JP2023023595A - 中央課金処理装置、料金収受システム、出口課金処理装置、課金処理方法、及びプログラム - Google Patents

中央課金処理装置、料金収受システム、出口課金処理装置、課金処理方法、及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2023023595A
JP2023023595A JP2021129246A JP2021129246A JP2023023595A JP 2023023595 A JP2023023595 A JP 2023023595A JP 2021129246 A JP2021129246 A JP 2021129246A JP 2021129246 A JP2021129246 A JP 2021129246A JP 2023023595 A JP2023023595 A JP 2023023595A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
information
exit
processing device
entrance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021129246A
Other languages
English (en)
Inventor
裕 芝田
Yutaka Shibata
泰弘 山口
Yasuhiro Yamaguchi
利恵 長谷川
Rie Hasegawa
晋輔 今村
Shinsuke Imamura
建一 上野
Kenichi Ueno
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Machinery Systems Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Machinery Systems Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Machinery Systems Co Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Machinery Systems Co Ltd
Priority to JP2021129246A priority Critical patent/JP2023023595A/ja
Publication of JP2023023595A publication Critical patent/JP2023023595A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

Figure 2023023595000001
【課題】改修がしやすい中央課金処理装置、料金収受システム、出口課金処理装置、課金処理方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
【解決手段】中央課金処理装置は、入口課金処理装置から、有料道路の入口に到来した車両の車両特定情報を含む車両情報を取得する車両情報取得部と、車両情報を集約して、割引情報を含む通知テーブルを作成するテーブル作成部と、通知テーブルを割引情報の対象となる出口に設置された出口課金処理装置に配信する配信部と、を備え、テーブル作成部は、取得された車両特定情報に基づき、通知テーブルに含めるべき割引情報を判定する判定部を備える。
【選択図】図2

Description

本開示は、中央課金処理装置、料金収受システム、出口課金処理装置、課金処理方法、及びプログラムに関する。
有料道路に利用されている電子式料金収受システム(Electronic Toll Collection System;ETC(登録商標))は、料金所の各車線(レーン)に設置された無線通信装置と、車両に搭載された車載器とが無線通信を行うことで、走行中の車両に対し自動的に料金収受処理(決済処理)を行うことを可能とする。
このような処理に関連する技術として、特許文献1に開示されるような料金収受システムが知られている。
特開2019-144753号公報
特許文献1に開示される料金収受システムでは、有料道路の出口において、出口課金処理装置は、到来した車両の車載器から乗り放題割引フラグを受信し、到来した車両が乗り放題割引対象であることを認識している。
他方、特許文献1に開示される料金収受システムでは、入口料金所で対象車両の乗り放題を判定し、ICカードに記録し、出口料金所で読み取って、乗り放題判定に使用している。
このため、特許文献1に開示される料金収受システムのように、入口や出口の料金所で判定する場合は、判定基準や判定基準用のデータを料金所まで送る必要があり、それらは一つのサービスに対して一つのパッケージが機能追加される。つまり、流用の効かないサービスが増えると、追加するサービス毎に中央、入口、出口の全てを対応するサービス用に改修し、機能追加しなければならない。
したがって、特許文献1に開示される料金収受システムでは、改修がしにくい。
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであって、改修がしやすい中央課金処理装置、料金収受システム、出口課金処理装置、課金処理方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本開示に係る中央課金処理装置は、入口課金処理装置から、有料道路の入口に到来した車両の車両特定情報を含む車両情報を取得する車両情報取得部と、前記車両情報を集約して、割引情報を含む通知テーブルを作成するテーブル作成部と、前記通知テーブルを前記割引情報の対象となる出口に設置された出口課金処理装置に配信する配信部と、を備え、前記テーブル作成部は、取得された前記車両特定情報に基づき、前記通知テーブルに含めるべき前記割引情報を判定する判定部を備える。
本開示に係る出口課金処理装置は、有料道路の出口に設置された出口課金処理装置であって、中央課金処理装置から配信された、割引情報を含む通知テーブルを前記出口課金処理装置内の記録媒体に記録する記録処理部と、前記出口に到来した車両の車両特定情報を取得する出口車両情報取得部と、前記通知テーブルを参照して、前記車両特定情報に関連する前記割引情報を特定し、前記割引情報に応じた課金額で課金処理を行う課金処理部と、を備える。
本開示に係る課金処理方法は、入口課金処理装置から、有料道路の入口に到来した車両の車両特定情報を含む車両情報を取得し、前記車両情報を集約して、割引情報を含む通知テーブルを作成し、前記通知テーブルを前記割引情報の対象となる出口に設置された出口課金処理装置に配信し、前記通知テーブルの作成において、取得された前記車両特定情報に基づき、前記通知テーブルに含めるべき前記割引情報を判定する。
本開示に係る課金処理方法は、中央課金処理装置から配信された、割引情報を含む通知テーブルを、有料道路の出口に設置された出口課金処理装置内の記録媒体に記録し、前記出口に到来した車両の車両特定情報を取得し、前記通知テーブルを参照して、前記車両特定情報に関連する前記割引情報を特定し、前記割引情報に応じた課金額で課金処理を行う。
本開示に係るプログラムは、中央課金処理装置のコンピュータに、入口課金処理装置から、有料道路の入口に到来した車両の車両特定情報を含む車両情報を取得し、前記車両情報を集約して、割引情報を含む通知テーブルを作成し、前記通知テーブルを前記割引情報の対象となる出口に設置された出口課金処理装置に配信し、前記通知テーブルの作成において、取得された前記車両特定情報に基づき、前記通知テーブルに含めるべき前記割引情報を判定することを実行させる。
本開示に係るプログラムは、有料道路の出口に設置された出口課金処理装置のコンピュータに、中央課金処理装置から配信された、割引情報を含む通知テーブルを、前記出口課金処理装置内の記録媒体に記録し、前記出口に到来した車両の車両特定情報を取得し、前記通知テーブルを参照して、前記車両特定情報に関連する前記割引情報を特定し、前記割引情報に応じた課金額で課金処理を行うことを実行させる。
本開示の中央課金処理装置、料金収受システム、出口課金処理装置、課金処理方法、及びプログラムによれば、改修がしやすい。
本開示の実施形態に係る料金収受システムの全体構成を示す図である。 本開示の実施形態に係る中央課金処理装置の機能構成を示す図である。 本開示の実施形態に係る入口課金処理装置の機能構成を示す図である。 本開示の実施形態に係る出口課金処理装置の機能構成を示す図である。 本開示の実施形態に係る本線課金処理装置の機能構成を示す図である。 本開示の実施形態に係る入口FF課金処理装置の機能構成を示す図である。 本開示の実施形態に係る車両情報の例を示す図である。 本開示の実施形態に係る通知テーブルの例を示す図である。 本開示の実施形態に係る中央課金処理装置の処理フローを示す図である。 本開示の実施形態に係る判定部の処理フローを示す図である。 本開示の実施形態に係る出口課金処理装置の処理フローを示す図である。
