JP2023012627A - デスク収納構造および折り畳みデスク - Google Patents

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浩祐 山下
Kosuke Yamashita
秀明 片山
Hideaki Katayama
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Eidai Co Ltd
Sekisui House Ltd
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Eidai Co Ltd
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Abstract

【課題】本発明は、任意の場所でのデスクワークが可能でありながら、室内空間を有効に活用することができるデスク収納構造を提供する。【解決手段】デスク収納構造4は、部屋の壁面9から凹む凹部10を有する収納空間11と、凹部10に収納された収納状態または凹部10から取り出された取り出し状態となるデスク30とを備える。デスク30は、背板37および背板37の両側にそれぞれ位置する側板38を有する本体部と、側板38の前端部それぞれに回動可能に取り付けられた戸板32と、背板37および側板38で区画された内部空間に収納可能な天板33とを備えている。戸板32は、内部空間を開放する開姿勢または内部空間を覆う閉姿勢に姿勢変化可能であり、デスク30が凹部10に収納され且つ閉姿勢にあるときに壁面9と面一である。【選択図】図2

Description

本発明は、折り畳み可能なデスクを収納するデスク収納構造、および折り畳みデスクに関する。
住宅などの建物設計においては、キッチンやリビングの他、書斎や勉強部屋などのデスクワークができる部屋を設ける場合があるが、このような書斎や勉強部屋には、書類を作成したり調べ物をしたりするための棚やデスクが配置される。
しかし、棚やデスクを設置するにはある程度のスペースが必要であり、部屋が広くない場合その他の建具を配置する程の十分なスペースが確保できない場合がある。また、書斎などを設けるスペースがない場合であっても軽いデスクワークができるデスクスペースを望む場合もある。例えば、特許文献1には、デスクが収納可能な折り畳みデスクが開示されている。
実登3230887号公報
特許文献1に係る折り畳みデスクは、箱体形状の本体部1にデスク4が収納可能に設けられており、本体部1には箱体形状の扉2が蝶番3で連結されている。そして、扉2が本体部1に対して直角に開いた状態で使用される。この折り畳みデスクは、デスクとして使用しないときには扉2が閉じられ書架などとして活用することもできる。
しかしながら、前述された折り畳みデスクは、扉2が閉じられた状態であっても専有面積が広く、部屋の壁際などに置かれていても室内空間を占有する。また、使用しないときに目立つことから、他の家具との調和が取りにくく、また、部屋の一体感が感じられにくい。
本発明は、前述された事情に鑑みてなされたものであり、任意の場所でのデスクワークが可能でありながら、室内空間を有効に活用することができるデスク収納構造を提供することを目的とする。
(1) 本発明に係るデスク収納構造は、部屋の壁面から凹む凹部を有する収納空間と、当該凹部に収納された収納状態または上記凹部から取り出された取り出し状態となるデスクと、を備える。上記デスクは、背板および当該背板の両側にそれぞれ位置する側板を有する本体部と、上記側板の前端部それぞれに回動可能に取り付けられた戸板と、上記背板および上記側板で区画された内部空間に収納可能な天板と、を備えている。上記戸板は、上記内部空間を開放する開姿勢または上記内部空間を覆う閉姿勢に姿勢変化可能であり、上記デスクが上記凹部に収納され且つ上記閉姿勢にあるときに上記壁面と面一である。
上記構成によれば、デスクを使用するときには凹部から取り出された取り出し状態のデスクを移動して任意の場所においてデスクワークが可能であり、使用しないときには戸板と壁面とが面一になるように凹部に収納された収納状態にしてデスク分の室内空間を確保することができる。
