JP2022505261A - 複合商品ラベル構造 - Google Patents

Abstract

ラベル構造は、印刷されたしるしと、カードストックの下に配置された接着剤層と、接着剤層に接着され第１セクション及び第２セクションに共通の除去可能なライナーと、を含み得るカードストック上面の積層構造である第１セクションと第２セクションと含む。第１セクションは、ＲＦＩＤ装置を含む。第１セクションは、ライナーから取り除かれると、折り畳まれてＲＦＩＤタグを形成するか、又はＲＦＩＤ接着ラベルを形成するように構成され得る。第２セクションは、ライナーから別々に取り除かれると、接着ラベルを形成する。前記構成の第１セクション及び第２セクションは、互いに隣接して位置し、製造効率性のために同じ製造工程時に形成される。第１セクション及び第２セクションは、ラベ付けの適応性を提供するために、ライナーからの別々の除去を容易にするように処理され得る。
【選択図】図５

Description

(関連出願の相互参照)
本出願は、２０１８年１０月１７日に出願された米国仮実用新案出願番号６２／７４６，７４４の優先権を主張し、これは、その全体が本明細書に参照として含まれる。

本明細書に開示しているようなラベル構造は、ラベルが物品又は他の物体にどのように使用され得るか、又は貼り付けられ得るかに関する向上した適応度を販売者／最終使用者に提供するように構成され、より具体的には、吊り下げタグ及び接着ラベルを製造できるウェブベースのラベル構造を提供する。

無線周波数識別（ＲＦＩＤ）ラベル及びタグは、様々な製品及び人をラベル付け、識別、及び追跡するための一般的なツールである。このようにラベル付けされた商品は、様々な産業分野を含み、輸送されるパッケージ、自動車、鍵、家畜、識別バッジ、及び店舗商品を含む。 能動的又は受動的ＲＦＩＤタグは、通常、ＲＦＩＤリーダーと共に使用され、ラベルに組み込まれたＲＦＩＤタグから情報を読み取る。受動的タグの場合、典型的なＲＦＩＤリーダー／ライターは、電力信号を送信することによってタグのトランスポンダ回路を活性化（ｅｎｅｒｇｉｚｅ）する。電力信号は、トランスポンダメモリに格納できるデータを伝達することができ、又はトランスポンダ回路は、以前にメモリに格納されたデータを含む応答信号を送信することができる。トランスポンダ回路が応答信号を送信すると、ＲＦＩＤリーダー／ライターが応答信号を受信し、格納されたデータを解釈する。その後、データが処理のためにホストコンピュータに送信される。

ＲＦＩＤラベルへの傾向が高まっていても、複数の技術を利用してラベルを読み取る能力を有する等、商品が光学及びＲＦＩＤ情報のいずれも有するように、ラベルに光学情報を載せることに利点がある。これは、ＲＦＩＤラベル技術がバーコード技術ほど広く普及しておらず、多くの企業や使用者がＲＦＩＤタグを読み取るのに適したＲＦＩＤリーダーを有しない可能性があるため、有益であり得る。従って、ＲＦＩＤ及び光学的に読み取り可能な情報の両方を単一のラベルに含めることが好ましい。このようなラベルは、例えば、輸送用パッケージに貼り付けられる接着シールの形で提供されるのが一般的である。

接着シールの形でＲＦＩＤ／光学ラベルを提供することがいくつかの適用において有用であるが、他の適用では、例えば、接着剤が剥離等の時に商品の表面を破壊し得る場合、接着シールは好ましくない場合がある。従って、非接着の方法で物品に取り付けられる吊り下げタグ等の形でＲＦＩＤ／光学ラベルを提供することが好ましい場合がある。また、商品情報を接着シール及び吊り下げタグ又は他の非接着ラベルの形で提供することが好ましいラベル付けの適用があり、ラベルの一方はＲＦＩＤ装置を含み、他方は含まない。さらに、高速／効率的であり、最終用途のラベル付けの適応性を高める方法でこのようなラベル付けオプションを実行するラベル構造を製造することが好ましい場合がある。

