JP2022161691A - コネクタユニット - Google Patents

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宣木 黄
Xuanmu Huang
啓貴 山本
Hirotaka Yamamoto
光 大場
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新 河野
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【課題】端子間の電気的接続の信頼性に優れるコネクタユニットの提供すること。【解決手段】コネクタユニット1は、互いに嵌合される第1コネクタ2及び第2コネクタ3を備える。第1コネクタ2は、第1コネクタ2と第2コネクタ3との嵌合方向に沿って広がる板状の形状を有する板状部21及び板状部21から板厚方向に突出するとともに嵌合方向に交差する方向に延びる突条部25を有する一対の第1端子20と、一対の第1端子20の各々を板厚方向に押圧するように突出する圧入突起部16,17を有する第1ハウジング10と、を有する。第2コネクタ3は、一対の第1端子20の各々の突条部25に押圧接触して導通接続する一対の第2端子42と、一対の第2端子42を電気的に連結する連結部41と、一対の第2端子42及び連結部41を保持する第2ハウジング30と、を有する。【選択図】図5

Description

本発明は、互いに嵌合される第1コネクタ及び第2コネクタを備えるコネクタユニットに関する。
従来から、端子と相手側端子とを互いに押圧接触させた状態で電気的に接続するコネクタユニットが提案されている。例えば、この種のコネクタユニットで用いられる端子として、一対の接点部で相手側端子を挟み込むように全体としてU字状の形状を有する端子(いわゆる、クリップ端子)が挙げられる。クリップ端子は、例えば、電気自動車やハイブリッド自動車等に搭載される高電圧バッテリと、車載回路と、をメンテナンスの際などに遮断するためのサービスプラグに適用される(例えば、特許文献1を参照。)。
特開2017-079141号公報
ところで、上述したクリップ端子を用いるコネクタユニットでは、一般に、クリップ端子が一方側のハウジングに保持され、クリップ端子が導通接続される相手側端子としての薄板状端子が他方側のハウジングに圧入されて固定される。この薄板状端子の圧入にあたり、薄板状端子を板厚方向に挟む複数の圧入突起が、他方側のハウジングに設けられる場合がある。例えば、薄板状端子の幅方向における中央箇所を板厚方向の一方側に押圧し、薄板状端子の幅方向における両側方箇所を板厚方向の他方側に押圧するように、3つの圧入突起で薄板状端子を保持する(いわゆる、3点接触での圧入がなされる)場合がある。この場合、各々の圧入突起が薄板状端子に及ぼす外力に起因し、薄板状端子が板厚方向に湾曲するように変形する可能性がある。薄板状端子が湾曲すると、クリップ端子と薄板状端子との接触箇所における接点荷重が、設計上の値に対して過大又は過小となる(即ち、接点荷重のバラツキが生じる)ことになる。このような接点荷重のバラツキは、端子間の電気的接続の信頼性を低減させる原因となり得るため、出来る限り抑制されることが望ましい。
本発明は、上述した状況を鑑みてなされたものであり、その目的は、端子間の電気的接続の信頼性に優れるコネクタユニットの提供である。
前述した目的を達成するために、本発明に係るコネクタユニットは、下記[1]~[3]を特徴としている。
[1]
互いに嵌合される第1コネクタ及び第2コネクタを備えるコネクタユニットであって、
前記第1コネクタは、
前記第1コネクタと前記第2コネクタとの嵌合方向に沿って広がる板状の形状を有する板状部及び前記板状部から板厚方向に突出するとともに前記嵌合方向に交差する方向に延びる突条部を有する一対の第1端子と、前記一対の前記第1端子の各々を前記板厚方向に押圧するように突出する圧入突起部を有する第1ハウジングと、を有し、
前記第2コネクタは、
前記一対の前記第1端子の各々の前記突条部に接触して導通接続する一対の第2端子と、前記一対の前記第2端子を電気的に連結する連結部と、前記一対の前記第2端子及び前記連結部を保持する第2ハウジングと、を有する、
コネクタユニットであること。
[2]
上記[1]に記載のコネクタユニットにおいて、
前記一対の前記第1端子の各々の前記突条部は、
