JP3632276B2 - 消臭装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、超音波振動子を振動させることにより霧化した消臭剤により車室内の消臭を行なう消臭装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、消臭装置としては、特開平6−30980号公報に開示されているような超音波振動子によって霧化した消臭剤を比較的狭い車室内に散布することにより、車室内の消臭(または脱臭、芳香)を行なう消臭装置が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開平6−30980号公報に開示されているような消臭装置により、例えばバスや飛行機といった大型車両や輸送機械などの比較的大きな車室内の消臭を行なう場合には霧化された消臭液を車室内に十分いきわたらせることができず、消臭装置から離れた位置では消臭を十分に行うことができないという問題点があった。
【0004】
そこで、本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、バスなどの大型車両や飛行機などの輸送機械の比較的大きな車室内全体に霧化した消臭剤を十分にいきわたらせることができる消臭装置の提供を目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1によれば、第1の通風路(10)を通過する空気は超音波振動子(7)により霧化された消臭剤溶液を含み、第2の通風路(11)を通過する空気は霧化された消臭剤溶液を含まない。第1の吹出口(9)からは霧化された消臭剤溶液を含む空気(以下、霧化風とする)が吹出され、第2の吹出口(12)からは霧化された消臭剤溶液を含ない空気(以下、通常風とする)が吹出される。そのため、霧化風は、通常風に少なくとも側方および下方を包みこまれた状態で吹出される。そのため、霧化された消臭剤溶液が消臭装置(1)の近傍において一度に拡散し、蒸発してしまうことを防止することができ、消臭剤溶液が霧化された状態で運ばれる距離を伸ばすことができる。
【0006】
また、第1の通風路の流入口(10a)の開口面積は第1の吹出口の開口面積よりも小さいので、霧化風が第1の吹出口から吹出される速度は、空気が第1の通風路に流入する際の速度、つまり空気が第2の通風路を通過する速度よりも遅くなる。したがって、霧化風は第2の吹出口から吹出される通常風の速度よりも遅い速度で第1の吹出口から吹出される。そのため、霧化風はより速い速度で吹出される通常風に乗った状態で運ばれるので、霧化風は通常風とともに車室内を移動する。したがって、消臭剤溶液が霧化された状態で運ばれる距離を伸ばすことができる。
【0007】
このように、消臭剤溶液が霧化された状態で運ばれる距離を伸ばすことができるので、比較的大きな車室であっても消臭剤溶液を車室内全体にいきわたらせることができ、消臭を十分に行なうことができる。
また、請求項2の発明によれば、第2の送風手段の送風能力は第1の送風手段の送風能力よりも大きいので、霧化風が第1の吹出口から吹出される速度よりも速い速度で通常風を第2の吹出口から吹出させることができる。また、通常風によって少なくとも霧化風の側方および下方を包みこんだ状態で吹き出させることができる。したがって、霧化された消臭剤溶液が到達する距離を伸ばすことができるので、比較的大きな車室であっても消臭剤溶液を車室内全体にいきわたらせることができ、消臭を十分に行なうことができる。
【0008】
さらに、請求項3の発明によれば、通常風によって霧化風の周囲を取り囲んだ状態で吹出すことができるので、消臭剤溶液の拡散を防止することができ、消臭剤溶液の到達距離を伸ばすことができる。
さらに、請求項4の発明によれば、霧化風は水平方向よりも上方にむけて吹出されるので、霧化風をさらに遠方まで到達させることができる。また、霧化しきれなかったり、結露により生じる消臭剤溶液の液滴が第1の吹出口(9)から吹出してしまうことを防止することができる。
【0009】
さらに、請求項5の発明によれば、霧化風は通常風によって少なくとも側方および下方を囲まれた状態で第1の吹出口(9)から吹出される。つまり、霧化風は上方のみ開放された状態で第1の吹出し口から吹出される。そのため、霧化風は消臭剤溶液の一部が上方に向かって蒸発しつつ、通常風によって遠方まで運ばれる。そのため、消臭液の蒸発を徐々に行なうことができ、消臭液を車室内全体にいきわたらせることができる。
【0010】
