JP2023013009A - スライドレールユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】荷重負荷能力及び耐久性が高いと共にボールの予圧管理が容易であり、しかも製造コストを抑えることが可能なスライドレールユニットを提供する。【解決手段】ベース部と一対の側壁部によって囲まれた案内溝を有してチャネル状に形成されると共に、各側壁部には前記案内溝に面して転走溝が当該案内溝の長手方向に沿って形成されたアウターレールと、前記アウターレールの案内溝内を当該案内溝の長手方向に沿って移動すると共に、前記アウターレールの転走溝に対向する転走溝を有するインナーレールと、前記アウターレールの転走溝と前記インナーレールの転走溝との間で荷重を負荷しながら転走する多数のボールと、を備えたスライドレールユニットであって、前記アウターレールのベース部には当該アウターレールの長手方向に沿って取付け面が形成される一方、当該取付け面と隣接して凹所が形成され、前記凹所には固定ボルトの取付け孔が開口している。【選択図】 図1

Description

本発明は、物品を所定の範囲内で直線的に移動させるためのスライドレールユニットに関する。
スライドレールユニットは、アウターレールとインナーレールとの間に複数のボールを配列したものであり、前記アウターレールと前記インナーレールの夫々には長手方向に沿ってボールの転走溝が設けられている。前記インナーレールを前記アウターレールの長手方向へ引き出すと、前記ボールが荷重を負荷しながら前記ボール転走溝に沿って転がり、前記アウターレールに対して前記インナーレールを円滑に引き出すことが可能である。また、前記アウターレールと前記インナーレールの間に中間レールを配置して、アウターレールに対するインナーレールのストローク量を長尺化した所謂テレスコピックタイプのスライドレールユニットも知られている。そして、このようなスライドレールユニットは、木製又はスチール製の家具における可動棚や引き出しの支承、複合機等のOA機器の筐体に対する内部機器の支承、工作機械などの各種産業用機器における直線案内部の構築など、多岐にわたって使用されている。
前記アウターレール及び前記インナーレールとしては、例えば特許文献1に示すように、圧延鋼板を折り曲げて製作し、併せて前記ボール転走溝を形成したものが主流である。その一方、スライドレールユニットの荷重負荷能力及び耐久性を高めるといった観点からは、引抜加工によって棒材に前記アウターレール又はインナーレールの断面形状を与えると共に前記ボール転走溝を成形し、更に焼き入れ等の熱処理によって前記ボール転走溝を硬化させることが考えられる。
特開2018-011628
しかし、引抜加工によって成形されたアウターレール又はインナーレールに熱処理を施すと、当該加工によってアウターレール又インナーレールそのものに歪が生じるため、アウターレールとインナーレールを組み合わせた際に、アウターレールのボール転走溝とインナーレールのボール転走溝の間隔がこれらの長手方向に沿って不均一となってしまう。このため、前記ボール転走溝に配列したボールの予圧調整が難しく、前記アウターレールに対する前記インナーレールの運動にがたつきが生じ、あるいはこれとは逆に過度に大きな転がり抵抗が作用してしまう懸念があった。熱処理後に前記転走溝に対して研削加工を施せば、組み立て時におけるボールの予圧調整は容易になるが、その分だけ製造コストが増加するといった課題がある。
また、前記スライドレールユニットは前記アウターレール及び前記インナーレールを別々の部材(例えば家具本体とその引き出し)の取付け面に固定して使用されるが、前記取付け面の平面度が低い場合には、当該取付け面に固定されたアウターレール又はインナーレールがそれに倣って変形することが想定される。すなわち、製造時にボールの予圧量を適切に管理できたとしても、実際にスライドレールユニットが使用される環境によっては、前記アウターレールに対する前記インナーレールの運動にがたつきが生じ、これとは逆に過度に大きな運動抵抗が作用してしまう懸念があった。
本発明はこのような課題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、荷重負荷能力及び耐久性が高いと共にボールの予圧管理が容易であり、しかも製造コストを抑えることが可能なスライドレールユニットを提供することにある。
すなわち、本発明は、ベース部と一対の側壁部によって囲まれた案内溝を有してチャネル状に形成されると共に、各側壁部には前記案内溝に面して転走溝が当該案内溝の長手方向に沿って形成されたアウターレールと、前記アウターレールの案内溝内を当該案内溝の長手方向に沿って移動すると共に、前記アウターレールの転走溝に対向する転走溝を有するインナーレールと、前記アウターレールの転走溝と前記インナーレールの転走溝との間で荷重を負荷しながら転走する多数のボールと、前記アウターレールの案内溝内に配置されて当該アウターレールと前記インナーレールの隙間に存在し、前記多数のボールが回転自在に配列された保持器と、を備えたスライドレールユニットであって、前記アウターレールのベース部には当該アウターレールの長手方向に沿って取付け面が形成される一方、当該取付け面と隣接して凹所が形成され、前記凹所には固定ボルトの取付け孔が開口している。
