JP2022533994A - 熱界面材料 - Google Patents
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Abstract
Description
本明細書の教示は、一般的に高い熱伝導性を有する熱界面材料、熱界面材料を含む構成要素及び物品、並びに関連する方法を対象とする。熱界面材料は、オリゴマー又はポリマーマトリックス相と、マトリックス相中に分散した1つ以上の熱伝導性充填材とを含む。
自動車産業では、過去10年間に車両の重量を低減する傾向が起きた。この軽量の傾向は、主に、車両のCO2排出を削減するための規制により促進された。近年、軽量構造の戦略は、電動式車両数の増加によって更に助長された。成長する自動車市場と成長する電気式車両の市場シェアとの組み合わせにより、電動式車両数の高い成長がもたらされる。エネルギー密度が高い高航続距離の電池を提供することが必要とされる。いくつかの電池戦略は、現在、細部が異なる構想に従っているが、全ての長距離耐久性電池の構想で、熱管理が必要である点は共通している。特に、電池セル又はモジュールを冷却ユニットと熱的に接続するためには、熱界面材料が必要とされる。
伝導性充填材を含む様々な組成物が、それぞれ参照によりその全体が本明細書に組み込まれる、PCT国際公開第2001/041213A1号パンフレット、同第2014/047932A1号パンフレット、同第2015/148318A1号パンフレット、同第2016/145651A1号パンフレット、同第2017/091974A1号パンフレット、同第2018/34721号パンフレット、及び同第2006/016936A1号パンフレット、欧州特許出願第1438829A1号明細書、特開2010/0138357号公報、並びに米国特許出願公開第2009/0250655A1号明細書に記載される。これらの従来の試みでは、組成物は、組成物の熱伝導性が不十分である、組成物の製造が困難である、組成物が間隙を適切に充填しないために接触が不十分である、組成物が高価な材料を必要とする、或いは組成物が、加工装置を破損させ得る摩耗性充填材を必要とするなどの、安価な熱界面材料に対する必要性のうちの1つ以上に悩まされた。
高熱伝導性及び低粘度の両方を有する熱界面材料に対する必要性が引き続き存在する。非摩耗性の充填材料を有する熱界面材料に対する必要性も引き続き存在する。また、原料コスト及び/又は製造/加工コストの点でより経済的な熱界面材料に対する必要性も引き続き存在する。
上記の必要性のうち1つ以上が、本明細書の教示に従う熱界面材料を用いて達成することができる。
本明細書における教示の一つの態様は、オリゴマー又はポリマーを含む連続のマトリックス相、及びそのマトリックス相の中に分散された1種又は複数の充填材を含む分散された充填材相を含む組成物を目的としており、ここで、その1種又は複数の充填材は、約3以上のD90/D50の比率を特徴とする広い粒度分布を有しており、そしてここで、そこに含まれている1種又は複数の充填材は、表面改質剤を用いて被覆されるか、及び/又はそれらと反応されている。
本明細書における教示に従ったまた別の態様は、オリゴマー又はポリマーを含む連続のマトリックス相、及び約86重量パーセント以上の、そのマトリックス相の中に分散された1種又は複数の伝導性充填材を含む分散された充填材相を含む組成物を目的としており、ここで、その1種又は複数の伝導性充填材は、約3以上のD90/D50の比率を特徴とする、広い粒度分布を有している。
本明細書における教示に従った各種の態様は更に、以下の特性の一つ又は各種の組み合わせを特徴としていてもよい:その組成物が、約2.0W/mK以上(好ましくは約2.5W/mK以上、より好ましくは約3.0W/mK以上)の熱伝導性を有する熱界面材料である;その1種又は複数の充填材が、約3W/mK~約80W/mKの熱伝導性を有する伝導性充填材(すなわち、熱伝導性充填材)である;その伝導性充填材が、約60W/mK以下(例えば、約40W/mK以下、又は約20W/mK以下)の熱伝導性を有している;その伝導性充填材が、1種又は複数の金属原子を含み、ここでその1種又は複数の金属原子の濃度が、その伝導性充填材の中の原子の総数を基準にして、約25パーセント以下である;その伝導性充填材が、水酸化アルミニウムを含む;その伝導性充填材が、約6以下、好ましくは約5以下、より好ましくは約4以下のモース硬度を有している;そのオリゴマー又はポリマーが、約15,000g/mol以下、又は約10,000g/mol以下の重量平均分子量を有している;そのオリゴマー又はポリマーが、アルコキシド基を含んでいる;その表面改質剤が、約6個以上(好ましくは約8個以上、又は約10個以上、又は約12個以上)の炭素原子を有するアルキル基、及び一端で、その充填材と共有結合された官能基を含んでいる;その表面改質剤が、その組成物の全重量を基準にして、約0.05重量パーセント以上(好ましくは約0.2重量パーセント以上、より好ましくは約0.5重量パーセント以上)の量で存在している;その表面改質剤が、約10重量パーセント以下、好ましくは約8重量パーセント以下、より好ましくは約6重量パーセント以下、最も好ましくは約4重量パーセント以下の量で存在している;その1種又は複数の充填材の量が、その組成物の全重量を基準にして、約86重量パーセント以上である;その1種又は複数の充填材の量が、約95重量パーセント以下である;その表面改質剤の1種又は複数の官能基が、アルコキシシラン基を含む;その組成物が、崩壊することなく、滑らかな物質として混じる;その組成物が、約700N以下(0.5mmでの圧入の力(press-in force)により測定)の粘度を有している;又は、そのマトリックス相のオリゴマー又はポリマー、表面改質剤(存在するのなら)、及び1種又は複数の充填材(例えば、伝導性充填材又はATH)を合計した量が、その組成物の全重量を基準にして、約95重量パーセント以上(好ましくは約97重量パーセント以上、又は約99重量パーセント以上、又は約100重量パーセント)である。
