JP2023007840A - 包装箱 - Google Patents

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広明 馬場
Hiroaki Baba
薫 中道
Kaoru Nakamichi
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Tsumura and Co
Asahi Printing Co Ltd
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Tsumura and Co
Asahi Printing Co Ltd
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Abstract

【課題】包装箱の解体性の向上を図るとともに側面部のラベルとしての利用を容易に図ることができる。【解決手段】直方体状の紙製の包装箱は、下面部と、前面部12と、後面部と、下面部に対向する上面部14と、下面部と上面部14との間にそれぞれ設けられ、互いに対向する一対の側面部15とを備えている。側面部15の外面には、包装箱に収容される商品に関する情報を表示する表示部16が設けられている。上面部14と一対の側面部15との間には、前後方向Xに延在する破断用の第1ミシン目91が設けられている。後面部と一対の側面部15との間及び前面部12と一対の側面部15との間には、上下方向Zに延在する破断用の第2ミシン目92が設けられている。下面部と一対の側面部15との間には、前後方向Xに延在する破断用の第3ミシン目93が設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、包装箱に関する。
特許文献1には、包装用箱が開示されている。
この包装用箱は、いずれも長方形状をなす上面、後面、下面、前面、及び一対の側面を有している。上面の1つの縁には、糊付片が連設されている。上面、後面、下面、及び前面は、順に連設されるとともに筒状に組み立てられている。
一対の側面は、上面、後面、下面、及び前面が組み立てられてなる筒の一対の端部をそれぞれ閉鎖する。
側面は、前面及び後面にそれぞれ連設された2つの外フラップと、上面及び下面にそれぞれ連設された2つの内フラップとにより構成されている。
なお、特許文献1では、上面、後面、下面、及び前面が側面として説明されるとともに、一対の側面が端面として説明されている。
上面と一対の側面との境界部分には、一対の第1破断線が設けられている。下面と一対の側面との境界部分には、一対の第2破断線が設けられている。前面と一対の側面との境界部分には、一対の第3破断線が設けられている。
こうした包装用箱では、一対の第1破断線に沿って一対の側面から上面が破断されることで、後面、前面、及び一対の側面によって区画される上部の開口部が開放される。これにより、開口部を通じて商品が取り出し可能な状態となる。
一方、一対の第2破断線に沿って下面から一対の側面が破断されるとともに、一対の第3破断線に沿って前面から一対の側面が破断されることにより、包装用箱が展開状態となる。
特許第6341667号公報
ところで、特許文献1に開示の包装用箱を含む従来の包装箱では、展開状態において、糊付片、上面、後面、下面、及び前面が順に並ぶ。このとき、後面の幅方向の両側から突出する側面が邪魔になりやすい。また、包装用箱の側面の外面には、包装用箱に収容される商品に関する情報が表示されていることが多い。このため、使用者が、包装用箱から側面を切り離して保存したい場合などは、鋏などを用いて後面から側面を切り離す必要があるが、作業が煩雑となる。このため、解体性の更なる向上が望まれている。
上記課題を解決するための包装箱は、直方体状の紙製の包装箱であって、前記包装箱の前後方向及び上下方向の双方に直交する方向を幅方向とするとき、下面部と、前記下面部の前縁から起立する前面部と、前記下面部の後縁から起立する後面部と、前記前面部の上縁と前記後面部の上縁との間に設けられ、前記下面部に対向する上面部と、前記下面部の前記幅方向の両側の縁と前記上面部の前記幅方向の両側の縁との間にそれぞれ設けられ、互いに対向する一対の側面部と、を備える。前記側面部の外面には、前記包装箱に収容される商品に関する情報を表示する表示部が設けられており、前記上面部と前記一対の側面部との間には、前後方向に延在する破断用の第1ミシン目が設けられており、前記後面部と前記一対の側面部との間及び前記前面部と前記一対の側面部との間には、上下方向に延在する破断用の第2ミシン目が設けられており、前記下面部と前記一対の側面部との間には、前後方向に延在する破断用の第3ミシン目が設けられており、前記前面部には、前記第1ミシン目の各々に繋がる開封部が設けられている。
同構成によれば、開封部を手指でつまんで引っ張ることにより、第1ミシン目に沿って一対の側面部から上面部を容易に切り離すことができる。これにより、包装箱の上部の開口部が開放されることから、同開口部を通じて包装箱に収容されている商品を取り出すことができる。この状態において、第2ミシン目に沿って後面部及び前面部から一対の側面部を容易に切り離すことができる。このように、包装箱を容易に展開することができる。
また上記構成によれば、第3ミシン目に沿って一対の側面部を下面部から容易に切り離すことができる。ここで、側面部の外面には、包装箱に収容される商品に関する情報を表示する表示部が設けられているため、表示部を有する側面部単体を商品に関する情報を表示するラベルとして利用することができる。
