JP2022504856A - マイクロ構造体 - Google Patents

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Abstract

Figure 2022504856000001
マイクロ構造体が提供される。本発明の実施例に係るマイクロ構造体は基板上に形成され薬物を含むティップ部;および基板とティップ部との間に形成され、ティップ部が皮膚に挿入された後に基板とティップ部との間を分離させるものの、外力によって物理的に分離させたり化学物質によって化学的に分離させる分離部;を含む。

Description

本発明はマイクロ構造体に関し、特に、皮膚内への薬物の伝達に利用され得るマイクロ構造体に関する。
一般的に、病気の治療または美容のための薬物を身体内に伝達するために錠剤形またはカプセル剤形の経口投与や注射針(needle)を利用する。最近ではマイクロニードル(microneedle)を含む多様なマイクロ構造体が開発された。現在まで開発されたマイクロ構造体は、主に生体内への薬物の伝達、採血、体内分析物質の検出などに使われてきた。
生分解性マイクロ構造体は皮膚に挿入されるとすぐに溶解せず、使われた物質によってすべてが溶解するまで水分から数十分が所要される。したがって、マイクロ構造体が皮膚に挿入されて皮膚内で溶解する間、マイクロ構造体の皮膚離脱を防ぐために皮膚に固定できるパッチを使った。
しかし、従来のマイクロパッチは対象者の皮膚状態により異なるパッチ適用時間が要求される。この時、マイクロパッチの付着時間の増加に伴い、適用対象者に皮膚の刺激、および炎症などの副作用をもたらす。
また、汗や体温の上昇によって、マイクロ構造体に含まれた薬物が皮膚内に吸収される前に一部が皮膚の外で溶融してパッチ内に残存するため、皮膚に伝達される薬物の量が不均一となって定量伝達の目的を達成することができない。
したがって、マイクロパッチの長時間の付着時間、薬物の伝達の低効率、および薬物の伝達量の不均一を解消できるマイクロ構造体の必要性が増加している。
前記のような従来技術の問題点を解決するために、本発明の一実施例は皮膚に挿入された後、マイクロ構造体を短時間内に基板から分離できるマイクロ構造体を提供しようとする。
また、本発明は皮膚に堅固に挿入されて正確な薬物の伝達が可能であり、外力によって皮膚から離脱しないマイクロ構造体を提供しようとする。
前記のような課題を解決するための本発明の一側面によると、薬物を含むティップ部;および基板と前記ティップ部との間に形成され、前記ティップ部が皮膚に挿入された後に前記基板と前記ティップ部との間を分離させるものの、外力によって物理的に分離させたり化学物質によって化学的に分離させる分離部;を含むマイクロ構造体が提供される。
一実施例において、前記基板または前記ティップ部の一側上に形成されるベース部をさらに含み、前記分離部は前記ベース部と前記ティップ部との間または前記基板と前記ベース部との間に形成され、前記ティップ部が皮膚に挿入された後に前記ベース部と前記ティップ部との間または前記基板と前記ベース部との間を分離させることができる。
一実施例において、前記分離部は生分解性高分子および糖類の中から選択された一つ以上を含むことができる。
一実施例において、前記分離部は前記化学物質によって溶解するのに所要する時間が5分未満であるか、前記化学物質によって3分内に単位体積当たり70%以上が溶解され得る。
一実施例において、前記化学物質は前記基板と前記皮膚との間に流入したり前記ティップ部が前記皮膚に挿入される前に前記皮膚上に塗布され得る。
一実施例において、前記化学物質は水、水溶液、および注射可能なエステルのうち選択されたいずれか一つ以上を含み、前記水溶液は炭素数1-4の無水または含水低級アルコール、アセトン、エチルアセテート、クロロホルム、1,3-ブチレングリコール、ヘキサン、ジエチルエーテルおよびブチルアセテートのうち選択された一つ以上を含み、前記注射可能なエステルは非水溶性剤、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、油状成分、およびエチルオレートのうち選択された一つ以上を含み、油状成分として使われ得るオイルは植物性オイル、鉱物性オイル、シリコン油および合成油のうち選択されたいずれか一つ以上を含むことができる。
一実施例において、前記分離部は両側の断面より中央部の断面が小さい面積を有することができる。
一実施例において、前記分離部は前記ティップ部または前記基板との結合力より小さな力によって破断し得る。
一実施例において、前記分離部は前記ティップ部が前記皮膚から離脱する力より小さな力によって破断し得る。
一実施例において、前記外力は前記分離部に対して水平方向または垂直方向に加えられ得る。
一実施例において、前記分離部は生分解性物質を含むことができる。
一実施例において、その断面が小さくなるように形成され得る。
一実施例において、前記ティップ部はその垂直断面が尖端部に行くほど小さく形成されるか、その垂直断面が連続的な曲率からなるキャンドルの形状を有することができる。
一実施例において、前記基板は前記分離部に対応する部位に一定厚さを有する突出部が形成され、断面上水平な直線、傾いた斜線、または中央が膨らんだり凹んだ曲線からなり得る。
本発明の他の側面によると、基板上に形成され第1断面を有するベース部;前記ベース部の前記第1断面より小さい第2断面を含み、前記基板から遠くなる方向に延びるように前記ベース部上に形成された分離部;および前記分離部の前記第2断面より広い第3断面を含み、前記基板から遠くなる方向に延びるように前記分離部上に形成されたティップ部を含み、前記ベース部、前記分離部および前記ティップ部の外側面は前記基板から遠くなる方向に連続した曲率を有するマイクロ構造体が提供される。
一実施例において、前記ベース部は前記基板から遠くなる方向に行くほど面積が狭くなり、前記第2断面は前記基板から遠くなる方向から見る時、前記分離部の中央部分に位置し、前記分離部の断面のうち最も狭い断面であり、前記第3断面は前記分離部の前記基板から遠い一端部面より広い断面を有し、前記基板から遠くなる方向から見る時、前記ティップ部の断面のうち最も広い断面であり、前記ティップ部は前記ティップ部の前記第3断面から前記基板から遠くなる方向に行くほど狭くなる断面を有するように上端部が尖っている形態からなり得る。
一実施例において、前記ベース部、前記分離部および前記ティップ部は一体に形成されるか、前記ベース部および前記ティップ部は互いに異なる物質で形成され得る。
一実施例において、前記第1断面の直径は10~1,000umであり、第2断面の直径は5~500umであり、前記基板から前記第2断面までの延長長さは50~1,000umであり、前記第3断面の直径は100~500umであり、前記第3断面から前記ティップ部の端部までの距離は100~1,000umであり、前記基板から前記ティップ部の端部までの全体の延長長さは200~2,000umであり得る。
一実施例において、前記ティップ部は前記基板から遠くなる方向に前記分離部の一端部から前記第3断面まで第1延長長さに位置した第1体積領域、前記第3断面から前記第1延長長さの2倍の延長長さに位置した第2体積領域および前記第2体積領域の上部に位置した第3体積領域を含み、前記第1体積領域および前記第2体積領域を合わせた体積は前記第3体積領域の2~1000倍の体積であり、前記ティップ部が前記ベース部および前記分離部の体積より1.5~100倍の体積を有し、前記ベース部から前記ティップ部までの全体の高さ方向に上位60%の高さ範囲の体積が全体体積の60~90%であり得る。
本発明の一実施例に係るマイクロ構造体は、皮膚に挿入時の体内に挿入されるティップ部の断面の広さを分離部の断面の広さより広く形成することによって、マイクロ構造体の分離部が物理的または化学的に切断された状態で大きな体積のティップ部が皮膚内に維持され得るため、多くの薬物を皮膚内に伝達させることができ、ティップ部が皮膚内に挿入された状態で抜けずに皮膚によく固定され得る。
また、本発明の一実施例に係るマイクロ構造体は、分離部が基板と薬物を含むティップ部を物理的または化学的に分離させることによって、薬物が含まれたティップ部が短時間内に分離されたりティップ部とともにベース部も短時間内に分離され得るため、マイクロパッチの付着時間を短縮できるため皮膚の刺激および炎症などの発生可能な副作用を減少させることができ、使用安定性および便宜性を増進させることができる。
