JP2023047922A - 給与計算装置、給与計算方法及び給与計算プログラム - Google Patents

給与計算装置、給与計算方法及び給与計算プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】給与計算期間内に給与体系の変更が生じた場合でも、簡単に給与計算を実行可能とする。【解決手段】変更情報取得部が、給与計算期間内における雇用条件の変更情報を取得し、基本金額取得部が、変更情報で示される雇用条件の変更前の基本給及び諸手当の変更前金額情報、及び、雇用条件の変更後の基本給及び諸手当の変更後金額情報を取得し、勤怠情報取得部は、給与計算期間の勤怠情報を取得する。勤務分給与算出部は、変更前金額情報及び勤怠情報に基づいて、雇用条件の変更前泳ぎ変更後の勤務分に相当する給与金額をそれぞれ算出する。残業算出部は、変更前金額情報及び勤怠情報に基づいて、雇用条件の変更前及び変更後の残業分に相当する残業金額をそれぞれ算出する。そして、総支給額算出部が、変更前給与金額、変更前残業金額、変更後給与金額及び変更後残業金額を加算処理して、給与計算期間の給与の総支給額を算出する。【選択図】図9

Description

本発明は、給与計算装置、給与計算方法及び給与計算プログラムに関する。
今日において、企業等においては、給与計算ソフトウェアを用いて、各社員の給与計算を行うことが多い。
特許文献1(特開2016-85750号公報)には、中小企業等に対し、給与計算事務を大幅に簡便にする給与計算方法が開示されている。この給与計算方法は、表示画面の上段に全従業員の給与合計を表示し、下段に、各従業員の給与明細の要約を表示する。給与計算担当者等により、例えば「9月分の給与明細を確定する」のボタンをクリックされると、各従業員の給与が確定し、ウェブサーバの記憶部に保存されている各従業員の計算結果のレコードのフラグが真の値となる。
給与計算担当者は、予め記録された企業情報及び従業員情報を用いて、該当月の各従業員の給与計算を行うことで、1クリックのみで、各従業員の給与計算を完了できる。このため、従業員毎に固有の情報を反映させて行っていた複雑な給与計算作業の負担を軽減できる。
ここで、例えば派遣業界では、月内において、派遣社員の派遣先が変更となり、また、契約更新等で雇用条件が変更となることが多くある。その際、月内に給与の手当だけでなく残業単価も変わるため、月内に複数の残業単価で残業手当を計算する必要がある。
特開2016-85750号公報
しかし、従来の給与システムでは、同じ月内において、複数の残業単価で、単価変更前及び単価変更後の残業手当を分けて計算することは、困難となっていた。また、勤怠時間も月合計でしか保持することができず、月内で単価変更前の勤怠時間と単価変更後の勤怠時間を分けて保持することが困難となっていた。
このため、週内又は月内等の給与計算期間内に給与体系の変更が生じた場合には、手作業で残業代等を含む給与計算を行う必要があり、手間の掛かる作業を必要としていた。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、給与計算期間内に給与体系の変更が生じた場合でも、簡単に給与計算を行うことができるような給与計算装置、給与計算方法及び給与計算プログラムの提供を目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る給与計算装置は、給与計算期間内における雇用条件の変更情報を取得する変更情報取得部と、変更情報で示される雇用条件の変更前の基本給及び諸手当の変更前金額情報、及び、雇用条件の変更後の基本給及び諸手当の変更後金額情報を取得する基本金額取得部と、給与計算期間の勤怠情報を取得する勤怠情報取得部と、変更前金額情報及び勤怠情報に基づいて、雇用条件の変更前の勤務分に相当する変更前給与金額を算出し、変更後金額情報及び勤怠情報に基づいて、雇用条件の変更後の勤務分に相当する変更後給与金額を算出する勤務分給与算出部と、変更前金額情報及び勤怠情報に基づいて、雇用条件の変更前の残業分に相当する変更前残業金額を算出し、変更後金額情報及び勤怠情報に基づいて、雇用条件の変更後の残業分に相当する変更後残業金額を算出する残業算出部と、変更前給与金額、変更前残業金額、変更後給与金額及び変更後残業金額を加算処理して、給与計算期間の給与の総支給額を算出する総支給額算出部と、を有する。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る給与計算方法は、変更情報取得部が、給与計算期間内における雇用条件の変更情報を取得する変更情報取得ステップと、基本金額取得部が、変更情報で示される雇用条件の変更前の基本給及び諸手当の変更前金額情報、及び、雇用条件の変更後の基本給及び諸手当の変更後金額情報を取得する基本金額取得ステップと、勤怠情報取得部が、給与計算期間の勤怠情報を取得する勤怠情報取得ステップと、勤務分給与算出部が、変更前金額情報及び勤怠情報に基づいて、雇用条件の変更前の勤務分に相当する変更前給与金額を算出し、変更後金額情報及び勤怠情報に基づいて、雇用条件の変更後の勤務分に相当する変更後給与金額を算出する勤務分給与算出ステップと、残業算出部が、変更前金額情報及び勤怠情報に基づいて、雇用条件の変更前の残業分に相当する変更前残業金額を算出し、変更後金額情報及び勤怠情報に基づいて、雇用条件の変更後の残業分に相当する変更後残業金額を算出する残業算出ステップと、総支給額算出部が、変更前給与金額、変更前残業金額、変更後給与金額及び変更後残業金額を加算処理して、給与計算期間の給与の総支給額を算出する総支給額算出ステップと、を有する。