JP2022182402A - 群管理制御装置及び清掃ロボットを用いたエレベータ清掃方法 - Google Patents

群管理制御装置及び清掃ロボットを用いたエレベータ清掃方法 Download PDF

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Abstract

【課題】利用者へのサービス低下を抑制しつつ、かご内の清掃を効率よく実施することのできる群管理制御装置及び清掃ロボットを用いたエレベータ清掃方法を提供する。【解決手段】かご内汚染度演算部は、各エレベータ号機のかご内汚染度を求める。清掃時期判定部は、求められた汚染度に基づき、各エレベータ号機の清掃時期を判定する。清掃制御部は、清掃時期判定部により清掃時期であると判定された号機に対して、乗場呼びが割り当てられてないか、他のエレベータ号機が清掃時期ではないか、清掃ロボットの待機階に対してかご割当がないかを清掃判定条件として清掃指令を生成する。清掃指令出力部は、前記清掃制御部による清掃指令に基づき、当該号機のエレベータ制御装置に対して清掃割当を指示するとともに、待機階にて待機中の前記清掃ロボットに対しては清掃が割当てられたエレベータ号機の前まで移動するように指示する。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、群管理制御装置及び清掃ロボットを用いたエレベータ清掃方法に関する。
通常、建屋に設置されたエレベータは不特定の利用者が使用する。利用者数が多い場合や稼働時間が長い場合には、かご内に塵や埃が蓄積したり、壁面等に汚れが付着したりする。また、利用者の中に感染症疾患者がいた場合、疾患者がかご内操作盤や手すり、壁面に接触し、あるいは飛沫がかご内操作盤や手すり、壁面に付着すると、他の利用者がかご内操作盤や手すり、壁面に触れることで感染するというリスクが存在する。
一方、最近では、エレベータが設置されている建屋内を清掃ロボットが清掃する例がある。
特開2000-339030号公報 特開2010-189162号公報
しかし、従来の清掃ロボットは、建屋内の床等を清掃することを主に行っており、エレベータは単に清掃ロボットの上下移動の手段として利用されているに過ぎない。また、建屋の清掃も利用者が存在しないか、少ない時間帯を選んで実施されている場合が多く、かご内の汚染度合いに応じた清掃を実施することはできないという課題がある。
本発明は上記事情に鑑み、利用者へのサービス低下を抑制しつつ、かご内の清掃を効率よく実施することのできる群管理制御装置及び清掃ロボットによるエレベータ清掃方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための実施形態は、各エレベータ号機を制御する各エレベータ制御装置と、エレベータの清掃を実施する清掃ロボットとに接続され、各エレベータを群管理する群管理制御装置であって、かご内汚染度演算部と、清掃時期判定部と、清掃制御部と、清掃指令出力部と、を備える。
かご内汚染度演算部は、各エレベータ号機のかご内汚染度を求める。清掃時期判定部は、求められた汚染度に基づき、各エレベータ号機の清掃時期を判定する。清掃制御部は、各号機に対する前記清掃時期判定部の判定結果と前記清掃ロボットが待機する階床への呼び登録の状態とを清掃判定条件として清掃指令を生成する。清掃指令出力部は、前記清掃制御部による清掃指令に基づき、当該号機のエレベータ制御装置に対して清掃割当を指示するとともに、待機階にて待機中の前記清掃ロボットに対しては清掃が割当てられたエレベータ号機の前まで移動するように指示する。
実施形態に係る群管理制御装置を含むエレベータシステムの構成を示すブロック図。 実施形態に係る清掃ロボットの構成を示すブロック図。 清掃設定処理の手順を示すフローチャート。 清掃設定処理の手順を示すフローチャート。 清掃フラグセット処理を示すフローチャート。 汚染度計算の処理手順を示すフローチャート。 清掃中の清掃可能判断処理の手順を示すフローチャート。