上記包装箱において、前記下面部と前記前面部との間及び前記下面部と前記後面部との間には、ミシン目が設けられていないことが好ましい。
同構成によれば、下面部の全周にわたってミシン目を形成する場合に比べて、包装箱の強度が低下することを抑制できる。また、ミシン目の形成に要する工数が少なくなるため、包装箱を容易に製造することができる。
上記包装箱において、前記後面部は、前記下面部の後縁に連設されており、前記上面部は、前記後面部の上縁に連設されており、前記前面部は、前記下面部の前縁に連設された前面部本体と、前記上面部の前縁に連設されて前記前面部本体の外面を覆うとともに当該外面に接着された前面フラップと、を有しており、前記開封部は、前記前面フラップに設けられており、前記側面部は、前記下面部の前記幅方向の前記縁に連設された側面部本体と、前記上面部の前記幅方向の前記縁に連設された側面フラップと、前記後面部の前記幅方向の縁に連設された後側ベロと、前記前面部の前記幅方向の縁に連設された前側ベロと、を有しており、前記第1ミシン目は、前記上面部と前記側面フラップとの間に設けられており、前記第2ミシン目は、前記後面部と前記後側ベロとの間及び前記前面部と前記前側ベロとの間に設けられており、前記第3ミシン目は、前記下面部と前記側面部本体との間に設けられていることが好ましい。
同構成によれば、上面部が後面部の上縁に連設されており、且つ上面部の前縁及び幅方向の両縁には、前面フラップ及び一対の側面フラップがそれぞれ連設されている。このため、第1ミシン目を構成する孔を除き、上面部と、後面部、前面部、及び側面部との間の隙間を無くすことができる。したがって、包装箱の密封性が向上する。
また、前面フラップに設けられた開封部を手指でつまんで引っ張ることにより、第1ミシン目に沿って側面フラップから上面部を容易に切り離すことができる。
また、後側ベロと前側ベロとが別々に設けられているため、これらのベロを1つのベロとして構成した場合に比べて、ベロの体格を小さくできる。これにより、包装箱の組み立てがしやすくなるとともに、展開状態の包装箱の面積、所謂版下の面積が小さくでき、紙の使用量を少なくできる。
上記包装箱において、前記後側ベロの各々は、長方形状であり、前記前側ベロの各々は、長方形状であることが好ましい。
同構成によれば、後側ベロ及び前側ベロと側面部本体または側面フラップとの接着面積が確保されやすくなる。このため、後側ベロ及び前側ベロと側面部本体部または側面フラップとの接着強度を高めることができる。これにより、包装箱の強度を高めることができる。
上記包装箱において、前記後側ベロの各々には、前記後側ベロの上縁から前記後面部の前記第2ミシン目に向かって上下方向に対して傾斜して延在する破断用の第4ミシン目が設けられており、前記前側ベロの各々には、前記前側ベロの上縁から前記前面部の前記第2ミシン目に向かって上下方向に対して傾斜して延在する破断用の第4ミシン目が設けられており、前記後側ベロ及び前記前側ベロにおいて前記第4ミシン目よりも上側の部分は、接着剤が設けられていない非接着部とされていることが好ましい。
同構成によれば、後面部及び前面部から側面部を切り離す際、一対の側面部同士に対して互いに離れる向きに力を作用させると、第4ミシン目に対して力が作用しやすくなる。そして、第4ミシン目全体が破断すると、第2ミシン目において第4ミシン目との交点よりも下側の部分が破断するようになる。したがって、後面部及び前面部から側面部を小さな力で切り離すことができる。
本発明によれば、包装箱の解体性の向上を図るとともに側面部のラベルとしての利用を容易に図ることができる。
図1は、包装箱の一実施形態を示す斜視図である。 図2は、同実施形態の包装箱の平面図であって、上部の開口部が開放されている状態を示す図である。 図3は、図2の3-3線に沿った断面図である。 図4は、同実施形態の包装箱の展開図である。 図5(a)~図5(d)は、同実施形態の包装箱の組立手順を示す斜視図である。 図6(a)、図6(b)は、同実施形態の包装箱における上部の開口部が開放される様子を順に示す斜視図である。 図7(a)、図7(b)は、同実施形態の包装箱が解体手順を示す斜視図である。 図8(a)、図8(b)は、同実施形態の包装箱の下面部から側面部が切り離される様子を順に示す斜視図である。
以下、図1~図8を参照して、包装箱の一実施形態について説明する。
まず、包装箱の全体構成について説明する。
図1に示すように、包装箱は、直方体状をなしている。包装箱は、図4に示す展開状態の一枚の紙を、折り曲げるとともに接着することにより形成されている。
なお、以降においては、包装箱の前後方向及び上下方向をそれぞれ単に前後方向X及び上下方向Zとして説明する。また、前後方向X及び上下方向Zの双方に直交する方向を幅方向Yとして説明する。また、幅方向Yにおいて包装箱の中心に近づく側及び同中心から離れる側を、それぞれ幅方向Yの内側及び外側として説明する。
また、本明細書における長方形状には、一対の長辺及び一対の短辺を有する長方形の他、4つの辺が互いに等しい正方形が含まれる。また、一対の長辺は厳密に平行でなくともよく、一対の短辺は、厳密に平行でなくともよい。
図1~図3に示すように、包装箱は、いずれも長方形状をなす下面部11、前面部12、後面部13、上面部14、及び一対の側面部15を備えている。なお、図2及び図3では、紙の厚みを誇張して示している。
