JP2022189879A - 自動販売機システム - Google Patents

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Abstract

【課題】現用の自動販売機に対してユニットなどの簡易な追加のみで、商品選択ボタンに接触せずに商品を選択することができる自動販売機システムを提供すること。【解決手段】自動販売機は、携帯端末4との間の近距離無線通信が確立した後、外部通信ユニット21を介して管理サーバ2から、商品選択ボタンの配置及び商品選択番号を含むボタン構成情報と、各商品選択ボタンに対応する商品情報とを含む自動販売機構成情報を取得して携帯端末4に通知し、携帯端末4は、自動販売機構成情報をもとに自動販売機の前面に対応した操作画面を表示し、選択された商品の商品選択ボタン番号を自動販売機に通知し、自動販売機は、携帯端末4から入力された商品選択ボタン番号に対応するボタンアドレスを用いて、該商品選択ボタン番号に対応する商品選択ボタンが押下されたことを自動販売機主制御部10に出力する。【選択図】図7

Description

本発明は、現用の自動販売機に対してユニットなどの簡易な追加のみで、商品選択ボタンに接触せずに商品を選択することができる自動販売機システムに関する。
近年の自動販売機は、現金だけでなく、電子マネーを用いて決済することが可能になっている。特に、RFIDタグを備えたプリペイド型の電子マネーカードを自動販売機側のRFIDリーダライタにかざすことによって決済が完了できるようになっている(特許文献1参照)。
特開2017-151674号公報
しかしながら、現金決済、電子マネー決済、QRコード(登録商標)決済などの各種の決済が可能な自動販売機であっても、商品に対応して配置された商品選択ボタンを押下して選択する必要がある。
ところで、近年のウィルス感染対策では、多くの人が触れる商品選択ボタンを振れずに商品を選択したい要望がある。また、商品選択ボタンにタッチせずに商品を選択できるタッチレス機能を追加する場合、現用の自動販売機側の改修などを極力なくして簡易に設置できることが望ましい。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、現用の自動販売機に対してユニットなどの簡易な追加のみで、商品選択ボタンに接触せずに商品を選択することができる自動販売機システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、複数の商品に対応する複数の商品選択ボタンの押下によって選択された商品を販売する自動販売機の自動販売機主制御部に接続されるとともに外部の携帯端末に近距離無線通信によって接続され、前記商品選択ボタンの押下操作を前記携帯端末の商品選択操作に代替させるタッチレスユニットであって、前記携帯端末との間の近距離無線通信を確立する近距離無線通信部と、前記携帯端末との間の近距離無線通信が確立した後、商品選択ボタン番号と商品選択ボタンのアドレスであるボタンアドレスとの対応関係を記憶した対応テーブルを用い、前記携帯端末から入力された商品選択ボタン番号に対応するボタンアドレスを用いて、該商品選択ボタン番号に対応する商品選択ボタンが押下されたことを前記自動販売機主制御部に出力するエミュレーション部と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記自動販売機は、商品を選択する数字入力キーを備え、前記自動販売機における商品選択ボタンの押下は、前記数字入力キーの押下であり、前記エミュレーション部は、前記携帯端末との間の近距離無線通信が確立した後、前記数字入力キーのアドレスを用いて、前記携帯端末から入力された入力数字が選択されたことを前記自動販売機主制御部に出力することを特徴とする。
また、本発明は、複数の商品に対応する複数の商品選択ボタンの押下によって選択された商品を販売する自動販売機と前記自動販売機に対して近距離無線通信が可能な携帯端末とを有した自動販売機システムであって、前記自動販売機は、前記携帯端末と近距離無線通信を行って前記商品選択ボタンの押下操作を前記携帯端末の商品選択操作に代替させるタッチレスユニットを備え、前記タッチレスユニットは、前記携帯端末との間の近距離無線通信が確立した後、前記自動販売機の自動販売機主制御部から前記商品選択ボタンの配置及び商品選択ボタン番号を含むボタン構成情報と、各商品選択ボタンに対応する商品情報とを含む自動販売機構成情報を取得して前記携帯端末に通知し、前記携帯端末は、前記自動販売機構成情報をもとに、前記自動販売機の前面に対応したダミーステージ操作画面を表示し、選択された商品の商品選択ボタン番号を前記タッチレスユニットに通知し、前記タッチレスユニットは、商品選択ボタン番号と商品選択ボタンのアドレスであるボタンアドレスとの対応関係を記憶した対応テーブルを用い、前記携帯端末から入力された商品選択ボタン番号に対応するボタンアドレスを用いて、該商品選択ボタン番号に対応する商品選択ボタンが押下されたことを前記自動販売機主制御部に出力することを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記タッチレスユニットは、前記自動販売機構成情報を予め記憶しておき、前記携帯端末との間の近距離無線通信が確立した後、前記自動販売機構成情報を前記携帯端末に通知することを特徴とする。
また、本発明は、複数の商品に対応する複数の商品選択ボタンの押下によって選択された商品を販売する自動販売機と、前記自動販売機に対して近距離無線通信が可能な携帯端末と、前記自動販売機に接続され前記自動販売機の販売情報を管理する管理サーバとを有した自動販売機システムであって、前記自動販売機は、前記携帯端末と近距離無線通信を行って前記商品選択ボタンの押下操作を前記携帯端末の商品選択操作に代替させるタッチレスユニットを備え、前記タッチレスユニットは、前記携帯端末との間の近距離無線通信が確立した後、前記自動販売機の自動販売機主制御部から自動販売機識別情報を前記携帯端末に通知し、前記携帯端末は、前記管理サーバに接続して前記商品選択ボタンの配置及び商品選択番号を含むボタン構成情報と、各商品選択ボタンに対応する商品情報とを含む自動販売機構成情報を取得して前記自動販売機の前面に対応したダミーステージ操作画面を表示し、選択された商品の商品選択ボタン番号を前記タッチレスユニットに通知し、前記タッチレスユニットは、商品選択ボタン番号と商品選択ボタンのアドレスであるボタンアドレスとの対応関係を記憶した対応テーブルを用い、前記携帯端末から入力された商品選択ボタン番号に対応するボタンアドレスを用いて、該商品選択ボタン番号に対応する商品選択ボタンが押下されたことを前記自動販売機主制御部に出力することを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記自動販売機は、前記管理サーバと接続する外部通信ユニットを備え、前記タッチレスユニットは、前記外部通信ユニットを介して前記自動販売機構成情報を取得して前記携帯端末に前記自動販売機構成情報を通知することを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記自動販売機は、前記管理サーバと接続する外部通信ユニットを備え、前記外部通信ユニットは、予め前記管理サーバから自動販売機構成情報及び商品情報を取得しておき、前記自動販売機構成情報をもとにダミーステージ操作画面の情報であるダミーステージ情報を生成して記憶するとともに商品情報を記憶し、前記タッチレスユニットは、前記外部通信ユニットから前記ダミーステージ情報及び商品情報を取得して前記携帯端末に通知し、前記携帯端末は、通知された前記ダミーステージ情報及び前記商品情報をもとにダミーステージ操作画面を表示することを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記自動販売機は、前記自動販売機識別情報が埋め込まれた自動販売機識別図形コードを表示し、前記携帯端末は、前記自動販売機識別図形コードを読み込んで前記自動販売機識別情報を取得することを特徴とする。