また、本発明の一実施例に係るマイクロ構造体は、マイクロパッチの付着時間が短縮されるため長時間の使用による汗、発熱、および皮膚への固定が容易でないなどによる薬物の皮膚への吸収率の低下を防止することができるため適用対象者ごとに同一の薬物吸収率および効能を提供するとともに、適用対象者の皮膚状態、適用部位および環境にかかわらず薬物を伝達できるため物質の供給性を向上させることができる。
また、本発明の一実施例に係るマイクロ構造体は、薬物を皮膚内に投入するために別途のシューティングデバイスを使用しないため、無痛症および無刺激の長所を最大化することができる。
また、本発明の一実施例に係るマイクロ構造体は、薬物が含まれたティップ部が皮膚内に完全に挿入され、皮膚外での溶解によってマイクロパッチに残存物が存在せずすべて皮膚内に吸収されるため、薬物の定量伝達を可能とすることができる。
また、本発明の一実施例に係るマイクロ構造体は、ティップ部の薬物がマイクロパッチに残らないため、既存のマイクロパッチに比べて衛生的に優秀であり、適用対象者のバイオハザード(bioharzard)、生体威嚇性廃棄物およびこれによる二次被害の発生度を最小化することができる。
本発明の第1実施例に係るマイクロ構造体の断面図である。
本発明の第2実施例に係るマイクロ構造体の断面図である。
本発明の第3実施例に係るマイクロ構造体の断面図である。
図1のマイクロ構造体が皮膚に挿入された状態を図示した断面図である。
図2のマイクロ構造体が皮膚に挿入された状態を図示した断面図である。
図3のマイクロ構造体が皮膚に挿入された状態を図示した断面図である。
図4で分離部が化学的に分離される過程を説明するための断面図である。
図6で分離部が化学的に分離される過程を説明するための断面図である。
図4で分離部が物理的に分離される過程を説明するための断面図である。
図6で分離部が物理的に分離される過程を説明するための断面図である。
本発明の第1実施例に係るマイクロ構造体の変形例の断面図である。
本発明の第2実施例に係るマイクロ構造体の変形例の断面図である。
本発明の第3実施例に係るマイクロ構造体の変形例の断面図である。
以下、添付した図面を参照して、本発明の実施例について本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者が容易に実施できるように詳細に説明する。本発明は多様な異なる形態で具現され得、ここで説明する実施例に限定されない。図面で本発明を明確に説明するために説明に関わらない部分は省略し、明細書全体を通じて同一または類似する構成要素については同一の参照符号を付した。
以下では、図面を参照して本発明の実施例に係るマイクロ構造体をより詳細に説明することにする。図1は本発明の第1実施例に係るマイクロ構造体の断面図であり、図2は本発明の第2実施例に係るマイクロ構造体の断面図であり、図3は本発明の第3実施例に係るマイクロ構造体の断面図である。
図1を参照すると、本発明の第1実施例に係るマイクロ構造体120は略円錐の形状からなり得る。マイクロ構造体120は分離部122、およびティップ部124を含む。ここで、ベース部126が選択的に形成され得る。
一例として、マイクロ構造体120aは図1(b)に図示された通り、ベース部126が基板110と分離部122との間に形成され得る。他の例として、マイクロ構造体120bは図1(c)に図示された通り、ベース部126が分離部122とティップ部124との間に形成されてもよい。
ここで、分離部122、ティップ部124、およびベース部126はその形成順序により基板110からティップ部124の尖端部側に行くほどその断面が小さくなるように形成され得る。特に、ティップ部124はその断面が前記尖端部に行くほど小さく形成され得る。
この時、マイクロ構造体120、120a、120bは基板110に形成されてマイクロパッチ100、100a、100bを形成することができる。
図2を参照すると、本発明の第2実施例に係るマイクロ構造体220は第1実施例に係るマイクロ構造体120と類似しているが、分離部222が両側の断面より中央部の断面が小さい面積を有することができる。マイクロ構造体220は分離部222、およびティップ部224を含む。ここで、ベース部226が選択的に形成され得る。
一例として、マイクロ構造体220aは図2(b)に図示された通り、ベース部226が基板210と分離部222との間に形成され得る。他の例として、マイクロ構造体220bは図2(c)に図示された通り、ベース部226が分離部222とティップ部224との間に形成されてもよい。
この時、マイクロ構造体220、220a、220bは基板210に形成されてマイクロパッチ200、200a、200bを形成することができる。
図3を参照すると、本発明の第3実施例に係るマイクロ構造体320は略キャンドルの形状からなり得る。すなわち、マイクロ構造体320は垂直断面上において連続的な曲率を有するように形成され得る。マイクロ構造体320は分離部322、およびティップ部324を含む。ここで、ベース部326が選択的に形成され得る。
一例として、マイクロ構造体320aは図3(b)に図示された通り、ベース部326が基板310と分離部322の間に形成され得る。他の例として、マイクロ構造体320bは図3(c)に図示された通り、ベース部326が分離部322とティップ部324の間に形成されてもよい。
ここで、ティップ部324は分離部322から一定距離までは断面が増加していて尖端部に行くほど断面が減少するキャンドルの形状を有することができる。
特に、図3(b)において、本実施例でベース部326は基板に接する第1断面を具備し、第1断面、すなわち基板310に接するベース部326の直径の長さが10~1,000umであり得る。ただし、ベース部326の直径の長さはこれに制限されるものではない。
本実施例で、ベース部326は基板310から遠くなる方向に行くほど断面の面積が狭くなるように形成され得る。基板310から遠くなる方向にベース部326の延長長さは10~500umであり得るが、これに制限されるものではない。ベース部326の上部面はベース部326の第1断面より狭い面積の断面を有することができ、このとき、ベース部326の上部面の断面の直径は5~750umであり得る。
図3(b)から見る時、ベース部326の上部、すなわち、基板310から遠くなる方向側に、ベース部326の端部には分離部322が位置する。
分離部322は前記ベース部326の上部面から連続的にまたは不連続的に延びるように形成され得、ベース部326の第1断面より小さい第2断面を含むことができる。分離部322は断面が円形である円柱の形態からなり得る。
本実施例で分離部322は基板310から遠くなる方向から見る時、分離部322の中央部分で最も狭い面積の断面を有するように形成され得る。本実施例で分離部322の中央部分に位置して分離部322の断面のうち最も狭い面積の断面を第2断面と規定して説明する。
本実施例で、第2断面の直径は5~500umであり得る。
本実施例で分離部322は分離部322の延長方向から見る時、第2断面を中心に対称となるように形成され得るが、このような形態は分離部322を遠心力などによって引っ張ることによって形成される形態であり得る。
一方、基板310から分離部322の第2断面までの延長長さは50~1,000umであり得、分離部322の延長長さは50~1,000umであり得る。
本実施例で、分離部322の上端面の長さはベース部326の上部面の断面の直径と同一に形成され得、その上部にはティップ部324が形成され得る。ティップ部324は分離部322と連続的または非連続的に連結され得、分離部322から延びた円形の断面を有する柱の形態からなり得る。
ティップ部324は分離部322の第2断面より広い面積を有する第3断面を具備する。本実施例で、第3断面はティップ部324を形成する横断面のうち最も広い面積を有する断面と規定され得る。本実施例で第3断面の直径は100~500umであり得る。この時、基板から第3断面までの距離は100~1,000umであり得、第3断面から前記ティップ部324までの尖端部までの距離は100~1,000umであり得る。また、ベース部326の延長長さは100~1,000umであり得る。
