JP2022551701A - 車両側部構造 - Google Patents
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Abstract
長手方向(106;206)に延びるサイド部分(104;204)を備え、サイド部分(104;204)は、長手方向(106;206)に延びる第1の部材(108;208)と、長手方向(106;206)に延びる第2の部材(110;210)とを備える、車両側部構造(102;202)。第1の部材(108;208)は、車両の内側(112;212)に面するように構成されており、第2の部材(110;210)は、車両の外側(114;214)に面するように構成されている。第1の部材(108;208)と第2の部材(110;210)とは、それらの間に実質的に閉鎖された空間(116;216)を形成するように互いに取り付けられている。サイド部分(104;204)は、実質的に閉鎖された空間(116;216)に位置する、2つの波形の補強部材(118、120;218、220)を備える。補強部材(118;218)と(120;220)とは互いに取り付けられている。【選択図】図4
Description
本発明の態様は、長手方向に延びるサイド部分を含み、サイド部分が、長手方向に延びる第1の部材と、長手方向に延びる第2の部材とを備える、車両側部構造に関する。第1の部材は車両の内側に面するように構成されており、第2の部材は車両の外側に面するように構成されている。第1の部材と第2の部材とは、実質的に閉鎖された空間を形成するように互いに取り付けられている。
自走車両のフレーム部分の設計では、重量と強度との間の妥協点がある。良好な妥協点を得るための有利な手法は、要求された形状に、例えば、ハット型になるように形成された1つまたは複数の金属板からフレーム部分を生産することである。
一般に、自走車両のフレーム部分は、外側から様々な衝撃を受けることがあるので一定の剛性を有するように形成される。同時に、一部のフレーム部分は、例えば、外部の物体、例えば、別の車両、または静止した物体、例えば、樹木など、との衝突による過負荷を受けるときに衝撃を吸収するための変形を可能にするべきである。剛体のままで衝撃を吸収するために変形を可能にするべき車両フレーム部分の一例には、車両のサイドシル構造がある。
本発明の発明者らは、車両側部構造をさらに改良できることを理解している。
したがって、本発明の実施形態の一目的は、車両側部構造を改良することである。
本発明の前述の目的およびさらなる目的は、長手方向に延びるサイド部分を備え、サイド部分が、長手方向に延びる第1の部材と、長手方向に延びる第2の部材とを備える、車両側部構造を提供することによって実現される。第1の部材は車両の内側に面するように構成されている。第2の部材は車両の外側に面するように構成されている。第1の部材と第2の部材とは、それらの間に実質的に閉鎖された空間を形成するように互いに取り付けられている。
さらに、サイド部分は、第1の補強部材および第2の補強部材を備える。各補強部材は、実質的に閉鎖された空間に位置し、各補強部材は長手方向に延びる。各補強部材は、長手方向を横切る方向に延びる第1のレッグを有する。各補強部材は、長手方向を横切る方向に延びる第2のレッグを有する。第1および第2のレッグはそれぞれ、長手方向に延びるフットを有する。第1の補強部材の第1のレッグのフットと、第2のレッグのフットとは、互いから離間配置されており、第2の補強部材の第1のレッグのフットと、第2のレッグのフットとは、互いから離間配置されている。
さらに、第1の補強部材の第1のレッグと第2のレッグとは、第1のヘッドセクションにおいて接合されている。第2の補強部材の第1のレッグと第2のレッグとは、第2のヘッドセクションにおいて接合されている。第1のヘッドセクションは第1および第2の部材の一方に面し、第1の補強部材のフットは第1および第2の部材の他方に面する。第2のヘッドセクションは第1および第2の部材の一方に面し、第2の補強部材のフットは第1および第2の部材の他方に面する。
さらに、第1および第2のレッグはそれぞれ、コルゲート状であり、コルゲーションを備え、第1および第2のレッグのコルゲーションは、リッジおよび溝を備える。第1の補強部材のリッジおよび溝は、第1の補強部材の第1のヘッドセクションからそれぞれのフットまで延びる。第2の補強部材のリッジおよび溝は、第2の補強部材の第2のヘッドセクションからそれぞれのフットまで延びる。第1の補強部材は第2の補強部材に取り付けられている。したがって、第1の補強部材と第2の補強部材とは互いに取り付けられている。
車両側部構造の革新的な補強部材によって、横方向の衝突または側部への衝突の際に貫通を防止するために車両側部構造の剛性および補強を維持または改善しながら、衝撃および/またはエネルギーを吸収するための車両側部構造の有利な変形が提供される。革新的な補強部材によって、車両側部構造の剛性および補強をやはり維持またはさらに改善しながら、車両側部構造の重量およびコストを軽減できる。革新的な補強部材によって、衝突時の車両側部構造の性能が改善される。革新的な補強部材を含む車両側部構造によって、改良された車両側部構造が提供される。車両側部構造は、自走車両、例えば、乗用車用の側部構造でよい。
車両側部構造は、燃焼機関を有する自走車両、1つもしくは複数の電池を有する電気自動車、またはハイブリッド車、例えば、乗用車、またはトラックのための車両側部構造でよい。車両側部構造は、例えば衝突の際に、電気自動車またはハイブリッド車の電池を保護するように構成されていてよい。車両側部構造は、車両に位置する電池の1つまたは複数の側部に位置してよい。車両側部構造は、衝突の際に、車両の運転者および/または1人もしくは複数人の乗員を保護するのに有効である。車両側部構造は、ポールとの衝突または激突に対する保護として有効である。車両側部構造は、ポールとの衝突の際に、乗用車へのポールの貫入を防止するのに有効である。
本発明による車両側部構造の有利な実施形態によれば、第1の補強部材の第1のレッグの各リッジは、第1の補強部材の第2のレッグのリッジの1つと位置合わせされている。本実施形態の利点は、衝突から生じるエネルギーおよび/または衝撃を吸収するのによりいっそう有効でありながらも、例えば、より多くのエネルギーを吸収しながらも、第1の補強部材が、よりいっそう耐圧壊性または耐圧縮性を有し、第1の補強部材の剛性および補強をよりいっそう改善することである。その結果、車両側部構造は全体が、衝突の際にエネルギーおよび/または衝撃を吸収するのによりいっそう有効でありながらも、よりいっそう耐圧壊性または耐圧縮性を有する。本実施形態の利点は、衝突時の車両側部構造の性能がさらに改善されることである。したがって、さらに改良された車両側部構造が提供される。
本発明による車両側部構造のさらなる有利な実施形態によれば、第2の補強部材の第1のレッグの各リッジは、第2の補強部材の第2のレッグのリッジの1つと位置合わせされている。本実施形態の利点は、衝突から生じるエネルギーおよび/または衝撃を吸収するのによりいっそう有効でありながらも、例えば、より多くのエネルギーを吸収しながらも、第2の補強部材が、よりいっそう耐圧壊性または耐圧縮性を有し、第2の補強部材の剛性および補強をよりいっそう改善することである。その結果、車両側部構造は全体が、衝突の際にエネルギーおよび/または衝撃を吸収するのによりいっそう有効でありながらも、よりいっそう耐圧壊性または耐圧縮性を有する。本実施形態の利点は、衝突時の車両側部構造の性能がさらに改善されることである。したがって、さらに改良された車両側部構造が提供される。
本発明による車両側部構造の別の有利な実施形態によれば、第1の補強部材の第1のレッグの各溝は、第1の補強部材の第2のレッグの溝の1つと位置合わせされている。本実施形態の利点は、衝突から生じるエネルギーおよび/または衝撃を吸収するのによりいっそう有効でありながらも、例えば、より多くのエネルギーを吸収しながらも、第1の補強部材が、よりいっそう耐圧壊性または耐圧縮性を有し、第1の補強部材の剛性および補強をよりいっそう改善することである。その結果、車両側部構造は全体が、衝突の際にエネルギーおよび/または衝撃を吸収するのによりいっそう有効でありながらも、よりいっそう耐圧壊性または耐圧縮性を有する。本実施形態の利点は、衝突時の車両側部構造の性能がさらに改善されることである。したがって、さらに改良された車両側部構造が提供される。
本発明による車両側部構造のさらに別の有利な実施形態によれば、第2の補強部材の第1のレッグの各溝は、第2の補強部材の第2のレッグの溝の1つと位置合わせされている。本実施形態の利点は、衝突から生じるエネルギーおよび/または衝撃を吸収するのによりいっそう有効でありながらも、例えば、より多くのエネルギーを吸収しながらも、第2の補強部材が、よりいっそう耐圧壊性または耐圧縮性を有し、第2の補強部材の剛性および補強をよりいっそう改善することである。その結果、車両側部構造は全体が、衝突の際にエネルギーおよび/または衝撃を吸収するのによりいっそう有効でありながらも、よりいっそう耐圧壊性または耐圧縮性を有する。本実施形態の利点は、衝突時の車両側部構造の性能がさらに改善されることである。したがって、さらに改良された車両側部構造が提供される。
本発明による車両側部構造のさらに別の有利な実施形態によれば、第1のヘッドセクションはコルゲート状であり、第1の補強部材の第1および第2のレッグならびに第1のヘッドセクションは、第1の補強部材のリッジおよび溝を含む第1の補強部材のコルゲーションを備え、第1の補強部材の各リッジは、第1の補強部材の第1のレッグのフットから、第1のヘッドセクションを通って、第1の補強部材の第2のレッグのフットまで延びる。第1の補強部材に平坦でない第1のヘッドセクションを本質的に設ける本実施形態の利点は、衝突から生じるエネルギーおよび/または衝撃を吸収するのによりいっそう有効でありながらも、例えば、より多くのエネルギーを吸収しながらも、第1の補強部材が、よりいっそう耐圧壊性または耐圧縮性を有し、第1の補強部材の剛性および補強をよりいっそう改善することである。その結果、車両側部構造は全体が、衝突の際にエネルギーおよび/または衝撃を吸収するのによりいっそう有効でありながらも、よりいっそう耐圧壊性または耐圧縮性を有する。本実施形態の利点は、第1および第2の補強部材のヘッドセクションおよびレッグ、場合によっては、フットによって形成される、共通の周辺全体に沿って、第1および第2の補強部材がさらに強くされることである。本実施形態の利点は、衝突時の車両側部構造の性能がさらに改善されることである。したがって、さらに改良された車両側部構造が提供される。
