JP2022191976A - 加熱装置、液体を吐出する装置、印刷装置 - Google Patents

加熱装置、液体を吐出する装置、印刷装置 Download PDF

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Abstract

【課題】送風温度のばらつきを低減できる加熱装置、液体を吐出する装置、印刷装置を提供する。【解決手段】液体が付与されたシート材Pに対して送風口431から送風する送風手段421と、送風手段421による風の流路を形成する流路部材430の外側に配置され、シート材Pを加熱する赤外線照射手段441を含む加熱手段422とを備え、流路部材430の長手に沿う方向を長手方向とするとき、流路部材430の長手方向の端部430bの熱吸収性が長手方向の中央を含む中央部430aの熱吸収性よりも高い。【選択図】図7

Description

本発明は加熱装置、液体を吐出する装置、印刷装置に関する。
シート材などの印刷対象に液体を付与して印刷を行う印刷装置として、液体が付与されたシート材を加熱する加熱手段を備えて、付与された液体の乾燥を促進するものがある。
従来、一対の温風吹き付け部の間に1個の吸気ダクトを備え、吸気ダクトは一対の温風吹き付け部の送風ダクトの一端側へ連通接続され、1個の吸気ダクトで温風を回収して、吹き付け口から温風が吹き付けられる搬送経路上の連続紙の幅方向における乾燥度合いをほぼ均等にできるようにした乾燥装置が知られている(特許文献1)。
特開2019-166666号公報
ところで、シート材に対して送風する送風手段と、送風手段の流路部材の長手方向に沿ってシート材を加熱する加熱手段が配置されている加熱装置にあっては、送風手段の長手方向において、送風手段から吹き出す風の温度のばらつきが大きくなるという課題がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、送風温度のばらつきを低減することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る加熱装置は、
送風手段と、
前記送風手段による送風の流路を形成する流路部材と、
前記流路部材の外側に配置された加熱手段と、を備え、
前記流路部材の長手に沿う方向を長手方向とするとき、
前記流路部材は、前記加熱手段に面する前記長手方向の端部の熱吸収性が、前記長手方向の中央の熱吸収性よりも高い
構成とした。
本発明によれば、送風温度のばらつきを低減できる。
本発明の第1実施形態に係る液体を吐出する装置としての印刷装置の概略説明図である。 同印刷装置の吐出ユニットの平面説明図である。 本発明に係る加熱装置を含む乾燥装置の側面説明図である。 本発明の第1実施形態に係る加熱装置の概略斜視説明図である。 同じく側断面説明図である。 同じく平面説明図である。 同加熱装置の流路部材の斜視説明図である。 比較例1における送風手段の流路部材の温度及び送風温度の温度分布の説明に供する説明図である。 IRヒータの長手方向における温度分布の説明に供する説明図である。 本発明の第1実施形態における送風手段の流路部材の外壁面及び送風温度の温度分布の説明に供する説明図である。 本発明の第2実施形態に係る加熱装置の流路部材の斜視説明図である。 同加熱装置の側断面説明図である。 本発明の第3実施形態に係る加熱装置の流路部材の斜視説明図である。 同加熱装置の側断面説明図である。 本発明の第4実施形態に係る加熱装置の流路部材の斜視説明図である。 同加熱装置の側断面説明図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。本発明の第1実施形態に係る液体を吐出する装置としての印刷装置について図1及び図2を参照して説明する。図1は同印刷装置の概略説明図、図2は同印刷装置の吐出ユニットの平面説明図である。
印刷装置1は、シート材Pを搬入する搬入部10と、塗布部である前処理部20と、印刷部30と、第1乾燥部40と、第2乾燥部50と、反転機構部60と、搬出部70とを備えている。
