JP2023006040A - 2部材の連結構造及び連結方法 - Google Patents

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立詩 上宮
Tatsushi Uemiya
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秀明 川口
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【課題】2つの部材を強固かつ容易に連結することの可能な、2部材の連結構造及び連結方法を提供する。【解決手段】第1側壁31と第2側壁32と接続壁33とを有する一方の部材30と、板状の連結壁で構成された他方の部材14とを備え、第1側壁31の第1段部31aが他方の部材14の他方の面25側から第1係合孔21に挿入されて一方の面24側から第1係合孔周縁部に圧接するとともに第1側壁31の段部非形成端面31cが他方の部材14の他方の面25に圧接して第1段部31aと段部非形成端面31cとにより他方の部材14の第1係合孔周縁部を挟持して第1側壁31を他方の部材14に連結する一方、第2側壁32の第2段部32aと、第2係合孔22に他方の面側25から挿入されて他方の部材14の一方の面24に沿うように折り曲げられた折り曲げ片32bとで他方の部材14の第2係合孔周縁部をかしめて第2側壁32を他方の部材14に連結する。【選択図】図10

Description

本発明は、例えば、自動車のインパネメンバーにおけるブラケットの連結のように、2つの部材を連結するのに適した2部材の連結構造及び連結方法に関するものである。
従来、自動車の車体前部のインストルメントパネル内には、車幅方向に沿ってインパネメンバーが配置されている。インパネメンバーは、別名ステアリングメンバーとも呼ばれ、インストルメントパネル及びステアリング装置等を支持するためのフレーム部材である。
インパネメンバーに関する発明として、例えば特許文献1には、車両の前突時のステアリング装置の車幅方向内側への移動を抑制して、エアバッグで乗員を拘束することができる簡易な構造の前部車体構造に関する発明が記載されている。特許文献1に記載されたステアリングメンバー10は、車幅方向に延びるビーム部材11を有している。そして、ビーム部材11は、運転席側に配置された大径パイプ部11aと、助手席側に配置された小径パイプ部11bと、大径パイプ部11aから小径パイプ部11bに向かって徐々に縮径するテーパー部11cとで構成されている。
一方、特許文献2には、建材や運搬用パレット等に適用されるビスやリベットを使わない二部材の連結構造体に関する発明が記載されている。特許文献2に記載された二部材の連結構造体は、他方の部材の切込み部7,7に一方の部材の側壁2,2が嵌合し、一方の部材の側壁2,2を他方の部材の側壁5,5と切残し部8とで挟着しており、一方の部材の切残し部挿通孔10が側壁5にまで達し、切残し部挿通孔10に他方の部材の接続壁6が嵌合しており、切残し部挿通孔10から一方の部材の側壁間に挿入した切残し部8を、開口部9から一方の部材の接続壁3aに向けて折り曲げて抜け止めしたものであり、これにより連結強度を高めるようになっている。
特開2015-101136号公報 特開2004-999号公報
2つの部材同士を連結する場合には、ぐらつかないように強固に連結することが重要である。例えば、自動車のインパネメンバーには、各種装置を取り付けるためのブラケットが連結されているが、連結されたブラケットがぐらつかないように、強固に連結できることが必要である。また、容易に連結できることも必要である。
本発明は、前記従来の課題を解決するものであり、2つの部材を強固かつ容易に連結することの可能な、2部材の連結構造及び連結方法を提供するものである。
前記課題を解決するため、本発明の請求項1に係る2部材の連結構造は、対向する一対の板状の第1側壁及び第2側壁と該側壁同士を一体に結合する板状の接続壁とを有する金属製の一方の部材と、前記第1側壁及び前記第2側壁を連結する板状の連結壁で構成された他方の部材とを備え、前記第1側壁は、該第1側壁の一端から前記他方の部材の一方の面に沿うように部分的に形成された第1段部が前記他方の部材の他方の面側から当該他方の部材の前記連結壁に形成された第1係合孔に挿入されて前記一方の面側から該第1係合孔周縁部に圧接するとともに当該第1側壁の一端における段部非形成端面が前記他方の部材の他方の面に圧接して前記第1段部と前記段部非形成端面とで前記連結壁の前記第1係合孔周縁部を挟持して前記第1側壁を前記他方の部材に連結する一方、前記第2側壁は、該第2側壁の一端から前記他方の部材の前記他方の面に沿うように形成された第2段部と、該第2段部から延び前記他方の部材の前記連結壁に形成された第2係合孔に前記他方の面側から挿入されて前記他方の部材の前記一方の面に沿うように折り曲げられた折り曲げ片とで前記連結壁の前記第2係合孔周縁部をかしめて前記第2側壁を前記他方の部材に連結していることを特徴とする。