また別の態様は、本明細書における教示に従った組成物の層を含む物品を目的としている。その物品には、熱を発生させる第一の成分、及び/又は熱を除去するため第二の成分が含まれていてよい。その物品が、第一の成分と第二の成分との両方を含み、そしてその第一の成分と第二の成分との間に層が挿入され、そしてその層が、第一の成分から第二の成分へと熱を流すための経路を与えるのが好ましい。その第一の成分が電池を含んでいるのが好ましい。
また別の態様は、第一の成分において熱を発生させるステップ、その熱を熱界面成分を通過させて流すことによりその熱を第二の成分へと移行させるステップを含む、デバイスを冷却するための方法を目的としており、ここでその熱界面成分が、本明細書における教示に従った組成物により形成されている。
別段の定めがない限り、用語「から本質的になる」は、約90重量パーセント以上、約95重量パーセント以上、約98重量パーセント以上、又は約99重量パーセント以上の量を含む。
別段の定めがない限り、用語「伝導性(conductive)」及び「伝導性(conductivity)」は、「熱伝導性(thermally conductive)」及び「熱伝導性(thermal conductivity)」を指す。
熱界面材料は、2つ以上の相、好ましくは2つの相を含む。熱界面材料の第1の相はマトリックス相である。マトリックス相は、好ましくは連続相である。しかしながら、マトリックス相は共連続相であってもよく、且つ/又は1つ以上の副相を含んでもよい。好ましくは、マトリックス相は、1つ以上のポリマー、オリゴマー、又は重合性化合物を含むか、本質的にそれからなるか、又は完全にそれからなる。マトリックス相は、好ましくは、室温で液体であるか、或いは液体化するのに最小限の加熱しか必要としない1つ以上の材料を含むか、本質的にそれからなるか、又は完全にそれからなる。第2の相は、マトリックス相中に分散している不連続相である。不連続相は、不連続相とマトリックス相との間に界面を提供する1つ以上の追加相でコーティングされてもよいことが理解されよう。典型的には、マトリックス相は、一般的に低い熱伝導性(例えば、約1W/mK以下、又は約0.2W/mK以下)を有する材料を含み、そのため、組成物の熱伝導性は主に不連続相に依存する。不連続相は、室温で固形である1つ以上の充填材料を含む。充填材相は多くの熱輸送を提供することが必要であるため、充填材粒子が一般にはマトリックス相中に分散しているという事実を克服するためには、高濃度の充填材を含むことが必要である。
分子量(すなわち、重量平均分子量)
充填材と混合する場合には、そのマトリックス相材料が、低分子量を有していて、それにより、容易に流動して、大量の充填材(例えば、本明細書に記載されているような)と結合できるのが好ましい。好ましくは、そのマトリックス相材料が、それが室温で液体であるのに十分なほど低分子量であるのが好ましい。充填材と混合する場合には、そのマトリックス相材料が、約40,000g/mole以下、約15,000g/mole以下、約10,000g/mole以下、約8,000g/mole以下、約6,000g/mole以下、又は約4,000g/mole以下の分子量を有しているのがよい。そのマトリックス相材料が、約200g/mole以上、約400g/mole以上、約600g/mole以上、約800g/mole以上、又は約1000g/mole以上の分子量を有しているのがよい。
充填材と混合する場合には、そのマトリックス相材料が、低分子量を有していて、それにより、容易に流動して、大量の充填材(例えば、本明細書に記載されているような)と結合できるのが好ましい。好ましくは、そのマトリックス相材料が、それが室温で液体であるのに十分なほど低分子量であるのが好ましい。充填材と混合する場合には、そのマトリックス相材料が、約40,000g/mole以下、約15,000g/mole以下、約10,000g/mole以下、約8,000g/mole以下、約6,000g/mole以下、又は約4,000g/mole以下の分子量を有しているのがよい。そのマトリックス相材料が、約200g/mole以上、約400g/mole以上、約600g/mole以上、約800g/mole以上、又は約1000g/mole以上の分子量を有しているのがよい。
そのマトリックス相が、室温前後の溶融温度を特徴としているか、又は非晶質であって結晶化しないのがよい。そのマトリックス相が、一つ又は複数のガラス転移温度を特徴としていてよい。特に断らない限り、溶融温度及びガラス転移温度は、ASTM D3418-15に従い、示差走査熱量測定を使用し、10℃/分の加熱速度で測定したものである。
