JP2022529794A - リチウム二次電池用非水電解液およびこれを含むリチウム二次電池 - Google Patents

リチウム二次電池用非水電解液およびこれを含むリチウム二次電池 Download PDF

Info

Publication number
JP2022529794A
JP2022529794A JP2021562384A JP2021562384A JP2022529794A JP 2022529794 A JP2022529794 A JP 2022529794A JP 2021562384 A JP2021562384 A JP 2021562384A JP 2021562384 A JP2021562384 A JP 2021562384A JP 2022529794 A JP2022529794 A JP 2022529794A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
secondary battery
lithium secondary
lithium
additive
electrolytic solution
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2021562384A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7204280B2 (ja
Inventor
ヒョン・スン・キム
ユ・ハ・アン
チョル・ヘン・イ
ジョン・ウ・オ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
LG Energy Solution Ltd
Original Assignee
LG Energy Solution Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by LG Energy Solution Ltd filed Critical LG Energy Solution Ltd
Publication of JP2022529794A publication Critical patent/JP2022529794A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7204280B2 publication Critical patent/JP7204280B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M10/00Secondary cells; Manufacture thereof
    • H01M10/05Accumulators with non-aqueous electrolyte
    • H01M10/056Accumulators with non-aqueous electrolyte characterised by the materials used as electrolytes, e.g. mixed inorganic/organic electrolytes
    • H01M10/0564Accumulators with non-aqueous electrolyte characterised by the materials used as electrolytes, e.g. mixed inorganic/organic electrolytes the electrolyte being constituted of organic materials only
    • H01M10/0566Liquid materials
    • H01M10/0567Liquid materials characterised by the additives
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M10/00Secondary cells; Manufacture thereof
    • H01M10/05Accumulators with non-aqueous electrolyte
    • H01M10/052Li-accumulators
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M10/00Secondary cells; Manufacture thereof
    • H01M10/05Accumulators with non-aqueous electrolyte
    • H01M10/052Li-accumulators
    • H01M10/0525Rocking-chair batteries, i.e. batteries with lithium insertion or intercalation in both electrodes; Lithium-ion batteries
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M10/00Secondary cells; Manufacture thereof
    • H01M10/42Methods or arrangements for servicing or maintenance of secondary cells or secondary half-cells
    • H01M10/4235Safety or regulating additives or arrangements in electrodes, separators or electrolyte
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M2300/00Electrolytes
    • H01M2300/0017Non-aqueous electrolytes
    • H01M2300/0025Organic electrolyte
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M2300/00Electrolytes
    • H01M2300/0088Composites
    • H01M2300/0091Composites in the form of mixtures
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)

Abstract

本発明は、リチウム二次電池用非水電解液およびこれを含むリチウム二次電池に関し、具体的には、電解液の内部で発生し得るリチウム塩から発生した分解生成物の除去効果に優れた化学式1で表される化合物を第1添加剤として、リチウムジフルオロホスフェ―トを第2添加剤として含むリチウム二次電池用非水電解液と、これを含むことで高温耐久性の改善効果が向上したリチウム二次電池に関する。

