JP2022182243A - 画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 開閉カバーの片閉まり状態が解消されないままになることを抑制する。【解決手段】 画像読取装置105は、カバー開閉検知センサ19が開閉カバー22の閉状態を検知している状態において、原稿トレイ30が上昇を開始した後、上限位置検知センサ20がONにならない場合に、開閉カバー22の開閉を促す情報を操作表示部904に表示する。【選択図】 図6
Description
本発明は、原稿の画像を読み取る画像読取装置及びこれを備える画像形成装置に関するものである。
従来、複写機やファクシミリ装置等の画像形成装置が備える、原稿の画像を読み取る画像読取装置は、自動原稿搬送装置(Auto Document Feeder、以下ADFと呼ぶ)によって、原稿を搬送しながら画像を読み取るものが知られている。
このようなADFにおいて、開閉可能に設けられた開閉カバーを有するものが知られている。特許文献1では、開閉カバーに給送ローラが着脱可能に取り付けられており、ユーザが開閉カバーを開いて給送ローラを交換することを可能にするADFが開示されている。ADFの開閉カバーは、ジャム処理の際に開閉されることもある。
また、ADFにおいては、原稿が載置される載置面を昇降させる構成が知られている。このようなADFは、載置面を上昇させることで原稿の上面を給送ローラに接触させ、原稿と給送ローラが接触した状態で給送ローラを回転することにより、原稿の給送を行う。特許文献2では、原稿が載置される載置面を昇降させるADFにおいて、原稿の給送位置を一定に保つために、原稿が給送可能な高さに達したことを検知するセンサを持つ構成が提案されている。このような構成により、原稿の枚数に関わらず、原稿の給送位置を一定にすることが可能である。
ところで、ユーザが開閉カバーを閉じる際に、開閉カバーや原稿トレイに力が加わると、原稿搬送方向に直交する方向において開閉カバー片側のみが閉まり、反対側が閉まっていない状態(片閉まり状態)になることがある。開閉カバーが片閉まり状態のまま載置面を上昇させた場合、給送ローラが正常に原稿に接触しないため、給送不良が発生する虞がある。そのため、開閉カバーが片閉まり状態になってしまった場合には、ユーザは開閉カバーを開閉することで片閉まり状態を解消する必要があるが、ユーザは給送不良の原因がわからず、片閉まり状態が解消されないままになることがあった。
そこで、本発明は、開閉カバーの片閉まり状態が解消されないままになることを抑制することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明に係る画像読取装置は、原稿が載置される載置面を有する載置部と、前記載置面を昇降させる昇降部と、開閉可能に設けられた開閉部と、前記開閉部に設けられ、前記載置面に載置された原稿を給送する給送ローラと、前記昇降部によって前記載置面が上昇することで前記載置面に載置された原稿が前記給送ローラに当接したことを検知する第1検知部と、前記開閉部の開閉状態を検知する第2検知部と、ユーザに情報を表示する表示部と、を備え、前記第2検知部が前記開閉部の閉状態を検知している状態において、前記昇降部によって前記載置面が上昇を開始した後、前記載置面に載置された原稿が前記給送ローラに当接したことを前記第1検知部が検知しない場合、前記表示部は前記開閉部の開閉を促す情報を表示する、ことを特徴とする。
本発明によれば、開閉カバーの片閉まり状態が解消されないままになることを抑制することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。以下の実施形態は本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。なお、各図面を通して、同一符号は同一または対応部分を示すものである。
<画像形成装置>
まず、画像形成装置としてのプリンタ101の概略構成について図1を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係るプリンタ101の断面図である。なお、以下では、ユーザがプリンタ101に対して各種入力/設定を行う後述する操作表示部904に臨む位置をプリンタ101の「手前側」、背面側を「奥側」と定義する。つまり、図1は手前側から見たプリンタ101の内部構成を示したものである。
まず、画像形成装置としてのプリンタ101の概略構成について図1を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係るプリンタ101の断面図である。なお、以下では、ユーザがプリンタ101に対して各種入力/設定を行う後述する操作表示部904に臨む位置をプリンタ101の「手前側」、背面側を「奥側」と定義する。つまり、図1は手前側から見たプリンタ101の内部構成を示したものである。
プリンタ101は、図1に示すように、プリンタ本体101Aと、画像読取装置105と、を備えている。プリンタ本体101Aの上方に配置された画像読取装置105は、画像読取部200と自動原稿搬送装置(Auto Document Feeder、以下ADFと呼ぶ)1000とを備え、原稿Sを光学的に走査して画像情報を読み取る。画像読取装置105によって電気信号に変換された画像情報は、プリンタ本体101Aに設けられた制御部132へと転送される。これにより、プリンタ101は画像読取装置105によって読み取られた画像情報に基づいて記録媒体に画像を形成する。
プリンタ本体101Aは、記録媒体であるシートPに画像を形成する画像形成部133と、画像形成部133にシートPを給送するシート給送部104と、を有している。シート給送部104は、互いに異なるサイズのシートを収納可能なシート収納部137a,137b,137c,137dを備えている。各シート収納部に収納されたシートは、ピックアップローラ102によって繰り出され、フィードローラ103a及びリタードローラ103bによって1枚ずつ分離されて、対応する搬送ローラ対131へと受け渡される。そして、シートPは、シート搬送路に沿って配置された複数の搬送ローラ対131に順に受け渡されることで、レジストレーションローラ対136へと搬送される。
なお、ユーザによって手差しトレイ137eに載置されたシートPは、給送ローラ138によってプリンタ本体101Aの内部に給送され、レジストレーションローラ対136へと搬送される。レジストレーションローラ対136は、シートPの先端を停止させて斜行を補正すると共に、画像形成部133によるトナー像の形成プロセスである作像動作の進行に合わせてシートPの搬送を再開する。
シートPに画像を形成する画像形成部133は、感光体である感光ドラム121を備えた電子写真方式のユニットである。感光ドラム121は、シートPの搬送方向に沿って回転可能であり、感光ドラム121の周囲には帯電器118、露光装置123、現像器124、転写帯電器125、分離帯電器126、及びクリーナ127が配置されている。帯電器118は感光ドラム121の表面を一様に帯電させる。露光装置123は画像読取装置105等から入力される画像情報に基づいて感光ドラム121を露光し、感光ドラム121上に静電潜像を形成する。
