JP2022183812A - 軒樋構造 - Google Patents

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【課題】軒樋構造において、竪樋を建物の壁面付近に配置して壁面から屋根の軒先までの長さが大きくなった場合でも、軒樋を流れた雨水の高流量での排水を実現する。【解決手段】軒樋構造1は、建物100の屋根の軒先に設けられる軒樋10と、建物100の壁面101付近に配置される竪樋20と、軒樋10及び竪樋20の間に設けられるドレンとを含む。軒樋構造1は、軒樋10に接続され、軒樋10から壁面101に向かって延び、上面が開口している呼び軒樋30を含む。ドレンは、呼び軒樋30の壁面101側端部と竪樋20とを接続し、サイホン現象を誘発する。【選択図】図1

Description

本開示は、建物の屋根の軒先に設けられる軒樋と、建物の壁面付近に配置される竪樋と、軒樋及び竪樋の間に設けられるドレンとを備える軒樋構造に関する。
従来から、建物の屋根の軒先に取り付けられた軒樋に流れ落ちた雨水を集水して竪樋に送り、竪樋を通って下側から排出することが行われる。このとき竪樋での排水処理量を高くするために、サイホン現象により大量の雨水を効率よく排水することが考えられる。
特許文献1には、軒樋と竪樋との間に接続される呼び樋を軒天井の裏に配置し、呼び樋と軒樋との間に、ごみ除けネットを有する横引ドレンを接続することが記載されている。
特開平2-176058号公報
屋根の軒の出が大きい、すなわち建物の壁面から屋根の軒先までの長さが大きい場合に軒先に軒樋を設ける場合がある。また、小屋根である庇の壁面固定端から先端までの長さが大きい場合に、庇の先端である軒先に軒樋を設ける場合もある。これらの場合で、軒樋と竪樋との間に管状の呼び樋を接続する場合に、呼び樋が短いと、竪樋を壁面付近に配置できないため、竪樋の支持強度を確保することが難しくなる。一方、竪樋を壁面付近に配置するために呼び樋の長さが過度に大きくなると、竪樋でのサイホン現象が発生しにくくなる。例えば、呼び樋の長さは、サイホン現象発生のために2m以下が望ましいとされている。これにより、軒樋を流れた雨水の高流量での排水を実現する面から改良の余地がある。
本開示の目的は、軒樋構造において、竪樋を建物の壁面付近に配置して壁面から屋根の軒先までの長さが大きくなった場合でも、軒樋を流れた雨水の高流量での排水を実現することである。
本開示の一態様の軒樋構造は、建物の屋根の軒先に設けられる軒樋と、建物の壁面付近に配置される竪樋と、軒樋及び竪樋の間に設けられるドレンと、を備える軒樋構造であって、軒樋に接続され、軒樋から壁面に向かって延び、上面が開口している呼び軒樋を備え、ドレンは、呼び軒樋の壁面側端部と竪樋との間に接続され、サイホン現象を誘発する、軒樋構造である。
本開示の一態様の軒樋構造によれば、軒樋と竪樋との間に接続される呼び軒樋の上面が開口しており、呼び軒樋の壁面側端部と竪樋との間に接続されるドレンがサイホン現象を誘発する。これにより、竪樋を建物の壁面付近に配置して壁面から屋根の軒先までの長さが大きくなった場合でも、上面が開口しない管状の呼び樋を省略、または短くできるため、軒樋を流れた雨水の、サイホン現象を利用した高流量での排水を実現できる。
実施形態の軒樋構造が設けられた建物の一部を示す概略斜視図である。 図1の軒樋構造を図1の矢印A方向に見た図である。 図2のB部に設けられたドレンの取付部を示す図である。 図3からドレンを取り出して示す斜視図である。 比較例の軒樋構造が設けられた建物の一部を示す概略斜視図である。 図5の軒樋構造を図5の矢印C方向に見た図である。
以下、図面を参照しながら、本開示に係る軒樋構造の実施形態を説明する。なお、以下において複数の実施形態や変形例などが含まれる場合、それらの特徴部分を適宜に組み合わせて新たな実施形態を構築することは当初から想定されている。以下で説明する形状、配置、個数、材料等は、説明のための例示であって、軒樋構造の仕様により適宜変更することができる。以下では全ての図面において同等の要素には同一の符号を付して説明する。
図1~図4を用いて実施形態を説明する。図1は、実施形態の軒樋構造1が設けられた建物100の一部を示す概略斜視図である。図2は、軒樋構造1を図1の矢印A方向に見た図である。なお、以下の説明では、建物100の壁面101から離れる側を前側、壁面101に近い側を後側と記載する。また、左右方向は、人が壁面101に向かって立って見た場合の左右方向で規定する。
