JP2023020776A - 胎盤抽出物および人参の実抽出物を含む食品組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の目的は、胎盤抽出物の異味および異臭マスキング用組成物を提供することにある。【解決手段】本発明は、人参の実抽出物および胎盤抽出物を含む食品組成物に関し、前記食品組成物は、胎盤抽出物と共に人参の実抽出物を含むことによって、前記人参の実抽出物により胎盤抽出物に現れる固有の動物臭、酸味などの異臭および異味をマスキングすることができて、胎盤抽出物を含む食品の服用性を改善させ、ひいては食品内胎盤抽出物の安定性を向上させることができる。【選択図】図1

Description

本発明は、胎盤抽出物および人参の実抽出物を含む食品組成物に関する。
胎盤(placenta)は、妊娠した哺乳類の子宮内に出来る器官であって、出産前まで胎児に栄養供給などの機能を行った後、出産時に母体から分離される。母体から分離された胎盤は、各種アミノ酸、ビタミン、ミネラル、酵素、糖類、各種成長因子などのような多様な有効成分を含んでいて、多様な医薬品、健康食品および化粧品などに有用に活用できる(非特許文献1)。
現在まで胎盤抽出物を化粧品や医薬用に用いようとする試みが盛んに行われるようになってきたが、ヒトが摂取できる食品に適用しようとする研究はまだほとんどされていない。胎盤は、加水分解時に不快な臭いおよび濃い色度に起因して食品に適用しにくいので、原料としてきわめて微量を使用しているのが現状である。
なお、高麗人参(Panax ginseng C.A.Meyer)は、ウコギ科の人参属の植物であり、数千年の間アジア国家で薬用植物として使用されてきた。高麗人参の主な成分であるジンセノサイドは、生物学および薬理学的に多様な特徴を示す。ジンセノサイドは、根、幹、葉、実およびつぼみのような高麗人参の全体的な部位に全部含まれている。その中でも、人参の実には、ジンセノサイドが、根に比べて4~10倍以上含まれており、特にジンセノサイドReは、根の7倍以上が含まれていることが知られている。人参の実は、抗糖尿効果を含んでいて、抗酸化、抗癌、抗炎など多様な効能と豊富なジンセノサイドを含有していて、機能性原料として注目されている。
しかしながら、まだ前記胎盤抽出物の異味および異臭をマスキングするために高麗人参を適用した事例が全くないのが現状である。
Jpn Pharmacol Ther,46(6)2018,1023-1034
前述のような背景下に、本発明者らは、胎盤抽出物を原料とする食品の異味および異臭をマスキングして食品として摂取するとき、服用性を改善し、胎盤抽出物の安定性を増加させるために研究した結果、人参の実抽出物を胎盤抽出物と共に含むことによって、胎盤抽出物の異味と異臭がマスキングされることを確認し、本発明を完成した。
したがって、本発明の目的は、胎盤抽出物の異味および異臭マスキング用組成物を提供することにある。
上記課題を解決するための手段として、本発明は、
人参の実抽出物および胎盤抽出物を含む食品組成物を提供する。
また、本発明は、胎盤抽出物を含む食品の異臭および異味をマスキングする方法を提供する。
以下、本発明の構成を詳細に説明する。
本発明は、胎盤抽出物および人参の実抽出物を含む食品組成物に関する。
本発明において、前記胎盤抽出物は、摂取可能な胎盤から抽出したものを含み、前記胎盤は、豚、馬、羊および鹿に由来するものであり得、具体的に、豚に由来する胎盤でありうる。胎盤は、一般的に摂取するのに不快な特有の味と臭い、すなわち異味および異臭を有し、これは、動物臭および酸味で表現され得る。本発明において、「異味」および「異臭(off-flavours)」は、胎盤抽出物を含む食品において消費者が予想せず/しないか、所望しない望ましくない味と臭いであり、例えば酸味のような後味および動物臭のような臭いを意味する。
本発明による食品組成物は、人参の実抽出物を含むことによって、前記胎盤または胎盤抽出物特有の異味および異臭をマスキングさせることができる。また、本発明による食品組成物は、人参の実抽出物を含むことによって、胎盤抽出物の服用性を改善させることができる。これより、本発明による食品組成物は、胎盤抽出物を含む食品の異味および異臭をマスキングするためのものでありうる。
