JP2022171129A - 情報処理装置、プログラム、および情報処理方法 - Google Patents

情報処理装置、プログラム、および情報処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】曜日や時間帯毎に異なる手当を支払う場合における時給管理の複雑化を軽減できる情報処理装置、プログラム、および情報処理方法を提供することを課題とする。【解決手段】本実施形態では、手当マスタデータを参照して、社員の勤務情報データに適用される手当の種類および手当の単価を取得し、勤務情報データを基に、取得した種類別に、手当の支払対象となる支払対象時間数を計算する処理と、取得した種類別かつ労働条件別に、割増賃金の発生対象となる発生対象時間数を計算する処理と、を実行し、計算した支払対象時間数および取得した単価を基に、取得した種類別に、手当の金額を計算する処理と、計算した発生対象時間数、取得した単価、および労働条件別の割増賃金率を基に、取得した種類別かつ労働条件別に、割増賃金を計算する処理と、を実行する。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置、プログラム、および情報処理方法に関する。
近年の少子高齢化による生産年齢人口の減少に伴い、あらゆる業界で人材不足が進んでいる。その中でも、小売業界では、「長時間労働」「休日の少なさ」「低賃金」等、小売業界特有の事情もあり、人手の確保が深刻な問題となっている。求職者の注視する点も多様化してきているが、人手の確保に即効性があるのは、賃金の引き上げであると考えられる。
多店舗展開するような企業の中には、集客の多い都市部と集客の少ない郊外とで、店舗毎に基本時給に差をつけたり、勤務内容に応じた手当を支払ったりすることで、金銭面での労働条件の改善を行っている企業も増えてきている。
特開2015-225550号公報
ところで、店舗毎に基本時給に差をつけたり、勤務内容に応じた手当を支払ったりすることで金銭面での労働条件の改善を行った場合、店舗毎に、一日の中で基本時給、繁忙時間帯手当等の複数の時給管理が発生することになり、従来の時給の登録方法ではその管理が複雑になる。すなわち、従来は、一日の中で時間帯毎に区切って時給を登録するため、同一時間帯に複数の時給が重なる場合、時給金額を合算して時給を登録する必要があるため、時給の管理が複雑になる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、曜日や時間帯毎に異なる手当を支払う場合における時給管理の複雑化を軽減できる情報処理装置、プログラム、および情報処理方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る情報処理装置は、制御部と記憶部を備える情報処理装置であって、前記記憶部は、手当の種類、手当の単価、および手当の発生条件が社員の属性別に設定されている手当マスタデータを格納し、前記制御部は、前記手当マスタデータを参照して、社員の勤務情報データに適用される手当の種類および手当の単価を取得し、前記勤務情報データを基に、前記取得した種類別に、手当の支払対象となる支払対象時間数を計算する処理と、前記取得した種類別かつ労働条件別に、割増賃金の発生対象となる発生対象時間数を計算する処理と、を実行し、前記計算した支払対象時間数および前記取得した単価を基に、前記取得した種類別に、手当の金額を計算する処理と、前記計算した発生対象時間数、前記取得した単価、および労働条件別の割増賃金率を基に、前記取得した種類別かつ労働条件別に、割増賃金を計算する処理と、を実行すること、を特徴とする。
また、本発明に係るプログラムは、情報処理装置の制御部に実行させるための、手当の種類、手当の単価、および手当の発生条件が社員の属性別に設定されている手当マスタデータを参照して、社員の勤務情報データに適用される手当の種類および手当の単価を取得する手当取得ステップと、前記勤務情報データを基に、前記取得した種類別に、手当の支払対象となる支払対象時間数を計算する処理と、前記取得した種類別かつ労働条件別に、割増賃金の発生対象となる発生対象時間数を計算する処理と、を実行する時間数計算ステップと、前記計算した支払対象時間数および前記取得した単価を基に、前記取得した種類別に、手当の金額を計算する処理と、前記計算した発生対象時間数、前記取得した単価、および労働条件別の割増賃金率を基に、前記取得した種類別かつ労働条件別に、割増賃金を計算する処理と、を実行する金額計算ステップと、を含む。
