JP2022175197A - 用紙搬送装置、画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】コストアップを抑えて、高トルクが必要な場合であっても用紙を安定して搬送することができる用紙搬送装置を提供する。【解決手段】用紙搬送装置は、用紙を搬送する反転ローラ51と、反転ローラ51に駆動力を与えて反転ローラ51を回転駆動する反転モータ600と、用紙を搬送する排紙前ローラ73と、排紙前ローラ73に駆動力を与えて排紙前ローラ73を回転駆動する排紙モータ601と、反転モータ600と排紙モータ601の動作を制御するシステムコントローラと、を備える。システムコントローラは、反転ローラ51による用紙の搬送に高トルクが必要になる条件が満たされる場合に、排紙モータ601による駆動力を反転ローラ51に伝達させることで、反転ローラ51を反転モータ600と排紙モータ601による駆動力で回転駆動する。【選択図】図4
Description
本発明は、用紙を搬送する用紙搬送装置及びこの用紙搬送装置を備えた画像形成装置に関する。
プリンタ、複写機、ファクシミリ、複合機等の画像形成装置は、原稿や記録媒体となる用紙を搬送するための用紙搬送装置を備える。画像形成装置は、用紙搬送装置により用紙を搬送しながら印刷処理を行う。用紙搬送装置は、搬送ローラにより用紙を搬送する。搬送ローラは、例えばステッピングモータを駆動源として駆動される。ステッピングモータは、簡単な制御構成により用紙の正確な速度制御及び位置制御が可能であるために、搬送ローラの駆動源として一般的に用いられる。
近年の画像形成装置は、多種多様な種類の用紙への画像形成が可能であることが求められている。そのために用紙搬送装置も多種多様な種類の用紙を安定して搬送する必要がある。特に厚紙を搬送する場合には、搬送モータの高トルク化(高出力化)が必要である。そのために、画像形成装置に用いられる汎用のステッピングモータでは、出力トルクが不足する場合がある。例えば厚紙を搬送経路に屈曲部に搬送する場合、ステッピングモータの出力トルクが不足することでモータの脱調現象が発生することがある。これは用紙の安定した搬送を阻害する。
厚紙の搬送のために必要な駆動力を単一の高出力モータでまかなう場合、モータを含めた用紙搬送装置の大型化やコストアップの問題が生じる。駆動力不足を補うための技術として、特許文献1は、ブラシレスモータとステッピングモータとを同一の駆動軸に連結し、ブラシレスモータによりステッピングモータ側の駆動列にトルクを発生させる技術を開示する。
画像形成装置では、用紙の搬送で高トルクが必要になる位置が、搬送経路に屈曲部のような位置に限定される。そのために、駆動力の不足を補うために新たな駆動源を追加する構成は、コスト面で最適な解決方法とはいえない。用紙を安定して搬送するためには、用紙の搬送に高トルクが必要になる条件が満たされる場合にのみ、搬送ローラに高トルクが供給されればよい。
本発明は、上述の問題に鑑み、コストアップを抑えて、高トルクが必要な場合であっても用紙を安定して搬送することができる用紙搬送装置及びこのような用紙搬送装置を備えた画像形成装置を提供することを主たる目的とする。
本発明の用紙搬送装置は、用紙を搬送する第1搬送ローラと、前記第1搬送ローラに駆動力を与えて前記第1搬送ローラを回転駆動する第1駆動手段と、前記第1駆動手段から前記第1搬送ローラへ駆動力を伝達する第1伝達機構と、前記用紙を搬送する第2搬送ローラと、前記第2搬送ローラに駆動力を与えて前記第2搬送ローラを回転駆動する第2駆動手段と、前記第2駆動手段から前記第2搬送ローラへ駆動力を伝達する第2伝達機構と、前記第2駆動手段から前記第1搬送ローラへ駆動力を伝達することができる第3伝達機構と、前記第1駆動手段と前記第2駆動手段の動作を制御する制御手段と、を備えており、前記制御手段は、前記第1搬送ローラによる前記用紙の搬送に高トルクが必要になる条件が満たされる場合に、前記第2駆動手段による駆動力を前記第3伝達機構を介して前記第1搬送ローラに伝達することで、前記第1搬送ローラを前記第1駆動手段による駆動力と前記第2駆動手段による駆動力で回転駆動することを特徴とする。
本発明によれば、搬送ローラに対して必要なときに高トルクを供給することで、コストアップを抑えて、用紙の搬送を安定して行うことができる。
以下に、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
(画像形成装置)
図1は、本実施形態の用紙搬送装置を備える画像形成装置の構成説明図である。画像形成装置100は、カラー画像形成装置であり、画像出力部1Pと、該画像出力部1Pの上部に配置されたリーダ部4及び操作部5と、を備える。リーダ部4は、原稿から原稿画像を読み取る画像読取装置である。操作部5は、入力インタフェースと出力インタフェースとを備えるユーザインタフェースである。入力インタフェースは、例えばタッチパネルや各種キーボタンである。出力インタフェースは、情報を表示する表示部やスピーカである。このような画像形成装置100は、例えば複写機、複合機、MFP(Multi Function Peripheral)等により実現される。
図1は、本実施形態の用紙搬送装置を備える画像形成装置の構成説明図である。画像形成装置100は、カラー画像形成装置であり、画像出力部1Pと、該画像出力部1Pの上部に配置されたリーダ部4及び操作部5と、を備える。リーダ部4は、原稿から原稿画像を読み取る画像読取装置である。操作部5は、入力インタフェースと出力インタフェースとを備えるユーザインタフェースである。入力インタフェースは、例えばタッチパネルや各種キーボタンである。出力インタフェースは、情報を表示する表示部やスピーカである。このような画像形成装置100は、例えば複写機、複合機、MFP(Multi Function Peripheral)等により実現される。
画像出力部1Pは、操作部5を介して取得する指示に応じて動作する。例えば画像出力部1Pは、リーダ部4で読み取った原稿画像を用紙Pに印刷することで原稿画像の複写動作を行う。また、画像出力部1Pは、不図示のストレージに格納された画像データに基づいて画像を用紙Pに印刷することでプリント動作を行う。画像出力部1Pは、画像形成ユニット10、給紙ユニット20、中間転写ユニット30、定着前搬送ユニット42、定着器40、反転両面ユニット50、両面搬送ユニット60、排紙ユニット70、及びレジユニット80を備えている。定着器40、定着前搬送ユニット42、両面搬送ユニット60、及びレジユニット80は、定着搬送ユニットとして一体に構成されており、画像形成装置100から容易に引き出し可能となっている。
画像形成ユニット10は、水平方向に沿って並設された4つの画像形成ステーションa~dを備えている。4つの画像形成ステーションa~dは同一の構成である。各画像形成ステーションa~dは、感光体である感光ドラム11a~11dを備えている。各感光ドラム11a~11dは、ドラム軸で軸支され、矢印方向に回転駆動される。各感光ドラム11a~11dの外周面に対向して、回転方向に沿って帯電器12a~12d、光学系13a~13d、現像器14a~14d、及びクリーナ15a~15dが配置されている。