そのマトリックス相が、約75℃の温度で液体であり、そして75℃より上では、ガラス転移温度を全く示さないのが好ましい。そのマトリックス相が、約40℃の温度で液体であり、そして40℃より上では、ガラス転移温度を全く示さないのが、より好ましい。そのマトリックス相が、約20℃(更には、約5℃)の温度で液体であり、そして20℃より上(又は更には5℃より上)では、ガラス転移温度を全く示さないのが、最も好ましい。そういうことなので、ニートなマトリックス相材料は、約75℃、約40℃、約20℃、又は約5℃の温度では、ポンプ輸送が可能であるのがよい。
そのマトリックス相材料は、例えば重合、架橋、又は硬化によって、増大する分子量を有していてよい。マトリックス材料の分子量を増大させるのなら、そのような反応は、そのマトリックス材料を充填材と混合した後に起きるのが好ましい。例えば、熱の管理が必要とされるデバイスの表面上に、単独、又は1種又は複数の他の成分と共に、その組成物を適用した後で、分子量が増大するのがよい。その1種又は複数の他の成分としては、そのマトリックス相材料と混合するか、及び/又は反応する化合物が挙げられる。そのマトリックス相材料の分子量を増大させたときに、それが十分に高くなって、そのマトリックス相が流動しなくなるのが好ましい。例えば、そのマトリックス相が架橋されて流動できなくなったり、及び/又はそのマトリックス相材料のガラス転移温度が上昇して、約30℃以上、約50℃以上、約70℃以上、又は約90℃以上になったりするのがよい。
そのマトリックス相材料は、炭素原子を含む主鎖を有する有機材料であってよいし、或いはケイ素原子を有する主鎖(例えば、-Si-O-基)を含むケイ素ベースの材料であってもよい。有機材料としては、オレフィン、アルコキシド、カーボネート、アクリレート、アクリロニトリル、ジエン、ビスフェノール、二酸、ジアミン、ジオール、及びイソシアネートからなる群より選択される1種又は複数のモノマーを含む、オリゴマー及びポリマーが挙げられる。例えば、そのマトリックス相材料が、アルコキシドオリゴマー又はポリマーを含むか、それらから実質的になるか、又は完全にそれらからなっていてよい。好ましいアルコキシドとしては、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、及びブチレンオキシドが挙げられる。
そのマトリックス相材料が反応性を含んでもよいし、或いは、一般的に、反応性基を含んでいなくてもよい。例を挙げれば、アルコキシドオリゴマー又はポリマー分子の末端をキャップして、それが反応性のOH基を一般的に有さないようにしてもよい。別な方法として、アルコキシドオリゴマー又はポリマー分子が、一端又は両端にOH基を有する直鎖状分子であってもよい。そのアルコキシドオリゴマーが、3本以上の腕を有する分岐状の構造を有していることもまた可能である。そのような構造が、OH基を持たないか、又は単一のOH基、2個のOH基、3個のOH基、若しくは4個以上のOH基を有していてもよい。例えば、そのアルコキシドオリゴマーが、グリセリンを開始剤としていて、そのために、3本の腕を有していてもよい。それらの腕のそれぞれがOH基を有していてもよいし、或いは、それらの腕の1本以上が、末端キャップされていてもよい。その末端キャッピングが、末端アルキル基(好ましくは、メチル、エチル、プロピル、又はブチル基)を用いて、エステル基を形成していてもよい。
充填材
本明細書の教示に従う組成物は、組成物の熱伝導性を増加させるために1つ以上の充填材を含む。充填材としては、超高伝導性充填材(例えば、約100W/mKの熱伝導性を有する充填材)が挙げられ得るものの、こうした充填材は典型的には摩耗性及び/又は高価である。好ましくは、1つ以上の充填材は、約80W/mK以下、約50W/mK以下、約30W/mK以下、約20W/mK以下、又は約15W/mK以下の熱伝導性を有する1つ以上の伝導性充填材を含むか、本質的にそれからなるか、又は完全にそれからなる。伝導性充填材は、好ましくは、約3W/mK以上、約4W/mK以上、約5W/mK以上、又は約6W/mK以上の熱伝導性を有する。伝導性充填材は、約10+/-10%、約10+/-20%、又は約10+/-30%の熱伝導性によって特性決定され得る。好ましくは、組成物中の超高伝導性充填材の量は、1つ以上の充填材の総重量を基準に約15重量パーセント以下、より好ましくは約4重量パーセント以下、更により好ましくは約1重量パーセント以下、最も好ましくは約0.3重量パーセント以下である。組成物中の超高伝導性充填材の量は、1つ以上の充填材の総重量を基準に、約0.0パーセント以上であり得る。伝導性充填材(すなわち超高伝導性充填材)の量は、1つ以上の充填材の総重量を基準に、約80重量パーセント以上、約85重量パーセント以上、約90重量パーセント以上、約93重量パーセント以上、約96重量パーセント以上、約98重量パーセント以上、約99重量パーセント以上、又は約99.7重量パーセント以上であり得る。伝導性充填材の量は、1つ以上の充填材の総重量を基準に、約100重量パーセント以下であり得る。
