀粒タンクの左右外側の外壁部を、前記穀粒タンクの前壁部よりも前方側に延設したものによれば、前記排気部から排出された熱が前記エンジンルームの外側に漏れて前記エンジンルーム左右外側のファン吸気側に向かうことを防止できる。
また、前記排ガス浄化装置は、長手方向が左右方向となるように配置したものによれば、前記排ガス浄化装置の前後方向をよりコンパクトに構成することで前記穀粒タンクの前後幅をより長く形成可能とし、前記穀粒タンクの容量減少を抑制することができる。
また、前記排気部を前記走行機体の左右内側に寄せて設けたものによれば、前記排気部から排出された熱が前記エンジンルームの左右外側のファン吸気側に流入することを効率的に防止できる。
なお、前記エンジンルーム内に、前記ファンによって送風された冷却風を前記排ガス浄化装置側へと案内する導風体を設けたものによれば、前記排ガス浄化装置近傍に設けたセンサ類の周辺に熱が籠ることによる影響を受けたり故障したりする事態を減らすことができる。
本発明を適用した自脱式コンバインの平面図である。 本発明を適用した自脱式コンバインの側面図である。 操縦部とエンジンルームを示した要部側断面図である。 エンジンルームを示した背面図である。 エンジンルームの背面側を示した要部後方斜視図である。 排気部の別実施例を示した要部背面図である。
図1及び図2は、本発明を適用した自脱式コンバインの平面図及び側面図である。図示するコンバインは、左右一対のクローラ式走行装置1,1を有する走行機体2と、該走行機体2の前部に昇降可能に連結された刈取部3とを備えている。
前記刈取部3は、前記走行機体2の前進走行中に、左右に往復作動することによって圃場の穀稈を刈取るレシプロ式の刈刃と、前記刈刃によって刈取られた刈取穀稈を前記脱穀装置側まで後方搬送する搬送装置6とを備え、該刈取穀稈を前記走行機体2側に設けられた脱穀装置7まで後方搬送するように構成されている。
前記走行機体2は、左右のクローラ式走行装置1,1に支持される機体フレーム8を有し、該機体フレーム8上には、オペレータが乗込むキャビン9と、穀粒を貯留するグレンタンク11と、前記脱穀装置7とが設置されている。前記脱穀装置7は、前記走行機体2の左部(進行方向左側、以下単に左)に配置され、前記グレンタンク11は、前記走行機体2の右部(進行方向右側、以下単に右)に配置され、前記キャビン9は、前記グレンタンクの前方に配置されている。
前記キャビン9は、ルーフによって前記機体フレーム8上に設置された操縦部13の上方をカバーするとともに、前記操縦部の四方を透明なパネルによって囲繞することにより構成されている。また、前記キャビン9は、その右側面側には出入口が開口形成され、この出入口には開閉可能な開閉扉12が設けられている(図2等参照)。
また、前記操縦部13(キャビン9内)は、オペレータが着座する座席13と、前記座席13の前方下面側のフロアステップ15と、前記座席13の前方に配置されて前記刈取部3の昇降操作や前記走行機体2の旋回操作を行うステアリングレバー(図示しない)と、前記走行機体3の前後進走行を切換える前後進切換レバー(図示しない)とを有し、オペレータがキャビン9内に乗込むことによって各種操作を行うことができる。
ちなみに、前記キャビン9と該キャビン9の後方に配置された前記グレンタンク11との間のスペースにはエンジンルームが形成されており、該エンジンルームには、エンジン10と、前記エンジン10に空気を供給する吸気管16と、前記吸気管16から前記エンジン10に供給される空気中の不純物を除去するエアクリーナ17と、前記エンジン10から排出される排ガスを浄化する浄化装置33,34と、該浄化装置33,34から排出される排ガスを機外に排出する排気管19とが収容されている。該エンジンルームの具体的な配置構成については後述する。
前記脱穀装置7は、前記刈取部3の搬送装置6によって後方搬送された刈取穀稈を受取って脱穀・選別処理を行うことができる。前記脱穀装置7によって脱穀処理されて排藁となった穀稈は、排藁搬送体(図示しない)によって前記走行機体2の後端部に配置された後処理部21まで後方搬送され、そのまま機外へと排出されるか、或いは前記後処理部21によって切断処理した後に機外へと排出される。
また、前記脱穀装置7は、刈取穀稈から脱粒(脱穀処理)した処理物は、藁屑等の排出物と籾等の穀粒とに選別する。該脱穀装置7によって選別された排出物は、前記脱穀装置7(走行機体2)の後端から機外へと排出される一方で、選別された穀粒は、前記グレンタンク11内へと搬送されることによって該グレンタンク11内に貯留される。