(2) 好ましくは、上記天板は、上記側板に回動可能に取り付けられており、上記開姿勢のとき、上記側板よりも前方へ突出した使用状態となって上記戸板に支持される。
上記構成によれば、天板は、側板よりも前方へ突出した使用状態から、回動させて折り畳んだ状態にすることができ、コンパクトな状態にすることができる。
(3) 好ましくは、上記デスクは、上記背板または上記側板の上端から上方へ出没可能なストッパを更に備えている。上記収納空間には、上記凹部に位置しており上記ストッパが嵌入可能な孔を有する棚板が設けられている。
上記構成によれば、収納空間に設けられた棚内に収納されたデスクが棚板に固定されることで、デスクが不意に倒れる等の事故を防止できる。
(4) 好ましくは、上記デスクは、上記側板の端面から側方へ出没可能なストッパを更に備えており、上記収納空間には、上記側板に対向する面に上記ストッパが嵌入可能な孔を有する。
上記構成によれば、棚板がデスクの上端から離れている場合であっても、デスクを棚に固定することができる。
(5) 好ましくは、上記デスクは、上記本体部および上記戸板の下端部に車輪を備える。
上記構成によれば、デスクの本体部および戸板に車輪を備えているため、収納空間から出し入れする際に持ち上げる必要がない。また、本体部、戸板のそれぞれに車輪を備えるため、収納空間から出し入れする際、戸板を開姿勢として安定してデスクを移動させることができる。
(6) 好ましくは、上記側板は、奥行き寸法よりも高さ寸法が大きい。
上記構成によれば、側板の奥行き寸法が大きくないため、デスクを収納するための収納空間の奥行き寸法を大きく取る必要がなく、壁内のデッドスペースを活用し易くなる。
(7) 好ましくは、上記凹部の終面を形成する壁は、上記収納空間を区画する。
上記構成によれば、収納空間は壁に設けられるため大きな収納空間を確保することは困難であり、収納するデスクの大きさも制限される。このため、収納されるデスクは自立し難いものとなるが、収納空間に収納したデスクを凹部の終面を形成する壁に接触させることができるため、安定した状態で収納することができる。
(8) 好ましくは、背板および当該背板の両側にそれぞれ位置する側板を有する本体部と、上記側板の前端部それぞれに回動可能に取り付けられた戸板と、上記背板および上記側板で区画された内部空間に収納可能な天板と、を備えており、上記戸板は、上記内部空間を開放する開姿勢または上記内部空間を覆う閉姿勢に姿勢変化可能であり、上記戸板のそれぞれは、上記閉姿勢にあるとき面一である
上記構成によれば、デスクは折り畳み可能であるため、任意の場所においてデスクワークが可能である。また、戸板を閉姿勢にしてデスクの戸板同士を面一にすることができるため、デスクを折り畳んだ際の見栄えがよい。
(9) 好ましくは、上記天板は、上記側板に回動可能に取り付けられており、上記開姿勢のとき、上記側板よりも前方へ突出した使用状態となって上記戸板に支持される請求項8に記載の折り畳みデスク。
上記構成によれば、折り畳みデスクの天板は、側板よりも前方へ突出した使用状態から、回動させて折り畳んだ状態にすることができる。このため、折り畳みデスクをコンパクトな状態にすることができる。
(10) 好ましくは、上記本体部および上記戸板は、下端部に車輪を備える。
折り畳みデスクは、本体部および戸板に車輪を備えているため、室内で移動させる際に持ち上げる必要がない。また、本体部、戸板のそれぞれに車輪を備えるため、折り畳みデスクの戸板を開姿勢として安定して移動させることができる。
(11) 好ましくは、上記側板は、奥行き寸法よりも高さ寸法が大きい。
折り畳みデスクの側板の奥行き寸法が大きくないため、デスクを折り畳んだときに奥行き寸法が小さいコンパクトな状態にできる。このため、デスクを折り畳んだときに室内空間が圧迫されるのを抑えることができる。
本発明によれば、任意の場所でのデスクワークが可能でありながら、室内空間を有効に活用することができるデスク収納構造を提供することができる。
