JP2022515924A - シェービング装置用毛髪切断ユニット - Google Patents

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Abstract

シェービング装置に使用される回転可能な切断要素を備えた毛髪切断ユニットが、毛髪進入スリットを有し、そのうち、切断要素の回転方向とは概ね反対方向に面する少なくとも側面が、環状壁の外面に湾曲した移行部を形成する上側セグメントと、密着したシェービングを実現するため毛を捉えて毛を直立位置へと促す役割を果たす下側セグメントとの間に、比較的平坦で斜めの中間セグメントを持つ。比較的広い範囲のシェービング圧で、毛髪切断スリットへと膨らんだ皮膚のひだが、中間セグメントの一部又はほぼ全部と接触する。中間セグメントが比較的平坦なので、シェービング圧の変化に基づく皮膚進入度合いの変化が大幅に軽減される。

Description

本発明は、シェービング装置に使用される毛髪切断ユニットに関し、毛髪切断ユニットは、外部切断部材と、外部切断部材に対して回転軸の周りで回転方向に回転可能な内部切断部材とを有する。
ここで、上記内部切断部材は、複数の切断要素を有し、それぞれが、回転軸に対して半径方向に伸びる主な方向成分を持ち、回転方向につながる切断要素の側面に配置される切断エッジを有し、
上記外部切断部材は、上記内部切断部材に対向する外面を持つ環状壁と、上記環状壁の毛髪誘導ストリップ部により相互に分離された複数の毛髪進入スリットとを持ち、各毛髪進入スリット及び各毛髪誘導ストリップ部が、細長く、上記回転軸に対して半径方向に長手方向に延びるそれぞれの主方向成分を持ち、各毛髪誘導ストリップ部は、内部切断部材の回転方向における回転時に、内部切断部材の切断エッジと共働するための逆切断エッジを持ち、
各毛髪誘導ストリップ部は、上記内部切断部材に対向する内向面と、上記外面の一部である外向面と、回転方向において対向する第1側面と、回転方向とは反対方向において対向する第2側面とを有し、上記内向面と上記第2の側面とが、上記各毛髪誘導ストリップ部の逆切断エッジで相互に接続される。
本発明は更に、シェービング装置で使用するためのシェービングユニットに関し、シェービングユニットは、上述したように、支持部材と少なくとも2つの毛髪切断ユニットとを有する。
更に本発明は、上述のシェービングユニットと、モータ及び駆動システムを収容する本体とを有するシェービング装置に関する。上記シェービングユニットは、上記シェービングユニットの上記毛髪切断ユニットの内部切断部材が、上記駆動システムを介して上記モータにより回転可能であるように、上記本体に結合される。
上述のような毛髪切断ユニット、シェービングユニット、及びシェービング装置は、US10,046,469号から知られる。斯かるシェービング装置の使用時には、外部切断部材の環状壁の外面がユーザにより皮膚に対して押し付けられ、シェービングされる皮膚表面上を移動される。その結果、皮膚から生えている毛はスリットに捉えられ、スリットの側壁により起こされ、皮膚は毛髪進入スリットにより形成された開口部へと膨らむ。より具体的には、皮膚は、小さくて浅い波状のひだ(pleats)の形で、外部切断部材の細長い毛髪進入スリットへと膨らむ。これは、内部切断部材の切断エッジが、皮膚に沿って非常に近くを通過することを可能にする。その結果、内部切断部材の切断エッジと外部切断部材の対向する切断エッジとの協働により、毛髪進入スリットへと膨らんだ皮膚のひだに存在する直立した毛が、皮膚表面に非常に近い位置又は皮膚表面で切断されることができる。既知の毛髪切断ユニットでは、第1の側面と毛髪誘導ストリップ部の外向面とが相互に接続するエッジ部と、第2の側面と毛髪誘導ストリップ部の外向面とが相互に接続するエッジ部分とがそれぞれ、比較的大きな半径の丸みを持つ。斯かる丸みは、シェービング装置が皮膚の上で動かされるときエッジ部分が皮膚を刺激するのを防ぐ。
斯かる既知の毛髪切断ユニットの欠点は、皮膚が毛髪進入スリットへと膨らむ程度が、主にユーザが外部切断部材を皮膚に押し付ける圧力に基づき大きく変化することである。その結果、この圧力の値によりヘアカットプロセスの密着度が大きく変わる。圧力が高すぎると、毛髪進入スリットへと膨らむ皮膚の部分が、回転する内部切断部材の切断エッジに接触することもあり、その結果、皮膚の炎症又は皮膚の損傷を引き起こす場合がある。圧力が低すぎると、シェービング密着度が悪くなり、その結果、最適な範囲の圧力をかけた場合に比べてシェービング結果がより滑らかでなくなる。
本発明の目的は、毛髪切断ユニット、シェービングユニット及びシェービング装置を提供することであり、ヘアカットプロセスの密着度及び皮膚刺激の程度が、ユーザが毛髪切断ユニットを皮膚に押し付ける圧力に影響されにくく、その結果、全体的に密着したシェービングに関して、スリットの側壁による毛の効果的な立ち上げを提供しつつ、切断ユニットが皮膚に押し付けられる広い範囲の圧力にわたり、皮膚を刺激することなしに滑らかで密着したシェービングが実現されることができる。
