JP2023007004A - ハイブリッド梁構造 - Google Patents

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聡 山上
Satoshi Yamagami
剛 岸本
Takeshi Kishimoto
慶樹 小山
Yoshiki Koyama
靖弘 岡
Yasuhiro Oka
敦 反町
Atsushi Sorimachi
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Abstract

【課題】施工性に優れると同時に、梁端RC部から鉄骨梁に切り替わる領域に対し、十分な補強強度を確保することが可能なハイブリッド梁構造を提供する。【解決手段】鉄骨梁3の梁端部3aが、鉄筋コンクリート柱2から突出形成した梁端RC部4に埋設されるハイブリッド梁であって、梁端RC部に、梁端部を取り囲む配列で、鉄筋コンクリート柱から突出させて配筋される梁端主筋5と、梁端主筋の外回りから梁端部を包囲する環状に形成され、梁端RC部に、鉄筋コンクリート柱側から梁端主筋の突出側へ向けて間隔を隔てて配筋される梁端せん断補強筋とを備え、梁端RC部の、梁端主筋の突出側の先端領域Xでは、梁端せん断補強筋6Sが溶接閉鎖型で形成され、かつ、梁端RC部の梁幅方向中央に、梁端主筋の外回りから梁端部を包囲する環状の溶接閉鎖型中子筋9が配筋され、当該中子筋は、当該梁端せん断補強筋個々に対し、対をなすように重ね合わされる。【選択図】図2

Description

本発明は、施工性に優れると同時に、梁端RC部から鉄骨梁に切り替わる領域に対し、十分な補強強度を確保することが可能なハイブリッド梁構造に関する。
鉄骨梁の梁端部を、鉄筋コンクリート柱から突出形成した梁端RC部に埋設して構成されるハイブリッド梁に関する技術として、特許文献1~3が知られている。特許文献1の「端部が鉄筋コンクリート造で中央部が鉄骨造の梁」は、中央鉄骨部と端部鉄筋コンクリート部とよりなり、中央鉄骨部の鉄骨を端部鉄筋コンクリート部の一部に埋設して両者を一体化してなる梁において、前記鉄筋コンクリート部の主筋の一部を同部に埋設された鉄骨に溶接し、他の一部をねじ付き鉄筋とし、前記鉄筋コンクリート部端面における前記鉄骨部を挟む両側に定着板及びナットを介して前記ねじ付き鉄筋の端部を緊締するとともに、前記鉄筋コンクリート部に埋設された鉄骨及び前記主筋の周囲に鉄筋またはスパイラルPC鋼材を囲繞し、前記鉄骨における鉄筋コンクリート部に対する埋設部の両端部には中間部より密に前記鉄筋またはスパイラルPC鋼材を配設して構成されている。
特許文献1では、端部鉄筋コンクリート部の端面に定着板を設け、ねじ付き鉄筋を緊締するようにしている。
特許文献2の「プレキャストコンクリート柱と鉄骨梁との接合構法」は、PC柱の柱頭部に、鉄骨梁の端部を載置できるようにU字型に形成されたブラケット部と、前記鉄骨梁に連結される複数本の上端主筋及び下端主筋とを備えてなる半PC柱を設置し、次に、端部に前記ブラケット部の端部に嵌合されるバンドプレートと、前記上端主筋及び下端主筋が定着される定着プレートとが取り付けられた前記鉄骨梁の端部を前記半PC柱のブラケット部に載架し、次に、前記バンドプレートを前記ブラケット部の先端部に嵌合し、前記梁上端主筋及び下端主筋を前記定着プレートに定着し、かつ、前記ブラケット部のU字型内部とその上部にコンクリートを打設して、ブラケット部と鉄骨梁との接合部を構築するように構成されている。
特許文献2では、半PC柱の端面において、上端主筋及び下端主筋を定着プレートに定着し、バンドプレートを半PC柱に嵌合するようにしている。
特許文献3の「複合梁を備える建物」は、対向する柱間に架け渡された鉄骨の両端部をRCで覆い、鉄骨の中央部を鉄骨梁部とし、両端部をRC梁部とし、RC梁部の、柱側の端部と鉄骨梁部側の端部をそれぞれ補強筋により補強したハイブリッド(複合)梁を備える建物である。RC梁部の鉄骨部側の端部を、地震時に塑性変形する塑性ヒンジがRC梁部内に生じないように補強した鉄骨梁部側補強部が設けられ、鉄骨梁部の両端が、塑性ヒンジが生じる塑性ヒンジ領域となっている。