印刷装置1は、搬入部10から搬入(供給)されるシート材Pに対し、前処理部20で必要に応じて塗布液としての前処理液を付与(塗布)し、印刷部30でシート材Pに対して所要の液体を付与して所要の印刷を行う。
そして、印刷装置1は、第1乾燥部40、第2乾燥部50でシート材Pに付着した液体を乾燥させた後、反転機構部60を介して、そのまま、又は、シート材Pの両面に印刷を行った後、シート材Pを搬出部70に排出する。
搬入部10は、複数のシート材Pを収容する搬入トレイ11(下段搬入トレイ11A、上段搬入トレイ11B)と、搬入トレイ11からシート材Pを1枚ずつ分離して送り出す給送装置12(12A、12B)とを備え、シート材Pを前処理部20に供給する。
前処理部20は、例えばインクを凝集させ、裏写りを防止する作用効果を有する処理液をシート材Pの印刷面に付与する処理液付与手段である塗布手段21などを備えている。
印刷部30は、シート材Pを周面に担持して回転する担持部材(回転部材)であるドラム31と、ドラム31に担持されたシート材Pに向けて液体を吐出する液体吐出部32を備えている。
印刷部30は、前処理部20から送り込まれたシート材Pを受け取ってドラム31との間でシート材Pを渡す渡し胴34と、ドラム31によって搬送されたシート材Pを受け取って第1乾燥部40に渡す受け渡し胴35を備えている。
前処理部20から印刷部30へ搬送されてきたシート材Pは、渡し胴34に設けられた把持手段(シートグリッパ)によって先端が把持され、渡し胴34の回転に伴って搬送される。渡し胴34により搬送されたシート材Pは、ドラム31との対向位置でドラム31へ受け渡される。
ドラム31の表面にも把持手段(シートグリッパ)が設けられており、シート材Pの先端が把持手段(シートグリッパ)によって把持される。ドラム31の表面には、複数の吸引穴が分散して形成され、吸引手段によってドラム31の所要の吸引穴から内側へ向かう吸い込み気流を発生させる。
そして、渡し胴34からドラム31へ受け渡されたシート材Pは、シートグリッパによって先端が把持されるとともに、吸引手段による吸い込み気流によってドラム31上に吸着担持され、ドラム31の回転に伴って搬送される。
液体吐出部32は、液体付与手段としての液体吐出手段である吐出ユニット33(33A~33D)を備えている。例えば、吐出ユニット33Aはシアン(C)の液体を、吐出ユニット33Bはマゼンタ(M)の液体を、吐出ユニット33Cはイエロー(Y)の液体を、吐出ユニット33Dはブラック(K)の液体を、それぞれ吐出する。また、その他、白色、金色(銀色)などの特殊な液体の吐出を行う吐出ユニットを使用することもできる。
吐出ユニット33は、例えば、図2に示すように、複数のノズル111を配列したノズル列を複数列有する複数の液体吐出ヘッド(以下、単に「ヘッド」という。)101をベース部材103に千鳥状に配置したフルライン型ヘッドを含むヘッドモジュール100を有している。
液体吐出部32の各吐出ユニット33は、印刷情報に応じた駆動信号によりそれぞれ吐出動作が制御される。ドラム31に担持されたシート材Pが液体吐出部32との対向領域を通過するときに、吐出ユニット33から各色の液体が吐出され、当該印刷情報に応じた画像が印刷される。
第1乾燥部40は、例えばIRヒータなどの加熱手段を含む加熱部42を備え、搬送部41で搬送される液体が付与されたシート材Pに赤外線を照射して加熱乾燥する。第2乾燥部50は、例えば紫外線照射部などの加熱手段を含む加熱部52を備え、第1乾燥部40を通過し、搬送部51で搬送される液体が付与されたシート材Pに紫外線を照射して加熱乾燥する。なお、搬送部41と搬送部51は同じ搬送手段の一部で構成されている。
反転機構部60は、第1乾燥部40及び第2乾燥部50を通過して一面に液体が付与されて乾燥されたシート材Pに対して両面印刷を行うときに、スイッチバック方式で、シート材Pを反転する反転部61と、反転されたシート材Pを印刷部30の渡し胴34よりも上流側に逆送する両面搬送部62とを備えている。
搬出部70は、複数のシート材Pが積載される搬出トレイ71を備えている。反転機構部60から搬送されてくるシート材Pは、搬出トレイ71上に順次積み重ねられて保持される。