また、本発明に係る情報処理方法は、情報処理装置の制御部に実行させるための、手当の種類、手当の単価、および手当の発生条件が社員の属性別に設定されている手当マスタデータを参照して、社員の勤務情報データに適用される手当の種類および手当の単価を取得する手当取得ステップと、前記勤務情報データを基に、前記取得した種類別に、手当の支払対象となる支払対象時間数を計算する処理と、前記取得した種類別かつ労働条件別に、割増賃金の発生対象となる発生対象時間数を計算する処理と、を実行する時間数計算ステップと、前記計算した支払対象時間数および前記取得した単価を基に、前記取得した種類別に、手当の金額を計算する処理と、前記計算した発生対象時間数、前記取得した単価、および労働条件別の割増賃金率を基に、前記取得した種類別かつ労働条件別に、割増賃金を計算する処理と、を実行する金額計算ステップと、を含む。
本発明は、曜日や時間帯毎に異なる手当を支払う場合における時給管理の複雑化を軽減できる、という効果を奏する。
図1は、本実施形態に係る業務支援装置の構成の一例を示すブロック図である。 図2は、本実施形態に係る業務支援装置の社員の賃金の登録処理の一例を説明するための図である。 図3は、本実施形態に係る業務支援装置において社員の手当の集計区分および加算時給金額の取得処理において表示される画面の一例を示す図である。 図4は、本実施形態に係る業務支援装置における事由明細データの生成処理の一例を説明するための図である。 図5は、本実施形態に係る業務支援装置における加算時給明細データの生成処理の一例を説明するための図である。 図6は、本実施形態に係る業務支援装置における基準時刻明細データの生成処理の一例を説明するための図である。 図7は、本実施形態に係る業務支援装置における事由明細分割データの生成処理の一例を説明するための図である。 図8は、本実施形態に係る業務支援装置における事由明細分割データの分割処理の一例を説明するための図である。 図9は、本実施形態に係る業務支援装置における事由明細分割抽出データの生成処理の一例を説明するための図である。 図10は、本実施形態に係る業務支援装置における支払対象時間数および発生対象時間数の計算処理の一例を説明するための図である。 図11は、本実施形態に係る業務支援装置における集計金額および割増賃金の計算結果の表示例を示す図である。
以下に、本発明に係る情報処理装置、プログラムおよび情報処理方法の実施形態を、図面に基づいて詳細に説明する。なお、本実施形態により本発明が限定されるものではない。
[1.構成および処理]
本実施形態に係る業務支援装置(本発明に係る情報処理装置を含む)の構成の一例について、図1等を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る業務支援装置の構成の一例を示すブロック図である。
業務支援装置100は、市販のデスクトップ型パーソナルコンピュータを基に構築したものである。なお、業務支援装置100は、デスクトップ型パーソナルコンピュータのような据置型情報処理装置を基に構築したものに限らず、市販のノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)、スマートフォンまたはタブレット型パーソナルコンピュータなどの携帯型情報処理装置を基に構築したものであってもよい。
業務支援装置100は、制御部102と通信インターフェース部104と記憶部106と入出力インターフェース部108と、を備えている。業務支援装置100が備えている各部は、任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
通信インターフェース部104は、ルータ等の通信装置および専用線等の有線または無線の通信回線を介して、業務支援装置100をネットワーク300に通信可能に接続する。通信インターフェース部104は、他の装置と通信回線を介してデータを通信する機能を有する。ここで、ネットワーク300は、業務支援装置100とサーバ装置200とを相互に通信可能に接続する機能を有し、例えばインターネットやLAN(Local Area Network)等である。なお、記憶部106に格納されるデータは、例えばサーバ装置200に格納されてもよい。
入出力インターフェース部108には、入力装置112および出力装置114が接続されている。出力装置114には、モニタ(家庭用テレビを含む)の他、スピーカやプリンタを用いることができる。入力装置112には、キーボード、マウス、及びマイクの他、マウスと協働してポインティングデバイス機能を実現するモニタを用いることができる。なお、以下では、出力装置114をモニタ114とし、入力装置112をキーボード112またはマウス112として記載する場合がある。