帯電器12a~12dは、対応する感光ドラム11a~11dの表面に均一な帯電量の電荷を与える。これにより感光ドラム11a~11dの表面が一様に帯電する。光学系13a~13dは、画像データに応じて変調したレーザービーム等の光線を、対応する感光ドラム11a~11dの一様に帯電した表面に照射する。これにより各感光ドラム11a~11dの表面に静電潜像が形成される。現像器14a~14dは、それぞれブラック(k)、シアン(c)、マゼンタ(m)、イエロー(y)のトナーを収納する。現像器14a~14dは、対応する感光ドラム11a~11dに形成された静電潜像にトナーを供給し、顕像化してトナー像を形成する。感光ドラム11a~11d上に形成された各色のトナー像は、それぞれ後述する中間転写ユニット30の一次転写部としての一次転写ローラ35a~35dに所定の転写電圧が印加されることによって、後述の中間転写ベルト31に重畳して転写される。クリーナ15a~15dは、中間転写ベルト31に転写されずに感光ドラム11a~11d上に残留する残留トナーを掻き落として感光ドラム11a~11dの表面を清掃する。
給紙ユニット20は、用紙Pを収納するカセット21を備える。給紙ユニット20は、ピックアップローラ22、カセット21から給紙された用紙Pをレジユニット80まで搬送する複数の搬送ローラ23、24、及び搬送ガイド25を備えている。レジユニット80は、レジ前ローラ27及びレジストローラ26を備える。ピックアップローラ22はカセット21から用紙Pを一枚ずつ給紙する。給紙された用紙Pは、搬送ローラ23、24によって搬送ガイド25をレジ前ローラ27へ搬送される。レジ前ローラ27は、用紙Pをレジストローラ26へ搬送する。レジストローラ26は、用紙Pの斜行を補正するとともに、画像形成のタイミングに合わせて用紙Pを後述する中間転写ユニット30の二次転写領域Teに向けて搬送する。
中間転写ユニット30は、中間転写体として中間転写ベルト31を備えている。中間転写ベルト31は、駆動ローラ32、テンションローラ33、及び二次転写内ローラ34によって回転可能に張架されている。駆動ローラ32は、中間転写ベルト31に駆動力を伝達する。テンションローラ33は、不図示のバネ等の弾性部材の付勢力により、中間転写ベルト31に適度な張力を与える。中間転写ベルト31を挟んで二次転写内ローラ34と対向する位置に二次転写外ローラ36が配置されている。
中間転写ベルト31を介して各感光ドラム11a~11dのそれぞれと対向するように、一次転写ローラ35a~35dが配置されている。感光ドラム11a~11dと一次転写ローラ35a~35dとの当接部が一次転写領域Ta~Tdとなる。各感光ドラム11a~11dに形成されたトナー像は、一次転写領域Ta~Tdで中間転写ベルト31の画像形成面に重畳して転写される。
二次転写内ローラ34と二次転写外ローラ36との当接部は、二次転写部である二次転写領域Teとなる。中間転写ベルト31に転写された各色のトナー像は、二次転写領域Teで、レジストローラ26により搬送されてきた用紙Pに転写される。中間転写ベルト31を介してテンションローラ33と対向する位置にクリーナ37が配置されている。クリーナ37は、用紙Pにトナー像が転写された後の中間転写ベルト31の画像形成面をクリーニングする。
二次転写領域Teと定着器40の間には、定着前搬送ユニット42が配置されている。定着前搬送ユニット42は、搬送ベルトが用紙Pを吸着して回転することで、二次転写領域Teから定着器40へ用紙Pを搬送する。
定着器40は、定着前搬送ユニット42を経由して、二次転写領域Teから用紙Pが搬入される。定着器40は、定着ローラ41aと、加圧ローラ41bと、定着ローラ41aと加圧ローラ41bのニップ部へ用紙Pを導く不図示の定着前ガイドと、定着器40から用紙Pを排出する内排紙ローラ43と、を備える。定着ローラ41aは、内部にハロゲンヒータ等の熱源を備える。加圧ローラ41bは、定着ローラ41aに加圧される。なお、加圧ローラ41bにも熱源が備えられていてもよい。定着器40は、二次転写領域Teで用紙Pに転写されたトナー像を、ニップ部で加熱及び加圧することで、該用紙Pに画像を定着させる。内排紙ローラ43は、画像定着後の用紙Pを排紙ユニット70へ搬送する。
排紙ユニット70は、外排紙ローラ72と、排紙前ローラ73と、フラッパ74と、搬送ガイド76と、を備えている。外排紙ローラ72は、用紙Pを機外へ排出する。排紙前ローラ73は、反転両面ユニット50から用紙Pを引き込み、外排紙ローラ72へ搬送する。フラッパ74は、用紙Pの搬送先を、反転部としての反転両面ユニット50方向と外排紙ローラ72方向とのいずれかに振り分ける。搬送ガイド76は、フラッパ74により反転両面ユニット50方向へ振り分けられた用紙Pを反転両面ユニット50へ案内する。
反転両面ユニット50は、複数の反転ローラ51、52と、反転両面ローラ53、54と、反転両面ガイド55と、反転フラッパ56と、両面フラッパ57と、を備えている。反転ローラ51、52は、正転及び逆転可能に構成されている。反転フラッパ56は、反転排紙時に、反転両面ガイド55により反転された用紙Pを排紙ユニット70の排紙前ローラ73及び外排紙ローラ72方向へ導く。両面フラッパ57は、両面印刷時に用紙Pを両面搬送ユニット60方向へ導く。排紙ユニット70及び反転両面ユニット50のセンサ配置や駆動構成の詳細は後述する。
両面搬送ユニット60は、用紙Pを給紙ユニット20の搬送ガイド25へ搬送するために、複数の両面搬送ローラ61、62、63、64、65と、用紙Pをガイドする両面搬送ガイド66と、を備えている。両面印刷時には、片面(第1面)に画像が形成された用紙Pが、反転両面ユニット50及び両面搬送ユニット60により、画像が形成される面を反転して搬送ガイド25へ搬送され、反転した面(第2面)に画像が形成される。
以上のような構成の画像形成装置100は、画像形成動作開始信号を操作部5や図示しない外部装置から取得することで用紙Pへの画像形成を開始する。外部装置とは、LAN(Local Area Network)等のネットワークを介して接続されるパーソナルコンピュータやサーバである。
給紙ユニット20は、画像形成動作開始信号に応じて、ピックアップローラ22によりカセット21から用紙Pを一枚ずつ給紙する。給紙された用紙Pは、搬送ローラ23、24により搬送ガイド25をレジ前ローラ27へ搬送される。レジ前ローラ27は、停止状態のレジストローラ26へ用紙Pを搬送する。
用紙Pは、停止状態のレジストローラ26のニップ部に突き当てられることで先端側にループを形成する。ループの形成により用紙Pの斜行が補正される。斜行補正後、レジストローラ26は、画像形成ユニット10が画像形成を開始するタイミングに応じて回転を開始し、用紙Pを二次転写領域Teへ送り込む。レジストローラ26の回転開始時期は、用紙Pの先端と中間転写ベルト31が担持するトナー像の先端とが、二次転写領域Teで一致するようなタイミングに設定されている。
画像形成ユニット10は、画像形成動作開始信号に応じて、上記のプロセスにより、各感光ドラム11a、11b、11c、11dに、対応した色のトナー像を形成する。中間転写ベルト31の回転方向で最も上流に位置する感光ドラム11dから順に、中間転写ベルト31にトナー像が重畳して転写される。これにより中間転写ベルト31上にフルカラーのトナー像が形成される。中間転写ベルト31に担持されたフルカラーのトナー像は、中間転写ベルト31の回転により二次転写領域Teへ搬送される。