《実施形態の構成》
図1は実施形態のエレベータシステム1の構成を示すブロック図である。同図に示すエレベータシステム1は、A号機乗りかご10Aを制御するA号機制御装置20A,・・・,X号機乗りかご10Xを制御するX号機制御装置20Xを備える。また、エレベータシステム1は、A号機制御装置20A~X号機制御装置20Xを群管理制御する群管理制御装置30と、乗場呼び登録装置40と、清掃ロボット50とを備える。なお、A号機とX号機は同一構成であるため、以後の説明においてはA号機について説明し、X号機の説明は省略する。
A号機乗りかご10Aは、かご内操作盤11Aと、かご内カメラ12Aと、荷重センサ13Aとを備える。かご内操作盤11Aは、利用者が行先階を指示するかご呼びを登録したり、ドアの開閉を指示する操作ボタンを備える。また、かご内カメラ12Aは、かご内を撮像してかご内の状況を把握したり、かご内の利用者の人数を計数するために利用される。荷重センサ13Aは、利用者の荷重を計数することで利用者数を計算するために利用される。
A号機制御装置20Aは、エレベータ情報出力部21Aと、指令入力部22Aとを備える。エレベータ情報出力部21Aは、かご内操作盤11Aから登録される行先階情報、かご内カメラ12Aで撮像された画像情報、荷重センサ13Aで計測された荷重情報(すなわち、かご内利用者人数)等をエレベータ情報として群管理制御装置30に出力する。また、指令入力部22Aは、群管理制御装置30の清掃指令出力部37からの清掃指令を入力する。
群管理制御装置30は、エレベータ情報入力部31と、割当制御部32と、割当指令出力部33とを備える。また、群管理制御装置30は、清掃制御部34と、かご内汚染度演算部35と、清掃時期判定部36と、清掃指令出力部37と、通信部38とを備える。
エレベータ情報入力部31は、A号機制御装置20Aのエレベータ情報出力部21A~X号機制御装置20Xのエレベータ情報出力部21Xからのエレベータ情報を入力する。
割当制御部32は、乗場呼び登録装置40からの乗場呼び登録情報に基づいて、各エレベータ号機に対するかご割当を演算する。
割当指令出力部33は、割当制御部32で割当てられた割当指令を各エレベータ制御装置20A~20Xに出力する。
清掃制御部34は、かご割当と清掃作業とを調整しつつ、清掃ロボット50による清掃作業を統括的に制御する。具体的には、清掃時期であると判定されたエレベータ号機の最終かご呼びが清掃ロボット50の待機階より前の階である場合に、清掃時期であると判定されたエレベータ号機に対して清掃割当を指示するよう清掃指令出力部37に指令を出す。また、清掃時期判定部36により清掃時期であると判定されたエレベータ号機に対して、各階停止が設定されているか、または指定階に停止し、通過階は非常時のみ停止する非常停止階として扱う急行ゾーンが設定されているか否かを判定する。
かご内汚染度演算部35は、各エレベータ号機のかご内汚染度を求める。具体的には、所定時間内における各エレベータ号機の利用者数や稼働時間に基づいて演算する。その際には、乗りかご10A内の換気状態、乗りかご10Aが抗菌の素材を考慮して演算する。
清掃時期判定部36は、かご内汚染度演算部35により求められた汚染度に基づき、各エレベータ号機の清掃時期を判定する。
清掃指令出力部37は、号機制御装置20A~20Xの何れかに対して清掃指令を出力するとともに、通信部38に対して清掃指令を出力する。具体的には、清掃時期であると判定された号機に対して乗場呼びが割り当てられてなく、かつ、他の号機が清掃時期ではなく、かつ、清掃ロボットの待機階に対してかご割当がないことを条件に、当該号機のエレベータ制御装置に対して清掃割当を指示する。
通信部38は、清掃ロボット50に対して清掃指令出力部37からの清掃指令を無線送信するとともに、清掃ロボット50からの応答情報を受信する。具体的には、待機中の清掃ロボット50に対しては清掃が割当てられたエレベータ号機の前まで移動するように指示する。
