JP2022187767A - 現像装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 - Google Patents

現像装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 Download PDF

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【課題】封止シートを開封する際の作業距離を低減し、操作性を向上させる。【解決手段】像担持体に形成された潜像を現像剤により現像する現像装置であって、現像剤を搬送する搬送部材を回転可能に支持する搬送室と、前記搬送室と連通する連通口を通して前記搬送室に供給する現像剤を収容する収容室と、を有する現像容器と、前記連通口の外周部に接着又は溶着して前記連通口を封止し、前記連通口の長手方向の一端にて折り返したシート部材と、前記折り返した前記シート部材を前記現像装置の外へ通す穴部と、前記穴部を通した前記シート部材を前記現像装置の外において折り返し、折り返した前記シート材の端部を固定する固定部を有し、前記現像装置に固定された固定部材と、前記現像装置の外において折り返した前記シート部材の折り返し部と係合し、前記現像装置に対して相対移動可能に設けた把手部材と、を備える。【選択図】 図6

Description

本発明は、像担持体に形成された潜像を現像剤により現像する現像装置、これを備えた現像装置、及び画像形成装置に関する。
従来、電子写真方式を利用した画像形成装置において、像担持体に形成された潜像を現像剤により現像する現像装置は、画像形成装置に着脱可能であり、あらかじめ現像装置内に現像剤を収容する方法が主流となっている。このような現像装置では、現像装置内に収容した初期現像剤が、最初に使用する前に、高温高湿の外気に触れて劣化することや、現像装置外への飛散を抑制するため、以下の構成が知られている。
現像装置は、現像装置内の収容室に初期現像剤を収容し、その収容室の開口を封止シートで封止して、初期現像剤を収容室に収容した状態で収容室を密封している。そして、現像装置は、最初に使用する際にこの封止シートを引き抜いて収容室を開封している。
このような構成の現像装置では、収容室の長手方向にわたって設けられた開口を、封止シートで封止する構成がとられている(特許文献1参照)。特に、封止シートを開口の外周部に溶着や接着等により貼り付けることで収容室を密封し、長手方向の一方の端部で折り返す。そして、折り返した封止シートを、長手方向の他方の端部側において、長手方向一方から他方に向けて引き抜くことで収容室を開封する。このような方式が多く採用されている。
特開2019-148648号公報
しかしながら、折り返された封止シートをユーザが引き抜く場合、封止シートを前述した長手方向に引き抜く距離は、開口を封止した長手方向の距離の2倍の距離が必要になる。例えば、現像装置の長手方向の領域は、A4サイズからA3サイズに対応する機器で約250mm~350mm程度ある。そのため、封止シートを長手方向に引き抜く距離は500mm~700mm程度となり、収容室を開封する際に封止シートを引き抜く作業距離が長くなり、操作性に課題がある。
本発明の目的は、収容室を開封する際に封止シートを引き抜く作業距離を低減し、操作性を向上させることである。
上記目的を達成するための本発明の代表的な構成は、像担持体に形成された潜像を現像剤により現像する現像装置であって、現像剤を搬送する搬送部材を回転可能に支持する搬送室と、前記搬送室と連通する連通口を通して前記搬送室に供給する現像剤を収容する収容室と、を有する現像容器と、前記連通口の外周部に接着又は溶着して前記連通口を封止し、前記連通口の長手方向の一端にて折り返したシート部材と、前記折り返した前記シート部材を前記現像装置の外へ通す穴部と、前記穴部を通した前記シート部材を前記現像装置の外において折り返し、折り返した前記シート材の端部を固定する固定部を有し、前記現像装置に固定された固定部材と、前記現像装置の外において折り返した前記シート部材の折り返し部と係合し、前記現像装置に対して相対移動可能に設けた把手部材と、を備える、ことを特徴とする。
本発明によれば、収容室を開封する際に封止シートを引き抜く作業距離を低減し、操作性を向上させることができる。