なお、本実施形態では、シート材がカットシート材である例で説明しているが、連帳紙、ロール紙などの連続体(ウェブ)を使用する装置、壁紙などのシート材を使用する装置などにも本発明を適用することができる。
次に、本発明に係る加熱装置を含む乾燥装置について図3を参照して説明する。図3は同乾燥装置の側面説明図である。
乾燥装置400は、搬送手段である搬送機構部401と、本発明に係る1又は複数の加熱装置402とを有している。乾燥装置400は第1乾燥部40を構成し、1又は複数の加熱装置402で加熱部42を構成している。
搬送機構部401は、シート材Pを担持して搬送する搬送ベルト411を有している。搬送ベルト411は、駆動ローラ412と従動ローラ413との間に掛け回されて、周回移動する。なお、搬送機構部401は、本実施形態では、図1に示すように、印刷部30から反転機構部60に跨ってシート材Pを搬送する機構である。
搬送ベルト411は、内側に配置された吸引チャンバ414によって吸引される複数の開口を有するベルトである。例えば、メッシュベルト、吸引穴を有した平ベルトなどを使用している。吸引チャンバ414は、吸引ブロワ、ファンなどで吸引を行う。なお、搬送手段は、吸引方式で搬送するものに限らず、例えば静電吸着方式、グリッパによる把持方式などでシート材Pを搬送するものでもよい。
加熱装置402は、搬送機構部401で搬送されるシート材Pに対して送風するとともに、シート材Pに赤外線を照射してシート材Pを加熱する。
次に、本発明の第1実施形態に係る加熱装置について図4ないし図7を参照して説明する。図4は同加熱装置の概略斜視説明図、図5は同じく側断面説明図、図6は同じく平面説明図、図7は同加熱装置の流路部材の斜視説明図である。
加熱装置402は、送風手段421と加熱手段422をモジュール化した加熱ユニットである。
送風手段421は、シート材Pに送風する気体吹き出し装置としてのエアーナイフである。送風手段421は、送風手段421による送風の流路を形成する流路部材430を備えている。流路部材430は、スリット状の送風口431を有するノズル部433と、送風口431が通じるチャンバ部434とを形成している。
なお、流路部材430は複数の板金部材を組み合わせて構成している。また、送風口431は、複数の開口を列状に配置した形状とすることもできる。さらに、本実施形態では、流路部材430が送風口431を有しているが、流路部材430と送風口431とは別の部材で構成されてもよい。
ここで、流路部材430の長手に沿う方向、すなわち、本実施形態ではシート材Pの幅方向、言い換えれば、シート材Pの搬送方向と交差する方向を「長手方向」とする。なお、流路部材430の長手は送風口431の長手でもある。
したがって、送風手段421は、流路部材430及び送風口431がシート材Pの幅方向に沿って伸びるように配置されている。
流路部材430の長手方向の両端部には、チャンバ部434内に空気を吸気する吸気手段としての吸気ファン435が取付けられている。吸気ファン435によって取り入れられる空気によってチャンバ部434内には長手方向に向かう気流が発生する。
加熱手段422は、送風手段421のノズル部433の上流側及び下流側に、長手方向に沿って配置されたIRヒータなどの複数の赤外線照射手段441を備えている。各加熱手段422の複数の赤外線照射手段441はシート材Pの搬送方向に並べて配置されている。
また、加熱手段422は、送風手段421の流路部材430に取り付けたカバー部材443によって覆われている。なお、加熱手段422の赤外線照射手段441の両端部は流路部材430に取り付けたブラケット部材で保持される。
ここで、図6に示すように、長手方向において、送風手段421のノズル部433の送風口431の両端位置(エアー送風幅の両端位置)は、赤外線照射手段441の熱輻射領域(赤外線ヒータ発光長)の両端位置より外側に位置する。
同様に、赤外線照射手段441の熱輻射領域(赤外線ヒータ発光長)の両端位置は、加熱対象となるシート材Pの最大シート幅の両端位置より外側に位置する。赤外線照射手段441の赤外線ヒータ発光長が長いと、操作部などに熱が伝わりすぎるおそれがある。例えば、本実施形態では、エアー送風幅(エアーナイフ幅)は678mm、赤外線ヒータ発光長は644mm、最大シート幅は585mmの関係にしている。