本発明において、人参の実は、人参の花が咲いた後に生成される実を意味し、好ましくは、緑色の実が赤く成熟した状態のものを意味する。本発明において前記人参の実は、人参の実の果皮(実の種子を除いた残りの全部)または種子を含むことができ、具体的に人参の実の果皮でありうる。
前記人参の実抽出物は、高麗人参、山参、花旗参、田七参および山養参の実から抽出されたものであり得、前記人参の実は、直接栽培したり、市販されるものを使用するなど、その出処に制限なく使用することができる。より具体的に、前記人参の実抽出物は、高麗人参の実から抽出されたものでありうる。
本発明の人参(Panax属)の実抽出物および胎盤抽出物は、当業界において公知になった方法によって抽出することができ、その方法は特に限定されない。または、市販の人参の実抽出物および胎盤抽出物を用いることができる。
本発明による人参の実抽出物および胎盤抽出物の製造は、前記人参の実および胎盤の形態によって制限されず、前記人参の実および胎盤は、乾燥などの加工過程を経たものを全部含む意味である。
本発明において使用される用語、「抽出物(エキス)」は、前述した人参の実または胎盤を抽出して得られる抽出液、前記抽出液の希釈液や濃縮液、前記抽出液を乾燥して得られる乾燥物、前記抽出液の粗精製物や精製物、抽出液の発酵物またはこれらの混合物など、抽出液自体および抽出液を用いて形成可能なすべての剤形の抽出物を含む。また、人参の実または胎盤を直接圧搾または粉砕後にろ過して得られた搾汁液を含む。前記人参の実または胎盤は、人参の実または胎盤をそのまま抽出したりまたは匍制(加工)して抽出することができる。前記「匍制」は、漢方理論に基づいて薬材を加工処理することによって、薬材本来の性質を変化させる製薬技術を意味し、例えば、薬材を炒める炒法、薬材を一定量の液体補助材料とともに炒めることによって、補助材料が薬物組織内に染み込むようにする炙法、薬材各品目の匍制規定によって液体補助材料を入れて混ぜて適当な容器中で加熱して蒸したり、一定の程度になるまで蒸して乾燥させる蒸法などがある。
本発明において抽出方法は、特に制限されず、当業界において通常的に使用する方法によって抽出することができる。前記抽出方法の非制限的な例としては、酵素分解抽出法、溶媒抽出法、超音波抽出法、熱水抽出法、ろ過法、還流抽出法などがあり、これらは、単独で行うか、2種以上の方法を併用して行うことができる。
本発明において、抽出するのに使用される抽出溶媒の種類は、特に制限されず、当業界における公知の任意の溶媒を使用することができる。本発明において、前記抽出物は、水、炭素数1~4の低級アルコールまたはこれらの混合溶媒で抽出して収得することができる。また、前記抽出溶媒の非制限的な例としては、水;メタノール、エタノール、プロピルアルコール、ブチルアルコールなどの炭素数1~4の低級アルコール;グリセリン、ブチレングリコール、プロピレングリコールなどの多価アルコール;メチルアセテート、エチルアセテート、アセトン、ベンゼン、ヘキサン、ジエチルエーテル、ジクロロメタンなどの炭化水素系溶媒;またはこれらの混合物を使用することができ、具体的に、水、低級アルコール、1,3-ブチレングリコール、エチルアセテートを単独で使用するか、2種以上混合して使用することができる。この際、2種以上の溶媒を混合して使用する場合、溶媒間の混合比は特に制限されない。
本発明において抽出は、前記人参の実または胎盤乾燥物の重量を基準として、1~100倍の重量、具体的には、1~50倍の重量、より具体的には、2~20倍に達する重量の溶媒を用いて、10~80℃、具体的には、15~50℃の抽出温度で2時間~30日、具体的には、12時間~18日の抽出時間の間抽出する方法を適用することができ、前記乾燥および破砕物を含んで1回~5回連続抽出して液状の粗抽出物を収得する過程を含むことができる。
本発明において、前記抽出物は、浮遊する固体粒子を除去するために、ろ過、例えばナイロン、ろ紙などを用いて粒子をろ過するか、冷凍ろ過法などを用いてろ過した後、そのまま使用するか、これを凍結乾燥、熱風乾燥、噴霧乾燥などを用いて乾燥させて使用することができる。
