JP2022541527A - 発光ダイオード及び製造方法 - Google Patents

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Abstract

Figure 2022541527000001
発光ダイオード及び製造方法。
本発明は、活性領域を備え、三次元(3D)構造を有する、発光ダイオード(LED)に関する。3D LEDは、
- アルミニウムの第1の含有率及びインジウムの第1の含有率を有する第1のGaN系層と、
- 第1の層と活性領域の間に挟入され、それらと接触した、第2のGaN系層であって、アルミニウムの第2の含有率及びインジウムの第2の含有率を有し、インジウムの第2の含有率は、第1の層と第2の層の界面に格子定数不整合の転位の形成が生じるように、厳密にインジウムの第1の含有率を超えている、第2のGaN系層と、
を備える。
有利には、活性領域、第1の層及び第2の層は、半極性結晶面に沿って伸張する。
本発明は、そのような3D LEDの製造方法にも関する。

Description

本発明は、オプトエレクトロニクスの分野に関する。本発明は、三次元構造を有する窒化ガリウム(GaN)系発光ダイオードの分野において、特に有利な用途を見出している。
窒化ガリウム(GaN)系発光ダイオード(LED)は、一般に、プレーナ技術と呼ばれる技術を用いて製造される。プレーナ技術は、基準平面上で基準平面に垂直の方向に二次元(2D)層のスタックを形成することで構成される。
このスタックは、一般に、電子-正孔対の発光再結合が生じる活性領域と呼ばれる領域を備え、これにより、主波長を有する光放射を得ることが可能になる。
ディスプレイ用途では、LEDは、主波長が青、又は緑、又は赤にある光放射を生成するように構成され得る。
例えばリソグラフィ/エッチング工程による、この事後的なスタックの構造化により、それぞれメサ構造を有する複数の発光ダイオードを形成することが可能になる。メサ構造は、典型的に、上面と側壁とを有する。事後的構造化により得られたこれらの側壁は、一般に、非発光表面再結合の出現を促進する(favour)欠陥を有する。
マイクロLEDの場合、数十ミクロン未満、例えば10μm未満のメササイズでは、メサの表面積/容積比は増加し、側壁の作用は顕著になる。特に、非発光表面再結合のシェアが増大することにより、そのようなマイクロLEDの非発光再結合の比率は高くなる。したがって、これらのマイクロLEDの性能は低下する。
メサ側壁欠損部を減少させるために、三次元(3D)構造を直接形成することは、二次元(2D)プレーナスタックを構造化することに対する有望な代替手段である。そのような代替手段により、特に、非発光表面再結合の比率を大幅に低減することが可能になる。
図1A及び図1Bは、LED又はマイクロLEDの製造に使用される3D構造を示している。
これらの3D構造は、主に底面に垂直な方向に伸張するGaN系マイクロワイヤ又はナノワイヤの形状をとり得る。
これらの構造は、マスキング層13によって部分的に覆われた核生成層12からのエピタキシャルな成長によって形成され得る。
これらの例では、核生成層12は、二次元であり、底面において伸張する。3D構造の成長は、マスキング層13の開口部130を通して生じる。
これらの3D構造は、様々な内部構成を持つことができる。
図1Aは、軸構築物(アキシャルアーキテクチャ)と呼ばれる第1の構築物(アーキテクチャ)を示す。この軸構築物によれば、活性領域123は、3D構造内で、底面に対して並行に、横方向に伸張する。
このような軸構築物により、特に、GaNをベースにした活性領域123において高濃度のインジウム(In)を組み込むことが可能になる。このような活性領域123は、波長が緑又は赤にある光放射を放出することができる。
したがって、この軸構築物は、緑色又は赤色3DマイクロLEDを製造するために使用され得る。
しかしながら、そのような構築物は、低い発光収率(radiative yield)を有する。
更に、高濃度のインジウムの場合、活性領域におけるインジウムの分布は、一般に、この型の軸構築物中で均一ではない。
図1Bは、放射状構築物と呼ばれる第2の構築物を示す。この放射状構築物によれば、活性領域123は、底面に対して垂直に、3D構造の側面に沿って伸張する。
このような放射状構築物は、青色で放出するLEDでは、良好な発光収率を有する。
しかしながら、この収率は、500nm超の波長を有する光放射を放出するインジウム豊富な放射状活性領域123では、縮小する。
したがって、この放射状構築物は、緑色又は赤色3DマイクロLEDには適さない。
したがって、3D構造LEDの既存のソリューションでは、インジウムの有意な組み込み及び高い発光収率を得ることができない。
本発明は、上記の短所のいくつかを少なくとも部分的に克服することを目的とする。
特に、本発明の目的は、GaN系3D構造化発光ダイオード(LED)を提供し、これにより活性領域内に高含有率のインジウムを組み込むことを可能にするとともに、発光収率を保持し、或いは増大させることである。