前記グレンタンク11は、前記脱穀装置7によって脱穀・選別処理された穀粒を貯留することができるとともに、前記走行機体2の穀端部側から延設されたオーガ22を介して、内部に貯めた穀粒を機外に排出することができるように構成されている。
なお、前記グレンタンク11は、その前端側の形状を前記エンジンルーム20の形状に応じて下部側が前方に向けて突設される他、前記エンジンルーム20から排出される排気が機体の左右外側に漏れることを防止するための延設体11Aが設けられている(図2参照)。詳細については後述する。
前記オーガ22は、前記グレンタンク11の後部に配置された上下方向の縦筒23と、該縦筒23の上端側を基端部として該基端部から先端部に向かって一直線状に延設された排出筒24と、該排出管24の先端側に設けられて搬送された穀粒を排出する穀粒排出口(吐出口)26とを有している。
該オーガ22は、前記排出筒24がその基端部側を支点として全体が上下揺動(昇降)可能に構成されるとともに、前記縦筒23を軸として左右揺動(左右旋回)可能となるように構成されている。これにより、前記オーガ22は、前記排出筒24を昇降・旋回作動することによって前記排出部26の平面位置及び高さ位置を自由に調整し、状況や用途に応じて前記排出部26を介した穀粒の排出位置(箇所)を適宜変更・調整することができる。
次に、図1乃至5に基づいて、前記エンジンルームの構成について説明する。図3は、操縦部とエンジンルームを示した要部側断面図である。
前記エンジンルーム20は、前記キャビン9と、前記グレンタンク11との間のスペースに形成されており、前記キャビン9の後面側に沿って形成される前壁20aと、前記グレンタンク11の前面に沿って形成された後壁20bと、前記キャビン8の上部後端側から後方に向けて延設された天井20cと、底面側の前記機体フレーム8とによって囲繞されている(図3参照)。また、該エンジンルーム20の右側面は、その下部側に形成された開口部を開閉するエンジンカバー27が設けられ、その上部側には前記吸気管16の上部側(エンジンルームの右端上部側)を囲繞するカバー部20dが設けられている(図3乃至5参照)。
上記前壁20aは、前方に向かって下方傾斜した傾斜部と、前記傾斜部の前端から略真下に向けて延設された前端部と、前記傾斜部の上端から前記キャビンの後端に沿って上下方向に延設された後端部とから構成されており、上記後壁20bは、前記グレンタンク11の前面側の形状に沿って略鉛直方向に形成されいる(図3等参照)。
該構成によれば、前記エンジンルーム20は、前記前壁20aが前記キャビン9の後面側の形状に沿って側面視で下方に向かって前方に突出するように形成されるため、該エンジンルーム20の下部側は、その上部側と比較して前後方向が幅広に形成されている。
なお、上記後壁20bは、詳しくは後述する前記エンジン10や、前記浄化装置33,34等の配置構成に応じて、その下部側をエンジンルーム20の内側に向けて凹設した凹部28が形成されている。また、上記後壁20bは、その上部側に前記エンジンルーム20内で高温となった廃熱を排出するための排気部29が設けられている(図3等参照)。詳しい構成については後述する。
上記エンジンルームカバー27は、前記エンジンルーム20の左右外側から外気を吸気するための吸気孔27aが形成されており、前記吸気孔27aには、前記エンジンルーム内に粉塵が浸入することを防止するための防塵網27bが設けられている(図2等参照)。該構成によれば、前記エンジンルーム20は、前後面及び上面側が囲繞される一方で、左右方向は外気が流れ易くなるなるとともに、前記エンジンルームカバー27を開操作することで前記エンジン10等のメンテナンス作業をスムーズに行うことができる。
図3に示すように、前記エンジンルーム20内には、機体フレーム8(下端)側に載置固定された前記エンジン10と、前記エンジン10の上方側で且つ前記前壁20aの傾斜部近傍に支持された前記エアクリーナ17と、該エアクリーナ17に接続されて前記エンジンルーム20の左右外側で鉛直方向に延設されて上部側の一部が前記カバー体20dによって囲繞された吸気管16と、前記エンジン10の上方後側で且つ前記吸気管16の左右内側に支持された浄化装置33,34とが設けられている(図3参照)。
前記エンジン10は、前記エンジンルーム20下面の機体フレーム8側に強固に取付固定されている。また、該エンジン10の左右外(図示する例では右)側には、前記エンジン全体を冷却(空冷)するための大型の冷却ファン(送風ファン)31と、該冷却ファン31と前記エンジンルームカバー27との間に配置されたラジエータ(図示しない)とが設けられている。