そして、図7に示すように、流路部材430の加熱手段422に面する長手方向の端部430bの熱吸収性を長手方向の中央を含む中央部430aの熱吸収性よりも高くしている。
具体的には、流路部材430の端部430bの外壁面を黒色化面432とし、中央部430aは流路部材430を構成する板金部材の地肌色としている。本実施形態の流路部材430を構成する板金部材の地肌色は赤外線を反射する色である。
本実施形態では、流路部材430のノズル部433の外壁面及びチャンバ部434の外壁面を黒色化面432としているが、例えば、ノズル部433の外壁面のみ黒色化面432とすることもできる。なお、外壁面の他、流路部材430の内部や内壁面(流路側)の熱吸収性を高くしてもよい。
流路部材430の端部430bの壁面を黒色化面432にするには、黒色塗装、例えばオキツモ塗装などを行うことができる。あるいは、流路部材430の端部430bに黒色板金、例えば、アルマイト処理による黒色化をした板金部材を使用することもできる。
次に、比較例1における送風手段の流路部材の温度及び送風温度の温度分布について図8を参照して説明する。図8は同説明に供する説明図である。
比較例1では、本実施形態と異なり、送風手段421の流路部材430の加熱手段422に面する長手方向の端部430bの外壁面を流路部材430を構成する板金部材の地肌色、即ち、赤外線を反射する色としている。
つまり、比較例1では、流路部材430の加熱手段422に面する長手方向の端部430bの熱吸収性と長手方向の中央を含む中央部430aの熱吸収性を同じにしている。
図8において、線a1は流路部材430のノズル部433の温度を、線b1は送風口431から送風される空気の送風温度を示している。なお、Yは長手方向中央位置から両端部に向かう方向の位置を示す。
加熱装置402の加熱手段422の赤外線照射手段441から赤外線を照射して加熱するとき、加熱手段422の近傍に配置され、赤外線照射手段441に面している流路部材430も温められる。
したがって、送風手段421自体が発熱手段を備えていない場合でも、流路部材430で形成されているチャンバ部434内空間及びノズル部433内の流路が温められる。そのため、流路部材430のノズル部433の送風口431から送風される空気も温められることになる。
このとき、比較例1においては、図8から分かるように、流路部材430の温度及び送風口431から送風される空気の温度(送風温度)は、長手方向において、いずれも中央部が高く、端部が低くなる。
この例では、流路部材430の中央部430aが180℃ほどまで上昇しているが、端部430bでは90℃程度まで落ち込んでいる。そして、この流路部材430の流路を通過して送風口431から送風される空気の温度は、送風口431の中央部が80℃で、送風口431の端部では40℃を切っている。
このような温度分布が生じる要因として、流路部材430の端部430bは外気に近く熱が逃げやすいこと、吸気ファン435で取り込まれた空気の経路は中央部より端部のほうが短く、加熱時間が少ないこと、赤外線照射手段441自体にも温度分布があることが挙げられる。
ここで、赤外線照射手段441としてのIRヒータの長手方向における温度分布について図9を参照して説明する。図9は同説明に供する説明図である。
図9は、発光長644mmのヒータ単体を使用し、ヒータの直下に石膏ボードをおき、ヒータ表面から石膏ボードまでの距離を20mm、30mm、40mmとしたときの温度分布を測定した結果を示している。
この図9の結果から分かるように、発光長644mmの内側であっても、両端部で約80mm(40mm×2)の領域は石膏ボードの温度が中央部に対して低下している。
したがって、このヒータに隣接する板金部材も同じ温度分布を生じることになる。
この場合、ヒータの発光長を十分に長くすれば一様な温度領域を使用できるが、装置が大型化したり、不要な部分を温めることになったりするので好ましくない。