前記液状の粗抽出物は、減圧ろ過などの方法で人参の実または胎盤の乾燥破砕物から分離した後、濃縮または乾燥の過程を経ることができる。例えば、前記液状の粗抽出物を真空回転蒸発装置で20~100℃、好ましくは、30~70℃で減圧濃縮した濃縮液であり得、前記液状の抽出物を乾燥して粉末化した抽出物を得ることもできる。かくして濃縮または粉末化した抽出物は、必要に応じて、水、アルコール、DMSO(dimethyl sulfoxide)またはこれらの混合溶媒に可溶して使用することができる。
一具体例において、胎盤抽出物に対する抽出方法は、酵素分解抽出法でありうる。
酵素分解抽出法は、胎盤にエンドプロテアーゼ活性を有するタンパク質分解酵素を使用して、酵素分解して抽出物を抽出する過程を含むことができる。一般的に、酵素分解抽出法は、大きいタンパク質で構成された原料にタンパク質分解酵素を処理してタンパク質を分解することで、臭い、物性、タンパク質構造などを変化させて原料化に適用する方法に広く使用されている。前記タンパク質分解酵素は、例えばリボザイム、ピシン、パパイン、プロタメックス、ニュートラーゼ 、ブロメラインおよびこれらの組み合わせよりなる群から選ばれたものでありうるが、これらに制限されるものではない。本発明によれば、前記酵素分解抽出法を用いて胎盤を抽出することによって、胎盤固有の酸味、動物臭のような異味および異臭を減少させることができるので、食品原料として胎盤の活用度を高めることができる。
本発明において、前記人参の実抽出物および胎盤抽出物は、それぞれ人参の実抽出物および胎盤抽出物の分画物でありうる。
本発明において使用される用語、「分画物」は、多様な構成成分を含む混合物から特定成分または特定成分グループを分離するために分画を行って得られた結果物を意味する。
本発明において前記分画物を得る分画方法は、特に制限されず、当業界において通常的に使用する方法によって行うことができる。前記分画方法の非制限的な例としては、人参の実を抽出して得られた人参の実抽出物および/または胎盤を抽出して得られた胎盤抽出物に所定の溶媒を処理して前記抽出物から分画物を得る方法が挙げられる。
本発明において前記分画物を得るのに使用される溶媒の種類は、特に制限されず、当業界における公知の任意の溶媒を使用することができる。前記分画溶媒の非制限的な例としては、水、アルコールなどの極性溶媒;ヘキサン、エチルアセテート、クロロホルム、ジクロロメタン、ブタノールなどの非極性溶媒などが挙げられる。これらは、単独で使用するか、2種以上混合して使用することができる。前記分画溶媒のうちアルコールを使用する場合には、炭素数1~6のアルコールを使用することができる。
本発明において、前記人参の実抽出物は、全体組成物100重量部を基準として0.0001~5重量部、例えば0.0005~5重量部、0.001~5重量部、0.005~5重量部、0.01~5重量部、0.05~5重量部、0.1~5重量部、0.0005~4.7重量部、0.001~4.5重量部、0.005~4.3重量部、0.01~4重量部、0.05~3.5重量部、0.1~3重量部、0.5~2.5重量部で含まれ得る。上記のような含有量の範囲で、胎盤抽出物が食品内で示す動物臭、酸味などの不快な異臭および異味を効果的に遮蔽させることができる。
また、前記胎盤抽出物は、全体組成物100重量部を基準として0.1~70重量部、例えば0.5~70重量部、1~70重量部、5~70重量部、10~70重量部、15~70重量部、20~70重量部、25~70重量部、30~70重量部、35~70重量部、40~70重量部、45~70重量部、45~65重量部、45~60重量部、45~55重量部、45~50重量部、50~70重量部、55~70重量部、60~70重量部、65~70重量部で含まれ得る。また、前記胎盤抽出物は、10倍~100倍濃縮した胎盤抽出物の濃縮物でありうる。上記のような高濃縮の胎盤抽出物を含むことに加えて、本発明による食品組成物は、人参の実抽出物を共に含むことによって、胎盤抽出物に由来する動物臭、酸味のような異臭および異味が遮蔽されて、胎盤抽出物の服用性を改善させることができる。