特許文献3では、RC梁部を、主筋とあばら筋で補強し、あばら筋の配筋に粗密を設定するようにしている。
特開平1-268947号公報 特開平6-272311号公報 特開2013-170386号公報
ハイブリッド梁では、鉄筋コンクリート柱から突出される梁端RC部から鉄骨梁に切り替わる領域である、梁端RC部の鉄骨梁側先端部で最大応力が発生する。
背景技術にあっても、当該先端部を補強するようにしているが、端面の定着板へのねじ付き鉄筋の定着や、端面の定着プレートへの主筋の定着及びバンドプレートの嵌合は、施工が煩雑であると共に、施工手間の割りに効果的に補強することができず、また、単なるあばら筋を採用し、その配筋密度を粗密にするだけでは、梁端RC部の鉄骨梁側先端部に対する補強強度を十分に確保することが難しいという課題があった。
本発明は上記従来の課題に鑑みて創案されたものであって、施工性に優れると同時に、梁端RC部から鉄骨梁に切り替わる領域に対し、十分な補強強度を確保することが可能なハイブリッド梁構造を提供することを目的とする。
本発明にかかるハイブリッド梁構造は、鉄骨梁の梁端部を、鉄筋コンクリート柱から突出形成した梁端RC部に埋設して構成されるハイブリッド梁であって、上記梁端RC部に、上記梁端部を取り囲む配列で、上記鉄筋コンクリート柱から梁の長さ方向へ突出させて配筋される複数の梁端主筋と、複数の該梁端主筋の外回りから上記梁端部を包囲する環状に形成され、上記梁端RC部に、上記鉄筋コンクリート柱側から該梁端主筋の突出側へ向けて間隔を隔てて配筋される複数の梁端せん断補強筋とを備え、上記梁端RC部の、上記梁端主筋の突出側の先端領域では、上記梁端せん断補強筋が溶接閉鎖型で形成され、かつ、該梁端RC部の梁幅方向中央に、少なくともいずれかの該梁端主筋の外回りから上記梁端部を包囲する環状の溶接閉鎖型中子筋が配筋され、該溶接閉鎖型中子筋は、該溶接閉鎖型梁端せん断補強筋個々に対して、対をなすように重ね合わされていることを特徴とする。
前記梁端主筋の突出側の前記先端領域では、当該梁端主筋の他の領域の前記梁端せん断補強筋に比して、前記溶接閉鎖型梁端せん断補強筋が狭い間隔で密に配筋されていることを特徴とする。
前記鉄筋コンクリート柱に近接する前記梁端主筋の柱側の基端領域では、当該基端領域と前記先端領域との間の中間領域に比して、前記梁端せん断補強筋が狭い間隔で密に配筋されていることを特徴とする。
前記基端領域では、前記梁端部の梁幅方向両側で個別に、前記梁端せん断補強筋と対で環状をなす中子筋が配筋されていることを特徴とする。
前記中間領域では、前記梁端部の梁幅方向両側で個別に、前記梁端せん断補強筋と対で環状をなす中子筋が配筋されていることを特徴とする。
前記鉄骨梁の前記梁端部には、前記梁端主筋の突出側の先端領域及び前記鉄筋コンクリート柱に近接する該梁端主筋の柱側の基端領域で、当該梁端部を補強する補強部材が設けられることを特徴とする。
本発明にかかるハイブリッド梁構造にあっては、施工性に優れると同時に、梁端RC部から鉄骨梁に切り替わる領域に対し、十分な補強強度を確保することができる。
本発明に係るハイブリッド梁構造が適用される建物架構と、当該ハイブリッド梁構造を構成する鉄骨梁の構成の一例を説明する説明図である。 本発明に係るハイブリッド梁構造の好適な一実施形態を示す梁端RC部の側断面図である。 図2に示した梁端RC部の正面断面を説明する説明図である。 図2に示した梁端RC部の基端領域及び中間領域に配筋される鉄筋を説明する説明図であって、図4(A)は中子筋、図4(B)はU字筋、図4(C)はキャップ筋を示す図である。 図2に示した梁端RC部の先端領域に配筋される鉄筋を説明する説明図であって、図5(A)は溶接閉鎖型中子筋、図5(B)は溶接閉鎖型梁端せん断補強筋を示す図である。 図2中、A部拡大図である。 図2に示した梁端RC部に設けられる定着ピースを説明する説明図である。 図2に示したハイブリッド梁構造を施工する第1工程を説明する説明図である。 図2に示したハイブリッド梁構造を施工する第2工程を説明する説明図である。 図2に示したハイブリッド梁構造を施工する第3工程を説明する説明図である。 図2に示したハイブリッド梁構造を施工する第4工程を説明する説明図である。 図2に示したハイブリッド梁構造を施工する第5工程を説明する説明図である。 図2に示したハイブリッド梁構造を施工する第6工程を説明する説明図である。