この目的は、請求項1に記載の毛髪切断ユニットを提供することにより達成される。
先行技術のシェービングユニットでは、皮膚が毛髪進入スリットへと膨らむ程度が、皮膚の上での毛髪切断ユニットの動きに影響されることがわかっている。加えられるシェービング圧の変化に応じた皮膚進入性の変化は、毛髪進入スリットがそれぞれの毛髪進入スリットの長手方向に対して横方向に皮膚上を移動するときの皮膚上の移動により特に影響を受ける。
しかしながら、全体的なシェービング性能及び快適性のためには、皮膚にわたる切断ヘッドの動きの間、一定の程度の皮膚進入性が特に重要である。なぜなら、これはユーザが所与の皮膚表面領域から毛を剃るために行わなければならないことだからである。これらの知見に基づき、本発明は特に、電気シェーバーの通常の使用時のように、シェービング圧をある程度変化させながら切断ヘッドが皮膚上で移動される際に、より一定の皮膚進入性を実現することを目的としている。
理論に拘束されることなく、本発明の効果は、毛髪誘導ストリップ部の側面により皮膚に及ぼされる摩擦力及び法線力の方向における変動を減少させることであり、これは一般的に、皮膚の上での毛髪切断ユニットの移動方向に面し、毛髪進入スリットへと皮膚が膨らむ程度における変動をもたらす。毛髪誘導ストリップ部の、毛髪切断ユニットが皮膚上を移動する方向に概ね向いている側面は、その側面の接触面に沿って、毛髪進入スリットへと膨らんだ皮膚のひだに摩擦力を与える。従来技術のシェービングユニットでは、その接触面は、外面から下のセグメントに向かって概ね軸方向に湾曲している。力が与えられるほど、皮膚は毛髪侵入スリットへと入り込んでいく。その結果、圧力の増加に伴い、接触面は毛髪進入スリットに向かって下降する方向に成長し、そこでそれは、急激に内向面に向かって急勾配で下降して曲がる。これにより、圧力が高くなると、皮膚に摩擦力が働く方向がスリットへと軸方向下方に向かって変化する。法線方向の力が加わると、それに合わせて回転する。これは、皮膚のひだが、カウンタープレッシャーの増加だけではなく、毛髪進入スリットへと押し込まれることをもたらす。
皮膚進入の変動の増加は特に、第2の側面のうち、切断要素の回転運動方向(sense)とは反対の方向に面している側面に関連している。皮膚刺激は、切断要素が切断要素の回転運動方向とは反対の方向を向いている側面の近くで皮膚に触れるときに、比較的顕著になる傾向がある。
本発明による毛髪切断ユニットでは、斯かる影響が少なくとも大幅に軽減される。なぜなら、少なくとも第2の側面、即ち、切断要素の回転方向とは概ね反対の方向を向いている側面が、環状壁の外面への湾曲した移行部を形成する上側セグメントと、毛を捕らえて密着したシェービングを実現するために毛を直立させる役割を果たす下側セグメントとの間に、比較的平坦で斜めの中間セグメントを有しているからである。比較的広い範囲のシェービング圧では、毛髪切断スリットへと膨らんだ皮膚のひだが、中間セグメントの一部、又はほぼ全体に接触する。なぜなら、中間セグメントは比較的平坦であるため(断面図で見ると、それは、部分的又は全体的にわずかに凹んでいたり、わずかに凸になっていることもある)、毛髪切断スリットへと膨らんだ皮膚のひだにより接触される中間セグメントの表面部分の変化は、毛髪切断ユニットが皮膚の上を概ねその側面が向いている方向に移動される間、皮膚に加わる力の方向には何の変化ももたらさないか、又は比較的小さな変化しかもたらさないことを意味する。こうして、皮膚上を移動する方向に概ね面した側面により皮膚に力が及ぼされる方向の変化によるシェービング圧の変化に伴う皮膚進入の程度における変化への貢献は、回避されるか、又は少なくとも大幅に低減される。
本発明はまた、請求項17に記載のシェービングユニット、及び請求項18に記載のシェービング装置においても具現化されることができる。特定の実施形態は、従属請求項2~16に記載されている。
切断要素の回転方向と概ね反対の方向に面する毛髪進入スリットの側面のみが、本発明による斜めで比較的平坦な中間セグメントを具備する場合、反対側の側面は、毛を捉え、毛を直立させるのに最適な形状にされることができ、これは、素早く、密着したシェービングにとって有利である。しかしながら、シェービングユニットが皮膚の上で移動される際のシェービング圧の変化に基づき、毛髪進入スリットへの皮膚の進入深さの変化を特に効果的に低減するため、切断要素の回転方向に概ね面する側面も、本発明による斜めで比較的平坦な中間セグメントを具備することが好ましい。
製造を容易にし、シェービングヘッドが皮膚の上で様々な方向に移動されるときに、各シェービングヘッドの反対側のセクターにおける皮膚進入の程度における変化を対称にするため、半径方向に垂直に取った断面において、
