JP2022035228A - 給与計算用数値設定装置、給与計算用数値設定方法および給与計算用数値設定プログラム - Google Patents

給与計算用数値設定装置、給与計算用数値設定方法および給与計算用数値設定プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】勤務実績の内容を給与計算用のテーブルへと連携するに際して、各種手当の手当額も給与計算用のテーブルに設定できる給与計算用数値設定装置等の提供を課題とする。【解決手段】本実施形態では、(1)作業実績テーブル及び勤務実績テーブルを人別かつ日別に比較し、作業開始時刻又は所定開始時刻を勤務実績テーブル中の出勤時刻として設定し、(2)作業実績テーブル及び勤務実績テーブルを人別かつ日別に比較し、作業終了時刻又は所定終了時刻を勤務実績テーブル中の退勤時刻として設定し、(3)勤務実績テーブル中の出勤時刻、所定開始時刻、退勤時刻及び所定終了時刻に基づいて、残業時間及び深夜作業時間を算出し、(4)手当マスタから、作業実績テーブル中の手当区分と同じものと紐づく手当額を取得し、(5)前記算出した残業時間及び深夜作業時間並びに前記取得した手当額を、給与計算用の数値として勤務実績テーブルに設定する。【選択図】図9

Description

本発明は、給与計算用数値設定装置、給与計算用数値設定方法および給与計算用数値設定プログラムに関する。
特許文献1には、勤務実績DBには従業員の勤務実績に関する勤務実績データ(例えば、社員ID、日付、始業時刻、終業時刻、休憩時間、遅刻/早退時間等)が記憶され(特許文献1の0025段落参照)、また、勤務管理サーバが、ネットワークNWに接続されている給与計算システムと連携して給与に関する処理を行ってもよいことが開示されている(特許文献1の0040段落参照)。
特開2009-48572号公報
上記特許文献1に記載のように、従来から、勤務実績の内容(作業実績のテーブルの内容)を給与計算用のテーブルに連携することはできたが、連携の際に、各種手当の手当額を給与計算用のテーブルに反映させることはできなかった。このため、従来においては、担当者が、例えば深夜作業時間に応じた交代勤務手当の手当額を調べて手動で給与計算用のテーブルへと反映しており、大変な労力と時間がかかるという問題があった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、勤務実績の内容を給与計算用のテーブルへと連携するに際して、各種手当の手当額も給与計算用のテーブルに設定することができる給与計算用数値設定装置、給与計算用数値設定方法および給与計算用数値設定プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る給与計算用数値設定装置は、制御部を備える給与計算用数値設定装置であって、前記制御部が、手当区分と実際に作業を開始した時刻である作業開始時刻と実際に作業を終了した時刻である作業終了時刻とを人別かつ日別に含む作業の実績を管理するための作業実績テーブルおよび作業開始の所定の時刻である所定開始時刻と作業終了の所定の時刻である所定終了時刻とを人別かつ日別に含む給与の計算に用いるための給与計算用テーブルを、人別かつ日別に比較し、前記作業開始時刻のうち日別で最も早い時刻が前記所定開始時刻より早い場合、前記作業開始時刻を前記給与計算用テーブル中の出勤時刻として設定し、前記作業開始時刻のうち日別で最も早い時刻が前記所定開始時刻と同じまたはより遅い場合、前記所定開始時刻を前記給与計算用テーブル中の出勤時刻として設定する出勤時刻設定手段と、前記作業実績テーブルおよび前記給与計算用テーブルを、人別かつ日別に比較し、前記作業終了時刻のうち日別で最も遅い時刻が前記所定終了時刻より遅い場合、前記作業終了時刻を前記給与計算用テーブル中の退勤時刻として設定し、前記作業終了時刻のうち日別で最も遅い時刻が前記所定終了時刻と同じまたはより早い場合、前記所定終了時刻を前記給与計算用テーブル中の退勤時刻として設定する退勤時刻設定手段と、前記給与計算用テーブル中の前記出勤時刻、前記所定開始時刻、前記退勤時刻および前記所定終了時刻に基づいて、残業時間および深夜作業時間を算出する残業時間等算出手段と、手当区分と手当額とを含む手当マスタから、前記作業実績テーブル中の前記手当区分と同じものと紐づく手当額を取得する手当額取得手段と、前記残業時間等算出手段で算出した残業時間および深夜作業時間ならびに前記手当額取得手段で取得した手当額を、給与計算用の数値として前記給与計算用テーブルに設定する給与計算用数値設定手段と、を備えること、を特徴とする。
また、本発明に係る給与計算用数値設定装置は、前記手当区分が、深夜の作業に応じて支給される手当を意味する区分であり、前記手当マスタにおいて、前記手当額が、前記深夜作業時間の数値範囲毎に設定されており、前記手当額取得手段は、前記手当マスタから、前記作業実績テーブル中の前記手当区分と同じものと紐づき、かつ、前記残業時間等算出手段で算出した深夜作業時間が属する数値範囲に対応する手当額を取得すること、を特徴とする。