図1は、デスク収納構造4を備える建築物の一例を示す平面図である。 図2は、部屋6の収納空間11に折り畳みデスク30が収納された状態のデスク収納構造4を上方から視た断面図である。 図3は、図2のデスク収納構造4の正面図である。 図4は、棚板20の斜視図である。 図5は、使用状態における折り畳みデスク30の斜視図である。 図6は、左方の戸板32および側板38を省略して示す左側面図である。 図7(a)は収納状態の折り畳みデスク30について示す図であり、図7(b)は、各戸板32が開姿勢にあるときの折り畳みデスク30について示す図であり、図7(c)は、使用状態の折り畳みデスク30について示す図である。 図8は、変形例1に係る折り畳みデスク60が収納空間11に収納された状態を示す断面図である。 図9は、変形例2に係る折り畳みデスク70が収納空間11に収納された状態を示す正面図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は、本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。また、以下の説明においては、デスク30の高さ方向が上下方向1であり、デスク30の幅方向であって、上下方向1に直交する方向が左右方向2であり、デスク30の奥行き方向であって、上下方向1および左右方向2のいずれにも直交する方向が前後方向3である。
本実施形態において説明するデスク収納構造4は、建築物である住宅5の部屋6において折り畳みデスク30(デスクの一例)が収納可能な場合を例に挙げて以下説明しているが、デスク収納構造4は、住宅5以外の店舗や施設などに設置されるものであってもよい。
[収納空間11]
図1に示されるように、住宅5は、リビングダイニングキッチン7、寝室8などの周囲が壁面9によって囲まれる部屋6を有している。リビングダイニングキッチン7には、押入れやクローゼットなどの他、壁面9から凹んだ凹部10を有する。
図2および図3示されるように、凹部10には折り畳みデスク30が収納可能であり、折り畳みデスク30が収納できる収納空間11が配置されている。収納空間11は、終壁13(壁の一例)と、側壁14と、収納床15と、上壁16と、によって区画されている。収納空間11には、書籍や小物などを置くための棚20が設置されている。
終壁13は、凹部10における前後方向3の終面を形成する壁である。終壁13は、上下方向1および左右方向2に拡がる。
側壁14は、凹部10の側面を形成する。各側壁14は、上下方向1および前後方向3に拡がる。
収納床15は、凹部10の下面を形成する。上壁16は、凹部10の上面を形成する。
図2および図3に示されるように、棚20は、折り畳みデスク30とともに収納空間11に収納可能である。棚20は、折り畳みデスク30とともに収納空間11に収納された状態において、収納床15に置かれる。このとき、棚20は、折り畳みデスク30の外側に配置される。
棚20は、縦板21と、棚板22とを有する。
縦板21は、棚20の左右に位置する。各縦板21は、上下方向1に長い長方形の平板である。折り畳みデスク30が凹部10に収納された状態(以下、収納状態とも称する。)において、各縦板21の左右方向2の外側の面は、側壁14に対向している。
棚板22は、左右方向2に長い長方形の平板である。棚板22は、左右の縦板21の間に水平に配置されている。棚板22は、上下方向1に複数配置されている。複数の棚板22は、収納空間11の上側の領域に配置されている。複数の棚板22のうち、最も下方に位置する下棚板23(棚板の一例)は、折り畳みデスク30の上面に沿う。下棚板23は、端面において上下方向1に貫通する孔24を有する。
[折り畳みデスク30]
折り畳みデスク30は、収納空間11に収納可能であるとともに、使用する際には組み立てて部屋6で使用することが可能である。このとき、折り畳みデスク30は、収納状態または凹部10から取り出された取り出し状態となる。図5に示されるように、折り畳みデスク30は、本体部31と、戸板32と、天板33と、支持部34と、ストッパ35とを備えている。