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る給与計算プログラムは、コンピュータを、給与計算期間内における雇用条件の変更情報を取得する変更情報取得部と、変更情報で示される雇用条件の変更前の基本給及び諸手当の変更前金額情報、及び、雇用条件の変更後の基本給及び諸手当の変更後金額情報を取得する基本金額取得部と、給与計算期間の勤怠情報を取得する勤怠情報取得部と、変更前金額情報及び勤怠情報に基づいて、雇用条件の変更前の勤務分に相当する変更前給与金額を算出し、変更後金額情報及び勤怠情報に基づいて、雇用条件の変更後の勤務分に相当する変更後給与金額を算出する勤務分給与算出部と、変更前金額情報及び勤怠情報に基づいて、雇用条件の変更前の残業分に相当する変更前残業金額を算出し、変更後金額情報及び勤怠情報に基づいて、雇用条件の変更後の残業分に相当する変更後残業金額を算出する残業算出部と、変更前給与金額、変更前残業金額、変更後給与金額及び変更後残業金額を加算処理して、給与計算期間の給与の総支給額を算出する総支給額算出部として機能させること、を特徴とする。
本発明によれば給与計算期間内に給与体系の変更が生じた場合でも、簡単に給与計算を行うことができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態の給与計算装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 図2は、実施の形態の給与計算装置における、給与計算処理の流れを示す模式図である。 図3は、実施の形態の給与計算装置の給与計算処理の流れを示すフローチャートである。 図4は、雇用契約データの一例を示す図である。 図5は、残業手当の基準単価及び残業単価が入力された雇用契約データの一例を示す図である。 図6は、日時勤怠データの一例を示す図である。 図7は、日時勤怠データに基づいて形成される勤怠集計データの一例を示す図である。 図8は、月次勤怠データの一例を示す図である。 図9は、給与計算装置の演算処理部による、週内所定時間超残業計算処理の流れを示すフローチャートである。 図10は、演算処理部が週内所定時間超残業計算処理を行う際に、高い方の残業単価を用いて週内所定時間超残業手当を算出する動作を説明するための図である。 図11は、給与計算装置の演算処理部による、月変形残業計算処理の流れを示すフローチャートである。 図12は、演算処理部が月変形残業計算処理を行う際に、高い方の残業単価を用いて月残業手当を算出する動作を説明するための図である。 図13は、給与計算データの一例を示す図である。 図14は、給与計算結果データの一例を示す図である。
以下、本発明を適用した実施の形態となる給与計算装置を、図面に基づいて詳細に説明する。以下の実施の形態の説明により、本発明が限定されるものではない。
[ハードウェア構成]
まず、図1は、実施の形態の給与計算装置1のハードウェア構成を示すブロック図である。一例ではあるが、この給与計算装置1は、派遣会社の各派遣社員の給与を計算する給与計算装置となっている。この実施の形態の給与計算装置1としては、デスクトップ型のパーソナルコンピュータ装置の他、ノート型のパーソナルコンピュータ装置又はタブレット型のパーソナルコンピュータ装置を用いることができる。また、給与計算装置1としては、PDA(Personal Digital Assistants)装置又はスマートフォン等携帯型情報処理装置を用いることができる。このような給与計算装置1は、記憶部2、制御部3、通信インターフェース部4及び入出力インターフェース部5を備えている。
入出力インターフェース部5には、入力装置6及び出力装置7が接続されている。出力装置7としては、モニタ装置(家庭用テレビを含む)を用いることができる。入力装置6としては、キーボード装置、マウス装置、及びマイクロホン装置の他、マウス装置と協働してポインティングデバイス機能を実現するモニタ装置を用いることができる。
記憶部2としては、例えばROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)等の記憶装置を用いることができる。記憶部2には、人事データシステム11、就業データシステム12、給与計算システム13及び給与データシステム14が記憶されている。
各システム11~14は、それぞれ関連して動作するアプリケーションプログラムである。なお、この例では、各システム11~14は、同じ記憶部2に記憶されていることとして説明を進めるが、人事データシステム11、就業データシステム12及び給与データシステム14は、それぞれ物理的に異なるサーバ装置に記憶させてもよい。この場合、給与計算装置1と、各システム11、12、14が記憶されたサーバ装置は、通信インターフェース部4及びインターネット等の所定のネットワークを介して相互に通信可能に接続される。このような構成としても、以下に説明する作用効果と同じ作用効果を得ることができる。詳しくは、以下の説明を参照されたい。