画像形成装置の概略構成を示す断面図 プロセスカートリッジの概略構成を示す断面図 現像装置の概略構成を示す断面図 第1実施形態に係る現像装置の初期状態の封止シートの構成を示す断面図 第1実施形態に係る現像装置の初期状態の封止シートの構成を示す斜視図 第1実施形態に係る現像装置の初期状態の封止シートの引き抜き構成を示す断面図 第1実施形態に係る現像装置の初期状態の封止シートの引き抜き構成を示す斜視図 第1実施形態に係る現像装置の封止シートの引き抜き状態での構成を示す断面図 第2実施形態に係る現像装置の初期状態の封止シートの構成を示す斜視図 第2実施形態に係る現像装置の固定部材の構成を示す断面図
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
〔第1実施形態〕
[画像形成装置]
まず、図1を用いて本実施形態の画像形成装置の概略構成について説明する。図1は、画像形成装置の概略構成を示す断面図である。画像形成装置60は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の各色のプロセスカートリッジ30を、中間転写体としての中間転写ベルト62の回転方向に並べて配置された、所謂タンデム型の構成である。各色のプロセスカートリッジ30は、それぞれ後述するように各色のトナー像を形成する。そして、各色のトナー像は、順次、中間転写ベルト62に一次転写され、中間転写ベルト62上にフルカラーのトナー像が形成される。中間転写ベルト62上のフルカラーのトナー画像は、カセット64から搬送された記録材(用紙、OHPシートなどのシート材など)に二次転写部63で転写され、定着装置65で加熱、加圧されることで、記録材に定着される。トナー画像が定着された記録材は、排出部66から排出トレイ67に排出され、両面印刷を行う場合には、両面搬送路68を通って、再度、二次転写部63に搬送される。
[プロセスカートリッジ]
次に、上述の各色のプロセスカートリッジ30の概略構成について、図1及び図2を用いて説明する。図2は、プロセスカートリッジの概略構成を示す断面図である。なお、各色のプロセスカートリッジ30の構成は、基本的に同様である。プロセスカートリッジ30は、少なくとも像担持体としての感光ドラム1と、感光ドラム1を保持するカートリッジ筐体31とを有し、画像形成装置60に着脱自在に構成される。また、プロセスカートリッジ30は、後述するように、感光ドラム1の表面の一部が露出する露出部35を覆う保護カバー(不図示)が着脱自在となっている。
本実施形態のプロセスカートリッジ30は、像担持体としての感光ドラム1及びこれに画像を形成するためのプロセス手段としての帯電装置2、クリーナ装置4、現像装置3を備えている。なお、本実施形態では現像装置まで含めた一体型カートリッジとしたが、現像装置を含まない形態のカートリッジでも構わない。このようなプロセスカートリッジ30は、感光ドラム1の長手方向(第1方向)に沿って画像形成装置60に着脱される。また現像装置3を、前記感光ドラム1を含む形態のカートリッジとは別に設けて、前記長手方向(第1方向)に沿って画像形成装置60に着脱する構成としても構わない。
プロセスカートリッジ30について、より具体的に説明する。プロセスカートリッジ30は、図2に示すように、感光体装置33と現像装置3とを組み合わせて構成されている。感光体装置33は、カートリッジ筐体31によって回転可能に支持された感光ドラム1と、帯電手段としての帯電装置(帯電ローラ)2、清掃手段としてのクリーナ装置4などから構成される。現像装置3は、現像容器32によって回転可能に支持される搬送スクリュー8a,8b、規制ブレード9、現像スリーブ7などから構成される。なお、現像装置3については、後で詳しく説明する。
[画像形成プロセス]
このようなプロセスカートリッジ30が装着された画像形成装置60では、次のようにトナー像が形成される。まず、プロセスカートリッジ30が画像形成装置60の所定の装着位置に装着されると、露出部35から露出した感光ドラム1が、図1に示すように、中間転写ベルト62と対向する。この状態で回転駆動される感光ドラム1の表面を帯電装置2により所定の電位に帯電する。そして、帯電された感光ドラム1の表面に、各色の画像情報に応じて露光装置61からレーザ光が照射され、静電潜像が形成される。感光ドラム1上の静電潜像は、現像装置3により各色のトナーによりトナー像として現像される。
現像装置3は、現像容器32内に磁性を有するキャリアと非磁性のトナーとを有する二成分現像剤が収容されており、二成分現像剤が搬送スクリュー8a,8bによって撹拌搬送されることでキャリアとトナーとがそれぞれ帯電する。帯電されたキャリア及びトナーを有する現像剤は、内部にマグネット部7a(図3参照)を備え、回転駆動される現像スリーブ7に担持搬送される。現像スリーブ7に担持搬送された現像剤は、規制ブレード9によって所望の厚みに規制され、感光ドラム1と対向する領域に搬送される。そして、現像スリーブ7と感光ドラム1との間に所定の現像バイアスが印加されることで、感光ドラム1上の静電潜像がトナーにより可視像化される。
