JP2022179462A - 注出口組立体、注出口付き容器および注出口組立体の製造方法 - Google Patents

注出口組立体、注出口付き容器および注出口組立体の製造方法 Download PDF

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諒 船島
Makoto Funashima
克巳 亀田
Katsumi Kameda
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Abstract

【課題】内容物の改ざん防止を図るとともに、容易に開栓することが可能な、注出口組立体、注出口付き容器および注出口組立体の製造方法を提供する。【解決手段】注出口組立体20は、外面に雄ネジ31aが形成された円筒部31と、円筒部31の下方に位置する第1フランジ部32とを有する注出口30と、天部51と、天部51から延びるとともに、内面に注出口30の雄ネジ31aに螺合する雌ネジ52aが形成されたキャップ筒部52と、キャップ筒部52に薄肉部61を介して連結されたバンド部60とを有するキャップ50とを備えている。バンド部60の下端に、径方向外側に突出する第2フランジ部66が設けられている。【選択図】図4

Description

本開示は、注出口組立体、注出口付き容器および注出口組立体の製造方法に関する。
従来から、容器に取り付けられる注出口が知られている(例えば、特許文献1)。特許文献1では、口栓本体に閉止板を設けない構成であっても、高い密封性を確保しながら、開栓に必要な力が大きくなることを抑制することが可能な注出口栓及び包装容器が開示されている。この注出口栓には、開栓に際して薄肉部を破断させることによりキャップから離脱できるタンパーエビデンスバンドであるバンド部が設けられている。
特開2020-023342号公報
ところで、このような注出口が取り付けられた容器では、複数の容器を並べて配置した際に、一の容器に取り付けられた注出口と、他の容器に取り付けられた注出口とが、互いに干渉しないことが求められ得る。また、容器に取り付けられた注出口が、例えば、容器を梱包する段ボール等に不用意に干渉しないことが求められ得る。このため、注出口の高さを所定の高さ以下にすることが求められ得る。また、一般的に、容器本体は、バンド部の下方に取り付けられている。このため、バンド部の上方に設けられるキャップの高さを所定の高さ以下にすることが求められる可能性があり、容器を開栓しにくくなるおそれがある。
本開示はこのような点を考慮してなされたものであり、内容物の改ざん防止を図るとともに、容易に開栓することが可能な、注出口組立体、注出口付き容器および注出口組立体の製造方法を提供することを目的とする。
本開示の第1の態様は、外面に雄ネジが形成された円筒部と、前記円筒部の下方に位置する第1フランジ部とを有する注出口と、天部と、前記天部から延びるとともに、内面に前記注出口の前記雄ネジに螺合する雌ネジが形成されたキャップ筒部と、前記キャップ筒部に薄肉部を介して連結されたバンド部とを有するキャップとを備え、前記バンド部の下端に、径方向外側に突出する第2フランジ部が設けられている、注出口組立体である。
本開示の第2の態様は、上述した第1の態様による注出口組立体において、前記第2フランジ部の上方に、径方向外側に突出する第1突出部が形成されていてもよい。
本開示の第3の態様は、上述した第2の態様による注出口組立体において、前記バンド部の上面に、第1台座部が配置されていてもよく、前記第1突出部は、前記第1台座部から径方向外側に突出していてもよい。
本開示の第4の態様は、上述した第2の態様または上述した第3の態様による注出口組立体において、垂直断面において、前記第1突出部の上面は、径方向外側に向かうにつれて下方に傾斜していてもよく、または、径方向外側に向かって凸となるように湾曲していてもよい。
本開示の第5の態様は、上述した第1の態様から上述した第4の態様のそれぞれによる注出口組立体において、前記バンド部の外面に、径方向外側に突出するリブが設けられていてもよい。
本開示の第6の態様は、上述した第5の態様による注出口組立体において、前記リブは、上下方向に沿って延びていてもよい。
本開示の第7の態様は、上述した第5の態様または上述した第6の態様による注出口組立体において、平面視において、前記リブは、径方向に沿って延びる第1面と、前記第1面よりも前記キャップの閉栓方向側に設けられ、前記第1面から前記バンド部の外面まで延びる第2面とを含んでいてもよい。
本開示の第8の態様は、上述した第5の態様から上述した第7の態様のそれぞれによる注出口組立体において、前記リブは、周方向に沿って、複数設けられていてもよい。
本開示の第9の態様は、上述した第8の態様による注出口組立体において、複数の前記リブは、周方向において、それぞれ等間隔で配置されていてもよい。
本開示の第10の態様は、上述した第1の態様から上述した第9の態様のそれぞれによる注出口組立体において、前記バンド部の上面に、第1台座部が配置されていてもよく、前記キャップ筒部の下面に、第2台座部が配置されていてもよく、前記第1台座部および前記第2台座部は、周方向において、互いに重なっていてもよい。
本開示の第11の態様は、上述した第10の態様による注出口組立体において、前記第2台座部は、複数配置されていてもよく、少なくとも1つの前記第2台座部は、平面視において、前記キャップの中心軸線に対して、他の前記第2台座部に対称にならない位置に配置されていてもよい。
本開示の第12の態様は、上述した第10の態様または上述した第11の態様による注出口組立体において、前記バンド部の上面に、上方に突出する第1爪部が形成されていてもよく、前記キャップ筒部の下面に、下方に突出する第2爪部が形成されていてもよく、前記第2爪部は、上下方向において、前記第1台座部に重なっていてもよい。
本開示の第13の態様は、上述した第10の態様から上述した第12の態様のそれぞれによる注出口組立体において、前記バンド部の上面に、上方に突出する第1爪部が形成されていてもよく、前記キャップ筒部の下面に、下方に突出する第2爪部が形成されていてもよく、前記第1爪部は、上下方向において、前記第2台座部に重なっていてもよい。
本開示の第14の態様は、上述した第1の態様から上述した第13の態様のそれぞれによる注出口組立体において、前記第1フランジ部の上面に、上方に突出する第2突出部が形成されていてもよく、前記バンド部に、周方向において前記第2突出部に係合する第3突出部が形成されていてもよい。
本開示の第15の態様は、上述した第1の態様から上述した第13の態様のそれぞれによる注出口組立体において、前記円筒部の外面に、径方向外側に突出する第2突出部が形成されていてもよく、前記バンド部に、周方向において前記第2突出部に係合する第3突出部が形成されていてもよい。
本開示の第16の態様は、上述した第14の態様または上述した第15の態様による注出口組立体において、前記第2突出部および前記第3突出部は、上下方向において、互いに重なっていなくてもよい。
本開示の第17の態様は、上述した第14の態様から上述した第16の態様のそれぞれによる注出口組立体において、前記円筒部に、径方向外側に突出する第4突出部が形成されていてもよく、前記バンド部に、径方向内側に突出し、前記第4突出部に下方から係合する第5突出部が形成されていてもよい。
本開示の第18の態様は、上述した第1の態様から上述した第17の態様のそれぞれによる注出口組立体において、前記円筒部に、前記キャップの閉栓方向への回転を規制する第1ストッパが設けられていてもよく、前記キャップ筒部に、前記第1ストッパに係合する第2ストッパが設けられていてもよい。
本開示の第19の態様は、上述した第1の態様から上述した第18の態様のそれぞれによる注出口組立体において、前記円筒部に、前記キャップの閉栓方向への回転を規制する第3ストッパが設けられていてもよく、前記バンド部に、前記第3ストッパに係合する第4ストッパが設けられていてもよく、前記バンド部の上面に、上方に突出する第1爪部が形成されていてもよく、前記キャップ筒部の下面に、下方に突出する第2爪部が形成されていてもよく、前記第1爪部および前記第2爪部は、上下方向において、互いに重なっていてもよい。
本開示の第20の態様は、開口が設けられた容器本体と、前記容器本体に装着され、前記開口を塞ぐ、上述した第1の態様から上述した第19の態様のそれぞれによる注出口組立体とを備える、注出口付き容器である。
本開示の第21の態様は、上述した第20の態様による注出口付き容器において、前記開口内に、前記バンド部が挿入されていてもよく、前記第2フランジ部は、前記容器本体と前記第1フランジ部との間に挟まれていてもよい。
本開示の第22の態様は、開口が設けられた容器本体と、前記容器本体に装着され、前記開口を塞ぐ、上述した第14の態様から上述した第17の態様のそれぞれによる注出口組立体とを備え、前記開口内に、前記バンド部が挿入されており、前記第2フランジ部は、前記容器本体と前記第1フランジ部との間に挟まれており、前記第2突出部および前記第3突出部は、上下方向において、互いに重なっている、注出口付き容器である。
本開示の第23の態様は、外面に雄ネジが形成された円筒部と、前記円筒部の下方に位置する第1フランジ部とを有する注出口を準備する工程と、天部と、前記天部から延びるとともに、内面に前記注出口の前記雄ネジに螺合する雌ネジが形成されたキャップ筒部と、前記キャップ筒部に薄肉部を介して連結されたバンド部とを有するキャップを準備する工程と、前記キャップを前記注出口に装着する工程と、を備え、前記キャップを前記注出口に装着する工程において、前記キャップを前記注出口に対して回転させることにより、前記雌ネジを前記雄ネジに螺合させ、前記バンド部の下端に、径方向外側に突出する第2フランジ部が設けられている、注出口組立体の製造方法である。