また、本発明に係る給与計算用数値設定装置方法は、制御部を備える情報処理装置で実行される給与計算用数値設定方法であって、前記制御部で実行される、手当区分と実際に作業を開始した時刻である作業開始時刻と実際に作業を終了した時刻である作業終了時刻とを人別かつ日別に含む作業の実績を管理するための作業実績テーブルおよび作業開始の所定の時刻である所定開始時刻と作業終了の所定の時刻である所定終了時刻とを人別かつ日別に含む給与の計算に用いるための給与計算用テーブルを、人別かつ日別に比較し、前記作業開始時刻のうち日別で最も早い時刻が前記所定開始時刻より早い場合、前記作業開始時刻を前記給与計算用テーブル中の出勤時刻として設定し、前記作業開始時刻のうち日別で最も早い時刻が前記所定開始時刻と同じまたはより遅い場合、前記所定開始時刻を前記給与計算用テーブル中の出勤時刻として設定する出勤時刻設定ステップと、前記作業実績テーブルおよび前記給与計算用テーブルを、人別かつ日別に比較し、前記作業終了時刻のうち日別で最も遅い時刻が前記所定終了時刻より遅い場合、前記作業終了時刻を前記給与計算用テーブル中の退勤時刻として設定し、前記作業終了時刻のうち日別で最も遅い時刻が前記所定終了時刻と同じまたはより早い場合、前記所定終了時刻を前記給与計算用テーブル中の退勤時刻として設定する退勤時刻設定ステップと、前記給与計算用テーブル中の前記出勤時刻、前記所定開始時刻、前記退勤時刻および前記所定終了時刻に基づいて、残業時間および深夜作業時間を算出する残業時間等算出ステップと、手当区分と手当額とを含む手当マスタから、前記作業実績テーブル中の前記手当区分と同じものと紐づく手当額を取得する手当額取得ステップと、前記残業時間等算出ステップで算出した残業時間および深夜作業時間ならびに前記手当額取得ステップで取得した手当額を、給与計算用の数値として前記給与計算用テーブルに設定する給与計算用数値設定ステップと、を含むこと、を特徴とする。
また、本発明に係る給与計算用数値設定装置プログラムは、制御部を備える情報処理装置に実行させるための給与計算用数値設定プログラムであって、前記制御部に実行させるための、手当区分と実際に作業を開始した時刻である作業開始時刻と実際に作業を終了した時刻である作業終了時刻とを人別かつ日別に含む作業の実績を管理するための作業実績テーブルおよび作業開始の所定の時刻である所定開始時刻と作業終了の所定の時刻である所定終了時刻とを人別かつ日別に含む給与の計算に用いるための給与計算用テーブルを、人別かつ日別に比較し、前記作業開始時刻のうち日別で最も早い時刻が前記所定開始時刻より早い場合、前記作業開始時刻を前記給与計算用テーブル中の出勤時刻として設定し、前記作業開始時刻のうち日別で最も早い時刻が前記所定開始時刻と同じまたはより遅い場合、前記所定開始時刻を前記給与計算用テーブル中の出勤時刻として設定する出勤時刻設定ステップと、前記作業実績テーブルおよび前記給与計算用テーブルを、人別かつ日別に比較し、前記作業終了時刻のうち日別で最も遅い時刻が前記所定終了時刻より遅い場合、前記作業終了時刻を前記給与計算用テーブル中の退勤時刻として設定し、前記作業終了時刻のうち日別で最も遅い時刻が前記所定終了時刻と同じまたはより早い場合、前記所定終了時刻を前記給与計算用テーブル中の退勤時刻として設定する退勤時刻設定ステップと、前記給与計算用テーブル中の前記出勤時刻、前記所定開始時刻、前記退勤時刻および前記所定終了時刻に基づいて、残業時間および深夜作業時間を算出する残業時間等算出ステップと、手当区分と手当額とを含む手当マスタから、前記作業実績テーブル中の前記手当区分と同じものと紐づく手当額を取得する手当額取得ステップと、前記残業時間等算出ステップで算出した残業時間および深夜作業時間ならびに前記手当額取得ステップで取得した手当額を、給与計算用の数値として前記給与計算用テーブルに設定する給与計算用数値設定ステップと、を含むこと、を特徴とする。
本発明によれば、勤務実績の内容を給与計算用のテーブルへと連携するに際して、各種手当の手当額も給与計算用のテーブルに設定することができるという効果を奏する。
図1は、給与計算用数値設定装置の構成の一例を示すブロック図である。 図2は、手当額を本部の給与担当が把握するまでの、従来における業務フローの一例を示す図である。 図3は、手当額を本部の給与担当が把握するまでの、本実施形態における業務フローの一例を示す図である。 図4は、各テーブルの相関の一例を示す図である。 図5は、作業依頼入力の画面の一例を示す図である。 図6は、作業実績入力の画面の一例を示す図である。 図7は、作業実績入力の画面の一例を示す図である。 図8は、個人別勤務表の表示画面の一例を示す図である。 図9は、具体的な値が設定された作業実績テーブル、手当マスタおよび勤務実績テーブルの一例を示す図である。 図10は、具体的な値が設定された勤務実績集計テーブルの一例を示す図である。
以下に、本発明に係る給与計算用数値設定装置、給与計算用数値設定方法および給与計算用数値設定プログラムの実施形態を、図面に基づいて詳細に説明する。なお、本実施形態により本発明が限定されるものではない。以下、具体的な構成および動作について説明する。
[1.構成]
本実施形態に係る給与計算用数値設定装置100の構成の一例について、図1を参照して説明する。図1は、給与計算用数値設定装置100の構成の一例を示すブロック図である。
給与計算用数値設定装置100は、市販のデスクトップ型パーソナルコンピュータである。なお、給与計算用数値設定装置100は、デスクトップ型パーソナルコンピュータのような据置型情報処理装置に限らず、市販されているノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)、スマートフォン、タブレット型パーソナルコンピュータなどの携帯型情報処理装置であってもよい。
給与計算用数値設定装置100は、制御部102と通信インターフェース部104と記憶部106と入出力インターフェース部108と、を備えている。給与計算用数値設定装置100が備えている各部は、任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
