JP3231492U - 包装箱 - Google Patents
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Abstract
【課題】円柱状の缶詰などが被包装物として整列されている場合でも、押し込みやすい手指差込部を有する包装箱を提供する。【解決手段】包装箱1は、胴部2、上面封止部3、下面封止部4を備える。胴部2は、右側壁5、前壁6、左側壁7、後壁8を備える。前壁6には、正面視において、左右方向に3つ隣り合った商品群の中央の商品から左右の商品に跨るように一対の前手指差込部20がそれぞれ設けられている。前手指差込部20は、正面視において、中央の商品の中央部から左右の商品の中央部の手前までそれぞれ延びる前差込折目線L14と、前差込折目線L14の中央部から各先端までそれぞれ湾曲して延びる前差込切目線21とを有する。前差込切目線21は、正面視において、中央の商品の中央部から左右の商品との隙間に向かうにしたがい、前差込折目線L14からの距離が大きくなるように形成されている。【選択図】図1
Description
本考案は、被包装物を収容する包装箱に関する。
従来、短側面を開口できるA式(いわゆる、みかん箱)の包装箱が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の包装箱は、一対の長側面及び一対の短側面とで四角筒状に形成された胴部と、長側面の上縁及び下縁にそれぞれ折目線を介して連設された2組の外フラップと、短側面の上縁及び下縁にそれぞれ折目線を介して連設された2組の内フラップと、を備え、短側面には、概略U字状のミシン目と、手指差込部とが形成されている。
この手指差込部は、ミシン目の底部中央から上方に延びる第1切れ目と、該第1切れ目の上端から、それぞれ左右方向に向かってミシン目と略平行に延びる差込折目線と、各差込折目線の先端からミシン目まで延びる一対の第2切れ目線と、ミシン目のうちで一対の第2切れ目線で挟まれる領域とからなる。
上記構成により、特許文献1に記載の包装箱では、手指差込部を内側に向かって押し込むと、手指差込部のミシン目の第2切れ目に挟まれた領域、第1切れ目及び第2切れ目が破断されるとともに折目線が山折りされ、手指差込部は胴部の内側に折り込まれる。そして、手指差込部により形成された開口から胴部の内側に手指等を挿入し、短側面の内面に指を掛け、上方向かつ短側面から離間する方向に引っ張り上げると、ミシン目が中央から左上及び右上に向かってそれぞれ破断されていき、ミシン目全体が破断される。これにより、短側面に開口を形成することができる。
しかしながら、特許文献1に記載の包装箱では、例えば円柱状の缶詰などが被包装物として縦横隙間なく整列され充填されている場合には、缶詰に衝突するので手指差込部を内側に向かって押し込めない。
本考案は、以上の点に鑑み、円柱状の缶詰などが被包装物として整列されている場合でも、押し込みやすい手指差込部を有する包装箱を提供することを目的とする。
本考案の包装箱は、前後左右4枚の側壁からなる四角筒状の胴部と、前記胴部の上端開口及び下端開口を封止する上面封止部及び下面封止部と、を備え、円柱状の被包装物を左右方向に少なくとも3個以上整列させて収容する包装箱において、前記側壁には、正面視において、左右方向に3つ隣り合った所定の被包装物群の中央の被包装物から左右の被包装物に跨るように一対の手指差込部がそれぞれ設けられ、手指差込部は、正面視において、前記中央の被包装物の中央部から左右の被包装物の中央部の手前までそれぞれ延びる差込折目線と、前記差込折目線の中央部から各先端までそれぞれ屈曲または湾曲して延びる差込切目線とを有し、前記差込切目線は、正面視において、前記中央の被包装物の中央部から左右の被包装物との隙間に向かうにしたがい、差込折目線からの距離が大きくなることを特徴とする。