本発明による車両側部構造の有利な実施形態によれば、第1の補強部材の各溝は、第1の補強部材の第1のレッグのフットから、第1のヘッドセクションを通って、第1の補強部材の第2のレッグのフットまで延びる。本実施形態の利点は、衝突から生じるエネルギーおよび/または衝撃を吸収するのによりいっそう有効でありながらも、例えば、より多くのエネルギーを吸収しながらも、第1の補強部材が、よりいっそう耐圧壊性または耐圧縮性を有し、第1の補強部材の剛性および補強をよりいっそう改善することである。その結果、車両側部構造は全体が、衝突の際にエネルギーおよび/または衝撃を吸収するのによりいっそう有効でありながらも、よりいっそう耐圧壊性または耐圧縮性を有する。本実施形態の利点は、第1および第2の補強部材のヘッドセクションおよびレッグ、場合によっては、フットによって形成される、共通の周辺全体に沿って、第1および第2の補強部材がさらに強くされることである。本実施形態の利点は、衝突時の車両側部構造の性能がさらに改善されることである。したがって、さらに改良された車両側部構造が提供される。
本発明による車両側部構造のさらなる有利な実施形態によれば、第2のヘッドセクションはコルゲート状であり、第2の補強部材の第1および第2のレッグならびに第2のヘッドセクションは、第2の補強部材のリッジおよび溝を含む第2の補強部材のコルゲーションを備え、第2の補強部材の各リッジは、第2の補強部材の第1のレッグのフットから、第2のヘッドセクションを通って、第2の補強部材の第2のレッグのフットまで延びる。第2の補強部材に平坦でない第2のヘッドセクションを本質的に設ける本実施形態の利点は、衝突から生じるエネルギーおよび/または衝撃を吸収するのによりいっそう有効でありながらも、例えば、より多くのエネルギーを吸収しながらも、第2の補強部材が、よりいっそう耐圧壊性または耐圧縮性を有し、第2の補強部材の剛性および補強をよりいっそう改善することである。その結果、車両側部構造は全体が、衝突の際にエネルギーおよび/または衝撃を吸収するのによりいっそう有効でありながらも、よりいっそう耐圧壊性または耐圧縮性を有する。本実施形態の利点は、第1および第2の補強部材のヘッドセクションおよびレッグ、場合によっては、フットによって形成される、共通の周辺全体に沿って、第1および第2の補強部材がさらに強くされることである。本実施形態の利点は、衝突時の車両側部構造の性能がさらに改善されることである。したがって、さらに改良された車両側部構造が提供される。
本発明による車両側部構造の別の有利な実施形態によれば、第2の補強部材の各溝は、第2の補強部材の第1のレッグのフットから、第2のヘッドセクションを通って、第2の補強部材の第2のレッグのフットまで延びる。本実施形態の利点は、衝突から生じるエネルギーおよび/または衝撃を吸収するのによりいっそう有効でありながらも、例えば、より多くのエネルギーを吸収しながらも、第2の補強部材が、よりいっそう耐圧壊性または耐圧縮性を有し、第2の補強部材の剛性および補強をよりいっそう改善することである。その結果、車両側部構造は全体が、衝突の際にエネルギーおよび/または衝撃を吸収するのによりいっそう有効でありながらも、よりいっそう耐圧壊性または耐圧縮性を有する。本実施形態の利点は、第1および第2の補強部材のヘッドセクションおよびレッグ、場合によっては、フットによって形成される、共通の周辺全体に沿って、第1および第2の補強部材がさらに強くされることである。本実施形態の利点は、衝突時の車両側部構造の性能がさらに改善されることである。したがって、さらに改良された車両側部構造が提供される。
本発明による車両側部構造の有利な実施形態によれば、第1の補強部材の第1のレッグのフットは、第2の補強部材の第1のレッグのフットに取り付けられており、第1の補強部材の第2のレッグのフットは、第2の補強部材の第2のレッグのフットに取り付けられている。本実施形態によって、衝突時の車両側部構造の性能がさらに改善される。したがって、さらに改良された車両側部構造が提供される。
本発明による車両側部構造のさらなる有利な実施形態によれば、第1の補強部材の各リッジは、第1の補強部材のフットにおいてよりも、第1のヘッドセクションにおいて突き出している。本実施形態によって、車両側部構造の剛性および補強を維持または改善しながら、衝撃を吸収するための車両側部構造の有利な変形が提供される。本実施形態によって、衝突時の車両側部構造の性能が改善される。
本発明による車両側部構造の別の有利な実施形態によれば、第1の補強部材の各リッジは、第1の補強部材のフットから第1のヘッドセクションに向かってサイズが徐々に増大する。本実施形態によって、衝突時の車両側部構造の性能がさらに改善される。したがって、さらに改良された車両側部構造が提供される。
本発明による車両側部構造のさらに別の有利な実施形態によれば、第2の補強部材の各リッジは、第2の補強部材のフットにおいてよりも、第2のヘッドセクションにおいて突き出している。本実施形態によって、車両側部構造の剛性および補強を維持または改善しながら、衝撃を吸収するための車両側部構造の有利な変形が提供される。本実施形態によって、衝突時の車両側部構造の性能が改善される。
本発明による車両側部構造のさらに別の有利な実施形態によれば、第2の補強部材の各リッジは、第2の補強部材のフットから第2のヘッドセクションに向かってサイズが徐々に増大する。本実施形態によって、衝突時の車両側部構造の性能がさらに改善される。したがって、さらに改良された車両側部構造が提供される。
本発明による車両側部構造の有利な実施形態によれば、第1および第2の補強部材は、第1および第2の部材のうちの少なくとも1つに取り付けられている。本実施形態によって、衝突時の車両側部構造の性能が改善される。したがって、さらに改良された車両側部構造が提供される。
本発明による車両側部構造のさらなる有利な実施形態によれば、第1の補強部材は、第1の補強部材の第1のレッグと第2のレッグとの間に内部空間を画定し、第2の補強部材は、第1の補強部材によって画定された内部空間内に少なくとも部分的に位置する。本実施形態によって、内部空間内に少なくとも部分的に位置する第2の補強部材は、衝突に基づいた衝撃の方向に圧縮または圧壊されるときにも、第2の補強部材が第1の補強部材によって上または下に広げられるときにも、衝撃を吸収する。したがって、さらに改良された車両側部構造が提供される。
本発明による車両側部構造の別の有利な実施形態によれば、第2のヘッドセクションは、第1の補強部材によって画定された内部空間内に位置する。本実施形態によって、衝突時の車両側部構造の性能が改善される。
本発明による車両側部構造のさらに別の有利な実施形態によれば、第2の補強部材のフットは、第1の補強部材によって画定された内部空間の外側に位置する。本実施形態によって、第1の補強部材と第2の補強部材との組み合わせの構造は、側部への衝突の際に衝撃の起点に向かって広げられる。したがって、第1の補強部材は、衝突からの負荷をより早く受ける。本実施形態によって、衝突時の車両側部構造の性能がさらに改善される。
本発明による車両側部構造のさらに別の有利な実施形態によれば、第1および第2の部材はそれぞれ、長手方向に延びるコンパートメントを有し、第1の部材と第2の部材とは、コンパートメントが実質的に閉鎖された空間を形成するように互いに取り付けられており、第1および第2の補強部材のフットは、同じコンパートメントに配置される。本実施形態によって、衝突時の車両側部構造の性能が改善される。したがって、さらに改良された車両側部構造が提供される。
本発明による車両側部構造の有利な実施形態によれば、第1のヘッドセクションは、第1および第2の部材のうちの1つの、コンパートメントに配置される。本実施形態によって、衝突時の車両側部構造の性能が改善される。したがって、さらに改良された車両側部構造が提供される。
本発明による車両側部構造のさらなる有利な実施形態によれば、第2のヘッドセクションは、第1および第2の部材のうちの1つの、コンパートメントに配置される。本実施形態によって、衝突時の車両側部構造の性能が改善される。したがって、さらに改良された車両側部構造が提供される。
本発明による車両側部構造のさらに別の有利な実施形態によれば、第1および第2の補強部材のフットは、第2の部材のコンパートメントに位置する。本実施形態によって、衝突時の車両側部構造の性能が改善される。したがって、さらに改良された車両側部構造が提供される。
本発明による車両側部構造のさらに別の有利な実施形態によれば、第1および第2の部材はそれぞれ、第1の側壁および第2の側壁を有し、第1および第2の部材はそれぞれ、第1の側壁に取り付けられた第1のフランジと、第2の側壁に取り付けられた第2のフランジとを有し、第1の部材と第2の部材とは、第1および第2のフランジのうちの対向するフランジを介して互いに取り付けられており、第1および第2の補強部材のうちの少なくとも1つの、第1および第2のレッグのうちの少なくとも1つの、フットは、第1および第2のフランジの少なくとも1つに取り付けられている。本実施形態によって、車両側部構造の剛性および補強を維持または改善しながら、衝撃を吸収するための車両側部構造の有利な変形が提供される。本実施形態によって、衝突時の車両側部構造の性能が改善される。
本発明による車両側部構造の有利な実施形態によれば、第1および第2の補強部材のうちの1つの、第1および第2のレッグのうちの1つの、フットの第1のフットは、第1および第2の部材のうちの1つの、第1のフランジに取り付けられており、第1および第2の補強部材のうちの1つの、第1および第2のレッグのうちの1つの、フットの第2のフットは、第1および第2の部材のうちの同一の部材の、第2のフランジに取り付けられている。本実施形態によって、衝突時の車両側部構造の性能が改善される。したがって、さらに改良された車両側部構造が提供される。
本発明による車両側部構造のさらなる有利な実施形態によれば、第2の補強部材の第1および第2のレッグのフットは、第1または第2の部材のうちの1つの、同じ底面に取り付けられている。本実施形態によって、車両側部構造の剛性および補強を維持または改善しながら、衝撃を吸収するための車両側部構造の有利な変形が提供される。