また、本発明は、複数の商品に対応する複数の商品選択ボタンの押下によって選択された商品を販売する自動販売機と前記自動販売機に対して近距離無線通信が可能な携帯端末とを有した自動販売機システムであって、前記自動販売機は、前記携帯端末と近距離無線通信を行って前記商品選択ボタンの押下操作を前記携帯端末の商品選択操作に代替させるタッチレスユニットと、前記商品選択ボタンの配置及び商品選択番号を含むボタン構成情報と、各商品選択ボタンに対応する商品情報とを含む自動販売機構成情報が埋め込まれた構成情報図形コードを表示し、前記携帯端末は、前記構成情報図形コードを読み込んで前記自動販売機構成情報をもとに、前記自動販売機の前面に対応したダミーステージ操作画面を表示し、前記タッチレスユニットとの間の近距離無線通信を確立した後、選択された商品の商品選択ボタン番号を前記タッチレスユニットに通知し、前記タッチレスユニットは、商品選択ボタン番号と商品選択ボタンのアドレスであるボタンアドレスとの対応関係を記憶した対応テーブルを用い、前記携帯端末から入力された商品選択ボタン番号に対応するボタンアドレスを用いて、該商品選択ボタン番号に対応する商品選択ボタンが押下されたことを前記自動販売機の自動販売機主制御部に出力することを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記構成情報図形コードは、暗号化されていることを特徴とする。
また、本発明は、複数の商品に対応する複数の商品選択ボタンの押下によって選択された商品を販売する自動販売機と前記自動販売機に対して近距離無線通信が可能な携帯端末とを有した自動販売機システムであって、前記自動販売機は、前記携帯端末と近距離無線通信を行って前記商品選択ボタンの押下操作を前記携帯端末の商品選択操作に代替させるタッチレスユニットを備え、前記携帯端末は、前記商品選択ボタン及び商品を含む前記自動販売機の前面画像を取得し、取得した前面画像をもとに、ダミーステージ操作画面を生成して表示し、前記タッチレスユニットとの間の近距離無線通信を確立した後、選択された商品の商品選択ボタン番号を前記タッチレスユニットに通知し、前記タッチレスユニットは、商品選択ボタン番号と商品選択ボタンのアドレスであるボタンアドレスとの対応関係を記憶した対応テーブルを用い、前記携帯端末から入力された商品選択ボタン番号に対応するボタンアドレスを用いて、該商品選択ボタン番号に対応する商品選択ボタンが押下されたことを前記自動販売機の自動販売機主制御部に出力することを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記タッチレスユニットは、前記携帯端末のダミーステージ操作画面上の商品選択ボタンの1回目の押下を受け付けると、前記自動販売機の対応する商品選択ボタンを点滅させ、前記ダミーステージ操作画面上の商品選択ボタンの2回目の押下を受け付けると、該商品選択ボタンの押下情報を前記自動販売機主制御部に出力することを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記自動販売機は、前記タッチレスユニットの近距離無線通信アドレスを示す通信アドレス図形コードを表示し、前記携帯端末は、前記通信アドレス図形コードを読み込んで前記タッチレスユニットとの通信を確立することを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記携帯端末は、アドバタイジングを行って前記タッチレスユニットとの間の通信を確立することを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記自動販売機は、前記タッチレスユニットとの接続に用いる接続判断情報のうちの所定の接続条件情報を示す接続条件情報図形コードを表示し、前記タッチレスユニットは、アドバタイズパケットを送信し、前記携帯端末は、前記接続条件情報図形コードを読み込んで前記タッチレスユニットとのスキャンリクエストの接続条件情報を設定し、この設定した接続条件情報をもとにスキャンリクエストを行って接続条件情報を取得し、設定した接続条件情報と取得した接続条件情報とが一致した場合に前記タッチレスユニットと通信接続を行うことを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記アドバタイズパケットに前記接続条件情報の一部が付加され、前記携帯端末は、前記アドバタイズパケットに付加された前記接続条件情報の一部が、前記接続条件情報図形コードが示す接続条件情報に一致した場合、他の接続条件情報を取得するためのスキャンリクエストを行い、取得した他の接続条件情報が、前記接続条件情報図形コードが示す接続条件情報に一致した場合、前記タッチレスユニットと通信接続を行うことを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記携帯端末が前記スキャンリクエストの接続条件情報の設定を行うことができない場合、前記携帯端末はスキャンレスポンスのスキャン結果を保持し、該スキャン結果が前記接続条件情報に一致するまで前記アドバタイズパケットに対するスキャンリクエストの送信を繰り返し、前記スキャン結果が前記接続条件情報に一致する場合、前記タッチレスユニットとの通信接続を行うことを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記タッチレスユニットは、前記アドバタイズパケット、及び/又は、前記スキャンリクエストに対するスキャンレスポンスに含まれる接続判断情報に、前記接続条件情報を付加して送信することを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記接続条件情報は、前記タッチレスユニットのデバイスアドレス及びサービス情報であることを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記自動販売機は、人の近接を検知する人感センサを備え、前記タッチレスユニットは、前記人感センサが人の近接を検知した場合にアドバタイジングを行って前記携帯端末との間の通信を確立することを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記自動販売機は、現金決済のみを行い、前記タッチレスユニットは、投入された貨幣の金額を表示する金額表示信号が表示部に送信されたことをモニタし、前記金額表示信号が送信された場合にアドバタイジングを行って前記携帯端末との間の通信を確立することを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記自動販売機は、商品を選択する数字入力キーを備え、前記自動販売機における商品選択ボタンの押下は、前記数字入力キーの押下であり、前記携帯端末は、前記ダミーステージ操作画面として前記数字入力キーを出力し、前記タッチレスユニットは、前記携帯端末との間の近距離無線通信が確立した後、前記数字入力キーのアドレスを用いて、前記携帯端末から入力された入力数字が選択されたことを前記自動販売機主制御部に出力することを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記携帯端末は、前記ダミーステージ操作画面として前記数字入力キーのみを出力することを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記携帯端末は、前記ダミーステージ操作画面として、前記商品情報をもとに商品をカテゴリー別に表示することを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記携帯端末は、表示すべき前記カテゴリーを予め登録しておき、登録された前記カテゴリーの商品を表示することを特徴とする。
また、本発明によれば、現用の自動販売機に対してユニットなどの簡易な追加のみで、商品選択ボタンに接触せずに商品を選択することができる。
