JP2022181785A - 断熱パネルの連結構造及び連結方法 - Google Patents

断熱パネルの連結構造及び連結方法 Download PDF

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Abstract

【課題】組立時におけるパネル同士の位置合わせを容易にすると共に、施工効率の向上を図れるようにする。【解決手段】直交状に連接する一方の天井パネル1は、枠材10及び断熱性心材4を貫通するボルト孔15を有し、他方の側壁パネル2は、中空部21を有する枠材20を具備し、上記ボルト孔と当接する位置に第一の空隙部22が長手方向に沿って設けられ、上記中空部内に設けられた一対のリブ24により形成される第二の空隙部25が長手方向に沿って設けられる。ボルト30は、上記ボルト孔、第一及び第二の空隙部を貫通し、先端部に回動可能であって、断面形状が上記ボルト孔、第一及び第二の空隙部に挿入可能でかつ長さ寸法が上記第二の空隙部よりも大きいアンカー部31を有し、上記アンカー部とリブとを係合させた状態で、上記天井パネルの枠材より突出する上記ボルトと該ボルトに螺合されるナット33とで上記両枠材を締結して、両パネルを連結する。【選択図】 図1

Description

この発明は、例えば冷蔵庫や個人の作業用ブース等を構成する断熱パネルの連結構造及び連結方法に関するものである。
従来、冷蔵庫等の外装壁を構成する断熱パネルを連結する構造としては、断熱パネルの端部同士を直交状に連接させ、ボルトによって連結するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の技術は、ボルトを一方の断熱パネルの枠材に貫通させ、他方の断熱パネルの枠材に設けた凹溝にねじ込むことによって両断熱パネルを連結する構造である。
特開2005-265318号公報
ところで、近年では断熱パネルを連結する構造は冷蔵庫だけでなく、社会的環境の変化に伴って、ストレスを解消する休憩や作業効率の向上を図るビジネス等のための個人の作業用ブース等といった他の用途にも期待されている。しかしながら、特許文献1に記載の構造では、ボルトを一方の断熱パネルの枠材に貫通させるだけでなく、他方の断熱パネルの枠材に設けた凹溝に挿入、貫通させる必要があるため、組立時におけるパネル同士の位置合わせが困難となる懸念がある。
この発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、組立時におけるパネル同士の位置合わせを容易にすると共に、施工効率の向上を図れるようにした断熱パネルの連結構造及び連結方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、この発明は、一対の表面板と、これら表面板の辺部間に介在される枠材と、上記両表面板間及び上記枠材にて形成される空間内に充填される断熱性心材とを具備する2枚の断熱パネルを直交状に連接し、ボルトにより固定する断熱パネルの連結構造、連結方法を前提とする。
この発明の断熱パネルの連結構造は、一方の上記断熱パネルは、上記枠材及び上記断熱性心材を貫通するボルト孔を有し、他方の上記断熱パネルは、中空部を有する枠材を具備し、上記中空部を有する上記枠材は、上記ボルト孔と当接する位置に第一の空隙部が長手方向に沿って設けられると共に、上記中空部内に設けられた一対のリブにより形成される第二の空隙部が長手方向に沿って設けられ、上記ボルトは、上記ボルト孔、上記第一の空隙部及び上記第二の空隙部を貫通し、先端部に回動可能であって、断面形状が上記ボルト孔、上記第一の空隙部及び上記第二の空隙部に挿入可能でかつ長さ寸法が上記第二の空隙部よりも大きいアンカー部を有し、上記アンカー部と上記リブとを係合させた状態で、上記一方の断熱パネルの上記枠材より突出する上記ボルトと該ボルトに螺合されるナットとで上記両枠材を締結してなる、ことを特徴とする(請求項1)。