記憶部106には、各種のデータベース、テーブルおよびファイルなどが格納される。記憶部106には、OS(Operating System)と協働してCPU(Central Processing Unit)に命令を与えて各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録される。記憶部106として、例えば、RAM(Random Access Memory)・ROM(Read Only Memory)等のメモリ装置、ハードディスクのような固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および光ディスク等を用いることができる。
記憶部106は、加算時給マスタ106a(手当マスタの一例)、および社員の勤務データ106b(勤務情報データの一例)、祝日設定マスタ106c、不在事由マスタ106d等を格納する記憶部の一例である。
ここで、加算時給マスタ106aは、手当の種類(例えば、土日祝手当、繁忙時間手当。以下、集計区分と言う。)、手当の単価(以下、加算時給金額と言う)、および手当の発生条件が、社員の属性(例えば、社員の所属、社員区分)別に設定されている手当マスタデータの一例である。ここで、手当の発生条件は、手当の開始日である有効期間開始、手当の終了日である有効期間終了、手当が発生する曜日、手当の開始時刻、および手当の終了時刻等を含む。
また、勤務データ106bは、社員、勤務日、属性情報、および勤務情報を社員の属性別に示すデータである。ここで、社員の勤務情報は、社員の勤務のシフト時間、社員の出退実績、休憩時間、不在事由等を、社員の属性別に示すデータである。
祝日設定マスタ106cは、祝日である対象日、および当該祝日の名称が設定されている。不在事由マスタ106dは、社員の不在事由、および当該不在事由の種別が設定されている。
図2は、本実施形態に係る業務支援装置の社員の賃金の登録処理の一例を説明するための図である。従来の賃金の登録方法では、同一の時間帯に複数の時給(手当)の登録を行っていなかった。そのため、従来の賃金の登録方法では、図2に示すように、時間帯の単位で、基本時給と手当とのトータル金額を計算の上、各時間帯の時給(賃金)を登録する必要がある。そのため、基本時給および各種の手当の集計時間と集計金額とを分けて管理することができない。また、時給の改定が発生する度に、各時間帯の時給の登録のやり直しが発生する。
そこで、本実施形態に係る業務支援装置100は、図2に示すように、各時間帯の基本時給と各種手当とを分けて登録し、基本時給と各種手当の集計金額を分けて算出する。本実施形態に係る業務支援装置100は、例えば、店舗の基本時給として、6時間(09:00~12:00,13:00~14:00,16:00~18:00)×950円=5,700円を算出する。また、本実施形態に係る業務支援装置100は、例えば、土日祝手当として、6時間(09:00~12:00,13:00~14:00,16:00~18:00)×100円=600円を算出する。また、本実施形態に係る業務支援装置100は、繁忙時間手当として、2時間(11:00~12:00,13:00~14:00)×50円=100円を算出する。
本実施形態に係る業務支援装置100は、上述した社員の賃金の算出方法を実現するために、以下の処理を実行する。本実施形態に係る業務支援装置100は、社員の時給の登録画面において、有効時間や時間帯(分単位)における重複する時給の登録を許可する。また、本実施形態に係る業務支援装置100は、勤務データの登録後の賃金の集計処理において、事由と手当時間帯の区切れ目および重なりや事由の優先度を自動判定し、正しい内訳時間および有効な時給を算出する。また、本実施形態に係る業務支援装置100は、時間帯により曜日単位で有効な時給と、祝日に有効な時給とが重なった場合に、どちらの時給で計算を行うかの優先順位を設ける。また、本実施形態に係る業務支援装置100は、事由や時間帯の区切れ目以外に、法定外時間帯と深夜時間帯の区切れ目を判定し、法定外時間帯および深夜労働時間における賃金の集計を行う。
図1に戻り、制御部102は、業務支援装置100を統括的に制御するCPU等である。制御部102は、OS等の制御プログラム・各種の処理手順等を規定したプログラム・所要データ等を格納するための内部メモリを有し、格納されているこれらのプログラムに基づいて種々の情報処理を実行する。