現像器124は、トナー及びキャリアを含む二成分現像剤を収容しており、感光ドラム121に帯電したトナーを供給することで静電潜像をトナー像に現像する。感光ドラム121に担持されたトナー像は、転写帯電器125が形成するバイアス電界により、レジストレーションローラ対136から搬送されるシートPに転写される。トナー像を転写されたシートPは、分離帯電器126が形成するバイアス電界によって感光ドラム121から離間し、定着前搬送部128によって定着部129へ向けて搬送される。なお、シートPに転写されずに感光ドラム121に残留した転写残トナー等の付着物はクリーナ127によって除去され、感光ドラム121は次の作像動作に備える。
定着部129に搬送されたシートPは、ローラ対に挟持されて加圧されながら加熱され、トナーの溶融・固着により画像を定着させられる。画像出力が完了している場合、定着画像が得られたシートPは、排出ローラ対110を介して、プリンタ本体101Aの外方に突出した排出トレイ130に排出される。両面印刷においてシートPの裏面に画像を形成する場合、定着部129を通過したシートPは、反転部139によって表面と裏面とを入れ替えられ、両面搬送部140によってレジストレーションローラ対136へと搬送される。そして、画像形成部133によって再び画像を形成されたシートPは、排出トレイ130に排出される。上記の画像形成部133は画像形成手段の一例であり、例えばインクジェット方式の画像形成ユニットやオフセット印刷方式の印刷機構を画像形成手段として用いてもよい。
<画像読取装置>
次に、画像読取装置105の構成について図面を参照して説明する。図2は、画像読取装置105の断面図である。図3は、ADF1000の上面図である。画像読取装置105は、原稿の画像を読み取る画像読取部200と、ADF1000を備えている。ADF1000は、装置奥側に設けられた不図示のヒンジによって、画像読取部200に対して回動可能に支持されている。さらに画像読取装置105は、画像処理コントローラ400(後述する図4参照)に接続されている。画像処理コントローラ400は、図1に示したプリンタ101の制御部132に含まれている。
次に、画像読取装置105の構成について図面を参照して説明する。図2は、画像読取装置105の断面図である。図3は、ADF1000の上面図である。画像読取装置105は、原稿の画像を読み取る画像読取部200と、ADF1000を備えている。ADF1000は、装置奥側に設けられた不図示のヒンジによって、画像読取部200に対して回動可能に支持されている。さらに画像読取装置105は、画像処理コントローラ400(後述する図4参照)に接続されている。画像処理コントローラ400は、図1に示したプリンタ101の制御部132に含まれている。
<画像読取部>
画像読取部200は、原稿が載置される透明な原稿載置ガラス209と、原稿載置ガラス209に隣接して設けられた透明な流し読みガラス201と、原稿の表面の画像を読み取る表面読取ユニット202と、を備えている。画像読取部200は、表面読取ユニット202を副走査方向(図2の矢印Aの方向)に一定速度で移動させながら原稿載置ガラス209上に載置された原稿を走査することで、原稿の画像情報を1ラインずつ読み取ることが可能である(固定読み)。また、画像読取部200は、表面読取ユニット202を流し読みガラス201の下方に固定した状態で、ADF1000によって搬送される原稿の画像を光学的に読み取ることが可能である(流し読み)。
画像読取部200は、原稿が載置される透明な原稿載置ガラス209と、原稿載置ガラス209に隣接して設けられた透明な流し読みガラス201と、原稿の表面の画像を読み取る表面読取ユニット202と、を備えている。画像読取部200は、表面読取ユニット202を副走査方向(図2の矢印Aの方向)に一定速度で移動させながら原稿載置ガラス209上に載置された原稿を走査することで、原稿の画像情報を1ラインずつ読み取ることが可能である(固定読み)。また、画像読取部200は、表面読取ユニット202を流し読みガラス201の下方に固定した状態で、ADF1000によって搬送される原稿の画像を光学的に読み取ることが可能である(流し読み)。
<ADF>
ADF1000は、1枚以上の原稿で構成される原稿束Sが載置される載置面30aを有する原稿トレイ30(載置部)と、原稿トレイ30の下方に設けられた排紙トレイ32とを備えている。図3に示すように、原稿トレイ30には原稿ガイド板31A及び原稿ガイド板31Bが設けられており、原稿ガイド板31A及び原稿ガイド板31Bによって原稿束Sの幅方向における両端が規制される。また、ADF1000は、原稿トレイ30に載置された原稿束Sに当接して原稿を給送する給送ローラ1と、給送ローラ1により給送された原稿を1枚ずつに分離する分離上ローラ2及び分離下ローラ3と、を備える。給送ローラ1は、一端が分離上ローラ2の回転軸に支持されたアーム部1aによって、昇降可能に支持されている。さらにADF1000は、搬送方向上流側から順に、搬送ローラ対4、5、6、ガイド板上流ローラ7、ガイド板下流ローラ8、搬送ローラ対9、排紙ローラ対10を備えている。
ADF1000は、1枚以上の原稿で構成される原稿束Sが載置される載置面30aを有する原稿トレイ30(載置部)と、原稿トレイ30の下方に設けられた排紙トレイ32とを備えている。図3に示すように、原稿トレイ30には原稿ガイド板31A及び原稿ガイド板31Bが設けられており、原稿ガイド板31A及び原稿ガイド板31Bによって原稿束Sの幅方向における両端が規制される。また、ADF1000は、原稿トレイ30に載置された原稿束Sに当接して原稿を給送する給送ローラ1と、給送ローラ1により給送された原稿を1枚ずつに分離する分離上ローラ2及び分離下ローラ3と、を備える。給送ローラ1は、一端が分離上ローラ2の回転軸に支持されたアーム部1aによって、昇降可能に支持されている。さらにADF1000は、搬送方向上流側から順に、搬送ローラ対4、5、6、ガイド板上流ローラ7、ガイド板下流ローラ8、搬送ローラ対9、排紙ローラ対10を備えている。
給送ローラ1と分離上ローラ2は、開閉カバー22に配置されている。開閉部である開閉カバー22は、回動支持部33を中心に矢印Bの方向及び矢印Bの反対方向に開閉に設けられている。開状態は、分離上ローラ2と分離下ローラ3が離間するように開閉カバー22が開かれ、搬送路が装置外部に露出した状態である。原稿の搬送中にジャムが発生した場合は、ユーザは開閉カバー22を開くことで、搬送路に滞留した原稿を取り除くことが可能である。閉状態は、図2に示すように開閉カバー22が閉じられ、搬送路を形成している状態である。ADF1000は、開閉カバー22が閉状態であるときに、原稿の搬送が可能である。ADF1000には、開閉カバー22の開閉状態を検知するためのカバー開閉検知センサ19(第2検知部)が設けられている。
ADF1000には、原稿トレイ30上の原稿を検知するための原稿有無検知センサ11、原稿トレイ30上の原稿の長さを検知するための原稿長検知センサ17,18が配置されている。また、図2に示すように、ADF1000には、搬送路中において原稿を検知するための分離センサ12(第3検知部)、引抜センサ13、リードセンサ15、排紙センサ16が配置されている。ADF1000は、搬送される原稿の裏面の画像を読み取るための裏面読取ユニット302を有している。