下面部11、前面部12、後面部13、上面部14、及び一対の側面部15は、それぞれ一対の長辺及び一対の短辺を有する長方形である。
前面部12は、下面部11の前縁から起立している。
後面部13は、下面部11の後縁から起立しており、前面部12と対向している。
上面部14は、前面部12の上縁と後面部13の上縁との間に設けられ、下面部11に対向している(図1参照)。
一対の側面部15は、下面部11の幅方向Yの両側の縁と上面部14の幅方向Yの両側の縁との間にそれぞれ設けられ、互いに対向している。
一対の側面部15の外面には、包装箱に収容される商品に関する情報を表示する表示部16が設けられている。なお、上記情報としては、例えば、商品名、商品の製造番号、商品の消費期限、商品の使用期限など商品を包装箱から取り出して保存する際に必要な情報が挙げられる。
上面部14と一対の側面部15との間には、前後方向Xに延在する破断用の第1ミシン目91が設けられている。
後面部13と一対の側面部15との間及び前面部12と一対の側面部15との間には、上下方向Zに延在する破断用の第2ミシン目92が設けられている。
下面部11と一対の側面部15との間には、前後方向Xに延在する破断用の第3ミシン目93が設けられている。
下面部11と前面部12との間及び下面部11と後面部13との間には、ミシン目が設けられていない。
前面部12には、第1ミシン目91の各々に繋がる開封部17が設けられている。
本実施形態の包装箱は、幅方向Yにおいて対称な構造を有している。このため、以降においては、幅方向Yの一側の構造について説明するとともに、他側の構造についての説明を省略することがある。
次に、包装箱の各部の構成について詳細に説明する。
<下面部11>
図2に示すように、下面部11は、前後方向Xに延在する一対の短辺と、幅方向Yに延在する一対の長辺とを有する長方形である。
<前面部本体21>
図1に示すように、下面部11の前縁には、前面部本体21が連設されている。前面部本体21は、上下方向Zに延在する一対の短辺と、幅方向Yに延在する一対の長辺とを有する長方形である。
<後面部13>
図2及び図3に示すように、後面部13は、下面部11の後縁に連設されている。後面部13は、上下方向Zに延在する一対の短辺と、幅方向Yに延在する一対の長辺とを有する長方形である。
<上面部14>
図1及び図3に示すように、上面部14は、後面部13の上縁に連設されている。上面部14は、下面部11と同一の形状及び大きさである。
<前面フラップ25>
図1に示すように、上面部14の前縁には、前面部本体21の外面を覆うとともに当該外面に接着された前面フラップ25が連設されている。
前面フラップ25は、上下方向Zに延在する一対の短辺と、幅方向Yに延在する一対の長辺とを有する長方形状である。前面フラップ25の上側部分における幅方向Yの長さは、前面部本体21の幅方向Yの長さと同一である。前面フラップ25の下側部分における幅方向Yの長さは、下側ほど小さい。前面フラップ25の上下方向Zの長さは、前面部本体21の上下方向Zの長さよりも小さい。
前面フラップ25の下縁部には、つまみ部26が設けられている。つまみ部26は、幅方向Yにおいて前面フラップ25の中央部分に設けられている。
前面フラップ25の下縁部には、一対の切込27が設けられている。一対の切込27は、幅方向Yにおいて、つまみ部26の両側に隣り合って設けられている。
前面フラップ25には、一対の第5ミシン目95と、一対の第6ミシン目96とが設けられている。
一対の第5ミシン目95は、一対の切込27の上端から、上下方向Zにおいて上方に延びている。
一対の第6ミシン目96は、一対の第5ミシン目95の上端から、上下方向Zに対して傾斜して延在している。第6ミシン目96は、上下方向Zにおいて上側ほど幅方向Yにおいて外側に位置するように傾斜している。第6ミシン目96は、前面フラップ25の幅方向Yの縁に向かって延びている。
前面フラップ25には、第5ミシン目95と第6ミシン目96と前面フラップ25の幅方向Yの縁とによって囲まれた部分であって、前面部本体21の外面に対して接着された一対の接着部28が設けられている。
前面フラップ25において一対の接着部28以外の部分は、前面部本体21に対して接着されていない。この部分によって、開封部17が構成されている。すなわち、開封部17は、前面フラップ25に設けられている。
本実施形態では、前面部本体21と前面フラップ25とにより、前面部12が構成されている。
<側面部本体51>
図1~図3に示すように、下面部11の幅方向Yの両側の縁には、一対の側面部本体51が連設されている。側面部本体51は、上下方向Zに延在する一対の短辺と、前後方向Xに延在する一対の長辺とを有する長方形である。側面部本体51の上下方向Zの長さは、前面部本体21及び後面部13の上下方向Zの長さと同一である。側面部本体51の前後方向Xの長さは、下面部11の前後方向Xの長さと同一である。
<側面フラップ52>
図1及び図2に示すように、上面部14の幅方向Yの両側の縁には、一対の側面フラップ52が連設されている。側面フラップ52は、側面部本体51の外面に接着されている。
