JP2023028671A - 製造装置 - Google Patents

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直是 高橋
Naoyoshi Takahashi
泰弘 上野
Yasuhiro Ueno
貴文 近藤
Takafumi Kondo
木綿子 村田
Yuko Murata
諒 横澤
Ryo YOKOZAWA
将崇 森本
Masataka Morimoto
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Abstract

Figure 2023028671000001
【課題】シート部材に切り落とされる余剰を設けることなく、溶融樹脂の注入時にシート部材の端部が捲れることを抑制できる技術を提供する。
【解決手段】キャビティ内においてシート部材を挟んだ状態でキャビティ内に溶融樹脂を注入する製造装置は、シート部材を挟む第1型および第2型と、第1型と第2型とによって挟まれたシート部材の端部を、第1型と第2型との間に形成される前記キャビティ内において押さえる複数のピンを有する押さえ機構と、押さえ機構がシート部材の端部を押さえた後に、第1型と第2型との間に形成されるキャビティ内に溶融樹脂を注入する注入部と、を備える。第1型は、第2型に対向する面であって、第2型と接触しない第1面を有する。ピンは、第1面に設けられている。
【選択図】図1

Description

本開示は、製造装置に関する。
自動車の内外装部品等として用いられるインサート樹脂成形品を成形する製造装置が知られている。特許文献1には、インサート成形用型において、キャビティ内に配されるシートの周縁部を凸型と共に挟持しつつ、シートのうち挟持される部分に対してキャビティとは逆の側である外側に位置する部分の切断を行う押さえ型を備える技術が記載されている。押さえ型によりシートを凸型に向かって押圧できるため、シートの周縁部が折り重なることを防止でき、しわの発生を抑制できる。
特開平9-225960号公報
従来技術では、押さえ型によってシートの周縁部を押さえつつ溶融樹脂を射出し、鋳造を行う。鋳造後に所望の大きさにシートを切断するため、押さえ型で押さえるための余剰を設けたシートを用意する必要がある。そのため、キャビティ内に収まる予め所望の大きさに切断したシートを用いると、押さえ型によって押さえることができず、シートの周縁部が捲れるおそれがある。
本開示は、上述の課題を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
本開示の一形態によれば、キャビティ内においてシート部材を挟んだ状態でキャビティ内に溶融樹脂を注入する製造装置が提供される。この製造装置は、前記シート部材を挟む第1型と第2型と、前記第1型および前記第2型とによって挟まれた前記シート部材の端部を、前記第1型と前記第2型との間に形成される前記キャビティ内において押さえる複数のピンを有する押さえ機構と、前記押さえ機構が前記シート部材の端部を押さえた後に、前記第1型と前記第2型との間に形成される前記キャビティ内に前記溶融樹脂を注入する注入部と、を備える。前記第1型は、前記第2型に対向する面であって、前記第2型と接触しない第1面を有する。前記ピンは、前記第1面に設けられている。
この形態の製造装置によれば、複数のピンによってシート部材の端部を押さえてから、溶融樹脂を注入できる。そのため、シート部材に切り落とされる余剰を設けることなく、溶融樹脂の注入時にシート部材の端部が捲れることを抑制できる。
なお、本開示は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、この形態の押さえ機構を備えた金型や、この形態の製造装置を用いた製造方法等の態様で実現することが可能である。
製造装置の概略構成を示す図である。 製品の製造方法の一例を示すフローチャートである。 ステップS100の処理の説明図である。 ステップS110の処理の説明図である。 ステップS120の処理の説明図である。 ステップS130の処理の説明図である。 第1実施形態において製造した製品である。 第2実施形態におけるステップS130の処理の説明図である。 第2実施形態において製造した製品である。
A.第1実施形態:
図1は、本開示の一実施形態における製造装置の概略構成を示す図である。製造装置100は、キャビティ110内においてシート部材200を挟んだ状態でキャビティ110内に溶融樹脂を注入して製品を製造する装置である。製造装置100は、第1型10と、第2型20と、押さえ機構30と、注入部40と、を備える。製造装置100は、中央処理装置(CPU)や、RAM、ROMにより構成されたマイクロコンピュータ等とロボットとからなり、予めインストールされたプログラムをマイクロコンピュータが実行することによって、ロボットを制御し、これらの各部の機能を実現する。ただし、これらの各部の機能の一部又は全部をハードウエア回路で実現してもよい。
本実施形態において、第1型10と第2型20とは、金属製である。第1型10と第2型20とでシート部材200を挟む。本実施形態において、シート部材200は、第1型10と第2型20との間に形成されるキャビティ110内に配置される。第1型10は、第2型20に対向する面であって、第2型20とは接触しない第1面11を有する。本実施形態において、第1面11は、第1型10と第2型20とによって挟まれたシート部材200と接触しない面である。
押さえ機構30は、第1型10と第2型20とによって挟まれたシート部材200の端部210を、キャビティ110内において押さえる複数のピン31を有する。ピン31は、第1面11に設けられており、例えば、第1型10と第2型20とによって挟まれたシート部材200の周縁の角部分に対向する位置に設けられている。ピン31は、図1における上下方向である第1型10と第2型20との挟持方向に沿って移動可能に構成されている。ピン31の径は、シート部材200に対して十分小さい。押さえ機構30は、例えば、油圧機構を採用することによってピン31を移動可能に構成されている。なお、油圧機構に限らず、空圧機構や液圧機構、ばね機構等を採用してもよい。
注入部40は、キャビティ110内に溶融樹脂を注入する。本実施形態において、注入部40は、第1型10に設けられた注入口41から溶融樹脂を注入する。溶融樹脂は、例えば、熱可塑性の樹脂である。
シート部材200は、例えば、PP(ポリプロピレン)樹脂を含む連続ガラス繊維で形成される。なお、シート部材200を形成する樹脂は、PP樹脂に限らず、ナイロン樹脂等の熱可塑性樹脂を採用できる。また、シート部材200を形成する連続繊維は、ガラス繊維に限らず、炭素繊維やアラミド繊維等を採用できる。本実施形態において、シート部材200は、製造装置で製品として製造される際に周縁を切り落とさなくてもよいように賦形されている。
図2は、製品の製造方法の一例を示すフローチャートである。図3~図6は製造方法における各工程の説明図である。
ステップS100(図2参照)において、第1型10と第2型20とは、シート部材200を挟む。すなわち、シート部材200は、第1型10と第2型20との間に配置される。シート部材200は第1型10と第2型20とが形成するキャビティ110内に全部が収容されている。図3に示すように、本実施形態において、シート部材200は、第2型20の上に配置される。
ステップS110(図2参照)において、製造装置100は、第1型10を第2型20に向かって移動させる。図4に示すように、本実施形態において、製造装置100は、第1型10を降下させる。
ステップS120(図2参照)において、押さえ機構30は、シート部材200の端部210を押さえる。図5に示すように、ピン31を降下させることによってシート部材200の端部210を押さえる。
ステップS130(図2参照)において、注入部40は、キャビティ110内に樹脂を注入する。図6に示すように、本実施形態において、注入部40は、ピン31が端部210を押さえている状態で、溶融樹脂R1を注入する。
図7は、本実施形態において製造した製品300である。図7は、製造処理の完了後に、第1型10および第2型20から取り外した状態を示す。ステップS130(図2参照)において、ピン31が端部210を押さえている状態で溶融樹脂R1を注入して製造するため、製品300は、溶融樹脂R1がないピン跡部分310を有する。なお、ピン31の径は十分小さいため、ピン跡部分310があっても、製品300の強度や剛性等の性能には影響を与えない。