Description

本出願は、2019年8月21日付けの韓国特許出願第10‐2019‐0102520号に基づく優先権の利益を主張し、当該韓国特許出願の文献に開示されている全ての内容は、本明細書の一部として組み込まれる。
本発明は、リチウム塩から発生した分解生成物の除去効果に優れた添加剤を含むリチウム二次電池用非水電解液およびこれを含むことで、高温耐久性が改善したリチウム二次電池に関する。
情報社会の発達によって個人ITデバイスとコンピュータネットワークが発達し、これに伴って全般的な社会の電気エネルギーに対する依存度が高まるにつれて、電気エネルギーを効率的に貯蔵し、活用するための技術開発が求められている。
このために開発された技術のうち、様々な用途に最も適する技術が二次電池基盤技術である。二次電池の場合、個人ITデバイスなどに適用できるほど小型化が可能であり、電気自動車、電力貯蔵装置などに適用可能であることから、これに対する関心が高まっている。リチウムイオン電池は、かかる二次電池技術のうち、理論的にエネルギー密度が最も高い電池システムとして脚光を浴びており、現在、様々なデバイスに適用されている。
リチウムイオン電池は、リチウムを含有している遷移金属酸化物からなる正極と、リチウムを貯蔵することができる黒鉛などの炭素系素材からなる負極と、リチウムイオンを伝達する媒体になる電解液およびセパレータで構成されており、電池の電気化学的特性を改善するためには、この構成要素の好適な選定が重要である。
一方、リチウムイオン電池は、高温での充放電あるいは貯蔵の際、抵抗の増加と容量の減少が起こり、性能が劣化するという欠点がある。かかる問題の原因の一つとして挙げられていることが、高温で電解液の劣化によって発生する副反応、中でも、リチウム塩の分解による劣化である。
前記リチウム塩は、二次電池の適する特性を奏するために、LiPFが主に使用されているが、前記リチウム塩のPF アニオンの場合、熱に非常に弱く、電池が高温に露出した時に、熱分解によって、PF などのルイス酸(Lewis acid)を発生させることが知られている。
このように形成されたPF は、エチレンカーボネートなどの有機溶媒の分解反応を引き起こすだけでなく、電解液の電気化学的な安定窓の外に存在する作動電圧を有する黒鉛などの活物質の表面上に形成された固体電解質界面(Solid electrolyte interphase(SEI))を破壊させて、さらなる電解液の分解とこれに伴う電池の抵抗増加および寿命劣化などを引き起こす。
したがって、LiPF系塩の熱分解によって生成されるPFを除去して、熱に露出した時に、SEI膜の不動態能力を維持し、電池の劣化挙動を抑制するための様々な方法が提案されている。
本発明は、電解液の内部で発生し得るリチウム塩から発生した分解生成物の除去効果に優れた添加剤を含むリチウム二次電池用非水電解液を提供することを目的とする。
また、本発明は、前記リチウム二次電池用非水電解液を含むことで、高温耐久性の改善効果が向上したリチウム二次電池を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明の一実施形態では、
リチウム塩と、
有機溶媒と、
第1添加剤として、下記化学式1で表される化合物と、
第2添加剤として、リチウムジフルオロホスフェ―ト(LiDFP)とを含むリチウム二次電池用非水電解液を提供する。
Figure 2022529794000002
前記化学式1中、
Rは、置換または非置換の炭素数1~5のアルキル基である。
本発明の他の実施形態では、本発明のリチウム二次電池用非水電解液を含むリチウム二次電池を提供する。
本発明の非水電解液は、ルイス(Lewis)塩基であるとともに、SEIの形成が可能な物質を第1添加剤として含むことで、リチウム塩の熱分解によって発生する分解生成物を除去(scavenging)し、SEI膜を強化して、高温貯蔵時にSEI膜の不動態能力を確保することができる。さらに、本発明の非水電解液は、第1添加剤と、被膜形成効果に優れた第2添加剤を組み合わせることで、正極および負極の表面に好ましい被膜を形成し、電池の初期抵抗を抑制することができる。したがって、本発明の非水電解液を用いると、高温耐久性の改善効果が向上したリチウム二次電池を製造することができる。
実施例1の二次電池と、比較例1の二次電池の高温(60℃)貯蔵後の抵抗増加率を示すグラフである。 実施例1の二次電池と、比較例1の二次電池の高温(45℃)での200サイクルの間の抵抗増加率を示すグラフである。
以下、本発明をより詳細に説明する。
本明細書および請求の範囲にて使用されている用語や単語は、通常的もしくは辞書的な意味に限定して解釈してはならず、発明者らは、自分の発明を最善の方法で説明するために用語の概念を適宜定義することができるという原則に則って、本発明の技術的思想に合致する意味と概念に解釈すべきである。
リチウム二次電池は、初期充放電時に非水電解液が分解されて、正極および負極の表面に不動態能力を有する被膜が形成され、高温貯蔵特性を向上させる。しかし、被膜は、リチウムイオン電池に広く使用されるリチウム塩(LiPFなど)の熱分解によって生成されるHFとPF のような酸によって劣化し得る。かかる酸の攻撃によって、正極では、遷移金属元素の溶出が発生して表面の構造の変化によって電極の表面抵抗が増加し、酸化還元中心(redox center)である金属元素が消失して理論容量が減少するため、発現容量が減少し得る。また、このように溶出された遷移金属イオンは、強い還元電位帯域で反応する負極に電着し、電子を消耗するだけでなく、電着する時に被膜を破壊して、負極の表面を露出するため、さらなる電解質分解反応を引き起こす。結果、負極の抵抗が増加し、不可逆容量が増加して、セルの容量が低下し続ける問題がある。
そのため、本発明では、非水電解液成分として、ルイス塩系化合物であるとともに、SEIの形成が可能な添加剤を含むことで、リチウム塩の分解によって生じる酸を除去し、高温貯蔵時にSEI膜の劣化や正極での遷移金属の溶出などを防止し、且つ負極の表面のSEI膜を強化することができる非水電解液およびこれを含むリチウム二次電池を提供することを目的とする。
リチウム二次電池用非水電解液
先ず、本発明によるリチウム二次電池用非水電解液について説明する。
本発明のリチウム二次電池用非水電解液は、(1)リチウム塩と、(2)有機溶媒と、(3)第1添加剤として、下記化学式1で表される化合物と、(4)第2添加剤として、リチウムジフルオロホスフェート(LiDFP)とを含む。
Figure 2022529794000003
前記化学式1中、
Rは、置換または非置換の炭素数1~5のアルキル基である。
(1)リチウム塩
先ず、本発明の一実施形態によるリチウム二次電池用非水電解液において、前記リチウム塩は、リチウム二次電池用電解液に通常使用されるものなどが、制限なく使用可能であり、例えば、カチオンとしてLiを含み、アニオンとしては、F、Cl、Br、I、NO 、N(CN) 、BF 、ClO 、AlO 、AlCl 、PF 、SbF 、AsF 、B10Cl10 、BF 、BC 、PF 、PF 、(CFPF 、(CFPF 、(CFPF 、(CFPF、(CF、CFSO 、CSO 、CFCFSO 、(CFSO、(FSO、CFCF(CFCO、(CFSOCH、CHSO 、CF(CFSO 、CFCO 、CHCO 、SCNおよび(CFCFSOからなる群から選択される少なくともいずれか一つが挙げられる。具体的には、前記リチウム塩は、LiCl、LiBr、LiI、LiBF、LiClO、LiAlO、LiAlCl、LiPF、LiSbF、LiAsF、LiB10Cl10、LiBOB(LiB(C)、LiCFSO、LiTFSI(LiN(SOCF)、LiFSI(LiN(SOF))、LiCHSO、LiCFCO、LiCHCOおよびLiBETI(LiN(SOCFCFからなる群から選択される少なくともいずれか一つ以上が挙げられる。具体的には、リチウム塩は、LiBF、LiClO、LiPF、LiBOB(LiB(C)、LiCFSO、LiTFSI(LiN(SOCF)、LiFSI(LiN(SOF))およびLiBETI(LiN(SOCFCFからなる群から選択される単一物または2種以上の混合物を含むことができる。
前記リチウム塩は、通常使用可能な範囲内で適切に変更することができるが、最適の電極の表面の腐食防止用被膜の形成効果を得るために、電解液内に0.8M~3.0Mの濃度、具体的には1.0M~3.0Mの濃度で含まれることができる。
前記リチウム塩の濃度が0.8M未満の場合、リチウムイオンの移動性が減少して容量の特性が低下することがある。前記リチウム塩の濃度が3.0Mの濃度を超える場合、非水電解液の粘度が過剰に増加して電解質含浸性が低下することがあり、被膜形成効果が減少することがある。
(2)有機溶媒
前記有機溶媒としては、リチウム電解質に通常使用される様々な有機溶媒が制限なく使用可能である。例えば、前記有機溶媒は、環状カーボネート系有機溶媒、直鎖状カーボネート系有機溶媒またはこれらの混合有機溶媒を含むことができる。
前記環状カーボネート系有機溶媒は、高粘度の有機溶媒として誘電率が高くて電解質内のリチウム塩を容易に解離させることができる有機溶媒であり、その具体的な例として、エチレンカーボネート(EC)、プロピレンカーボネート(PC)、1,2-ブチレンカーボネート、2,3-ブチレンカーボネート、1,2-ペンチレンカーボネート、2,3-ペンチレンカーボネートおよびビニレンカーボネートから選択される1種以上の有機溶媒を含むことができ、中でも、エチレンカーボネートを含むことができる。
また、前記直鎖状カーボネート系有機溶媒は、低粘度および低誘電率を有する有機溶媒であり、その代表的な例として、ジメチルカーボネート(dimethyl carbonate、DMC)、ジエチルカーボネート(diethyl carbonate、DEC)、ジプロピルカーボネート、エチルメチルカーボネート(EMC)、メチルプロピルカーボネートおよびエチルプロピルカーボネートからなる群から選択される少なくとも一つ以上の有機溶媒を使用することができ、具体的には、エチルメチルカーボネート(EMC)を含むことができる。
前記有機溶媒は、高いイオン伝導率を有する電解液を製造するために、環状カーボネート有機溶媒と直鎖状カーボネート有機溶媒を、1:9~5:5、具体的には2:8~4:6の体積比で含むことができる。
また、前記有機溶媒は、必要に応じて、環状カーボネート系有機溶媒および/または直鎖状カーボネート系有機溶媒に、リチウム二次電池用電解液に通常使用される直鎖状エステル系有機溶媒および/または環状エステル系有機溶媒をさらに含むこともできる。
かかる直鎖状エステル系有機溶媒は、その具体的な例として、メチルアセテート、エチルアセテート、プロピルアセテート、メチルプロピオネート、エチルプロピオネート、プロピルプロピオネートおよびブチルプロピオネートからなる群から選択される少なくとも一つ以上の有機溶媒が挙げられる。
前記環状エステル系有機溶媒は、その具体的な例として、γ-ブチロラクトン、γ-バレロラクトン、γ-カプロラクトン、δ-バレロラクトンおよびε-カプロラクトンからなる群から選択されるいずれか一つまたはこれらのうち2種以上の有機溶媒が挙げられる。
一方、前記有機溶媒は、カーボネート系有機溶媒またはエステル系有機溶媒の他にも、必要に応じて、エーテル系有機溶媒、またはニトリル系有機溶媒などをさらに混合して使用することもできる。
前記エーテル系有機溶媒としては、ジメチルエーテル、ジエチルエーテル、ジプロピルエーテル、メチルエチルエーテル、メチルプロピルエーテルおよびエチルプロピルエーテルからなる群から選択されるいずれか一つまたはこれらのうち2種以上の混合物を使用することができる。