この発明の連結構造において、上記一方の断熱パネルの上記枠材と上記他方の断熱パネルの上記中空部を有する上記枠材は、互いに係合可能な凸条又は凹条が設けられ、上記中空部を有する上記枠材は、上記第一の空隙部を形成する一対の対向片の端部から屈曲される上記凸条又は上記凹条が形成されているのが好ましい(請求項2)。
また、この発明の連結構造において、上記第二の空隙部を形成する上記一対のリブの端部に、上記アンカー部が食い込まれた状態で当接する塑性変形部が設けられているのが好ましい(請求項3)。
この発明の断熱パネルの連結方法は、一方の上記断熱パネルの端部に上記枠材及び上記断熱性心材を貫通するボルト孔を設け、他方の上記断熱パネルの端部に設けた中空部を有する枠材における上記ボルト孔と当接する位置に上記ボルト孔の直径より広い第一の空隙部を長手方向に沿って設けると共に、上記枠材の中空部内に設けられた一対のリブにより形成され、上記ボルト孔の直径より広い第二の空隙部を長手方向に沿って設け、上記ボルトは、上記ボルト孔、上記第一の空隙部及び上記第二の空隙部を貫通し、先端部に回動可能であって、断面形状が上記ボルト孔、上記第一の空隙部及び上記第二の空隙部に挿入可能で、かつ長さ寸法が上記第二の空隙部よりも大きいアンカー部を有し、上記ボルトを、上記アンカー部が上記ボルトの軸方向と同一の状態で、上記ボルト孔、上記第一の空隙部及び上記第二の空隙部に挿入し、上記アンカー部を上記第二の空隙部の長手方向に対して垂直に回動させて上記アンカー部と上記リブを係合させた後、上記一方の断熱パネルの上記枠材より突出する上記ボルトにナットを螺合して上記両枠材を締結する、ことを特徴とする(請求項4)。
この発明の連結方法において、上記ボルトを上記ボルト孔、上記第一の空隙部及び上記第二の空隙部に挿入する際、上記ボルトを傾けながら上記ボルト孔、上記第一の空隙部及び上記第二の空隙部に挿入して、上記アンカー部を上記ボルトの軸方向に対して直交状に倒すと共に、上記アンカー部を上記第二の空隙部の長手方向に対して垂直に回動するのが好ましい(請求項5)。
また、この発明の連結方法において、上記一方の断熱パネルの上記枠材と上記他方の断熱パネルの上記中空部を有する上記枠材は互いに係合可能な凸条又は凹条が設けられており、上記中空部を有する上記枠材の上記第一の空隙部を形成する一対の対向片の端部を屈曲することで上記凸条又は上記凹条が形成されているのが好ましい(請求項6)。
加えて、この発明の連結方法において、上記第二の空隙部を形成する上記一対のリブの端部に、上記アンカー部と当接する塑性変形部を設け、上記ボルト、ナットの締結時に上記アンカー部を上記塑性変形部に食い込ませるのが好ましい(請求項7)。
この発明によれば、上記のように構成されているので、以下のような顕著な効果が得られる。
(1)請求項1,4,5に記載の発明によれば、ボルトのアンカー部を一方の断熱パネルの枠材に設けられたボルト孔、他方の断熱パネルの枠材に設けられた第一の空隙部及び第二の空隙部に挿入し、アンカー部を回動させてアンカー部とリブを係合させた後、ボルトにナットを螺合して両枠材を締結することができる。したがって、断熱パネルの連結をボルトのアンカー部挿入、アンカー部回動、ボルト締結の手順によって作業を容易に行うことができる。また、ボルトはボルト孔及び第一の空隙部及び第二の空隙部に挿入可能であればよいので、パネル同士の位置合わせ等が容易となるため、施工効率の向上が図れる。
(2)請求項2,6に記載の発明によれば、両パネルの枠材に互いに係合可能な凸条と凹条を設けるので、上記(1)に加えて更にパネル同士の位置合わせを容易にすることができる。