本明細書の教示に従う組成物は、組成物の熱伝導性を増加させるために1つ以上の充填材を含む。充填材としては、超高伝導性充填材(例えば、約100W/mKの熱伝導性を有する充填材)が挙げられ得るものの、こうした充填材は典型的には摩耗性及び/又は高価である。好ましくは、1つ以上の充填材は、約80W/mK以下、約50W/mK以下、約30W/mK以下、約20W/mK以下、又は約15W/mK以下の熱伝導性を有する1つ以上の伝導性充填材を含むか、本質的にそれからなるか、又は完全にそれからなる。伝導性充填材は、好ましくは、約3W/mK以上、約4W/mK以上、約5W/mK以上、又は約6W/mK以上の熱伝導性を有する。伝導性充填材は、約10+/-10%、約10+/-20%、又は約10+/-30%の熱伝導性によって特性決定され得る。好ましくは、組成物中の超高伝導性充填材の量は、1つ以上の充填材の総重量を基準に約15重量パーセント以下、より好ましくは約4重量パーセント以下、更により好ましくは約1重量パーセント以下、最も好ましくは約0.3重量パーセント以下である。組成物中の超高伝導性充填材の量は、1つ以上の充填材の総重量を基準に、約0.0パーセント以上であり得る。伝導性充填材(すなわち超高伝導性充填材)の量は、1つ以上の充填材の総重量を基準に、約80重量パーセント以上、約85重量パーセント以上、約90重量パーセント以上、約93重量パーセント以上、約96重量パーセント以上、約98重量パーセント以上、約99重量パーセント以上、又は約99.7重量パーセント以上であり得る。伝導性充填材の量は、1つ以上の充填材の総重量を基準に、約100重量パーセント以下であり得る。
超高伝導性充填材は、存在する場合は、約100W/mKの熱伝導性を有する任意の充填材であり得る。超高伝導性充填材の例としては、窒化ホウ素及びアルミニウム粉が挙げられる。
伝導性充填材は、本明細書に記載されるものなどの熱伝導性を有する任意の充填材であり得る。例えば、伝導性充填材は、約3W/mK~約80W/mKの熱伝導性を有し得る。伝導性充填材は、好ましくは非摩耗性である(例えば、窒化ホウ素よりも低摩耗性であるか、アルミニウム粉よりも低摩耗性であるか、又はその両方である)。非摩耗性の伝導性充填材の例は、水酸化アルミニウム(すなわちATH)粉である。水酸化アルミニウム粉は、3~80W/mK(典型的には約10W/mK)の熱伝導性を有する。
伝導性充填材は、典型的には、1つ以上の金属又は半金属原子及び1つ以上の非金属原子を含む。半金属原子としては、ホウ素、ケイ素、ゲルマニウム、ヒ素、アンチモン、及びテルリウムが挙げられる。好ましい金属原子としては、アルカリ金属、アルカリ土類金属、遷移金属、及びポスト遷移金属が挙げられる。伝導性充填材中の非金属原子の量は、伝導性充填材が硬く摩耗性とならないように十分高くあるべきである。硬く摩耗性の金属又は半金属含有充填材の例としては、SiC、TiC、及びBNが挙げられる。これらの硬く摩耗性の摩耗性充填材は、50原子百分率の金属又は半金属を含む。好ましくは、伝導性充填材中の非金属原子の濃度は、伝導性充填材中の総原子数を基準に、約50原子百分率超の非金属原子、より好ましくは約65百分率以上、更により好ましくは約75百分率以上、最も好ましくは約80百分率以上である。非金属原子の濃度は、約95原子百分率以下、約93原子百分率以下、約90原子百分率以下、又は約88原子百分率以下であり得る。伝導性充填材は、好ましくは、熱伝導性が約3W/mKとなるように十分な濃度の金属原子を有する。伝導性充填材中の任意の金属及び半金属の組み合わせた濃度は、好ましくは約5原子百分率以上である。伝導性充填材中の任意の金属及び半金属の組み合わせた濃度は、50原子百分率未満、約35原子百分率以下、約25原子百分率以下、又は約20原子百分率以下であり得る。
好ましい組成物は、組成物の熱伝導性が、約1.5W/mK以上、好ましくは約2.0W/mK以上、より好ましくは約2.5W/mK以上、最も好ましくは約3.0W/mK以上となるように十分な量の伝導性充填材を含む。組成物の熱伝導性は、典型的には約10W/mK以下、約7W/mK以下、又は約5W/mK以下である。伝導性充填材の量が少なすぎる場合、組成物はデバイスの温度を管理するために十分な熱を伝導することができなくなる。組成物のかかる高い熱伝導性を達成するために、組成物は、典型的には高い濃度の伝導性充填材を有する。好ましくは、組成物中の伝導性充填材の量は、組成物の総重量を基準に約60重量パーセント以上、より好ましくは約70重量パーセント以上、更により好ましくは約75重量パーセント以上、更により好ましくは約80重量パーセント以上、更により好ましくは約85重量パーセント以上、最も好ましくは約88重量パーセント以上である。組成物中の伝導性充填材の量は、伝導性充填材がマトリックス中で分散され得るように十分低くあるべきである。典型的には、伝導性充填材の量は、組成物の総重量を基準に、約95重量パーセント以下、より好ましくは約92重量パーセント以下である。
伝導性充填材は、好ましくは、伝導性充填材が概ね非摩耗性となるように十分低いモース硬度を有する。好ましくは、伝導性充填材は、約7.0以下、好ましくは約5.0以下、最も好ましくは約4.0以下のモース硬度を有する。伝導性充填材は、約0.5以上、約1.5以上、又は約2.0以上のモース硬度を有し得る。
伝導性充填材は、典型的にはM-X結合を含み、式中Mは金属であり、Xは非金属である。好ましくは、充填材中のM-X結合とM-M結合(金属-金属結合)との比は、約2.0以上、約3.0以上、又は約4.0以上であり得る。伝導性充填材がM-M結合を含まなくてもよいことは理解されよう。概ねM-M結合を含まない伝導性充填材の例は、水酸化アルミニウムである。
粒度分布
組成物の高い熱伝導性と組成物を混合及び加工する能力との組み合わせを達成するために、伝導性充填材は、好ましくは広い粒度分布を有する。
組成物の高い熱伝導性と組成物を混合及び加工する能力との組み合わせを達成するために、伝導性充填材は、好ましくは広い粒度分布を有する。