本開示の第24の態様は、外面に雄ネジが形成された円筒部と、前記円筒部の下方に位置する第1フランジ部とを有する注出口を準備する工程と、天部と、前記天部から延びるとともに、内面に前記注出口の前記雄ネジに螺合する雌ネジが形成されたキャップ筒部と、前記キャップ筒部に薄肉部を介して連結されたバンド部とを有するキャップを準備する工程と、前記キャップを前記注出口に装着する工程と、を備え、前記キャップを前記注出口に装着する工程において、打栓によって、前記雌ネジを前記雄ネジに螺合させ、前記バンド部の下端に、径方向外側に突出する第2フランジ部が設けられている、注出口組立体の製造方法である。
本開示によれば、内容物の改ざん防止を図るとともに、注出口付き容器を容易に開栓できる。
図1は、一実施の形態による注出口付き容器を示す斜視図である。 図2は、一実施の形態による注出口付き容器を示す側面図である。 図3は、一実施の形態による注出口付き容器を示す断面図(図2のIII-III線断面図)である。 図4は、一実施の形態による注出口組立体を示す斜視図である。 図5は、一実施の形態による注出口組立体の注出口を示す斜視図である。 図6は、一実施の形態による注出口組立体を示す断面図(図3のVI部拡大図)である。 図7は、一実施の形態による注出口組立体を示す断面図(図3のVII-VII線断面図)である。 図8A(a)-(b)は、一実施の形態による注出口付き容器の作用を説明する断面図である。 図8B(a)-(c)は、一実施の形態による注出口付き容器の作用を説明する断面図である。 図9は、一実施の形態による注出口組立体の第1変形例を示す断面図である。 図10は、一実施の形態による注出口組立体の第2変形例の注出口を示す斜視図である。 図11は、一実施の形態による注出口組立体の第2変形例を示す断面図(図3に対応する断面図)である。 図12は、一実施の形態による注出口組立体の第2変形例を示す断面図(図11のXII-XII線断面図)である。 図13は、一実施の形態による注出口組立体の第2変形例を示す断面図(図11のXIII部拡大図)である。 図14は、一実施の形態による注出口組立体の第2変形例のキャップを示す斜視図である。 図15は、一実施の形態による注出口組立体の第2変形例を示す断面図(図11に対応する断面図)である。 図16は、一実施の形態による注出口組立体の第2変形例を示す斜視図である。 図17は、一実施の形態による注出口組立体の第2変形例を示す断面図(図11のXVII-XVII線断面図)である。 図18は、一実施の形態による注出口組立体の第2変形例のキャップの他の例を示す斜視図である。 図19は、一実施の形態による注出口組立体の第2変形例の注出口の他の例を示す斜視図である。 図20は、一実施の形態による注出口組立体の第2変形例のキャップの他の例を示す斜視図である。 図21は、一実施の形態による注出口組立体の第3変形例を示す正面図である。 図22は、一実施の形態による注出口組立体の第3変形例の作用を説明する正面図である。 図23は、一実施の形態による注出口組立体の第3変形例の他の例を示す正面図である。 図24(a)-(b)は、一実施の形態による注出口組立体の第4変形例の作用を説明する断面図である。 図25は、一実施の形態による注出口組立体の第5変形例の注出口を示す斜視図である。 図26は、一実施の形態による注出口組立体の第5変形例を示す断面図(図3に対応する断面図)である。 図27は、一実施の形態による注出口組立体の第5変形例を示す断面図(図26のXXVII-XXVII線断面図)である。 図28は、一実施の形態による注出口組立体の第5変形例を示す断面図(図26のXXVIII-XXVIII線断面図)である。 図29は、一実施の形態による注出口組立体の第5変形例のキャップを示す斜視図である。 図30は、一実施の形態による注出口組立体の第5変形例を示す正面図である。 図31は、一実施の形態による注出口組立体の第5変形例のキャップを示す正面図である。 図32は、一実施の形態による注出口組立体の第5変形例のキャップを示す側面図である。
以下、図面を参照して本開示の一実施の形態について説明する。図1乃至図8Bは本開示の一実施の形態を示す図である。以下に示す各図は、模式的に示した図である。そのため、各部の大きさ、形状は理解を容易にするために、適宜誇張している。また、技術思想を逸脱しない範囲において適宜変更して実施できる。なお、以下に示す各図において、同一部分には同一の符号を付しており、一部詳細な説明を省略する場合がある。また、本明細書中に記載する各部材の寸法等の数値および材料名は、実施の形態としての一例であり、これに限定されることなく、適宜選択して使用できる。本明細書において、形状や幾何学的条件を特定する用語、例えば平行や直交、垂直等の用語については、厳密に意味するところに加え、実質的に同じ状態も含めて解釈することとする。
注出口付き容器
図1および図2に示すように、一実施の形態による注出口付き容器1は、開口11が設けられた容器本体10と、容器本体10に装着され、開口11を塞ぐ注出口組立体20とを備えている。
本実施の形態では、容器本体10は、紙容器である。図示された例において、容器本体10は、四角筒状の胴部12と、四角板状の底部13と、頂部14とを有しており、いわゆるゲーブルトップ型の容器である。このうち頂部14は、対向する一対の傾斜板15と、一対の傾斜板15間に位置するとともに、傾斜板15間に折り込まれる一対の折込部16とを含んでいる。また、一対の傾斜板15は、各々の上端に設けられた糊しろ17を介して、互いに接着または溶着されている。
ここで、このような注出口付き容器1では、複数の注出口付き容器1を並べて配置した際に、一の注出口付き容器1の注出口組立体20と、他の注出口付き容器1の注出口組立体20とが、互いに干渉しないことが求められ得る。また、注出口付き容器1の注出口組立体20が、例えば、注出口付き容器1を梱包する段ボール、注出口付き容器1を陳列するための陳列棚または他の商品に、不用意に干渉しないことが求められ得る。この場合、図2に示すように、注出口組立体20は、側面視において、容器本体10の胴部12に平行な仮想線Xであって、胴部12から延びる仮想線Xよりも前方(図2の左方)に突出しないことが求められ得る。このため、注出口組立体20の後述するキャップ50の高さを所定の高さ以下にすることが求められ得る。
注出口組立体
次に、注出口組立体20について説明する。
図3に示すように、注出口組立体20は、容器本体10に取り付けられる注出口30と、注出口30に装着されるキャップ50とを備えている。ここでは、まず、注出口30について説明する。
(注出口)
図3乃至図5に示すように、注出口30は、外面に雄ネジ31a(図3参照)が形成された円筒部31と、円筒部31の下方に位置するフランジ部(第1フランジ部)32とを有している。
円筒部31は、第1円筒部33と、第1円筒部33の下部に連結された第2円筒部34とを含んでいる。第1円筒部33および第2円筒部34は、それぞれ全体として略円筒形状をもっている。また、第1円筒部33は、第2円筒部34よりも径方向内側に設けられている。上述した雄ねじ31aは、第1円筒部33に形成されている。雄ネジ31aは、外ねじであり、右ねじであってもよい。この雄ネジ31aには、キャップ50の後述する雌ネジ52aが螺合する。なお、雄ネジ31aは、多条ねじであってもよい。
フランジ部32は、第2円筒部34の下方に設けられている。フランジ部32は、平面視略円環形状の板状部材から構成されている。このフランジ部32は、第2円筒部34の外面から径方向外側に向けて延びている。
フランジ部32は、容器本体10に取り付けられる部分である(図3参照)。すなわち、このフランジ部32が、例えばヒートシールまたは超音波シールによって容器本体10の開口11周囲の部分(傾斜板15)に固着されることにより、注出口30が容器本体10に取り付けられている。
このような注出口30は、例えば射出成形法により成形される。また、注出口30は、例えば、低高密度ポリエチレン(LDPE)を含んでいてもよく、高密度ポリエチレン(HDPE)や中密度ポリエチレン(MDPE)等のポリエチレンを含んでいてもよい。なお、注出口30を成形する樹脂としては、上述した各種樹脂をブレンドして用いてもよく、バイオマス由来成分を含む樹脂を用いてもよい。
(キャップ)
次に、キャップ50について説明する。図3および図4に示すように、キャップ50は、天部51と、天部51から延びるとともに、内面に注出口30の雄ネジ31aに螺合する雌ネジ52a(図3参照)が形成されたキャップ筒部52と、キャップ筒部52に薄肉部61を介して連結されたバンド部60とを有している。
このうち天部51は、平面視略円形状をもっている。また、天部51の下面であって、キャップ筒部52の径方向内側には、下方に突出する円筒状の栓部53(図3参照)が設けられている。そして、この栓部53が、注出口30の円筒部31に嵌合するように構成されている。
キャップ50のキャップ筒部52は、全体として略円筒形状をもっている。キャップ筒部52の外面には、キャップ50を手で握ったときの滑り止めとしての機能をもつ複数のローレット54(図4参照)が形成されている。各ローレット54は、キャップ筒部52から径方向外側に突出するとともに、キャップ筒部52の上下方向(図3の上下方向)に平行に延びている。また、上述したように、キャップ筒部52の内面には、雌ネジ52aが形成されている。雌ネジ52aは、内ねじであり、右ねじであってもよい。この雌ネジ52aが、円筒部31の雄ネジ31aに螺合することにより、キャップ50が注出口30に取り付けられる。なお、雌ネジ52aは、多条ねじであってもよい。
次に、キャップ50のバンド部60について説明する。バンド部60は、リング状のピルファーバンドからなり、開栓後にも円周方向の一部で破断することなく円環形状を維持するタイプのバンドである。バンド部60は、キャップ筒部52に薄肉部61を介して連結されており、バンド部60とキャップ筒部52との間には、上下方向において、隙間が形成されている。
薄肉部61は、キャップ筒部52とバンド部60との間に設けられている。薄肉部61は、薄肉の柱状の部分である。本実施の形態においては、薄肉部61は、後述する台座部62から上方に延びるとともに、円周方向に間隔をおいて複数(例えば4個)設けられている。また、各薄肉部61は、破断可能であり、薄肉部61において、キャップ筒部52とバンド部60とが容易に分離可能である。このとき、破断された薄肉部61は、バンド部60側に残ってもよい。そして、薄肉部61が破断されているかどうかを確認することにより、キャップ50の不正な開栓が生じていたかどうかを判断できるように構成されている。
