JP2022520607A - エネルギーガイドチェーンの多部品チェーンリンク並びにそのための横断接続片及びサイドプレート - Google Patents

エネルギーガイドチェーンの多部品チェーンリンク並びにそのための横断接続片及びサイドプレート Download PDF

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Abstract

本発明は、ケーブル、ホースなどを可動に担持するためのエネルギーガイドチェーン(1)のためのチェーンリンク(10)の設計に関する。チェーンリンク(10)は、複数の個々の部品(2A、2B、3)、すなわち、チェーンリンクの内部を向く内面(I)、その逆を向く外面(A)及び長手方向に略平行に延在する2つの狭面(4A、4B)を備えるプラスチックからなる2枚のサイドプレート(2A、2B)と、中央部(7)及び横断接続片の両側各端部の締結部(6)を備えてサイドプレートを取外し可能に接続するための少なくとも1つ、より具体的には2つの横断接続片(3)と、から構成される。サイドプレート(2A、2B)は、少なくとも一方の狭面に、横断接続片を摩擦的に締結するための対応する締結領域、すなわち、2つのクランプ面(5A、5B)を有するクランプ受容部(5)を有し、2つのクランプ面は長手方向(L)に相互に対向し、その間に少なくとも1つの別個の横断接続片(3)の相補形状の締結部(6)が挟持される。本発明によれば、各横断接続片(3)は各締結部(6)に2つの支持突出部(12)を有し、各支持突出部は、強固な接続を実現するためにサイドプレート(2A、2B)の内面に当接するための支持面(13)を有する。さらに、本発明は、締結領域(5)間の中央領域において、追加機能又は用途の拡張を容易化するプレート本体の特殊な機能的切欠き(24、25)をサイドプレート(2A、2B)に設けることを提案する。

Description

本発明は、概略として、少なくとも一方が他方に対して相対移動可能な2接続点間で、例えば、ホース、ケーブルなどのラインを動的にガイドするためのエネルギーガイドチェーンに関する。一般的なタイプのエネルギーガイドチェーンは、そのエネルギーガイドチェーンの長手方向にチェーン状に接続されるとともに連続して相互にかつ各部について回動可能に接続された複数のチェーンリンクを備える。チェーンリンクのサイドプレートは、通常は、回り継手接続によって回動可能に相互に接続されてエネルギーガイドチェーンの各面にプレートストランドを形成する。
本発明は、特に、複数の個々の部品、すなわち、実質的に、それぞれ2枚のサイドプレート、及び2枚のサイドプレートを相互に取外し可能に接続する少なくとも1つ、特に2つの相互に対向する別個の横断接続片で構成されるチェーンリンクを備えるエネルギーガイドチェーンに関する。各サイドプレートは、プラスチックからなるプレート本体を有し、それはチェーンリンクの内部に向く内面、その逆を向く外面、及びエネルギーガイドチェーンの長手方向に実質的に平行に延在する2つの狭面を有する。別個の横断接続片は、サイドプレートを接続するための横断部として作用し、原則として任意の適切な設計を有し得る。プレートに対する別個の横断接続片の取外し可能な接続は、とりわけ、容易な挿入を可能とし、必要であれば、生産及び保守中のラインの交換を可能とする。
複数の、特に4個の個々の部品からなるチェーンリンクについて、別個の横断接続片とサイドプレートとの取外し可能な接続は、各別個の又は単一部品の横断接続片が各端部の両側に締結部を備え、サイドプレートの各々がそれらの狭面の各々の対応する締結領域を有し、その締結領域がフォームフィッティング接続(積極的接続)及び/又は摩擦接続(非積極的接続)によって横断接続片の締結部分と相互作用することで実現される。
このタイプの設計は、実際に非常に良好なものであり、特許文献1及び特許文献2に提案されている。サイドプレートは、横断接続片のための締結領域として略六角形断面を有する内向きに突出する係止留め金又は係止突起を有する。横断接続片は、端部において対応する係止凹部でそれらに係止される。この設計によって、サイドプレートと横断接続片の間の強固でかつ耐久性のある接続が可能となる。それは、特許文献3に記載されるような4部品プラスチックチェーンリンクを有する他の成功した設計にも組み込まれている。
しかし、複雑な構成要素の幾何形状に起因して、このサイドプレートにおける横断接続片又は締結領域の締結部の設計では、射出成形技術での生産のために比較的複雑な成形機が必要となる。さらに、内向きに突出する係止留め金によって、生産又は保守中にラインの挿抜が一層難しくなってしまう。
内向きに突出する締結領域をサイドプレートに有さない解決策は、金属プレートからなるエネルギーガイドチェーンの一般的でない分野で知られているが、その製造プロセスはプラスチックプレートについてのものから全ての点において異なる。例えば、特許文献4において、サイドプレート、ここではフォーク形状のダブルプレートをネジ接続部によって横断接続片で締結することが既に提案されている。しかし、この手法は、プラスチック部品からなるチェーンリンクについては限られた範囲にしか適さず、例えば、特許文献5にあるような提案にもかかわらず、これまでのところ、実際には確立することもできていない。
プラスチック部品からなるチェーンリンクを有するエネルギーガイドチェーンでは、例えば、特許文献6にあるように、2部品チェーンリンクについて、旋回する横断接続片又は開放する接続片の間で旋回して開放可能な接続部が提案され、締結領域はサイドプレート上で内向きに突出せず又はわずかにしか突出しない。ここで、回動ピンは狭面上の座部に緩く回転可能に係止され、接続部はサイドプレート上で内向きに突出する係止留め金によって確実に閉状態とされる。しかし、この設計は、基本的に、2つの横断接続片の一方と一体に構成され又は同じ材料からなるサイドプレートを有する2部品チェーンリンクにしか適さない。これは、他方で、生産技術の観点で比較的複雑でもある。
サイドプレート上の締結領域の内向きに突出する部品を回避する手法は、特許文献7において提案された。この場合、横断接続片の端部を受容するために凹部がサイドプレートの対向エッジに設けられ、横断接続片の相補形状の端部に対する接続のためにプレートのエッジから離れた場所にある凹部の領域にくり抜き部及び突出部が設けられる。この場合、くり抜き部及び突出部によるフォームフィットが、無用な離脱を起こさないように達成されるべきであり、追加のロック手段が設けられる。この手法は、特にサイドプレート及び横断接続片の射出成形に関して、構造的に非常に複雑となり、したがってコストがかかり、別個のロック手段のために取扱いの観点でも不利である。
開示刊行物の特許文献8及び特許文献9では、請求項1の前提部(preamble)に係るチェーンリンク、すなわち、サイドプレートの狭面上のクランプ座部を有するものが提案された。これらの解決策では、クランプ座部は、金属、特にアルミニウムからなる押出形材又は無端形材から完全に又は少なくとも部分的に構成された横断接続片を締結するのに使用される。この設計では、チェーンリンクの所望の幅への横断接続片の潜在的な切断が必要となることがあり、とりわけ材料費が増加する。同様のタイプの初期の手法は、特許文献10に既に見られる、軽量金属パイプ部分が、プレートにおける座部の横断接続片としてフォームフィッティングによって挟持される。この目的のため、特許文献8にもあるように、サイドプレートは、生産が複雑なくり抜き部を有する幾何形状を有する。