本発明の更に別の目的は、インジウムの分布が均一化された、GaN系3D構造化発光ダイオード(LED)を提供することである。
本発明の別の目的は、そのような3D GaN LEDの製造方法を提供することである。
本発明の他の目的、特徴及び利点は、以下の記載及び添付図面を検討することで明らかになるであろう。他の利点は組み込まれていると理解される。
前述の目的を達成するために、本発明は、第1の態様により、窒化ガリウム(GaN)系三次元(3D)構造を有し、光放射を放出することを目的とした窒化インジウムガリウム(InGaN)系活性領域を備える、発光ダイオード(LED)を提供する。三次元(3D)構造は、テーパ頂部を有するワイヤの形状(3Dペンシル構造と呼ばれる3D構造)又はピラミッドの形状(3Dピラミッド構造と呼ばれる3D構造)を取る。
この発光ダイオードは、
- アルミニウムの第1の含有率及びインジウムの第1の含有率を有する第1のGaN系層と、
- アルミニウムの第2の含有率及びインジウムの第2の含有率を有し、第1の層と活性領域の間に挟入され、それらと接触した、第2のGaN系層を更に含む。
有利には、インジウムの第2の含有率は、第1の層と第2の層の界面に格子定数不整合の転位の形成が生じるように、厳密にインジウムの第1の含有率を超えている。
有利には、活性領域、第1の層及び第2の層は、半極性結晶面に沿って伸張する。
この展開は本発明につながり、以下のことを確認することを可能にした。
- インジウムの活性領域への組み込みは、特に、活性領域を形成する層の極性及び3D構造における機械的応力の管理に依存すること、
- 発光再結合の率、したがって発光収率は、InGaN系活性領域内のピエゾ電界の強さに部分的に依存すること。このピエゾ電界はまた、活性領域を形成する層の極性に依存する。
3D構造化LEDの既存のソリューションでは、インジウムの組み込み、機械的応力の出現及びピエゾ電界の強度を効果的に制御することはできないように見える。
軸構築物(図1A)の場合、活性領域は、活性領域内に強力なピエゾ電界を生じさせる極平面(図2Aに示されるGaN系材料の六方晶系結晶構造の平面c又は-c)上に形成される。
この強力なピエゾ電解は、電荷キャリア(電子及び正孔)の空間的分離を生じさせる。このキャリア間の分離は、電子-正孔再結合の率を大幅に低下させる。内部量子効率IQE及び発光収率は低い。
軸構築物の極平面は、比較的大きな量のインジウムが活性領域に組み込まれることを可能にする。
しかしながら、活性領域内のインジウムの濃度[In]aを高めることにより、例えば[In]a>17%とすることにより、活性領域のInGaN系材料には、ますます大きな機械的応力がかかる。したがって、構造的欠陥は、活性領域において塑性応力緩和によって形成され得る。このことにより、IQE効率及び活性領域の発光収率が低下する。機械的応力及び/又は塑性緩和の増大は、活性領域内でのインジウムの不均一な分布を更に促進する。
放射状構築物(図1B)の場合、活性領域は、非極性平面(図2Bに示される、GaN系材料の六方晶系結晶構造の平面a又はm)上に形成される。
非極性平面における塑性応力緩和は、極平面における塑性応力緩和より早いように見える。このような結晶配向は、結晶欠陥の出現を促進する。これらの結晶欠陥、特に積層欠陥は、活性領域内で形成され、したがって急速に広がる。
ピエゾ電界の強度を最小限に抑えながら、インジウムの活性領域への組み込みを最適化するために、本発明は、図1C、2Cに示されるとおり、半極性平面上に活性領域を形成することを実現する。このような構築物は、以下でピラミッド構築物と呼ばれる。
半極性平面は、極平面とは異なり、弱いピエゾ電界を有するか、ピエゾ電解を有さない。一例によれば、半極性平面は、好ましくは、{10-11}型(図2C)のものであり、事実上、ピエゾ電界を有さない。
ピラミッド構築物の内部量子効率IQEは、軸構築物のものと比較して、改善されている。
主波長での光放射の放出もまた、広範囲の電流密度にわたって安定性が向上している。
半極性平面は更に、非極性平面より多くの量のインジウムが組み込まれることを可能にする。
このピラミッド構築物はまた、放射状建築物と比較してインジウムの組み込みをも向上させる。
更に、活性領域における機械的応力を効果的に緩和するために、本発明は、3D構造において、半極性平面に平行であり、それぞれインジウムが不十分である及びインジウムが豊富である第1及び第2のGaN系層を形成する工程を提供する。これらの第1及び第2の層は、以下、「応力緩和構造」としても参照される。
第1の層と第2の層の間での格子定数の違いは、一般に「ミスフィット転位」と呼ばれる、第1の層と第2の層の間の界面における、格子定数不整合の転位を生じさせる。
ミスフィット転位(MD)の出現は、第1及び第2の層の塑性緩和に対応する。
したがって、応力緩和構造は、緩和されたGaN系材料上に活性領域を形成することを可能にする。