本発明による車両側部構造の別の有利な実施形態によれば、第1の補強部材の第1および第2のレッグのフットは、第1または第2の部材のうちの1つの、同じ底面に取り付けられている。本実施形態によって、車両側部構造の剛性および補強を維持または改善しながら、衝撃を吸収するための車両側部構造の有利な変形が提供される。
本発明による車両側部構造のさらに別の有利な実施形態によれば、第1の補強部材は、第1の補強部材の第1のレッグと第2のレッグとの間に内部空間を画定し、第2の補強部材の第2のヘッドセクションおよびフットは、第1の補強部材によって画定された内部空間の外側に位置する。本実施形態によって、強い衝撃で起こるサイド部分の変形は、対称的かつ予測可能であり、サイド部分に多大なエネルギーを吸収させる。したがって、本実施形態によって、車両側部構造の剛性および補強を維持または改善しながら、衝撃を吸収するための車両側部構造の有利な変形が提供される。
本発明による車両側部構造のさらに別の有利な実施形態によれば、第2の補強部材は全体が、第1の補強部材によって画定された内部空間の外側に位置する。本実施形態によって、車両側部構造の剛性および補強を維持または改善しながら、衝撃を吸収するための車両側部構造の有利な変形が提供される。
本発明による車両側部構造のさらに別の有利な実施形態によれば、第2の補強部材は、第2の補強部材の第1のレッグと第2のレッグとの間に内部空間を画定し、第1の補強部材は全体が、第2の補強部材によって画定された内部空間の外側に位置する。本実施形態によって、車両側部構造の剛性および補強を維持または改善しながら、衝撃を吸収するための車両側部構造の有利な変形が提供される。
本発明による車両側部構造の有利な実施形態によれば、第1および第2の部材はそれぞれ、長手方向に延びるコンパートメントを有し、各コンパートメントは底面を有し、第1の部材と第2の部材とは、コンパートメントが実質的に閉鎖された空間を形成するように互いに取り付けられており、第1のヘッドセクションは、コンパートメントの一方に配置され、第2のヘッドセクションはコンパートメントの他方に配置される。本実施形態によって、車両側部構造の剛性および補強をさらに維持または改善しながら、衝撃を吸収するための車両側部構造の有利な変形が提供される。
本発明による車両側部構造のさらなる有利な実施形態によれば、第1および第2のヘッドセクションの1つは、コンパートメントのうちの1つの、底面に取り付けられている。本実施形態によって、車両側部構造の剛性および補強をさらに維持または改善しながら、衝撃を吸収するための車両側部構造の有利な変形が提供される。
本発明による車両側部構造の別の有利な実施形態によれば、第1および第2のヘッドセクションの1つは、第1の部材のコンパートメントの底面に取り付けられている。本実施形態によって、車両側部構造の剛性および補強を維持または改善しながら、衝撃を吸収するための車両側部構造の有利な変形が提供される。
本発明による車両側部構造のさらに別の有利な実施形態によれば、第1および第2の部材はそれぞれ、第1の側壁および第2の側壁を有し、第1および第2の部材はそれぞれ、第1の側壁に取り付けられた第1のフランジと、第2の側壁に取り付けられた第2のフランジとを有し、第1の部材と第2の部材とは、第1および第2のフランジのうちの対向するフランジを介して互いに取り付けられており、第1および第2の補強部材のうちの少なくとも1つの、第1および第2のレッグのうちの少なくとも1つの、フットは、第1および第2のフランジの少なくとも1つに取り付けられている。本実施形態によって、車両側部構造の剛性および補強を維持または改善しながら、衝撃を吸収するための車両側部構造の有利な変形が提供される。本実施形態によって、衝突時の車両側部構造の性能が改善される。
本発明による車両側部構造のさらに別の有利な実施形態によれば、第1の補強部材と第2の補強部材とはサイズが異なる。本実施形態によって、車両側部構造の剛性および補強を維持または改善しながら、衝撃を吸収するための車両側部構造の有利な変形が提供される。
本発明による車両側部構造の有利な実施形態によれば、小さい方の補強部材のヘッドセクションは、第1の部材に面する。本実施形態によって、車両側部構造の剛性および補強を維持または改善しながら、衝撃を吸収するための車両側部構造の有利な変形が提供される。
本発明による車両側部構造のさらなる有利な実施形態によれば、各補強部材は、板、例えば、金属板から形成される。このことは、第1および第2の補強部材を生産する有効な手法である。
本発明による車両側部構造の別の有利な実施形態によれば、第1および第2の部材はそれぞれ、板、例えば、金属板から形成される。このことは、第1および第2の部材を生産する有効な手法である。
本発明による車両側部構造のさらに別の有利な実施形態によれば、第1および第2の部材はそれぞれ、ハット型およびU型のうちの1つである。このことは、第1および第2の部材を生産する有効な手法である。
本発明による車両側部構造のさらに別の有利な実施形態によれば、サイド部分はサイドシル部分であり、サイドシル部分は、車体の長手方向に延び、車体の側部に設けられる。本実施形態によって、車両側部構造の剛性および補強を維持または改善しながら、衝撃を吸収するためのサイドシル部分を有する車両側部構造の有利な変形が提供される。革新的な補強部材は、一定の衝突の際に衝撃が吸収されるべき場合は、車両側部構造のサイドシル部分にとって特に有利である。
本発明による車両側部構造の有利な実施形態によれば、サイドシル部分は、車体の1つまたは複数のクロスビームに取り付けられている。ここで、車両側部構造の剛性をさらに改善することができる。
車両側部構造の前述の特徴および実施形態は、考えられる様々な手法で組み合わせられて、さらなる有利な実施形態を提供できる。本発明による車両側部構造のさらなる有利な実施形態および本発明の実施形態によるさらなる利点は、従属請求項および実施形態の詳細な説明から明らかになる。
ここで本発明は、例示のために、開示された図面を参照しながら、実施形態によってより詳細に説明される。
図1、図2および図6を参照すると、第1のエンベッドメントによる車両側部構造102のサイド部分104が、第1の補強部材118および第2の補強部材120を含んでいる。各補強部材118、120は同じ長手方向106に延びる。第1および第2の補強部材118、120の各補強部材118、120は、プレス硬化によって加工できる、板、例えば、アルミニウムまたは他の任意の適切な材料の板などの金属板から形成される。各補強部材118、120は、長手方向106において滑らかな波形である。
各補強部材118、120は、長手方向106を横切る方向に延びる第1のレッグ122、124を有する。各補強部材118、120は、長手方向106を横切る方向に延びる第2のレッグ126、128を有する。各レッグ122、124、126、128は、長手方向106に延びるフット130、132、134、136を有する。各フット130、132、134、136は様々な形式で構成することがきる。図1から図6の第1の実施形態を参照すると、各フット130、132、134、136は、それぞれのレッグ122、124、126、128の端部の湾曲部分でよい。ただし、フットは、それぞれのレッグ122、124、126、128の端部の直線部分でもよい。
図6を参照すると、第1の補強部材118の第1のレッグ122のフット130と、第2のレッグ126のフット134とは、第1の補強部材118の第1のレッグ122と第2のレッグ126との間に内部空間158が形成されるように、互いから離間配置されている。第2の補強部材120の第1のレッグ124のフット132と、第2のレッグ128のフット136とは、第2の補強部材120の第1のレッグ124と第2のレッグ128との間に内部空間159が形成されるように、互いから離間配置されている。
第1の補強部材118の第1のレッグ122と第2のレッグ126とは、第1のヘッドセクション138において接合されている。第1のヘッドセクション138は第1のヘッド部分と呼ばれることもある。第2の補強部材120の第1のレッグ124と第2のレッグ128とは、第2のヘッドセクション140において接合されている。第2のヘッドセクション140は第2のヘッド部分と呼ばれることもある。各ヘッドセクション138、140ならびに第1および第2のレッグ122、124、126、128に関して「接合されている」とは、2つのレッグ122、124、126、128、すなわち、第1のレッグ122、124と第2のレッグ128、128とが、第1または第2のヘッドセクション138、140において、互いに接続されているかまたは取り付けられていることである。各補強部材118、120のヘッドセクション138、140およびレッグ122、124、126、128は、U字形を形成し、そのU字形の端部にフット130、132、134、136があると説明できる。したがって、各補強部材118、120はU字形の断面を有する。ただし、他の形状、例えば、V字形の断面が可能である。
各レッグ122、124、126、128は、滑らかな波形を形成するように長手方向106にコルゲート状であり、コルゲーションを含む。各レッグ122、124、126、128は、実質的にその長手方向の範囲または長さ全体に沿ってコルゲート状でよい。各補強部材118、120の第1および第2のレッグ122、124、126、128のコルゲーションは、リッジ142、144、146、148および溝150、152、154、156を含む。各レッグ122、124、126、128は、複数のリッジ142、144、146、148、例えば、5つのリッジ142、144、146、148またはそれよりも多くのリッジと、複数の溝150、152、154、156、例えば、5つの溝150、152、154、156またはそれよりも多くの溝とを備えることができる。第1の補強部材118のリッジ142、144および溝150、152は、第1の補強部材118の第1のヘッドセクション138からそれぞれのフット130、134まで延びる。第2の補強部材120のリッジ146、148および溝154、156は、第2の補強部材120の第2のヘッドセクション140からそれぞれのフット132、136まで延びる。したがって、各レッグ122、124、126、128は滑らかな波形を有する。これら革新的なコルゲーションによって、車両側部構造102の剛性および補強を維持または改善しながら、衝撃を吸収するための車両側部構造102の有利な変形が実現される。