図5に示されるように、本体部31は、複数の平板が互いに固定されて形成される。本体部31は、左右方向2、下方、および、後方が閉塞されており、上方および前方が開放されている。本体部31は、収納状態において、各縦板21の間であって下棚板23の下方に位置する
本体部31は、背板37と、側板38と、中間板39と、下板40と、車輪41とを有する。
背板37は、本体部31の後側に位置する。背板37は、上下方向1および左右方向2に延びる平板である。背板37は、収納状態において、収納空間11の終壁13に沿う。
側板38は、背板37の左右両側にそれぞれ位置する。各側板38は、長方形の平板である。図5に示されるように、各側板38は、前後方向3の寸法よりも上下方向1の寸法が大きい。側板38は、収納状態において、棚20の縦板21に沿う(図3参照)。各側板38の間には、当該各側板38と背板37とによって区画される内部空間Sが形成される。
中間板39は、左右方向2および前後方向3に延びる平板である。中間板39は、内部空間Sに水平に配置されている。中間板39は、背板37および側板38の上下方向1における中央付近に配置されている。
下板40は、中間板39と同様、左右方向2および前後方向3に延びる平板であり、内部区間Sに水平に配置される。下板40は、背板37および側板38の上下方向1における下方に配置されている。下板40は、中間板39に対して平行である。
車輪41は、本体部31の下端部に配置されている。より具体的には、車輪41は、下板40の左右両側の下面において、ビス(図示省略)によって固定されている。
天板33は、長方形の平板である。天板33は、中間板39の前端部39Aに取り付けられている。天板33は、蝶番43を介して中間板39に回動可能に取り付けられている。天板33は、デスクとして使用できる使用状態において側板38よりも前方に突出する。天板33は、閉姿勢のとき、内部空間Sに収納可能である。
図5に示されるように、戸板32は、長方形の平板である。戸板32は、背板37の上下方向1の寸法と同じであり、背板37の幅の半分の寸法である。戸板32は、各側板38の前端部38Aにそれぞれ取り付けられている。戸板32は、各側板38に蝶番44を介して回動可能に取り付けられている。戸板32は、内部空間Sを開放する開姿勢と、内部空間Sを覆う閉姿勢とに姿勢変化可能である。戸板32は、開姿勢においては側板38の前方に連続して延び、側板38に対して平行である。各側板38は、開姿勢において天板33を支持する。戸板32は、閉姿勢のとき背板37に対向し、側板38および中間板39に対しては垂直に位置する。各戸板32は、車輪45を有している。
車輪45は、各戸板32の下端部の前方に配置されている。車輪45は、戸板32の下面にビス(図示省略)によって固定されている。車輪45は、前述した車輪41とともに、折り畳みデスク30を移動可能に支持する。
支持部34は、天板33を、各戸板32の間において水平に支持するための部材である。図6に示されるように、支持部34は、受け具50と、突具51とを有する。なお、図6においては、右方に配置された戸板32の内側の受け具50のみを示し、また、天板33の左方に配置された突具51のみを示しているが、左方に配置された戸板32の内側にも受け具50が同様に設けられており、また、天板33の右方に突具51が同様に設けられている。
受け具50は、各戸板32の内側面に配置されている。受け具50は、図6において一点鎖線で示すように、中間板39の延長線L1上に配置されている。受け具50には、上方に開放する開口52が形成されている。
突具51は、開姿勢の各戸板32に隣接する天板33の左右の両側面上にそれぞれ固定されている。突具51は、板部分53と、凸部分54とを有している。板部分53は、ビス(図示省略)によって天板33に固定される。凸部分54は、天板33の左右の端面から外側に向かって突出し、使用状態において受け具50の開口52に嵌まる。すなわち、図示を省略しているが、使用状態において、天板33の右方に配置される突具51は、開姿勢において右方に配置される戸板32の内側の受け具50に連結された状態となり、天板33の左方に配置される突具51は、開姿勢において左方に配置される戸板32の内側の受け具50に連結された状態となる。