また、前記人参の実抽出物および/または胎盤抽出物は、乳酸菌により発酵された発酵物でありうる。すなわち、本発明による食品組成物は、人参の実抽出物と胎盤抽出物を含むか;発酵された人参の実抽出物と胎盤抽出物を含むか;人参の実抽出物と発酵された胎盤抽出物を含むか;または発酵された人参の実抽出物と発酵された胎盤抽出物を有効成分として含むことができる。前記人参の実抽出物および/または胎盤抽出物が発酵された発酵物である場合、前記人参の実抽出物および/または胎盤抽出物は、ラクトバチルス(Lactobacillus)属、ラクトコッカス(Lactococcus)属、エンテロコッカス(Enterococcus)属、ストレプトコッカス(Streptococcus)属、ロイコノストック(Leuconostoc)属、およびビフィドバクテリウム(Bifidobacterium)属よりなる群から選ばれた一つ以上の乳酸菌により発酵され得る。例えば、前記乳酸菌は、ラクトバシラス・サリバリウス(Lactobacillus salivarius)、ラクトバチルス・アシドフィルス(Lactobacillus acidophilus)、ラクトバチルス・ブレビス(Lactobacillus brevis)、ラクトバチルス・ラムノサス(Lactobacillus rhamnosus)、ラクトバチルス・プランタルム(Lactobacillus plantarum)、ラクトバチルス・ヘルベティカス(Lactobacillus helveticus)、ラクトバチルス・ファーメンタム(Lactobacillus fermentum)、ラクトバチルス・パラカセイ(Lactobacillus paracasei)、ラクトバチルス・カゼイ(Lactobacillus casei)、ラクトバチスル・デルブルエッキ(Lactobacillus delbrueckii)、ラクトバチルス・ロイテリ(Lactobacillus reuteri)、ラクトバチルス・ブフネリ(Lactobacillus buchneri)、ラクトバチルス・ガセリ(Lactobacillus gasseri)、ラクトバチルス・ジョンソニー(Lactobacillus johnsonii)、ラクトバチルス・ケフィア(Lactobacillus kefir)、ラクトコッカス・ラクチス(Lactococcus lactis)、ラクトコッカス・プランタルム(Lactococcus plantarum)、ラクトコッカス・ラフィノラクティス(Lactococcus raffinolactis)、エンテロコッカス・フェカリス(Enterococcus faecalis)、エンテロコッカス・フェシウム(Enterococcus faecium)、ストレプトコッカス・サーモフィルス(Streptococcus thermophilus)、ロイコノストック・ラクチス(Leuconostoc lactis)、ロイコノストック・メセンテロイデス(Leuconostoc mesenteroides)、ビフィドバクテリウム・アニマルズ(Bifidobacterium animals)、ビフィドバクテリウム・ビフィダム(Bifidobacterium bifidum)、ビフィドバクテリウム・ブレーべ(Bifidobacterium breve)、ビフィドバクテリウム・インファンチス(Bifidobacterium infantis)、ビフィドバクテリウム・ロングム(Bifidobacterium longum)、ビフィドバクテリウム・シュードロングム(Bifidobacterium pseudolongum)、ビフィドバクテリウム・テルモフィルム(Bifidobacterium thermophilum)、およびビフィドバクテリウム・アドレセンティス(Bifidobacterium adolescentis)よりなる群から選ばれる一つ以上でありうるが、これらに制限されるものではない。
本発明において、人参の実抽出物および/または胎盤抽出物は、それぞれの抽出物を同じ乳酸菌で発酵したり、抽出物の混合物を発酵したり、またはそれぞれの抽出物を互いに異なる乳酸菌で発酵したものでありうる。
また、前記食品組成物は、胎盤抽出物と人参の実抽出物を1:1~500:1の重量比で含むことができる。上記のような重量比の範囲で胎盤抽出物と人参の実抽出物を組み合わせるとき、食品内胎盤抽出物の異臭および異味を効果的にマスキングすることができる。