図1は、本発明の実施の形態である自動販売機及び携帯端末を含む自動販売機システムの全体構成を示す図である。 図2は、図1に示した自動販売機システムの制御系を示す機能ブロック図である。 図3は、管理情報の一例の一部を示す図である。 図4は、タッチレスユニットの制御系の構成を示す機能ブロック図である。 図5は、本実施の形態の自動販売機システムにおける携帯端末を用いた商品選択ボタンのタッチレス押下処理手順を示すシーケンス図である。 図6は、本変形例1の自動販売機システムにおける携帯端末を用いた商品選択ボタンのタッチレス押下処理手順を示すシーケンス図である。 図7は、本変形例2の自動販売機システムにおける携帯端末を用いた商品選択ボタンのタッチレス押下処理手順を示すシーケンス図である。 図8は、変形例3によるタッチレスユニットの制御系の構成を示す機能ブロック図である。 図9は、本変形例3の自動販売機システムにおける携帯端末を用いた商品選択ボタンのタッチレス押下処理手順を示すシーケンス図である。 図10は、本変形例4の自動販売機システムにおける携帯端末を用いた商品選択ボタンのタッチレス押下処理手順を示すシーケンス図である。 図11は、本変形例5の自動販売機システムにおける携帯端末を用いた商品選択ボタンのタッチレス押下処理手順を示すシーケンス図である。 図12は、本変形例6の自動販売機システムにおける携帯端末を用いた商品選択ボタンのタッチレス押下処理手順を示すシーケンス図である。 図13は、本変形例7の自動販売機システムにおける携帯端末を用いた商品選択ボタンのタッチレス押下処理手順を示すシーケンス図である。 図14は、変形例8による携帯端末とタッチレスユニットとの間の通信確立処理手順を示すシーケンス図である。 図15は、変形例9による携帯端末とタッチレスユニットとの間の通信確立処理手順を示すシーケンス図である。 図16は、変形例10による携帯端末とタッチレスユニットとの間の通信確立処理手順を示すシーケンス図である。 図17は、変形例13による携帯端末とタッチレスユニットとの間の通信確立処理手順を示すシーケンス図である。 図18は、変形例14による携帯端末とタッチレスユニットとの間の通信確立処理手順を示すシーケンス図である。 図19は、変形例15による携帯端末とタッチレスユニットとの間の通信確立処理手順を示すシーケンス図である。 図20は、接続条件情報であるデバイスアドレスが付加されたアドバタイズパケットのデータの一例を示す図である。
以下、添付図面を参照してこの発明を実施するための形態について説明する。
<自動販売機の構成>
図1は、本発明の実施の形態である自動販売機1及び携帯端末4を含む自動販売機システムの全体構成を示す図である。また、図2は、図1に示した自動販売機システム100の制御系を示す機能ブロック図である。なお、図2では、ネットワークNを介して自動販売機1に接続される管理サーバ2も示している。また、自動販売機1は、装置の一例であり、例えば缶入り飲料、ビン入り飲料、ペットボトル入り飲料などの商品を販売する自動販売機であるが、カップ式自動販売機などであってもよい。
図1に示すように、自動販売機1は、缶入り飲料やペットボトル入り飲料などの商品を冷やした状態または温めた状態で販売するもので、本体キャビネット1aの前面開口を閉塞する外扉1bが配置される。
外扉1bの前面右側中程には、ポップアップハンドル111が設けてある。ポップアップハンドル111は、外扉1bを閉塞した状態で施錠するためのものである。自動販売機1は、外扉1bを閉塞した状態でポップアップハンドル111を押し込むことにより施錠され、解錠操作するとポップアップハンドル111がポップアップ(突出)することにより、外扉1bの開放操作が可能となる。
また、外扉1bの前面上部域には、展示室112が設けてある。展示室112は、自動販売機1が販売する商品の商品見本Dを展示するためのものである。展示室112は、外扉1bの後方側に開閉可能に取り付けられた中扉と外扉1bの前面側に嵌め込んだ透明な電照板114とにより画成され、利用者が自動販売機1の前面側から展示室112の内部を視認可能である。
展示室112の内部には、商品を展示するためのステージ115が上下方向に三つ並べて設置してあり、それぞれのステージ115において商品見本Dが横並びに展示される。
商品選択ボタン23は、商品を選択するためのもので、商品見本Dと対応するように、複数の商品選択ボタン23を備えている。なお、各商品選択ボタン23は、LED表示が可能であり、投入金額に対して商品購入が可能な商品に対応する場合、点灯表示される。また、商品選択ボタン23は、キャッシュレス決済の場合、商品選択ボタン23の押下に連動して点灯表示される。
また、展示室112の下方となる外扉1bの中程には、硬貨投入口51、紙幣挿入口53、表示部24、返却レバー52、電子マネーリーダライタ36が設けてある。
硬貨投入口51は、硬貨を受け付けるための開口である。硬貨投入口51から投入された硬貨は、外扉1bの内側に搭載したコインメカニズム(硬貨処理装置)33に収容される。コインメカニズム33は、各種硬貨の投入枚数を整理し、後述する自動販売機主制御部10に送信する一方、この自動販売機主制御部10からの指令に従い、各種硬貨を払い出すものである。なお、コインメカニズム33には、硬貨の真贋及び金種を識別する金銭識別機能を有する。
紙幣挿入口53は、紙幣を受け付けるための開口である。紙幣挿入口53から挿入された紙幣は、外扉1bの内側に搭載したビルバリデータ(紙幣処理装置)34に収容される。ビルバリデータ34は、紙幣の投入枚数を整理し、自動販売機主制御部10に送信する一方、この自動販売機主制御部10からの指令に従い、紙幣を払い出すものである。なお、ビルバリデータ34は、紙幣の真贋及び金種を識別する金銭識別機能を有する。
電子マネーリーダライタ36は、電子マネーカードにチャージされた電子マネーを読み込みむとともに、決済後の電子マネーを書き込む処理を行う。また、電子マネーリーダライタ36は、電子マネーカードに釣銭分の電子マネーをチャージする書き込み処理を行う。電子マネーリーダライタ36は、電子マネーカードを検出するとともに電子マネーカードの有効無効や種別を識別する電子マネー識別機能を有する。
表示部24は、販売中、釣り切れ、準備中、お札中止のほか、投入金額、各種設定時の情報等の各種情報を表示するためのものである。
返却レバー52は、取引の中断を指示するためのもので、返却レバー52が操作されると、取引が中断され、コインメカニズム33から硬貨返却口63に釣銭等が放出され、ビルバリデータ34から紙幣挿入口53に紙幣が返却される。
また、外扉1bの下方となる位置には、取出口62が設けてある。取出口62は、商品収納ラックから搬出された商品を取り出すための開口である。
また、外扉1bの内側には、リモコン35が配設してある。リモコン35は、各種設定操作、各種売上データの確認操作を行うためのもので、書込みキーや終了キーなどの操作キーのほか、各種設定データや確認データが表示される液晶表示器を備えている。リモコン35から設定入力された設定データは、自動販売機主制御部10に送信される。そして、リモコン35は、この自動販売機主制御部10から送信された確認データを受信する。
なお、展示室112の商品見本D、商品選択ボタン23などは、タッチパネル式のデジタルサイネージであってもよい。この場合、商品選択ボタン23の機能は、タッチパネルへの接触によって商品の選択が行われる。また、商品選択ボタン23の押下状態などは商品選択ボタンの領域が点灯表示される。
<自動販売機の制御系>
図2に示すように、自動販売機1は、自動販売機主制御部10を有し、自動販売機主制御部10には、外部通信ユニット21、タッチレスユニット22、本体制御部30、冷熱装置31、搬出装置32、コインメカニズム33、ビルバリデータ34、リモコン35、電子マネーリーダライタ36、商品選択ボタン23、表示部24が接続される。なお、タッチレスユニット22、商品選択ボタン23、表示部24は、共通のシリアル通信回線L(図4参照)により自動販売機主制御部10に接続される。
外部通信ユニット21は、例えばLTE(登録商標)などの通信方式により、ネットワークNを介して管理サーバ2に接続する通信インタフェースである。