したがって、この活性領域に組み込まれるインジウムの含有率は、この活性領域内の構造欠陥の濃度を最小限に抑えることによって増加する。
更に、少なくとも部分的に緩和された活性領域内でのインジウム分布の均一性が向上する。
好ましくは、第1及び第2の層はまた、それぞれアルミニウムが豊富であり(Ga(In)AlN)、アルミニウムが不十分である(Ga(Al)InN)。アルミニウムの添加は、第1の層と第2の層の間での格子定数の差を強調することを可能にする。したがって、MDの出現に要求される格子定数の差を得るために、インジウムが非常に豊富である第2の層を形成することは必要ではない。これにより、インジウムが豊富すぎる第2の層による光放射の吸収を防止することができる。
相乗作用として、応力緩和構造により生じたミスフィット転位は、ピラミッド構築物の半極性平面に限定される。
したがって、ミスフィット転位は、極性又は非極性平面内で生じる構造欠陥とは異なり、活性領域に伝播しない。
特に活性領域において展開する空間の電荷エリア上での、活性領域の動作に対するミスフィット転位の寄生的影響を回避するために、界面と活性領域の間に必要な距離dは、最小限に抑えることができる。
したがって、界面におけるミスフィット転位の閉じ込めは、第2の層の厚さを150nm未満の厚さに制限すること、例えば、10nm~150nmに構成することを可能にする。
したがって、このようなピラミッド構築物による統合された応力緩和構造は、機械的応力の効果的な管理を可能にする。この向上した応力管理に関連する他の利点については、以下で詳述される。この向上した応力管理は、一般に、IQEを向上させる。
したがって、応力緩和構造を有する、このピラミッド構築物ベースのLEDは、特に緑色又は赤色の光放射放出の構成について、発光収率を向上させた。
本発明の第2の態様は、三次元(3D)構造を有する窒化ガリウム(GaN)系発光ダイオード(LED)の製造方法であって、前記ダイオードは、光放射を放出することを目的としたInGaN系活性領域を備える、方法に関する。
本方法は、以下の工程:
- 基材上に少なくとも1つのGaN系表面層を備える三次元構造を提供し、前記表面層が半極性結晶面に沿って伸張する、工程、
- 前記半極性結晶面に沿って伸張し、アルミニウムの第1の含有率及びインジウムの第1の含有率を有する、第1のGaN系層を、表面層上に形成する工程、
- 前記半極性結晶面に沿って伸張し、アルミニウムの第2の含有率及びインジウムの第2の含有率を有する、第2のGaN系層を、第1の層上に直接形成し、インジウムの第2の含有率は、第1の層と第2の層の界面に格子定数不整合の転位の形成が生じるように、厳密にインジウムの第1の含有率を超えている、工程、
- 前記半極性結晶面に沿って伸張するInGaN系活性領域を、第2の層上に直接形成する工程
を含む。
本発明の用途、目的、並びに特徴及び利点は、以下の添付図面によって例示される、本発明の実施形態の詳細な説明から、より明らかになるであろう。
先行技術による軸構築物を有する3D LED構造を示す。 先行技術による放射状構築物を有する3D LED構造を示す。 本発明の一実施形態によるピラミッド構築物を有する3D LED構造を示す。 六方晶系結晶構造を有するc型極性面を示す。 六方晶系結晶構造の非極性a及びm型面を示す。 六方晶系結晶構造を有する{10-11}半極性面を示す。 本発明の一実施形態によるピラミッド構築物3D LEDの製造工程を示す。 本発明の一実施形態によるピラミッド構築物3D LEDの製造工程を示す。 本発明の一実施形態によるピラミッド構築物3D LEDの製造工程を示す。 本発明の一実施形態によるピラミッド構築物3D LEDの製造工程を示す。 本発明の別の実施形態によるピラミッド構築物3D LEDの製造工程を示す。 本発明の別の実施形態によるピラミッド構築物3D LEDの製造工程を示す。 本発明の別の実施形態によるピラミッド構築物3D LEDの製造工程を示す。 本発明の別の実施形態によるピラミッド構築物3D LEDの製造工程を示す。
図面は例として挙げたものであり、本発明を限定するものではない。これらの図面は、原理の模式的表現となるものであり、本発明の理解を促進することを意図しており、必ずしも実際の用途の縮尺に基づいているわけではない。特に、異なる層の寸法及び3D LEDの領域は、現実を表しているわけではない。
本発明の実施形態の詳細な検討を始める前に、第1の態様による本発明は、特に、組み合わせて又は代替的に使用することができる、下記の任意の特徴を含むことを想起されたい。
一例によれば、アルミニウムの第1及び/又は第2の含有率は、0である。
一例によれば、インジウムの第1の含有率は、厳密にアルミニウムの第1の含有率未満である。
一例によれば、インジウムの第1の含有率は、0ではない。
一例によれば、インジウムの第2の含有率は、厳密にアルミニウムの第2の含有率を超える。
一例によれば、インジウムの第1の含有率[In]1は、0~10%を占める。
一例によれば、インジウムの第2の含有率[In]2は、3~25%を占める。