独国特許発明第3531066号明細書 米国特許第4813224号明細書 欧州特許第0803032号明細書 米国特許第4104871号明細書 独国特許出願公開第102004017742号明細書 独国特許出願公開第4313075号明細書 独国特許発明第4121433号明細書 独国特許出願公開第102008060466号明細書 独国特許出願公開第102006027246号明細書 欧州特許出願公開第0384153号明細書
本発明の第1の態様
したがって、本発明の第1の態様による第1の目的は、多部品チェーンリンク、特に、4部品チェーンリンクを備えるエネルギーガイドチェーンにおける2枚のサイドプレートと2つの横断接続片の少なくとも一方との間の改良型の取外し可能な締結を提案することである。接続は、可能な限り強固となるべきであり、比較的単純な射出成形機を用いてサイドプレート及び横断接続片を生産することも可能となるべきである。
本発明の第1の態様によると、この目的は、請求項1に係るエネルギーガイドチェーン又は請求項10に係る横断接続片によって達成される。
請求項1の前提部に係る包括的なエネルギーガイドチェーン又はチェーンリンクでは、横断接続片を締結するためのサイドプレートの締結領域がプレート本体におけるクランプ座部又は(見方によっては)エッジ凹部を備え、そのクランプ座部又はエッジ凹部はサイドプレートの狭面にスプリングバックすること、及びそれぞれ凹部に跨るこの座部は長手方向に相互に対向する2つのクランプ面を有し、その間に、横断接続片の相補形状の締結部がサイドプレートに締結するために挟持可能となることが最初に規定される。これにより、特に堅固な締結が可能となり、特に角度安定的な又は不動の締結が実現可能となり、それは動作中に意図せずに離脱しない。
したがって、プレート本体は、クランプ面を形成し、それらのクランプ面によって、挿入された締結部を、したがって横断接続片を安定的に保持する。これにより、非積極的なそれぞれの摩擦接続による堅固な接続がクランプ接続又はプレス接続で可能となり、横断接続片よりも大きなプレート本体及びプラスチックの本来的な弾性を利用することによって、比較的大きな締付力又は押圧力が実現可能となる。本発明による座部又は凹部によって、中実材料からなる幾何学的に単純な、例えば、相補的な締結部が挟持又は押圧され得るいわゆるクロー又はクランプをサイドプレート自体が形成し、プレート本体全体が、それに応じて大きな締付力又は押圧力を発揮できる。これに対して、従来技術では、通常は横断接続片のみが保持力を発揮するが、これは力伝達領域の比較的薄い材料厚を有する。
横断接続片の相補的な締結部は、座部又は凹部に対してそれよりも大きなサイズの断面を有し得る。横断接続片は、手作業のみによって、理想的には工具なしで組立て可能であるべきであり、必要であれば、大きな力がかかる場合のみ、工具を用いて、例えば、マイナスドライバーによって、ただし好ましくは手作業によって分解可能となるべきである。
特に好適な実施形態では、最初に述べた目的を請求項1に係るサイドプレートの上記クランプ座部と組み合わせて達成するために、少なくとも1つの横断接続片がプラスチックから一体に構成され、各締結部に隣接する端部領域に又は締結部と中央部との間に2つの支持突出部を有し、各々はサイドプレートの内面に当接するための支持面を有することがさらに規定される。2つの支持突出部は、特に中央部に対して両側に突出し、すなわち、各々が、サイドプレートの長手方向に又は横断接続片自体の長手方向範囲に横断して突出部を形成する。
サイドプレートのクランプ座部と、サイドプレートの内側に支持される横断接続片の支持突出部との組合せによって、サイドプレートと横断接続片との間の特に強固かつ堅固な接続が可能となる。
そのような支持突出部を形成するために、横断接続片の断面は、サイドプレート又はエネルギーガイドチェーンの長手方向及びチェーンリンクの受容空間に向けて内向き方向の双方に、その長手軸に垂直に広がり又は大きくなり得る。
側面図において、隣接支持に有効な2つの支持面の各々の面積寸法は、クランプ座部の開口断面の、各々好ましくは少なくとも33%、好ましくは少なくとも40%に関するものとなり得る。
サイドプレートと横断接続片の間の提案される堅固な接続は、安定的かつ耐久性のある箱形のチェーンリンクを保証するために、全3空間方向に、すなわち、サイドプレートの長手方向周りに、高さ方向周りに、及び横断方向又は厚み方向周りに、特にそれぞれ捻じれ方向に回転不能で強固に、可能な限り小さな遊びで設計され得る。
本発明による摩擦接続部に加えて、フォームフィッティング部、係止接続部などが、座部又は凹部を整形することによって設けられ得る。
サイドプレートのエッジ側座部又は凹部を用いれば、締結部を設けるための横方向に突出する部品も不要となり、より単純な成形機がサイドプレートの突出部及び横断接続片の双方の製造のために使用可能となる。
これに対応して、本発明の第1の態様は、少なくとも1つの締結領域、特に、相互に対向する2つの締結領域の各々と、プレート本体のクランプ座部とを備えるサイドプレートを設け、そのクランプ座部は、プレート本体によって形成されて長手方向に相互に対向する2つのクランプ面を有し、その間で、横断接続片の相補形状の締結部が摩擦締結され、特に、挟持され、それぞれ圧入され得る。
各狭面は、エネルギーガイドチェーンの長手方向に延長位置で対応するサイドプレートの長手方向に略平行に延在する。クランプ座部は、それぞれの狭面にスプリングバックし、特に、狭面におけるエッジ凹部として設計され得る。
好適な展開において、別個の横断接続片をプレートの主平面に垂直なずれに抗して固定するには、相補的な長細い横断ロック溝を締結部に係合することによって、その長手軸の方向に横断接続片を保持するために、各クランプ座部が、長手方向に延在する長細い横断ロック突出部を有することが規定される。これと等価なものは、相補的な長細い横断ロック突出部を横断接続片の締結部に係合することによって、プレートの主平面に垂直なずれに抗してそれを保持するために、各クランプ座部が、長手方向に延在する長細い横断ロック溝を有する逆の設計である。
代替的又は追加的に、横断接続片のクランプ座部又は締結部が外面に向かってプレートの主平面に垂直に拡張する、又は例えば、蟻形の実矧ぎ接続部と同様の拡大断面を有することが、横断方向のずれに対して規定され得る。代替的又は追加的に、これについて、プレートの中心に向かって突出する端部側突出部を有する締結部がサイドプレートの外面の対応する凹部に重なることも規定され得る。最後に述べた2つの設計の選択肢によって、例えば、サイドプレートの内面に抗するそれらの支持面によって支持突出部のプレテンションの付与も可能となる。