第1の補強部材118は第2の補強部材120に取り付けられている。したがって、第1の補強部材118と第2の補強部材120とは、互いに取り付けられている。第1の補強部材118の第1のレッグ122のフット130は、例えば、溶接、接着剤、もしくはリベットなどの機械的ロック構造、または他の任意の適切な締結手段などによって、第2の補強部材120の第1のレッグ124のフット132に取り付けられていてよい。第1の補強部材118の第2のレッグ126のフット134は、例えば、溶接、接着剤、もしくはリベットなどの機械的ロック構造、または他の任意の適切な締結手段などによって、第2の補強部材120の第2のレッグ128のフット136に取り付けられていてよい。フット130、134が、長手方向106において、その長手方向の長さまたは範囲全体に沿って、対向するフット132、136に取り付けられていてよい。
図6を参照すると、第1の補強部材118は、第1の補強部材118の第1のレッグ122と第2のレッグ126との間に内部空間158を画定している。第2の補強部材120は、第1の補強部材118によって画定された内部空間158内に少なくとも部分的に位置する。第2のヘッドセクション140は、第1の補強部材118によって画定された内部空間158内に位置する。しかし、第2の補強部材120のフット132、136は、第1の補強部材118によって画定された内部空間158の外側に位置する。図1、図2および図6を参照すると、第1の補強部材118は、以下でより詳細に開示する、第1および/または第2の部材108、110への取付けのために構成された複数の取付舌片157a~157gを有する。複数の取付舌片157a~157gは、第1の補強部材118のフット130、134に設けることができる。代替の実施形態では、第2の補強部材120が取付舌片157a~157gを備えることができる。取付舌片157a~157gは、第1の補強部材118と一体にされ(すなわち、第1の補強部材118とのユニットとして形成され)てもよく、例えば、溶接、接着剤、もしくはリベットなどの機械的ロック構造、または他の任意の適切な締結手段などによって、第1の補強部材118に取り付けられてもよい。
図3から図6を参照すると、車両側部構造102は、長手方向106に延びるサイド部分104を含む。サイド部分104は、長手方向106に延びる第1の部材108を有する。サイド部分104は、長手方向106に延びる第2の部材110を有する。第1の部材108は、車両、例えば、乗用車などの自走車両の内側112に面するように構成されている。第2の部材110は、同じ車両の外側114に面するように構成されている。第1の部材108と第2の部材110とは、それらの間に実質的に閉鎖された空間116を形成するように互いに取り付けられている。第1の部材108と第2の部材110とは、例えば、溶接、接着剤、もしくはリベットなどの機械的ロック構造、または他の任意の適切な締結手段などによって、互いに取り付けられていてよい。第1および第2の部材108、110はそれぞれ、プレス硬化によって加工できる、板、例えば、アルミニウム板などの金属板から形成されてよい。図示の第1の実施形態では、第1および第2の部材108、110はそれぞれ、ハット型であるが、U型とすることもできる。特に車両が組立て済みのときには、第1または第2の部材108、110と、車両の内側112または外側114との間に、1つもしくは複数の付加的セクションまたは1つもしくは複数の付加的部材を載置できることを理解されたい。
第1の補強部材118の第1のヘッドセクション138は、第1および第2の部材108、110の一方の108、110に面し、第1の補強部材118のフット130、134は、第1および第2の部材108、110の他方108、110に面する。図6を参照すると、図示の第1の実施形態では、第1の補強部材118の第1のヘッドセクション138は、第1の部材108に面し、第1の補強部材118のフット130、134は、第2の部材110に面する。ただし、逆向きも可能である。第2の補強部材120の第2のヘッドセクション140は、第1および第2の部材108、110の一方の108、110に面し、第2の補強部材120のフット132、136は、第1および第2の部材108、110の他方108、110に面する。図6を参照すると、図示の第1の実施形態では、第2の補強部材120の第2のヘッドセクション140は、第1の部材108に面し、第2の補強部材120のフット132、136は第2の部材110に面する。ただし、逆向きも可能である。第1のヘッドセクション138が第1および第2の部材108、110の一方の108、110に面し、第1の補強部材118のフット130、134が第1および第2の部材108、110の他方108、110に面するということが、必ずしも、第1のヘッドセクション138またはフット130、134と、第1の部材108または第2の部材110との間に空いた空間があることを意味するものではない。その代わりに、それらの間に他の部材またはユニットがあってよい。第2のヘッドセクション140が第1および第2の部材108、110の一方の108、110に面し、第2の補強部材120のフット132、136が第1および第2の部材108、110の他方108、110に面するということが、必ずしも、第2のヘッドセクション138またはフット132、136と、第1の部材108または第2の部材110との間に空いた空間があることを意味するものではない。その代わりに、それらの間に他の部材またはユニットがあってよい。
図6を参照すると、第1および第2の補強部材118、120は、第1および第2の部材108、110の少なくとも1つに取り付けられており、ここで、第2の補強部材120は、第1の補強部材118を介して、第1および第2の部材108、110の1つに間接的に取り付けられている。代替的に、第1の補強部材118は、第2の補強部材120を介して、第1および第2の部材108、110の1つに間接的に取り付けられていてよい。図1、図2および図6を参照すると、第1の補強部材118は、例えば複数の取付舌片157a~157gによって、第1および第2の部材108、110の1つに取り付けられている。
第1および第2の部材108、110はそれぞれ、コンパートメント160、162を有する。各コンパートメント160、162は、底面164、166を有し、長手方向106に延びる。第1の部材108と第2の部材110とは、コンパートメント160、162が実質的に閉鎖された空間116を形成するように互いに取り付けられている。第1および第2の補強部材118、120のフット130、132、134、136は、同じコンパートメント160、162に、例えば、第2の部材110のコンパートメント162に配置されている。第1のヘッドセクション138は、第1および第2の部材108、110の1つ108、110のコンパートメント160、162に、例えば、第1の部材108のコンパートメント160に配置されている。第2のヘッドセクション140は、第1および第2の部材108、110の1つ108、110のコンパートメント160、162に、例えば、第2の部材110のコンパートメント162に配置されている。
図5および図6を参照すると、第1および第2の部材108、110はそれぞれ、第1の側壁168、170および第2の側壁172、174を有する。第1および第2の部材108、110はそれぞれ、第1の側壁168、170に取り付けられた第1のフランジ176、178を有する。第1および第2の部材108、110はそれぞれ、第2の側壁172、174に取り付けられた第2のフランジ180、182を有する。第1の部材108と第2の部材110とは、第1および第2のフランジ176、178、180、182のうちの対向するフランジ176、178、180、182を介して、例えば、溶接、接着剤、もしくはリベットなどの機械的ロック構造、または他の任意の適切な締結手段などによって、互いに取り付けられている。第1および第2の補強部材118、120のうちの少なくとも1つの、例えば、図示の第1の実施形態の第1の補強部材118の、第1および第2のレッグ122、124、126、128のうちの少なくとも1つの、フット130、132、134、136は、複数の取付舌片157a~157gを介して、第1および第2のフランジ176、178、180、182の少なくとも1つ176、178、180、182に取り付けられている。より詳細には、第1および第2の補強部材118、120のうちの1つの、例えば、図示の第1の実施形態の第1の補強部材118の、第1および第2のレッグ122、124、126、128のうちの1つの、フット130、132、134、136の第1のフット130、132、134、136は、複数の取付舌片157a~157gのうちのいくつかによって、第1および第2の部材108、110の1つ108、110の第1のフランジ176、178に取り付けられており、第1および第2の補強部材118、120のうちの1つの、例えば、図示の第1の実施形態の第1の補強部材118の、第1および第2のレッグ122、124、126、128のうちの1つの、フット130、132、134、136の第2のフット130、132、134、136は、複数の取付舌片157a~157gのうちのいくつかによって、第1および第2の部材108、110のうちの同一の部材108、110、の第2のフランジ180、182に取り付けられている。
有利には、サイド部分104の組立ては、まず、第1の補強部材118と第2の補強部材120とを互いに取り付け、続いて、それらを第1および第2の部材108、110の1つに取り付け、その後、第1の部材108と第2の部材110とを互いに取り付けることによって進めることができる。代替の実施形態では、第1のヘッドセクション138を第1および第2の部材108、110の1つに、例えば、第1の部材108に取り付けてもよい。
図7、図8および図12を参照すると、第2のエンベッドメントによる車両側部構造202のサイド部分204が、第1の補強部材218および第2の補強部材220を有する。各補強部材218、220は同じ長手方向206に延びる。各補強部材218、220は、プレス硬化によって加工できる、板、例えば、アルミニウムまたは他の任意の適切な材料の板などの金属板から形成される。各補強部材218、220は、長手方向206において滑らかな波形である。