これに伴い、ティップ部324は第3断面より狭い断面を有する下部から延長方向に行くほど断面の広さが広くなっていて第3断面で最も広い断面を有し、第3断面を通り過ぎて延長された部分は次第に断面の広さが狭くなるように形成されてティップ部324の延長方向の一端部で尖っている形態となるように形成される。すなわち、ティップ部324はその垂直断面が連続的な曲率からなるキャンドルの形状を有することができる。
本実施例で、ティップ部324は前記基板310から遠くなる方向に、前記分離部322の一端部から前記第3断面までの第1延長長さに位置した第1体積領域、前記第3断面から前記第1延長長さの2倍の延長長さに位置した第2体積領域および前記第2体積領域の上部に位置した第3体積領域を含むことができる。第2体積領域の上端面の長さは分離部322の上端面の長さより同一または小さくてもよい。この時、前記第1体積領域および前記第2体積領域を合わせた体積は前記第3体積領域の2~1000倍の体積であり得る。そして、ティップ部324がベース部326および分離部322の体積より1.5~100倍の体積を有することができる。本実施例で、ティップ部324はマイクロ構造体320aが皮膚に挿入された状態で皮膚の内部に注入される薬物を含有した部分であり得、ティップ部324の大きさが大きいほど皮膚内に注入され得る薬物の量が多くなり得る。
これに伴い、ベース部326、分離部322およびティップ部324を含む本実施例に係るマイクロ構造体は全体としてキャンドル(ロウソクの火)の形態をなすように形成される。
この時、ベース部326、分離部322およびティップ部324の外側面は基板310から遠くなる方向に連続した曲面からなり得る。すなわち、前記外側面は基板310から遠くなる方向に連続した曲率を有することができる。しかし、ベース部326、分離部322およびティップ部324の製造工程によってベース部326、分離部322およびティップ部324が不連続な面を有するように形成されてもよい。
この時、基板310からマイクロ構造体のティップ部324の尖端部までの全体の延長長さは200~2,000umであり得るが、これに制限されるものではない。
本実施例に係るマイクロ構造体320aは内部が満たされた形態からなり得、その内部に皮膚に投与するための薬物を含有するように形成され得る。
ここで、本実施例に係るマイクロ構造体320aは、皮膚に挿入される薬液の種類、薬物が投与されなければならない皮膚内皮層に深く挿入するための力の大きさなどによって、皮膚に挿入されるマイクロ構造体320aの挿入深さを異ならせることができる。一例として、力の大きさは0.001N以上であり得る。
マイクロ構造体320aが皮膚に多様な深さで挿入された場合であっても、マイクロ構造体320aはティップ部324の最も広い断面を有する第3断面部分が皮膚の表皮層より深い位置に配置されなければならない必要がある。
万一、ティップ部324の最も広い断面を有する第3断面部分が皮膚の表皮層を通って皮膚の内部に入らない場合には、マイクロ構造体320aが皮膚の弾力によって皮膚の内部に刺されずに皮膚から皮膚の外側に離脱し得る。
本実施例に係るマイクロ構造体320aはマイクロ構造体320aが形成された基板310を皮膚に加圧して、マイクロ構造体320aの最も広い断面を有する部分、すなわちティップ部324が皮膚の内部に挿入されるようにした状態でマイクロ構造体320aの分離部322を破断させることによって、マイクロ構造体320aが皮膚の内部に位置するようにすることができる。
本実施例に係るマイクロ構造体の説明において、マイクロ構造体をベース部、分離部322およびティップ部324に区別して説明し、ベース部、分離部322およびティップ部324の一断面の長さを例示的に説明したが、マイクロ構造体が単一の材料で製作されて一体に形成された場合、ベース部、分離部322およびティップ部324は明確に区画されない可能性もあるところ、本実施例で説明した各断面の長さは例示的なものであることを当業者であれば容易に理解できるであろう。また、製造工程により図3(a)のようにマイクロ構造体にベース部326が形成されなくてもよい。
これによって、ティップ部324、分離部322およびベース部326の長さ、幅および断面の広さを調節して多様な皮膚投入深さを決定することができ、薬物が投与される量を調節できるため、多様な形態のマイクロ構造体を提供することができる。
また、ティップ部324と皮膚の接触面積が増加するため、ティップ部324の体液による溶解がさらに早く進行され得、皮膚との結合力が増加し得る。したがって、相対的に小さな物理的な力によってティップ部324が皮膚の外に離脱することなく分離部322が破断し得る。また、ティップ部324は中央部が膨らんだ形状を有するため内部の体積が増加し、そのため含まれる薬物の量を増加させることができる。
この時、マイクロ構造体320、320a、320bは基板310に形成されてマイクロパッチ300、300a、300bを形成することができる。
しかし、本発明でマイクロ構造体の形状はティップ部124、224、324を分離するための分離部122、222、322を含むのであれば、これに特に限定されない。
本発明で、前記マイクロ構造体は、化学物質のような溶媒を通じて分離部122、222、322の化学的溶解を通じて分離させたり、外力による分離部122、222、322の物理的な破壊を通じて分離させることによって、既存のマイクロパッチの限界を克服し、薬物の伝達正確性と便宜性および安全性を向上させることができる。
また、前記マイクロ構造体はティップ部124、224、324が皮膚に挿入された後にティップ部124、224、324の分離が短時間内になされるため、皮膚を通じて伝達しようとする薬物の供給性を向上させることができる。
本発明で前記マイクロ構造体に利用され得る薬物は特に制限されない。例えば、前記薬物は化学薬物、蛋白質医薬、ペプチド医薬、遺伝子治療用核酸分子、ナノ粒子、機能性化粧品の有効性分および美容成分などを含む。
また、本発明に利用され得る薬物は例えば、抗炎症剤、鎮痛剤、抗関節炎剤、鎮痙剤、抗うつ病剤、抗精神病薬物、神経安定剤、抗不安剤、麻薬拮抗剤、抗パーキンソン疾患薬物、コリン性アゴニスト、抗癌剤、抗血管新生抑制剤、免疫抑制剤、抗ウイルス剤、抗生剤、食欲抑制剤、鎮痛剤、抗コリン剤、抗ヒスタミン剤、抗片頭痛剤、ホルモン剤、冠状血管、脳血管または末梢血管拡張剤、避妊薬、抗血栓剤、利尿剤、抗高血圧剤、心血管疾患治療剤、美容成分(例えば、シワ改善剤、皮膚老化抑制剤および皮膚美白剤)等を含むが、これに限定されるものではない。
ここで、前記マイクロ構造体を形成する分離部122、222、322、ティップ部124、224、324およびベース部126、226、326は同一の材料を利用して一体に形成されたり、他の物質で形成され得る。
本発明で利用されるマイクロ構造体を形成する材料は生体適合性または生分解性物質を含む。ここで、用語「生体適合性物質」は実質的に人体に毒性がなく、化学的に不活性であり、免疫原性がない物質を意味する。本明細書で用語「生分解性物質」は生体内で体液または微生物などによって分解され得る物質を意味する。