タッチレスユニット22は、携帯端末4と近距離無線通信を行って自動販売機1の商品選択ボタン23の押下操作を携帯端末4に表示された自動販売機1のダミーステージ操作画面DD上の仮想の商品選択ボタン23aの商品選択操作に代替させる機能を有する。近距離無線通信は、WiFi(登録商標)やBluetooth(登録商標)などがあるが、消費電力の観点からのBluetooth(登録商標)、特にBLE(Bluetooth Low Energy)通信を用いている。
本体制御部30には、冷熱装置31、搬出装置32が接続される。本体制御部30は、自動販売機主制御部10の制御のもと、冷熱装置31、搬出装置32を制御する。
冷熱装置31は、本体キャビネット内の商品収納庫を設定された状態に管理するためのものである。冷熱装置31は、冷却設定された商品収納庫の内部を冷却する一方、加温設定された商品収納庫の内部を加温する。
搬出装置32は、ラックごとに設けられたベンドソレノイド、売切スイッチを管理するためのものである。本体制御部30は、自動販売機主制御部10から送信された搬出命令に従ってラックから商品を搬出する。また、搬出装置32は、ラックに収納された商品のすべてを搬出した場合に売切信号を本体制御部30に出力する。
コインメカニズム33、ビルバリデータ34、リモコン35、電子マネーリーダライタ36、商品選択ボタン23及び表示部24は、上記において説明したので説明を省略する。
自動販売機主制御部10は、販売制御部11及び記憶部12を有する。販売制御部11は、商品選択ボタン23によって選択された商品の払い出し、決済処理等を行う。また、自動販売機主制御部10は、外部通信ユニット21を介して管理サーバ2との間で、売上データ、設定データなどの通知やダウンロードを行う。
記憶部12は、管理情報D1を有する。管理情報D1には、商品情報D2、商品選択ボタン番号D3、ボタン配置情報D4を有する。商品選択ボタン番号D3及びボタン配置情報D4は、ボタン構成情報D10である。
図3は、管理情報D1の一例の一部を示す図である。図3に示すように、管理情報D1には、商品に対して予め付された販売前の商品コードと商品販売時の冷温状態との組み合わせた最小管理単位(SKU:Stock Keeping Unit)を示すSKU番号に対して商品コラム、商品価格、商品選択ボタン番号D3、売上、その他の設定項目などの商品管理内容を紐付けて管理する。SKU番号及び商品価格は、商品情報D2である。なお、管理情報D1には、ボタン配置情報D4が記憶されている。ボタン配置情報D4は、自動販売機1の前面における商品選択ボタン23の配置状態を、行と列とで示すものであり、自動販売機1のボタン配置情報D4は、3行10列である。商品選択ボタン番号D3及びボタン配置情報D4は、ボタン構成情報10を構成する。
<携帯端末の制御系>
図2に示すように、携帯端末4は、操作表示部41、外部通信部42、近距離無線通信部43、記憶部44及び制御部45を有する。操作表示部41は、例えばタッチパネル式の液晶表示デバイスであり、各種データの操作入力及び各種データの表示出力、例えば、ダミーステージ操作画面DDなどの表示を行う入出力インタフェースである。外部通信部42は、外部通信ユニット21と同様に、LTE(登録商標)などの通信方式により、ネットワークNを介して管理サーバ2と通信接続する通信インタフェースである。また、近距離無線通信部43は、例えば、WiFi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)などの通信方式を用いて自動販売機1と近距離無線通信を行う通信インタフェースである。
制御部45は、携帯端末4全体を制御する制御部であり、タッチレス制御部46を有する。タッチレス制御部46は、タッチレスユニット22からボタン構成情報D10及び商品情報D2を受けて、ダミーステージ操作画面DDを生成し、操作表示部41に表示し、ダミーステージ操作画面DD上で選択された仮想の商品選択ボタン23aの商品選択ボタン番号をタッチレスユニットに送信する。タッチレス制御部46は、例えばタッチレス制御アプリケーションとして実現される。このタッチレス制御アプリケーションは、既存の自動販売機アプリケーションに組み込んでもよい。
<タッチレスユニットの制御系>
図4は、タッチレスユニット22の制御系の構成を示す機能ブロック図である。なお、図4では、タッチレスユニット22の動作を説明するための接続機器についても示している。図4に示すように、タッチレスユニット22は、シリアル通信回線Lを介して自動販売機主制御部10に接続される。なお、各商品選択ボタン23及び表示部24はシリアル通信回線Lを介して自動販売機主制御部10に接続される。また、外部通信ユニット21とも直接接続される。
タッチレスユニット22は、タッチレスユニット22全体を制御する制御部25と、近距離無線通信部27とを有する。制御部25は、対応テーブルTを有するエミュレーション部26を有する。対応テーブルTは、商品選択ボタン番号D3と商品選択ボタン23のアドレスであるボタンアドレスとの対応関係を記憶している。ボタンアドレスは、各商品選択ボタン23のアドレスであり、商品選択ボタン23が押下された場合、押下された商品選択ボタン23のボタンアドレスを用いて商品選択ボタン23の商品選択ボタン番号を自動販売機主制御部10に送信する。
エミュレーション部26は、携帯端末4との間の近距離無線通信が確立した後、対応テーブルTを用い、携帯端末4から入力された仮想の商品選択ボタン番号に対応するボタンアドレスを取得し、このボタンアドレスを用いて、入力された商品選択ボタン番号に対応する商品選択ボタンが押下されたことを、商品選択ボタン23に代替してシリアル通信回線Lを介して自動販売機主制御部10に出力する。
また、制御部25は、携帯端末4との間の近距離無線通信が確立した後、自動販売機主制御部10から商品選択ボタンの配置(ボタン配置情報D4)及び商品選択ボタン番号D3を含むボタン構成情報D10と、各商品選択ボタン23に対応する商品情報D2とを取得し、携帯端末4に通知する。
なお、タッチレスユニット22は、少なくともボタン構成情報D10及び商品情報D2を予め記憶し、携帯端末4との間の近距離無線通信が確立した後、直ちにボタン構成情報D10及び商品情報D2を携帯端末4に通知するようにしてもよい。
近距離無線通信部27は、近距離無線通信部43と同様に、例えば、WiFi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)などの通信方式を用いて自動販売機1と近距離無線通信を行う通信インタフェースであり、ここでは、近距離無線通信部43とBLE通信を行う。
なお、図4では。携帯端末4に表示されるダミーステージ操作画面DDの一例を示している。ダミーステージ操作画面DDには、自動販売機1の前面に対応した商品選択ボタン23の配置に対応した仮想の商品選択ボタン23aが表示されるとともに、商品選択ボタン23aに対応して商品情報D2が示す商品画像を表示する。この商品画像は、商品情報D2をもとに生成した簡易な商品画像が表示される。この商品選択ボタン23aを押下すると、タッチレスユニット22を介して、商品選択ボタン23を押下したときと同じ情報が自動販売機主制御部10に出力される。これにより、多数の人が接触する商品選択ボタン23を押下せずとも、商品選択操作を行うことができる。なお、ダミーステージ操作画面DDは、実際の自動販売機1の前面の大きさに比して小さいため、商品選択ボタン23を選択しにくい場合があるため、商品選択ボタン23に対応する商品画像全体を商品選択ボタン23の押下領域としてもよい。また、商品選択ボタン23ではなく、商品情報を表示し、所望の商品情報を選択してもよい。この場合、商品情報には商品選択ボタン23が紐付られている。
<携帯端末を用いた商品選択ボタンのタッチレス押下処理>
図5は、本実施の形態の自動販売機システム100における携帯端末4を用いた商品選択ボタン23のタッチレス押下処理手順を示すシーケンス図である。図5に示すように、まず、携帯端末4とタッチレスユニット22とは、BLE通信により通信確立を行う(ステップS100)。その後、タッチレスユニット22は、自動販売機主制御部10から、ボタン構成情報D10及び商品情報D2を取得する(ステップS110)。そして、タッチレスユニット22は、取得したボタン構成情報D10及び商品情報D2を携帯端末4に通知する(ステップS120)。
