JP2022157759A - トリガー式液体噴出器 - Google Patents

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Kota Sakata
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【課題】上下方向での小型化を図ることができるトリガー式液体噴出器を提供する。【解決手段】本発明に係る態様のトリガー式液体噴出器1において、噴出器本体10は、上下方向に延びる縦供給筒部20と、トリガー部30の後方への移動によって、液体を縦供給筒部20内から噴出孔106a側に向けて流通させるトリガー機構24と、トリガー部30の後方への移動に伴い縦供給筒部20内を通過した液体が流入する貯留シリンダ51と、貯留シリンダ51内に設けられた貯留プランジャ52と、を備えている。貯留プランジャ52には、貯留シリンダ51の内側空間のうち、縦供給筒部20内に連通可能な供給空間130a、及び噴出孔106aに連通可能な貯留空間130bを連通させる連通路140が形成されている。連通路140内には、供給空間130a及び貯留空間130bの連通及び遮断を切り替える弁部材54が設けられている。【選択図】図2

Description

本発明は、トリガー式液体噴出器に関する。
トリガー式液体噴出器は、上下方向に延びる縦供給筒部と、縦供給筒部の前方に設けられた主シリンダと、縦供給筒部の上方に設けられて噴出孔に連通可能な貯留シリンダと、貯留シリンダの前方に設けられた噴出孔を有するノズル部材と、を備えている。
この構成によれば、トリガー部を後方に引くと、主シリンダ内に収容されていた液体が貯留シリンダ内に向けて流れる。貯留シリンダ内への液体の流入によって貯留シリンダ内の圧力が高まると、貯留シリンダ内の液体が噴出孔を通じて吐出される。一方、トリガー部から手を離し、トリガー部が前方に復帰すると、容器体内の液体が縦供給筒部内に吸い上げられる。縦供給筒部内に吸い上げられた液体は、主シリンダ内に流入する。
トリガー式液体噴出器では、上述した操作を繰り返すことで、継続的に液体が噴出される。
上述したトリガー式液体噴出器において、例えば下記特許文献1には、縦供給筒部内と主シリンダ内との連通及び遮断を切り替えるボール弁と、縦供給筒部内と貯留シリンダ内との連通及び遮断を切り替える噴出弁と、が縦供給筒部内に設けられた構成が開示されている。
特開2018-89549号公報
しかしながら、上述した特許文献1の構成にあっては、ボール弁及び噴出弁の何れもが縦供給筒部内に設けられているため、トリガー式液体噴出器の上下方向の小型化させる点で未だ改善の余地があった。
本発明は、上下方向での小型化を図ることができるトリガー式液体噴出器を提供する。
上記課題を解決するために、本開示は以下の態様を採用した。
本開示の一態様に係るトリガー式液体噴出器は、液体を収容する容器体に装着される噴出器本体と、前記噴出器本体の前端部に装着され、液体を前方に向けて噴出する噴出孔が形成されたノズル部材と、を備え、前記噴出器本体は、上下方向に延びる縦供給筒部と、前記縦供給筒部の前方に前方付勢状態で後方に移動可能に設けられたトリガー部を有し、前記トリガー部の後方への移動によって、液体を前記縦供給筒部内から前記噴出孔側に向けて流通させるトリガー機構と、前記縦供給筒部の上方に設けられ、前記トリガー部の後方への移動に伴い前記縦供給筒部内を通過した液体が流入する貯留シリンダと、前記貯留シリンダ内に設けられ、前記貯留シリンダの軸線に沿う軸方向の一方側に向けて付勢された状態で、前記貯留シリンダ内への液体の供給に伴って前記軸方向の他方側に移動可能な貯留プランジャと、を備え、前記貯留プランジャには、前記貯留シリンダの内側空間のうち、前記縦供給筒部内に連通可能な第1空間、及び前記噴出孔に連通可能な第2空間を連通させる連通路が形成され、前記連通路内には、前記第1空間及び前記第2空間の連通及び遮断を切り替える弁部材が設けられている。