通信インターフェース部104は、ルータ等の通信装置および専用線等の有線または無線の通信回線を介して、給与計算用数値設定装置100をネットワーク300に通信可能に接続する。通信インターフェース部104は、他の装置と通信回線を介してデータを通信する機能を有する。ここで、ネットワーク300は、給与計算用数値設定装置100とサーバ200とを相互に通信可能に接続する機能を有し、例えばインターネットやLAN(Local Area Network)等である。なお、後述する各種マスタ等のデータは、例えばサーバ200に格納されてもよい。
入出力インターフェース部108には、入力装置112および出力装置114が接続されている。出力装置114には、モニタ(家庭用テレビを含む)の他、スピーカやプリンタを用いることができる。入力装置112には、キーボード、マウス、及びマイクの他、マウスと協働してポインティングデバイス機能を実現するモニタを用いることができる。なお、以下では、出力装置114をモニタ114とし、入力装置112をキーボード112またはマウス112として記載する場合がある。
記憶部106には、各種のデータベース、テーブルおよびファイルなどが格納される。記憶部106には、OS(Operating System)と協働してCPU(Central Processing Unit)に命令を与えて各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録される。記憶部106として、例えば、RAM(Random Access Memory)・ROM(Read Only Memory)等のメモリ装置、ハードディスクのような固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および光ディスク等を用いることができる。
記憶部106は、例えば、作業依頼テーブル106aと、作業実績テーブル106bと、給与計算用テーブルとしての勤務実績テーブル106cと、勤務実績集計テーブル106dと、手当マスタ106eと、を備えている。各テーブルの相関図は、図4に示すとおりである。
作業依頼テーブル106aは、例えば、依頼NOと、契約区分と、依頼先と、作業先と、請求先と、作業内容と、作業期間と、作業時間と、手当区分と、等を含む。
作業実績テーブル106bは、作業の実績を管理するためのテーブルである。作業実績テーブル106bは、図9に示すように、例えば、作業日と、実績NOと、交代勤務対象案件(本発明の「手当区分」に相当)と、作業担当者CDと、作業開始時間(本発明の「実際に作業を開始した時刻である作業開始時刻」に相当)と、作業終了時間(本発明の「実際に作業を終了した時刻である作業終了時刻」に相当)と、休憩開始時間と、休憩終了時間と、作業時間と、等を人別かつ日別に含む。
勤務実績テーブル106cは、給与の計算に用いるためのテーブルである。勤務実績テーブル106cは、図9に示すように、例えば、従業員番号と、勤務日と、出勤時刻と、退勤時刻と、所定開始時刻(本発明の「作業開始の所定の時刻である所定開始時刻」に相当)と、所定終了時刻(本発明の「作業終了の所定の時刻である所定終了時刻」に相当)と、休憩開始時間と、休憩終了時間と、残業時間と、深夜時間(本発明の「深夜作業時間」に相当)と、交代勤務手当(本発明の「手当額」に相当)と、等を人別かつ日別に含む。これらのうち、前記残業時間、前記深夜時間および前記交代勤務手当は、後述する給与計算用数値設定部102eによって値が設定される。
勤務実績集計テーブル106dは、勤務実績テーブル106cの内容を集計したテーブルである。勤務実績集計テーブル106dは、図10に示すように、例えば、月度と、従業員番号と、出勤日数と、有休日数と、残業時間と、深夜時間(本発明の「深夜作業時間」に相当)と、休出時間と、交代勤務手当(本発明の「手当額」に相当)と、等を人別に含む。
手当マスタ106eは、本発明の特徴であり、各種手当を管理するためのマスタである。手当マスタ106eは、例えば、手当区分と、手当額と、等を含む。前記手当区分は、各種手当の種類を区別するための区分であり、例えば、図9に示すように、深夜の作業に応じて支給される手当を意味する区分「1:交代勤務手当」、危険作業に応じて支給される手当を意味する区分「2:危険作業手当」およびシフト勤務に応じて支給される手当を意味する区分「3:シフト勤務手当」等の手当区分が存在する。
前記手当額の設定は、柔軟に行うことができる。例えば、前記手当区分が「1:交代勤務手当」の場合の前記手当額は、前記深夜時間の数値範囲毎に設定されてもよいし、または、一律固定であってもよい。前記手当区分が「1:交代勤務手当」の場合における数値範囲毎の手当額の設定例を、図9の手当マスタ106eの明細CD1の明細に示しており、当該明細においては、前記深夜時間1~3時間に対しては、前記手当額1000円が設定されており、前記深夜時間3~7時間に対しては、前記手当額3000円が設定されており、前記深夜時間7~8時間に対しては、前記手当額5000円が設定されている。一方、前記手当区分が「1:交代勤務手当」の場合における一律固定の手当額は、例えば、作業現場でのシフトが3交代制である場合に設定され、発生単価に応じて手当マスタ106eに追加することが可能である。
制御部102は、給与計算用数値設定装置100を統括的に制御するCPU等である。制御部102は、OS等の制御プログラム・各種の処理手順等を規定したプログラム・所要データなどを格納するための内部メモリを有し、格納されているこれらのプログラムに基づいて種々の情報処理を実行する。