中間セグメントの軸方向の位置及び寸法が、各スリットの反対側の面に対して同じであり(y1=y3及び/又はy2=y4)、
軸方向に対する傾斜角度が、各スリットの対向面に対して同じ(α1AV=α2AV)であり、及び/又は
中間セグメントの平坦度及び/又は曲率(もしあれば)が、各スリットの反対側の面に対して同じ(α1δ=α2δ)であることが好ましい。
シェービングユニットが皮膚の上で移動される際のシェービング圧の変化に基づき、毛髪への皮膚進入深さの変化を特に効果的に低減するため、半径方向に垂直な方向に取られる断面において、すべて又は一部のスリットの片側又は両側の対向面に関して、
上記中間面は、上記毛髪進入スリットの深さの少なくとも0.3倍の高さにわたり延在し(y4-y3>0.3*D、好ましくはy2-y1>0.3*D)、及び/又は
中間セグメントが完全に平坦である(第2の側面の中間セグメントの各位置でα2δ=0及びα2=α2AVであり、好ましくは第1の側面の中間セグメントの各位置でα1δ=0及びα1=α1AVである)ことが好ましい。
半径方向に垂直に取られる断面において、前述の半径方向の位置の範囲内において、
第2の側面の下側セグメントの各位置において、y≦0.8*D、70°≦α2≦110°である場合;及び/又は
第1の側面が本発明による中間セグメントをもち、第1の側面の下側セグメント上の各位置において、y≦0.8*D、70°≦α1≦110°である場合、
少なくとも1つの下側セグメントの上部も、切断前に、毛を捉え、毛を直立させるために、特に効果的な形状とされる。好ましくは、70°≦α2≦110°の角度範囲が、y≦0.9*Dとなるそれぞれの側面の下側セグメントの各位置に適用される。
特に効果的な毛髪捕捉のため、下側セグメントの上部境界が、環状壁の内向面からの毛髪進入スリットの深さの少なくとも0.5倍、より好ましくは少なくとも0.6倍、更に好ましくは少なくとも0.7倍の軸方向距離に位置していると有利である(y2≦0.5*D及び/若しくはy4≦0.5*D、y2≦0.4*D及び/若しくはy4≦0.4*D、又はy2≦0.3*D及び/若しくはy4≦0.3*D)。
まだカットされていない毛は、第1の側面の下側セグメントから環状壁の内向面の隣接する部分への移行部により係合される傾向がある。この問題は、第1の側面が、第1の側面の下側セグメントと環状壁の内向面の隣接部分とを接続する丸みを帯びた形状を有していることにより軽減されることができる。
各毛髪進入スリットの幅Wが0.24mm≦W≦0.36mmの範囲内の値であり、各毛髪進入スリットの最大深さDが0.19*W≦D≦0.42*Wの範囲内の値であれば、不快な皮膚刺激を引き起こすことなく、特に迅速で密着したシェービングが実現されることができる。
記載される特徴が適用される半径方向の位置の範囲は、それぞれの切断エッジ又は毛髪進入スリットの半径方向内側の端から、それぞれの切断エッジ又は毛髪進入スリットの半径方向外側の端までとすることができる。切断エッジが環状壁の内面に沿って通過する軌道を組み合わせた回転切断経路の境界が、毛髪進入スリットの端部を半径方向に(内側又は外側に)越えている場合、説明した特徴は好ましくは毛髪進入スリットの全長にわたって適用される。そうでない場合、切断経路の半径方向の境界線を超えて半径方向に位置する毛髪進入スリットの部分は、主に皮膚の上で滑らかに動くように最適化され、毛髪との引っ掛かり係合を避けるために丸みを帯びた異なる形状を持ってもよい。
本発明の更なる特徴、効果、及び詳細は、詳細な説明及び図面から明らかになる。
本発明によるシェービング装置の第1の例を透視表示で示す図である。 図1のシェービング装置の本発明による3つの毛髪切断ユニットの1つの例の透視図であり、毛髪切断ユニットの内部切断部材及び外部切断部材が分解表示として示される図である。 図2の毛髪切断ユニットの一部を、毛髪切断ユニットの回転軸に平行な方向で見た、より詳細な上面図である。 図3のIV-IV線に沿った概略的な断面図である。 本発明による毛髪切断ユニットの第2の異なる例の図4による図である。 本発明による毛髪切断ユニットの第3の異なる例の図4及び図5による図である。
図1及び図2に示すように、本実施例によるシェービング装置1は、本体2と、支持部材4を介して本体に結合されたシェービングユニット3とを備えている。シェービングユニット3は、3つの毛髪切断ユニット5を持つ。各毛髪切断ユニット5は、環状壁12を備える外部切断部材6と、軸9の周りで回転方向(センス)8に回転可能に吊り下げられ駆動可能な内部切断部材7とを持つ。その結果、内部切断部材7の切断要素10が、環状壁12の内向面18に沿ってスライドする。この環状壁は、環状壁12のストリップ部16と周方向に交互するスリット15を具備する。切断要素10は、回転軸9の周りの円周方向に(好ましくは均等に)分布しており、それぞれが、回転方向8とは反対方向に面した第2の側壁21が環状壁12の内向面18と出会うところに位置する逆切断エッジ17と共働するように配置された切断エッジ11を持つ。