図5および図6に示されるように、ストッパ35は、各側板38の上端38Bの内側面に配置されている。ストッパ35は、各側板38の上端38Bから上方に出没可能である。各側板38の上端38Bから上方へ突出したストッパ35は、下棚板23の孔24に挿入される(図2参照)。ストッパ35は、筒状のホルダ28に収容されている。ストッパ35は、操作部36を有している。
操作部36は、ストッパ35と一体に形成されており、ストッパの軸芯方向と直交する方向に突出している。操作部36は、ホルダ28の側面から突出している。操作部36は、ホルダ28の上部に形成された横溝29に係止することで、ストッパ35を側板38の上端38Bから突出させた状態に保持する。
[折り畳みデスク30の使用方法]
以下、本実施形態に係るデスク収納構造4に使用される折り畳みデスク30の使用方法について説明する。
図7(a)に示されるように、折り畳みデスク30は収納状態においては、天板33が内部空間Sに収納された状態であり戸板32が閉姿勢である。収納状態の折り畳みデスク30は、収納空間11に収納される。このとき、ストッパ35は、下棚板23の孔24に下方から嵌入し、棚20に対して固定される(図3参照)。閉姿勢において各戸板32の外面は、互いに面一になり、折り畳みデスク30が収納された収納空間11に隣接する壁面9に対しても面一になる(図2参照)。収納状態において、折り畳みデスク30の戸板32は開姿勢にすることが可能であり、内部空間Sを収納空間として利用可能である。
図7(b)に示されるように、折り畳みデスク30が使用されるときには、戸板32が開姿勢にされて、操作部36が操作されてストッパ35が孔24から抜かれた状態にされる。これにより、折り畳みデスク30は、収納空間11から移動可能となる。各戸板32が閉姿勢から開姿勢に姿勢変化されるとき、各戸板32は、車輪45によって支持されながら回動する。
図7(c)に示されるように、天板33が、回動移動されることで突具51(図6参照)が各側板38の受け具50に連結される。突具51および受け具50により天板33と戸板32とが連結されるので、戸板32は、天板33の側面に沿った開姿勢に保持される。開姿勢の戸板32は、側板38から前方へ延びており、前側において車輪45によって支持されるので、折り畳みデスク30が前方へ転倒するおそれが軽減される。そして、図7(c)に示される状態で、折り畳みデスク30は、任意の使用場所に移動される。
一方、折り畳みデスク30を収納空間11に収納する際は、まず、折り畳みデスク30を、図7(c)に示される使用状態のまま、本体部31を収納空間11に収納する。本体部31が収納空間11に収納された状態において、操作部36が操作されてストッパ35が下棚板23の孔24に嵌入される。折り畳みデスク30は、収納空間11内において固定される。折り畳みデスク30は、使用状態のまま本体部31を収納空間11に収納しストッパで固定することができるため、安定した状態のまま折り畳みデスク30を固定することができる。
折り畳みデスク30の本体部31が収納空間11に収納された状態において、天板33は、図7(b)に示されるように、内部空間Sに収容される。
天板33が内部空間Sに収容された後、図7(c)に示されるように、各戸板32が車輪45によって支持されながら開姿勢から閉姿勢に姿勢変化される。このとき、折り畳みデスク30は、前後方向3の寸法が小さくなるため倒れ易い不安定な状態となるが、予め収納空間11内に固定されていることで転倒が防止される。
[実施形態の作用効果]
本実施形態によれば、デスクを使用するときには凹部10から取り出された取り出し状態において折り畳みデスク30を移動させて部屋6の任意の場所においてデスクワークを行うことが可能である。折り畳みデスク30を使用しないときには、戸板32と壁面9とが面一になるように折り畳みデスク30を凹部10に収納された収納状態にして、部屋6におけるデスク分の室内空間を確保することができる。