さらに、請求項6の発明によれば、それぞれ異なる方向に霧化風および通常風を吹出すことができるので、より広い車室内全体に霧化風をいきわたらせることができ、効果的な消臭を行なうことができる。霧化風は通常風によって側方および下方を囲まれた状態で第1の吹出口(9)から吹出される。つまり、霧化風は上方のみ開放された状態で第1の吹出し口から吹出される。そのため、霧化風はその一部が上方に向かって拡散し、蒸発しつつ、通常風によって遠方まで運ばれる。そのため、消臭液の蒸発が局所的に起きることなく、消臭液を車室内全体にいきわたらせることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
〔発明の第1の実施の形態〕
以下、本発明の第1の実施の形態について図1ないし5に基づいて説明する。なお、図1中において、黒色矢印は後述する超音波振動子により霧化された消臭液を含む空気(霧化風)の流れを示し、白色矢印は霧化された消臭液を含まない空気(通常風)の流れを示す。
【0012】
バスの車室内に配される消臭装置1は、超音波振動子7を振動させることによって容器である水槽6に貯留された消臭剤溶液を霧化して車室内に吐出し、消臭を行なうものである。
なお、本実施の形態では、消臭剤溶液(以下、消臭液とする)として、消臭剤溶液を霧化しやすくするために植物性精油に可溶化剤(アルコールなど)を加えて3%程度の濃度となるように混合したものを用いる。なお、消臭液の変質を防止するため、消臭液中には少量の防腐剤が添加されている。
【0013】
ケース2の内部には空気通路3が形成されており、その空気の流れ最上流側には吸入口4が形成されている。この吸入口4の空気の流れ下流側には送風手段であるファン5が配され、吸入口4から空気通路3に空気を取入れる。
ファン5よりも空気の流れ下流側には、上部が開口し、内部に消臭液が貯留された水槽6が配されている。空気通路3を通過する空気のうち一部は水槽6の上部より水槽6の内部に流入する。開口した水槽6の底面に取り付けられた、超音波振動子7(例えば、PZT圧電素子など)が振動することにより消臭液は霧化される。霧化風は水槽6の上方に設けられたダクト8に導かれる。
【0014】
ダクト8は途中で2つに分岐しており、ダクト8の最下流部となる第1の吹出口である消臭液吹出口9はケース2の側面のうち対向する2つの面に形成されている。ダクト8の分岐している部分は消臭液吹出口9側となるにつれて上方となるように傾斜しており、霧化風が消臭液吹出口9から水平方向よりも上方にむけて吹出されるようになっている。
【0015】
なお、開口した水槽6の上部から消臭液吹出口9までいたる部分は第1の通風路10となっており、この第1の通風路10のうち水槽6よりも空気の流れ下流側の部分は霧化風が通過する通風路となっている。
一方、空気通路3を通過する空気のうち、水槽6をバイパスし、消臭液を含まない空気は通常風通路11を通過し、通常風通路11の空気の流れ最下流側に形成された第2の吹出口である通常風吹出口12から車室内へと吹出される。通常風吹出口12は、消臭液吹出口9の側方および下方をコの字型にとり囲むようにケース2に形成されており、霧化風は通常風によってその側方および下方を包みこまれるようにして車室内へと吹出される。
【0016】
上述したように空気通路3を通過する空気の一部は水槽6に流入し、残りは通常風通路11へと送られており、空気通路3は水槽6の上部において第1の通風路10と、第2の通風路である通常風通路11とに分岐した状態となっている。なお、開口した水槽6の上部は第1の通風路10の空気の流れ最上流側であり、第1の通風路10の流入口10aとなっている。
【0017】
なお、流入口10aの開口面積は、消臭液吹出口9の開口面積よりも小さい。そのため、霧化風が消臭液吹出口9から吹出される速度は空気が水槽6に流入する速度、つまり空気が空気通路3を通過する速度よりも遅くなる。したがって、消臭液吹出口9から吹出される霧化風の速度よりも速い速度で通常風吹出口12から通常風が吹出される。
【0018】
ところで、水槽6の内部には消臭液の水位を検出する水位センサ13が設けられている。水位センサ13は、水槽6内の水位変動に伴って変位するフロート13aと、液面の低下によりフロート13aが所定の水位よりも低下した際にオンとなるフロートスイッチ13bからなる。このフロートスイッチ13bは図示しない制御手段に接続されており、水槽6内の消臭液の水位が所定の水位以下となると消臭装置1の作動が停止するように制御される。また、水槽6の底面には後述する貯留タンク14の開閉弁15を開くための突出部6aが形成されている。
【0019】
ケース2の上方には消臭液を貯留する貯留タンク14が取り付けられ、貯留タンク14の底面に形成された補給管16が水槽6内へと伸びている。この補給管16の下端には開口部16aが形成されており、この開口部16aを開閉する開閉弁15が設けられている。