本発明のスライドレールユニットによれば、前記アウターレールのボルト取付け孔に挿通した固定ボルトを機械装置等の取付け部に締結する際に、当該固定ボルトの締結量を調整することで、前記アウターレールにおける一対の側壁の間隔を任意に変更することが可能となる。このため、引き抜き加工後に熱処理を施した転走溝に対して研削加工を施さずとも、当該転走溝を転がるボールの予圧管理を容易に行うことが可能となり、前記アウターレールに対して高い荷重負荷能力及び耐久性を与えつつも、予圧管理にかかる手間と製造にかかるコストを低減化することができる。
本発明のスライドレールユニットの実施形態の一例を示す斜視図である。 図1に示すスライドレールユニットの正面図である。 固定部に対するアウターレールの取付けに伴う当該アウターレールの変形を示す断面図である。 アウターレールの長手方向に関するスライドレールユニットの隙間管理の方法を説明する図である。 固定部に対するアウターレールの取付け方法の他の例を示すものである。
以下、添付図面を用いて本発明のスライドレールユニットを詳細に説明する。
図1及び図2は本発明を適用したスライドレールユニット1の一例を示すものであり、図1は当該スライドレールユニット1の全体の外観を示す斜視図、図2は当該スライドレールユニット1を長手方向から観察した正面図である。
これらの図に示すように、前記スライドレールユニット1は多数のボール2を介してアウターレール3とインナーレール4を組み合わせたものであり、前記インナーレール4を前記アウターレール3の長手方向に対して自在に移動させ、前記インナーレール4を前記アウターレール3内に収容し、あるいは図1に示すように、前記インナーレール4を前記アウターレール3から引き出すことが可能となっている。このため、例えば前記アウターレール3を機械装置の固定部Bに、前記インナーレール4を機械装置の可動部に対して固定することで、前記可動部を前記固定部Bに対して所定のストローク範囲で自在に移動させることが可能となる。
前記アウターレール3は案内溝30を有してチャネル状に形成された溝形材であり、ベース部31と一対の側壁部32を有している。前記一対の側壁部32は前記案内溝30を挟むようにして前記ベース部31から起立しており、各側壁部32は前記ベース部31と直交している。前記案内溝30は前記インナーレール4の収容空間として機能する。前記各側壁部32には前記案内溝30に面して前記ボール2の転走溝33が形成され、この転走溝33は当該案内溝30の長手方向に沿って、前記アウターレール3の全長にわたって設けられている。また、前記ベース部31には機械装置の固定部Bに当接する取付け面34が設けられている。
一方、前記インナーレール4は前記アウターレール3の案内溝30内に収容される棒状部材であり、長手方向に直交する断面は略矩形状に形成されている。また、前記インナーレール4には機械装置の可動部に当接する取付け面40が設けられており、この取付け面40は前記アウターレール3の一対の側壁部32の端部よりも僅かに突出した位置、すなわち前記アウターレールの溝部の外側に設けられ、前記可動部と前記アウターレール3の干渉が防止されている。前記アウターレール3の側壁部32と対向するインナーレール4の壁面には前記ボール2の転走溝41が形成されている。このインナーレール4側の転走溝41は前記アウターレール3側の転走溝33と正対する位置に形成されており、アウターレール3側の転走溝33とインナーレール4側の転走溝41の間には多数のボール2が配列されている。
また、図2に示すように、このスライドレールユニット1は前記アウターレール3を主に機械装置の固定部Bの壁面SWに対して固定した状態で使用する、所謂壁貼り使用を想定して設計されている。このため、前記アウターレール3側の転走溝33及びインナーレール4側の転走溝41は当該アウターレール3の幅方向、すなわち図2紙面上下方向に向いて互いに正対しており、機械装置の壁面SWに沿って作用する鉛直方向のラジアル荷重を効率的に負荷できるようになっている。各転走溝33,41は長手方向に直交する断面が単一の円弧からなるサーキュラアーク状をなし、その曲率半径は前記ボール2の球面の曲率半径よりも大きく設定されている。
更に、前記アウターレール3と当該アウターレール3の案内溝30に収容された前記インナーレール4の隙間にはケージ5が設けられている。このケージ5には前記ボール2の直径よりも僅かに大きな内径の収容孔が所定の間隔で多数設けられており、前記ボール2は前記収容孔に挿入された状態で、前記アウターレール3と前記インナーレール4の間に配置されている。