制御部102は、機能概念的に、手当取得部102a、時間数計算部102b、および賃金計算部102c等を備える。
手当取得部102aは、加算時給マスタ106aを参照して、社員の勤務データ106bに適用される手当の集計区分および手当の加算時給金額を取得する。
時間数計算部102bは、社員の勤務データ106bを基に、手当取得部102aにより取得した手当の集計区分(例えば、土日祝手当、繁忙時手当)別に、手当の支払対象となる支払対象時間数を計算する処理を実行する。また、時間数計算部102bは、手当取得部102aにより取得した手当の集計区分別かつ社員の労働条件(例えば、深夜労働、時間外労働)別に、割増賃金の発生対象となる発生対象時間数を計算する処理を実行する。
賃金計算部102cは、時間数計算部102bにより計算される支払対象時間数および手当取得部102aにより取得される手当の加算時給金額を基に、手当取得部102aにより取得した手当の集計区分別に、手当の金額(以下、集計金額と言う)を計算する処理を実行する。また、賃金計算部102cは、時間数計算部102bにより計算される発生対象時間数、手当取得部102aにより取得する手当の加算時給金額、および社員の労働条件別の割増賃金率を基に、手当取得部102aにより取得する手当の集計区分別および社員の労働条件別に、割増賃金を計算する処理を実行する。
ところで、多店舗展開している企業において、店舗毎の地域特性や周辺の人口構成によって店舗運営に必要なスタッフを確保することが困難となる場合がある。その結果、スタッフの集まり難い曜日や時間帯の時給を店舗毎にきめ細かく管理することが多くなっている。そして、店舗毎に基本時給や手当が異なる等、管理する時給の種類が増えるに従って、煩雑な時給の登録ではその運用が困難になる可能性がある。また、従来は、同一時間帯に複数の時給を複数登録することができずかつ時給の管理数にも限りがあるため、同一時間帯に複数の時給が有る場合はその金額を合算して登録する等、時給の登録の仕方で、時給の管理数を調整している。
これに対して、本実施形態では、曜日または時間帯毎に異なる手当および時給を支払う場合に、時間帯毎に設定した時給と、休憩や外出等の不在時間を差し引いた勤務時間での手当と、を分けて計算することができる。その結果、曜日や時間帯毎に異なる手当を支払う場合における時給管理の複雑化を軽減できる。また、運用負荷や管理者のスキルの問題等で時給の設定に制限がある場合に、柔軟かつ適切に時給の設定が可能となり、店舗別の実態に応じた人件費および損益管理が適切に行えるようになる。
図3は、本実施形態に係る業務支援装置において社員の手当の集計区分および加算時給金額の取得処理において表示される画面の一例を示す図である。本実施形態では、手当取得部102aにより社員の勤務データ106bに適用される手当の集計区分および手当の加算時給金額を取得する処理を実行する際、制御部102は、図3に示すように、社員の勤務データ106bを含む画面を、出力装置114(モニタ)に表示する。
手当取得部102aは、祝日設定マスタ106cを参照して、勤務データ106bが示す社員の勤務日が祝日であるか否かを判断する。また、手当取得部102aは、不在事由マスタ106dを参照して、勤務データ106bの勤務情報が示す不在事由の事由種別(例えば、不就労)を判定する。
また、手当取得部102aは、社員の属性(例えば、社員の所属、社員区分)に基づいて、当該属性に設定された加算時給マスタ106aを特定する。なお、加算時給マスタ106aにおいて、有効期間開始および有効期間終了は、経歴管理することができるので、先付登録や改定が可能である。また、加算時給マスタ106aにおいて、曜日、開始時刻、および終了時刻は、曜日や時間帯で細かく設定可能である。また、加算時給マスタ106aにおいて、集計区分および加算時給金額は、累計単位を任意に設定可能である。
図4は、本実施形態に係る業務支援装置における事由明細データの生成処理の一例を説明するための図である。本実施形態では、手当取得部102aは、社員の勤務データ106bに基づいて、事由明細データを生成する。事由明細データは、社員、勤務日、事由種別、当該事由種別の優先度、各事由の開始時刻、および各事由の終了時刻を含む。事由種別の優先度は、図4に示すように、事由種別毎に予め設定されている。