切断エッジ11はそれぞれ、回転軸9に対して半径方向13に延びる主な方向成分を有し、それぞれ、関連する切断要素10のうち、回転方向8に先行する側に位置する。図3は、これらの切断要素10の1つを示しており、その切断エッジ11は、半径方向13において、内向きの切断エッジ端31と外向きの切断エッジ端32を有している。
環状壁12は更に、内部切断部材7とは反対側を向いた外面14を有している。各毛髪進入スリット15及び各毛髪誘導ストリップ部16は、細長く、回転軸9に対して半径方向13に長手方向に延びるそれぞれの主方向成分を有する。一般的に、スリットの長さは、スリットの幅の4倍以上が好ましく、8倍以上がより好ましい。環状壁12の内向面18の一部は、各毛髪誘導ストリップ部16に位置し、内部切断部材7に面している。各スリット15は、概ね回転方向8に向いた第1側面19と、概ね回転方向8とは反対の方向に向いた第2側面21とを有する。
図4に示すように、少なくとも回転軸9に対する半径方向の位置の範囲で、半径方向13に垂直に取った断面において、それぞれの毛髪進入スリット15の最大深さDは、それぞれの毛髪進入スリット15に隣接する毛髪誘導ストリップ部16の、回転軸9に平行な軸方向への最大延長の長さとして規定される。更に、深さyは、外面14により規定されたレベルから軸方向9に沿って測定された、それぞれの毛髪進入スリット15内の深さとして規定され、ここで、0≦y≦Dである。それぞれの第1の側面19における第1の法線ベクトル20、及びそれぞれの第2の側面21における第2の法線ベクトル22はそれぞれ、対応する毛髪誘導ストリップ部16から遠ざかる方向において規定される。
第1側面19に沿った異なる位置から投影される法線ベクトル20については、以下が適用される。α1(y)は、深さyにおける第1側面19上の位置における第1角度α1の値である。一方、第1の法線ベクトル20が、内部切断部材7から遠ざかる方向を向く軸方向9において非ゼロ成分を有する場合、第1の法線ベクトル20と軸方向9との間の第1の角度α1は、0°<α1<90°の鋭角範囲に規定され、第1の法線ベクトル20が、軸方向9に成分を持たないか、内部切断部材7に向かう軸方向9に非ゼロ成分を持つ場合、第1の角度α1は、90°≦α1≦180°の鈍角範囲で規定される。
第2側面21に沿った異なる位置から投影される法線ベクトル22については、以下が適用される。α2(y)は、深さyにおける第2側面21上の位置での第2角度α2の値である。一方、第2の法線ベクトル22が内部切断部材7から遠ざかる方向を向いた軸方向9において非ゼロ成分を有する場合、第2の法線ベクトル22と軸方向9との間の第2の角度α2は、0°<α2<90°の鋭角範囲で規定されており、第2の法線ベクトル22が、軸方向9に成分を持たないか、又は内部切断部材7側を向く軸方向9において非ゼロ成分を持つ場合、第2の角度α2は、90°≦α2≦180°の鈍角の範囲で規定される。
第1側面19は、外面14から深さy1まで延びる上側セグメント33と、深さy2から上側セグメント33から離れる方向に延びる下側セグメント35とを有する。上側セグメント33の下端が位置する深さy1は、0.2*D以下であり、その結果上側セグメント33が深さDのほんの一部を占める。y2は0.6*D以下であり、その結果下側セグメント35の深さは0.4*Dよりも大きい。
第2側面21は、外面14から深さy3まで延びる上側セグメント36と、深さy4から上側セグメント36から離れる方向に延びる下側セグメント38とを有する。y3は、0.2*D以下であるので、上側セグメント36は、深さDのほんの一部にわたり延びている。上側セグメント33の下端が位置する深さy4は、0.6*D以下であり、その結果、セグメント38の深さは0.4*Dよりも大きい。更に、第2側面21は、深さy3から深さy4>y3まで延びる中間セグメント37を有する。更に、y4-y3≧0.2*Dであり、その結果、中間セグメントは、スリット15の深さDの少なくとも5分の1以上にわたって延びている。
第2側面21の中間セグメント37の法線ベクトル22の平均角度(α2AV)は、深さy3における角度α2と深さy4における角度α2との平均値である。更に、深さy3の角度α2と深さy4の角度α2は、平均角度からα2δより少ない差がある。第2側面21の中間セグメント37の法線ベクトル22の平均角度の値は、20°から50°までの範囲であり、深さy3及びy4において、その角度α2(y3)及びα2(y4)の平均角度(α2AV)からの偏差α2δが0°から10°の範囲にある。