各色のプロセスカートリッジ30では、このような画像形成プロセスが並列処理され、可視像化されたトナー像は画像先端が一致するように、順次、中間転写ベルト62上に重ね合わせて転写され、上述したようにフルカラーのトナー像が形成される。転写後に感光ドラム1の表面に残ったトナーは、クリーナ装置4のクリーニングブレード4bによって掻き取られ、クリーナ回収スペース6に設けられたクリーナ搬送スクリュー5によって不図示の回収トナー容器に搬送される。
[現像装置]
次に、図3を用いて、本実施形態の現像装置3について説明する。図3は、現像装置の概略構成を示す断面図である。本実施形態の現像装置3は、前述したように、現像容器32内に磁性を有するキャリアと非磁性のトナーとを有する二成分現像剤が収容されている。また、各色のトナーは、画像形成装置60にセットされたトナーカートリッジ69(図1参照)から不図示のトナー搬送経路を経て現像装置3の現像容器32内に供給される。
現像装置3は、現像剤を収容する現像容器32を有する。現像容器32は、内部に、隔壁23によって仕切られた第1搬送室21と第2搬送室22を有し、第1搬送室21と第2搬送室22とは長手方向の両端で繋がっている。第1搬送室21には第1搬送部材としての第1搬送スクリュー8aが回転可能に支持されている。第2搬送室22には第2搬送部材としての第2搬送スクリュー8bが回転可能に支持されている。そして、これら2つの搬送スクリュー8a,8bが駆動されることで、現像容器32内に供給されたトナーが2つの搬送室を循環する。ここで、現像容器32の中には予め磁性キャリアが入っており、第1搬送室21を循環中に磁性キャリアとトナーとは攪拌されることで摩擦帯電し、第2搬送室22へと搬送される。
第2搬送室22内の第2搬送スクリュー8bは、円筒状の現像スリーブ7に対向配置されており、磁性キャリアとの摩擦帯電により磁性キャリアに付着したトナーを、現像スリーブ7に搬送および供給する。現像スリーブ7は、現像容器32内の所定位置に感光ドラム1と略平行に回転可能に支持され、不図示の駆動源により回転駆動されることで現像剤を担持しつつ搬送する。現像スリーブ7は、内部に磁力により現像剤を現像スリーブ7に担持させるためのマグネット部7aを配置している。現像スリーブ7は、マグネット部7aを現像スリーブ7の回転軸方向(長手方向、第1方向)に沿って配置している。マグネット部7aは、所望の磁界を発生させるべく磁極のパターンが周方向で所定の位相に固定されるよう回転不可に支持され、現像スリーブ7はこのマグネット部7aの周囲を回転する。
このように構成される現像スリーブ7は、第2搬送スクリュー8bから供給される、摩擦帯電によりトナーが付着した磁性キャリアをマグネット部7aの磁力により表面に対して穂立ち状に担持する。そして、回転することで、図3の矢印D方向にトナー及びキャリアを搬送する。なお、本実施形態では、現像スリーブ7の回転方向(矢印D方向)は、感光ドラム1の回転方向(矢印E方向)に対して順方向となるように設定しているが、カウンター方向となる設定であっても構わない。
現像容器32は、感光ドラム1と対向する領域に開口25を有する。前記開口25は、現像スリーブ7を挿入自在に形成されている。そして、現像容器32は、上述の所定位置で一部が開口25に露出するように現像スリーブ7を支持する。上述のように現像スリーブ7に担持搬送されるトナー及びキャリアからなる現像剤は、開口25の近傍に設けられた規制ブレード9により層厚が規制され、現像スリーブ7と感光ドラム1とが近接対向する現像領域に搬送される。現像領域では、現像スリーブ7と感光ドラム1との間に現像バイアスを印加されることで、上述のように層厚が規制された現像剤により感光ドラム1に形成された静電潜像を現像する。
[現像装置の新品状態(初期状態)]
次に、本実施形態の現像装置(3)の新品の状態(初期状態)について図3から図8を用いて説明する。図4は、第1実施形態に係る現像装置の初期状態の封止シートの構成を示す断面図である。図5は、第1実施形態に係る現像装置の初期状態の封止シートの構成を示す斜視図である。図6は、第1実施形態に係る現像装置の初期状態の封止シートの引き抜き構成を示す断面図である。図7は、第1実施形態に係る現像装置の初期状態の封止シートの引き抜き構成を示す斜視図である。図8は、第1実施形態に係る現像装置の封止シートの引き抜き状態での構成を示す断面図である。