ADF1000が原稿を給送する際、給送ローラ1と原稿束Sとが適正な圧力で接触する必要がある。そのため、ADF1000が原稿を給送する前に、原稿トレイ30の載置面30aが上昇し、原稿束Sの最上面が給送ローラ1に押圧された状態となる。この状態で給送ローラ1が回転することにより、原稿束Sの最上面の原稿から給送される。ADF1000は、原稿トレイ30の載置面30aが給送可能な高さまで上昇したことを検知するための、上限位置検知センサ20及び上限位置フラグ21を有している。上限位置検知センサ20及び上限位置フラグ21が本実施形態における第1検知部である。上限位置検知センサ20は開閉カバー22に固定されており、上限位置フラグ21はアーム部1aに設けられている。図9(A)は原稿トレイ30の載置面30aが下降した状態を示す断面図であり、図9(B)は原稿トレイ30の載置面30aが上昇した状態を示す断面図である。また、図9(A)及び図9(B)において、画像読取装置105の開閉カバー22が正常に閉じられた状態である。図9(A)に示すように、原稿トレイ30の載置面30aが下降した状態においては、原稿束Sと給送ローラ1は接触していない。このとき、上限位置検知センサ20は上限位置フラグ21を検知していない状態である。一方で、図9(B)に示すように、原稿トレイ30の載置面30aが上昇すると、原稿束Sの最上位の原稿と給送ローラ1が接触し、原稿束Sの最上位の原稿によって給送ローラ1が持ち上げられる。このとき、給送ローラ1を支持しているアーム部1aは分離上ローラ2の回転軸を中心に回動し、上限位置検知センサ20は上限位置フラグ21を検知した状態となる。上限位置検知センサ20及び上限位置フラグ21によって、原稿トレイ30に載置された原稿が給送ローラ1に当接したことを検知することが可能である。これにより、後述するCPU(A)801は、原稿トレイ30の載置面30aが給送可能な高さまで上昇したと判断する。
<ADFの原稿搬送動作>
原稿の給送が開始されると、給送ローラ1は原稿トレイ30に積載された原稿束Sに当接した状態で回転する。給送ローラ1によって給送された原稿は、分離上ローラ2と分離下ローラ3によって1枚に分離される。このとき、分離下ローラ3は、不図示のトルクリミッタを介して分離モータ805(図4参照)から駆動が伝達され、搬送方向とは逆方向に回転する。これにより、最上位の原稿のみが分離上ローラ2によって搬送方向に搬送され、2枚目以降の原稿は分離下ローラ3によって原稿トレイ30に戻される。このようにして分離上ローラ2と分離下ローラ3によって分離された原稿は、搬送ローラ対4、5により搬送される。搬送ローラ対5を通過した原稿は、搬送ローラ対6及びガイド板上流ローラ7によって第1画像読取位置に搬送される。原稿が流し読みガラス201と表面ガラス対向部材211の間を通過する際、原稿の表面は表面LED203(203a、203b)で照射される。原稿の表面で反射された光は、複数のミラー204a、204b、204cで屈曲されながら表面画像読取センサ205に導かれ、表面画像読取センサ205は原稿からの光を光電変換する。原稿の表面画像のみを読み取る場合は、第1読取位置を通過した原稿は、ガイド板下流ローラ8と搬送ローラ対9によって搬送され、排紙ローラ対10によって排紙トレイ32に排紙される。
原稿の給送が開始されると、給送ローラ1は原稿トレイ30に積載された原稿束Sに当接した状態で回転する。給送ローラ1によって給送された原稿は、分離上ローラ2と分離下ローラ3によって1枚に分離される。このとき、分離下ローラ3は、不図示のトルクリミッタを介して分離モータ805(図4参照)から駆動が伝達され、搬送方向とは逆方向に回転する。これにより、最上位の原稿のみが分離上ローラ2によって搬送方向に搬送され、2枚目以降の原稿は分離下ローラ3によって原稿トレイ30に戻される。このようにして分離上ローラ2と分離下ローラ3によって分離された原稿は、搬送ローラ対4、5により搬送される。搬送ローラ対5を通過した原稿は、搬送ローラ対6及びガイド板上流ローラ7によって第1画像読取位置に搬送される。原稿が流し読みガラス201と表面ガラス対向部材211の間を通過する際、原稿の表面は表面LED203(203a、203b)で照射される。原稿の表面で反射された光は、複数のミラー204a、204b、204cで屈曲されながら表面画像読取センサ205に導かれ、表面画像読取センサ205は原稿からの光を光電変換する。原稿の表面画像のみを読み取る場合は、第1読取位置を通過した原稿は、ガイド板下流ローラ8と搬送ローラ対9によって搬送され、排紙ローラ対10によって排紙トレイ32に排紙される。
原稿の裏面画像も読み取る場合は、第1読取位置を通過した原稿は、裏面ガラス対向部材301が配置された第2画像読取位置を通過する際に裏面読取ユニット302により読み取られる。原稿が裏面ガラス対向部材301を通過する際、原稿の裏面は裏面LED303(303a、303b)で照射される。原稿の裏面で反射された光は、複数のミラー304a、304b、304cで屈曲されながら裏面画像読取センサ305に導かれ、裏面画像読取センサ305は原稿からの光を光電変換する。その後、裏面の画像を読み取られた原稿は、排紙ローラ対10によって排紙トレイ32に排紙される。画像読取装置105は、このような搬送動作を原稿束Sのすべての原稿に対して繰り返す。なお、原稿トレイ30は回動可能に設けられており、ユーザは排紙トレイ32に排出された原稿を取り除く際に、原稿トレイ30を手で持ち上げ、排紙トレイ32から原稿を取出すことが可能である。
画像読取装置105は、原稿束Sの読取が完了した後、または、ジャム処理が完了した後に、次回の原稿の載置に備えるため、原稿トレイ30を下降させる。ADF1000は、リフタホームポジション検知センサ23を有しており、リフタホームポジション検知センサ23によって原稿トレイ30の下降を検知することが可能である。
<制御構成>
次に画像読取装置105の制御構成について図4を用いて説明する。図4は、画像読取装置105の制御構成を示すブロック図である。制御部132は、画像処理コントローラ400、原稿読取/ADF制御コントローラ410と、を備える。原稿読取/ADF制御コントローラ410は、中央演算処理装置であるCPU(A)801、リードオンリーメモリであるROM(A)802、ランダムアクセスメモリであるRAM(A)803を備えている。ROM(A)802には、制御プログラムが格納されており、RAM(A)803には、入力データや作業用データが格納される。
次に画像読取装置105の制御構成について図4を用いて説明する。図4は、画像読取装置105の制御構成を示すブロック図である。制御部132は、画像処理コントローラ400、原稿読取/ADF制御コントローラ410と、を備える。原稿読取/ADF制御コントローラ410は、中央演算処理装置であるCPU(A)801、リードオンリーメモリであるROM(A)802、ランダムアクセスメモリであるRAM(A)803を備えている。ROM(A)802には、制御プログラムが格納されており、RAM(A)803には、入力データや作業用データが格納される。
CPU(A)801には原稿搬送機能を実現するために、分離モータ805、引抜モータ806、リードモータ807、ピックアップモータ808、リフタモータ809が接続されている。分離モータ805は、給送ローラ1、分離上ローラ2を回転駆動させる。引抜モータ806は、搬送ローラ対4、5を回転駆動させる。リードモータ807は、搬送ローラ対6、ガイド板上流ローラ7、ガイド板下流ローラ8、搬送ローラ対9、排紙ローラ対10を駆動させる。分離モータ805、引抜モータ806、リードモータ807が原稿を搬送するための搬送駆動部である。ピックアップモータ808は、楕円形状のカム(非図示)を介して、給送ローラ1を支持するアーム部1aに接続され、アーム部1aを回動させることで給送ローラ1を昇降させる。リフタモータ809は、原稿トレイ30を昇降させるための昇降部である。リフタモータ809により、原稿トレイ30の載置面30aを所定の高さまで上昇させ、原稿トレイ30に積載された原稿束Sの最上面に給送ローラ1を当接させる。また、CPU(A)801に接続された光学モータ804は、表面読取ユニット202を副走査方向に移動させるための駆動部である。