側面フラップ52は、上下方向Zに延在する一対の短辺と、前後方向Xに延在する一対の長辺とを有する長方形状である。側面フラップ52の上側部分における前後方向Xの長さは、側面部本体51の前後方向Xの長さと同一である。側面フラップ52の下側部分における前後方向Xの長さは、下側ほど小さい。側面フラップ52の上下方向Zの長さは、側面部本体51の上下方向Zの長さよりも小さい。詳しくは、側面フラップ52の上下方向Zの長さは、前面フラップ25の上下方向Zの長さと同一である。
図1に示すように、側面フラップ52の外面及び側面部本体51の外面において側面フラップ52によって覆われていない部分の外面の双方に、表示部16が印刷にて設けられている。ちなみに、下面部11、前面部12、後面部13、上面部14に表示部16と同様な表示部を印刷にて設けるようにしてもよい。
<後側ベロ60,前側ベロ70>
図2及び図3に示すように、後面部13の幅方向Yの両側の縁には、一対の後側ベロ60が連設されている。後側ベロ60は、側面部本体51の内面に接着されている。
前面部12の幅方向Yの両側の縁には、一対の前側ベロ70が連設されている。前側ベロ70は、側面部本体51の内面に接着されている。
後側ベロ60と前側ベロ70とは前後方向Xにおいて対称な形状である。このため、以降においては、前側ベロ70の構成について説明するとともに、後側ベロ60の構成については、前側ベロ70の構成の符号「7*」から「10」を減じた符号「6*」を付すことにより重複する説明を省略する。
図3に示すように、前側ベロ70は、前後方向Xに延在する一対の短辺と、上下方向Zに延在する一対の長辺とを有する長方形状である。
前側ベロ70の前後方向Xの長さは、側面部本体51の前後方向Xの長さよりも小さい。したがって、前側ベロ70と後側ベロ60との間には、前後方向Xに隙間が設けられている。
前側ベロ70の上縁は、側面部本体51の上縁よりも僅かに下方に位置している。前側ベロ70の下縁は、側面部本体51の下縁よりも僅かに上方に位置している。これらのことから、前側ベロ70と、下面部11及び上面部14との間には、それぞれ隙間が設けられている。
前側ベロ70の上縁には、V字状の切込71が形成されている。
前側ベロ70には、切込71から、前面部12の第2ミシン目92に向かって上下方向Zに対して傾斜して延在する破断用の第4ミシン目94が設けられている。切込71は、V字の2つの斜辺71a,71bのうち前後方向Xにおいて包装箱の内側に位置する斜辺71aが第4ミシン目94の延在方向Sに延びるように設けられている。
切込71のV字の角度αは、30度以上、90度以下であることが好ましい。本実施形態では、角度αが、約45度に設定されている。
前側ベロ70において第4ミシン目94よりも下側の部分は、側面部本体51の内面に接着された接着部72とされている。
前側ベロ70において第4ミシン目94よりも上側の部分は、接着剤が設けられておらず、側面部本体51の内面に接着されていない非接着部73とされている。
本実施形態では、側面部本体51、側面フラップ52、後側ベロ60、及び前側ベロ70によって側面部15が構成されている。
図4に示すように、展開状態の包装箱においては、前面部本体21、下面部11、後面部13、上面部14、及び前面フラップ25が順に並んでいる。
前面部本体21と下面部11との間、下面部11と後面部13との間、後面部13と上面部14、及び上面部14と前面フラップ25との間には、ミシン目が設けられていない。
次に、各ミシン目91~96の構成について詳細に説明する。
<第1ミシン目91>
図1及び図4に示すように、第1ミシン目91は、上面部14と側面フラップ52との間に設けられている。
第1ミシン目91は、前後方向Xに互いに間隔をあけて設けられた複数の孔91Aを有している。孔91Aは、前後方向Xに延在するストレート部91aと、ストレート部91aの前端に連なるとともに前側ほど、すなわち前面フラップ25に近づくほど幅方向Yにおいて内側に位置するように傾斜して延びる傾斜部91bとを有している。孔91Aは、全体としてL字状である。傾斜部91bの長さは、ストレート部91aの長さよりも小さい。ストレート部91a同士の間隔D1は、ストレート部91aの長さL1よりも小さい(D1<L1)。
<第2ミシン目92>
図3及び図4に示すように、第2ミシン目92は、後面部13と後側ベロ60との間及び前面部12と前側ベロ70との間に設けられている。
第2ミシン目92は、上下方向Zに互いに間隔をあけて設けられた複数の第1孔92Aと、上下方向Zに互いに間隔をあけて設けられた複数の第2孔92Bとを有している。
複数の第1孔92Aは、第4ミシン目94と第2ミシン目92との交点Pよりも下側に設けられている。
第1孔92Aは、上下方向Zに延在するストレート部92aと、ストレート部92aの上端に連なるとともに上側ほど、すなわち上面部14に近づくほど前後方向Xにおいて包装箱の内側に位置するように傾斜して延びる傾斜部92bとを有している。第1孔92Aは、全体としてL字状である。傾斜部92bの長さは、ストレート部92aの長さよりも小さい。ストレート部92a同士の間隔D2は、ストレート部92aの長さL2よりも小さい(D2<L2)。本実施形態では、上記間隔D2及び上記長さL2が、第1ミシン目の上記間隔D1及び上記長さL1とそれぞれ同一である(D2=D1,L2=L1)。
複数の第2孔92Bは、第4ミシン目94と第2ミシン目92との交点Pよりも上側に設けられている。複数の第2孔92Bは、上下方向Zに延在している。すなわち、複数の第2孔92Bは、第1孔92Aのストレート部92aと同一の形状及び大きさであり、傾斜部92bを有していない。