現像装置3は、前述したように現像容器32を有する。現像容器32は、前記第1搬送室21の上部に、前記第1搬送室21と連通する連通口26を通して前記第1搬送室21に供給する現像剤を収容する初期剤収容室27を有する。現像装置3は、出荷時に、第1搬送スクリュー8a上部の初期剤収容室27にあらかじめ初期現像剤が収容されている。
図3及び図4に示すように、初期剤収容室27と第1搬送室21とを連通する連通口26は、封止シート28により封止されている。この封止シート28は、例えばプラスチックフィルムのようなシート部材からなり、連通口26の長手方向の長さの2倍以上の長さを有している。封止シート28は、連通口26の外周部に熱溶着により溶着され、連通口26を封止している。連通口26を封止シート28で封止することで、最初に使用するまでに、初期現像剤が高温高湿の外気に触れて劣化すること、及び、初期現像剤が前記開口25など現像容器32の隙間から飛散することを防いでいる。
なお、ここでは、封止シート28は、連通口26の外周部に溶着された構成を例示したが、これに限定されるものではなく、例えば連通口26の外周部に接着剤などにより接着された構成であっても良い。
封止シート28は、現像容器32内で連通口26の長手方向の一端にて折り返され、長手方向の他端に向けて延伸される。現像容器32内で折り返された封止シート28は、図4及び図5に示すように、現像容器32に設けられたシート排出口29を通って現像容器32の外側に排出される。このシート排出口29にはウレタン素材などの弾性体からなる封止材(不図示)が配置されている。封止材は、シート排出口29を通した封止シート28と現像容器32との隙間を埋めながら封止シート28を挟み込んでいる。この封止材により、封止シート28に付着したトナーを現像容器32の内部に書き落とすとともに現像容器32の内部のトナーがシート排出口29から現像容器32の外部に飛散しない構成となっている。
図6及び図7に示すように、現像装置3には固定部材52が取り付けられている。固定部材52は、折り返した封止シート28を現像装置3の外へ通す穴部52bを有している。また固定部材52は、穴部52bを通した封止シート28を現像装置3の外において折り返し、折り返した封止シート28の端部28bを固定する固定部52aを有している。
なお、ここでは、固定部材52が穴部52bを有する構成としているが、これに限定されるものではない。例えば、折り返した封止シート28を現像装置3の外へ通す穴部を現像装置3に設けた構成としても良い。あるいは、固定部材52と現像装置3とで、折り返した封止シート28を現像装置3の外へ通す穴部を形成する構成としても良い。しかし、連通口26の外周部から引き剥がした封止シート28を固定部材52で保持して、固定部材52とともに現像装置3から離脱させる観点から、固定部材52が穴部52bを有する構成が好ましい。
シート排出口29から現像容器32の外側に排出された封止シート28は、表裏を反転させてから、現像装置3に取り付けられた固定部材52の穴部52bを通過し、現像装置3の外へ通される。穴部52bを通した封止シート28は現像装置3の外において折り返され、折り返された封止シート28の端部28bは固定部52aにて固定される。ここでは、封止シート28の端部28bに設けた穴(不図示)に固定部材52の固定部52aに設けた軸(不図示)を貫通させて、その軸の先端を熱カシメすることで固定している。しかし、封止シート28の端部28bを固定部材52の固定部52aに固定する固定方法はこれに限定されるものではなく、例えば両面テープによる接着等であっても良い。
また現像装置3は、現像装置3の外において折り返した封止シート28の折り返し部28cと係合し、現像装置3に対して相対移動可能に設けた把手部材54を有する。把手部材54は、作業者が把持する部分であるツマミ部54bを有する。図7では、ツマミ部54bとして、作業者の指が掛けられるように円形の貫通穴を形成した形態を例示しているが、作業者が封止シートの引き抜き作業をし易い形態であれば、他の形態であっても構わない。
穴部52bを通した封止シート28を現像装置3の外において折り返した折り返し部28cは、把手部材54の係合部54aに移動可能に係合されている。ここでは、把手部材54の係合部54aは、封止シート28の折り返し部28cとの接触面が、封止シート28の移動方向に円弧状に形成されている。これにより、把手部材54を現像装置3に対して相対移動させた場合、封止シート28は係合部54aの接触面の形状に沿って移動するため、負荷が低減され、操作性が向上する。なお、把手部材54の係合部54aの構成はこれに限定されるものではなく、例えば把手部材54に回転可能に設けた回転体であってもよい。