軒樋構造1が設けられた建物100は、図示しない玄関扉や窓の上側で、壁面101から突出するように設けられた小屋根である庇102を備える。庇102の上面は、前端である軒先に向かって低くなるように上下方向に対し傾斜している。
軒樋構造1は、庇102の軒先に設けられた軒樋10と、壁面101付近に壁面101に沿って上下方向に配置された竪樋20と、軒樋10に接続され、軒樋10から壁面101に向かって延びる呼び軒樋30と、軒樋10及び竪樋20の間に設けられるドレン40(図2)とを含んで構成される。
軒樋10は、例えば樹脂により形成され、前壁11及び後壁(図示せず)の下端が底板12で連結された断面溝形状であり略左右方向に延びている。軒樋10は、例えば建物100に取り付けられた吊具(図示せず)により吊り下げ支持されて、庇102の軒先から流れ落ちる雨水105を受けるように配置される。図1では、斜格子部分により雨水105を示している。軒樋10は、上面が開口すると共に、左端が閉じられ、右端が開口している。軒樋10は、庇102の先端部に前側に延びるように固定されたブラケットで固定されてもよい。
呼び軒樋30は、庇102の右側側面の下端部付近に配置される。呼び軒樋30は、例えば樹脂により、軒樋10と同様に断面溝形状に形成され、略前後方向で、後方に向かって若干下側に傾斜するように伸びている。呼び軒樋30は、上面が開口すると共に、前端部の軒樋10側面が開口して軒樋10の右端の開口に接続され、後端が閉じられている。呼び軒樋30の底板部31の後端部には、後述のドレン40を介して竪樋20に接続するための排出穴が形成されている。
呼び軒樋30は、例えば建物100に取り付けられた吊具(図示せず)により吊り下げ支持される。呼び軒樋30は、庇102の右端部に右側に延びるように固定されたブラケットで固定されてもよい。
竪樋20は、壁面101の上下方向の複数位置に固定されて竪樋20の上下方向複数位置を嵌合固定する複数の固定部材によって壁面101付近に固定される。
ドレン40は、呼び軒樋30の底板部31に設けられた後述の図3に示す排出穴32に接続されると共に、排出穴32から下側に突出した部分に、竪樋20の上端部が接続される。これにより、ドレン40は、呼び軒樋30の壁面101側端部と竪樋20との間に接続される。また、ドレン40は、サイホン現象を誘発する機能を有する。
図3は、図2のB部に設けられたドレン40の取付部を示している。図4は、図3からドレン40と竪樋継手50とを取り出して示す斜視図である。図3、図4に示すように、ドレン40は、例えば樹脂により形成され、排水筒部41と、排水筒部41の上端に形成されたフランジ42の周方向複数位置に連結された羽根43と、複数の羽根43の径方向内側端に連結された内側筒部44と、上端に設けられた漏斗部45とを有する。排水筒部41は外周面に雄ネジ41aが形成される。図4では、雄ネジの図示を省略している。複数の羽根43の径方向内側端部は、排水筒部41の内周面の上端部に接続される。内側筒部44は上下方向に延び、下端が排水筒部41の内側空間に向く。漏斗部45は、内側筒部44の上端から連続し上端に向かってラッパ状に拡径している。
ドレン40を呼び軒樋30に取り付ける場合には、ドレン40のフランジ42を呼び軒樋30の底板部31上面に突き当て、排水筒部41を排出穴32に挿入する。この状態で、呼び軒樋30の下側から、排水筒部41の雄ネジ41aに竪樋継手50の筒部51内周の雌ネジを結合しながら、竪樋継手50の上端のフランジ52とドレン40のフランジ42とで呼び軒樋30の底板部31を挟んで、ドレン40を呼び軒樋30に固定する。そして、竪樋継手50の下側部分に外側から竪樋20の上端部を嵌合固定する。
これにより、ドレン40のフランジ42上側面の外周端と漏斗部45の上端部外周端との間で複数の羽根43で仕切られた部分によって、ドレン40の内側に雨水を導入するための流入開口46が形成される。流入開口46からドレン40内に流入した雨水は、排水筒部41から竪樋20に導入される。このとき、竪樋20を流れる雨水が所定流量以上になることで、竪樋20の一部に雨水が詰まった栓を形成しやすくなる。そして、この栓の部分で高低差による負圧が生じて雨水を下側に引っ張る力が大きくなり、勢いよく雨水を流下させるサイホン現象が発生する。上記のドレン40によれば、複数の羽根43によって雨水を整流する効果を高くできるので雨水が流入開口46に流入するときに、渦の発生を抑制できる。これにより渦によって空気が竪樋20に吸い込まれることを抑制できるので、より優れたサイホン性能を発揮でき、排水性を高くできる。また、流入開口46の少なくとも一部が呼び軒樋30を流れた異物により塞がれた場合でも、上側に開口する漏斗部45の上端から雨水が流入するので、排水機能の低下を抑制できる。