前記ニトリル系溶媒は、アセトニトリル、プロピオニトリル、ブチロニトリル、バレロニトリル、カプリロニトリル、ヘプタンニトリル、シクロペンタンカルボニトリル、シクロヘキサンカルボニトリル、2-フルオロベンゾニトリル、4-フルオロベンゾニトリル、ジフルオロベンゾニトリル、トリフルオロベンゾニトリル、フェニルアセトニトリル、2-フルオロフェニルアセトニトリル、4-フルオロフェニルアセトニトリルからなる群から選択される少なくとも一つが挙げられる。
(3)第1添加剤
本発明の非水電解液は、第1添加剤として、下記化学式1で表される化合物を含む。
Figure 2022529794000004
前記化学式1中、
Rは、置換または非置換の炭素数1~5のアルキル基である。
前記化学式1中、Rは、置換または非置換の炭素数1~3のアルキル基であってもよい。具体的には、前記化学式1で表される化合物は、下記化学式1aで表される化合物であってもよい。
Figure 2022529794000005
前記化学式1で表される化合物は、非水電解液の全重量に対して、0.1重量%~5重量%、具体的には0.1重量%~4重量%、1重量%~3重量%含まれることができる。
前記化学式1で表される化合物の含量が前記範囲を満たすと、添加剤による副反応、容量低下および抵抗増加などの欠点を最大限に抑制し、且つリチウム塩の分解生成物の除去効果に優れ、諸性能がより向上した二次電池を製造することができる。
仮に、前記第1添加剤の含量が0.1重量%未満の場合には、HFあるいはPF を除去することはできるが、時間が経つにつれて除去効果が微小になり得る。また、前記第1添加剤の含量が5.0重量%を超える場合には、過量の添加剤によって電解液の粘度が増加するだけでなく、粘度の増加に伴うイオン伝導度の減少によって、電池内イオンの移動度に悪い影響を及ぼし、高温貯蔵時にレート特性や低温寿命特性が低下し得る。さらに、過剰な添加剤の分解によって、電池の抵抗が増加することがある。
上述のように、本発明の非水電解液は、前記化学式1で表される化合物のようにC=S官能基を含むルイス塩基系の化合物を含むことで、高温で電池の劣化の原因を引き起こす副生成物、例えば、リチウム塩の分解によって発生するルイス酸(例えば、HFあるいはPF )を容易に除去することができる。したがって、ルイス酸に起因する正極あるいは負極の表面での被膜の化学反応による劣化挙動を抑制できることから、被膜の破壊による電池のさらなる電解液分解を防ぐことができ、さらには、二次電池の自己放電を緩和して高温貯蔵特性を向上させることができる。
特に、前記非水電解液添加剤として含まれる前記化学式1で表される化合物は、二重結合とC=S結合の官能基を有しており、より強固なSEIを形成することができる。すなわち、本発明の化学式1で表される化合物は、C=O結合の代わりに、電子が豊富な官能基であるC=S結合を有することから、前記化合物が還元されSEIを形成する時に、硫黄(S)を含む界面を形成することができる。したがって、下記化学式3で表される化合物を含む場合に比べて、初期抵抗をより下げることができる。さらに、前記化学式1で表される化合物は、下記化学式4で表されるSO のようなイオン性結合を含有する化合物に比べて分子量が小さく、エステル結合を有していることから、リチウムイオン電池に適用される有機溶媒に対する溶解度が高く、添加剤としての機能を果たすことがより容易であるという利点がある。
Figure 2022529794000006
Figure 2022529794000007
(4)第2添加剤
本発明の非水電解液は、第2添加剤として、下記化学式2で表されるリチウムジフルオロホスフェ―ト(LiDFP)を含む。
Figure 2022529794000008
前記リチウムジフルオロホスフェ―ト(LiDFP)は、二次電池の長期的な寿命特性の向上効果を具現するための成分であり、初期充電時に分解されて生成されたリチウムイオン成分が、負極の表面に電気化学的に分解され、安定したSEI膜を形成することができる。かかるSEI被膜の形成により、負極へのLi移動性を改善するだけでなく、界面抵抗を下げることができる。また、初期充電時に分解されて生成されたジフルオロリン酸アニオンが正極の表面に存在して、正極安定化および放電特性を向上させることができる。これにより、二次電池の長期的なサイクル寿命特性の向上効果を具現することができる。
前記第2添加剤であるリチウムジフルオロホスフェ―ト(LiDFP)は、非水電解液の全重量に対して、0.1重量%~5重量%、具体的には0.5重量%~3重量%、より具体的には1重量%~3重量%含まれることができる。
前記リチウムジフルオロホスフェ―ト(LiDFP)の含量が前記範囲を満たす時に、強固なSEI膜形成効果および被膜形成効果を得ることができる。
仮に、前記リチウムジフルオロホスフェ―ト(LiDFP)の含量が5重量%を超える場合には、残りの化合物によって電解液の粘度が増加するだけでなく、電極の表面に過剰に厚い被膜が形成されて、抵抗増加と容量特性の劣化が発生し得る。仮に、前記リチウムジフルオロホスフェ―ト(LiDFP)の含量が0.1重量%未満の場合には、電極の表面に対する被膜形成効果が微小であり得る。
一方、本発明の非水電解液内で、前記第1添加剤:第2添加剤の重量比は、1:1~1:10、具体的には1:1~1:5、より具体的には1:1~1:3であり得る。
前記第1添加剤および第2添加剤が前記の割合で混合されている場合、表面張力を下げて電解液の濡れ性を向上させることができる。また、抵抗増加なしに安定したSEI膜を形成し、高温での充電時に電極と電解液の副反応を抑制することができる。
仮に、第1添加剤に対する前記第2添加剤の割合が10重量比を超える場合、電極の表面に過剰に厚い被膜が形成されて初期界面抵抗が増加し、出力の低下が発生することがある。また、第1添加剤に対して第2添加剤が1重量比未満で含まれる場合、SEI膜の形成効果が微小で、電極と電解液の副反応の抑制効果が低下することがある。
(5)第3添加剤(付加的添加剤)
また、本発明のリチウム二次電池用非水電解液は、高出力の環境で非水電解液が分解されて負極の崩壊が引き起こされることを防止するか、低温高率放電特性、高温安定性、過充電防止、高温での電池膨張抑制効果などをより向上させるために、必要に応じて、前記非水電解液内に付加的な第3添加剤をさらに含むことができる。
かかる第3添加剤は、その代表的な例として、環状カーボネート系化合物、ハロゲン置換のカーボネート系化合物、スルトン系化合物、サルフェート系化合物、ホスフェート系化合物、ボレート系化合物、ニトリル系化合物、ベンゼン系化合物、アミン系化合物、シラン系化合物およびリチウム塩系化合物からなる群から選択される少なくとも一つ以上の添加剤を含むことができる。
前記環状カーボネート系化合物としては、ビニレンカーボネート(VC)またはビニルエチレンカーボネートが挙げられる。
前記ハロゲン置換のカーボネート系化合物としては、フルオロエチレンカーボネート(FEC)が挙げられる。
前記スルトン系化合物としては、1,3-プロパンスルトン(PS)、1,4-ブタンスルトン、エテンスルトン、1,3-プロペンスルトン(PRS)、1,4-ブテンスルトンおよび1-メチル-1,3-プロペンスルトンからなる群から選択される少なくとも一つ以上の化合物が挙げられる。
前記サルフェート系化合物としては、エチレンサルフェート(Ethylene Sulfate;Esa)、トリメチレンサルフェート(Trimethylene sulfate;TMS)、またはメチルトリメチレンサルフェート(Methyl trimethylene sulfate;MTMS)が挙げられる。
前記ホスフェート系化合物としては、第2添加剤として含まれるリチウムジフルオロホスフェートの他に、リチウムジフルオロ(ビスオキサレート)ホスフェート、テトラメチルトリメチルシリルホスフェート、トリメチルシリルホスファイト、トリス(2,2,2-トリフルオロエチル)ホスフェートおよびトリス(トリフルオロエチル)ホスファイトからなる群から選択される1種以上の化合物が挙げられる。
前記ボレート系化合物としては、テトラフェニルボレート、リチウムオキサリルジフルオロボレートが挙げられる。
前記ニトリル系化合物としては、スクシノニトリル、アジポニトリル、アセトニトリル、プロピオニトリル、ブチロニトリル、バレロニトリル、カプリロニトリル、ヘプタンニトリル、シクロペンタンカルボニトリル、シクロヘキサンカルボニトリル、2-フルオロベンゾニトリル、4-フルオロベンゾニトリル、ジフルオロベンゾニトリル、トリフルオロベンゾニトリル、フェニルアセトニトリル、2-フルオロフェニルアセトニトリル、および4-フルオロフェニルアセトニトリルからなる群から選択される少なくとも一つ以上の化合物が挙げられる。
前記ベンゼン系化合物としては、フルオロベンゼンが挙げられ、前記アミン系化合物としては、トリエタノールアミンまたはエチレンジアミンなどが挙げられ、前記シラン系化合物として、テトラビニルシランが挙げられる。
前記リチウム塩系化合物としては、前記非水電解液に含まれるリチウム塩と相違する化合物として、LiPO、LiODFB、LiBOB(リチウムビスオキサレートボレート(LiB(C)およびLiBFからなる群から選択される1種以上の化合物が挙げられる。
かかる付加的添加剤のうち、ビニレンカーボネート、ビニルエチレンカーボネートまたはスクシノニトリルを含む場合、二次電池の初期活性化工程時に負極の表面に、より強固なSEI被膜を形成することができる。
前記LiBFを含む場合には、高温時の電解液の分解によって生成され得るガスの発生を抑制し、二次電池の高温安定性を向上させることができる。
一方、前記第3添加剤は、2種以上が混合されて使用されることができ、非水電解液の全重量に対して、0.01重量%~50重量%、具体的には0.01~10重量%含まれることができ、好ましくは0.05重量%~5重量%であってもよい。前記第3添加剤の含量が0.01重量%より少ないと、電池の低温出力の改善および高温貯蔵特性および高温寿命特性の改善の効果が微小であり、前記第3添加剤の含量が50重量%を超えると、電池の充放電時に電解液内の副反応が過剰に発生する可能性がある。特に、前記第3添加剤が過量で添加されると、高温で充分に分解されることができず、常温で、電解液内で未反応物または析出された状態で存在している可能性がある。そのため、二次電池の寿命または抵抗特性が低下する副反応が発生し得る。
リチウム二次電池
また、本発明の他の一実施形態では、本発明のリチウム二次電池用非水電解液を含むリチウム二次電池を提供する。
一方、本発明のリチウム二次電池は、正極、負極および正極と負極との間にセパレータが順に積層されている電極組立体を形成して電池ケースに収納した後、本発明の非水電解液を投入して製造することができる。
かかる本発明のリチウム二次電池を製造する方法は、当技術分野において周知の通常の方法にしたがって製造され適用されることができ、具体的には、後述のとおりである。
(1)正極
前記正極は、正極集電体上に、正極活物質、バインダー、導電材および溶媒などを含む正極スラリーをコーティングした後、乾燥および圧延して製造することができる。
前記正極集電体は、当該電池に化学的変化を引き起こさず、導電性を有するものであれば、特に制限されるものではなく、例えば、ステンレス鋼、アルミニウム、ニッケル、チタン、焼成炭素、またはアルミニウムやステンレス鋼の表面に、カーボン、ニッケル、チタン、銀などで表面処理を施したものなどが使用されることができる。