少なくとも一部の突出表面が平坦である形状を有し、
前記一対の前記第2端子の各々は、
前記突条部の平坦な前記突出表面に沿って広がる平坦面を、前記突条部に接触する箇所に有する、
コネクタユニットであること。
[3]
上記[1]又は上記[2]に記載のコネクタユニットにおいて、
前記一対の前記第1端子の各々は、
前記板状部から前記板厚方向に突出するとともに前記突条部に交差する方向に延びる補助突条部を、更に有する、
コネクタユニットであること。
上記[1]の構成のコネクタユニットによれば、第1端子は、その板状部から突出して嵌合方向に交差する方向に延びる突条部を有する。この突条部は、第2端子との接点として用いられることに加え、突条部を湾曲させる方向における第1端子の曲げ剛性を向上させる働きを有する。そのため、このような突条部が無い場合に比べ、第1ハウジングに設けられた圧入突起部に押圧接触するように第1端子を第1ハウジングに圧入したとき、圧入突起部から第1端子の板状部や突条部に板厚方向(即ち、突条部を湾曲させる方向)の外力が及んでも、第1端子の湾曲等を抑制できる。更に、第1端子の突条部を第2端子との接点としても利用するため、補強のための突条部を別途設ける場合に比べ、第1端子の大型化や構造の複雑化(ひいてはコネクタユニットの大型化等)を避けられる。このように、本構成のコネクタユニットは、端子間の電気的接続の信頼性に優れる。
上記[2]の構成のコネクタユニットによれば、第2端子は、第1端子の突条部の平坦な突出表面に接触する箇所に、この突出表面に沿って広がる平坦面を有する。よって、第1端子の突条部の突出表面と第2端子の平坦面とが面接触することになり、第2端子がこの箇所に湾曲した面を有する場合に比べ、第1端子と第2端子との接触面積を広くすることができる。これにより、端子間の電気的接続の信頼性を更に向上できる。
上記[3]の構成のコネクタユニットによれば、第1端子は、嵌合方向に交差する方向に延びる突条部に加え、その突条部に交差する方向に延びる補助突条部を有する。これにより、突条部および補助突条部の双方を第2端子との接点として用いることができるため、端子間の電気的接続の信頼性を更に向上できる。
このように、本発明によれば、端子間の電気的接続の信頼性に優れるコネクタユニットを提供できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本発明の実施形態に係るコネクタユニットを示す斜視図である。 図2は、図1のA-A断面図である。 図3(a)は、図2のB-B断面の一部を示す図であり、図3(b)は、図3(a)のC部の拡大図である。 図4は、互いに導通接続された状態にある第1端子及び第2端子を示す斜視図である。 図5は、互いに分離した状態にある第1端子及び第2端子を示す斜視図である。 図6(a)は、図4のD-D断面の一部を示す図であり、図6(b)は、図6(a)のE部の拡大図である。 図7は、変形例に係るコネクタユニットの第1端子を示す斜視図である。 図8(a)は、他の変形例における図6(a)に対応する図であり、図8(b)は、図8(a)のF部の拡大図である。
<実施形態>
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係るコネクタユニット1について説明する。コネクタユニット1は、図1に示すように、第1コネクタ2と、第2コネクタ3とを備える。第1コネクタ2と第2コネクタ3とが嵌合されることで、第1コネクタ2に収容された端子20(図2及び図4参照)と、第2コネクタ3に収容された端子40(図2及び図4参照)とが電気的に接続される。
コネクタユニット1は、典型的には、電気自動車やハイブリッド自動車等に搭載されて、メンテナンスの際などに車載の高電圧バッテリと車載回路とを遮断して作業者の安全を確保するためのサービスプラグとして使用される。以下、説明の便宜上、図1~図8に示すように、「前後方向」、「左右方向」、「上下方向」、「前」、「後」、「左」、「右」、「上」及び「下」を定義する。「前後方向」、「左右方向」及び「上下方向」は、互いに直交している。
第1コネクタ2は、図1及び図2に示すように、ハウジング10と、ハウジング10に収容された一対の端子20と、を備える。第2コネクタ3は、ハウジング30と、ハウジング30に収容された一対の端子40と、を備える。以下、先ず、第1コネクタ2を構成する各部品について順に説明する。