前記アウターレール3と前記インナーレール4の長手方向の端部には前記ケージ5の移動を係止するストッパ6が設けられており、前記インナーレール4を前記アウターレール3から引き出した際に、前記ケージ5が前記アウターレール3又はインナーレール4から抜け出すのを防止している。理論的には、前記ケージ5はアウターレール3に対する前記インナーレール4の移動量の1/2だけ前記アウターレール3に対して移動する。しかし、前記アウターレール3に対して前記インナーレール4が繰り返し往復運動しているうちに、当該アウターレール3に対するケージ5の位置ずれが発生する場合がある。前記ストッパ6はそのような前記ケージ5の位置ずれが発生した際に、前記アウターレール3及び前記インナーレール4に対するケージ5の位置をリセットするためにも使用される。
前記アウターレール3及び前記インナーレール4は棒状鋼材に対して引き抜き加工を施すことにより、前述した所定の形状に成形される。前記アウターレール3の転走溝33及び前記インナーレール4の転走溝41も引き抜き加工時の塑性変形によって形成される。各転走溝33,41の荷重負荷能力及び耐久性を高めるために、引き抜き加工によって成形されたアウターレール3及びインナーレール4には熱処理が施される。
図3は前記アウターレール3を機械装置の固定部Bに壁貼りした状態を示す断面図である。前記アウターレール3のベース部31の中央には固定ボルト7の取付け孔35が複数設けられている。これら複数の取付け孔35は前記アウターレール3の長手方向に沿って所定の間隔をおいて設けられている。前記アウターレール3は前記取付け孔34に挿入された固定ボルト7を用いて前記固定部Bに締結される。
また、前記固定部Bに面した前記ベース部31の外側には凹所36が設けられている。この凹所36は前記ボルト取付け孔35と重なる位置に設けられており、前記ボルト取付け孔35は前記凹所36に開口している。この実施形態においては前記ボルト取付け孔35が前記ベース部31の幅方向の中央に設けられているので、前記凹所36も前記ベース部31の幅方向の略中央に設けられている。従って、前記凹所36は前記アウターレール3の取付け面34を二分しており、凹所36の両側に隣接して一対の取付け面34が存在している。尚、前記凹所36は前記ボルト取付け孔35の開設位置に対応して前記ベース部31に部分的に設けられていれば足りるが、前記アウターレール3に対する前記凹所36の加工手間を考慮した場合、当該アウターレール3の長手方向の全域に凹所36が存在していても差し支えない。
前記アウターレール3は前記取付け面34において前記固定部Bと当接しているが、前記凹所36においては前記固定部Bと当接しておらず、当該アウターレール3と前記ベース部31との間には僅かに隙間が設けられている。このため、前記固定ボルト7を用いて前記アウターレール3を前記固定部Bに締結すると、当該固定ボルト7の締め込み量に応じて前記ベース部31が弾性変形し、当該締め込み量が増加するにつれて、前記アウターレール3の一対の側壁部32はこれら側壁部32に挟まれた案内溝30を狭めるようにして内側に傾倒することになる(図3中の矢線A方向)。すなわち、前記固定ボルト7の締め込み量に応じて前記一対の側壁部32の間隔を微調整することが可能である。
図2に示したように、前記アウターレール3の各側壁部32にはボール2の転走溝33が形成される一方、前記インナーレール4には各側壁部32の転走溝33と対向してボール2の転走溝41が形成され、これらアウターレール3側の転走溝33とインナーレール4側の転走溝41は当該アウターレール3の幅方向に沿って互いに対向している。このため、前述のように前記固定ボルト7の締め込み量に応じて前記アウターレール3の一対の側壁部32の間隔を調整すると、アウターレール3側の転走溝33とインナーレール4側の転走溝41の間隔が調整されることになり、これら転走溝33,41とその上を転がるボール2との接触具合を調整することが可能となる。
図4に示すように、前記固定ボルト7の取付け孔35は前記アウターレール3の長手方向に所定の間隔で複数設けられていることから、これら取付け孔35に挿入される個々の固定ボルト7の締め込み量を調整することで、同図中の矢線位置において前記アウターレール3の一対の側壁部32の間隔を調整することが可能である。すなわち、前記アウターレール3の長手方向の略全域において、前記アウターレール3と前記インナーレール4の間に配列されたボール2の転走溝33,41に対する接触具合を任意に調整することができる。
引抜加工によって成形されたアウターレール3及びインナーレール4に対して熱処理を施すと、これらアウターレール3及びインナーレール4にはそれらの形状や肉厚に応じた熱処理歪が発生することになる。このため、熱処理後に転走溝33,41に対して研削加工を施さない場合、アウターレール3側の転走溝33とインナーレール4側の転走溝41の間隔がアウターレール長手方向に沿って不均一となり易く、これら転走溝33,41を転がるボール2の予圧調整が困難になってしまう。