また、本発明の請求項2に係る2部材の連結構造は、請求項1に係る発明において、前記第1段部は前記第1側壁の一端に離間して複数形成され、該複数の第1段部間に前記段部非形成端面が形成されていることを特徴とする。
また、本発明の請求項3に係る2部材の連結構造は、請求項1に係る発明において、前記段部非形成端面は前記第1段部の両側に形成されていることを特徴とする。
また、本発明の請求項4に係る2部材の連結構造は、請求項1~3のいずれか1項に係る発明において、前記第1段部の先端部は該先端部に対応するように前記他方の部材の前記連結壁に開口された溶着口の周縁部に溶着されていることを特徴とする。
また、本発明の請求項5に係る2部材の連結構造は、請求項1~4のいずれか1項に係る発明において、前記折り曲げ片の稜線方向の幅は前記第2段部の幅より大きく形成される一方、前記第2係合孔は前記折り曲げ片を挿入可能な幅広開口部と、該幅広開口部に連通し前記折り曲げ片の基端部が挿通可能な幅狭開口部とで形成されていることを特徴とする。
また、本発明の請求項6に係る2部材の連結構造は、請求項1~5のいずれか1項に係る発明において、前記一方の部材は前記第1側壁及び前記第2側壁の他端同士を結合する板状の接続壁からなる略コ字状の断面形状を有することを特徴とする。
また、本発明の請求項7に係る2部材の連結構造は、請求項1~6のいずれか1項に係る発明において、前記他方の部材は前記他方の面が外側になるように形成された閉断面形状の管状部材であることを特徴とする。
また、本発明の請求項8に係る2部材の連結構造は、請求項7に係る発明において、前記他方の部材は前記第1係合孔及び第2係合孔が形成された金属製平板を閉断面形状に曲げ加工した管状部材であることを特徴とする。
また、本発明の請求項9に係る2部材の連結方法は、請求項1に記載の2部材の連結構造の連結方法であって、前記一方の部材の前記第1側壁に形成された前記第1段部を前記他方の部材に形成された前記第1係合孔に挿入して前記段部非形成端面を前記他方の部材の他方の面に当接させるとともに、前記第2段部に立設された前記折り曲げ片を前記他方の部材に形成された前記第2係合孔に挿入して前記第2段部を前記他方の部材の他方の面に当接させた後、前記一方の部材と前記他方の部材とを相対的にスライドさせ、しかる後立設した前記折り曲げ片を折り曲げ用工具により前記折り曲げ片が前記他方の部材の前記一方の面に圧接するように折り曲げて、前記折り曲げ片と前記第2段部とで前記第2係合孔周縁部をかしめる一方、前記第1側壁の前記第1段部と前記段部非形成端面とで前記他方の部材の前記第1係合孔周縁部を挟持するようにしたことを特徴とする。
本発明の請求項1に係る2部材の連結構造は、一方の部材と他方の部材との連結構造である。そして、一方の部材の第1側壁に形成された第1段部と段部非形成端面とにより他方の部材における連結壁の第1係合孔周縁部を挟持して、第1側壁を他方の部材に連結するようになっている。さらに、一方の部材の第2側壁に形成された第2段部と折り曲げ片とで他方の部材における連結壁の第2係合孔周縁部をかしめて、第2側壁を他方の部材に連結するようになっている。従って、第1側壁及び第2側壁の2箇所を確実に固定して、一方の部材を他方の部材に強固に連結することができる。
また、本発明の請求項2に係る2部材の連結構造は、請求項1に係る前記発明の効果に加えて、第1段部が第1側壁の一端に離間して複数形成され、該複数の第1段部間に段部非形成端面が形成されているので、複数の第1段部と段部非形成端面とで他方の部材の連結壁を確実に挟持して、第1側壁と他方の部材とをより強固に固定することができる。
また、本発明の請求項3に係る2部材の連結構造は、請求項1に係る前記発明の効果に加えて、段部非形成端面が第1段部の両側に形成されているので、第1段部と両側の段部非形成端面とで他方の部材の連結壁を確実に挟持して、第1側壁と他方の部材とをより強固に固定することができる。
また、本発明の請求項4に係る2部材の連結構造は、請求項1~3のいずれか1項に係る前記発明の効果に加えて、第1段部の先端部が該先端部に対応するように他方の部材に開口された溶着口の周縁部に溶着されているので、先端部が確実に固着され、第1側壁と他方の部材とをより一層強固に連結することができる。
また、本発明の請求項5に係る2部材の連結構造は、請求項1~4のいずれか1項に係る前記発明の効果に加えて、折り曲げ片の稜線方向の幅が第2段部の幅より大きく形成される一方、前記第2係合孔は前記折り曲げ片を挿入可能な幅広開口部と、該幅広開口部に連通し前記折り曲げ片の基端部が挿通可能な幅狭開口部とで形成されている。これにより一方の部材と他方の部材との連結作業工程において、一方の部材の折り曲げ片の第2係合孔への挿入方向及び反挿入方向の位置決めができ、他方の部材に対する第2側壁の位置決めが容易である。