広い粒度分布によって、粒子がより効率的に密集することが可能となり得る。伝導性充填材の粒度分布は、レーザー回折法を用いて測定することができる。粒度分布は、粒度の第10パーセンタイル、第50パーセンタイル(中央値)、及び第90パーセンタイルに対応するD10、D50、及びD90によって特性決定され得る。広い粒度分布を有する充填材は、以下の1つ以上によって特性決定され得る:一般に高いD90/D50の比、一般に高いD90/D10の比、若しくは一般に高いD50/D10の比、又はこれらの任意の組み合わせ。好ましくは、D90/D50の比は、約3以上、約4以上、約5以上、約6以上、又は約8以上である。D90/D50の比は、約100以下又は約40以下であり得る。好ましくは、D90/D10の比は、約20以上、約40以上、約60以上、又は約80以上である。D90/D10の比は、約1000以下又は約400以下であり得る。D90/D50の比は、約100以下又は約40以下であり得る。好ましくは、D50/D10の比は、約8以上、約10以上、又は約12以上である。D50/D10の比は、約100以下又は約40以下であり得る。伝導性充填材中の大粒子(D90値によって特性決定される)は、1つ以上の小粒子を充填するためのサイトが生成されるように十分に高くあるべきである。好ましくは、D90は、約10μm以上、より好ましくは約20μm以上、更により好ましくは約40μm以上、最も好ましくは約60μm以上である。D90が大きすぎる場合、組成物を加工することが困難となる場合がある。好ましくは、D90は、約2000μm以下、より好ましくは約1000μm以下、最も好ましくは約500μm以下である。伝導性充填材中の小粒子(D10値によって特性決定される)は、これらが大粒子間のサイトに組み込むことができるように十分に小さくあるべきである。好ましくは、D10は、約4μm以下、約2μm以下、又は約1μm以下である。典型的には、非常に小さい粒子を作製することは困難且つ高価である。そのため、D10が約0.1μm以上、又は約0.25μm以上であることが好ましいが、より小さな粒子が使用されてもよい。伝導性充填材は、約10μm以下の平均粒度を有する第1の部分と、約50μm以上の平均粒度を有する第2の部分とを有し得る(好ましくは、第1の部分及び第2の部分はそれぞれ、伝導性充填材の約25重量パーセント以上、約30重量パーセント以上、又は約35重量パーセント以上の量で存在する)。
図1は、狭い粒度分布4(A)を有する充填材と比較した、大粒子8の間に小粒子7を充填する能力に対する広い粒度分布6(B)を有することの効果を例示する。広い粒度分布を用いて粒子濃度が増加すると、粒子2はより密接になり、マトリックス相材料3によって2つの粒子間に架橋が存在し得る。粒子表面に対するマトリックス相の付着、及び/又は架橋は、組成物を流動させる、又は加工する能力を低減させ得る。加工性を改善するために、粒子は、好ましくは表面改質剤を有する。例えば、(C)は広い粒度分布6及びコーティング5(例えば、表面改質剤の)を有して、マトリックス相材料と充填材との結合を低減又は最小化する。
図2は、広い粒度分布を有する伝導性充填材である水酸化アルミニウム(すなわちAl(OH)3)の実施例の光学顕微鏡写真である。
充填材表面改質剤
多くの充填ポリマー系においては、マトリックス相と充填材相との間に良好な相溶性及び/又は結合を有することが望ましいものの、本出願人は、これらの高度充填組成物に関して、こうした相溶性及び/又は結合が、隣接する充填材粒子の間に組成物の流動を妨げる架橋を生成し得ることを明らかにした。マトリックス相材料は、充填材の表面と結合しないことが好ましい。例えば、共有結合、イオン結合、及び水素結合は、低減されるか、最小化されるか、又は更には完全に回避されてもよい。これは、マトリックス相材料及び伝導性充填材料の選択によって達成することができる。或いは、マトリックス相材料との結合を低減、最小化、又は排除するために、充填材料を1つ以上の表面改質剤で処理してもよい。
多くの充填ポリマー系においては、マトリックス相と充填材相との間に良好な相溶性及び/又は結合を有することが望ましいものの、本出願人は、これらの高度充填組成物に関して、こうした相溶性及び/又は結合が、隣接する充填材粒子の間に組成物の流動を妨げる架橋を生成し得ることを明らかにした。マトリックス相材料は、充填材の表面と結合しないことが好ましい。例えば、共有結合、イオン結合、及び水素結合は、低減されるか、最小化されるか、又は更には完全に回避されてもよい。これは、マトリックス相材料及び伝導性充填材料の選択によって達成することができる。或いは、マトリックス相材料との結合を低減、最小化、又は排除するために、充填材料を1つ以上の表面改質剤で処理してもよい。
表面改質剤は、伝導性充填材粒子の表面を部分的又は完全に被覆することができる。表面改質剤は、伝導性充填材粒子と反応する1つ以上の官能基を有し得る。かくして、表面改質剤は伝導性充填材と共有結合することができる。一例として、伝導性充填材はM-OH基(式中Mは金属原子である)を含んでもよく、表面改質剤は、表面改質剤とMとの間に直接又は間接的結合を形成するためにM-OH基と反応する官能基を含んでもよい。
