JP2023015860A - フレグランス装置およびフレグランスカートリッジ - Google Patents

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祐介 小松原
Yusuke Komatsubara
安恵 米津
Yasue Yonezu
敏治 藤井
Toshiharu Fujii
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Abstract

【課題】香料の香りをユーザに提供する香りの提供時に、香りの提供に必要な分の香料の揮発を可能とするとともに、その香料の香りの提供停止時に、香料の揮発を抑制する。【解決手段】フレグランス装置は、風の流路123を内部に有するハウジング12と、ハウジング12の内部に設けられ、流路に連通する収容空間151を有し、液状の香料が含侵された含侵基材16を収容空間151に収容するカートリッジ13と、ハウジング12に設けられ、収容空間151と流路123とを連通する連通口125を開閉する開閉部14とを備える。含侵基材16のうち開閉部14側に位置する第1領域は、含侵基材16のうち第1領域よりも開閉部14から離れた側に位置する第2領域と比較して、香料が揮発しにくく構成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、フレグランス装置およびフレグランスカートリッジに関する。
特許文献1に、香料を含む風を吹き出すフレグランス装置が開示されている。この従来技術のフレグランス装置は、ハウジングと、カートリッジと、開閉部とを備える。ハウジングの内部に、入口および出口に連なる風の流路が形成されている。カートリッジは、香料を内部に含むフレグランスカートリッジである。カートリッジは、ハウジングの内部に配置されている。カートリッジの内部の収容空間に、液状の香料を含侵する含侵基材が収容されている。開閉部は、ハウジングの内部に配置されている。開閉部は、カートリッジの収容空間とハウジングの流路とを連通する連通口を開閉する。
カートリッジに収容された香料の香りの提供時に、開閉部が連通口を開く。ハウジングの入口から流入した風がカートリッジの内部の含侵基材を通過する。風が含侵基材を通過するときに、液体の香料が揮発し、揮発した香料が風に含まれる。揮発した香料を含む風が、ハウジングの出口から流出して、人に届くことで、人が香りを感知する。
一方、その香料の香りの提供停止時に、開閉部が連通口を閉じる。これにより、ハウジングの入口から流入した風の含侵基材の通過が禁止される。
特許第6211692号公報
しかし、上記した従来のフレグランス装置では、香りの提供停止時に、開閉部と含侵基材との間に存在する空気に、含侵基材のうち開閉部側の部分がさらされる。含侵基材のうち開閉部側の部分に含侵された香料が、揮発するという課題が本発明者によって見出された。香りの提供停止時に香料が揮発するため、その分、香料の寿命が短い。
また、香りの提供停止時に香料が揮発することで、揮発した香料が含侵基材と開閉部との間の空間に溜まる。香りの供給開始時に、開閉部が開くことで、溜まった香料が放出される。このため、香りの供給開始時では、香りが強くなる。これによって、ユーザに不快感が与えられる。
また、香りの提供停止時に、揮発した香料が開閉部の隙間を通過する。また、揮発した香料が開閉部を構成する部材を透過する。これらの理由等によって、開閉部からの揮発した香料の漏れが生じる。これによって、ユーザに不快感が与えられる。
本発明は上記点に鑑みて、香料の香りをユーザに提供する香りの提供時に、香りの提供に必要な分の香料の揮発が可能であり、その香料の香りの提供停止時に、香料の揮発の抑制が可能であるフレグランス装置およびフレグランスカートリッジを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明によれば、フレグランス装置は、
風が流入する入口(121)および風が流出する出口(122)を有するとともに、入口および出口に連通する風の流路(123、123a、123b)を内部に有するハウジング(12)と、
ハウジングの内部に設けられ、流路に連通する収容空間(151、221)を有し、液状の香料が含侵された含侵基材(16、23)を収容空間に収容する収容部(13、21)と、
ハウジングの内部のうち収容部に対して一方向の一方側に設けられ、収容空間と流路とを連通する連通口(125、126)を開閉する開閉部(14、18)とを備え、
含侵基材のうち開閉部側に位置する第1領域(161、231)は、含侵基材のうち第1領域よりも開閉部から離れた側に位置する第2領域(162、232)と比較して、香料が揮発しにくく構成されている。
収容部の内部の香料の香りの提供停止時では、開閉部によって連通口が閉じられる。このとき、開閉部と含侵基材との間に存在する空気に、含侵基材のうち開閉部側の部分がさらされる。第1領域は、第2領域と比較して、香料が揮発しにくい。このため、含侵基材の全部の構成が第2領域と同じ場合と比較して、含侵基材からの香料の揮発を抑制することができる。
その一方で、収容部の内部の香料の香りを提供する提供時では、開閉部によって連通口が開かれる。含侵基材の第1領域および第2領域を風が通過するように、ハウジングの入口から風が流入される。含侵基材の第1領域および第2領域を通過した風が、ハウジングの出口から流出される。第1領域および第2領域を風が流れることで、第1領域および第2領域から香料が揮発する。第2領域は、第1領域と比較して、香料が揮発しやすい。このため、第2領域から香料が揮発することで、香りの提供に必要な分の香料の揮発が可能となる。
また、請求項10に記載の発明によれば、フレグランス装置に交換可能に設けられるフレグランスカートリッジは、
一方向の一方側に開口部(152、222)を有する容器(15、22)と、
容器の内部に収容され、液体の香料が含侵された含侵基材(16、23)とを備え、
含侵基材のうち開口部側に位置する第1領域(161、231)は、含侵基材のうち第1領域よりも開口部から離れた側に位置する第2領域(162、232)と比較して、香料が揮発しにくく構成されている。
このフレグランスカートリッジが用いられたフレグランス装置において、カートリッジの内部の香料の香りの提供停止時では、開口部が閉じられる。このとき、含侵基材に対して開口部側に存在する空気に、含侵基材のうち開口部側の部分がさらされる。第1領域は、第2領域と比較して、香料が揮発しにくい。このため、含侵基材の全部の構成が第2領域と同じ場合と比較して、含侵基材からの香料の揮発を抑制することができる。