また、本発明の請求項6に係る2部材の連結構造は、請求項1~5のいずれか1項に係る前記発明の効果に加えて、一方の部材が第1側壁及び第2側壁の他端同士を結合する板状の接続壁からなる略コ字状の断面形状を有するので、一方の部材をプレス成形により容易に製造することができる。
また、本発明の請求項7に係る2部材の連結構造は、請求項1~6のいずれか1項に係る前記発明の効果に加えて、他方の部材が他方の面を外側になるように形成された閉断面形状の管状部材であるので、該他方の部材の外側に一方の部材を強固に連結することが容易にできる。
また、本発明の請求項8に係る2部材の連結構造は、請求項7に係る前記発明の効果に加えて、他方の部材が第1係合孔及び第2係合孔を予め形成した金属製平板を閉断面形状に曲げ加工した管状部材であるので、第1係合孔及び第2係合孔を有する管状部材を容易に製造することができる。
また、本発明の請求項9に係る2部材の連結方法は、請求項1に記載の2部材の連結構造の連結方法である。まず、一方の部材の第1側壁に形成された第1段部を他方の部材に形成された第1係合孔に挿入して段部非形成端面を他方の部材の他方の面に当接させるとともに、第2段部に立設された折り曲げ片を他方の部材に形成された第2係合孔に挿入して第2段部を他方の部材の他方の面に当接させる。そして、一方の部材と他方の部材とを相対的にスライドさせる。その後、立設した折り曲げ片を折り曲げ用工具により折り曲げ片が他方の部材の一方の面に圧接するように折り曲げて、折り曲げ片と第2段部とで連結壁の第2係合孔周縁部をかしめる一方、第1側壁の第1段部と段部非形成端面とで他方の部材における連結壁の第1係合孔周縁部を挟持する。このように、挿入、スライド、挟持・かしめという連結作業工程により、一方の部材を他方の部材に容易に連結することができる。
このように、本発明は、2つの部材を強固かつ容易に連結することが可能な、2部材の連結構造及び連結方法を提供するものである。
本発明の実施形態に係るインパネメンバー部材の展開平面図である。 図1のインパネメンバー部材の第1曲げ加工工程を示す、(A)斜視図、(B)平面図、(C)正面図、(D)右側面図である。 インパネメンバー部材の第2曲げ加工工程を示す、(A)斜視図、(B)平面図、(C)正面図、(D)右側面図である。 インパネメンバー部材の第3曲げ加工工程を示す、(A)斜視図、(B)平面図、(C)正面図、(D)右側面図である。 管状インパネメンバー部材にブラケットを連結した状態を示す、(A)正面図、(B)右側面図、(C)ブラケット連結部外側拡大斜視図、(D)ブラケット連結部内側拡大斜視図である。 ブラケットの斜視図である。 管状インパネメンバー部材へのブラケット連結方法の説明図である。 管状インパネメンバー部材へのブラケット連結方法の説明図である。 管状インパネメンバー部材へのブラケット連結方法の説明図である。 管状インパネメンバー部材へのブラケット連結方法の説明図である。 他の実施形態に係るブラケット及び管状インパネメンバー部材の斜視図である。
次に、図1乃至図11を参照して、本発明の実施形態に係る2部材の連結構造及び連結方法について説明する。本実施形態に係る2部材の連結構造及び連結方法は、自動車のインパネメンバーについてのものである。本実施形態に係るインパネメンバー10は、管状インパネメンバー部材14にブラケット30を連結したものである。
本実施形態に係るインパネメンバー10は、自動車の車体前部のインストルメントパネル(図示せず)内に車幅方向に配置される管状インパネメンバー部材14と、該管状インパネメンバー部材14に連結されるブラケット30とで構成され、インストルメントパネル及びステアリング装置等を支持するためのフレーム部材である。完成状態の管状インパネメンバー部材14は、図5に示すように、大径部14a、小径部14b及びテーパー部14cを有する異径管状部材である。
本実施形態に係るインパネメンバーの製造方法は、連結用孔部及び外郭形状を展開状態の平板にプレス加工する第1工程と、加工した平板をプレス加工により曲げ加工して長尺状の管状インパネメンバー部材14とする第2工程と、該管状インパネメンバー部材14の連結用孔部にブラケットを連結する第3工程とを有している。
図1は、第1工程で加工した状態の金属製インパネメンバー部材11の展開平面図である。インパネメンバー部材11は、外郭形状が展開状態の平板となるようにプレス成形により加工されている。完成状態の長尺状の管状インパネメンバー部材14は、大径部14a、小径部14b及びテーパー部14cを有する異径管状部材(図4参照)であるため、展開状態では図1に示すように大径部形成領域から小径部形成領域に向けて徐々に幅が狭くなるテーパー部形成領域が形成されている。