次に、本実施形態の作用効果について図10も参照して説明する。図10は本実施形態における送風手段の流路部材の温度及び送風温度の温度分布の説明に供する説明図である。
本実施形態では、前述した図7で説明したように、流路部材430の加熱手段422に面する長手方向の端部430bの外壁面を黒色化面432にして、端部430bの熱吸収性を長手方向の中央部430aの熱吸収性よりも高くしている。
このとき、流路部材430の端部430bの外壁面(黒色化面432)による赤外線の吸収量が増えることで、流路部材430の端部430bの温度が中央部430aの温度に対して相対的に上昇することになる。
このように、流路部材430の端部430bの温度が中央部430aの温度より上昇することにより、ノズル部433を通過する空気の温度も、長手方向端部が長手方向中央部よりも上昇することになる。
つまり、図10に線a2で示すように、流路部材430の端部430bを黒色化面432にすることによって、流路部材430の温度が、端部430bを黒色化面432にしていない線a1で示す場合に比べて高くなり、流路部材430の長手方向における温度のばらつきが低減する。
これにより、流路部材430の端部430bの上昇温度が中央部430aの上昇温度よりも高くなる。したがって、送風口431の長手方向端部側から送風される空気の送風温度は、図10に線b2で示すように、流路部材430の端部430bを黒色化面432にしていない線b1で示す場合に比べて高くなり、送風口431の長手方向における送風温度のばらつきが低減する。
このように、流路部材430の加熱手段422に面する長手方向の端部430bのみを黒色化面432にすることで、温度低下していた部分だけを底上げすることができ、送風温度のばらつきを低減できる。
なお、黒色塗装などの黒色化は、赤外線(熱輻射)が当たる領域で、かつ、送風する空気の経路(流路)に接している流路部材を構成する板金部材に施されていることが効率的である。空気の経路ではない部分は、黒色化せずに赤外線を反射させ、熱吸収を抑える。また、流路部材430の全体を均一に黒色化すると、長手方向全体の温度が底上されるだけで、温度のばらつきを低減することはできない。
本実施形態における加熱装置402は、上記のとおり、送風手段421、加熱手段422、流路部材430を備え、次のようにして送風を行う構成としている。つまり、送風手段421は、液体を付与されて搬送されるシート材Pに対して送風し、加熱手段422は、液体を付与されて搬送されるシート材Pを加熱し、加熱手段422に対向して設けられる流路部材430は、加熱装置402において、長手方向での端部が中央よりも温度が下がりやすい状態で設けられ、長手方向での端部430bが中央よりも熱吸収性が高い流路部材430を流路として、送風手段421がシート材Pに対して送風する構成である。
次に、本発明の第2実施形態に係る加熱装置について図11及び図12を参照して説明する。図11は同加熱装置の流路部材の斜視説明図、図12は同加熱装置の側断面説明図である。
本実施形態では、流路部材430の端部430bの外壁面は、中央側に向かう方向で、熱吸収性が漸次又は段階的に低くなるように変化するようにしている。具体的には、流路部材430の端部430bの黒色化面432は、端から中央に向けてグレーに変化するようにグラデーションをかけて漸次色を薄くしている。
これによって、全体的に熱吸収性を上げられるので、温度のばらつきを低減したうえで加熱効率を向上できる。
なお、黒色のグラデーション(熱吸収性のグラデーション)は、赤外線が当たる領域において長手方向で濃度差を与えるのがよい。これは、送風口431からの送風温度の長手方向における温度分布のばらつきを低減するために黒色化を行うことによる。したがって、本実施形態でも、流路部材430の高さ方向におけるグラデーションは付与していない。
次に、本発明の第3実施形態に係る加熱装置について図13及び図14を参照して説明する。図13は同加熱装置の流路部材の斜視説明図、図14は同加熱装置の側断面説明図である。
本実施形態では、流路部材430の端部430bには、赤外線照射手段441からの熱を受ける1又は複数のフィンのような受熱部材450を配置している。受熱部材450は流路部材430の端部430bと接触している。