その一方で、カートリッジの内部の香料の香りを提供する提供時では、開口部が開かれる。含侵基材の第1領域および第2領域を風が通過するように、容器の開口部から風が流入する。含侵基材の第1領域および第2領域を通過した風が、フレグランス装置から流出される。第1領域および第2領域を風が流れることで、第1領域および第2領域から香料が揮発する。第2領域は、第1領域と比較して、香料が揮発しやすい。このため、第2領域から香料が揮発することで、香りの提供に必要な分の香料の揮発が可能となる。
なお、各構成要素等に付された括弧付きの参照符号は、その構成要素等と後述する実施形態に記載の具体的な構成要素等との対応関係の一例を示すものである。
香り提供時における第1実施形態のフレグランス装置置の断面図である。 香り提供停止時における第1実施形態のフレグランス装置置の断面図である。 図1、2中のカートリッジの断面図である。 香り提供停止時における比較例1のフレグランス装置置の断面図である。 香り提供時における第2実施形態のフレグランス装置置の断面図である 香り提供停止時における第2実施形態のフレグランス装置置の断面図である。 図5、6中のカートリッジの断面図である。 第3実施形態のカートリッジの断面図である。 第4実施形態のカートリッジの断面図である。 第5実施形態のカートリッジの断面図である。 第5実施形態の含侵基材の斜視図である。 第6実施形態のカートリッジの断面図である。 第7実施形態のカートリッジの断面図である。 第8実施形態のカートリッジの断面図である。 第9実施形態のカートリッジの断面図である。 第10実施形態のカートリッジの断面図である。 第11実施形態のカートリッジの断面図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、同一符号を付して説明を行う。
(第1実施形態)
図1に示す本実施形態のフレグランス装置10は、乗用車の車室内のうち着座した乗員が視認できない位置に、カートリッジの交換が可能な状態で、搭載される。乗員が視認できない位置としては、ダッシュボードの内側、コンソールの内側等が挙げられる。なお、フレグランス装置10は、車室内のうち着座した乗員が視認できる位置に配置されてもよい。図1中の上下方向D1、横方向D2は、フレグランス装置10が車両に搭載された状態での方向を示している。上下方向D1の上側が第1方向の一方側に対応する。上下方向D1の下側が第1方向の他方側に対応する。横方向D2が第2方向に対応する。
図1に示すように、フレグランス装置10は、送風機11と、ハウジング12と、カートリッジ13と、開閉部14とを備える。送風機11は、ハウジング12に接続されている。送風機11は、車室内の空気を吸い込み、ハウジング12に風を送る。送風機11は、羽根車が回転することで送風する。
ハウジング12は、入口121および出口122を有する。入口121は、送風機11から送られた風が流入するための開口部である。出口122は、ハウジング12の外部へ香料を含む風が流出するための開口部である。出口122は、車室内空間に連通している。出口122から流出した風は、車室内空間に吹き出され、車室内の乗員に到達する。または、出口122は、図示しない空調装置のフェイス吹出口等の吹出口に連なるダクトに接続される。この場合、出口122から流出した風は、空調装置の空調風に合流し、車室内に設けられた吹出口から乗員に到達する。
ハウジング12の内部に、入口121および出口122に連通する風の流路123が形成されている。ハウジング12には、カートリッジ13を保持するための保持部124が一体に形成されている。保持部124は、流路123に対して上下方向の下側に配置されている。保持部124は、流路123に連通する開口部125を有する。保持部124の開口部125は、保持部124のうち上下方向D1の上側に位置する。
カートリッジ13は、香料を内部に含むフレグランスカートリッジである。カートリッジ13は、ハウジング12の内部に交換可能に設けられている。カートリッジ13は、保持部124に保持されている。カートリッジ13は、含侵基材16を収容する収容部である。具体的には、カートリッジ13は、容器15と、含侵基材16とを含む。容器15の内部に含侵基材16を収容するための収容空間151が形成されている。容器15の形状は、直方体である。含侵基材16は、容器15の収容空間151に収容されている。含侵基材16に、液状の香料が含侵されている。含侵基材16は、固体である。容器15の上下方向D1の上側に、開口部152が形成されている。カートリッジ13の開口部152は、保持部124の開口部125と連通している。このため、カートリッジ13の収容空間151は、ハウジング12の流路123に連通可能である。
開閉部14は、ハウジング12の内部のうちカートリッジ13に対して上下方向D1の上側に配置されている。開閉部14は、保持部124の開口部125を開閉することで、カートリッジ13の開口部152を開閉する。本実施形態では、保持部124の開口部125は、流路123と収容空間151とを連通する連通口である。
開閉部14は、第1板部141と、第1回転軸142と、第2板部143と、第2回転軸144とを有する。第1板部141は、保持部124の開口部125のうち入口121側の部分を開閉する。第1回転軸142は、第1板部141のうち入口121から離れた側の端部に設けられている。第1回転軸142は、第1回転軸142を中心として第1板部141を回転移動させる。第2板部143は、保持部124の開口部125のうち出口122側の部分を開閉する。第2回転軸144は、第2板部143のうち出口122から離れた側の端部に設けられている。第2回転軸144は、第2回転軸144を中心として第2板部143を回転移動させる。
図3に示すように、含侵基材16は、第1領域161と第2領域162とを有する。第1領域161は、含侵基材16のうち最も開閉部14側に位置する領域である。開閉部14側は、カートリッジ13の開口部152側と同じ意味である。換言すると、第1領域161は、含侵基材16のうち上下方向D1の上側の表面を含む領域である。第2領域162は、含侵基材16のうち第1領域161よりも開閉部14から離れた側に位置する領域である。開閉部14から離れた側は、カートリッジ13の開口部152から離れた側と同じ意味である。
第1領域161は、多孔質の複数の粒161aを含む。第2領域162は、多孔質の複数の粒162aを含む。複数の粒161a、162aのそれぞれは、ケイ酸カルシウムを含む部材等で構成される。複数の粒161a、162aのそれぞれの形状は、球である。
