JP3643464B2 - 加湿器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、水を沸騰させることによる蒸気によって室内を加湿する加湿器の、転倒時の内外への熱湯流出防止構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4は、例えば実用新案登録公報第2519708号に示された従来の加湿器における転倒時の熱湯吐出防止構造を示す断面図である。
図において、1は水タンク、2は水流出口3を備え水タンク1に取り付けられているタンクキャップ、4はタンクキャップ2で一定水位に保持される水を受ける水受部、6はゴムホース5を通して水受部4から水を供給される蒸発皿である。
8は加熱体7により加熱された蒸気を案内する蒸気案内筒、9は送風内筒、10は送風モータ、11は送風内筒9を介し送風モータ10から送られてくる送風と蒸気を混合し温度を低下させる混合室である。蒸気案内筒8は混合室11と一体に形成されている。
12は蒸気案内筒8から案内された蒸気を外部に放出する蒸気吹出口、13は上記蒸気案内筒8に設けられた湯溜室である。
【0003】
次に、動作について説明する。
水タンク1内の水が、タンクキャップ2に備えられている水流出口3を通り、水受部4に一定水位に保持されるよう供給される。
【0004】
水受部4内の水は、ゴムホース5を通り蒸発皿6に供給され、水受部4と同水位に保持される。蒸発皿6は加熱体7により加熱され、蒸発皿6内の水を蒸気に変える。
【0005】
蒸気は、蒸気案内筒8に案内され、蒸気案内筒8において送風内筒9を介し送風モータ10から送られてくる送風と混合されその温度を低下され蒸気吹出口12から外部に放出される。
【0006】
蒸気案内筒8には、蒸発皿内の熱湯を収容する湯溜室13が設けられており、加湿器本体が何らかの振動を受けて転倒した場合には、熱湯が湯溜室13に収容されるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来加湿器の転倒時における熱湯吐出防止構造では、湯溜室13内に送風内筒9が存在する構成になっており、送風内筒9が設けられている方向への転倒の仕方によっては、熱湯が送風内筒9から加湿器本体内部へ流れ込み、基板等の一次側充電部への水浸入によるショート等の恐れがあった。
【0008】
刊行物としての先行技術には、特開昭54−101507号公報および実開平5−66438号公報があるが、これらの先行技術によっては、このような課題を解決できるものではなかった。
【0009】
この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、加湿器本体転倒時の蒸発皿内熱湯の外部流出防止及び加湿器内部への水(熱湯)の流れ込みを防止する構造を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
第1の発明の加湿器においては、水タンクから水受部を介して水を供給される蒸発皿と、加熱された蒸気を案内する蒸気案内筒と、外部から内部に空気を取り込む送風モータと、蒸気案内筒から送られてきた蒸気と送風内筒を介して送風モータにより送られる送風を混合させる混合室と、混合室から送られた蒸気を外部に放出する蒸気吹出口を持つ加湿器において、上記送風内筒から独立している湯溜室を設け、加湿器本体転倒時に蒸発皿内の熱湯を前記湯溜室に収容して、熱湯の外部流出及び送風内筒から加湿器内部への流れ込みを防止するようにし、かつ、湯溜室をシリコンゴム材で蒸気案内筒と別個に形成するとともに、蒸気案内筒側壁に連通穴を設け、上記湯溜室を上記連通穴を覆うように蒸気案内筒に取付けるようにしたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、この発明の一実施形態を図について説明する。
図1において、1は水タンク、2は水タンク1に取り付けられているタンクキャップである。タンクキャップ2には水流出口3が備えられており水タンク1内の水はこの水流出口3を通って水受部4に供給され、タンクキャップ2により一定水位に保持される。
水受部4の水はゴムホース5を介して蒸発皿6に供給され、蒸発皿6内の水位は水受部4と同水位に保持される。
【0012】
蒸発皿6は加熱体7により加熱され、蒸発皿6内の水を蒸気に変える。蒸発皿6により発生される蒸気は蒸気案内筒8を通って混合室11に案内される。
加湿器内部に設けられた送風モータ10は外部空気取入口14より外部空気を加湿器内部に取入れ、送風内筒9を介し混合室11に外部空気を送り込む。混合室11では上記蒸気案内筒8から案内された蒸気と上記送風内筒9より導かれた外部空気を混合し蒸気温度を低下させる。混合室11にて温度低下された蒸気は蒸気吹出口12から外部に放出される。
【0013】
上記蒸気案内筒8には、蒸発皿6内の熱湯を収容する所定容量を持ち、かつ、円筒形状からなる湯溜室13が一体成形により形成されており、即ち、上記湯溜室13が送風内筒9から分離独立した構成で設けてあるため、誤って加湿器を転倒させてしまった場合でも、加湿器の転倒方向には関係なく蒸発皿6内の熱湯を湯溜室13に収容することが可能である。
【0014】
実施の形態2.