開閉弁15は、スプリング17と、弁体18と、当接部19と、開口部16aとスプリング17とを挿通する軸部20とを備えている。弁体18はテーパ状の形状を有しており、補給管16の内部に配される。当接部19は補給管16の外部に配され、貯留タンク14がケース2に取り付けられる際に水槽6の底面に形成される突出部6aと当接する。軸部20の一端には弁体18が取り付けられ、他端には当接部19が取り付けられている。
【0020】
貯留タンク14がケース2に取り付けられていると、図2に示すように、当接部19は水槽6の底面に形成された突出部6aに押付けられ、弁体18は上方へと移動し、開閉弁15は開いた状態となる。その結果、貯留タンク14に貯留された消臭液は補給管16を経て水槽6へと補給される。一方、消臭液の補充などのために貯留タンク14がケース2から取り外されている際には、図3に示すように、当接部19は突出部6aから離れるため、弁体18は下方へと移動し、開閉弁15は閉じた状態となる。その結果、貯留タンク14をケース2から取り外している際の、貯留タンク14からの消臭液の漏れを防止することができる。
【0021】
続いて、本実施の形態の作動について述べる。
図示しない消臭装置1の電源がオンとなるとファン5の回転および、図示しない発振回路による超音波振動子7の振動が開始される。ファン5の回転により吸入口4からケース2の内部に取入れられた空気の一部は水槽6の内部に流入し、超音波振動子7の振動によって霧化された消臭液が供給されて霧化風となる。霧化風はダクト8を通過し、消臭液吹出口9から車室内へと吹出される。吹出された霧化風に含まれる消臭液は拡散し、蒸発することにより車室内での消臭を行なう。
【0022】
一方、水槽6をバイパスした空気は霧化された消臭液が供給されることなく通常風通路11を通過し、そのまま通常風として通常風吹出口12から車室内へと吹出される。
ところで、本実施の形態では、霧化風は通常風によってその側方および下方を包みこまれるようにして消臭液吹出口9から吹出されるので、消臭装置1の近傍において霧化風に含まれる消臭液が一度に拡散し、蒸発してしまうことを防止することができる。
【0023】
さらに、霧化風が消臭液吹出口9から吹出される速度よりも速い速度で通常風吹出口12から通常風が吹出されるので、吹き出された霧化風は車室内を移動していく間、通常風に周囲を包みこまれた状態で運ばれる。したがって、霧化風に含まれる消臭液が消臭装置の近傍において一度に拡散し、蒸発してしまうことを防止することができ、消臭液を霧化された状態で遠方まで運ぶことができる。つまり、霧化風の到達距離を伸ばすことができる。
【0024】
また、通常風は霧化風よりも速い速度で吹出されるので、霧化風は通常風に乗った状態で運ばれる。つまり、霧化風はより速い速度で吹出される通常風とともに車室内を移動するので、霧化風が到達する距離を伸ばすことができる。
以上に述べたように、霧化風の到達距離を伸ばすことができるので、バスなどの大型車両や飛行機などの輸送機械の、比較的大きな車室においても霧化された状態の消臭液を車室内に十分いきわたらせることができる。
【0025】
また、通常風吹出口12は消臭液吹出口9の側方および下方をとり囲むようにしてケース2に形成されているので、霧化風はその側方および下方を通常風によってとり囲まれるように吹出される。つまり、霧化風は上方のみ開放された状態で消臭液吹出口9から吹出される。そのため、霧化風はその一部が上方に向かって拡散し、蒸発しつつ、通常風によって遠方まで運ばれる。そのため、消臭液を蒸発徐々に蒸発させることができ、消臭液を車室内全体にいきわたらせることができる。また、霧化風は霧化された消臭剤溶液を含むため通常風よりも重いが、その側方および下方を通常風によってとり囲まれるように吹出されるので、霧化風は消臭液吹出口9から吹出された後、車室内の床面などに落下することなく運ばれる。そのため、消臭装置1の近傍で消臭液が一度に蒸発してしまうことを防止することができる。
【0026】
さらに、ダクト8が2つに分岐し、消臭液吹出口9および通常風吹出口12はそれぞれケース2の側面のうち対向する2つの面に形成されているので、霧化された消臭液を2方向に吹出すことができる。バスの車室は縦長の空間であるので、図5に示すように、バスの車室の中央に消臭装置1を配すると、霧化された消臭液を車室内全体に効果的にいきわたらせることができる。
【0027】
さらに、ダクト8の分岐している部分は消臭液吹出口9側となるにつれて上方となるように傾斜しているので、霧化風を消臭液吹出口9から水平方向よりも上方にむけて吹出させることができ、霧化風を遠方まで到達させることができる。また、ダクト8がこのように傾斜させることにより、霧化しきれなかったり、結露により生じるダクト8の内壁面に付着する消臭液の液滴をダクト8の内壁面をつたわらせて水槽6へと戻すことができる。そのため、消臭液の液滴が消臭液吹出口9から吹き出してしまうことを防止することができる。