乗場呼び登録装置40は、各階の乗場に設置され、利用者の行先方向を指示する乗場呼びを登録して、群管理制御装置30の割当制御部32に出力する。
清掃ロボット50は、各号機の乗りかご10A~10Xに乗り込んで、かご内を清掃するもので、図2に示すように、通信部51と、駆動部52と、清掃指示部53と、カメラ54と、画像認識部55と、UV照射部56と、除菌液噴霧部57とを備える。
通信部51は、群管理制御装置30の通信部38との間で、清掃指令の受信、清掃終了通知の送信等の通信を行う。
駆動部52は、電動機や蓄電池等を備え、清掃指令に従って走行する。
清掃指示部53は、UV照射部56、除菌液噴霧部57に対して、乗りかご10A内の用品を清掃するよう指示する。例えば、かご内操作盤11Aや手すりに対して紫外線を照射するよう指示する。また、かご内操作盤11Aや手すりに対して除菌液を噴霧するように指示する。
カメラ54は、清掃ロボットの走行路を撮像して自律走行を実施するための経路案内に使用される。また、乗りかご10A内を撮像して撮像データを画像認識部55に出力する。
画像認識部55は、撮像データに基づき障害物を画像認識して自律走行に供される。また、乗りかご10A内のかご内操作盤や手すり等の用品を画像認識する。
UV照射部56は、清掃指示部53からの指示に基づき、かご内操作盤11Aや手すり等の用品に紫外線(UV)を照射して当該用品を清掃する。
除菌液噴霧部57は、清掃指示部53からの指示に基づき、かご内操作盤や手すり等の用品にドライミスト状の除菌液を噴霧して当該用品を除菌する。
《実施形態の処理手順》
次に、本発明の実施形態に係るエレベータシステム1で実行されるエレベータ清掃方法の処理手順を図3~図6に示すフローチャートに基づいて説明する。
図3A、図3Bは清掃設定時の処理手順を示すフローチャート、図4は清掃フラグセット処理の手順を示すフローチャート、図5は汚染度計算の処理手順を示すフローチャート、移動中の清掃可能の判断処理を示すフローチャートである。
図3Aに示すように、先ず、清掃フラグがオンかオフかを判定する(ステップS1)。この清掃フラグのセット処理は、図4のフローチャートを用いて後述する。
清掃フラグがオンである場合には、次に、他号機が清掃中であるか否かを判定する(ステップS2)。他号機が清掃中であれば(ステップS2NO)、処理は終了する。他号機が清掃中でない場合(ステップS2YES)には、当該エレベータ号機における最終かご呼びはロボット待機階より前か否かを判定する。
最終かご呼びはロボット待機階より前である場合(ステップS3YES)には、次に、清掃ロボット50の待機階に割当があるか否かを判定する(ステップS4)。割当がない場合には、清掃ロボット50を対応号機の前まで移動するように、通信部38を介して清掃ロボット50に指示する(ステップS5)。
次に、乗りかご10Aの移動中における清掃が可能か否かを判定する(ステップS6)。移動中における清掃が可能か否かの判断処理は図6のフローチャートを用いて後述する。
移動中における清掃が可能であれば、かご位置とロボット降車予定階との間の割当を禁止する(ステップS7)。そして、ロボット待機階に割当を登録する。この場合、当該号機のランタンを消灯したままとし、チャイムも鳴動させない、また、ロボット乗込停車時間を登録する(ステップS8)。一方、移動中における清掃が不可であれば(ステップS6NO)、かご位置とロボット待機階との間の割当を禁止する(ステップS9)。そして、ロボット待機階に割当を登録する。この場合、当該号機のランタンを消灯したままとし、チャイムも鳴動させない。また、清掃停車時間を登録する(ステップS10)。
次いで、次応答はロボット待機階か否かを判定し(ステップS11)、ロボット待機階であれば、次にかご荷重が“0”でないか否か、すなわち、乗りかご10A内に利用者が居るか否かを判定する(ステップS12)。利用者が居る場合には、ロボット待機階の割当をクリアする(ステップS12YES,S13)。