前記正極活物質は、リチウムの可逆的なインターカレーションおよびデインターカレーションが可能な化合物として、コバルト、マンガン、ニッケルまたはアルミニウムから選択される1種以上の金属とリチウムを含むリチウム遷移金属酸化物を含むことができ、具体的には、電池の容量特性および安全性が高いリチウム-マンガン系酸化物、リン酸鉄リチウム(lithium iron phosphate)およびリチウム-ニッケル-マンガン-コバルト系酸化物(例えば、Li(NiCoMnr1)O(ここで、0<p<1、0<q<1、0<r1<1、p+q+r1=1)から選択される1種以上を含むことができる。
具体的には、前記リチウム-マンガン系酸化物は、LiMnを例として挙げることができ、前記リン酸鉄リチウムは、LiFePOを例として挙げることができる。
また、前記リチウム-ニッケル-マンガン-コバルト系酸化物は、Li(Ni1/3Mn1/3Co1/3)O、Li(Ni0.6Mn0.2Co0.2)O、Li(Ni0.5Mn0.3Co0.2)O、Li(Ni0.7Mn0.15Co0.15)OおよびLi(Ni0.8Mn0.1Co0.1)Oのうち少なくとも1つ以上を含むことができるが、中でも、遷移金属中のニッケル含有量が60atm%以上であるリチウム遷移金属酸化物を含むことが好ましい。すなわち、遷移金属中のニッケルの含量が高くなるほど、より高い容量を具現することができるため、ニッケル含量が60atm%以上であるものを使用することが、高容量の具現においてより有利である。すなわち、前記リチウム複合金属酸化物は、Li(Ni0.6Mn0.2Co0.2)O、Li(Ni0.7Mn0.15Co0.15)OおよびLi(Ni0.8Mn0.1Co0.1)Oからなる群から選択される少なくとも一つ以上を含むことができる。
一方、本発明の正極活物質は、前記リチウム遷移金属酸化物の他にも、リチウム-マンガン系酸化物(例えば、LiMnO、LiMnなど)、リチウム-コバルト系酸化物(例えば、LiCoOなど)、リチウム-ニッケル系酸化物(例えば、LiNiOなど)、リチウム-ニッケル-マンガン系酸化物(例えば、LiNi1-YMn(0<Y<1)、LiMn2-zNi(0<Z<2)、リチウム-ニッケル-コバルト系酸化物(例えば、LiNi1-Y1CoY1(0<Y1<1)、リチウム-マンガン-コバルト系酸化物(例えば、LiCo1-Y2MnY2(0<Y2<1)、LiMn2-z1Coz1(0<Z1<2)、リチウム-ニッケル-マンガン-コバルト系酸化物(例えば、Li(NiCoMnr1)O(0<p<1、0<q<1、0<r1<1、p+q+r1=1)またはLi(Nip1Coq1Mnr2)O(0<p1<2、0<q1<2、0<r2<2、p1+q1+r2=2)、またはリチウム-ニッケル-コバルト-遷移金属(M)酸化物(例えば、Li(Nip2Coq2Mnr3s2)O(Mは、Al、Fe、V、Cr、Ti、Ta、MgおよびMoからなる群から選択され、p2、q2、r3およびs2は、それぞれ独立した元素の原子分率であり、0<p2<1、0<q2<1、0<r3<1、0<s2<1、p2+q2+r3+s2=1である)などが挙げられ、これらのいずれか一つまたは二つ以上の化合物がさらに含まれることができる。
前記正極活物質は、正極スラリー中の固形分の全重量に対して、80重量%~99重量%、具体的には90重量%~99重量%含まれることができる。前記正極活物質の含量が80重量%以下である場合には、エネルギー密度が低くなって容量が低下し得る。
前記バインダーは、活物質と導電材などの結合と集電体に対する結合を容易にする成分であり、通常、正極スラリー中の固形分の全重量に対して1~30重量%が添加される。かかるバインダーの例としては、ポリビニリデンフルオライド、ポリビニルアルコール、カルボキシメチルセルロース(CMC)、デンプン、ヒドロキシプロピルセルロース、再生セルロース、ポリビニルピロリドン、テトラフルオロエチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン-プロピレン-ジエンターモノマー、スチレン-ブタジエンゴム、フッ素ゴム、様々な共重合体などが挙げられる。
また、前記導電材は、当該電池に化学的変化を引き起こさず、導電性を付与する物質であり、正極スラリー中の固形分の全重量に対して1~20重量%が添加されることができる。
かかる導電材は、その代表的な例として、カーボンブラック、アセチレンブラック、ケッチェンブラック、チャンネルブラック、ファーネスブラック、ランプブラック、またはサーマルブラックなどの炭素粉末;結晶構造が非常に発達した天然黒鉛、人造黒鉛、またはグラファイトなどの黒鉛粉末;炭素繊維や金属繊維などの導電性繊維;フッ化カーボン粉末、アルミニウム粉末、ニッケル粉末などの導電性粉末;酸化亜鉛、チタン酸カリウムなどの導電性ウィスカー;酸化チタンなどの導電性金属酸化物;およびポリフェニレン誘導体などの導電性素材などが使用されることができる。
また、前記溶媒は、NMP(N-メチル-2-ピロリドン(N-methyl-2-pyrrolidone))などの有機溶媒を含むことができ、前記正極活物質および選択的にバインダーおよび導電材などを含む時に好ましい粘度になる量で使用されることができる。例えば、正極活物質および選択的にバインダーおよび導電材を含む正極スラリー中の固形分濃度が10重量%~60重量%、好ましくは20重量%~50重量%になるように含まれることができる。
(2)負極
前記負極は、負極集電体上に、負極活物質、バインダー、導電材および溶媒などを含む負極スラリーをコーティングした後、乾燥および圧延して製造することができる。
前記負極集電体は、一般的に、3~500μmの厚さを有する。かかる負極集電体は、当該電池に化学的変化を引き起こさず、高い導電性を有するものであれば特に制限されず、例えば、銅、ステンレス鋼、アルミニウム、ニッケル、チタン、焼成炭素、銅やステンレス鋼の表面に、カーボン、ニッケル、チタン、銀などで表面処理を施したもの、アルミニウム-カドミウム合金などが使用されることができる。また、正極集電体と同様、表面に微細な凹凸を形成して負極活物質の結合力を強化することもでき、フィルム、シート、箔、網、多孔質体、発泡体、不織布体など、様々な形態で使用されることができる。
また、前記負極活物質は、リチウム金属、リチウムイオンを可逆的にインターカレーション/デインターカレーションすることができる炭素物質、金属またはこれらの金属とリチウムの合金、金属複合酸化物、リチウムをドープおよび脱ドープすることができる物質および遷移金属酸化物からなる群から選択される少なくとも一つ以上を含むことができる。
前記リチウムイオンを可逆的にインターカレーション/デインターカレーションすることができる炭素物質としては、リチウムイオン二次電池において一般的に使用される炭素系負極活物質であれば、特に制限なく使用可能であり、その代表的な例としては、結晶質炭素、非晶質炭素またはこれらをともに使用することができる。前記結晶質炭素の例としては、無定形、板状、鱗片状(flake)、球状または繊維状の天然黒鉛または人造黒鉛のような黒鉛が挙げられ、前記非晶質炭素の例としては、ソフトカーボン(soft carbon:低温焼成炭素)またはハードカーボン(hard carbon)、メソフェーズピッチ炭化物、焼成されたコークスなどが挙げられる。
前記金属またはこれら金属とリチウムの合金としては、Cu、Ni、Na、K、Rb、Cs、Fr、Be、Mg、Ca、Sr、Si、Sb、Pb、In、Zn、Ba、Ra、Ge、AlおよびSnからなる群から選択される金属またはこれらの金属とリチウムの合金が使用されることができる。
前記金属複合酸化物としては、PbO、PbO、Pb、Pb、Sb、Sb、Sb、GeO、GeO、Bi、Bi、Bi、LiFe(0≦x≦1)、LiWO(0≦x≦1)およびSnMe1-xMe’(Me:Mn、Fe、Pb、Ge;Me’:Al、B、P、Si、周期表の第1族、第2族、第3族元素、ハロゲン;0<x≦1;1≦y≦3;1≦z≦8)からなる群から選択されるものが使用されることができる。
前記リチウムをドープおよび脱ドープすることができる物質としては、Si、SiO(0<x≦2)、Si-Y合金(前記Yは、アルカリ金属、アルカリ土類金属、第13族元素、第14族元素、遷移金属、希土類元素およびこれらの組み合わせからなる群から選択される元素であり、Siではない)、Sn、SnO、Sn-Y(前記Yは、アルカリ金属、アルカリ土類金属、第13族元素、第14族元素、遷移金属、希土類元素およびこれらの組み合わせからなる群から選択される元素であり、Snではない)などが挙げられ、また、これらのうち少なくとも一つとSiOを混合して使用することもできる。前記元素Yとしては、Mg、Ca、Sr、Ba、Ra、Sc、Y、Ti、Zr、Hf、Rf、V、Nb、Ta、Db、Cr、Mo、W、Sg、Tc、Re、Bh、Fe、Pb、Ru、Os、Hs、Rh、Ir、Pd、Pt、Cu、Ag、Au、Zn、Cd、B、Al、Ga、Sn、In、Ge、P、As、Sb、Bi、S、Se、Te、Poおよびこれらの組み合わせからなる群から選択されることができる。
前記遷移金属酸化物としては、リチウム含有チタン複合酸化物(LTO)、バナジウム酸化物、リチウムバナジウム酸化物などが挙げられる。
前記負極活物質は、負極スラリー中の固形分の全重量に対して80重量%~99重量%含まれることができる。
前記バインダーは、導電材、活物質および集電体の間の結合を容易にする成分であり、通常、負極スラリー中の固形分の全重量に対して1~30重量%添加される。かかるバインダーの例としては、ポリビニリデンフルオライド、ポリビニルアルコール、カルボキシメチルセルロース(CMC)、デンプン、ヒドロキシプロピルセルロース、再生セルロース、ポリビニルピロリドン、ポリテトラフルオロエチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン-プロピレン-ジエンモノマー、スチレン-ブタジエンゴムおよびフッ素ゴムなどが挙げられる。
前記導電材は、負極活物質の導電性をより向上させるための成分であり、負極スラリー中の固形分の全重量に対して1~20重量%添加されることができる。かかる導電材は、当該電池に化学的変化を引き起こさず、導電性を有するものであれば特に制限されず、例えば、カーボンブラック、アセチレンブラック、ケッチェンブラック、チャンネルブラック、ファーネスブラック、ランプブラック、またはサーマルブラックなどの炭素粉末;結晶構造が非常に発達した天然黒鉛、人造黒鉛、またはグラファイトなどの黒鉛粉末;炭素繊維や金属繊維などの導電性繊維;フッ化カーボン粉末、アルミニウム粉末、ニッケル粉末などの導電性粉末;酸化亜鉛、チタン酸カリウムなどの導電性ウィスカー;酸化チタンなどの導電性金属酸化物;ポリフェニレン誘導体などの導電性素材などが使用されることができる。
前記溶媒は、水またはNMP、アルコールなどの有機溶媒を含むことができ、前記負極活物質および選択的にバインダーおよび導電材などを含む時に好ましい粘度になる量で使用されることができる。例えば、負極活物質および選択的にバインダーおよび導電材を含むスラリー中の固形分濃度が50重量%~75重量%、好ましくは50重量%~65重量%になるように含まれることができる。
(3)セパレータ
本発明のリチウム二次電池に含まれる前記セパレータは、一般的に使用される通常の多孔性高分子フィルム、例えば、エチレン単独重合体、プロピレン単独重合体、エチレン/ブテン共重合体、エチレン/ヘキセン共重合体、およびエチレン/メタクリレート共重合体などのポリオレフィン系高分子で製造した多孔性高分子フィルムを単独でまたはこれらを積層して使用することができ、もしくは、通常の多孔性不織布、例えば、高融点のガラス繊維、ポリエチレンテレフタルレート繊維などからなる不織布を使用することができるが、これに限定されるものではない。