本態様によれば、第1空間及び第2空間を連通させる連絡路内に弁部材が設けられていることで、縦供給筒部に弁部材を設ける場合に比べ、縦供給筒部の上下方向の寸法を縮小できる。これにより、トリガー式液体噴出器の上下方向での小型化を図ることができる。
上記態様のトリガー式液体噴出器において、前記弁部材は、前記軸方向に変位可能に設けられていることが好ましい。
本態様によれば、弁部材が軸線に交差する方向に変位する構成に比べ、軸線に交差する方向(例えば、上下方向)でのトリガー式液体噴出器の小型化を図ることができる。
上記態様のトリガー式液体噴出器において、前記ノズル部材には、前記第2空間に開口する開放口が形成され、前記貯留プランジャは、前記貯留シリンダ内での前記軸方向の移動に伴い、前記開放口の開口縁に接離することで、前記開放口を通じた前記第2空間と前記噴出孔との連通及び遮断を切り替える栓部を備えていることが好ましい。
本態様によれば、第2空間と噴出孔とが開放口を通じて直接連通する。これにより、トリガー式液体噴出器の軸方向での小型化を図ることができる。この場合、例えばトリガー式液体噴出器に落下衝撃等が作用した場合において、縦供給筒部と貯留ポンプ部との接続部分を起点にしてトリガー式液体噴出器に作用するモーメントを軽減できる。
本発明の態様によれば、上下方向の小型化を図ることができる。
第1実施形態に係るトリガー式液体噴出器の縦断面図である。 図1の一部拡大図である。 第2実施形態に係るトリガー式液体噴出器の要部拡大図である。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照して説明する。以下で説明する実施形態や変形例において、対応する構成については同一の符号を付して説明を省略する場合がある。
(第1実施形態)
図1に示されるように、本実施形態のトリガー式液体噴出器1は、容器体A内に収容される液体を連続噴出可能とするものである。トリガー式液体噴出器1は、噴出器本体10と、ノズル部材11と、カバー13と、を備えている。
なお、トリガー式液体噴出器1の各構成部品は、特に記載がなければ、合成樹脂を用いた成形品とされている。
噴出器本体10は、縦供給筒部20と、装着キャップ21と、パイプ22と、主ポンプ部23を有するトリガー機構24と、貯留ポンプ部25と、を備えている。
以下、縦供給筒部20の軸線O1に沿う方向(軸方向)を上下方向とし、上下方向に沿って容器体Aの底部(不図示)側を下側、その反対側を上側とする。上下方向から見て、軸線O1に交差する方向を第1径方向とする。第1径方向のうち、縦供給筒部20とノズル部材11とが並ぶ方向を前後方向とする。前後方向のうち、縦供給筒部20に対してノズル部材11側を前側、その逆側を後側とする。また、第1径方向のうち、上下方向から見て、前後方向に直交する方向を左右方向とする。
縦供給筒部20は、容器体Aの口部A1内を通じて容器体A内の液体を吸上げる。縦供給筒部20は、上方に位置するものほど径が縮小する多段筒状に形成されている。具体的に、縦供給筒部20は、上方に位置する小径部20aと、段差部20bを介して小径部20aの下方に連なる大径部20cと、を備えている。なお、本実施形態において、縦供給筒部20は、貯留ポンプ部25の下方において、外筒と、外筒の内側に配設された内筒と、による二重筒構造になっている。
大径部20cには、第1径方向の外側に張り出すフランジ部20dが設けられている。
小径部20a内の上端部には、ボール弁28が設けられている。ボール弁28は、小径部20a内に突出する弁座部20eに上方から接離する。ボール弁28は、小径部20a内において、縦供給筒部20を通じた容器体A内と主ポンプ部23や貯留ポンプ部25との連通及び遮断を切り替える。具体的に、ボール弁28は、弁座部20eから上方に離れた状態において容器体A内から主ポンプ部23や貯留ポンプ部25への縦供給筒部20を通じた液体の流通を許容する。ボール弁28は、弁座部20eに着座した状態において、主ポンプ部23や貯留ポンプ部25から容器体A内への縦供給筒部20を通じた液体の流通を規制する。なお、ボール弁28は、金属や合成樹脂等によって形成されている。