第1領域161の複数の粒161aは、第2領域162の複数の粒162aと比較して、粒の最大幅が小さい。このため、第1領域161に存在する隙間は、第2領域162に存在する隙間よりも小さい。第1領域161は、第2領域162と比較して、風が流れる部分が狭く、風が流れにくい。第1領域161では、第2領域162と比較して、空気に触れる含侵基材16の面積が小さい。したがって、第1領域161は、第2領域162と比較して、香料が揮発しにくい。このように、第1領域161は、第2領域162と比較して、香料が揮発しにくく構成されている。
第2領域162は、第1領域161と比較して、風が流れる部分が広く、風が流れやすい。第2領域162では、第1領域161と比較して、空気に触れる含侵基材16の面積が大きい。したがって、第2領域162は、第1領域161と比較して、香料が揮発しや水。このように、第2領域162は、第1領域161と比較して、香料が揮発しやすく構成されている。
カートリッジ13は、仕切り17を含む。仕切り17は、第1領域161の複数の粒161aと第2領域162の複数の粒162aとを隔てる。仕切り17は、風の通過が可能であるが、複数の粒161a、162aの通過が不可能である部材(例えば、網、不織布等)で構成される。仕切り17は、第1領域161の複数の粒161aと第2領域162の複数の粒162aとが、振動等で混ざり合うことを防止する。
次に、本実施形態のフレグランス装置10の作動について説明する。
カートリッジ13の内部の香料の香りの提供時では、図1に示すように、開閉部14が開口部125を開く。この状態で、送風機11が作動する。送風機11は、含侵基材16の第1領域161および第2領域162を風が通過するように、ハウジング12の入口121に送風する。
これにより、ハウジング12の入口121から流入した風は、カートリッジ13の内部の含侵基材16を通過する。含侵基材16を風が通過するときに、香料が揮発する。揮発した香料を含む風が、ハウジング12の出口122から流出する。香料を含む風が乗員に届くことで、乗員が香料の香りを感知する。すなわち、乗員にカートリッジ13の内部の香料の香りが提供される。
カートリッジ13の内部の香料の香りの提供停止時では、図2に示すように、開閉部14が開口部125を閉じる。これにより、カートリッジ13の内部の香料の香りの提供が停止される。
香りの提供時から提供停止に切り替えられた場合、送風機11は切り替え直後から所定期間作動した後、停止する。切り替え直後から所定期間、送風機11が作動することで、流路123に残存する香料がハウジング12の外部へ排出される。このように、開閉部14が閉じていれば、送風機11は作動していても停止していてもよい。
次に、本実施形態のフレグランス装置10の効果について、図4に示す比較例1のフレグランス装置と対比して説明する。
比較例1のフレグランス装置では、含侵基材16の全体の構成は、本実施形態の第2領域162の構成と同じである。すなわち、含侵基材16の全体は、最大幅が大きな複数の多孔質の粒162aで構成される。その他の構成は、本実施形態のフレグランス装置10と同じである。
カートリッジ13の内部の香料の香りの提供停止時に、開閉部14が開口部125を閉じる。このとき、含侵基材16のうち開閉部14から離れた側の部分では、各粒の周囲の空気に含まれる揮発した香料の濃度が安定している。このため、香料が揮発しにくい。
しかし、含侵基材16のうち開閉部14側の部分は、開閉部14と含侵基材16との間に存在する空気にさらされる。開閉部14と含侵基材16との間に存在する空気が流れ込むことで、各粒の周囲の空気に含まれる揮発した香料の濃度が薄い。このため、図4中の矢印のように、香料が揮発する。香りの提供停止時に香料が揮発するため、その分、香料の寿命が短い。
また、香りの提供停止時に香料が揮発することで、揮発した香料が含侵基材16と開閉部14との間の空間に溜まる。香りの供給開始時に、開閉部14が開くことで、溜まった香料が放出される。このため、香りの供給開始時では、香りが強くなる。これによって、ユーザに不快感が与えられる。
また、香りの提供停止時に、揮発した香料が開閉部14の隙間を通過する。また、揮発した香料が開閉部14を構成する部材を透過する。これらの理由によって、開閉部14からの揮発した香料の漏れが生じる。これによって、ユーザに不快感が与えられる。
これに対して、本実施形態のフレグランス装置10では、含侵基材16の第1領域161に存在する隙間は、第2領域162と比較して小さい。このため、カートリッジ13の内部の香料の香りの提供停止時に、開閉部14と含侵基材16との間に存在する空気が第1領域161の隙間を流れることが、抑制される。すなわち、第1領域161では、含侵基材16に接する空気の流れが少なく抑えられる。したがって、第1領域161は、香料が揮発しにくい。
これにより、カートリッジ13の内部の香料の香りの提供停止時に、比較例1と比較して、含侵基材16からの香料の揮発を抑制することができる。よって、比較例1と比較して、香料の寿命を長くすることができる。また、香料の寿命が延長されることで、香料の寿命を比較例1と同じに設定する場合、必要な香料が少なくなり、カートリッジ13の小型化が可能である。また、香りの提供停止時に、含侵基材16からの香料の揮発を抑制することができるので、開閉部14からの揮発した香料の漏れを抑制することができる。
さらに、香りの提供停止時に、揮発した香料が含侵基材16と開閉部14との間の空間に溜まることを抑制することができる。このため、香りの供給開始時に、香りが強くなることを抑止することができる。
また、カートリッジ13の内部の香料の香りの提供時に、入口121から流入した風は、含侵基材16の第1領域161および第2領域162を通過する。第1領域161および第2領域162を風が流れることで、第1領域161および第2領域162から香料が揮発する。第2領域162に存在する隙間は、第1領域161と比較して大きい。このため、第2領域162は、第1領域161と比較して、香料が揮発しやすい。第2領域162の香料が揮発することで、香りの提供に必要な分の香料の揮発が可能となる。
(第2実施形態)
本実施形態では、カートリッジを上下方向に風が通過する点が、第1実施形態と異なる。具体的には、図5、図6に示すように、本実施形態のフレグランス装置10Aは、図示しない送風機と、ハウジング12と、カートリッジ21と、第1開閉部18と、第2開閉部19とを備える。送風機は、第1実施形態の送風機11と同じである。
ハウジング12は、第1実施形態と同様に、入口121および出口122を有する。ハウジング12の内部に、入口121に連通する風の第1流路123aと、出口122に連通する風の第2流路123bとが、形成されている。本実施形態では、第1流路123aおよび第2流路123bが、入口121および出口122に連通する風の流路である。
