JP2567345B2 - 芳香発生器及び芳香発生装置 - Google Patents

芳香発生器及び芳香発生装置

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JP2567345B2
JP2567345B2 JP6095880A JP9588094A JP2567345B2 JP 2567345 B2 JP2567345 B2 JP 2567345B2 JP 6095880 A JP6095880 A JP 6095880A JP 9588094 A JP9588094 A JP 9588094A JP 2567345 B2 JP2567345 B2 JP 2567345B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は芳香発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】大きな空間、或は多数の空間に併せて香
りを付与する方法として液体香料を密閉容器中に収容
し、該容器中に空気を通過させて蒸発した液体香料を空
気と混合して芳香空気を供給する芳香発生装置が提案さ
れている。このような提案としては実開昭62−186
744号公報に示される考案があり、該公報には図8に
示すような芳香発生器が示されている。図に示すように
容器ふた9の空気入口9aから入った空気はエゼクタ3
1を通過する際、容器本体7に収容された液体香料5中
に下端部が浸漬している吸込み管36の上部はエゼクタ
31の吸込部37に連通しており、吸込み管36で吸上
げられた液体香料5はエゼクタ31を通過する高速気流
で霧化されて空気出口9bから排出される。これによっ
て排出空気は香料の混合した気体となる。
【0003】このような芳香発生器は例えば建物の空調
用の空気ダクト、或は空調機の室内機内に前記空気出口
を配管により連絡して用いる。
【0004】上記図8に示したような芳香発生装置を用
いると液体香料を少量の空気で霧化でき小さな空気発生
源、例えばエアーコンプレッサー及び芳香発生装置で大
量の香料を霧化して空調機器の冷又は暖房空気を送るダ
クト、或は空調機器の室内機中に送ることが出来、大き
な部屋、或は多数の部屋へ香りの付与された空気が送り
込まれる。
【0005】処が、このような空気中に霧状で存在する
香料は空調ダクトの内壁や室内機の熱交換器及び壁面に
接すると液化してしまう。従って、芳香発生装置を停止
させても空調機器が作動している限り、長時間前記ダク
トの内壁や、室内機内に残る香料により室内に香りを漂
わせる。人の臭覚は時間的に強弱としたり断続して香り
が発生することにより効果的であるがほぼ同一の香りが
持続すると人の臭覚が香りに対する慣れによって「バ
カ」にさせられる。
【0006】従って、香りの効果を有効とするためには
香りのある状態と香りのない状態をくり返すことが望ま
しい。
【0007】上記のような点を回避するために考えられ
たのが香料を充填したボンベを用いる方法である。この
方法だとボンベから出る香りある流体は気体とすること
は容易である。処が高圧流体を圧縮したボンベが必要で
あり、容積、重量の大きいボンベの供給、管理を考える
と、一般的に適用し難い。
【0008】そこで本発明者は液体香料を香りの発生源
とする芳香発生装置において発生した香り付の空気が通
過する部分に香料が付着し難い芳香発生装置を提供する
ことを目的とした芳香発生装置を実開平4−22956
号公報で提案している。この公開公報に記載されている
芳香発生装置は図9の如くである。図において空気入口
9aからエゼクタ31内に入った圧縮空気は多数のせん
いを束にした香料微粒化体42中をとおり、ここで香料
微粒化体42が液体香料5から吸上げた液体香料5をエ
ゼクタ31において圧縮空気に混合して空気出口9bか
ら外部へ出るようになっており、液体香料を容易に気化
でき、芳香を付与された空気は物への付着性は低く付着
した香料で、香りが長く残留することがない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記実開平4−229