以下に、本発明に係るハイブリッド梁構造の好適な一実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係るハイブリッド梁構造を備える建物架構と、当該ハイブリッド梁構造を構成する鉄骨梁の構成を説明する説明図である。図1(A)は、建物架構の一部破断概略正面図、図1(B)は、図1(A)中、鉄骨梁を示すA1-A1矢視またはA2-A2矢視の断面図、図1(C)は、鉄骨梁へのリブプレートの取付の一例を示す図、図1(D)は、鉄骨梁へのリブプレートの取付の他例を示す図である。
建物架構1は、左右一対の鉄筋コンクリート柱2の間にI型鋼製の鉄骨梁3がその長さ方向に架設されて構成される。鉄骨梁3は、I型鋼製のものに限られない。
各鉄筋コンクリート柱2には、柱梁仕口部2aから梁の架設方向に沿って、当該鉄筋コンクリート柱2と一体的に梁端RC部4が突出形成される。
鉄筋コンクリート柱2間に架設される鉄骨梁3の左右の各梁端部3aは、鉄筋コンクリート柱2の梁端RC部4にそれぞれ埋設される。
従って、建物架構1の梁は、梁端RC部4ではSRC造とされ、梁端RC部4間の中間部はS造とされる。梁端RC部4の上面が床レベルFとされる。
本実施形態では、鉄骨梁3には、梁端部3aを補強してその変形を抑制するために、リブプレート20が溶接接合して設けられる。
リブプレート20は、図1(A)及び図1(B)に示すように、後述する梁端主筋5の突出側である先端領域Xと、梁端主筋5の柱側である基端領域Yとに配置して、鉄骨梁3の梁端部3aに設けられる。
図1(C)及び図1(D)には、リブプレート20の梁端部3aへの取付の仕方として、鉄骨梁3がウエブ3b及び一対のフランジ3cを有するI型鋼製である場合を例にとって、2通りの方法が示されている。
図1(C)の場合は、先端領域X及び基端領域Y双方に適用できる仕方であって、縦寸法j1が一対のフランジ3c同士間の寸法とされ、横寸法k1がウエブ3bから一方側へ迫り出すフランジ3cの寸法とされた長方形状のリブプレート20,20を2枚用意し、これらリブプレート20,20を、ウエブ3bの両側それぞれで、当該リブプレート20,20の三辺をウエブ3b及び一対のフランジ3cに対し溶接接合して、梁端部3aに嵌め込んで取り付けるものである。
図1(D)の場合は、基端領域Yに適用できる仕方であって、縦寸法j2がウエブ3b方向の梁端部3aの縦寸法、横寸法k2がフランジ3c方向の梁端部3aの横寸法とされた長方形状の1枚のリブプレート20を用意し、このリブプレート20を、鉄骨梁3の長さ方向における端面に重ね合わせ、溶接接合して取り付けるものである。
図2は、鉄骨梁3の一方の梁端部3aが埋設された梁端RC部4の側断面図であり、図3は、梁端RC部4の正面断面を示すもので、図3(A)は、図2中、B-B線矢視断面図、図3(B)は、図2中、C-C線矢視断面図である。
梁端RC部4は、一般的なRC梁と同様に、コンクリートC中に、梁主筋とせん断補強筋とが複数本埋設されて構成される。
具体的には、梁端RC部4のコンクリートC中には、梁端RC部4に埋設される鉄骨梁3の梁端部3aの周りを外方から取り囲む配列で、適宜な間隔を隔てて、梁上端主筋と梁下端主筋とを含む複数の梁主筋(以下、梁端主筋5という)が配筋される。
これら複数の梁端主筋5は、柱梁仕口部2aから梁の架設方向に沿って、鉄筋コンクリート柱2から鉄骨梁3の長さ方向へ突出させて梁端RC部4に配筋される。
梁端RC部4のコンクリートC中に埋設される複数のせん断補強筋(以下、梁端せん断補強筋6R,6Sという)は、複数の梁端主筋5の外回りから鉄骨梁3の梁端部3aを包囲する環状に形成される。本実施形態では、梁端せん断補強筋6R,6Sは、2種類用いられる。