ハウジング12には、第1実施形態と同様に、保持部124が形成されている。保持部124に対して上下方向D1の上側の位置に、入口121および第1流路123aが配置されている。保持部124は、第1流路123aに連通する第1開口部126を有する。第1開口部126は、保持部124のうち上下方向D1の上側に位置する。保持部124に対して上下方向D1の下側の位置に、出口122および第2流路123bが配置されている。保持部124は、第2流路123bに連通する第2開口部127を有する。第2開口部127は、保持部124のうち上下方向D1の下側に位置する。
カートリッジ21は、第1実施形態のカートリッジ13に相当する。カートリッジ21は、容器22と、含侵基材23とを含む。容器22の内部に含侵基材23を収容するための収容空間221が形成されている。容器22の形状は、直方体である。含侵基材23は、容器22の収容空間221に収容されている。含侵基材23に、液状の香料が含侵されている。
容器22の一方向の一方側に、第1開口部222が形成されている。容器22の一方向の他方側に、第2開口部223が形成されている。第1開口部222が上側に位置し、第2開口部223が下側に位置した状態で、カートリッジ21は、ハウジング12の保持部124に保持される。カートリッジ21の第1開口部222は、保持部124の第1開口部126と連通している。このため、カートリッジ21の収容空間221は、ハウジング12の第1流路123aに連通可能である。カートリッジ21の第2開口部223は、保持部124の第2開口部127と連通している。このため、カートリッジ21の収容空間221は、ハウジング12の第2流路123bに連通可能である。
第1開閉部18は、ハウジング12の内部のうちカートリッジ21に対して上下方向D1の上側に配置されている。第1開閉部18は、保持部124の第1開口部126を開閉することで、カートリッジ21の第1開口部222を開閉する。本実施形態では、保持部124の第1開口部126は、収容空間221と第1流路123aとを連通する第1連通口である。この第1連通口は、収容空間と流路とを連通する連通口に対応する。第1開閉部18は、収容空間と流路とを連通する連通口を開閉する開閉部に対応する。
第1開閉部18は、第1板部181と、第1回転軸182とを有する。第1板部181は、第1開口部126を開閉する。第1回転軸182は、第1回転軸182を中心として第1板部181を回転移動させる。
第2開閉部19は、ハウジング12の内部のうちカートリッジ21に対して上下方向D1の下側に配置されている。第2開閉部19は、保持部124の第2開口部127を開閉することで、カートリッジ21の第2開口部223を開閉する。本実施形態では、保持部124の第2開口部127は、第2流路123bと収容空間221とを連通する第2連通口である。
第2開閉部19は、第2板部191と、第2回転軸192とを有する。第2板部191は、第2開口部127を開閉する。第2回転軸192は、第2回転軸192を中心として第2板部191を回転移動させる。
図7に示すように、含侵基材23は、第1領域231と第2領域232と第3領域233とを有する。第1領域231は、含侵基材23のうち最も第1開閉部18側に位置する領域である。第1開閉部18側は、カートリッジ21の第1開口部222側と同じ意味である。換言すると、第1領域231は、含侵基材23のうち上下方向D1の上側の表面を含む領域である。第2領域232は、含侵基材23のうち第1領域231よりも第1開閉部18から離れた側に位置する領域である。第1開閉部18から離れた側は、カートリッジ21の第1開口部222から離れた側、すなわち、第2開口部223側と同じ意味である。第3領域233は、含侵基材23のうち第2領域232よりも第1開閉部18から離れた側に位置する領域である。換言すると、第3領域233は、含侵基材23のうち最も第2開閉部19側に位置する領域である。第2開閉部19側は、カートリッジ21の第2開口部223側と同じ意味である。さらに換言すると、第3領域233は、含侵基材23のうち上下方向D1の下側の表面を含む領域である。また、第2領域232は、含侵基材23のうち第3領域233よりも第2開閉部19から離れた側に位置する領域である。第2開閉部19から離れた側は、カートリッジ21の第2開口部223から離れた側と同じ意味である。
第1領域231は、多孔質の複数の粒231aを含む。第2領域232は、多孔質の複数の粒232aを含む。第3領域233は、多孔質の複数の粒233aを含む。複数の粒231a、232a、233aのそれぞれは、ケイ酸カルシウムを含む部材等で構成される。複数の粒231a、232a、233aのそれぞれの形状は、球である。
第1領域231の複数の粒231aおよび第3領域233の複数の粒233aは、第2領域232の複数の粒232aと比較して、粒の最大幅が小さい。このため、第1領域231および第3領域233に存在する隙間は、第2領域232に存在する隙間よりも小さい。
また、第1領域231の複数の粒231aは、第3領域233の複数の粒233aと比較して粒の最大幅が小さい。このため、第1領域231に存在する隙間は、第3領域233に存在する隙間よりも小さい。
カートリッジ21は、第1仕切り24と第2仕切り25とを含む。第1仕切り24は、第1領域231の複数の粒231aと第2領域232の複数の粒232aとを隔てる。第2仕切り25は、第3領域233の複数の粒233aと第2領域232の複数の粒232aとを隔てる。第1仕切り24および第2仕切り25は、第1実施形態の仕切り17と同様に、異なる領域の複数の粒が混ざり合うことを防止する。
次に、本実施形態のフレグランス装置10Aの作動について説明する。
カートリッジ21の内部の香料の香りの提供時では、図5に示すように、第1開閉部18が第1開口部126を開く。第2開閉部19が第2開口部127を開く。この状態で、送風機が作動する。送風機は、含侵基材23を風が通過するように、ハウジング12の入口121に送風する。これにより、ハウジング12の入口121から流入した風は、上から下に向かって、カートリッジ21の内部の含侵基材23を通過する。含侵基材23を風が通過するときに、香料が揮発する。揮発した香料を含む風が、ハウジング12の出口122から流出する。
このように、本実施形態のフレグランス装置10Aでは、カートリッジ21の内部を風が上から下に吹き抜ける。このため、カートリッジ21の内部を風が通過するときの圧力損失が少ない。よって、第1実施形態と比較して、ハウジング12の内部へ風を送る送風機の負荷が小さい。このため、送風機の小型が可能である。これが、フレグランス装置10A全体の小型化につながる。
カートリッジ21の内部の香料の香りの提供停止時では、図6に示すように、第1開閉部18が第1開口部126を閉じる。第2開閉部19が第2開口部127を閉じる。これにより、カートリッジ21の内部の香料の香りの提供が停止される。第1実施形態と同様に、第1開閉部18および第2開閉部19が閉じていれば、送風機は作動していても停止していてもよい。