制御部102は、機能概念的に、例えば、(1)手当区分と実際に作業を開始した時刻である作業開始時刻と実際に作業を終了した時刻である作業終了時刻とを人別かつ日別に含む作業の実績を管理するための作業実績テーブルおよび作業開始の所定の時刻である所定開始時刻と作業終了の所定の時刻である所定終了時刻とを人別かつ日別に含む給与の計算に用いるための給与計算用テーブルを、人別かつ日別に比較し、前記作業開始時刻のうち日別で最も早い時刻が前記所定開始時刻より早い場合、前記作業開始時刻を前記給与計算用テーブル中の出勤時刻として設定し、前記作業開始時刻のうち日別で最も早い時刻が前記所定開始時刻と同じまたはより遅い場合、前記所定開始時刻を前記給与計算用テーブル中の出勤時刻として設定する出勤時刻設定手段としての出勤時刻設定部102aと、(2)前記作業実績テーブルおよび前記給与計算用テーブルを、人別かつ日別に比較し、前記作業終了時刻のうち日別で最も遅い時刻が前記所定終了時刻より遅い場合、前記作業終了時刻を前記給与計算用テーブル中の退勤時刻として設定し、前記作業終了時刻のうち日別で最も遅い時刻が前記所定終了時刻と同じまたはより早い場合、前記所定終了時刻を前記給与計算用テーブル中の退勤時刻として設定する退勤時刻設定手段としての退勤時刻設定部102bと、(3)前記給与計算用テーブル中の前記出勤時刻、前記所定開始時刻、前記退勤時刻および前記所定終了時刻に基づいて、残業時間および深夜作業時間を算出する残業時間等算出手段としての残業時間等算出部102cと、(4)手当区分と手当額とを含む手当マスタから、前記作業実績テーブル中の前記手当区分と同じものと紐づく手当額を取得する手当額取得手段としての手当額取得部102dと、(5)前記残業時間等算出手段で算出した残業時間および深夜作業時間ならびに前記手当額取得手段で取得した手当額を、給与計算用の数値として前記給与計算用テーブルに設定する給与計算用数値設定手段としての給与計算用数値設定部102eと、を備えている。
出勤時刻設定部102aは、前記手当区分と前記作業開始時刻と前記作業終了時刻とを人別かつ日別に含む作業実績テーブル106bおよび前記所定開始時刻と前記所定終了時刻とを人別かつ日別に含む勤務実績テーブル106cを、人別かつ日別に比較し、前記作業開始時刻のうち日別で最も早い時刻が前記所定開始時刻より早い場合、前記作業開始時刻を勤務実績テーブル106c中の出勤時刻として設定し、前記作業開始時刻のうち日別で最も早い時刻が前記所定開始時刻と同じまたはより遅い場合、前記所定開始時刻を勤務実績テーブル106c中の出勤時刻として設定する。
退勤時刻設定部102bは、前記手当区分と前記作業開始時刻と前記作業終了時刻とを人別かつ日別に含む作業実績テーブル106bおよび前記所定開始時刻と前記所定終了時刻とを人別かつ日別に含む勤務実績テーブル106cを、人別かつ日別に比較し、前記作業終了時刻のうち日別で最も遅い時刻が前記所定終了時刻より遅い場合、前記作業終了時刻を勤務実績テーブル106c中の退勤時刻として設定し、前記作業終了時刻のうち日別で最も遅い時刻が前記所定終了時刻と同じまたはより早い場合、前記所定終了時刻を勤務実績テーブル106c中の退勤時刻として設定する。
残業時間等算出部102cは、勤務実績テーブル106c中の前記出勤時刻、前記所定開始時刻、前記退勤時刻および前記所定終了時刻に基づいて、残業時間および深夜作業時間を算出する。
手当額取得部102dは、前記手当区分と前記手当額とを含む手当マスタ106eから、作業実績テーブル106b中の前記手当区分と同じものと紐づく手当額を取得する。手当マスタ106eにおいて、前記手当額が前記深夜作業時間の数値範囲毎に設定されている場合には、手当額取得部102dは、手当マスタ106eから、作業実績テーブル106b中の前記手当区分と同じものと紐づき、かつ、残業時間等算出部102cで算出した深夜作業時間が属する数値範囲に対応する手当額を取得してもよい。
給与計算用数値設定部102eは、残業時間等算出部102cで算出した残業時間および深夜作業時間ならびに手当額取得部102dで取得した手当額を、給与計算用の数値として勤務実績テーブル106cに設定する。
[2.処理の具体例]
本項目では、本実施形態に係る処理の具体例を説明する。
まず、図5に示す画面から、作業依頼の情報が入力される。次に、図6および図7に示す画面から、作業実績の情報が入力されることにより、図9に示す作業実績テーブル106bが生成される。以下、当該生成された図9の作業実績テーブル106bおよび予め設定された図9の手当マスタ106eを用いるという前提で、従業員番号Aの従業員についての3/20の残業時間等の算出、従業員番号Aの従業員についての3/21の残業時間等の算出、従業員番号Bの従業員についての3/20の残業時間等の算出および従業員番号Bの従業員についての3/21の残業時間等の算出がどのように行われるかを、項目を分けて具体的に説明する。なお、勤務実績テーブル106cにおける所定開始時刻および所定終了時刻としては、図9に示すように、9:00および18:00が予め設定されているものとする。また、本項目において、深夜時間とは、22時以降の時間とする。
本項目で説明する処理の概要としては、以下の1~4のとおりである。
1.日別の作業開始の最初の時刻<所定開始時間の場合、就業システム(勤務実績テーブル106c)に連携し、出勤時刻に作業開始時間を転送する。
2.所定終了時間<日別の作業終了時間の最後の時刻の場合、就業システム(勤務実績テーブル106c)に連携し、退勤時刻に作業終了時間を転送する。
3.依頼入力時の、手当条件に応じて実績入力のタイミングで、勤怠側の手当項目に、交代勤務手当が発生する。例えば、深夜時間に応じた手当が発生する。または、作業現場でのシフトが3交代の場合、一律固定での手当支給となる(発生単価に応じて、手当マスタ106eに追加可能)。
4.就業システム側、計算処理において、夜間に更新処理が実施される。