これら複数の梁端せん断補強筋6R,6Sは、柱梁仕口部2aから梁の架設方向に沿って、鉄筋コンクリート柱2側から梁端主筋5の突出側へ向けて互いに間隔を隔てて梁端RC部4に配筋される。
鉄骨梁3を建て込む際、鉄骨梁3は梁端RC部4へ上方から吊り降ろされるため、鉄骨梁3の吊り込みを妨げないように、梁端せん断補強筋6R,6Sのうち、鉄筋コンクリート柱2に近い側に配筋される一方の梁端せん断補強筋6Rは、図4中の(B)及び(C)にも示すように、吊り降ろされる鉄骨梁3の受け入れができるように、上方が開いた形態のU字筋7と、鉄骨梁3の吊り降ろしを終えた後に梁端部3aの上方に配設されるキャップ筋8とから構成され、鉄骨梁3の設置後にキャップ筋8をU字筋7に番線で結束することで、環状形態に形成されるようになっている。
また、U字筋7及びキャップ筋8は、それらの端部に形成された折り返し部7a,8aを上端の梁端主筋5に掛けることで、環状形態の梁端せん断補強筋6Rとして、当該梁端主筋5に対し組み付けられる。複数の梁端主筋5個々と、梁端せん断補強筋6Rそれぞれも、番線で互いに固定される。
梁端せん断補強筋6R,6Sのうち、鉄筋コンクリート柱2から遠い側に配筋される他方の梁端せん断補強筋6Sは、溶接閉鎖型の梁端せん断補強筋であって、図5(B)に示すように、一本の鉄筋を四角形状に折り曲げ、向かい合う両端部を突き合わせたりもしくは重ね合わせたりして溶接接合wすることで、途切れのない無端環状に形成される。
溶接閉鎖型梁端せん断補強筋6Sは、鉄骨梁3を梁端RC部4へ設置する作業段階では、鉄骨梁3に掛けて預けられるようになっている。
梁端RC部4にはさらに、複数の梁端せん断補強筋6R,6S個々に対し、対で、図4及び図5の(A)にも示した中子筋9,10が配筋される。
梁端RC部4には、梁端せん断補強筋6R,6S及び中子筋9,10の配筋に関し、図2に示すように、鉄筋コンクリート柱2から鉄骨梁3の長さ方向(梁の架設方向)に沿う梁端主筋5の突出側へ向けて、梁端主筋5の突出側の先端領域Xと、鉄筋コンクリート柱2に近接する梁端主筋5の柱側の基端領域Yと、基端領域Yと先端領域Xとの間の中間領域Zの3つの領域が設定される。中間領域Zには、梁端せん断補強筋6Rが配筋される。
梁端RC部4の先端領域Xでは、溶接閉鎖型梁端せん断補強筋6Sが用いられ、基端領域Y及び中間領域Zに配筋される梁端せん断補強筋6Rに比して、溶接閉鎖型梁端せん断補強筋6Sが狭い間隔(狭いピッチ)で密に配筋される。
基端領域Yでは、梁端せん断補強筋6Rが用いられ、中間領域Zでの梁端せん断補強筋6Rの配筋に比して、梁端せん断補強筋6Rが狭い間隔(狭いピッチ)で密に配筋される。基端領域Yでは、梁端せん断補強筋6Rは、先端領域Xと同程度の間隔で配筋してもよい。
最大曲げ応力が発生する梁端RC部4から鉄骨梁3に切り替わる先端領域Xの鉄筋量を増やすように配筋密度が高く設定され、これにより、梁端RC部4を効果的に補強するようにしている。
また、梁構造の接合固定端であると共に、鉄骨梁3の梁端部3aの先端が埋設されることから、大きなせん断応力が生じる鉄筋コンクリート柱2側の基端領域Yに対しても、鉄筋量を増やすように配筋密度が高く設定され、梁端RC部4を十分に補強するようにしている。
溶接閉鎖型梁端せん断補強筋6Sに対で配筋される中子筋9について説明すると、先端領域Xにおいて、梁端RC部4の梁幅方向中央に、少なくともいずれかの梁端主筋5の外回りから梁端部3aを包囲する環状の溶接閉鎖型中子筋9が複数配筋される。
溶接閉鎖型中子筋9は図5(A)に示すように、一本の鉄筋を四角形状に折り曲げ、向かい合う両端部を突き合わせたりもしくは重ね合わせたりして溶接接合wすることで、途切れのない無端環状に形成される。
溶接閉鎖型中子筋9は、図3(B)に示すように、梁端部3aを取り囲みつつ、梁幅方向中央の上下に位置している梁端主筋5に、それらの外回りから掛け回すようにして設けられる。
複数の溶接閉鎖型中子筋9は、梁端主筋5の突出側先端5aから鉄筋コンクリート柱2側へ送り込むように挿入されて、梁端主筋5に対する配筋が行われる。