次に、本実施形態のフレグランス装置10Aの効果について説明する。本実施形態のフレグランス装置10Aでは、含侵基材23の第1領域231および第3領域233に存在する隙間は、第2領域232と比較して小さい。このため、カートリッジ21の内部の香料の香りの提供停止時に、第1開閉部18と含侵基材23との間に存在する空気が第1領域231の隙間を流れることが、抑制される。第2開閉部19と含侵基材23との間に存在する空気が第3領域233の隙間を流れることが、抑制される。したがって、第1領域231および第3領域233は、第2領域162と比較して、香料が揮発しにくく構成されている。よって、第1実施形態と同じ効果が得られる。
ここで、香料の揮発した成分は、空気よりも重い。このため、カートリッジ21の内部の香料の香りの提供停止時に、香料の揮発した成分は、カートリッジ21のうち下側の部分に溜まる。このため、含侵基材23のうち下側の領域では、含侵基材23の周りに、香料の揮発した成分が存在することで、香料が揮発しにくい。このことから、含侵基材23のうち下側の領域は、上側の領域と比較して、香料が揮発しやすく構成されていてもよい。すなわち、含侵基材23のうち上側の領域は、下側の領域と比較して、香料が揮発しにくく構成されていてもよい。
そこで、本実施形態では、含侵基材23の第1領域231に存在する隙間は、第3領域233に存在する隙間と比較して小さい。これにより、含侵基材23の第1領域231は、第3領域233と比較して、香料が揮発しにくく構成されている。このようにしても、カートリッジ13の内部の香料の香りの提供停止時に、含侵基材23からの香料の揮発を抑制することができる。
(第3実施形態)
図8に示すように、本実施形態では、カートリッジ13の含侵基材16の構成が、第1実施形態と異なる。カートリッジ13およびフレグランス装置10の他の構成は、第1実施形態と同じである。
含侵基材16は、不織布で構成されている。不織布は、熱的、機械的または化学的作用により繊維が接着またはからみ合わされた布である。不織布は、繊維に囲まれた隙間である複数の網目を有する。より具体的には、含侵基材16の第1領域161は、第1不織布161bで構成されている。含侵基材16の第2領域162は、第2不織布162bで構成されている。第1不織布161bの複数の網目は、第2不織布162bの複数の網目と比較して小さい。
このため、本実施形態においても、第1実施形態と同様に、含侵基材16の第1領域161に存在する隙間は、含侵基材16の第2領域162に存在する隙間よりも小さい。これにより、第1領域161は、第2領域162と比較して、香料が揮発しにくく構成されている。よって、これによれば、第1実施形態と同じ効果が得られる。
(第4実施形態)
図9に示すように、本実施形態では、カートリッジ21の含侵基材23の構成が、第2実施形態と異なる。カートリッジ21およびフレグランス装置10Aの他の構成は、第2実施形態と同じである。
含侵基材23は、第3実施形態の含侵基材16と同様に、不織布で構成されている。より具体的には、含侵基材23の第1領域231は、第1不織布231bで構成されている。含侵基材23の第2領域232は、第2不織布232bで構成されている。含侵基材23の第3領域233は、第3不織布233bで構成されている。
第1不織布231bの複数の網目は、第2不織布232bの複数の網目と比較して小さい。第3不織布233bの複数の網目は、第2不織布232bの複数の網目と比較して小さい。このため、本実施形態においても、第2実施形態と同様に、含侵基材23の第1領域231および第3領域233に存在する隙間は、第2領域232に存在する隙間と比較して小さい。これにより、第1領域231および第3領域233は、第2領域162と比較して、香料が揮発しにくく構成されている。
さらに、第1不織布231bの複数の網目は、第3不織布233bの複数の網目と比較して小さい。このため、含侵基材23の第1領域231に存在する隙間は、第3領域233に存在する隙間と比較して小さい。これにより、含侵基材23の第1領域231は、第3領域233と比較して、香料が揮発しにくく構成されている。よって、これによれば、第2実施形態と同じ効果が得られる。
(第5実施形態)
図10に示すように、本実施形態では、カートリッジ13の含侵基材16の構成が、第1実施形態と異なる。カートリッジ13およびフレグランス装置10の他の構成は、第1実施形態と同じである。
含侵基材16は、図11に示すハニカムで構成されている。ハニカムは、風の流路となる複数のセル31を区画形成する隔壁32を有する。各セル31は、一方向としての図11中の上下方向に延び広がる空洞である。一方向に直交する切断面における各セルの断面形状は、六角形であるが、他の形状であってもよい。隔壁32は、香料を保持する。隔壁32は、高分子吸着剤、紙材等で構成される。
より具体的には、図10に示すように、含侵基材16の第1領域161は、第1ハニカム161cで構成されている。含侵基材16の第2領域162は、第2ハニカム162cで構成されている。第1ハニカム161cおよび第2ハニカム162cは、図11に示す形状である。第1ハニカム161cの複数のセル31は、第2ハニカム162cの複数のセル31と比較して狭い。
このため、本実施形態においても、第1実施形態と同様に、含侵基材16の第1領域161に存在する隙間は、含侵基材16の第2領域162に存在する隙間よりも小さい。これにより、第1領域161は、第2領域162と比較して、香料が揮発しにくく構成されている。よって、第1実施形態と同じ効果が得られる。
(第6実施形態)
図12に示すように、本実施形態では、カートリッジ21の含侵基材23の構成が、第2実施形態と異なる。カートリッジ21およびフレグランス装置10Aの他の構成は、第2実施形態と同じである。
含侵基材23は、第5実施形態の含侵基材16と同様に、図11に示すハニカムで構成されている。より具体的には、含侵基材23の第1領域231は、第1ハニカム231cで構成されている。含侵基材23の第2領域232は、第2ハニカム232cで構成されている。含侵基材23の第3領域233は、第3ハニカム233cで構成されている。
第1ハニカム231c、第2ハニカム232cおよび第3ハニカム233cは、図11に示す形状である。第1ハニカム231cの複数のセル31は、第2ハニカム232cの複数のセル31と比較して狭い。第3ハニカム233cの複数のセル31は、第2ハニカム232cの複数のセル31と比較して狭い。このため、本実施形態においても、第2実施形態と同様に、含侵基材23の第1領域お231よび第3領域233に存在する隙間は、第2領域232と比較して小さい。これにより、第1領域231および第3領域233は、第2領域162と比較して、香料が揮発しにくく構成されている。