本発明のリチウム二次電池の外形は、特に制限されないが、缶を使用した円筒型、角型、パウチ(pouch)型またはコイン(coin)型などであり得る。
以下、本発明を具体的に説明するために、実施例をあげて詳細に説明する。しかし、本発明による実施例は、様々な他の形態に変形されてもよく、本発明の範囲が以下で詳述する実施例に限定されるものと解釈してはならない。本発明の実施例は、当業界において平均的な知識を有する者に本発明をより完全に説明するために提供されるものである。
実施例
実施例1.
(リチウム二次電池用非水電解液の製造)
0.7M LiPFおよび0.3M LiFSIが溶解された有機溶媒(エチレンカーボネート:エチルメチルカーボネート=3:7の体積比)90.7gに第1添加剤である化学式1aで表される化合物0.5g、第2添加剤であるリチウムジフルオロホスフェ―ト1.0g、第3添加剤としてテトラビニルシラン0.1g、エチレンスルホネート1.0g、1,3-プロパンスルトン0.5g、LiBF 0.2gおよびフルオロベンゼン6.0gを添加し、リチウム二次電池用非水電解液を製造した。
(二次電池の製造)
正極活物質(Li(Ni0.8Co0.1Mn0.1)O:Li(Ni0.6Co0.2Mn0.2)O=7:3の重量比)と導電材であるカーボンブラックおよびバインダーであるポリビニリデンフルオライドを97.5:1:1.5の重量比で溶剤であるN-メチル-2-ピロリドン(NMP)に添加し、正極スラリー(固形分含量50重量%)を製造した。前記正極スラリーを厚さが15μmである正極集電体(Al薄膜)に塗布および乾燥した後、ロールプレス(roll press)を実施して正極を製造した。
負極活物質(グラファイト:SiO=95:5の重量比)、バインダー(SBR-CMC)および導電材(カーボンブラック)を95:3.5:1.5の重量比で溶媒である水に添加し、負極スラリー(固形分含量:60重量%)を製造した。前記負極スラリーを6μmの厚さの負極集電体である銅(Cu)薄膜に塗布および乾燥した後、ロールプレスを実施して負極を製造した。
前記正極、無機物粒子(Al)が塗布されたポリオレフィン系多孔性セパレータおよび負極を順に積層し、電極組立体を製造した。
電池ケース内に前記組み立てられた電極組立体を収納し、前記リチウム二次電池用非水電解液を注液してリチウム二次電池を製造した。
実施例2.
(リチウム二次電池用非水電解液の製造)
0.7M LiPFおよび0.3M LiFSIが溶解された有機溶媒(エチレンカーボネート:エチルメチルカーボネート=3:7の体積比)91.1gに第1添加剤である化学式1aで表される化合物0.2g、第2添加剤であるリチウムジフルオロホスフェート1.0g、第3添加剤としてエチレンスルホネート1.0g、1,3-プロパンスルトン0.5g、LiBF 0.2gおよびフルオロベンゼン6.0gを添加し、リチウム二次電池用非水電解液を製造した。
(二次電池の製造)
正極活物質(Li(Ni0.8Co0.1Mn0.1)O)と、導電材であるカーボンブラックおよびバインダーであるポリビニリデンフルオライドを97.5:1:1.5の重量比で溶剤であるN-メチル-2-ピロリドン(NMP)に添加し、正極スラリー(固形分含量50重量%)を製造した。前記正極スラリーを厚さが15μmである正極集電体(Al薄膜)に塗布および乾燥した後、ロールプレスを実施して正極を製造した。
負極活物質(グラファイト:SiO=95:5の重量比)、バインダー(SBR-CMC)および導電材(カーボンブラック)を95:3.5:1.5の重量比で溶媒である水に添加し、負極スラリー(固形分含量:60重量%)を製造した。前記負極スラリーを6μmの厚さの負極集電体である銅(Cu)薄膜に塗布および乾燥した後、ロールプレスを実施して負極を製造した。
前記正極、無機物粒子(Al)が塗布されたポリオレフィン系多孔性セパレータおよび負極を順に積層し、電極組立体を製造した。
電池ケース内に前記組み立てられた電極組立体を収納し、前記リチウム二次電池用非水電解液を注液してリチウム二次電池を製造した。
実施例3.
(リチウム二次電池用非水電解液の製造)
1.2M LiPFが溶解された有機溶媒(エチレンカーボネート:エチルメチルカーボネート=3:7の体積比)91.0gに第1添加剤である化学式1aで表される化合物0.3g、第2添加剤であるリチウムジフルオロホスフェート1.0g、第3添加剤としてエチレンスルホネート1.0g、1,3-プロパンスルトン0.5g、LiBF 0.2gおよびフルオロベンゼン6.0gを添加し、リチウム二次電池用非水電解液を製造した。
(二次電池の製造)
正極活物質(Li(Ni0.8Co0.1Mn0.1)O)と、導電材としてカーボンブラックおよびバインダーとしてポリビニリデンフルオライドを97.5:1:1.5の重量比で溶剤であるN-メチル-2-ピロリドン(NMP)に添加し、正極スラリー(固形分含量50重量%)を製造した。前記正極スラリーを厚さが15μmである正極集電体(Al薄膜)に塗布および乾燥した後、ロールプレスを実施して正極を製造した。
負極活物質(グラファイト)、バインダー(SBR-CMC)および導電材(カーボンブラック)を95:3.5:1.5の重量比で溶媒である水に添加し、負極スラリー(固形分含量:60重量%)を製造した。前記負極スラリーを6μmの厚さの負極集電体である銅(Cu)薄膜に塗布および乾燥した後、ロールプレスを実施して負極を製造した。
前記正極、無機物粒子(Al)が塗布されたポリオレフィン系多孔性セパレータおよび負極を順に積層し、電極組立体を製造した。
電池ケース内に前記組み立てられた電極組立体を収納し、前記リチウム二次電池用非水電解液を注液してリチウム二次電池を製造した。
実施例4.
(リチウム二次電池用非水電解液の製造)
1.2M LiPFが溶解された有機溶媒(エチレンカーボネート:エチルメチルカーボネート=3:7の体積比)96.7gに第1添加剤である化学式1aで表される化合物0.3g、第2添加剤であるリチウムジフルオロホスフェート1.5g、第3添加剤としてエチレンスルホネート1.0g、および1,3-プロパンスルトン0.5gを添加し、リチウム二次電池用非水電解液を製造した。
(二次電池の製造)
実施例3のリチウム二次電池用非水電解液の代わりに、前記製造されたリチウム二次電池用非水電解液を注液する以外は、前記実施例3と同じ方法で二次電池を製造した。
比較例1.
(リチウム二次電池用非水電解液の製造)
0.7M LiPFおよび0.3M LiFSIが溶解された有機溶媒(エチレンカーボネート:エチルメチルカーボネート=3:7の体積比)91.2gに第2添加剤であるリチウムジフルオロホスフェート1.0gと第3添加剤としてテトラビニルシラン0.1g、エチレンスルホネート1.0g、1,3-プロパンスルトン0.5g、LiBF 0.2gおよびフルオロベンゼン6.0gを添加し、リチウム二次電池用非水電解液を製造した。
(二次電池の製造)
正極活物質(Li(Ni0.8Co0.1Mn0.1)O:Li(Ni0.6Co0.2Mn0.2)O=7:3の重量比)と、導電材としてカーボンブラックおよびバインダーとしてポリビニリデンフルオライドを97.5:1:1.5の重量比で溶剤であるN-メチル-2-ピロリドン(NMP)に添加し、正極スラリー(固形分含量50重量%)を製造した。前記正極スラリーを厚さが15μmである正極集電体(Al薄膜)に塗布および乾燥した後、ロールプレスを実施して、正極を製造した。
負極活物質(グラファイト:SiO=95:5の重量比)、バインダー(SBR-CMC)および導電材(カーボンブラック)を95:3.5:1.5の重量比で溶媒である水に添加し、負極スラリー(固形分含量:60重量%)を製造した。前記負極スラリーを6μmの厚さの負極集電体である銅(Cu)薄膜に塗布および乾燥した後、ロールプレスを実施して負極を製造した。
前記正極、無機物粒子(Al)が塗布されたポリオレフィン系多孔性セパレータおよび負極を順に積層し、電極組立体を製造した。
電池ケース内に前記組み立てられた電極組立体を収納し、前記リチウム二次電池用非水電解液を注液してリチウム二次電池を製造した。
比較例2.
(二次電池の製造)
正極活物質(Li(Ni0.8Co0.1Mn0.1)O:)と、導電材としてカーボンブラックおよびバインダーとしてポリビニリデンフルオライドを97.5:1:1.5の重量比で溶剤であるN-メチル-2-ピロリドン(NMP)に添加し、正極スラリー(固形分含量50重量%)を製造した。前記正極スラリーを厚さが15μmである正極集電体(Al薄膜)に塗布および乾燥した後、ロールプレスを実施して、正極を製造した。
負極活物質(グラファイト:SiO=95:5の重量比)、バインダー(SBR-CMC)および導電材(カーボンブラック)を95:3.5:1.5の重量比で溶媒である水に添加し、負極スラリー(固形分含量:60重量%)を製造した。前記負極スラリーを6μmの厚さの負極集電体である銅(Cu)薄膜に塗布および乾燥した後、ロールプレスを実施して負極を製造した。
前記正極、無機物粒子(Al)が塗布されたポリオレフィン系多孔性セパレータおよび負極を順に積層し、電極組立体を製造した。
電池ケース内に前記組み立てられた電極組立体を収納し、比較例1で製造された二次電池用非水電解液を注液してリチウム二次電池を製造した。
比較例3.
(リチウム二次電池用非水電解液の製造)
1.2M LiPFが溶解された有機溶媒(エチレンカーボネート:エチルメチルカーボネート=3:7の体積比)91.2gに第2添加剤であるリチウムジフルオロホスフェート1.0gと第3添加剤としてテトラビニルシラン(TVS)0.1g、エチレンスルホネート1.0g、1,3-プロパンスルトン0.5g、LiBF 0.2gおよびフルオロベンゼン6.0gを添加し、リチウム二次電池用非水電解液を製造した。
(二次電池の製造)
正極活物質(Li(Ni0.8Co0.1Mn0.1)O)と、導電材としてカーボンブラックおよびバインダーとしてポリビニリデンフルオライドを97.5:1:1.5の重量比で溶剤であるN-メチル-2-ピロリドン(NMP)に添加し、正極スラリー(固形分含量50重量%)を製造した。前記正極スラリーを厚さが15μmである正極集電体(Al薄膜)に塗布および乾燥した後、ロールプレスを実施して、正極を製造した。
負極活物質(グラファイト)、バインダー(SBR-CMC)および導電材(カーボンブラック)を95:3.5:1.5の重量比で溶媒である水に添加し、負極スラリー(固形分含量:60重量%)を製造した。前記負極スラリーを6μmの厚さの負極集電体である銅(Cu)薄膜に塗布および乾燥した後、ロールプレスを実施して負極を製造した。
前記正極、無機物粒子(Al)が塗布されたポリオレフィン系多孔性セパレータおよび負極を順に積層し、電極組立体を製造した。
電池ケース内に前記組み立てられた電極組立体を収納し、前記リチウム二次電池用非水電解液を注液してリチウム二次電池を製造した。
比較例4.
(リチウム二次電池用非水電解液の製造)
1.2M LiPFが溶解された有機溶媒(エチレンカーボネート:エチルメチルカーボネート=3:7の体積比)97gに第2添加剤であるリチウムジフルオロホスフェート1.5gと第3添加剤としてエチレンスルホネート1.0gおよび1,3-プロパンスルトン0.5gを添加し、リチウム二次電池用非水電解液を製造した。
(二次電池の製造)
実施例3のリチウム二次電池用非水電解液の代わりに、前記製造されたリチウム二次電池用非水電解液を注液する以外は、実施例3と同じ方法で二次電池を製造した。
実験例
実験例1-1:高温(60℃)貯蔵耐久性の評価(1)