次応答がロボット待機階でない場合(ステップS11NO)、次応答がロボット待機階であっても乗りかご10A内に利用者が居ない場合(ステップS12NO)、当該号機がロボット待機階に到着すると(ステップS14YES)、清掃指令出力部37からの指示により、清掃ロボット50を指定号機へ乗り込ませ清掃を開始させる(ステップS15)。この場合、移動中の清掃が可能であれば(ステップS16YES)、ロボット待機階にかご呼びを登録する。また、ランタン照明やチャイムは鳴動させず、ロボット降車時間を登録する(ステップS17)。移動中の清掃が不可であれば(ステップS16NO)、当該号機のかごドアを戸閉し、割当禁止を継続する(ステップS18)。
清掃が完了すると(ステップS19YES)、かごドアを戸開して清掃ロボット50を降車せる(ステップS20)。そして、ロボット待機階を更新すると共に清掃フラグをクリアする(ステップS21,S22)。
このように、本実施形態によれば、利用者へのサービス低下を抑制しつつ、かご内の清掃を効率よく実施することができる。
図4は図3AのステップS1で判定される清掃フラグセットフローを示している。この清掃フラグフローも各号機単位で実施される。
先ず、当該エレベータ号機に対する清掃フラグがオンか否かが判定される(ステップS31)。清掃フラグがオンであれば(ステップS31YES)、当該エレベータ号機は、既に清掃開始が設定されているので、処理は終了する。
清掃フラグがセットされておらず、オフ状態であれば(ステップS31NO)、次に、当該エレベータ号機の汚染度が清掃開始条件となる閾値を超えたか否かが判定される(ステップS32)。閾値を超えていれば、清掃フラグをセットする(ステップS34)。その後、清掃開始条件となる閾値のカウントをクリアする(ステップS35)。
汚染度が閾値を超えていない場合(ステップS32NO)、次に一定時間以内に混雑が予想されるか否かを判定する(ステップS33)。混雑の予想は、例えば、数分~数十分以内にランチライムが迫っている場合やイベント会場におけるイベント終了時間が近づいている場合等が想定される。
一定時間以内に混雑が予想される場合(ステップS33YES)には、清掃フラグをセットし、閾値カウントをクリアする(ステップS34,S35)。
このように本実施形態によれば、汚染度に基づいて清掃時期を設定することができるので、時期に叶ったタイムリーな清掃が可能になる。
図5は、かご内汚染度演算部35で実行される汚染度計算処理を示している。かご走行が開始される(ステップS41YES)と、かご内カメラ12Aが設置されているエレベータ号機であれば(ステップS42YES)、かご内カメラ12Aの画像データに基づき、かご内占有率から乗車人数を算出する(ステップS43)。かご内カメラが設置されていないエレベータ号機であれば(ステップS42NO)、荷重センサ13Aからの荷重データから乗車人数を算出する(ステップS44)。なお、乗車人数の算出は、かご内汚染度演算部35またはA号機制御装置20A側で行ってもよい。
次に、演算式“乗車人数×走行階床×係数A”に基づいて汚染度を算出する(ステップS45)。乗車人数が多ければ汚染度も高くなり、また、走行階床(走行距離)が増大すると汚染度も上昇する。係数Aは、乗りかご10Aの換気性能や抗菌素材の使用等の乗りかご10A内の環境により個々のエレベータ号機により決定される。
汚染度算出後に、新規かご呼び登録がある(ステップS46YES)と、算出された汚染度に“追加かご呼び数×係数B”を加算して新たな汚染度とする(ステップS47)。この場合、かご呼び数が多い場合は、かご呼びボタンの接触頻度が多く、ボタン表面の汚染度(例えば、ウイルス付着)も高いと考えられるからである。また、係数Bはかご呼びボタンに抗菌素材が使用されているか否かを考慮した係数である。
このように本実施形態によれば、乗りかご10Aの利用率に基づいてかご内の汚染度を正確に算出することができる。