小径部20a内において、ボール弁28よりも上方に位置する部分には、上昇規制部20fが設けられている。上昇規制部20fは、小径部20aの上端開口縁を第1径方向に横断する支持片20gに接続されている。上昇規制部20fは、支持片20gのうち、軸線O1上に位置する部分から下方に向けて延びている。上昇規制部20fの下端は、ボール弁28に間隔をあけて向かい合っている。上昇規制部20fは、ボール弁28が下方から当接することで、ボール弁28の上昇移動を規制する。なお、上昇規制部20fは、例えばボール弁28の規制位置で小径部20a内を第1径方向に横断する構成であってもよい。
段差部20bには、係合片26が設けられている。係合片26は、段差部20bから後方に向けて片持ちで延びている。
装着キャップ21は、上下方向に延びる筒状に形成されている。装着キャップ21は、容器体Aのうち口部A1の上端開口縁との間にフランジ部20dを挟み込んだ状態で、口部A1に着脱可能に締め付けられる。なお、装着キャップ21と口部A1との固定方法は、ねじ以外の方法(例えば、嵌合等)であってもよい。図示の例において、縦供給筒部20の軸線O1は、容器体Aの容器軸に対して後方に位置している。
パイプ22は、大径部20cの内側を通じて縦供給筒部20内に挿入され、小径部20a内に下方から嵌め込まれている。パイプ22は、トリガー式液体噴出器1が容器体Aに装着された状態において、容器体A内を下方に延びている。
トリガー機構24は、主ポンプ部23と、トリガー部30と、を備えている。
主ポンプ部23は、トリガー部30の牽引操作(後方に引く操作)に応じて容器体A内の液体の貯留及び圧送を行う。主ポンプ部23は、主シリンダ31と、主ピストン32と、連通筒33と、主付勢部材34と、を備えている。
主シリンダ31は、縦供給筒部20のうち小径部20aの前方に設けられている。主シリンダ31は、前方に向けて開口する有底筒状に形成されている。
主ピストン32は、主シリンダ31に対して前後動可能に設けられている。主ピストン32は、後方に開口する有頂筒状に形成されている。主ピストン32は、主シリンダ31に対する前後動に伴い、主シリンダ31の内周面上を摺動する。主シリンダ31内は、主ピストン32の後方への移動に伴い加圧され、主ピストン32の前方への移動に伴い減圧される。
連通筒33は、主シリンダ31の後端底壁から後方に向けて延びている。連通筒33の前端開口は、主シリンダ31の後端底壁上で主シリンダ31内に向けて開放されている。連通筒33の後端部は、小径部20aのうち、ボール弁28よりも上方に位置する部分に差し込まれている。連通筒33の後端開口は、縦供給筒部20内で開放されている。すなわち、主シリンダ31内と縦供給筒部20内とは、連通筒33を通じて連通している。図示の例において、連通筒33は、上昇規制部20fの下端部と同等の高さに位置している。
主付勢部材34は、例えば金属材料等により形成されたコイルばねである。主付勢部材34は、主シリンダ31及び主ピストン32と同軸に配設されている。主シリンダ31と主ピストン32との間に介在して、主ピストン32を前方に向けて付勢している。なお、主ポンプ部23には、主ピストン32が後端位置まで移動した際に、主シリンダ31内の初期空気や内容液を容器体A内等へ回収させる機構が設けられている。
トリガー部30は、縦供給筒部20の前方に前方付勢状態で後方に移動可能に設けられている。トリガー部30は、下方に向かうに従い前方に向けて湾曲しながら延びている。トリガー部30は、上端部において、左右方向に延びる軸線回りに貯留ポンプ部25(例えば、後述する横供給筒部55)に揺動可能に支持されている。したがって、トリガー部30は、横供給筒部55を支点に回動することで、前後方向に移動する。トリガー部30のうち、上下方向の中央部には、主ピストン32の前端部が接続されている。トリガー部30は、後方への移動に伴い、主ピストン32を後方に向けて押し込む。一方、トリガー部30は、主ピストン32を介して主付勢部材34の前方付勢力が作用することで、主ピストン32とともに前方に移動する。