CPU(A)801は、原稿有無検知センサ11が原稿を検出すると、給送ローラ1をピックアップモータ808により下降させる(図9(A)の状態)。その後、CPU(A)801は、リフタモータ809により原稿トレイ30を上昇させる。これにより、原稿束Sの最上位の原稿が給送ローラ1を押し上げ、上限位置検知センサ20が上限位置フラグ21を検出する(図9(B)の状態)。CPU(A)801は、上限位置検知センサ20が上限位置フラグ21を検出してから、所定のパルス以内にリフタモータ809を停止する。これにより、CPU(A)801は、原稿トレイ30の載置面30aを給送可能な高さまで上昇させることができる。また、CPU(A)801はリフタホームポジション検知センサ23により、リフタモータ809によって原稿トレイ30を下降したときに、原稿トレイ30が下降位置に到達したことを検出することができる。
CPU(A)801は、原稿トレイ30上に原稿が置かれた状態において、原稿長検知センサ17、18及びトレイ上幅検知センサ810を用いて原稿の定形サイズを判定することができる。原稿トレイ30上の原稿ガイド板31A及び原稿ガイド板31Bには、トレイ上幅検知センサ810が接続されている。トレイ上幅検知センサ810は、可変抵抗及びA/D変換器から構成され、可変抵抗により変化する電圧アナログ値をA/D変換器により10[bit]幅のデータに変換し、原稿の幅を検出することができる。原稿長検知センサ17、18によって検知した原稿の長さと、トレイ上幅検知センサ810によって検知でした原稿の幅の情報を合わせることで、CPU(A)801は原稿トレイ30上の原稿サイズを判定する。
CPU(A)801には、原稿トレイ30に積載された原稿を検知する原稿有無検知センサ11、紙搬送路上の原稿端部を検知する分離センサ12、引抜センサ13、リードセンサ15、排紙センサ16が接続されている。開閉カバー22の開閉を検出するために、CPU(A)801にはカバー開閉検知センサ19が接続される。なお、本実施形態においては、図3に示すようにカバー開閉検知センサ19は装置奥側に配置される。
上述した光学モータ804、分離モータ805、引抜モータ806、リードモータ807はパルスモータであり、CPU(A)801は駆動パルス数をカウントしながら制御する事で各モータの回転数を管理している。CPU(A)801は、原稿搬送中に引抜センサ13がONしてからOFFするまでの引抜モータ806の駆動パルス数をカウントする。引抜モータ806を駆動したパルス数と、引抜モータ806の駆動を搬送ローラ対4へ駆動を伝えるギアの1パルス当たりの進み量(ギア比)により、CPU(A)801は、原稿の搬送量を検知できる。さらに、CPU(A)801は、原稿搬送中に引抜センサ13がOFFしてからONするまでの引抜モータ806の駆動パルス数をカウントすることで、搬送中の原稿間の長さ(紙間)を検知することもできる。
CPU(A)801には、画像読取機能を実現するために、表面読取ユニット202に搭載される表面LED203、表面画像読取センサ205が接続される。また、CPU(A)801には、裏面読み取り用の裏面読取ユニット302に搭載される裏面LED303、裏面画像読取センサ305が接続される。CPU(A)801は、表面画像読取センサ205と裏面画像読取センサ305によって原稿の画像データを読み取る。表面画像読取センサ205と裏面画像読取センサ305によって読み取ったデータは、画像処理部(A)811においてシェーディング処理や各種のフィルタ処理を実施され、画像通信部402を介して画像処理コントローラ400へ送信される。画像処理部(A)811には、原稿の傾き量を補正する公知の技術が搭載されている。さらに、CPU(A)801は、原稿読み取りタイミングに合わせて、原稿画像データの先端の基準となる垂直同期信号及び1ラインの画素先端の基準となる水平同期信号を、通信部402を介して画像処理コントローラ400へ通知する。
画像処理コントローラ400は、CPU(B)901、ROM(B)902、RAM(B)903を備えており、CPU(A)801とのコマンド通信部401を介して画像読取制御に関するデータの授受を行う。画像処理部(A)811で処理された画像データは画像通信部402を介して、画像処理コントローラ400内の画像処理部(B)905へ転送されて、色の判断などの所定の画像処理を施された後に、画像メモリ906に格納される。また、画像処理コントローラ400は、操作表示部904を備えており、ユーザとのインターフェース制御は操作表示部904を介してCPU(B)901によって行われる。なお、CPU(B)901は、ユーザによって操作表示部904に入力された情報を受け取り、読取ジョブ開始等の入力情報を処理する。
<開閉カバーの片閉まり>
ここで、本実施形態において想定される開閉カバー22の状態を図11及び図12を用いて説明する。図11及び図12は、図2における原稿トレイ30を搬送方向から見て、給送ローラ1付近を模式的に表した断面図である。図11は、開閉カバー22が正常に閉じられており、ADF1000が原稿を正常に給送できる状態を示している。図12は、開閉カバー22が正常に閉じられていないため、ADF1000が原稿を正常に給送できない状態を示している。具体的に、図12では、原稿トレイ30の凸部35に開閉カバー22の凹部36が乗り上げ、開閉カバー22の手前側が浮き、奥側が閉まっている状態(以下、片閉まり状態と呼ぶ)となっている。このような片閉まり状態は、ユーザが開閉カバー22を閉じる際に開閉カバー22に対して奥側に力を加えた場合、もしくは原稿トレイ30に対して手前側に力を加えた場合に発生する。図11及び図12のどちらの状態においても、カバー開閉検知センサ19はカバー閉を検知している。図11のように開閉カバー22が正常に閉じられている場合は、原稿トレイ30が上昇することによって上限位置検知センサ20がONになる。一方で、図12のように開閉カバー22が片閉まり状態となっている場合は、上限位置検知センサ20の位置が図11の状態に比べて高いので、原稿トレイ30が上昇しても上限位置検知センサ20がONにならない。本実施形態においては、図12のような片閉まり状態を解消するために、開閉カバー22が片閉まり状態となっていることが想定される場合に、CPU(A)108は操作表示部904にユーザに開閉カバー22の開閉を促す画面を表示する。
ここで、本実施形態において想定される開閉カバー22の状態を図11及び図12を用いて説明する。図11及び図12は、図2における原稿トレイ30を搬送方向から見て、給送ローラ1付近を模式的に表した断面図である。図11は、開閉カバー22が正常に閉じられており、ADF1000が原稿を正常に給送できる状態を示している。図12は、開閉カバー22が正常に閉じられていないため、ADF1000が原稿を正常に給送できない状態を示している。具体的に、図12では、原稿トレイ30の凸部35に開閉カバー22の凹部36が乗り上げ、開閉カバー22の手前側が浮き、奥側が閉まっている状態(以下、片閉まり状態と呼ぶ)となっている。このような片閉まり状態は、ユーザが開閉カバー22を閉じる際に開閉カバー22に対して奥側に力を加えた場合、もしくは原稿トレイ30に対して手前側に力を加えた場合に発生する。図11及び図12のどちらの状態においても、カバー開閉検知センサ19はカバー閉を検知している。図11のように開閉カバー22が正常に閉じられている場合は、原稿トレイ30が上昇することによって上限位置検知センサ20がONになる。一方で、図12のように開閉カバー22が片閉まり状態となっている場合は、上限位置検知センサ20の位置が図11の状態に比べて高いので、原稿トレイ30が上昇しても上限位置検知センサ20がONにならない。本実施形態においては、図12のような片閉まり状態を解消するために、開閉カバー22が片閉まり状態となっていることが想定される場合に、CPU(A)108は操作表示部904にユーザに開閉カバー22の開閉を促す画面を表示する。