まず、ハウジング10について説明する。樹脂製のハウジング10は、図1~図3に示すように、前後方向に長い略直方体状の形状を有する。ハウジング10の上部には、図2に示すように、左右方向に間隔を空けて対向するように上方に突出する一対の嵌合板部11が設けられている。各嵌合板部11は、前後方向及び上下方向に延び且つ前後方向に長い略矩形平板状の形状を有している。一対の嵌合板部11は、ハウジング30の後述する一対の嵌合凹部31に挿入(嵌合)されることになる。
ハウジング10は、一対の嵌合板部11の間の空間12を左右方向に二分するように空間12内を前後方向に横断する略平板状の隔壁部13、を備えている(図2参照)。隔壁部13は、ハウジング30の後述する収容部32(図2参照)に挿入されることになる。
ハウジング10は、隔壁部13の左右方向両端壁に臨むように上下方向に延びる一対の貫通孔14を備えている(図2参照)。各貫通孔14は、前後方向且つ上下方向に延び且つ前後方向に長い略直方体状の形状を有している。一対の貫通孔14には、一対の端子20の後述する本体部21(図4及び図5参照)が挿入(圧入)されることになる。
各貫通孔14の上端部を画成する左右方向外側の内壁(前後方向及び上下方向に延びる内壁)には、図2に示すように、左右方向内側へ(即ち、貫通孔14の内部へ)突出する一対の係合突起15が、前後方向に間隔を空けて並ぶように形成されている。一対の貫通孔14の係合突起15は、一対の端子20の後述する係合孔24(図4及び図5参照)と係合することになる。
図3に示すように、各貫通孔14を画成する左右方向内側の内壁(前後方向及び上下方向に延びる内壁)には、左右方向外側へ(即ち、貫通孔14の内部へ)突出し且つ上下方向に延びる2つの突起部16が、前後方向に間隔を空けて並ぶように形成されている。同様に、各貫通孔14を画成する左右方向外側の内壁(前後方向及び上下方向に延びる内壁)には、左右方向内側へ(即ち、貫通孔14の内部へ)突出し且つ上下方向に延びる単一の突起部17が、前後方向の中央部に形成されている。突起部16及び突起部17は、貫通孔14に挿入された端子20の本体部21を圧入・固定する機能を果たす(図3(b)参照)。
次いで、一対の端子20について説明する。一対の端子20は、図2及び図4に示すように、左右方向に間隔を空けて対向するようにハウジング10に配置される。金属製の各端子20は、図5に示すように、前後方向及び上下方向に延び且つ前後方向に長い略矩形平板状の本体部21と、本体部21から下方に延びる平板状の延出部22と、延出部22の延出端部から左方(端子20の板厚方向の一側)に向けて突出するスタッドボルト部23とを備える。
左右一対の端子20のうち、左側の端子20については、延出部22が、本体部21の前端部から下方に延び、右側の端子20については、延出部22が、本体部21の後端部から下方に延びている。左右一対の端子20のうち、一方の端子20のスタッドボルト部23は、車載の高圧バッテリと電気的に接続され、他方の端子20のスタッドボルト部23は、車載回路と電気的に接続されることになる。
各端子20において、本体部21には、ハウジング10の一対の係合突起15(図2参照)に対応して、左右方向(端子20の板厚方向)に貫通する一対の係合孔24が、前後方向に間隔を空けて並ぶように形成されている。本体部21の一対の係合孔24の上側の左右方向外側端面には、左右方向外側に突出する突条部25が、前後方向に延びるように形成されている。突条部25の頂部の表面は、前後方向且つ上下方向に延び且つ前後方向に長い平坦面26となっている(図6(b)参照)。突条部25は、端子40との接点として機能する(図2及び図4参照)。
板状体である端子20の本体部21は、このような突条部25を有するため、そのような突条部を有さない板状体に比べ、突条部25を湾曲させる方向における曲げ剛性に優れている。
更に、本体部21の一対の係合孔24の間の左右方向外側端面には、半球状に左右方向外側に突出する突起27が形成されている。突起27は、ハウジング10の突起部17と押圧接触することになる(図3(b)参照)。
