JP2023026520A - 歯ブラシ - Google Patents

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Abstract

Figure 2023026520000001
【課題】良好な操作性が得られるヘッドの薄い歯ブラシを提供する。
【解決手段】ヘッド部の厚さが2.0~4.0mm、ネック部の幅の最小値が3.5mm以上、4.5mm以下、起点から後端側に10mm離れた位置においてD/Wで求められる値が0.8以上、1.5以下、後端側に10mm離れた位置におけるW×Dが165mm以上、525mm以下、起点の位置に対する、後端側に10mm離れた位置のW×Dの変化率は、1.0以上、1.3以下、後端側に30mm離れた位置におけるW×Dは、600mm以上、1500mm以下、後端側に30mm離れた位置においてD/Wで求められる値は1.0を超えて、1.3以下、後端側に20mm離れた位置から、後端側に30mm離れた位置のW×Dの変化率は、1.7以上、3.0以下である。
【選択図】図3

Description

本発明は、歯ブラシに関する。
本願は、2016年10月28日に日本に出願された特願2016-211879号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
特許文献1~3より、口腔内での操作性等の観点でヘッドの厚さを薄くした歯ブラシが提案されている。ヘッドの厚さを薄くすると強度の低下などが問題となる。そのため、ポリアセタール樹脂(POM)など強度の高い樹脂が使われる。特に、金属製の平線を樹脂製のヘッドに打ち込んで刷毛を保持する平線式植毛の場合、植毛強度、ヘッド部の耐折強度が不十分となる場合がある。
特開平7-143914号公報 特開2011-4852号公報 特開2011-200296号公報
本発明者らの検討により、上述したような歯ブラシにおいては、ヘッド部とハンドル部をつなぐネック部が太いとヘッド部を薄くしたことによる口腔内での操作性の向上効果が損なわれることが見出された。特に、ネックを幅広にすると操作性をより損なう上、外観上もヘッドの薄さが目立たず商品の印象も損なわれる。しかしながら、ネック部を細くした場合、撓みすぎて逆に操作性に問題が生じることがある。また、強度的にも更なる改善が求められる。特にポリプロピレン(PP)など歯ブラシに一般的に使われる汎用樹脂の場合、課題はより顕著である。
本発明は、以上のような点を考慮してなされたもので、良好な操作性が得られるヘッドの薄い歯ブラシを提供することを目的とする。
本発明の第1の態様に従えば、先端側に配置され植毛面に毛束が植設されたヘッド部と、該ヘッド部の後端側に延設されたネック部と、該ネック部の後端側に延設されたハンドル部とを備え、前記ヘッド部の厚さが2.0~4.0mmであり、前記ネック部は、前記植毛面と平行、且つ、前記ハンドル部の長さ方向と直交する方向の幅の最小値が3.5mm以上、4.5mm以下であり、前記最小値となる位置から後端側に前記幅が一定または漸次大きくなるように形成され、前記ネック部の前記幅をWmm、前記植毛面と直交する方向の厚さをDmmとすると、前記ネック部の前記幅が前記最小値となる位置から後端側に漸次大きくなる場合は当該最小値となる位置を起点とし、前記ネック部の前記幅が前記最小値となる位置から後端側に一定の場合は最も先端側の前記最小値の位置を起点とし、前記植毛面と平行に前記後端側に10mm離れた位置においてD/Wで求められる値が0.8以上、1.5以下であり、前記起点の位置から前記後端側に10mm離れた位置における撓み係数M(mm)=W×Dが、165mm以上、525mm以下であり、前記起点の位置に対する、前記起点の位置から前記後端側に10mm離れた位置の前記W×Dで求められる前記撓み係数M(mm)の変化率は、1.0以上、1.3以下であり、前記起点の位置から前記後端側に30mm離れた位置における前記撓み係数M(mm)=W×Dは、600mm以上、1500mm以下であり、前記起点の位置から前記後端側に30mm離れた位置において前記D/Wで求められる値は、1.0を超えて、1.3以下であり、前記起点の位置から前記後端側に20mm離れた位置から、前記起点の位置から前記後端側に30mm離れた位置の前記W×Dで求められる前記撓み係数M(mm)の変化率は、1.7以上、3.0以下であることを特徴とする歯ブラシが提供される。
また、上記本発明の一態様に係る歯ブラシにおいて、前記起点の位置から前記後端側に20mm離れた位置における前記撓み係数M(mm)=W×Dが、350mm以上、550mm以下であることを特徴とする。
また、上記本発明の一態様に係る歯ブラシにおいて、前記起点の位置から前記後端側に20mm離れた位置において前記D/Wで求められる値は、1.2以下であることを特徴とする。