さらに、第1ハニカム231cの複数のセル31は、第3ハニカム233cの複数のセル31と比較して狭い。このため、含侵基材23の第1領域231に存在する隙間は、第3領域233に存在する隙間と比較して小さい。これにより、含侵基材23の第1領域231は、第3領域233と比較して、香料が揮発しにくく構成されている。よって、本実施形態においても、第2実施形態と同じ効果が得られる。
(第7実施形態)
図13に示すように、本実施形態では、カートリッジ13の含侵基材16の構成が、第1実施形態と異なる。カートリッジ13およびフレグランス装置10の他の構成は、第1実施形態と同じである。
含侵基材16の第1領域161は、多孔質の複数の粒161dで構成されている。複数の粒161dのそれぞれの形状は直方体である。含侵基材16の第2領域162は、第1実施形態と同様に、複数の粒162aで構成されている。複数の粒162aのそれぞれの形状は、球である。
第1領域161の複数の粒161dは、第2領域162の複数の粒161aと異なる形状であり、第2領域162の複数の粒161aと比較して、隣り合う粒同士の間の隙間を小さくすることが可能な形状である。第1領域161の複数の粒161dは、第2領域162の複数の粒161aと比較して、隣り合う粒同士の間の隙間が狭くなるように、敷き詰められている。
このため、本実施形態においても、第1実施形態と同様に、含侵基材16の第1領域161に存在する隙間は、含侵基材16の第2領域162に存在する隙間よりも小さい。これにより、第1領域161は、第2領域162と比較して、香料が揮発しにくく構成されている。よって、これによれば、第1実施形態と同じ効果が得られる。
なお、第1領域161の隙間が小さすぎて、風が流れにくい場合、第1領域161に、通風のための通風孔が設けられてもよい。
(第8実施形態)
図14に示すように、本実施形態では、カートリッジ21の含侵基材23の構成が、第2実施形態と異なる。カートリッジ21およびフレグランス装置10Aの他の構成は、第2実施形態と同じである。
含侵基材23の第1領域231は、多孔質の複数の粒231dで構成されている。複数の粒231dのそれぞれの形状は直方体である。含侵基材23の第2領域232は、第1実施形態と同様に、複数の粒232aで構成されている。複数の粒162aのそれぞれの形状は、球である。含侵基材23の第3領域233は、多孔質の複数の粒233dで構成されている。複数の粒233dのそれぞれの形状は直方体である。
第7実施形態と同様に、第1領域231の複数の粒231dは、第2領域232の複数の粒232aと比較して、隣り合う粒同士の間の隙間が狭くなるように、敷き詰められている。また、第3領域233の複数の粒233dは、第2領域232の複数の粒232aと比較して、隣り合う粒同士の間の隙間が狭くなるように、敷き詰められている。このため、本実施形態においても、第2実施形態と同様に、含侵基材23の第1領域231および第3領域233に存在する隙間は、第2領域232と比較して小さい。これにより、第1領域231および第3領域233は、第2領域162と比較して、香料が揮発しにくく構成されている。
さらに、第1領域231の複数の粒231dは、第3領域233の複数の粒233dと比較して、隣り合う粒同士の間の隙間が狭くなるように、敷き詰められている。このため、含侵基材23の第1領域231に存在する隙間は、第3領域233に存在する隙間と比較して小さい。これにより、含侵基材23の第1領域231は、第3領域233と比較して、香料が揮発しにくく構成されている。よって、これによれば、第2実施形態と同じ効果が得られる。
(第9実施形態)
図15に示すように、本実施形態では、カートリッジ21の含侵基材23の構成が、第2実施形態と異なる。カートリッジ21およびフレグランス装置10Aの他の構成は、第2実施形態と同じである。
含侵基材23の全体は、形状が直方体である複数の粒で構成されている。複数の粒は、隙間が小さくなるように、敷き詰められている。第1領域231に、通風のための複数の通風孔41が形成されている。第2領域232に、通風のための複数の通風孔42が形成されている。第3領域233に、通風のための複数の通風孔43が形成されている。
第1領域231の複数の通風孔41よび第3領域233の複数の通風孔43は、第2領域232の複数の通風孔42と比較して細い。第1領域231の複数の通風孔41のうち一部の通風孔41aは、第2領域232に近づくにつれて徐々に太くなっている。同様に、第3領域233の複数の通風孔43のうち一部の通風孔43aは、第2領域232に近づくにつれて徐々に太くなっている。
このため、本実施形態においても、第2実施形態と同様に、含侵基材23の第1領域お231よび第3領域233に存在する隙間は、第2領域232と比較して小さい。これにより、第1領域231および第3領域233は、第2領域162と比較して、香料が揮発しにくく構成されている。よって、これによれば、第2実施形態と同じ効果が得られる。
(第10実施形態)
図16に示すように、本実施形態では、カートリッジ13の含侵基材16および香料の構成が、第1実施形態と異なる。カートリッジ13およびフレグランス装置10の他の構成は、第1実施形態と同じである。
含侵基材16の全体は同じ構成である。すなわち、第1領域161と第2領域162は、図4に示す比較例1と同様に、同じ大きさの複数の粒で構成されている。これに限らず、第1領域161と第2領域162は、網目が同じ大きさの不織布で構成されていてもよい。
そして、第1領域161に含侵された香料には、第2領域162に含侵された香料と比較して、保留剤が多く含まれる。保留剤は、香料の香り成分の揮発性を低下させる。保留剤は、液体である。保留剤は、香料の香り成分に対して分子間力で結合する。保留剤は、フレグランス装置の使用環境では揮発しない、または、揮発しにくい。これにより、第1領域161は、第2領域162と比較して、香料が揮発しにくく構成されている。よって、これによれば、第1実施形態と同じ効果が得られる。
なお、第2領域162に含侵された香料に、保留剤が含まれていなくてもよい。また、含侵基材16は、第1、第3、第5、第7実施形態の含侵基材16と同じ構成であってもよい。すなわち、第1、第3、第5、第7実施形態のそれぞれにおいて、含侵基材16の第1領域161に含侵された香料に、第2領域162に含侵された香料と比較して、保留剤が多く含まれてもよい。
(第11実施形態)
図17に示すように、本実施形態では、カートリッジ21の含侵基材23の構成が、第2実施形態と異なる。カートリッジ21およびフレグランス装置10Aの他の構成は、第2実施形態と同じである。