人事データシステム11は、各派遣社員の社員番号、派遣開始期間、派遣終了期間、派遣先及び給与体系等を含む社員データが記憶されている。就業データシステム12には、各派遣社員の日次勤怠データ及び月次勤怠データが記憶されている。給与データシステム14には、給与計算システム13で計算された各派遣社員の給与計算結果データが記憶される。
制御部3は、記憶部2に記憶されているアプリケーションプログラムである給与計算システム13を実行することで、社員データ取得部21、勤怠データ取得部22、入力処理部23、演算処理部24及び記憶制御部25の各機能を実現する。
社員データ取得部21は、変更情報取得部の一例であり、人事データシステム11から社員データを取得する。勤怠データ取得部22は、勤怠情報取得部の一例であり、就業データシステム12から日時勤怠データ及び月次勤怠データを取得する。入力処理部23は、給与計算装置1を操作する業務オペレータの入力操作に応じて、月内における給与体系の変更前後の残業代の基準単価及び残業単価等を社員データに入力処理することで雇用契約データを生成する。社員データ取得部21及び入力処理部23は、基本金額取得部の一例である。
演算処理部24は、月内における給与体系の変更前後の残業代の基準単価及び残業単価等を含む雇用契約データ及び勤怠データに基づいて、各派遣社員の給与を計算する。演算処理部24は、勤務分給与算出部、残業算出部及び総支給額算出部の一例である。記憶制御部25は、計算された各派遣社員の給与を示す給与計算結果データを給与データシステムに送信して記憶制御する。
(給与計算処理の概略的な流れ)
図2は、このような給与計算処理の流れを示す模式図である。この図2に示すように、人事データシステム11から収集された各派遣社員の社員データには、月内における給与体系の変更前後の残業代の基準単価及び残業単価等が入力される。これにより、雇用契約データが生成される。また、就業情報システム12からは、各派遣社員の日次勤怠データ及び月次勤怠データが、勤怠集計データとして取得される。
給与計算システム13は、雇用契約データ及び勤怠集計データに基づいて各派遣社員の月内における変更前後の給与体系を考慮した給与計算結果データを生成し、これを給与データシステム14に送信して記憶させる。
(給与計算処理の詳細)
図3は、このような給与計算処理の流れを示すフローチャートである。制御部3は、記憶部2に記憶されている給与計算システムを実行することで、図3のフローチャートに示す各処理を、ステップS1から順に実行する。
まず、ステップS1では、社員データ取得部21が、人事データシステム11から、給与計算を行う派遣社員の社員データを取得する。ステップS2では、入力処理部23が、業務オペレータの入力操作に応じて、月内における給与体系の変更前後の残業代の基準単価及び残業単価等を社員データに入力処理することで雇用契約データを生成する。
図4に、雇用契約データの一例を示す。このうち、図4(a)は、月給者の契約社員の雇用契約データの一例である。図4(b)は、時給者の契約社員の雇用契約データの一例である。この図4(a)及び図4(b)に示すように、雇用契約データは、会社番号(会社No.)、社員番号、派遣契約の期間開始日、期間終了日、派遣先、給与区分、月所定時間、所定日数、日所定時間、基本給、日給、時給、職務給、資格手当、残業代の基準単価、及び残業代の残業単価の各種データを含む。
このうち、社員番号、派遣契約の期間開始日、期間終了日、派遣先の各データは、人事データシステム11から取得された社員データに対して自動的に入力されるデータである。図4(a)の月給者の例は、会社No.は「100」、社員番号は「100」、派遣契約の期間開始日は「2021年1月16日」、期間終了日は「2021年3月10日」、派遣先は「100231」の会社であることを示している。
また、図4(a)の月給者の例は、社員番号が「100」の契約社員は、2021年の3月内の3月10日に、「100231」の派遣先に対する派遣期間が終了し、同じ2021年の3月内の3月11日から、「2000011」の会社に派遣先が変更となった例を示している。
また、図4(b)の時給者の例は、社員番号が「200」の契約社員は、2021年の3月内の3月10日に、「100231」の派遣先に対する派遣期間が終了し、同じ2021年の3月内の3月11日から、「2000011」の会社に派遣先が変更となった例を示している。
これに対して、給与区分、月所定時間、所定日数、日所定時間、基本給、日給、時給、職務給、資格手当、残業代の基準単価、及び残業代の残業単価の各種データは、業務オペレータにより、手動で入力されるデータである。
図4(a)の月給者の例は、派遣先が変更となる前は、月所定時間が「160時間」、所定日数が「20日」、日所定時間が「0時間」、基本給が「200000円」、日給が「0円」、時給が「0円」、職務給が「40000円」、資格手当が「0円」である例を示している。