[2-1.従業員番号Aの従業員についての3/20の残業時間等の算出]
図9の作業実績テーブル106bにおいて、従業員番号Aの従業員の作業日3/20の情報を参照すると、1勤務目については、「作業開始時間=8:00、作業終了時間=14:00」であり、2勤務目については、「作業開始時間=15:00、作業終了時間=23:00」である。一方で、図9の勤務実績テーブル106cにおいて、従業員番号Aの従業員の作業日3/20については、「所定開始時刻=9:00、所定終了時刻=18:00」である。
この場合、作業日3/20において最も早い作業開始時間である8:00は、所定開始時刻9:00より早いため、出勤時刻設定部102aは、図9の勤務実績テーブル106cに示すように、従業員番号Aの従業員の作業日3/20については、作業開始時間8:00を出勤時刻として設定する。また、作業日3/20において最も遅い作業終了時間である23:00は、所定終了時刻18:00より遅いため、退勤時刻設定部102bは、作業終了時間23:00を退勤時刻として設定する。
次に、残業時間等算出部102cは、勤務実績テーブル106c中の出勤時刻8:00、所定開始時刻9:00、退勤時刻23:00および所定終了時刻18:00に基づいて、残業時間および深夜時間を算出する。具体的には、出勤時刻8:00は所定開始時刻9:00より1時間分早く、かつ、退勤時刻23:00は所定終了時刻18:00より5時間分遅いため、残業時間は、6:00となる。また、退勤時刻23:00のうち、22時以降の時間は1時間であるため、深夜時間は、1:00となる。
ここで、図9の作業実績テーブル106bにおいて、従業員番号Aの従業員の作業日3/20については、交代勤務対象案件(手当区分)は設定されていないため、手当額取得部102dは、手当額の取得は行わない。
最後に、給与計算用数値設定部102eは、残業時間等算出部102cで算出した残業時間6:00および深夜時間1:00を、従業員番号Aの従業員の作業日3/20についての給与計算用の数値として、図9の勤務実績テーブル106cに設定する。
[2-2.従業員番号Aの従業員についての3/21の残業時間等の算出]
図9の作業実績テーブル106bにおいて、従業員番号Aの従業員の作業日3/21の情報を参照すると、1勤務目については、「作業開始時間=10:00、作業終了時間=14:00」であり、2勤務目については、「作業開始時間=15:00、作業終了時間=17:00」である。一方で、図9の勤務実績テーブル106cにおいて、従業員番号Aの従業員の作業日3/21については、「所定開始時刻=9:00、所定終了時刻=18:00」である。
この場合、作業日3/21において最も早い作業開始時間である10:00は、所定開始時刻9:00より遅いため、出勤時刻設定部102aは、図9の勤務実績テーブル106cに示すように、従業員番号Aの従業員の作業日3/21については、所定開始時刻9:00を出勤時刻として設定する。また、作業日3/21において最も遅い作業終了時間である17:00は、所定終了時刻18:00より早いため、退勤時刻設定部102bは、所定終了時刻18:00を退勤時刻として設定する。
次に、残業時間等算出部102cは、勤務実績テーブル106c中の出勤時刻9:00、所定開始時刻9:00、退勤時刻18:00および所定終了時刻18:00に基づいて、残業時間および深夜時間を算出する。具体的には、出勤時刻9:00は所定開始時刻9:00との差は0時間であり、かつ、退勤時刻18:00も所定終了時刻18:00との差は0時間であるため、残業時間は、0:00となる。また、退勤時刻18:00のうち、22時以降の時間は0時間であるため、深夜時間は、0:00となる。
ここで、図9の作業実績テーブル106bにおいて、従業員番号Aの従業員の作業日3/21については、交代勤務対象案件(手当区分)は設定されていないため、手当額取得部102dは、手当額の取得は行わない。
最後に、給与計算用数値設定部102eは、残業時間等算出部102cで算出した残業時間0:00および深夜時間0:00を、従業員番号Aの従業員の作業日3/21についての給与計算用の数値として、図9の勤務実績テーブル106cに設定する。
[2-3.従業員番号Bの従業員についての3/20の残業時間等の算出]
図9の作業実績テーブル106bにおいて、従業員番号Bの従業員の作業日3/20の情報を参照すると、1勤務目について、「作業開始時間=7:00、作業終了時間=16:00」である。一方で、図9の勤務実績テーブル106cにおいて、従業員番号Bの従業員の作業日3/21については、「所定開始時刻=9:00、所定終了時刻=18:00」である。
この場合、作業開始時間7:00は、所定開始時刻9:00より早いため、出勤時刻設定部102aは、図9の勤務実績テーブル106cに示すように、従業員番号Bの従業員の作業日3/20については、作業開始時間7:00を出勤時刻として設定する。一方で、作業終了時間16:00は、所定終了時刻18:00より早いため、退勤時刻設定部102bは、所定終了時刻18:00を退勤時刻として設定する。
次に、残業時間等算出部102cは、勤務実績テーブル106c中の出勤時刻7:00、所定開始時刻9:00、退勤時刻18:00および所定終了時刻18:00に基づいて、残業時間および深夜時間を算出する。具体的には、出勤時刻7:00は所定開始時刻9:00より2時間分早く、かつ、退勤時刻18:00は所定終了時刻18:00との差は0時間であるため、残業時間は、2:00となる。また、退勤時刻18:00のうち、22時以降の時間は0時間であるため、深夜時間は、0:00となる。