事由種別は、例えば、休憩、有給休暇、無給休暇または不就労、勤務等である。ここで、休憩は、一定以上の労働時間毎に付与される権利である。有給休暇は、法令や就業規則の定めにより、特定の条件下で有給を取得する権利がある休暇である。無給休暇または不就労は、介護休暇、私用外出、欠勤、自己都合による遅刻等、無給扱いまたは罰則対象とみなされるような不在時間である。勤務は、上記の不在を全て控除した結果、実労働時間とみなされる時間である。
図5は、本実施形態に係る業務支援装置における加算時給明細データの生成処理の一例を説明するための図である。本実施形態では、手当取得部102aは、社員の属性に設定された加算時給マスタ106aから、社員の勤務データ106bに適用される手当の明細(集計区分、加算時給金額)を含む加算時給明細データを生成する。
具体的には、手当取得部102aは、加算時給マスタ106aから、社員の勤務日が該当する期間(有効期間開始および有効期間終了が示す期間)の明細を抽出する。すなわち、手当取得部102aは、有効期間開始≦勤務日≦有効期間終了を満たす明細を抽出する。例えば、勤務日が2021/03/20である場合、手当取得部102aは、加算時給マスタ105aから、有効期間開始:2021/12/31および有効期間終了:2022/01/3に該当する明細を削除する(ステップS501)。
また、手当取得部102aは、加算時給マスタ106aから、社員の出退実績に該当する明細を抽出する。すなわち、手当取得部102aは、開始時刻≦退勤時刻かつ出勤時刻≦終了時刻を満たす明細を抽出する。例えば、出勤が10:00でありかつ退勤が22:30である場合、手当取得部102aは、加算時給マスタ105aから、10:00~22:30以外の時間帯(06:00~07:00)の明細を削除する(ステップS502)。
また、勤務日が祝日である場合、手当取得部102aは、加算時給マスタ106aから、社員の勤務が祝日に該当する明細を抽出する。一方、勤務日が祝日でない場合、手当取得部102aは、加算時給マスタ106aから、社員の勤務が日曜日、土曜日、およびすべての明細を抽出する。すなわち、勤務日が祝日である場合、手当取得部102aは、加算時給マスタ105aから、曜日:日曜日、土曜日の明細を削除する。一方、勤務日が祝日でない場合、手当取得部102aは、加算時給マスタ105aから、曜日:祝日の明細を削除する(ステップS503)。
図6は、本実施形態に係る業務支援装置における基準時刻明細データの生成処理の一例を説明するための図である。手当取得部102aは、図6に示すように、勤務データ106b、事由明細データ、および加算時給明細データに基づいて、社員の勤務日において手当が適用される基準時刻を示す基準時刻明細データを生成する。本実施形態では、手当取得部102aは、基準時刻明細データが示す各基準時刻に対して、早い時刻から順に番号(順位)を付ける。
図7は、本実施形態に係る業務支援装置における事由明細分割データの生成処理の一例を説明するための図である。手当取得部102aは、図7に示すように、事由明細データの開始時刻≦基準時刻明細データの基準時刻<事由明細データの終了時刻となる予め設定された時間帯(分割開始時刻から分割終了時刻)および事由種別毎の事由明細データを結合した事由明細分割データを生成する。
図8は、本実施形態に係る業務支援装置における事由明細分割データの分割処理の一例を説明するための図である。手当取得部102aは、図8に示すように、事由明細分割データを、1日の勤怠の計算上において区切れ目(基準時刻)となる事由種別毎の開始時刻および終了時刻を予め設定された時間帯毎のブロック(例えば、短冊状のブロック)に分割する。これにより、各ブロックは、必ず事由の有りまたは無しのいずれかのブロックとなり、同一時間帯のブロックは、事由が無いブロックまたは1以上の事由が有るブロックとなる。
図9は、本実施形態に係る業務支援装置における事由明細分割抽出データの生成処理の一例を説明するための図である。手当取得部102aは、事由明細分割データを、社員、勤務日、および分割開始順位の単位でグルーピングする。次いで、手当取得部102aは、各グループ内で優先度が高い事由種別を抽出して、事由明細分割抽出データを生成する。
図10は、本実施形態に係る業務支援装置における支払対象時間数および発生対象時間数の計算処理の一例を説明するための図である。時間数計算部102bは、事由明細分割抽出データから、事由種別が勤務の時間帯のみを抽出し、当該抽出した時間帯を加算して支払対象時間数を計算する。また、時間数計算部102bは、当該抽出した時間帯のうち割増賃金が発生する深夜時間帯および法定外残業時間帯のそれぞれとなる時間帯を加算した発生対象時間数を計算する。