例えば感光ドラム11dに形成されたトナー像は、一次転写ローラ35dに高電圧が印加されることで、一次転写領域Tdにおいて中間転写ベルト31へ転写(一次転写)される。感光ドラム11dから転写されたトナー像は、中間転写ベルト31の回転により一次転写領域Tcへ搬送される。感光ドラム11cには、トナー像が一次転写領域Tdから一次転写領域Tcへ搬送される時間だけ遅延してトナー像が形成される。そのために感光ドラム11cに形成されたトナー像は、搬送されてきた中間転写ベルト31上のトナー像に重畳して転写される。以下、同様のプロセスで、順次、感光ドラム11a、11bから中間転写ベルト31へトナー像が転写される。
二次転写領域Teでは、用紙Pが中間転写ベルト31に接触するタイミングで二次転写外ローラ36に高電圧が印加される。これにより中間転写ベルト31に担持されるフルカラーのトナー像は、用紙Pへ転写(二次転写)される。トナー像が転写された用紙Pは、二次転写外ローラ36により定着前搬送ユニット42へ搬送される。定着前搬送ユニット42は、トナー像が転写された用紙Pを定着器40の定着ローラ41aと加圧ローラ41とのニップ部まで正確に搬送する。
定着器40は、定着ローラ41aと加圧ローラ41bとにより加熱及び加圧することによって、トナー像を用紙Pの表面に定着させる。なお、定着性の観点から、定着器40は、坪量350[g/m^2]等の厚紙を普通紙の約半分の搬送速度で搬送する。トナー像が定着された用紙は、内排紙ローラ43により定着器40から排紙ユニット70へ搬送される。
反転排紙時や両面印刷時の表面印刷後に裏面に画像を形成する場合、用紙Pは、フラッパ74により搬送ガイド76を介して反転両面ユニット50へ搬送される。ストレート排紙時や両面印刷時の裏面印刷後には、用紙Pは、フラッパ74により外排紙ローラ72へ搬送され、外排紙ローラ72により画像出力部1Pから機外へ排出される。なお、「反転排紙」とは、片面印刷時に画像が形成された面を下向きにして機外へ排出する処理である。「ストレート排紙」とは、片面印刷時に画像が形成された面を上向きにして機外へ排出する処理である。
反転両面ユニット50へ案内された用紙Pは、反転ローラ51、52及び反転両面ローラ53、54により、反転両面ガイド55へ搬送される。用紙Pは、反転排紙時には後端が反転ローラ51を通過した位置で停止し、両面印刷時には後端が反転ローラ52を通過した位置で停止する。用紙Pの停止後に反転ローラ51、52及び反転両面ローラ53、54は逆回転する。
反転排紙の場合、用紙Pは、反転フラッパ56により排紙ユニット70の排紙前ローラ73及び外排紙ローラ72方向へ搬送される。反転フラッパ56により案内された用紙Pは、排紙前ローラ73に引き込まれ、外排紙ローラ72により画像出力部1Pから機外へ排出される。
両面印刷の場合、用紙Pは、両面フラッパ57により両面搬送ユニット60方向へ搬送される。両面フラッパ57により両面搬送ユニット60に案内された用紙Pは、両面搬送ローラ61~65により両面搬送ガイド66を搬送されて、給紙ユニット20の搬送ガイド25に合流する。その後、用紙Pは、表面(第1面)の印刷時と同様のプロセスを経て裏面(第2面)に画像が形成される。両面に画像が形成された用紙Pは、ストレート排紙され、外排紙ローラ72により画像出力部1Pから機外へ排出される。
両面印刷の場合、用紙Pは、両面フラッパ57により両面搬送ユニット60方向へ搬送される。両面フラッパ57により両面搬送ユニット60に案内された用紙Pは、両面搬送ローラ61~65により両面搬送ガイド66を搬送されて、給紙ユニット20の搬送ガイド25に合流する。その後、用紙Pは、表面(第1面)の印刷時と同様のプロセスを経て裏面(第2面)に画像が形成される。両面に画像が形成された用紙Pは、ストレート排紙され、外排紙ローラ72により画像出力部1Pから機外へ排出される。
用紙Pは、例えば定着器40から反転両面ユニット50方向に搬送される際に、屈曲した搬送ガイド76(屈曲部)を通過する必要がある。用紙Pが厚紙の場合には、屈曲部の搬送時に高トルクの駆動力が必要になる。本実施形態の画像形成装置100(用紙搬送装置)は、厚紙のように搬送時に高トルクが必要になる用紙Pの搬送に適用することが有効である。
(制御システム)
図2は、画像形成装置100の制御システムの構成例示図である。システムコントローラ200は、画像形成装置100全体の動作を統括的に制御する。システムコントローラ200は、画像形成装置100内の各負荷の駆動制御、センサ類を用いた情報収集解析、画像処理部216による画像出力部1Pの動作制御、及び操作部5とのデータ交換等の役割を担っている。なお、図2では省略されているが、システムコントローラ200は、通信インタフェースを介して外部装置と通信可能に構成されていてもよい。
図2は、画像形成装置100の制御システムの構成例示図である。システムコントローラ200は、画像形成装置100全体の動作を統括的に制御する。システムコントローラ200は、画像形成装置100内の各負荷の駆動制御、センサ類を用いた情報収集解析、画像処理部216による画像出力部1Pの動作制御、及び操作部5とのデータ交換等の役割を担っている。なお、図2では省略されているが、システムコントローラ200は、通信インタフェースを介して外部装置と通信可能に構成されていてもよい。
システムコントローラ200は、CPU(Central Processing Unit)201、ROM(Read Only Memory)202、及びRAM(Random Access Memory)203を備える。システムコントローラ200には、画像処理部216、操作部5、アナログ・デジタル(A/D)変換部210、高圧制御部211、モータ制御部212、ファン制御部213、センサ類214、ACドライバ215、及びリーダ部4が接続される。システムコントローラ200は、接続された画像形成にかかわる各ユニットとの間でデータの送受信が可能である。
CPU201は、ROM202に格納された各種プログラムを実行することで、画像形成処理に関連する各種シーケンスを実行する。RAM203は、揮発性のメモリデバイスであり、CPU201が各種プログラムを実行する際のワークエリアを提供する。また、RAM203は、各種データを一時的に記憶する一時記憶領域を提供する。RAM203には、例えば、高圧制御部211に対する設定値、モータ制御部212に対する指令値、センサ類214から取得する検知結果、操作部5から取得する情報等が格納される。
システムコントローラ200は、画像処理部216に対して、画像形成処理に必要な画像形成装置100内の各デバイスの設定値を送信する。画像処理部216は、設定値に応じて画像形成装置100内の各デバイスの動作を制御する。また、システムコントローラ200は、リーダ部4からリーダ部4が読み取った原稿画像を表す画像データを取得する。システムコントローラ200は、取得した画像データを画像処理部216へ送信する。画像処理部216は、当該画像データに対して所定の処理を行い、画像出力部1Pによる画像形成に用いる。
システムコントローラ200は、ユーザが各種の設定を行うための操作画面を、操作部5の表示部に表示する。システムコントローラ200は、操作画面に応じたユーザからの指示を操作部5の入力インタフェースを介して受け付ける。例えばシステムコントローラ200は、操作部5を介して画像形成に用いる用紙Pのサイズ、坪量、印刷枚数、複写倍率や印刷濃度の設定値、片面印刷/両面印刷等の印刷条件の指示を受け付ける。
また、システムコントローラ200は、画像形成装置100の状態をユーザに通知するためのデータを操作部5に送信する。操作部5は、システムコントローラ200から受信した該データに基づいて、画像形成装置100の状態を示す情報(例えば、画像形成枚数、画像形成中か否かを示す情報、ジャムの発生及び発生個所を示す情報)を表示部に表示する。