また、派遣先が変更となった後は、月所定時間が「168時間」、所定日数が「20日」、日所定時間が「0時間」、基本給が「300000円」、日給が「0円」、時給が「0円」、職務給が「10000円」、資格手当が「20000円」である例を示している。
また、図4(b)に示す時給者の例は、派遣先が変更となる前は、時給が「1000円」であり、派遣先が変更となった後は、時給が「1500円」となったことを示している。
次に、図3のフローチャートのステップS3において、業務オペレータは、雇用契約データに対して、残業の基準単価及び残業単価を計算して入力操作する。この際、業務オペレータは、派遣先の変更前の残業の基準単価及び残業単価、及び、派遣先の変更後の残業の基準単価及び残業単価の両方が入力されていない場合、派遣先の変更前後の両方の残業の基準単価及び残業単価を雇用契約データに入力操作する。これに対して、派遣先の変更前の残業の基準単価及び残業単価は既に入力済みであり、派遣先の変更後の残業の基準単価及び残業単価が入力されていない場合、この派遣先の変更後の残業の基準単価及び残業単価を雇用契約データに入力操作する。
図5は、派遣先の変更前後の残業の基準単価及び残業単価が入力された雇用契約データを示す図である。このうち、図5(a)は、月給者の契約社員の雇用契約データに対して残業の基準単価及び残業単価が入力された雇用契約データを示している。また、図5(b)は、時給者の契約社員の雇用契約データに対して残業の基準単価及び残業単価が入力された雇用契約データを示している。
一例として、月給者の場合、「(基本給+職務給+資格手当)/月所定時間」の演算を行うことでで、残業の基準単価が算出される。また、残業単価は、基準単価に対して法定割増率(1.25)を乗算処理することで算出される。
このため、図5(a)の月給者の例において、派遣先が変更となる前は、「(200000円+40000円)/160時間」の演算により、「1500円」の基準単価が算出されて雇用契約データに入力される。また、「1500円×1.25」の演算により、「1875円」の残業単価が算出されて雇用契約データに入力される。
また、図5(a)の月給者の例において、派遣先が変更となった後は、「(300000円+10000円+20000円)/168時間」の演算により、「1965円」の基準単価が算出される。また、「1965円×1.25」の演算により、「2457円」の残業単価が算出される。
これに対して、時給者の場合、「時給×法定割増率(1.25)」の演算により、残業の基準単価が算出される。また、「時給×0.25」の演算により、深夜単価(割増賃金)が算出される。
このため、図5(b)の時給者の例において、派遣先が変更となる前は、「1000円×1.25」の演算により、「1250円」の残業単価が算出されて雇用契約データに入力される。また、「1000円×0.25」の演算により、「250円」の深夜単価が算出されて雇用契約データに入力される。
また、図5(b)の時給者の例において、派遣先が変更となった後は、「1500円×1.25」の演算により、「1875円」の残業単価が算出されて雇用契約データに入力される。また、「1500円×0.25」の演算により、「375円」の深夜単価が算出されて雇用契約データに入力される。
次に、図3のフローチャートのステップS4では、勤怠データ取得部22が、就業データシステム12から日次勤怠データ及び月次勤怠データを取得する。図6は、日次勤怠データの一例を示す図である。この図6に示すように、日次勤怠データは、会社No.、社員番号、日付、出勤日数、休出日数、勤務時間、及び、残業時間等を含んで構成される。一例ではあるが、この図6の例の場合、3月1日~3月10日が、給与体系変更前の日次勤怠データである。また、3月11日~3月31日が、給与体系変更後の日次勤怠データである。
勤怠データ取得部22は、給与体系変更前の日次勤怠データに基づいて、図7(a)に示すように、給与体系変更前の勤怠集計データを生成する。また、勤怠データ取得部22は、給与体系変更後の日次勤怠データに基づいて、図7(b)に示すように、給与体系変更後の勤怠集計データを生成する。図7(a)及び図7(b)に示すように、勤怠集計データは、会社No.、社員番号、派遣期間の期間開始日、期間終了日、出勤日数、休出日数、有休日数、勤務時間、及び、残業時間を含んで構成される。
図7(a)に示す給与体系の変更前の勤怠集計データの例は、派遣期間の派遣開始日が「2021年3月1日」、派遣終了日が「2021年3月10日」、この間の出勤日数が「8日」、休出日数が「0日」、有休日数が「2日」、勤務時間が「64時間」、及び、残業時間が「9時間」となっている。
また、図7(b)に示す給与体系の変更後の勤怠集計データの例は、派遣期間の派遣開始日が「2021年3月11日」、派遣終了日が「2021年3月31日」、この間の出勤日数が「15日」、休出日数が「1日」、有休日数が「0日」、勤務時間が「114時間」、及び、残業時間が「2時間」となっている。
