JP2022158029A - 荷崩れ防止シート - Google Patents

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Abstract

【課題】透明性が高く、巻き回しが容易で固定しやすい荷崩れ防止シートを提供する。【解決手段】積載物に巻き付けて固定する荷崩れ防止シートであって、荷崩れ防止シートは、積載物に巻き付けられる帯状のシート本体を備えており、シート本体はフラットヤーンとモノフィラメントの交織布からなることを特徴とする荷崩れ防止シートである。【選択図】図1

Description

本発明は、積載物に巻き付けて固定する荷崩れ防止シートに関する。
パレット、台車等に、段ボール、紙袋のような積載物を段積みして運ぶ場合、荷崩れしないよう積載物を固定する必要がある。その固定には、ヒモ、ロープ、ネットなどを使っていたが、固定が不確実である上に、積載物にキズが入りやすい等の問題があり、使いこなすには熟練の技術を必要とする場合もある。近年では、ストレッチフィルムを巻き付けて積載物を固定することもよく行われている。積載物をストレッチフィルムで固定するには、積載物の周囲にフィルムを何周も巻き回す必要がある。しかしながら、一度使ったストレッチフィルムは再利用することが難しく、使用済みになれば廃棄する必要がある。
これらヒモやストレッチフィルムなどの問題を解決するものとしては、特許文献1や特許文献2に記載されるような荷崩れ防止用ベルトが知られている。これらは荷物に帯片(帯体)を巻き付けた上で、帯片(帯体)に取り付けられた面ファスナを利用して固定するものである。
特開2016-055923号公報 特開2006-264773号公報
特許文献1には、帯片としてターポリンを使用することが記載されている。代表的なターポリンは、ポリエステルのマルチフィラメントの織布に塩化ビニルをコーティングしたものである。このマルチフィラメントは細いフィラメントを数十本程度収束して一本の糸にしたものである。
荷崩れ防止ベルトは荷物を運ぶために使用しており、その荷物に誤りがないか容易に視認できることが好ましく、その生地は透明性が高い方が好ましいが、マルチフィラメントの織布ではいくつものフィラメントが重なっていることで無着色でも白色を呈し、透明とは言い難い。
特許文献1のターポリンの塩化ビニルコーティングは、荷崩れ防止ベルトが繰り返し利用されることを想定して、マルチフィラメントの毛羽立ちや劣化防止、汚れ防止等の目的で加工されているといえる。しかしながら、ターポリンの多くはカレンダー加工によりマルチフィラメント織布に塩化ビニル樹脂を押し込み、組織に絡ませて得られる。そのため、引き裂き強さが得られにくく、荷物の角や鋭利な突起によって、簡単に裂けてしまう問題があった。
特許文献2には、帯体にモノフィラメントのラッセル編みのネットを使用することが記載されている。モノフィラメントは一本のフィラメントで一本の糸を構成したもので、円形断面である場合が多い。引用文献2のネットは、このモノフィラメントを使用して連続した輪っかのようなループをつくり、このループにモノフィラメントを通してネット状にしたものを指すといえる。
引用文献2のモノフィラメントのラッセル編みのネットは、編み目が開いていることで、荷物を視認することができる。ただし、糸で覆われた部分が視認できないためラベルに記載された文字までは読めない。編み目を大きくすれば視認性を高めることはできるが、荷物の角や鋭利な突起に引っ掛かりやすくなり、取扱いが難しくなる問題につながっていた。また編み目が大きくなれば、編み目が変形しやすくなり、帯体が伸びやすくなるため、帯体を巻き回して得られる固定の程度が緩くなるなどの問題につながっていた。編み目を小さくする上ではラッセル編みはループを形成して作られるものであり織物よりも糸量を多く消費することから軽量化の面でも問題があった。
一般にモノフィラメントはフィラメントの直径(厚み)が大きいため、ネットを構成する糸を全てモノフィラメントにすると、ネット全体は硬くなる傾向がある。帯体が硬くなれば、荷崩れ防止用ベルトを荷物の周囲に巻き回した際、荷物の角に沿って折り曲げにくくなり、この場合も帯体を巻き回して得られる固定の程度が緩くなる問題があった。