この点に関して本発明を適用したスライドレールユニットによれば、前記アウターレール3を固定部Bに締結する複数の固定ボルト7に関して、それらの締め付け量を個々に調整することで、各固定ボルト7の位置で前記転走溝33と前記転走溝41の間隔を調整することが可能となる。その結果として、前記アウターレール3の全長にわたって前記転走溝33と前記転走溝41の間隔を調整することが可能となり、熱処理後に転走溝33,41に対して研削加工を施さない場合であっても、ボール2の予圧管理を容易に行うことが可能となる。
また、前記アウターレール3を固定する固定部Bや前記インナーレール4を固定する可動部の平面度が低く、そこに固定されたアウターレール3又はインナーレール4がそれに倣って変形してしまうような場合であっても、前述の如く前記アウターレール3を固定部Bに締結する固定ボルト7の締め付け量を調整することで、当該アウターレール3の全長にわたって前記転走溝33と前記転走溝41の間隔を調整することができ、前記アウターレール3に対して前記インナーレール4を円滑に運動させることが可能になる。
従って、本発明のスライドレールユニットによれば、引抜加工後に熱処理を施したアウターレール及びインナーレールに対して研削加工を行わずとも、ボールの予圧管理を容易に行うことが可能であり、製造コストを抑えつつもアウターレールに対するインナーレールの運動精度を確保することが可能となる。また、前記アウターレール及びインナーレールの固定する部位の平面度が低い場合でも、これらアウターレール及びインナーレールを機械装置に固定した後にボールの予圧量を再調整することで、前記アウターレール3に対する前記インナーレール4の運動を円滑化させることができ、ユーザーによる取り扱いの自由度を高めることが可能となる。
図5は本発明を適用したスライドレールユニットの他の例を示すものである。同図に示す例では、前記アウターレールのベース部に対して前記凹所を直接形成しているのではなく、前記固定部Bと前記ベース部31との間にプレート部材8を挟むことによって前記凹所を形成している。この例においても、前記アウターレール3のベース部32に設けられた固定ボルト7の取付け孔35は前記凹所に対して開口し、前記固定ボルト7を締め付けると、その締め付け量に応じて前記ベース部32が弾性変形して、前記一対の側壁部32の間隔を微調整することが可能である。
従って、図5の例においても、アウターレール3及びインナーレール4の研削加工を行うことなく、ボール2の予圧管理を容易に行うことができ、製造コストを抑えつつもアウターレール3に対するインナーレール4の運動精度を確保することが可能となる他、前記アウターレール3及びインナーレール4の固定する部位の平面度が低い場合でも、前記アウターレール3に対する前記インナーレール4の運動を円滑化させることが可能となる。
1…スライドレールユニット、2…ボール、3…アウターレール、4…インナーレール、5…ケージ、7…固定ボルト、31…ベース部、32…側壁部、35…ボルト取付け孔、36…凹所

Claims (4)

  1. ベース部と一対の側壁部によって囲まれた案内溝を有してチャネル状に形成されると共に、各側壁部には前記案内溝に面して転走溝が当該案内溝の長手方向に沿って形成されたアウターレールと、
    前記アウターレールの案内溝内を当該案内溝の長手方向に沿って移動すると共に、前記アウターレールの転走溝に対向する転走溝を有するインナーレールと、
    前記アウターレールの転走溝と前記インナーレールの転走溝との間で荷重を負荷しながら転走する多数のボールと、
    前記アウターレールの案内溝内に配置されて当該アウターレールと前記インナーレールの隙間に存在し、前記多数のボールが回転自在に配列されたケージと、
    を備え、
    前記アウターレールのベース部には当該アウターレールの長手方向に沿って取付け面が形成される一方、当該取付け面と隣接して凹所が形成され、前記凹所には固定ボルトの取付け孔が開口していることを特徴とするスライドユニット。
  2. 前記アウターレール及び前記インナーレールの転走溝は各ボール球面の曲率半径よりも大きな曲率半径のサーキュラアーク状に形成されていることを特徴とする請求項1記載のスライドユニット。
  3. 前記アウターレールのベース部に設けられたボルト取付け孔は当該アウターレールの長手方向に所定の間隔で複数設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載のスライドユニット。
  4. 前記アウターレールのベース部に形成された凹所は、前記取付け面に対して板状部材を当接させることで形成されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のスライドユニット。
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