また、バンド部60の上面に、周方向に間隔を空けて複数(例えば4個)の台座部(第1台座部)62が配置されている。台座部62は、それぞれキャップ筒部52に向けて突出している。
ここで、本実施の形態では、図3に示すように、バンド部60は、容器本体10の開口11内に挿入されている。これにより、キャップ50の高さを所定の高さ以下にした場合であっても、キャップ50のキャップ筒部52の高さを高くできる。すなわち、容器本体10をバンド部60の下方に取り付けた場合、キャップ筒部52の高さと、バンド部60の高さとの合計が、所定の高さ以下であることが求められ得る。一方、バンド部60が容器本体10の開口11内に挿入されている場合、容器本体10をバンド部60の下方に取り付けた場合と比較して、キャップ筒部52の高さを高くできる。この結果、キャップ50がバンド部60を有している場合であっても、キャップ50の開栓性の低下を抑制できる。
また、図3、図4および図6に示すように、バンド部60の下端に、径方向外側に突出するフランジ部(第2フランジ部)66が設けられている。フランジ部66は、平面視略円環形状の板状部材から構成されている。
フランジ部66は、容器本体10と、注出口30のフランジ部(第1フランジ部)32との間に挟まれる部分である(図3参照)。このように、フランジ部66が、容器本体10と、容器本体10に固着されたフランジ部32との間に挟まれることにより、注出口付き容器1において、容器本体10および注出口30に対するバンド部60の上下方向への移動が抑制される。このため、キャップ50を開栓方向に回転させることにより、薄肉部61を容易に破断できる。バンド部60の外面からのフランジ部66の径方向外側への突出量L(図6参照)は、0.5mm以上1.5mm以下であってもよい。なお、フランジ部66は、容器本体10の開口11周囲の部分(傾斜板15)に固着されていなくてもよい。
また、図3、図4、図6および図7に示すように、バンド部60の外面に、径方向外側に突出するリブ65が設けられている。このリブ65は、薄肉部61を破断させることを補助する役割を果たす。すなわち、リブ65は、注出口付き容器1を初期開栓する際に、容器本体10の開口11の端縁に当接してバンド部60の回転を抑制する部分である。このように、バンド部60の外面にリブ65が設けられていることにより、バンド部60の回転を規制でき、薄肉部61を容易に破断できる。バンド部60の外面からのリブ65の径方向外側への突出量L1(図6参照)は、0.2mm以上0.5mm以下であってもよい。
リブ65は、上下方向に沿って延びている。また、リブ65は、上下方向において、バンド部60の全域に設けられている。これにより、リブ65が、バンド部60の回転を効果的に抑制できる。
図7に示すように、リブ65は、周方向に沿って、複数設けられている。このように、リブ65が周方向に間隔をおいて複数設けられていることにより、リブ65によるバンド部60の回転抑制効果を高めることができる。また、リブ65が周方向に間隔をおいて複数設けられていることにより、リブ65が全周にわたって形成されている場合と比較して、リブ65を形成する際に使用する樹脂量を削減できる。図示された例においては、バンド部60の外面に、8つのリブ65が設けられている。なお、リブ65の個数は任意であり、1つ以上7つ以下であってもよく、9つ以上であってもよい。
複数のリブ65は、周方向において、それぞれ等間隔で配置されている。これにより、注出口付き容器1を初期開栓する際に、リブ65が、バンド部60の回転をより効果的に抑制できる。
また、平面視において、リブ65は、径方向に沿って延びる第1面65aと、第1面65aよりもキャップ50の閉栓方向(平面視で時計回り方向)側に設けられ、第1面65aからバンド部60の外面まで延びる第2面65bとを含んでいる。これにより、キャップ50を開栓方向(平面視で反時計回り方向)に回転させた場合に、第1面65aが、容器本体10の開口11の端縁に干渉しやすくなる。このため、キャップ50を開栓方向に回転させた際に、バンド部60の回転が規制され、バンド部60がキャップ50とともに回転することを効果的に抑制できる。
ここで、上述したように、容器本体10の開口11内に、バンド部60が挿入されている。この場合、キャップ50の中心軸線CLに直交する断面において、中心軸線CLからリブ65の先端までの径方向距離d1は、開口11の半径d2以上であることが好ましい。これにより、リブ65が、バンド部60の回転を更に効果的に抑制できる。この場合、中心軸線CLからリブ65の先端までの径方向距離d1は、12.7mm以上13mm以下であってもよい。また、開口11の半径d2は、12.5mm以上12.75mm以下であってもよい。
再度図3、図4、図6および図7を参照すると、フランジ部(第2フランジ部)66の上方に、径方向外側に突出する第1突出部63が形成されている。図示された例においては、第1突出部63は、リブ65の上方に形成されており、リブ65よりも径方向外側に突出している。この第1突出部63は、注出口組立体20を容器本体10に装着する際に、注出口組立体20が容器本体10から取り外されることを抑制する役割を果たす。すなわち、第1突出部63とフランジ部66とによって、容器本体10の開口11周囲の部分を挟み込むことにより、注出口組立体20が容器本体10から取り外されることを抑制できる(図3参照)。バンド部60の外面からの第1突出部63の径方向外側への突出量L2(図6参照)は、0.3mm以上1.0mm以下であってもよい。
この第1突出部63は、周方向において、リブ65と重なる位置に形成されている。これにより、第1突出部63の剛性を高くでき、第1突出部63が変形することを抑制できる。このため、注出口組立体20を容器本体10に装着する際に、容器本体10の開口11周囲の部分によって、第1突出部63が潰されることを抑制できる。
第1突出部63は、台座部62から径方向外側に突出している。ここで、上述したように、容器本体10の開口11周囲の部分は、第1突出部63とフランジ部66とによって挟み込まれる。このため、第1突出部63が、バンド部60の上面に配置された台座部62から径方向外側に突出していることにより、第1突出部63が、バンド部60のうち台座部62以外の部分に設けられている場合と比較して、バンド部60の高さを低くできる。この結果、キャップ50のキャップ筒部52の高さを高くでき、キャップ50がバンド部60を有している場合であっても、キャップ50の開栓性の低下を抑制できる。
図6に示すように、垂直断面において、第1突出部63の上面は、径方向外側に向かうにつれて下方に傾斜している。これにより、注出口組立体20を容器本体10に装着する際に、容器本体10の開口11周囲の部分が、キャップ50の第1突出部63を乗り越えやすくできる。
このようなキャップ50の天部51、キャップ筒部52およびバンド部60は、合成樹脂により一体に成形されている。この場合、キャップ50は、例えば射出成形法により成形されてもよい。また、キャップ50は、例えば、ポリプロピレン(PP)を含んでいてもよく、高密度ポリエチレン(HDPE)を含んでいてもよい。なお、キャップ50を成形する樹脂としては、上述した各種樹脂をブレンドして用いてもよく、バイオマス由来成分を含む樹脂を用いてもよい。
次に、本実施の形態による作用について説明する。ここでは、注出口付き容器1の製造方法および開栓方法について、図8A(a)-(b)および図8B(a)-(c)により説明する。
まず、注出口組立体20の注出口30およびキャップ50を準備する。注出口30およびキャップ50は、それぞれ、例えば図示しない射出成形機を用いて、射出成形法により作製されてもよい。
次に、作製されたキャップ50を注出口30に装着する。この際、図8A(a)に示すように、キャップ50を注出口30に対して回転させることにより、キャップ50の雌ネジ52aを、注出口30の雄ネジ31aに螺合させる。これにより、図8A(b)に示すように、キャップ50が注出口30に装着され、注出口組立体20が得られる。
また、注出口組立体20を作製することと並行して、開口11が設けられた容器本体10を準備する。
次に、容器本体10に注出口組立体20を装着する。この際、まず、図8B(a)に示すように、容器本体10の開口11に注出口組立体20を挿入し、注出口組立体20を容器本体10に取り付ける。
このとき、図8B(b)に示すように、容器本体10の開口11内に、バンド部60が挿入される。ここで、容器本体10の開口11周囲の部分が、キャップ50の第1突出部63とフランジ部66とによって、挟み込まれる。また、バンド部60の外面に、径方向外側に突出するリブ65が設けられている。そして、リブ65が容器本体10の開口11の端縁に当接する。これにより、注出口組立体20が容器本体10から取り外されることを抑制できる。
そして、容器本体10の開口11周囲の部分に、フランジ部32を介して、注出口組立体20の注出口30がヒートシールもしくは超音波シールにより固着される。このようにして、図1に示す注出口付き容器1が得られる。なお、この際、フランジ部66は、容器本体10の開口11周囲の部分に固着されなくてもよい。
その後、容器本体10の頂部14(図1参照)から内容物を充填し、糊しろ17を介して、頂部14の傾斜板15を互いに接着または溶着(ヒートシール)することにより、商品としての内容物入り紙容器(注出口付き容器)が得られる。
使用者が注出口付き容器1を使用する際には、使用者はキャップ50を開栓方向(上方から見て反時計回り方向)に回転させる。ここで、フランジ部66が、容器本体10の開口11周囲の部分と、注出口30のフランジ部32とによって、挟み込まれている。このため、容器本体10および注出口30に対するバンド部60の上下方向への移動が抑制されている。また、バンド部60の外面に、径方向外側に突出するリブ65が設けられている。このため、リブ65が容器本体10の開口11の端縁に当接することにより、バンド部60の回転が抑制される。この結果、図8B(c)に示すように、キャップ50を開栓方向に回転させることにより、キャップ筒部52がバンド部60から離れるように上方に移動し、キャップ筒部52とバンド部60とを互いに連結する薄肉部61が破断する。このようにして、注出口30からキャップ50のキャップ筒部52を取り外すことができる。