その後、賃金計算部102cは、時間数計算部102bにより計算した支払対象時間数および手当取得部102aにより取得される手当の加算時給金額に基づいて、手当の集計区分(例えば、時給、土日祝手当、繁忙時間手当)別に、手当の加算時給金額の合計である集計金額を算出する。また、賃金計算部102cは、時間数計算部102bにより計算される発生対象時間数、手当取得部102aにより取得する手当の加算時給金額、および社員の労働条件(例えば、深夜、法定時間外残業)別の割増賃金率に基づいて、手当取得部102aにより取得する手当の集計区分別および社員の労働条件別の割増賃金を計算する。
図11は、本実施形態に係る業務支援装置における集計金額および割増賃金の計算結果の表示例を示す図である。本実施形態では、賃金計算部102cは、図11に示すように、勤務データ106bに加えて、手当の集計区分別の集計金額、手当の集計区分別および社員の労働条件別の割増賃金等の計算結果を含む画面を、出力装置114(モニタ)に表示する。
このように、本実施形態にかかる業務支援装置100によれば、曜日や時間帯毎に異なる手当を支払う場合における時給管理の複雑化を軽減できる。また、運用負荷や店長のスキルの問題等で時給単価設定に制限がある場合でも柔軟に適切な時給単価設定が可能となり、店舗別の実態に応じた人件費や損益管理を適切に行える。また、手当の数が増えても、加算時給マスタ106aに登録するだけで、同様に、時給の計算が行える。また、社員の所属および社員の区分単位で手当を登録できるので、社員の所属異動や新規雇用等が発生した場合に、新たに手当を加算時給マスタ106aに登録する必要がなくなり、ユーザの作業負荷およびメンテナンスのミスを削減できる。
[2.国連が主導する持続可能な開発目標(SDGs)への貢献]
本実施形態により、業務効率化や企業の適切な経営判断を推進することに寄与することができるので、SDGsの目標8及び9に貢献することが可能となる。
また、本実施形態により、廃棄ロス削減や、ペーパレス・電子化を推進することに寄与することができるので、SDGsの目標12、13及び15に貢献することが可能となる。
また、本実施形態により、統制、ガバナンス強化に寄与することができるので、SDGsの目標16に貢献することが可能となる。
[3.他の実施形態]
本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
例えば、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
また、本明細書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、業務支援装置100に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
例えば、業務支援装置100が備える処理機能、特に制御部にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、CPUおよび当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、本実施形態で説明した処理を情報処理装置に実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じて業務支援装置100に機械的に読み取られる。すなわち、ROMまたはHDD(Hard Disk Drive)などの記憶部などには、OSと協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部を構成する。
また、このコンピュータプログラムは、業務支援装置100に対して任意のネットワークを介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
また、本実施形態で説明した処理を実行するためのプログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、MO(Magneto-Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、および、Blu-ray(登録商標) Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