ここで、図9の作業実績テーブル106bにおいて、従業員番号Bの従業員の作業日3/20については、交代勤務対象案件(手当区分)は設定されていないため、手当額取得部102dは、手当額の取得は行わない。
最後に、給与計算用数値設定部102eは、残業時間等算出部102cで算出した残業時間2:00および深夜時間0:00を、従業員番号Bの従業員の作業日3/20についての給与計算用の数値として、図9の勤務実績テーブル106cに設定する。
[2-4.従業員番号Bの従業員についての3/21の残業時間等の算出]
図9の作業実績テーブル106bにおいて、従業員番号Bの従業員の作業日3/21の情報を参照すると、1勤務目については、「作業開始時間=14:30、作業終了時間=16:30」であり、2勤務目については、「作業開始時間=17:00、作業終了時間=24:00」である。一方で、図9の勤務実績テーブル106cにおいて、従業員番号Bの従業員の作業日3/21については、「所定開始時刻=9:00、所定終了時刻=18:00」である。
この場合、作業日3/21において最も早い作業開始時間である14:30は、所定開始時刻9:00より遅いため、出勤時刻設定部102aは、図9の勤務実績テーブル106cに示すように、従業員番号Bの従業員の作業日3/21については、所定開始時刻9:00を出勤時刻として設定する。一方で、作業日3/21において最も遅い作業終了時間である24:00は、所定終了時刻18:00より遅いため、退勤時刻設定部102bは、作業終了時間24:00を退勤時刻として設定する。
次に、残業時間等算出部102cは、勤務実績テーブル106c中の出勤時刻9:00、所定開始時刻9:00、退勤時刻24:00および所定終了時刻18:00に基づいて、残業時間および深夜時間を算出する。具体的には、出勤時刻9:00は所定開始時刻9:00との差は0時間であり、退勤時刻24:00は所定終了時刻18:00より6時間分遅い。ここで、従業員番号Bの従業員は、図9の勤務実績テーブル106cに示すように、3/21に、所定の休憩時間1時間の他に、15:00~15:30に30分の休憩を取得しているため、残業時間は、5:30となる。また、退勤時刻24:00のうち、22時以降の時間は2時間であるため、深夜時間は、2:00となる。
ここで、図9の作業実績テーブル106bにおいて、従業員番号Bの従業員の作業日3/21については、交代勤務対象案件(手当区分)として、「1:交代勤務手当」が設定されている。図9の手当マスタ106eを参照すると、明細CD1の明細においては、文字項目1の1~3に対しては、数値項目1として1000が設定されており、文字項目2の3~7に対しては、数値項目2として3000が設定されており、文字項目3の7~8に対しては、数値項目3として5000が設定されている。これは、手当区分が「1:交代勤務手当」の場合においては、深夜時間1~3時間に対しては、手当額1000円が設定されており、深夜時間3~7時間に対しては、手当額3000円が設定されており、深夜時間7~8時間に対しては、手当額5000円が設定されていることを意味する。ここで、前段落で述べたとおり、従業員番号Bの従業員の作業日3/21の深夜時間は、2時間であるため、手当額取得部102dは、手当額として1000円を取得する。
最後に、給与計算用数値設定部102eは、残業時間等算出部102cで算出した残業時間5:30および深夜時間2:00ならびに手当額取得部102dで取得した手当額1000円を、図9の勤務実績テーブル106cに設定する。
[2-5.個人別勤務表の表示および勤務実績の集計]
以上、[2-1]~[2-4]で生成した図9に示す勤務実績テーブル106cを参照して、個人別勤務表を表示することができる。例えば、図8には、社員として従業員番号Aの従業員である山田太郎を指定し、基準日として2020/03/01を指定した場合に表示される個人別勤務表の画面例を示している。
また、[2-1]~[2-4]においては、3/20および3/21についての残業時間、深夜時間および交代勤務手当の算出について説明したが、勤務実績テーブル106cを参照して、3月度におけるこれらの数値を従業員別に集計することにより、図10に示す勤務実績集計テーブル106dを生成することができる。集計した結果を保持する勤務実績集計テーブル106dは、給与システムへ勤怠実績として連携される。
[3.本実施形態のまとめ]
以上説明してきたように、本実施形態に係る給与計算用数値設定装置100によれば、勤務実績の内容を給与計算用のテーブルへと連携するに際して、各種手当の手当額も給与計算用のテーブルに設定することができる。
ここで、従来においては、作業時間の入力(請求勤怠)と就業時間の入力(給与勤怠)を別システムで行う必要があり、2重管理の手間があった。また、請求勤怠から給与勤怠まで連携することはできたが、給与勤怠に連携する際に各種手当の自動計算を行うことはできなかった。このため、従来においては、紙を用いて起票、承認および入力を行っていた。
そこで、本実施形態においては、例えば、派遣先または請負先の作業実績(請求勤怠)を入力すれば、就業システム(給与勤怠)へ、出勤時間および退勤時間を考慮して連携できるようにした。また、本実施形態においては、例えば、交代制勤務手当を特定の条件に合致した場合に自動算出して、就業システム(給与勤怠)へ連携できるようにした。