該冷却ファン31は、回転駆動することによって前記走行機体2の外側の空気を前記エンジンルーム20内に供給することができる。言い換えると、前記冷却ファン31は、前記エンジン10に対して、前記エンジンルームカバー27の吸気孔(防塵網)のある左右外側から左右内側に向けて機外の空気(外気)を流すことにより、前記エンジン10を効率的に冷却(空冷)することができるように構成されている。
前記吸気管16は、上端側に前記エンジンルーム20(カバー部20d)の上面の上方且つ左右外側に配置された吸気部(プレクリーナ)16Aと、該吸気部16Aから下方に向けて延設されて前記エアクリーナ17に接続される吸気パイプ16Bとから構成されており、該吸気パイプ16Bの上部は前記カバー部20d内に収容されている。
前記エアクリーナ17は、前記エンジン10の上方側であって前記前壁20aの傾斜部近傍に配置支持されており、前記吸気管16から延設された前記吸気パイプ16Bと、前記エンジン10側に接続される供給パイプ32とが接続されている。これにより、前記エアクリーナ17は、前記吸気管16を介して外気(空気)を取り入れ、不純物を取除いた空気(酸素)を前記エンジン10に供給することができるように構成されている。
前記浄化装置は、前記エンジン10の上方後側で且つ前記エアクリーナ17の後方に配置された粒子状物質除去装置33と、前記粒子状物質除去装置33の上方且つ前側(側面視で粒子状物質除去装置33とエアクリーナ17の間)に支持された窒素酸化物浄化装置34とを有し、各装置33,34によって前記エンジン10から排出される排ガスを浄化することができるように構成されている(図3等参照)。
上記粒子状物質除去装置33は、本例では、ディーゼル式の前記エンジンから排出された排ガス中に含まれる煤等の粒子状物質を補足する補足フィルタを有するDPF(登録商標)である。この粒子状物質除去装置33は、第1排気パイプ36を介して前記エンジン10と接続されており、第2排気パイプ37を介して粒子状物質を除去した排ガスを前記窒素酸化物浄化装置34に送るように構成されている。
上記窒素酸化物浄化装置34は、前記エンジン10から排出された排ガスを浄化する浄化装置の一種である尿素SCR(Selective Catalytic Reduction)である。該窒素酸化物浄化装置34は、アンモニアが窒素酸化物を還元して窒素ガス及び水になることに着目し、尿素タンクに溜めた尿素を排ガス中に噴射することによりアンモニアを生成し、このアンモニアガスの酸化によって窒素酸化物を還元することで排ガスの浄化を行うものである。
また、該窒素酸化物浄化装置34は、前記第2排気パイプ37を介して前記粒子状物質除去装置33と接続されるとともに、前記窒素酸化物浄化装置34から前記エンジンルーム20上部の左右内側に向けて延設された前記排気管19を介して浄化処理した排ガスを機外へと排出することができるように構成されている。
また、前記浄化装置は、何れも長手方向が左右方向となるように形成された前記粒子状物質除去装置33と、前記窒素酸化物浄化装置34とを上下に並べて配置した状態で前記エンジンルーム20の上部側(前記エンジン10の上方後寄り)に支持されている。該構成によれば、前記浄化装置33,34を、前記エンジンルーム20の下部と比較して前後方向が幅狭に形成された前記エンジンルーム20上部にコンパクトに配置することができる(図3等参照)。
また、前記浄化装置33,34が平面視で前記エンジンルーム20の左右内(左)側に寄せて配置され、その左右外(右)側に前記吸気管16を配置するスペースを確保したことにより、前記エンジンルーム20上部に集中配置される前記浄化装置33,34と、前記吸気管16と、前記エアクリーナ17とを前後幅をよりコンパクトにした配置構成で設置することができる。
さらに、前記粒子状物質除去装置33は前記エンジンルーム20の後端側に支持され、前記エアクリーナ17は、前記エンジンルーム前部の前記傾斜部近傍に配置したことにより、前記エンジン10に供給される空気を浄化するエアクリーナ17と、前記エンジン10から排出される高温の排ガスが供給される前記粒子状物質除去装置33との間の(前後)距離を十分に離すことができる。このため、前記エアクリーナ17を介して前記エンジン10に供給される空気が、前記浄化装置側の熱によって温度が上昇することを効率的に防止することができる。
また、前記エアクリーナ17と、前記浄化装置33,34とを前記エンジンルーム上部内にコンパクトに収容したことにより、前記グレンタンク11や前記脱穀装置7側から飛散した藁屑等が、前記エアクリーナ17、前記浄化装置33,34、前記エンジン10等に堆積することを防止できる。さらに、前記エンジン10の周囲に前記エアクリーナ17や前記浄化装置33,34等が設置されないため、前記エンジン10のメンテナンス作業時の作業性がより向上する。