また、本実施形態によれば、天板33は、側板38よりも前方へ突出した使用状態から、回動させて折り畳んだ状態にすることができる。このため、折り畳みデスク30をコンパクトな状態にすることができる。
また、本実施形態によれば、収納空間11に設けられた棚20内に収納された折り畳みデスク30がストッパ35によって下棚板23に固定されることで、折り畳みデスク30が上部で棚20に固定されることで、折り畳みデスク30が不意に倒れたり、収納空間11から転がり出たり、することが防止できる。
また、本実施形態によれば、折り畳みデスク30の本体部31および戸板32に車輪41,45を備えている。このため、これらの車輪41,45を備えた折り畳みデスク30を壁面9の収納空間11から出し入れする際に持ち上げる必要がない。また、本体部31、戸板32の回動先端側それぞれに車輪41,45を備えるため、収納空間11から出し入れする際、戸板32を開姿勢として安定して折り畳みデスク30を移動させることができる。
また、本実施形態によれば、側板38の前後方向3の寸法が大きくないため、折り畳みデスク30を収納するための収納空間11の前後方向3の寸法を大きく取る必要がない。このため、壁内の小さなデッドスペースを活用し易くなる。
また、本実施形態によれば、収納空間11は壁に設けられるため大きな収納空間11を確保することは困難であり、収納する折り畳みデスク30の大きさも制限される。このため、収納される折り畳みデスク30は自立し難いものとなるが、収納空間11に収納した折り畳みデスク30を凹部10の終面を形成する終壁13に立て掛けて接触させることができるため、折り畳みデスク30を収納空間11内に安定した状態で収納することができる。
また、本実施形態によれば、戸板32を閉姿勢にして折り畳みデスク30の戸板32同士を面一にすることができるため、折り畳みデスク30を折り畳んだ際の見栄えがよい。
また、本実施形態によれば、折り畳みデスク30の天板33は、側板38よりも前方へ突出した使用状態から、回動させて折り畳んだ状態にすることができる。このため、折り畳みデスク30をコンパクトな状態にすることができる。
また、本実施形態によれば、折り畳みデスク30は、本体部31および戸板32に車輪41,45を備えているため、室内で移動させる際に持ち上げる必要がない。また、本体部31、戸板32の回動先端側それぞれに車輪41,45を備えるため、折り畳みデスク30の戸板32を開姿勢として室内を安定して移動させることができる。
また、本実施形態によれば、折り畳みデスク30の側板38の前後方向3の寸法が大きくないため、折り畳みデスク30を折り畳んだときに前後方向3の寸法が小さいコンパクトな状態にできる。このため、折り畳みデスク30を折り畳んだときに室内空間が圧迫されるのを抑えることができる。
[変形例1]
上記実施形態に係る折り畳みデスク30は、側板38の上端38Bから上方に出没可能なストッパ35を有しており、当該ストッパ35が下棚板23の孔24に下方から嵌入し、棚20に対して固定される場合を例に挙げて説明した。しかしながら、ストッパ61は、例えば、図8に示されるように、側板の端面38Cから側方へ出没可能なものであってもよい。
変形例1に係る折り畳みデスク60のストッパ61は、左右の各側板38にそれぞれ配置されている。より具体的には、ストッパ61は、各側板38の上端38Bの内側面にそれぞれ配置されている。
ストッパ61は、棚20の縦板21の孔63に側方から嵌入し、棚20に対して固定されている。
折り畳みデスク60の側板38に対向する面に、側板の端面38Cから出没するストッパ61が嵌入する孔63を有しているため、棚20の下棚板23が折り畳みデスク60の上端から離れている場合であっても、折り畳みデスク60を棚20に対して固定することができる。
[変形例2]