本明細書に開示しているような例示的な複合商品ラベル構造は、カード又はタグストック上面と、カードストックの下に配置された接着剤層と、接着剤層に貼り付けられた除去可能なライナーと、を含む各々の積層構造である第１セクションと第２セクションとを含み、ここで、ライナーは、第１セクション及び第２セクションに共通である。一例において、第１セクションは、互いに隣接して位置する第１部分と第２部分とを含むことができ、その二つの部分の間に介在した折り目を含み得る。第１セクションは、第１部分と第２部分を共に結合することによってライナーから取り除かれる際に吊り下げタグを形成し得る。一例において、第１セクションは、二つの部分の間に介在した内部に配置されたＲＦＩＤ装置を含み、商品に取り付けるためのＲＦＩＤ吊り下げタグを形成する孔をさらに含み得る。一例において、第１セクションは、ライナーから取り除いた後、接着ラベルを形成する単一部分を含むことができ、ここで、このような単一部分は、内部に配置されたＲＦＩＤ装置を含むので、得られた接着ラベルは、商品に接着して貼り付けられ得るＲＦＩＤ接着ラベルである。一例において、第２セクションは、ライナーから一つ以上の部分を取り除くことによって接着ラベルを形成する一つ以上の部分を含むことができ、ここで、このような取り除いた部分は、商品に接着して貼り付けられ得る。

一例において、第１セクション及び第２セクションは、ラベル構造で互いに隣接して位置し、ラベル構造の製造工程時に、第１セクション及び第２セクションは、ラベル付けの適応性、使用、及び適用のために最終使用者によって必要に応じてライナーから第１セクション及び第２セクションの独立した除去を容易にするように、前記構造の製造工程時に形成された切断線又は切取線によって互いに分離され得る。一例において、第１セクション及び／又は第２セクションは、特定の最終用途のラベル付けの適用により求められるように、上面に沿って配置された様々な異なる印刷されたしるしを含み得る。一例において、第１セクション及び第２セクションは、製造工程時に同じ若しくは異なるタイプのカード又はタグストックを用いて形成され得る。一例において、このような第１セクション及び第２セクションを含む複合ラベル構造は、製造効率性のために同じ製造工程時に形成される。

本明細書に開示しているラベル構造の実施形態の利点は、例示的な実施形態の以下の詳細な説明から明らかであり、詳細な説明は、添付図面と共に考慮されるべきである。

本明細書に開示しているような第１の例示的な実施形態の複合ラベル構造を示す。 本明細書に開示しているような第１の例示的な実施形態の複合ラベル構造を示す。 本明細書に開示しているような第１の例示的な実施形態の複合ラベル構造を示す。 本明細書に開示しているような第２の例示的な実施形態の複合ラベル構造を示す。 本明細書に開示しているような第２の例示的な実施形態の複合ラベル構造を示す。 本明細書に開示しているような第３の例示的な実施形態の複合ラベル構造を示す。 本明細書に開示しているような第３の例示的な実施形態の複合ラベル構造を示す。 本明細書に開示しているような第４の例示的な実施形態の複合ラベル構造を示す。 本明細書に開示しているような第４の例示的な実施形態の複合ラベル構造を示す。 本明細書に開示しているような第５の例示的な実施形態の複合ラベル構造を示す。

複合ラベル構造の態様は、このようなラベル構造の特定の実施形態に係る以下の説明及び関連する図面に開示される。本明細書に開示しているような複合ラベル構造の精神又は範囲から逸脱することなく、代案的な実施形態が考案され得る。さらに、複合ラベル構造の例示的な実施形態の周知の要素は、詳細に説明されないか、又はこのような複合ラベル構造の関連する詳細を不明瞭にしないように省略されるであろう。なお、説明の理解を容易にするために、本明細書に使用されるいくつかの用語の説明が以下に続く。