次に、図3乃至図5に基づき、前記エンジンルーム後側の構成について具体的に説明する。図4は、エンジンルームを示した背面図であり、図5は、エンジンルームの背面側を示した要部後方斜視図である。
上述の構成によれば、前記エンジンルーム20は、下部側に比較して前後方向が幅狭な上部側に前記吸気管16、前記エアクリーナ17、前記浄化装置33,34をスペース効率良くコンパクトに設置したことにより、前記エンジンルーム20後部下側、言い換えると、前記エンジン10後方にスペースを形成することができる。
これに対し、前記エンジンルーム20を構成する前記後壁20bは、その下部側(側面視で前記エンジンと対抗する部分)を余剰スペースに沿って前方(エンジン)側に向けて凹設(屈曲)した前記凹部28が形成されている(図3及び図5参照)。
これに応じて、前記グレンタンク11は、前記後壁20bの前記凹部28に応じて、側面視で前記エンジン10と対抗する下部側を前方に向けてと突設した凸部11Bが形成されている(図1乃至3参照)。該構成によれば、コンバイン全体の大きさを変える(大型化する)ことなく、前記グレンタンクの容量を効率良く拡張することができる。
ちなみに、前記凸部11Bは、その上端側が前方に向かって下方に(図示する例では45度)傾斜する傾斜部を有しており、該傾斜部を介したことによって、前記グレンタンク11内で前記凸部11Bによって形成される段部に穀粒が積層することを防止することができる。
また、前記後壁20bは、前記凹部28が形成された下部側に対して、側面視で前記浄化装置(粒子状物質除去装置33及び窒素酸化物浄化装置34)と対抗する上部側には、前記エンジンルーム内の空気を外へ排出するための前記排出部29が形成されている(図4及び図5参照)。
前記排出部29は、前記後壁20bの上部に開口形成された開口部と、該開口部に設けられた網部材とから構成されており、背面視で前記粒子状除去装置33と対向(ラップ)する下部排出部29Aと、背面視で前記窒素酸化浄化装置34と対向(ラップ)する上部排出部29Bとを有し、各排出部29A,29Bは、前記後壁20b(各装置33,34)の左右幅の略全体に亘って形成されている(図4及び図5参照)。
また、前記後壁20bは、前記凹部28が形成された下部側に、前記冷却ファン31によって前記エンジンルーム20の左右外側から内側に向けて送風される冷却風を前記エンジンルーム20上部側へと案内する導風板41が設けられている(図3及び図4参照)。
前記導風板41は、前記後壁20bのうち前記凹部28の上部側、言い換えると、前記エンジン10の上部側と対向する箇所に取付固定された板状部材である。また、該導風板41は、前記後壁20b(凹部28)から前方に延設されるとともに(図3参照)、左右内(左)側に向けて上方傾斜する傾斜面が形成されている(図4参照)。
該構成の前記導風板41によれば、前記冷却ファン31によって前記エンジンルーム20の左右外側からエンジンルーム20内に向けて送風された冷却風を、前記エンジンルームの左右内側で前記浄化装置33,34等が設置された前記エンジンルーム20上方に向けてガイドすることができる。
これにより、前記冷却ファン31によって前記吸気孔27aから前記エンジンルーム20内に供給した空気を、前記エンジンルーム20内に滞留させることなく、前記排出部29からスムーズに排出することができるため、前記エンジンルーム内をより効率的に冷却することができる。
すなわち、上述の構成によってエンジンルーム20内で熱い空気が滞留することを防止することにより、前記エンジンルーム20内の前記粒子状物質除去装置(DPF)33側や窒素酸化物浄化装置(SCR)34側に設けられたセンサ類を効率的に冷却して温度が上昇することを防止できるため、該センサ類が前記エンジン10の熱等によって故障することを防止することができる。
さらに、前記排出部29が形成されたことにより、例え前記エンジン10が停止したことで前記冷却ファン31の駆動が停止した場合であっても、前記エンジンルーム20内に残った熱い空気を、前記エンジンルーム上部(後側)の前記排出部29から排出することができる。すなわち、上述の構成によれば、前記エンジン10が停止した後も、前記エンジン10に残った熱によって前記エンジンルーム20内の温度が上昇することを効率的に防止することができる。