以上で説明した本実施形態の製造装置100によれば、複数のピン31によってシート部材200の端部210を押さえてから、溶融樹脂R1を注入できる。そのため、シート部材200に切り落とされる余剰を設けることなく、溶融樹脂R1の注入時にシート部材200の端部210が捲れることを抑制できる。また、シート部材200と第2型20との間に溶融樹脂R1が入り込むことを抑制できる。
また、径の細いピン31によって端部210を押さえるため、溶融樹脂R1が入り込むキャビティ110を確保できる。
B.第2実施形態:
図8は、第2実施形態におけるステップS130(図2)の処理の説明図である。第2実施形態における製造方法は、溶融樹脂R1を注入している際にピン31を後退させる点が、第1実施形態における製造方法と異なる。第2実施形態の製造装置100の構成は、第1実施形態の製造装置100の構成と同一であるため、製造装置100の説明は省略する。
図8に示すように、第2実施形態において、押さえ機構30は、溶融樹脂R1がピン31に到達した場合に、ピン31をキャビティ110内から後退させる。より具体的には、押さえ機構30は、ピン31を第2型20から第1型10に向かって移動させる。
図9は、本実施形態において製造した製品300Bである。本実施形態において、上述したように、溶融樹脂R1を注入している際にピン31を後退させるため、製品300Bは、ピン跡部分310を有さない。
以上で説明した本実施形態の製造装置100によれば、押さえ機構30が、溶融樹脂R1がピン31に到達した場合に、ピン31を端部210に対して第1型10側に移動させるため、ピン跡部分310を有さない製品300Bを製造できる。
C.他の実施形態:
(C1)上述した実施形態において、第1型10および第2型20は、シート部材200をプレス成型するように構成されていてもよい。
(C2)上述した実施形態において、注入部40は、ピン31でシート部材200を押さえている状態で溶融樹脂R1の注入を開始している。これに限らず、注入部40は、押さえ機構30がピン31を後退させてから溶融樹脂R1の注入を開始してもよい。この場合、注入部40は、端部210が捲れないように、ピン31が予め定められた時間、端部210を押さえた直後に溶融樹脂R1の注入を開始する。
(C3)上述した第1実施形態において、ピン31は、第1型10と第2型20との挟持方向に沿って移動可能に構成されている。これに限らず、ピン31は、固定されていてもよい。この場合、ピン31は、第1型10と第2型20とによって挟まれたシート部材200の端部210に接触して押さえるように設けられている。
(C4)上述した第2実施形態において、押さえ機構30は、溶融樹脂R1がピン31に到達した場合に、ピン31を端部210に対して第1型10側に移動させている。これに限らず、押さえ機構30は、溶融樹脂R1がピン31に到達する前に、ピン31を端部210に対して第1型10側に移動させてもよく、溶融樹脂R1がピン31に到達した後で溶融樹脂R1の注入が完了する前にピン31を端部210に対して第1型10側に移動させてもよい。
本開示は、上述の実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態中の技術的特徴は、上述した課題を解決するために、あるいは上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜削除することが可能である。
10…第1型、11…第1面、20…第2型、30…押さえ機構、31…ピン、40…注入部、41…注入口、100…製造装置、110…キャビティ、200…シート部材、210…端部、300、300B…製品、310…ピン跡部分

Claims (1)

  1. キャビティ内においてシート部材を挟んだ状態でキャビティ内に溶融樹脂を注入する製造装置であって、
    前記シート部材を挟む第1型および第2型と、
    前記第1型と前記第2型とによって挟まれた前記シート部材の端部を、前記第1型と前記第2型との間に形成される前記キャビティ内において押さえる複数のピンを有する押さえ機構と、
    前記押さえ機構が前記シート部材の端部を押さえた後に、前記第1型と前記第2型との間に形成される前記キャビティ内に前記溶融樹脂を注入する注入部と、を備え、
    前記第1型は、前記第2型に対向する面であって、前記第2型と接触しない第1面を有し、
    前記ピンは、前記第1面に設けられている、製造装置。
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