また、インパネメンバー部材11には、ブラケット30を連結するために、第1係合孔21、第2係合孔22、溶着口23といった連結用孔部やその他の複数の連結用孔部(図示せず)がプレス成形により加工されている。展開状態(平板状態)のインパネメンバー部材11のプレス成形による連結用孔部の加工は、連結用孔部を管状部材に後加工する方法に比べて工程が少なく、隣接する孔のピッチや孔の形状等による制約も少ない。また、連結用孔部は完成後にテーパー部となる位置に第1工程で形成することもできる。このようなテーパー部における連結用孔部は、管状部材に後から加工するのは難しいが、平板状態でのプレス成形では容易に加工することができる。
図2乃至図4は、第1工程で連結用孔部及び外郭形状を加工した平板(インパネメンバー部材11)をプレス加工により曲げ加工して長尺状の管状インパネメンバー部材14とする第2工程を示している。第2工程は、第1曲げ加工工程、第2曲げ加工工程及び第3曲げ加工工程からなる。まず第1曲げ加工工程では、図2に示すようにU曲げ加工を行う。該U曲げ加工は、図1に示す平板状のインパネメンバー部材11の幅方向の両側を立ち上げて、断面がU字状になるように曲げ加工して、インパネメンバー部材12に加工する(図2参照)。
次に、第2曲げ加工工程では、図3に示すように予備曲げ加工を行う。該予備曲げ加工は、図2に示す断面略U字状のインパネメンバー部材12の上向きの両側先端部(開口端部)13a,13aを内側に向き合うように曲げ加工して、インパネメンバー部材13に加工する(図3参照)。
次に、第3曲げ加工工程では、図4に示すようにO曲げ加工を行う。該O曲げ加工は、図3に示すインパネメンバー部材13の内側向きの両側先端部13a,13aが当接するように曲げ加工して、管状インパネメンバー部材14に加工する(図4参照)。
両側先端部の当接部分(継目)は、全長又は部分的に、アーク溶接、レーザー溶接等により溶着させる。以上により第2工程における長尺状で閉断面形状の管状部材である管状インパネメンバー部材14が完成する。なお、各曲げ加工においては、目的とする形状に合わせた所定の金型を用いてプレス成形により加工する。
図5乃至図10は、第2工程で加工した管状インパネメンバー部材14の連結用孔部にブラケット30を連結してインパネメンバー10とする第3工程を示している。図5に示すように、インパネメンバー10は、管状インパネメンバー部材14にブラケット30が連結されたものである。ブラケット30を「一方の部材」、管状インパネメンバー部材14を「他方の部材」と称し、両者を合わせて「2部材」と称する。また、管状インパネメンバー部材14の板状の壁部を「連結壁」と称し、該連結壁14eには後述するブラケット30の第1側壁31及び第2側壁32が連結される。また、連結壁14eの内側の面を「一方の面(24)」、外側の面を「他方の面(25)」と称する。
一方の部材であるブラケット30は、対向する一対の板状の第1側壁31及び第2側壁32と、側壁31,32同士を一体に結合する板状の接続壁33とを有する金属製の部材である。接続壁33は第1側壁31及び第2側壁32の他端同士を結合しており、ブラケット30は断面略コ字状の断面形状を有している。
第1側壁31の一端(接続壁33とは反対側)側には、その両側が垂直方向に延びた後水平方向外側に折曲されて、部分的に第1段部31a,31aが形成されている。そして、第1段部31a,31aの先端には上方に折曲された先端部31b,31bが形成されている。第1段部31a,31aは、ブラケット30が管状インパネメンバー部材14の板状壁部である連結壁14eに連結されたときに、管状インパネメンバー部材14の一方の面24に沿うようになっている。また、第1段部31a,31aの間には、ブラケット30が管状インパネメンバー部材14の連結壁14eに連結されたときに、管状インパネメンバー部材14の他方の面25に圧接するように段部非形成端面31cが形成されている。このため、段部非形成端面31cと第1段部31a,31aの外面(下面)との隙間は、管状インパネメンバー部材14の連結壁14eの肉厚とほぼ同等に設定される。
第2側壁32の一端(接続壁33とは反対側)には、垂直方向に延びた後水平方向外側に折曲されて延びる第2段部32aが形成されている。そして、第2段部32aの先端には上方に折曲されて延びる折り曲げ片32bが立設されている。第2段部32aは、ブラケット30が管状インパネメンバー部材14の連結壁14eに連結されたときに、管状インパネメンバー部材14の他方の面25に沿うようになっている。一方、折り曲げ片32bは、ブラケット30が管状インパネメンバー部材14に連結されたときに、管状インパネメンバー部材14の一方の面24に沿うようになっている。第2段部32aと折り曲げ片32bとの境界は稜線32cとなっている。なお、符号34はブラケット30にステアリングシャフト(図示せず)を取り付けるためのウエルドナットで、ブラケット30の接続壁33の内側に溶接により固着されている。