本明細書に使用されるように、「例示的な」という用語は、「例示、場合、又は図示として役立つ」を意味する。本明細書で説明する実施形態は、限定的ではなく、単に例示的なものである。説明する実施形態は、他の実施形態よりも好ましい、又は有利であると必ずしも解釈する必要はないということが理解されるべきである。また、「本発明の実施形態」、「実施形態」又は「発明」という用語は、複合ラベル構造のすべての実施形態を論じた特徴、利点、又は動作モードを含むことを要求しない。また、開示及び図示されるラベル構造は、衣料、ハンドバッグ、靴、宝飾品、及びその他のヒューマンウェア物品又はアクセサリーのような商品にラベル付けするために使用できるが、このようなラベル構造は、他の物品にラベル付けするために使用でき、この説明の範囲内にあることが理解されるべきである。

本明細書に開示しているような複合ラベル構造は、一般にＲＦＩＤ装置を含む第１セクション又は部分、及びＲＦＩＤ装置を含まない第２セクション又は部分を含み、ここで第１セクションは、吊り下げタグ又は他の非接着式に貼り付けられたラベルを形成することができ、第２セクションは、接着ラベルの形態であり得る。代案として、ＲＦＩＤ装置を含む第１部分は、吊り下げタグではなく接着ラベルの形態であり得る。また、例えば、前記ラベルの一部が折り畳まれる場合、ＲＦＩＤラベルは、接着剤を含む部分と接着剤を含まない部分とを含み得る。本明細書に開示しているようなこのような複合ラベル構造の特徴は、第１セクション及び第２セクションがウェブ工程時、即ち、同じ製造工程時に共に形成されることによって製造効率性を提供すると同時に、使用者のラベル付けの適応性を向上させる結果として生じるラベル構造を使用者に提供することである。

図１Ａは、第１セクション１２と、前記第１セクション１２の長手方向側面に隣接して位置する第２セクション１４と、を含む第１実施形態の複合ラベル構造１０を示す。第１セクション１２は、その間に配置された長手方向線２０と一体である二つの部分１６及び１８を含む。孔２１は、第１部分及び第２部分の上部セグメントに沿って位置する。第２セクション１４は、前記第２セクション１４の上部及び下部の近傍に各々位置する第１部分２２と第２部分２４とを含む。

例示的な実施形態において、第１セクション１２及び第２セクション１４は、別々のラベル付けの用途のために、二つのセクション１２及び１４を互いに取り除くことを容易にするように、互いに分離されるか、切り取られるか、又は穿孔されて（ｐｅｒｆｏｒａｔｅｄｌｙ）取り付けられ得る。切断線及び／又は切取線２５は、例えば、ダイカット工程等によってラベル構造を製造する工程の際に第１セクションと第２セクションとの間に形成され得る。さらに、ラベル構造セクションの特定の形態、例えば、丸い角等は、製造時にダイカット工程によって形成され得る。

一例において、ラベル構造１０は、最終用途のラベルの適用により求められるように、紙、プラスチック、ポリマー等で製造できる所望のタグ又はカードストック等から形成された上面２６を有し、例えば、光学的に読み取り可能な情報／しるしを印刷できる任意の材料であり得る。一例において、第１セクション１２及び第２セクション１４は、ラベル構造上面を形成するために使用される材料が同一である。しかし、必要に応じて、第１セクション及び第２セクションの上面は、異なる種類の材料から形成され得る。

一例において、図１Ｃに示しているように、（ＲＦＩＤ装置を含む第１セクションの第１部分１６を横切る縦断面を介して切り取られた）ラベル構造１０は、上面材料２６と、前記上面材料の下に配置された接着剤層２７と、前記上面材料とライナーとの間に接着剤層が介在するように接着剤層の下に配置されたライナー材料２８と、を含む積層構造を有する。ＲＦＩＤ装置３０は、上面材料と接着剤層との間に介在して示されている。一例において、ライナーは、接着剤層を露出させるために上面に対してラベル構造から好ましく取り除かれるように、比較的低い摩擦係数を有する材料から形成され得る。異なる層の相対的な厚さは、特定のラベル構造及び／又は最終用途のラベルの適用によって変わることが可能であり、また変わるであろうことが理解されるべきである。