第1側面19の上側セグメント33上の各位置では、α1≦α1(y1)及びdα1(y)/dy≧0であり、第2側面21の上側セグメント36上の各位置では、α2≦α2(y3)及びdα(y)/dy≧0である。その結果、上側セグメント33及び36は、平坦、凸状、又は部分的に平坦で部分的に凸状である。本実施例では、上側セグメント33及び36は共に凸状であり、これは、外向面14から中間セグメント33及び36のそれぞれへの滑らかな移行を達成するために好ましい。
第1側面19の下側セグメント35上の各位置では、70°≦α1≦110°であり、第2側面21の下側セグメント38上の各位置では、70°≦α2≦110°である。下側セグメント35及び38は、毛髪切断ユニット5が皮膚23の上を移動される場合に毛を捉え直立させるために、外向面14に対して十分に横向きになるように配向される。
理論に拘束されることなく、本発明の効果は、皮膚23が毛切断スリット15へと膨らむ程度に基づき、毛切断ユニット5の皮膚23上の移動方向39に概ね対向する毛髪誘導ストリップ部16の側面により皮膚23に及ぼされる摩擦力FFの方向の変動が、少なくとも大幅に低減されることにあると思われる。図4では、これは、皮膚23の2つの部分にかかる摩擦力FF及び法線方向の力FNで示されている。右に示される皮膚23の部分は、左に示される皮膚23の部分よりも毛髪進入スリット15へと更に膨らむ。斯かる差は典型的には、毛髪切断ユニット5が皮膚23に押し付けられる圧力の差により引き起こされるが、皮膚の張力及び/又は局所的な皮膚の柔軟性の差によっても引き起こされ若しくは影響を受けることがある。
図4に示すように、摩擦力FF、法線力FN、及び合力Fの向きは、右図の例のように皮膚23が毛髪進入スリット15へと大きく膨らんでいる場合も、左図の例のように毛髪進入スリット15への膨らみが小さい場合も同じである。より具体的には、シェービング圧が高いときの合力Fの方向と軸方向9との間の角度βhは、シェービング圧が低いときの合力Fの方向と軸方向9との間の角度βlと本質的に同じである。中間セグメント37は平坦であるため、皮膚が毛髪進入スリット15へと更に膨らみ、中間セグメント37の下側部分にも接触しても、摩擦力及び法線力の方向は変わらない。従って、毛髪進入スリット15へと膨らんだひだの近くの皮膚23にかかる力の方向は変わらず、
従って、皮膚のひだが毛髪切断スリットに押し込まれる範囲は、毛髪進入スリット15へと膨らんだひだの近くでそこに作用する力の方向が変わっても増加しない。
シェービング圧の変動に基づき皮膚進入の変動が大きくなるという効果は特に、第2の側面21のうち、切断要素10の回転的な移動方向8に面している側に関連している。特に、切断要素10が、切断要素10の回転移動方向とは反対の方向に向いている側面21の近くの皮膚23に触れると、皮膚の炎症が生じることが多い。
本実施例による毛髪切断ユニットでは、斯かる影響が少なくとも大幅に緩和される。なぜなら、第2の側面21は、環状壁12の外面14への湾曲した移行部を形成する上側セグメント36と、毛を捉えてこれを直立位置に促して密着したシェービングを実現する役割を果たす下側セグメント38との間に、平坦で斜めの中間セグメント37を有しているからである。
シェービングユニットが、図4に示す方向39とは概ね反対の方向に皮膚上を移動される間のシェービング圧の変動に基づき、毛髪進入スリット15への皮膚進入深さの変動を特に効果的に低減するため、図4に示す例のように、切断要素10の回転方向8に概ね向いている側面19も、切断要素10の回転方向とは反対の方向に概ね向いている側面21の中間セグメント37について説明したような形状の、斜めの比較的平坦な中間セグメント34を具備することが好ましい。
図5では、本発明による切断ヘッドの代替例の環状壁112の一部が示される。この例では、環状壁112のストリップ部116は、上側セグメント133、136、中間セグメント134、137、及び下側セグメント135、138を備える側面を有する。中間セグメント136、137はそれぞれ、主に凹状の半径R102を有する形状である。皮膚が中間セグメント136及び136の凹状の形状に追従できる範囲で、法線力FN及び摩擦力FFは、より水平になることがもたらされる。なぜなら、皮膚が毛髪進入スリットへと更に膨らみ、皮膚の上で概ね移動方向に向いている側面のそれぞれの中間面134又は137の下端に近い中間セグメント134又は137の部分により接触されるからである。従って、シェービング圧が高いときの合力Fの方向と軸方向9との間の角度βhは、シェービング圧が低いときの合力Fの方向と軸方向9との間の角度βlよりも小さい。従って、シェービング圧を高くすると、毛髪進入開口部15へと膨らんだ皮膚のひだ付近の皮膚にかかる反力がより外側に向けられることがもたらされ、これは、シェービング圧を高くすると皮膚が毛髪進入開口部へと更に膨らむ傾向に対抗する。