<第3ミシン目93>
図4に示すように、第3ミシン目93は、下面部11と側面部本体51との間に設けられている。
第3ミシン目93は、前後方向Xに互いに間隔をあけて設けられた複数の孔93Aを有している。孔93Aは、前後方向Xに延在しており、全体としてI字状である。孔93A同士の間隔D3は、孔93Aの長さL3よりも小さい(D3<L3)。上記間隔D3は、上記間隔D1,D2よりも小さい(D3<D1,D2)。また、上記長さL3は、上記長さL1,L2よりも小さい(L3<L1,L2)。
<第4ミシン目94>
図3及び図4に示すように、第4ミシン目94は、第4ミシン目94の延在方向Sに互いに間隔をあけて設けられた複数の孔94Aを有している。孔94Aは、延在方向Sに延在するストレート部94aと、ストレート部94aの上端に連なる一対の傾斜部94bとを有しており、全体としてY字状である。各傾斜部94bの長さは、ストレート部94aの長さよりも小さい。ストレート部94a同士の間隔D4は、ストレート部94aの長さL4よりも小さい(D4<L4)。
<第5ミシン目95>
図1及び図4に示すように、第5ミシン目95は、上下方向Zに延在するスリット95aと、孔95bとを有している。スリット95aは、切込27の上端に連なっている。孔95bは、スリット95aの上方においてスリット95aと間隔をあけて設けられている。スリット95aと孔95bとの間隔D5は、スリット95aの長さL51及び孔95bの長さL52よりも小さい(D5<L51,L52)。
<第6ミシン目96>
図1及び図4に示すように、第6ミシン目96は、第6ミシン目96の延在方向Rに互いに間隔をあけて設けられた複数の孔96Aを有している。孔96Aは、延在方向Rに延在するストレート部96aと、ストレート部96aの幅方向Yの内側の端に連なるとともに幅方向Yにおいて内側ほど上側に位置するように傾斜して延びる傾斜部96bとを有しており、全体としてL字状である。傾斜部96bの長さは、ストレート部96aの長さよりも小さい。ストレート部96a同士の間隔D6は、ストレート部96aの長さL6よりも小さい(D6<L6)。上記間隔D6は、上記間隔D1,D2よりも大きい(D6>D1,D2)。また、上記長さL6は、上記長さL1,L2よりも大きい(L6>L1,L2)。
次に、図4及び図5を参照して、包装箱の組立手順について説明する。
図5(a)に示すように、包装箱の組み立てに際しては、まず、図4に示す展開状態から、下面部11に対して前面部本体21を折り曲げることにより、前面部本体21を起立させる。また、下面部11に対して後面部13、上面部14、及び前面フラップ25を折り曲げることにより、後面部13、上面部14、及び前面フラップ25を起立させる。また、後面部13に対して一対の後側ベロ60を折り曲げることにより、後側ベロ60の各々を前後方向Xに延在させる。また、前面部本体21に対して一対の前側ベロ70を折り曲げることにより、前側ベロ70の各々を前後方向Xに延在させる。
後側ベロ60及び前側ベロ70の外面の接着部62,72に対して接着剤が塗布される。また、後側ベロ60及び前側ベロ70の外面の非接着部63,73、並びに側面部本体51の内面において非接着部63,73と重なり合う部分に対しては接着剤が塗布されない。
次に、図5(b)に示すように、下面部11に対して一対の側面部本体51を折り曲げることにより、側面部本体51を起立させる。これにより、接着部62,72に対して側面部本体51が接着される。また、前面部本体21の上縁、後面部13の上縁、及び一対の側面部本体51の上縁によって開口部19が形成される。この状態において、開口部19を通じて商品が収容される。
また、側面フラップ52の内面及び前面フラップ25の内面の接着部28に対して接着剤が塗布される。
次に、図5(c)に示すように、後面部13に対して上面部14及び前面フラップ25を折り曲げることにより、上面部14を前後方向Xに延在させる。これにより、上面部14によって開口部19が閉塞される。
次に、図5(d)に示すように、上面部14に対して前面フラップ25及び一対の側面フラップ52を折り曲げることにより、前面フラップ25及び一対の側面フラップ52を上下方向Zに延在させる。これにより、前面部本体21の外面及び側面部本体51の外面に対して前面フラップ25及び一対の側面フラップ52が接着される。
以上のようにして、包装箱が組み立てられる。
次に、図6を参照して、包装箱の開封手順について説明する。
図6(a)に示すように、包装箱の開封に際して、使用者は、まず、一方の手で包装箱を把持した状態で、他方の手の指で開封部17のつまみ部26をつまんで前方に引っ張る。これにより、第5ミシン目95及び第6ミシン目96が順に破断されることで第5ミシン目95及び第6ミシン目96に沿って一対の接着部28から開封部17が切り離される。
続いて、図6(b)に示すように、使用者は、開封部17のつまみ部26をつまんで後斜め上方に引っ張る。これにより、第1ミシン目91が破断されることで第1ミシン目91に沿って一対の側面フラップ52から上面部14が切り離される。これにより、開口部19が開放される。
次に、図7及び図8を参照して、包装箱の解体手順について説明する。