また、上記本発明の一態様に係る歯ブラシにおいて、前記長さ方向について先端側の位置を基準として前記後端側の位置の上記D/Wの変化率に関して、前記起点に対する、前記起点の位置から前記後端側に10mm離れた位置の上記D/Wの変化率をR01とし、前記起点に対する、前記起点の位置から前記後端側に20mm離れた位置の上記D/Wの変化率をR02とし、前記起点に対する、前記起点の位置から前記後端側に30mm離れた位置の上記D/Wの変化率をR03とすると、前記変化率R02は、1.2以下であり、前記変化率R03は、1.3以下であり、前記変化率R01、R02、R03は、R01<R02<R03の関係を満足することを特徴とする。
また、上記本発明の一態様に係る歯ブラシにおいて、前記起点の位置から前記後端側に10mm離れた位置から、前記起点の位置から前記後端側に20mm離れた位置の前記D/Wの変化率をR12とし、前記起点の位置から前記後端側に20mm離れた位置から、前記起点の位置から前記後端側に30mm離れた位置の前記D/Wの変化率をR23とすると、前記変化率R12は、1.2以下であり、前記変化率R23は、1.3以下であり、前記変化率R01、R12、R23は、R01<R12<R23の関係を満足することを特徴とする。
また、上記本発明の一態様に係る歯ブラシにおいて、前記長さ方向の前記ヘッド部の長さは、10mm以上、33mm以下であることを特徴とする。
また、上記本発明の一態様に係る歯ブラシにおいて、前記長さ方向の前記ネック部の長さは、25mm以上、70mm以下であることを特徴とする。
また、上記本発明の一態様に係る歯ブラシにおいて、前記ヘッド部、前記ネック部および前記ハンドル部を備えるハンドル体の材質は、ポリプロピレン樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、アクリロニトリルブタジエンスチレン樹脂、ポレアリレート樹脂、ポリカーボネート樹脂、アクリロニトリルスチレン樹脂のいずれかであることを特徴とする。
また、上記本発明の一態様に係る歯ブラシにおいて、前記毛束は、前記ヘッド部に平線を用いて植設されていることを特徴とする。
本発明では、汎用樹脂を用いた場合でも良好な口腔内操作性が得られる歯ブラシを提供することができる。
本発明の実施の形態を示す図であって、歯ブラシ11の平面図である。 同歯ブラシ11の側面図である。 歯ブラシ11の先端側を拡大した平面図である。 歯ブラシ11の先端側を拡大した側面図である。
以下、本発明の歯ブラシのハンドル体および歯ブラシの実施の形態を、図1ないし図4を参照して説明する。
なお、以下の実施の実施形態は、本発明の一態様を示すものであり、この発明を限定するものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。また、以下の図面においては、各構成をわかりやすくするために、実際の構造と各構造における縮尺や数等を異ならせている。
図1は、歯ブラシ11の平面図である。図2は、歯ブラシ11の側面図である。図3は、歯ブラシ11の先端側を拡大した平面図である。図4は、歯ブラシ11の先端側を拡大した側面図である。
本実施形態の歯ブラシ11は、先端に配置され用毛の毛束114が植毛されたヘッド部110と、ヘッド部110の後端側に延設されたネック部120と、ネック部120の後端側に延設されたハンドル部130(以下、ヘッド部110とネック部120とハンドル部130とを合わせてハンドル体12と称する)とを備える。
ハンドル体は、全体として長尺状に一体成形されたものであり、例えば、樹脂を材料とし射出成形により得られるものである。
ハンドル体の材質としては、曲げ弾性率(JIS7171)が1000MPa以上2200MPa以下である樹脂が挙げられ、例えば、ポリプロピレン樹脂(PP)、ポリアセタール樹脂(POM)、ポリスチレン樹脂(PS)、ポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)、ポリブチレンテレフタレート樹脂(PBT)、アクリロニトリルブタジエンスチレン樹脂(ABS)、ポレアリレート樹脂、ポリカーボネート樹脂、アクリロニトリルスチレン樹脂(AS)などが挙げられる。これらの中でも、本発明の効果がより顕著であること及びコスト面を考慮すると汎用樹脂であるポリプロピレン樹脂が好ましい。
上記の樹脂は1種を単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
また、ハンドル体は、把持性を向上させるため、例えばエラストマーなどの柔軟な樹脂が部分的又は全体に被覆されていてもよい。エラストマーなどの柔軟な樹脂を用いる場合には、接着性を高められる観点から、例えば、ポリオレフィンが好ましく、PPがより好ましい。