<制御フロー>
次に、本実施形態においてCPU(A)801が実行する制御フローについて説明する。図5から図8は、画像読取装置105のジョブ待機状態及び流し読みジョブにおけるリフトアップ制御とリフトダウン制御のフローを示したフローチャートである。図10において開閉カバー22は片閉まり状態となっており、図10(A)は原稿トレイ30の載置面30aが下降した状態を示す断面図であり、図10(B)は原稿トレイ30の載置面30aが上昇した状態を示す断面図である。なお、図5から図8のフローチャートの処理は、全てCPU(A)801による制御を表す。
次に、本実施形態においてCPU(A)801が実行する制御フローについて説明する。図5から図8は、画像読取装置105のジョブ待機状態及び流し読みジョブにおけるリフトアップ制御とリフトダウン制御のフローを示したフローチャートである。図10において開閉カバー22は片閉まり状態となっており、図10(A)は原稿トレイ30の載置面30aが下降した状態を示す断面図であり、図10(B)は原稿トレイ30の載置面30aが上昇した状態を示す断面図である。なお、図5から図8のフローチャートの処理は、全てCPU(A)801による制御を表す。
プリンタ101の電源がONになると、CPU(A)801は、図5のフローチャートの処理を開始する。まず、CPU(A)801は、カバー22が閉じているかを判定する(S501)。カバー22が閉じていることは、カバー開閉検知センサ19の入力信号により判定する。カバーが開いている場合(S501No)には、給送制御が正常に実行できないため、CPU(A)801は開閉カバー22を閉じることをユーザに促す画面を操作表示部904に表示する(S502)。
次に、CPU(A)801は、開閉カバー22が閉じているか否かを判定する(S503)。開閉カバー22が開いている間(S503No)、処理はS503に戻り、CPU(A)801は開閉カバー22が閉じられるまで待機する。CPU(A)801は、開閉カバー22が閉じていると判断すると(S503Yes)、操作表示部904に表示した開閉カバー22を閉じることを促す画面を非表示にする(S504)。
次に、CPU(A)801は、原稿トレイ30上に原稿があるか否かを判定する(S505)。なお、CPU(A)801は、S501において、開閉カバー22が閉じていると判定する場合(S501Yes)にも、S505の処理に進む。S505において、CPU(A)801は原稿有無検知センサ11によって原稿トレイ30上の原稿の有無を判断する。原稿トレイ30上に原稿が置かれた場合(S505Yes)、CPU(A)801は原稿トレイ30がリフトアップ済みか否かを判定する(S506)。これは、CPU(A)801が画像処理コントローラ400のCPU(B)901から読取開始のコマンドを受信するまでの間に複数回この制御フローを通りうるため、既にリフトアップ済の場合に再度リフトアップをしないようにするためである。CPU(A)801は、上限位置検知センサ20が上限位置フラグ21を検知しているときに原稿トレイ30がリフトアップ済と判断する。なお、S506の判定は、RAM(A)803に、後述するS507でのリフトアップを実行した履歴を保持しておき、この履歴を参照してもよい。原稿トレイ30がリフトアップ済みではない場合(S506No)、CPU(A)801はリフトアップ制御を実行する(S507)。リフトアップ制御の詳細は、図6において後述する。原稿トレイ30がリフトアップ済みの場合(S506Yes)には、リフトアップ制御(S507)は実行しない。
次に、CPU(A)801は、読取ジョブを開始するか否かを判定する(S510)。読取ジョブを開始するか否かは、画像処理コントローラ400のCPU(B)901から読取ジョブコマンドを受信しているか否かによって判定する。読取ジョブを開始しない場合(S510No)、つまり、画像処理コントローラ400のCPU(B)901から読取ジョブコマンドを受信していない場合、処理はS501の判定フローに戻る。
ここで、原稿トレイ30から原稿が取り除かれ、原稿有無検知センサ11が原稿なしを検出したとき(S505No)、CPU(A)801は原稿トレイ30がリフトアップ済か否かを判定する(S508)。原稿トレイ30がリフトアップ済か否かを判定する手段については、S506と同様のため割愛する。原稿トレイ30がリフトアップ済みである場合(S508Yes)、CPU(A)801はリフトダウン制御を実施する(S509)。リフトダウン制御の詳細は、図8において後述する。原稿トレイ30がリフトアップ済みでない場合(S508No)には、CPU(A)801はリフトダウン(S509)を実行しない。その後、CPU(A)801は、S501の判定フローに戻る。
S510において、CPU(A)801が、読取ジョブを開始する場合(S510Yes)、つまり、画像処理コントローラ400のCPU(B)901から読取ジョブコマンドを受信した場合、ADF読取ジョブを実行する(S511)。ADF読取ジョブの詳細は、図7において後述する。
次に、CPU(A)801は、プリンタ101の電源がOFFされたかどうかを判定する(S512)。電源のOFFは、画像処理コントローラ400に接続されるシーソースイッチ(非図示)が切り替えられたときに、CPU(B)901がCPU(A)801に対してシャットダウン要求コマンドを送付することにより検出される。CPU(A)801がシャットダウン要求コマンドに対して応答を返したときに、CPU(B)901は電源OFFを実行し、CPU(A)801への電源供給を停止する。これによりCPU(A)801のジョブ待ち状態は完了される。CPU(A)801が電源OFFされていないと判断する場合(S512No)、制御はS501の判定フローに戻る。
次に、図6を用いて、CPU(A)801が制御する原稿トレイ30のリフトアップの制御フローを説明する。CPU(A)801は、S506において原稿トレイ30がリフトアップ済でないと判断すると、図6のフローチャートの処理を開始する。まず、CPU(A)801は、ピックアップモータ808を駆動することにより、給送ローラ1を下降する(S601)。CPU(A)801はピックアップモータ808を所定パルス分駆動すると、給送ローラ1の下降を終了する。給送ローラ1の下降が完了したとき、図9(A)に示すように、上限位置検知センサ20は、上限位置フラグ21を検知しない状態となる。
次に、CPU(A)801は、リフタモータ809を上昇方向に駆動する(S602)。リフタモータ809が駆動することにより、原稿トレイ30は給送ローラ1に向けて上昇する。そして、CPU(A)801は、上限位置検知センサ20がONになる否かを判定する(S603)。ここで、開閉カバー22が正常に閉じられている場合、図9(B)及び図11に示すように、上限位置検知センサ20は上限位置フラグ21を検出する。一方で、開閉カバー22が片閉まり状態である場合、図10(B)及び図11に示すように、上限位置検知センサ20は上限位置フラグ21を検出できない。