(3)請求項3,7に記載の発明によれば、ボルト締結時にアンカー部が枠材の塑性変形部に食い込むので、上記(1),(2)に加えて、更にボルト締結後のパネル同士の位置ずれを防止することができると共に、パネル同士の連結を強固にすることができる。
この発明に係る断熱パネルの連結構造の第1実施形態を示す断面図(a)及び(a)のI部拡大図(b)である。 図1のII-II線に沿う断面図である。 この発明における一方の断熱パネルの枠材を示す斜視図である。 この発明における他方の断熱パネルの枠材を示す斜視図である。 この発明におけるアンカー部を有するボルトとナットの一部を断面で示す正面図である。 上記ボルトとナットの一部を断面で示す側面図である。 この発明における断熱パネル同士を係合させた状態を示す断面図である。 図7のIII-III線に沿う断面図である。 この発明におけるアンカー部を連結部に挿入する状態を示す断面図である。 図9のIV-IV線に沿う断面図である。 この発明におけるアンカー部を連結部に挿入した状態を示す側断面図である。 この発明に係る断熱パネルの連結構造の第2実施形態を示す断面図である。 第2実施形態における一方の断熱パネルの枠材を示す斜視図である。 第2実施形態における他方の断熱パネルの枠材を示す斜視図である。
以下に、この発明を実施するための形態について、添付図面に基づいて詳細に説明する。ここでは、この発明に係る断熱パネルの連結構造及び連結方法を冷蔵庫の側壁と天井の連結部に適用した場合について説明する。
<第1実施形態>
上記冷蔵庫は、天井を構成する一方の断熱パネル1(以下に天井パネル1という)と、側壁を構成する他方の断熱パネル2(以下に側壁パネル2という)が直交状に連接され、天井パネル1側から側壁パネル2に向かって挿入されるアンカー部31を有するボルト30にナット33を螺合することによって天井パネル1,側壁パネル2同士が連結されている。
天井パネル1及び側壁パネル2は、一対の表面板3と、表面板3の辺部間に介在される、例えばアルミニウム合金製の押出形材にて形成される枠材10,20と、両表面板3及び枠材10,20にて形成される空間内に充填される例えば発泡ポリウレタン等の発泡性の断熱性心材4とで構成されている。表面板3は、例えばアルミニウム合金製の一定規格の大きさの薄板状に形成されており、各辺には対向する表面板3に向かって垂直に屈曲される端部折曲片3aが形成されている。
天井パネル1を構成する枠材10は、図1及び図3に示すように、天井パネル1の一対の表面板3の辺部間に、その長手方向に沿って設けられる断面略コ字状に形成され、下方すなわち側壁パネル2との連結側に断面が略逆台形状に形成される凹条11(以下に係合凹条11という)を有し、開口側すなわち表面板3が位置する側の端部には、表面板3に対して垂直に延在すると共に、表面板3の端部折曲片3aが嵌合可能な嵌合溝12を有する垂直片13が連続的に形成されている。また、垂直片13の端部から表面板3に対して平行に屈曲されて表面板3の内面に当接する水平片14が連続的に形成されている。なお、天井パネル1の端部には、枠材10及び断熱性心材4を貫通するボルト孔15が設けられている。具体的には、ボルト孔15は、枠材10において係合凹条11の底片と係合凹条11と対向する片に設けられている(図3参照)。なお、ボルト孔15は、アンカー部31を有するボルト30が挿入される際、ボルト30が傾斜可能な隙間が生じる孔径に形成されている。