ヘッド部110は、厚さ方向の一方側(以下、上面側と称する)に植毛面111を有している。植毛面111には、植毛穴112が複数形成され、植毛穴112に用毛の毛束114(図2参照)が植設されている。なお、図1、図3および図4においては、毛束114の図示が省略されている。
本実施形態におけるヘッド部110の後端側の端部は、最も先端側に配置された植毛穴112の外縁からヘッド部110の先端までの距離をL11とすると、最も後端側に配置された植毛穴112の外縁から後端側に距離L11の位置で定義される。すなわち、図3に示すように、ヘッド部110は、長さ方向の両端に位置する植毛穴112の外縁からそれぞれ距離L11離れた範囲110Aに配置されている。範囲110Aの後端側の位置は、ヘッド部110とネック部120との境界である。
ハンドル部130の先端側の端部は指当て部となり、指当て部の先端側の端部がネック部120とハンドル部130の境界となる。指当て部は、例えば、ネック部120の後端側における植毛面111側の面と、ハンドル部130の先端側における植毛面111側の面との交差部に形成される稜線、或いは、ネック部120の後端側における植毛面111の逆側の面と、ハンドル部130の先端側における植毛面111の逆側の面との交差部に形成される稜線により区画される。この場合、ネック部120とハンドル部130の境界は前記稜線によって定義される。
また、ネック部120の後端側における植毛面111側の面と、ハンドル部130の先端側における植毛面111側の面とが面一で稜線を形成しない場合は、ネック部120の後端側における幅方向の側面と、ハンドル部130の先端側における幅方向の側面との交差部に形成される稜線により指当て部が区画される。この場合においても、ネック部120とハンドル部130の境界は前記稜線によって定義される。
例えば、側面視でハンドル部130が植毛面111側に凸となる略円弧形状に形成され、ネック部120が植毛面111側に凹となる略円弧形状に形成されたS字形状の実施例のハンドル体12の場合には、以下のようにネック部120とハンドル部130との境界が定義される。
ハンドル部130の先端側における植毛面111側には、中心位置が植毛面111とは逆側(図2および図4ではハンドル部130よりも下側)に配置され、側面視で植毛面111側が凸となる円弧輪郭の曲面133が形成されている。同様に、ハンドル部130の先端側における植毛面111と逆側には、中心位置が植毛面111とは逆側に配置され、側面視で植毛面111側が凸となる円弧輪郭の曲面134が形成されている。
また、ネック部120の後端側における植毛面111側には、中心位置が植毛面111(図2および図4ではハンドル部130よりも上側)に配置され、側面視で植毛面111側が凹となる円弧輪郭の曲面123が形成されている。同様に、ネック部120の後端側における植毛面111と逆側には、中心位置が植毛面111に配置され、側面視で植毛面111側が凹となる円弧輪郭の曲面124が形成されている。
曲面123および曲面133は、それぞれハンドル部130の長さ方向に進むのに従って、側面視における接線と植毛面111との交差角が連続的に変化するが、曲面123と曲面133との交差部においては接線同士の交差角が0または180度ではない角度θ1で交差する。そのため、曲面123と曲面133との交差部においては稜線131が形成されている。
曲面124および曲面134についても、それぞれハンドル部130の長さ方向に進むのに従って、側面視における接線と植毛面111との交差角が連続的に変化するが、曲面124と曲面134との交差部においては接線同士の交差角が0または180度ではない角度θ2で交差する。そのため、曲面124と曲面134との交差部においては稜線132が形成されている。従って、ネック部120およびハンドル部130は、稜線131、132を挟んだ長さ方向の一方側が側面視で植毛面111側が凸となる円弧輪郭の曲面133、134と、稜線131、132を挟んだ長さ方向の他方側が側面視で植毛面111側が凹となる円弧輪郭の曲面123、124とでつながれることにより側面視で略S字状に形成されている。
ネック部120の後端側の境界は、稜線131、132によって定義される。従って、稜線131、132より後端側は、ハンドル部130が配置されている範囲130Aであり、ヘッド部110が配置されている範囲110Aと、ハンドル部130が配置されている範囲130Aとの間の範囲120Aにネック部120が配置されている。