65号公報の考案によれば香料微粒化体は例えばせんい
束のようなものであってその下方を液体香料中へ浸漬し
てあるから、ここでの香料発生量は表面張力による香料
微粒化体の香料を吸い上げる能力に依存している。従っ
て、大量の芳香を付与された空気を発生させるのには微
粒化体の断面積を大きなものとしなければならず、大き
な空間への芳香空気の供給には適しない。一方、図8に
示すようにエゼクタで液体香料を直接吸上げると吸込管
中を充満して液体香料が吸い上げられ吸込み部で空気と
香料が混合されるものの、この吸込部では液体香料を微
小液滴とするものであり、この微小香料液滴を分散霧化
するには更に例えばデイヒューザのような圧縮空気圧力
を速度に変える部材が必要になる。然し、大きな容積を
占めるデイヒューザを用いることは装置が大きくなり実
用的でない。又エゼクタを用いる芳香発生装置では圧縮
空気圧力が比較的高い必要があり、デイヒューザで吸い
上げる液体香料の流量調整範囲は狭い。
【0010】本発明は使用される圧縮空気の圧力流量が
広い範囲にわたり適用可能で、且つ、比較的香料微粒子
を含む空気を得られる芳香発生装置を提供することを目
的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明は液
体香料を開液面が生ずるように収容した香料容器と、香
料容器中の液体香料中において一端が開口し、他端が圧
縮空気入口に通ずる気泡発生管と、を備えたことを特徴
とする芳香発生器である。
【0012】本発明の第2の発明は香料容器は密閉容器
であって液体香料の開液面上の空間と外部を通ずる芳香
を付与された芳香空気の出口を設けたことを特徴とする
第1の発明に記載の芳香発生器である。
【0013】本発明の第3の発明は香料容器は開放容器
であることを特徴とする第1の発明に記載の芳香発生器
である。
【0014】本発明の第4の発明は圧縮空気源と第1の
発明に記載の芳香発生器の圧縮空気入口に通ずる吐出配
管を設けたことを特徴とする芳香発生装置である。
【0015】本発明の第5の発明は芳香を付与された芳
香空気の入口と出口を備え、前記入口と出口に連通する
密閉された除湿室を備えた除湿器を有し、芳香発生器の
芳香空気の出口と除湿器の芳香空気の入口を連通したこ
とを特徴とする第4の発明に記載の芳香発生装置であ
る。
【0016】本発明の第6の発明は除湿器の芳香空気の
入口と除湿室内下部を通ずる除湿要素を設けたことを特
徴とする第5の発明に記載の芳香発生装置である。
【0017】本発明の第7の発明は除湿室下部に溜る回
収香料を香料容器へ戻す香料戻り管を設けたことを特徴
とする第5又は第6の発明に記載の芳香発生装置であ
る。
【0018】本発明の第8の発明は香料戻り管に開閉弁
を介装したこと特徴とする第7の発明に記載の芳香発生
装置である。
【0019】本発明の第9の発明は香料戻り管に除湿室
から香料容器へ向かってのみ香料の流れる逆止弁を設け
たことを特徴とする第7の発明に記載の芳香発生装置で
ある。
【0020】本発明の第10の発明は圧縮空気源と芳香
発生器間の吐出配管に電磁弁を介装し、電磁弁を間欠的
に開閉するタイマ装置を設けたことを特徴とする第4か
ら第9の発明の何れか1つに記載の芳香発生装置であ
る。
【0021】本発明の第11の発明は圧縮空気源と芳香
発生器間の吐出配管にエアドライヤを介装したことを特
徴とする第4から第10の発明の何れか1つに記載の芳
香発生装置である。
【0022】本発明の第12の発明はエアドライヤと芳
香発生器間の吐出配管に除塵、除油、除臭フィルタ器の
少くとも一つを介装したことを特徴とする第11の発明
に記載の芳香発生装置である。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に従って説明す
る。
【0024】「実施例1」図1は実施例1の縦断面図で
ある。
【0025】エアーコンプレッサ、エアーポンプ、圧縮
空気入りボンベ等の圧縮空気源1の吐出口1aにつらな
る吐出配管2a,2bには芳香発生装置3が介装されて
いる。
【0026】芳香発生装置3は密閉した香料容器4中に