上限位置検知センサ20がONになった場合(S603Yes)、つまり、上限位置検知センサ20が上限位置フラグ21を検出した場合、CPU(A)801はリフタモータ809を停止する(S613)。ここでCPU(A)801は、上限位置検知センサ20がONになってから、所定パルス以内にリフタモータ809を停止する。これにより、CPU(A)801は原稿トレイ30を給送可能な高さまで上昇させることができる。
続いて、CPU(A)801は、異常カウンタを0に設定する(S614)。この異常カウンタは、リフトアップ時の異常を計数するためのカウンタである。S603において、上限位置検知センサ20が正常にONになったことを検出したため、CPU(A)801は異常カウンタを異常がなかったことを示す0に設定する。そして、CPU(A)801は、リフトアップ制御のフローは完了する。このとき、原稿トレイ30は、図9(B)に示す位置で、給送の開始を待機している。
CPU(A)801は、S603において上限位置検知センサ20がONにならなかった場合に(S603No)、原稿トレイ30の上昇開始時点から所定時間(第2所定時間)経過したかを判定する(S604)。この所定時間は、原稿トレイ30に積載する原稿枚数が最小の1枚のときの上昇距離と、リフタモータ809による原稿トレイ30の上昇速度から決定できる。本実施形態この所定時間を1秒とする。原稿トレイ30の上昇開始時点から所定時間が経過していない場合(S604No)、処理はS603に戻る。
原稿トレイ30の上昇開始時点から所定時間が経過しても上限位置検知センサ20がONにならなかった場合(S604Yes)、つまり、上限位置検知センサ20が上限位置フラグ21を検出できなかった場合、CPU(A)801はリフタモータ809を停止する(S605)。上限位置検知センサ20が上限位置フラグ21を検出できなかった場合とは、例えば図10(B)に示す状態である。上述したように、図10(B)に示す状態においては、リフタモータ809により原稿トレイ30が上昇しているにも関わらず、開閉カバー22が片閉まり状態であるために、上限位置検知センサ20がONにならない。
CPU(A)801は、S605においてリフタモータ809を停止した後、異常カウンタをカウントアップする(S606)。異常カウンタは、RAM(A)803に保持する原稿トレイ30の上昇時の異常回数を係数する変数であるが、必要に応じてCPU(A)801はEEPROM(非図示)等の不揮発性メモリに異常カウンタのカウントを保持してもよい。
次に、CPU(A)801は、リフタ異常の即時通知設定が有効か否かを判定する(S607)。この設定は、リフトアップ制御実行直後に即座に異常を通知するか、後述するADF読取ジョブ実行時に、操作表示部904に表示するかを選択する設定である。CPU(A)801がこのタイミングで即座に操作表示部904に異常を報知することにより、ユーザが異常に気付くことを早めることが可能である。しかし、ROM(B)902における容量等の資源を節約する観点から、CPU(A)801はこのタイミングで異常を通知しないように設定することも可能である。
CPU(A)801は、リフタ異常の即時通知設定が有効な場合(S607Yes)、S606において計数した異常カウンタが第一の所定回数以上であるか否かを判定する(S608)。本実施形態において、第一の所定回数は1回である。つまり、S604において1回でも所定時間内に上限位置検知センサ20がONにならなかった場合には、処理はS610に進む。
CPU(A)801は異常カウンタが第一の所定回数(1回)以上であると判断した場合(S608Yes)、操作表示部904に開閉カバー22の開閉を促す画面を表示する(S610)。図14は開閉カバー22の開閉を促す画面の一例である。図14に示す画面は、動画によってユーザに開閉カバー22の開閉を促す画面である。この画面を見たユーザが開閉カバー22を開閉することにより、図12に示した開閉カバー22の片閉まり状態を解消することができる。なお、第一の所定回数は2回や3回など、任意の回数に設定されてもよい。この場合、異常カウンタが第一の所定回数に達するまでは、CPU(A)801は操作表示部904に原稿確認を促す画面を通知する(S609)。
次に、CPU(A)801は、異常カウンタが第二の所定回数以上か否かを判定する(S611)。第二の所定回数とは、サービスエンジニアによる修理が必要であることを示すエラーを報知するか否かを判定するための回数である。なお、第二の所定回数は、第一の所定回数よりも大きい値とする。本実施形態においては、第二の所定回数を3回とする。CPU(A)801は、異常カウンタが第二の所定回数以上である場合(S611Yes)、エラーを報知する(S612)。これは、複数回開閉カバー22の開閉を実施しても復旧しない場合は、信号線の断線やモールドの破損といった故障が想定されるためである。CPU(A)801がエラーを報知した場合には、CPU901(A)は操作表示部904に、システムが機能しない故障が生じていることを表示し、サービス部門への連絡を促す画面(非図示)を表示する。以上の制御により、CPU(A)801は、原稿トレイ30のリフトアップ制御を完了する。
次に、図7を用いて、CPU(A)801が制御するADFからの読取ジョブの制御フローを説明する。CPU(A)801は、S510において読取ジョブが開始されると、図7のフローチャートの制御を開始する。まず、CPU(A)801は、搬送モータを駆動する(S701)。次に、CPU(A)801は、分離センサ12が所定時間(第1所定時間)以内にONしたかどうかを判定する(S702)。この所定時間は、搬送する距離と分離モータ805の駆動速度と給送ローラ1の搬送効率とから計算できる。ここでは、500msとする。
CPU(A)801は、分離センサ12が所定時間以内にONしなかった場合(S702No)、異常カウンタが第一の所定回数以上か否かを判定する(S715)。図6のS606にて異常カウンタがカウントアップしている場合には、異常カウンタが1回となっており、S715においてCPU(A)801は異常カウンタが第一の所定回数(1回)以上であると判定する。異常カウンタが第一の所定回数(1回)以上である場合(S715Yes)、CPU(A)801は搬送モータを停止する(S716)。次に、CPU(A)801は、開閉カバー22の開閉を促す画面(図14)を操作表示部904に表示するようCPU(B)901にコマンドを送付する(S717)。
次に、CPU(A)801は、カバー開閉検知センサ19を監視することで、開閉カバー22が開閉されたか否かを判断する(S718)。CPU(A)801は、開閉カバー22が開閉されていないとき(S718No)、開閉されることを待つため、処理はS718に戻る。CPU(A)801は、開閉カバー22が開閉されたとき(S718Yes)、開閉カバー22の開閉を促す画面を非表示にする通知をCPU(B)901に通知する。その後、CPU(A)801は後述するリフトダウン制御を実施する(S709)。
また、S715において、異常カウンタが0である場合には、CPU(A)801は異常カウンタが第一の所定回数(1回)未満であると判定する(S715No)。このとき、CPU(A)801は、搬送モータを停止する(S720)。異常カウンタが0である場合、原稿の給送に異常が生じていたと考えられるため、開閉カバー22の開閉は不要である。そのため、CPU(A)801は操作表示部904に原稿の確認を促す画面を表示する(S721)。図13は、ユーザに原稿の確認を促す画面の一例である。これにより、ユーザは開閉カバー22の開閉をせずにジャムからの復旧を行うことが可能となる。