また、システムコントローラ200は、画像形成装置100の状態をユーザに通知するためのデータを操作部5に送信する。操作部5は、システムコントローラ200から受信した該データに基づいて、画像形成装置100の状態を示す情報(例えば、画像形成枚数、画像形成中か否かを示す情報、ジャムの発生及び発生個所を示す情報)を表示部に表示する。
システムコントローラ200は、各デバイスからの信号(サーミスタ220やセンサ類214の検知結果等)を受信し、受信した信号に基づいて各デバイスを制御する。例えばシステムコントローラ200は、高圧制御部211に所定の設定値を入力する。高圧制御部211は、システムコントローラ200により設定される設定値に基づいて、高圧ユニット221に対して必要な電圧を供給する。高圧ユニット221は、例えば帯電器12a~12d、現像器14a~14d、及び一次転写ローラ35a~35d等の動作に高電圧を用いる部品である。システムコントローラ200により設定される設定値は、各デバイスからの信号に基づいて生成される。
A/D変換部210は、定着ヒータ225の温度を検知するためのサーミスタ220から検知信号を受信し、当該検知信号をデジタル信号に変換してシステムコントローラ200へ送信する。定着ヒータ225は、定着器40(定着ローラ41a)に設けられ、定着処理の際に用紙Pを加熱する熱源である。システムコントローラ200は、A/D変換部210から受信したデジタル信号に基づいて定着ヒータ225の温度を検知する。システムコントローラ200は、検知した定着ヒータ225の温度に基づいてACドライバ215を制御することで、定着ヒータ225の温度を定着処理のための所定の温度にフィードバック制御する。
システムコントローラ200は、モータ制御部212を介して、モータ222を駆動制御する。モータ制御部212は、システムコントローラ200から取得する指令値に基づいて、モータ222の駆動制御を行う。なお、図2ではモータを一つだけ記載するが、実際は複数のモータがモータ制御部212により駆動制御される。後述する反転モータ及び排紙モータもモータ222に含まれる。
システムコントローラ200は、ファン制御部213を介して、ファン223を駆動制御する。ファン制御部213は、システムコントローラ200から取得する指令値に基づいて、複数のファン223を駆動制御する。ファンの駆動制御により、機内のエアフロー制御が行われる。
(排紙ユニット70及び反転両面ユニット50の構成)
図3は、従来の排紙ユニット及び反転両面ユニットの詳細な構成説明図である。図3は、排紙ユニット70a及び反転両面ユニット50aのセンサ配置や駆動構成を例示する。定着器40は、用紙Pの搬送方向で内排紙ローラ43の下流側に、用紙Pを検知する内排紙センサ44を備える。
図3は、従来の排紙ユニット及び反転両面ユニットの詳細な構成説明図である。図3は、排紙ユニット70a及び反転両面ユニット50aのセンサ配置や駆動構成を例示する。定着器40は、用紙Pの搬送方向で内排紙ローラ43の下流側に、用紙Pを検知する内排紙センサ44を備える。
反転ローラ51aの排紙ユニット70a側には反転センサ58aが配置される。反転ローラ52aの反転ローラ51a側には反転両面センサ59aが配置される。システムコントローラ200は、反転センサ58aと反転両面センサ59aのそれぞれの用紙Pの検知結果に基づいて、反転両面ユニット50a内の用紙Pの搬送制御や停止位置の確認を行う。用紙Pの搬送方向で外排紙ローラ72aの上流側には排紙センサ75aが配置される。システムコントローラ200は、排紙センサ75aによる用紙Pの検知結果に基づいて、用紙Pの排出状態を検知する。
反転両面ユニット50aの反転ローラ51a、52aは、反転モータ600aを駆動源として回転駆動される。反転モータ600aの駆動力は、ギア602a、603aを介して反転ローラ51aに伝達される。反転ローラ51aと反転ローラ52aとは、ベルト607aにより駆動連結されている。反転モータ600aの駆動力は、ギア602a、603a及びベルト607aを介して反転ローラ52aに伝達される。
反転モータ600aは二方向に回転可能である。反転モータ600aがCW(Clockwise:時計回り(正転))方向に回転する場合、反転ローラ51a、52aは、定着器40から搬送される用紙Pを反転両面ユニット50aに引き込む方向に動作する。反転モータ600aがCCW(Counterclockwise:反時計回り(逆転))方向に回転する場合、反転ローラ51a、52aは逆回転し、用紙Pを排紙ユニット70a方向或いは両面搬送ユニット60方向へ送り出すように動作する。
排紙ユニット70aの外排紙ローラ72aと排紙前ローラ73aは、排紙モータ601aを駆動源として回転駆動される。排紙モータ601aの駆動力は、ギア604a、605aを介して排紙前ローラ73aに伝達される。排紙前ローラ73aと外排紙ローラ72aとは、ベルト606aにより駆動連結されている。排紙モータ601aの駆動力は、ギア604a、605a及びベルト606aを介して外排紙ローラ72aに伝達される。排紙モータ601aは、CW方向の一方向にのみ回転する。排紙モータ601aの回転により、外排紙ローラ72a及び排紙前ローラ73aは、用紙Pを機外に排出する方向に動作する。
図4は、本実施形態の排紙ユニット70及び反転両面ユニット50の詳細な構成説明図である。図4は、排紙ユニット70及び反転両面ユニット50のセンサ配置や駆動構成を例示する。定着器40は、用紙Pの搬送方向で内排紙ローラ43の下流側に、用紙Pを検知する内排紙センサ44を備える。本実施形態では、用紙搬送装置の構成及び動作を、排紙ユニット70及び反転両面ユニット50と、システムコントローラ200、モータ制御部212、反転モータ600、及び排紙モータ601の構成により説明する。反転モータ600及び排紙モータ601は、例えばステッピングモータである。反転モータ600及び排紙モータ601にステッピングモータを用いることで、排紙ユニット70及び反転両面ユニット50における用紙Pの正確な搬送速度の制御や位置制御が可能となる。
反転ローラ51の排紙ユニット70側には反転センサ58が配置される。反転ローラ52の反転ローラ51側には反転両面センサ59が配置される。システムコントローラ200は、反転センサ58と反転両面センサ59のそれぞれの用紙Pの検知結果に基づいて、反転両面ユニット50内の用紙Pの搬送制御や停止位置の確認を行う。用紙Pの搬送方向で外排紙ローラ72の上流側には排紙センサ75が配置される。システムコントローラ200は、排紙センサ75による用紙Pの検知結果に基づいて、用紙Pの排出状態を検知する。
反転両面ユニット50の反転ローラ51、52は、反転モータ600を駆動源として回転駆動される。反転モータ600の駆動力は、駆動力の伝達機構であるギア602及び二段ギア610を介して反転ローラ51に伝達される。ギア602は反転モータ600に接続され、二段ギア610は反転ローラ51に接続される。反転ローラ51と反転ローラ52とは、ベルト607により駆動連結されている。反転モータ600の駆動力は、ギア602、二段ギア610、及びベルト607を介して反転ローラ52に伝達される。