本発明は上記を考慮し、透明性が高く、巻き回しが容易で固定しやすい荷崩れ防止シートを提供することを目的とする。
積載物に巻き付けて固定する荷崩れ防止シートであって、荷崩れ防止シートは、積載物に巻き付けられる帯状のシート本体を備えており、シート本体はフラットヤーンとモノフィラメントの交織布からなることを特徴とする荷崩れ防止シートにより、上記の課題を解決する。
上記の荷崩れ防止シートにおいて、フラットヤーンとモノフィラメントとの交点が目止めされてなるものにしてもよい。
上記の荷崩れ防止シートにおいて、フラットヤーン及びモノフィラメントは、それぞれが多層構造を有するものにしてもよい。
上記の荷崩れ防止シートは、帯状のシート本体の一端に留め具を備え、シート本体の他端を留め具に通して積載物を固定するものにしてもよい。
本発明の荷崩れ防止シートは、透明性が高く、巻き回しが容易で固定しやすい。
積載物を荷崩れ防止シートで固定した様子を示す模式図。 図1の荷崩れ防止シートの外面展開図。 図1の荷崩れ防止シートの内面展開図。 フラットヤーンとモノフィラメントの交織布の模式図。 フラットヤーン及びモノフィラメントの断面模式図。
以下、本発明の一実施形態について説明するが、本発明の技術的範囲はこの実施形態に限定されるものではなく、適宜変更することができる。
本実施形態の荷崩れ防止シート1は、図1に示すように、段ボール等の積載物2に巻き付けて使用するものであり、主に積載物2をパレットや台車等の荷役台3の上に積み上げて移送するときに使用される。
図1の荷崩れ防止シート1の展開図を図2、図3に示す。図2は荷崩れ防止シート1を積載物2に巻き付けたときに、外面になる面を示す図である。図3は荷崩れ防止シート1を積載物2に巻き付けたときに、内面になる面を示す図である。図1の荷崩れ防止シート1では、図3に示す内面を積載物2に接触させて積載物2に巻き付けて用いる。
荷崩れ防止シート1は、シート本体4を備える。シート本体4は、積載物に巻き付けるのに適した帯状とされる。シート本体4は、図4に示すようなフラットヤーン4aとモノフィラメント4bの交織布とからなる。フラットヤーン4aは、図5に示すようなテープ状の糸である。フラットヤーンの製造方法は、特に限定されるものではないが、主にインフレーション法やTダイ法等の公知の方法で作成したフィルムをテープ状にスリットし、一軸方向に延伸して得られる。フラットヤーン4aは、単層のものを用いても構わないが、後述する目止め加工を考慮すると、図5に示すような多層構造にすることが好ましい。多層構造のフラットヤーン4aの製造方法は特に限定されるものではないが、例えば、複数の押出機を用いて共押出することで多層フィルムを作成し、これを一軸延伸することで得ることができる。
モノフィラメント4bは、図5に示すような単一のフィラメントからなる糸である。モノフィラメント4bは、例えば、ノズルから押し出された線状体を一軸方向に延伸して得られる。モノフィラメント4bはノズルの形状により様々な断面のものにすることができるが、図5に示すような円形断面が好ましい。モノフィラメント4bは単層のものを用いても構わないが、後述する目止め加工を考慮すると、図5に示すような多層構造にすることが好ましい。多層構造のモノフィラメント4bの製造方法は特に限定されるものではないが、例えば、複数の押出機を用いて共押出することで多層線状体を作成し、これを一軸延伸することで得ることができる。
フラットヤーン4aとモノフィラメント4bを構成する原材料は、特に制限されるものではなく、例えば、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリエステル、ポリビニルアルコールなどの熱可塑性樹脂で構成してよい。荷崩れ防止シート1は軽量である方が、巻き付け作業がしやすい。巻き付けた後、自重で荷崩れ防止シート1の位置をずれにくくするためには、比重の軽いポリオレフィンで構成することが好ましい。荷崩れ防止シート1を装着した後に積載物2の配置がずれ、荷重が掛かり続ける可能性がある。このため、荷崩れ防止シート1は、クリープ特性に優れている方が好ましく、ポリオレフィンの中でもポリプロピレンで構成することがより好ましい。