【0028】
〔その他の実施の形態〕
なお、特に図示しないが、消臭装置を以下に述べるような構造としてもよい。第1の実施の形態で述べたように、空気通路が第1の通風路と第2の通風路とに分岐する構造ではなく、別個の流入口をそれぞれ有する第1の通風路と第2の通風路とを設け、各通風路に送風手段を別個に配した構造とする。ただし、第2の通風路には、第1の通風路に配する第1の送風手段であるファンよりも送風能力の大きな第2の送風手段であるファンを配する。なお、消臭液が貯留された水槽は第1の通風路に配され、水槽よりも空気の流れ下流側の第1の通風路の部分は霧化風が通過する通風路となっている。なお、その他の構成については第1の実施の形態と同様であるので説明を省略する。
【0029】
第1の通風路に配するファンよりも送風能力の大きなファンを第2の通風路に配することにより、通常風を第1の吹出口から吹出される霧化風よりも速い速度で第2の吹出口から吹出すことができる。そのため、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
なお、以上に述べた実施の形態では、消臭液吹出口の側方と下方とを囲むように通常風吹出口が形成された実施の形態について述べたが、消臭液吹出口の周囲を囲むように通常風吹出口が形成されていても、以上に述べた実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0030】
また、以上に示した実施の形態では、ダクトの分岐している部分を消臭液吹出口側となるにつれて上方となるように傾斜する形状としたが、ダクトの分岐している部分は傾斜していなくてもよい。
また、以上に示した実施の形態における消臭液吹出口および通常風吹出口が形成される数および位置はあくまでも実施の形態の一例であり、その数および位置は特に限定されない。
【0031】
さらに、消臭剤の種類についても蒸発することによって消臭を行なう消臭剤であればよく、その種類については特に限定されない。同様に可溶化剤についても特にその種類は特に限定されない。また、以上に示した実施の形態における消臭液の濃度はあくまでも実施の形態の一例であり、その濃度は特に限定されない。
なお、以上に示した実施の形態では、消臭装置をバスの車室内に配した形態について述べたが、バスの車室と同様に縦長の空間である飛行機や列車といった輸送機械の客室などに配しても以上に示した実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図4のA−A線断面図である。
【図2】貯留タンクがケースに取り付けられている際の、図4のB−B線における、消臭装置の水槽および貯留タンクの断面図である。
【図3】貯留タンクがケースから取り外された際の、図4のB−B線における貯留タンクの断面図である。
【図4】消臭装置の斜視図である。
【図5】消臭装置をバスの車室に配した状態を示す模式図である。
【符号の説明】
1 消臭装置
2 ケース
3 空気通路
6 容器である水槽
7 超音波振動子
9 第1の吹出口である消臭液吹出口
10 第1の通風路である消臭液通風路
10a 流入口
11 第2の通風路である通常風通路
12 第2の吹出口である通常風吹出口
【発明の属する技術分野】
本発明は、超音波振動子を振動させることにより霧化した消臭剤により車室内の消臭を行なう消臭装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、消臭装置としては、特開平6−30980号公報に開示されているような超音波振動子によって霧化した消臭剤を比較的狭い車室内に散布することにより、車室内の消臭(または脱臭、芳香)を行なう消臭装置が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開平6−30980号公報に開示されているような消臭装置により、例えばバスや飛行機といった大型車両や輸送機械などの比較的大きな車室内の消臭を行なう場合には霧化された消臭液を車室内に十分いきわたらせることができず、消臭装置から離れた位置では消臭を十分に行うことができないという問題点があった。
【0004】
そこで、本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、バスなどの大型車両や飛行機などの輸送機械の比較的大きな車室内全体に霧化した消臭剤を十分にいきわたらせることができる消臭装置の提供を目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1によれば、第1の通風路(10)を通過する空気は超音波振動子(7)により霧化された消臭剤溶液を含み、第2の通風路(11)を通過する空気は霧化された消臭剤溶液を含まない。第1の吹出口(9)からは霧化された消臭剤溶液を含む空気(以下、霧化風とする)が吹出され、第2の吹出口(12)からは霧化された消臭剤溶液を含ない空気(以下、通常風とする)が吹出される。そのため、霧化風は、通常風に少なくとも側方および下方を包みこまれた状態で吹出される。そのため、霧化された消臭剤溶液が消臭装置(1)の近傍において一度に拡散し、蒸発してしまうことを防止することができ、消臭剤溶液が霧化された状態で運ばれる距離を伸ばすことができる。