液体香料5を開液面5aを生ずるように収容してある。
開液面5a上は空間6である。上記香料容器4は円筒形
容器状の容器本体7の縁部内周にめねじ7aを設け、パ
ッキン8を介して容器ふた9を該めねじ7aにねじ込ん
である。容器ふた9は吐出配管2aでその圧縮空気入口
3aと圧縮空気源1の吐出口1aを連通すると共に、そ
の芳香を付与された空気の出口3bに連結した吐出配管
2bでもって芳香を付与された空気、即ち芳香空気を必
要とする需要側へ流す。この需要側は例えば、比較的低
圧の芳香空気を空気調和設備のダクト等に流すように接
続したり、そのまま、デパート、大型店、ロビー等に流
すようにする。或は、比較的高圧の芳香空気を圧縮空気
を使用する作業機へ供給するように接続する。
【0027】芳香容器4中の液体香料5中に一端が開口
し、他端が香料容器ふた9に設けた圧縮空気入口3aに
通ずる気泡発生管11が設けられている。このため、気
泡発生管11の上端を香料容器ふた9中の一方が圧縮空
気入口3aに通ずる入口通路3cの他方に圧入してあ
る。香料容器ふた9に設けた芳香空気出口3bはふた9
中に設けた出口通路3dでもって、空間6に通じ、この
出口通路3dの開液面5a上の空間6に対して開口する
方向は開液面5に向かっており、気泡発生管11の位置
からは充分離してある。
【0028】上記構成における作用を説明する。圧縮空
気源1から供給される圧縮空気は吐出配管2aを通じて
芳香発生器3の圧縮空気入口3aに到り、入口通路3c
をとおり、気泡発生管11中を降下し、その下端から液
体香料5中へ出る。ここで、供給された圧縮空気は多数
の気泡となり、液体香料5中を上昇する。この液体香料
5中を空気の気泡が上昇するに際して曝気作用による液
体香料5への酸素供給と共に気泡による液体香料5の攪
拌作用により、気泡中へ香料が蒸気化して混じり込む。
そして開液面5aから空間6へ出て、出口通路3dをと
おり、芳香空気の出口3bから吐出配管2bをとおって
需要側へ送られる。
【0029】圧縮空気源1から供給する圧縮空気圧力を
P1、芳香発生装置3の出口側吐出配管2bにより供給
される需要側の末端必要圧力をP2とし、気泡発生管1
1の液体香料5中への没液深さをHとし、液体香料5の
比重量をγとしたとき、P1=γH+P2+P3である
ただし、P3は配管等を含む流体抵抗による圧力降下分
である。ここで圧力降下分P3は小さいので、需要側が
吐出配管2bから大気圧下の室内へ芳香空気を流すよう
になっている場合、末端必要圧力P2が零であるのでP
1≒γHとなり、圧縮空気源1の圧縮空気圧力は気泡発
生管11の没液深さの水頭Hに対応する圧力を越える小
さい圧力でよい。ここで需要側が大気圧の室内のような
場合は、図2に示すように香料容器ふた9を備えない
で、開放容器とし開液面5aを室内空間に直接面するよ
うにすることもできる。
【0030】上記より明らかなように末端必要圧力P2
の上昇に応じて圧縮空気源1の圧縮空気圧力P1を上昇
すればよいので、図1の装置では圧縮空気圧力P1の範
囲は広範囲に変えられる。又、圧縮空気流量が減少して
も、気泡が液体香料5中を上昇する距離はほぼ気泡発生
管11の没水深さHで定まるので圧縮空気の流量変化の
範囲は大きくても、ほぼ一定割合で香料成分を含む芳香
空気が得られる。
【0031】上記において出口通路3dは開液面5aに
向かって開口しており、気泡が空間6へ出て来る位置と
は異なる位置にあるので空間6において芳香空気中で液
滴となった香料は降下し、或は、開液面5aにふれ液体
香料5中に混入する。
【0032】「実施例2」図3は実施例2を示す。図1
の実施例1において圧縮空気源1と芳香発生器3との間
の吐出配管2aに電磁弁12を介装し電磁弁12をタイ
マ13で制御する。即ち、タイマ13で一定時間毎に一
定時間だけ電磁弁12に通電して電磁弁12を開弁し
て、圧縮空気源1から芳香発生器3へ間欠して圧縮空気
を送り込むものである。
【0033】「実施例3」図4は実施例3を示す。この
実施例では芳香発生器3から吐出配管2bを通じて導び
かれた芳香空気を除湿器14の入口14aに導いてい
る。除湿器14は容器状の除湿槽本体16の上縁のめね