ハンドル部130の先端側における植毛面111側の端部(稜線131よりも後端側)は指当て部となる。使用者は、指当て部に親指を当てるようにしてハンドル部130を持つことにより、歯ブラシ11を安定して操作することができる。また、ハンドル部130の長さ方向における稜線132の位置は、稜線131よりも後端側である。そのため、稜線132の位置が稜線131よりも前端側にある場合と比較して指当て部が厚くなり、歯ブラシ11の操作を一層安定させることができる。
ハンドル体12の長さは、特に限定されず、例えば、100~200mmとされる。
ヘッド部110の幅、すなわち植毛面111と平行で、且つハンドル部130の長さ方向と直交する方向の幅(以下、単に幅と称する)は、特に限定されず、例えば、5~16mmが好ましく、8~12mmがより好ましい。上記下限値以上であれば、毛束114を植設する面積を十分に確保でき、上記上限値以下であれば、口腔内での操作性をより高められる。
ヘッド部110の長さは、特に限定されず、例えば、10~33mmが好ましく、12~28mmがより好ましい。上記下限値以上であれば、毛束114を植設する面積を十分に確保でき、上記上限値以下であれば、口腔内での操作性をより高められる。
ヘッド部110の厚さは、材質等を勘案して決定でき、例えば、2.0~4.0mmがより好ましい。上記下限値以上であれば、ヘッド部110の強度をより高められ、上記上限値以下であれば、奥歯への到達性を高められるとともに、口腔内での操作性をより高められる。
ネック部120の長さは、ヘッド部110を口腔内に挿入したときにネック部120が唇に触れるために、例えば、25~70mmであることが好ましい。
ネック部120の幅は、最小値となる位置から後端側に一定または漸次大きくなるように形成されている。ネック部120の幅が最小値となる位置から後端側に一定の場合、最小値となる位置は最も先端側の位置と定義する。本実施形態におけるネック部120は、幅が最小値となる位置121から後端側に向かうのに従って漸次大きくなるように形成されている。ネック部120の幅は、材質等を勘案して決定でき、例えば、ネック部120の最小幅は3.5mm以上、4.5mm以下が好ましく、3.7mm以上、4.3mm以下がより好ましい。上記下限値以上であれば、ネック部120の強度をより高められ、上記上限値以下であれば、唇が閉じやすく、また奥歯への到達性を高められるとともに、口腔内での操作性をより高められる。
また、ネック部120における幅をWmm、植毛面111と直交する方向の厚さをDmmとすると、ネック部120における幅が最小値となる位置121を起点として植毛面111と平行に後端側に10mm離れた位置122におけるD/Wで求められる値は、0.7以上、2.5以下であることが好ましく、0.7以上、2.0以下であることがより好ましく、0.8以上、2.0以下であることが更に好ましく、0.8以上、1.5以下であることが特に好ましい。
ネック部120の最小幅が3.5mm以上、4.5mm以下である場合において、D/Wで求められる値が上記下限値未満の場合には、ブラッシングの際にネック部120が撓みやすくなり操作性が低下する可能性があるとともに、ネック部120が幅広となり操作性を損なう上、外観上もヘッド部110の薄さが目立たず商品の印象も損なわれる可能性がある。
一方、D/Wで求められる値が上記上限値を超える場合には、厚さDが大きくなり咬合面をブラッシングする際に唇が閉じづらくなる可能性がある。また、ヘッド部110を薄くしたことによって得られる操作性向上の効果が損なわれる可能性がある。そのため、D/Wで求められる値は0.7以上、2.5以下であれば、ヘッド部110を薄くしたことによって得られる操作性向上を維持しつつ、唇を閉じてブラッシングしやすくなる。
また、ネック部120における幅が最小値となる位置121を起点として後端側に20mm離れた位置におけるD/Wで求められる値は、1.0を上回り、1.3以下であることが好ましく、1.05以上、1.2以下であることがより好ましい。同様に、ネック部120における幅が最小値となる位置121を起点として後端側に30mm離れた位置におけるD/Wで求められる値は、1.0を上回り、1.5以下であることが好ましく、1.05以上、1.3以下であることがより好ましい。
ネック部120における幅が最小値となる位置121を起点として後端側に20mm離れた位置において、厚さDを幅Wよりも大きくすることにより、ネック部120が撓み易くなることによる操作性の低下を抑止できるとともに、ネック部120が幅広となり操作性を損なうことを抑止することができる。このように、当該位置におけるD/Wで求められる値が上記の範囲であれば、ネック部120の当該位置が口腔内に挿入された場合でも唇が閉じづらくなることなく操作性向上の効果を確保することができる。幅が最小値となる位置121を起点として後端側に30mm離れた位置におけるD/Wで求められる値が上記の範囲であれば、唇が閉じづらくなることを考慮することなく操作性向上の効果を確保することができる。