反転モータ600は二方向に回転可能である。反転モータ600がCW方向に回転する場合、反転ローラ51、52は、定着器40から搬送される用紙Pを反転両面ユニット50に引き込む方向に動作する。反転モータ600がCCW方向に回転する場合、反転ローラ51、52は逆回転し、用紙Pを排紙ユニット70方向或いは両面搬送ユニット60方向へ送り出すように動作する。
排紙ユニット70の外排紙ローラ72と排紙前ローラ73は、排紙モータ601を駆動源として回転駆動される。排紙モータ601の駆動力は、駆動力の伝達機構であるギア604、605を介して排紙前ローラ73に伝達される。ギア604は排紙モータ601に接続され、ギア605は排紙前ローラ73に接続される。排紙前ローラ73と外排紙ローラ72とは、ベルト606により駆動連結されている。排紙モータ601の駆動力は、ギア604、605及びベルト606を介して外排紙ローラ72に伝達される。排紙モータ601は二方向に回転可能である。ギア605はワンウェイクラッチギアである。そのために外排紙ローラ72及び排紙前ローラ73は、排紙モータ601がCW方向に回転する場合には用紙Pを機外に排出する方向に回転し、排紙モータ601がCCW方向に回転する場合には駆動力が伝達されないために回転しない。
なお、ギア604は、アイドラギア609に連結される。アイドラギア609は、アイドラギア軸612に一体に連結されている。アイドラギア軸612は、ワンウェイクラッチギア611を軸支する。ワンウェイクラッチギア611は、二段ギア610に連結される。アイドラギア609、アイドラギア軸612、及びワンウェイクラッチギア611により、排紙モータ601から反転ローラ51への駆動力の伝達機構が構成される。排紙モータ601がCCW方向に回転する場合、ワンウェイクラッチギア611が二段ギア610と噛み合うことで、排紙モータ601の駆動力が反転ローラ51、52に伝達される。このとき伝達される駆動力は、反転ローラ51、52が用紙Pを引き込む方向に働くことになる。そのために、このように伝達される駆動力は、用紙Pが屈曲部である搬送ガイド76を通過する際に、反転ローラ51、52の駆動力をアシストすることができる。なお、ワンウェイクラッチギア611を設けることで、反転モータ600の駆動力と、排紙モータ601の駆動力とが互いに干渉することが無い構成となっている。また、排紙モータ601の駆動力は、排紙前ローラ73及び外排紙ローラ72が用紙Pを搬送していないタイミングでのみ、反転ローラ51、52の駆動力をアシストする。
(排紙ユニット70及び反転両面ユニット50による用紙Pの搬送制御)
図5~図7は、排紙ユニット70及び反転両面ユニット50による用紙Pの搬送制御処理を表すフローチャートである。この処理は、システムコントローラ200内のCPU201により実行される。
図5~図7は、排紙ユニット70及び反転両面ユニット50による用紙Pの搬送制御処理を表すフローチャートである。この処理は、システムコントローラ200内のCPU201により実行される。
図5の処理は、排紙モータ601から反転両面ユニット50の反転ローラ51、52への駆動力のアシストを行うか否かの判断を行う処理を含む。図5の処理では、ジョブに応じた画像形成が行われる。
CPU201は、画像形成装置100に電源が投入されることでウォームアップ動作を行い、スタンバイ状態でジョブを受け付けたか否かを判断する(S501)。CPU201は、例えば操作部5や外部装置から画像形成動作開始信号を取得したか否かにより、ジョブを受け付けたか否かの判断を行う。ジョブを受け付けていない場合(S501:N)、CPU201は、スタンバイ状態となる。
ジョブを受け付けた場合(S501:Y)、CPU201は、ジョブが片面印刷を指示しているか否かを判断する(S502)。片面印刷が指示されている場合(S502:Y)、CPU201は、ジョブがストレート排紙を指示しているか否かを判断する(S503)。S502の処理及びS503の処理により、反転両面ユニット50に用紙Pが搬送されるか否かが判断される。これにより反転ローラ51、52への駆動力のアシストの要否が決定される。
ジョブがストレート排紙を指示している場合(S503:Y)、CPU201は、駆動力のアシストを行わない駆動アシスト無しモードを選択する(S505)。ジョブが両面印刷を指示している場合(S502:N)、或いはジョブがストレート排紙を指示せず反転排紙を指示している場合(S503:N)、CPU201は、画像形成に用いる用紙Pの坪量が所定量以上であるか否かを判断する。CPU201は、例えば用紙Pの坪量が350[g/m^2]以上であるか否かを判断する。これにより用紙Pが厚紙以上の坪量であるか否かが判断される。用紙Pは、坪量が大きくなるほど搬送持の駆動力が大きくなる。そのために坪量が所定量以上の場合には、駆動力のアシストが必要になる。
用紙Pの坪量が350[g/m^2]以上である場合(S504:Y)、CPU201は、駆動力のアシストを行う駆動アシスト有りモードを選択する(S506)。用紙Pの坪量が350[g/m^2]未満である場合(S504:N)、CPU201は、駆動アシスト無しモードを選択する(S505)。
駆動アシストの有無を選択したCPU201は、用紙Pの給送を開始する(S507)。その後、CPU201はジョブに応じた画像を用紙Pに形成する(S508)。CPU201は、画像を形成した用紙Pを機外に排出して、ジョブで指示された画像形成が終了したか否かを判断する(S509)。終了していない場合(S509:N)、CPU201は、次の用紙の給送を開始して該用紙への画像形成を行う(S507、S508)。終了した場合(S509:Y)、CPU201は、用紙Pの給送を停止してジョブを終了する。画像形成から排出までの処理の間、CPU201は、駆動アシストの有無に応じて用紙Pの搬送制御処理を行う。
図6は、駆動アシスト有りモードの場合の排紙ユニット70及び反転両面ユニット50の搬送制御処理を示す。上記の通り、駆動アシスト有りモードは、坪量が350[g/m^2]以上の用紙P(厚紙)を搬送する場合で、且つ屈曲部である搬送ガイド76を介して反転両面ユニット50に用紙Pを引き込む必要のあるジョブを実行する場合に選択される。反転両面ユニット50に用紙Pを引き込む必要のあるジョブは、両面印刷を指示するジョブ或いは反転排紙を指示するジョブである。
CPU201は、ジョブが両面印刷を指示しているか否かを判断する(S601)。両面印刷が指示されている場合(S601:Y)、CPU201は、定着処理が終了した用紙Pを内排紙センサ44が検知するまで待機する(S602:N)。内排紙センサ44が用紙Pを検知すると(S602:Y)、CPU201は、用紙Pを、反転両面ユニット50方向と排紙ユニット70方向のいずれへ搬送するかを判断する(S603)。CPU201は、表面(第1面)の画像形成が終わった用紙Pを反転両面ユニット50方向へ、裏面(第2面)の画像形成が終わった用紙Pを排紙ユニット70方向へ搬送するように、搬送方向を判断する。
反転両面ユニット50を搬送方向に選択した場合(S603:Y)、CPU201は、反転センサ58が用紙Pを検知する前に反転モータ600をCW方向、排紙モータ601をCCW方向に同時に駆動開始する(S604)。反転モータ600と排紙モータ601の二つのモータにより反転ローラ51を駆動することで、高トルクが必要な厚紙であっても屈曲部(搬送ガイド76)の搬送が安定して行われる。その後、CPU201は、反転両面センサ59が用紙Pを検知するまで待機する(S605:N)。反転両面センサ59が用紙Pを検知した場合(S605:Y)、CPU201は、反転モータ600と排紙モータ601の駆動を同時に停止する(S606)。