穴部52bを通した封止シート28を、現像装置3の外において、初期剤収容室27に収容する現像剤との接触面28d(図4,図7参照)が内側の面になるように折り返している。
固定部材52は、現像装置3に対して係止する係止部としてのスナップフィット52dを有し、現像装置3に対してスナップフィット52dによる抜け止めで固定されている。すなわち固定部材52は、現像装置3に取り外し可能に取り付けられている。固定部材52は、現像装置3に対するスナップフィット52dの係止を解除することにより、現像装置3から取り外し可能となる。
図6に示すように、現像装置3は、固定部材52と把手部材54とを連結する連結部材としての紐部材55を有する。紐部材55は、一端55aを固定部材52に固定し、固定部材52が有するスナップフィット52dを跨いで、他端55bを把手部材54に固定し、固定部材52と把手部材54とを連結している。紐部材55は、連通口26の長手方向の一端から他端までの長さよりも長く設定され、折り畳み可能である。紐部材55は、封止シート28の全長の半分以下の長さを有している。これにより、現像装置3と把手部材54との相対距離が紐部材55の長さ以上には広がらないようになっている。また、連通口26の外周部から引き剥がした封止シート28の端部28a(図4参照)が固定部材52の穴部52bを通過しないため、封止シート28の両端部が固定部材52で保持されるようになっている。
紐部材55は、把手部材54を現像装置3に対して相対移動させ、封止シート28を連通口26の外周部から引き剥がした後、さらに把手部材54を現像装置3に対して相対移動させることで、以下のように機能する。すなわち、紐部材55は前述の相対移動により、図8に示すように、スナップフィット52dを跨いで固定部材52と把手部材54との間で張架される。そして前記張架された状態の紐部材55は、把手部材54のスナップフィット52dを現像装置3に対して係止を解除する方向に弾性変形させる。このように機能する紐部材55により、現像装置3に対するスナップフィット52dの係止が解除され、固定部材52が現像装置3から離脱される。
[封止シートの開封]
次に封止シートの開封時の動作について図6から図8を用いて説明する。把手部材54を現像装置3に対して相対移動させると、この把手部材54とともに封止シート28の折り返し部28cが移動する。これにより、封止シート28は現像装置3の外に引き出され、連通口26の外周部から引き剥がされて、連通口26の開封が開始される。
このとき、封止シート28は、現像装置内で長手方向一方から他方に向けて折り返され、さらに現像装置外で長手方向他方から一方に向けて折り返されている。そして封止シート28の現像装置外の折り返し部28cは、把手部材54の係合部54aと移動可能に係合している。従って、封止シート28の折り返し部28cは、現像装置3に対して相対移動する把手部材54とともに現像装置3から離れる方向に移動する。これにより、現像装置3内の封止シート28は把手部材54が相対移動した距離の2倍の長さ移動し、現像装置外に引き出される。そのため、封止シート28の連通口26の開封長さと把手部材54の相対移動に必要な距離は同じになる。
封止シート28の引き抜きを進めていき、収容室27(連通口26)の開封が完了すると、固定部材52と把手部材54とを連結する紐部材55が図8に示すごとく張架された状態となる。そして、張架された紐部材55により固定部材52に設けたスナップフィット52dが変形させられ、現像装置3に対する係止が解除される。これにより、開封が完了した封止シート28と固定部材52は、把手部材54と一体となって、把手部材54とともに現像装置3から離脱され、現像装置3から取り外される。
このとき、現像装置3の初期状態において、封止シート28は、初期剤収容室27に収容する現像剤との接触面28dが、現像装置3の外で内側の面になるように折り返されている。そのため、封止シート28の前記接触面28dは、現像装置3の外において、固定部材52と把手部材54との間で内側の面になる。これにより、作業者は短い作業距離で封止シート28を引き抜くことが可能になるとともに、トナーが付着した面同士が折り畳まれた状態のため、作業者のトナー汚れを抑制できる。
上述したように、本実施形態によれば、収容室27を開封する際に封止シート28を引き抜く作業距離を低減し、操作性を向上させることができる。
〔第2実施形態〕