本発明の第1の態様によると、単一部品として構成される2つの締結部の対応する横断接続片は、サイドプレートの相補的なクランプ面との相互作用のために、相互に逆を向きかつ横断接続片の長手軸に垂直な方向に向く2つのクランプ対向面を有する。独立請求項10に係る横断接続片は、横断接続片とサイドプレートの間の特に強固な締結のために提案される。
この場合、2つの締結部の各々は、サイドプレートの相補的なクランプ面との相互作用のために、相互に逆を向きかつ横断接続片の長手軸に垂直な方向に向く2つのクランプ対向面を有する。またさらに、横断接続片は、特に2つの支持突出部を有し、各々はサイドプレートの内面に当接するための支持面を有する。そのような支持突出部は、各締結部に隣接する端部領域に設けられ、中央部に関して両側に突出していればよく、好ましくは一体に構成され、特に、横断接続片とともに同じ材料からなる。
この場合、横断接続片は、特に、クランプ座部によって付加される保持力を吸収するために、これらのクランプ対向面の間に連続する少なくとも1つの中実材料領域を有する。単独で見ると、締結部は、例えば、横断ロック溝を例外として、中実体として、特に大部分において、連続的に又は一貫して少なくとも一部の領域に設計され得る。締結部は、好ましくは、そのクランプ対向面間の空間に中実材料から連続的に構成され、それはクランプ座部において強固なクランプ接続又はプレス接続を可能とする。ここでは、連続的にとは、サイドプレートの長手方向又は横断接続片の長手軸に垂直な方向のことをいう。
横断接続片は、特に長手軸に垂直な中心平面に対称に長手軸に沿って延在するプラスチックからなる一体型本体として特に生産可能である。それは、通常は、サイドプレートへの接続のために、各端部において両側にプレート状中央部及び締結部を有する。
相互に対向する締結部は、両回転向きにおいて相互に対向するサイドプレートに横断接続片が締結可能となるように、好ましくは同一構成のものでありかつ対称である。
好適な実施形態では、締結部の中実材料領域は、横断接続片の長手軸の方向又はプレートの主平面に垂直な方向に材料厚を有し、それはクランプ座部周囲の領域におけるサイドプレートの材料厚と実質的に同じである。中実材料領域は、さらに好ましくは、クランプ座部における最も堅固な可能な摩擦締結を実現するために、横断接続片のプレート状中央領域と比較して高さ方向及び長手軸に垂直な方向により大きな材料厚を有する。
プレートの主平面に垂直なずれ又は横断接続片の長手軸の方向のずれが生じないように、各クランプ座部又は各締結部は長手方向に延在する長細い横断ロック突出部を有していればよく、これに対応して、各締結部又は各クランプ座部は相補的な長細い横断ロック溝を有していればよい。横断ロック突出部は、好ましくは、クランプ座部の底面から突出し、横断ロック溝は、特に横断接続片の締結部の下面に凹部として設けられる。高さ方向(長手方向に垂直な、プレートの主平面における軸)に関する回動に対する良好な安全策も、長細い延在部を介して実現される。この目的のため、横断ロック突出部及び横断ロック溝がクランプ面間の距離の少なくとも大部分にわたって長手方向に延在すると有利である。
横断ロック突出部及び横断ロック溝の各々は、サイドプレートの内面と力伝達接触して支持突出部の支持面を保持又は固定することができる。横断ロック突出部及び横断ロック溝に起因して、例えば、それらの支持面によるサイドプレートの内面に対する支持突出部のわずかなプレテンションの付与が、選択的に実現され得る。
横断接続片をサイドプレートに挿入する際の自動配列又は中心合せのために、横断ロック突出部及び横断ロック溝がプレートの主平面の方向にテーパー状となり又は尖っていれば有利である。
好ましくは、両クランプ座部は、サイドプレートの狭面において同一形状とされ、特に、プレート高さ中心平面を中心に対称に配置される。
クランプ面の各々は、少なくとも1つの凸面領域及び/又は凹面領域を有し得る。好適な実施形態では、クランプ座部の各クランプ面は好ましくはクランプ面の主表面部となる凸面領域を有することが規定される。この表面部は、特に、例えば、漏斗状、トランペット状などに形成されて、狭面に向かって又はプレートの中心から離間して広がっていてもよい。したがって、横断接続片のクランプ対向面は、好ましくは、少なくとも1つの対応する凹面領域を有する。クランプ座部の凸面領域は、例えば、クランプ座部の自由内部に向かって膨出して設計され得る。
この形状とすることによって、とりわけ、横断接続片を、例えば、単に高さ方向に圧入又は嵌入することによって、サイドプレートのクランプ座部内に挿入すること又はクランプ座部に対して接続することが、より容易となる。形状によっては、接続は、横断接続片の長手軸に関するわずかな回転によっても促進され得る。クランプ面の好ましくは大部分となる凸面領域に加えて、これは、必要であれば高さ方向の追加の係止を達成するために、特殊な、好ましくはより小さな凹領域に移行し得る。
凸面領域及び/凹面領域は、横断接続片の長手軸に対する断面又はプレートの主平面で見た場合、製造公差があまり厳しくならないように、好ましくは丸みを帯びて設計される。
原則として、安定的な摩擦接続部が実現されることを条件に、クランプ座部は任意の形状を有し得る。しかし、クランプ座部は、特に、狭面におけるサイドプレートの内面及び外面の両側に開口するエッジ凹部の形態で又は少なくとも大部分において貫通孔として設計され、すなわち、部分的又は大部分において連続して内面から外面に開口し得る。クランプ座部は、好ましくは、プレート本体のいずれの部品もクランプ座部の領域において横方向に突出しないように、プレート本体に一体的にエッジ凹部として設計され得る。これにより、横断接続片が開放され又は未だ締結されていない場合にラインの挿抜が容易となる。
特に高さ方向の遊びに対して角度的に強固な接続のために、各横断接続片がプレート状中央部を有するとともに、各締結部に隣接して中央部に対して両側に突出する端部領域において、各々がサイドプレートの内面に当接するための支持面を有する2つの支持突出部を有していれば有利である。この場合、横断接続片は、好ましくは、各支持突出部から開始する補強支材を備えていてもよく、その補強支材はプレート状中央部の中心まで延在し、その間に一体に構成される。このタイプの補強支材は、横断接続片の材料厚を大幅に増加させることを要さずに、曲げに対して支持突出部を補強する。力の好適なフローのために、それらは湾曲して相互に向かって、特に中心に向かって収束し、横断接続片の外面において一体として又はそれと一体的に形成され得る。
好適な実施形態では、チェーンリンクは、4個の主構成要素、すなわち、2枚のサイドプレート、及びサイドプレートの相互に対する取外し可能な接続のための2つの対向する別個の好ましくは構造的に同一の横断接続片で構成される。
接続又は締結の提案された設計に起因して、各サイドプレート及び各横断接続片は、特にくり抜き部のないプラスチックからなる一体型本体として、例えば、くり抜き部のない射出成形部品として、すなわち、スライドを有さずに短いサイクル時間の安価ないわゆる開閉式射出成形機において、安価に生産可能となる。
本発明の第2の態様