本考案の包装箱では、手指差込部は、正面視において、側壁の左右方向に3つ隣り合った所定の被包装物群のうち、中央の被包装物から左右の被包装物に跨るようにそれぞれ一対設けられている。そして、この手指差込部は、正面視において、中央の被包装物の中央部から左右の被包装物の中央部の手前までそれぞれ延びる差込折目線と、差込折目線の中央部から各先端までそれぞれ屈曲または湾曲して延びる差込切目線を有している。そのため、差込切目線に沿って破断して、差込折目線を回動軸として手指差込部を包装箱の内部に挿入することができる。
このとき、手指差込部を構成する差込切目線は、正面視において、中央の被包装物の中央部から左右の被包装物との隙間に向かうにしたがい、差込折目線からの距離が大きくなっている。そのため、手指差込部は、中央の被包装物の中央部近傍では長さ(差込切目線と差込折目線との距離)が短く、押し込んだときに中央の被包装物に衝突しにくい。
他方、差込折目線は、左右の被包装物の中央部の手前までしか延びておらず、かつ、手指差込部を構成する差込切目線は左右の被包装物との隙間に向かうにしたがい、差込折目線からの距離が大きくなっている。そのため、手指差込部は、単に小さくしただけでは押し込みにくくなってしまうので、これを解決すべく、押し込みやすいように十分な長さ(差込切目線と差込折目線との距離)を確保しても、その部分は、中央の被包装物と左右の被包装物との隙間に概ね収納される。
よって、本考案の包装箱の手指差込部は、円柱状の缶詰などが被包装物として整列されている場合でも押し込みやすい。
また、本考案において、前記差込折目線は、V字状または逆V字状に形成され、前記差込切目線は、前記差込折目線がV字状のときは上方に向かって凸状、前記差込折目線が逆V字状のときは下方に向かって凸状に形成されることが好ましい。
かかる構成によれば、手指差込部のうち中央の被包装物の中央部近傍の領域を、中央の被包装物から遠ざけるように回動させることができるため、より押し込んだときに中央の被包装物に衝突しにくい。
また、本考案の包装箱において、前記側壁には、前記差込折目線の各先端から前記側壁の上端まで延びる第1窓部切目線と、前記上端に沿って延びて第1窓部切目線の両先端を繋ぐ第2窓部切目線とが形成されていることが好ましい。
かかる構成によれば、手指差込部により形成された開口から胴部の内側に手指等を挿入し、側壁の内面に指を掛け、上方向かつ側壁から離間する方向に引っ張り上げると、第1窓部切目線が中央から左上及び右上に向かってそれぞれ破断されていき、第1窓部切目線の破断完了後にさらに引っ張ると、第1窓部切目線の両先端を繋ぐ第2窓部切目線が破断され、側壁に窓部を形成することができる。
上記考案以外にも、本考案の包装箱は、前記胴部は、前壁、後壁、左側壁、右側壁とにより構成され、前記上面封止部は、前記左側壁及び前記右側壁の上端に第1折目線を介して延設された一対の外フラップと、前記前壁及び前記後壁の上端に第2折目線を介してそれぞれ延設された一対の内フラップとにより構成され、前記手指差込部は、前壁に形成され、前記前壁には、前記差込折目線の各先端から前記前壁の上隅部まで延びる第1窓部切目線が形成されているように構成してもよい。
通常、この種の包装箱は、外フラップの先端を突き合わせてガムテープを貼着することで封緘されている。このとき、内フラップはガムテープが貼着されておらず、内フラップに連接された前壁(または後壁)に若干のガムテープが貼着されることになる。
そのため、手指差込部により形成された開口から胴部の内側に手指等を挿入し、側壁の内面に指を掛け、上方向かつ側壁から離間する方向に引っ張り上げると、第1窓部切目線が中央から左上及び右上の上隅部までそれぞれ破断され、切り取った前壁を(若干のガムテープを引き剥がし)内フラップごと引き抜くことで、前壁に窓部を形成することができる。