【0006】
また、第1の通風路の流入口(10a)の開口面積は第1の吹出口の開口面積よりも小さいので、霧化風が第1の吹出口から吹出される速度は、空気が第1の通風路に流入する際の速度、つまり空気が第2の通風路を通過する速度よりも遅くなる。したがって、霧化風は第2の吹出口から吹出される通常風の速度よりも遅い速度で第1の吹出口から吹出される。そのため、霧化風はより速い速度で吹出される通常風に乗った状態で運ばれるので、霧化風は通常風とともに車室内を移動する。したがって、消臭剤溶液が霧化された状態で運ばれる距離を伸ばすことができる。
【0007】
このように、消臭剤溶液が霧化された状態で運ばれる距離を伸ばすことができるので、比較的大きな車室であっても消臭剤溶液を車室内全体にいきわたらせることができ、消臭を十分に行なうことができる。
また、請求項2の発明によれば、第2の送風手段の送風能力は第1の送風手段の送風能力よりも大きいので、霧化風が第1の吹出口から吹出される速度よりも速い速度で通常風を第2の吹出口から吹出させることができる。また、通常風によって少なくとも霧化風の側方および下方を包みこんだ状態で吹き出させることができる。したがって、霧化された消臭剤溶液が到達する距離を伸ばすことができるので、比較的大きな車室であっても消臭剤溶液を車室内全体にいきわたらせることができ、消臭を十分に行なうことができる。
【0008】
さらに、請求項3の発明によれば、通常風によって霧化風の周囲を取り囲んだ状態で吹出すことができるので、消臭剤溶液の拡散を防止することができ、消臭剤溶液の到達距離を伸ばすことができる。
さらに、請求項4の発明によれば、霧化風は水平方向よりも上方にむけて吹出されるので、霧化風をさらに遠方まで到達させることができる。また、霧化しきれなかったり、結露により生じる消臭剤溶液の液滴が第1の吹出口(9)から吹出してしまうことを防止することができる。
【0009】
さらに、請求項5の発明によれば、霧化風は通常風によって少なくとも側方および下方を囲まれた状態で第1の吹出口(9)から吹出される。つまり、霧化風は上方のみ開放された状態で第1の吹出し口から吹出される。そのため、霧化風は消臭剤溶液の一部が上方に向かって蒸発しつつ、通常風によって遠方まで運ばれる。そのため、消臭液の蒸発を徐々に行なうことができ、消臭液を車室内全体にいきわたらせることができる。
【0010】
さらに、請求項6の発明によれば、それぞれ異なる方向に霧化風および通常風を吹出すことができるので、より広い車室内全体に霧化風をいきわたらせることができ、効果的な消臭を行なうことができる。霧化風は通常風によって側方および下方を囲まれた状態で第1の吹出口(9)から吹出される。つまり、霧化風は上方のみ開放された状態で第1の吹出し口から吹出される。そのため、霧化風はその一部が上方に向かって拡散し、蒸発しつつ、通常風によって遠方まで運ばれる。そのため、消臭液の蒸発が局所的に起きることなく、消臭液を車室内全体にいきわたらせることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
〔発明の第1の実施の形態〕
以下、本発明の第1の実施の形態について図1ないし5に基づいて説明する。なお、図1中において、黒色矢印は後述する超音波振動子により霧化された消臭液を含む空気(霧化風)の流れを示し、白色矢印は霧化された消臭液を含まない空気(通常風)の流れを示す。
【0012】
バスの車室内に配される消臭装置1は、超音波振動子7を振動させることによって容器である水槽6に貯留された消臭剤溶液を霧化して車室内に吐出し、消臭を行なうものである。
なお、本実施の形態では、消臭剤溶液(以下、消臭液とする)として、消臭剤溶液を霧化しやすくするために植物性精油に可溶化剤(アルコールなど)を加えて3%程度の濃度となるように混合したものを用いる。なお、消臭液の変質を防止するため、消臭液中には少量の防腐剤が添加されている。
【0013】
ケース2の内部には空気通路3が形成されており、その空気の流れ最上流側には吸入口4が形成されている。この吸入口4の空気の流れ下流側には送風手段であるファン5が配され、吸入口4から空気通路3に空気を取入れる。