具体的には、本発明で利用され得る生体適合性および/または生分解性物質は、例えばポリエステル、ポリヒドロキシアルカノエート(PHAs)、ポリ(α-ヒドロキシ酸)、ポリ(β-ヒドロキシ酸)、ポリ(3-ヒドロキシブチレート-co-バリレート;PHBV)、ポリ(3-ヒドロキシプロピオネート;PHP)、ポリ(3-ヒドロキシヘキサノエート;PHH)、ポリ(4-ヒドロキシ酸)、ポリ(4-ヒドロキシブチレート)、ポリ(4-ヒドロキシバリレート)、ポリ(4-ヒドロキシヘキサノエート)、ポリ(エステルアミド)、ポリカプロラクトン、ポリラクチド、ポリグリコライド、ポリ(ラクチド-co-グリコライド;PLGA)、ポリジオキサノン、ポリオルトエステル、ポリエーテルエステル、ポリアンヒドライド、ポリ(グリコール酸-co-トリメチレンカーボネート)、ポリホスホエステル、ポリホスホエステルウレタン、ポリ(アミノ酸)、ポリシアノアクリレート、ポリ(トリメチレンカーボネート)、ポリ(イミノカーボネート)、ポリ(タイロシンカーボネート)、ポリカーボネート、ポリ(タイロシンアリーレート)、ポリアルキレンオキサレート、ポリホスファゼン、PHA-PEG、エチレンビニルアルコールコポリマー(EVOH)、ポリウレタン、シリコン、ポリエステル、ポリオレフィン、ポリイソブチレンとエチレン-アルファオレフィン共重合体、スチレン-イソブチレン-スチレントリブロック共重合体、アクリル重合体および共重合体、ビニルハライド重合体および共重合体、ポロビニルクロライド、ポリビニルエーテル、ポリビニルメチルエーテル、ポリビニリデンハライド、ポリビニリデンフルオライド、ポリビニリデンクロライド、ポリフルオロアルケン、ポリパーフルオロアルケン、ポリアクリロニトリル、ポリビニルケトン、ポリビニルアロマティクス、ポリスチレン、ポリビニルエステル、ポリビニルアセテート、エチレン-メチルメタクリレート共重合体、アクリロニトリル-スチレン共重合体、ABS樹脂とエチレン-ビニルアセテート共重合体、ポリアミド、アルキド樹脂、ポリオキシメチレン、ポリイミド、ポリエーテル、ポリアクリレート、ポリメタクリレート、ポリアクリル酸-co-マレイン酸、キトサン、デキストリン、セルロース、ヘパリン、ヒアルロン酸、アルギネート、イヌリン、澱粉またはグリコーゲンであり、好ましくはポリエステル、ポリヒドロキシアルカノエート(PHAs)、ポリ(α-ヒドロキシ酸)、ポリ(β-ヒドロキシ酸)、ポリ(3-ヒドロキシブチレート-co-バリレート;PHBV)、ポリ(3-ヒドロキシプロピオネート;PHP)、ポリ(3-ヒドロキシヘキサノエート;PHH)、ポリ(4-ヒドロキシ酸)、ポリ(4-ヒドロキシブチレート)、ポリ(4-ヒドロキシバリレート)、ポリ(4-ヒドロキシヘキサノエート)、ポリ(エステルアミド)、ポリカプロラクトン、ポリラクチド、ポリグリコライド、ポリ(ラクチド-co-グリコライド;PLGA)、ポリジオキサノン、ポリオルトエステル、ポリエーテルエステル、ポリアンヒドライド、ポリ(グリコール酸-co-トリメチレンカーボネート)、ポリホスホエステル、ポリホスホエステルウレタン、ポリ(アミノ酸)、ポリシアノアクリレート、ポリ(トリメチレンカーボネート)、ポリ(イミノカーボネート)、ポリ(タイロシンカーボネート)、ポリカーボネート、ポリ(タイロシンアリーレート)、ポリアルキレンオキサレート、ポリホスファゼン、PHA-PEG、キトサン、デキストリン、セルロース、ヘパリン、ヒアルロン酸、アルギネート、イヌリン、澱粉またはグリコーゲンである。
この時、マイクロ構造体は前記のような薬物の粘性組成物をスポッティングによって形成することができる。ここで、用語「粘性組成物」は形状が変化してマイクロ構造体を形成できる能力を有する組成物を意味する。
分離部122、222、322は基板110、210、310上に形成されたり(図1~図3の(a)(c)参照)、ベース部126、226、326上に形成され(図1~図3の(b)参照)、ティップ部124、224、324が皮膚に挿入された後に化学物質によって溶解して基板110、210、310とティップ部124、224、324との間(図1~図3の(a)参照)、ティップ部124、224、324とベース部126.226.326との間(図1~図3の(b)参照)または基板110、210、310とベース部126、226、326との間(図1~図3の(c)参照)を化学的に分離させることができる。
前記化学物質は水、水溶液、および注射可能なエステルのうち選択されたいずれか一つ以上を含み、前記水溶液は炭素数1-4の無水または含水低級アルコール、アセトン、エチルアセテート、クロロホルム、1,3-ブチレングリコール、ヘキサン、ジエチルエーテルおよびブチルアセテートのうち選択された一つ以上を含み、前記注射可能なエステルは非水溶性剤、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、油状成分、およびエチルオレートのうち選択された一つ以上を含むことができる。ここで、油状成分として主に使用され得るオイルは植物性オイル、鉱物性オイル、シリコン油および合成油のうち選択されたいずれか一つ以上を含むことができる。
この時、分離部122、222、322は化学物質に対する溶解度がティップ部124、224、324および/またはベース部126、226、326の溶解度より大きくてもよい。
このように、分離部122、222、322は溶媒として付加される前記化学物質によって容易に溶解してティップ部124、224、324が分離されるように、溶解度が高い物質で形成され得る。一例として、分離部122、222、322はヒアルロン酸またはカルボキシメチルセルロースのような生分解性高分子、およびグルコースまたはスクロースなどのような糖類の中から選択された一つ以上を含むことができる。
また、分離部122、222、322は化学物質によって完全に溶解せず、その一部がティップ部124、224、324の一側に残存したり(図1~図3の(a)(c)参照)、ベース部126、216、326の一側に残存する場合(図1~図3の(b)参照)、皮膚によって溶解できるように生分解性物質を含むことができる。
この時、分離部122、222、322は前記化学物質によって溶解して基板110、210、310とティップ部124、224、324との間を分離させたり(図1~図3の(a)参照)、ベース部126、226、326とティップ部124、224、324との間(図1~図3の(b)参照)を分離させたり、基板110、210、310とベース部126、226、326との間を分離させるのに(図1~図3の(c)参照)所要する時間が5分未満であり得る。すなわち、分離部122、222、322は一定時間内に基板110、210、310とティップ部124、224、324が完全に分離されたり(図1~図3の(a)参照)、ベース部126とティップ部124、224、324が完全に分離されたり(図1~図3の(b)参照)、基板110、210、310とベース部126、226、326が完全に分離され得るように(図1~図3の(c)参照)、前記化学物質によって溶解され得る。ここで、分離部122、222、322が溶解するのに所要する時間が5分以上である場合、既存のマイクロパッチのように、使用者によっては皮膚の刺激、および炎症などの副作用をもたらし得る。
この時、分離部122、222、322を形成する物質と前記化学物質の種類および濃度は、分離部122、222、322が一定時間内に充分に基板110、210、310とティップ部124、224、324との間を分離させたり(図1~図3の(a)参照)、ベース部126とティップ部124、224、324との間を分離させたり(図1~図3の(b)参照)、基板110、210、310とベース部126、226、326との間を分離させることができる(図1~図3の(c)参照)程度に溶解するように選択され得る。
また、分離部122、222、322は前記化学物質によって3分内に単位体積当たり70%以上が溶解され得る。ここで、分離部122、222、322は完全に溶解せずとも、小さな外力によって基板110、210、310とティップ部124、224、324との間を分離させたり(図1~図3の(a)参照)、ベース部126、226、326とティップ部124、224、324との間を分離させたり(図1~図3の(b)参照)、基板110、210、310とベース部126、226、326との間を分離させることができる(図1~図3の(c)参照)。すなわち、分離部122、222、322は単位体積当たり70%以上溶解すると、基板110、210、310およびティップ部124、224、324との結合力が弱くなったり(図1~図3の(a)参照)、ベース部126、226、326およびティップ部124、224、324との結合力が弱くなったり(図1~図3の(b)参照)、基板110、210、310およびベース部126、226、326との結合力が弱くなるため(図1~図3の(c)参照)、小さな外力によっても破断し得る。
ここで、分離部122、222、322の一定の体積が溶解するのに所要する時間が3分以上である場合、既存のマイクロパッチのように、使用者によっては皮膚の刺激、および炎症など副作用をもたらし得る。