各補強部材218、220は、長手方向206を横切る方向に延びる第1のレッグ222、224を有する。各補強部材218、220は、長手方向206を横切る方向に延びる第2のレッグ226、228を有する。各レッグ222、224、226、228は、長手方向206に延びるフット230、232、234、236を有する。各フット230、232、234、236は様々な形式で構成することができる。図7から図12の第2の実施形態を参照すると、各フット230、232、234、236は、それぞれのレッグ222、224、226、228の端部の湾曲部分でよい。ただし、フットは、それぞれのレッグ222、224、226、228の端部の直線部分でもよい。図7および図8を参照すると、フット230、232、234、236は、複数のフラップを含む波形を形成できるが、これは必要ではない。
図12を参照すると、第1の補強部材218の第1のレッグ222のフット230と、第2のレッグ226のフット234とは、第1の補強部材218の第1のレッグ222と第2のレッグ226との間に内部空間258が形成されるように、互いから離間配置されている。第2の補強部材220の第1のレッグ224のフット232と、第2のレッグ228のフット236とは、第2の補強部材220の第1のレッグ224と第2のレッグ228との間に内部空間259が形成されるように、互いから離間配置されている。
第1の補強部材218の第1のレッグ222と第2のレッグ226とは、第1のヘッドセクション238において接合されている。第1のヘッドセクション238は第1のヘッド部分と呼ばれることもある。第2の補強部材220の第1のレッグ224と第2のレッグ228とは、第2のヘッドセクション240において接合されている。第2のヘッドセクション240は第2のヘッド部分と呼ばれることもある。したがって、各補強部材218、220はU字形の断面を有する。ただし、他の形状、例えば、V字形の断面が可能である。
各レッグ222、224、226、228は、滑らかな波形を形成するように長手方向206にコルゲート状であり、コルゲーション242、244、246、248、250、252、254、256を含む。各レッグ222、224、226、228は、実質的にその長手方向の範囲または長さ全体に沿ってコルゲート状でよい。各補強部材218、220の第1および第2のレッグ222、224、226、228のコルゲーション242、244、246、248、250、252、254、256は、リッジ242、244、246、248および溝250、252、254、256を含む。各レッグ222、224、226、228は、複数のリッジ242、244、246、248、例えば、5つのリッジ242、244、246、248またはそれよりも多くのリッジと、複数の溝250、252、254、256、例えば、5つの溝250、252、254、256またはそれよりも多くの溝とを備えることができる。第1の補強部材218のリッジ242、244および溝250、252は、第1の補強部材218の第1のヘッドセクション238からそれぞれのフット230、234まで延びる。第2の補強部材220のリッジ246、248および溝254、256は、第2の補強部材220の第2のヘッドセクション240からそれぞれのフット232、236まで延びる。したがって、各レッグ222、224、226、228は滑らかな波形を有する。
第1の補強部材218は第2の補強部材220に取り付けられている。第1の補強部材218の第1のレッグ222のフット230は、例えば、溶接、接着剤、もしくはリベットなどの機械的ロック構造、または他の任意の適切な締結手段などによって、第2の補強部材220の第1のレッグ224のフット232に取り付けられていてよい。第1の補強部材218の第2のレッグ226のフット234は、例えば、溶接、接着剤、もしくはリベットなどの機械的ロック構造、または他の任意の適切な締結手段などによって、第2の補強部材220の第2のレッグ228のフット236に取り付けられていてよい。フット230、234が、長手方向206において、その長手方向の長さまたは範囲全体に沿って、対向するフット232、236に取り付けられていてよい。
図12を参照すると、第1の補強部材218は、第1の補強部材218の第1のレッグ222と第2のレッグ226との間に内部空間258を画定している。第2の補強部材220の第2のヘッドセクション240およびフット232、236は、第1の補強部材218によって画定された内部空間258の外側に位置する。より詳細には、図7から図12の図示の第2の実施形態では、第2の補強部材220は全体が、第1の補強部材218によって画定された内部空間258の外側に位置する。図12を参照すると、第2の補強部材220は、第2の補強部材220の第1のレッグ224と第2のレッグ228との間に内部空間259を画定している。第1の補強部材218は全体が、第2の補強部材220によって画定された内部空間259の外側に位置してよく、これは図7から図12の図示の第2の実施形態の事例である。
図7、図8および図12を参照すると、第1の補強部材218は、以下でより詳細に開示する、第1および/または第2の部材208、210への取付けのために構成された複数の取付舌片257a、257bを有する。第1の補強部材218の複数の取付舌片257a、257bは、第1の補強部材218のフット230、234のうちの少なくとも1つに設けることができる。第2の補強部材220は、以下でより詳細に開示する、第1および/または第2の部材208、210への取付けのための、第1の端部の第1の取付舌片261aと、第2の端部の第2の取付舌片261bとを有する。第2の補強部材220の第1および第2の取付舌片261a、261bは、第2の補強部材220の第2のヘッドセクション240に設けることができる。代替の実施形態では、第2の補強部材220は取付舌片257a、257bを備えることができ、かつ/または、第1の補強部材218は第1および第2の取付舌片261a、261bを備えることができる。取付舌片257a、257b、261a、261bは、それぞれの補強部材218、220と一体にされ(すなわち、それぞれの補強部材218、220とのユニットとして形成され)てもよく、例えば、溶接、接着剤、もしくはリベットなどの機械的ロック構造、または他の任意の適切な締結手段などによって、それぞれの補強部材218、220に取り付けられていてもよい。
図9から図12を参照すると、車両側部構造202は、長手方向206に延びるサイド部分204を含む。サイド部分104は、長手方向106に延びる第1の部材208を有する。サイド部分204は、長手方向206に延びる第2の部材210を有する。第1の部材208は、車両、例えば、乗用車などの自走車両の内側212に面するように構成されている。第2の部材210は、同じ車両の外側214に面するように構成されている。第1の部材208と第2の部材210とは、それらの間に、実質的に閉鎖された空間216、例えば、閉鎖された空間216を形成するように互いに取り付けられている。第1の部材208と第2の部材210とは、例えば、溶接、接着剤、もしくはリベットなどの機械的ロック構造、または他の任意の適切な締結手段などによって、互いに取り付けられていてよい。第1および第2の部材208、210はそれぞれ、プレス硬化によって加工できる、板、例えば、アルミニウム板などの金属板から形成されてよい。図示の第2の実施形態では、第1および第2の部材208、210はそれぞれ、ハット型であるが、U型とすることもできる。
第1の補強部材218の第1のヘッドセクション238は、第1および第2の部材208、210の一方の208、210に面し、第1の補強部材218のフット230、234は、第1および第2の部材208、210の他方208、210に面する。図12を参照すると、図示の第2の実施形態では、第1の補強部材218の第1のヘッドセクション238は第2の部材210に面し、第1の補強部材218のフット230、234は第1の部材208に面する。ただし、逆向きも可能である。第2の補強部材220の第2のヘッドセクション240は、第1および第2の部材208、210の一方の208、210に面し、第2の補強部材220のフット232、236は、第1および第2の部材208、210の他方208、210に面する。図12を参照すると、図示の第2の実施形態では、第2の補強部材220の第2のヘッドセクション240は、第1の部材208に面し、第2の補強部材220のフット232、236は第2の部材210に面する。ただし、逆向きも可能である。第1のヘッドセクション238が第1および第2の部材208、210の一方の208、210に面し、第1の補強部材218のフット230、234が第1および第2の部材208、210の他方208、210に面するということが、必ずしも、第1のヘッドセクション238またはフット230、234と、第1の部材208または第2の部材210との間に空いた空間があることを意味するものではない。その代わりに、それらの間に他の部材またはユニットがあってよい。第2のヘッドセクション240が第1および第2の部材208、210の一方の208、210に面し、第2の補強部材220のフット232、236が第1および第2の部材208、210の他方208、210に面するということが、必ずしも、第2のヘッドセクション238またはフット232、236と、第1の部材208または第2の部材210との間に空いた空間があることを意味するものではない。その代わりに、それらの間に他の部材またはユニットがあってよい。
図12を参照すると、第1および第2の補強部材218、220は、第1および第2の部材208、210の少なくとも1つに取り付けられている。第2の補強部材220は、第1の補強部材218を介して、第1および第2の部材208、210の1つに間接的に取り付けられている。代替的に、第1の補強部材218が、第2の補強部材220を介して、第1および第2の部材208、210の1つに間接的に取り付けられていてよい。図7、図8および図12を参照すると、第1の補強部材218は、複数の取付舌片257a、257bによって、第1および第2の部材208、210の1つに取り付けられており、第2の補強部材220は、第1および第2の取付舌片261a、261bによって、第1および第2の部材208、210の1つに直接的に取り付けられている。