次いでCPU201は、両面搬送ユニット60方向へ用紙Pを搬送するために、反転モータ600を、回転方向をCCW方向に切り替えて駆動開始する(S607)。駆動開始後、CPU201は、反転両面センサ59により用紙Pが反転両面ユニット50を抜けたことを検知すると(S608:Y)、反転モータ600の駆動を停止する(S609)。以上により用紙Pが両面搬送ユニット60へ搬送される。引き続き用紙の搬送を行う場合、CPU201は、S602以降の処理を実行することになる。
排紙ユニット70方向を搬送方向に選択した場合(S603:N)、CPU201は、排紙モータ601による先行の用紙への駆動アシストが終了するまで待機する(S610:N)。駆動アシストが終了した場合(S610:Y)、CPU201は、排紙センサ75が用紙Pを検知する前に排紙モータ601をCW方向に駆動開始する(S611)。その後、CPU201は、排紙センサ75により用紙Pが機外へ排出されたことを検知すると(S612:Y)、外排紙ローラ72から用紙Pが抜けたタイミングで排紙モータ601の駆動を停止する(S613)。引き続き用紙の搬送を行う場合、CPU201は、S602以降の処理を実行することになる。
ジョブが片面印刷を指示する場合(S601:N)、CPU201は、定着処理が終了した用紙Pを内排紙センサ44が検知するまで待機する(S652:N)。内排紙センサ44が用紙Pを検知すると(S652:Y)、CPU201は、用紙Pを反転両面ユニット50方向へ搬送する(S653)。次にCPU201は、反転センサ58が用紙Pを検知する前に反転モータ600をCW方向、排紙モータ601をCCW方向に同時に駆動開始する(S654)。反転モータ600と排紙モータ601の二つのモータにより反転ローラ51を駆動することで、高トルクが必要な厚紙であっても屈曲部(搬送ガイド76)の搬送が安定して行われる。その後、CPU201は、反転両面センサ59が用紙Pを検知するまで待機する(S655:N)。反転両面センサ59が用紙Pを検知した場合(S655:Y)、CPU201は、反転モータ600と排紙モータ601の駆動を同時に停止する(S656)。
次いでCPU201は、排紙ユニット70方向へ用紙Pを搬送するために、反転モータ600の回転方向をCCW、排紙モータ601の回転方向をCWに切り替えて駆動開始する(S657)。駆動開始後、CPU201は、反転センサ58により用紙Pが反転両面ユニット50を抜けたことを検知すると(S658:Y)、反転モータ600の駆動を停止する(S659)。その後、CPU201は、排紙センサ75により用紙Pが機外へ排出されたことを検知すると(S660:Y)、外排紙ローラ72から用紙Pが抜けたタイミングで排紙モータ601の駆動を停止する(S661)。引き続き用紙の搬送を行う場合、CPU201は、S652以降の処理を実行することになる。
図7は、駆動アシスト無しモードの場合の排紙ユニット70及び反転両面ユニット50の搬送制御処理を示す。上記の通り、駆動アシスト無しモードは、ストレート排紙の場合或いは坪量が350[g/m^2]未満の用紙Pを搬送する場合である。
CPU201は、ジョブが両面印刷を指示しているか否かを判断する(S701)。両面印刷が指示されている場合(S701:Y)、CPU201は、定着処理が終了した用紙Pを内排紙センサ44が検知するまで待機する(S702:N)。内排紙センサ44が用紙Pを検知すると(S702:Y)、CPU201は、用紙Pを、反転両面ユニット50方向と排紙ユニット70方向のいずれへ搬送するかを判断する(S703)。CPU201は、表面(第1面)の画像形成が終わった用紙Pを反転両面ユニット50方向へ、裏面(第2面)の画像形成が終わった用紙Pを排紙ユニット70方向へ搬送するように、搬送方向を判断する。
反転両面ユニット50を搬送方向に選択した場合(S703:Y)、CPU201は、反転センサ58が用紙Pを検知する前に反転モータ600をCW方向に駆動開始する(S704)。その後、CPU201は、反転両面センサ59が用紙Pを検知するまで待機する(S705:N)。反転両面センサ59が用紙Pを検知した場合(S705:Y)、CPU201は、反転モータ600の駆動を停止する(S706)。
次いでCPU201は、両面搬送ユニット60方向へ用紙Pを搬送するために、反転モータ600を、回転方向をCCW方向に切り替えて駆動開始する(S707)。駆動開始後、CPU201は、反転両面センサ59により用紙Pが反転両面ユニット50を抜けたことを検知すると(S708:Y)、反転モータ600の駆動を停止する(S709)。以上により用紙Pが両面搬送ユニット60へ搬送される。引き続き用紙の搬送を行う場合、CPU201は、S702以降の処理を実行することになる。
排紙ユニット70方向を搬送方向に選択した場合(S703:N)、CPU201は、排紙センサ75が用紙Pを検知する前に排紙モータ601をCW方向に駆動開始する(S711)。その後、CPU201は、排紙センサ75により用紙Pが機外へ排出されたことを検知すると(S712:Y)、外排紙ローラ72から用紙Pが抜けたタイミングで排紙モータ601の駆動を停止する(S713)。引き続き用紙の搬送を行う場合、CPU201は、S702以降の処理を実行することになる。
ジョブが片面印刷を指示する場合(S701:N)、CPU201は、ジョブが反転排紙を指示しているか否かを判断する(S751)。反転排紙が指示されている場合(S751:Y)、CPU201は、定着処理が終了した用紙Pを内排紙センサ44が検知するまで待機する(S752:N)。内排紙センサ44が用紙Pを検知すると(S752:Y)、CPU201は、用紙Pを反転両面ユニット50方向へ搬送する(S753)。次にCPU201は、反転センサ58が用紙Pを検知する前に反転モータ600をCW方向に駆動開始する(S754)。その後、CPU201は、反転両面センサ59が用紙Pを検知するまで待機する(S755:N)。反転両面センサ59が用紙Pを検知した場合(S755:Y)、CPU201は、反転モータ600の駆動を停止する(S756)。
次いでCPU201は、排紙ユニット70方向へ用紙Pを搬送するために、反転モータ600の回転方向をCCW、排紙モータ601の回転方向をCWに切り替えて駆動開始する(S757)。駆動開始後、CPU201は、反転センサ58により用紙Pが反転両面ユニット50を抜けたことを検知すると(S758:Y)、反転モータ600の駆動を停止する(S759)。その後、CPU201は、排紙センサ75により用紙Pが機外へ排出されたことを検知すると(S760:Y)、外排紙ローラ72から用紙Pが抜けたタイミングで排紙モータ601の駆動を停止する(S761)。引き続き用紙の搬送を行う場合、CPU201は、S752以降の処理を実行することになる。
ジョブがストレート排紙を指示している場合(S751:N)、CPU201は、定着処理が終了した用紙Pを内排紙センサ44が検知するまで待機する(S762:N)。内排紙センサ44が用紙Pを検知すると(S762:Y)、CPU201は、用紙Pを排紙ユニット70方向へ搬送する(S763)。次にCPU201は、排紙センサ75が用紙Pを検知する前に排紙モータ601をCW方向に駆動開始する(S764)。その後、CPU201は、排紙センサ75により用紙Pが機外へ排出されたことを検知すると(S765:Y)、外排紙ローラ72から用紙Pが抜けたタイミングで排紙モータ601の駆動を停止する(S766)。引き続き用紙の搬送を行う場合、CPU201は、S762以降の処理を実行することになる。