<実施形態>
以下、実施形態に係る料金収受システムについて、図1~図11を参照しながら説明する。
(料金収受システムの全体構成)
図1に示す料金収受システム9は、電子式料金収受システム(ETC)であって、道路事業者が管理する有料道路Uの料金収受に適用される。
有料道路Uの構成について説明する。
図1に示すように、有料道路Uは、本線LM上に、入口INとして、入口料金所G2及び入口フリーフローG5を有する。
有料道路Uは、本線LM上に、出口OUTとして、出口料金所G3をさらに有する。
例えば、有料道路Uは、本線LM上に、本線料金所G4をさらに有してもよい。
入口INには一般道路から有料道路Uに進入しようとする車両Aが到来する。
例えば、入口料金所G2は、流入車線L2に設けられてもよい。
その際、車両Aは、流入車線L2を走行して入口料金所G2に到来し、入口料金所G2の通過後、有料道路Uを走行する。
例えば、入口料金所G2には、到来した車両Aの車載器Cとの間で無線通信を行うための無線通信装置や、車両Aの車軸数等の検出結果に基づいてその車種区分を特定可能な車種判別装置などが設けられてもよい。
例えば、入口フリーフローG5は、入口FF車線L2Fに設けられてもよい。
入口FF車線L2Fは、FF(フリーフロー)車線であり、料金所ゲートが設けられていない流入車線である。
例えば、入口フリーフローG5には、到来した車両Aの車載器Cとの間で無線通信を行うための無線通信装置が設けられてもよい。
出口料金所G3には有料道路Uから一般道路に退出しようとする車両Aが到来する。
例えば、出口料金所G3は、流出車線L3に設けられてもよい。
その際、車両Aは、有料道路Uを走行して出口料金所G3に到来し、出口料金所G3の通過後、流出車線L3を走行して一般道路に戻る。
例えば、流出車線L3の路側には、到来した車両Aに対し無線通信による課金処理を行う無線通信装置、徴収された課金額を即時通知するための路側表示器などが設けられてもよい。
本線料金所G4は、本線LM上に設けられた料金所であり、集約料金所ともいう。本線料金所G4では、有料道路Uの本線LMを走行する車両Aが通過する。
例えば、本線料金所G4の各車線には、入口料金所G2と同様の無線通信装置、車種判別装置などが設けられてもよい。
次に、料金収受システム9について説明する。
図1に示すように、料金収受システム9は、中央課金処理装置1と、出口課金処理装置3とを備える。
例えば、料金収受システム9は、入口課金処理装置として、入口課金処理装置2及び入口FF課金処理装置5をさらに備えてもよい。
例えば、料金収受システム9は、本線課金処理装置4をさらに備えてもよい。
中央課金処理装置1は、広域通信網を介して有料道路Uの各料金所やFF車線に設置された課金処理装置と通信可能に接続されており、各課金処理装置から逐次受信する情報を集約し、各課金処理装置に向けて配信する。
入口課金処理装置2は、入口料金所G2に設置される装置である。入口料金所G2に複数の車線(レーン)が存在する場合、入口課金処理装置2は、各車線に設置される。
入口課金処理装置2は、入口料金所G2の車線を通過する車両Aの車両情報(後述)を取得し、この車両情報を中央課金処理装置1に送信する。
例えば、入口料金所G2の各車線には、車両Aの車種区分を判別可能な車種判別装置が設置されている場合、入口課金処理装置2が送信する車両情報には、判別された車種区分に関連する車種区分情報が含まれてもよい。
出口課金処理装置3は、有料道路Uの出口OUTに設置される。
例えば、出口課金処理装置3は、出口料金所G3に設置される装置であってもよい。
例えば、出口料金所G3に複数の車線が存在する場合、出口課金処理装置3は、各車線に設置されてもよい。
出口課金処理装置3は、中央課金処理装置1から配信された通知テーブルTTをローカルの自装置内の記録媒体に保存している。
例えば、出口課金処理装置3は、各車線を通過する車両Aに対し、中央課金処理装置1から配信された通知テーブルTTを参照し、正しい車種区分等に基づく即時課金及び即時通知を行ってもよい。
例えば、出口課金処理装置3は、出口料金所G3の車線を通過する車両Aの車両情報を取得し、これを中央課金処理装置1に送信してもよい。
本線課金処理装置4は、本線料金所G4に設置される装置である。本線料金所G4に複数の車線が存在する場合、本線課金処理装置4は、各車線に設置される。
例えば、本線課金処理装置4は、中央課金処理装置1から配信された通知テーブルTTをローカルの記録媒体に保存してもよい。その際、本線課金処理装置4は、本線料金所G4の車線を通過する車両Aから取得した車両情報が、ローカルの記録媒体に保存されている通知テーブルTTに既に記録されているか否か等を判定し、その判定結果に応じて、取得した車両情報を中央課金処理装置1に送信してもよい。
入口FF課金処理装置5は、入口フリーフローG5に設置される装置である。
入口FF課金処理装置5は、入口FF車線L2F上に設置されている。入口FF課金処理装置5は、入口課金処理装置2と同様に、入口FF車線L2Fを走行する車両Aの車両情報を取得し、これを中央課金処理装置1に送信する。
例えば、入口FF車線L2Fには車種判別装置が設置されていなくてもよい。その際、入口FF課金処理装置5が送信する車両情報には、車種区分情報が含まれていなくてもよい。
(中央課金処理装置の機能構成)
図2に示すように、中央課金処理装置1は、車両情報取得部101と、テーブル作成部102と、配信部103と、を機能的に備える。
例えば、中央課金処理装置1は、ハードウェア構成として、CPU10と、メモリ11と、通信インタフェース12と、記録媒体13とを備えてもよい。
CPU10は、予め用意されたプログラムに従って動作することで種々の機能を発揮するプロセッサである。CPU10の機能については後述する。
メモリ11は、いわゆる主記憶装置であって、CPU10の動作に必要な記憶領域を有する。
通信インタフェース12は、広域通信網を介して各課金処理装置と通信可能に接続するための接続インタフェースである。
記録媒体13は、いわゆる補助記憶装置であって、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)などの大容量記憶デバイスである。本実施形態においては、記録媒体13には通知テーブルTTが記録される。
次に、中央課金処理装置1のCPU10の機能について説明する。
例えば、CPU10は、予め用意されたプログラムに従って動作することで、車両情報取得部101、テーブル作成部102、及び配信部103としての機能を発揮してもよい。
車両情報取得部101は、入口課金処理装置から、有料道路Uの入口INに到来した車両Aの車両特定情報DIを含む車両情報Dを取得する。
例えば、車両情報取得部101は、入口課金処理装置2から、入口料金所G2に到来した車両Aの車両特定情報DIを含む車両情報Dを取得してもよい。
例えば、車両情報取得部101は、入口FF課金処理装置5から、入口フリーフローG5に到来した車両Aの車両特定情報DIを含む車両情報Dを取得してもよい。
例えば、車両情報取得部101が取得する車両情報Dには、その車両Aを特定可能な車両特定情報DIの他、車両Aの車軸数等の検出結果を用いて判別された車種区分情報DCが含まれてもよい。
例えば、車軸数は、路面に設置された踏板(後述)が、走行する車両Aのタイヤによって順次踏み付けられることによって検出されるものであり、つまり、車両Aの走行に伴って検出される特徴の一態様であってもよい。
例えば、車両Aの走行に伴って検出される特徴は、他の実施形態では車軸数に限られることはなく、例えば、光学センサなどに基づいて検出される車長などであってもよい。
例えば、車両情報取得部101は、出口課金処理装置3から、出口料金所G3に到来した車両Aの車両特定情報DJを含む車両情報をさらに取得してもよい。
例えば、車両情報取得部101は、本線課金処理装置4から、本線料金所G4に到来した車両Aの車両特定情報DIを含む車両情報Dをさらに取得してもよい。
テーブル作成部102は、車両情報取得部101で取得された、車両Aの車両特定情報DIを含む車両情報Dを集約して、割引情報DDを含む通知テーブルTTを作成する。
例えば、通知テーブルTTが、車種区分情報DCを含んでもよい。
例えば、テーブル作成部102は、各課金処理装置から受信した車両情報Dを集約して全車両情報テーブルを作成し、作成した全車両情報テーブルに割引情報DDを付して割引情報DDを含む通知テーブルTTを作成してもよい。
例えば、テーブル作成部102は、入口課金処理装置2、本線課金処理装置4及び入口FF課金処理装置5から逐次受信する車両情報Dを、新たに有料道路Uに進入した車両Aの車両情報Dとして通知テーブルTTに追加してもよい。他方で、テーブル作成部102は、新たに有料道路Uから退出した車両Aの車両情報Dとして通知テーブルTTから除外するとともに、これらを集約して、通知テーブルTTを更新してもよい。