図12を参照すると、第1および第2の部材208、210はそれぞれ、コンパートメント260、262を有する。各コンパートメント260、262は、底面264、266を有し、長手方向206に延びる。第1の部材208と第2の部材210とは、コンパートメント260、262が実質的に閉鎖された空間216を形成するように互いに取り付けられている。第1の補強部材218の第1のヘッドセクション238は、コンパートメント260、262の一方の260、262に配置され、第2の補強部材220の第2のヘッドセクション240は、コンパートメント260、262の他方260、262に配置される。図示の第2の実施形態では、第1のヘッドセクション238は、第2の部材210のコンパートメント262に位置し、第2のヘッドセクション240は、第1の部材208のコンパートメント260に位置する。
図11および図12を参照すると、第1および第2の部材208、210はそれぞれ、第1の側壁268、270および第2の側壁272、274を有する。第1および第2の部材208、210はそれぞれ、第1の側壁268、270に取り付けられた第1のフランジ276、278を有する。第1および第2の部材208、210はそれぞれ、第2の側壁272、274に取り付けられた第2のフランジ280、282を有する。第1の部材208と第2の部材210とは、第1および第2のフランジ276、278、280、282のうちの対向するフランジ276、278、280、282を介して、例えば、溶接、接着剤、もしくはリベットなどの機械的ロック構造、または他の任意の適切な締結手段などによって、互いに取り付けられている。第1および第2の補強部材218、220のうちの少なくとも1つの、例えば、図示の第2の実施形態の第1の補強部材218の、第1および第2のレッグ222、224、226、228のうちの少なくとも1つの、フット230、232、234、236は、複数の取付舌片257a、257bを介して、第1および第2のフランジ276、278、280、282の少なくとも1つ276、278、280、282に取り付けられている。さらに、第1および第2のヘッドセクション238、240のうちの1つ、例えば、図示の第2の実施形態の第2のヘッドセクション240の1つは、コンパートメント260、262のうちの1つの、底面264、266に取り付けられている。より詳細には、第1および第2のヘッドセクション238、240の1つは、第1の部材208のコンパートメント260の底面264に取り付けられていてよい。より詳細には、第2のヘッドセクション240は、例えば第1および第2の取付舌片261a、261bによって、第1の部材208のコンパートメント260の底面264に取り付けられていてよい。
有利には、サイド部分204の組立ては、まず、第1の補強部材218と第2の補強部材220とを互いに取り付け、続いて、それらを第1および第2の部材208、210の1つに取り付け、その後、第1の部材208と第2の部材210とを互いに取り付けることによって進めることができる。代替の実施形態では、第1のヘッドセクション238を第1および第2の部材208、210の1つに、例えば、第2の部材210に取り付けてもよい。
図2、図6、図7および図12を参照すると、第1の補強部材118;218の第1のレッグ122;222の各リッジ142;242は、第1の補強部材118;218の第2のレッグ126;226のリッジ144;244の1つと位置合わせされてよい。ここで、同じ(第1の)補強部材118;218の、第1のレッグ122;222のリッジ142;242と、第2のレッグ126;226のリッジ144;244との間にジグザグでない関係があることを定義できる。
図1、図4、図6、図8および図12を参照すると、第2の補強部材120;220の第1のレッグ124;224の各リッジ146;246は、第2の補強部材120;220の第2のレッグ128;228のリッジ148;248の1つと位置合わせされてよい。ここで、同じ(第2の)補強部材120;220の、第1のレッグ124;224のリッジ146;246と、第2のレッグ128;228のリッジ148;248との間にジグザグでない関係があることを定義できる。
図2、図6、図7および図12を参照すると、第1の補強部材118;218の第1のレッグ122;222の各溝150;250は、第1の補強部材118;218の第2のレッグ126;226の溝152;252の1つと位置合わせされてよい。ここで、同じ(第1の)補強部材118;218の、第1のレッグ122;222の溝150;250と、第2のレッグ126;226の溝152;252との間にジグザグでない関係があることを定義できる。
図1、図4、図6、図8および図12を参照すると、第2の補強部材120;220の第1のレッグ124;224の各溝154;254は、第2の補強部材120;220の第2のレッグ128;228の溝156;256の1つと位置合わせされてよい。ここで、同じ(第2の)補強部材120;220の、第1のレッグ124;224の溝154;254と、第2のレッグ128;228の溝156;256との間にジグザグでない関係があることを定義できる。
図1、図2および図7を参照すると、第1のヘッドセクション138;238はコルゲート状でよく、第1の補強部材118;218の第1および第2のレッグ122、126;222、226ならびに第1のヘッドセクション138;238は、第1の補強部材118;218のリッジ142、144;242、244および溝150、152;250、252を含む第1の補強部材118;218のコルゲーションを備えることができる。第1の補強部材118;218の各リッジ142、144;242、244は、第1の補強部材118;218の第1のレッグ122;222のフット130;230から、第1のヘッドセクション138;238を通って、第1の補強部材118;218の第2のレッグ126;226のフット134;234まで延びることができる。第1の補強部材118;218の各溝150、152;250、252は、第1の補強部材118;218の第1のレッグ122;222のフット130;230から、第1のヘッドセクション138;238を通って、第1の補強部材118;218の第2のレッグ126;226のフット134;234まで延びることができる。第1のヘッドセクション138;238が平坦でないことを定義できる。
図1および図8を参照すると、第2のヘッドセクション140;240はコルゲート状でよく、第2の補強部材120;220の第1および第2のレッグ124、128;224、228ならびに第2のヘッドセクション140;240は、第2の補強部材120;220のリッジ146、148;246、248および溝154、156;254、256を含む、第2の補強部材120;220のコルゲーションを備えることができる。第2の補強部材120;220の各リッジ146、148;246、248は、第2の補強部材120;220の第1のレッグ124;224のフット132;232から、第2のヘッドセクション140;240を通って、第2の補強部材120;220の第2のレッグ128;228のフット136;236まで延びることができる。第2の補強部材120;220の各溝154、156;254、256は、第2の補強部材120;220の第1のレッグ124;224のフット132;232から、第2のヘッドセクション140;240を通って、第2の補強部材120;220の第2のレッグ128;228のフット136;236まで延びることができる。第2のヘッドセクション140;240が平坦でないことを定義できる。
図12を参照すると、図示の第2の実施形態では、第2の補強部材220の各リッジ246、248は、第2の補強部材220のフット232、236においてよりも、第2のヘッドセクション240において突き出している。「突き出している」とは、各リッジ246、248が、フット232、236においてよりも、ヘッドセクション240において大きいということである。さらに、図12では、第2の補強部材220の各リッジ246、248は、第2の補強部材220のフット232、236から第2のヘッドセクション240に向かってサイズが徐々に増大する。第2の補強部材220の波形は、長手方向206に見たときに、第2の補強部材220の部材厚dを形成する。図12では、第2の補強部材220の第2のヘッドセクション240の部材厚dは、第2の補強部材220のフット232、236の部材厚dよりも大きい。このことは、衝突衝撃の際のストレスが第2の補強部材220のフット232、236と比較すると第2のヘッドセクション240で最大になるので有利である。ただし、代替の実施形態では、第2の補強部材220は、図12に例示し、上記で開示および検討したような、一様でない部材厚dを備えなくてよい。他の代替の実施形態では、第1の補強部材218の各リッジ242、244は、第1の補強部材218のフット230、234においてよりも、第1のヘッドセクション238において突き出していてよい。さらに、代替の実施形態では、第1の補強部材218の各リッジ242、244は、第1の補強部材218のフット230、234から第1のヘッドセクション238に向かってサイズが徐々に増大してよい。より突き出しているリッジおよびより突き出していないリッジを有する波形は、任意選択で、図1から図6の第1の実施形態の第1および/または第2の補強部材118、120に適用してもよい。
上記で開示した第1および第2の実施形態の両方において、第1の補強部材118;218と第2の補強部材120;220とはサイズが異なっていてよい。ここで、衝撃を吸収するための車両側部構造の変形挙動ならびに車両側部構造の剛性および補強は、特定の用途にさらに調整および適合できる。有利には、小さい方の補強部材120;220のヘッドセクション140;240が第1の部材108;208に面する。
車両側部構造102、202は、例えば、電気自動車またはハイブリッド車で使用できるが、もちろん、燃焼機関だけを有する標準的な車両でも使用できる。車両側部構造102、202は、電気自動車またはハイブリッド車の1つまたは複数の電池を保護するように構成することができる。車両側部構造102、202は、電池の1つまたは複数の側部に位置してよい。
記載したサイド部分104;204はそれぞれ、有利には、サイドシル部分104;204として使用される。したがって、記載したサイド部分104;204はそれぞれ、サイドシル部分104;204であってよい。サイドシル部分104;204は、車体の長手方向106;206に延び、車体の側部に設けられる。有利には、サイドシル部分104;204は、車体の1つまたは複数のクロスビーム184、186;284、286、例えば、2つのクロスビーム184、186;284、286に取り付けられている。