また、位置121において上記D/Wで求められる値と、位置121を起点として後端側に20mm離れた位置において上記D/Wで求められる値との差は、0.05以上、0.07以下であることが好ましく、0.06以上、0.07以下であることがより好ましい。上記D/Wで求められる値の差が上記下限値を下回る場合及び、上記上限値を上回る場合は、D/Wで求められる値が上記下限値未満の場合及びD/Wで求められる値が上記上限値を超える場合と同様の不具合を生じさせる可能性がある。そのため、位置121において上記D/Wで求められる値と、位置121を起点として後端側に20mm離れた位置において上記D/Wで求められる値との差が0.05以上、0.07以下であれば、ヘッド部110を薄くしたことによって得られる操作性向上を維持しつつ、唇を閉じてブラッシングしやすくなる。
また、位置121を起点として後端側に30mm離れた位置において上記D/Wで求められる値は、位置121において上記D/Wで求められる値よりも大きく、且つ差が0.1以上、0.2以下であることが好ましい。位置121を起点として後端側に30mm離れた位置において上記D/Wで求められる値と、位置121において上記D/Wで求められる値とが上記の関係を満たす場合は、ヘッド部110を薄くしたことによって得られる操作性向上を維持しつつ、唇を閉じてブラッシングしやすくなる。
また、ハンドル部130の長さ方向について先端側の位置を基準として後端側の位置の上記D/Wの変化率に関して、上述したネック部120における幅が最小値となる位置121から後端側に10mm離れた位置の上記D/Wの変化率をR01とすると、変化率R01は、1.00を上回り、1.2以下であることが好ましい。位置121から後端側に20mm離れた位置の上記D/Wの変化率をR02とすると、変化率R02は、1.00を上回り、1.2以下であることが好ましい。位置121から後端側に30mm離れた位置の上記D/Wの変化率をR03とすると、変化率R03は、1.00を上回り、1.3以下であることが好ましい。変化率R01、R02、R03は、R01<R02<R03の関係を満足することが好ましい。
これにより、口腔内により入りやすいネック部120の先端側にて、既に厚さDが大きいことで唇を閉じてブラッシングしにくくなることを回避することができる。また、ブラッシングによる負荷がかかりやすいネック部120の後端部側にて、より厚さDを大きく変化させることで、厚さD方向の撓みすぎに起因する操作性の不具合を回避することができる。
また、位置121を起点として後端側に10mm離れた位置から、位置121を起点として後端側に20mm離れた位置の上記D/Wの変化率をR12とすると、変化率R12は、1.00を上回り、1.2以下であることが好ましい。位置121を起点として後端側に20mm離れた位置から、位置121を起点として後端側に30mm離れた位置の上記D/Wの変化率をR23とすると、変化率R23は、1.00を上回り、1.3以下であることが好ましい。変化率R12、R23は、R01≦R12≦R23の関係を満足することが好ましい。加えて、変化率R12、R23の少なくとも一方は、変化率R01よりも大きいことが好ましい。
これにより、上記と同様に、口腔内により入りやすいネック部120の先端側にて、既に厚さDが大きいことで唇を閉じてブラッシングしにくくなることを回避することができる。また、ブラッシングによる負荷がかかりやすいネック部120の後端部側にて、より厚さDを大きく変化させることで、厚さD方向の撓みすぎに起因する操作性の不具合を回避することができる。
また、一般に、材質が同一の場合、剛体の撓み量は、「断面2次モーメント」に大きく影響を受けることが知られている。撓み量は、幅Wの1乗、厚さDの3乗に比例するため、撓み量を少なくするためには厚さDを保ちつつ、幅を最小限にすることが望ましい。
例えば、撓み係数M(mm)=W×Dとすると、ネック部120の位置121における幅W、厚さDから計算される撓み係数Mは、165mm以上、625mm以下であることが好ましく、180mm以上、525mm以下であることが更に好ましく、200mm以上、330mm以下であることが特に好ましい。また、ネック部120の位置122における幅W、厚さDから計算される撓み係数Mは、165mm以上、625mm以下であり、180mm以上、525mm以下であることがより好ましく、200mm以上、330mm以下であることがさらに好ましく、270mm以上、310mm以下であることがさらに好ましい。位置121から植毛面111と平行に後端側に20mm離れた位置において、ネック部120における幅W、厚さDから計算される撓み係数Mは、350mm以上、550mm以下であることが好ましい。位置121から植毛面111と平行に後端側に30mm離れた位置において、ネック部120における幅W、厚さDから計算される撓み係数Mは、600mm以上、1500mm以下であることが好ましい。