テーブル作成部102は、判定部102aを備える。
判定部102aは、車両情報取得部101で取得された、車両Aの車両特定情報DIに基づき、通知テーブルTTに含めるべき割引情報DDを判定する。
例えば、判定部102aは、取得された車両特定情報DIに基づき、割引情報DDを付すか否かを判定し、判定部102aが付すべきと判定した場合、テーブル作成部102は、付すべきと判定された割引情報DDを通知テーブルTTに含めてもよい。
例えば、判定部102aは、車両Aが有料道路Uの入口INへ到来した回数である到来回数に基づき、通知テーブルTTに含めるべき割引情報DDを判定してもよい。
例えば、判定部102aが、割引情報DDとして、割引率を判定してもよい。
配信部103は、テーブル作成部102で作成された割引情報DDを含む通知テーブルTTを、割引情報DDの対象となる出口OUTに設置された出口課金処理装置3に配信する。
例えば、配信部103は、通知テーブルTTを、割引情報DDの対象となる全ての出口OUTに設置された各出口課金処理装置3に配信してもよい。
例えば、配信部103は、割引情報DDの対象となる全ての出口OUTに共通して、同じ内容の通知テーブルTTを配信してもよい。
例えば、配信部103は、通知テーブルTTを、入口課金処理装置2、本線課金処理装置4、入口FF課金処理装置5等に配信してもよい。
(入口課金処理装置の機能構成)
図3に示すように、入口課金処理装置2は、記録処理部201と、入口車両情報取得部202と、入口送信部203と、車載器情報書込部204と、を機能的に備える。
例えば、入口課金処理装置2は、ハードウェア構成として、CPU20と、メモリ21と、通信インタフェース22と、路側機器インタフェース23と、記録媒体24とを備えてもよい。
CPU20は、予め用意されたプログラムに従って動作することで種々の機能を発揮するプロセッサである。CPU20の機能については後述する。
メモリ21は、CPU20の動作に必要な記憶領域を有する。
通信インタフェース22は、広域通信網を介して中央課金処理装置1と通信可能に接続するための接続インタフェースである。
路側機器インタフェース23は、入口料金所G2の各車線に設けられた路側機器(無線通信装置2A、車種判別装置2B)と通信するための接続インタフェースである。
記録媒体24は、入口課金処理装置2内に設けられたローカルの記録媒体であって、HDDやSSDなどの大容量記憶デバイスである。
次に、入口課金処理装置2に接続される路側機器(無線通信装置2A、車種判別装置2B)について説明する。
無線通信装置2Aは、入口料金所G2に到来した車両Aの車載器C(図1)との間でDSRC(Dedicated Short Range Communications)を用いた無線通信を行い、車載器Cに記録された各種情報(車載器ID、ICカード情報、車両ナンバーなど)を取得する。
車種判別装置2Bは、走行中の車両の正しい車種区分を特定可能とする装置である。車種判別装置2Bは、踏板や車両検知器などを通じて、車線を通過する車両Aの車軸数を検出する。これにより、車種判別装置2Bは、通過する車両Aの車軸数の検出結果を用いて走行中の車両Aの車種区分情報DCを特定する。
次に、入口課金処理装置2のCPU20の機能について説明する。
CPU20は、予め用意されたプログラムに従って動作することで、記録処理部201、入口車両情報取得部202、入口送信部203及び車載器情報書込部204としての機能を発揮する。
記録処理部201は、各処理に係るデータをローカルの記録媒体24に記録する。
例えば、記録処理部201は、中央課金処理装置1から配信された通知テーブルTTをローカルの記録媒体24に記録してもよい。
入口車両情報取得部202は、無線通信装置2A及び車種判別装置2Bを通じて、入口料金所G2に到来した車両Aの車両情報Dを取得する。ここで取得される車両情報Dには、当該車両Aを特定可能な車両特定情報DIと、少なくとも車両Aの車軸数の検出結果を用いて判別された車種区分情報DCと、が含まれる。
入口送信部203は、車両特定情報DIと車種区分情報DCとを含む車両情報Dを中央課金処理装置1に送信する。
車載器情報書込部204は、車載器C(図1)に予め登録されている車載器車種区分情報を読み出して、車載器C内にセットされているICカードに書き込む。
(出口課金処理装置の機能構成)
図4に示すように、出口課金処理装置3は、記録処理部301と、出口車両情報取得部302と、課金処理部305と、を機能的に備える。
例えば、出口課金処理装置3は、出口送信部303と、車載器情報読取部304と、をさらに機能的に備えてもよい。
例えば、出口課金処理装置3は、ハードウェア構成として、CPU30と、メモリ31と、通信インタフェース32と、路側機器インタフェース33と、記録媒体34とを備えてもよい。
CPU30は、予め用意されたプログラムに従って動作することで種々の機能を発揮するプロセッサである。CPU30の機能については後述する。
メモリ31は、CPU30の動作に必要な記憶領域を有する。
通信インタフェース32は、広域通信網を介して中央課金処理装置1と通信可能に接続するための接続インタフェースである。
路側機器インタフェース33は、出口料金所G3の各車線に設けられた路側機器(無線通信装置3A、路側表示器3B)と通信するための接続インタフェースである。
記録媒体34は、出口課金処理装置3内に設けられたローカルの記録媒体であって、HDDやSSDなどの大容量記憶デバイスである。
次に、出口課金処理装置3に接続される路側機器(無線通信装置3A、路側表示器3B)について説明する。
無線通信装置3Aは、出口料金所G3に到来した車両Aの車載器C(図1)との間でDSRCを用いた無線通信を行い、車載器Cに記録された各種情報(車両特定情報)を取得する。また、出口料金所G3では、無線通信装置3Aによる無線通信を通じて課金処理が行われる。
路側表示器3Bは、無線通信による課金処理が完了した際、走行中の車両A(利用者)に向けて課金額などを表示(即時通知)する表示装置である。
次に、出口課金処理装置3のCPU30の機能について説明する。
CPU30は、予め用意されたプログラムに従って動作することで、記録処理部301、出口車両情報取得部302、出口送信部303、車載器情報読取部304及び課金処理部305としての機能を発揮する。
記録処理部301は、中央課金処理装置1から配信された、割引情報DDを含む通知テーブルTTを出口課金処理装置3内(自装置内)の記録媒体34に記録する。
例えば、記録処理部301は、中央課金処理装置1から定期的に配信される通知テーブルTTに基づいて、記録媒体34に記録された内容を更新してもよい。
出口車両情報取得部302は、出口OUTに到来した車両Aの車両特定情報DJを取得する。
例えば、出口車両情報取得部302は、無線通信装置3Aを通じて、出口料金所G3に到来した車両Aの車両情報を取得してもよい。その際、取得される車両情報に、他の車両に対し車両Aを特定可能な車両特定情報DJが含まれてもよい。
出口送信部303は、車両特定情報DJを含む車両情報を中央課金処理装置1に送信する。
車載器情報読取部304は、入口料金所G2にてICカードに書き込まれた車載器車種区分情報を読み出す。
課金処理部305は、通知テーブルTTを参照して、車両特定情報DJに関連する割引情報DDを特定し、割引情報DDに応じた課金額で課金処理を行う。
例えば、課金処理部305は、ローカルの記録媒体34に記録された通知テーブルTTを参照して、到来した各車両Aに対し、課金処理を行ってもよい。
例えば、課金処理部305は、車両Aが到来した出口料金所G3が割引情報DDの対象である場合、特定された割引情報DDに応じた課金額で課金処理を行ってもよい。
例えば、課金処理部305は、ローカルの記録媒体34に記録された通知テーブルTTを参照して、出口車両情報取得部302が取得した車両特定情報DJに関連する車種区分情報DCをさらに特定し、車種区分情報DCと割引情報DDとに応じた課金額で課金処理を行ってもよい。
例えば、課金処理部305は、車両特定情報DJで通知テーブルTTを検索し、車両特定情報DJに一致する車両特定情報DIがヒットした場合に、車両特定情報DIに関連する車種区分情報DCと割引情報DDとを特定し、車種区分情報DCと割引情報DDとに応じた課金額で課金処理を行ってもよい。
(本線課金処理装置の機能構成)
図5に示すように、本線課金処理装置4は、記録処理部401と、本線車両情報取得部402と、本線送信部403と、車載器情報書込部404と、を機能的に備える。
例えば、本線課金処理装置4は、ハードウェア構成として、CPU40と、メモリ41と、通信インタフェース42と、路側機器インタフェース43と、記録媒体44とを備えてもよい。
CPU40は、予め用意されたプログラムに従って動作することで種々の機能を発揮するプロセッサである。CPU40の機能については後述する。