次に、この発明の他の実施形態を、図について説明する。
図2において、1から7、9から12・14までは上述の実施の形態1と同様である。蒸気案内筒8には、蒸発皿6内の熱湯を収容する所定容量を持つ別体の湯溜室13が一体になるよう組合わせられている。
【0015】
上述の湯溜室13は、シール性及び部品点数をあまり増やさないという目的から耐熱性の高いシリコンゴム材の1部品で構成されている。
蒸気案内筒8の側壁には、図3に示すように連通穴15との近傍に位置して突起17が設けられており、湯溜室13は連通穴15を覆った上、突起17により位置決めされ、自己の持つシール性により隙間なく気密に固定される。
【0016】
即ち、上記湯溜室13が送風内筒9から分離独立した構成であり、蒸気案内筒8の形状を複雑化することなく形成でき、かつ湯溜室の形状も任意に変更可能であるから、熱湯の収容容積を大きくすることも出来るので、蒸発皿6内の熱湯量が多い場合や加湿器の転倒方向に関係なく蒸発皿6内の熱湯を湯溜室13に収容することが可能である。
【0017】
実施の形態3.
なお、上記実施の形態2の例では湯溜室13の材質をシリコンゴム材と示したが、混合室11や送風内筒9と分離独立し、蒸気案内筒8と湯溜室13が連通している構成であれば、他の材質であっても同様の効果を奏する。
【0018】
【発明の効果】
第1の発明によれば、蒸発皿内の熱湯を収容する所定容量の湯溜室を送風内筒より分離独立して設け、加湿器本体が転倒した場合に蒸発皿内の熱湯を前記湯溜室に収容するようにしたので、蒸気吹出口から外部への熱湯流出を防止でき、かつ送風内筒から加湿器内部への水(熱湯)の流れ込みを防止する効果があり、かつ、湯溜室をシリコンゴム材で蒸気案内筒と別個に形成するとともに、蒸気案内筒側壁に連通穴を設け、上記湯溜室を上記連通穴を覆うように蒸気案内筒に取付けるようにているので、蒸気案内筒の形状を簡素化でき、製作が容易になるとともに、湯溜室の形状を任意に変更可能であり、熱湯の収容容積を大きくすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1における加湿器を示す断面側面図である。
【図2】 この発明の実施の形態2における加湿器を示す断面側面図である。
【図3】 この発明の実施の形態2における加湿器の蒸気案内筒と湯溜室の部品構成を示す断面図である。
【図4】 従来の加湿器の転倒時熱湯吐出防止構造を示す断面側面図である。
【符号の説明】
1 水タンク、2 タンクキャップ、3 水流出口、4 水受部、5 ゴムホース、6 蒸発皿、7 加熱体、8 蒸気案内筒、9 送風内筒、10 送風モータ、11 混合室、12 蒸気吹出口、13 湯溜室、14 外部空気取入口、15 連通穴、16 送風案内口、17 突起。
Claims (1)
- 水タンクから水受部を介して水を供給される蒸発皿と、加熱された蒸気を案内する蒸気案内筒と、外部から内部に空気を取り込む送風モータと、蒸気案内筒から送られてきた蒸気と送風内筒を介して送風モータにより送られる送風を混合させる混合室と、混合室から送られた蒸気を外部に放出する蒸気吹出口を持つ加湿器において、上記送風内筒から独立している湯溜室を設け、加湿器本体転倒時に蒸発皿内の熱湯を前記湯溜室に収容して、熱湯の外部流出及び送風内筒から加湿器内部への流れ込みを防止するようにし、かつ、湯溜室をシリコンゴム材で蒸気案内筒と別個に形成するとともに、蒸気案内筒側壁に連通穴を設け、上記湯溜室を上記連通穴を覆うように蒸気案内筒に取付けるようにしたことを特徴とする加湿器。
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JP13313797A JP3643464B2 (ja) | 1997-05-23 | 1997-05-23 | 加湿器 |
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JP13313797A Expired - Fee Related JP3643464B2 (ja) | 1997-05-23 | 1997-05-23 | 加湿器 |
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