フラットヤーン4aとモノフィラメント4bとを図5に示すような多層構造にする場合、外層の樹脂を内層の樹脂よりも低融点にすることが好ましい。内外層で融点差を設けることにより、製織後の熱処理によって外層のみを溶融させることができ、フラットヤーン4aとモノフィラメント4bとの交点を溶融接着させ、目止め加工をすることができる。この場合は、内層を溶融させないため、糸の強度を著しく損ねることがない。フラットヤーン4aとモノフィラメント4bとの交点を確実に接着する上では、内外層が同系統の樹脂であることが好ましく、さらに、フラットヤーン4aとモノフィラメント4bとの外層同士が同系統の樹脂であることが好ましい。例えば、フラットヤーン4aの内層に高密度ポリエチレンを用いるならば、その外層には低密度ポリエチレンを用い、モノフィラメント4aの内層には高密度ポリエチレンを用い、その外層には低密度ポリエチレンを用いることが好ましい。例えば、フラットヤーン4aの内層にホモポリプロピレンを用いるならば、その外層にはエチレン―プロピレンランダム共重合体を用い、モノフィラメント4aの内層にはホモポリプロピレンを用い、その外層にはエチレン―プロピレンランダム共重合体を用いることが好ましい。
フラットヤーン4aはフィルムを用いて作成されるために糸になった後も透明性を持たせることができる。その透明性は糸で覆われた物が糸を通して視認できる程度である。その一方で、フラットヤーン4aはフィルムからなるために厚みが薄い。また、フラットヤーン4aは、表面が平滑であるために摩擦によって劣化しやすい。モノフィラメント4bは、ノズルを用いて作成するために表面に丸みがあり、糸を通した光が屈折してしまうため、フラットヤーン4aのような視認性を得ることは難しい。また、モノフィラメント4bは、表面に丸みがあり、フラットヤーン4aに比べ厚みも大きいため、摩擦によって劣化しにくい。フラットヤーン4aとモノフィラメント4bを交織すれば、それぞれの短所を補い、長所を生かすことができ、荷崩れ防止シート1のシート本体4を構成する材料として適したものになる。
フラットヤーン4aの厚みは、特に制限されるものではないが、例えば、20~100μmの範囲にあることが好ましい。厚みが薄くなりすぎると、摩擦に対し弱くなりやすいし、製織の過程で糸が折れ曲がりやすくなる。厚みが厚くなりすぎると、透明性が損われる傾向にあるし、糸が硬くなり得られる織布が硬くなることがある。フラットヤーン4aの糸幅は特に制限されるものではないが、0.5~3mmの範囲にあることが好ましい。糸幅が狭すぎると糸を通した光が屈折しやすくなることで視認性が損われることがある。糸幅が広すぎると製織時に糸が折れ曲がりやすくなることで視認性が損われることがある。フラットヤーン4aの繊度は、特に制限されるものではないが、フラットヤーン4aの厚みや糸幅を考慮し、100~2,000dtあることが好ましい。
モノフィラメント4bの厚み、糸幅、又は直径は、特に制限されるものではないが、例えば、100~500μmの範囲にあることが好ましい。モノフィラメント4bが細すぎるとキズなどによって切れやすくなることがあるし、摩擦に弱くなることがある。モノフィラメント4bが太すぎると、シート本体4が硬くなってしまい適切に巻き付けにくくなることがあるし、取扱いにくくなることがある。モノフィラメント4bの繊度は特に制限されるものではないが100~2,000dtであることが好ましい。
交織布は、図4に示すように、フラットヤーン4aをタテ糸又はヨコ糸に配置し、他方にモノフィラメント4bを配置して製織することで得られる。織り組織は特に制限されるものではなく、例えば、平織でよい。