独立したものとしてみなされる本発明の第2の態様に係る独立した目的は、エネルギーガイドチェーンのチェーンリンク又はサイドプレートの機能を拡張することである。これは、請求項14に係るサイドプレートによって達成される。
第2の態様による包括的なサイドプレートは、内面、その逆を向く外面、及びサイドプレートの長手方向に略平行に延在する2つの狭面を備えるプラスチックからなるプレート本体を有する。プレート本体は、各々が長手方向の隣接サイドプレートの対応する重なり領域との関節式の接続部のための2つの重なり領域、及び重なり領域間の中央領域を備える。中央領域は、少なくとも一部の領域において、重なり領域よりも大きな壁厚を有し得る。またさらに、サイドプレートは、横断接続片のために各狭面に締結領域を有し、別個の横断接続片が取外し可能に締結され、又はサイドプレートと一体に構成された横断接続片が接続される。
第2の態様によると、本発明は、プラスチックからなるプレート本体が外面から内面への2つの貫通開口を有し、その貫通開口が締結領域間の中央領域に、すなわち、締結領域間のプレート高さ及びプレート長の領域に設けられることを提案する。本発明によれば、各貫通開口は、それが内面側で開口して、プレート本体に関連の機能的凹部を有する。機能的凹部は、概ね貫通開口よりも大きな径を有し、プレート本体の内面における凹部又は窪みとして設けられる。
金属プレートを有するチェーンリンクでは、特に、米国特許第4104871号明細書(特許文献4)に示すようにネジ接続部によって横断接続片若しくは横断部を締結するために、又は鋼板からなるフォーク状プレートのプレート半個体をネジ留めするために、プレートの中央領域に孔を設けることが既に知られている。
一方、本発明の第2の態様は、各々が関連の長細い機能的凹部をプレート内面に有する2つの貫通開口を備えるプラスチックからなるプレート本体を提案する。射出成形によって少ない手間で生産可能な機能的凹部は、機能的部品をサイドプレートに締結するための多様な、同時に使い勝手の良い選択肢を提供する。例えば、機能的凹部の底部は、係止接続部、クリップ接続部などのための、内面に対向して凹設された貫通開口の境界として作用し得る。
貫通開口及び機能的凹部は、好ましくは相互に同一に設計され、サイドプレートに対して、長手中心平面(プレートの長手方向に平行でかつプレートの主平面に垂直に交差する)及び高さ中心平面(プレートの長手方向に垂直でかつプレートの主平面に垂直に交差する)に対して対称に配置される。
特に簡素でかつ実用的な実施形態では、各貫通開口は断面円形であり、関連する機能的凹部はそれと同軸に配置される。機能的凹部は、特に、多角形、特に六角形の断面を有するので、例えば、標準の六角ナット、ネジの六角頭部などのためのホルダとして使用され得る。
第2の態様による、貫通孔及び機能的凹部又はそれと関連する凹部を有するサイドプレートは、多数の可能な用途を与える。
例えば、接続点におけるエネルギーガイドチェーンの端部締結のための新規な構成には、長手方向の固定のためのロックピンを備える各端部サイドプレートに関連の端部締結部品が設けられてもよく、それは割り当てられたサイドプレートの機能的凹部に係合する。端部締結部品はベースプレートを有していてもよく、ベースプレートは接続点での締結のために設計され、例えば、横断接続片に重なる。
エネルギーガイドチェーンの受容空間の拡張も、簡素化可能である。この目的のため、両サイドプレートの各々において延長アームが少なくとも一部のチェーンリンクに横方向に取り付けられてもよく、その延長アームは、貫通開口及び機能的凹部によって、フォームフィッティング及び/又は摩擦接続部、特に、特にクリップ接続部によって、それぞれのサイドプレートに接続される。そのような延長アームは、好ましくはいわゆる延長ブラケットを形成する横断接続片によって対で接続可能となるように、他方の端部領域において設計され得る。横断接続片は、例えば、上述した第1の態様によるチェーンリンクのものと構造的に同一であり得る。
またさらに、第2の態様によると、サイドプレートを備えるチェーンリンクで構成される2つのエネルギーガイドチェーンは、より容易にかつ複雑な特殊部品なしに相互に平行に締結可能となる。少なくとも一部のサイドプレートは、他方のエネルギーガイドチェーンの横方向に隣接するプレートストランドにおけるサイドプレートとともに、一方のエネルギーガイドチェーンのプレートストランドにおいてコネクタによって相互に締結可能であり、そのコネクタの各々は整列された貫通開口を介して機能的凹部に係合し又は保持される。
例えば、国際公開第2016/146706号と同様の原理によって、サイドプレートを変えることなく外部ラインを有するエネルギーガイドチェーンを拡張することも可能であり、外部ラインを取り付けるための、特にコルゲートホースホルダのための保持アダプタが、少なくともプレートストランドの一部のサイドプレートの外面に設けられる。国際公開第2016/146706号とは異なり、本発明の第2の態様によれば、サイドプレート上に突出する部品なしに、保持アダプタが、貫通開口を介して機能的凹部に係合し又は保持されるコネクタによって締結可能となる。
第2の態様についての上記構成は、単に例示的なものであり、確定的なものではない。
本発明の第3の態様
本発明の第3の態様による更なる独立した目的は、生産が特に安価なエネルギーガイドチェーンのための安定的な端部締結を提案することである。これは、エネルギーガイドチェーンのチェーンリンクのための横断接続片によって達成され、それは、それぞれの締結部に隣接して、特に、その接線方向に又は部分的にそれに交差して、その中央部と各端面締結部の間の両側で横断接続片の本体を介して垂直な貫通孔を備える。
そのような貫通孔によって、第3の態様による横断接続片を備えるチェーンリンクは、例えば、貫通孔が適切に寸法取りされるシャフトネジを用いて、単純なネジ接続部によって及び横断接続片自体によって接続点に直接締結可能となる。
横断接続片の長手延在部の端部領域において各場合の貫通孔の配置によって、サイドプレートの本体を介して少なくとも部分的に又は大部分において、力のフローが可能となるので、横断接続片が締結機能にもかかわらず比較的小さな材料厚を有し得る。
横断接続片は、好ましくは、特に長手軸に垂直な中心平面に対称に、長手軸に沿って延在するプラスチックからなる一体型本体として構成される。横断接続片は、通常は、プレート状中央部を有するとともに、サイドプレートの接続のための締結部を各端部の両側に有し、締結部は、例えば、ただし必ずしもではなく、本態様によって設計されてもよく、それにより、サイドプレートへの特に強固な接続及び良好な力の伝達が可能となる。
横断接続片の曲げ強度を高めるために、それは、特に外面において各締結部から開始する2つの補強支材を有していてもよく、その補強支材は、特に、貫通孔に隣接し、プレート状中央部の中心に向かって延在し、プラスチックからなる本体と一体に生産される。したがって、横断接続片の材料厚は、締結機能にもかかわらずさらに減少可能となる。