じ16aにパッキン17を介して除湿槽ふた15をねじ
込んだ除湿槽10を備える。そして、除湿槽ふた15に
上端が圧入され垂下した除湿管18は除湿槽ふた15に
設けた入口通路15aを通じて芳香空気の入口14aに
連通している。除湿槽16の底に溜る液化香料21上の
空間19に上記除湿管18下端は位置し、空間19から
芳香空気の出口14bへ通ずる出口通路15bが除湿槽
ふた15に設けてある。
【0034】除湿槽本体16の底に設けた液化香料排出
口16bと芳香発生器3の容器ふた9に芳香発生器3内
空間6と外部を通ずるように設けた液化香料還流口3c
との間は香料戻り管22で連結されている。香料戻り管
22には自動或は手動の開閉弁23が介装してある。除
湿器14は芳香発生器3よりも高い場所に設けてある。
【0035】上記の作用を説明すると、電磁弁12が圧
縮空気源1と芳香発生器3間の吐出配管2aに介装され
ている場合もいない場合も、圧縮空気が送られてくる
と、既にのべたように芳香発生器3で芳香を付与される
が気泡発生管11から噴出する圧縮空気は気泡となって
液体香料5中を上昇するので気泡中の圧縮空気に含まれ
る香料蒸気は気化されているものの、その圧力、温度下
で飽和蒸気であり、一般的に圧縮空気源1がエアーコン
プレッサであるような場合圧縮空気温度が高いので液体
香料5から空間6へ移動した芳香を付与された圧縮空気
は温度を少しく下げて除湿されて吐出配管2bを通じて
入口14aから入口通路15a、除湿管18をとおり、
除湿器14の空間19へ出るがここでは圧縮空気の通路
断面積が小さい除湿管18から大断面積の除湿槽本体1
6の空間19へ出るため、更に圧縮空気の温度、圧力が
降下すると共に圧縮空気の移動する速度が急減するため
圧縮空気中の香料蒸気の一部は液化して除湿槽本体16
の底へたまる。そして除湿された圧縮空気は出口通路1
5b、出口14bをとおり供給管24で芳香を付与され
た空気を必要とする需要側へ送られる。
【0036】除湿槽本体16に液化香料21がたまると
開閉弁23を開く、すると液化香料21は重力で排出口
16bから戻り管22を通じて液化香料還流口3cから
芳香発生器3中の空間6へ入り、液体香料5中へ落下混
合し、再度、芳香発生に寄与する。
【0037】上記において簡易には除湿槽本体16に排
出口16bを備えないで、液化香料が除湿槽本体16に
一定量たまれば除湿槽ふた15から除湿槽本体16を外
して別の回収容器に液化香料を収容して再度利用に供す
るようにしてもよい。
【0038】又、上記において除湿器14は芳香発生器
3より上方に配設し、付勢手段としての重力により液化
香料21を戻すようにしているが、除湿器14と芳香発
生器3との高低差が小さいとか、除湿器14の設置位置
が芳香発生器3よりも低い位置に配設されている場合に
は戻り管22にポンプを介装して除湿槽本体16中の液
化香料21を芳香発生器3に戻すようにしてもよい。こ
の場合は戻り管22の芳香発生器3へ戻す位置は液体香
料5中であってもよい。
【0039】図5、図6は実施例3における変形例であ
り、戻り管22に逆止弁25或は絞り26を設けたもの
である。このようにすると逆止弁25の逆止効果、或は
絞り26の絞り抵抗により芳香発生器3から除湿器14
へ通ずる吐出配管2b等の流路抵抗が大きくても、還流
口3cから戻り管22を通じて芳香を付与された圧縮空
気が除湿槽16へ流れない。そして除湿槽10に液化香
料21が或程度たまると逆止弁25或は絞り26上の液
化香料21の水頭で徐々に戻り管22をとおり、芳香発
生器3へ液化香料が戻る。
【0040】本実施例では芳香発生器の容器ふた3に液
化香料還流口3cを有し、除湿槽16に排出口16bを
設けてある点及び気泡発生管11並びに除湿管18を除
いて、芳香発生器3と除湿器14は同一形状、同寸法、
即ち同じ物を用いてあるので経済的である。
【0041】尚、本実施例で用いられる除湿管18は管
状に限らず、無方位の金属せんいを絡めたもの、或は圧
縮空気中の油を回収する油分離要素のような構成のもの
等除湿要素であればよい。
【0042】「実施例4」図7は実施例4を示す。