上記で開示した車両側部構造の異なる実施形態の特徴は、考えられる様々な手法で組み合わせられて、さらなる有利な実施形態を提供できる。本発明は、図示の実施形態に限定されると解釈されないものとするが、添付の特許請求の範囲から逸脱することなく、当業者によって多くの形式で修正および変更することができる。
Claims (38)
- 長手方向(106;206)に延びるサイド部分(104;204)を備え、前記サイド部分(104;204)は、前記長手方向(106;206)に延びる第1の部材(108;208)と、前記長手方向(106)に延びる第2の部材(110;210)とを備え、前記第1の部材(108;208)は車両の内側(112;212)に面するように構成されており、前記第2の部材(110;210)は前記車両の外側(114;214)に面するように構成されており、前記第1の部材(108;208)と前記第2の部材(110;210)とは、それらの間に実質的に閉鎖された空間(116;216)を形成するように互いに取り付けられている、車両側部構造(102;202)であって、
前記サイド部分(104;204)は第1の補強部材(118;218)および第2の補強部材(120;220)を備え、各補強部材(118、120;218、220)は前記実質的に閉鎖された空間(116;216)に位置し、前記各補強部材(118、120;218、220)は前記長手方向(106;206)に延び、
前記各補強部材(118、120;218、220)は、前記長手方向(106;206)を横切る方向に延びる第1のレッグ(122、124;222、224)を有し、前記各補強部材(118、120;218、220)は、前記長手方向(106;206)を横切る方向に延びる第2のレッグ(126、128;226、228)を有し、前記第1および第2のレッグ(122、124、126、128;222、224、226、228)はそれぞれ、前記長手方向(106;206)に延びるフット(130、132、134、136;230、232、234、236)を有し、
前記第1の補強部材(118;218)の前記第1のレッグ(122;222)の前記フット(130;230)と、前記第2のレッグ(126;226)の前記フット(134;234)とは、互いから離間配置されており、前記第2の補強部材(120;220)の前記第1のレッグ(124;224)の前記フット(132;232)と、前記第2のレッグ(128;228)の前記フット(136;236)とは、互いから離間配置されており、
前記第1の補強部材(118;218)の前記第1のレッグ(122;222)と、前記第2のレッグ(126;226)とは、第1のヘッドセクション(138;238)において接合されており、前記第2の補強部材(120;220)の前記第1のレッグ(124;224)と、前記第2のレッグ(128;228)とは、第2のヘッドセクション(140;240)において接合されており、
前記第1のヘッドセクション(138;238)は、前記第1および第2の部材(108、110;208;210)の一方(108、110;208;210)に面し、前記第1の補強部材(118;218)の前記フット(130、134;230、234)は、前記第1および第2の部材(108、110;208;210)の他方(108、110;208;210)に面し、
前記第2のヘッドセクション(140;240)は、前記第1および第2の部材(108、110;208;210)の一方(108、110;208;210)に面し、前記第2の補強部材(120;220)の前記フット(132、136;232、236)は、前記第1および第2の部材(108、110;208;210)の他方(108、110;208;210)に面し、
前記第1および第2のレッグ(122、124、126、128;222、224、226、228)はそれぞれ、コルゲート状であり、コルゲーションを備え、前記第1および第2のレッグ(122、124、126、128;222、224、226、228)の前記コルゲーションは、リッジ(142、144、146、148;242、244、246、248)および溝(150、152、154、156;250、252、254、256)を備え、
前記第1の補強部材(118;218)の前記リッジ(142、144;242、244)および前記溝(150、152;250、252)は、前記第1の補強部材(118;218)の前記第1のヘッドセクション(138;238)から前記フット(130、134;230、234)のそれぞれまで延び、
前記第2の補強部材(120;220)の前記リッジ(146、148;246、248)および前記溝(154、156;254、256)は、前記第2の補強部材(120;220)の前記第2のヘッドセクション(140;240)から前記フット(132、136;232、236)のそれぞれまで延び、
前記第1の補強部材(118;218)は前記第2の補強部材(120;220)に取り付けられている、車両側部構造(102;202)。 - 前記第1の補強部材(118;218)の前記第1のレッグ(122;222)の各リッジ(142;242)は、前記第1の補強部材(118;218)の前記第2のレッグ(126;226)の前記リッジ(144;244)の1つと位置合わせされている、請求項1に記載の車両側部構造(102;202)。
- 前記第2の補強部材(120;220)の前記第1のレッグ(124;224)の各リッジ(146;246)は、前記第2の補強部材(120;220)の前記第2のレッグ(128;228)の前記リッジ(148;248)の1つと位置合わせされている、請求項1または2に記載の車両側部構造(102;202)。
- 前記第1の補強部材(118;218)の前記第1のレッグ(122;222)の各溝(150;250)は、前記第1の補強部材(118;218)の前記第2のレッグ(126;226)の前記溝(152;252)の1つと位置合わせされている、請求項1から3の何れか一項に記載の車両側部構造(102;202)。
- 前記第2の補強部材(120;220)の前記第1のレッグ(124;224)の各溝(154;254)は、前記第2の補強部材(120;220)の前記第2のレッグ(128;228)の前記溝(156;256)の1つと位置合わせされている、請求項1から4の何れか一項に記載の車両側部構造(102;202)。
- 前記第1のヘッドセクション(138;238)はコルゲート状であり、前記第1の補強部材(118;218)の前記第1および第2のレッグ(122、126;222、226)ならびに前記第1のヘッドセクション(138;238)は、前記第1の補強部材(118;218)の前記リッジ(142、144;242、244)および前記溝(150、152;250、252)を含む、前記第1の補強部材(118;218)の前記コルゲーションを備え、前記第1の補強部材(118;218)の各リッジ(142、144;242、244)は、前記第1の補強部材(118;218)の前記第1のレッグ(122;222)の前記フット(130;230)から、前記第1のヘッドセクション(138;238)を通って、前記第1の補強部材(118;218)の前記第2のレッグ(126;226)の前記フット(134;234)まで延びる、請求項1から5の何れか一項に記載の車両側部構造(102;202)。
- 前記第1の補強部材(118;218)の各溝(150、152;250、252)は、前記第1の補強部材(118;218)の前記第1のレッグ(122;222)の前記フット(130;230)から、前記第1のヘッドセクション(138;238)を通って、前記第1の補強部材(118;218)の前記第2のレッグ(126;226)の前記フット(134;234)まで延びる、請求項6に記載の車両側部構造(102;202)。
- 前記第2のヘッドセクション(140;240)はコルゲート状であり、前記第2の補強部材(120;220)の前記第1および第2のレッグ(124、128;224、228)ならびに前記第2のヘッドセクション(140;240)は、前記第2の補強部材(120;220)の前記リッジ(146、148;246、248)および溝(154、156;254、256)を含む、前記第2の補強部材(120;220)の前記コルゲーションを備え、前記第2の補強部材(120;220)の各リッジ(146、148;246、248)は、前記第2の補強部材(120;220)の前記第1のレッグ(124;224)の前記フット(132;232)から、前記第2のヘッドセクション(140;240)を通って、前記第2の補強部材(120;220)の前記第2のレッグ(128;228)の前記フット(136;236)まで延びる、請求項1から7の何れか一項に記載の車両側部構造(102;202)。
- 前記第2の補強部材(120;220)の各溝(154、156;254、256)は、前記第2の補強部材(120;220)の前記第1のレッグ(124;224)の前記フット(132;232)から、前記第2のヘッドセクション(140;240)を通って、前記第2の補強部材(120;220)の前記第2のレッグ(128;228)の前記フット(136;236)まで延びる、請求項8に記載の車両側部構造(102;202)。
- 前記第1の補強部材(118;218)の前記第1のレッグ(122;222)の前記フット(130;230)は、前記第2の補強部材(120;220)の前記第1のレッグ(124;224)の前記フット(132;232)に取り付けられており、
前記第1の補強部材(118;218)の前記第2のレッグ(126;226)の前記フット(134;234)は、前記第2の補強部材(120;220)の前記第2のレッグ(128;228)の前記フット(136;236)に取り付けられている、請求項1から9の何れか一項に記載の車両側部構造(102;202)。 - 前記第1の補強部材(118;218)の各リッジ(142、144;242、244)は、前記第1の補強部材(118;218)の前記フット(130、134;230、234)においてよりも、前記第1のヘッドセクション(138;238)において突き出している、請求項1から10の何れか一項に記載の車両側部構造(102;202)。