変形例2に係る折り畳みデスク70のストッパ71は、図9に示されるように、背板37の上端37Aから上方に出没可能である。
ストッパ71は、背板37の上端37Aの左右の内側面に配置されている。ストッパ71は、下棚板23の孔(図示省略)に下方から嵌入し、棚20に対して固定される。
なお、本実施形態に係るデスク収納構造4の棚20が収納空間11に置かれた状態で収納される場合を例に挙げて説明したが、棚20は、収納空間11内において固定されるものであってもよい。
また、本実施形態に係る折り畳みデスク30の天板33は、蝶番43を介して中間板39に回動可能に取り付けられ、閉姿勢のとき内部空間Sに収納される場合を例に挙げて説明したが、この構成に限らない。天板33は、例えば本体部31から取り外して、内部空間Sに収納されるものであってもよい。
4・・・デスク収納構造
6・・・部屋
9・・・壁面
10・・・凹部
11・・・収納空間
22・・・棚板
24・・・孔
30・・・折り畳みデスク(デスク)
32・・・戸板
33・・・天板
35・・・ストッパ
37・・・背板
37A・・・(背板の)上端
38・・・側板
38A・・・(側板の)前端部
38B・・・(側板の)上端
41,45・・・車輪

Claims (11)

  1. 部屋の壁面から凹む凹部を有する収納空間と、当該凹部に収納された収納状態または上記凹部から取り出された取り出し状態となるデスクと、を備えるデスク収納構造であって、
    上記デスクは、
    背板および当該背板の両側にそれぞれ位置する側板を有する本体部と、
    上記側板の前端部それぞれに回動可能に取り付けられた戸板と、
    上記背板および上記側板で区画された内部空間に収納可能な天板と、を備えており、
    上記戸板は、上記内部空間を開放する開姿勢または上記内部空間を覆う閉姿勢に姿勢変化可能であり、上記デスクが上記凹部に収納され且つ上記閉姿勢にあるときに上記壁面と面一であるデスク収納構造。
  2. 上記天板は、上記側板に回動可能に取り付けられており、上記開姿勢のとき、上記側板よりも前方へ突出した使用状態となって上記戸板に支持される請求項1に記載のデスク収納構造。
  3. 上記デスクは、上記背板または上記側板の上端から上方へ出没可能なストッパを更に備えており、
    上記収納空間には、上記凹部に位置しており上記ストッパが嵌入可能な孔を有する棚板が設けられている請求項1または2に記載のデスク収納構造。
  4. 上記デスクは、上記側板の端面から側方へ出没可能なストッパを更に備えており、
    上記収納空間には、上記側板に対向する面に上記ストッパが嵌入可能な孔を有する請求項1または2に記載のデスク収納構造。
  5. 上記デスクは、上記本体部および上記戸板の下端部に車輪を備える請求項1から4のいずれかに記載のデスク収納構造。
  6. 上記側板は、奥行き寸法よりも高さ寸法が大きい請求項1から5のいずれかに記載のデスク収納構造。
  7. 上記凹部の終面を形成する壁は、上記収納空間を区画する請求項1から6のいずれかに記載のデスク収納構造。
  8. 背板および当該背板の両側にそれぞれ位置する側板を有する本体部と、
    上記側板の前端部それぞれに回動可能に取り付けられた戸板と、
    上記背板および上記側板で区画された内部空間に収納可能な天板と、を備えており、
    上記戸板は、上記内部空間を開放する開姿勢または上記内部空間を覆う閉姿勢に姿勢変化可能であり、
    上記戸板のそれぞれは、上記閉姿勢にあるとき面一である折り畳みデスク。
  9. 上記天板は、上記側板に回動可能に取り付けられており、上記開姿勢のとき、上記側板よりも前方へ突出した使用状態となって上記戸板に支持される請求項8に記載の折り畳みデスク。
  10. 上記本体部および上記戸板は、下端部に車輪を備える請求項8または9に記載の折り畳みデスク。
  11. 上記側板は、奥行き寸法よりも高さ寸法が大きい請求項8から10のいずれかに記載の折り畳みデスク。
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