また、本発明による食品組成物は、ビタミンBおよびアスタキサンチンのうち一つ以上を追加で含むことができる。前記ビタミンBとアスタキサンチンは、胎盤抽出物を含む食品の異臭および異味をマスキングするための補助的な成分として含まれ得る。前記ビタミンBおよびアスタキサンチンは、それぞれ全体組成物100重量部を基準として0.01~10重量部で含まれ得、前記含有量の範囲は、胎盤抽出物の安定性および含有量、前記組成物の剤形化時の容易性などの要件によって調節することができる。
前記食品組成物は、食品学的に許容可能な食品補助添加剤を含むことができる。
前記食品補助添加剤は、食品に保存的に添加できる構成要素を意味し、各剤形の健康機能食品を製造するのに添加されるものであり、当業者が適切に選択して使用することができる。食品補助添加剤の例としては、色々な栄養剤、ビタミン、ミネラル(電解質)、合成風味剤および天然風味剤などの風味剤、着色剤および充填剤、ペクチン酸およびその塩、アルギン酸およびその塩、有機酸、保護性コロイド増粘剤、pH調節剤、安定化剤、防腐剤、グリセリン、アルコール、炭酸飲料に使用される炭酸化剤などが含まれるが、その種類がこれらに制限されるものではない。
また、前記食品組成物には、健康機能食品が含まれ得る。本明細書において「健康機能食品」とは、食品に物理的、生化学的、生物工学的手法などを用いて当該食品の機能を特定の目的に作用、発現するように付加価値を付与した食品群や食品組成が有する生体防御リズム調節、病気防止と回復などに関する生体調節機能を生体に加えて十分に発現するように設計して加工した食品を意味する。一般食品に比べて積極的な健康維持や増進効果を有し、健康補助食品(health supplement food)は、健康補助目的の食品を意味する。場合によって、機能性食品、健康食品、健康補助食品の用語は混用される。
前記食品には、食品学的に許容可能な食品補助添加剤を含むことができ、健康機能食品の製造に通常的に使用される適切な担体、賦形剤および希釈剤をさらに含むことができる。
本発明による食品組成物に含まれる上記した成分それぞれは、各国家別の食品安全規範に規定された最大使用量を超過しない範囲内で本発明の食品組成物に含まれ得る。
前記組成物は、食品組成物に通常使用されて、臭い、味、視覚などを向上させることができる追加成分を含むことができる。例えば、ビタミンA、C、D、E、B1、B2、B6、B12、ナイアシン(niacin)、ビオチン(biotin)、葉酸(folate)、パントテン酸(panthotenic acid)等を含むことができる。また、亜鉛(Zn)、鉄(Fe)、カルシウム(Ca)、クロム(Cr)、マグネシウム(Mg)、マンガン(Mn)、銅(Cu)、クロム(Cr)等のミネラルを含むことができる。また、リシン、トリプトファン、システイン、バリンなどのアミノ酸を含むことができる。本発明の健康機能食品が取ることができる形態には制限がなく、通常の意味の食品を全部含むことができ、機能性食品など当業界に知られた用語と混用可能である。
しかも、本発明の健康機能食品は、当業者の選択によって食品に含まれ得る適切なその他補助成分と公知の添加剤を混合して製造することができる。添加できる食品の例としては、肉類、ソーセージ、パン、チョコレート、キャンディ類、スナック類、菓子類、ピザ、ラーメン、その他麺類、ガム類、アイスクリーム類を含む酪農製品、各種スープ、飲料、茶、ドリンク剤、アルコール飲料およびビタミン複合剤などがあり、本発明の食品抽出物を主成分として製造した汁、茶、ジェリーおよびジュースなどに添加して製造することができる。また、動物のための飼料に用いられる食品も含む。
一具体例において、前記食品組成物は、カプセル、錠剤、丸剤、液剤またはドリンク剤でありうる。
食品剤形が飲料(ドリンク剤)の場合、通常の飲料のように、色々な香味剤または天然炭水化物などを追加成分として含有することができる。上述した天然炭水化物は、ブドウ糖、果糖のようなモノサッカライド、マルトース、スクロースのようなジサッカライド、およびデキストリン、シクロデキストリンのようなポリサッカライド、キシリトール、ソルビトール、エリスリトールなどの糖アルコールである。甘味剤としては、ソーマチン、ステビア抽出物のような天然甘味剤や、サッカリン、アスパルテームのような合成甘味剤などを使用することができる。前記天然炭水化物の割合は、本発明の組成物100mL当たり一般的に約0.01~0.04g、好ましくは、約0.02~0.03gである。