これに対して、図8は、月次勤怠データの一例を示す図である。この図8に示すように、月次勤怠データは、会社No.、社員番号、その月の第1週目の週における40時間を超える残業時間、及び、その月の第2週目の週における40時間を超える残業時間を含んで構成される。また、月次勤怠データは、その月の第3週目の週における40時間を超える残業時間、及び、その月の第4週目の週における40時間を超える残業時間を含んで構成される。また、月次勤怠データは、その月の第5週目の週における40時間を超える残業時間、及び、月残業時間を含んで構成される。
この図8に示す月次勤怠データの例は、給与体系の変更前においては、その月の第2週目の週における40時間を超える残業時間が「4時間」、その月の第3週目の週における40時間を超える残業時間が「2時間」、及び、月残業時間が「5時間」である例を示している。
また、図8に示す月次勤怠データの例は、給与体系の変更後においては、その月の第1週目の週~第5週目の週における40時間を超える残業時間は「0時間」であり、月残業時間も「0時間」である例を示している。
次に、図3のフローチャートのステップS5において、演算処理部24は、週内で給与体系の変更があった際に、給与体系の変更前の残業単価及び給与体系の変更後の残業単価のうち、高い方の残業単価を用いて、その週の所定時間を超えた時間に対応する残業計算を行う(週内所定時間超残業計算)。
図9は、このステップS5に示す週内所定時間超残業計算動作の詳細な流れを示すフローチャートである。この図9のフローチャートにおいて、ステップS4からステップS11に処理が進むと、演算処理部24は、図8に示した月次勤怠データに基づいて、40時間を超える残業(週内所定時間超残業)が発生したか否かを週毎に判別する。週内所定時間超残業が発生していない場合(ステップS11:No)、そのまま図3のフローチャートのステップS6に処理が進む。
一方、週内所定時間超残業が発生している場合(ステップS11:Yes)、ステップS12に処理が進む。ステップS12において、演算処理部24は、その週内所定時間超残業が発生している週内において、給与体系の変更による、残業単価の変更の有無を判別する。
週内における残業単価に変更がないということは(ステップS12:No)、給与体系に変更は無く、又は、残業計算に影響がない給与体系の変更であることを意味する。このため、演算処理部24は、ステップS13において、従前の残業単価で週内所定時間超残業の残業手当を計算する。これにより、処理がステップS6に進む。
これに対して、週内における残業単価に変更があった場合(ステップS12:Yes)、演算処理部24は、ステップS14において、給与体系の変更前後の残業単価のうち、高い方の残業単価を用いて、その週の所定時間を超える残業手当を算出する。
具体的には、例えば図10に示すように3月8日(日)~3月14日(土)の週内において、3月11日(水)に給与体系が変更となることで、3月11日(水)を境にして残業単価が「1875円」から「2475円」に変更になったとする。この場合、演算処理部24は、高い方の残業単価である「2475円」の残業単価を用いて、週内における所定時間超の残業手当を算出する。これにより、派遣社員が不利となる方の残業単価である、低い方の残業単価で残業手当が計算される不都合を防止できる。
なお、演算処理部24は、週内における所定時間超の残業手当を高い方の残業単価を用いて算出する動作を、月給者の残業手当の計算に対してのみ行う。
次に、図3のフローチャートにおいて、このような週内所定時間超残業計算処理を行うと、ステップS6に処理が進む。ステップS6では、演算処理部24が、その月内に給与体系の変更により残業単価が変更となった場合、高い方の残業単価を用いて月残業の残業手当を計算する月変形残業計算処理を行う。
図11は、このステップS6に示す月変形残業計算処理の詳細な流れを示すフローチャートである。この図11のフローチャートにおいて、ステップS5からステップS21に処理が進むと、演算処理部24は、図8に示した月次勤怠データに基づいて、月残業時間が発生しているか否かを判別する。月残業時間が発生していない場合(ステップS21:No)、そのまま図3のフローチャートのステップS7に処理が進む。
一方、月残業時間が発生している場合(ステップS21:Yes)、ステップS22に処理が進む。ステップS22では、演算処理部24が、その月内において、給与体系の変更により残業単価に変更が生じたか否かを判別する。
その月内における残業単価に変更がないということは(ステップS22:No)、給与体系に変更は無く、又は、残業計算に影響がない給与体系の変更であることを意味する。このため、演算処理部24は、ステップS23において、従前の残業単価で月残業の残業手当を計算する。これにより、処理がステップS7に進む。
これに対して、その月内における残業単価に変更があった場合(ステップS22:Yes)、演算処理部24は、ステップS24において、給与体系の変更前後の残業単価のうち、高い方の残業単価を用いて、その月の月残業の残業手当を算出する。
具体的には、例えば図12に示すように3月1日(日)~3月31日(火)の月内において、3月11日(水)に給与体系が変更となることで、3月11日(水)を境にして残業単価が「1875円」から「2475円」に変更になったとする。この場合、演算処理部24は、高い方の残業単価である「2475円」の残業単価を用いて、月内における月残業の残業手当を算出する。これにより、派遣社員が不利となる方の残業単価である、低い方の残業単価で月残業手当が計算される不都合を防止できる。