このように本実施の形態によれば、注出口組立体20が、外面に雄ネジ31aが形成された円筒部31と、円筒部31の下方に位置するフランジ部(第1フランジ部)32とを有する注出口30と、天部51と、天部51から延びるとともに、内面に注出口30の雄ネジ31aに螺合する雌ネジ52aが形成されたキャップ筒部52と、キャップ筒部52に薄肉部61を介して連結されたバンド部60とを有するキャップ50とを備えている。このように、キャップ50がキャップ筒部52に薄肉部61を介して連結されたバンド部60を有することにより、内容物の改ざん防止を図ることができる。
また、バンド部60の下端に、径方向外側に突出するフランジ部(第2フランジ部)66が設けられている。これにより、バンド部60が容器本体10の開口11内に挿入された場合に、容器本体10と、注出口30のフランジ部(第1フランジ部)32とによって、フランジ部(第2フランジ部)66を挟み込むことができる。このため、注出口付き容器1を初期開栓する際に、容器本体10および注出口30に対するバンド部60の上下方向への移動を抑制できる。この結果、注出口付き容器1を初期開栓する際に、薄肉部61を確実に破断できる。このように、本実施の形態では、容器本体10の開口11内にバンド部60を挿入できる。このため、キャップ50のキャップ筒部52の高さを高くできる。この結果、キャップ50の開栓性の低下を抑制でき、キャップ50を容易に開栓できる。
また、本実施の形態によれば、フランジ部66の上方に、径方向外側に突出する第1突出部63が形成されている。これにより、注出口組立体20を容器本体10に装着する際に、第1突出部63とフランジ部66とによって、容器本体10の開口11周囲の部分を挟み込むことができる。このため、注出口組立体20を容器本体10に装着する際に、注出口組立体20が容器本体10から取り外されることを抑制できる。
また、本実施の形態によれば、第1突出部63が、台座部62から径方向外側に突出している。これにより、第1突出部63がバンド部60のうち台座部62以外の部分に設けられている場合と比較して、バンド部60の高さを低くできる。この結果、キャップ50のキャップ筒部52の高さを高くでき、キャップ50の開栓性の低下を抑制できる。
また、本実施の形態によれば、垂直断面において、第1突出部63の上面が、径方向外側に向かうにつれて下方に傾斜している。これにより、注出口組立体20を容器本体10に装着する際に、容器本体10の開口11周囲の部分が、キャップ50の第1突出部63を乗り越えやすくできる。
また、本実施の形態によれば、バンド部60の外面に、径方向外側に突出するリブ65が設けられている。これにより、バンド部60が容器本体10の開口11内に挿入された場合に、容器本体10の開口11の端縁にリブ65を当接させることができる。このため、注出口付き容器1を初期開栓する際に、リブ65が、容器本体10の開口11の端縁に当接してバンド部60の回転を抑制できる。これにより、バンド部60の回転を規制でき、注出口付き容器1を初期開栓する際に、薄肉部61を確実に破断できる。
また、本実施の形態によれば、リブ65が上下方向に沿って延びている。これにより、リブ65が、バンド部60の回転を効果的に抑制できる。
また、本実施の形態によれば、平面視において、リブ65が、径方向に沿って延びる第1面65aと、第1面65aよりもキャップ50の閉栓方向(時計回り方向)側に設けられ、第1面65aからバンド部60の外面まで延びる第2面65bとを含んでいる。これにより、キャップ50を開栓方向(平面視で反時計回り方向)に回転させた場合に、第1面65aが、容器本体10の開口11の端縁に干渉しやすくなる。このため、キャップ50を開栓方向に回転させた際に、バンド部60の回転が規制され、バンド部60がキャップ50とともに回転することを効果的に抑制できる。
また、本実施の形態によれば、リブ65が、周方向に沿って、複数設けられている。このように、リブ65が周方向に間隔をおいて複数設けられていることにより、リブ65によるバンド部60の回転抑制効果を高めることができる。また、リブ65が周方向に間隔をおいて複数設けられていることにより、リブ65が全周にわたって形成されている場合と比較して、リブ65を形成する際に使用する樹脂量を削減できる。
さらに、本実施の形態によれば、複数のリブ65が、周方向において、それぞれ等間隔で配置されている。これにより、注出口付き容器1を初期開栓する際に、リブ65が、バンド部60の回転をより効果的に抑制できる。
[変形例]
次に、注出口組立体20の変形例について説明する。
(第1変形例)
上述した本実施の形態においては、垂直断面において、第1突出部63の上面が、径方向外側に向かうにつれて下方に傾斜する例について説明したが、これに限られない。例えば、図9に示すように、垂直断面において、第1突出部63の上面が、径方向外側に向かって凸となるように湾曲していてもよい。この場合においても、注出口組立体20を容器本体10に装着する際に、容器本体10の開口11周囲の部分が、キャップ50の第1突出部63を乗り越えやすくできる。
(第2変形例)
また、上述した本実施の形態においては、注出口30が、外面に雄ネジ31aが形成された円筒部31と、円筒部31の下方に位置するフランジ部32とを有する例について説明した。この場合、フランジ部32の上面に、上方に突出する第2突出部38が形成されていてもよい。
図10乃至図13に示すように、本変形例による注出口30において、フランジ部32の上面に、上方に突出する第2突出部38が形成されている。図示された例においては、第2突出部38は、第2円筒部34に連結されており、第2円筒部34と一体に形成されている。第2突出部38は、注出口付き容器1を初期開栓する際、バンド部60の後述する第3突出部68が当接してバンド部60の回転を抑制する部分である。図示された例においては、4つの第2突出部38が設けられている。なお、第2突出部38は、第2円筒部34に連結されていなくてもよく、第2突出部38と第2円筒部34との間に、径方向において、隙間が形成されていてもよい。また、第2突出部38の個数は任意であり、1つ以上3つ以下であってもよく、5つ以上であってもよい。
また、図10に示すように、第2突出部38は、第3面38aと、第4面38bと、第5面38cとを含んでいる。第3面38aは、径方向から見た場合に、上下方向に沿って延びている。第4面38bは、第3面38aよりもキャップ50の開栓方向(平面視で反時計回り方向)側に設けられ、第3面38aから径方向に沿って延びている。第5面38cは、第4面38bよりもキャップ50の開栓方向(平面視で反時計回り方向)側に設けられ、第4面38bからフランジ部32の上面まで延びている。このように、第2突出部38が、第3面38aと、第4面38bと、第5面38cとを含んでいることにより、キャップ50を開栓方向(平面視で反時計回り方向)に回転させた場合に、キャップ50の後述する第6面68aが、第2突出部38の第3面38aに干渉しやすくなる。これにより、キャップ50を開栓方向に回転させた際に、バンド部60がキャップ50とともに回転した場合であっても、所定の位置において、バンド部60の回転を規制できる。このため、注出口付き容器1を初期開栓する際に、薄肉部61を確実に破断できる。また、第2突出部38が第5面38cを含んでいることにより、キャップ50を注出口30に装着する際に、バンド部60の第3突出部68が第2突出部38に接触した場合であっても、第3突出部68が第2突出部38を乗り越えやすくできる。
図13に示すように、本変形例による注出口30において、円筒部31に、径方向外側に突出する第4突出部37が形成されている。図示された例においては、第4突出部37は、第1円筒部33に形成されている。第4突出部37は、バンド部60の後述する第5突出部67が係合することにより、バンド部60が注出口30から取り外されることを抑制する役割を果たす。この第4突出部37は、第1円筒部33の外面から径方向外側に突出しており、全周にわたって形成されている。これにより、注出口30からバンド部60が取り外されることを効果的に抑制できる。
また、垂直断面において、第4突出部37の上面は、径方向外側に向かうにつれて下方に傾斜している。これにより、キャップ50を注出口30に装着する際に、バンド部60の後述する第5突出部67が、第4突出部37を乗り越えやすくできる。なお、キャップ50を注出口30に装着する際に、第5突出部67が第4突出部37を乗り越えることができ、かつ、注出口付き容器1を初期開栓した後、注出口30からバンド部60が取り外されることを抑制できる形状である限り、第4突出部37の形状は、任意の形状であってもよい。例えば、図示はしないが、垂直断面において、第4突出部37の上面が、径方向外側に向かって凸となるように湾曲していてもよい。
次に、本変形例によるキャップ50について説明する。図11乃至図14に示すように、本変形例によるキャップ50において、バンド部60に、注出口30の第2突出部38に係合する第3突出部68が形成されている。この第3突出部68は、周方向において第2突出部38に係合することにより、薄肉部61を破断させる部分である。すなわち、第3突出部68は、注出口付き容器1を初期開栓する際、注出口30の第2突出部38に当接してバンド部60の回転を抑制する部分である。このように、バンド部60の内面に第3突出部68が設けられていることにより、薄肉部61を確実に破断できる。図示された例においては、4つの第3突出部68が設けられている。なお、第3突出部68の個数は任意であり、1つ以上3つ以下であってもよく、5つ以上であってもよい。
図13および図14に示すように、本変形例では、バンド部60は、厚肉部69aと、厚肉部69aの下方に位置する減肉部69bとを含んでいる。このうち減肉部69bは、バンド部60の厚みを径方向内側から薄くすることにより形成されている。上述した第3突出部68は、厚肉部69aの下面から下方に突出している。