(排紙ユニット70及び反転両面ユニット50による用紙Pの搬送タイミング)
図8は、片面印刷でストレート排紙を行う場合の用紙Pの搬送タイミングを表すタイミングチャートである。
図8は、片面印刷でストレート排紙を行う場合の用紙Pの搬送タイミングを表すタイミングチャートである。
図8(a)は、普通紙が搬送される場合の各センサの検知結果と各モータを駆動制御するための駆動制御信号を示す。ストレート排紙の場合、内排紙センサ44の検知位置を通過した用紙Pが排紙ユニット70方向に搬送されるため、反転モータ600は動作しない。内排紙センサ44が一枚目の用紙Pの先端を検知したタイミングで排紙モータ601が駆動開始する。このときの排紙モータ601の回転方向はCW方向であり、外排紙ローラ72に駆動力が伝わるように動作する。排紙モータ601はジョブ終了まで駆動される。
図8(b)は、厚紙が搬送される場合の各センサの検知結果と各モータの駆動制御信号を示す。図8(a)と同様に、ストレート排紙の場合、内排紙センサ44の検知位置を通過した用紙Pが排紙ユニット70方向に搬送されるため、反転モータ600は動作しない。内排紙センサ44が一枚目の用紙Pの先端を検知したタイミングで排紙モータ601が駆動開始する。このときの排紙モータ601の回転方向はCW方向であり、外排紙ローラ72に駆動力が伝わるように動作する。排紙モータ601はジョブ終了まで駆動される。
なお、厚紙の搬送速度は普通紙よりも遅く設定されており、排紙モータ601の回転速度も普通紙の場合よりも遅く設定される。例えば、厚紙の搬送速度は普通紙の搬送速度の1/2であり、排紙モータ601の回転速度も1/2となる。ストレート排紙の場合、反転ローラ51は駆動しないため、駆動アシスト無しモードによる動作になる。
図9は、片面印刷で反転排紙を行う場合の用紙Pの搬送タイミングを表すタイミングチャートである。
図9(a)は、普通紙が搬送される場合の各センサの検知結果と各モータの駆動制御信号を示す。反転排紙の場合、内排紙センサ44の検知位置を通過した用紙Pは、反転両面ユニット50方向に搬送される。内排紙センサ44が一枚目の用紙Pの先端を検知した後、反転センサ58が用紙Pの先端を検知する前に、反転モータ600がCW方向に駆動開始する。反転モータ600は、反転センサ58が用紙Pの後端を検知したタイミングで停止する。その後、用紙Pを排紙ユニット70方向に搬送するために、反転モータ600の回転方向をCCW方向に切り替え、反転モータ600と排紙モータ601を駆動する。このときの排紙モータ601は、回転方向がCW方向であり、排紙前ローラ73及び外排紙ローラ72に駆動力が伝わるように動作する。二枚目以降も同様のタイミングで動作する。
以上のように普通紙を反転排紙する場合、駆動アシスト無しモードによる動作となる。なお、本実施形態では排紙モータ601を間欠駆動としたが、排紙モータ601は、停止することなく連続的にCW方向に回転駆動してもよい。
図9(b)は、厚紙が搬送される場合の各センサの検知結果と各モータの駆動制御信号を示す。反転排紙の場合、内排紙センサ44の検知位置を通過した用紙Pは、反転両面ユニット50方向に搬送される。内排紙センサ44が一枚目の用紙Pの先端を検知した後、反転センサ58が用紙Pの先端を検知する前に、反転モータ600と排紙モータ601が同時に駆動開始する。このとき、反転モータ600がCW方向、排紙モータ601がCCW方向に回転し、二つのモータの駆動力により反転ローラ51が回転駆動される。反転モータ600及び排紙モータ601は、反転センサ58が用紙Pの後端を検知したタイミングで停止する。
その後、用紙Pを排紙ユニット70方向に搬送するために、反転モータ600の回転方向をCCW方向に、排紙モータ601の回転方向をCW方向にそれぞれ切り替えて、反転モータ600と排紙モータ601を駆動する。反転センサ58が排紙ユニット70方向へ搬送された用紙Pの後端を検知すると、反転モータ600が停止する。排紙モータ601は、排紙センサ75が機外に排出される用紙Pの後端を検知した後、用紙Pが外排紙ローラ72の検知位置を通過したタイミングで停止する。二枚目以降も同様のタイミングで動作する。以上のように厚紙を反転排紙する場合、排紙モータ601により反転ローラ51をアシスト駆動するため、駆動アシスト有りモードで用紙Pが搬送される。
図10は、両面印刷時の用紙Pの搬送タイミングを表すタイミングチャートである。
図10(a)は、普通紙が搬送される場合の各センサの検知結果と各モータの駆動制御信号を示す。両面印刷の場合、表面(第1面)への画像形成が終了して内排紙センサ44の検知位置を通過した用紙Pは、反転両面ユニット50方向へ搬送される。内排紙センサ44が一枚目の用紙Pの先端を検知した後、反転センサ58が用紙Pの先端を検知する前に、反転モータ600がCW方向に駆動開始する。反転モータ600は、反転両面センサ59が用紙Pの後端を検知すると停止する。
その後、用紙Pを両面搬送ユニット60方向に搬送するため、反転モータ600は回転方向をCCWに切り替えて駆動開始する。反転モータ600は、反転両面センサ59が両面搬送ユニット60方向に搬送された用紙Pの後端を検知すると停止する。反転モータ600は、二枚目以降の用紙に対しても同様のタイミングで動作する。
三枚目の用紙の表面への画像形成が終了し、三枚目の用紙が内排紙センサ44の検知位置を通過した後に、裏面(第2面)に画像形成された一枚目の用紙が搬送される。裏面の画像形成が終了して内排紙センサ44の検知位置を通過した一枚目の用紙は、排紙ユニット70方向に搬送される。内排紙センサ44が裏面の画像形成が終了した一枚目の用紙の先端を検知した後、用紙が外排紙ローラ72に到達する前に排紙モータ601が駆動開始する。その後、排紙モータ601は、排紙センサ75が機外へ排出する一枚目の用紙の後端を検知して、該用紙が外排紙ローラ72を通過したタイミングで停止する。このときの排紙モータ601の回転方向はCW方向であり、排紙前ローラ73及び外排紙ローラ72に駆動力が伝達されるように動作する。排紙モータ601は、二枚目以降の用紙に対しても同様のタイミングで動作する。
以上のように普通紙への両面印刷の場合、駆動アシスト無しモードによる動作となる。なお、本実施形態では排紙モータ601を間欠駆動としたが、排紙モータ601は、停止することなく連続的にCW方向に駆動してもよい。また、本実施形態の両面印刷では、三枚目の用紙以降は、表面印刷済みの用紙と裏面印刷済みの用紙が交互に搬送されるものとする。
図10(b)は、厚紙が搬送される場合の各センサの検知結果と各モータの駆動制御信号を示す。両面印刷の場合、表面(第1面)への画像形成が終了して内排紙センサ44の検知位置を通過した用紙Pは、反転両面ユニット50方向へ搬送される。内排紙センサ44が一枚目の用紙Pの先端を検知した後、反転センサ58が用紙Pの先端を検知する前に、反転モータ600と排紙モータ601が同時に駆動開始する。このとき、反転モータ600がCW方向、排紙モータ601がCCW方向に回転し、二つのモータの駆動力により反転ローラ51が回転駆動される。反転モータ600及び排紙モータ601は、反転両面センサ59が用紙Pの後端を検知下タイミングで停止する。
その後、用紙Pを両面搬送ユニット60方向に搬送するため、反転モータ600は回転方向をCCWに切り替えて駆動開始する。反転モータ600は、反転両面センサ59が両面搬送ユニット60方向に搬送された用紙Pの後端を検知すると停止する。反転モータ600は、二枚目以降の用紙に対しても同様のタイミングで動作する。
