JP2012072838A - 有限ストローク型運動案内装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 固定側部材に対する移動側部材のストローク量や荷重の負荷能力を犠牲にすることなく、小型化を達成することが可能であり、また、簡易に且つ安価に製造することが可能な有限ストローク型運動案内装置を提供する。
【解決手段】 転動体の転走面を有する固定側部材と、この固定側部材の転走面と対向する位置に転動体の転走面を有すると共に当該転走面を転走する多数の転動体を介して前記固定側部材に組つけられた移動側部材と、前記固定側部材の転走面と移動側部材の転走面との間に配置されて同一の転走面を転走する複数個の転動体を囲って集束させると共に個々の転動体を回転自在に整列させる転動体規制部材とを備える。
【選択図】 図3

Description

本発明は、固定側部材と移動側部材との間で転動体を集束させる転動体規制部材が配置され、この転動体規制部材の移動に伴って前記移動側部材が固定側部材に対して往復運動する有限ストローク型の運動案内装置に関する。
各種産業機械においてテーブル等の可動体の直線移動を支承する運動案内装置のうち、軽荷重用途向けの装置としては、例えば、特開平11−201158号公報に開示される有限ストローク型の運動案内装置が知られている。この運動案内装置では、固定側部材がチャネル状に形成される一方、移動側部材は固定側部材よりも一回り小さなチャネル状に形成され、これらに固定側部材と移動側部材との間には、転動体を配列させる転動体保持部材が配置されている。
前記転動体保持部材には、個々のボールを回転自在に保持するための保持孔がボール数だけ配列されており、各保持孔には個々のボールが独立して収容されるようになっている。また、各保持孔は該転動体保持部材の内周面と外周面との間を貫通している。これにより、各保持孔に保持されたボールが固定側部材及び移動側部材の転走面に対して接触し得るようになっている。
また、前記転動体保持部材の移動方向長さは固定側部材及び移動側部材の転走面の長さよりも短く形成されており、固定側部材に対して移動側部材を移動させると、ボールの転走に伴って転動体保持部材が移動側部材と固定側部材の隙間をボールの転走方向へ移動するように構成されている。このため、移動側部材の移動方向における前後両端面にはストッパ部材が夫々設けられており、ボールの転走と共に移動した転動体保持部材が移動側部材と固定側部材との隙間から離脱するのを防止している。
特開平11−201158号公報
しかし、このような従来の有限ストローク型運動案内装置では、転動体保持部材に対して個々のボールを独立して収容する保持孔が複数設けられており、互いに隣接する保持孔は隔てられているので、ボールとボールとの中心間距離はボール直径以上に大きくならざるを得ない。その一方、転動体保持部材の長さは、固定側部材及び移動側部材における転走面の長さ、要求される移動側部材のストローク量による制約を受けざるを得ない。このため、ボールを個々に独立して収容する従来の転動体保持部材では、同一の転走面を転走するボール数をそれほど多く設定することができないといった課題があった。特に、運動案内装置の小型化を図る場合、小型化のためにボールの直径を小さく設定すると、その分だけボール数を増やさなければ同じ程度の大きさの荷重を負荷することができないため、上記構成のような従来の転動体保持部材は運動案内装置の小型化に障害となってしまう。
本発明はこのような課題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、固定側部材に対する移動側部材のストローク量や荷重の負荷能力を犠牲にすることなく、小型化を達成することが可能であり、また、簡易に且つ安価に製造することが可能な有限ストローク型運動案内装置を提供することにある。
すなわち、本発明は、転動体の転走面を有する固定側部材と、この固定側部材の転走面と対向する位置に転動体の転走面を有すると共に当該転走面を転走する多数の転動体を介して前記固定側部材に組つけられた移動側部材と、前記固定側部材の転走面と移動側部材の転走面との間に配置されて同一の転走面を転走する複数個の転動体を囲って集束させると共に個々の転動体を回転自在に整列させる転動体規制部材とを備えている。
このように構成された本発明の有限ストローク型運動案内装置では、前記転動体規制部材が同一の転走面を転走する複数個の転動体を囲って集束させると共に個々の転動体を回転自在に整列させるようになっている。このため、本発明の転動体規制部材は、個々の転動体が独立した状態で収容される転動体保持孔を備える従来の転動体保持部材と比べて、その移動方向の長さが同一であれば、配列する転動体の個数を増やすことが可能となる。これにより、転動体の直径を小さくしつつも、使用する転動体の個数を増強することで荷重の負荷能力の減少を回避することができ、転動体の直径を小さくしたことにより、運動案内装置の小型化を達成することが可能となる。