携帯端末4は、通知されたボタン構成情報D10及び商品情報D2を用いてダミーステージ操作画面DDを生成し、操作表示部41に表示する(ステップS130)。その後、ダミーステージ操作画面DD上の仮想の商品選択ボタン23aあるいは仮想の商品選択ボタン23aに対応する商品画像が押下される(ステップS140)と、携帯端末4は、押下された商品選択ボタン23aの商品選択ボタン番号D3をタッチレスユニット22に通知する(ステップS150)。この商品選択ボタン番号D3を受けたタッチレスユニット22は、対応テーブルTを参照して、入力された商品選択ボタン番号D3に対応するボタンアドレスを取得し(ステップS160)、このボタンアドレスを用いて、押下された商品選択ボタン番号D3のボタン押下情報(ボタンON/OFF情報)を自動販売機主制御部10に出力する(ステップS170)。この後、自動販売機主制御部10は、決済が終了すると、商品選択ボタン番号D3に対応する商品を商品ラックから搬出する。
なお、上記したように、タッチレスユニット22がボタン構成情報D10及び商品情報D2を予め記憶している場合、ステップS110は省略される。
<変形例1>
上記の実施の形態では、タッチレスユニット22が自動販売機主制御部10あるいはタッチレスユニット22が保持するタッチレスユニット22がボタン構成情報D10及び商品情報D2を携帯端末4に通知し、このボタン構成情報D10及び商品情報D2をもとにダミーステージ操作画面DDを生成するようにしていた。
本変形例1では、管理サーバ2が有するボタン構成情報D10及び商品情報D2を含む自動販売機構成情報D20を管理サーバ2が携帯端末4に通知するようにしている。図6は、本変形例1の自動販売機システム100における携帯端末4を用いた商品選択ボタン23のタッチレス押下処理手順を示すシーケンス図である。図6に示すように、まず、携帯端末4とタッチレスユニット22とは、BLE通信により通信確立を行う(ステップS100)。その後、タッチレスユニット22は、自動販売機主制御部10から、自動販売機識別情報を取得する(S101)。タッチレスユニット22は、取得した自動販売機識別情報を携帯端末4に通知する(ステップS102)。
その後、携帯端末4は、外部通信部42を介し、自動販売機識別情報を管理サーバ2に通知して自動販売機識別情報に対応する自動販売機構成情報D20を取得する(ステップS103)。その後、実施の形態と同じように、ステップS130~S170の処理を行う。
この自動販売機構成情報D20には、精細なカラーの商品画像も含まれるため、携帯端末4は、実ステージとほぼ同じダミーステージ操作画面DDを生成することができ、商品対する視認性が良くなる。
<変形例2>
上記の変形例1では、自動販売機構成情報D20を携帯端末4が直接、管理サーバ2にアクセスして取得していたが、本変形例2では、自動販売機1の外部通信ユニット21を介して自動販売機構成情報D20を取得するようにしている。
図7は、本変形例2の自動販売機システム100における携帯端末4を用いた商品選択ボタン23のタッチレス押下処理手順を示すシーケンス図である。図7に示すように、まず、携帯端末4とタッチレスユニット22とは、BLE通信により通信確立を行う(ステップS100)。その後、タッチレスユニット22は、外部通信ユニット21を介して管理サーバ2から自動販売機構成情報D20を取得する(ステップS104)。そして、タッチレスユニット22は、取得した自動販売機構成情報D20を携帯端末4に通知する(ステップS105)。その後、実施の形態及び変形例1と同じように、ステップS130~S170の処理を行う。
本変形例2では、携帯端末4が管理サーバ2にアクセスする必要がないので、ユーザに対して通信コストなどの負担をかけなくて済む。
<変形例3>
上記の変形例2では、外部通信ユニット21及びタッチレスユニット22を介して管理サーバ2から自動販売機構成情報D20を取得し、携帯端末4がダミーステージ操作画面DDを生成するようにしていた。本変形例3では、外部通信ユニット21が、管理サーバ2から自動販売機構成情報D20を予め取得しておき、ダミーステージ操作画面DDのダミーステージ情報を生成し、さらに商品情報を生成しておき、それぞれ記憶部に記憶しておき、タッチレスユニット22からの要求により、ダミーステージ情報及び商品情報をタッチレスユニット22を介して携帯端末4側に送信するようにしている。
図8は、変形例3によるタッチレスユニット22の制御系の構成を示す機能ブロック図である。タッチレスユニット22は、外部通信ユニット21に直接接続されている。外部通信ユニット21は、管理サーバ2と通信を行う外部通信部71を有するとともに、制御部72及び記憶部75を有する。制御部72は、ダミーステージ生成部及び商品情報生成部74を有する。ダミーステージ生成部73は、管理サーバ2との通信により予め自動販売機構成情報D20を取得しておき、ダミーステージ操作画面DDを予め生成し、生成したダミーステージ情報を記憶部75に記憶しておく。また、商品情報生成部74は、管理サーバ2との通信により予め商品情報を取得しておき、商品情報D2を取得しておき、商品情報D2を記憶部75に記憶しておく。
図9は、本変形例3の自動販売機システム100における携帯端末4を用いた商品選択ボタン23のタッチレス押下処理手順を示すシーケンス図である。図9に示すように、まず、携帯端末4とタッチレスユニット22とは、BLE通信により通信確立を行う(ステップS100)。その後、タッチレスユニット22は、外部通信ユニット21に記憶されているダミーステージ情報及び商品情報を取得する(ステップS104a)。そして、タッチレスユニット22は、取得したダミーステージ情報及び商品情報を携帯端末4に通知する(ステップS105a)。その後、携帯端末4は、取得したダミーステージ情報及び商品情報を用いて直ちにダミーステージ操作画面DDを表示する(ステップS130a)。その後、携帯端末4は、実施の形態及び変形例2と同じように、ステップS140~S170の処理を行う。
本変形例3では、予め外部通信ユニット21がダミーステージ操作画面を生成しているので、携帯端末4にかかる負担を軽減することができる。
<変形例4>
上記の変形例1では、タッチレスユニット22が自動販売機主制御部10から自動販売機識別情報を取得するようにしていたが、本変形例4では、携帯端末4が、自動販売機1に貼り付けられ、あるいは表示された自動販売機識別情報が埋め込まれた自動販売機識別図形コードを読み込むことによって自動販売機識別情報を取得するようにしている。
図10は、本変形例4の自動販売機システム100における携帯端末4を用いた商品選択ボタン23のタッチレス押下処理手順を示すシーケンス図である。図10に示すように、まず、携帯端末4とタッチレスユニット22とは、BLE通信により通信確立を行う(ステップS100)。その後、タッチレスユニット22は、自動販売機識別図形コードを読み込むことによって自動販売機識別情報を取得する(ステップS101a)。その後、携帯端末4は、取得した自動販売機識別情報を用いて管理サーバ2から自動販売機構成情報D20を取得する(ステップS103)。その後、実施の形態及び変形例1,2と同じように、ステップS130~S170の処理を行う。
本変形例4では、携帯端末4が管理サーバ2にアクセスする必要がないので、ユーザに対して通信コストなどの負担をかけなくて済む。
<変形例5>
上記の実施の形態では、タッチレスユニット22が自動販売機主制御部10あるいはタッチレスユニット22からボタン構成情報D10及び商品情報D2を取得して携帯端末4に通知するようにしていたが、本変形例5では、携帯端末4が、直接、ボタン構成情報D10及び商品情報D2が埋め込まれた構成情報図形コードを読み込んでボタン構成情報D10及び商品情報D2を取得するようにしている。
図11は、本変形例5の自動販売機システム100における携帯端末4を用いた商品選択ボタン23のタッチレス押下処理手順を示すシーケンス図である。図11に示すように、まず、携帯端末4とタッチレスユニット22とは、BLE通信により通信確立を行う(ステップS100)。その後、携帯端末4は、構成情報図形コードを読み込んでボタン構成情報D10及び商品情報D2を取得する(ステップS106)。その後、実施の形態及び変形例と同じように、ステップS130~S170の処理を行う。