上記の特徴又は態様の全ては、独立してかつ個々に本発明に必須のものとしてみなされるべきであり、ラインの動的なガイドのための様々なエネルギーガイドチェーンにおいて相互に独立して有利に使用可能なものである。いわゆる全クロスバーチェーンタイプでは、全てのチェーンリンクの各々が2つの横断接続片を有する一方で、半クロスバーチェーンタイプでは、2枚毎のチェーンリンクのみが2つの横断接続片を有する。ここに提案される本発明の態様は、両タイプのチェーンに適用可能であり、クランク状サイドプレート及び交互に連続する内側プレート及び外側プレートの双方に対して適用可能である。提案される態様は、基本的に2部品チェーンリンク、すなわち、2枚のサイドプレートが横断接続片と一体に生産されるチェーンリンクにも適用可能であるが、4部品チェーンリンクにおいて特に有利である。4部品チェーンリンクでは、サイドプレート及び横断接続片は、特に単純な成形機を用いて高いサイクル率で実質的に平坦な構成要素として生産可能である。
本発明の更なる詳細、特徴及び有利な効果は、上記を限定することなく、添付図面を参照して以下の好適な実施形態の詳細な説明から明らかとなる。
一つのサイドプレート又はリンクプレートの外面から見た側面図である。 一つのサイドプレート又はリンクプレートの内面から見た側面図である。 一つのサイドプレート又はリンクプレートの上面図である。 別個の横断接続片又は開口片の底面図である。 別個の横断接続片又は開口片の側面又は正面図である。 別個の横断接続片又は開口片の上面図である。 図1~2によるサイドプレート及び横断接続片を有するチェーンリンクの側面図である。 図1~2によるサイドプレート及び横断接続片を有するチェーンリンクの、取り外された横断接続片を有する断面図である。 図1~2によるサイドプレート及び横断接続片を有するチェーンリンクの端部締結ネジを有する閉状態のチェーンリンクの断面図である。 図1~2によるサイドプレート及び横断接続片を有するチェーンリンク上又はチェーンリンク内の様々な機能的構成要素の一部分を示すチェーン接続されたチェーンリンクの斜視図である。 図4による種々の機能的構成要素、すなわち、端部締結部品の側面図及び上面図である。 図4による種々の機能的構成要素、すなわち、コルゲートホースホルダのための保持アダプタの各図である。 図4による種々の機能的構成要素、すなわち、受容空間の拡張のための延長アームの正面図及び側面図である。 図4による種々の機能的構成要素、すなわち、プレートストランドを結合するためのクリップコネクタの各図である。
図1A~3Cは、2接続点間のホース、ケーブルなど(不図示)の動的なガイドのためのエネルギーガイドチェーン1(図4)の4部品チェーンリンク10の構造を示す。チェーンリンク10は、図3Bが示すように、例えば、図3Aによる切断線B-Bによる断面において矩形又は箱形であり、担持されるラインのための受容空間を囲む。この目的のため、チェーンリンク10は、2つの別個の鏡像対称サイドプレート2A、2B及び各2つの同一の別個の横断接続片3(図3C)から構成される。サイドプレート2A、2B及び横断接続片3は、射出成形可能なプラスチック、例えば、強化繊維を有し得るポリマーから一体に生産される。
横断接続片3を締結するためには、各サイドプレート2A、2Bはクランプ座部5を両狭面4A、4Bに有し、クランプ座部5は、長手方向Lに相互に対向してサイドプレート2A、2Bのプレート本体によって形成される2つのクランプ面5A、5Bを有してプレート本体におけるエッジに凹設される。クランプ面5A、5B間には、関連する横断接続片3の相補形状の締結部6が各狭面4A、4B上に挟持される(図3A、切断線A-A及びB-B参照)。締結部6は、わずかに大きなサイズを有し得るものであり、力を付与することによって、好ましくは工具を用いることなく、それぞれのクランプ座部5に圧入され又は押し込まれる。
横断接続片3の対向する長手端部における2つの締結部6の各々は、長手方向Lに向き、横断接続片3の長手軸Mに略平行に延在する2つのクランプ対向面6A、6Bを有し、それはクランプ面5A、5Bの相手方、すなわち、相補形のものとして設計される。
図1A~3Cから分かるように、サイドプレート2A、2Bの狭面4A、4B上のクランプ座部5の全ては、中央で長手方向Lに各々同一に及び配置される。クランプ座部5はまた(長手方向Lに垂直な)プレート高さHに平行な中心平面に対称に設計される。したがって、横断接続片3の両締結部6は同一であり、各々は(中心軸Mを含む)横断接続片3の長手中心平面に対称である。横断接続片3は、全体として(中心軸Mに垂直な)その横断平面及びその長手平面に対称に設計される。より詳細が図2A~2Cに示されているように、そのクランプ対向面6A、6B間の各締結部6は、大部分において中実材料からなり、ここでは、中実材料からなり、長手軸Mに垂直に延在する連続領域を有する。中心軸Mの(又はプレートの主平面に垂直な)方向における締結部6の材料厚は、図3Bがより詳細に示すように、クランプ座部5に接して周囲にあるプレート本体の領域におけるサイドプレート2A、2Bの材料厚と実質的に同じであるので、締結部6はサイドプレート2A、2Bの外面A及び内面Iと面一で終端する。またさらに、締結部6は、横断接続片3のプレート状中央領域7よりも高さ方向H(図1B/2Bの平面)に大きな材料厚を有する。
図1A~1Cは、ここでは、締結部6の挿入を容易化するために狭面4A、4Bまで高さ方向Hに広がる凸状又は膨出面領域を大部分において有するクランプ面5A、5Bの幾何形状を示す。ここでは、クランプ面5A、5Bは、側面図(図1A~1B)において円弧又は正接関数の8分の1に概ね対応して設計される。他の軌跡も可能である。図示する例では、クランプ面5A、5Bは、図1Cが示すように、プレートの主平面に垂直な包絡曲線での幾何学的意味において円筒状に延在する。外面Aに広がることも可能である。クランプ対向面6A、6Bは、少なくとも対応する凹面領域によって設計される。クランプ面5A、5B及びクランプ対向面6A、6Bの凸面領域及び凹面領域は、少なくとも中心軸Mに垂直な座部5又は締結部6の断面において、すなわち、プレートの主平面(図1A/1Bに平行な平面)において丸みを帯びて設計され、これはノッチ応力も回避する。凹部5の下部領域では、クランプ面5A、5Bは、クランプ対向面6A、6Bの対応する小領域との追加の係止機能を実現するために凹状とされた小表面部に変曲点を介してプレートの中心に向かって延在する。各凹部5の深さは、高さ方向において締結部6の材料厚よりもわずかに大きいので、横断接続片3が挿入されると、狭い挿入ギャップ8がサイドプレート2A、2Bの外面A上に残り、これにより、摩擦的に堅固に圧入された横断接続片が、例えばドライバーにより、テコによって取外し可能となる。