また、上述した前記差込折目線の各先端から前記前壁の上隅部まで延びる第1窓部切目線を有する包装箱において、前記手指差込部及び前記第1窓部切目線は、後壁にも形成され、前記左側壁及び前記右側壁の上端には、前記第2折目線に沿って、トレー形成用切目線が形成されていることが好ましい。
この構成によれば、前壁及び後壁を開口させたのち、切り取った前壁及び後壁を引っ張り上げることで、ガムテープを介して接続された外フラップをトレー形成用切目線に沿って破断することができる。
これにより、この構成を備える包装箱によれば、容易にトレー形状にすることができる。また、切り取った前壁及び後壁と一対の外フラップとは、ガムテープで接続されているため、廃棄点数を減らすことができる。
本考案の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、包装箱1は、四角筒状の胴部2と、互いに対向する上面封止部3及び下面封止部4とを備え、四角箱状に形成されている。包装箱1は、例えば、缶詰などの円柱状の商品S(被包装物)を複数、隙間なく整列させて収容(例えば、1列に3個×4列で12個)するものである(図3A及び図7参照)。
胴部2は、前後左右4枚の側壁としての右側壁5、前壁6、左側壁7及び後壁8を備え、右側壁5及び左側壁7が左右一対で互いに対向し、前壁6及び後壁8が互いに対向し、四角筒状に形成されている。
上面封止部3は、互いに対向する一対の上面内フラップ部3a,3bと、互いに対向する一対の上面外フラップ部3c,3dから構成され、胴部2の上端開口を封止する。 本実施形態では、一対の上面外フラップ部3c,3dの先端を突き合わせてガムテープTを貼着することで封緘されている(図1参照)。このガムテープTは、前壁6から上面外フラップ部3c,3dを介して、後壁8まで貼り付けられている。
下面封止部4は、互いに対向する一対の下面内フラップ部4a,4bと、互いに対向する一対の下面外フラップ部4c,4dから構成され、胴部2の下端開口を封止する。本実施形態では、一対の下面外フラップ部4c,4dの先端を突き合わせてガムテープTを貼着することで封緘されている。このガムテープTは、前壁6から下面外フラップ部4c,4dを介して、後壁8まで貼り付けられている。
包装箱1は、図2に示すように、大略矩形状に打抜いて形成された段ボール板紙10により組み立てられる。
段ボール板紙10は、図2において展開して示すように、の右側壁5の右側縁には、折目線L1を介しての前壁6が連結されている。また、右側壁5の左側縁には、折目線L2を介して接着片11が連結されている。さらに、前壁6の右側縁には、折目線L3を介しての左側壁7が連結され、左側壁7の右側縁には、折目線L4を介しての後壁8が連結されている。
前壁6の上端縁には、折目切目線L5を介して上面内フラップ部3aが連結され、後壁8の上端縁に、折目切目線L6を介して上面内フラップ部3bが連結されている。また、右側壁5の上端縁には、折目切目線L7を介して上面外フラップ部3cが連結され、左側壁7の上端縁には、折目切目線L8を介して上面外フラップ部3dが連結されている。
本実施形態では、折目切目線L5〜L8は、不連続な複数の単位切れ目が、一の単位切目の先端の上側に先端側で隣接する単位切目の後端部が配置される所謂ジッパーにより構成され、破断させる方向に力が加わった場合に簡単に破断できる。
前壁6の下端縁には、折目線L9を介して下面内フラップ部4aが連結され、後壁8の下端縁には、折目線L10を介して下面内フラップ部4bが連結されている。また、右側壁5の下端縁には、折目線L11を介して下面外フラップ部4cが連結され、左側壁7の下端縁には、折目線L12を介して下面外フラップ部4dが連結されている。
接着片11には、第1接着部11aと第2接着部11bとが形成され、その境目には、折目線L13が形成されている。第1接着部11aは、後壁8に接着され、第2接着部11bは、下面内フラップ部4bに接着されるものである。