貯留ポンプ部25は、縦供給筒部20の上方に接続されている。貯留ポンプ部25は、トリガー部30の牽引操作に応じて、主ポンプ部23から供給される液体を貯留及び圧送する。貯留ポンプ部25は、貯留シリンダ51と、貯留プランジャ52と、貯留付勢部材53と、弁部材54と、を備えている。
貯留シリンダ51は、軸線O2を前後方向(軸方向)に一致させた状態で、前方に開口する二重筒状に形成されている。具体的に、貯留シリンダ51は、横供給筒部55と、シリンダ本体筒56と、を備えている。
図2に示すように、横供給筒部55は、周壁55a及び底壁55bを有し、前方に向けて開口する有底筒状に形成されている。横供給筒部55は、後部において、縦供給筒部20の上端に接続されている。本実施形態において、横供給筒部55は、縦供給筒部20の一部(外筒部分)と一体に形成されている。なお、以下の説明において、前後方向から見て軸線O2に交差する方向を第2径方向という場合がある。
横供給筒部55の周壁55aは、前方に位置するものほど内径が拡大する多段筒状に形成されている。具体的に、周壁55aは、縮径部60と、拡径部61と、を備えている。
縮径部60は、周壁55aの後端部(周壁55aのうち縦供給筒部20との接続部分よりも後方に位置する部分)を構成する。
拡径部61は、縮径部60の前端から前方に向けて延びている。拡径部61の内径は、縮径部60よりも大きくなっている。
シリンダ本体筒56は、軸線O2と同軸に配置され、横供給筒部55の内側で前後方向に延びている。シリンダ本体筒56の後端部は、縮径部60内に嵌合されている。これにより、シリンダ本体筒56の前部(縮径部60よりも前方に位置する部分)において、シリンダ本体筒56の外周面と拡径部61の内周面との間には、連絡路65が形成されている。連絡路65は、シリンダ本体筒56の周囲を全周に亘って取り囲むとともに、前後方向に延びている。連絡路65の後端部には、縦供給筒部20の上端開口部が開口している。
シリンダ本体筒56の前端部には、流入口56aが形成されている。流入口56aは、シリンダ本体筒56を上下方向(第2径方向)に貫通している。流入口56aは、連絡路65とシリンダ本体筒56内とを連通させている。図示の例において、流入口56aは、シリンダ本体筒56の上部に形成されている。すなわち、流入口56aは、上下方向において軸線O2を挟んで縦供給筒部20に対して反対側であって、縦供給筒部20よりも前方に位置している。これにより、連絡路65内を効率的に液体で満たすことができ、連絡路65内で空気溜まりが発生するのを抑制できる。なお、流入口56aは、シリンダ本体筒56において軸線O2回りの任意の位置に一又は複数形成されていてもよい。
貯留プランジャ52は、貯留シリンダ51の内側において、軸線O1よりも前方に位置する部分に前後動可能に設けられている。貯留プランジャ52は、後側摺動部材71と、前側摺動部材72と、を備えている。
後側摺動部材71は、全体として前後方向の中央部が仕切られた筒状に形成されている。後側摺動部材71は、基筒部81と、弁収容部82と、貫通筒83と、後側リップ部84と、を備えている。
基筒部81は、軸線O2と同軸に配置された筒状に形成されている。基筒部81は、シリンダ本体筒56の内周面との間に第2径方向に隙間をあけて配置されている。図示の例において、基筒部81の外周面とシリンダ本体筒56の内周面との間における第2径方向での寸法は、連絡路65における第2径方向での寸法よりも大きい。
弁収容部82は、基筒部81の内側において、前方に向けて開口する有底筒状に形成されている。弁収容部82は、基筒部81内を前後方向に仕切っている。具体的に、弁収容部82は、内フランジ部82aと、囲繞筒82bと、仕切底82cと、を備えている。
内フランジ部82aは、基筒部81の前部において、基筒部81から第2径方向の内側に向けて張り出している。