一例によれば、アルミニウムの第1の含有率[Al]1は、0~35%を占める。
一例によれば、アルミニウムの第2の含有率[Al]2は、0~10%を占める。
一例によれば、界面は、活性領域から距離dのところに位置し、d>10nmとなる。
一例によれば、半極性結晶面は、{10-11}型のものである。
一例によれば、LEDは500nm~650nmの範囲の波長を有する光放射を放出するように構成される。
一例によれば、三次元構造は、三次元ペンシル構造と呼ばれ、テーパ頂部を有するワイヤの形状をとる。
一例によれば、三次元構造は、三次元ピラミッド構造と呼ばれ、ピラミッドの形状をとる。
一例によれば、三次元構造は、プレーナ基材から形成される。
一例によれば、三次元構造は、テクスチャー表面を有する三次元基材から形成される。
一例によれば、基材は、ケイ素、GaN、サファイアから選択される材料をベースとする。
第2の態様による本発明は、特に、組み合わせて又は代替的に使用することができる、下記の任意の特徴を含む。
一例によれば、第1及び第2の層並びに活性領域の形成は、分子線エピタキシー(MBE)によって生じる。
一例によれば、第1及び第2の層並びに活性領域の形成は、テクスチャー表面を有する三次元基材上で生じる。
一例によれば、活性領域の形成は、少なくとも部分的に550℃超の温度において生じる。
本発明において、ピラミッド構築物による応力緩和構造の形成は、特に3D LEDの製造を目的として行われる。
本発明は、活性領域を備える3D構造を有する様々なオプトエレクトロニクスデバイスのために、より広範に実施され得る。
オプトエレクトロニクスデバイスの活性領域とは、このデバイスによって供給される光放射の大部分が放出される元となる領域、又はこの装置によって受け取られる光放射の大部分が捕捉される元となる領域を意味する。
したがって、本発明は、レーザー又は太陽電池デバイスの文脈においても実施され得る。
明示的に言及されない限り、本発明の文脈において、第1の層と第2の層の間に挟入される第3の層の相対的な配置は、それらの層が互いに直接接触することを必ずしも意味するわけではなく、第3の層が、第1の層及び第2の層と直接接触するか、又は少なくとも他の1つの層若しくは少なくとも他の1つの要素によって離隔されることを意味することが明記される。
異なる層及び領域を形成する工程は、それらの工程が、厳密に順次的であるわけでは必ずしもない、いくつかの下位工程において実施され得るという、広い意味で理解される。
本発明では、ドーピングの型が指示される。これらのドーピングは非限定的例である。本発明は、ドーピングが反転されたすべての実施形態を対象とする。したがって、例示的実施形態において、第1の領域についてPドーピング、第2の領域についてNドーピングに言及する場合、本発明の記載は、少なくとも暗示的に、第1の領域がNドーピングを有し、第2の領域がPドーピングを有する、逆の例を説明する。
Pで表されるドーピングは、ドーパントの濃度に関わらず正電荷担体によるすべてのドーピングを包含する。したがって、Pドーピングは、P、P+又はP++ドーピングとして理解することができる。同様に、Nで表されるドーピングは、ドーパントの濃度に関わらず負電荷担体によるすべてのドーピングを包含する。したがって、Nドーピングは、N、N+又はN++ドーピングとして理解することができる。
これらの異なるドーピングに関連するドーパント濃度範囲は以下のとおりである。
P++又はN++ドーピング:1x1020cm-3
P+又はN+ドーピング:5x1018cm-3~9x1019cm-3
P又はNドーピング:1x1017cm-3~5x1018cm-3
固有ドーピング:1x1015cm-3~1x1017cm-3
以下では、材料Mに関して次の略称が用いられる。
M-iは、接尾辞-iについてマイクロエレクトロニクスの分野で通常用いられる用語法に従った、本来的に又は意図せずにドーピングされた材料Mを指す。
M-nは、接尾辞-nについてマイクロエレクトロニクスの分野で通常用いられる用語法に従った、N、N+又はN++によりドーピングされた材料Mを指す。
M-pは、接尾辞-pについてマイクロエレクトロニクスの分野で通常用いられる用語法に従った、P、P+又はP++によりドーピングされた材料Mを指す。
本特許出願では、用語「濃度」と「含有率」は同義である。
より詳細には、濃度は、モル若しくは原子分率などの相対的な単位で、又は立法センチメートル当たりの原子数(at.cm-3)などの絶対的な単位で、表すことができる。
以下では、特に指示がない限り、濃度は、at%で表される原子分率である。
本特許出願では、用語「発光ダイオード」、「LED」又は単純に「ダイオード」は、同義で用いられる。「LED」は「マイクロLED」としても理解することができる。