図2A~2Cがさらに示すように、横断接続片3は、比較的薄いグランドプレート9を有するプレート状中央部7を有する。両端部領域では、横断接続片3は、各締結部6に隣接してかつ中央部7に対して両端に2つのウィング状支持突出部12を有する。支持突出部12は、長手方向Lにおいて長手軸Mに垂直にグランドプレート9から、そしてプレートの内部又は中央に向かって突出する。支持突出部12の各々は、横断方向の安全策としてサイドプレート2A、2Bへの捻じれ接続のために、及び隣接サイドプレート(図4)の端部領域とわずかに重なるためにも、長手軸Mに垂直な支持面13を形成してサイドプレート2A、2Bの内面Iに当接する。材料を節約するために、横断接続片3は、チェーンリンク10の内部から反対を向くその面に複数の補強支材を有する。外側補強支材14は、各支持突出部12から延在し、湾曲して延在して中央部7の中心に共通中央補強支材15を形成する。内側補強支材16も、締結部6のエッジ領域から湾曲して中央補強支材15に移行する。補強支材14、15、16は、締結部6と同様に、グランドプレート9と一体に生産される。補強支材14、15、16によって、グランドプレート9の薄壁化が可能となり、すなわち、とりわけチェーンの軽量化が可能となる。
図1A~1C及び図3B~3Cから最も良く分かるように、各クランプ座部5は、長手方向Lに延在する横断ロック突出部5Cを有し、それは、締結部6の下面における相補的な長細い横断ロック溝6Cによって、横断接続片3を長手軸Mの方向にずれないように固定する。ここに示す実施形態では、横断ロック突出部5Cはクランプ面5A、5B間の全域にわたって延在し、これに対応して横断ロック溝6Cはクランプ対向面6A、6Bまでの全域にわたって延在する。サイドプレート2A、2Bの高さ軸に関する締結部6の回動に対する追加の強化も、長手方向Lにおける充分な全長によって実現される。図3Bが示すように、横断ロック突出部5C及び横断ロック溝6Cはプレートの中心から離れる方向にテーパー状となり又は尖るように設計され、これは中心合せを実現し、あまり厳しくない製造公差しか必要としない。
サイドプレート2A、2Bのクランプ座部5及び横断接続片3の対応する締結部6によって、横断接続片3とサイドプレート2A、2Bとの間の強固な耐ねじれ性締結が可能となり、同時に、比較的単純な幾何形状に起因して、従来技術による接続手段と比較して射出成形機の簡素化が可能となる。
ここで、本発明の第2の態様を、図1A~図8を参照して、特に図4を参照して、より詳細に説明する。
サイドプレート2A、2Bの各々は、一体に突出する回動ピン又はそこに形成された座部とともに2つの重なり領域21A、22A又は21B、22Bを有する。これらは、例えば、図3Aから分かるように、ここでは構造的に同一の、長手方向に隣接するサイドプレート2A又は2Bの対応する重なり領域22A、21A又は22B、21Bへの関節式の接続のために周知の態様で作用する。サイドプレート2A、2Bの各々は、重なり領域21A、22Aの間及び重なり領域21B、22B間に、重なり領域と比較して、特に大きな壁厚を有する中央領域を有する。
第2の態様によると、プレート本体における各サイドプレート2A、2Bは、中央領域23A又は23Bに及び締結領域同士又はクランプ座部5同士の間に設けられた2つの同一の貫通開口24、ここでは円筒状貫通孔を外面から内面に有する。貫通開口24は、サイドプレート2A及び2Bの高さ中心平面(図3AのA-A参照)を中心として存在し、長手中心平面に対称に、すなわち、狭面4A、4Bから等距離に配置される。
第2の態様によると、各貫通開口24は、サイドプレート2A又は2Bのプレート本体において同軸に関連する機能的凹部25を有する。各機能的凹部25は、図3A~3Bから分かるように、外向きに貫通開口24に開口し、又はその逆に開口する。図1Bから最も良くわかるように、機能的凹部25は、貫通開口24と比較して拡大した径を有し、内面Iに設けられる。
断面円形の貫通開口24とは異なり、機能的凹部25は、六角コネクタなどの相互作用構成要素とのフォームフィッティングを可能とするために、図1Bに示すように、六角形断面で設計される。拡大した機能的凹部25はまた、例示として以下に説明するように、貫通開口24の背部において係止接続部、クリップコネクタなどが係合又はグリップ可能なサイドプレート2A、2Bの本体において、貫通開口24と境界をなす底面として、支持面27を形成する。機能的凹部25は、サイドプレート2A、2Bの機能を拡張し、又はエネルギーガイドチェーン1の特殊な用途のためのモジュール式構成キットシステムを可能とする。
端部締結のための構成を図3B及び図4に例として示し、関連する端部締結部品50が各サイドプレート2A、2Bに設けられる。端部締結部品50は、一体プラスチック部品として生産され、端部の六角切欠を有する接続点に対するネジ接続のために設計されたベースプレート51を有する。ベースプレート51は下側凹部52を有し、それが横断接続片3と重なる(図3B参照)。六角形の形態のロックピン53が、長手方向における固定のために高さ方向Hに突出する中央領域に設けられ、ロックピン53は組み立てられた状態(図3B右)において関連するサイドプレート2A又は2Bの機能的凹部25に係合する。
図4(下部)は、図6との関係で、エネルギーガイドチェーン1の一部分における例示のみとして、コルゲートホース61において担持される外部ラインでエネルギーガイドチェーン1を拡張するための構成を示す。コルゲートホース61は、例えば、市販タイプのコルゲートホースホルダ62によってn番目毎のサイドプレート2A又は2Bの外面に締結される。この目的のため、図6は、コルゲートホースホルダ62を受容するための座部63を有する特殊保持アダプタ60を示す。クリップコネクタ40が、貫通開口24に一致するシャフト及び機能的凹部25のための係止フックとともにグランドプレート64の背面に設けられる。クリップコネクタ40は、貫通開口24を介して機能的凹部25に係合し、その背部で支持面27にグリップし、すなわち、そこに保持される。
図4は、エネルギーガイドチェーン1の一部分における例示としてのみ、多部品拡張ブラケットによって受容空間を拡張するための構成を示す。延長アーム70(図7参照)は、少なくとも一部のチェーンリンク10に、各々、外面A及び両サイドプレート2A、2Bに取り付けられる。延長アーム70は、サイドプレート2A、2Bについて上述したクランプ座部5と同一の上面クランプ座部5を有する上側部分71を有する。したがって、2本の延長アーム70の上端は、横断接続片3によって接続されてリンクプレート10の一方の面に対して延長ブラケットを形成していてもよく(図4、左上)、更なるライン、又は例えばより大きな径のホースがそこに担持される。延長アーム70の外側にクランク状となる下側部分72は、それぞれのサイドプレート2A、2Bの機能的凹部25にフォームフィッティング及び/又は摩擦接続によって係合する2つの内向きのクリップコネクタ40を有し、背部で支持面27に係合する。延長アーム70は、プラスチックでクリップコネクタ40と一体に構成される。
図4(右側)は、図8との関係で、チェーンリンク10についての例示のみとして、更なるエネルギーガイドチェーン1に対する平行な接続部によってエネルギーガイドチェーン1を拡張するための構成を示す。この目的のため、サイドプレート2A、2Bは、図5~6と同様の機能的凹部25とともに貫通開口24によって横方向に隣接するプレートストランドに少ない組立ての手間で相互に締結され得る。この目的のため、図8は、図6~7について説明したように、クリップコネクタ40が両面に設けられたグランドプレート81を有する特殊な両面チェーンプレートコネクタ80を示す。このタイプのチェーンプレートコネクタ80を用いると、2以上のエネルギーガイドチェーン1が、例えば、多数のラインをガイドするために、特に容易に相互に対して平行に締結可能となる。チェーンプレートコネクタ80はまた、締結のために機能的凹部25とともに2つの貫通開口24を、ここでは両面に用いる。