図7(a)に示すように、包装箱の解体に際して、使用者は、まず、一対の側面部15のうち後側の部分を両手の指でそれぞれつまんで側面部15同士が離れるように引っ張る。これにより、後側ベロ60の第4ミシン目94が破断される。第4ミシン目94が交点Pまで破断されると、第2ミシン目92において交点Pよりも下側の部分が破断される。そして、第4ミシン目94及び第2ミシン目92に沿って後面部13から一対の後側ベロ60の接着部62が切り離される。これにより、後面部13と一対の側面部15とが同時に切り離される。なお、後側ベロ60の非接着部63は、後面部13に連設されている。
続いて、図7(b)に示すように、使用者は、一対の側面部15のうち前側の部分をそれぞれ両手の指でつまんで側面部15同士が離れるように引っ張る。これにより、後側ベロ60と同様にして、前面部本体21から一対の前側ベロ70の接着部72が切り離される。これにより、前面部本体21と一対の側面部15とが同時に切り離される。なお、前側ベロ70の非接着部73は、前面部本体21に連設されている。
続いて、図8(a)に示すように、使用者は、一方の手で下面部11をつまんだ状態で、他方の手で一方の側面部15をつまんで幅方向Yの外側に向けて引っ張る。これにより、図8(b)に示すように、第3ミシン目93が破断されることで第3ミシン目93に沿って側面部15が下面部11から切り離される。また、同様にして、他方の側面部15についても下面部11から切り離される。
次に、本実施形態の作用について説明する。
開封部17を手指でつまんで引っ張ることにより、第1ミシン目91に沿って一対の側面部15から上面部14を容易に切り離すことができる。これにより、包装箱の上部の開口部19が開放されることから、開口部19を通じて包装箱に収容されている商品(図示略)を取り出すことができる。この状態において、第2ミシン目92に沿って後面部13及び前面部12から一対の側面部15を容易に切り離すことができる。このように、包装箱を容易に展開することができる。
また、第3ミシン目93に沿って一対の側面部15を下面部11から容易に切り離すことができる。ここで、側面部15の外面には、包装箱に収容される商品に関する情報を表示する表示部16が設けられているため、表示部16を有する側面部15単体を商品に関する情報を表示するラベルとして利用することができる。
次に、本実施形態の効果について説明する。
(1)側面部15の外面には、表示部16が設けられている。上面部14と一対の側面部15との間には、破断用の第1ミシン目91が設けられている。後面部13と一対の側面部15との間及び前面部12と一対の側面部15との間には、破断用の第2ミシン目92が設けられている。下面部11と一対の側面部15との間には、破断用の第3ミシン目93が設けられている。前面部12には、開封部17が設けられている。
こうした構成によれば、上記作用を奏することにより、包装箱の解体性の向上を図るとともに側面部15のラベルとしての利用を容易に図ることができる。
(2)下面部11と前面部12との間及び下面部11と後面部13との間には、ミシン目が設けられていない。このため、下面部11の全周にわたってミシン目を形成する場合に比べて、包装箱の強度が低下することを抑制できる。また、ミシン目の形成に要する工数が少なくなるため、包装箱を容易に製造することができる。
(3)上面部14が後面部13の上縁に連設されており、且つ上面部14の前縁及び幅方向Yの両縁には、前面フラップ25及び一対の側面フラップ52がそれぞれ連設されている。このため、第1ミシン目91を構成する孔91Aを除き、上面部14と、後面部13、前面部12、及び側面部15との間の隙間を無くすことができる。したがって、包装箱の密封性が向上する。
(4)前面フラップ25に設けられた開封部17のつまみ部26を手指でつまんで引っ張ることにより、第1ミシン目91に沿って側面フラップ52から上面部14を容易に切り離すことができる。
(5)後側ベロ60と前側ベロ70とが別々に設けられているため、これらのベロ60,70を1つのベロとして構成した場合に比べて、ベロ60,70の体格を小さくできる。これにより、包装箱の組み立てがしやすくなるとともに、展開状態の包装箱の面積、所謂版下の面積が小さくでき、紙の使用量を少なくできる。
(6)後側ベロ60の各々は、長方形状である。前側ベロ70の各々は、長方形状である。
こうした構成によれば、後側ベロ60及び前側ベロ70と側面部本体51との接着面積が確保されやすくなる。このため、後側ベロ60及び前側ベロ70と側面部本体51との接着強度を高めることができる。これにより、包装箱の強度を高めることができる。
(7)後側ベロ60の各々には、破断用の第4ミシン目94が設けられている。前側ベロ70の各々には、破断用の第4ミシン目94が設けられている。後側ベロ60及び前側ベロ70において第4ミシン目94よりも上側の部分は、接着剤が設けられていない非接着部63,73とされている。
こうした構成によれば、後面部13及び前面部12から側面部15を切り離す際、一対の側面部15同士に対して互いに離れる向きに力を作用させると、第4ミシン目94に対して力が作用しやすくなる。そして、第4ミシン目94全体が破断すると、第2ミシン目92において第4ミシン目との交点Pよりも下側の部分が破断するようになる。したがって、後面部13及び前面部12から側面部15を小さな力で切り離すことができる。
(8)側面部15は、側面部本体51と、側面フラップ52と、後側ベロ60及び前側ベロ70とを積層するとともに接着して構成されている。これにより、側面部15の剛性を高めることができる。