位置122における撓み係数Mが165mm以上、625mm以下であれば、唇を閉じてのブラッシング性の向上に寄与できるとともに、撓みすぎによる操作性の悪化を防止することができる。
撓み係数Mの変化率としては、位置121と位置122との間では、1.0以上、1.3以下であることが好ましい。また、位置122と位置121から後端側に20mm離れた位置との間における撓み係数Mの変化率としては、1.3以上、1.8以下であることが好ましい。位置121から後端側に20mm離れた位置と、位置121から後端側に30mm離れた位置との間における撓み係数Mの変化率としては、1.7以上、3.0以下であることが好ましく、1.8以上、3.0以下であることがより好ましい。なお、前記変化率は後端側の位置における撓み係数を先端側の位置における撓み係数で割った値、例えば位置121と位置122の間では、位置121における撓み係数Mと位置122における撓み係数MからM/Mとして計算される値である。
撓み係数Mおよびその変化率が上記の範囲であれば、操作性の低下を招くことなく唇を閉じてブラッシングしやすくなる。
毛束114は、複数の用毛を束ねたものである。植毛面111から毛束114の先端までの長さ(毛丈)は、毛束114に求める毛腰等を勘案して決定でき、例えば、6~13mmとされる。全ての毛束114は同じ毛丈であってもよいし、相互に異なっていてもよい。
毛束114の太さ(毛束径)は、毛束114に求める毛腰等を勘案して決定でき、例えば、1~3mmとされる。全ての毛束114は同じ毛束径であってもよいし、相互に異なっていてもよい。
毛束114を構成する用毛としては、例えば、毛先に向かって漸次その径が小さくなり、毛先が先鋭化された用毛(テーパー毛)、植毛面111から毛先に向かいその径がほぼ同一である用毛(ストレート毛)等が挙げられる。ストレート毛としては、毛先が植毛面111に略平行な平面とされたものや、毛先が半球状に丸められたものが挙げられる。
用毛の材質は、例えば、6-12ナイロン(6-12NY)、6-10ナイロン(6-10NY)等のポリアミド、PET、PBT、ポリトリメチレンテレフタレート(PTT)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリブチレンナフタレート(PBN)等のポリエステル、PP等のポリオレフィン、ポリオレフィン系エラストマー、スチレン系エラストマー等のエラストマー樹脂等が挙げられる。これらの樹脂材料は、1種単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。また、用毛としては、芯部と該芯部の外側に設けられた少なくとも1層以上の鞘部とを有する多重芯構造を有するポリエステル製用毛が挙げられる。
用毛の横断面形状は、特に限定されず、真円形、楕円形等の円形、多角形、星形、三つ葉のクローバー形、四つ葉のクローバー形等としてもよい。全ての用毛の断面形状は同じであってもよいし、異なっていてもよい。
用毛の太さは、材質等を勘案して決定でき、横断面が円形の場合、例えば、6~9mil(1mil=1/1000inch=0.025mm)とされる。また、使用感、刷掃感、清掃効果、耐久性等を考慮して、太さの異なる複数本の用毛を任意に組み合わせて用いてもよい。
歯ブラシ11の製造方法は、まず、射出成形でハンドル体12を成形する。
次いで、得られたハンドル体12のヘッド部110に、毛束114を植毛する。毛束114の植毛方法としては、毛束114を二つ折りにしその間に挟み込まれた平線を植毛穴112に打ち込むことにより毛束114を植設する平線式植毛、毛束114の下端を植毛部となる溶融樹脂中へ圧入して固定する熱融着法、毛束114の下端を加熱して溶融塊を形成した後に金型中に溶融樹脂を注入して植毛部を成形するインモールド法等が挙げられる。
以上説明したように、本実施形態の歯ブラシ11によれば、ネック部120における最小幅が3.5mm以上、4.5mm以下であることで、唇を閉じてブラッシングしやすくなる状態を確保しつつ、D/Wで求められる値が0.7以上、2.5であることにより、ポリアセタール等のエンジニアリングプラスチックはもちろんのこと、ポリプロピレン等の汎用樹脂を用いた場合でも操作性の低下を回避することが可能になる。