図6は、乗りかご10Aの移動中における清掃が可能か否かを判定するフローチャートである。
先ず、当該号機が走行する階床に急行ゾーンが設定されているか否かを判定する(ステップS51)。急行ゾーンとは、指定された階床に停止し、通過階は非常時のみ停止する非常停止階として扱うものである。
急行ゾーンが設定されている場合には、非常停止階を降車予定階として利用可能か否かを判定する(ステップS52)。そして、降車予定階が非常停止階に設定され、移動中の清掃可能をセットする(ステップS53,S54)。
一方、急行ゾーンが設定されておらず、各階停止の場合(ステップS51NO)、または非常停止階を降車予定階として利用できない場合(ステップS52NO)には、当該号機の予測到着時間と清掃時間とから降車予定時間を算出する(ステップS55)。次に、清掃ロボット50の待機階と降車予定階との間に乗場呼び登録があるか否かを判定する(ステップS56)。
待機階と降車予定階との間に乗場呼び登録がある場合であって、かつ降車予定階に乗場呼びがある場合(ステップS57YES)、降車予定階で清掃ロボット50を降車することはできないので、1つ先の階を降車予定階に変更する(ステップS58)。
降車予定階に乗場呼びがない場合(ステップS57NO)であり、かつ、降車予定階が自号機割当階であり、かつ、移動中の清掃実施の方が効率的である場合(ステップS59YES,S60YES)には、移動中の清掃可能をセットする(ステップS61)。
清掃ロボット50の待機階と降車予定階との間に乗場呼び登録がある場合(ステップS56NO)、降車予定階が自号機割当階でない場合(ステップS59NO)、移動中の清掃実施の方が効率的であるとはいえない場合(ステップS60NO)には、移動中の清掃不可をセットする(ステップS62)。
このように、本実施形態によれば、移動中の清掃可能か否かを判断するようにしたので、乗りかご10A内の清掃を効率的に行うことができる。
なお、上述した処理において、停止階で清掃ロボット50によって乗りかご10Aの清掃を実施する場合、利用者が乗りかご10A内に乗り込むことが想定される。例えば、非常停止階をロボット待機階として設定できない場合や、清掃中や乗りかご10Aへの乗り込み時に一般利用者が清掃対象のエレベータ号機に乗り込もうとする可能性がある。
そのため、以下の対策を講じることが有効である。
第1の対策は、清掃ロボット50が乗りかご10Aの入口を塞ぐように停止し、その状態で戸閉することで、一般利用者の乗り込みを防止する。
第2の対策は、清掃ロボット50が乗り込む予定の号機は、停止階でかご内照明を消灯した状態で応答する。
第3の対策は、清掃ロボット50及びエレベータ号機の乗りかご10Aにおけるアナウンスやメッセージ表示を実施して当該エレベータ号機が使用できない旨を伝えることで、乗り込みを防止する。
第4の対策は、一般利用者がいる階から清掃ロボット50が乗りかご10Aに乗り込む場合、他号機が当階に応答するまで清掃対象号機を戸開させないようにすることで、一般利用者の乗り込みを防止する。
以上説明したように、実施形態によれば、混雑時を避けつつも通常の呼び運転中に乗りかご10A内の汚染度に応じて除菌期間を設けるようにした。このため、利用者へのサービス低下を抑制し、効果的に乗りかご10A内の除菌をすることができる。
なお、実施形態では乗りかご10A内の除菌を例に説明した。しかし、清掃ロボット50が、床や壁面の清掃等の作業を行うことができるのは勿論である。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…エレベータシステム、10A…A号機乗りかご、10X…X号機乗りかご、11A,11X…かご内操作盤、12A,12X…かご内カメラ、13A,13X…荷重センサ、20A…A号機制御装置、20X…X号機制御装置、21A,21X…エレベータ情報出力部、22A,22X…指令入力部、30…群管理制御装置、31…エレベータ情報入力部、32…割当制御部、33…割当指令出力部、34…清掃制御部、35…かご内汚染度演算部、36…清掃時期判定部、37…清掃指令出力部、38…通信部、40…乗場呼び登録装置、50…清掃ロボット、51…通信部、52…駆動部、53…清掃指令部、54…カメラ、55…画像認識部、56…UV照射部、57…除菌液噴霧部