シート本体4ではフラットヤーン4aとモノフィラメント4bの交点は目止めされていることが好ましい。織目が動きやすいとシート本体4に大きな穴が形成されることがあり、積載物2の角等に引っ掛かかることがある。フラットヤーン4aとモノフィラメント4bの交織布は、フラットヤーン4aが薄く、モノフィラメント4bが製織の際にあまり上下に波打たずに織られるため、織目が動きやすい。フラットヤーン4aをタテヨコに織った織物で、交点を目止めした場合、交点の接着面積が大きいことで、織物が硬くなり、引き裂き強さが弱くなる傾向にある。フラットヤーン4aとモノフィラメント4bの交織布では、モノフィラメント4bの表面が丸みを帯びていることで、交点の接着面積がさほど大きくならず、多少硬くはなるが、大幅には硬くなりにくく、引き裂き強さが極端に弱くなることはない。交点の目止めは、低融点の外層を備える多層構造のフラットヤーン4aと多層構造のモノフィラメント4bを配置しているならば、製織後に熱処理することで、容易に行うことができる。
図4に示すシート本体4は、メッシュ状をなしているが、織目は密にしてもよい。ただし、メッシュ状の方が透明性を確保しやすく、軽量に仕上げやすい。隣り合うフラットヤーン4a同士の間隔及び/又は隣り合うモノフィラメント4b同士の間隔は、3mm未満であることが好ましい。この間隔が広すぎると巻き回す際に積載物2の一部に引っ掛ける可能性もあるし、持ち運びの際に鋭利なものに接触したとき引っ掛ける要因にもなる。より好ましくは0.1~1.8mmの範囲である。
シート本体4の織密度は適宜選択してよい。モノフィラメント4bの方がフラットヤーン4aよりも糸幅が狭いために、糸同士の間隔を重視するとモノフィラメント4bの方が織密度は高くなる。フラットヤーン4aは5~15本/25.4mmで配置することが好ましく、モノフィラメント4bは10~30本/25.4mmで配置することが好ましい。シート本体4は目付重量としては30~180g/mであることが好ましい。目付重量は軽い方がシート本体4の重量が小さくなるため、取扱いやすいが、あまり小さくし過ぎると強力が弱くなり、シート本体4は破損しやすくなる。
荷崩れ防止シートの一実施例では、次の構成を有するシート本体を使用している。タテ方向にモノフィラメント4b(内層:ポリプロピレン、外層:エチレン-プロピレンランダム共重合体、繊度300dt、繊維直径0.2mm)を24本/25.4mmで配置し、ヨコ方向にフラットヤーン4a(内層:ポリプロピレン、外層:エチレン-プロピレンランダム共重合体、繊度500dt、糸幅1.1mm、厚み0.5mm)を10本/25.4mmで配置し、上記タテ糸及び上記ヨコ糸を平織し、交点を熱融着した交織布である。この交織布の目付重量は51g/mであった。
図2、図3に示す荷崩れ防止シート1では、シート本体4の周縁5に対して補強テープが縫い付けられており、補強がなされている。補強テープにはポリエチレンフラットヤーンをタテヨコに配置して製織した織物にポリエチレン層を積層したシートを用いた。周縁5に補強を施すことにより、シート本体4が破れにくくなり、荷崩れ防止シートの縁部分が適度な硬さとなり、シート本体4を掴みやすくなり、積載物2への巻き付け作業が容易になる。図2、図3の荷崩れ防止シート1では、シート本体4の両端がシート本体4の短手方向に沿って硬い方が取扱いやすく、この部分にはさらにロッド6を封入してより硬くすることが好ましい。
図2、図3に示す荷崩れ防止シート1におけるシート本体4では、長手方向における一方の端部から他方の端部に向かって、長手方向の垂直方向である短手方向の長さが漸減又は漸増する傾斜部分を備えている。このため一端部と他端部の短手方向における長さが異なる。図2又は図3によれば、R側端部(右側端部)においては短手方向の長さが長く、L側端部(左側端部)においては短手方向の長さが短くなっている。また、幅の広い方の端部であるR側端部には、留め具7を設けている。この留め具7は、中空のパイプ7bにパイプの長さよりも長いロープ7aを通し、パイプ7bから突出したロープ7aの両端部を周縁5に縫い付けることで形成されている。また、図2に示す荷崩れ防止シート1では、補強された周縁5に面ファスナー8を縫い付けている。面ファスナー8は、荷崩れ防止シートの少なくとも一方の面に配置すればよい。図2の例では、面ファスナー8は外面のみに配置している。面ファスナー8は、幅の狭いL側端部から、周縁5に沿ってシート本体4の長手方向の中腹まで配置される。具体的には、雄の面ファスナー8bをL側端部に配置し、続けて中腹まで雌の面ファスナー8aを配置している。