溶接閉鎖型中子筋9は複数設けられ、それぞれ、先端領域Xに配筋される溶接閉鎖型梁端せん断補強筋6S個々に対して、重ね合わせて配筋される。
すなわち、これら溶接閉鎖型の中子筋9と梁端せん断補強筋6Sの鉄筋同士が、梁端主筋5の長さ方向で、互いに当接する状態で配筋される。
対をなす溶接閉鎖型の中子筋9と梁端せん断補強筋6Sとは、番線で結束され、結束されたこれら鉄筋6,9がさらに、各梁端主筋5それぞれに対し番線で結束されて相互に固定される。
先端領域Xでは、溶接接合で形成された複数の溶接閉鎖型中子筋9は、鉄骨梁3に発生する曲げによって梁端部3aのフランジ3cに、梁端RC部4のコンクリートCを外部へ押し出そうとする力が働くとき、当該力で同じ方向へ動こうとする梁端主筋5を外側から抑え込み、梁端主筋5に生じる応力を負担するようになっている。
また、先端領域Xにおいて、鉄骨梁3のリブプレート20は、対をなすいずれかの溶接閉鎖型の梁端せん断補強筋6S及び中子筋9と近接させて配置される。
これにより、リブプレート20による梁端部3aの変形阻止と、溶接閉鎖型の梁端せん断補強筋6S及び中子筋9によるコンクリートCの拘束とにより、鉄骨梁3に切り替わる側で梁端RC部4の強度を増強することができる。
先端領域Xにはさらに、図2及び図6に示すように、各梁端主筋5の突出側先端5aに被せて個別に定着ピース11が設けられる。
図6は、図2中、A部拡大図である。図7は、定着ピース11を説明する説明図であって、図7(A)は側面図、図7(B)は正面図である。
定着ピース11は、梁端主筋5のねじ部にねじ嵌合されるナット部11aと、ナット部11a外方へ広がる外形寸法を有してナット部11aの一端に一体的に設けられ、梁端RC部4のコンクリートCに定着されて応力を負担する板部11bとから構成される。
先端領域Xに配筋される溶接閉鎖型の梁端せん断補強筋6S及び中子筋9の複数対の少なくともいずれか、図示例では、梁端RC部4から露出する鉄骨梁3に最も近い位置の一本の溶接閉鎖型梁端せん断補強筋6Sと一本の溶接閉鎖型中子筋9の対が、梁端主筋5に対し、それらの定着ピース11のナット部11aの外回りに掛けて配筋される。
定着ピース11が設けられた梁端主筋5の突出側先端5aは、梁端主筋5自体の径に比し、大径となる。
従って、定着ピース11に掛けられる溶接閉鎖型の梁端せん断補強筋6S及び中子筋9だけは、先端領域Xの他の溶接閉鎖型の梁端せん断補強筋6S及び中子筋9よりも一回り大きな外形寸法で形成される。
これにより、梁端主筋5の突出側先端5aでは、定着ピース11のコンクリートCに対する定着と、溶接閉鎖型の梁端せん断補強筋6S及び中子筋9による定着ピース11の抱え込みより、鉄骨梁3から大きな曲げ応力を受ける先端領域Xが強固に補強されるようになっている。
また、定着ピース11に対する溶接閉鎖型の中子筋9及び梁端せん断補強筋6Sの配筋は、溶接閉鎖型中子筋9が溶接閉鎖型梁端せん断補強筋6Sよりも、梁端主筋5の長さ方向で梁端RC部4の内方位置に配筋される。
すなわち、梁端RC部4の先端領域Xが鉄骨梁3に切り替わる境界において、柱側に溶接閉鎖型中子筋9を、柱側とは反対側に溶接閉鎖型梁端せん断補強筋6Sを配筋することにより、定着ピース11に掛けられるこれら中子筋9と梁端せん断補強筋6Sとを逆に配筋する場合に比し、溶接閉鎖型梁端せん断補強筋6Sによって、当該境界の梁端RC部4が全周にわたって適切に補強される。
中間領域Z及び基端領域Yには、図2及び図3(A)に示すように、鉄骨梁3の梁端部3aの梁幅方向両側で個別に、梁端せん断補強筋6Rと対で環状をなす中子筋10が複数配筋される。中子筋10は、鉄骨梁3の梁端部3aの梁幅方向両側に、当該梁端部3aを両側から挟むように配設される。
中子筋10は、図4(A)に示すように、上端及び下端の梁端主筋5に掛けられる折り返し部10aを有して縦向きに配筋される鉄筋であって、梁端せん断補強筋6Rを構成するU字筋7(図4(B)参照)の梁せい方向に延びる縦向き部7bと向かい合わせて配筋される。