ＲＦＩＤ装置３０は、第１セクション１２内に配置され、例示的な実施形態において、第１セクションの第１部分１６内に配置される。ＲＦＩＤ装置は、上面材料と接着剤層との間に配置される。第１セクションの第１部分内に配置されたＲＦＩＤ装置を含む例が示されているが、ＲＦＩＤ装置は、最終用途の適用によって第１セクションの第１部分又は第２部分に配置されたインレイ等の形態で提供され得ることが理解されるべきである。

さらに、ＲＦＩＤ装置の特定の構成だけでなく、特定の第１セクションにおけるＲＦＩＤ装置の配置位置は、特定の最終用途の適用によって変わることが理解される。ＲＦＩＤ装置は、一般に、チップとアンテナとを含み、ＲＦＩＤラベルの適用に使用される当業界で公知のＲＦＩＤ装置から選択され得る。ＲＦＩＤ装置は、トランスポンダ、メモリ、及び／又は選択的なエネルギー貯蔵装置を、又は特定の適用のために必要に応じてさらに含み得る。ＲＦＩＤ装置は、任意の適切なＲＦＩＤリーダーを介して問い合わせ及び読み取りされ得る。さらに、ＲＦＩＤ装置は、再プログラム可能若しくは固定であり得るか、又は所望により得る。例示的な実施形態において、ＲＦＩＤ装置は、ダイポールアンテナを含むＵＨＦタイプである。

図１Ｂは、第１セクションがライナー２８から取り除かれた後、及び第１セクションの第１部分と第２部分とが折り畳まれたＲＦＩＤタグ３２を形成するために折り目２０に沿って互いに接触するように折り畳まれた後の図１Ａのラベル構造の第１セクション１２を示す。このように構成されることによって、ＲＦＩＤ装置３０は、第１セクションの第１部分と第２部分との間で保護するようにカプセル化される。一例において、このように形成されたＲＦＩＤタグは、実質的に粘着性がなく、ラベル、チケット、又は吊り下げタグとして機能し得る。図示しているように、第１部分及び第２部分の孔２１は、折り畳みの際に整列し、折り畳まれたタグをＲＦＩＤタグとして用いることを可能にする単一の孔３３を形成する。残りのラベル構造の第２セクション１４の第１部分及び第２部分は、物品又は他の所望の基材に貼り付けるための接着ラベルを提供する目的で、ライナー２８から取り除くことができる。例示的な実施形態において、ラベル構造１０は、衣料品等と共に用いるように構成される。

一例において、ラベル構造の第１セクション１２及び第２セクション１４は、物品情報、セキュリティ情報、ＲＦＩＤ情報等を含んで様々な目的のために販売者及び／又は使用者に有用であり得る様々な異なる光学的に読み取り可能なしるし３４を含むように印刷又は他の方法でマークされ得る。衣料又は衣服物品を含む商品と共にラベル構造が使用される場合のこのようなしるしの例は、ＥＡＮ、製品群の説明、ＲＴＷとともに提供されるアクセサリー、生地又は素材の説明、物品のスケッチ、生地又は素材の写真、アイテムシーズン、スタイルコード、生地コード、カラーコード、モデルコード、特殊仕上げ、サイズ、フォームの指定、色の説明、サイズ、都市、注文番号、ポーチサイズ、グローバルＤＣ内部参照番号、Ｎ ＥＰＣ、ＱＲコードＥＰＣ、ロゴＲＦＩＤ、洗濯又はケア情報、物品の製造元等を含むが、これらに限定されない。ラベル構造に提供された情報は、特定の最終用途の適用によって変わることが可能であることが理解されるべきである。ラベル構造に表示された情報の位置は変わるであろう。さらに、印刷又はマーキングの一部又は全部は、ラベル構造を製造する工程時に行われてもよく、及び／又はラベル構造が製造及び販売されるか、又は、最終使用者に伝達された後に行われてもよい。