材料M「系」の基材、層、デバイスは、この材料Mのみを含むか、この材料M及び任意に他の材料、例えば合金成分、不純物又はドーピング成分を含む、基材、層、デバイスを意味する。したがって、窒化ガリウム(GaN)系LEDは、例えば、窒化ガリウム(GaN若しくはGaN-i)、又はドーピングされた窒化ガリウム(GaN-p、GaN-n)、又は窒化ガリウムインジウム(InGaN)、窒化ガリウムアルミニウム(AlGaN)、又はアルミニウム及びインジウムの異なる含有率を有する窒化ガリウム(GaInAlN)を含む。本発明の文脈において、材料Mは、概して結晶性である。
本特許出願において、優先的に、デバイスの層の厚さ及び高さが考慮される。厚さは、層の主要な伸張面に対して直角の方向に計測し、高さは、基材の底面に対して垂直に計測する。
用語「実質的に」、「およそ」、「のオーダーの」は、それらが値に関する場合、その値の「10%以内」を意味し、又はそれらが角度方向に関する場合、その方向の「10°以内」を意味する。したがって、平面に対して実質的に直角である方向は、その平面に対して90±10°の角度を有する方向を意味する。
LEDの幾何学的配置、結晶配向及び異なる層の構成を決定するために、走査電子顕微鏡検査(SEM)又は透過電子顕微鏡検査(TEM)或いは走査透過電子顕微鏡検査STEMを実行することが可能である。
TEM内でのミクロ回折は、異なる層及び領域の結晶配向を決定することを可能にする。
TEM又はSTEMはまた、構造欠陥、及び特にミスフィット転位の観察及び特定に最適である。非包括的な意味で以下に記載される様々な技術:暗視野及び明視野、弱いビーム、高角度での回折HAAF(「High Angle Annular Dark Field(高角度環状暗視野)」の頭字語)におけるイメージングが、実施され得る。
異なる層又は領域の化学的組成物は、「X光子のエネルギー分散分析」を意味する「energy dispersive x-ray spectroscopy(エネルギー分散型X線分光)」の頭字語である、周知のEDX又はX-EDS法を用いて決定され得る。
この方法は、3D LEDなどの小型デバイスの構成を分析することによく適合している。この方法は、走査電子顕微鏡(SEM)における冶金部門又は透過電子顕微鏡(TEM)における薄板に対して実施され得る。
これらの技法は、特に、3D構造を有するオプトエレクトロニクスデバイスが、本発明に記載される半極性面による応力緩和構造を備えるかどうかを決定することを可能にする。
次に、図3A~3Dを参照しながら、本発明によるLEDの第1の実施形態を説明する。
明確化のために、以下の記載は、3D LEDを構成する単一の基本3D構造に基づいている。3D LEDは、同一の基材上に分布する、隣接した複数の基本3D構造を備える。この複数物の他の基本3D構造は、以下に記載する基本3D構造と実質的に同一であると考えられる。
この第1の実施形態により得られる基本3D構造は、GaN系ピラミッドである。
ピラミッド型支持構造12が、第1の工程において形成される(図3A)。
ピラミッド型支持構造12の側面は、c軸が底面に対して垂直である六方晶系結晶構造の半極性面において得られる。
一例によれば、これらの側面は、{20-21}型の半極性面にほぼ対応するように、底面に対しておよそ80°の角度を有し得る。
別の例によれば、これらの側面は、{10-11}型の半極性面にほぼ対応するように、底面に対して約60°の角度を有し得る。
この支持構造12は、GaN系材料から作製され得る。
このような構造は、平面基材11から得ることができ、例えば、ケイ素又はサファイアから作製され得、任意にGaN系核生成層(図示せず)を上に配置することができる。
例えば窒化ケイ素Si3N4から作製される、開口部を備えたマスキング層は、GaN系材料の成長を局所化することを可能にする。これらの開口部は、50nm~30μmの範囲の寸法、例えば直径又は平均直径を有する。2つの開口部を隔離する距離は、100nm~10μmの範囲であり得る。これらの開口部は、UV若しくはDUVリソグラフィ(Deep UV(深UV)の頭字語)又は電子ビームリソグラフィによって作製され得る。
1つの可能性によれば、支持構造12は、マスキング層の開口部を通して成長する。したがって、支持構造12の底部の直径は、対応する開口部の直径と実質的に等しい。
GaN系材料の成長は、分子線エピタキシーMBE、塩素化ガス前駆体による気相エピタキシーHVPE(「水素化物気相エピタキシー:Hydride Vapour Phase Epitaxy」の頭字語)、化学蒸着CVD及びMOCVD(「有機金属化学気相成長:MetalOrganic Chemical Vapour Deposition」の頭字語)、有機金属前駆体による気相エピタキシーMOVPE(「有機金属気相エピタキシー:MetalOrganic Vapour Phase Epitaxy」の頭字語)によって、行われ得る。任意に、成長の前に、従来の表面調製工程(化学洗浄、熱処理)を実行してよい。
したがって、成長開始時に、マスキング層の開口部に、発芽の島(germination island)が出現し、成長条件に応じて、成長中にピラミッドの形状に発達する。特に、V/III族元素の比、典型的にはGa/Nの比が100以上である成長条件は、ピラミッドの形状におけるこれらの島の成長を促進する。