上記の他に、食品剤形は、色々な栄養剤、ビタミン、電解質、風味剤、着色剤、ペクチン酸およびその塩、アルギン酸およびその塩、有機酸、保護性コロイド増粘剤、pH調節剤、安定化剤、防腐剤、グリセリン、アルコール、炭酸飲料に使用される炭酸化剤などを含有することができる。その他、食品剤形は、天然フルーツジュース、フルーツジュース飲料および野菜飲料の製造のための果肉を含有することができる。このような成分は、独立して、または混合して使用することができる。このような添加剤の割合は、大きく重要なことではないが、本発明の組成物100重量部当たり0.01~0.1重量部の範囲で選ばれることが一般的である。
かくして得られる本発明の健康機能食品は、日常的に摂取することが可能なので、機能性原料として知られた胎盤抽出物と人参の実抽出物の知られたすべての効果を期待できて、非常に有用である。
また、本発明は、人参の実抽出物と胎盤抽出物を混合して食品組成物を製造する段階を含む、胎盤抽出物を含む食品の異臭および異味をマスキングする方法を提供する。
前記方法は、人参の実抽出物と胎盤抽出物を混合することによって、胎盤抽出物の異味または異臭を減少させて胎盤抽出物を含む食品の服用性を改善させ、ひいては、食品内胎盤抽出物の安定性を向上させることができる。
本発明のメリットおよび特徴、そしてそれらを達成する方法は、詳細に後述されている実験例および製造例を参照すると明確になるだろう。しかしながら、本発明は、以下に開示される実験例および製造例に限定されるものではなく、互いに異なる多様な形態で具現されるはずであり、単に本発明の開示が完全にし、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に知らせるために提供されるものである。
本発明による人参の実抽出物および胎盤抽出物を含む食品組成物は、胎盤抽出物と人参の実抽出物を共に含むことによって、前記人参の実抽出物により胎盤抽出物に現れる固有の動物臭、酸味などの異臭および異味をマスキングさせることができて、胎盤抽出物を含む食品の服用性を改善させ、ひいては、食品内胎盤抽出物の安定性を向上させることができる。
本発明による食品組成物において、人参の実抽出物による胎盤抽出物のタンパク質酸化抑制効果をDPPHフリーラジカル消去能を通じて確認することによって、本発明による食品組成物において胎盤抽出物の異味および異臭マスキング効果を確認した。
以下、本発明を下記の実施例によって詳細に説明する。ただし、下記の実施例は、本発明を例示するものに過ぎず、本発明の内容が下記の実施例に限定されるものではない。
製造例1.胎盤抽出物の異臭マスキング用カプセルの製造
胎盤抽出物を含むカプセルの服用性を評価するために、下記の表1の組成によってすべての原料を混合器に入れて均質化した後、ハードカプセルに充填してカプセルを製造した。Biofac A/S社(Denmark、Kastrup)から豚胎盤抽出物を購入し、Nutrex社から人参の実抽出物を購入し、大東高麗参(Korea Rep、錦山)社から人参根抽出物を購入した。結晶セルロースは、当業界に普遍的に使用される原料であり、市中に流通する一般的な規格の製品を購入してカプセルの製造に使用した。
Figure 2023020776000002
実験例1.カプセル服用性の評価
専門パネル10人を対象に、製造例1で製造したカプセルの服用性改善実験を実施した。実験は、対象者に比較例1~4、および実施例1~4のカプセルを水と共に摂取するようにした後、摂取による服用性を下記の表2の評価基準によって評価して表3に示した。
Figure 2023020776000003
Figure 2023020776000004
10人の対象者が評価基準によって評価した値を全部加算して相対比較を実施した結果、上記の表3から分かるように、胎盤抽出物のみが含まれたカプセルを服用した比較例1は、服用する瞬間、胎盤による動物臭が感じられて、全般的な服用感に対する評価点数が非常に低かった。しかしながら、人参の実抽出物がさらに含まれた実施例1~4の場合、喉越し、摂取後の刺激、飲み込んだときの違和感などを含んで全般的な服用感が顕著に改善されることを確認することができた。特に、人参根抽出物が含まれた比較例4に比べて、同じ含有量の人参の実抽出物が含まれた実施例1が、服用感の改善効果がさらに良好に現れることから、人参の部位によって胎盤の服用感の改善効果が相異に現れることを確認した。