また、図14に示すように、第3突出部68は、第6面68aと、第7面68bとを含んでいる。第6面68aは、径方向から見た場合に、上下方向に沿って延びている。第7面68bは、第6面68aよりもキャップ50の閉栓方向(平面視で時計回り方向)側に設けられ、第6面68aから厚肉部69aの下面まで延びている。このように、第3突出部68が、第6面68aと、第7面68bとを含んでいることにより、キャップ50を開栓方向(平面視で反時計回り方向)に回転させた場合に、バンド部60の第6面68aが、第2突出部38の第3面38aに干渉しやすくなる。
ここで、図15に示すように、注出口組立体20において、上述した第2突出部38および第3突出部68は、上下方向において、互いに重なっていない。すなわち、注出口組立体20が容器本体10に取り付けられる前の状態では、第2突出部38および第3突出部68は、上下方向において、互いに重なっていない。言い換えれば、注出口組立体20が容器本体10に取り付けられる前の状態では、第2突出部38および第3突出部68は、上下方向にずれて配置されており、第2突出部38と第3突出部68との間には、上下方向において、隙間が形成されている。この場合、例えば、薄肉部61が折り畳まれることにより、バンド部60の台座部62と、キャップ50の後述する台座部55とが接触していてもよい。このように、第2突出部38および第3突出部68が、上下方向において、互いに重なっていないことにより、キャップ50を注出口30に装着する際に、バンド部60の第3突出部68が、注出口30の第2突出部38に接触することを抑制できる。このため、キャップ50を注出口30に装着する際に、キャップ50の第3突出部68が、注出口30の第2突出部38に干渉することを抑制できる。この結果、注出口30に対するバンド部60の回転が規制されることを抑制することができ、キャップ筒部52のみが、注出口30に対して回転することを抑制できる。これにより、キャップ50を注出口30に装着する際に、キャップ筒部52が、バンド部60に対して回転することを抑制できる。このため、薄肉部61が意図せずに破断することを抑制できる。
一方、図13に示すように、注出口組立体20が容器本体10に取り付けられた後の状態では、第2突出部38および第3突出部68は、上下方向において、互いに重なっている。言い換えれば、注出口付き容器1では、第2突出部38と第3突出部68との間には、上下方向において、隙間が形成されていない。すなわち、容器本体10に注出口組立体20を装着する際に、バンド部60のフランジ部66が、容器本体10の開口11周囲の部分によって、下方に向けて押圧される。これにより、バンド部60が押し下げられる。このようにして、第2突出部38および第3突出部68が、上下方向において、互いに重なるようになる。このため、キャップ50を開栓方向(平面視で反時計回り方向)に回転させた場合に、バンド部60の第3突出部68が、注出口30の第2突出部38に干渉できるようになる。
また、本変形例によるキャップ50において、バンド部60に、径方向内側に突出し、第4突出部37に下方から係合する第5突出部67が形成されている。第5突出部67は、注出口付き容器1を初期開栓した後、注出口30の第4突出部37に係合し、注出口30からバンド部60が取り外されることを抑制する役割を果たす。この第5突出部67は、バンド部60の内面から径方向内側に突出しており、全周にわたって形成されている。これにより、注出口30からバンド部60が取り外されることを効果的に抑制できる。
図示された例では、垂直断面において、第5突出部67の上面は、径方向内側に向かうにつれて下方に傾斜している。一方、第5突出部67の下面は、垂直断面において、水平方向に延びている。なお、キャップ50を注出口30に装着する際に、第5突出部67が第4突出部37を乗り越えることができ、かつ、注出口付き容器1を初期開栓した後、注出口30からバンド部60が取り外されることを抑制できる形状である限り、第5突出部67の形状は、任意の形状であってもよい。
また、図13乃至図17に示すように、キャップ筒部52の下面に、台座部(第2台座部)55が配置されている。この台座部55は、周方向に間隔を空けて複数(例えば12個)配置されている。台座部55は、それぞれバンド部60に向けて突出している。なお、本変形例では、バンド部60の上面に配置された台座部62の個数は、台座部55の個数と同じであってもよい。
バンド部60の上面に配置された台座部62、およびキャップ筒部52の下面に配置された台座部55は、周方向において、互いに重なっている。図示された例においては、上下方向において対面する台座部62および台座部55の形状は、互いに等しくなっており、台座部55は、上下方向に対面する台座部62に対して、周方向にずれることなく、配置されている。台座部55は、台座部62に接触していてもよい。
また、図17に示すように、少なくとも1つの台座部55は、平面視において、キャップ50の中心軸線CLに対して、他の台座部55に対称にならない位置に配置されている。図示された例においては、複数の台座部55のうち、一の台座部55aは、中心軸線CLに対して、他の台座部55に対称にならない位置に配置されている。すなわち、中心軸線CLに対して、台座部55aに対称になる他の台座部55は存在しない。なお、図17において、中心軸線CLに対して、台座部55aに対称になる図形Fを仮想線(二点鎖線)で示している。
また、図12に示すように、本変形例では、バンド部60の外面に、4つのリブ65が設けられている。なお、リブ65の個数は任意であり、1つ以上3つ以下であってもよく、5つ以上であってもよい。また、本変形例では、リブ65は、平面視において、矩形状をもっている。なお、これに限られず、リブ65が、第1面65aと第2面65bとを含んでいてもよい。
本変形例によれば、フランジ部32の上面に、上方に突出する第2突出部38が形成され、バンド部60に、周方向において第2突出部38に係合する第3突出部68が形成されている。これにより、キャップ50を開栓方向に回転させた際に、バンド部60がキャップ50とともに回転した場合であっても、所定の位置において、バンド部60の回転を規制できる。このため、注出口付き容器1を初期開栓する際に、薄肉部61を確実に破断できる。
また、本変形例によれば、第2突出部38および第3突出部68が、上下方向において、互いに重なっていない。これにより、キャップ50を注出口30に装着する際に、バンド部60の第3突出部68が、注出口30の第2突出部38に接触することを抑制できる。このため、薄肉部61が意図せずに破断することを抑制できる。
また、本変形例によれば、円筒部31に、径方向外側に突出する第4突出部37が形成され、バンド部60に、径方向内側に突出し、第4突出部37に下方から係合する第5突出部67が形成されている。これにより、注出口付き容器1を初期開栓した後、注出口30からバンド部60が取り外されることを抑制できる。
また、本変形例によれば、キャップ筒部52の下面に、台座部55が配置されており、台座部62および台座部55は、周方向において、互いに重なっている。ここで、一般的に、注出口付き容器1の初期開栓後に、キャップ筒部52を注出口30に装着した場合、注出口30に対する台座部55(台座部62)の周方向位置は、注出口付き容器1の初期開栓前における、注出口30に対する台座部55(台座部62)の周方向位置とは異なるようになる。すなわち、本変形例では、注出口付き容器1の初期開栓後に、キャップ筒部52を注出口30に装着した場合、台座部62と台座部55とが、周方向にずれるようになる。このため、本変形例によれば、台座部62と台座部55との位置関係を確認することにより、キャップ50の不正な開栓が生じていたかどうかを容易に判断できる。
さらに、本変形例によれは、少なくとも1つの台座部55aが、平面視において、キャップ50の中心軸線CLに対して、他の台座部55に対称にならない位置に配置されている。これにより、例えば、雄ネジ31aおよび雌ネジ52aが2条ねじ等の多条ねじである場合に、キャップ50の不正な開栓が生じていたかどうかを更に容易に判断できる。すなわち、雄ネジ31aの所定のねじ山に螺合する雌ネジ52aのねじ山が、注出口付き容器1の開栓前後で異なる場合、台座部62と台座部55との周方向におけるずれを大きくできる。このため、本変形例によれば、台座部62と台座部55との位置関係を確認することにより、キャップ50の不正な開栓が生じていたかどうかを容易に判断できる。
なお、バンド部60が、厚肉部69aと減肉部69bとを含み、第3突出部68が、厚肉部69aの下面から下方に突出している例について説明したが、これに限られない。例えば、図18に示すように、バンド部60が、厚肉部69aと減肉部69bとを含んでいなくてもよく、第3突出部68が、バンド部60(フランジ部66)の下面から下方に突出していてもよい。この場合においても、注出口付き容器1を初期開栓する際に、薄肉部61を確実に破断できる。なお、図示された例においては、バンド部60に第5突出部67が形成されていない。また、キャップ筒部52の下面に台座部55が配置されていない。しかしながら、これに限られず、バンド部60に、第5突出部67が形成されていてもよく、キャップ筒部52の下面に、台座部55が配置されていてもよい。
また、第2突出部38が、フランジ部32の上面に形成されている例について説明したが、これに限られない。例えば、図19に示すように、第2突出部38が、円筒部31の外面に形成されていてもよい。この場合、第2突出部38は、径方向外側に突出している。図示された例においては、第2突出部38は、第2円筒部34に形成されている。第2突出部38は、フランジ部32に連結されており、フランジ部32と一体に形成されている。なお、第2突出部38は、フランジ部32に連結されていなくてもよく、第2突出部38とフランジ部32との間に、上下方向において、隙間が形成されていてもよい。