本実施形態における連通口26の開封作業について図9、図10を用いて説明する。図9は、第2実施形態に係る現像装置の初期状態の封止シートの構成を示す斜視図である。図10は、第2実施形態に係る現像装置の固定部材の構成を示す断面図である。なお、本実施形態において、前述した実施形態と同様の構成部分については説明を省略する。
本実施形態における固定部材56は、封止シート28を通過させる穴部56bと、穴部56bを通過して現像装置3の外で折り返された封止シート28の端部28bを固定する固定部56aと、を有する。
さらに固定部材56は、現像装置3に対して係止する係止部としてのスナップフィット56dを有し、現像装置3に対してスナップフィット56dによる抜け止めで固定されている。すなわち固定部材56は、現像装置3に取り外し可能に取り付けられている。固定部材52は、現像装置3に設けた穴に固定部材56を挿し込むことで、スナップフィット56dが弾性変形して現像装置3に係止され、固定される。
また固定部材56は、現像装置3に対するスナップフィット56dの係止を解除する離脱部56eを有する。固定部材56が有する離脱部56eを作業者が矢印F方向につまむことで、現像装置3に対するスナップフィット56dの係止が解除され、固定部材56が現像装置3から離脱可能となる。
固定部材56は、前述した実施形態では、封止シート28の引き抜き方向(長手方向と同じ方向)への抜け止めで固定されていたが、本実施形態では、封止シート28の引き抜き方向と交差する方向(長手方向と直交する方向)への抜け止めで固定されている。従って、固定部材56は、現像装置3に対するスナップフィット56dの係止を解除することにより、封止シート28の引き抜き方向と交差する方向に、現像装置3から取り外し可能となる。
そして作業者により、把手部材54が現像装置3から離れる方向に引かれると(相対移動されると)、前述した実施形態と同様に、封止シート28が連通口26の外周部から引き剥がされ始め、連通口26の開封が開始される。
そして封止シート28が連通口26の外周部から全て引き剥がされ、連通口26の開封が完了すると、把手部材54を引き抜く力が低減する。前記力が低減した後、固定部材56に設けた離脱部56eを作業者が矢印F方向につまむことで、現像装置3に対するスナップフィット56dの係止が解除される。これにより、固定部材56が現像装置3から離脱可能となり、封止シート28と固定部材56が一体となって現像装置3から取り外される。
本実施形態においても、収容室27を開封する際に封止シート28を引き抜く作業距離を低減し、操作性を向上させることができる。また、作業者は短い作業距離で封止シートを引き抜くことが可能になるとともに、トナーが付着した接触面同士が現像装置外において内側の面になるように折り返されるため、作業者のトナー汚れを抑制できる。
〔他の実施形態〕
前述した実施形態では、画像形成装置に対して着脱自在なプロセスカートリッジを4つ使用しているが、この使用個数は限定されるものではなく、必要に応じて適宜設定すれば良い。
また前述した実施形態では、画像形成装置に対して着脱自在なプロセスカートリッジとして、感光ドラムと、該感光ドラムに作用するプロセス手段としての帯電手段,現像手段,クリーニング手段を一体に有するプロセスカートリッジを例示した。しかし、これに限定されるものではなく、感光ドラムの他に、帯電手段、現像手段、クリーニング手段のうち、いずれか1つを一体に有するプロセスカートリッジであっても良い。また現像装置(現像手段)を、プロセスカートリッジとは別に設けて、画像形成装置に対して着脱自在な構成としても良い。
更に前述した実施形態では、感光ドラムを含むプロセスカートリッジが画像形成装置に対して着脱自在な構成を例示したが、これに限定されるものではない。例えば各構成部材が画像形成装置に対してそれぞれ着脱可能な構成であっても良い。
また前述した実施形態では、画像形成装置としてプリンタを例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば複写機、ファクシミリ装置等の他の画像形成装置や、或いはこれらの機能を組み合わせた複合機等の他の画像形成装置であっても良い。また中間転写体を使用し、該中間転写体に各色のトナー像を順次重ねて転写し、該中間転写体に担持されたトナー像を記録材に一括して転写する画像形成装置を例示したが、これに限定されるものではない。例えば記録材担持体を使用し、該記録材担持体に担持された記録材に各色のトナー像を順次重ねて転写する画像形成装置であっても良い。これらの画像形成装置又は画像形成装置に用いられる現像装置に本発明を適用することにより同様の効果を得ることができる。