図6では、本発明による切断ヘッドの代替例の環状壁212の一部が示される。この例では、環状壁212のストリップ部216は、上側セグメント233、236、中間セグメント234、237、及び下側セグメント235、238を備える側面を有する。中間セグメント236、237はそれぞれ、主に凸状の半径R202を有する形状である。この例では、法線力FN及び摩擦力FFは、環状壁の内側に向かって軸方向9に回転することをもたらす。なぜなら、皮膚が毛髪進入スリットへと更に膨らみ、皮膚の上で概ね移動方向に向いている側面のそれぞれの中間面234又は237の下端により近い中間セグメント234又は237の部分により接触されるからである。従って、シェービング圧が高いときの合力Fの方向と軸方向9との間の角度βhは、シェービング圧が低いときの合力Fの方向と軸方向9との間の角度βlよりも大きくなっている。従って、高いシェービング圧は、毛髪進入開口部15へと膨らんだ皮膚のひだ付近の皮膚にかかる反力がより内側に向くことをもたらすが、側面が、上側セグメントと上側セグメントの曲率半径よりも実質的に大きな曲率半径R202を持つ下側セグメントとの間に斜めの中間セグメントを持たない場合に比べて、その影響は小さくなる。こうして、この例による切断ヘッドにおいても、中間セグメント234、237は比較的平坦である。その結果、概ね側面が向いている方向に毛髪切断ユニットが皮膚の上を移動されるとき、毛髪切断スリットへと膨らんだ皮膚のひだにより接触される中間セグメントの表面部分の変化は、皮膚にかかる力の方向においてわずかに比較的小さく変化する。こうして、皮膚上を移動する方向に面した側面が皮膚に与える力の方向の変化によるシェービング圧の変化に基づかれる皮膚進入度合いの変化への貢献は、大幅に減少される。
角度αが一定であるか、又は中間セグメントの上縁から下縁に向かって増加する(即ち、α1(y1)≦α1(y2)又はα2(y3)≦α2(y4))である場合、中間セグメントは凸状及び/又は平坦であり、中間セグメント上の各位置において、dα(y)/dy≧0であることが好ましい。角度αが一定であるか、又は中間セグメントの上縁から下縁に向かって減少する(即ち、α1(y1)≧α1(y2)又はα2(y3)≦α2(y4))である場合、中間セグメントは凹状及び/又は平坦であり、中間セグメントの各位置において、dα(y)/dy≦0であることが好ましい。従って、中間セグメントは、平坦、凹、凸、部分的に凸で部分的に平坦、又は部分的に凹で部分的に平坦のいずれかであることが好ましい。凸型から凹型への移行部がないことは、中間面上での皮膚の滑らかな滑りを可能にするために有利である。
本発明が、上述の説明及び図面において詳細に図示及び説明されたが、斯かる図示及び説明は、例示的及び/又は説明的であり、限定的と見なされるべきではない。本発明は開示された実施形態に限定されるものではない。
開示された実施形態に対する他の変形は、図面、開示、及び添付の請求項の研究から、請求項に記載された発明を実施する当業者により理解及び達成され得る。請求項において、「有する」という語は他の要素又はステップを排除するものではなく、不定冠詞「a」又は「an」は複数性を排除するものではない。単一のプロセッサ又は他のユニットは、請求項に記載された複数の項目の機能を果たすことができる。明快さ及び簡潔な説明とするために、本書において、特徴は、同一又は別個の実施形態の一部として開示されるが、本発明の範囲は、開示された特徴のすべて又は一部の組み合わせを持つ実施形態を含むことができる点を理解されたい。特定の手段が相互に異なる従属請求項に記載されるという単なる事実は、これらの手段の組み合わせが有利に使用されることができないことを示すものではない。請求項における参照符号は、範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。図で使用される参照符号は、以下の態様で、本発明の上述した部分及び側面の例、並びに関連する部分及び側面を参照している。
1 シェービング装置
2 本体
3 シェービングユニット
4 支持部材
5 毛髪切断ユニット
6 外部切断部材
7 内部切断部材
8 回転方向
9 回転軸
10 切断要素
11 切断エッジ
12 環状壁部分
13 半径方向
14 外面
15 毛髪進入スリット
16、116、216 毛髪誘導ストリップ部
17 逆切断エッジ
18 内面
19 第1側面
20 第1側面での法線ベクトル
21 第2側面
22 第2側面の法線ベクトル
23 皮膚
31 半径方向内側の切断エッジ端
32 半径方向外側の切断エッジ端
33、133、233 第1側面の上側セグメント
36、136、236 第2側面の上側セグメント
34、134、234 第1側面の中間セグメント
37、137、237 第2側面の中間セグメント
35、135、235 第1側面の中間セグメント
38、138、238 第2側面の中間セグメント
y1~y4 外面への軸方向の距離
FN 法線方向の力
FF 摩擦力