第2突出部38が円筒部31の外面に形成されている場合、第2突出部38の第3面38aは、平面視において、円筒部31の外面から径方向に沿って延びていてもよい。第4面38bは、第3面38aよりもキャップ50の開栓方向(平面視で反時計回り方向)側に設けられ、第3面38aから周方向に沿って延びていてもよい。第5面38cは、第4面38bよりもキャップ50の開栓方向(平面視で反時計回り方向)側に設けられ、第4面38bから円筒部31の外面まで延びていてもよい。
また、図20に示すように、第3突出部68は、バンド部60の内面に形成されていてもよい。この場合、第3突出部68は、径方向内側に突出している。図示された例においては、第3突出部68は、バンド部60の第5突出部67の下面から、バンド部60のフランジ部66の下面まで延びている。なお、第3突出部68は、上下方向において、第5突出部67の下面からフランジ部66の下面までの一部の領域のみに形成されていてもよい。
第3突出部68がバンド部60の内面に形成されている場合、第3突出部68の第6面68aは、平面視において、バンド部60の内面から径方向に沿って延びていてもよい。第7面68bは、第6面68aよりもキャップ50の閉栓方向(平面視で時計回り方向)側に設けられ、第6面68aからバンド部60の内面まで延びていてもよい。
このように、第2突出部38が、円筒部31の外面に形成されている場合においても、注出口付き容器1を初期開栓する際に、薄肉部61を確実に破断できる。
(第3変形例)
また、上述した本実施の形態においては、バンド部60の上面に台座部62が配置されている例について説明した。この場合、図21に示すように、バンド部60の上面に、上方に突出する第1爪部62aが形成されていてもよい。
この第1爪部62aは、後述する第2爪部55bと係合することにより、薄肉部61が意図せずに破断することを抑制する役割を果たす。すなわち、例えば、注出口組立体20において、注出口30の第2突出部38およびバンド部60の第3突出部68が、上下方向において、互いに重なっている場合、キャップ50を注出口30に装着する際に、バンド部60の第3突出部68が、注出口30の第2突出部38に接触し得る。このように、キャップ50を注出口30に装着する際に、第3突出部68が第2突出部38に接触した場合、バンド部60の注出口30に対する回転が規制されることにより、キャップ筒部52のみが、注出口30に対して回転する可能性がある。この場合、キャップ筒部52が、バンド部60に対して回転するようになり、薄肉部61が意図せずに破断する可能性がある。
これに対して、本変形例では、キャップ50を注出口30に装着する際に、第3突出部68が第2突出部38に接触した場合であっても、第1爪部62aと、後述する第2爪部55bとが係合する。このため、バンド部60が、キャップ筒部52の回転に追従するようになる。すなわち、キャップ50を注出口30に装着する際に、第3突出部68が第2突出部38に接触した場合であっても、バンド部60が、キャップ筒部52と共に、注出口30に対して回転するようになる。言い換えれば、第1爪部62aと第2爪部55bとが係合することにより、バンド部60が、キャップ筒部52の回転に追従することができ、第3突出部68が、第2突出部38を乗り越えることができるようになる。これにより、薄肉部61が意図せずに破断することを抑制できるように構成されている。
図示された例においては、バンド部60の上面に、複数(2つ)の第1爪部62aが形成されている。なお、第1爪部62aの個数は任意であり、1つであってもよく、3つ以上であってもよい。
この第1爪部62aは、上下方向において、台座部55に重なっていない。このため、第1爪部62aは、キャップ筒部52に接触しておらず、第1爪部62aと、キャップ筒部52との間には、上下方向において、隙間が形成されている。図示された例においては、第1爪部62aの上面、台座部62の上面および台座部55の下面は、互いに同一平面上に位置している。この場合、第1爪部62aの高さ(上下方向距離)は、台座部62の高さ(上下方向距離)と等しくなっている。なお、第1爪部62aの高さは、台座部62の高さよりも低くなっていてもよい。
また、キャップ筒部52の下面に、下方に突出する第2爪部55bが形成されていてもよい。本変形例では、第2爪部55bは、図22に示すように、注出口付き容器1の初期開栓後に、台座部55と台座部62との周方向におけるずれを大きくする役割を果たす。すなわち、本変形例では、注出口付き容器1の初期開栓後に、キャップ筒部52を注出口30に装着する場合、第2爪部55bが、台座部62に接触し得る。この場合、バンド部60が、キャップ筒部52の回転に追従するように、注出口30に対して回転し得る。すなわち、バンド部60が、キャップ筒部52と共に、注出口30に対して回転し得る。このように、第2爪部55bが台座部62に接触することによって、バンド部60がキャップ筒部52と共に注出口30に対して回転した場合、注出口付き容器1の初期開栓後における、台座部62に対する台座部55の周方向位置(図21参照)は、注出口付き容器1の初期開栓前における、台座部62に対する台座部55の周方向位置(図22参照)とは大きく異なるようになる。このため、図22に示すように、注出口付き容器1の初期開栓後において、台座部55と台座部62との周方向におけるずれが大きくなる。
図示された例においては、キャップ筒部52の下面に、1つの第2爪部55bが形成されている。なお、第2爪部55bの個数は任意であり、2つ以上であってもよい。
この第2爪部55bは、上下方向において、台座部62に重なっていてもよい。これにより、注出口付き容器1の初期開栓後に、キャップ筒部52を注出口30に装着する場合に、第2爪部55bが、台座部62に接触し得るようになる。本変形例では、第2爪部55bの高さ(上下方向距離)は、台座部55の高さ(上下方向距離)よりも高くなっている。
また、第2爪部55bは、上下方向において、第1爪部62aに重なっていてもよい。そして、第2爪部55bは、周方向において、第1爪部62a同士の間に位置していてもよい。この場合、第2爪部55bは、バンド部60に接触していてもよい。
本変形例によれば、バンド部60の上面に、上方に突出する第1爪部62aが形成されている。また、キャップ筒部52の下面に、下方に突出する第2爪部55bが形成されている。これにより、キャップ50を注出口30に装着する際に、第3突出部68が第2突出部38に接触した場合であっても、第1爪部62aと第2爪部55bとが係合することにより、バンド部60が、キャップ筒部52の回転に追従することができる。このため、第3突出部68が、第2突出部38を乗り越えることができるようになる。この結果、薄肉部61が意図せずに破断することを抑制できる。
また、第2爪部55bが、上下方向において、台座部62に重なっている。これにより、注出口付き容器1の初期開栓後に、キャップ筒部52を注出口30に装着する場合に、第2爪部55bが、台座部62に接触し得る。この場合、バンド部60が、キャップ筒部52の回転に追従するように、注出口30に対して回転し得る。このように、第2爪部55bが台座部62に接触することによって、バンド部60がキャップ筒部52と共に注出口30に対して回転した場合、注出口付き容器1の初期開栓後における、台座部62に対する台座部55の周方向位置が、注出口付き容器1の初期開栓前における、台座部62に対する台座部55の周方向位置とは大きく異なるようになる。このため、注出口付き容器1の初期開栓後において、台座部55と台座部62との周方向におけるずれが大きくなる。この結果、本変形例によれば、台座部62と台座部55との位置関係を確認することにより、キャップ50の不正な開栓が生じていたかどうかを更に容易に判断できる。
なお、第1爪部62aが、上下方向において、台座部55に重なっていない例について説明したが、これに限られない。例えば、図23に示すように、第1爪部62aが、上下方向において、台座部55に重なっていてもよい。これにより、注出口付き容器1の初期開栓後に、キャップ筒部52を注出口30に装着する場合に、台座部55が、第1爪部62aに接触し得るようになる。図示された例においては、第1爪部62aの高さ(上下方向距離)は、台座部62の高さ(上下方向距離)よりも高くなっている。また、第1爪部62aは、上下方向において、第2爪部55bに重なっていてもよい。この場合、第1爪部62aは、キャップ筒部52に接触していてもよい。
また、この場合、第2爪部55bは、上下方向において、台座部62に重なっていなくてもよい。このため、第2爪部55bは、バンド部60に接触していなくてもよく、第2爪部55bと、バンド部60との間に、上下方向において、隙間が形成されていてもよい。図示された例においては、第2爪部55bの下面、台座部55の下面および台座部62の上面は、互いに同一平面上に位置している。この場合、第2爪部55bの高さ(上下方向距離)は、台座部55の高さ(上下方向距離)と等しくなっている。なお、第2爪部55bの高さは、台座部55の高さよりも低くなっていてもよい。
このように、第1爪部62aが、上下方向において、台座部55に重なっている場合、注出口付き容器1の初期開栓後に、キャップ筒部52を注出口30に装着する場合に、台座部55が、第1爪部62aに接触し得る。この場合、バンド部60が、キャップ筒部52の回転に追従するように、注出口30に対して回転し得る。このように、台座部55が第1爪部62aに接触する場合においても、注出口付き容器1の初期開栓後における、台座部62に対する台座部55の周方向位置が、注出口付き容器1の初期開栓前における、台座部62に対する台座部55の周方向位置とは大きく異なるようにできる。このため、台座部62と台座部55との位置関係を確認することにより、キャップ50の不正な開栓が生じていたかどうかを更に容易に判断できる。
(第4変形例)
また、上述した本実施の形態においては、キャップ50を注出口30に装着する際に、キャップ50を注出口30に対して回転させることにより、キャップ50の雌ネジ52aを、注出口30の雄ネジ31aに螺合させる例について説明したが、これに限られない。例えば、キャップ50を注出口30に装着する際に、打栓によって、雌ネジ52aを雄ネジ31aに螺合させてもよい。