本発明を適用した有限ストローク型の運動案内装置を示す斜視図である。 図1に示す運動案内装置の正面断面図である。 図1に示す運動案内装置が備える転動体規制部材の斜視図である。 図3に示す転動体規制部材の側面図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の有限ストローク型運動案内装置を詳細に説明する。
図1及び図2は、本発明を適用した有限ストローク型のスライドレールユニットを示すものであり、図1は斜視図、図2は正面断面図である。このスライドレールユニットは、固定側部材としてのアウタレール1と、このアウタレール1内に収納される移動側部材としてのインナレール2と、前記アウタレール1とインナレール2との間を転走する転動体としてのボール3と、アウタレール1とインナレール2との間で多数のボール3に組み付けられた転動体規制部材としてのボール規制部材4とから構成されている。尚、図1では、前記スライドレールユニットの内部を理解し易くするため、前記インナレール2の一部を切り欠いて描いている。
前記アウタレール1は鋼板をロールフォーミング加工により精密成形したものであり、取付け部11の長手方向に沿って一対のボール転走部12,12を曲げ起こすことによりチャネル状に形成されている。また、各ボール転走部12,12の内側面には前記ボール3が転走するボール転走面13a,13bが形成されている。
一方、前記インナレール2も同様にして鋼板から成形され、取付け部21の長手方向に沿って一対のボール転走部22,22を曲げ起こすことによりチャネル状に形成されている。各ボール転走部22,22の外側面にはボール転走面23a,23bが形成されている。但し、このインナレール2はアウタレール1のボール転走部12,12の間に収納され、該アウタレール1との間にボール3を配列することから、前記アウタレール1よりも一回り小さく形成されている。すなわち、前記インナレール2がアウタレール1のボール転走部12,12の間に収納された状態では、該インナレール2の転走面23aがアウタレール1の転走面13aと、転走面23bが転走面13bと対向するようになっている。
各レール1,2の取付け部11,21には取付けねじ5が貫通するねじ孔14,24が夫々開設されており、図2に示すように、例えばアウタレール1は取付ねじ5を用いて家具本体200に、インナレール2は取付ねじ5を用いて引き出し201に夫々固定される。引き出し201を家具本体200内に完全に収納した状態では、前記インナレール2がアウタレール1と完全に重なり、スライドレールユニットの全長がもっとも短くなるように構成されている。
図3及び図4は前記ボール規制部材4を示すものであり、図3は斜視図、図4は側面図である。かかるボール規制部材4は線状の鋼材を曲げ加工により成形したものであり、前記アウタレール1とインナレール2との間に挿入されてこれらアウタレール1とインナレール2との間を転走する多数のボール3を囲うようにして整列させる。尚、図3及び図4では前記ボール規制部材4の構成を理解しやすくするため、一部を省略して描いている。
このボール規制部材4は、前記アウタレール1の転走面13及びインナレール2の転走面23の軸方向と平行に設けられた直線部41と、この直線部41によって連結されて略U字状に形成された一対の規制腕42,42とから構成されており、各規制腕42の内側面43は前記ボール3の球面に近似した曲率で形成されている。また、各規制腕42,42は開放端42aを有しており、これら開放端42aの間には開口44が形成されている。
前記一対の規制腕42,42間には、前記アウタレール1の転走面13及びインナレール2の転走面23を転走する多数のボール3が一緒に収容されるようになっている。換言すれば、前記アウタレール1の転走面13及びインナレール2の転走面23を転走する多数のボール3は、前記ボール規制部材4によって集束されるようになっている。
前記ボール規制部材4の移動方向の長さ、すなわち、一方の規制腕42に係る内側面43の深部Aから他方の規制腕42に係る内側面43の深部Bまでの長さLは、(ボール3の直径)×(収容されるボール3の個数)と略同一、あるいはそれよりも若干大きい程度に設定されている。
また、前記一対の規制腕42,42に係る開放端42aの間に設けられた開口44の幅は、(ボール3の直径)×(一対の規制腕42,42間に収容されるボール3の個数)よりも小さく設定されている。
このように構成されたボール規制部材4は、前記アウタレール1及びインナレール2の転走面13,23毎に設けられている。すなわち、当該ボール規制部材4は、アウタレール1の転動面13aとインナレール2の転走面23aとの間に、アウタレール1の転走面13bとインナレール2の転走面23bとの間に夫々設けられている。