次に、前壁6の構成について、図2、図3A及び図3Bを用いて説明する。
まず、図2及び図3Bに示すように、前壁6には、一対の前手指差込部20がそれぞれ設けられている。図3Aに示された商品Sの配置と対比して図3Bをみると明らかなように、一対の前手指差込部20は、左右方向に3つ隣り合った商品S群の中央の商品Sから左右の商品Sに跨るように形成されている。
図3A及び図3Bに示すように、一対の前手指差込部20は、正面視において、中央の商品Sの中央部から左右の商品Sの中央部の手前までそれぞれ延びる一対の前差込折目線L14と、一対の前差込折目線L14の中央から各前差込折目線L14の先端までそれぞれ湾曲して延びる前差込切目線21とによって形成されている。
一対の前差込折目線L14は、逆V字状に形成されている。各前差込切目線21は、下方に向かって凸状で、正面視において、中央の商品Sの中央部から左(または右)の商品Sとの隙間に向かうにしたがい、前差込折目線L14からの距離が大きくなるように形成されている。また、一対の前差込切目線21は、基端部側(一対の前差込折目線L14の中央付近)では、重なって下方に延びている。
さらに前壁6には、前差込折目線L14の各先端から前壁6の上隅部までそれぞれ延びる一対の前第1窓部切目線22が形成されている。
本実施形態では、前差込切目線21及び前第1窓部切目線22と、折目切目線L5(本考案の「第2窓部切目線」に相当する。)とにより囲まれた部分が、後述する前開口6aを形成するための前開口形成部6bとなる。
同様に後壁8には、図2に示すように、後述する後開口8aを形成するための後前開口形成部8bが形成されている。
後壁8に形成された後開口形成部8bは、後第1窓部切目線32が後壁8の上隅部ではなく、後壁8の上端縁(折目切目線L6)に直交する方向に延びている点においてのみ前開口形成部6bと異なり、後手指差込部30及び後差込切目線31はそれぞれ前手指差込部20及び前差込切目線21と同様の構成を備える。なお、後前開口形成部8bにおいては、折目切目線L6の後第1窓部切目線32の両先端で挟まれる範囲が、本考案の第2窓部切目線に相当する。
次に、図4〜図6を参照して、販売店等で、包装箱1に窓部を形成して、内部に収容した複数の商品Sを視認可能にする作業を説明する。
図4に示すように、作業者は、左右の手指(図中では親指)を前壁6の各前手指差込部20にそれぞれ包装箱1の内部に向かって押し込むことで、前切目線23を破断するとともに前差込折目線L14を折り曲げて、前手指差込部20を(前差込折目線L14を回動軸として揺動させ包装箱1の内部に挿入させる。
次に、図5に示すように、作業者は、そのまま前差込折目線L14に指を掛け、前壁6の上半部を上方向かつ前壁6から離間する方向に引っ張り上げる。
これにより、一対の前第1窓部切目線22が、中央から左上及び右上の上隅部までそれぞれ破断される。そのまま、図6に示すように、前壁6の上半部を、若干のガムテープを引き剥がしながら上面内フラップ部3aごと引き抜くことで前壁6に前開口6a(窓部)が形成される。
これにより、前開口6aから容易に包装箱1の内部を視認することができる(図6では、商品Sは図示略。)。
なお、前第1窓部切目線22を破断した後に、折目切目線L5に沿って前壁6を破断することで、前開口形成部6bを取り外して前開口6aを開口させることもできるが、本実施形態の前開口形成部6bは上面内フラップ部3aに連結されているため、上隅部まで破断してしまえば折目切目線L5を破断することなく上面内フラップ部3aごと前開口形成部6bを引き抜くことができる。
次に、本実施形態に係る包装箱1における作用効果について説明する。
まず、前手指差込部20は、正面視において、前壁6の左右方向に3つ隣り合った商品S群のうち中央の商品Sから左右の商品Sに跨るように配置されることで、円柱状の商品と商品との隙間に対応する位置に形成されているため、包装箱1の内部に向かって押し込みやすい。