各端子20の本体部21は、下方から、ハウジング10の貫通孔14に挿入される(図2及び図3参照)。この挿入は、図3(b)に示すように、本体部21の左右方向内側端面が一対の突起部16に押圧接触(擦動)しながら、且つ、本体部21の突起27が突起部17に押圧接触(擦動)しながら(即ち、いわゆる3点接触により圧入されながら)、進行する。この挿入(圧入)は、本体部21の上端部が貫通孔14の上端から露出して、端子20の一対の係合孔24にハウジング10の一対の係合突起15が係止されるまで継続される。一対の係合孔24にハウジング10の一対の係合突起15が係止されることで、一対の端子20のハウジング10への圧入が完了し、第1コネクタ2が完成する。
ここで、3点接触による圧入により、端子20の本体部21及び突条部25には、突起部16,17から、それらの前後方向中央部を左右方向内側に湾曲させる向きの外力が及ぶ。しかし、上述した突条部25の曲げ剛性向上の働きにより、端子20の本体部21及び突条部25が湾曲するように変形することを抑制できる。
一対の端子20のハウジング10への圧入が完了した状態では、図1及び図2に示すように、一対の端子20は、左右方向に間隔を空けて対向するようにハウジング10に固定される。一対の本体部21の突条部25を含む上側領域が、空間12内にて、隔壁部13を左右方向に挟むように露出し、且つ、一対のスタッドボルト部23が、ハウジング10の下方にて、前後方向に離れて並ぶように外部に露出している。以上、第1コネクタ2を構成する各部品について説明した。次いで、第2コネクタ3を構成する各部品について順に説明する。
まず、ハウジング30について説明する。樹脂製のハウジング30は、図1及び図2に示すように、前後方向に長い略直方体状の形状を有する。ハウジング30の下面には、ハウジング10の一対の嵌合板部11に対応して、一対の嵌合凹部31が形成されている。各嵌合凹部31は、上方に窪み且つ下方に開口する孔であり、前後方向及び上下方向に延び且つ前後方向に長い略直方体状の形状を有している。
一対の嵌合凹部31の間のハウジング30の下面には、一対の端子40(図4及び図5参照)を収容するための収容部32が形成されている。収容部32は、上方に窪み且つ下方に開口する孔であり、前後方向及び上下方向に延び且つ前後方向に長い略直方体状の形状を有している。
次いで、一対の端子40について説明する。一対の端子40は、図2、図4及び図5に示すように、前後方向に間隔を空けて並ぶように、収容部32の内部に配置される。金属製の各端子40は、図5に示すように、前後方向且つ左右方向に延びる平板状の基部41と、基部41の左右方向両端縁から下方に向けて延びる一対の平板状の延出部42と、を備える。本例では、一対の延出部42は、基部41から離れるにつれて互いの間隔が狭くなる向きに傾斜している。一対の延出部42は、左右方向外側に弾性変形可能である。
一対の延出部42の延出端には、互いに遠ざかる向きに屈曲する一対の屈曲部43が設けられている。各屈曲部43の頂部の表面は、前後方向且つ上下方向に延び且つ前後方向に長い平坦面44となっている。屈曲部43(平坦面44)は、端子20との接点として機能する(図2及び図4参照)。
一対の端子40は、前後方向に間隔を空けて並ぶように(図4及び図5参照)、ハウジング30の収容部32に挿入され固定される(図2参照)。これにより、第2コネクタ3が完成する。一対の端子40のハウジング30への固定が完了した状態では、図2に示すように、各端子40の一対の延出部42が、収容部32内にて、露出している。以上、第2コネクタ3を構成する各部品について説明した。
次いで、第1コネクタ2と第2コネクタ3との嵌合動作について説明する。第1コネクタ2と第2コネクタ3とを嵌合させるためには、まず、ハウジング30がハウジング10の上方に位置するように、ハウジング10及びハウジング30を配置する。
次いで、ハウジング10及びハウジング30を上下方向に互いに近づけて、一対の嵌合板部11が一対の嵌合凹部31に挿入され、且つ、隔壁部13(及び一対の端子20の本体部21)が収容部32に挿入されるように、第1コネクタ2と第2コネクタ3とを嵌合させる。この嵌合は、一対の端子20の突条部25が一対の端子40それぞれの一対の屈曲部43を左右方向外側に押し退けながら進行していく。そして、一対の突条部25の平坦面26が、一対の端子40それぞれの一対の平坦面44と互いに押圧しながら面接触する状態(図6)が得られた時点で、この嵌合が完了し、コネクタユニット1が得られる。