伝導性充填材の表面は、表面改質剤で疎水化されてもよい。例えば、表面改質剤は、アルキル構成要素と、アルキル構成要素の一端に、又はその付近に1つ以上の官能基と、を含んでもよい。アルキル構成要素は、好ましくは、約6個以上の炭素原子、より好ましくは約8個以上の炭素原子、更により好ましくは約10個以上の炭素原子、最も好ましくは約12個以上の炭素原子を含む。1つ以上の官能基は、伝導性充填材の表面と反応するように選択されてもよい。例えば、1つ以上の官能基は、1つ以上のアルコキシシランを含んでもよい。こうした官能基は、特に、水酸化アルミニウムなどにおいて、表面改質剤をM-OH基を含む伝導性充填材に結合するのに有用であり得る。伝導性充填材と表面改質剤との間の反応の例を図3に示す。
表面改質剤は、伝導性充填材をマトリックス相材料と混合する前又は後に充填材に添加されてもよいことが理解されよう。例えば、伝導性充填材とマトリックス相材料とを混合する前に、伝導性充填材を表面改質剤でコーティングし、且つ/又は表面改質剤と反応させてもよい。別の例として、表面改質剤をマトリックス相材料と混合してプレミックスを形成し、これを続いて伝導性充填材と合わせてもよい。別の例として、伝導性充填材とマトリックス相材料とを混合してもよく、続いて表面改質剤を混合物に添加してもよい。
図4(A)に示すように、狭い粒度分布を有する伝導性充填材が使用される場合、充填材充填量が少ない場合であっても(例えば約60重量パーセントのみ)、得られる組成物は荒い表面を有し得る。図4(B)に示すように、充填材充填量を増加させる能力は、広い粒度分布を有する充填材を用いることによって改善される。図4(C)に示すように、充填材充填量を増加させる能力は、広い粒度分布を有する充填材を用いること、及び更に、マトリックス相材料と充填材粒子との間の結合を低減、最小化、又は排除する表面改質剤を添加することによって更に改善される。
そのマトリックス相のオリゴマー又はポリマー、表面改質剤(存在するのなら)、及び1種又は複数の充填材(例えば、伝導性充填材又はATH)を合計した量が、その組成物の全重量を基準にして、約95重量パーセント以上、好ましくは約97重量パーセント以上、約99重量パーセント以上、又は約100重量パーセントであってよい。
用途
本明細書の教示に従う熱界面材料は、良好な熱伝導性を有するポリマー又はオリゴマー材料を必要とする任意のデバイス又はシステムで用いることができる。図5は、熱界面材料12を含むデバイス10の特徴を例示する図である。デバイスは、デバイスの第1の構成要素14からデバイス10の第2の構成要素16までの熱流20を必要とする場合がある。図5に示すように、熱流は熱界面材料12を通過し得る。デバイスの第2の構成要素16は、第2の構成要素から熱を除去することを可能にする表面20(内部又は外部)を有し得る。
本明細書の教示に従う熱界面材料は、良好な熱伝導性を有するポリマー又はオリゴマー材料を必要とする任意のデバイス又はシステムで用いることができる。図5は、熱界面材料12を含むデバイス10の特徴を例示する図である。デバイスは、デバイスの第1の構成要素14からデバイス10の第2の構成要素16までの熱流20を必要とする場合がある。図5に示すように、熱流は熱界面材料12を通過し得る。デバイスの第2の構成要素16は、第2の構成要素から熱を除去することを可能にする表面20(内部又は外部)を有し得る。
熱界面材料は間隙充填材料として用いられ得る。熱界面材料はシーリング材料として用いられ得る。いくつかの用途では、熱界面材料の薄層(例えば、約2mm以下、約1mm以下、約0.5mm以下、又は約0.3mm以下)を適用することが必要となる場合がある。かくして、薄領域又は層が調製され得るように、熱界面材料は、好ましくは低い粘度を有し、且つ/又は良好な混合挙動(例えば、混合後に崩壊しない滑らかな外観を有する)を有する。
1つ以上の電池セル、冷却ユニット又は循環する冷却液と接触するための表面を有するセルカバー、及び電池セルとセルカバーとの間に挟入された熱界面材料を含む物品。熱界面材料は、電池セルの温度を管理するために電池セルからセルカバーまで熱エネルギーを伝導するための経路を提供する。電池セルは、1つ以上のモジュールとして提供され得る。熱界面材料がなければ、電池モジュールと伝導プレート(例えばハウジングの)との間に間隙が存在する場合がある(少なくともいくつかの領域に)。図6は、1つ以上の電池モジュールの熱管理に使用され得る特徴を例示する図である。電池/熱管理システム30は、1つ以上の電池モジュール34と金属表面36との間の間隙を充填するための熱界面材料32を含む。熱界面材料は、電池モジュールの表面上に配置することによって、又は金属表面上に配置することによって適用され得る。金属表面は、冷却プレート、又はシステムから熱を排出するために構成されたその他の構成要素であってよい。
試験方法
粒度分布。
特に指定のない限り、充填材の粒度分布は、レーザー回折によって測定する。
粒度分布。
特に指定のない限り、充填材の粒度分布は、レーザー回折によって測定する。
熱伝導性
熱伝導性は、ZFW Stuttgart製熱界面材料テスターを用いて測定する。測定は厚さ1.8~1.2mmのSpaltplusモードで実施する。絶対熱伝導性λ(W/mK)を報告する。熱伝導性は、ASTM 5470によって測定することができる。
熱伝導性は、ZFW Stuttgart製熱界面材料テスターを用いて測定する。測定は厚さ1.8~1.2mmのSpaltplusモードで実施する。絶対熱伝導性λ(W/mK)を報告する。熱伝導性は、ASTM 5470によって測定することができる。
圧入力