上記構成からなるボール規制部材4を有する本発明のスライドレールユニットでは、前記アウタレール1に対してインナレール2を移動させると、一対の規制腕42,42間に収容された総てのボール3は互いに近接し、離散することなく前記アウタレール1のボール転走面13及びインナレール2のボール転走面23を転走するようになる。もっとも、前記アウタレール1のボール転走面13とインナレール2の転走面23との間を転走するボール3を複数のグループに分割し、グループ毎にボール規制部材4を設けても差し支えない。
そして、以上のように構成された本発明を適用したスライドレールユニットによれば、同一の転走面13,23を転走する複数個のボール3が軸方向に離散することがないよう、ボール規制部材4によって囲まれて集束されている分、ボール規制部材4の軸方向長さが同一であれば、個々のボールに対して独立した転動体保持孔を設けていた従来の転動体保持部材に比べ、より多くのボール3を配列することが可能となる。これにより、従来と同等あるいはそれ以上の荷重負荷能力を確保しつつ、ボール3の小径化、ひいてはアウタレール1及びインナレール2の小径化を図ることが可能となり、スライドレールユニットの小型化を達成することが可能となる。
また、本発明を適用したスライドレールユニットに係る転動体規制部材としてのボール規制部材4は、汎用品の線状鋼材を曲げ加工するのみで製造することが可能である。すなわち、本発明に係る転動体規制部材は、個々のボールに対して独立した転動体保持孔を設けていた従来の転動体保持部材に比べ、簡易な構成となっている。その分、運動案内装置を簡易に且つ安価に製造することが可能である。
更に、本発明を適用したスライドレールユニットによれば、前記ボール規制部材4の開口44の幅が(ボール3の直径)×(一対の規制腕42,42間に収容されるボール3の個数)よりも小さく設定されているため、アウタレール1とインナレール2との間に設けられたボール列から前記ボール規制部材4が抜け落ちるのを防止することが可能である。
尚、前述の実施形態では本発明をスライドレールユニットに適用した例を説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、丸軸とこれに対して相対的な往復運動を行なうスプラインナットとからなるボールスプライン装置、相対的な往復運動を行う一対のベアリングレース間にボールケージを介在させたリニアガイド装置、丸軸とこれに対して相対運動を行うナット部材との間にボールケージを介在させたリニアブッシュ装置等に適用することが可能である。
また、転動体はボールに限られるものではなく、ローラを使用しても良い。その場合、転動体の転走面の断面形状は使用するローラの形状に応じ、ボールの場合と同様な曲面状の転走面としても良いし、単なる平面状の転走面としても良い。
また更に、上記実施形態に係るボール規制部材4では各規制腕42が略U字状に形成されているが、前記開口44の幅が(ボール3の直径)×(一対の規制腕42,42間に収容されるボール3の個数)よりも小さく設定されているのであれば、例えば略矩形状に形成されていても差し支えない。
また、前述の実施形態に係るボール規制部材4では、一対の規制腕42の開放端42aの間に開口44が形成されているが、該開口を構成せずにボール規制部材4が複数個のボール3の全周を囲うような構成としても差し支えない。
更に、前述の実施形態では、ボール規制部材4を線状の鋼材を曲げ加工により成形したものを説明したが、該ボール規制部材4は合成樹脂を型内に射出して成形しても差し支えない。
1…アウタレール(固定側部材)、2…インナレール(移動側部材)、3…ボール(転動体)、4…ボール規制部材(転動体規制部材)、13,23…転走面

Claims (3)

  1. 転動体の転走面を有する固定側部材と、この固定側部材の転走面と対向する位置に転動体の転走面を有すると共に当該転走面を転走する多数の転動体を介して前記固定側部材に組つけられた移動側部材と、前記固定側部材の転走面と移動側部材の転走面との間に配置されて同一の転走面を転走する複数個の転動体を囲って集束させると共に個々の転動体を回転自在に整列させる転動体規制部材と、を備えた有限ストローク型運動案内装置。
  2. 前記転動体規制部材は、線状部材から形成されていることを特徴とする請求項1記載の有限ストローク型運動案内装置。
  3. 前記転動体規制部材は、前記固定側部材の転走面及び移動側部材の転走面の軸方向と平行に設けられた直線部と、この直線部によって連結されると共に開放端を有する一対の規制腕とからなり、
    前記一対の規制腕に係る開放端の間には開口が形成され、該開口の幅は、前記一対の規制腕間に集束された転動体の個数に該転動体の直径を乗じた値よりも小さく設定されていることを特徴とする請求項2記載の有限ストローク型運動案内装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018151039A (ja) * 2017-03-15 2018-09-27 Smc株式会社 ガイド機構及びガイド機構を備えるスライドアクチュエータ

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