実施例1および比較例1で製造されたそれぞれのリチウム二次電池を0.1C CCで活性化した後、デガスを行った。
次に、25℃で0.33Cレート(rate)で定電流-定電圧(CC-CV)の条件下で4.20Vまで充電した後、0.05C current cutを行い、0.33Cレート(rate)で定電流の条件下で2.5Vまで放電した。前記充放電を1サイクルとし、3サイクル行った後、SOC(State Of Charge、SOC)50%になるように充電した後、2.5Cで10秒間放電パルス(pulse)を与えた状態で生じる電圧降下により初期抵抗を算出した。前記電圧降下は、PNE-0506充放電装置((株)PNEソリューション社製、5V、6A)を使用して測定した。
その後、SOC(State Of Charge、SOC)100%まで0.33C CCの条件で再充電した後、高温(60℃)で13週間貯蔵した。
毎2週、4週、8週、10週および13週後毎にSOC(State Of Charge、SOC)50%になるように充電した後、2.5Cで10秒間放電パルス(pulse)を与えた状態で生じる電圧降下により貯蔵後の抵抗(DC-iR)を算出した。前記電圧降下は、PNE-0506充放電装置((株)PNEソリューション社製、5V、6A)を使用して測定した。
前記算出された初期抵抗と各週毎に測定された高温貯蔵後の抵抗を下記[式1]に代入して抵抗増加率(%)を計算した後、図1に示した。
[式1]
抵抗増加率(%)={(高温貯蔵後の抵抗―初期抵抗)/初期抵抗}×100
図1を参照すると、実施例1の二次電池は、高温貯蔵後の抵抗増加率が比較例1に比べて著しく改善したことが分かる。
実験例1-2:高温(60℃)貯蔵耐久性の評価(2)
実施例2で製造された二次電池と、比較例2で製造されたリチウム二次電池をそれぞれ0.1C CCで活性化した後、デガスを行った。
次に、25℃で0.33Cレート(rate)で定電流-定電圧(CC-CV)の条件下で4.20Vまで充電した後、0.05C current cutを行い、0.33Cレート(rate)で定電流の条件下で2.5Vまで放電した。前記充放電を1サイクルとし、3サイクル行った後、PNE-0506充放電装置((株)PNEソリューション社製、5V、6A)を使用して初期放電容量を測定した。その後、SOC(State Of Charge、SOC)50%になるように充電した後、2.5Cで10秒間放電パルス(pulse)を与えた状態で生じる電圧降下により初期抵抗を算出した。前記電圧降下は、PNE-0506充放電装置((株)PNEソリューション社製、5V、6A)を使用して測定した。
次いで、SOC(State Of Charge、SOC)100%まで0.33C CCの条件で再充電した後、高温(60℃)で2週間貯蔵した。
2週後、0.33C CCの電流でCC-CV充放電を行った後、PNE-0506充放電装置((株)PNEソリューション社製、5V、6A)を使用して高温貯蔵後の放電容量を測定した。また、SOC(State Of Charge、SOC)50%になるように充電した後、2.5Cで10秒間放電パルス(pulse)を与えた状態で生じる電圧降下により高温貯蔵後の抵抗(DC-iR)を算出した。この際、前記電圧降下は、PNE-0506充放電装置((株)PNEソリューション社製、5V、6A)を使用して測定した。
前記算出された初期抵抗と2週高温貯蔵後の抵抗を前記[式1]に代入して抵抗増加率(%)を計算した後、下記表1に示した。
また、前記初期放電容量と2週高温貯蔵後の放電容量を下記[式2]に代入して容量維持率(%)を算出した後、下記表1に示した。
[式2]
容量維持率(%)=(高温貯蔵後の放電容量/初期放電容量)×100
Figure 2022529794000009
前記表1を参照すると、実施例2の二次電池は、高温貯蔵後の抵抗増加率および容量維持率が比較例2に比べて改善したことが分かる。
実験例1-3:高温(60℃)貯蔵耐久性の評価(3)
実施例3で製造された二次電池と、比較例3で製造されたリチウム二次電池をそれぞれ0.1C CCで活性化した後、デガスを行った。
次に、25℃で0.33Cレート(rate)で定電流-定電圧(CC-CV)の条件下で4.20Vまで充電した後、0.05C current cutを行い、0.33Cレート(rate)で定電流の条件下で2.5Vまで放電した。前記充放電を1サイクルとし、3サイクル行った後、PNE-0506充放電装置((株)PNEソリューション社製、5V、6A)を使用して初期放電容量を測定した。その後、SOC(State Of Charge、SOC)50%になるように充電した後、2.5Cで10秒間放電パルス(pulse)を与えた状態で生じる電圧降下により初期抵抗を算出した。この際、前記電圧降下は、PNE-0506充放電装置((株)PNEソリューション社製、5V、6A)を使用して測定した。
次いで、SOC(State Of Charge、SOC)100%まで0.33C CCの条件で再充電した後、高温(60℃)で4週間貯蔵した。
4週後、0.33C CCの電流でCC-CV充放電を行った後、PNE-0506充放電装置((株)PNEソリューション社製、5V、6A)を使用して高温貯蔵後の放電容量を測定した。また、SOC(State Of Charge、SOC)50%になるように充電した後、2.5Cで10秒間放電パルス(pulse)を与えた状態で生じる電圧降下により高温貯蔵後の抵抗(DC-iR)を算出した。この際、前記電圧降下は、PNE-0506充放電装置((株)PNEソリューション社製、5V、6A)を使用して測定した。
前記算出された初期抵抗と4週高温貯蔵後の抵抗を前記[式1]に代入して抵抗増加率(%)を計算した後、下記表2に示した。
また、前記測定された初期放電容量と4週高温貯蔵後の放電容量を前記[式2]に代入して容量維持率(%)を算出した後、下記表2に示した。
Figure 2022529794000010
前記表2を参照すると、実施例3の二次電池は、高温貯蔵後の抵抗増加率および容量維持率がそれぞれ比較例3に比べて著しく改善したことが分かる。
実験例1-4:高温(60℃)貯蔵耐久性の評価(4)
実施例4で製造された二次電池と、比較例4で製造されたリチウム二次電池をそれぞれ0.1C CCで活性化した後、デガスを行った。
次いで、前記実験例1-2の高温(60℃)貯蔵耐久性の評価方法と同一の方法で2週高温貯蔵後の放電容量維持率(%)および2週高温貯蔵後の抵抗増加率(%)を算出した後、下記表3に示した
Figure 2022529794000011
前記表3を参照すると、実施例4の二次電池は、高温貯蔵後の抵抗増加率および容量維持率がそれぞれ比較例4に比べて改善したことが分かる。
実験例2-1:高温(45℃)寿命特性の評価(1)
前記実施例1で製造されたリチウム二次電池と、比較例1で製造された二次電池をそれぞれ0.1C CCで活性化した後、デガスを行った。
次いで、25℃で0.33Cレート(rate)で定電流-定電圧(CC-CV)の条件下で4.20Vまで充電した後、0.05C current cutを行い、0.33Cレート(rate)で定電流の条件下で2.5Vまで放電した。前記充放電を1サイクルとし、3サイクル行った後、PNE-0506充放電装置((株)PNEソリューション社製、5V、6A)を使用して初期放電容量を測定した。その後、SOC(State Of Charge、SOC)50%になるように充電した後、2.5Cで10秒間放電パルス(pulse)を与えた状態で生じる電圧降下により初期抵抗を算出した。この際、前記電圧降下は、PNE-0506充放電装置((株)PNEソリューション社製、5V、6A)を使用して測定した。
次いで、45℃で0.33Cレート(rate)で定電流-定電圧(CC-CV)充電の条件下で4.20Vまで充電した後、0.05C current cutを行い、0.33Cレート(rate)で定電流の条件下で2.5Vまで放電した。前記充放電を1サイクルとし、高温(45℃)で200サイクルの充放電を実施しながら抵抗増加率(%)を測定した。
この際、抵抗増加率(%)は、50サイクル間隔で測定し、充放電サイクルを行った後、SOC(State Of Charge、SOC)50%になるように充電した後、2.5Cで10秒間放電パルス(pulse)を与えた状態で生じる電圧降下により直流内部抵抗(Direct Current Internal Resistance;以下、「DC-iR」と称する)を計算し、これを下記[式3]に代入して計算した。測定結果は、図2に示した。この際、前記電圧降下は、PNE-0506充放電装置((株)PNEソリューション社製、5V、6A)を使用して測定した。
[式3]
抵抗増加率(%)={(サイクル後の抵抗-初期抵抗)/初期抵抗}×100
図2を参照すると、実施例1の二次電池の場合、正極/負極の表面に安定した被膜が形成されて、高温での長期充放電を行った時に、さらなる電解質分解の抑制によって、比較例1に比べて抵抗増加率が改善したことを確認することができる。
実験例2-2:高温(45℃)寿命特性の評価(2)
前記実施例2で製造されたリチウム二次電池と、比較例2で製造された二次電池をそれぞれ0.1C CCで活性化した後、デガスを行った。
次いで、25℃で0.33Cレート(rate)で定電流-定電圧(CC-CV)の条件下で4.20Vまで充電した後、0.05C current cutを行い、0.33Cレート(rate)で定電流の条件下で2.5Vまで放電した。前記充放電を1サイクルとし、3サイクル行った後、PNE-0506充放電装置((株)PNEソリューション社製、5V、6A)を使用して初期放電容量を測定した。その後、SOC(State Of Charge、SOC)50%になるように充電した後、2.5Cで10秒間放電パルス(pulse)を与えた状態で生じる電圧降下により初期抵抗を算出した。この際、前記電圧降下は、PNE-0506充放電装置((株)PNEソリューション社製、5V、6A)を使用して測定した。
次いで、45℃で0.33Cレート(rate)で定電流-定電圧(CC-CV)充電の条件下で4.20Vまで充電した後、0.05C current cutを行い、0.33Cレート(rate)で定電流の条件下で2.5Vまで放電した。前記充放電を1サイクルとし、高温(45℃)で50サイクルの充放電を実施した。
50サイクル後、25℃でPNE-0506充放電装置((株)PNEソリューション社製、5V、6A)を使用して0.33Cレート(rate)で定電流-定電圧(CC-CV)充電の条件下で4.20Vまで充電した後、0.33Cレート(rate)で定電流の条件下で2.5Vまで放電を行って、放電容量を測定し、これを下記[式4]に代入して容量維持率を測定し、その結果を下記表4に示した。
その後、SOC 50%の状態で2.5Cで10秒間放電パルス(pulse)を与えた状態で生じる電圧降下により直流内部抵抗(Direct Current Internal Resistance;以下、「DC-iR」と称する)を計算し、これを前記[式3]に代入して抵抗増加率(%)を計算した後、これを下記表4に示した。この際、前記電圧降下は、PNE-0506充放電装置((株)PNEソリューション社製、5V、6A)を使用して測定した。
[式4]
容量維持率(%)=(サイクル実施後の放電容量/初期放電容量)×100
Figure 2022529794000012
前記表4を参照すると、実施例2の二次電池の場合、正極/負極の表面に安定した被膜が形成されて、高温での長期充放電を行った時に、さらなる電解質分解の抑制によって、比較例2に比べて抵抗増加率が改善したことを確認することができる。