これにより、流路部材430の端部430bの温度、すなわち、送風口431の端部側から送風温度をより効率的に上昇させることができる。
次に、本発明の第4実施形態に係る加熱装置について図15及び図16を参照して説明する。図15は同加熱装置の流路部材の斜視説明図、図16は同加熱装置の側断面説明図である。
本実施形態では、流路部材430の端部430bの外壁面の内、ノズル部433の送風口431の近傍部分を除いて黒色化面432としている。
このように、流路部材430の端部430bの一部を黒色化しない場合でも、温度上昇の効果を得ることができ、流路部材430の長手方向における温度のばらつきを抑制できる。
なお、上記各実施形態においては、流路部材の端部の外壁面を黒色化(グラデーションを含む)して中央より熱吸収性を高めた例で説明したが、これに限るものではない。流路部材の端部の内壁面に端部の熱吸収性を高める処理をするようなこともできる。
本願において、吐出される液体は、ヘッドから吐出可能な粘度や表面張力を有するものであればよく、特に限定されないが、常温、常圧下において、または加熱、冷却により粘度が30mPa・s以下となるものであることが好ましい。より具体的には、水や有機溶媒等の溶媒、染料や顔料等の着色剤、重合性化合物、樹脂、界面活性剤等の機能性付与材料、DNA、アミノ酸やたんぱく質、カルシウム等の生体適合材料、天然色素等の可食材料、などを含む溶液、懸濁液、エマルジョンなどであり、これらは例えば、インクジェット用インク、表面処理液、電子素子や発光素子の構成要素や電子回路レジストパターンの形成用液、3次元造形用材料液等の用途で用いることができる。
液体を吐出するエネルギー発生源として、圧電アクチュエータ(積層型圧電素子及び薄膜型圧電素子)、発熱抵抗体などの電気熱変換素子を用いるサーマルアクチュエータ、振動板と対向電極からなる静電アクチュエータなどを使用するものが含まれる。
また、「液体を吐出する装置」には、液体が付着可能なものに対して液体を吐出することが可能な装置だけでなく、液体を気中や液中に向けて吐出する装置も含まれる。
この「液体を吐出する装置」は、液体が付着可能なものの給送、搬送、排紙に係わる手段、その他、前処理装置、後処理装置なども含むことができる。
例えば、「液体を吐出する装置」として、インクを吐出させて用紙に画像を形成する装置である画像形成装置、立体造形物(三次元造形物)を造形するために、粉体を層状に形成した粉体層に造形液を吐出させる立体造形装置(三次元造形装置)がある。
また、「液体を吐出する装置」は、吐出された液体によって文字、図形等の有意な画像が可視化されるものに限定されるものではない。例えば、それ自体意味を持たないパターン等を形成するもの、三次元像を造形するものも含まれる。
上記「液体が付着可能なもの」とは、液体が少なくとも一時的に付着可能なものであって、付着して固着するもの、付着して浸透するものなどを意味する。具体例としては、用紙、記録紙、記録用紙、フィルム、布などの被記録媒体、電子基板、圧電素子などの電子部品、粉体層(粉末層)、臓器モデル、検査用セルなどの媒体であり、特に限定しない限り、液体が付着するすべてのものが含まれる。
上記「液体が付着可能なもの」の材質は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックスなど液体が一時的でも付着可能であればよい。
また、「液体を吐出する装置」は、液体吐出ヘッドと液体が付着可能なものとが相対的に移動する装置があるが、これに限定するものではない。具体例としては、液体吐出ヘッドを移動させるシリアル型装置、液体吐出ヘッドを移動させないライン型装置などが含まれる。
また、「液体を吐出する装置」としては、他にも、用紙の表面を改質するなどの目的で用紙の表面に処理液を塗布するために処理液を用紙に吐出する処理液塗布装置、原材料を溶液中に分散した組成液を、ノズルを介して噴射させて原材料の微粒子を造粒する噴射造粒装置などがある。
なお、本願において、画像形成、記録、印字、印写、印刷、造形等はいずれも同義語とする。