本変形例では、注出口組立体20を作製する際、図24(a)に示すように、打栓によって、雌ネジ52aを雄ネジ31aに螺合させる。この場合、キャップ50を注出口30に対して回転させることなく、注出口30に対して、キャップ50を上方から押圧して嵌め込む。これにより、図24(b)に示すように、キャップ50が注出口30に装着され、注出口組立体20が得られる。
本変形例によれば、キャップ50を注出口30に装着する際に、打栓によって、雌ネジ52aを雄ネジ31aに螺合させる。すなわち、キャップ50を注出口30に装着する際に、キャップ50を、注出口30に対して回転させることなく、注出口30に装着する。これにより、キャップ50を注出口30に装着する際に、キャップ50の第3突出部68が、注出口30の第2突出部38に干渉することを抑制できる。このため、薄肉部61が意図せずに破断することを抑制できる。また、キャップ50を、注出口30に対して回転させることなく、注出口30に装着することにより、第2突出部38に対する第3突出部68の周方向位置が所望の位置になるように、キャップ50を注出口30に装着できる。このため、注出口組立体20の開栓角度にバラツキが生じることを抑制できる。
(第5変形例)
また、上述した本実施の形態においては、キャップ50を注出口30に装着する際に、キャップ50を注出口30に対して回転させることにより、キャップ50の雌ネジ52aを、注出口30の雄ネジ31aに螺合させる例について説明した。この場合、例えば、円筒部31に、キャップ50の閉栓方向への回転を規制する第1ストッパ40が設けられていてもよい。
図25乃至図27に示すように、本変形例による注出口30において、円筒部31に、キャップ50の閉栓方向への回転を規制する第1ストッパ40が設けられている。図示された例においては、第1ストッパ40は、雄ネジ31aに連結されており、円筒部31の第1円筒部33と一体に形成されている。このように、第1ストッパ40が雄ネジ31aに連結されていることにより、第1ストッパ40の剛性を高くできる。この第1ストッパ40は、第1円筒部33の外面から径方向外側に突出している。第1ストッパ40は、注出口付き容器1を閉栓する際、キャップ50の後述する第2ストッパ56が当接することにより、キャップ50の回転を抑制する部分である。図示された例においては、2つの第1ストッパ40が設けられている(図26および図27参照)。なお、第1ストッパ40は、雄ネジ31aに連結されていなくてもよい。また、第1ストッパ40の個数は任意であり、例えば、1つであってもよく、3つ以上であってもよい。また、第1ストッパ40の個数は、例えば、雄ネジ31aの条数と同じであってもよく、雄ネジ31aの条数と異なっていてもよい。
また、図27に示すように、第1ストッパ40は、係止面40aを含んでいる。係止面40aは、平面視において、径方向に沿って延びている。このように、第1ストッパ40が、係止面40aを含んでいることにより、キャップ50を閉栓方向(平面視で時計回り方向)に回転させた場合に、キャップ50の後述する第2ストッパ56が、第1ストッパ40の係止面40aに干渉しやすくなる。これにより、キャップ50を閉栓方向に回転させた際に、キャップ50が締め込まれすぎることを規制できる。このため、注出口付き容器1を開栓しにくくなることを抑制できる。また、キャップ50が締め込まれすぎることを規制できるため、注出口付き容器1を初期開栓する際に、薄肉部61を破断させるまでの、キャップ筒部52の回転角度を安定させることができる。
図25、図26及び図28に示すように、本変形例による注出口30において、円筒部31に、キャップ50の閉栓方向への回転を規制する第3ストッパ41が設けられている。図示された例においては、第3ストッパ41は、第2円筒部34に形成されている。この第3ストッパ41は、第2円筒部34の外面から径方向外側に突出している。この場合、第3ストッパ41は、上述した第2突出部38によって構成されていてもよい。第3ストッパ41は、注出口付き容器1を閉栓する際、バンド部60の後述する第4ストッパ70が当接することにより、キャップ50の回転を抑制する部分である。図示された例においては、4つの第3ストッパ41が設けられている(図28参照)。なお、第3ストッパ41の個数は任意であり、例えば、1つ以上3つ以下であってもよく、5つ以上であってもよい。
また、図28に示すように、第3ストッパ41を構成する第2突出部38の第5面38cは、平面視において、径方向に沿って延びている。これにより、キャップ50を閉栓方向(平面視で時計回り方向)に回転させた場合に、バンド部60の後述する第4ストッパ70が、第2突出部38(第3ストッパ41)の第5面38cに干渉しやすくなる。これにより、キャップ50を閉栓方向に回転させた際に、キャップ50の閉栓方向へのバンド部60の移動を規制できる。
次に、本変形例によるキャップ50について説明する。図26及び図27に示すように、本変形例によるキャップ50において、キャップ筒部52に、第1ストッパ40に係合する第2ストッパ56が設けられている。図示された例においては、第2ストッパ56は、上述した雌ネジ52aによって構成されている。この第2ストッパ56は、周方向において第1ストッパ40に当接することにより、キャップ50の回転を抑制する部分である。すなわち、第2ストッパ56は、注出口付き容器1を閉栓する際、注出口30の第1ストッパ40に当接することにより、キャップ50の回転を抑制する部分である。これにより、キャップ50を閉栓方向に回転させた際に、キャップ50が締め込まれすぎることを規制でき、注出口付き容器1を開栓しにくくなることを抑制できる。また、キャップ50が締め込まれすぎることを規制できるため、注出口付き容器1を初期開栓する際に、薄肉部61を破断させるまでの、キャップ筒部52の回転角度を安定させることができる。図示された例においては、2つの第2ストッパ56が設けられている。なお、第2ストッパ56の個数は任意であり、例えば、1つであってもよく、3つ以上であってもよい。
また、図27に示すように、第2ストッパ56は、係止面56aを含んでいる。係止面56aは、平面視において、径方向に沿って延びている。このように、第2ストッパ56が、係止面56aを含んでいることにより、キャップ50を閉栓方向(平面視で時計回り方向)に回転させた場合に、キャップ50の第2ストッパ56が、第1ストッパ40の係止面40aに干渉しやすくなる。
また、図26、図28及び図29に示すように、本変形例によるキャップ50において、バンド部60に、第3ストッパ41に係合する第4ストッパ70が設けられている。第4ストッパ70は、径方向内側に突出している。第4ストッパ70は、注出口付き容器1を閉栓する際、注出口30の第3ストッパ41に当接することにより、バンド部60の回転を抑制する部分である。図示された例においては、4つの第4ストッパ70が設けられている(図28参照)。なお、第4ストッパ70の個数は任意であり、例えば、1つ以上3つ以下であってもよく、5つ以上であってもよい。
また、図28に示すように、第4ストッパ70は、係止面70aを含んでいる。係止面70aは、平面視において、径方向に沿って延びている。このように、第4ストッパ70が、係止面70aを含んでいることにより、キャップ50を閉栓方向(平面視で時計回り方向)に回転させた場合に、バンド部60の第4ストッパ70が、第2突出部38(第3ストッパ41)の第5面38cに干渉しやすくなる。
ここで、図30に示すように、本変形例では、第1爪部62aおよび第2爪部55bは、上下方向において、互いに重なっていてもよい。これにより、キャップ50を閉栓方向(平面視で時計回り方向)に回転させた場合に、第2爪部55bが、第1爪部62aに干渉できるようになる。このため、注出口付き容器1を閉栓する際、キャップ筒部52の第2ストッパ56が注出口30の第1ストッパ40に当接する前に、バンド部60の第4ストッパ70が注出口30の第3ストッパ41に当接した場合であっても、キャップ筒部52が、バンド部60に対して回転することを抑制できる。すなわち、キャップ筒部52の第2ストッパ56が注出口30の第1ストッパ40に当接する前に、バンド部60の第4ストッパ70が注出口30の第3ストッパ41に当接した場合であっても、第2爪部55bが第1爪部62aに干渉することにより、キャップ筒部52が、バンド部60に対して回転することを抑制できる。このため、薄肉部61が意図せずに破断することを抑制できる。
なお、図31に示すように、注出口30に装着される前のキャップ50において、第1爪部62aと、第2爪部55bとの間に、周方向において、隙間が形成され得る。また、この場合、図示しない射出成形機の金型から取り出した後のキャップ50において、第1爪部62aは、キャップ筒部52に接触していてもよく、第2爪部55bは、バンド部60に接触していてもよい。一方、上述したように、キャップ50は、例えば射出成形法により作製され得る。この場合、図32に示すように、図示しない射出成形機の金型から取り出した後のキャップ50において、金型のパーティングラインPLに対応する位置に形成される第1爪部62aおよび第2爪部55bは、周方向において互いに接触していてもよい。この場合、第1爪部62aと、キャップ筒部52との間に、上下方向において、隙間が形成され得る。また、第2爪部55bと、バンド部60との間に、上下方向において、隙間が形成され得る。このように、本変形例では、第1爪部62aおよび第2爪部55bを、周方向において互いに接触させるように構成することにより、パーティングラインPLに対応する位置に、第1爪部62aおよび第2爪部55bを形成できる。また、この場合、複数の第1爪部62aを周方向において、それぞれ等間隔に配置させやすくできる。同様に、複数の第2爪部55bを周方向において、それぞれ等間隔に配置させやすくできる。これにより、キャップ筒部52がバンド部60に対して回転しようとした際に、第2爪部55bが第1爪部62aに加える回転力を、複数の第1爪部62aに対して略均等に分散させることができる。このため、バンド部60に歪みが生じることを抑制できる。