Claims (9)

  1. リチウム塩と、
    有機溶媒と、
    第1添加剤として、下記化学式1で表される化合物と、
    第2添加剤として、リチウムジフルオロホスフェート(LiDFP)とを含む、リチウム二次電池用非水電解液。
    Figure 2022529794000013
    前記化学式1中、
    Rは、置換または非置換の炭素数1~5のアルキル基である。
  2. 前記化学式1中、Rは、置換または非置換の炭素数1~3のアルキル基である、請求項1に記載のリチウム二次電池用非水電解液。
  3. 前記化学式1で表される化合物は、下記化学式1aで表される化合物である、請求項1または2に記載のリチウム二次電池用非水電解液。
    Figure 2022529794000014
  4. 前記化学式1で表される化合物は、非水電解液の全重量に対して0.1重量%~5重量%含まれる、請求項1から3の何れか一項に記載のリチウム二次電池用非水電解液。
  5. 前記第2添加剤は、非水電解液の全重量に対して0.1重量%~5重量%含まれる、請求項1から4の何れか一項に記載のリチウム二次電池用非水電解液。
  6. 前記第1添加剤:第2添加剤の重量比は、1:1~1:10である、請求項1から5の何れか一項に記載のリチウム二次電池用非水電解液。
  7. 前記第1添加剤:第2添加剤の重量比は、1:1~1:5である、請求項6に記載のリチウム二次電池用非水電解液。
  8. 前記非水電解液は、環状カーボネート系化合物、ハロゲン置換のカーボネート系化合物、スルトン系化合物、サルフェート系化合物、ホスフェート系化合物、ボレート系化合物、ニトリル系化合物、ベンゼン系化合物、アミン系化合物、シラン系化合物およびリチウム塩系化合物からなる群から選択される少なくとも1種以上の第3添加剤をさらに含む、請求項1から7の何れか一項に記載のリチウム二次電池用非水電解液。
  9. 請求項1から8の何れか一項に記載のリチウム二次電池用非水電解液を含む、リチウム二次電池。
JP2021562384A 2019-08-21 2020-08-11 リチウム二次電池用非水電解液およびこれを含むリチウム二次電池 Active JP7204280B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR10-2019-0102520 2019-08-21
KR1020190102520A KR20210023000A (ko) 2019-08-21 2019-08-21 리튬 이차전지용 비수전해액 및 이를 포함하는 리튬 이차전지
PCT/KR2020/010630 WO2021033987A1 (ko) 2019-08-21 2020-08-11 리튬 이차전지용 비수전해액 및 이를 포함하는 리튬 이차전지