F 結果合力
α1 軸方向と第1側面の法線ベクトルとのなす角
α2 軸方向と第2側面の法線ベクトルとのなす角
βl 軸方向と低圧時の力の方向との間の角
βh 軸方向と高圧時の力の方向との間の角
R1 断面における上側セグメントの曲率半径
R102 断面における中間セグメントの曲率半径
R202 断面における中間セグメントの曲率半径
W 第1面と第2面の間の距離=毛髪進入スリットの幅
いくつかの例では、同じ参照符号が、図示された異なる実施例の相互に同一の部品及び部分に使用される。

Claims (17)

  1. シェービング装置に使用される毛髪切断ユニットであって、
    前記毛髪切断ユニットが、外部切断部材と、回転軸の周りでの回転方向において前記外部切断部材に対して回転可能な内部切断部材とを有し、
    前記内部切断部材は、複数の切断要素を含み、各切断要素が、前記回転軸に対して半径方向に延びるそれぞれの主方向成分を備える切断エッジを持ち、前記回転方向につながる前記切断要素の側に位置し、
    前記外部切断部材は、前記内部切断部材に対向する外面を持つ環状壁と、前記環状壁の毛髪誘導ストリップ部により相互に分離された複数の毛髪進入スリットとを含み、各毛髪進入スリット及び各毛髪誘導ストリップ部が、細長く、前記回転軸に対して半径方向に長手方向に延びるそれぞれの主方向成分を持ち、各毛髪誘導ストリップ部は、前記内部切断部材の前記回転方向への回転時に前記内部切断部材の切断エッジと共働するための逆切断エッジを持ち、
    各毛髪誘導ストリップ部が、前記内部切断部材に対向する内向面と、前記外面の一部である外向面と、前記回転方向において対向する第1側面と、前記回転方向とは反対方向において対向する第2側面とを持ち、前記内向面及び前記第2の側面は、前記毛髪誘導ストリップ部の逆切断エッジで相互に接続され、
    少なくとも前記回転軸に対する半径方向の位置の範囲内で、前記半径方向に垂直に取った断面で見たとき、
    それぞれの毛髪進入スリットの最大深さDが、それぞれの毛髪進入スリットに隣接する毛髪誘導ストリップ部分の、前記回転軸に平行な軸方向の最大延長の長さとして規定され、
    深さyは、前記外面から前記軸方向に沿って測定されたそれぞれの毛髪進入スリット内の深さとして規定され、0≦y≦Dが成立し、
    それぞれの第1の側面における第1の法線ベクトル、及びそれぞれの第2の側面における第2の法線ベクトルはそれぞれ、対応する毛髪誘導ストリップ部から遠ざかる方向において規定され、
    前記第1の法線ベクトルが、前記内部切断部材から遠ざかる方向を向いた前記軸方向に非ゼロ成分を持つ場合、前記第1の法線ベクトルと前記軸方向との間の第1の角度α1が鋭角範囲0°<α1<90°において規定され、前記第1の法線ベクトルが、前記軸方向に成分を持たないか、又は前記軸方向に前記内部切断部材側を向く非ゼロ成分を持つ場合、前記第1の角度α1は、鈍角の角度範囲90°≦α1<180°において規定され、α1(y)が、深さyにおける第1側面上の位置での第1角度α1の値であり、
    前記第2の法線ベクトルが、前記内部切断部材から遠ざかる方向を向いた前記軸方向に非ゼロ成分を持つ場合、前記第2の法線ベクトルと前記軸方向との間の第2の角度α2は鋭角範囲0°<α2<90°において規定され、前記第2の法線ベクトルが、前記軸方向に成分を持たないか、又は前記軸方向に前記内部切断部材側を向く非ゼロ成分を持つ場合、前記第2の角度α2は、鈍角の角度範囲90°≦α2<180°において規定され、α2(y)が、深さyにおける第2側面の位置での第2角度α2の値であり、
    前記第1の側面は、前記外面から深さy1まで延びる上側のセグメントと、深さy2から上側のセグメントから離れる方向に延びる下側のセグメントとを持ち、y2≧y1、y1≦0.2*D及びy2≦0.6*Dであり、
    前記第2の側面が、前記外面から深さy3まで延びる上側セグメントと、深さy3から深さy4>y3まで延びる中間セグメントと、深さy4から前記中間セグメントから離れる方向に延びる下側セグメントとを持ち、y3≦0.2*D、y4≦0.6*D及びy4-y3≧0.2*Dであり、
    前記第2の側面の前記中間セグメントの法線ベクトルの平均角度α2AVに対して、α2AV=0.5*{α2(y3)+α2(y4)}が成立し、α2(y3)=α2AV+/-α2δ、及びα2(y4)=α2AV+/-α2δであり、α2AVが、20°から50°までの範囲にあり、α2δは、0°から10°の範囲であり、
    前記第1側面の上側セグメントの各位置において、α1≦α1(y1)及びdα1(y)/dy≧0が成立し、
    前記第一側面部の下側セグメントの各位置において、70°≦α1≦110°であり、
    前記第2の側面の上側セグメント上の各位置において、α2≦α2(y3)及びdα1(y)/dy≧0が成立し、