三枚目の用紙の表面への画像形成が終了し、三枚目の用紙が内排紙センサ44の検知位置を通過した後に、裏面(第2面)に画像形成された一枚目の用紙が搬送される。裏面の画像形成が終了して内排紙センサ44の検知位置を通過した一枚目の用紙は、排紙ユニット70方向に搬送される。
内排紙センサ44が裏面の画像形成が終了した一枚目の用紙の先端を検知するタイミングで、排紙モータ601が先行する用紙を反転両面ユニット50へ引き込む。そのために、反転ローラ51がアシスト駆動される。排紙モータ601は、反転両面センサ59が先行する用紙の後端を検知したタイミングで停止する。その後、排紙モータ601は、回転方向をCW方向に切り替えて駆動開始する。なお、用紙が排紙センサ75の検知位置に到達する前に排紙モータ601が駆動開始する。その後、排紙モータ601は、排紙センサ75が機外に排出される用紙の後端を検知し、用紙が外排紙ローラ72の検知位置を通過したタイミングで停止する。
以上のように厚紙への両面印刷の場合、駆動アシスト有りモードによる動作となる。そのために、排紙モータ601が反転ローラ51をアシスト駆動する。
以上のように本実施形態の画像形成装置100は、反転ローラ51による用紙Pの搬送に高トルクが必要になる条件が満たされる場合に、本来、該部位における用紙Pの搬送に用いられないモータ(駆動源)の駆動力により、搬送をアシストする。高トルクが必要になる条件とは、例えば搬送ガイド76のような屈曲部への用紙Pの搬送や、厚紙のような搬送に高トルクが必要になる種類の用紙の搬送である。駆動力のアシストにより、高トルクが必要になる条件が満たされる場合であっても、用紙Pを安定して搬送することが可能となる。このように画像形成装置100は、新たな駆動源の追加や大幅なコストアップをすることなく、用紙搬送のための駆動力の高出力化が可能となる。
上記の説明では、搬送ガイド76を用紙が通過する場合の駆動力のアシストについて説明した。駆動力のアシストは、この位置以外にも、例えば反転ローラ52と両面搬送ローラ61との間の経路や、両面搬送ローラ65と搬送ローラ24との間の経路のような位置でも行われてもよい。これらの位置であっても、厚紙を搬送する際に、両面搬送ローラ61や搬送ローラ24の駆動力を、これらのローラに駆動力を与える本来のモータ以外のモータから与えるようにしてもよい。
本実施形態の用紙搬送装置は、画像形成装置100の他にも、用紙を搬送する構成を備える装置であればどのような装置であっても適用可能である。例えば、搬送ガイドに屈曲部を備えるスキャナ等の画像読取装置にも本実施形態の用紙搬送装置は適用可能である。この場合、画像読取時の用紙(原稿)の搬送速度を安定させるために、適切な搬送速度の制御や位置制御が行われる。
Claims (11)
- 用紙を搬送する第1搬送ローラと、
前記第1搬送ローラに駆動力を与えて前記第1搬送ローラを回転駆動する第1駆動手段と、
前記第1駆動手段から前記第1搬送ローラへ駆動力を伝達する第1伝達機構と、
前記用紙を搬送する第2搬送ローラと、
前記第2搬送ローラに駆動力を与えて前記第2搬送ローラを回転駆動する第2駆動手段と、
前記第2駆動手段から前記第2搬送ローラへ駆動力を伝達する第2伝達機構と、
前記第2駆動手段から前記第1搬送ローラへ駆動力を伝達することができる第3伝達機構と、
前記第1駆動手段と前記第2駆動手段の動作を制御する制御手段と、を備えており、
前記制御手段は、前記第1搬送ローラによる前記用紙の搬送に高トルクが必要になる条件が満たされる場合に、前記第2駆動手段による駆動力を前記第3伝達機構を介して前記第1搬送ローラに伝達することで、前記第1搬送ローラを前記第1駆動手段による駆動力と前記第2駆動手段による駆動力で回転駆動することを特徴とする、
用紙搬送装置。 - 前記制御手段は、前記第2駆動手段から前記第2伝達機構を介して前記第2搬送ローラに駆動力が伝達されていないときに、前記第2駆動手段による駆動力を前記第3伝達機構を介して前記第1搬送ローラに伝達することを特徴とする、
請求項1記載の用紙搬送装置。 - 前記第2駆動手段は、第1方向と第2方向の二方向に回転可能であり、前記第1方向に回転する場合に前記第2伝達機構を介して前記第2搬送ローラに駆動力が伝達され、前記第2方向に回転する場合に前記第3伝達機構を介して前記第1搬送ローラに駆動力が伝達されることを特徴とする、
請求項1又は2記載の用紙搬送装置。 - 前記第2伝達機構は、前記第2駆動手段に接続されるギアと前記第2搬送ローラに接続されるワンウェイクラッチギアを有しており、前記第2駆動手段が前記第1方向に回転する場合に前記第2駆動手段の駆動力を前記第2搬送ローラへ伝達し、
前記第3伝達機構は、アイドラギアとワンウェイクラッチギアを有しており、前記第2駆動手段が前記第2方向に回転する場合に前記第2駆動手段の駆動力を前記第1搬送ローラへ伝達することを特徴とする、
請求項3記載の用紙搬送装置。 - 前記第2伝達機構の前記ギアと前記第3伝達機構の前記アイドラギアが連結されており、前記アイドラギアに連結されるアイドラギア軸が前記第3伝達機構の前記ワンウェイクラッチギアを軸支するように構成されることを特徴とする、
請求項4記載の用紙搬送装置。 - 前記第1伝達機構は、前記第1駆動手段に接続されるギアと前記第1搬送ローラに接続される二段ギアを有しており、前記二段ギアと前記第3伝達機構の前記ワンウェイクラッチギアが連結されていることを特徴とする、
請求項5記載の用紙搬送装置。 - 前記制御手段は、前記第2駆動手段による駆動力を前記第3伝達機構を介して前記第1搬送ローラに伝達させる際に、前記第1駆動手段と前記第2駆動手段を同時に駆動開始させることを特徴とする、
請求項1~6のいずれか1項記載の用紙搬送装置。 - 前記第1搬送ローラは、第1搬送ガイドを搬送される前記用紙を第2搬送ガイドへ搬送し、且つ回転方向を切り替えることで前記第2搬送ガイドを搬送される前記用紙を第3搬送ガイドへ搬送し、
前記第2搬送ローラは、前記第3搬送ガイドに前記用紙を搬送し、
前記制御手段は、前記第1搬送ローラが前記第1搬送ガイドから前記第2搬送ガイドへ前記用紙を搬送する場合に、前記第3伝達機構により前記第2駆動手段の駆動力を前記第1搬送ローラへ伝達し、前記第2搬送ローラが前記第3搬送ガイドに前記用紙を搬送する場合に、前記第2伝達機構により前記第2駆動手段の駆動力を前記第2搬送ローラへ伝達することを特徴とする、
請求項1~7のいずれか1項記載の用紙搬送装置。 - 前記制御手段は、前記用紙の坪量が所定量以上の場合に、前記第1搬送ローラによる前記用紙の搬送に高トルクが必要になる条件が満たされると判断することを特徴とする、
請求項1~8のいずれか1項記載の用紙搬送装置。 - 前記制御手段は、前記用紙の搬送方向で前記第1搬送ローラの上流側の搬送ガイドが屈曲している場合に、前記第1搬送ローラによる前記用紙の搬送に高トルクが必要になる条件が満たされると判断することを特徴とする、
請求項1~9のいずれか1項記載の用紙搬送装置。 - 請求項1~10のいずれか1項に記載の用紙搬送装置と、
用紙に画像を形成する画像形成手段と、を備えることを特徴とする、
画像形成装置。
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2022
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