ファン5よりも空気の流れ下流側には、上部が開口し、内部に消臭液が貯留された水槽6が配されている。空気通路3を通過する空気のうち一部は水槽6の上部より水槽6の内部に流入する。開口した水槽6の底面に取り付けられた、超音波振動子7(例えば、PZT圧電素子など)が振動することにより消臭液は霧化される。霧化風は水槽6の上方に設けられたダクト8に導かれる。
【0014】
ダクト8は途中で2つに分岐しており、ダクト8の最下流部となる第1の吹出口である消臭液吹出口9はケース2の側面のうち対向する2つの面に形成されている。ダクト8の分岐している部分は消臭液吹出口9側となるにつれて上方となるように傾斜しており、霧化風が消臭液吹出口9から水平方向よりも上方にむけて吹出されるようになっている。
【0015】
なお、開口した水槽6の上部から消臭液吹出口9までいたる部分は第1の通風路10となっており、この第1の通風路10のうち水槽6よりも空気の流れ下流側の部分は霧化風が通過する通風路となっている。
一方、空気通路3を通過する空気のうち、水槽6をバイパスし、消臭液を含まない空気は通常風通路11を通過し、通常風通路11の空気の流れ最下流側に形成された第2の吹出口である通常風吹出口12から車室内へと吹出される。通常風吹出口12は、消臭液吹出口9の側方および下方をコの字型にとり囲むようにケース2に形成されており、霧化風は通常風によってその側方および下方を包みこまれるようにして車室内へと吹出される。
【0016】
上述したように空気通路3を通過する空気の一部は水槽6に流入し、残りは通常風通路11へと送られており、空気通路3は水槽6の上部において第1の通風路10と、第2の通風路である通常風通路11とに分岐した状態となっている。なお、開口した水槽6の上部は第1の通風路10の空気の流れ最上流側であり、第1の通風路10の流入口10aとなっている。
【0017】
なお、流入口10aの開口面積は、消臭液吹出口9の開口面積よりも小さい。そのため、霧化風が消臭液吹出口9から吹出される速度は空気が水槽6に流入する速度、つまり空気が空気通路3を通過する速度よりも遅くなる。したがって、消臭液吹出口9から吹出される霧化風の速度よりも速い速度で通常風吹出口12から通常風が吹出される。
【0018】
ところで、水槽6の内部には消臭液の水位を検出する水位センサ13が設けられている。水位センサ13は、水槽6内の水位変動に伴って変位するフロート13aと、液面の低下によりフロート13aが所定の水位よりも低下した際にオンとなるフロートスイッチ13bからなる。このフロートスイッチ13bは図示しない制御手段に接続されており、水槽6内の消臭液の水位が所定の水位以下となると消臭装置1の作動が停止するように制御される。また、水槽6の底面には後述する貯留タンク14の開閉弁15を開くための突出部6aが形成されている。
【0019】
ケース2の上方には消臭液を貯留する貯留タンク14が取り付けられ、貯留タンク14の底面に形成された補給管16が水槽6内へと伸びている。この補給管16の下端には開口部16aが形成されており、この開口部16aを開閉する開閉弁15が設けられている。
開閉弁15は、スプリング17と、弁体18と、当接部19と、開口部16aとスプリング17とを挿通する軸部20とを備えている。弁体18はテーパ状の形状を有しており、補給管16の内部に配される。当接部19は補給管16の外部に配され、貯留タンク14がケース2に取り付けられる際に水槽6の底面に形成される突出部6aと当接する。軸部20の一端には弁体18が取り付けられ、他端には当接部19が取り付けられている。
【0020】
貯留タンク14がケース2に取り付けられていると、図2に示すように、当接部19は水槽6の底面に形成された突出部6aに押付けられ、弁体18は上方へと移動し、開閉弁15は開いた状態となる。その結果、貯留タンク14に貯留された消臭液は補給管16を経て水槽6へと補給される。一方、消臭液の補充などのために貯留タンク14がケース2から取り外されている際には、図3に示すように、当接部19は突出部6aから離れるため、弁体18は下方へと移動し、開閉弁15は閉じた状態となる。その結果、貯留タンク14をケース2から取り外している際の、貯留タンク14からの消臭液の漏れを防止することができる。
【0021】
続いて、本実施の形態の作動について述べる。
図示しない消臭装置1の電源がオンとなるとファン5の回転および、図示しない発振回路による超音波振動子7の振動が開始される。ファン5の回転により吸入口4からケース2の内部に取入れられた空気の一部は水槽6の内部に流入し、超音波振動子7の振動によって霧化された消臭液が供給されて霧化風となる。霧化風はダクト8を通過し、消臭液吹出口9から車室内へと吹出される。吹出された霧化風に含まれる消臭液は拡散し、蒸発することにより車室内での消臭を行なう。
【0022】