【0043】前各実施例において、圧縮空気源1と芳香
発生器3間の吐出配管2aにエアドライヤ30を介装
し、その下流側にドレントラップ付の除塵フィルタ器2
7、ドレントラップ付の除油フィルタ器28、ドレント
ラップ付の除臭フィルタ器29を少くとも一つ、或は何
れか2つ、或はこれらのフィルタ器27,28,29を
夫々多数の組合せの順序の内何れかの順序で直列に介装
する。ここでエアドライヤ30としては、冷凍式、膜
式、吸収式等が考えられ、除塵フィルタ器は例えば多重
に重ねた薄板間に圧縮空気を通ずるもの、或は多孔物質
板、即ち、典型的には紙フィルタ、布フィルタ等の除塵
フィルタを内蔵したものであり、除油フィルタ器として
は除油要素、例えば無方位に金属せんいを絡めたもの等
が用いられ、除臭フィルタ器29としては活性炭フィル
タを備えたものが用いられる。
【0044】この実施例によれば、空気圧縮源1がエア
コンプレッサである場合に圧縮空気には水分が含まれて
いるのでエアドライヤ30で除湿された圧縮空気は除塵
フィルタ器27、除油フィルタ器28、除臭フィルタ器
29で夫々除塵又は除油或は除臭されると共に段々に夫
々のフィルタ器で除去された水分が夫々ドレントラップ
で排出するため、芳香発生器3へ送り込まれた圧縮空気
が液体香料5を曝気して圧縮空気中の水分、塵、油分、
臭気成分即ち、有機化合物の変質したもの等が液体香料
5に添加されて行き、液体香料5が水分で薄められ、或
は塵、油分、臭気成分で変質したりすることが防止され
液体香料5の長寿命化を計ることができる。
【0045】
【発明の効果】本発明の第1の発明は液体香料を開液面
が生ずるように収容した香料容器と、香料容器中の液体
香料中において一端が開口し、他端が圧縮空気入口に通
ずる気泡発生管と、を備えたため、極めて低圧から高圧
まで広い範囲の圧縮空気圧力を用いることができ、且
つ、気泡により気泡中に香料成分蒸気として含ませるよ
うにするのであるから、エゼクタを用いる場合は香料液
体が圧縮空気と出合って混流し乍ら混合されるのと比較
して過剰に液体香料を圧縮空気に含ませてしまうことが
ない。
【0046】本発明の第2の発明は第1の発明において
香料容器は密閉容器であって液体香料の開液面上の空間
と外部を通ずる芳香を付与された芳香空気の出口を設け
たため、芳香空気を必要とする個所へ随意に給送可能で
あり、又、圧縮空気の通過する配管に介装することが簡
単である。
【0047】本発明の第3の発明は香料容器は開放容器
であることとしたため、構成がきわめて簡単で安価な芳
香発生器を得ることができる。
【0048】本発明の第4の発明は圧縮空気源と第1の
発明に記載の芳香発生器の圧縮空気入口に通ずる吐出配
管を設け、装置として完結することができる。
【0049】本発明の第5の発明は第4の発明におい
て、芳香を付与された芳香空気の入口と出口を備え、前
記入口と出口に連通する密閉された除湿槽を備えた除湿
器を有し、芳香発生器の芳香空気の出口と除湿器の芳香
空気の入口を連通したので芳香発生器から送られる芳香
空気中の余分となる香料が回収される。
【0050】本発明の第6の発明は第5の発明におい
て、除湿器の芳香空気の入口と除湿室内下部を通ずる除
湿要素を設けたもので除湿器の除湿能力を増大させ得
る。
【0051】本発明の第7の発明は第5又は第6の発明
において、除湿室下部に溜る回収香料を香料容器へ戻す
香料戻り管を設け、除湿器から芳香発生器へ液化香料を
戻すように付勢する手段を設けたので、液体香料が自動
で回収され、液体香料を効果的に長く使用できる。
【0052】本発明の第8の発明は第7の発明において
香料戻り管に開閉弁を介装したので、適時に液化香料を
芳香発生器へ回収できる。
【0053】本発明の第9の発明は第7の発明において
香料戻り管に逆止弁を設けたので自動的に液化香料が芳
香発生器へ回収される。
【0054】本発明の第10の発明は第4から第9の何
れか1つの発明において、圧縮空気源と芳香発生器間の
吐出配管に電磁弁を介装し、電磁弁を間欠的に開閉する
タイマ装置を設けたので、連続にて香りを嗅ぐことによ
り、においに関しバカになることが防止される効果があ
る。