含侵基材23の全体は同じ構成である。すなわち、第1領域231、第2領域232、第3領域233は、図4に示す比較例1と同様に、同じ大きさの複数の粒で構成されている。これに限らず、第1領域231、第2領域232、第3領域233は、網目が同じ大きさの不織布で構成されていてもよい。
そして、第1領域231および第3領域233に含侵された香料には、第2領域232に含侵された香料と比較して、保留剤が多く含まれる。保留剤は、第10実施形態と同じものである。これにより、第1領域231および第3領域233は、第2領域162と比較して、香料が揮発しにくく構成されている。
さらに、第1領域231に含侵された香料には、第3領域233に含侵された香料と比較して、保留剤が多く含まれる。これにより、含侵基材23の第1領域231は、第3領域233と比較して、香料が揮発しにくく構成されている。よって、第2実施形態と同じ効果が得られる。
なお、第2領域232に含侵された香料に、保留剤が含まれていなくてもよい。また、含侵基材23は、第2、第4、第6、第8、第9実施形態の含侵基材23と同じ構成であってもよい。すなわち、第2、第4、第6、第8、第9実施形態のそれぞれにおいて、含侵基材23の第1領域231および第3領域233に含侵された香料には、第2領域232に含侵された香料と比較して、保留剤が多く含まれてもよい。
(他の実施形態)
(1)第1実施形態では、含侵基材16の第1領域161は、含侵基材16のうち上下方向D1の上側の表面を含む領域である。しかしながら、第1領域161は、含侵基材16のうち開閉部14側に位置する領域であればよく、含侵基材16のうち上下方向D1の上側の表面を含む領域でなくてもよい。この場合であっても、第1実施形態と同様の効果が得られる。第2実施形態の含侵基材23の第1領域231も、これと同様である。
また、第2実施形態では、含侵基材23の第3領域233は、含侵基材23のうち上下方向D1の下側の表面を含む領域である。しかしながら、第3領域233は、含侵基材23のうち第2開閉部19側に位置する領域であればよく、含侵基材23のうち上下方向D1の下側の表面を含む領域でなくてもよい。この場合であっても、第2実施形態と同様の効果が得られる。
(2)第1実施形態では、含侵基材16の第1領域161は、最大幅が均一の複数の粒161aで構成される。しかしながら、第1領域161に、最大幅が第2領域162の複数の粒162aと同じ大きさの粒が含まれていてもよい。第1領域161に、第2領域162の複数の粒162aと比較して、最大幅が小さな粒161aが多く存在することで、第1領域161に存在する隙間が、第2領域162に存在する隙間よりも小さくなっていればよい。
(3)第1実施形態のカートリッジ13の容器15の形状は、直方体である。同様に、第2実施形態のカートリッジ21の容器22の形状は、直方体である。しかしながら、容器15、22の形状は、円柱等の他の形状であってもよい。
(4)上記した各実施形態では、含侵基材16、23は、カートリッジ13、21に収容された状態で、ハウジング12に保持される。しかしながら、含侵基材16、23は、ハウジング12に直に保持されてもよい。この場合、含侵基材16、23を収容する収容部が、ハウジング12の内部に、ハウジング12に対して交換不可能に設けられる。収容部は、ハウジング12の入口121および出口122に連通する風の流路に連通する収容空間を有する。収容部は、含侵基材16、23をこの収容空間に収容する。含侵基材16、23がハウジングに直に保持される場合、液体の香料が無くなると、例えば、ユーザによって液体の香料が含侵基材に注入される。
この場合によっても、第1実施形態と同様に、含侵基材16、23からの香料の揮発を抑制することができる。香料の寿命が延長されることで、香料の寿命を比較例1と同じに設定する場合、必要な香料が少なくなり、含侵基材16、23の小型化が可能である。
(5)上記した各実施形態では、フレグランス装置10、10Aは、フレグランス装置専用の送風機11を備える。しかしながら、フレグランス装置10、10Aは、専用の送風機を備えていなくてもよい。例えば、空調装置からの空調風が、ハウジング12の入口121からハウジング12の内部に流入するようになっていてもよい。
(6)上記した各実施形態では、フレグランス装置10、10Aは、1つのカートリッジ13、21のみを備えている。しかしながら、フレグランス装置10、10Aは、複数のカートリッジを備えていてもよい。
(7)本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能であり、様々な変形例や均等範囲内の変形をも包含する。また、上記各実施形態は、互いに無関係なものではなく、組み合わせが明らかに不可な場合を除き、適宜組み合わせが可能である。
例えば、第1実施形態のフレグランス装置10に用いられる含侵基材16において、第1領域161と第2領域162とが異なる部材で構成されてもよい。具体的には、第2領域162が第1実施形態の複数の粒162aで構成され、第1領域161が第3実施形態の第1不織布161bで構成されてもよい。第2領域162が第1実施形態の複数の粒162aで構成され、第1領域161が第5実施形態の第1ハニカム161cで構成されてもよい。
また、第2実施形態のフレグランス装置10Aに用いられる含侵基材23において、第1領域231と第2領域232と第3領域233との少なくとも2つが、異なる部材で構成されてもよい。具体的には、第1領域231が第2実施形態の複数の粒231aで構成され、第2領域232が第2実施形態の複数の粒232aで構成され、第3領域233が第4実施形態の第3不織布233bで構成されてもよい。第1領域231が第2実施形態の複数の粒231aで構成され、第2領域232が第2実施形態の複数の粒232aで構成され、第3領域233が第6実施形態の第3ハニカム233cで構成されてもよい。
また、第2、第4、第6、第8、第9実施形態では、第1領域231に存在する隙間は、第2領域232に存在する隙間よりも小さいことで、第1領域231は、第2領域232と比較して、香料が揮発しにくく構成されている。この場合において、第3領域233に含侵された香料には、第2領域232に含侵された香料と比較して、保留剤が多く含まれることで、第3領域233は、第2領域162と比較して、香料が揮発しにくく構成されていてもよい。
また、第2、第4、第6、第8、第9実施形態では、第3領域233に存在する隙間は、第2領域232に存在する隙間よりも小さいことで、第3領域233は、第2領域232と比較して、香料が揮発しにくく構成されている。この場合において、第1領域231に含侵された香料には、第2領域232に含侵された香料と比較して、保留剤が多く含まれることで、第1領域231は、第2領域162と比較して、香料が揮発しにくく構成されていてもよい。