図2、図3に示す荷崩れ防止シート1を使用する場合、図2に示す面を外側とし、図3に示す面を内側として、図3の内面をR側端部から順に積載物2に当てながら、巻き回していく。シート本体4が積載物2の周りを一周すると、L側端部を留め具7に通し、面ファスナー8a及び8bが向かい合うように、荷崩れ防止シート1をパイプ7bで折り返して、シート本体4を引っ張り、積載物2の周りで生じているシート本体4の緩みをとり、シート本体4に十分な張力を付与する。その後、雌の面ファスナー8aと雄の面ファスナー8bを係止させることで、図1に示すような形で積層物2は荷崩れ防止シート1によって固定される。
荷崩れ防止シート1が積層物に対向する面には、補助片9を取り付けてもよい。図3に示した例では、補助片9は、可撓性を有するシートで構成されている。補助片9の一部は、シート本体4に対して縫合により固定されている。補助片9の他の部分は、自由端となっている。巻き回し作業を行うとき補助片9があれば、前記自由端を積載物2の間に挟んでおくことで荷崩れ防止シート1がずり落ちにくくなり、作業が容易になる。補助片9とシート本体9との固定は、例えば、縫合、接着など任意の方法で行えばよい。補助片は、シート状の部材に限定されず、例えば、紐を使用してもよい。
上記の通り、図2、図3に示す荷崩れ防止シート1は、シート本体4を巻き回した後、L側端部を留め具7で折り返して、シート本体4を緊張させるものである。フラットヤーン4aとモノフィラメント4bの交織布を用いており、シート本体4に適度な硬さがある上に、表面に適度な凹凸が生じており、積載物2の角部分や留め具7周囲等でも強い引っ掛かりが生じることなく、積載物2の周囲を固定することができた。また、シート本体4は透明性に優れ、積載物2の周囲を固定した後であっても、積載物2に貼り付けられたラベルの文字が十分に視認できた。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記の実施形態は一例にすぎず、適宜変更したものであってもよい。フラットヤーン4aやモノフィラメント4bには、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において耐候安定剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、着色剤、滑剤などの添加剤を添加してよい。図1から図3に示す荷崩れ防止シート1は、シート本体4を巻き回した後、L側端部を留め具7で折り返して、面ファスナー8で留める構造としているが、例えば、L側端部の内側とR側端部の外側に面ファスナー8を配置し、係止する構造としてもよい。図3では補強片9は略円形のシートで形成されているが、R側端部のロッド6付近に紐状のものを取り付ける構造としてもよい。この場合、紐の一端部をシート本体に固定し、紐の他端部を自由端とする。上記の荷崩れ防止シートでは、R側端部とL側端部とで短手方向の長さが異なる。R側端部とL側端部とで短手方向の長さは同じにしてもよい。
1 荷崩れ防止シート
2 積載物(荷物)
3 荷役台(パレット)
4 シート本体
4a フラットヤーン
4b モノフィラメント
5 周縁
6 ロッド
7 留め具
7a ロープ
7b パイプ
8 面ファスナー
8a 面ファスナー(雌)
8b 面ファスナー(雄)
9 補助片

Claims (4)

  1. 積載物に巻き付けて固定する荷崩れ防止シートであって、
    荷崩れ防止シートは、積載物に巻き付けられる帯状のシート本体を備えており、
    シート本体はフラットヤーンとモノフィラメントの交織布からなることを特徴とする荷崩れ防止シート。
  2. フラットヤーンとモノフィラメントとの交点が目止めされている請求項1記載の荷崩れ防止シート。
  3. フラットヤーン及びモノフィラメントは、それぞれが多層構造を有する請求項1又は2記載の荷崩れ防止シート。
  4. 帯状のシート本体の一端に留め具を備え、シート本体の他端を留め具に通して積載物を固定する請求項1から3のいずれかに記載の荷崩れ防止シート。
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