圧入力は、張力計(Zwick)で測定する。組成物(例えば間隙充填材料)を、金属表面上に配置する。直径約40mmのアルミニウムピストンを上部に配置し、材料を5mmの初期位置まで圧縮する。続いて、材料を約1mm/秒の速度で5mmから0.3mmまで圧縮し、力-たわみ曲線を記録する。続いて厚さ0.5mmにおける力(N)をデータテーブルに記録し、これを圧入力とみなす。低い粘度を有する材料は、700N以下の圧入力を有する。高粘度の材料は、700N超、又は約800N以上の圧入力を有する。低い粘度を有する材料は、好ましくは、約600N以下、更により好ましくは約500N以下、最も好ましくは約400N以下の圧入力を有する。
圧入力は、張力計(Zwick)で測定する。組成物(例えば間隙充填材料)を、金属表面上に配置する。直径約40mmのアルミニウムピストンを上部に配置し、材料を5mmの初期位置まで圧縮する。続いて、材料を約1mm/秒の速度で5mmから0.3mmまで圧縮し、力-たわみ曲線を記録する。続いて厚さ0.5mmにおける力(N)をデータテーブルに記録し、これを圧入力とみなす。低い粘度を有する材料は、700N以下の圧入力を有する。高粘度の材料は、700N超、又は約800N以上の圧入力を有する。低い粘度を有する材料は、好ましくは、約600N以下、更により好ましくは約500N以下、最も好ましくは約400N以下の圧入力を有する。
混合能力
組成物を混合する能力を、滑らかな表面を有する材料の単一の塊を生成する能力によって判定した。こうした材料は「良好な」混合を有する。表面が粗く、且つ/又はミキサーから除去すると材料が崩壊する場合は、混合は不良である。
組成物を混合する能力を、滑らかな表面を有する材料の単一の塊を生成する能力によって判定した。こうした材料は「良好な」混合を有する。表面が粗く、且つ/又はミキサーから除去すると材料が崩壊する場合は、混合は不良である。
材料
POLYOL-1は、グリセリン開始のプロピレンオキシドポリエーテルトリオールであって、約1800g/molの当量分子量(equivalent molecular weight)及び約35mgKOH/gのOH価を有している。その平均分子量は、約4800g/moleである。POLYOL-1は、室温で液体であり、そして、5℃以上のガラス転移温度はまったく有していない。このオリゴマーは、エチレンオキシドを用いて部分的にキャップされている(約11%)。
POLYOL-1は、グリセリン開始のプロピレンオキシドポリエーテルトリオールであって、約1800g/molの当量分子量(equivalent molecular weight)及び約35mgKOH/gのOH価を有している。その平均分子量は、約4800g/moleである。POLYOL-1は、室温で液体であり、そして、5℃以上のガラス転移温度はまったく有していない。このオリゴマーは、エチレンオキシドを用いて部分的にキャップされている(約11%)。
ATH-1は、広い粒度分布を有する水酸化アルミニウムである。ATH-は、バイモーダルな粒度分布を有していると考えられている。Al(OH)3の量は、約99.7重量パーセントである。その粒度分布の特色を表1に示す。この充填材は、45μmの篩を使用したときに、約35%の篩残分を特徴としている。ATH-1の広く、及び/又はバイモーダルな粒度分布を図2に示す。より小さい粒子の平均サイズが、約10μm未満であり、そしてより大きい粒子の平均サイズが、約50μmより大である。
ATH-2は、一般的には狭い粒度分布を有する水酸化アルミニウムである。ATH-2は、一般的にモノモーダルな粒度分布を有していると考えられている。AL(OH)3の量は、約99.4重量パーセントである。その粒度分布の特色を表1に示す。ATH-2は、45μmの篩を使用したときに、約0.2%の篩残分を特徴としている。
DYNASYLAN(登録商標)9116は、EVONIKから市販されている、シラン含有化合物である。このシランは、ヘキサデシルトリメトキシシランを含むか、又はそれから実質的になっている。
充填した化合物は、プラネタリーミキサー中、又はデュアル非対称遠心分離機上で調製する。最初に、液体材料(すなわち、表面改質剤及びマトリックス相材料)を、真空下で共に混合する。次いで、充填材を添加し、その組成物を30分間混合する。
実施例1~8は、一般的には狭い粒度分布を有する充填材であるATH-2を使用して、調製したものである。実施例1~4においては、その液体材料が、VORANOL(商標)CP4610であり、その組成物は、充填材及びVORANOL(商標)CP4610のみからなっている。それらの組成物における充填材及びマトリックス相の濃度を、表2に示す。実施例5~8においては、その組成物には、ATH-2、VORANOL(商標)CP4610、及びDYNASYLAN(登録商標)9116が、表3に示した量で含まれる。
実施例9~16は、一般的には広い粒度分布を有する充填材であるATH-1を使用して、調製したものである。実施例9~12においては、その液体材料が、VORANOL(商標)CP4610であり、その組成物は、充填材及びVORANOL(商標)CP4610のみからなっている。これらの組成物の材料の濃度を、表4に示す。実施例13~18においては、その組成物には、ATH-1、VORANOL(商標)CP4610、及びDYNASYLAN(登録商標)9116が、表5に示した量で含まれる。
表4に見られるように、広い粒度分布の充填材を使用することによって、組成物の中へ充填材を取り込む性能が改良された。78.1%及び84.7%の充填材を含む組成物では、良好な混合(なめらかな表面を有する組成物)が得られた。しかしながら、充填材のレベルの高いところでは、表面が粗くなって混合が不良となった。更には、0.5mmでの圧入の力により測定した粘度も高かった。