Claims (6)

  1. 各エレベータ号機を制御する各エレベータ制御装置と、エレベータの清掃を実施する清掃ロボットとに接続され、各エレベータを群管理する群管理制御装置であって、
    各エレベータ号機のかご内汚染度を求めるかご内汚染度演算部と、
    前記かご内汚染度演算部により求められた汚染度に基づき、各エレベータ号機の清掃時期を判定する清掃時期判定部と、
    各号機に対する前記清掃時期判定部の判定結果と前記清掃ロボットが待機する階床への呼び登録の状態とを清掃判定条件として清掃指令を生成する清掃制御部と、
    前記清掃制御部による清掃指令に基づき、当該号機のエレベータ制御装置に対して清掃割当を指示するとともに、待機階にて待機中の前記清掃ロボットに対しては清掃が割当てられたエレベータ号機の前まで移動するように指示する清掃指令出力部と、を備える群管理制御装置。
  2. 前記かご内汚染度演算部は、所定時間内における各エレベータ号機の利用状況に基づいて前記かご内汚染度を演算する、請求項1に記載の群管理制御装置。
  3. 前記かご内汚染度演算部は、乗りかご内の換気状態、乗りかごの素材を含むかご内環境を考慮して前記かご内汚染度を演算する、請求項2に記載の群管理制御装置。
  4. 前記清掃制御部は、前記清掃時期であると判定されたエレベータ号機の最終かご呼びが前記清掃ロボットの待機階より前の階である場合に、前記清掃時期であると判定されたエレベータ号機に対して清掃割当を指示するよう前記清掃指令出力部に指令する、請求項1~3の何れか1項に記載の群管理制御装置。
  5. 前記清掃制御部は、清掃時期判定部により前記清掃時期であると判定されたエレベータ号機に対して、各階停止が設定されているか、または指定階に停止し、通過階は非常時のみ停止する非常停止階として扱う急行ゾーンが設定されているか否かを判定し、
    前記各階停止が設定されている場合には、前記エレベータ号機の予測到着時間と前記清掃ロボットによる清掃時間とから降車予定階を算出し、当該降車予定階に乗場呼びが登録されていないことを条件に移動中の清掃可能をセットし、
    前記急行ゾーンが設定されている場合には、前記非常停止階を前記清掃ロボットの降車予定階として設定可能か否かを判定し、設定可能であれば、前記非常停止階を降車予定階として設定して移動中の清掃可能をセットする、請求項1~4の何れか1項に記載の群管理制御装置。
  6. それぞれのエレベータを個別に制御する各エレベータ制御装置と、各エレベータ制御装置によって駆動制御されるかごの清掃を実施する清掃ロボットと、に接続された群管理制御装置が実行する清掃ロボットを用いたエレベータ清掃方法であって、
    各エレベータ号機のかご内汚染度を求め、
    求められた汚染度に基づき、各エレベータ号機の清掃時期を判定し、
    清掃時期であると判定された号機に対して、乗場呼びが割り当てられてないか、他のエレベータ号機が清掃時期ではないか、清掃ロボットの待機階に対してかご割当がないかを清掃判定条件として清掃指令を生成し、
    前記清掃指令に基づき、当該号機のエレベータ制御装置に対して清掃割当を指示するとともに、待機階にて待機中の前記清掃ロボットに対しては清掃が割当てられたエレベータ号機の前まで移動するように指示し、
    前記清掃ロボットを待機階に到着した対応号機に乗り込ませてかご内を清掃させる、清掃ロボットを用いたエレベータ清掃方法。
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