また、分離部122、222、322の単位体積当たり70%未満が溶解する場合、分離部122、222、322を破断させるための外力が分離部122、222、322とティップ部124、224、324の結合力より大きいか(図1~図3の(a)参照)、分離部122、222、322とティップ部124、224、324またはベース部126、226、326との結合力より大きいか(図1~図3の(b)参照)、分離部122、222、322と基板110、210、310またはベース部126、226、326との結合力より大きいか(図1~図3の(c)参照)、ティップ部124、224、324と皮膚の結合力より大きくなると、ティップ部124、224、324が皮膚から離脱し得る。
この時、分離部122、222、322を形成する物質と前記化学物質の種類および濃度は、分離部122、222、322が一定時間内に一定量以上溶解して小さな外力によっても破断し得るように選択され得る。
ティップ部124、224、324は前記のような薬物を含むことができる。また、ティップ部124、224、324は皮膚に挿入された後、搭載された薬物が皮膚に容易に伝達されるように体液による溶解性が高い物質であり得る。すなわち、ティップ部124、224、324は生体適合性物質または生分解性物質を含むことができる。
ベース部(126.226、326)は断面が円形である円柱の形態で基板110、210、310または分離部122、222、322上に形成され得る。ここで、ベース部126、226、326は基板110、210、310から分離部122、222、322側に行くほど断面積が小さくなるように形成され得るが、これに限定されない。この時、ベース部126、226、326は化学物質によって溶解しないか、分離部122、222、322に比べて溶解度が小さい物質で形成され得る。
このようなベース部126、226、326はティップ部124、224、324が皮膚1に完全に挿入され得るように支持力を提供する機能を有する。したがって、ベース部126、226、326はティップ部124、224、324に含まれる薬物を含まないことができる。これによって、ティップ部124、224、324が皮膚1に完全に挿入されることによって、皮膚1で投与される薬物の量を一定に維持および管理することができる。
代案として、ベース部126、226、326がティップ部124、224、324上に形成される場合、ティップ部124、224、324と一体に形成されたり、ティップ部124、224、324の薬物を含むことができる。これによって、ティップ部124、224、324にのみ薬物を含む場合に比べて皮膚1に投与される薬物の量を増加させることができる。
以下、図4~図8を参照して、分離部122、222、322が化学的に分離されることによって前記マイクロ構造体が皮膚1内に挿入される過程を説明する。
図4は図1のマイクロ構造体が皮膚に挿入された状態を図示した断面図であり、図5は図2のマイクロ構造体が皮膚に挿入された状態を図示した断面図であり、図6は図3のマイクロ構造体が皮膚に挿入された状態を図示した断面図であり、図7は図4で分離部が化学的に分離される過程を説明するための断面図であり、図8は図6で分離部が化学的に分離される過程を説明するための断面図である。
図4~図6を参照すると、ティップ部124、224、324が皮膚1内に挿入されるように前記マイクロパッチを皮膚1に密着させる。この時、ティップ部124、224、324が皮膚1内に十分に挿入されると同時に基板110、210、310の全体に対して均一に挿入され得るように、基板110、210、310を均一な力で加圧する。
この時、図4~図6の(a)に図示された通り、ベース部126、226、326がない場合、ティップ部124、224、324のみが皮膚1に挿入され得る。
これと同様に、図4~図6の(b)に図示された通り、ベース部126、226、326が基板110、210、310上に形成される場合、ティップ部124、224、324のみが皮膚1に挿入され得る。この時、ベース部126、226、326はティップ部124、224、324が皮膚1に完全に挿入され得るように支持力を提供することができる。
また、図4~図6の(c)に図示された通り、ベース部126、226、326が分離部122、222、322上に形成される場合、ティップ部124、224、324とともにベース部126、226、326は皮膚1に挿入され得る。この場合、ベース部126、226、326は生分解性物質を含むことができる。
しかし、これに限定されず、ベース部126、226、326は皮膚1に挿入されずにティップ部124、224、324のみが皮膚1に挿入されてもよい。
図7および図8を参照すると、前述したような化学物質10が基板110、310と皮膚1との間に流入して化学物質10により数分内に分離部122、322が溶解される。ここで、第2実施例に係るマイクロ構造体220、220a、220bは、化学物質10により分離部222が除去された後の状態が第1実施例に係るマイクロ構造体120、120a、120bと実質的に同一であるので、ここで図面および説明は省略する。
この時、図7および図8の(a)に図示された通り、ベース部126、326がない場合、分離部122、322が溶解して基板110、310は残存物がないこともある。
これと同様に、図7および図8の(c)に図示された通り、ベース部126、326が分離部122、322上に形成される場合、分離部122、322が溶解して基板110、310は残存物がないこともある。
また、図7および図8の(b)に図示された通り、ベース部126、326が基板110、310上に形成される場合、分離部122、322が溶解して基板110、310は残存物としてベース部126、326が残ることもある。
ここで、化学物質10は前記マイクロ構造体が皮膚に挿入された状態で基板110と皮膚1との間に投入され得る。他の例として、化学物質10はティップ部124、324が皮膚1に挿入される前に先に皮膚1上に塗布され得る。
この時、分離部122、322の溶解速度および溶解量は分離部122、322を形成する物質および化学物質10の種類および濃度により決定され、決定された条件によって、分離部122、322が一定時間内に完全に溶解されてもよく、小さな外力によって分離可能な程度に溶解されてもよい。
このように、分離部122、322は化学物質10により完全溶解したり一定量以上溶解することによって、ティップ部124、324が分離されたり(図7および図8の(a)参照)、基板110、310に形成されたベース部126、326とティップ部124、324が分離されたり(図7および図8の(b)参照)、ベース部126、326が分離されるため(図7および図8の(c)参照)、ティップ部124、324が皮膚1に挿入された状態で基板110、310を除去することができる。
この時、分離部122、322が化学物質10により完全溶解せず、一定量のみ溶解する場合、基板110、310とティップ部124、324が完全に分離されないか(図7および図8の(a)参照)、ベース部126、326とティップ部(124、324)が完全に分離されないか(図7および図8の(b)参照)、基板110、310とベース部126、326が完全に分離されないが(図7および図8の(c)参照)、基板110、310に小さな外力を印加することによって分離部122、322を破断させてもよい。
これによって、ティップ部124、324が短時間内に基板110、310から分離され得るため、前記マイクロパッチの付着時間を短縮することができる。したがって、既存のマイクロパッチの長時間の適用による皮膚跡および炎症などの発生可能な副作用を減少させたり防止することができるため、使用安定性および便宜性を増進させることができる。
併せて、既存のマイクロパッチの長時間の使用による汗、発熱、および皮膚への固定が容易でないなどによる薬物の皮膚吸収率の低下を防止できるため、適用対象者ごとに同一の薬物吸収率および効能を提供することができる。
また、前記マイクロパッチの付着時間が短いため、適用対象者の皮膚の状態、適用部位および環境にかかわらず薬物を伝達することができ、物質の供給性を向上させることができる。
さらに、前記マイクロパッチの付着時間が短いにも関わらず薬物を皮膚内に投入するための別途のシューティングデバイスを使う必要がないため、無痛症および無刺激の長所を最大化することができる。