このように、作業実績入力から勤怠システムへとデータを連携できるようにすることで、例えば、作業実績入力および勤怠入力の2重入力に要する負荷、時間およびミス等を削減することに成功した。また、従来においては、図2に示すように、各種手当については、営業部門において紙で起票後に所属長の承認を受けた後、手集計した結果をエクセル等に入力して本部の給与担当に送信していたが、これに対して本実施形態においては、図3に示すように、営業部門における勤務実績入力のタイミングで条件に合致する手当額を自動計算することで、所属長の承認を不要とするとともに、作業効率アップ、人為的ミスの削減および各営業所の締め処理の早期化に成功した。言い換えると、各種手当が発生する場合、従来においては、紙で起票、承認および入力を行っていたが、これに対して本実施形態においては、作業依頼のタイミングで手当の有無を確認し、作業実績入力から就業システムへ連携して、給与担当側から手当額を取り込むことで、申請および承認に要する時間ならびに入力する手間を削減することに成功した。
[4.他の実施形態]
本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
例えば、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
また、本明細書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、給与計算用数値設定装置100に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
例えば、給与計算用数値設定装置100が備える処理機能、特に制御部にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、CPUおよび当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、本実施形態で説明した処理を情報処理装置に実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じて給与計算用数値設定装置100に機械的に読み取られる。すなわち、ROMまたはHDD(Hard Disk Drive)などの記憶部などには、OSと協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部を構成する。
また、このコンピュータプログラムは、給与計算用数値設定装置100に対して任意のネットワークを介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
また、本実施形態で説明した処理を実行するためのプログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、MO(Magneto-Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、および、Blu-ray(登録商標) Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
また、「プログラム」とは、任意の言語または記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードまたはバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成および読み取り手順ならびに読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
記憶部に格納される各種のデータベース等は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、および、ウェブページ用ファイル等を格納する。
また、給与計算用数値設定装置100は、既知のパーソナルコンピュータまたはワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された当該情報処理装置として構成してもよい。また、給与計算用数値設定装置100は、当該装置に本実施形態で説明した処理を実現させるソフトウェア(プログラムまたはデータ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じてまたは機能負荷に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
本発明は、例えば、派遣業界およびメンテナンス業界等において有用である。
100 給与計算用数値設定装置
102 制御部
102a 出勤時刻設定部
102b 退勤時刻設定部
102c 残業時間等算出部
102d 手当額取得部
102e 給与計算用数値設定部
104 通信インターフェース部
106 記憶部
106a 作業依頼テーブル
106b 作業実績テーブル
106c 勤務実績テーブル
106d 勤務実績集計テーブル
106e 手当マスタ
108 入出力インターフェース部
112 入力装置
114 出力装置
200 サーバ
300 ネットワーク

Claims (4)

  1. 制御部を備える給与計算用数値設定装置であって、
    前記制御部は、
    手当区分と実際に作業を開始した時刻である作業開始時刻と実際に作業を終了した時刻である作業終了時刻とを人別かつ日別に含む作業の実績を管理するための作業実績テーブルおよび作業開始の所定の時刻である所定開始時刻と作業終了の所定の時刻である所定終了時刻とを人別かつ日別に含む給与の計算に用いるための給与計算用テーブルを、人別かつ日別に比較し、前記作業開始時刻のうち日別で最も早い時刻が前記所定開始時刻より早い場合、前記作業開始時刻を前記給与計算用テーブル中の出勤時刻として設定し、前記作業開始時刻のうち日別で最も早い時刻が前記所定開始時刻と同じまたはより遅い場合、前記所定開始時刻を前記給与計算用テーブル中の出勤時刻として設定する出勤時刻設定手段と、