メモリ41は、CPU40の動作に必要な記憶領域を有する。
通信インタフェース42は、広域通信網を介して中央課金処理装置1と通信可能に接続するための接続インタフェースである。
路側機器インタフェース43は、本線料金所G4の各車線に設けられた路側機器(無線通信装置4A、車種判別装置4B)と通信するための接続インタフェースである。
記録媒体44は、本線課金処理装置4内に設けられたローカルの記録媒体であって、HDDやSSDなどの大容量記憶デバイスである。
本線課金処理装置4に接続される路側機器である無線通信装置4A、車種判別装置4B)については、入口料金所G2に設けられる無線通信装置2A、車種判別装置2Bと同様であるため説明を省略する。
次に、本線課金処理装置4のCPU40の機能について説明する。
CPU40は、予め用意されたプログラムに従って動作することで、記録処理部401、本線車両情報取得部402、本線送信部403及び車載器情報書込部404としての機能を発揮する。
記録処理部401は、各処理に係るデータをローカルの記録媒体44に記録する。
例えば、記録処理部401は、中央課金処理装置1から配信された通知テーブルTTをローカルの記録媒体44に記録してもよい。
本線車両情報取得部402は、無線通信装置4A及び車種判別装置4Bを通じて、本線料金所G4に到来した車両Aの車両情報Dを取得する。
例えば、本線車両情報取得部402で取得される車両情報Dには、当該車両Aを特定可能な車両特定情報DIと、車両Aの車軸数等の検出結果を用いて判別された車種区分情報DCが含まれてもよい。
例えば、本線送信部403は、車両特定情報DIと車種区分情報DCとを含む車両情報Dを中央課金処理装置1に送信してもよい。
車載器情報書込部404は、車載器C(図1)に予め登録されている車載器車種区分情報を読み出して、車載器C内にセットされているICカードに書き込む。
(入口FF課金処理装置の機能構成)
図6に示すように、入口FF課金処理装置5は、記録処理部501と、入口FF車両情報取得部502と、入口FF送信部503と、車載器情報書込部504と、を機能的に備える。
例えば、入口FF課金処理装置5は、ハードウェア構成として、CPU50と、メモリ51と、通信インタフェース52と、路側機器インタフェース53と、記録媒体54とを備えてもよい。
CPU50は、予め用意されたプログラムに従って動作することで種々の機能を発揮するプロセッサである。CPU50の機能については後述する。
メモリ51は、CPU50の動作に必要な記憶領域を有する。
通信インタフェース52は、広域通信網を介して中央課金処理装置1と通信可能に接続するための接続インタフェースである。
路側機器インタフェース53は、入口FF車線L2Fに設けられた路側機器(無線通信装置5A、路側カメラ5B)と通信するための接続インタフェースである。
記録媒体54は、入口FF課金処理装置5内に設けられたローカルの記録媒体であって、HDDやSSDなどの大容量記憶デバイスである。
入口FF課金処理装置5に接続される路側機器である無線通信装置5Aについては、入口料金所G2に設けられる無線通信装置2Aと同様であるため説明を省略する。
路側カメラ5Bは、路側に設置されたカメラであって、入口FF車線L2Fを走行する車両Aを撮影する。路側カメラ5Bは、無線通信装置5Aを通じて得た車両特定情報DIと関連づけて、各車両の外観を示す車両画像を取得可能とする。
次に、入口FF課金処理装置5のCPU50の機能について説明する。
CPU50は、予め用意されたプログラムに従って動作することで、記録処理部501、入口FF車両情報取得部502、入口FF送信部503及び車載器情報書込部504としての機能を発揮する。
記録処理部501は、各処理に係るデータをローカルの記録媒体54に記録する。
例えば、記録処理部501は、中央課金処理装置1から配信された通知テーブルTTをローカルの記録媒体54に記録してもよい。
入口FF車両情報取得部502は、無線通信装置5Aを通じて、入口FF車線L2Fを走行中の車両Aの車両情報Dを取得する。ここで取得される車両情報Dには、当該車両Aを特定可能な車両特定情報DIが含まれる。しかし、入口FF車線L2F上には車種判別装置が設置されていないため、ここで取得される車両情報Dには、車軸数等の検出結果に基づく車種区分情報DCは含まれていない。
入口FF送信部503は、車両特定情報DIを含み、車種区分情報DCを含まない車両情報Dを中央課金処理装置1に送信する。
車載器情報書込部504は、車載器C(図1)に予め登録されている車載器車種区分情報を読み出して、車載器C内にセットされているICカードに書き込む。
(車両情報及び通知テーブルの例)
以下、図7、図8を参照しながら、入口課金処理装置2等で逐次取得され、中央課金処理装置1に送信される車両情報Dのデータの内容と、中央課金処理装置1で作成される通知テーブルTTのデータの内容について詳しく説明する。
図7に示すように、車両情報Dには、「車両特定情報」、「料金所番号」、「車線番号」、「処理年月日時分」、「ICカード情報」、「車種区分情報」、「ナンバープレート情報」、「車両画像データ」などが含まれる。
例えば、「車両画像データ」は、保存先の情報のみであってもよい。
例えば、「車両特定情報」は、「車載器ID」であってもよい。
入口課金処理装置2の入口車両情報取得部202が取得する車両情報Dのうち、「車両特定情報」、「ICカード情報」、「ナンバープレート情報」などは、無線通信装置2Aによる車載器Cとの無線通信を通じて得られる情報である。
例えば、「車種区分情報」は、車種判別装置2Bを通じて得られる車種区分情報DCであってもよい。
例えば、「車種区分情報」は、車種判別装置4Bを通じて得られる車種区分情報DCであってもよい。
なお、本線料金所G4に車種判別装置4Bが設置されている場合、本線課金処理装置4は、車軸数等の検出結果に基づく「車種区分情報」を取得できる。したがって、本線課金処理装置4の本線車両情報取得部402が取得する車両情報Dは、入口課金処理装置2の入口車両情報取得部202が取得する車両情報Dと同様に、車軸数等に基づく「車種区分情報」が含まれたものとなる。
他方、入口FF車線L2Fには車種判別装置が設置されていないため、入口FF課金処理装置5の入口FF車両情報取得部502が取得する車両情報Dには「車種区分情報」が含まれない。
図8は、中央課金処理装置1のテーブル作成部102が作成する通知テーブルTTの内容の例を示している。
図8に示すように、通知テーブルTTは、割引情報DDを含む。
例えば、通知テーブルTTは、車種区分情報DCを含んでもよい。
通知テーブルTTは、各課金処理装置から受信した車両情報Dが集約されてなる。
例えば、通知テーブルTTには、各時点で有料道路U上を走行している全ての車両に関する車両情報Dが集約されてもよい。
例えば、通知テーブルTTにおいて、集約された車両情報Dのいずれかに関連して、割引情報DDが付されてもよい。図8に示す場合、集約された車両情報Dのうち、上から2段目及び5段目の各車両情報Dに関連して、割引情報DDが付されている。
(中央課金処理装置の処理フロー)
以下、図9を参照しながら、中央課金処理装置1が実行する処理フローについて詳しく説明する。なお、図9に示す処理フローは、中央課金処理装置1により、定期的に(例えば、数秒、数分又は数十分に1回の周期等、有料道路U上の入口から出口までに見込まれる車両走行時間の最短の時間よりも短い周期で)繰り返し実行される。
まず、中央課金処理装置1の車両情報取得部101は、入口課金処理装置から、有料道路Uの入口INに到来した車両Aの車両特定情報DIを含む車両情報Dを取得する(ST101:入口に到来した車両の車両情報を取得するステップ)。
次に、中央課金処理装置1のテーブル作成部102は、車両情報取得部101で取得された、車両Aの車両特定情報DIを含む車両情報Dを集約して、割引情報DDを含む通知テーブルTTを作成する(ST102:割引情報を含む通知テーブルを作成するステップ)。
ST102において、判定部102aは、取得された車両特定情報DIに基づき、通知テーブルTTに含めるべき割引情報DDを判定する(ST102A:通知テーブルに含めるべき割引情報を判定するステップ)。
次に、中央課金処理装置1の配信部103は、割引情報DDを含む通知テーブルTTを、割引情報DDの対象となる出口OUTに設置された出口課金処理装置3に配信する(ST103:通知テーブルを出口課金処理装置に配信するステップ)。
例えば、ST103を実施後、ST101に戻って、各ステップを再び実施してもよい。
(ST102の詳細な処理フロー)
ST102では、詳細な処理フローとして、判定部102aは、図10に示すような処理を実施してもよい。
まず、判定部102aは、車両情報取得部101で取得された車両情報Dを有する車両Aが、乗り放題や月極走行の登録車両であるかを判定する(ST102A-1)。
例えば、判定部102aは、乗り放題や月極走行の登録車両であるかを、乗り放題や月極走行の事前申し込みがあった車両の車両特定情報及び関連する情報が集約された事前登録情報を用いて判定してもよい。