ここで、上述した突条部25の曲げ剛性向上の働きにより、端子20の突条部25が湾曲するように変形することを抑制されている。このため、突条部25の平坦面26と屈曲部43の平坦面44との面接触箇所における接点荷重が、設計上の値に対して過大又は過小となる(即ち、接点荷重のバラツキが生じる)可能性が極めて少なくなり、端子20,40間の電気的接続の信頼性の低下が抑制され得る。
第1コネクタ2及び第2コネクタ3の嵌合が完了した状態では、図2に示すように、一対の端子20の突条部25の各々が、一対の端子40それぞれの対応する屈曲部43にそれぞれ押圧接触して電気的に接続されている。この結果、一方の端子20のスタッドボルト部23に接続される車載の高圧バッテリと、他方の端子20のスタッドボルト部23に接続される車載回路とが、一対の端子40を介して電気的に接続される。
このように、第1コネクタ2及び第2コネクタ3の嵌合が完了した状態において、車両のメンテナンスが行われる場合、第1コネクタ2が第2コネクタ3から取り外される。これにより、端子20と端子40との接続が遮断されて、一対のスタッドボルト部23同士の電気的接続が遮断されることで、高電圧バッテリと車載回路とが遮断される。この結果、メンテナンスの作業者の安全が確保される。
<作用・効果>
以上、本実施形態に係るコネクタユニット1によれば、端子20は、その本体部21から突出して嵌合方向に交差する方向(前後方向)に延びる突条部25を有するため、そのような突条部を有さない板状体に比べて突条部25を湾曲させる方向における曲げ剛性に優れている。よって、ハウジング10に設けられた突起部16,17に押圧接触するように端子20をハウジング10に圧入したとき、突起部16,17から端子20の本体部21又は突条部25に板厚方向の外力が及んでも、突条部25の働きにより、端子20が湾曲するように変形することを抑制できる。更に、端子20の突条部25を端子40との接点としても利用するため、補強のための突条部25を別途設ける場合に比べ、端子20の大型化や構造の複雑化(ひいてはコネクタユニット1の大型化等)を避けられる。したがって、本実施形態に係るコネクタユニット1は、端子20,40間の電気的接続の信頼性に優れる。
更に、端子40は、端子20の突条部25の平坦な突出表面(平坦面26)に接触する箇所に、この突出表面(平坦面26)に沿って広がる平坦面44を有する。よって、端子20の突条部25の突出表面(平坦面26)と端子の40平坦面44とが面接触することになり、端子40がこの箇所に平坦でない湾曲面を有する場合に比べ、端子20の突条部25と端子40との接触面積を広くすることができる。これにより、端子20,40間の電気的接続の信頼性を更に向上できる。
<他の態様>
なお、本発明は上記各実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用できる。例えば、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、上記実施形態では、端子20の突条部25の頂部に平坦面26が形成され、且つ、端子40の屈曲部43の頂部に平坦面44が形成され、第1コネクタ2及び第2コネクタ3の嵌合が完了した状態では、平坦面26,44同士が互いに押圧しながら面接触している(図6参照)。これに対し、端子20の突条部25の頂部が曲面で構成されてもよいし、端子40の屈曲部43の頂部が曲面で構成されてもよいし、端子20の突条部25の頂部及び端子40の屈曲部43の頂部の双方が曲面で構成されていてもよい。
更に、上記実施形態では、端子20の本体部21に、前後方向に延びる突条部25が形成され、突条部25のみが端子40との接点として機能するように構成されている。これに対し、図7に示すように、端子20の本体部21に、突条部25に加えて、突条部25の前後方向の複数箇所からそれぞれ上下双方向に延びる複数の補助突条部28が更に形成され、突条部25に加えて補助突条部28も端子40との接点として機能するように構成されてもよい。図7に示す例によれば、突条部25および補助突条部28の双方が端子40との接点として利用できるため、端子20,40間の電気的接続の信頼性を更に向上できる。
更に、上記実施形態では、端子40の一対の延出部42は、左右方向における一対の延出部42の間の隙間が徐々に狭まるように、基部41から突出している。これに対し、図8に示す例では、端子40の一対の延出部42は、基部41から互いに平行に突出し、一対の延出部42の延出端に屈曲部43が設けられていない(図8参照)。このため、図8に示すように、第1コネクタ2及び第2コネクタ3の嵌合が完了した状態では、端子20の突条部25の平坦面26が、端子40の延出部42の延出端部の内面(平坦面)44と面接触している。図8に示す例によれば、端子20,40間の電気的接続の信頼性を損なうことなく、端子40の形状の単純化を図ることができ、端子40の生産性(ひいては、コネクタユニット1の生産性)の向上を図ることができる。