GaN系ピラミッドの形状における支持構造12は、このように得られる(図3A)。
一例によれば、この支持構造12のGaN系材料は、通常、緑色又は赤色LEDの製造に使用される、InGaN合金であり得る。
しかしながら、このような塊状のInGaN支持構造12は、緑色又は赤色光放射の発光波長において有意な吸収量を有する。
本発明は、一般にInGaN系活性領域の以降の形成に必要である、塊状のInGaN支持構造の使用を克服することを可能にする応力緩和構造を提供する。
その結果として且つ好ましくは、支持構造12のGaN系材料は、塊状GaNから作製され得る。したがって、LEDから放出された光放射が支持構造12により吸収される量は、大幅に低減される。LEDの収率は向上し得る。
別の例によれば、この支持構造12のGaN系材料は、アルミニウム含有率がインジウム含有率より大きい、AlGa(In)N合金であり得る。
或いは、基材11は、表面上にピラミッドの島を有するように、テクスチャード加工されていてよい。
GaN又はInGaNの薄層は、この場合、支持構造12を形成するように、これらのピラミッドの島上に堆積されてよい。
この場合、支持構造12は、基材の材料、例えばケイ素、及びこの材料の上に配置されるGaN系薄層から主に構成される。
支持構造12は、N型ドーピングされたGaN系領域を備え得る。公知の態様において、このN型ドーピングされた領域は、成長、着床及び/又は活性化アニーリングから生じ得る。N型ドーピングは特に、例えばシラン若しくはジシラン又はゲルマン蒸気を添加することによって、ケイ素又はゲルマニウムの供給源から、成長中に直接得ることができる。
次に、第2の工程において、応力緩和構造の第1の層121が形成され得る(図3B)。
この層はGaAl(In)N系であり、好ましくはGaAlN系である。
この第1の層121のインジウムの濃度[In]は、0~10%の範囲であり得る。
この第1の層121のアルミニウムの濃度[Al]は、0~35%の範囲であり得る。
第1の層121は、好ましくは10nm~150nmの範囲である厚さを有する。
次に、第3の工程において、応力緩和構造の第2の層122が、第1の層121と直接接触した状態で形成される(図3C)。
この層はGaIn(Al)N系であり、好ましくはGaInN系である。
この第2の層122のインジウムの濃度[In]は、3~25%の範囲であり得る。
この第2の層122のアルミニウムの濃度[Al]は、0~10%の範囲であり得る。
第2の層122は、好ましくは10nm~150nmの範囲である厚さを有する。
各濃度[In]、[In]、[Al]、[Al]2は、第1及び第2の層121、122間の界面1221においてミスフィット転位が生成される一方、前記第1及び第2の層121、122により、LEDから放出される光放射の吸収量が最小限に抑えられるように、選択される。
一例によれば、アルミニウムの濃度[Al]及び[Al]は0であり、インジウムの濃度[In]及び[In]は、[In]>[In]となるものであり、好ましくは[In]-[In]>10%である。
別の例によれば、アルミニウムの濃度[Al]及び[Al]は0でなく、[Al]/([In]+[Al])≧0.8及び[In]/([In]+[Al])≧0.2となる。
インジウムの所与の濃度[In]及び[In]に関して、0ではないアルミニウム濃度[Al]は、第1及び第2の層121、122間の格子定数の差を強調することを可能にする。したがって、これにより、インジウムの濃度[In]を下げる一方、第1及び第2の層121、122間の界面1221におけるミスフィット転位の形成を保持することが可能になる。
このインジウムの濃度[In]の相対的低下により、第2の層122の吸収量を制限することが可能になる。
第1及び第2の層121、122は、分子線エピタキシーMBE、塩素化ガス前駆体による気相エピタキシーHVPE(「水素化物気相エピタキシー:Hydride Vapour Phase Epitaxy」の頭字語)、化学蒸着CVD及びMOCVD(「有機金属化学気相成長:MetalOrganic Chemical Vapour Deposition」の頭字語)、有機金属前駆体による気相エピタキシーMOVPE(「有機金属気相エピタキシー:MetalOrganic Vapour Phase Epitaxy」の頭字語)によって、形成され得る。
応力緩和構造により、LEDの3D構造の異なる層及び領域における、応力収支のより適切な分布が得られる。したがって、応力緩和構造は、LED又はオプトエレクトロニクスデバイス設計時の応力の良好なエンジニアリングの文脈において、特に有利である。
応力緩和構造により、例えばLEDの3D構造において応力分布を均一に配分することが可能になる。したがって、3D構造の異なる層及び領域におけるインジウム分布の均一性が向上し得る。