呼び軒樋30に取り付けるドレンは、このような構成に限定するものではなく、単に排出穴32と竪樋20とを接続する機能のみを有するドレンに比べて、サイホン現象を誘発する機能を持つものであれば種々の構造を用いることができる。
上記の軒樋構造によれば、軒樋10と竪樋20との間に接続される呼び軒樋30の上面が開口しており、呼び軒樋30の壁面101側端部と竪樋20との間に接続されるドレン40がサイホン現象を誘発する。これにより、竪樋20を壁面101付近に配置して壁面101から庇102の軒先までの長さが大きくなった場合でも、軒樋10及び竪樋20の間から上面が開口しない管状の呼び樋を省略できるため、軒樋10を流れた雨水の、サイホン現象を利用した高流量での排水(高排水)を実現できる。雨水は、上面が開口された軒樋10及び呼び軒樋30を、図1、図2に矢印α方向で示すように流れた後、ドレン40を通じて竪樋20に導出され、その竪樋20で図1、図2に矢印β方向で示すように、サイホン現象により高い排水流量で排水できる。また、竪樋20を壁面101付近に配置するので、竪樋20が壁面101から大きく離れる場合と異なり、建物100に対する竪樋20の支持強度を確保できる。
図5は、比較例の軒樋構造1aが設けられた建物100の一部を示す概略斜視図である。図6は、図5の軒樋構造1aを図5の矢印C方向に見た図である。比較例では、軒樋10に呼び軒樋は接続されず、その代わりに軒樋10の右端部の下端からドレン60を通じて、庇102に吊り下げ支持された呼び樋62に雨水が排出される。呼び樋62は、後側に向かって下側に傾斜した管状である。呼び樋62の後端部には竪樋20が接続される。
このような比較例の構成では、竪樋20を壁面101付近に配置して壁面101から庇102の軒先までの長さが大きくなった場合に、上面が開口しない呼び樋62の長さが過度に大きくなる可能性がある。これにより、比較例では、軒樋10を流れた雨水の、サイホン現象を利用した高流量での排水を実現できない可能性がある。図1~図4に示した実施形態によれば、このような不都合を防止できる。
なお、庇102と呼び軒樋30及び竪樋20との左右方向についての位置関係は、図1~図2の構成の場合と逆にしてもよい。また、図1~図4の構成では、呼び軒樋30の壁面側端部と竪樋20との間に、管状の呼び樋を介さずにドレン40が接続される場合を説明したが、呼び軒樋30の壁面側端部に接続したドレン40と、竪樋20との間に管状の呼び樋が接続されてもよい。この場合でも、呼び樋を十分に短くできるので、軒樋10を流れた雨水の、サイホン現象を利用した高流量での排水を実現できる。また、図1~図4の構成では、庇102の上面を、軒先に向かって下側に傾斜した傾斜面とした場合を説明したが、庇102の上面は略水平方向に沿った平面状としてもよい。また、本開示の構成では、建物の室内上の天井を覆う屋根の壁面からの出が大きく、すなわち壁面から屋根の軒先までの長さが大きい構成で、軒先に軒樋10を設けると共に、軒樋10に壁面101に向かって延びる呼び軒樋30を接続し、呼び軒樋30の壁面側端部と壁面付近の竪樋20とを接続し、サイホン現象を誘発するドレン40を設けた構成としてもよい。
1,1a 軒樋構造、10 軒樋、11 前壁、12 底板、20 竪樋、30 呼び軒樋、31 底板部、32 排出穴、40 ドレン、41 排水筒部、41a 雄ネジ、42 フランジ、43 羽根、44 内側筒部、45 漏斗部、46 流入開口、50 竪樋継手、51 筒部、52 フランジ、60 ドレン、62 呼び樋、100 建物、101 壁面、102 庇、105 雨水。

Claims (1)

  1. 建物の屋根の軒先に設けられる軒樋と、前記建物の壁面付近に配置される竪樋と、前記軒樋及び前記竪樋の間に設けられるドレンと、を備える軒樋構造であって、
    前記軒樋に接続され、前記軒樋から前記壁面に向かって延び、上面が開口している呼び軒樋を備え、
    前記ドレンは、前記呼び軒樋の壁面側端部と前記竪樋との間に接続され、サイホン現象を誘発する、
    軒樋構造。
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