なお、演算処理部24は、月内における月残業の残業手当を高い方の残業単価を用いて算出する動作を、月給者の残業手当の計算に対してのみ行う。
次に、このような月変形残業計算処理が行われると、図3のフローチャートのステップS7に処理が進む。ステップS7では、演算処理部24が、上述の週内所定時間超残業計算処理及び月変形残業計算処理の計算結果を、上述の雇用契約データに反映させた給与計算データを生成する。そして、演算処理部24は、この給与計算データで示される、急用体系変更前後の基本給及び残業手当等を加算処理することで給与計算結果データを生成する。記憶制御部25は、この給与計算結果データを給与データシステム14に記憶制御する。
図13は、給与計算データの一例を示す図である。このうち、図13(a)は、月給者の場合の給与計算データの一例であり、図13(b)は、時給者の場合の給与計算データの一例である。
図13(a)の月給者の例の場合、上の列のレコードが給与体系変更前の給与計算データであり、下の列のレコードが給与体系変更後の給与計算データである。
給与体系変更前の期間は、2021年3月1日~2021年3月10日までの期間である。演算処理部24は、給与体系変更前の期間の基本給を、「200000円×(11日/31日)=70968円」と計算し、職務給を、「40000円×(11日/31日)=14194円」として計算する。また、演算処理部24は、給与体系変更前の残業手当は、「1875円×9時間=16875円」として計算する。
これに対して、給与体系変更後の期間は、2021年3月11日~2021年3月31日までの期間である。演算処理部24は、給与体系変更後の期間の基本給を、「300000円×(20日/31日)=193549円」と計算し、職務給を、「10000円×(20日/31日)=6452円」として計算する。また、演算処理部24は、給与体系変更後の資格手当を、「20000円×(20日/31日)=12904円」として計算し、残業手当を、「2457円×2時間=4914円」として計算する。さらに、演算処理部24は、週40時間超えの残業手当を、給与体系変更前後で高い方の残業単価を用いて、「2457円×4時間=9828円」として計算する。また、演算処理部24は、月変形残業手当を、給与体系変更前後で高い方の残業単価を用いて、「2457円×5時間=12285円」として計算する。
同様に、図13(b)の時給者の例の場合、上の列のレコードが給与体系変更前の給与計算データであり、下の列のレコードが給与体系変更後の給与計算データである。
給与体系変更前の期間は、2021年3月1日~2021年3月10日までの期間である。演算処理部24は、給与体系変更前の期間の基本給を、「1000円×64時間=64000円」と計算し、法外残業手当を、「1250円×9時間=11250円」として計算する。
これに対して、給与体系変更後の期間は、2021年3月11日~2021年3月31日までの期間である。演算処理部24は、給与体系変更後の期間の基本給を、「1500円×114時間=171000円」と計算し、法外残業手当を、「1875円×2時間=3750円」として計算する。
次に、演算処理部24は、このように算出した給与体系変更前後の基本給及び残業手当等を加算処理して、給与計算結果データを生成する。図14は、給与計算結果データの一例を示す図である。このうち、図14(a)は、月給者の給与計算結果データの一例を示す図であり、図14(b)は、時給者の給与計算結果データの一例を示す図である。
演算処理部24は、給与体系変更前後の基本給及残業手当等を加算処理することで、月給者の場合、図14(a)に示すように、2021年3月度の給与を、基本給は「264517円」、職務給は「20646円」、資格手当は「12904円」等のように算出する。また、演算処理部24は、時給者の場合、残業手当は「21789円」、週40時間超えの残業手当は「9828円」、月変形残業手当は「12285円」等のように算出する。
演算処理部24は、給与体系変更前後の基本給及残業手当等を加算処理することで、時給者の場合、図14(b)に示すように、2021年3月度の給与を、基本給は「252000円」、職務給は「15000円」等のように算出する。
記憶制御部25は、このような給与計算結果データを給与データシステム14に記憶制御する。これにより、図3のフローチャートの全処理が終了する。
[実施の形態の効果]
以上の説明から明らかなように、実施の形態の給与計算装置1は、雇用契約データとして月中で複数の給与単価を保持すると共に、勤怠データも、日次で保持する。これにより、同じ月内で給与体系が変更になった場合でも、給与体系の変更前後に分けて、残業手当を含めた各種手当の計算を自動的に行うことができる。このため、給与体系が変更となった場合でも、面倒な手間を要することなく、簡単に給与計算を行うことができ、給与計算時間を大幅に短縮できる。