なお、この事前登録情報は、図示しない情報設定端末や別システムから中央課金処理装置1へ定期的に配信されてもよい。以下の判定に必要な事前登録情報についても同様である。
ST102A-1において、登録車両であると判定した場合(ST102A-1:YES)、判定部102aは、事前登録情報を用いて、その車両Aが到来した入口INが、乗り放題や月極走行の対象かどうかを判定する(ST102A-2)。
ST102A-2において、入口INが対象であると判定した場合(ST102A-2:YES)、判定部102aは、事前登録情報を用いて、乗り放題や月極走行の開始日及び期間が有効かを判定する(ST102A-3)。
ST102A-3において、有効であると判定した場合(ST102A-3:YES)、判定部102aは、初回走行であるかを判定する(ST102A-4)。
ST102A-4において、初回走行であると判定した場合(ST102A-4:YES)、判定部102aは、事前登録情報を用いて、初回走行時に料金を徴収するかを判定する(ST102A-5)。
ST102A-4において、初回走行でないと判定した場合(ST102A-4:NO、例えば2回目以降の走行であると判定した場合)、判定部102aは、(通知テーブルTTに含めるべき)割引情報DDありと識別する(ST102A-6)。
ST102A-5において、初回走行時に料金を徴収しないと判定した場合も(ST102A-5:NO、例えば有料道路走行前に料金を徴収済であると判定した場合も)、判定部102aは、(通知テーブルTTに含めるべき)割引情報DDありと識別する(ST102A-6)。
ST102A-6における識別がされた場合、テーブル作成部102は、ST102A-6で識別された車両Aに関し、料金徴収金額が0円である旨の割引情報DDを、識別された車両Aの車両特定情報DIと関連するように含めた通知テーブルTTを作成する。
なお、ST102A-1において、登録車両であると判定した場合(ST102A-1:NO)、判定部102aは、(通知テーブルTTに含めるべき)割引情報DDなしと識別する(ST102A-7)。
ST102A-2において、入口が対象でないと判定した場合も(ST102A-2:NO)、判定部102aは、(通知テーブルTTに含めるべき)割引情報DDなしと識別する(ST102A-7)。
ST102A-3において、有効でないと判定した場合も(ST102A-3:NO)、判定部102aは、(通知テーブルTTに含めるべき)割引情報DDなしと識別する(ST102A-7)。
ST102A-5において、初回走行時に料金を徴収する判定した場合も(ST102A-3:NO)、判定部102aは、(通知テーブルTTに含めるべき)割引情報DDなしと識別する(ST102A-7)。
ST102A-7における識別がされた場合、テーブル作成部102は、ST102A-7で識別された車両Aに関し、一般走行であるとして、識別された車両Aの車両特定情報DIに、割引情報DDを含めないように、通知テーブルTTを作成する。
(出口課金処理装置の処理フロー)
以下、図11を参照しながら、出口課金処理装置3が実行する処理フローについて詳しく説明する。
まず、出口課金処理装置3の記録処理部301は、中央課金処理装置1から配信された割引情報DDを含む通知テーブルTTを、出口課金処理装置3内(自装置内)の記録媒体34に記録する(ST201:通知テーブルを記録するステップ)。
次に、出口課金処理装置3の出口車両情報取得部302は、出口OUTに到来した車両Aの車両特定情報DJを取得する(ST202:出口に到来した車両の車両特定情報を取得するステップ)。
例えば、ST202において、出口車両情報取得部302は、出口料金所G3への車両Aの進入を検知してもよい。
例えば、ST202において、出口車両情報取得部302は、無線通信装置3Aを介して、進入した車両Aの車載器Cとの間で無線通信を行い、車両特定情報DJ(車載器ID)等を取得してもよい。
次に、出口課金処理装置3の車載器情報読取部304は、入口INや本線LMでICカードに書き込まれた情報を読み取る(ST203:車種区分情報を読み取るステップ)。
その際、例えば、車載器情報読取部304が読み取る情報には、車種区分情報(車載器車種区分情報)が含まれてもよい。
次に、出口課金処理装置3の課金処理部305は、通知テーブルTTを参照して、車両特定情報DJに関連する割引情報DDを特定し、割引情報DDに応じた課金額で課金処理を行う(ST204:割引情報に応じた課金額で課金処理を行うステップ)。
例えば、ST204において、課金処理部305は、通知テーブルTTを参照して、車両特定情報DJに関連する車種区分情報DCと割引情報DDとを特定し、車種区分情報DCと割引情報DDに応じた課金額で課金処理を行ってもよい。
例えば、課金処理部305は、車載器情報読取部304が読み取った車載器車種区分情報を車種区分情報DCとして用いることにより、車種区分情報DCと割引情報DDとに応じた課金額で課金処理を行ってもよい。
例えば、ST204において、ST202で取得された車両特定情報DJが、ローカルの記録媒体34に記録されている通知テーブルTTに含まれていない場合、何らかの事情により本来あるべきはずの車両情報が、出口課金処理装置3の通知テーブルTTに含まれていないことになる。したがって、この場合、課金処理部305は、入口INや本線LMで読み取った車載器車種区分情報(仮の車種区分情報)を用いて課金額を決定し、課金処理を行ってもよい。
例えば、ST204において、課金処理部305は、課金処理を行った割引情報DDに応じた課金額を路側表示器3Bに表示させてもよい。
例えば、ST204を実施後、ST201又はST202に戻って、各ステップを再び実施してもよい。
(作用、効果)
本実施形態によれば、中央課金処理装置1は、出口課金処理装置3に配信すべきと判定された割引情報DDを、車両情報Dとともに配信する。
例えば、中央課金処理装置1は、サービス毎に判定基準が必要となるが、適用サービスと、即時金額或いは割引額や割引率等の割引情報DDと、を通知するだけで良い。
このため、中央課金処理装置1によれば、例えば、サービス追加毎に入口、出口の機能を変更する必要はなく、路側の機能を簡素化することで、改修費用を低減できる。
したがって、中央課金処理装置1によれば、改修がしやすい。
比較例として、特許文献1に開示される料金収受システムでは、入口料金所で対象車両の乗り放題を判定し、ICカードに記録し、出口料金所で読み取って、乗り放題判定に使用している。
すなわち、特許文献1に開示される料金収受システムでは、ICカードに判定した割引情報を記録することで、割引情報を入口から出口へと移動させている。
このため、特許文献1に開示される料金収受システムのように、入口や出口の料金所で割引を判定する場合は、判定基準や判定基準用のデータを料金所まで送る必要があり、それらは一つのサービスに対して一つのパッケージが機能追加される。つまり、流用の効かないサービスが増えると、追加するサービス毎に中央、入口、出口の全てを対応するサービス用に改修し、機能追加しなければならない。
これに対し、本実施形態の料金収受システム9では、中央課金処理装置1で割引情報DDを判定し、出口OUTに配信している。
すなわち、本実施形態の料金収受システム9と特許文献1に開示される料金収受システムとは、仕組みの概念が違う。
このため、本実施形態の中央課金処理装置1によれば、上述とおり、例えば、サービス追加毎に入口、出口の機能を変更する必要はなく、路側の機能を簡素化することで、改修費用を低減できる。
また、本実施形態によれば、中央課金処理装置1は、出口課金処理装置3に配信すべきと判定された割引情報DDを、車両情報Dとともに配信する。
このため、登録内容や走行回数を把握し、即時案内金額を変更しやすい。
比較例として、特許文献1には、特定区間を繰り返し走行するケースに乗り放題の割引を即時通知する0円通知か、定額利用通知の例が開示されている。
しかし、特許文献1に開示される料金収受システムでは、支払い方法は既定されていない。
これに対し、本実施形態の料金収受システム9では、支払い方法に応じた柔軟な即時案内を提供することができる。
例えば、本実施形態の料金収受システム9において、ETCカード以外での支払いとして、クレジット、銀行引き落としなどの決済方法を事前登録(道路事業者との契約)したとする。この場合、本実施形態の料金収受システム9は、即時案内として、0円通知(別途支払いなので案内も0円)を案内できる。
例えば、本実施形態の料金収受システム9において、ETCカードで支払いしたとする。この場合、本実施形態の料金収受システム9は、即時案内として、初回は乗り放題の全額、2回目以降0円とする等の指定した内容で案内できる(何回目で何円とするかは自由に変更可能である)。