    前記作業実績テーブルおよび前記給与計算用テーブルを、人別かつ日別に比較し、前記作業終了時刻のうち日別で最も遅い時刻が前記所定終了時刻より遅い場合、前記作業終了時刻を前記給与計算用テーブル中の退勤時刻として設定し、前記作業終了時刻のうち日別で最も遅い時刻が前記所定終了時刻と同じまたはより早い場合、前記所定終了時刻を前記給与計算用テーブル中の退勤時刻として設定する退勤時刻設定手段と、
    前記給与計算用テーブル中の前記出勤時刻、前記所定開始時刻、前記退勤時刻および前記所定終了時刻に基づいて、残業時間および深夜作業時間を算出する残業時間等算出手段と、
    手当区分と手当額とを含む手当マスタから、前記作業実績テーブル中の前記手当区分と同じものと紐づく手当額を取得する手当額取得手段と、
    前記残業時間等算出手段で算出した残業時間および深夜作業時間ならびに前記手当額取得手段で取得した手当額を、給与計算用の数値として前記給与計算用テーブルに設定する給与計算用数値設定手段と、
    を備えること、
    を特徴とする給与計算用数値設定装置。
  2. 前記手当区分が、深夜の作業に応じて支給される手当を意味する区分であり、
    前記手当マスタにおいて、前記手当額が、前記深夜作業時間の数値範囲毎に設定されており、
    前記手当額取得手段は、前記手当マスタから、前記作業実績テーブル中の前記手当区分と同じものと紐づき、かつ、前記残業時間等算出手段で算出した深夜作業時間が属する数値範囲に対応する手当額を取得すること、
    を特徴とする請求項1に記載の給与計算用数値設定装置。
  3. 制御部を備える情報処理装置で実行される給与計算用数値設定方法であって、
    前記制御部で実行される、
    手当区分と実際に作業を開始した時刻である作業開始時刻と実際に作業を終了した時刻である作業終了時刻とを人別かつ日別に含む作業の実績を管理するための作業実績テーブルおよび作業開始の所定の時刻である所定開始時刻と作業終了の所定の時刻である所定終了時刻とを人別かつ日別に含む給与の計算に用いるための給与計算用テーブルを、人別かつ日別に比較し、前記作業開始時刻のうち日別で最も早い時刻が前記所定開始時刻より早い場合、前記作業開始時刻を前記給与計算用テーブル中の出勤時刻として設定し、前記作業開始時刻のうち日別で最も早い時刻が前記所定開始時刻と同じまたはより遅い場合、前記所定開始時刻を前記給与計算用テーブル中の出勤時刻として設定する出勤時刻設定ステップと、
    前記作業実績テーブルおよび前記給与計算用テーブルを、人別かつ日別に比較し、前記作業終了時刻のうち日別で最も遅い時刻が前記所定終了時刻より遅い場合、前記作業終了時刻を前記給与計算用テーブル中の退勤時刻として設定し、前記作業終了時刻のうち日別で最も遅い時刻が前記所定終了時刻と同じまたはより早い場合、前記所定終了時刻を前記給与計算用テーブル中の退勤時刻として設定する退勤時刻設定ステップと、
    前記給与計算用テーブル中の前記出勤時刻、前記所定開始時刻、前記退勤時刻および前記所定終了時刻に基づいて、残業時間および深夜作業時間を算出する残業時間等算出ステップと、
    手当区分と手当額とを含む手当マスタから、前記作業実績テーブル中の前記手当区分と同じものと紐づく手当額を取得する手当額取得ステップと、
    前記残業時間等算出ステップで算出した残業時間および深夜作業時間ならびに前記手当額取得ステップで取得した手当額を、給与計算用の数値として前記給与計算用テーブルに設定する給与計算用数値設定ステップと、
    を含むこと、
    を特徴とする給与計算用数値設定方法。
  4. 制御部を備える情報処理装置に実行させるための給与計算用数値設定プログラムであって、
    前記制御部に実行させるための、
    手当区分と実際に作業を開始した時刻である作業開始時刻と実際に作業を終了した時刻である作業終了時刻とを人別かつ日別に含む作業の実績を管理するための作業実績テーブルおよび作業開始の所定の時刻である所定開始時刻と作業終了の所定の時刻である所定終了時刻とを人別かつ日別に含む給与の計算に用いるための給与計算用テーブルを、人別かつ日別に比較し、前記作業開始時刻のうち日別で最も早い時刻が前記所定開始時刻より早い場合、前記作業開始時刻を前記給与計算用テーブル中の出勤時刻として設定し、前記作業開始時刻のうち日別で最も早い時刻が前記所定開始時刻と同じまたはより遅い場合、前記所定開始時刻を前記給与計算用テーブル中の出勤時刻として設定する出勤時刻設定ステップと、
    前記作業実績テーブルおよび前記給与計算用テーブルを、人別かつ日別に比較し、前記作業終了時刻のうち日別で最も遅い時刻が前記所定終了時刻より遅い場合、前記作業終了時刻を前記給与計算用テーブル中の退勤時刻として設定し、前記作業終了時刻のうち日別で最も遅い時刻が前記所定終了時刻と同じまたはより早い場合、前記所定終了時刻を前記給与計算用テーブル中の退勤時刻として設定する退勤時刻設定ステップと、
    前記給与計算用テーブル中の前記出勤時刻、前記所定開始時刻、前記退勤時刻および前記所定終了時刻に基づいて、残業時間および深夜作業時間を算出する残業時間等算出ステップと、
    手当区分と手当額とを含む手当マスタから、前記作業実績テーブル中の前記手当区分と同じものと紐づく手当額を取得する手当額取得ステップと、
    前記残業時間等算出ステップで算出した残業時間および深夜作業時間ならびに前記手当額取得ステップで取得した手当額を、給与計算用の数値として前記給与計算用テーブルに設定する給与計算用数値設定ステップと、
    を含むこと、
    を特徴とする給与計算用数値設定プログラム。
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