また、週40時間超残業のように週で発生する残業については、その週内の残業単価のうち、高いほうの残業単価を用いて、その週の残業手当を計算する。さらに、月変形労働のように月で発生する残業については、その月内の残業単価のうち、高い方の残業単価を用いて月残業手当を計算する。これにより、安い方の残業単価で週40時間超残業又は月残業が計算されて、派遣社員等の従業員の給与が不当に低い金額となる不都合を防止できる。
[国連が主導する持続可能な開発目標(SDGs)への貢献]
本実施形態により、業務効率化や企業の適切な経営判断を推進することに寄与することができるので、SDGsの目標8及び9に貢献することが可能となる。
また、本実施形態により、廃棄ロス削減や、ペーパレス・電子化を推進することに寄与することができるので、SDGsの目標12、13及び15に貢献することが可能となる。
また、本実施形態により、統制、ガバナンス強化に寄与することができるので、SDGsの目標16に貢献することが可能となる。
[他の実施の形態]
本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
例えば、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、或いは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
また、本明細書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、給与計算装置1に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも図示の如く物理的に構成されていることを要しない。
例えば、給与計算装置1が備える処理機能、特に制御部3及び制御部3にて行われる各処理機能については、その全部又は任意の一部を、CPU(Central Processing Unit)および当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。なお、プログラムは、本実施形態で説明した処理を情報処理装置に実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じてテナント分析装置1に機械的に読み取られる。すなわち、ROM又はHDD等の記憶部等には、OSと協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部3を構成する。
また、このコンピュータプログラムであるテナント分析プログラムは、テナント分析装置1に対して任意のネットワークを介して接続された他のサーバ装置に記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
また、本実施形態で説明した処理を実行するための給与計算プログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、MO(Magneto-Optical Disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、及び、Blu-ray(登録商標) Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
また、「プログラム」とは、任意の言語または記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコード又はバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成および読み取り手順ならびに読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
記憶部2は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、及び、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、及び、ウェブページ用ファイル等を格納する。
また、給与計算装置1は、既知のパーソナルコンピュータ装置又はワークステーション等の情報処理装置で構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された情報処理装置で構成してもよい。また、給与計算装置1は、本実施形態で説明した処理を実現させるソフトウェア(プログラム又はデータ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
さらに、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部又は一部を、各種の付加等に応じて又は機能付加に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
本発明は、給与計算期間内に給与形態の変更が生じた場合の給与計算に有用である。
1 給与計算装置
2 記憶部
3 制御部
4 通信インターフェース部
5 入出力インターフェース部
6 入力装置
7 出力装置
11 人事データシステム
12 就業データシステム
13 給与計算システム
14 給与データシステム
21 社員データ取得部
22 勤怠データ取得部
23 入力処理部