例えば、本実施形態の料金収受システム9において、初回走行時に満額支払い、2回目以降0円と定めたとする。この場合、本実施形態の料金収受システム9は、初回走行時には、乗り放題額の満額を即時案内及び請求し、2回目以降の走行時には、0円通知を即時案内し、請求なしとできる。
例えば、本実施形態の料金収受システム9において、初回走行時から3回走行時までの分割としたとする。この場合、本実施形態の料金収受システム9は、初回から3回目までは乗り放題額の1/3で即時案内し、請求額も同額とし、4回目以降は0円通知を即時案内し、請求なしとできる。
このため、本実施形態の料金収受システム9によれば、登録内容や走行回数を把握し、即時案内金額を変更できる。
また、本実施形態によれば、中央課金処理装置1は、出口課金処理装置3に配信すべきと判定された割引情報DDを、車両情報Dとともに配信する。
このため、出口課金処理装置3は、車両Aに適用されるべき割引情報DDを参照することができる。
したがって、中央課金処理装置1は、中央課金処理装置1によって割引情報DDが作成され割引処理が必要な有料道路の出口へ配信されるので、有料道路Uの出口OUTにおいて、車両ごとの性能によらず即時に割引サービスを適用させることができる。
比較例として、特許文献1に開示される料金収受システムでは、乗り放題割引サービスの利用料金の入金が完了している利用者の情報を入口課金処理装置が中央課金処理装置から受け取ることにより、有料道路の入口に到来した車両が乗り放題割引対象であることを認識している。
このため、例えば、事前に(有料道路の入口に到来する以前に)利用料金の入金が完了していない場合、利用者は、有料道路の出口において即時に割引サービスを受けることができないことがある。
これに対し、本実施形態の中央課金処理装置1は、有料道路Uの入口INに到来した後に出口課金処理装置3に配信すべき割引情報DDを判定し、判定された割引情報DDを、車両情報Dとともに配信する。
したがって、中央課金処理装置1は、事前に利用料金の入金が完了していない場合でも、有料道路Uの出口OUTにおいて、即時に割引サービスを適用させることができる。
また、本実施形態の一例によれば、中央課金処理装置1は、各車両Aの有料道路Uの利用回数に応じて適用される割引情報DDを、出口課金処理装置3に配信できる。
したがって、中央課金処理装置1は、有料道路Uの出口OUTにおいて、有料道路Uの利用回数に応じた割引サービスを、即時に適用させることができる。
また、本実施形態の一例によれば、中央課金処理装置1は、各車両Aに応じて判定された割引率を、出口課金処理装置3に配信できる。
したがって、中央課金処理装置1は、有料道路Uの出口OUTにおいて、各車両Aの割引率に応じた割引サービスを、即時に適用させることができる。
また、本実施形態の一例によれば、中央課金処理装置1は、有料道路Uの出口OUTにおいて、車種区分情報DCに応じた割引サービスを、即時に適用させることができる。
また、本実施形態によれば、出口課金処理装置3は、中央課金処理装置1から配信された割引情報DDを含む通知テーブルTTにより、出口OUTに到来した車両Aに適用されるべき割引情報DDを参照することができる。
したがって、出口課金処理装置3は、有料道路Uの出口OUTにおいて、即時に割引サービスを適用させることができる。
比較例として、特許文献1に開示される出口課金処理装置の場合、有料道路の出口において、到来した車両の車載器から乗り放題割引フラグを受信し、到来した車両が乗り放題割引対象であることを認識している。
このため、入口や本線で車載器に乗り放題割引フラグを書き込めなかったり、出口で車載器に書き込まれた放題割引フラグを送信できなかったりなど、車載器が乗り放題割引フラグに対応していない場合、特許文献1に開示される出口課金処理装置は、乗り放題割引フラグを受信できない。
このため、特許文献1に開示される料金収受システムは、有料道路の出口において、到来した車両が割引対象であることを判定できず、即時に割引サービスを適用できないことがある。
これに対し、本実施形態の出口課金処理装置3は、中央課金処理装置1から配信された通知テーブルTTに含まれている割引情報DDを参照している。
このため、有料道路Uの出口OUTに到来した車両Aの車載器Cが、乗り放題割引フラグに対応していなくても、出口課金処理装置3は、有料道路Uの出口OUTにおいて、即時に割引サービスを適用させることができる。
(変形例)
上述の実施形態の一例では、中央課金処理装置1は、通知テーブルTTを、出口料金所G3に設置される出口課金処理装置3に配信しているが、出口OUTに設置された出口課金処理装置であれば、どのような出口課金処理装置に配信してもよい。
変形例として、中央課金処理装置1は、さらに、有料道路Uの出口OUTにおいて、「出口FF車線」に対応して設けられた出口FF課金処理装置に配信してもよい。この場合において、出口FF課金処理装置は、出口課金処理装置3と同様の機能を有するものとしてよい。
上述の実施形態の一例では、図7、図8に示すように、車両特定情報DIには、車載器IDが含まれているが、他の車両と識別可能に、各車両を一意に特定可能な車両特定情報であれば、どのような情報を含んでもよい。
変形例として、車両特定情報DIには、ナンバープレート情報が含まれてもよい。
他の変形例として、車両特定情報DIには、ICカード情報が含まれてもよい。
上述の実施形態の一例では、判定部102aは、乗り放題や月極走行に関し、初回走行であるかを判定しているが、到来回数に基づき、割引情報DDを判定するならどのように判定してもよい。
変形例として、判定部102aは、回数割引に関し、所定期間における到来回数が所定回数以上(月に10回以上、日に3回以上等)であるかを判定し、所定回数以上であると判定されれば、所定の割引率(例えば15%割引、半額、100%割引等)である旨を割引情報DDとして判定してもよい。
上述の実施形態の一例では、配信部103は、割引情報DDの対象となる全ての出口OUTに共通して、同じ内容の通知テーブルTTを配信しているが、割引情報DDを含む通知テーブルTTを配信するならどのような通知テーブルTTを配信してもよい。
変形例として、配信部103は、割引情報DDの対象となる出口OUTのうち、各出口OUTに関連する情報のみを含む通知テーブルTTを配信することとし、各出口OUTに異なる内容の通知テーブルTTを配信してもよい。
上述の実施形態の一例では、中央課金処理装置1と、入口課金処理装置2と、出口課金処理装置3と、本線課金処理装置4と、入口FF課金処理装置5と、(本線FF課金処理装置と、出口FF課金処理装置と、)が実行する各種処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって上記各種処理が行われる。また、コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD-ROM、DVD-ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしてもよい。
上記プログラムは、上述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
以上のとおり、本開示に係るいくつかの実施形態を説明したが、これら全ての実施形態は、例として提示したものであり、開示の範囲を限定することを意図していない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、開示の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態及びその変形は、開示の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲とその均等の範囲に含まれる。
<付記>
各実施形態に記載の中央課金処理装置、料金収受システム、出口課金処理装置、課金処理方法、及びプログラムは、例えば以下のように把握される。
(1)第1の態様の中央課金処理装置1は、入口課金処理装置2、5から、有料道路Uの入口INに到来した車両Aの車両特定情報DIを含む車両情報Dを取得する車両情報取得部101と、前記車両情報Dを集約して、割引情報DDを含む通知テーブルTTを作成するテーブル作成部102と、前記通知テーブルTTを前記割引情報DDの対象となる出口OUTに設置された出口課金処理装置3に配信する配信部103と、を備え、前記テーブル作成部102は、取得された前記車両特定情報DIに基づき、前記通知テーブルTTに含めるべき前記割引情報DDを判定する判定部102aを備える。
本態様によれば、中央課金処理装置1は、出口課金処理装置3に配信すべきと判定された割引情報DDを、車両情報Dとともに配信する。
例えば、中央課金処理装置1は、サービス毎に判定基準が必要となるが、適用サービスと、即時金額或いは割引額や割引率等の割引情報DDと、を通知するだけで良い。
このため、中央課金処理装置1によれば、例えば、サービス追加毎に入口、出口の機能を変更する必要はなく、路側の機能を簡素化することで、改修費用を低減できる。