図7乃至図10を参照して、管状インパネメンバー部材14(他方の部材)へのブラケット30(一方の部材)の連結方法について詳細に説明する。なお、図7(A)は図7(B)のX-X線矢視断面を拡大したものであり、図8乃至図10についても同様である。
まず図7及び図8に示すように、ブラケット30の第1側壁31に形成された第1段部31a,31aを、管状インパネメンバー部材14の連結壁14eに開口された第1係合孔21,21に管状インパネメンバー部材14の外側(他方の面25側)から挿入する。そして、第1側壁31に形成された段部非形成端面31cを管状インパネメンバー部材14の他方の面25に当接させる。続いて、第2側壁32の第2段部32aに立設された折り曲げ片32bを、管状インパネメンバー部材14の連結壁14eに開口された第2係合孔22の幅広部22aに管状インパネメンバー部材14の外側(他方の面25側)から挿入する。そして、第2段部32aを管状インパネメンバー部材14の他方の面25に当接させる。
ここで、第2側壁32に形成された第2段部32aの突出長さ(管状インパネメンバー部材14の長手方向に沿った長さ)は、第2係合孔22の長さ(管状インパネメンバー部材14の長手方向に沿った長さ)よりも長く形成されている。これにより、折り曲げ片32bの挿入時には、第2段部32aが管状インパネメンバー部材14の他方の面25に当接し、第2段部32aは管状インパネメンバー部材14の外側に位置するようになっている。
一方、第1側壁31に形成された第1段部31a,31aの突出長さ(管状インパネメンバー部材14の長手方向に沿った長さ)は、第1係合孔21,21の長さ(管状インパネメンバー部材14の長手方向に沿った長さ)よりも短く形成されている。これにより、第1側壁31の第1係合孔21,21への挿入時には、第1段部31a,31aが、第1係合孔21,21を通過し、第1段部31a,31aは管状インパネメンバー部材14の内側に位置するようになっている一方、第1段部31a,31aの間に形成された段部非形成端面31cが、管状インパネメンバー部材14の外面即ち他方の面25に当接するようになっている。
このように第2段部32aと他方の面25との当接及び段部非形成端面31cと他方の面25との当接により、挿入時にブラケット30が管状インパネメンバー部材14に対して垂直方向(挿入方向)、換言すれば管状インパネメンバー部材14の直径方向に位置決めされる。そして、ブラケット30の第1段部31a,31aの先端部31b,31b及び第2段部の先端の折り曲げ片32bが管状インパネメンバー部材14の内側にそれぞれ突出した状態となる。
次に、上記のようにして挿入したブラケット30を、図8及び図9に示すように管状インパネメンバー部材14の長手(水平)方向(図8A及び図9Aにおける右方向)に手動でスライドさせる。すなわち、ブラケット30(一方の部材)と管状インパネメンバー部材14(他方の部材)とを相対的にスライドさせる。
ここで、図7(B)に示すように、第2係合孔22は、ブラケット30のスライド方向上流側の幅広開口部22aと、その下流側に開口され幅広開口部22aに連通する幅狭開口部22bとで形成されている。そして、幅広開口部22aの管状インパネメンバー部材14の周方向の幅L1が幅狭開口部22bの周方向の幅L2よりも大きく形成され、これにより第2係合孔22は平面視で略T字状に形成されている。
一方、折り曲げ片32bは、稜線32cの延び方向の幅が第2段部32aの幅と同じ幅に形成された下側幅狭部(基端部)32eと該下側幅狭部32eより幅広の上側幅広部32fとで形成されている。そして、下側幅狭部32eの起立高さは、管状インパネメンバー部材14の板厚、即ち、連結壁14eの肉厚より若干大きく形成されている。
このため、図9に示すようにブラケット30を右方向にスライドさせると、折り曲げ片32bの基端部である下側幅狭部32eが幅狭開口部22b内へスライドし、該幅狭開口部22bの右側周面(スライド方向端面)に当接するとともに、第1側壁31の第1段部31a,31aが管状インパネメンバー部材14の一方の面24(内面)を、また段部非成形端面31cが管状インパネメンバー部材14の他方の面25をそれぞれ摺動しながらスライドして第1係合孔21の右側周面(スライド方向端面)に当接する。これにより、ブラケット30が管状インパネメンバー部材14に対してスライド方向及び挿入方向・反挿入方向に位置決めされる。