    前記第2側面の下側のセグメントの各位置において、70°≦α2≦110°である、毛髪切断ユニット。
  2. 前記第1の側面が、深さy1から深さy2>y1かつy2-y1>0.2*Dまで延びる中間セグメントを更に持ち、
    前記第1の側面の前記中間セグメントの法線ベクトルの平均角度α1AVに対して、α1AV=0.5*{α1(y1)+α1(y2)}が成立し、α1(y1)=α1AV+/-α1δ、及びα1(y2)=α1AV+/-α1δであり、α1AVが、20°から50°までの範囲であり、α1δは、0°から10°の範囲である、請求項1に記載の毛髪切断ユニット。
  3. 前記半径方向の位置の範囲内で、前記半径方向に垂直に取った任意の断面において、y1=y3及び/又はy2=y4である、請求項2に記載の毛髪切断ユニット。
  4. 前記半径方向位置の範囲内で、前記半径方向に垂直な任意の断面において、α1AV=α2AVである、請求項2又は3に記載の毛髪切断ユニット。
  5. 前記半径方向位置の範囲内で、前記半径方向に垂直に取った任意の断面において、α1δ=α2δである、請求項2乃至4のいずれかに記載の毛髪切断ユニット。
  6. 前記半径方向位置の範囲内で、前記半径方向に垂直な任意の断面において、y2-y1≧0.3*Dである、請求項2乃至5のいずれかに記載された毛髪切断ユニット。
  7. 前記半径方向の位置の範囲内で、前記半径方向に垂直に取った任意の断面において、y4-y3≧0.3*Dである、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の毛髪切断ユニット。
  8. 前記半径方向位置の範囲内で、前記半径方向に垂直に取った任意の断面において、前記第2の側面の中間セグメント上の各位置でα2δ=0及びα2=α2Avである、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の毛髪切断ユニット。
  9. 前記第1の側面の中間セグメント上の各位置において、α1δ=0、及びα1=α1AVである、請求項2乃至6のいずれか一項に記載の毛髪切断ユニット。
  10. y2≦0.5*D及び/又はy4≦0.5*Dである、請求項1乃至9のいずれか一項に記載の毛髪切断ユニット。
  11. 前記半径方向位置の範囲内で、前記半径方向に垂直に取った任意の断面において、
    前記第2の側面の下側セグメントの各位置で、y≦0.8*D、70°≦α2≦110°であり、及び/又は
    前記第1の側面の下側セグメントの各位置で、y≦0.8*D、70°≦α1≦110°である、請求項1乃至10のいずれか一項に記載の毛髪切断ユニット。
  12. 前記第2の側面の下側セグメントの各位置で、y≦0.9*D、70°≦α2≦110°である、請求項11に記載された毛髪切断ユニット。
  13. 前記半径方向に垂直な任意の断面において、前記第1の側面が、前記第1側面の下側セグメントと前記内向面の隣接部分とをつなぐ丸みを帯びた形状を持つ、請求項1乃至12のいずれか一項に記載の毛髪切断ユニット。
  14. 前記半径方向位置の範囲内で、前記半径方向に垂直に取った任意の断面において、各毛髪進入スリットの幅Wが範囲0.24mm≦W≦0.36mmにおける値を持ち、各毛髪進入スリットの前記最大深さDが範囲0.19*W≦D≦0.42Wにおける値を持つ、請求項1乃至13のいずれか一項に記載の毛髪切断ユニット。
  15. 前記環状壁の内向面に沿った前記内部切断部材の切断エッジの回転経路が、前記回転軸に対して第1の径方向直径の半径方向内側の切断ゾーン境界から、前記回転軸に対して第2の径方向直径の半径方向外側の切断ゾーン境界まで延び、
    前記毛髪進入スリットのそれぞれについて、前記半径方向位置の範囲が、少なくとも、前記第1の径方向直径及び前記毛髪進入スリットの半径方向内側の径方向端部のうちの最も半径方向外側のものから、前記第2の径方向直径及び前記毛髪進入スリットの半径方向外側の半径方向端部のうちの最も半径方向内側のものまで、半径方向外側に延びる、請求項1乃至14のいずれか一項に記載の毛髪切断ユニット。
  16. シェービング装置に使用されるシェービングユニットであって、前記シェービングユニットが、
    支持部材と、
    請求項1乃至15のいずれか一項に記載された少なくとも2つの毛髪切断ユニットとを有する、シェービングユニット。
  17. シェービング装置であって、
    請求項16に記載のシェービングユニットと、
    モータ及び駆動システムを収容する本体とを有し、
    前記シェービングユニットが、前記本体に結合され、前記毛髪切断ユニットの内部切断部材は、前記駆動システムを介して前記モータにより回転可能である、シェービング装置。
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