なお、構成情報図形コードに埋め込まれたボタン構成情報D10及び商品情報D2は、自動販売機1の内部構成を示すものであり、ボタン構成情報D10及び商品情報D2を暗号化して埋め込むことが好ましい。これに対し、携帯端末4側、構成情報図形コードを読み込む際、復号化処理を行ってボタン構成情報D10及び商品情報D2を取得する。
この構成情報図形コードの暗号化により、通常のコード読取アプリケーションで読み込んでもボタン構成情報D10及び商品情報D2を取得することができない。
<変形例6>
上記の実施の形態及び変形例では、ボタン構成情報D10及び商品情報D2、あるいは自動販売機構成情報D20を取得してダミーステージ操作画面DDを生成するようにしていが、本変形例6では、実際の自動販売機1の前面の商品見本D及び商品選択ボタン23を含む前面画像を取得し、この前面画像を画像処理してダミーステージ操作画面DDを生成するようにしている。
図12は、本変形例6の自動販売機システム100における携帯端末4を用いた商品選択ボタン23のタッチレス押下処理手順を示すシーケンス図である。図12に示すように、まず、携帯端末4とタッチレスユニット22とは、BLE通信により通信確立を行う(ステップS100)。その後、携帯端末4は、自動販売機1の前面画像、すなわちステージ画像を撮像して取得する(ステップS107)。そして、携帯端末4は、取得したステージ画像を画像処理してダミーステージ操作画面DDを生成し、操作表示部41に表示する(ステップS130)。その後、実施の形態及び変形例と同じように、ステップS140~S170の処理を行う。
なお、ステージ画像からダミーステージ操作画面を生成する際、携帯端末4のみでなく、クラウド上の高速画像処理機能を用いるようにしてもよい。
<変形例7>
上記の実施の形態及び変形例では、ダミーステージ操作画面DD上の商品選択ボタン23aの1回の押下で、商品選択を行っているが、本変形例7では、商品選択ボタン23aの1回目の押下を受け付けると、自動販売機1の対応する商品選択ボタン23を点滅させ、商品選択ボタン23aの2回目の押下を受け付けると、該商品選択ボタンが押下されたことを自動販売機主制御部10に出力するようにして、商品選択ボタン23aの誤操作を防止するようにしている。
図13は、本変形例7の自動販売機システム100における携帯端末4を用いた商品選択ボタン23のタッチレス押下処理手順を示すシーケンス図である。図13に示すように、ステップS100~ステップS130までは、実施の形態と同じである。その後、1回目の商品選択ボタン23aが押下されると(ステップS140)、商品選択ボタン23aに対応する商品選択ボタン番号がタッチレスユニット22に通知される(ステップS150)。タッチレスユニット22は、商品選択ボタン23に対応するLEDなどのランプのランプアドレスを取得する(ステップS151)。その後、タッチレスユニット22は、このランプアドレスを用いて、押下した商品選択ボタンのランプを点滅させるランプ点滅指示を商品選択ボタン23内のランプに出力する(ステップS152)。このランプ点滅指示を受けた商品選択ボタン23内のランプは、ランプを点滅する(ステップS153)。これにより、ユーザは、自動販売機1の商品選択ボタン23の点滅を視認して、選択した商品選択ボタンが所望のボタンであるか否かを判断できる。なお、このランプ点滅は、タッチレスユニット22が自動販売機主制御部10を介さず、直接に制御しているため、自動販売機主制御部10のソフトウェアを変更する必要がない。
その後、1回目と同じ2回目の商品選択ボタン23aあるいは仮想の商品選択ボタン23aに対応する商品画像が押下されると(ステップS160)、携帯端末4は、選択した商品選択ボタン番号をタッチレスユニット22に通知する(ステップS170)。2回目の商品選択ボタン信号を受けたタッチレスユニット22は、対応テーブルTを参照して、選択した商品選択ボタン23のボタンアドレスを取得し(ステップS171)、このボタンアドレスを用いて、押下した商品選択ボタン番号のボタン押下情報(ボタンON/OFF情報)を自動販売機主制御部10に通知する(ステップS172)。そして、ボタン押下情報を受信した自動販売機主制御部10は、ボタン押下情報が示す商品選択ボタン23内のランプを点灯させるランプ点灯指示を出力する(ステップS173)。このランプ点灯指示を受けた商品選択ボタン23内のランプは、ランプを点灯する(ステップS174)。これにより、ランプは、点滅から点灯に切り替えられる。
<変形例8>
上記の実施の形態及び変形例では、携帯端末4とタッチレスユニット22との通信確立を行う際、タッチレスユニット22が常に定期的に管理情報を送信するアドバタイジングを行うようにしていることを前提としていた。本変形例8では、図14に示すように、タッチレスユニット22の近距離無線通信部27の通信アドレスが埋め込まれた通信アドレス図形コードが自動販売機1に貼り付けられ、あるいは表示されており、携帯端末4が、この通信アドレス図形コードを読み込んで、通信アドレスを取得する(ステップS200)。その後、携帯端末4は、この通信アドレスを用いてタッチレスユニット22との間の通信を確立する(ステップS210)。この通信アドレスを用いることにより、通信確立を迅速に行うことができる。
<変形例9>
上記の実施の形態及び変形例では、携帯端末4とタッチレスユニット22との通信確立を行う際、タッチレスユニット22が常に定期的に管理情報を送信するアドバタイジングを行うようにしていることを前提としていた。本変形例9では、図15に示すように、携帯端末4がペリフェラルとしてアドバタイジングを行う(ステップS201)。その後、このアドバタイジングを掴んだタッチレスユニット22と携帯端末4との間の通信を確立する(ステップS210)。
<変形例10>
本変形例9では、人の近接を検知する図示しない人感センサを自動販売機1に備え、タッチレスユニット22が、人感センサによる人の近接を検知した場合に、タッチレスユニット22側がアドバタイジングを行って携帯端末4との間の通信を確立するようにしている。
すなわち、図16に示すように、まず、自動販売機主制御部10は、人感センサによって人を検知すると(ステップS202)、タッチレスユニット22に人検知信号を通知する(ステップS203)。人検知信号を受けたタッチレスユニット22は、アドバタイジングを開始する(ステップS204)。その後、携帯端末4とタッチレスユニット22との間の通信が確立する(ステップS210)。
これにより、タッチレスユニット22は、常にアドバタイジングを行う必要がないので、消費電力を低減することができる。
<変形例11>
上記の実施の形態及び変形例では、各商品に対応した複数の商品選択ボタンを押下することによって商品を選択する自動販売機を前提に説明したが、商品の選択する数字入力キーを用いて選択する自動販売機であってもよい。
この数字入力キーは、自動販売機の前面に配置されるテンキーであり、確定キー、訂正キーなどを含む。なお、各商品には商品番号が割り当てられ、割り当てられた数字は、自動販売機前面の商品に対応して表示されている。この数字入力キーを備えた自動販売機における商品選択ボタンの押下は、数字入力キーの押下となる。そして、タッチレスユニット22は、携帯端末4との間の近距離無線通信が確立した後、数字入力キーのアドレスを用いて、携帯端末4から入力された入力数字が選択されたことを自動販売機主制御部10に出力することになる。
この場合、商品番号は、自動販売機前面の商品に対応付けられて表示されているため、携帯端末4は、数字入力キーのみを表示すればよい。なお、数字入力キーは、自動販売機1に設けられた数字入力キー(テンキー)と同じ配列でなくてもよく、数字が入力できればよい。
<変形例12>
上記の実施の形態及び変形例のダミーステージ操作画面は、自動販売機1の前面に対応した操作画面であったが、これに限らず、携帯端末4は、自動販売機1の商品の前面配置とは関係なく、自動販売機構成情報の商品情報をもとに、商品をカテゴリー別に表示するようにしてもよい。例えば、コーヒー系(ブラック、微糖、ココア、ミルクコーヒーなど)のみを表示してもよいし、水及びお茶のみ表示してもよいし、炭酸系(コーラ、サイダー、ジンジャーエールなど)のみを表示してもよい。また、カテゴリーの飲料にまとめて配列して表示するようにしてもよい。