図２Ａは、第１セクション４４が第１セクションの第１部分４６及び第２部分８の上に配置されていることを除いて、前述し、図１Ａ、図１Ｂ、及び図１Ｃに図示している実施形態と幾分同様に構成された第１セクション４２と第２セクション４４とを含む第２実施形態の複合ラベル構造４０を示す。前述のように、長手方向の折り目５０は、第１セクションの第１部分４６と第２部分４８とを分離し、孔５２は、第１部分及び第２部分の上部セグメントに沿って位置する。

第２セクション４４は、単一部分を含み、別々のラベル付けの用途のために線５３によって二つのセクション４２及び４４を互いに取り除くことを容易にするように、第１セクション４２から分離されるか、切り取られるか、又は穿孔されて取り付けられる。ラベル構造４０は、上面５４を含み、前述のような接着剤層及び離型ライナー５６の積層構造であり、第１セクション４２は、第２部分４８に配置されたＲＦＩＤ装置５５を含む。

図２Ｂは、第１セクションがライナー５６から取り除かれた後、及び第１セクションの第１部分と第２部分とが折り目に沿って互いに接触するように折り畳まれ、折り畳まれたＲＦＩＤタグ５８を形成した後の図２Ａのラベル構造の第１セクション４２を示す。第１部分及び第２部分の孔５２は、折り畳みの際に整列し、折り畳まれたタグがＲＦＩＤ吊り下げタグとして用いられ得るようにする単一の孔６０を形成し、ここで、ＲＦＩＤ装置は、第１セクションの第１部分と第２部分との間で保護するようにカプセル化される。残りのラベル構造の第２セクション４４は、物品又は他の所望の基材に貼り付けるための接着ラベルを形成する目的で、ライナー５６から別に取り除くことができる。例示的な実施形態において、ラベル構造４０は、ハンドバッグ等と共に用いるように構成される。第１の例示的な実施形態について前述したように、ラベル構造の第１セクション４２及び第２セクション４４は、特定の最終用途の適用によって様々な異なるしるしを含むように印刷又はマークされ得る。

図３Ａは、第１セクションが４つの部分６６，６８，７０，及び７２を含み、第２セクション７４が第１セクション６２の下に配置された単一部分であることを除いて、先に説明した例示的な実施形態と幾分同様に構成された第１セクション６２と第２セクション６４とを含む第３実施形態の複合ラベル構造６１を示す。第１セクション６２は、４つの部分を分離する垂直な折り目７６，７８を含み、４つの部分の各々は、隣接する部分の孔と整列するように位置する孔８０を有する。第２セクション６４は、使用のために二つのセクションの除去を容易にするために、第１セクション６２から切り取られるか、又は第１セクション６２に穿孔されて取り付けられる。ラベル構造６０は、上面８２を含み、前述のような接着剤層及び離型ライナー８４の積層構造であり、第１セクション６２は、その部分の一つ、例えば、部分７２に位置するＲＦＩＤ装置８５を含む。

図３Ｂは、第１セクション６２がライナー８４から取り除かれた後、及び第１セクションが折り目に沿って互いに接触するように折り畳まれ、折り畳まれたＲＦＩＤタグ８６を形成した後の図３Ａのラベル構造の第１セクション６２を示す。４つの部分の孔８０は、折り畳みの際に整列し、折り畳まれたタグがＲＦＩＤ吊り下げタグとして用いられ得るようにする単一の孔８８を形成し、ここで、ＲＦＩＤ装置は、第１セクションの二つの部分内で保護するようにカプセル化される。残りのラベル構造の第２セクション６４は、物品又は他の所望の基材に貼り付けられるための接着ラベルを形成する目的で、ライナー８４から取り除くことができる。例示的な実施形態において、ラベル構造６０は、小さな革製品等に用いるように構成される。第１の例示的な実施形態について前述したように、ラベル構造の第１セクション６２及び第２セクション６４は、特定の最終用途の適用によって様々な異なるしるしを含むように印刷又はマークされ得る。