また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、上記各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。また、上記各実施形態において、構成要素等の材質、形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の材質、形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その材質、形状、位置関係等に限定されるものではない。
12 ハウジング
13 カートリッジ
14 開閉部
16 含侵基材

Claims (17)

  1. 香料を含む風を吹き出すフレグランス装置であって、
    風が流入する入口(121)および風が流出する出口(122)を有するとともに、前記入口および前記出口に連通する風の流路(123、123a、123b)を内部に有するハウジング(12)と、
    前記ハウジングの内部に設けられ、前記流路に連通する収容空間(151、221)を有し、液状の香料が含侵された含侵基材(16、23)を前記収容空間に収容する収容部(13、21)と、
    前記ハウジングの内部のうち前記収容部に対して一方向の一方側に設けられ、前記収容空間と前記流路とを連通する連通口(125、126)を開閉する開閉部(14、18)とを備え、
    前記含侵基材のうち前記開閉部側に位置する第1領域(161、231)は、前記含侵基材のうち前記第1領域よりも前記開閉部から離れた側に位置する第2領域(162、232)と比較して、前記香料が揮発しにくく構成されている、フレグランス装置。
  2. 前記第1領域は、前記含侵基材のうち前記一方向の前記一方側の表面を含む領域である、請求項1に記載のフレグランス装置。
  3. 前記第1領域に存在する隙間は、前記第2領域に存在する隙間よりも小さいことで、前記第1領域は、前記第2領域と比較して、前記香料が揮発しにくく構成されている、請求項1または2に記載のフレグランス装置。
  4. 前記香料の成分の揮発性を低下させる保留剤が、前記第2領域に含侵された前記香料と比較して、前記第1領域に含侵された前記香料に多く含まれることで、前記第1領域は、前記第2領域と比較して、前記香料が揮発しにくく構成されている、請求項1または2に記載のフレグランス装置。
  5. 前記連通口は、第1連通口(126)であり、
    前記開閉部は、第1開閉部(18)であり、
    前記フレグランス装置は、前記ハウジングの内部のうち前記収容部に対して前記一方向の他方側に設けられ、前記収容空間と前記流路とを連通する第2連通口(127)を開閉する第2開閉部(19)を備え、
    前記含侵基材(23)のうち前記第2領域(232)よりも前記第2開閉部側に位置する第3領域(233)は、前記第2領域(232)と比較して、前記香料が揮発しにくく構成されている、請求項1ないし4のいずれか1つに記載のフレグランス装置。
  6. 前記第3領域は、前記含侵基材のうち前記一方向の前記他方側の表面を含む領域である、請求項5に記載のフレグランス装置。
  7. 前記一方向の前記一方側は、上下方向の上側であり、
    前記一方向の前記他方側は、上下方向の下側であり、
    前記第1領域は、前記第3領域と比較して、前記香料が揮発しにくく構成されている、請求項5または6に記載のフレグランス装置。
  8. 前記第3領域に存在する隙間は、前記第2領域に存在する隙間よりも小さいことで、前記第3領域は、前記第2領域と比較して、前記香料が揮発しにくく構成されている、請求項5ないし7のいずれか1つに記載のフレグランス装置。
  9. 前記香料の成分の揮発性を低下させる保留剤が、前記第2領域に含侵された前記香料と比較して、前記第3領域に含侵された前記香料に多く含まれることで、前記第3領域は、前記第2領域と比較して、前記香料が揮発しにくく構成されている、請求項5ないし7のいずれか1つに記載のフレグランス装置。
  10. フレグランス装置に交換可能に設けられるフレグランスカートリッジであって、
    一方向の一方側に開口部(152、222)を有する容器(15、22)と、
    前記容器の内部に収容され、液体の香料が含侵された含侵基材(16、23)とを備え、
    前記含侵基材のうち前記開口部側に位置する第1領域(161、231)は、前記含侵基材のうち前記第1領域よりも前記開口部から離れた側に位置する第2領域(162、232)と比較して、前記香料が揮発しにくく構成されている、フレグランスカートリッジ。
  11. 前記第1領域は、前記含侵基材のうち前記一方向の前記一方側の表面を含む領域である、請求項10に記載のフレグランスカートリッジ。
  12. 前記第1領域に存在する隙間は、前記第2領域に存在する隙間よりも小さいことで、前記第1領域は、前記第2領域と比較して、前記香料が揮発しにくく構成されている、請求項10または11に記載のフレグランスカートリッジ。
  13. 前記香料の成分の揮発性を低下させる保留剤が、前記第2領域に含侵された前記香料と比較して、前記第1領域に含侵された前記香料に多く含まれることで、前記第1領域は、前記第2領域と比較して、前記香料が揮発しにくく構成されている、請求項10または11に記載のフレグランスカートリッジ。
  14. 前記開口部は、第1開口部(222)であり、
    前記容器(22)は、前記一方向の他方側に第2開口部(223)を有し、
    前記含侵基材(23)のうち前記第2領域(232)よりも前記第2開口部側に位置する第3領域(233)は、前記第2領域と比較して、前記香料が揮発しにくく構成されている、請求項10ないし13のいずれか1つに記載のフレグランスカートリッジ。
  15. 前記第3領域は、前記含侵基材のうち前記一方向の前記他方側の表面を含む領域である、請求項14に記載のフレグランスカートリッジ。
  16. 前記第3領域に存在する隙間は、前記第2領域に存在する隙間よりも小さいことで、前記第3領域は、前記第2領域と比較して、前記香料が揮発しにくく構成されている、請求項14または15に記載のフレグランスカートリッジ。
  17. 前記香料の成分の揮発性を低下させる保留剤が、前記第2領域に含侵された前記香料と比較して、前記第3領域に含侵された前記香料に多く含まれることで、前記第3領域は、前記第2領域と比較して、前記香料が揮発しにくく構成されている、請求項14または15に記載のフレグランスカートリッジ。
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