この場合、携帯端末4は、表示すべきカテゴリーを予め登録しておき、登録されたカテゴリーの商品のみを表示するようにしてもよい。
<変形例13>
携帯端末4は、自動販売機1に表示され、サービス情報及び自動販売機識別情報(タッチレスユニット22のデバイスアドレス)である接続条件情報が埋め込まれた接続条件情報図形コードを読み取ってタッチレスユニット22と通信を確立する場合であって、タッチレスユニット22がBLEのアドバタイズパケットを送信している場合、携帯端末4側は、BLEとのアドバタイジングにおいて接続条件情報図形コードのサービス情報及びデバイスアドレスと一致していることを確認する必要がある。なお、サービス情報とは、自動販売機1が提供するサービスであり、例えば携帯端末4を用いた図形コード利用決済、ポイント利用決済、クーポン利用決済などの情報である。このサービス情報及びデバイスアドレスである接続条件情報の確認は、複数の自動販売機が隣接している場合、接続条件情報図形コードを読み込んだ商品購入対象の自動販売機のみに確実に接続するためである。
なお、タッチレスユニット22は、携帯端末4とのBLE接続に際し、携帯端末4がタッチレスユニット22との接続を判断するための接続判断情報を保持している。接続判断情報には、タッチレスユニット22のデバイス名、電波レベル、サービス情報、デバイスアドレス、携帯端末4などの接続先のターゲットアドレス、自動販売機の製造元情報などが含まれ、これらの接続判断情報のうち、デバイスアドレス及びサービス情報が上記の接続条件情報であり、接続条件情報図形コードに埋め込まれている。
図17は、変形例13による携帯端末4とタッチレスユニット22との間の通信確立処理手順を示すシーケンス図である。図17に示すように、まず、携帯端末4は、自動販売機1に表示された接続条件情報図形コードを読み取る(ステップS300)。そして、携帯端末4は、読み取った接続条件情報図形コードのサービス情報及びデバイスアドレスを保持し、サービス情報及びデバイスアドレスをスキャン条件として設定する(ステップS310)。
その後、携帯端末4は、タッチレスユニット22からのアドバタイズパケットを受信する(ステップS320)。このアドバタイズパケットには、デバイス名が含まれている。携帯端末4は、アドバタイズパケットを受信すると、スキャン条件の1つであるサービス情報を取得するためのスキャンリクエストをタッチレスユニット22に送信し(ステップS330)、スキャンレスポンスとしてサービス情報を取得する(ステップS340)。さらに、携帯端末4は、スキャン条件の1つのであるデバイスアドレスを取得するためのスキャンリクエストをタッチレスユニット22に送信し(ステップS350)、スキャンレスポンスとしてデバイスアドレスを取得する(ステップS360)。
そして、携帯端末4は、設定されたスキャン条件(保持した接続条件情報)が示すサービス情報とデバイスアドレスとが、それぞれスキャンレスポンスで取得したサービス情報とデバイスアドレスとに一致しているか否かを判定する(ステップS370)。一致しない場合(ステップS370:No)は、ステップS330に移行してスキャンリクエストを繰り返し、一致する場合(ステップS370:Yes)は、商品購入対象の自動販売機1であるとして、タッチレスユニット22に対して接続要求を行って(ステップS380)、通信を確立する。その後、携帯端末4とタッチレスユニット22との間におけるBLEのデータ送受信が行われる(ステップS390)。
これにより、接続条件情報図形コードを読み込んだ商品購入対象の自動販売機でない自動販売機との通信接続を防止できるとともに、迅速な自動販売機との通信接続を行うことができる。
なお、接続条件情報は、デバイスアドレスのみであってもよい。この場合のスキャンリクエストは、デバイスアドレスを取得するスキャンリクエストのみが行われる。
<変形例14>
上記の変形例13では、サービス情報及びデバイスアドレスを取得するためのスキャンリクエストを行っていたが、本変形例14では、アドバタイズパケットにサービス情報を付加して送信している。この結果、アドバタイズパケットには、デバイス名にサービス情報が付加されることになる。これにより、サービス情報のスキャンリクエストを行わずにサービス情報を取得することができるため、スキャンリクエストが少なくなり、迅速な通信確立を行うことができる。
図18は、変形例14による携帯端末4とタッチレスユニット22との間の通信確立処理手順を示すシーケンス図である。図18に示すように、まず、携帯端末4は、自動販売機1に表示された接続条件情報図形コードを読み取る(ステップS400)。そして、携帯端末4は、読み取った接続条件情報図形コードのサービス情報及びデバイスアドレスをスキャン条件として設定する(ステップS410)。
その後、携帯端末4は、タッチレスユニット22から、サービス情報が付加されたアドバタイズパケットを受信する(ステップS420)と、そして、スキャン条件の1つであるサービス情報と、アドバタイズパケットに付加されたサービス情報とが一致するか否かを判定する(ステップS430)。一致しない場合(ステップS430:No)、ステップS420に移行してアドバタイズパケットをさらに受信する。一方、一致した場合(ステップS430:Yes)、携帯端末4は、残りのスキャン条件であるデバイスアドレスを取得するためのスキャンリクエストをタッチレスユニット22に送信し(ステップS440)、スキャンレスポンスとしてデバイスアドレスを取得する(ステップS450)。
そして、携帯端末4は、設定されたデバイスアドレスと、スキャンレスポンスで取得したデバイスアドレスとが一致しているか否かを判定する(ステップS460)。一致しない場合(ステップS460:No)は、ステップS440に移行してスキャンリクエストを繰り返し、一致する場合(ステップS460:Yes)は、商品購入対象の自動販売機1であるとして、タッチレスユニット22に対して接続要求を行って(ステップS470)、通信を確立する。その後、携帯端末4とタッチレスユニット22との間におけるBLEのデータ送受信が行われる(ステップS480)。
なお、上記の接続条件情報は、一例であり、デバイスアドレスのみであってもよく、また、他の接続条件情報を加えてもよい。
<変形例15>
上記の変形例14,15では、接続条件情報図形コードの読取によって得た接続条件情報をスキャン条件として設定してスキャンリクエストを行うようにしていたが、携帯端末4によっては、接続条件情報図形コードの読取によって得た接続条件情報をスキャン条件として設定できない場合がある。このような場合、各自動販売機の各タッチレスユニットからのアドバタイジングがあるが、スキャン条件が設定できないため、無条件でスキャンを行うことになる。本変形例15では、このような場合、各タッチレスユニットとのアドバタイジングによって得られたスキャン結果をスキャン結果リストとして保持し、各スキャン結果リストの情報と、接続条件情報図形コードの読取によって得た接続条件情報とが一致するタッチレスユニットに対して接続要求を行って通信を確立するようにしている。
図19は、変形例15による携帯端末4とタッチレスユニット22との間の通信確立処理手順を示すシーケンス図である。図19に示すように、まず、携帯端末4は、自動販売機1に表示された接続条件情報図形コードを読み取り、読み取った接続条件情報図形コードのサービス情報及びデバイスアドレスを保持する(ステップS500)。
その後、携帯端末4は、タッチレスユニット22や他のタッチレスユニット22´から、アドバタイズパケットを受信する。例えば、携帯端末4は、タッチレスユニット22からアドバタイズパケットを受信する(ステップS510)。そして、受信したアドバタイズパケットに対するスキャンリクエストを行い(ステップS520)、タッチレスユニット22からスキャンレスポンスを受信し(ステップS530)、タッチレスユニット22から受信した接続判断情報をスキャン結果リストとして生成する(ステップS540)。同様に、携帯端末4は、タッチレスユニット22´からアドバタイズパケットを受信する(ステップS550)。そして、受信したアドバタイズパケットに対するスキャンリクエストを行い(ステップS560)、タッチレスユニット22´からスキャンレスポンスを受信し(ステップS570)、タッチレスユニット22´から受信した接続判断情報をスキャン結果リストとして生成する(ステップS580)。