(9)第3ミシン目93の孔93A同士の間隔D3は、第1ミシン目91の孔91Aのストレート部91a同士の間隔D1及び第2ミシン目92の第1孔92Aのストレート部92a同士の間隔D2よりも小さい(D3<D1,D2)。
こうした構成によれば、上記間隔D3を上記間隔D1,D2以上に設定する場合に比べて、第3ミシン目93の破断面が滑らかとなる。したがって、ラベルとして利用する側面部15の外観を向上できる。
(10)後側ベロ60の上縁には、V字状の切込61が設けられている。前側ベロ70の上縁には、切込71が設けられている。切込61,71のV字の角度αは、30度以上、90度以下である。これにより、包装箱を解体する際、第4ミシン目94が破断されやすくなる。
(11)後側ベロ60及び前側ベロ70の全体が、側面部本体51及び側面フラップ52によって覆われている。
こうした構成によれば、後側ベロ60及び前側ベロ70が露出しないため、包装箱の外観が向上する。
また、上記構成によれば、破断用の第4ミシン目94や切込61,71が露出しないため、使用者が包装箱を開封する際に、誤って第4ミシン目94を破断することがなくなる。これにより、使用者に対して、前面フラップ25のつまみ部26をつまんで包装箱を開封するといった正規の開封動作を促すことができる。
(12)後側ベロ60と、下面部11及び上面部14との間には、それぞれ隙間が設けられている。前側ベロ70と、下面部11及び上面部14との間には、それぞれ隙間が設けられている。
こうした構成によれば、未開封状態の包装箱の上面部14に対して荷重が作用すると、同荷重は、側面部本体51及び側面フラップ52に対して直接作用するとともに、切込61,71が設けられた後側ベロ60及び前側ベロ70の上縁に対しては直接作用しない。これにより、未開封状態における包装箱の強度を向上できるとともに、開封状態においては包装箱を容易に解体できる。
(13)後側ベロ60及び前側ベロ70は、前後方向Xにおいて対称な形状である。
こうした構成によれば、後側ベロ60の第4ミシン目94を破断するのに要する力と、前側ベロ70の第4ミシン目94を破断するのに要する力とが等しくなる。また、後側ベロ60の第2ミシン目92を破断するのに要する力と、前側ベロ70の第2ミシン目92を破断するのに要する力とが等しくなる。これにより、後面部13と側面部15とを切り離す際と、前面部12と側面部15とを切り離す際とのいずれか一方で大きな力が必要になることを抑制できる。
また、使用者は、一対の側面部15のうち前後方向Xの中央部分をそれぞれ両手の指でつまんで側面部15同士が離れるように引っ張ることで、後側ベロ60の第4ミシン目94と、前側ベロ70の第4ミシン目94とに対して均等に力が作用するようになる。これにより、後側ベロ60の第4ミシン目94と、前側ベロ70の第4ミシン目94とを同時に破断することも可能となる。また、後側ベロ60の第2ミシン目92と、前側ベロ70の第2ミシン目92とを同時に破断することも可能となる。
(14)第3ミシン目93の孔93A同士の間隔D3は、第1ミシン目91の孔91Aのストレート部91a同士の間隔D1及び第2ミシン目92の第1孔92Aのストレート部92a同士の間隔D2よりも小さい(D3<D1,D2)。また、第3ミシン目93の孔93Aの長さL3は、第1ミシン目91の孔91Aのストレート部91aの長さL1及び第2ミシン目92の第1孔92Aのストレート部92aの長さL2よりも小さい(L3<L1,L2)。
下面部11には、包装箱内に収容される商品の荷重が作用する。このため、第3ミシン目93を設けることによって、下面部11の強度が部分的に低下することで、運搬時や保存時において、包装箱の形状が崩れるおそれがある。
この点、上記構成によれば、第3ミシン目93が設けられた部分の強度が、第1ミシン目91が設けられた部分の強度及び第2ミシン目92が設けられた部分の強度よりも高くなる。このため、下面部11の強度が、第3ミシン目93を設けることによって部分的に低下することを抑制できる。したがって、包装箱の解体性の向上を図りつつ、運搬時や保存時における包装箱の形状の崩れを抑制できる。
<変更例>
上記実施形態は、例えば以下のように変更して実施することもできる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・間隔D1と間隔D2とは異なっていてもよい(D1≠D2)。
・間隔D3は、間隔D1及び間隔D2と同一にしてもよいし(D3=D1=D2)、間隔D1,D2よりも大きくしてもよい(D3>D1,D2)。
・間隔D3、間隔D1、及び間隔D2は、互いに異なっていてもよい(D3≠D1≠D2)。
・第1ミシン目91を構成する孔91Aは、全体としてZ字状であってもよい。すなわち、孔91Aは、ストレート部91a及び傾斜部91bに加えて、ストレート部91aの後端に連なるとともに後側ほど、すなわち後面部13に近づくほど幅方向Yにおいて外側に位置するように傾斜して延びる傾斜部を有するものであってもよい。また、孔91Aは、第3ミシン目93の孔93Aと同様、全体としてI字状であってもよい。また、孔91Aと同様な変更を、第2ミシン目92の第1孔92Aや、第6ミシン目96の孔96Aに適用することもできる。
・第1ミシン目91、第2ミシン目92、及び第3ミシン目93の各孔91A,92A,92B,93Aの形状は、互いに同一であってもよいし、互いに異なっていてもよい。
・切込61,71のV字の角度αは、30度よりも小さくすることもできるし、90度よりも大きくすることもできる。