囲繞筒82bは、内フランジ部82aにおける第2径方向の内側端縁から後方に向けて延びている。囲繞筒82bは、軸線O2と同軸に配置されている。
仕切底82cは、囲繞筒82bの後端開口部を閉塞している。
貫通筒83は、囲繞筒82bの上部と基筒部81とを第2径方向に貫いている。貫通筒83は、弁収容部82の内外(基筒部81の外側空間であって、シリンダ本体筒56に囲まれた部分、及び弁収容部82の内側空間)を連通させている。貫通筒83は、上下方向から見た平面視において、流入口56aと重なり合っている。図示の例において、貫通筒83の内径は、流入口56aの内径よりも小さくなっている。但し、貫通筒83と流入口56aは、互いに連通可能な構成であれば、位置や形状等について適宜変更が可能である。例えば、貫通筒83と流入口56aは、前後方向や軸線O2回りにずれて配置されていてもよい。また、貫通筒83は、弁収容部82の内外を連通させる構成であれば、軸線O2回りに間隔をあけて複数設けられていてもよい。
後側リップ部84は、基筒部81のうち弁収容部82よりも後方に位置する部分から第2径方向の外側に張り出している。後側リップ部84の外周縁は、シリンダ本体筒56の内周面に密接している。後側リップ部84は、貯留プランジャ52の前後動に伴い、シリンダ本体筒56の内周面上を前後方向に摺動する。
前側摺動部材72は、後側摺動部材71に前方から組み付けられ、後側摺動部材71と一体に前後動する。前側摺動部材72は、前方に位置するものほど外径が縮小する多段の有頂筒状に形成されている。具体的に、前側摺動部材72は、嵌合筒91と、受圧部92と、前側リップ部93と、突出筒94と、栓部95と、を備えている。
嵌合筒91は、軸線O2と同軸に配置されている。嵌合筒91内には、基筒部81が後方から嵌合されている。
受圧部92は、嵌合筒91の前端縁から第2径方向の内側に張り出す環状に形成されている。受圧部92の後面には、基筒部81の前端開口縁が後方から近接又は当接している。
前側リップ部93は、受圧部92から第2径方向の外側に延びている。前側リップ部93の外周縁は、シリンダ本体筒56の内周面に密接している。前側リップ部93は、貯留プランジャ52の前後動に伴い、シリンダ本体筒56の内周面上を前後方向に摺動する。前側摺動部材72のうち、嵌合筒91の外側であって、前側リップ部93の後方に位置する部分には、ガイドリブ97が設けられている。ガイドリブ97は、嵌合筒91の外周面から第2径方向の外側に突出するとともに、前後方向に延びている。ガイドリブ97の外周縁は、シリンダ本体筒56の内周面に近接している。
突出筒94は、受圧部92の内周縁から前方に向けて延びている。突出筒94は、軸線O2と同軸に配置されるとともに、前方に向けて外径が縮小するテーパ筒状に形成されている。突出筒94の後端部(受圧部92との接続部分)には、通過孔94aが形成されている。通過孔94aは、軸線O2回りに間隔をあけて形成されている。
栓部95は、突出筒94の前端開口縁から前方に向けて突出している。栓部95は、軸線O2と同軸に配置されるとともに、前方に向かうに従い外径が縮小する円錐台状に形成されている。
貯留付勢部材53は、貯留シリンダ51内において、後側リップ部84よりも後方に位置する部分に収容されている。貯留付勢部材53は、例えば金属材料等により形成されたコイルばねである。貯留付勢部材53は、軸線O2と同軸に配置されている。貯留付勢部材53は、後側リップ部84と、底壁55bと、の間に介在して、貯留プランジャ52を前方に向けて付勢する。
図1に示すように、噴出器本体10において、大径部20cと主シリンダ31との間に位置する部分には、大径部20cと主シリンダ31との間を接続するシリンダ下リブ85が設けられている。シリンダ下リブ85は、主シリンダ31の下部から下方に突出するとともに、後方に向けて延びている。シリンダ下リブ85の後端縁は、大径部20cの前部に連なっている。