なお、折り曲げ片32bの下側幅狭部32eを第2係合孔22に挿入するにあたっては、まず、上側幅広部32fを直接第2係合孔22の幅広開口部22aに挿入する。その後、ブラケット30を幅狭開口部22bの方向にスライドさせると、幅広開口部22aが、幅狭開口部22bに連通しているので、下側幅狭部32eはスムーズに幅狭開口部22b内に移動することができる。
そして、図9の状態でブラケット30から手を離すと、上側幅広部32fの幅が第2係合孔22の幅狭開口部22bの幅L2よりも大きく、第2側壁32の上側幅広部32fの下縁部(下端部)が、管状インパネメンバー部材14の一方の面24上に当接するため、第2側壁32が第2係合孔22の幅狭開口部22bから脱落することがない。一方、第1側壁31の第1段部31a,31aは、管状インパネメンバー部材14の一方の面24上に当接しているため、第1側壁31が第1係合孔21,21から脱落することがない。このようにして、ブラケット30は、その第1側壁31及び第2側壁32の管状インパネメンバー部材14に対する挿入方向及び反挿入方向の移動が規制されて管状インパネメンバー部材14に位置決めされる。
次に、上記のようにしてブラケット30が所定の位置に位置決めされた管状インパネメンバー部材14をブラケット連結用治具(図示せず)にセットし、図9(A)に示すように、管状インパネメンバー部材14内に該管状インパネメンバー部材14の大径部14aの長手方向端部の開口部14d(図4に示す)から折り曲げ用工具40を挿入する。この挿入方向は、ブラケット30の水平方向の位置決め時のスライド方向と同一である。
そして、折り曲げ用工具40を挿入移動(スライド)すると、先ず、ブラケット30の第2側壁32の折り曲げ片32bを挿入方向(図9における右方向)に折り曲げて、該折り曲げ片32bと第2段部32aとで管状インパネメンバー部材14における第2係合孔22の連結壁14eの幅狭開口部22b周縁部を強固にかしめ加工する。さらに、折り曲げ用工具40をスライドさせると、該折り曲げ用工具40が第1段部31a,31aを上方から押圧摺動しながら起立状態の先端部31b,31bを管状インパネメンバー部材14の一方の面24(内面)に沿うようにスライド方向に折り曲げて、第1段部31a,31aと段部非成形端面31cとで管状インパネメンバー部材14における連結壁14eの第1係合孔21,21周縁部を強固に挟持する。これによりブラケット30が、図10に示すように管状インパネメンバー部材14の外側に位置して当該管状インパネメンバー部材14に強固に連結される。

即ち、ブラケット30の第2側壁32側は、第2段部32aと折り曲げ片32bとで管状インパネメンバー部材14における第2係合孔22の折り曲げ用工具40挿入方向側(図10(A)の右側)の周縁部を強固にかしめている。一方、ブラケット30の第1側壁側31側は、第1段部31a,31aが管状インパネメンバー部材14の一方の面24に、第1側壁31の段部非形成端面31cが第1係合孔21,21間の管状インパネメンバー部材14の他方の面25にそれぞれ圧接して第1係合孔21,21の周縁部を強固に挟持している。このようにブラケット30は、管状インパネメンバー部材14に高精度で、その長手方向(水平方向)及び垂直方向(直径方向)に移動不能に確実に連結されている。
また、本実施形態では、ブラケット30を管状インパネメンバー部材14により一層強固に連結するために、第1側壁31の第1段部31a,31aの先端に起立状態の先端部31b,31bを形成する一方、該先端部31b,31bが折り曲げ用工具40により管状インパネメンバー部材14の内側に沿うように折り曲げられたときの位置に対応するように、予めインパネメンバー部材11(図1)に溶着口23,23を形成している。そして、折り曲げ用工具40により折り曲げられた先端部31b,31bの板面が溶着口23,23から管状インパネメンバー部材14の外側に露出した部分を外側から管状インパネメンバー部材14の溶着口23,23の周縁部に溶接して溶着するようにしている。
また、第2側壁32の折り曲げ片32bには、下側幅狭部32eと上側幅広部32fとの交差部(両側コーナー部)に一対の凹状肉抜部32d,32dが形成されている。これにより、折り曲げ片32bが折り曲げ用工具40で管状インパネメンバー部材14の湾曲状一方の面(内面)24に沿うように折り曲げられやすい。
本実施形態に係る2部材の連結構造は、ブラケット30(一方の部材)と管状インパネメンバー部材14(他方の部材)との連結構造である。そして、ブラケット30の第1側壁31に形成された第1段部31a,31aと段部非形成端面31cとにより管状インパネメンバー部材14の連結壁14eを挟持して、第1側壁31を管状インパネメンバー部材14に連結するようになっている。さらに、ブラケット30の第2側壁32に形成された第2段部32aと折り曲げ片32bとで管状インパネメンバー部材14の連結壁14eをかしめて、第2側壁32を管状インパネメンバー部材14に連結するようになっている。従って、第1側壁31及び第2側壁32の2箇所を確実に連結して、ブラケット30を管状インパネメンバー部材14の外側に強固に連結することができる。