したがって、中央課金処理装置1によれば、改修がしやすい。
(2)第2の態様の中央課金処理装置1は、前記判定部102aが、前記車両Aが前記有料道路Uの入口INへ到来した回数である到来回数に基づき、前記割引情報DDを判定する(1)の中央課金処理装置1である。
本態様によれば、中央課金処理装置1は、各車両Aの有料道路Uの利用回数に応じて適用される割引情報DDを、出口課金処理装置3に配信できる。
したがって、中央課金処理装置1は、有料道路Uの出口OUTにおいて、有料道路Uの利用回数に応じた割引サービスを、即時に適用させることができる。
(3)第3の態様の中央課金処理装置1は、前記判定部が、前記割引情報として、割引率を判定する(1)又は(2)の中央課金処理装置1である。
本態様によれば、中央課金処理装置1は、各車両Aに応じて判定された割引率を、出口課金処理装置3に配信できる。
したがって、中央課金処理装置1は、有料道路Uの出口OUTにおいて、各車両Aの割引率に応じた割引サービスを、即時に適用させることができる。
(4)第4の態様の中央課金処理装置1は、前記通知テーブルTTが、車種区分情報DCを含む(1)から(3)のいずれかの中央課金処理装置1である。
本態様によれば、中央課金処理装置1は、有料道路Uの出口OUTにおいて、車種区分情報DCに応じた割引サービスを、即時に適用させることができる。
(5)第5の態様の料金収受システム9は、(1)から(4)のいずれかの中央課金処理装置1と、前記入口課金処理装置2、5と、前記出口課金処理装置3と、を備える。
本態様によれば、料金収受システム9は、中央課金処理装置1から出口課金処理装置3に配信すべきと判定された割引情報DDを、車両情報Dとともに配信する。
例えば、中央課金処理装置1は、サービス毎に判定基準が必要となるが、適用サービスと、即時金額或いは割引額や割引率等の割引情報DDと、を通知するだけで良い。
このため、料金収受システム9によれば、例えば、サービス追加毎に入口、出口の機能を変更する必要はなく、路側の機能を簡素化することで、改修費用を低減できる。
したがって、料金収受システム9によれば、改修がしやすい。
(6)第6の態様の出口課金処理装置3は、有料道路Uの出口OUTに設置された出口課金処理装置3であって、中央課金処理装置1から配信された、割引情報DDを含む通知テーブルTTを前記出口課金処理装置3内の記録媒体34に記録する記録処理部301と、前記出口OUTに到来した車両Aの車両特定情報DJを取得する出口車両情報取得部302と、前記通知テーブルTTを参照して、前記車両特定情報DJに関連する前記割引情報DDを特定し、前記割引情報DDに応じた課金額で課金処理を行う課金処理部305と、を備える。
本態様によれば、出口課金処理装置3は、中央課金処理装置1から配信された割引情報DDを含む通知テーブルTTにより、出口OUTに到来した車両Aに適用されるべき割引情報DDを参照することができる。
したがって、出口課金処理装置3は、有料道路Uの出口OUTにおいて、即時に割引サービスを適用させることができる。
(7)第7の態様の課金処理方法は、入口課金処理装置2、5から、有料道路Uの入口INに到来した車両Aの車両特定情報DIを含む車両情報Dを取得し、前記車両情報Dを集約して、割引情報DDを含む通知テーブルTTを作成し、前記通知テーブルTTを前記割引情報DDの対象となる出口OUTに設置された出口課金処理装置3に配信し、前記通知テーブルTTの作成において、取得された前記車両特定情報DIに基づき、前記通知テーブルTTに含めるべき前記割引情報DDを判定する。
本態様によれば、課金処理方法は、出口課金処理装置3に配信すべきと判定された割引情報DDを、車両情報Dとともに配信する。
例えば、課金処理方法は、サービス毎に判定基準が必要となるが、適用サービスと、即時金額或いは割引額や割引率等の割引情報DDと、を通知するだけで良い。
このため、課金処理方法によれば、例えば、サービス追加毎に入口、出口の機能を変更する必要はなく、路側の機能を簡素化することで、改修費用を低減できる。
したがって、課金処理方法によれば、改修がしやすい。
(8)第8の態様の課金処理方法は、中央課金処理装置1から配信された、割引情報DDを含む通知テーブルTTを、有料道路Uの出口OUTに設置された出口課金処理装置3内の記録媒体34に記録し、前記出口OUTに到来した車両Aの車両特定情報DJを取得し、前記通知テーブルTTを参照して、前記車両特定情報DJに関連する前記割引情報DDを特定し、前記割引情報DDに応じた課金額で課金処理を行う。
本態様によれば、課金処理方法は、中央課金処理装置1から配信された割引情報DDを含む通知テーブルTTにより、有料道路Uの出口OUTにおいて、出口OUTに到来した車両Aに適用されるべき割引情報DDを参照することができる。
例えば、中央課金処理装置1は、サービス毎に判定基準が必要となるが、適用サービスと、即時金額或いは割引額や割引率等の割引情報DDと、を通知するだけで良い。
このため、課金処理方法によれば、例えば、サービス追加毎に入口、出口の機能を変更する必要はなく、路側の機能を簡素化することで、改修費用を低減できる。
したがって、課金処理方法によれば、改修がしやすい。
(9)第9の態様のプログラムは、中央課金処理装置1のコンピュータに、入口課金処理装置2、5から、有料道路Uの入口INに到来した車両Aの車両特定情報DIを含む車両情報Dを取得し、前記車両情報Dを集約して、割引情報DDを含む通知テーブルTTを作成し、前記通知テーブルTTを前記割引情報DDの対象となる出口OUTに設置された出口課金処理装置3に配信し、前記通知テーブルTTの作成において、取得された前記車両特定情報DIに基づき、前記通知テーブルTTに含めるべき前記割引情報DDを判定することを実行させる。
本態様によれば、プログラムは、出口課金処理装置3に配信すべきと判定された割引情報DDを、車両情報Dとともに配信させる。
例えば、中央課金処理装置1は、サービス毎に判定基準が必要となるが、適用サービスと、即時金額或いは割引額や割引率等の割引情報DDと、を通知するだけで良い。
このためプログラムによれば、例えば、サービス追加毎に入口、出口の機能を変更する必要はなく、路側の機能を簡素化することで、改修費用を低減できる。
したがって、プログラムによれば、改修がしやすい。
(10)第10の態様のプログラムは、有料道路Uの出口OUTに設置された出口課金処理装置3のコンピュータに、中央課金処理装置1から配信された、割引情報DDを含む通知テーブルTTを、前記出口課金処理装置3内の記録媒体34に記録し、前記出口OUTに到来した車両Aの車両特定情報DJを取得し、前記通知テーブルTTを参照して、前記車両特定情報DJに関連する前記割引情報DDを特定し、前記割引情報DDに応じた課金額で課金処理を行うことを実行させる。
本態様によれば、プログラムは、中央課金処理装置1から配信された割引情報DDを含む通知テーブルTTにより、出口OUTに到来した車両Aに適用されるべき割引情報DDを出口課金処理装置3に参照させることができる。
例えば、中央課金処理装置1は、サービス毎に判定基準が必要となるが、適用サービスと、即時金額或いは割引額や割引率等の割引情報DDと、を通知するだけで良い。
このためプログラムによれば、例えば、サービス追加毎に入口、出口の機能を変更する必要はなく、路側の機能を簡素化することで、改修費用を低減できる。
したがって、プログラムによれば、改修がしやすい。
1 中央課金処理装置
2 入口課金処理装置
2A 無線通信装置
2B 車種判別装置
3 出口課金処理装置
3A 無線通信装置
3B 路側表示器
4 本線課金処理装置
4A 無線通信装置
4B 車種判別装置
5 入口FF課金処理装置(入口課金処理装置)
5A 無線通信装置
5B 路側カメラ
9 料金収受システム
10 CPU
11 メモリ
12 通信インタフェース
13 記録媒体
20 CPU
21 メモリ
22 通信インタフェース
23 路側機器インタフェース
24 記録媒体
30 CPU
31 メモリ
32 通信インタフェース
33 路側機器インタフェース
34 記録媒体
40 CPU
41 メモリ
42 通信インタフェース
43 路側機器インタフェース
44 記録媒体
50 CPU
51 メモリ
52 通信インタフェース
53 路側機器インタフェース
54 記録媒体
101 車両情報取得部
102 テーブル作成部
102a 判定部
103 配信部
201 記録処理部
202 入口車両情報取得部
203 入口送信部
204 車載器情報書込部
301 記録処理部
302 出口車両情報取得部
303 出口送信部
304 車載器情報読取部
305 課金処理部
401 記録処理部
402 本線車両情報取得部
403 本線送信部
404 車載器情報書込部
501 記録処理部
502 入口FF車両情報取得部
503 入口FF送信部
504 車載器情報書込部
A 車両
C 車載器
D 車両情報
DC 車種区分情報