次に、CPU(A)801は、原稿が原稿トレイ30上に載置されているか否かを原稿有無検知センサ11により判定する(S722)。原稿が原稿トレイ30上に載置されているとき(S722Yes)、すなわち、給送の異常が生じていたと考えられる原稿が原稿トレイ30上に置かれ続けているとき、CPU(A)801は原稿有無検知センサ11により原稿が取り除かれたことを検出するまで待つために、処理はS722に戻る。
CPU(A)801は、原稿が原稿トレイ30上に載置されていなくなったとき(S722No)、原稿確認画面を非表示にする通知をCPU(B)901に通知する(S723)。CPU(A)801は、原稿確認画面を非表示にする通知した後、後述するリフトダウン制御を実施する(S709)。
CPU(A)801は、S702において、分離センサ12が所定時間以内にONを検知した場合(S702Yes)、引抜センサ13が所定時間以内にONしたかどうかを判定する(S703)。ここで所定時間は、搬送する距離と分離モータ805及び引き抜きセンサの駆動速度と給送ローラ1の搬送効率とから計算できる。本実施形態では、この所定時間を1秒とする。CPU(A)801は、引抜センサ13が所定時間以内にONしなかった場合(S703No)、搬送モータを停止する(S710)。その後、CPU(A)801は、操作表示部904に開閉カバー22の開閉を促す画面(図14)を表示する。
次に、CPU(A)801は、開閉カバー22が開閉されたか否かを判断する(S712)。開閉カバー22が開閉されていないとき(S712No)、処理はS712に戻る。CPU(A)801は、開閉カバー22が開閉されたとき(S712Yes)、搬送路内に原稿が残留しているか否かを判定する(S713)。搬送路内に原稿が残留していることは、分離センサ12、引抜センサ13、リードセンサ15、排紙センサ16の少なくとも一つのセンサが原稿を検出していることにより判定する。搬送路内に原稿が残留していることが検出された場合(S713Yes)、搬送路内に残留している原稿を取り除く処置が必要なため、処理はS712に戻り、CPU(A)は開閉カバー22の開閉を待つ。
CPU(A)801は、搬送路内に原稿が残留していないことを検出した場合(S713No)、開閉カバー22の開閉を促す画面を非表示にする通知をCPU(B)901に通知する(S714)。その後、CPU(A)は後述するリフトダウン制御を実施する(S709)。
CPU(A)801は、S703において、引抜センサ13が所定時間以内にONを検知した場合(S703Yes)、分離モータ805を停止する(S704)。CPU(A)801が分離モータ805を停止することにより、搬送中の原稿に後続する原稿を連れ送らないようにする。なお、分離モータ805が停止しても、引抜モータ806が引抜ローラ1を駆動することにより、原稿の搬送は継続される。次に、CPU(A)801は、リードセンサ15が所定時間以内にONしたか否かを判定する(S705)。リードセンサ15のジャム検知も、引抜センサ13と同様であるため詳細は割愛するが、所定時間以内にONを検知できない場合(S705No)、CPU(A)801は搬送モータを停止し(S710)、開閉カバー22の開閉を促す画面を通知する(S711)。
次に、CPU(A)801は、リードセンサ15が所定時間以内にONした場合(S705Yes)、画像の読取を実行する(S706)。そして、CPU(A)801は、排紙センサ16が所定時間以内にONしたか否かを判定する(S707)。排紙センサ16のジャム検知も、引抜センサ13と同様であるため詳細は割愛するが、所定時間以内にONを検知できない場合(S707No)、CPU(A)801は搬送モータを停止し(S710)、開閉カバー22の開閉を促す画面を通知する(S710)。
次に、CPU(A)801は、排紙センサ16が所定時間以内にONした場合(S707Yes)、次に搬送する原稿があるか否かを判定する(S708)。CPU(A)801は次の原稿の有無を原稿有無検知センサ11により判定する。なお、CPU(A)801は分離センサが原稿の後端を検知したタイミングで次原稿の有無を判定してもよい。CPU(A)801は、次に給送する原稿があると判断した場合(S708Yes)、S701の処理に戻り、次の原稿の搬送を実行する。CPU(A)801は、次に給送する原稿がないと判断した場合(S708No)、後述するリフトダウン制御を実行する(S709)。
次に、図8を用いて、CPU(A)801が制御する原稿トレイ30のリフトダウン制御フローを説明する。CPU(A)801はS508において原稿トレイ30がリフトアップ済であると判断した場合(S508Yes)、図8のフローチャートの処理を開始する。まず、CPU(A)801は、リフタモータ809を下降方向に駆動する(S801)。
次に、CPU(A)801は、リフタホームポジション検知センサ23がホームポジションを検知したか否かを判定する(S802)。リフタホームポジション検知センサ23がホームポジションを検出したとき(S802Yes)、CPU(A)801はリフタモータ809を停止する(S808)。リフタホームポジション検知センサ23が原稿トレイ30に接続されるフラグ(非図示)を検出したとき、CPU(A)801は原稿トレイ30が待機位置(ホームポジション)にいることを検出したと判断する。その後、CPU(A)801は、下降時異常カウンタを0に設定する(S809)。この下降時異常カウンタは、リフトダウン時の異常を計数するためのカウンタである。S802においてCPU(A)801は正常にセンサの変化を検出できたため、下降時異常カウンタを異常がなかったことを示す0に設定する。なお、下降時異常カウンタは、RAM(A)803に図6における異常カウンタとは異なる番地に保持される。下降時異常カウンタを図6における異常カウンタとは別の番地に保持することにより、CPU(A)801は上昇時の異常動作と下降時の異常動作を切り分けることができる。なお、下降時異常カウンタは、必要に応じて、EEPROM(非図示)等の不揮発性メモリに保持されてもよい。
そして、CPU(A)801は、給送ローラ1を上昇させる(S810)。CPU(A)801は、ピックアップモータ808を駆動することにより、給送ローラ1を上昇させる。CPU(A)801はピックアップモータ808を所定パルス分駆動し、給送ローラ1の上昇を完了する。この制御フローにより、リフトダウンが正常終了する。
また、CPU(A)801は、リフタホームポジション検知センサ23がホームポジションを検知しなかった場合(S802No)、リフタモータ809を駆動してから所定時間経過したかを判定する(S803)。この時間は、原稿トレイ30が最も上に上昇していた位置からホームポジションセンサを検出するまでの下降距離と、リフタモータ809の下降速度から決定できる。本実施形態ではこの所定時間を1秒とする。CPU(A)801は、所定時間経過していない場合(S803No)、S802の処理に戻り、リフタホームポジション検知センサ23がホームポジションを検知したか否かを判定する。CPU(A)801は、所定時間経過した場合(S803Yes)、つまり、ホームポジション位置にいることを検知しなかった場合、リフタモータ809を停止する(S804)。そして、CPU(A)801は、下降時異常カウンタをカウントアップする(S805)。原稿トレイ30が下降できない異常状態に陥っている場合に、CPU(A)801はS804、S805の処理を実行する。