一方、側壁パネル2を構成する枠材20は、図1及び図4に示すように、断面略矩形状の中空部21を有し、側壁パネル2の一対の表面板3の辺部間の長手方向に設けられている。枠材20におけるボルト孔15と当接する位置に第一の空隙部22が長手方向に沿って設けられると共に、第一の空隙部22の対向する片の端部には枠材10の係合凹条11と係合可能な凸条23(以下に係合凸条23という)が屈曲されている。また、中空部21内に設けられた一対のリブ24により形成される第二の空隙部25が長手方向に沿って設けられている。なお、第二の空隙部25を形成するリブ24の端部には、アンカー部31が食い込まれた状態で当接する塑性変形部26が第一の空隙部22と反対側に突設されている。この場合、塑性変形部26は、先端に角部を有する断面略三角形状に形成されている。
ボルト30は、図1、図2、図5及び図6に示すように、枠材10に設けられたボルト孔15と、枠材20に設けられた第一の空隙部22及び第二の空隙部25を貫通し、先端部30aに回動可能であって、断面形状がボルト孔15、第一の空隙部22及び第二の空隙部25に挿入可能でかつ長さ寸法が第二の空隙部25よりも大きいアンカー部31を有している。
この場合、アンカー部31は、ボルト30の径より肉薄の先端部30aにボルト30の軸方向と直交する枢支ピン32を介して先端部30aの対向する両側に跨がって回動可能に設けられている。アンカー部31がボルト30と平行な状態において、アンカー部31はボルト孔15、第一の空隙部22及び第二の空隙部25に挿入可能となり、ボルト30に対して直交する状態において、第二の空隙部25に係合可能となる。
天井パネル1の枠材10より突出するボルト30の基端部には、ナット33が螺合されている。この場合、ナット33はノブ34に内装されており、ノブ34の操作によってボルト30に螺合されるナット33により枠材10,20が締結されて、天井パネル1と側壁パネル2が連結される。なお、枠材10,20の締結時には、アンカー部31が第二の空隙部25を形成するリブ24に設けられた塑性変形部26に食い込まれた状態で当接(係合)する。これにより、ボルト30による締結後の天井パネル1と側壁パネル2の位置ずれを防ぐことができると共に、天井パネル1と側壁パネル2の連結を強固にすることができる。
次に、天井パネル1と側壁パネル2の連結方法について、図7ないし図11を参照して説明する。まず、図7及び図8に示すように、天井パネル1の枠材10に設けられた係合凹条11と側壁パネル2の枠材20に設けられた係合凸条23とを係合(嵌合)させて天井パネル1と側壁パネル2を連接する。
次に、図9及び図10に示すように、アンカー部31をボルト30と平行な状態にして、ボルトを傾けながらボルト30を枠材10に設けられたボルト孔15と、枠材20に設けられた第一の空隙部22及び第二の空隙部25に挿入する。そして、アンカー部31を枠材20に当て、挿入した状態でボルト30の位置をずらしてアンカー部31をボルト30の軸方向に対して直交状に倒す(図11参照)。この状態で、ボルト30及びアンカー部31を水平方向に90度回動させてアンカー部31を第二の空隙部25の長手方向に対して垂直にして第二の空隙部25を形成するリブ24に係合させ、上部よりノブ34を操作してボルト30にナット33を螺合することで、枠材10,20を締結して天井パネル1と側壁パネル2を連結する(図1及び図2参照)。枠材10,20の締結時には、アンカー部31が第二の空隙部25を形成するリブ24に設けられた塑性変形部26に食い込むため、ボルト30による締結後の天井パネル1と側壁パネル2の位置ずれを防ぐことができる。
<第2実施形態>
上記第1実施形態では、天井パネル1の枠材10に係合凹条11を設け、側壁パネル2の枠材20に係合凸条23を設ける場合について説明したが、枠材10と枠材20は互いに係合可能に形成されていれば、枠材10と枠材20において、係合凹条11と係合凸条23を逆にしてもよい。