そして、中子筋10は、図3(A)に示すように、梁端部3aの梁幅方向一方側(図中、右側)で、梁端せん断補強筋6R(U字筋7とキャップ筋8)と組み合わされて環状形態を呈して、梁端部3aの当該一方側に位置している梁端主筋5のみを包囲し、また、梁幅方向他方側(図中、左側)でも、梁端せん断補強筋6R(U字筋7とキャップ筋8)と組み合わされて環状形態を呈して、梁端部3aの当該他方側に位置している梁端主筋5のみを包囲する。
中子筋10は、鉄骨梁3の梁端部3aの梁幅方向両側に、当該梁端部3aを両側から挟むように配設される。中子筋10は、対をなす梁端せん断補強筋6Rのキャップ筋8及びU字筋7、そしてまた梁端主筋5に対し、番線で結束されて固定される。
中子筋10が梁端せん断補強筋6Rに対し、対で設けられることにより、梁端部3aの両側でコンクリートCを包囲する環状の補強構造を確保すると共に、鉄筋量を増やすようになっている。
また、基端領域Yにおいて、鉄骨梁3のリブプレート20は、対をなすいずれかの梁端せん断補強筋6R及び中子筋10と近接させて配置される。
これにより、鉄筋コンクリート柱2側で、リブプレート20による梁端部3aの変形阻止と、梁端せん断補強筋6R及び中子筋10によるコンクリートCの拘束とにより、梁端RC部4の強度を増強することができる。
次に、ハイブリッド梁の施工方法を、図8~図13を用いて詳細に説明する。図8は、第1工程を説明する説明図であって、図8(A)は側面図、図8(B)は、図8(A)中、D-D線矢視図である。
第1工程では、梁端RC部4の構築位置に、鉄筋コンクリート柱2から梁の長さ方向へ突出させて、複数の梁端主筋5が配筋される。
梁端主筋5は、突出側先端5aに対し、長さ方向の他端5bが鉄筋コンクリート柱2の柱梁仕口部2a内に位置される。
梁端主筋5は、全数のうち、梁端部3a上に配筋される上端の梁端主筋5を除いて、吊り降ろされる鉄骨梁3の梁端部3aの吊り降ろしスペースSを避ける配列で配筋される。
図9は、第2工程を説明する説明図であって、図9(A)は側面図、図9(B)は、図9(A)中、E-E線矢視図である。
第2工程では、複数のU字筋7の配筋と、複数の中子筋10の配筋が行われる。複数の梁端主筋5を下方から包囲するU字筋7は、基端領域Y及び中間領域Zに対し、鉄筋コンクリート柱2側から梁端主筋5の突出側へ向けて間隔を隔てて配筋される。
また、中間領域Z及び基端領域YのU字筋7個々に対し、吊り降ろしスペースSの梁幅方向両側で個別に、中子筋10を配筋する。
図10は、第3工程を説明する説明図であって、図10(A)は側面図、図10(B)は、図10(A)中、G-G線矢視図である。
第3工程では、鉄骨梁3を吊り降ろして、鉄骨梁3の梁端部3aを吊り降ろしスペースSに設置する。
鉄骨梁3の吊り降ろしに際し、当該鉄骨梁3には予め、梁端RC部4を避ける配置に、溶接閉鎖型の複数の梁端せん断補強筋6S及び複数の中子筋9を掛けておき、これによりこれら鉄筋6S,9を当該鉄骨梁3に預けておくようにする。
図11は、第4工程を説明する説明図であって、図11(A)は側面図、図11(B)は、図11(A)中、I-I線矢視図である。
第4工程では、鉄骨梁3の梁端部3aを、第1工程で既に配筋した梁端主筋5と共に取り囲むように、梁端部3a上方に、梁端主筋5を追加して配筋する。
梁端主筋5は、梁端RC部4の構築位置に、鉄筋コンクリート柱2から鉄骨梁3の長さ方向へ突出させて配筋される。
これら梁端主筋5も、突出側先端5aに対し、長さ方向の他端5bが鉄筋コンクリート柱2の柱梁仕口部3a内に位置される。
梁端主筋5の配筋後、鉄骨梁3に預けておいた溶接閉鎖型の梁端せん断補強筋6S及び中子筋9を、鉄骨梁3に沿ってずらして、先端領域Xへ移動する。
そして、この先端領域Xで、複数の梁端主筋5を包囲して配列される溶接閉鎖型梁端せん断補強筋6S個々に対し、梁幅方向中央の梁端主筋5の外回りに掛けられて梁端部3aを包囲する溶接閉鎖型中子筋9が、対をなすように重ね合わせて配筋される。
このとき、梁端主筋5の突出側先端5aに定着ピース11を設置するため、この作業の障害となる範囲の溶接閉鎖型の梁端せん断補強筋6S及び中子筋9は、やや基端側に位置をずらしておき、定着ピース11を、梁端主筋5の突出側先端5aに被せて設置した後で、当該鉄筋6S,9を定着ピース11の外回りに掛けて配筋することが望ましい。