もっとも、手指差込部20は、単に小さくしただけでは押し込みにくくなってしまう。これを解決するために、本実施形態では、前手指差込部20を構成する前差込切目線21は、正面視において、中央の商品Sの中央部から左右の商品Sとの隙間に向かうにしたがい、前差込折目線L14からの距離が大きくなっている。これにより、(中央の)商品Sに衝突しやすい中央部近傍では幅(前差込切目線21と前差込折目線L14との距離)を狭くして衝突を回避する一方で、隙間に対応する左右端側を幅広(前差込切目線21と前差込折目線L14との距離を長く)にすることで、押し込みやすくしている。
また、前差込折目線L14を逆V字状に形成しつつ、前差込切目線21を下方に向かって凸状に形成しているので、前手指差込部20を、衝突しやすい中央の商品Sから遠ざけるように回動させることができるため、さらに包装箱1の内部に向かって押し込みやすくなっている。
同時に、一対の前差込切目線21がそれぞれ下方に向かって凸状に形成しているので、前壁6に前開口6aを形成したときに、前開口6aの下縁部がW字状になる。そのため、商品S間の隙間に対応する位置は大きく開口させて内部の商品を見やすくするとともに、中央は切り残された前壁を高くすることで、中央の商品Sが意図せず落下しにくくなっている。
なお、窓部は、後壁8に開口させてもよい。その場合、上記同様に、後手指差込部30を包装箱1の内部に向かって押し込んでから、後壁8の上半部を持ち上げて後第1窓部切目線32を破断させ、最後に、折目切目線L6の後第1窓部切目線32の両先端で挟まれる範囲を破断させることで、後開口形成部8bを後壁8から取り外して後開口8aを開口させる。なお、前開口6aと同様に、後第1窓部切目線32の破断完了後に、折目切目線L6の後第1窓部切目線32との接続部から後壁8の左上及び右上の上隅部までの部分を破断させて、上面内フラップ部3bごと後開口形成部8bを引き抜いてもよい。この場合において、折目切目線L6の破断される部分は、本考案の「第1窓部切目線」に含まれる構成である。
また、包装箱1は、容易にトレー形状(図7参照)にすることができる。
この場合、図5に示すように、前差込切目線21及び前第1窓部切目線22を破断させて前壁6の上半部を持ち上げたのち、後手指差込部30及び後第1窓部切目線32を破断させて後壁8の上半部を持ち上げ、さらに、後第1窓部切目線32の折目切目線L6の後第1窓部切目線32との接続部から後壁8の左上及び右上の上隅部までの部分を破断させる。
そのうえで、前壁6及び後壁8の両上半部を引っ張り上げることで、図7に示すように、ガムテープTを介して接続された一対の上面外フラップ部3c,3dを折目切目線L7,L8(トレー形成用切目線)に沿って破断させる。
これにより、包装箱1は、容易にトレー形状(図7参照)にすることができる。特に、切り取った前壁6及び後壁8と一対の上面外フラップ部3c,3dとは、ガムテープTで接続されているため、廃棄点数を減らすことができる。
これにより、包装箱1は、容易にトレー形状(図7参照)にすることができる。特に、切り取った前壁6及び後壁8と一対の上面外フラップ部3c,3dとは、ガムテープTで接続されているため、廃棄点数を減らすことができる。
なお、上記実施形態では、包装箱1を段ボール板紙10により構成しているが、紙や樹脂等により構成してもよい。
また、上記実施形態では、前壁6及び後壁8に、各手指差込部20,30を形成しているが、各壁5〜8の少なくとも1つに形成すればよい。
さらに、各壁5〜8の少なくとも1つに、差込折目線と差込切目線とを有する手指差込部が形成されていればよく、差込折目線の各先端から側壁の上端まで延びる第1窓部切目線や、側壁の上縁に沿って延びて第1窓部切目線の両先端を繋ぐ第2窓部切目線は、形成しなくてもよい。