また、第1段部31a,31aが第1側壁31の一端に離間して2つ形成され、該2つの第1段部31a,31a間に段部非形成端面31cが形成されているので、2つの第1段部31a,31aと段部非形成端面31cとにより、管状インパネメンバー部材14の連結壁14eを挟持して第1側壁31を管状インパネメンバー部材14により一層強固に連結することができる。
なお、第1段部31a及び段部非形成端面31cの数及び位置は、特に限定されるものではなく、少なくとも各々が1つあればよい。例えば、第1段部31aを第1側壁31の幅方向中央部に形成し、その両側に段部非形成端面31cを形成するようにしてもよい。
また、第1段部31a,31aの先端部31b,31bが管状インパネメンバー部材14の溶着口23,23の周縁部に溶着されているので、第1側壁31と管状インパネメンバー部材14とをより一層強固に連結することができる。
また、折り曲げ片32bの上側幅広部32fの幅が下側幅狭部32eの幅より大きく形成される一方、第2係合孔22が上側幅広部32fを挿入可能な幅広開口部22aと、該幅広開口部22aに連通し、下側幅狭部32eを挿通可能な幅狭開口部22bとで形成されているので、連結作業工程において管状インパネメンバー部材14に対する第2側壁32の位置決めが容易である。
また、ブラケット30が第1側壁31及び第2側壁32の他端同士を結合する板状の接続壁33からなる略コ字状の断面形状を有するので、ブラケット30をプレス成形により容易に製造することができる。
また、管状インパネメンバー部材14が他方の面25を外側になるように形成された閉断面形状の管状部材であるので、ブラケット30を管状インパネメンバー部材14の外側に強固に連結することができる。
また、管状インパネメンバー部材14が、第1係合孔21および第2係合孔22が形成された金属製平板を閉断面形状に曲げ加工した管状部材であるので、管状インパネメンバー部材14をプレス成形及び曲げ加工により容易に製造することができる。
また、本実施形態に係る2部材の連結方法は、まず、ブラケット30の第1側壁31に形成された第1段部31a,31aを管状インパネメンバー部材14に形成された第1係合孔21,21に挿入して段部非形成端面31cを管状インパネメンバー部材14の他方の面25に当接させるとともに、第2段部32aに立設された折り曲げ片32bを管状インパネメンバー部材14に形成された第2係合孔22に挿入して、第2段部32aを管状インパネメンバー部材14の他方の面25に当接させる。そして、ブラケット30と管状インパネメンバー部材14とを相対的にスライドさせて、第1段部31a,31aの基端部に対応する第1側壁31の端部(上端部)を第1係合孔21,21のスライド方向内周面に当接させる一方、折り曲げ片32bの基端部(下端部)を第2係合22の幅狭開口部22bのスライド方向内周面に当接させる。その後、立設した折り曲げ片32bを折り曲げ用工具40により該折り曲げ片32bが管状インパネメンバー部材14の一方の面24に圧接されるように折り曲げて、折り曲げ片32bと第2段部32aとで連結壁14eの第2係合孔22(幅狭開口部22b)周縁部をかしめる一方、第1側壁31の第1段部31a,31aと段部非形成端面31cとで連結壁14eの第1係合孔21,21の周縁部を挟持する。このように、挿入、スライド、挟持・かしめという連結作業工程により、ブラケット30を管状インパネメンバー部材14に容易に連結することができる。
このように、本実施形態に係る2部材の連結構造及び連結方法は、2つの部材を強固かつ容易に連結することができるものである。
図11は、他の実施形態に係るブラケット130及び管状インパネメンバー部材114の斜視図である。ブラケット130は、第1側壁131の第1段部131a,131a及び第2側壁132の第2段部132aを、各々内側に向けて折曲したものであり、その他の構成は上記実施形態におけるブラケット30と同様である。また、ブラケット130の形状に合わせて、管状インパネメンバー部材114の第1係合孔121,121、第2係合孔122、溶着口123,123の位置も変更されている。このような構成でも、上記実施形態と同様な作用効果を奏することができる。
以上、本実施形態に係る2部材の連結構造及び連結方法について説明したが、本発明は上述した実施の形態に限定されるわけではなく、その他種々の変更が可能である。
例えば、本実施形態では一方の部材をブラケット30とし、他方の部材を管状インパネメンバー部材14としたが、2つの部材はこれに限定されるものではなく、様々な部材間の連結に適用することができる。