平線式植毛の場合、ヘッド部110に平線打ち込みによるストレスがかかる。ヘッド部110が薄く力がかかったときの変形に対する強度が低い一方で、ネック部120が太く強度が高い場合、歯を磨く際のストレスがヘッド部110に集中し、ヘッド部110の反りが大きくなり使用性が低下することがある。これに対して、本実施形態の歯ブラシ11によれば、ネック部120を細くし、ある程度の撓み性を持たせることで、歯を磨く際のストレスをヘッド部110からネック部120全体に分散でき、使用性が向上する。そのため、平線式植毛の場合、本発明の効果を特に顕著に得ることができる。
[実施例]
以下、実施例を示して本発明を詳細に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で適宜変更して実施することができる。
Figure 2023026520000002
(実施例1~5、比較例1~7)
上記の[表1]に示す仕様に従ってネック部120が形成された実施例1~および比較例1~7の歯ブラシを製作した。ヘッド部およびハンドル部の幅、長さ、厚さ、形状は全て同一とした。PP樹脂を射出成形して、図3~4に記載されたヘッド部及びハンドル体の一体成形物を得た(植毛穴の配列は、ヘッド部の先端からハンドル体に向って3穴×1列、4穴×6列、3穴×1列。ヘッド部の幅10mm、長さ25mm、厚み3.0mm。ハンドル体の長さ110mm。ネック部の長さは48mm)。PBT製フィラメントからなるテーパー用毛(7.5mil)の毛束を、平線式植毛によりヘッド部に植設して歯ブラシを作製した。
各例におけるネック部の幅が最小の位置、その最小の位置から後端側に10mm、20mm、30mmの各位置におけるD/Wで求められる値、W×Dで求められる値は、[表2]に示されている。また、各例におけるW×Dで求められる値の前記のように各位置の撓み係数から計算される変化率は、[表3]に示されている。また、各例におけるD/Wで求められる値の変化率は、[表4]に示されている。
(評価方法)
各例の歯ブラシについて、下記の方法で「歯ブラシの口腔内操作性(口の中での動かしやすさ)」を評価した。
<歯ブラシの操作性>
歯ブラシの操作性は、専門化パネル10人が各例の歯ブラシを使用し、「口腔内操作性」を下記評価基準にて評価した。専門化パネル10人の平均点が2.5点以上を「◎」、平均点2.0点以上2.5点未満を「○」、平均点1.5点以上2.0点未満を「△」、平均点1.5点未満を「×」とした。
≪評価基準≫
3点:口の中での動かしやすさを非常に感じる。
2点:口の中での動かしやすさを感じる。
1点:口の中での動かしやすさをあまり感じない。
0点:口の中での動かしやすさを感じない。
Figure 2023026520000003
Figure 2023026520000004
Figure 2023026520000005
表2に示されるように、ヘッド部の厚さが2.0~4.0mmであり、ネック部の幅の最小値が3.5mm以上、4.5mm以下で、ネック部における最小値となる位置から後端側に10mm離れた位置におけるD/Wで求められる値が0.7以上、2.5以下であり、且つ、幅が最小値となる位置121においてD/Wで求められる値と、位置121から後端側に20mm離れた位置においてD/Wで求められる値との差が0.05以上であり、撓み係数M(mm)=W×Dが、165mm以上、625mm以下であり、位置121から後端側に20mm離れた位置におけるD/Wで求められる値が1.0を上回り、位置121から後端側に30mm離れた位置におけるD/Wで求められる値が位置121においてD/Wで求められる値よりも大きく、且つその差が0.1以上である場合に良好な操作性が得られることを確認できた。
また、表4に示されるように、変化率R01、R02、R03、R12、R13がそれぞれ1.00を上回り、さらにR01<R02<R03の関係、R01≦R12≦R23の関係を満足した場合についても良好な操作性が得られることを確認できた。
以上、添付図面を参照しながら本発明に係る好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。上述した例において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記実施形態の歯ブラシ11では、ネック部120が最小幅となる位置から後端側に向かって漸次幅が大きくなる構成を例示したが、この構成に限定されず、同一幅で後端側に延びる構成であってもよい。ネック部120が同一幅で後端側に延びる構成であっても、最小幅の位置から後端側に10mm離れた位置におけるD/Wで求められる値が0.7以上、2.5以下であることが好ましい。
11…歯ブラシ、 12…ハンドル体、 110…ヘッド部、 111…植毛面、 120…ネック部、 130…ハンドル部

Claims (9)