図４Ａは、第２セクション９４が第１セクションの第１部分９６及び第２部分９８の下に配置されていることを除いて、前術し、図２Ａ及び図２Ｂに示しているものと幾分同様に構成された第１セクション９２と第２セクション９４とを含む第４実施形態の複合ラベル構造９０を示す。前術のように、長手方向の折り目１００は、第１セクションの第１部分と第２部分との間に配置され、孔１０２は、第１部分及び第２部分の上部セグメントに沿って位置する。第２セクション９４は、単一部分を含み、用いるために二つのセクションの除去を容易にするために、第１セクション９２から切り取られるか、又は第１セクション９２に穿孔されて取り付けられる。ラベル構造９０は上面１０４を含み、前述のような接着剤層及び離型ライナー１０６の積層構造であり、第１セクション９２は、部分の一つ、例えば、この実施形態においては、第１部分９６に配置されたＲＦＩＤ装置１０５を含む。

図４Ｂは、第１セクション９２がライナー１０６から取り除かれた後、及び第１セクションの第１部分と第２部分とが折り目に沿って互いに接触するように折り畳まれ、折り畳まれたＲＦＩＤタグ１０８を形成した後の第１セクションの第１部分96及び第２部分９８から形成された結合ラベルの前面及び裏面を示す。第１部分及び第２部分の孔１０２は、折り畳みの際に整列し、折り畳まれたタグをＲＦＩＤ吊り下げタグとして用いることを可能にする単一の孔１１０を形成し、ここで、ＲＦＩＤ装置は、第１セクションの第１部分と第２部分との間で保護するようにカプセル化される。残りのラベル構造の第２セクション９４は、物品又は他の所望の基材に貼り付けるための接着ラベルを形成する目的で、ライナー１０６から取り除くことができる例示的な実施形態において、ラベル構造９０は、宝飾品及びアクセサリー等と共に用いるように構成される。第１の例示的な実施形態について前述したように、ラベル構造の第１セクション９２及び第２セクション９４は、特定の最終用途の適用によって様々な異なるしるしを含むように印刷又はマークされ得る。

ＲＦＩＤ吊り下げタグセクションと接着ラベルセクションの両方を含むラベル構造の特定の例を前記に開示及び図示しているが、異なるラベルセクション及び／又はセクションの部分の相対的な配置位置及び／又は構成が特定の最終用途のラベル付けの適用によって変わる場合があり、このような変形がこの説明の範囲内にあることが理解されるべきである。

図５は、左から右に移動する直列方法で位置する４つの異なるラベルセクション１２２，１２４，１２６，及び１２８を含んで構成された第５実施形態の複合ラベル構造１２０を示す。４つのセクションは、各々ラベル付けの用途のために互い取り除きやすいように、隣接する一つ又は複数のセクションから切り取られるか、又は隣接する一つ又は複数のセクションに穿孔されて取り付けられる。各々のセクションは、一般に、カード又はタグストックの上面１３０を含み、前述のような接着剤層及び離型ライナー１３２の積層構造である。

第１セクション１２２は、構造の左縁に位置し、第２セクション１２４の一側に隣接する反対側と自由側縁とを有する。第１セクション１２２は、その積層構造内に配置されたＲＦＩＤ装置１３４を含み、第２セクション１２４は、第１セクションよりも大きく構成され、ＲＦＩＤ装置を含まない。第３セクション１２６は、第２セクション１２４の反対側に取り付けられ、ＲＦＩＤ装置を含まない。一例において、第２セクション及び第３セクションは、特定の最終用途のラベル付けの適用によって求められるように構成され、この特定の実施形態において、第３セクション１２６は、第２セクション１２４よりも長い長さを有する。

第４セクション１２８は、第３セクション１２６の反対側に取り付けられ、ラベル構造の右縁に位置する。第４セクション１２８は、第１セクションと同様の方法で構成され、その積層構造内に配置されたＲＦＩＤ装置１３５を含む。このように構成されることによって、４つのセクションの各々は、特定の最終用途の適用によって所望の物品又は基材に取り付けるための接着シールを形成するライナー１３２から除去可能である。例示的な実施形態において、ラベル構造１２０は、靴等と共に用いるように構成される。