- 前記第1の補強部材(118;218)の各リッジ(142、144;242、244)は、前記第1の補強部材(118;218)の前記フット(130、134;230、234)から前記第1のヘッドセクション(138;238)に向かってサイズが徐々に増大する、請求項11に記載の車両側部構造(102;202)。
- 前記第2の補強部材(120;220)の各リッジ(146、148;246、248)は、前記第2の補強部材(120;220)の前記フット(132、136;232、236)においてよりも、前記第2のヘッドセクション(140;240)において突き出している、請求項1から12の何れか一項に記載の車両側部構造(102;202)。
- 前記第2の補強部材(120;220)の各リッジ(146、148;246、248)は、前記第2の補強部材(120;220)の前記フット(132、136;232、236)から前記第2のヘッドセクション(140;240)に向かってサイズが徐々に増大する、請求項13に記載の車両側部構造(102;202)。
- 前記第1および第2の補強部材(118、120;218、220)は、前記第1および第2の部材(108、110;208、210)の少なくとも1つ(108、110;208、210)に取り付けられている、請求項1から14の何れか一項に記載の車両側部構造(102;202)。
- 前記第1の補強部材(118)は、前記第1の補強部材(118)の前記第1のレッグ(122)と第2のレッグ(126)との間に内部空間(158)を画定し、前記第2の補強部材(120)は、前記第1の補強部材(118)によって画定された前記内部空間(158)内に少なくとも部分的に位置する、請求項1から15の何れか一項に記載の車両側部構造(102)。
- 前記第2のヘッドセクション(140)は、前記第1の補強部材(118)によって画定された前記内部空間(158)内に位置する、請求項16に記載の車両側部構造(102)。
- 前記第2の補強部材(120)の前記フット(132、136)は、前記第1の補強部材(118)によって画定された前記内部空間(158)の外側に位置する、請求項16または17に記載の車両側部構造(102)。
- 前記第1および第2の部材(108、110)はそれぞれ、前記長手方向(106)に延びるコンパートメント(160、162)を有し、前記第1の部材(108)と前記第2の部材(110)とは、前記コンパートメント(160、162)が前記実質的に閉鎖された空間(116)を形成するように互いに取り付けられており、前記第1および第2の補強部材(118、120)の前記フット(130、132、134、136)は、同じ前記コンパートメント(160、162)に配置される、請求項16から18の何れか一項に記載の車両側部構造(102)。
- 前記第1のヘッドセクション(138)は、前記第1および第2の部材(108、110)のうちの1つ(108、110)の、前記コンパートメント(160、162)に配置される、請求項19に記載の車両側部構造(102)。
- 前記第2のヘッドセクション(140)は、前記第1および第2の部材(108、110)のうちの1つ(108、110)の、前記コンパートメント(160、162)に配置される、請求項19または20に記載の車両側部構造(102)。
- 前記第1および第2の補強部材(118、120)の前記フット(130、132、134、136)は、前記第2の部材(108)の前記コンパートメント(162)に位置する、請求項19から21の何れか一項に記載の車両側部構造(102)。
- 前記第1および第2の部材(108、110)はそれぞれ、第1の側壁(168、170)および第2の側壁(172、174)を有し、前記第1および第2の部材(108、110)はそれぞれ、前記第1の側壁(168、170)に取り付けられた第1のフランジ(176、178)と、前記第2の側壁(172、174)に取り付けられた第2のフランジ(180、182)とを有し、前記第1の部材(108)と前記第2の部材(110)とは、前記第1および第2のフランジ(176、178、180、182)のうちの対向するフランジ(176、178、180、182)を介して互いに取り付けられており、前記第1および第2の補強部材(118、120)のうちの少なくとも1つの、前記第1および第2のレッグ(122、124、126、128)のうちの少なくとも1つの、前記フット(130、132、134、136)は、前記第1および第2のフランジ(176、178、180、182)の少なくとも1つ(176、178、180、182)に取り付けられている、請求項16から22の何れか一項に記載の車両側部構造(102)。
- 前記第1および第2の補強部材(118、120)のうちの1つの、前記第1および第2のレッグ(122、124、126、128)のうちの1つの、前記フット(130、132、134、136)の第1のフット(130、132、134、136)は、前記第1および第2の部材(108、110)のうちの1つ(108、110)の、前記第1のフランジ(176、178)に取り付けられており、前記第1および第2の補強部材(118、120)のうちの1つの、前記第1および第2のレッグ(122、124、126、128)のうちの1つの、前記フット(130、132、134、136)の第2のフット(130、132、134、136)は、前記第1および第2の部材(108、110)のうちの同一の部材(108、110)の前記第2のフランジ(168、170、172、174)に取り付けられている、請求項23に記載の車両側部構造(102)。
- 前記第1の補強部材(218)は、前記第1の補強部材(218)の前記第1のレッグ(222)と前記第2のレッグ(226)との間に内部空間(258)を画定し、前記第2の補強部材(220)の前記第2のヘッドセクション(240)および前記フット(232、236)は、前記第1の補強部材(218)によって画定された前記内部空間(258)の外側に位置する、請求項1から15の何れか一項に記載の車両側部構造(202)。
- 前記第2の補強部材(220)は全体が、前記第1の補強部材(218)によって画定された前記内部空間(258)の外側に位置する、請求項25に記載の車両側部構造(202)。
- 前記第2の補強部材(220)は、前記第2の補強部材(220)の前記第1のレッグ(224)と前記第2のレッグ(228)との間に内部空間(259)を画定し、前記第1の補強部材(218)は全体が、前記第2の補強部材(220)によって画定された前記内部空間(259)の外側に位置する、請求項25または26に記載の車両側部構造(202)。
- 前記第1および第2の部材(208、210)はそれぞれ、前記長手方向(206)に延びるコンパートメント(260、262)を有し、各コンパートメント(260、262)は底面(264、266)を有し、前記第1の部材(208)と前記第2の部材(210)とは、前記コンパートメント(260、262)が前記実質的に閉鎖された空間(216)を形成するように互いに取り付けられており、前記第1のヘッドセクション(238)は、前記コンパートメント(260、262)の一方(260、262)に配置され、前記第2のヘッドセクション(240)は、前記コンパートメント(260、262)の他方(260、262)に配置される、請求項25から27の何れか一項に記載の車両側部構造(202)。
- 前記第1および第2のヘッドセクション(238、240)の1つは、前記コンパートメント(260、262)のうちの1つの、前記底面(264、266)に取り付けられている、請求項28に記載の車両側部構造(202)。
- 前記第1および第2のヘッドセクション(238、240)の1つは、前記第1の部材(208)の前記コンパートメント(260)の前記底面(264)に取り付けられている、請求項28または29に記載の車両側部構造(202)。
- 前記第1および第2の部材(208、210)はそれぞれ、第1の側壁(268、270)および第2の側壁(272、274)を有し、前記第1および第2の部材(208、210)はそれぞれ、前記第1の側壁(268、270)に取り付けられた第1のフランジ(276、278)と、前記第2の側壁(272、274)に取り付けられた第2のフランジ(280、282)とを有し、前記第1の部材(208)と前記第2の部材(210)とは、前記第1および第2のフランジ(276、278、280、282)のうちの対向するフランジ(276、278、280、282)を介して互いに取り付けられており、前記第1および第2の補強部材(218、220)のうちの少なくとも1つの、前記第1および第2のレッグ(222、224、226、228)のうちの少なくとも1つの、前記フット(230、232、234、236)は、前記第1および第2のフランジ(276、278、280、282)の少なくとも1つ(276、278、280、282)に取り付けられている、請求項25から30の何れか一項に記載の車両側部構造(202)。
- 前記第1の補強部材(118;218)と前記第2の補強部材(120;220)とはサイズが異なる、請求項1から31の何れか一項に記載の車両側部構造(202)。
- 前記小さい方の補強部材(120;220)の前記ヘッドセクション(140;240)は、前記第1の部材(108;208)に面する、請求項32に記載の車両側部構造(202)。
- 前記補強部材(118、120;218、220)はそれぞれ、板、例えば、金属板から形成される、請求項1から33の何れか一項に記載の車両側部構造。
- 前記第1および第2の部材(108、110;208、210)はそれぞれ、板、例えば、金属板から形成される、請求項1から34の何れか一項に記載の車両側部構造。
- 前記第1および第2の部材(108、110)はそれぞれ、ハット型およびU型のうちの1つである、請求項1から35の何れか一項に記載の車両側部構造。
- 前記サイド部分(104;204)はサイドシル部分(104;204)であり、前記サイドシル部分(104;204)は、車体の長手方向(106;206)に延び、前記車体の側方に設けられる、請求項1から36の何れか一項に記載の車両側部構造(102;202)。
- 前記サイドシル部分(104;204)は、前記車体の1つまたは複数のクロスビーム(184、186;284、286)に取り付けられている、請求項37に記載の車両側部構造(102;202)。
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