この構造はまた、この層122の少なくとも上部部品において、残留応力含有率が低い又はない第2のInGaN系層122を形成するという目的も有している。
半極性面によるこの構造の特定の配向により、特に、界面1221においてミスフィット転位を制限することが可能になる。層122の上部部品は保持される。この上部部品は構造欠陥をほとんど又は一切有さない。
次の工程は、層122のこの上部部品上のInGaN系活性領域123(図3D)を形成することを目的とする。
この活性領域123は、第1及び第2の層121、122を形成するために実施される同じエピタキシー又は蒸着技術によって形成され得る。これらの層は、特に同じ成長枠組みにおいて形成され得る。
活性領域123は、公知の態様で、交互にInGaN量子井戸とGaN又はAlGaNバリアを含み得る。
この活性領域123のエピタキシーによる成長は、部分的又は全体的に緩和された層122上で生じる。
したがって、領域123の結晶品質が向上する。
この活性領域123の量子井戸内でのインジウムの分布はまた、より良好な均一性を有する。
したがって、活性領域123の量子井戸のインジウム含有率を高める一方で、良好な結晶品質及びインジウム分布の良好な均一性を維持することが可能である。
したがって、高いインジウム含有率の量子井戸の成長温度は、高くなり得る。特に、550℃以上のオーダーの成長温度を用いることができる。これにより、良好な結晶品質を有するInGaN系量子井戸を得る工程が促進される。
InGaN量子井戸の厚さは、全体の許容応力収支を超えることなく、増加することができる。これにより、活性領域123におけるオージェ損失の現象を限定することが可能になる。
したがって、発光収率が向上する。
3D LEDの構造を完成させるために、P型ドーピングされたGaN系領域を形成する層が、活性領域123の上に堆積され得る。公知の態様において、このP型ドーピングされた領域は、成長、着床及び/又は活性化アニーリングから得ることができる。
本発明によるLEDの第2の実施形態を図4A~4Dに示す。
第1の実施形態に対する、この第2の実施形態の固有の特徴のみを以下で説明する。他の特徴は、第1の実施形態のものと同一であると考える。
この第2の実施形態により得られる基本3D GaN系構造はペンシル構造であり、テーパ頂部を有するワイヤの形状をとる。
この第2の実施形態による、この3D構造の形態学のみが、第1の実施形態による3D構造と異なる。
第1の工程において形成されるペンシル形状支持構造12(図4A)は、底部12a及び頂部12bを備える。
底部12aの側面は、底面に対して垂直である六方晶系結晶構造のc軸に実質的に沿って、配向される。
頂部12bの側面は、六方晶系結晶構造の半極性面に沿って配向される。
次に、第1及び第2の層121、122、並びに活性領域123が、底部12aの側面上及び頂部12bの側面上に形成される(図4B~4D)。
第1の実施形態の異なる層121、122及び領域123を形成する工程は、必要な変更を加えて、この第2の実施形態に適合させることができる。
第1の層121の形成は、特に、底部12aの側面上での部分121aの形成及び頂部12bの側面上での部分121bの形成を含む。第1の層121の部分121a及び121bは連続している(図4B)。
第2の層122の形成は、特に、部分121a上での部分122aの形成及び部分121b上での部分122bの形成を含む。第2の層122の部分122a及び122bは連続している(図4C)。部分121b、122bは、第1の実施形態の応力緩和構造と同等の応力緩和構造を形成する。部分121b、122b間の界面1221bは、第1の実施形態について説明し具体例を示した界面1221と同等である。この界面は特に、部分121b、122bを含む応力緩和によって生成されたミスフィット転位を限定することが可能になる。
活性領域123の形成は、特に、部分122a上での部分123aの形成及び部分122b上での部分123bの形成を含む。活性領域123の部分123a及び123bは連続している(図4D)。
一方では部分121a、122a、123aの、他方では部分121b、122b、123bのそれぞれの配向により、第1及び第2の層121、122並びに活性領域123の組成は、前記部分に応じて変化し得る。
特に、部分121a、122a、123aのインジウム濃度は、それぞれ部分121b、122b、123bのインジウム濃度より低い。対照的に、部分121a、122a、123aのアルミニウム濃度は、適切である場合、部分121b、122b、123bのアルミニウム濃度と実質的に等しい。したがって、電荷キャリアの電気注入は、好ましくは、121b、122b、123b部分において行われる。したがって、この第2の実施形態に記載されるペンシル形状支持構造12に基づくオプトエレクトロニクスデバイスの動作は、第1の実施形態に記載されるピラミッド形状支持構造12に基づくオプトエレクトロニクスデバイスの動作に似ている。第1の実施形態について言及された利点はまた、この第2の実施形態についても有効である。