一方、水槽6をバイパスした空気は霧化された消臭液が供給されることなく通常風通路11を通過し、そのまま通常風として通常風吹出口12から車室内へと吹出される。
ところで、本実施の形態では、霧化風は通常風によってその側方および下方を包みこまれるようにして消臭液吹出口9から吹出されるので、消臭装置1の近傍において霧化風に含まれる消臭液が一度に拡散し、蒸発してしまうことを防止することができる。
【0023】
さらに、霧化風が消臭液吹出口9から吹出される速度よりも速い速度で通常風吹出口12から通常風が吹出されるので、吹き出された霧化風は車室内を移動していく間、通常風に周囲を包みこまれた状態で運ばれる。したがって、霧化風に含まれる消臭液が消臭装置の近傍において一度に拡散し、蒸発してしまうことを防止することができ、消臭液を霧化された状態で遠方まで運ぶことができる。つまり、霧化風の到達距離を伸ばすことができる。
【0024】
また、通常風は霧化風よりも速い速度で吹出されるので、霧化風は通常風に乗った状態で運ばれる。つまり、霧化風はより速い速度で吹出される通常風とともに車室内を移動するので、霧化風が到達する距離を伸ばすことができる。
以上に述べたように、霧化風の到達距離を伸ばすことができるので、バスなどの大型車両や飛行機などの輸送機械の、比較的大きな車室においても霧化された状態の消臭液を車室内に十分いきわたらせることができる。
【0025】
また、通常風吹出口12は消臭液吹出口9の側方および下方をとり囲むようにしてケース2に形成されているので、霧化風はその側方および下方を通常風によってとり囲まれるように吹出される。つまり、霧化風は上方のみ開放された状態で消臭液吹出口9から吹出される。そのため、霧化風はその一部が上方に向かって拡散し、蒸発しつつ、通常風によって遠方まで運ばれる。そのため、消臭液を蒸発徐々に蒸発させることができ、消臭液を車室内全体にいきわたらせることができる。また、霧化風は霧化された消臭剤溶液を含むため通常風よりも重いが、その側方および下方を通常風によってとり囲まれるように吹出されるので、霧化風は消臭液吹出口9から吹出された後、車室内の床面などに落下することなく運ばれる。そのため、消臭装置1の近傍で消臭液が一度に蒸発してしまうことを防止することができる。
【0026】
さらに、ダクト8が2つに分岐し、消臭液吹出口9および通常風吹出口12はそれぞれケース2の側面のうち対向する2つの面に形成されているので、霧化された消臭液を2方向に吹出すことができる。バスの車室は縦長の空間であるので、図5に示すように、バスの車室の中央に消臭装置1を配すると、霧化された消臭液を車室内全体に効果的にいきわたらせることができる。
【0027】
さらに、ダクト8の分岐している部分は消臭液吹出口9側となるにつれて上方となるように傾斜しているので、霧化風を消臭液吹出口9から水平方向よりも上方にむけて吹出させることができ、霧化風を遠方まで到達させることができる。また、ダクト8がこのように傾斜させることにより、霧化しきれなかったり、結露により生じるダクト8の内壁面に付着する消臭液の液滴をダクト8の内壁面をつたわらせて水槽6へと戻すことができる。そのため、消臭液の液滴が消臭液吹出口9から吹き出してしまうことを防止することができる。
【0028】
〔その他の実施の形態〕
なお、特に図示しないが、消臭装置を以下に述べるような構造としてもよい。第1の実施の形態で述べたように、空気通路が第1の通風路と第2の通風路とに分岐する構造ではなく、別個の流入口をそれぞれ有する第1の通風路と第2の通風路とを設け、各通風路に送風手段を別個に配した構造とする。ただし、第2の通風路には、第1の通風路に配する第1の送風手段であるファンよりも送風能力の大きな第2の送風手段であるファンを配する。なお、消臭液が貯留された水槽は第1の通風路に配され、水槽よりも空気の流れ下流側の第1の通風路の部分は霧化風が通過する通風路となっている。なお、その他の構成については第1の実施の形態と同様であるので説明を省略する。
【0029】
第1の通風路に配するファンよりも送風能力の大きなファンを第2の通風路に配することにより、通常風を第1の吹出口から吹出される霧化風よりも速い速度で第2の吹出口から吹出すことができる。そのため、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
なお、以上に述べた実施の形態では、消臭液吹出口の側方と下方とを囲むように通常風吹出口が形成された実施の形態について述べたが、消臭液吹出口の周囲を囲むように通常風吹出口が形成されていても、以上に述べた実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0030】
また、以上に示した実施の形態では、ダクトの分岐している部分を消臭液吹出口側となるにつれて上方となるように傾斜する形状としたが、ダクトの分岐している部分は傾斜していなくてもよい。