したがって、薬物が含まれたティップ部124、324は皮膚1内に十分に挿入された状態で溶解して薬物が皮膚1内に吸収され得る。
これによって、薬物が含まれたティップ部124、324が皮膚1の外で溶解して基板110、310に残存物が存在せずすべて皮膚内に吸収されるため、薬物の定量伝達を可能とすることができる。したがって、前記マイクロ構造体は薬物の定量投与を保障できるため、投与量に相対的に敏感なワクチンのような予防接種分野で適用され得る。
併せて、ティップ部124、324の薬物が基板110、310に残らないため、既存のマイクロパッチに比べて衛生的に優秀であり、適用対象者のバイオハザード(bioharzard)、生体威嚇性廃棄物およびこれによる二次被害の発生度を最小化することができる。
一方、本発明は小さな物理的な力によって容易に分離されるマイクロ構造体を提供することができる。
再び図1~図3を参照すると、分離部122、222、322はティップ部124、224、324が皮膚に挿入された後、外力によって物理的に基板110、210、310とティップ部124、224、324との間を分離させたり(図1~図3の(a)参照)、ベース部126、226、326とティップ部124、224、324との間を分離させたり(図1~図3の(b)参照)、基板110、210、310とティップ部124、224、324との間を分離させることができる(図1~図3の(c)参照)。ここで、分離部122、222、322に印加される外力は分離部122、222、322に対して水平方向または垂直方向に加えられ得る。
この時、外力が分離部122、222、322に水平方向に印加される場合は、基板110を皮膚と平行な方向に押す場合であり得る、また、外力が分離部122、222、322に垂直方向に印加される場合は、基板110を皮膚の反対側に引っ張る場合であり得る。
好ましくは、分離部222、322はベース部226、326または基板210、310との境界面およびティップ部224、324との境界面の断面より中央部の断面が小さい面積を有するため、小さな物理的な力によっても容易に破断し得る。一例として、分離部222、322はベース部226、326およびティップ部224、324に比べて幅が小さく、断面上凹んだ形状を有し得る。
この時、分離部222、322は基板210、310およびティップ部224、324との結合力より小さな力によって破断したり(図2および図3の(a)参照)、ベース部226、326およびティップ部224、324との結合力より小さな力によって破断したり(図2および図3の(b)参照)、基板210、310およびティップ部224、324との結合力より小さな力によって破断し得る(図2および図3の(c)参照)。
すなわち、分離部222、322は基板210、310およびティップ部224、324との結合力より小さな力が印加される場合、基板210、310とティップ部224、324から分離されずに両側が基板210、310とティップ部224、324に堅固に固定された状態となるため、印加された外力によって容易に破断し得る(図2および図3の(a)参照)。
これと同様に、分離部222、322はベース部226、326およびティップ部224、324との結合力より小さな力が印加される場合、ベース部226、326とティップ部224、324から分離されずに両側がベース部226、326とティップ部224、324との間に堅固に固定された状態となるため、印加された外力によって容易に破断し得る(図2および図3の(b)参照)。
同様に、分離部222、322は基板210、310およびベース部226、326との結合力より小さな力が印加される場合、基板210、310とベース部226、326から分離されずに両側が基板210、310とベース部226、326との間に堅固に固定された状態となるため、印加された外力によって容易に破断し得る(図2および図3の(c)参照)。
併せて、分離部222、322はティップ部224、324が皮膚から離脱する力より小さな力によって破断し得る。すなわち、分離部222、322はティップ部224、324が皮膚から離脱する力より小さな力が印加される場合、ティップ部224、324が皮膚から離脱せずに両側が基板210、310とティップ部224、324との間に堅固に固定された状態となったり(図2および図3の(a)参照)、ベース部226、326とティップ部224、324との間に堅固に固定された状態となったり(図2および図3の(b)参照)、基板210、310とベース部226、326との間に堅固に固定された状態となるため、(図2および図3の(c)参照)印加された外力によって容易に破断し得る。
一例として、分離部222、322はその強度が0.01~100Nであり得る。ここで、強度が0.01N未満である場合、ティップ部224、324が皮膚に挿入される過程でティップ部224、324が皮膚に十分に挿入される前に分離部222、322が破断し得る。また、強度が100N以上である場合、ティップ部224、324と皮膚が結合する力より大きいため、分離部222、322が破断する前にティップ部224、324が皮膚から離脱し得る。
この時、ベース部226、326が形成される場合、ベース部226、326は皮膚にティップ部224、324を挿入した後に物理的な力を加える時、基板210、310または分離部222、322から脱着されずに分離部222、322が破断する程度の力を伝達するために強度の高い物質で形成され得る。
一方、分離部222、322は外力が充分でないため完全に破断していない場合にも、分離部222、322と基板210、310の結合力、分離部222、322とベース部226、326の結合力または分離部222、322とティップ部224、324の結合力によって、基板210、310、ベース部226、326またはティップ部224、324との境界面で分離され得る。
一例として、図2および図3の(b)に図示された通り、ベース部226、326が基板210、310上に形成される場合、分離部222、322とベース部226、326の結合力はベース部226、326と基板110の結合力より小さくてもよい。この場合、印加される外力によって分離部222、322が破断せずともベース部226、326との境界面または境界面付近でベース部226、326から分離され得る。
この時、分離部222、322は完全に破断して除去されず、ティップ部224、324の一部に残存され得る。したがって、分離部222、322は皮膚によって溶解するように生分解性物質を含むことができる。
また、分離部222、322とティップ部224、324の結合力は分離部222、322とベース部226、326の結合力より小さくてもよい。この場合、印加される外力によって分離部222、322が破断せずともティップ部224、324との境界面または境界面付近でティップ部224、324から分離され得る。
以下、図9および図10を参照して、分離部222、322が物理的に分離されることによって前記マイクロ構造体が皮膚1内に挿入される過程を説明する。
図9は図4で分離部が物理的に分離される過程を説明するための断面図であり、図10は図6で分離部が物理的に分離される過程を説明するための断面図である。
再び図4および図6を参照すると、ティップ部224、324が皮膚1内に挿入されるように前記マイクロパッチを皮膚1に密着させる。この時、ティップ部224、324が皮膚1内に十分に挿入されると同時に基板210、310の全体に対して均一に挿入され得るように、基板210、310を均一な力で加圧する。
図9および図10を参照すると、基板210、310に水平方向または垂直方向に物理的に力(F)を加え、印加された力(F)によって分離部222、322が破断する。この時、水平方向に物理的な力を加えることは、パッチを適用後に指でこする場合のように水平方向に繰り返し力を加えることと、パッチを指で垂直に印加しながら時計回りまたは反時計回り方向に回す場合のように水平方向と共に垂直方向に力を加えることを含むことができる。また、垂直方向に物理的な力を加えることは、パッチを皮膚から分離する場合とパッチを皮膚に圧着して圧力を場合、および前述したように、垂直方向と共に水平方向に力を加えることを含むことができる。ここで、第1実施例に係るマイクロ構造体120、120a、120bは分離部122が破断した後の状態が第2実施例に係るマイクロ構造体220、220a、220bと実質的に同一であるため、ここで図面および説明は省略する。