このとき、前記グレンタンク11は、その左右外面側の外壁部を前方に向かって突出するように延設された板状の延設部11Aが設けられている。前記延設部11Aは、側面視で前記グレンタンク11の前面側と、前記後壁20b(エンジンルーム)との間に形成されるスペースをカバーするように設けられている(図2参照)。
具体的には、前記延設部11Aの上部側は、下部側よりも前方に向けて突出形成されている。言い換えると、前記延設部11Aは、前記エンジンルームカバー27の上方側では、側面視で前記カバー部20dとラップする位置まで前方に延設されている。すなわち、前記延設部11Aの前端側は、前記後壁20b(カバー部20dの後端)より前方となるように構成されている。
その一方で、前記延設部11Aは、その(上下方向中部から)下部側では、前記グレンタンク11の前面と前記エンジンルームカバー27の後端との間のスペースを埋めるように(エンジンルームカバー27とラップしないように)幅狭に形成されている(図2参照)。このとき、前記延設部11Aの下部側の延設幅は、前記グレンタンクの凸部11Bの形状に応じて調整される。
該構成によれば、前記エンジンルーム20の前記排出部29から排出された熱も持った熱い空気(排気熱)が前記走行機体2の外側に拡散し、暖められた空気が前記エンジンルームカバー27(吸気孔27a)から再び前記エンジンルーム20内へと供給されることを防止することができる。
次に、図6に基づき、前記排気部の別実施例について説明する。図6は、排気部の別実施例を示した要部背面図である。
前記排出部29は、前記後壁20bの上部の左右内側半部(左半部)に開口形成された開口部と、該開口部に設けられた網部材とから構成されており、背面視で前記粒子状除去装置33と対向(ラップ)する下部排出部29Aと、背面視で前記窒素酸化浄化装置34と対向(ラップ)する上部排出部29Bとを有している。このとき、各排出部29A,29Bの左右幅は、前記後壁20bの左右内側半部(左半部)に形成されている(図6参照)。
該構成によれば、前記エンジンルーム20の後面側から排出される熱を持った空気(排気熱)は、前記後壁20bの左右内側半部に設けられた前記排気部29から排出されるため、前記排気部29から排出された空気が、前記走行機体2の左右外側に流入して前記エンジンルームカバー27(吸気孔27a)側から再び前記エンジンルーム20内へと供給されることをより効率的に防止することができる。
2 走行機体
11 グレンタンク(穀粒タンク)
11B 凸部
13 座席
14 操縦部
20 エンジンルーム
20a 前壁
20b 後壁
20c 天井(天板)
20d カバー部(外側壁)
27 エンジンルームカバー(外側壁)
28 凹部
29 排気部
33 粒子状物質除去装置(排ガス浄化装置、浄化装置)
34 窒素酸化物還元装置(排ガス浄化装置、浄化装置)

Claims (5)

  1. 走行機体と、
    前記走行機体の左右一方側に配置された操縦部と、
    前記操縦部の後方に配置された穀粒タンクと、
    前記操縦部の座席下方側に載置されたエンジンを収容するエンジンルームと、
    前記エンジンの左右外側から左右内側に向けて送風するファンを設け、
    前記エンジンルーム内に設置された排ガス浄化装置とを備え、
    前記エンジンルームは、前後壁と、外側壁と、天板とを有し、前記座席の下方側から後方側に亘って形成され、
    前記排ガス浄化装置は、前記エンジンの上方側で且つ前記座席と前記穀粒タンクとの間のスペースに設置されるとともに、側面視で前記座席の背後側で且つ前記エンジンの後方側に突出するように設けられ、
    前記エンジンルームの後壁は、前記排ガス浄化装置と相対する部分より下方側を前方に向けて凹設した凹部が形成され、
    前記穀粒タンクは、側面視で前記排ガス浄化装置と相対する部分より下方側を前方に向けて突設した凸部が形成され、
    前記エンジンルームの後壁は、前記排ガス浄化装置と相対する部分に排気部が設けられた
    コンバイン。
  2. 前記穀粒タンクの左右外側の外壁部を、前記穀粒タンクの前壁部よりも前方側に延設した
    請求項1に記載のコンバイン。
  3. 前記排ガス浄化装置は、長手方向が左右方向となるように配置した
    請求項1又は2に記載のコンバイン。
  4. 前記排気部を前記走行機体の左右内側に寄せて設けた
    請求項1乃至3の何れかに記載の作業車両。
  5. 前記エンジンルーム内に、前記ファンによって送風された冷却風を前記排ガス浄化装置側へと案内する導風体を設けた
    請求項1乃至4の何れかに記載のコンバイン。
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