また、ブラケット30を管状インパネメンバー部材14に連結する際、本実施形態ではブラケット30の第1側壁31の先端を第1係合孔21,21に挿入した後、第2側壁32の折り曲げ片32bを第2係合孔22に挿入するようにしたが、これとは逆の挿入手順で連結をするようにしてもよい。
10 インパネメンバー
11,12,13 インパネメンバー部材
14 管状インパネメンバー部材(他方の部材)
14c テーパー部
14e 連結壁
21 第1係合孔
22 第2係合孔
23 溶着口
24 一方の面
25 他方の面
30 ブラケット(一方の部材)
31 第1側壁
31a 第1段部
31c 段部非形成端面
32 第2側壁
32a 第2段部
32b 折り曲げ片
33 接続壁
40 折り曲げ用工具

Claims (9)

  1. 対向する一対の板状の第1側壁及び第2側壁と該側壁同士を一体に結合する板状の接続壁とを有する金属製の一方の部材と、前記第1側壁及び前記第2側壁を連結する板状の連結壁で構成された他方の部材とを備え、
    前記第1側壁は、該第1側壁の一端から前記他方の部材の一方の面に沿うように部分的形成された第1段部が前記他方の部材の他方の面側から当該他方の部材の前記連結壁に形成された第1係合孔に挿入されて前記一方の面側から該第1係合孔周縁部に圧接するとともに当該第1側壁の一端における段部非形成端面が前記他方の部材の他方の面に圧接して前記第1段部と前記段部非形成端面とで前記連結壁の前記第1係合孔周縁部を挟持して前記第1側壁を前記他方の部材に連結する一方、
    前記第2側壁は、該第2側壁の先端から前記他方の部材の前記他方の面に沿うように形成された第2段部と、該第2段部から延び前記他方の部材の前記連結壁に形成された第2係合孔に前記他方の面側から挿入されて前記他方の部材の前記一方の面に沿うように折り曲げられた折り曲げ片とで前記連結壁の前記第2係合孔周縁部をかしめて前記第2側壁を前記他方の部材に連結していることを特徴とする2部材の連結構造。
  2. 前記第1段部は前記第1側壁の一端に離間して複数形成され、該複数の第1段部間に前記段部非形成端面が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の2部材の連結構造。
  3. 前記段部非形成端面は前記第1段部の両側に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の2部材の連結構造。
  4. 前記第1段部の先端部は該先端部に対応するように前記他方の部材の前記連結壁に開口された溶着口の周縁部に溶着されていることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の2部材の連結構造。
  5. 前記折り曲げ片の稜線方向の幅は前記第2段部の幅より大きく形成される一方、前記第2係合孔は前記折り曲げ片を挿入可能な幅広開口部と、該幅広開口部に連通し前記折り曲げ片の基端部が挿通可能な幅狭開口部とで形成されていることを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の2部材の連結構造。
  6. 前記一方の部材は前記第1側壁及び前記第2側壁の他端同士を結合する板状の接続壁からなる略コ字状の断面形状を有することを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載の2部材の連結構造。
  7. 前記他方の部材は前記他方の面が外側になるように形成された閉断面形状の管状部材であることを特徴とする請求項1~6のいずれか1項に記載の2部材の連結構造。
  8. 前記他方の部材は前記第1係合孔及び第2係合孔が形成された金属製平板を閉断面形状に曲げ加工した管状部材であることを特徴とする請求項7に記載の2部材の連結構造。
  9. 請求項1に記載の2部材の連結構造の連結方法であって、前記一方の部材の前記第1側壁に形成された前記第1段部を前記他方の部材に形成された前記第1係合孔に挿入して前記段部非形成端面を前記他方の部材の他方の面に当接させるとともに、前記第2段部に立設された前記折り曲げ片を前記他方の部材に形成された前記第2係合孔に挿入して前記第2段部を前記他方の部材の他方の面に当接させた後、前記一方の部材と前記他方の部材とを相対的にスライドさせ、しかる後立設した前記折り曲げ片を折り曲げ用工具により前記折り曲げ片が前記他方の部材の前記一方の面に圧接するように折り曲げて、前記折り曲げ片と前記第2段部とで前記第2係合孔周縁部をかしめる一方、前記第1側壁の前記第1段部と前記段部非形成端面とで前記他方の部材の前記第1係合孔周縁部を挟持するようにしたことを特徴とする2部材の連結方法。
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