本変形例によれば、円筒部31に、キャップ50の閉栓方向への回転を規制する第1ストッパ40が設けられ、キャップ筒部52に、第1ストッパ40に係合する第2ストッパ56が設けられている。これにより、キャップ50を閉栓方向に回転させた際に、キャップ50が締め込まれすぎることを規制できる。このため、注出口付き容器1を開栓しにくくなることを抑制できる。また、キャップ50が締め込まれすぎることを規制できるため、注出口付き容器1を初期開栓する際に、薄肉部61を破断させるまでの、キャップ筒部52の回転角度を安定させることができる。
また、本変形例によれば、円筒部31に、キャップ50の閉栓方向への回転を規制する第3ストッパ41が設けられ、バンド部60に、第3ストッパ41に係合する第4ストッパ70が設けられている。これにより、キャップ50を閉栓方向に回転させた際に、キャップ50が締め込まれすぎることを規制できる。このため、注出口付き容器1を開栓しにくくなることを抑制できる。また、第1爪部62aおよび第2爪部55bが、上下方向において、互いに重なっている。これにより、注出口付き容器1を閉栓する際、キャップ筒部52の第2ストッパ56が注出口30の第1ストッパ40に当接する前に、バンド部60の第4ストッパ70が注出口30の第3ストッパ41に当接した場合であっても、キャップ筒部52が、バンド部60に対して回転することを抑制できる。このため、薄肉部61が意図せずに破断することを抑制できる。
上記各実施の形態および各変形例に開示されている複数の構成要素を必要に応じて適宜組合せることも可能である。あるいは、上記各実施の形態および各変形例に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。一例として、上述した本実施の形態においては、バンド部60の外面にリブ65が設けられている例について説明したが、バンド部60の外面にリブ65が設けられていなくてもよい。また、一例として、上述した第5変形例においては、円筒部31に第1ストッパ40および第3ストッパ41が設けられ、キャップ筒部52に第2ストッパ56が設けられ、バンド部60に第4ストッパ70が設けられている例について説明した。しかしながら、これに限られず、円筒部31に第3ストッパ41が設けられていなくてもよく、バンド部60に第4ストッパ70が設けられていなくてもよい。この場合においても、円筒部31に第1ストッパ40が設けられ、キャップ筒部52に第2ストッパ56が設けられていることにより、キャップ50を閉栓方向に回転させた際に、キャップ50が締め込まれすぎることを規制できる。また、円筒部31に第1ストッパ40が設けられていなくてもよく、キャップ筒部52に第2ストッパ56が設けられていなくてもよい。この場合においても、円筒部31に第3ストッパ41が設けられ、バンド部60に第4ストッパ70が設けられていることにより、キャップ50を閉栓方向に回転させた際に、キャップ50が締め込まれすぎることを規制できる。また、この場合、第1爪部62aおよび第2爪部55bが、上下方向において、互いに重なっていることにより、キャップ筒部52が、バンド部60に対して回転することを抑制できる。このため、薄肉部61が意図せずに破断することを抑制できる。
1 注出口付き容器
10 容器本体
11 開口
20 注出口組立体
30 注出口
31a 雄ネジ
31 円筒部
32 フランジ部
37 第4突出部
38 第2突出部
40 第1ストッパ
41 第3ストッパ
50 キャップ
51 天部
52 キャップ筒部
52a 雌ネジ
55 台座部
55a 台座部
55b 第2爪部
56 第2ストッパ
60 バンド部
61 薄肉部
62 台座部
62a 第1爪部
63 第1突出部
65 リブ
65a 第1面
65b 第2面
66 フランジ部
67 第5突出部
68 第3突出部
70 第4ストッパ

Claims (24)

  1. 外面に雄ネジが形成された円筒部と、前記円筒部の下方に位置する第1フランジ部とを有する注出口と、
    天部と、前記天部から延びるとともに、内面に前記注出口の前記雄ネジに螺合する雌ネジが形成されたキャップ筒部と、前記キャップ筒部に薄肉部を介して連結されたバンド部とを有するキャップとを備え、
    前記バンド部の下端に、径方向外側に突出する第2フランジ部が設けられている、注出口組立体。
  2. 前記第2フランジ部の上方に、径方向外側に突出する第1突出部が形成されている、請求項1に記載の注出口組立体。
  3. 前記バンド部の上面に、第1台座部が配置されており、前記第1突出部は、前記第1台座部から径方向外側に突出している、請求項2に記載の注出口組立体。
  4. 垂直断面において、前記第1突出部の上面は、径方向外側に向かうにつれて下方に傾斜するか、または、径方向外側に向かって凸となるように湾曲している、請求項2に記載の注出口組立体。
  5. 前記バンド部の外面に、径方向外側に突出するリブが設けられている、請求項1に記載の注出口組立体。
  6. 前記リブは、上下方向に沿って延びている、請求項5に記載の注出口組立体。
  7. 平面視において、前記リブは、径方向に沿って延びる第1面と、前記第1面よりも前記キャップの閉栓方向側に設けられ、前記第1面から前記バンド部の外面まで延びる第2面とを含む、請求項5に記載の注出口組立体。
  8. 前記リブは、周方向に沿って、複数設けられている、請求項5に記載の注出口組立体。
  9. 複数の前記リブは、周方向において、それぞれ等間隔で配置されている、請求項8に記載の注出口組立体。
  10. 前記バンド部の上面に、第1台座部が配置されており、前記キャップ筒部の下面に、第2台座部が配置されており、前記第1台座部および前記第2台座部は、周方向において、互いに重なっている、請求項1に記載の注出口組立体。
  11. 前記第2台座部は、複数配置されており、少なくとも1つの前記第2台座部は、平面視において、前記キャップの中心軸線に対して、他の前記第2台座部に対称にならない位置に配置されている、請求項10に記載の注出口組立体。
  12. 前記バンド部の上面に、上方に突出する第1爪部が形成され、前記キャップ筒部の下面に、下方に突出する第2爪部が形成され、前記第2爪部は、上下方向において、前記第1台座部に重なっている、請求項10に記載の注出口組立体。
  13. 前記バンド部の上面に、上方に突出する第1爪部が形成され、前記キャップ筒部の下面に、下方に突出する第2爪部が形成され、前記第1爪部は、上下方向において、前記第2台座部に重なっている、請求項10に記載の注出口組立体。
  14. 前記第1フランジ部の上面に、上方に突出する第2突出部が形成され、前記バンド部に、周方向において前記第2突出部に係合する第3突出部が形成されている、請求項1に記載の注出口組立体。
  15. 前記円筒部の外面に、径方向外側に突出する第2突出部が形成され、前記バンド部に、周方向において前記第2突出部に係合する第3突出部が形成されている、請求項1に記載の注出口組立体。
  16. 前記第2突出部および前記第3突出部は、上下方向において、互いに重なっていない、請求項14に記載の注出口組立体。
  17. 前記円筒部に、径方向外側に突出する第4突出部が形成され、前記バンド部に、径方向内側に突出し、前記第4突出部に下方から係合する第5突出部が形成されている、請求項14に記載の注出口組立体。
  18. 前記円筒部に、前記キャップの閉栓方向への回転を規制する第1ストッパが設けられ、前記キャップ筒部に、前記第1ストッパに係合する第2ストッパが設けられている、請求項1に記載の注出口組立体。
  19. 前記円筒部に、前記キャップの閉栓方向への回転を規制する第3ストッパが設けられ、前記バンド部に、前記第3ストッパに係合する第4ストッパが設けられ、前記バンド部の上面に、上方に突出する第1爪部が形成され、前記キャップ筒部の下面に、下方に突出する第2爪部が形成され、前記第1爪部および前記第2爪部は、上下方向において、互いに重なっている、請求項1に記載の注出口組立体。
  20. 開口が設けられた容器本体と、
    前記容器本体に装着され、前記開口を塞ぐ、請求項1乃至19のいずれか一項に記載の注出口組立体とを備える、注出口付き容器。
  21. 前記開口内に、前記バンド部が挿入されており、
    前記第2フランジ部は、前記容器本体と前記第1フランジ部との間に挟まれている、請求項20に記載の注出口付き容器。
  22. 開口が設けられた容器本体と、
    前記容器本体に装着され、前記開口を塞ぐ、請求項14乃至17のいずれか一項に記載の注出口組立体とを備え、
    前記開口内に、前記バンド部が挿入されており、
    前記第2フランジ部は、前記容器本体と前記第1フランジ部との間に挟まれており、
    前記第2突出部および前記第3突出部は、上下方向において、互いに重なっている、注出口付き容器。
  23. 外面に雄ネジが形成された円筒部と、前記円筒部の下方に位置する第1フランジ部とを有する注出口を準備する工程と、
    天部と、前記天部から延びるとともに、内面に前記注出口の前記雄ネジに螺合する雌ネジが形成されたキャップ筒部と、前記キャップ筒部に薄肉部を介して連結されたバンド部とを有するキャップを準備する工程と、
    前記キャップを前記注出口に装着する工程と、を備え、
    前記キャップを前記注出口に装着する工程において、前記キャップを前記注出口に対して回転させることにより、前記雌ネジを前記雄ネジに螺合させ、
    前記バンド部の下端に、径方向外側に突出する第2フランジ部が設けられている、注出口組立体の製造方法。
  24. 外面に雄ネジが形成された円筒部と、前記円筒部の下方に位置する第1フランジ部とを有する注出口を準備する工程と、
    天部と、前記天部から延びるとともに、内面に前記注出口の前記雄ネジに螺合する雌ネジが形成されたキャップ筒部と、前記キャップ筒部に薄肉部を介して連結されたバンド部とを有するキャップを準備する工程と、
    前記キャップを前記注出口に装着する工程と、を備え、
    前記キャップを前記注出口に装着する工程において、打栓によって、前記雌ネジを前記雄ネジに螺合させ、
    前記バンド部の下端に、径方向外側に突出する第2フランジ部が設けられている、注出口組立体の製造方法。
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