次に、CPU(A)801は、下降時異常カウンタが所定回数以上か否かを判定する(S806)。CPU(A)801は、下降時異常カウンタが所定回数以上である場合(S806Yes)、エラーを通知する(S807)。この所定回数とは、サービスエンジニアによる修理が必要であることを示すエラーを報知するか否かを判定する回数である。例えば、この所定回数を3回とする場合、下降時異常カウンタが3、つまり3回連続リフタ下降できない状態となったときに信号線の断線やモールドの破損といった故障を想定し、CPU(A)801はエラーを報知する。なお、ADF1000には、複数回下降を実行してもギアの破損などのさらなる異常を生じないようにするためのラチェット機構を設けることが望ましい。CPU(A)801がエラーを報知した場合には、CPU901(A)は操作表示部904に、システムが機能しない故障が生じていることを表示し、サービス部門への連絡を促す画面(非図示)を表示する。その後、CPU(A)801は、本リフトダウン制御を完了する。
また、CPU(A)801は、下降時異常カウンタが所定回数未満である場合(S806No)、本リフトダウン制御を完了する。以上の制御により、原稿トレイ30の下降制御は終了する。
以上説明したように、画像読取装置105は、カバー開閉検知センサ19が開閉カバー22の閉状態を検知している状態において、原稿トレイ30が上昇を開始した後、上限位置検知センサ20がONにならない場合(異常カウンタが1以上)、開閉カバー22の開閉を促す情報を操作表示部904に表示する(S610)。これにより、開閉カバー22が片閉まり状態である場合に、ユーザが開閉カバー22を開閉することで、開閉カバー22の片閉まりを解消することが可能となる。
また、画像読取装置105は、原稿トレイ30が上昇を開始した後、上限位置検知センサ20がONになっていない状態(異常カウンタが1以上)で、給紙開始後所定時間内に分離センサ12がONにならない場合に、開閉カバー22の開閉を促す情報を操作表示部904に通知する(S610)。これにより、ユーザに対して、給紙不良の解消方法を正確に通知することが可能である。
また、画像読取装置105は、上限位置検知センサ20が正常にONになっている状態(異常カウンタが0)で、給紙開始後所定時間内に分離センサ12がONにならない場合に、原稿の確認を促す情報を操作表示部904に通知する。これにより、開閉カバー22が正常に閉じられている場合は、ユーザは開閉カバー22を開閉することなくジャム処理を行うことが可能となる。
1 給送ローラ
12 分離センサ
19 カバー開閉検知センサ
20 上限位置検知センサ
21 上限位置フラグ
22 開閉カバー
30 原稿トレイ
101 プリンタ
105 画像読取装置
809 リフタモータ
904 操作表示部
12 分離センサ
19 カバー開閉検知センサ
20 上限位置検知センサ
21 上限位置フラグ
22 開閉カバー
30 原稿トレイ
101 プリンタ
105 画像読取装置
809 リフタモータ
904 操作表示部
Claims (6)
- 原稿が載置される載置面を有する載置部と、
前記載置面を昇降させる昇降部と、
開閉可能に設けられた開閉部と、
前記開閉部に設けられ、前記載置面に載置された原稿を給送する給送ローラと、
前記昇降部によって前記載置面が上昇することで前記載置面に載置された原稿が前記給送ローラに当接したことを検知する第1検知部と、
前記開閉部の開閉状態を検知する第2検知部と、
ユーザに情報を表示する表示部と、
を備え、
前記第2検知部が前記開閉部の閉状態を検知している状態において、
前記昇降部によって前記載置面が上昇を開始した後、前記載置面に載置された原稿が前記給送ローラに当接したことを前記第1検知部が検知しない場合、前記表示部は前記開閉部の開閉を促す情報を表示する、
ことを特徴とする画像読取装置。 - 前記給送ローラにより給送された原稿を検知する第3検知部を有し、
前記第2検知部が前記開閉部の閉状態を検知している状態において、
前記昇降部によって前記載置面が上昇を開始した後、前記載置面に載置された原稿が前記給送ローラに当接したことを前記第1検知部が検知せず、前記給送ローラが給送を開始してから第1所定時間以内に前記第3検知部が原稿を検知しない場合に、前記表示部は前記開閉部の開閉を促す情報を表示する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。 - 前記第2検知部が前記開閉部の閉状態を検知している状態において、
前記昇降部によって前記載置面が上昇を開始した後、前記載置面に載置された原稿が前記給送ローラに当接したことを前記第1検知部が検知し、前記給送ローラが給送を開始してから前記第1所定時間以内に前記第3検知部が原稿を検知しない場合に、前記表示部は原稿の確認を促す情報を表示する、
ことを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。 - 前記第2検知部が前記開閉部の閉状態を検知している状態において、
前記昇降部によって前記載置面が上昇を開始した後、前記載置面に載置された原稿が前記給送ローラに当接したことを第2所定時間以内に前記第1検知部が検知しない場合に、前記表示部は前記開閉部の開閉を促す情報を表示する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。 - 前記給送ローラを昇降可能に支持するアーム部を有し、
前記第1検知部は、前記アーム部に設けられたフラグと、前記フラグを検出するセンサと、により構成される、
ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の画像読取装置。 - 請求項1乃至5の何れか1項に記載の画像読取装置と、
シートに画像を形成する画像形成部と、
を有することを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021089704A JP2022182243A (ja) | 2021-05-28 | 2021-05-28 | 画像読取装置及び画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021089704A JP2022182243A (ja) | 2021-05-28 | 2021-05-28 | 画像読取装置及び画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022182243A true JP2022182243A (ja) | 2022-12-08 |
Family
ID=84328840
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021089704A Pending JP2022182243A (ja) | 2021-05-28 | 2021-05-28 | 画像読取装置及び画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2022182243A (ja) |
-
2021
- 2021-05-28 JP JP2021089704A patent/JP2022182243A/ja active Pending
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