【0055】本発明の第11の発明は第4から第10の
何れか1つの発明において圧縮空気源と芳香発生器間の
吐出配管にエアドライヤを介装したので、芳香発生器中
の液体香料中へ吹き込まれる圧縮空気中の水分が液体香
料中に混じり込み、液体香料の濃度を低下させるという
ことが防止できる。
【0056】本発明の第12の発明は第11の発明にお
いてエアドライヤと芳香発生器間の吐出配管に除塵、除
油、除臭フィルタ器の少くとも一つを介装したので芳香
発生器中の液体香料へ圧縮空気中の塵又は油或は臭気成
分が混入し、液体香料が変質することが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の縦断面図である。
【図2】本発明の実施例1の変形例を示す略縦断面図で
ある。
【図3】本発明の実施例2の縦断面図である。
【図4】本発明の実施例3の縦断面図である。
【図5】本発明の実施例3の一部変形した例を示す略図
である。
【図6】本発明の実施例3の一部変形した例を示す略図
である。
【図7】本発明の実施例5のフローシートである。
【図8】従来例の縦断面図である。
【図9】従来例の縦断面図である。
【符号の説明】
1 圧縮空気源 2a,2b 吐出配管 3 芳香発生器 4 香料容器 5 液体香料 7 容器本体 9 容器ふた 11 気泡発生管 12 電磁弁 13 タイマ 14 除湿器 15 除湿槽ふた 16 除湿槽 17 除湿管 21 液化香料 22 香料戻り管 23 開閉弁 30 エアドライヤ

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体香料を開液面が生ずるように収容し
    た香料容器と、香料容器中の液体香料中において一端が
    開口し、他端が圧縮空気入口に通ずる気泡発生管と、を
    備えたことを特徴とする芳香発生器。
  2. 【請求項2】 香料容器は密閉容器であって液体香料の
    開液面上の空間と外部を通ずる芳香を付与された芳香空
    気の出口を設けたことを特徴とする請求項1に記載の芳
    香発生器。
  3. 【請求項3】 香料容器は開放容器であることを特徴と
    する請求項1に記載の芳香発生器。
  4. 【請求項4】 圧縮空気源と請求項1に記載の芳香発生
    器の圧縮空気入口に通ずる吐出配管を設けたことを特徴
    とする芳香発生装置。
  5. 【請求項5】 芳香を付与された芳香空気の入口と出口
    を備え、前記入口と出口に連通する密閉された除湿室を
    備えた除湿器を有し、芳香発生器の芳香空気の出口と除
    湿器の芳香空気の入口を連通したことを特徴とする請求
    項4に記載の芳香発生装置。
  6. 【請求項6】 除湿器の芳香空気の入口と除湿室内下部
    を通ずる除湿要素を設けたことを特徴とする請求項5に
    記載の芳香発生装置。
  7. 【請求項7】 除湿室下部に溜る回収香料を香料容器へ
    戻す香料戻り管を設けたことを特徴とする請求項5又は
    6に記載の芳香発生装置。
  8. 【請求項8】 香料戻り管に開閉弁を介装したこと特徴
    とする請求項7に記載の芳香発生装置。
  9. 【請求項9】 香料戻り管に除湿室から香料容器へ向か
    ってのみ香料の流れる逆止弁を設けたことを特徴とする
    請求項7に記載の芳香発生装置。
  10. 【請求項10】 圧縮空気源と芳香発生器間の吐出配管
    に電磁弁を介装し、電磁弁を間欠的に開閉するタイマ装
    置を設けたことを特徴とする請求項4から9の何れか1
    つに記載の芳香発生装置。
  11. 【請求項11】 圧縮空気源と芳香発生器間の吐出配管
    にエアドライヤを介装したことを特徴とする請求項4か
    ら10の何れか1つに記載の芳香発生装置。
  12. 【請求項12】 エアドライヤと芳香発生器間の吐出配
    管に除塵、除油、除臭フィルタ器の少くとも一つを介装
    したことを特徴とする請求項11に記載の芳香発生装
    置。
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