図５に示している例示的なラベル構造は、本明細書に開示しているようなラベル構造が各々の接着ラベルである、即ち、吊り下げタグを形成しないいくつかの異なるラベルセクションを含んで構成され得る方法の一例に過ぎず、ここで、セクションの少なくとも一つは、ＲＦＩＤ装置を含む。図５に示している例示的なラベル構造の例が二つのＲＦＩＤ接着ラベルを含むが、本開示の範囲内のラベル構造は、一つ、二つ、又は任意の数のＲＦＩＤ接着ラベルを含んでもよく、ここで、ラベル構造の残りのセクションは、特定の最終用途のラベル付けの適用に対処するために必要に応じて構成され得ることが理解されるべきである。また、図５に示しているラベルセクションは、図示とは異なる方法で配列してもよく、本開示の範囲内にあり、例えば、第２セクション及び第３セクションは、ライナーの一部に提供してもよく、ＲＦＩＤを含む第１セクション及び第４セクションは、第１セクション又は第３セクションの縁に沿って互いに隣接して提供してもよい。

本明細書に開示しているようなこのようなすべてのラベル構造の特徴は、異なるラベルセクションが前述及び図示しているものとは異なって配列され得るが、製造効率性のために同じ製造工程時に共通のライナー上に形成されて、最終用途のラベル付けの適応性を提供する構造であるというものである。

前述の説明及び添付の図面は、本明細書に開示しているような複合ラベル構造の原理、好ましい実施形態及び動作モードを示す。しかし、このような複合ラベル構造は、前述した特定の実施形態に限定されると解釈されるべきではない。前述した実施形態のさらなる変形は、当業者によって理解されるであろう。そのため、前述した実施形態は、限定的ではなく例示的であるとみなされるべきである。

従って、これらの実施形態への変形は、以下の特許請求の範囲によって定義される複合ラベル構造の範囲から逸脱することなく、当業者によって行われ得ることが理解されるべきである。

Claims (20)