24 演算処理部
25 記憶制御部

Claims (6)

  1. 給与計算期間内における雇用条件の変更情報を取得する変更情報取得部と、
    前記変更情報で示される雇用条件の変更前の基本給及び諸手当の変更前金額情報、及び、前記雇用条件の変更後の基本給及び諸手当の変更後金額情報を取得する基本金額取得部と、
    前記給与計算期間の勤怠情報を取得する勤怠情報取得部と、
    前記変更前金額情報及び前記勤怠情報に基づいて、前記雇用条件の変更前の勤務分に相当する変更前給与金額を算出し、前記変更後金額情報及び前記勤怠情報に基づいて、前記雇用条件の変更後の勤務分に相当する変更後給与金額を算出する勤務分給与算出部と、
    前記変更前金額情報及び前記勤怠情報に基づいて、前記雇用条件の変更前の残業分に相当する変更前残業金額を算出し、前記変更後金額情報及び前記勤怠情報に基づいて、前記雇用条件の変更後の残業分に相当する変更後残業金額を算出する残業算出部と、
    前記変更前給与金額、前記変更前残業金額、前記変更後給与金額及び前記変更後残業金額を加算処理して、前記給与計算期間の給与の総支給額を算出する総支給額算出部と、
    を有する給与計算装置。
  2. 前記給与計算期間が一月単位である場合において、前記残業算出部は、前記雇用条件の変更前の残業単価、及び、前記雇用条件の変更後の残業単価のうち、高い方の残業単価を用いて、前記雇用条件の変更が生じた週の残業金額、及び、前記雇用条件の変更が生じた月の残業金を算出すること
    を特徴とする請求項1に記載の給与計算装置。
  3. 前記残業算出部は、前記給与計算期間に相当する所定労働時間で前記変更前金額情報を除算処理し、残業に関する規定の係数を乗算処理することで算出した残業単価を用いて前記変更前残業金額を算出し、前記給与計算期間に相当する所定労働時間で前記変更後金額情報を除算処理し、残業に関する規定の係数を乗算処理することで算出した残業単価を用いて前記変更後残業金額を算出すること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の給与計算装置。
  4. 前記勤務分給与算出部は、雇用条件の変更前の勤務日数を暦日数で除算処理した除算値を前記変更前金額情報に乗算処理することで前記変更前給与金額を算出し、雇用条件の変更後の勤務日数を暦日数で除算処理した除算値を前記変更後金額情報に乗算処理することで前記変更後給与金額を算出すること
    を特徴とする請求項1から請求項3のうち、いずれか一項に記載の給与計算装置。
  5. 変更情報取得部が、給与計算期間内における雇用条件の変更情報を取得する変更情報取得ステップと、
    基本金額取得部が、前記変更情報で示される雇用条件の変更前の基本給及び諸手当の変更前金額情報、及び、前記雇用条件の変更後の基本給及び諸手当の変更後金額情報を取得する基本金額取得ステップと、
    勤怠情報取得部が、前記給与計算期間の勤怠情報を取得する勤怠情報取得ステップと、
    勤務分給与算出部が、前記変更前金額情報及び前記勤怠情報に基づいて、前記雇用条件の変更前の勤務分に相当する変更前給与金額を算出し、前記変更後金額情報及び前記勤怠情報に基づいて、前記雇用条件の変更後の勤務分に相当する変更後給与金額を算出する勤務分給与算出ステップと、
    残業算出部が、前記変更前金額情報及び前記勤怠情報に基づいて、前記雇用条件の変更前の残業分に相当する変更前残業金額を算出し、前記変更後金額情報及び前記勤怠情報に基づいて、前記雇用条件の変更後の残業分に相当する変更後残業金額を算出する残業算出ステップと、
    総支給額算出部が、前記変更前給与金額、前記変更前残業金額、前記変更後給与金額及び前記変更後残業金額を加算処理して、前記給与計算期間の給与の総支給額を算出する総支給額算出ステップと、
    を有する給与計算方法。
  6. コンピュータを、
    給与計算期間内における雇用条件の変更情報を取得する変更情報取得部と、
    前記変更情報で示される雇用条件の変更前の基本給及び諸手当の変更前金額情報、及び、前記雇用条件の変更後の基本給及び諸手当の変更後金額情報を取得する基本金額取得部と、
    前記給与計算期間の勤怠情報を取得する勤怠情報取得部と、
    前記変更前金額情報及び前記勤怠情報に基づいて、前記雇用条件の変更前の勤務分に相当する変更前給与金額を算出し、前記変更後金額情報及び前記勤怠情報に基づいて、前記雇用条件の変更後の勤務分に相当する変更後給与金額を算出する勤務分給与算出部と、
    前記変更前金額情報及び前記勤怠情報に基づいて、前記雇用条件の変更前の残業分に相当する変更前残業金額を算出し、前記変更後金額情報及び前記勤怠情報に基づいて、前記雇用条件の変更後の残業分に相当する変更後残業金額を算出する残業算出部と、
    前記変更前給与金額、前記変更前残業金額、前記変更後給与金額及び前記変更後残業金額を加算処理して、前記給与計算期間の給与の総支給額を算出する総支給額算出部として機能させること、
    を特徴とする給与計算プログラム。
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