最後に、端部締結部品などの追加部品を用いることなく特にコスト効率の高い端部締結を可能とする第3の態様を、図3B~3C及び図2A~2Cを参照して説明する。
この目的のため、横断接続片3の各々は、中央部7と各締結部6との間に貫通孔30を有する。貫通孔30は、図3B~3Cではそれぞれの締結部6に隣接し、わずかに交差して配置される。貫通孔30は、各面における1つの締結ネジ32のみを有するチェーンリンク10が接続点において横断接続片3を介して締結可能となるように、横断接続片3の本体を縦方向に通して延在する。締結ネジ32の頭部は締結部6上に少なくとも部分的に支持され得るので(図3C)、引張又は締付力がサイドプレート2A、2Bに対して及びそれを介して伝達される。より良好な安定性のために、横断接続片3は、締結部6から開始し、貫通孔30に隣接して中央部7に向かって延在して中央補強支材15に移行する内側補強支材16を有する。締結ネジ32の頭部は、部分的に補強支材16上にも支持され得る。
1 エネルギーガイドチェーン
2A、2B サイドプレート
3 横断接続片
4A、4B 狭面(サイドプレート)
5 クランプ座部
5A、5B クランプ面
5C 横断ロック突出部
6 締結部(横断接続片)
6A、6B クランプ対向面
6C 横断ロック溝
7 中央領域(中央部)
8 挿入ギャップ
9 グランドプレート
10 チェーンリンク
12 支持突出部
13 支持面
14、15、16 補強支材
21A、22A、21B、22B 重なり領域
23A、23B 中央領域
24 貫通開口
25 機能的凹部
30 (締結ネジのための)貫通孔
32 締結ネジ
40 クリップコネクタ
50 端部締結部品
51 ベースプレート
52 凹部
53 ロックピン
60 保持アダプタ
61 コルゲートホース
62 コルゲートホースホルダ
63 (コルゲートホースホルダのための)座部
64 グランドプレート
70 延長アーム
71 上側部分
72 下側部分
80 チェーンプレートコネクタ
81 グランドプレート
A 外面
I 内面
L 長手方向
H 高さ方向

Claims (21)

  1. 少なくとも一方が相対的に可動な2接続点間でホース、ケーブルなどのラインをガイドするためのエネルギーガイドチェーン(1)のチェーンリンクであって、
    複数の個々の部品(2A、2B、3)で構成された該チェーンリンク(10)は、
    2枚のサイドプレート(2A、2B)であって、各々が、前記チェーンリンクの内部を向く内面(I)と、その逆を向く外面(A)と、長手方向に略平行に延在する2つの狭面(4A、4B)と、を備えるプラスチックからなるプレート本体を備える2枚のサイドプレート(2A、2B)と、
    少なくとも1つの別個の横断接続片(3)であって、特に、前記サイドプレートの取外し可能な接続のために相互に対向する2つの別個の横断接続片(3)と、
    を備え、
    少なくとも1つの前記横断接続片(3)は、中央部(7)と、各端部における両側の締結部(6)と、を備え、
    前記サイドプレートの各々は、前記横断接続片の前記締結部とフォームフィッティング及び/又は摩擦接続によって相互作用する、対応する締結領域を、少なくとも一方の、特に両方の狭面に備え、
    前記サイドプレート(2A、2B)の各締結領域は、長手方向(L)に相互に対向する前記プレート本体の2つのクランプ面(5A、5B)を有するクランプ座部(5)を前記プレート本体に備え、
    2つの前記クランプ面(5A、5B)の間に、少なくとも1つの別個の前記横断接続片(3)の相補形状の締結部(6)が挟持され、
    少なくとも1つの前記横断接続片(3)は、プラスチックから一体に生産され、前記サイドプレート(2A、2B)の前記内面に当接するための支持面(13)を各々が有する2つの支持突出部(12)を、各締結領域(6)に隣接して前記中央部(7)に対して両側に突出する端部領域に有する、チェーンリンク。
  2. 前記横断接続片(3)の2つの前記締結部(6)の各々は、前記クランプ面(5A、5B)に対して相補設計された前記長手方向に向く2つのクランプ対向面(6A、6B)を備え、
    2つの前記締結部(6)の各々は、前記クランプ対向面(6A、6B)間に連続する中実材料領域を備える、請求項1に記載のチェーンリンク。
  3. 前記締結部(6)の前記中実材料領域は、前記クランプ座部(5)の周囲の前記サイドプレート(2A、2B)の材料厚に実質的に等しい材料厚を前記横断接続片(3)の長手軸(M)の方向に有する、および/又は、前記横断接続片のプレート状中央領域(7)よりも大きな材料厚を高さ方向(H)に有する、請求項2に記載のチェーンリンク。
  4. 各クランプ座部(5)は、前記長手方向に延在する長細い横断ロック突出部(5C)を有し、これに対応して、各締結部(6)は、前記サイドプレートの主平面に垂直なずれに抗して、特に前記サイドプレート(2A、2B)の前記内面と接触する前記支持突出部(12)の前記支持面(13)を保持する相補的な長細い横断ロック溝(6C)を有する、請求項1、2又は3のいずれか一項に記載のチェーンリンク。
  5. 前記横断ロック突出部(5C)及び前記横断ロック溝(6C)は、前記クランプ面(5A、5B)同士若しくはクランプ対向面(6A、6B)同士の間の距離の少なくとも大部分にわたって前記長手方向に延在する、および/又は、前記プレートの前記主平面の方向にテーパー状となり若しくは尖っている、請求項4に記載のチェーンリンク。
  6. 前記サイドプレート(2A、2B)の前記狭面(4A、4B)の前記2つのクランプ座部(5)は同一に整形され、特に、前記サイドプレートの高さ中心平面(A-A)を中心として対称に整形され、
    両クランプ面(5A、5B)の各々は少なくとも1つの凸面領域及び/又は凹面領域を有する、請求項1から5のいずれか一項に記載のチェーンリンク。
  7. 各クランプ面(5A、5B)は、好ましくは前記クランプ面の主表面部となりかつ前記狭面(4A、4B)に向かって広がる凸面領域を有し、
    クランプ対向面(6A、6B)は、少なくとも1つの対応する凹面領域で設計され、
    少なくとも前記クランプ面及びクランプ対向面の領域(5A、5B;6A、6B)は、好ましくは断面において丸みを帯びて設計される、請求項6に記載のチェーンリンク。
  8. 各クランプ座部(5)は、
    -前記狭面(4A、4B)において、前記サイドプレート(2A、2B)の前記内面(I)及び前記外面(A)の両側のエッジ凹部開口の形態で設計される、および/又は、
    -前記プレート本体において一体的に少なくとも部分的に前記内面(I)と前記外面(A)の間に連続するエッジ凹部として設計される、
    請求項1から7のいずれか一項に記載のチェーンリンク。