1 …感光ドラム
3 …現像装置
7 …現像スリーブ
8a,8b …搬送スクリュー
21 …第1搬送室
22 …第2搬送室
23 …隔壁
25 …開口
26 …連通口
27 …収容室
28 …封止シート
28a,28b …端部
28c …折り返し部
28d …接触面
29 …シート排出口
30 …プロセスカートリッジ
31 …カートリッジ筐体
32 …現像容器
52 …固定部材
52a …固定部
52b …穴部
52d …スナップフィット
54 …把手部材
54a …係合部
54b …ツマミ部
55 …紐部材
55a …一端
55b …他端
56 …固定部材
56a …固定部
56b …穴部
56d …スナップフィット
56e …離脱部
60 …画像形成装置

Claims (8)

  1. 像担持体に形成された潜像を現像剤により現像する現像装置であって、
    現像剤を搬送する搬送部材を回転可能に支持する搬送室と、前記搬送室と連通する連通口を通して前記搬送室に供給する現像剤を収容する収容室と、を有する現像容器と、
    前記連通口の外周部に接着又は溶着して前記連通口を封止し、前記連通口の長手方向の一端にて折り返したシート部材と、
    前記折り返した前記シート部材を前記現像装置の外へ通す穴部と、
    前記穴部を通した前記シート部材を前記現像装置の外において折り返し、折り返した前記シート部材の端部を固定する固定部を有し、前記現像装置に取り付けられた固定部材と、
    前記現像装置の外において折り返した前記シート部材の折り返し部と係合し、前記現像装置に対して相対移動可能に設けた把手部材と、を備える、
    ことを特徴とする現像装置。
  2. 前記固定部材は、前記現像装置に対して係止する係止部を有し、前記現像装置に取り外し可能に取り付けられ、前記係止部の係止を解除することにより前記現像装置から取り外し可能となる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 一端を前記固定部材に固定し、前記固定部材が有する前記係止部を跨いで、他端を前記把手部材に固定して、前記把手部材と前記固定部材とを連結する連結部材を有し、
    前記連結部材は、前記連通口の長手方向の一端から他端までの長さよりも長く設定され、折り畳み可能であり、
    前記把手部材を前記現像装置に対して相対移動させ、前記シート部材を前記連通口の外周部から引き剥がした後、さらに前記把手部材を前記現像装置に対して相対移動させることで、前記係止部を跨いで前記固定部材と前記把手部材との間で前記連結部材が張架され、前記張架された状態の連結部材により前記係止部の係止が解除され、前記固定部材が前記現像装置から離脱される、
    ことを特徴とする請求項2に記載の現像装置。
  4. 前記固定部材は、前記穴部を有する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の現像装置。
  5. 前記穴部を通した前記シート部材を、前記現像装置の外において、前記収容室に収容する現像剤との接触面が内側になるように折り返した、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の現像装置。
  6. 前記連通口の長手方向の一端にて折り返して前記長手方向の他端に向けて延伸するシート部材を前記現像容器の外へ排出する排出口を有し、前記排出口から前記現像容器の外へ排出した前記シート部材を前記穴部を通して前記現像装置の外へ通す、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の現像装置。
  7. 画像形成装置に対して着脱自在なプロセスカートリッジであって、
    像担持体と、
    前記像担持体に形成された潜像を現像剤により現像する請求項1乃至6のいずれか1項に記載の現像装置と、を有する、
    ことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  8. シートに画像を形成する画像形成装置であって、
    像担持体と、
    前記像担持体に形成された潜像を現像剤により現像する請求項1乃至6のいずれか1項に記載の現像装置と、を有する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
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