また、上記実施形態では、前手指差込部20(後手指差込部30も同様)を、逆V字状に形成された前差込折目線L14と、前差込折目線L14の中央部から各先端までそれぞれ下方に向かって凸状に湾曲して延びるように形成された前差込切目線21と有する形状としているが、前手指差込部20は、V字状に形成された前差込折目線L14と、前差込折目線L14の中央部から各先端までそれぞれ上方に向かって凸状に湾曲して延びるように形成された前差込切目線21とで構成してもよい。なお、前差込折目線L14及び後差込折目線L15は、V字状及び逆V字状に限られず、水平方向に延びるように形成してもよい。
さらに、上記実施形態では、前手指差込部20の前差込切目線21を、前差込折目線L14の中央部から各先端までそれぞれ湾曲して延びるように形成しているが、屈曲してL字状やコ字状に延びるように形成してもよい。
1…包装箱、2…胴部、3…上面封止部、3a,3b…上面内フラップ部、3c,3d…上面外フラップ部、4…下面封止部、5…右側壁、6…前壁、7…左側壁、8…後壁、20…前手指差込部、21…前差込切目線、22…前第1窓部切目線、31…後差込切目線、32…後第1窓部切目線、L6…折目切目線(第2窓部切目線)、L7,L8…折目切目線(トレー形成用切目線)、L14…前差込折目線、L15…後差込折目線
Claims (5)
- 前後左右4枚の側壁からなる四角筒状の胴部と、前記胴部の上端開口及び下端開口を封止する上面封止部及び下面封止部と、を備え、円柱状の被包装物を左右方向に少なくとも3個以上整列させて収容する包装箱において、
前記側壁には、正面視において、左右方向に3つ隣り合った所定の被包装物群の中央の被包装物から左右の被包装物に跨るように一対の手指差込部がそれぞれ設けられ、
手指差込部は、正面視において、前記中央の被包装物の中央部から左右の被包装物の中央部の手前までそれぞれ延びる差込折目線と、前記差込折目線の中央部から各先端までそれぞれ屈曲または湾曲して延びる差込切目線とを有し、
前記差込切目線は、正面視において、前記中央の被包装物の中央部から左右の被包装物との隙間に向かうにしたがい、差込折目線からの距離が大きくなることを特徴とする包装箱。 - 請求項1記載の包装箱において、
前記差込折目線は、V字状または逆V字状に形成され、
前記差込切目線は、前記差込折目線がV字状のときは上方に向かって凸状、前記差込折目線が逆V字状のときは下方に向かって凸状に形成されることを特徴とする包装箱。 - 請求項1または2に記載の包装箱において、
前記側壁には、前記差込折目線の各先端から前記側壁の上端まで延びる第1窓部切目線と、前記上端に沿って延びて第1窓部切目線の両先端を繋ぐ第2窓部切目線とが形成されていることを特徴とする包装箱。 - 請求項1または2に記載の包装箱において、
前記胴部は、前壁、後壁、左側壁、右側壁により構成され、
前記上面封止部は、前記左側壁及び前記右側壁の上端に第1折目線を介して延設された一対の外フラップと、前記前壁及び前記後壁の上端に第2折目線を介してそれぞれ延設された一対の内フラップとにより構成され、
前記手指差込部は、前壁に形成され、
前記前壁には、前記差込折目線の各先端から前記前壁の上隅部まで延びる第1窓部切目線が形成されていることを特徴とする包装箱。 - 請求項4記載の包装箱において、
前記手指差込部及び前記第1窓部切目線は、後壁にも形成され、
前記左側壁及び前記右側壁の上端には、前記第2折目線に沿って、トレー形成用切目線が形成されていることを特徴とする包装箱。
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2021
- 2021-01-27 JP JP2021000257U patent/JP3231492U/ja active Active
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