この時、分離部222、322を破断させるために外部から印加された物理的な力(F)は、前記マイクロ構造体の形態、材質および大きさなどによって大きさが決定され、決定された条件によって分離部222、322を破断させてもよく、基板210、310またはティップ部224、324との境界面から分離されたり、ベース部226、326またはティップ部224、324との境界面から分離されたり、基板210、310またはベース部226、326との境界面から分離されてもよい。
このように、分離部222、322は外部から印加された力(F)によって破断したり、基板210、310から分離されたり、ベース部226、326から分離されることによって基板210、310とティップ部224、324が分離されるため、ティップ部224、324が皮膚1に挿入された状態で基板210、310を除去することができる。
この時、分離部222、322が外部から印加された力(F)によって破断せず、基板210、310から分離されたりベース部226、326から分離される場合、分離部222、322は少なくとも一部がティップ部224、324とともに皮膚1に挿入されるが、生分解性物質を含むため皮膚1によって溶解され得る。
代案として、ティップ部224、324の一側に残存したり、ベース部226、326の一側に残存する分離部222、322は、化学物質を皮膚に塗布することによって化学物質によって溶解させてもよい。
一方、第3実施例に係るマイクロ構造体320aは、第1実施例および第2実施例に係るマイクロ構造体のような形状を有する従来のマイクロ構造体に比べて、多量の薬物を貯蔵することができる。これは本実施例に係るマイクロ構造体320aのティップ部の形態的な特徴によるものである。従来のマイクロ構造体が高さ方向にティップ部に該当する上位60%の高さ範囲に含有できる薬物は略31%程度に過ぎないか、本実施例に係るマイクロ構造体320aは60%程度であって、従来のマイクロ構造体より多量の薬物をティップ部の内部に含有することができる。この時、マイクロ構造体320aが含有できる薬物の比率はティップ部および分離部の形態によって変わり得る。一例として、マイクロ構造体320aは高さ方向に上位60%の高さ範囲に全体体積の60~90%の体積を有することができるが、これに制限されるものではない。
また、マイクロ構造体320aはティップ部324が分離部322より広い断面を有するように形成され、球状または楕円状に近い形態で形成されて内部に多量の薬物を貯蔵することができ、ティップ部324が皮膚の内部に完全に挿入された状態で、分離部322を横方向に切断してティップ部324が皮膚の内部に位置固定されるようにするため、皮膚の内部に多量の薬物を注入させ得る長所を有する。
また、従来のマイクロ構造体の場合、マイクロ構造体の内部に薬物が位置した状態で薬物が皮膚の内部に浸透するまで長い時間の間基板を含むマイクロ構造体を皮膚に接触させなければならない問題があったが、マイクロ構造体320aはティップ部324が皮膚の内部に挿入された状態で、速かに分離部322を切断してティップ部324を皮膚の内部に位置させることができるため、ティップ部324を皮膚に挿入するために基板310を皮膚に接触させる時間を減らすことができる。
また、マイクロ構造体320aはティップ部324の最も広い断面を有する部分が皮膚に挿入された状態で皮膚からよく抜けない。マイクロ構造体320aは弱い力で皮膚から抜こうとすると、皮膚から抜けずに皮膚を持ち上げて支持する。これは皮膚にマイクロ構造体320aのティップ部324が挿入された後、皮膚の弾力によってティップ部324が皮膚の内部に固定され得るためである。
皮膚の内部に挿入されたマイクロ構造体320aのティップ部324は皮膚の内部に固定され、分離部322の断面と比較する時、ティップ部324の最も広い断面が広いほど皮膚から抜け難く形成される。すなわちティップ部324が大きく広いほど、ティップ部324を皮膚の内部から抜くための力の大きさが大きくなることになる。これと比較する時、従来のマイクロ構造体は皮膚の内部にマイクロ構造体の尖頭部分が挿入された状態で基板側に行くほど断面が広くなるため、小さな力によっても容易にマイクロ構造体が皮膚から抜けたり離脱し得る。
これと比較する時、マイクロ構造体320aはティップ部324が皮膚の内部に挿入された状態で容易に皮膚から抜けないため、ティップ部324が皮膚の内部に挿入された状態で分離部322を横方向に破断してティップ部324が皮膚の内部に挿入された状態を維持するようにすると、ティップ部324の内部の薬物が皮膚の内部に浸透できるため、容易にマイクロ構造体の薬物を皮膚の内部に投与できる長所を有する。
また、マイクロ構造体320aは基板、すなわちマイクロ構造体が結合されたパッチを皮膚に接触させた後すぐに、あるいは短い時間経過後に所定の力でパッチを分離させるため、使用者がマイクロ構造体を利用して薬物を投与する時に簡便な長所を有するが、従来のマイクロ構造体はマイクロ構造体に含まれた薬物が皮膚内に持続的に注入され、それ以上注入がなされない時までパッチを皮膚に接触させていなければならないため使用が不便な短所を有する。
また、従来のマイクロ構造体を具備したパッチはマイクロ構造体の薬物を皮膚の内部に注入するために、パッチあるいは基板に粘着性物質を塗布したり付着して使用時に皮膚に付着させた状態を維持しなければならないため、使用者が使用中に異物感を感じたり、パッチあるいは基板を皮膚から引き離す時に苦痛を感じる場合があるが、マイクロ構造体320aを具備した基板あるいはパッチは、マイクロ構造体が皮膚に刺された後に基板あるいはパッチを所定の力でマイクロ構造体と分離させるため、別途の粘着性物質あるいは粘着層を具備せずとも使用が簡便な長所を有する。
一方、マイクロ構造体120、220、320は突出部が形成された基板上に形成され得る。図11は本発明の第1実施例に係るマイクロ構造体の変形例の断面図であり、図12は本発明の第2実施例に係るマイクロ構造体の変形例の断面図であり、図13は本発明の第3実施例に係るマイクロ構造体の変形例の断面図である。
図11を参照すると、略円錐の形状を有するマイクロ構造体120、120a、120bは突出部112が備えられた基板110aに形成され得る。この時、基板110aはマイクロ構造体120、120a、120bに対応する部位((a)(c)の分離部122または(b)のベース部126)ベース部に突出部112が形成され得る。ここで、突出部112は基板110aの一面から一定の厚さで形成され得る。これによって、マイクロ構造体120、120a、120bは基板110aによる支持力が増加するため、皮膚にさらに容易に挿入され得る。
また、突出部112はマイクロ構造体120、120a、120bが形成される面が任意の形状からなり得る。一例として、突出部112はマイクロ構造体120、120a、120bが形成される面が断面上水平な直線、一側または両側に傾いた斜線、中央が膨らんだり凹んだ曲線からなり得る。これによって、マイクロ構造体120、120a、120bは突出部112との結合力が減少するため、基板110aから容易に分離され得る。
図12を参照すると、略円錐の形状を有し、中央の一部が凹んだ形状を有するマイクロ構造体220、220a、220bは突出部212が備えられた基板210aに形成され得る。この時、基板210aはマイクロ構造体220、220a、220bに対応する部位((a)(c)の分離部222または(b)のベース部226)に突出部212が形成され得る。ここで、突出部212は基板210aの一面から一定の厚さで形成され得る。これによって、マイクロ構造体220、220a、220bは基板210aによる支持力が増加するため、皮膚にさらに容易に挿入され得る。
また、突出部212はマイクロ構造体220、220a、220bが形成される面が任意の形状で形成され得る。一例として、突出部212はマイクロ構造体220、220a、220bが形成される面が断面上水平な直線、一側または両側に傾いた斜線、中央が膨らんだり凹んだ曲線からなり得る。これによって、マイクロ構造体220、220a、220bは突出部212との結合力が減少するため、基板210aから容易に分離され得る。