  9. 前記チェーンリンクは、2枚の前記サイドプレート(2A、2B)と、前記サイドプレート(2A、2B)を相互に取外し可能に接続するための相互に対向する2つの別個の横断接続片(3)と、を備え、
    各サイドプレート(2A、2B)及び各横断接続片(3)は、プラスチックからなる一体型本体として、特にくり抜き部なしに射出成形部品として生産される、請求項1から8のいずれか一項に記載のチェーンリンク。
  10. 特に請求項1から9のいずれか一項に記載のエネルギーガイドチェーンのチェーンリンク(10)のための横断接続片(3)であって、
    長手軸(M)に沿って、特に該長手軸に垂直な中心平面に対称に延在するプラスチックからなる一体型本体として生産された該横断接続片(3)は、プレート状中央部(7)を有し、サイドプレートに対する接続のために各端部において両側に締結部(6)を有し、
    -2つの前記締結部(6)の各々は、サイドプレート(2A、2B)の相補的なクランプ面(5A、5B)との相互作用のために、相互に対して逆を向きかつ前記横断接続片の前記長手軸に垂直な方向を向く2つのクランプ対向面(6A、6B)を備え、前記クランプ対向面間に連続する中実材料領域を備え、
    -各締結部(6)に隣接して前記中央部(7)に対して両側に突出する前記端部領域における前記横断接続片は、前記サイドプレート(2A、2B)の前記内面に当接するための支持面(13)を各々が有する2つの支持突出部(12)を有する、
    横断接続片。
  11. チェーンリンクが前記横断接続片によってネジ接続部(32)により接続点に締結可能となるように、貫通孔(30)が、前記中央部(7)と各締結部(6)の間に、それぞれの締結部に隣接して、前記横断接続片(3)の両側にそれを垂直に貫通して設けられている、請求項10に記載の横断接続片。
  12. 前記横断接続片は、特に前記外面に、特に前記貫通孔に隣接して前記プレート状中央部の中心に向かって延在し、前記本体と一体にプラスチックから生産される、各締結部から開始する2つの補強支材を有する、請求項10又は11に記載の横断接続片。
  13. 前記横断接続片(3)は、プレート状中央部(7)を有し、各支持突出部(12)から開始して前記プレート状中央部(7)まで延在する補強支材(14)を有する、請求項10、11又は12のいずれか一項に記載の横断接続片。
  14. 特に請求項1に記載のエネルギーガイドチェーンのチェーンリンク(10)のためのサイドプレート(2A、2B)であって、該サイドプレートが、内面(I)と、その逆を向く外面(A)と、前記サイドプレートの長手方向に略平行に延在する2つの狭面(4A、4B)と、を備え、
    前記プレート本体の各々は、前記長手方向に隣接するサイドプレート(2A;2B)の対応する重なり領域に対する関節式の接続のための2つの重なり領域(21A、22A;21B、22B)と、前記重なり領域間の、好ましくは前記重なり領域よりも大きな壁厚を有する中央領域(23A;23B)と、を有し、
    前記サイドプレートは、横断接続片のための締結領域(5)を各狭面に有し、
    前記プレート本体は、前記外面(A)から前記内面(I)への2つの貫通開口(24)を有し、
    2つの前記貫通開口(24)は、前記締結領域(5)の間の前記中央領域(23A;23B)に設けられ、各々が前記プレート本体の関連する機能的凹部(25)に開口し、
    該機能的凹部(25)は、前記貫通開口(24)よりも大きな径を有して前記プレート本体の前記内面(I)に設けられている、サイドプレート。
  15. 前記貫通開口(24)及び機能的凹部(25)が、前記サイドプレート(2A;2B)の長手中心平面及び高さ中心平面(A-A)に対して対称に配置された、請求項14に記載のサイドプレート。
  16. 各貫通開口(24)は断面円形であり、前記関連する機能的凹部(25)はそれに対して同軸に配置され、多角形、特に六角形の断面を有する、請求項14又は15に記載のサイドプレート。
  17. 接続点におけるエネルギーガイドチェーン(1)の端部を締結するための締結構造であって、
    請求項14から16のいずれか一項に記載の2枚のサイドプレート(2A、2B)と、該2枚のサイドプレートを相互に接続する相互に対向する2つの横断接続片と、を有するチェーンリンク(10)を備え、
    関連する端部締結部品(50)が、各サイドプレートに設けられ、
    該端部締結部品は、接続点における締結のために設計されて横断接続片(3)に重なるとともに前記長手方向の固定のためのロックピン(53)を備えるベースプレート(51)を備え、
    前記ロックピン(53)は、前記機能的凹部(25)において前記関連するサイドプレートに係合する、締結構造。
  18. エネルギーガイドチェーンを外部ラインとともに拡張するための締結構造であって、請求項14から16のいずれか一項に記載のサイドプレートを備え、外部ライン(61)を取り付けるための、特にコルゲートホースホルダ(62)のための保持アダプタ(60)が、プレートストランドの一部のサイドプレート(2A;2B)の少なくとも前記外面(A)に設けられ、前記保持アダプタ(60)は、前記機能的凹部に係合し又は前記機能的凹部に保持されるコネクタ(40)によって締結される、締結構造。
  19. 請求項14から16のいずれか一項に記載の2枚のサイドプレート(2A;2B)及び2枚の前記サイドプレートを相互に接続する相互に対向する2つの横断接続片(3)で構成される複数のチェーンリンクを備えるエネルギーガイドチェーン(1)の受容空間を拡張するための締結構造であって、
    少なくとも一部のチェーンリンクが横方向に取り付けられた延長アーム(70)を両サイドプレートに有し、
    該延長アームは、前記機能的凹部(25)によって、フォームフィッティング及び/又は摩擦接続部、特にクリップ接続部(40)によって、それぞれの前記サイドプレート(2A;2B)に接続され、
    2つの前記延長アーム(70)の各々は、好ましくは前記チェーンリンクと同じ設計の横断接続片(3)によって接続される、締結構造。
  20. 請求項14から16のいずれか一項に記載のサイドプレート(2A;2B)を備えるチェーンリンク(10)で構成される2つのエネルギーガイドチェーン(1)を並列配置した組立体であって、
    一方の前記エネルギーガイドチェーンのプレートストランドにおける少なくとも一部のサイドプレート(2A;2B)が、相互に締結されている他方のエネルギーガイドチェーンの横方向に隣接するプレートストランドにおけるサイドプレート(2A;2B)であり、
    該サイドプレート(2A;2B)は、コネクタ(80)によって機能的凹部(25)に係合し、又はそこに保持される、組立体。
  21. 請求項1から9のいずれか一項に記載のチェーンリンクと、請求項10から13のいずれか一項に記載の横断接続片と、請求項14から16のいずれか一項に記載のサイドプレート及び/又は請求項17から19のいずれか一項に記載の締結構造と、を備えるエネルギーガイドチェーン。
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