表5に見られるように、広い粒度分布の充填材を、シラン表面改質剤と組み合わせると、より多くの充填材を取込み、そして粘度を低下させることが可能となった。90.85重量パーセントの充填材担持量(実施例16)であってさえも、その混合が良好で、表面が滑らかであり、そして0.5mmでの圧入の力により測定した粘度も低かった。
圧入の力(Press-in Force):圧入の力は、張力計(Zwick)を用いて測定する。ギャップ充填材材料を金属表面の上に置く。直径40mmのアルミニウムピストンをその上に置き、その材料を5mmにまで圧縮する(初期位置)。次いで、その材料を1mm/秒の速度で圧縮して0.3mmとし、力-変位曲線を記録する。次いで、厚み0.5mmでの力(N)を、データ表に記入し、圧入の力とみなす。
Claims (20)
- 組成物であって、
i.オリゴマー又はポリマーを含む連続のマトリックス相;
ii.前記マトリックス相の中に分散された1種又は複数の充填材を含む分散された充填材相;
を含み、
前記1種又は複数の充填材が、約3以上のD90/D50の比率を特徴とする広い粒度分布を有し;
含まれる前記1種又は複数の充填材が、表面改質剤を用いて被覆されるか、及び/又はそれと反応されている、組成物。 - 前記組成物が、約2.0W/mK以上(好ましくは約2.5W/mK以上、より好ましくは約3.0W/mK以上)の熱伝導性を有する熱界面材料である、請求項1に記載の組成物。
- 前記1種又は複数の充填材が、約3W/mK~約80W/mKの熱伝導性を有する伝導性充填材(すなわち、熱伝導性充填材)である、請求項1又は2に記載の組成物。
- 前記伝導性充填材が、約60W/mK以下(例えば、約40W/mK以下、又は約20W/mK以下)の熱伝導性を有する、請求項1~3のいずれか一項に記載の組成物。
- 前記伝導性充填材が、1種又は複数の金属原子を含み、前記1種又は複数の金属原子の濃度が、前記伝導性充填材の中の原子の総数を基準にして、約25パーセント以下である、請求項1~4のいずれか一項に記載の組成物。
- 前記伝導性充填材が、水酸化アルミニウムを含む、請求項1~5のいずれか一項に記載の組成物。
- 前記伝導性充填材が、約6以下、好ましくは約5以下、より好ましくは約4以下のモース硬度を有する、請求項1~6のいずれか一項に記載の組成物。
- 前記オリゴマー又はポリマーが、約15,000g/mol以下、又は約10,000g/mol以下の重量平均分子量を有する、請求項1~7のいずれか一項に記載の組成物。
- 前記オリゴマー又はポリマーが、アルコキシド基を含む、請求項1~8のいずれか一項に記載の組成物。
- 前記表面改質剤が、約6個以上(好ましくは約8個以上、又は約10個以上、又は約12個以上)の炭素原子を有するアルキル基、及び一端で、前記充填材と共有結合された官能基を含む、請求項1~9のいずれか一項に記載の組成物。
- 前記表面改質剤が、前記組成物の全重量を基準にして、約0.05重量パーセント以上(好ましくは約0.2重量パーセント以上、より好ましくは約0.5重量パーセント以上)の量で存在する、請求項1~10のいずれか一項に記載の組成物。
- 前記表面改質剤が、約10重量パーセント以下、好ましくは約8重量パーセント以下、より好ましくは約6重量パーセント以下、最も好ましくは約4重量パーセント以下の量で存在する、請求項1~11のいずれか一項に記載の組成物。
- 前記1種又は複数の充填材の量が、前記組成物の全重量を基準にして、約86重量パーセント以上である、請求項1~12のいずれか一項に記載の組成物。
- 前記1種又は複数の充填材の量が、約95重量パーセント以下である、請求項1~13のいずれか一項に記載の組成物。
- 前記表面改質剤の1種又は複数の官能基が、アルコキシシラン基を含む、請求項1~14のいずれか一項に記載の組成物。
- 組成物であって、
i.ポリマー又は重合性化合物を含む、連続のマトリックス相;
ii.約86重量パーセント以上の、前記マトリックス相の中に分散された1種又は複数の伝導性充填材を含む、分散された充填材相;
を含み、
前記1種又は複数の伝導性充填材が、約3以上のD90/D50の比率を特徴とする広い粒度分布を有する、組成物。 - 前記組成物が、以下の
i)前記組成物が、崩壊することなく、滑らかな物質として混じる;及び/又は
ii)前記組成物が、約700N以下(0.5mmでの圧入の力により測定)の粘度を有する;及び/又は
iii)前記組成物が、約3W/mK以上の熱伝導性を有する;
の一つ又は各種の組み合わせを特徴とする、請求項1~16のいずれか一項に記載の組成物。 - 物品であって、
熱を発生させる第一の成分;
熱を除去するための第二の成分;及び
前記第一の成分と前記第二の成分との間に挿入された、請求項1~17のいずれか一項に記載の組成物の層;
を含み、
前記層が、前記第一の成分から前記第二の成分への熱の流れの経路を与える、物品。 - 前記第一の成分が電池を含む、請求項18に記載の物品。
- デバイスを冷却するための方法であって、
第一の成分の中で熱を発生させるステップ、
熱界面成分を介して前記熱を流すことにより前記熱を第二の成分へ移行させるステップ、
を含み、
前記熱界面成分が、請求項1~17のいずれか一項に記載の組成物から形成される、方法。
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