上記の結果より、人参の実抽出物が、胎盤特有の動物臭、酸味など不快感を与える要因を抑制して、服用感の改善に寄与したと判断した。
製造例2.胎盤抽出物の異臭マスキング用飲料の製造
胎盤抽出物を含む飲料の服用性を評価するために、下記の表4の組成によってすべての原料を配合用撹拌機に入れて均質化した後、50mLガラス瓶で加熱殺菌して飲料を製造した。胎盤抽出物、人参の実抽出物および人参根抽出物は、製造例1と同じ経路で入手した。蜂蜜とクエン酸は、当業界に普遍的に使用される原料であり、市中に流通する一般的な規格の製品を購入して飲料の製造に使用した。
Figure 2023020776000005
実験例2.飲料の服用性の確認
専門パネル10人を対象に、製造例2で製造した飲料の服用性改善実験を実施した。実験は、対象者に比較例5~8、および実施例5~8の飲料を水と共に摂取するようにした後、摂取による服用性を上記表2の評価基準によって評価して表5に示した。
Figure 2023020776000006
10人の対象者が評価基準によって評価した値を全部加算して相対比較を実施した結果、上記表5から分かるように、胎盤抽出物のみが含まれた飲料を服用した比較例5は、服用する瞬間、胎盤の動物臭が感じられて、全般的な服用感に対する評価点数が非常に低かった。しかしながら、人参の実抽出物がさらに含まれた実施例5~8の場合、喉越し、摂取後の刺激、飲み込んだときの違和感などを含んで全般的な服用感が顕著に改善されることを確認することができた。特に、人参根抽出物が含まれた比較例8に比べて、同じ含有量の人参の実抽出物が含まれた実施例5が、服用感の改善効果がさらに良好に現れる結果を通じて、人参の部位によって胎盤の服用感の改善効果が相異に現れることを確認した。上記の結果より、人参の実抽出物が、胎盤特有の動物臭、酸味など不快感を与える要因を抑制して、服用感の改善に寄与したと判断した。
製造例3.胎盤抽出物の異臭マスキング用粉末の製造
胎盤抽出物を含む粉末の服用性を評価するために、下記の表6の組成によってすべての原料を造粒機に入れて均質化した後、アルミパウチに充填して粉末を製造した。胎盤抽出物、人参の実抽出物および人参根抽出物は、製造例1と同じ経路で入手した。結晶セルロースとマルチトールは、当業界に普遍的に使用される原料であり、市中に流通する一般的な規格の製品を購入して粉末の製造に使用した。
Figure 2023020776000007
実験例3.粉末の服用性の確認
専門パネル10人を対象に、製造例3で製造した粉末の服用性改善実験を実施した。実験は、対象者に比較例9~12、および実施例9~12の粉末を水と共に摂取するようにした後、摂取による服用性を上記表2の評価基準によって評価して表7に示した。
Figure 2023020776000008
10人の対象者が評価基準によって評価した値を全部加算して相対比較を実施した結果、上記表7から分かるように、胎盤抽出物のみが含まれた粉末を服用した比較例9は、服用する瞬間、胎盤の動物臭が感じられて、全般的な服用感に対する評価点数が非常に低かった。しかしながら、人参の実抽出物がさらに含まれた実施例9~12の場合、喉越し、摂取後の刺激、飲み込んだときの違和感などを含んで全般的な服用感が顕著に改善されることを確認することができた。特に、人参根が含まれた比較例12に比べて、同じ含有量の人参の実抽出物が含まれた実施例9が、服用感の改善効果がさらに良好に現れる結果を通じて、人参の部位によって胎盤の服用感の改善効果が相異に現れることを確認した。上記の結果より、人参の実抽出物が、胎盤特有の動物臭、酸味など不快感を与える要因を抑制して、服用感の改善に寄与したと判断した。
実験例4.胎盤抽出物の鮮度維持実験