すなわち、図12ないし図14に示すように、天井パネル1Aの枠材10Aにおける側壁パネル2Aとの連結側に断面が略台形状に形成される係合凸条11Aを設ける一方、側壁パネル2Aの枠材20Aにおけるボルト孔15と当接する位置に設けられた第一の空隙部22の対向する片の端部を屈曲して枠材10Aの係合凸条11Aと係合可能な係合凹条23Aを設けるようにしてもよい。なお、ボルト孔15は、枠材10Aにおいて係合凸条11Aの頂片と係合凸条11Aの頂片と対向する片に設けられている(図13参照)。
このように形成することにより、天井パネル1Aの枠材10Aに設けられた係合凸条11Aと側壁パネル2Aの枠材20Aに設けられた係合凹条23Aとを係合(嵌合)させて天井パネル1Aと側壁パネル2Aを連接することができ、天井パネル1Aと側壁パネル2Aの位置合わせを容易にすることができる。
なお、第2実施形態において、その他の部分は第1実施形態と同じであるので、同一部分には同一符号を付して説明は省略する。
上記のように構成される実施形態の連結構造及び連結方法によれば、ボルト30のアンカー部31を天井パネル1,1Aの枠材10,10Aに設けられたボルト孔15、側壁パネル2,2Aの枠材20,20Aに設けられた第一の空隙部22及び第二の空隙部25に挿入し、アンカー部31を回動させてアンカー部31とリブ24を係合させた後、ボルト30にナット33を螺合して両枠材10,10A;20,20Aを締結することができる。したがって、天井パネル1,1Aと側壁パネル2,2Aの連結を、ボルト30のアンカー部31の挿入、アンカー部31の回動、ボルト締結の手順によって作業を容易に行うことができる。
また、両パネル1,1A;2,2Aの枠材10,10A;20,20Aに互いに係合可能な係合凸条23(11A)と係合凹条11(23A)を設けるので、天井パネル1,1Aと側壁パネル2,2A同士の位置合わせが容易となるため、施工効率の向上が図れる。
更に、ボルト締結時にアンカー部31が枠材20,20Aに設けられた塑性変形部26に食い込むので、ボルト締結後の天井パネル1,1Aと側壁パネル2,2A同士の位置ずれを防止することができると共に、天井パネル1,1Aと側壁パネル2,2Aの連結を強固にすることができる。
なお、上記実施形態では、この発明に係る断熱パネルの連結構造、連結方法を冷蔵庫の天井パネル1,1Aと側壁パネル2,2Aの連結に適用する場合について説明したが、この発明に係る断熱パネルの連結構造、連結方法は、側壁パネル2,2A同士の連結にも適用できる。
また、この発明に係る断熱パネルの連結構造、連結方法は、冷蔵庫以外に、例えば近年の社会的環境の変化に伴って、ストレスを解消する休憩や作業効率の向上を図るビジネス等のために個人的な空間を確保する個人作業用の小型ブースにも適用できる。
1,1A 天井パネル(断熱パネル)
2,2A 側壁パネル(断熱パネル)
3 表面板
4 断熱性心材
10,10A 枠材
11 係合凹条
11A 係合凸条
15 ボルト孔
20,20A 枠材
21 中空部
22 第一の空隙部
23 係合凸条
23A 係合凹条
24 リブ
25 第二の空隙部
26 塑性変形部
30 ボルト
30a 先端部
31 アンカー部
33 ナット

Claims (7)

  1. 一対の表面板と、これら表面板の辺部間に介在される枠材と、上記両表面板間及び上記枠材にて形成される空間内に充填される断熱性心材とを具備する2枚の断熱パネルを直交状に連接し、ボルトにより固定する断熱パネルの連結構造であって、
    一方の上記断熱パネルは、上記枠材及び上記断熱性心材を貫通するボルト孔を有し、
    他方の上記断熱パネルは、中空部を有する枠材を具備し、
    上記中空部を有する上記枠材は、上記ボルト孔と当接する位置に第一の空隙部が長手方向に沿って設けられると共に、上記中空部内に設けられた一対のリブにより形成される第二の空隙部が長手方向に沿って設けられ、
    上記ボルトは、上記ボルト孔、上記第一の空隙部及び上記第二の空隙部を貫通し、先端部に回動可能であって、断面形状が上記ボルト孔、上記第一の空隙部及び上記第二の空隙部に挿入可能でかつ長さ寸法が上記第二の空隙部よりも大きいアンカー部を有し、