その後、携帯端末4は、各スキャン結果リスト内に、接続条件情報に一致するスキャン結果(接続判断情報)があるか否かを判定する(ステップS590)。接続条件情報に一致するスキャン結果がない場合(ステップS590:No)、さらに他のタッチレスユニットとのアドバタイジングを行ってスキャン結果リストを生成する。一方、接続条件情報に一致するスキャン結果がある場合(ステップS590:Yes)、一致するスキャン結果を有するタッチレスユニット22に対して接続要求を行って(ステップS600)、通信を確立する。その後、携帯端末4とタッチレスユニット22との間におけるBLEのデータ送受信が行われる(ステップS610)。なお、図19では、タッチレスユニット22の自動販売機の接続条件情報図形コードを読み取った場合の例を示している。
また、図19では、タッチレスユニット22,22´に対するアドバタイジングごとにそれぞれスキャン結果リストを生成した後に、接続条件情報に一致するスキャン結果があるか否かを判定していたが、これに限らず、各アドバタイジングに対するスキャン結果リストが生成された段階で、接続条件情報に一致するスキャン結果があるか否かを判定してもよい。
<変形例16>
ところで、携帯端末4によっては、スキャン結果として特定の接続判断情報のみしか受信できない場合がある。例えば、デバイス名及びサービス情報のみしか受信できない携帯端末4がある。このような場合、携帯端末4は、接続条件情報の一つであるデバイスアドレスを取得することができない。このため、本変形例16では、図20に示すように、アドバタイズパケット内に接続条件情報であるデバイスアドレスを付加して送信するようにしている。アドバタイズパケットには、一般にデバイス名が含まれるが、許容情報量の範囲内で、さらにデバイスドレスを付加するようにしている。このデバイスアドレスの付加は、例えば、高ビット側をデバイス名、低ビット側をデバイスアドレスとなる一体のデータとする。
なお、接続条件情報のサービス情報がサービス名である場合、例えば、サービスレズポン巣のサービス情報内にサービス名を付加させるようにしてもよい。
すなわち、本変形例16では、携帯端末4側が接続条件情報を受信できない場合を考慮し、タッチレスユニット22側が、接続判断情報内に、接続条件情報図形コードに埋め込んだ接続条件情報を付加して送信するようにしている。接続条件情報の付加は、アドバタイズパケットであっても、スキャンレスポンスであってもよい。また、接続条件情報のスキャンリクエストがあった場合、この接続条件情報が付加された接続判断情報が返信されることになる。
なお、上記の実施の形態及び変形例では、現金決済、キャッシュレス決済などが混在する自動販売機1を前提として説明したが、現金決済のみを行う自動販売機の場合、タッチレスユニット22は、貨幣が投入されて表示部24に金額表示信号がシリアル通信回線Lに送信されたことをモニタし、金額表示信号が送信された場合にアドバタイジングを行って携帯端末4とタッチレスユニット22との間の通信を確立するようにしてもよい。
また、上記の実施の形態及び変形例で図示した各構成は機能概略的なものであり、必ずしも物理的に図示の構成をされていることを要しない。すなわち、各装置及び構成要素の分散・統合の形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を各種の使用状況などに応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
1 自動販売機
1a 本体キャビネット
1b 外扉
2 管理サーバ
4 携帯端末
10 自動販売機主制御部
11 販売制御部
12,44,75 記憶部
21 外部通信ユニット
22,22´ タッチレスユニット
23,23a 商品選択ボタン
24 表示部
25,45,72 制御部
26 エミュレーション部
27,43 近距離無線通信部
30 本体制御部
31 冷熱装置
32 搬出装置
33 コインメカニズム
34 ビルバリデータ
35 リモコン
36 電子マネーリーダライタ
41 操作表示部
42,71 外部通信部
46 タッチレス制御部
51 硬貨投入口
52 返却レバー
53 紙幣挿入口
62 取出口
63 硬貨返却口
73 ダミーステージ生成部
74 商品情報生成部
100 自動販売機システム
111 ポップアップハンドル
112 展示室
114 電照板
115 ステージ
D 商品見本
D1 管理情報
D2 商品情報
D3 商品選択ボタン番号
D4 ボタン配置情報
D10 ボタン構成情報
D20 自動販売機構成情報
DD ダミーステージ操作画面
L シリアル通信回線
N ネットワーク
T 対応テーブル

Claims (2)

  1. 複数の商品に対応する複数の商品選択ボタンの押下によって選択された商品を販売する自動販売機と、前記自動販売機に対して近距離無線通信が可能な携帯端末と、前記自動販売機に接続され前記自動販売機の販売情報を管理する管理サーバとを有した自動販売機システムであって、
    前記自動販売機は、前記携帯端末と近距離無線通信を行って前記商品選択ボタンの押下操作を前記携帯端末の商品選択操作に代替させる機能を有するとともに、前記管理サーバと接続する外部通信ユニットを備え、
    前記自動販売機は、前記携帯端末との間の近距離無線通信が確立した後、前記外部通信ユニットを介して前記管理サーバから、前記商品選択ボタンの配置及び商品選択番号を含むボタン構成情報と、各商品選択ボタンに対応する商品情報とを含む自動販売機構成情報を取得して前記携帯端末に通知し、
    前記携帯端末は、前記自動販売機構成情報をもとに前記自動販売機の前面に対応した操作画面を表示し、選択された商品の商品選択ボタン番号を前記自動販売機に通知し、
    前記自動販売機は、商品選択ボタン番号と商品選択ボタンのアドレスであるボタンアドレスとの対応関係を記憶した対応テーブルを用い、前記携帯端末から入力された商品選択ボタン番号に対応するボタンアドレスを用いて、該商品選択ボタン番号に対応する商品選択ボタンが押下されたことを前記自動販売機の自動販売機主制御部に出力することを特徴とする自動販売機システム。
  2. 複数の商品に対応する複数の商品選択ボタンの押下によって選択された商品を販売する自動販売機と、前記自動販売機に対して近距離無線通信が可能な携帯端末と、前記自動販売機に接続され前記自動販売機の販売情報を管理する管理サーバとを有した自動販売機システムであって、
    前記自動販売機は、前記携帯端末と近距離無線通信を行って前記商品選択ボタンの押下操作を前記携帯端末の商品選択操作に代替させる機能を有するとともに、前記管理サーバと接続する外部通信ユニットを備え、
    前記外部通信ユニットは、予め前記管理サーバから自動販売機構成情報及び商品情報を取得しておき、前記自動販売機構成情報をもとに前記自動販売機の前面に対応した操作画面の情報である操作画面情報を生成して記憶するとともに商品情報を記憶し、
    前記自動販売機は、前記携帯端末との間の近距離無線通信が確立した後、前記外部通信ユニットから前記操作画面情報及び商品情報を取得して前記携帯端末に通知し、
    前記携帯端末は、通知された前記操作画面情報及び前記商品情報をもとに前記操作画面を表示し、選択された商品の商品選択ボタン番号を前記自動販売機に通知し、
    前記自動販売機は、商品選択ボタン番号と商品選択ボタンのアドレスであるボタンアドレスとの対応関係を記憶した対応テーブルを用い、前記携帯端末から入力された商品選択ボタン番号に対応するボタンアドレスを用いて、該商品選択ボタン番号に対応する商品選択ボタンが押下されたことを前記自動販売機の自動販売機主制御部に出力することを特徴とする自動販売機システム。
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