1 印刷装置
10 搬入部
20 前処理部
30 印刷部
40 乾燥部
41 第1乾燥部
42 第2乾燥部
60 反転機構部
70 搬出部
400 加熱装置
401 搬送機構部
402 加熱装置
421 送風手段
422 加熱手段
430 流路部材
430a 中央部
430b 端部
431 送風口
432 黒色化面
433 ノズル部
434 チャンバ部
450 受熱部材

Claims (12)

  1. 送風手段と、
    前記送風手段による送風の流路を形成する流路部材と、
    前記流路部材の外側に配置された加熱手段と、を備え、
    前記流路部材の長手に沿う方向を長手方向とするとき、
    前記流路部材は、前記加熱手段に面する前記長手方向の端部の熱吸収性が、前記長手方向の中央の熱吸収性よりも高い
    ことを特徴とする加熱装置。
  2. 前記流路部材の前記加熱手段に面する外壁面は、前記長手方向の端部の熱吸収性が、前記長手方向の中央の熱吸収性よりも高い
    ことを特徴とする請求項1に記載の加熱装置。
  3. 前記送風手段は、前記流路部材の前記長手方向の端部に、前記流路部材内に前記長手方向に向かう気流を発生する吸気手段を備えている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の加熱装置。
  4. 前記流路部材の前記端部は、前記中央側に向かう方向で、熱吸収性が漸次又は段階的に低くなるように変化している
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の加熱装置。
  5. 前記流路部材の前記端部には、前記流路部材と接触している受熱部材が配置されている
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の加熱装置。
  6. 前記流路部材は、前記送風手段が風を送風する送風口を含み、
    前記長手方向において、前記流路部材の前記送風口端は、前記加熱手段の熱輻射領域端よりも外側に位置する
    ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の加熱装置。
  7. 前記長手方向において、前記加熱手段の熱輻射領域端は加熱対象の端よりも外側に位置する
    ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の加熱装置。
  8. 前記流路部材の前記端部は黒色である
    ことを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の加熱装置。
  9. 前記流路部材の前記端部は、前記中央側に向かう方向で、黒色から漸次又は段階的にグレーに変化している
    ことを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の加熱装置。
  10. 前記送風手段は、液体を付与されて搬送されるシート材に対して送風し、
    前記加熱手段は、液体を付与されて搬送される前記シート材を加熱し、
    前記加熱手段に対向して設けられる前記流路部材は、前記加熱装置において、前記長手方向での端部が中央よりも温度が下がりやすい状態で設けられ、
    前記長手方向での端部が中央よりも熱吸収性が高い前記流路部材を流路として、前記送風手段が前記シート材に対して送風する、
    ことを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載の加熱装置。
  11. シート材に液体を付与する液体付与手段と、
    前記シート材を加熱する請求項1ないし10のいずれかに記載の加熱装置と、を備えている
    ことを特徴とする液体を吐出する装置。
  12. シート材に液体を付与する液体付与手段と、
    前記シート材を加熱する請求項1ないし10のいずれかに記載の加熱装置と、を備えている
    ことを特徴とする印刷装置。
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