    上記アンカー部と上記リブとを係合させた状態で、上記一方の断熱パネルの上記枠材より突出する上記ボルトと該ボルトに螺合されるナットとで上記両枠材を締結してなる、
    ことを特徴とする断熱パネルの連結構造。
  2. 請求項1に記載の断熱パネルの連結構造において、
    上記一方の断熱パネルの上記枠材と上記他方の断熱パネルの上記中空部を有する上記枠材は、互いに係合可能な凸条又は凹条が設けられ、
    上記中空部を有する上記枠材は、上記第一の空隙部を形成する一対の対向片の端部から屈曲される上記凸条又は上記凹条が形成されている、ことを特徴とする断熱パネルの連結構造。
  3. 請求項1に記載の断熱パネルの連結構造において、
    上記第二の空隙部を形成する上記一対のリブの端部に、上記アンカー部が食い込まれた状態で当接する塑性変形部が設けられている、ことを特徴とする断熱パネルの連結構造。
  4. 一対の表面板と、これら表面板の辺部間に介在される枠材と、上記両表面板間及び上記枠材にて形成される空間内に充填される断熱性心材とを具備する2枚の断熱パネルを直交状に連接し、ボルトにより固定する断熱パネルの連結方法であって、
    一方の上記断熱パネルの端部に上記枠材及び上記断熱性心材を貫通するボルト孔を設け、
    他方の上記断熱パネルの端部に設けた中空部を有する枠材における上記ボルト孔と当接する位置に上記ボルト孔の直径より広い第一の空隙部を長手方向に沿って設けると共に、上記枠材の中空部内に設けられた一対のリブにより形成され、上記ボルト孔の直径より広い第二の空隙部を長手方向に沿って設け、
    上記ボルトは、上記ボルト孔、上記第一の空隙部及び上記第二の空隙部を貫通し、先端部に回動可能であって、断面形状が上記ボルト孔、上記第一の空隙部及び上記第二の空隙部に挿入可能で、かつ長さ寸法が上記第二の空隙部よりも大きいアンカー部を有し、
    上記ボルトを、上記アンカー部が上記ボルトの軸方向と同一の状態で、上記ボルト孔、上記第一の空隙部及び上記第二の空隙部に挿入し、上記アンカー部を上記第二の空隙部の長手方向に対して垂直に回動させて上記アンカー部と上記リブを係合させた後、上記一方の断熱パネルの上記枠材より突出する上記ボルトにナットを螺合して上記両枠材を締結する、
    ことを特徴とする断熱パネルの連結方法。
  5. 請求項4に記載の断熱パネルの連結方法において、
    上記ボルトを上記ボルト孔、上記第一の空隙部及び上記第二の空隙部に挿入する際、上記ボルトを傾けながら上記ボルト孔、上記第一の空隙部及び上記第二の空隙部に挿入して、上記アンカー部を上記ボルトの軸方向に対して直交状に倒すと共に、上記アンカー部を上記第二の空隙部の長手方向に対して垂直に回動する、
    ことを特徴とする断熱パネルの連結方法。
  6. 請求項4に記載の断熱パネルの連結方法において、
    上記一方の断熱パネルの上記枠材と上記他方の断熱パネルの上記中空部を有する上記枠材は互いに係合可能な凸条又は凹条が設けられており、
    上記中空部を有する上記枠材の上記第一の空隙部を形成する一対の対向片の端部を屈曲することで上記凸条又は上記凹条が形成されている、
    ことを特徴とする断熱パネルの連結方法。
  7. 請求項4に記載の断熱パネルの連結方法において、
    上記第二の空隙部を形成する上記一対のリブの端部に、上記アンカー部と当接する塑性変形部を設け、
    上記ボルト、ナットの締結時に上記アンカー部を上記塑性変形部に食い込ませる、
    ことを特徴とする断熱パネルの連結方法。
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