DD 割引情報
DI 車両特定情報
DJ 車両特定情報
G2 入口料金所
G3 出口料金所
G4 本線料金所
G5 入口フリーフロー
IN 入口
L2 流入車線
L2F 入口FF車線
L3 流出車線
LM 本線
OUT 出口
TT 通知テーブル
U 有料道路

Claims (10)

  1. 入口課金処理装置から、有料道路の入口に到来した車両の車両特定情報を含む車両情報を取得する車両情報取得部と、
    前記車両情報を集約して、割引情報を含む通知テーブルを作成するテーブル作成部と、
    前記通知テーブルを前記割引情報の対象となる出口に設置された出口課金処理装置に配信する配信部と、を備え、
    前記テーブル作成部は、取得された前記車両特定情報に基づき、前記通知テーブルに含めるべき前記割引情報を判定する判定部を備える中央課金処理装置。
  2. 前記判定部が、前記車両が前記有料道路の入口へ到来した回数である到来回数に基づき、前記割引情報を判定する請求項1に記載の中央課金処理装置。
  3. 前記判定部が、前記割引情報として、割引率を判定する請求項1又は2に記載の中央課金処理装置。
  4. 前記通知テーブルが、車種区分情報を含む請求項1から3のいずれか一項に記載の中央課金処理装置。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の中央課金処理装置と、
    前記入口課金処理装置と、
    前記出口課金処理装置と、を備える料金収受システム。
  6. 有料道路の出口に設置された出口課金処理装置であって、
    中央課金処理装置から配信された、割引情報を含む通知テーブルを前記出口課金処理装置内の記録媒体に記録する記録処理部と、
    前記出口に到来した車両の車両特定情報を取得する出口車両情報取得部と、
    前記通知テーブルを参照して、前記車両特定情報に関連する前記割引情報を特定し、前記割引情報に応じた課金額で課金処理を行う課金処理部と、を備える出口課金処理装置。
  7. 入口課金処理装置から、有料道路の入口に到来した車両の車両特定情報を含む車両情報を取得し、
    前記車両情報を集約して、割引情報を含む通知テーブルを作成し、
    前記通知テーブルを前記割引情報の対象となる出口に設置された出口課金処理装置に配信し、
    前記通知テーブルの作成において、取得された前記車両特定情報に基づき、前記通知テーブルに含めるべき前記割引情報を判定する課金処理方法。
  8. 中央課金処理装置から配信された、割引情報を含む通知テーブルを、有料道路の出口に設置された出口課金処理装置内の記録媒体に記録し、
    前記出口に到来した車両の車両特定情報を取得し、
    前記通知テーブルを参照して、前記車両特定情報に関連する前記割引情報を特定し、前記割引情報に応じた課金額で課金処理を行う課金処理方法。
  9. 中央課金処理装置のコンピュータに、
    入口課金処理装置から、有料道路の入口に到来した車両の車両特定情報を含む車両情報を取得し、
    前記車両情報を集約して、割引情報を含む通知テーブルを作成し、
    前記通知テーブルを前記割引情報の対象となる出口に設置された出口課金処理装置に配信し、
    前記通知テーブルの作成において、取得された前記車両特定情報に基づき、前記通知テーブルに含めるべき前記割引情報を判定する
    ことを実行させるプログラム。
  10. 有料道路の出口に設置された出口課金処理装置のコンピュータに、
    中央課金処理装置から配信された、割引情報を含む通知テーブルを、前記出口課金処理装置内の記録媒体に記録し、
    前記出口に到来した車両の車両特定情報を取得し、
    前記通知テーブルを参照して、前記車両特定情報に関連する前記割引情報を特定し、前記割引情報に応じた課金額で課金処理を行う
    ことを実行させるプログラム。
JP2021129246A 2021-08-05 2021-08-05 中央課金処理装置、料金収受システム、出口課金処理装置、課金処理方法、及びプログラム Pending JP2023023595A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021129246A JP2023023595A (ja) 2021-08-05 2021-08-05 中央課金処理装置、料金収受システム、出口課金処理装置、課金処理方法、及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021129246A JP2023023595A (ja) 2021-08-05 2021-08-05 中央課金処理装置、料金収受システム、出口課金処理装置、課金処理方法、及びプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023023595A true JP2023023595A (ja) 2023-02-16

Family

ID=85203614

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021129246A Pending JP2023023595A (ja) 2021-08-05 2021-08-05 中央課金処理装置、料金収受システム、出口課金処理装置、課金処理方法、及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2023023595A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20230010154A1 (en) Providing toll service for a vehicle including an on-board unit
US8768754B2 (en) Billing a rented third party transport including an on-board unit
JP4677453B2 (ja) 道路利用料課金用データを収集し処理するための方法、コンピュータプログラム、およびシステム
CN104021594A (zh) 基于北斗的高速公路车辆自由流电子收费系统、装置及方法
JP2001338318A (ja) 料金収受システム、車載器及び料金収受方法
JP2020057316A (ja) 情報処理装置、情報処理システム、及び、広告配信方法
JP2003216989A (ja) 料金収受システム、車載器、料金収受方法
JP2005275719A (ja) 駐車場案内と料金自動支払いシステム及びその方法並びに駐車場案内サービスホストコンピュータ
JP2001076194A (ja) 駐車場の課金システム
JP7119863B2 (ja) 路側装置、センタサーバ、及び情報処理方法
JP2023023595A (ja) 中央課金処理装置、料金収受システム、出口課金処理装置、課金処理方法、及びプログラム
JP6661424B2 (ja) 料金情報処理装置、料金情報処理システム、料金通知システム、料金情報処理プログラム及び料金情報処理方法
JP3709337B2 (ja) 有料道路自動料金収受システム対応型のプリペイドカードシステム
JP2023023596A (ja) 中央課金処理装置、料金収受システム、出口課金処理装置、課金処理方法、及びプログラム
JP7440677B2 (ja) 中央課金処理装置、課金処理方法およびプログラム
JP3463665B2 (ja) 自動料金収受システム、課金情報通信装置、車載機、課金結果取得装置、センター
JP7333389B2 (ja) 中央サーバ、及びプログラム
JP2019144753A (ja) Etcシステム、etc中央装置、入口料金所装置、出口料金所装置、及び料金収受方法
JP7036876B1 (ja) 中央課金処理装置、入口課金処理装置、出口課金処理装置、本線課金処理装置、料金収受システム、課金処理方法およびプログラム
JP7123157B2 (ja) 中央装置、管理装置、中央装置制御方法、管理装置制御方法、中央装置制御プログラム、及び管理装置制御プログラム
JP6981872B2 (ja) 課金システム、中央装置、課金方法、及びプログラム
JP2022154316A (ja) 中央課金処理装置、入口課金処理装置、出口課金処理装置、本線課金処理装置、料金収受システム、課金処理方法およびプログラム
JP2003187280A (ja) 通行料金の前納を可能とした有料道路自動料金収受システム及びその方法
JP2005071011A (ja) 駐車場管理方法および駐車場管理システム
JP2002269612A (ja) 料金収受方法、料金収受システム及び車載器

Legal Events

Date Code Title Description
A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20240215