図12は、第5工程を説明する説明図であって、図12(A)は側面図、図12(B)は、図12(A)中、J-J線矢視図、図12(C)は、図12(A)中、K-K線矢視図である。
第5工程では、基端領域Y及び中間領域ZのU字筋7に上方からキャップ筋8を配筋して、複数の梁端主筋5の外回りから鉄骨梁3の梁端部3aを包囲する環状の梁端せん断補強筋6Rを形成する。
第5工程の後、先端領域Xにおいて、第4工程で鉄骨梁3の梁端部3aを取り囲んだ複数の梁端主筋5に対し、図12に示すように、溶接閉鎖型の梁端せん断補強筋6S及び中子筋9の少なくとも一対を、定着ピース11のナット部11aの外回りに掛けて配筋する。
定着ピース11に掛けられる溶接閉鎖型の梁端せん断補強筋6S及び中子筋9は上述したように、他のものよりも外形寸法が一回り大きく形成されている。
図13は、第6工程を説明する説明図であって、図13(A)は側断面図、図13(B)は、図13(A)中、L-L線矢視断面図、図13(C)は、図13(A)中、M-M線矢視断面図である。
第6工程では、鉄骨梁3の梁端部3a、梁端主筋5、梁端せん断補強筋6R,6S、中子筋9,10を、鉄筋コンクリート柱2の柱梁仕口部2aから取り囲むようにして型枠12が設置され、この型枠12の内部に、鉄筋コンクリート柱2側から一連にコンクリートCが打設されて、これにより、鉄筋コンクリート柱2と一体的に梁端RC部4が構築される。
以上説明した本実施形態に係るハイブリッド梁構造にあっては、梁端RC部4の、梁端主筋5の突出側の先端領域Xに、複数の梁端主筋5の外回りから梁端部3aを包囲する環状に形成され、鉄筋コンクリート柱2側から梁端主筋5の突出側へ向けて間隔を隔てて溶接閉鎖型梁端せん断補強筋6Sを配筋し、かつ、梁幅方向中央に、いずれかの梁端主筋5の外回りから梁端部3aを包囲する環状の溶接閉鎖型中子筋9を配筋し、当該溶接閉鎖型中子筋9を、溶接閉鎖型梁端せん断補強筋6S個々に対して、対をなすように重ね合わせるようにしたので、鉄骨梁3に発生する曲げによって当該鉄骨梁3のフランジ3cが、梁端RC部4のコンクリートCを外部へ押し出そうとする力が働くとき、当該力で同じ方向へ動こうとする梁端主筋5を溶接閉鎖型の梁端せん断補強筋6S及び中子筋9によって抑え込むことができて、これら溶接閉鎖型の梁端せん断補強筋6S及び中子筋9で梁端主筋5に生じる応力を効果的に負担して十分な補強強度を確保することができる。
梁端主筋5の突出側の先端領域Xでは、当該梁端主筋5の他の領域Y,Zの梁端せん断補強筋6Rの配筋に比して、溶接閉鎖型梁端せん断補強筋6Sを狭い間隔で密に配筋するようにしていて、最大曲げ応力が発生する梁端RC部4から鉄骨梁3に切り替わる先端領域Xに生じる応力に対して有効な鉄筋量を増やすように配筋密度が高く設定されるので、これにより、梁端RC部4を効果的に補強することができる。
基端領域Yでは、梁端せん断補強筋6Rを、中間領域Zに比して、狭い間隔で密に配筋するようにしていて、梁構造の接合固定端であると共に、鉄骨梁3の梁端部3aの先端が埋設されることから、大きなせん断応力が生じる鉄筋コンクリート柱2側の基端領域Yに対しても、この領域に生じる応力に対して有効な鉄筋量を増やすように配筋密度が高く設定されるので、梁端RC部4を十分に補強することができる。
基端領域Yでは、梁端部3aの梁幅方向両側で個別に、梁端せん断補強筋6Rと対で環状をなす中子筋10が配筋されるので、梁端部3aの両側でコンクリートCを包囲する環状の補強構造を確保できると共に、鉄筋量を増やして、優れた補強効果を得ることができる。
中間領域Zでは、梁端部3aの梁幅方向両側で個別に、梁端せん断補強筋6Rと対で環状をなす中子筋10が配筋されるので、梁端部3aの両側でコンクリートCを包囲する環状の補強構造を確保できると共に、この領域に生じる応力に対して有効な鉄筋量を増やして、優れた補強効果を得ることができる。