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2022529794A true JP2022529794A (ja) 2022-06-24
JP7204280B2 JP7204280B2 (ja) 2023-01-16

Family

ID=74660556

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021562384A Active JP7204280B2 (ja) 2019-08-21 2020-08-11 リチウム二次電池用非水電解液およびこれを含むリチウム二次電池

Country Status (6)

Country Link
US (1) US20220352551A1 (ja)
EP (1) EP3951987A4 (ja)
JP (1) JP7204280B2 (ja)
KR (1) KR20210023000A (ja)
CN (1) CN113767501A (ja)
WO (1) WO2021033987A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113394457B (zh) * 2021-06-15 2023-02-24 杉杉新材料(衢州)有限公司 一种锂离子电池电解液及锂离子电池
WO2023286885A1 (ko) 2021-07-14 2023-01-19 동화일렉트로라이트 주식회사 신규한 화합물, 이를 포함하는 이차 전지용 전해액 및 이를 포함하는 이차 전지
CN117175015B (zh) * 2023-11-02 2024-04-05 深圳新宙邦科技股份有限公司 一种非水电解液及电池

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1167272A (ja) * 1997-08-19 1999-03-09 Yuasa Corp リチウム電池
JP2003208920A (ja) * 2002-01-16 2003-07-25 Mitsubishi Chemicals Corp 非水系電解液及びそれを用いたリチウム二次電池
JP2016184462A (ja) * 2015-03-25 2016-10-20 三菱化学株式会社 非水系電解液及び非水系電解液二次電池
JP2022518409A (ja) * 2019-01-17 2022-03-15 エルジー エナジー ソリューション リミテッド 非水電解液添加剤、これを含むリチウム二次電池用非水電解液及びリチウム二次電池

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2815349A (en) * 1955-01-18 1957-12-03 Nat Res Dev Certain substituted thioglyoxalones
JP4004769B2 (ja) * 2001-10-17 2007-11-07 Necトーキン株式会社 電解液、並びにこれを用いた電気化学セル
KR20080047145A (ko) * 2006-11-24 2008-05-28 삼성에스디아이 주식회사 비수계 전해질 리튬 이차 전지
KR100879363B1 (ko) 2007-10-29 2009-01-19 경희대학교 산학협력단 에스터기가 치환된 이미다졸륨계 양쪽성 이온 및 그를포함하는 리튬 이차전지용 전해질 조성물
KR101013328B1 (ko) * 2008-01-18 2011-02-09 주식회사 엘지화학 공융혼합물을 포함하는 전해질 및 이를 구비한전기화학소자
CN102091026A (zh) * 2009-12-14 2011-06-15 张蔚 外敷用抗甲状腺凝胶剂及其制备方法
EP2797156B1 (en) 2013-02-20 2017-06-21 LG Chem, Ltd. Electrolyte additive for lithium secondary battery, non-aqueous electrolyte containing said electrolyte additive, and lithium secondary battery
KR101542071B1 (ko) * 2014-04-02 2015-08-05 파낙스 이텍(주) 장수명 이차 전지용 비수성 전해액 및 이를 포함하는 이차전지
EP3396770B1 (en) * 2016-11-15 2020-02-26 LG Chem, Ltd. Non-aqueous electrolyte for lithium secondary battery, and lithium secondary battery comprising same
KR102264735B1 (ko) * 2017-09-21 2021-06-15 주식회사 엘지에너지솔루션 리튬 이차전지용 비수전해액 및 이를 포함하는 리튬 이차전지
KR20190102520A (ko) 2018-02-26 2019-09-04 인문진 온도조절이 가능한 축냉식 냉동차량의 축냉모듈화장치
KR102452330B1 (ko) * 2019-01-17 2022-10-11 주식회사 엘지에너지솔루션 비수전해액 첨가제, 이를 포함하는 리튬 이차전지용 비수전해액 및 리튬 이차전지

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1167272A (ja) * 1997-08-19 1999-03-09 Yuasa Corp リチウム電池
JP2003208920A (ja) * 2002-01-16 2003-07-25 Mitsubishi Chemicals Corp 非水系電解液及びそれを用いたリチウム二次電池
JP2016184462A (ja) * 2015-03-25 2016-10-20 三菱化学株式会社 非水系電解液及び非水系電解液二次電池
JP2022518409A (ja) * 2019-01-17 2022-03-15 エルジー エナジー ソリューション リミテッド 非水電解液添加剤、これを含むリチウム二次電池用非水電解液及びリチウム二次電池

Also Published As

Publication number Publication date
US20220352551A1 (en) 2022-11-03
JP7204280B2 (ja) 2023-01-16
WO2021033987A1 (ko) 2021-02-25
EP3951987A1 (en) 2022-02-09
KR20210023000A (ko) 2021-03-04
EP3951987A4 (en) 2022-07-20
CN113767501A (zh) 2021-12-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102452329B1 (ko) 리튬 이차전지용 비수전해액 및 이를 포함하는 리튬 이차전지
JP7204279B2 (ja) リチウム二次電池用非水電解液およびこれを含むリチウム二次電池
JP7045589B2 (ja) リチウム二次電池用非水電解液及びこれを含むリチウム二次電池
JP7094601B2 (ja) リチウム二次電池用非水電解液およびそれを含むリチウム二次電池
KR102434070B1 (ko) 리튬 이차전지용 비수성 전해액 및 이를 포함하는 리튬 이차전지
KR102294866B1 (ko) 리튬 이차전지용 비수전해액 및 이를 포함하는 리튬 이차전지
KR102452330B1 (ko) 비수전해액 첨가제, 이를 포함하는 리튬 이차전지용 비수전해액 및 리튬 이차전지
CN114641883B (zh) 锂二次电池用非水性电解液和包含它的锂二次电池
JP7204280B2 (ja) リチウム二次電池用非水電解液およびこれを含むリチウム二次電池
KR20210029533A (ko) 리튬 이차전지용 비수 전해액 및 이를 포함하는 리튬 이차전지
JP7350416B2 (ja) リチウム二次電池用非水電解液及びこれを含むリチウム二次電池
JP7134555B2 (ja) 非水電解液添加剤、これを含むリチウム二次電池用非水電解液及びリチウム二次電池
KR102494419B1 (ko) 리튬 이차전지용 비수전해액 첨가제, 이를 포함하는 리튬 이차전지용 비수전해액 및 리튬 이차전지
JP7350415B2 (ja) リチウム二次電池用非水電解液及びこれを含むリチウム二次電池
US20220209302A1 (en) Lithium Secondary Battery Having Improved Cycle Characteristics
US20230411688A1 (en) Non-aqueous electrolytic solution for lithium secondary battery and lithium secondary battery comprising same
KR20210155370A (ko) 리튬 이차전지용 비수 전해액 첨가제 및 이를 포함하는 리튬 이차전지용 비수 전해액 및 리튬 이차전지
JP7321629B2 (ja) リチウム二次電池用非水電解液及びこれを含むリチウム二次電池
KR20230091026A (ko) 리튬 이차전지용 비수전해액 및 이를 포함하는 리튬 이차전지
JP2023541059A (ja) リチウム二次電池用非水電解液およびそれを含むリチウム二次電池
KR20210007345A (ko) 리튬 이차전지용 비수전해액 및 이를 포함하는 리튬 이차전지

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211020

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20221026

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221128

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221222

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7204280

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150