1. 互いに隣接して配置され、上面に沿うカードストックとその上面の下に配置された接着剤層とを含む積層構造の形態である第１部分と第２部分とを含む第１セクションと、
   第２セクションの上面に沿うカードストックとその第２セクションのカードストックの下面に沿って配置された接着剤層とを含む積層構造の形態である第２構造セクションと、を含む商品ラベル構造であって、
   前記第１部分又は第２部分の一方の内部にＲＦＩＤ装置が配置され、前記第１部分と第２部分との間に折り目が配置され、
   前記第１構造セクション及び第２構造セクションの両方は、同じ製造工程時に形成され、前記接着剤層に除去可能に貼り付けられる共通の離型ライナーを含む、商品ラベル構造。
2. 前記第１セクション及び第２セクションは、同じ製造工程時に異なるカードストックを用いて形成される、請求項１に記載のラベル構造。
3. 前記第１セクション及び第２セクションは、互いに隣接して位置し、切断線又は切取線によって互いに分離される、請求項１に記載のラベル構造。
4. 前記第１セクションは、前記離型ライナーから前記第１部分及び第２部分を取り除き、前記接着剤層とＲＦＩＤ構成要素が前記第１部分と第２部分との間に介在するように、前記第１部分と第２部分を互いに折り畳むことによってＲＦＩＤドライタグを形成する、請求項１に記載のラベル構造。
5. 前記第１セクションの第１部分及び第２部分は、各々孔を含み、前記孔は、前記第１部分及び第２部分が互いに折り畳まれた際に互いに整列して、ＲＦＩＤタグを物品に取り付けるためのＲＦＩＤタグの孔を形成する、請求項４に記載のラベル構造。
6. 前記第２セクションは、前記離型ライナーから前記第２セクションを取り除くことによって接着ラベルを形成する、請求項１に記載のラベル構造。
7. 前記第２セクションは、二つの部分を含み、各々の部分は、前記離型ライナーから前記第２セクションの第１部分及び第２部分を取り除くことによって分離された接着ラベルを形成する、請求項１に記載の接着ラベル。
8. 前記第１セクション及び第２セクションの一方又は両方のカードストックに印刷されたしるしを含み、前記印刷されたしるしの少なくとも一部は、ラベル付けされる商品に関する情報、及び／又は前記ＲＦＩＤ構成要素に関する情報に対応する、請求項１に記載のラベル構造。
9. ＲＦＩＤ装置を含む第１ラベルセクションと、
   前記第１ラベルセクションに隣接して位置する第２ラベルセクションと、を含む複合商品ラベル構造であって、
   前記第１ラベルセクション及び第２ラベルセクションは、各々カードストック上面と、その上面の下に配置された接着剤層と、その接着剤層に接着された共通のライナーとを含む積層構造を有し、前記第１ラベルセクション及び第２ラベルセクションの一方又は両方は、印刷されたしるしを含み、前記第２ラベルセクションは、ＲＦＩＤ装置を含まない、複合商品ラベル構造。
10. 共通のライナーから第１ラベルセクションを取り除く際に請求項９に記載の複合商品ラベルから形成される、接着ＲＦＩＤラベル。
11. 共通のライナーから第２ラベルセクションを取り除く際に請求項９に記載の複合商品ラベルから形成される、接着ラベル。
12. 前記第１ラベルセクションは、第１部分と第２部分とを分離する折り目を含み、前記第１部分及び第２部分のうちの一つは、前記ＲＦＩＤ装置を含む、請求項９に記載の複合商品ラベル。
13. 共通のライナーから第１ラベルセクションを取り除き、第１部分と第２部分とを互いに折り畳む際に請求項１２に記載の複合商品ラベルから形成される、ＲＦＩＤタグ。
14. 前記ＲＦＩＤタグが吊り下げタグになるように孔をさらに含み、前記孔は、前記第１部分及び第２部分が互いに折り畳まれた際に前記第１セクションの第１部分及び第２部分の孔の整列によって形成される、請求項１３に記載のＲＦＩＤタグ。
15. 前記第１ラベルセクション及び第２ラベルセクションの一方又は両方に印刷されたしるしを含み、前記印刷されたしるしの少なくとも一部は、ラベル付けされる商品に関する情報、及び／又は前記ＲＦＩＤ構成要素に関する情報に対応する、請求項９に記載の複合商品ラベル構造。
16. カードストックと、接着剤層と、共通のライナーとを含む積層構造を形成するステップと、
    前記構造のカードストックを第１セクション及び第２セクションに分離するステップであって、前記第１セクションは、ＲＦＩＤ装置を含み、前記第１セクション及び第２セクションは、共通のライナー上に残るステップと、
    前記分離するステップの前又は後に前記カードストックの少なくとも一部にしるしを印刷するステップと、
    前記ライナーから前記第１セクションを取り除いてＲＦＩＤラベルを形成するステップと、
    前記ライナーから前記第２セクションを取り除いて接着ラベルを形成するステップと、を含む、商品ラベルの製造方法。
17. 前記ＲＦＩＤラベルは、商品又は他の基材に接着するためのＲＦＩＤ接着ラベルを形成する露出した接着剤層を含む、請求項１６に記載の方法。
18. 前記第１セクションを取り除くステップの後、前記第１セクションの一部は、前記第１セクションの残りの部分上に折り畳まれ、それらの間でＲＦＩＤ装置をカプセル化し、前記ＲＦＩＤラベルは、商品に取り付けやすくするように孔を有する吊り下げタグの形態である、請求項１６に記載の方法。
19. 前記形成、切断、及び印刷のステップは、ウェブ工程時に行われる、請求項１６に記載の方法。
20. 前記第１セクション及び第２セクションは、前記共通のライナーに沿って互いに隣接して位置し、前記第１セクション及び第２セクションの一方又は両方は、二つ以上の隣接する部分を含む、請求項１６に記載の方法。

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