図13を参照すると、略キャンドルの形状を有するマイクロ構造体320、320a、320bは突出部312が備えられた基板310aに形成され得る。この時、基板310aはマイクロ構造体320、320a、320bに対応する部位((a)(c)の分離部322または(b)のベース部326)に突出部312が形成され得る。ここで、突出部312は基板310aの一面から一定の厚さで形成され得る。これによって、マイクロ構造体320、320a、320bは基板310aによる支持力が増加するため、皮膚にさらに容易に挿入され得る。
また、突出部312はマイクロ構造体320、320a、320bが形成される面が任意の形状で形成され得る。一例として、突出部312はマイクロ構造体320、320a、320bが形成される面が断面上水平な直線、一側または両側に傾いた斜線、中央が膨らんだり凹んだ曲線からなり得る。これによって、マイクロ構造体320、320a、320bは突出部112との結合力が減少するため、基板310aから容易に分離され得る。
このような構成によって、本発明はマイクロパッチの付着時間を短縮することができるため、皮膚の刺激および炎症などの発生可能な副作用を減少させることができ、使用安定性および便宜性を増進させることができる。
また、本発明は汗、発熱、および皮膚への固定が容易でないなどによる薬物の皮膚吸収率の低下を防止できるため均一な薬物吸収率および効能を提供するとともに、適用対象者の皮膚の状態、適用部位および環境にかかわらず薬物を伝達できるため物質の供給性を向上させることができる。
また、本発明は薬物を皮膚内に投入するために別途のシューティングデバイスを使用しないため、無痛症および無刺激の長所を最大化することができる。
また、本発明は薬物が含まれたティップ部が皮膚内に完全に挿入され、皮膚外での溶解によってマイクロパッチの残存物が存在せずすべて皮膚内に吸収されるため、薬物の定量伝達を可能とすることができる。
また、本発明はティップ部の薬物がマイクロパッチに残らないため、既存のマイクロパッチに比べて衛生的に優秀であり、適用対象者のバイオハザード(bioharzard)、生体威嚇性廃棄物およびこれによる二次被害の発生度を最小化することができる。
以上、本発明の一実施例について説明したが、本発明の思想は本明細書に提示される実施例に制限されず、本発明の思想を理解する当業者は同一思想の範囲内で、構成要素の付加、変更、削除、追加などによって他の実施例を容易に提案することができ、これも本発明の思想範囲内に属すると言える。

Claims (18)

  1. 薬物を含むティップ部;および
    基板と前記ティップ部との間に形成され、前記ティップ部が皮膚に挿入された後に前記基板と前記ティップ部との間を分離させるものの、外力によって物理的に分離させたり化学物質によって化学的に分離させる分離部;を含む、マイクロ構造体。
  2. 前記基板または前記ティップ部の一側上に形成されるベース部をさらに含み、
    前記分離部は前記ベース部と前記ティップ部との間または前記基板と前記ベース部との間に形成され、前記ティップ部が皮膚に挿入された後に前記ベース部と前記ティップ部との間または前記基板と前記ベース部との間を分離させる、請求項1に記載のマイクロ構造体。
  3. 前記分離部は生分解性高分子および糖類の中から選択された一つ以上を含む、請求項1に記載のマイクロ構造体。
  4. 前記分離部は前記化学物質によって溶解するのに所要する時間が5分未満であるか、前記化学物質によって3分内に単位体積当たり70%以上が溶解する、請求項1に記載のマイクロ構造体。
  5. 前記化学物質は前記基板と前記皮膚との間に流入したり前記ティップ部が前記皮膚に挿入される前に前記皮膚上に塗布される、請求項1に記載のマイクロ構造体。
  6. 前記化学物質は水、水溶液、および注射可能なエステルのうち選択されたいずれか一つ以上を含み、前記水溶液は炭素数1-4の無水または含水低級アルコール、アセトン、エチルアセテート、クロロホルム、1,3-ブチレングリコール、ヘキサン、ジエチルエーテルおよびブチルアセテートのうち選択された一つ以上を含み、前記注射可能なエステルは非水溶性剤、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、油状成分、およびエチルオレートのうち選択された一つ以上を含み、油状成分として使われ得るオイルは植物性オイル、鉱物性オイル、シリコン油および合成油のうち選択されたいずれか一つ以上を含む、請求項1に記載のマイクロ構造体。
  7. 前記分離部は両側の断面より中央部の断面が小さい面積を有する、請求項1に記載のマイクロ構造体。
  8. 前記分離部は前記ティップ部または前記基板との結合力より小さな力によって破断する、請求項1に記載のマイクロ構造体。
  9. 前記分離部は前記ティップ部が前記皮膚から離脱する力より小さな力によって破断する、請求項1に記載のマイクロ構造体。
  10. 前記外力は前記分離部に対して水平方向または垂直方向に加えられる、請求項1に記載のマイクロ構造体。
  11. 前記分離部または前記ベース部は生分解性物質を含む、請求項1または請求項2に記載のマイクロ構造体。
  12. 前記ティップ部はその垂直断面が尖端部に行くほど小さく形成されるか、その垂直断面が連続的な曲率からなるキャンドルの形状を有する、請求項1に記載のマイクロ構造体。
  13. 前記基板は前記分離部に対応する部位に一定厚さを有する突出部が形成され、
    断面上水平な直線、傾いた斜線、または中央が膨らんだり凹んだ曲線からなる、請求項1に記載のマイクロ構造体。
  14. 基板上に形成され第1断面を有するベース部;
    前記ベース部の前記第1断面より小さい第2断面を含み、前記基板から遠くなる方向に延びるように前記ベース部上に形成された分離部;および
    前記分離部の前記第2断面より広い第3断面を含み、前記基板から遠くなる方向に延びるように前記分離部上に形成されたティップ部を含み、
    前記ベース部、前記分離部および前記ティップ部の外側面は前記基板から遠くなる方向に連続した曲率を有する、マイクロ構造体。
  15. 前記ベース部は前記基板から遠くなる方向に行くほど面積が狭くなり、
    前記第2断面は前記基板から遠くなる方向から見る時、前記分離部の中央部分に位置し、前記分離部の断面のうち最も狭い断面であり、
    前記第3断面は前記分離部の前記基板から遠い一端部面より広い断面を有し、前記基板から遠くなる方向から見る時、前記ティップ部の断面のうち最も広い断面であり、
    前記ティップ部は前記ティップ部の前記第3断面から前記基板から遠くなる方向に行くほど狭くなる断面を有するように上端部が尖っている形態で形成される、請求項14に記載のマイクロ構造体。
  16. 前記ベース部、前記分離部および前記ティップ部は一体に形成されるか、前記ベース部および前記ティップ部は互いに異なる物質で形成される、請求項14に記載のマイクロ構造体。
  17. 前記第1断面の直径は10~1,000umであり、
    第2断面の直径は5~500umであり、
    前記基板から前記第2断面までの延長長さは50~1,000umであり、
    前記第3断面の直径は100~500umであり、
    前記第3断面から前記ティップ部の端部までの距離は100~1,000umであり、
    前記基板から前記ティップ部の端部までの全体の延長長さは200~2,000umである、請求項14に記載のマイクロ構造体。
  18. 前記ティップ部は前記基板から遠くなる方向に前記分離部の一端部から前記第3断面まで第1延長長さに位置した第1体積領域、前記第3断面から前記第1延長長さの2倍の延長長さに位置した第2体積領域および前記第2体積領域の上部に位置した第3体積領域を含み、前記第1体積領域および前記第2体積領域を合わせた体積は前記第3体積領域の2~1000倍の体積であり、
    前記ティップ部が前記ベース部および前記分離部の体積より1.5~100倍の体積を有し、
    前記ベース部から前記ティップ部までの全体の高さ方向に上位60%の高さ範囲の体積が全体体積の60~90%である、請求項14に記載のマイクロ構造体。
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