ここで、上述した本発明に係るコネクタユニット1の実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]~[3]に簡潔に纏めて列記する。
[1]
互いに嵌合される第1コネクタ(2)及び第2コネクタ(3)を備えるコネクタユニット(1)であって、
前記第1コネクタ(2)は、
前記第1コネクタ(2)と前記第2コネクタ(3)との嵌合方向に沿って広がる板状の形状を有する板状部(21)及び前記板状部(21)から板厚方向に突出するとともに前記嵌合方向に交差する方向に延びる突条部(25)を有する一対の第1端子(20)と、前記一対の前記第1端子(20)の各々を前記板厚方向に押圧するように突出する圧入突起部(16,17)を有する第1ハウジング(10)と、を有し、
前記第2コネクタ(3)は、
前記一対の前記第1端子(20)の各々の前記突条部(25)に接触して導通接続する一対の第2端子(42)と、前記一対の前記第2端子(42)を電気的に連結する連結部(41)と、前記一対の前記第2端子(42)及び前記連結部(41)を保持する第2ハウジング(30)と、を有する、
コネクタユニット(1)。
[2]
上記[1]に記載のコネクタユニット(1)において、
前記一対の前記第1端子(20)の各々の前記突条部(25)は、
少なくとも一部の突出表面(26)が平坦である形状を有し、
前記一対の前記第2端子(42)の各々は、
前記突条部(25)の平坦な前記突出表面(26)に沿って広がる平坦面(44)を、前記突条部(25)に接触する箇所に有する、
コネクタユニット(1)。
[3]
上記[1]又は上記[2]に記載のコネクタユニット(1)において、
前記一対の前記第1端子(20)の各々は、
前記板状部(21)から前記板厚方向に突出するとともに前記突条部(25)に交差する方向に延びる補助突条部(28)を、更に有する、
コネクタユニット(1)。
1 コネクタユニット
2 第1コネクタ
3 第2コネクタ
10 ハウジング(第1ハウジング)
16 突起部(圧入突起部)
17 突起部(圧入突起部)
20 端子(第1端子)
21 本体部(板状部)
25 突条部
26 平坦面(突出表面)
28 補助突条部
30 ハウジング(第2ハウジング)
41 基部(連結部)
42 延出部(第2端子)
44 平坦面

Claims (3)

  1. 互いに嵌合される第1コネクタ及び第2コネクタを備えるコネクタユニットであって、
    前記第1コネクタは、
    前記第1コネクタと前記第2コネクタとの嵌合方向に沿って広がる板状の形状を有する板状部及び前記板状部から板厚方向に突出するとともに前記嵌合方向に交差する方向に延びる突条部を有する一対の第1端子と、前記一対の前記第1端子の各々を前記板厚方向に押圧するように突出する圧入突起部を有する第1ハウジングと、を有し、
    前記第2コネクタは、
    前記一対の前記第1端子の各々の前記突条部に接触して導通接続する一対の第2端子と、前記一対の前記第2端子を電気的に連結する連結部と、前記一対の前記第2端子及び前記連結部を保持する第2ハウジングと、を有する、
    コネクタユニット。
  2. 請求項1に記載のコネクタユニットにおいて、
    前記一対の前記第1端子の各々の前記突条部は、
    少なくとも一部の突出表面が平坦である形状を有し、
    前記一対の前記第2端子の各々は、
    前記突条部の平坦な前記突出表面に沿って広がる平坦面を、前記突条部に接触する箇所に有する、
    コネクタユニット。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のコネクタユニットにおいて、
    前記一対の前記第1端子の各々は、
    前記板状部から前記板厚方向に突出するとともに前記突条部に交差する方向に延びる補助突条部を、更に有する、
    コネクタユニット。
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