また、「プログラム」とは、任意の言語または記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードまたはバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成および読み取り手順ならびに読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
記憶部に格納される各種のデータベース等は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、および、ウェブページ用ファイル等を格納する。
また、業務支援装置100は、既知のパーソナルコンピュータまたはワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された当該情報処理装置として構成してもよい。また、業務支援装置100は、当該装置に本実施形態で説明した処理を実現させるソフトウェア(プログラムまたはデータ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じてまたは機能負荷に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
本発明は、特に小売業界において有用である。
100 業務支援装置
102 制御部
102a 手当取得部
102b 時間数計算部
102c 賃金計算部
104 通信インターフェース部
106 記憶部
106a 加算時給マスタ
106b 勤務データ
106c 祝日設定マスタ
106d 不在事由マスタ
108 入出力インターフェース部
112 入力装置
114 出力装置
200 サーバ装置
300 ネットワーク

Claims (3)

  1. 制御部と記憶部を備える情報処理装置であって、
    前記記憶部は、手当の種類、手当の単価、および手当の発生条件が社員の属性別に設定されている手当マスタデータを格納し、
    前記制御部は、
    前記手当マスタデータを参照して、社員の勤務情報データに適用される手当の種類および手当の単価を取得し、
    前記勤務情報データを基に、前記取得した種類別に、手当の支払対象となる支払対象時間数を計算する処理と、前記取得した種類別かつ労働条件別に、割増賃金の発生対象となる発生対象時間数を計算する処理と、を実行し、
    前記計算した支払対象時間数および前記取得した単価を基に、前記取得した種類別に、手当の金額を計算する処理と、前記計算した発生対象時間数、前記取得した単価、および労働条件別の割増賃金率を基に、前記取得した種類別かつ労働条件別に、割増賃金を計算する処理と、を実行すること、
    を特徴とする情報処理装置。
  2. 情報処理装置の制御部に実行させるための、
    手当の種類、手当の単価、および手当の発生条件が社員の属性別に設定されている手当マスタデータを参照して、社員の勤務情報データに適用される手当の種類および手当の単価を取得する手当取得ステップと、
    前記勤務情報データを基に、前記取得した種類別に、手当の支払対象となる支払対象時間数を計算する処理と、前記取得した種類別かつ労働条件別に、割増賃金の発生対象となる発生対象時間数を計算する処理と、を実行する時間数計算ステップと、
    前記計算した支払対象時間数および前記取得した単価を基に、前記取得した種類別に、手当の金額を計算する処理と、前記計算した発生対象時間数、前記取得した単価、および労働条件別の割増賃金率を基に、前記取得した種類別かつ労働条件別に、割増賃金を計算する処理と、を実行する金額計算ステップと、
    を含むプログラム。
  3. 情報処理装置の制御部に実行させるための、
    手当の種類、手当の単価、および手当の発生条件が社員の属性別に設定されている手当マスタデータを参照して、社員の勤務情報データに適用される手当の種類および手当の単価を取得する手当取得ステップと、
    前記勤務情報データを基に、前記取得した種類別に、手当の支払対象となる支払対象時間数を計算する処理と、前記取得した種類別かつ労働条件別に、割増賃金の発生対象となる発生対象時間数を計算する処理と、を実行する時間数計算ステップと、
    前記計算した支払対象時間数および前記取得した単価を基に、前記取得した種類別に、手当の金額を計算する処理と、前記計算した発生対象時間数、前記取得した単価、および労働条件別の割増賃金率を基に、前記取得した種類別かつ労働条件別に、割増賃金を計算する処理と、を実行する金額計算ステップと、
    を含む情報処理方法。
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