また、以上に示した実施の形態における消臭液吹出口および通常風吹出口が形成される数および位置はあくまでも実施の形態の一例であり、その数および位置は特に限定されない。
【0031】
さらに、消臭剤の種類についても蒸発することによって消臭を行なう消臭剤であればよく、その種類については特に限定されない。同様に可溶化剤についても特にその種類は特に限定されない。また、以上に示した実施の形態における消臭液の濃度はあくまでも実施の形態の一例であり、その濃度は特に限定されない。
なお、以上に示した実施の形態では、消臭装置をバスの車室内に配した形態について述べたが、バスの車室と同様に縦長の空間である飛行機や列車といった輸送機械の客室などに配しても以上に示した実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図4のA−A線断面図である。
【図2】貯留タンクがケースに取り付けられている際の、図4のB−B線における、消臭装置の水槽および貯留タンクの断面図である。
【図3】貯留タンクがケースから取り外された際の、図4のB−B線における貯留タンクの断面図である。
【図4】消臭装置の斜視図である。
【図5】消臭装置をバスの車室に配した状態を示す模式図である。
【符号の説明】
1 消臭装置
2 ケース
3 空気通路
6 容器である水槽
7 超音波振動子
9 第1の吹出口である消臭液吹出口
10 第1の通風路である消臭液通風路
10a 流入口
11 第2の通風路である通常風通路
12 第2の吹出口である通常風吹出口
Claims (6)
- ケースと、
このケースの内部に形成され、第1の通風路と第2の通風路とに分岐する、空気が通過する空気通路と、
前記第1の通風路の空気の流れ最上流側に形成される流入口と、
この第1の通風路に配され、消臭剤溶液を貯留する容器と、
この容器に取り付けられ、振動することにより前記容器に貯留される前記消臭剤溶液を霧化する超音波振動子と、
前記第1の通風路の空気の流れ最下流側に形成され、前記超音波振動子により霧化された前記消臭剤溶液を車室内に吹出す第1の吹出口と、
少なくともこの第1の吹出口の側方および下方を囲むように前記第2の通風路の空気の流れ最下流側に形成される前記第2の通風路を通過する空気が吹出される第2の吹出口と
を有し、
前記流入口の開口面積が前記第1の吹出口の開口面積よりも小さいことを特徴とする消臭装置。 - 内部に第1の通風路と第2の通風路とが形成されるケースと、
前記第1の通風路の空気の流れ最上流側に形成される第1の流入口と、
この第1の流入口よりも空気の流れ下流側に配される第1の送風手段と、
この第1の送風手段よりも空気の流れ下流側に配され、消臭剤溶液を貯留する容器と、
この容器に取り付けられ、振動することにより前記容器に貯留される前記消臭剤溶液を霧化する超音波振動子と、
前記第1の通風路の空気の流れ最下流側に形成され、前記超音波振動子により霧化された前記消臭剤溶液を車室内に吹出す第1の吹出口と、
前記第2の通風路の空気の流れ最上流側に形成される第2の流入口と、
この第2の流入口よりも空気の流れ下流側に配される第2の送風手段と、
少なくともこの第1の吹出口の側方と下方とを囲むように前記第2の通風路の空気の流れ最下流側に形成される前記第2の通風路を通過する空気が吹出される第2の吹出口と
を有し、
前記第2の送風手段の送風能力が前記第1の送風手段の送風能力よりも大きいことを特徴とする消臭装置。 - 前記第2の吹出口が前記第1の吹出口の周囲を囲むように形成されることを特徴とする請求項1または2記載の消臭装置。
- 前記第1の通風路が前記第1の吹出口側となるにつれて上方となるように傾斜していることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の消臭装置。
- 前記第2の吹出口が前記第1の吹出口の側方と下方とを囲むように形成されることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の消臭装置。
- それぞれ異なる方向に伸びる複数の前記第1の通風路および前記第2の通風路と、
前記第1の通風路の空気の流れ最下流側にそれぞれ形成され、前記超音波振動子の振動子により霧化された前記消臭剤溶液をそれぞれ異なる方向に吹出す複数の第1の吹出口と、
これらの消臭液吹出口の少なくとも側方と下方とを囲むように前記第2の通風路の空気の流れ最下流側にそれぞれ形成される複数の前記通常風吹出口と
を有することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の消臭装置。
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