酸化したタンパク質は、部分的にはレドックス恒常性(redox homeostasis)の弱化から起因する。また、酸化したタンパク質は、異味と異臭(off-flavor)を出して変質するので、製品の保管温度においての抽出物原料のタンパク質酸化実験を実施して鮮度が維持され得るかを確認した。胎盤抽出物の鮮度維持実験を行うために、下記の表8の組成によって胎盤抽出物の混合物を製造した。活性酸素を含んでいる試薬であるDPPH(2,2-diphenyl-1-picrylhydrazyl)が、抗酸化物質により活性酸素が除去されると、色が変わることを用いて、活性酸素が除去される程度を色濃度で測定した。前記実験は、テストチューブに試料および対照群と共にそれぞれDPPH溶液(sigma-Aldrich、USA)を入れて反応させた後、色濃度を測定し、色濃度は、分光光度計(microplate spectrophotometer;BioTek、USA)機器を用いて517nmで吸光度を測定した。この際、対照群としては、蒸留水を使用し、陽性対照群としては、アスコルビン酸100μMを使用した。DPPH消去能(%)は、下記の一般式によって計算した。
Figure 2023020776000009
Figure 2023020776000010
Figure 2023020776000011
DPPH消去能を平均値で示した結果、上記の表9および図1から分かるように、胎盤抽出物と人参の実抽出物の混合物(実施例13~16)では、特に有意なタンパク質酸化抑制効果が現れ、陽性対照群(アスコルビン酸)と比較しても、それと類似したレベルであることを確認することができた。また、胎盤抽出物と人参根抽出物の混合物(比較例16)では、人参の実抽出物が含まれた混合物に相当する効果を確認することができなかった。
上記の結果より、胎盤抽出物と人参の実抽出物の混合物では、酸化抑制による安定性が良好に現れることを確認することができ、これによって、鮮度維持効果があると判断した。

Claims (14)

  1. 人参の実抽出物および胎盤抽出物を含む食品組成物。
  2. 人参の実抽出物は、水、有機溶媒またはこれらの混合物から抽出されたものである、請求項1に記載の食品組成物。
  3. 有機溶媒は、炭素数1~4の低級アルコール、ヘキサン、エーテル、グリセロール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、エチルアセテート、メチルアセテート、ジクロロメタン、クロロホルム、ベンゼンおよびこれらの混合溶媒から選ばれるものである、請求項2に記載の食品組成物。
  4. 人参の実抽出物は、全体組成物100重量部を基準として0.0001~5重量部で含まれる、請求項1に記載の食品組成物。
  5. 胎盤抽出物は、全体組成物100重量部を基準として0.1~70重量部で含まれる、請求項1に記載の食品組成物。
  6. 胎盤抽出物は、胎盤抽出物を10~100倍濃縮した胎盤抽出物の濃縮物である、請求項1に記載の食品組成物。
  7. 胎盤抽出物と人参の実抽出物は、1:1~500:1の重量比で含まれる、請求項1に記載の食品組成物。
  8. 人参の実抽出物および胎盤抽出物のうち一つ以上は、発酵された発酵物である、請求項1に記載の食品組成物。
  9. 前記発酵物は、ラクトバチルス(Lactobacillus)属、ラクトコッカス(Lactococcus)属、エンテロコッカス(Enterococcus)属、ストレプトコッカス(Streptococcus)属、ロイコノストック(Leuconostoc)属およびビフィドバクテリウム(Bifidobacterium)属よりなる群から選ばれた一つ以上の乳酸菌により発酵されたものである、請求項8に記載の食品組成物。
  10. 食品組成物は、ビタミンBおよびアスタキサンチンのうち一つ以上を追加で含む、請求項1に記載の食品組成物。
  11. ビタミンBおよびアスタキサンチンは、それぞれ、全体組成物100重量部を基準として0.01~10重量部で含まれる、請求項10に記載の食品組成物。
  12. 前記食品組成物は、胎盤抽出物を含む食品の異臭および異味をマスキングするためのものである、請求項1に記載の食品組成物。
  13. 食品組成物は、カプセル、錠剤、丸剤、液剤またはドリンク剤である、請求項1に記載の食品組成物。
  14. 人参の実抽出物と胎盤抽出物を混合して食品組成物を製造する段階を含む、胎盤抽出物を含む食品の異臭および異味をマスキングする方法。
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