本発明は、前述の例示的実施形態を通して記載された3D LEDの製造方法にも関する。
本発明は、上記に記載された実施形態に限定されず、特許請求の範囲によって扱われるすべての実施形態に及ぶ。
11 平面基材
12 支持構造
12a 底部
12b 頂部
13 マスキング層
121 第1の層
121a 部分
121b 部分
122 第2の層
122a 部分
122b 部分
123 活性領域
123a 部分
123b 部分
130 開口部
1221 界面
1221b 界面

Claims (15)

  1. 三次元(3D)構造を有し、光放射を放出することを目的としたInGaN系活性領域(123)を備える、窒化ガリウム(GaN)系発光ダイオード(LED)であって、前記三次元(3D)構造は、テーパ頂部を有するワイヤの形状又はピラミッドの形状をとり、前記ダイオードは、
    アルミニウムの第1の含有率及びインジウムの第1の含有率を有する第1のGaN系層(121)と、
    前記第1の層(121)と前記活性領域(123)の間に挟入され、それらと接触した、第2のGaN系層(122)であって、前記第2の層(122)は、アルミニウムの第2の含有率及びインジウムの第2の含有率を有し、インジウムの前記第2の含有率は、前記第1の層と前記第2の層(121、122)の界面(1221)に格子定数不整合の転位の形成が生じるように、厳密にインジウムの前記第1の含有率を超えている、第2のGaN系層と、
    を更に備えることを特徴とし、
    前記活性領域(123)並びに前記第1の層及び第2の層(121、122)は、半極性結晶面に沿って伸張することを特徴とする、窒化ガリウム(GaN)系発光ダイオード(LED)。
  2. インジウムの前記第1の含有率は、厳密にアルミニウムの前記第1の含有率未満であり、インジウムの前記第2の含有率は、厳密にアルミニウムの前記第2の含有率を超える、請求項1に記載のLED。
  3. インジウムの前記第1の含有率[In]1は、0~10%を占める、請求項1又は2に記載のLED。
  4. インジウムの前記第2の含有率[In]2は、3~25%を占める、請求項1から3のいずれか一項に記載のLED。
  5. アルミニウムの前記第1の含有率[Al]1は、0~35%を占める、請求項1から4のいずれか一項に記載のLED。
  6. アルミニウムの前記第2の含有率[Al]2は、0~10%を占める、請求項1から5のいずれか一項に記載のLED。
  7. アルミニウムの前記含有率[Al]1及び[Al]2は0であり、インジウムの濃度[In]1及び[In]2は[In]2>[In]1となる、請求項1から6のいずれか一項に記載のLED。
  8. アルミニウムの前記含有率[Al]1及び[Al]2は0でなく、[Al]1/([In]1+[Al]1)≧0.8及び[In]2/([In]2+[Al]2)≧0.2となる、請求項1から6のいずれか一項に記載のLED。
  9. 前記界面(1221)は、活性領域(123)から距離dのところに位置し、d>10nmとなる、請求項1から8のいずれか一項に記載のLED。
  10. 前記半極性結晶面は、{10-11}型のものである、請求項1から9のいずれか一項に記載のLED。
  11. 500nm~650nmの範囲の波長を有する光放射を放出するように構成される、請求項1から10のいずれか一項に記載のLED。
  12. 前記三次元構造は、テクスチャー表面を有する三次元基材(11)から形成される、請求項1から11のいずれか一項に記載のLED。
  13. 前記基材(11)は、ケイ素、GaN、サファイアから選択される材料をベースとする、請求項12に記載のLED。
  14. 三次元(3D)構造を有する窒化ガリウム(GaN)系発光ダイオード(LED)の製造方法であって、前記ダイオードは、光放射を放出することを目的としたInGaN系活性領域(123)を備え、以下の工程:
    基材上に少なくとも1つのGaN系表面層を備える三次元構造を提供し、前記表面層が半極性結晶面に沿って伸張する、工程、
    前記半極性結晶面に沿って伸張し、アルミニウムの第1の含有率及びインジウムの第1の含有率を有する、第1のGaN系層(121)を、表面層上に形成する工程、
    前記半極性結晶面に沿って伸張し、アルミニウムの第2の含有率及びインジウムの第2の含有率を有する、第2のGaN系層(122)を、第1の層(121)上に直接形成し、インジウムの第2の含有率は、厳密にインジウムの前記第1の含有率を超えている、工程、
    前記半極性結晶面に沿って伸張する前記InGaN系活性領域(123)を、前記第2の層(122)上に直接形成する工程
    を含む、方法。
  15. 前記第1及び第2の層(121、122)並びに前記活性領域(123)の形成は、テクスチャー表面を有する三次元基材(11)上で生じる、請求項14に記載の方法。
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