また、本実施形態では、梁端主筋5の突出側先端5aに被せて定着ピース11を設け、溶接閉鎖型の梁端せん断補強筋6S及び中子筋9の複数対の少なくともいずれかを、複数の梁端主筋5に対し、定着ピース11のナット部11aの外回りに掛けて配筋するようにしたので、梁端主筋5の突出側先端5aでは、定着ピース11のコンクリートCに対する定着と、溶接閉鎖型の梁端せん断補強筋6S及び中子筋9による定着ピース11の抱え込みにより、鉄骨梁3の大きな曲げ応力を受ける先端領域Xを強固に補強することができる。
また、本実施形態にあっては、定着ピース11には、互いに対をなす溶接閉鎖型の中子筋9及び梁端せん断補強筋6Sのうち、溶接閉鎖型中子筋9が溶接閉鎖型梁端せん断補強筋6Sよりも、鉄骨梁3の長さ方向で梁端RC部4の内方位置に配筋されるので、溶接閉鎖型梁端せん断補強筋6Sにより、鉄骨梁3に切り替わる側の梁端RC部4の部分を、全周にわたって効率よく補強することができる。
本実施形態では、梁端RC部4に埋設される鉄骨梁3の梁端部3aに、先端領域X及び基端領域Yで当該梁端部3aを補強するリブプレート20を設けたので、梁端RC部4のコンクリートC中に埋設される梁端部3aの変形を抑制できて、コンクリートCにひび割れが発生することを効果的に防止することができる。
さらに、本実施形態に係るハイブリッド梁の施工方法では、上記の優れた作用効果を奏するハイブリッド梁を、梁端RC部4への鉄骨梁3の吊り降ろし作業に対応させて、優れた施工性で円滑に構築することができる。
2 鉄筋コンクリート柱
3 鉄骨梁
3a 鉄骨梁の梁端部
4 梁端RC部
5 梁端主筋
6R 梁端せん断補強筋
6S 溶接閉鎖型梁端せん断補強筋
9 溶接閉鎖型中子筋
10 中子筋
20 リブプレート
X 先端領域
Y 基端領域
Z 中間領域

Claims (6)

  1. 鉄骨梁の梁端部を、鉄筋コンクリート柱から突出形成した梁端RC部に埋設して構成されるハイブリッド梁であって、
    上記梁端RC部に、上記梁端部を取り囲む配列で、上記鉄筋コンクリート柱から梁の長さ方向へ突出させて配筋される複数の梁端主筋と、
    複数の該梁端主筋の外回りから上記梁端部を包囲する環状に形成され、上記梁端RC部に、上記鉄筋コンクリート柱側から該梁端主筋の突出側へ向けて間隔を隔てて配筋される複数の梁端せん断補強筋とを備え、
    上記梁端RC部の、上記梁端主筋の突出側の先端領域では、上記梁端せん断補強筋が溶接閉鎖型で形成され、かつ、該梁端RC部の梁幅方向中央に、少なくともいずれかの該梁端主筋の外回りから上記梁端部を包囲する環状の溶接閉鎖型中子筋が配筋され、該溶接閉鎖型中子筋は、該溶接閉鎖型梁端せん断補強筋個々に対して、対をなすように重ね合わされていることを特徴とするハイブリッド梁構造。
  2. 前記梁端主筋の突出側の前記先端領域では、当該梁端主筋の他の領域の前記梁端せん断補強筋に比して、前記溶接閉鎖型梁端せん断補強筋が狭い間隔で密に配筋されていることを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド梁構造。
  3. 前記鉄筋コンクリート柱に近接する前記梁端主筋の柱側の基端領域では、当該基端領域と前記先端領域との間の中間領域に比して、前記梁端せん断補強筋が狭い間隔で密に配筋されていることを特徴とする請求項1または2に記載のハイブリッド梁構造。
  4. 前記基端領域では、前記梁端部の梁幅方向両側で個別に、前記梁端せん断補強筋と対で環状をなす中子筋が配筋されていることを特徴とする請求項3に記載のハイブリッド梁構造。
  5. 前記中間領域では、前記梁端部の梁幅方向両側で個別に、前記梁端せん断補強筋と対で環状をなす中子筋が配筋されていることを特徴とする請求項3または4に記載のハイブリッド梁構造。
  6. 前記鉄骨梁の前記梁端部には、前記梁端主筋の突出側の先端領域及び前記鉄筋コンクリート柱に近接する該梁端主筋の柱側の基端領域で、当該梁端部を補強する補強部材が設けられることを特徴とする請求項1~5いずれかの項に記載のハイブリッド梁構造。
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