  1. 先端側に配置され植毛面に毛束が植設されたヘッド部と、
    該ヘッド部の後端側に延設されたネック部と、
    該ネック部の後端側に延設されたハンドル部とを備え、
    前記ヘッド部の厚さが2.0~4.0mmであり、
    前記ネック部は、前記植毛面と平行、且つ、前記ハンドル部の長さ方向と直交する方向の幅の最小値が3.5mm以上、4.5mm以下であり、前記最小値となる位置から後端側に前記幅が一定または漸次大きくなるように形成され、
    前記ネック部の前記幅をWmm、前記植毛面と直交する方向の厚さをDmmとすると、
    前記ネック部の前記幅が前記最小値となる位置から後端側に漸次大きくなる場合は当該最小値となる位置を起点とし、前記ネック部の前記幅が前記最小値となる位置から後端側に一定の場合は最も先端側の前記最小値の位置を起点とし、前記植毛面と平行に前記後端側に10mm離れた位置においてD/Wで求められる値が0.8以上、1.5以下であり、
    前記起点の位置から前記後端側に10mm離れた位置における撓み係数M(mm)=W×Dが、165mm以上、525mm以下であり、
    前記起点の位置に対する、前記起点の位置から前記後端側に10mm離れた位置の前記W×Dで求められる前記撓み係数M(mm)の変化率は、1.0以上、1.3以下であり、
    前記起点の位置から前記後端側に30mm離れた位置における撓み前記係数M(mm)=W×Dは、600mm以上、1500mm以下であり、
    前記起点の位置から前記後端側に30mm離れた位置において前記D/Wで求められる値は、1.0を超えて、1.3以下であり、
    前記起点の位置から前記後端側に20mm離れた位置から、前記起点の位置から前記後端側に30mm離れた位置の前記W×Dで求められる前記撓み係数M(mm)の変化率は、1.7以上、3.0以下であることを特徴とする歯ブラシ。
  2. 前記起点の位置から前記後端側に20mm離れた位置における前記撓み係数M(mm)=W×Dが、350mm以上、550mm以下である、
    請求項1に記載の歯ブラシ。
  3. 前記起点の位置から前記後端側に20mm離れた位置において前記D/Wで求められる値は、1.2以下である、
    請求項1または2に記載の歯ブラシ。
  4. 前記長さ方向について先端側の位置を基準として前記後端側の位置の上記D/Wの変化率に関して、前記起点に対する、前記起点の位置から前記後端側に10mm離れた位置の上記D/Wの変化率をR01とし、前記起点に対する、前記起点の位置から前記後端側に20mm離れた位置の上記D/Wの変化率をR02とし、前記起点に対する、前記起点の位置から前記後端側に30mm離れた位置の上記D/Wの変化率をR03とすると、
    前記変化率R02は、1.2以下であり、
    前記変化率R03は、1.3以下であり、
    前記変化率R01、R02、R03は、R01<R02<R03の関係を満足する、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の歯ブラシ。
  5. 前記起点の位置から前記後端側に10mm離れた位置から、前記起点の位置から前記後端側に20mm離れた位置の前記D/Wの変化率をR12とし、前記起点の位置から前記後端側に20mm離れた位置から、前記起点の位置から前記後端側に30mm離れた位置の前記D/Wの変化率をR23とすると、
    前記変化率R12は、1.2以下であり、
    前記変化率R23は、1.3以下であり、
    前記変化率R01、R12、R23は、R01<R12<R23の関係を満足する、
    請求項4に記載の歯ブラシ。
  6. 前記長さ方向の前記ヘッド部の長さは、10mm以上、33mm以下である、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の歯ブラシ。
  7. 前記長さ方向の前記ネック部の長さは、25mm以上、70mm以下である、
    請求項1から6のいずれか一項に記載の歯ブラシ。
  8. 前記ヘッド部、前記ネック部および前記ハンドル部を備えるハンドル体の材質は、ポリプロピレン樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、アクリロニトリルブタジエンスチレン樹脂、ポレアリレート樹脂、ポリカーボネート樹脂、アクリロニトリルスチレン樹脂のいずれかである、
    請求項1から7のいずれか一項に記載の歯ブラシ。
  9. 前記毛束は、前記ヘッド部に平線を用いて植設されている、
    請求項1から8のいずれか一項に記載の歯ブラシ。
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