・前側ベロ70及び後側ベロ60の少なくとも一方は、側面部本体51と同等の大きさにしてもよい。これにより、側面部15の剛性を一層高めることができる。
・前側ベロ70及び後側ベロ60の少なくとも一方は、三角形などの長方形以外の形状に変更することもできる。
・後側ベロ60及び前側ベロ70に設けられている第4ミシン目94を省略することもできる。この場合、非接着部63,73を省略すればよい。この場合、後側ベロ60及び前側ベロ70の上縁において第2ミシン目92の直上に切込61,71を設けるようにすることが好ましい。また、第2ミシン目92を第1孔92Aのみによって構成するとともに、第2孔92Bを省略することが好ましい。
・表示部16は、側面フラップ52の外面のみに設けられていてもよいし、側面部本体51において側面フラップ52によって覆われていない部分の外面のみに設けられていてもよい。
・下面部11の前縁及び後縁の少なくとも一方に、幅方向Yに延在する破断用のミシン目を形成するようにしてもよい。この場合、下面部11から前面部12及び後面部13を容易に切り離すことができる。
・包装箱の各構成における前後方向X、幅方向Y、及び上下方向Zの寸法関係は、適宜変更することができる。例えば、下面部11は、正方形であってもよい。
11…下面部
12…前面部
13…後面部
14…上面部
15…側面部
16…表示部
17…開封部
19…開口部
21…前面部本体
25…前面フラップ
26…つまみ部
27…切込
28…接着部
51…側面部本体
52…側面フラップ
60…後側ベロ
70…前側ベロ
61,71…切込
61a,61b,71a,71b…斜辺
62,72…接着部
63,73…非接着部
91…第1ミシン目
91A…孔
91a…ストレート部
91b…傾斜部
92…第2ミシン目
92A…第1孔
92a…ストレート部
92b…傾斜部
92B…第2孔
93…第3ミシン目
93A…孔
94…第4ミシン目
94A…孔
94a…ストレート部
94b…傾斜部
95…第5ミシン目
95a…スリット
95b…孔
96…第6ミシン目
96A…孔
96a…ストレート部
96b…傾斜部

Claims (5)

  1. 直方体状の紙製の包装箱であって、
    前記包装箱の前後方向及び上下方向の双方に直交する方向を幅方向とするとき、
    下面部と、
    前記下面部の前縁から起立する前面部と、
    前記下面部の後縁から起立する後面部と、
    前記前面部の上縁と前記後面部の上縁との間に設けられ、前記下面部に対向する上面部と、
    前記下面部の前記幅方向の両側の縁と前記上面部の前記幅方向の両側の縁との間にそれぞれ設けられ、互いに対向する一対の側面部と、を備え、
    前記側面部の外面には、前記包装箱に収容される商品に関する情報を表示する表示部が設けられており、
    前記上面部と前記一対の側面部との間には、前後方向に延在する破断用の第1ミシン目が設けられており、
    前記後面部と前記一対の側面部との間及び前記前面部と前記一対の側面部との間には、上下方向に延在する破断用の第2ミシン目が設けられており、
    前記下面部と前記一対の側面部との間には、前後方向に延在する破断用の第3ミシン目が設けられており、
    前記前面部には、前記第1ミシン目の各々に繋がる開封部が設けられている、
    包装箱。
  2. 前記下面部と前記前面部との間及び前記下面部と前記後面部との間には、ミシン目が設けられていない、
    請求項1に記載の包装箱。
  3. 前記後面部は、前記下面部の後縁に連設されており、
    前記上面部は、前記後面部の上縁に連設されており、
    前記前面部は、前記下面部の前縁に連設された前面部本体と、前記上面部の前縁に連設されて前記前面部本体の外面を覆うとともに当該外面に接着された前面フラップと、を有しており、
    前記開封部は、前記前面フラップに設けられており、
    前記側面部は、前記下面部の前記幅方向の前記縁に連設された側面部本体と、前記上面部の前記幅方向の前記縁に連設された側面フラップと、前記後面部の前記幅方向の縁に連設された後側ベロと、前記前面部の前記幅方向の縁に連設された前側ベロと、を有しており、
    前記第1ミシン目は、前記上面部と前記側面フラップとの間に設けられており、
    前記第2ミシン目は、前記後面部と前記後側ベロとの間及び前記前面部と前記前側ベロとの間に設けられており、
    前記第3ミシン目は、前記下面部と前記側面部本体との間に設けられている、
    請求項1または請求項2に記載の包装箱。
  4. 前記後側ベロの各々は、長方形状であり、
    前記前側ベロの各々は、長方形状である、
    請求項3に記載の包装箱。
  5. 前記後側ベロの各々には、前記後側ベロの上縁から前記後面部の前記第2ミシン目に向かって上下方向に対して傾斜して延在する破断用の第4ミシン目が設けられており、
    前記前側ベロの各々には、前記前側ベロの上縁から前記前面部の前記第2ミシン目に向かって上下方向に対して傾斜して延在する破断用の第4ミシン目が設けられており、
    前記後側ベロ及び前記前側ベロにおいて前記第4ミシン目よりも上側の部分は、接着剤が設けられていない非接着部とされている、
    請求項3または請求項4に記載の包装箱。
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