噴出器本体10において、主シリンダ31と貯留シリンダ51との間に位置する部分には、主シリンダ31と貯留シリンダ51との間を接続するシリンダ上リブ86が設けられている。シリンダ上リブ86は、横供給筒部55の下部から下方に突出するとともに、前後方向に延びている。シリンダ上リブ86の下端縁は、主シリンダ31の上部に連なっている。シリンダ上リブ86の後端縁は、小径部20aに連なっている。
噴出器本体10において、係合片26と小径部20aとの間に位置する部分には、係合片26と小径部20aとの間を接続する下リブ87が設けられている。下リブ87は、小径部20aから後方に向けて突出するとともに、下方に延びている。下リブ87は、側面視において、下方に向かうに従い前後方向の寸法が大きくなる三角形状に形成されている。下リブ87の下端縁は、係合片26に連なっている。
噴出器本体10において、縦供給筒部20と貯留シリンダ51との間に位置する部分には、縦供給筒部20と貯留シリンダ51との間を接続する上リブ88が設けられている。上リブ88は、小径部20aのうち下リブ87よりも上方に位置する部分から後方に向けて突出するとともに、上方に延びている。上リブ88は、側面視において、上方に向かうに従い前後方向の寸法が大きくなる三角形状に形成されている。上リブ88の上端縁は、横供給筒部55の縮径部60に連なっている。
図2に示すように、ノズル部材11は、貯留シリンダ51に対して前方から組み付けられている。ノズル部材11は、縦供給筒部20内及び貯留ポンプ部25内を通過した液体を噴出する噴出孔106aを備えている。具体的に、ノズル部材11は、装着筒100と、連結環101と、外シール筒102と、内シール筒103と、閉塞部104と、ノズル軸105と、ノズルチップ106と、を備えている。
装着筒100は、軸線O2と同軸に配置されている。装着筒100内には、横供給筒部55の前端部が後方から嵌合されている。
連結環101は、装着筒100の前端縁から第2径方向の内側に張り出している。連結環101における第2径方向の内側端縁は、シリンダ本体筒56よりも第2径方向の内側に位置している。
外シール筒102は、連結環101のうち装着筒100よりも第2径方向の内側に位置する部分から後方に向けて延びている。外シール筒102は、軸線O2と同軸に配置されている。外シール筒102は、横供給筒部55とシリンダ本体筒56との間に密に嵌合されている。外シール筒102は、流入口56aの前方において、連絡路65を前方から閉塞している。
内シール筒103は、連結環101の内周縁から後方に向けて延びている。内シール筒103は、軸線O2と同軸に配置されている。内シール筒103は、シリンダ本体筒56の内側に密に嵌合されている。
閉塞部104は、内シール筒103の後端開口縁から第2径方向の内側に張り出している。
ノズル軸105は、軸線O2と同軸に配置された筒状に形成されている。ノズル軸105は、閉塞部104を前後方向に貫いている。
ノズルチップ106は、軸線O2と同軸に配置された有頂筒状に形成されている。ノズルチップ106は、ノズル軸105に嵌め込まれている。ノズルチップ106の頂部において、軸線O2上に位置する部分には、噴出孔106aが形成されている。
本実施形態において、貯留プランジャ52は、貯留シリンダ51の内側空間を供給空間130aと貯留空間130bとに仕切っている。供給空間130aは、連絡路65、流入口56a、及びシリンダ本体筒56の内側であって、リップ部84,93に囲まれた空間である。供給空間130aは、後端部において縦供給筒部20に連通している。
貯留空間130bは、シリンダ本体筒56の内側空間であって、ノズル部材11と前側摺動部材72とに囲まれた空間である。貯留空間130bはノズル軸105を通じて噴出孔106aに連通可能に構成されている。すなわち、ノズル軸105の後端開口部は、貯留空間130bに向けて開口する開放口105aとして機能する。
開放口105aの開口縁(ノズル軸105の後端開口縁)には、貯留プランジャ52の前後動に伴い、突出筒94の外周縁が接離する。すなわち、貯留プランジャ52が貯留シリンダ51内を前後動するのに伴い、ノズル軸105を通じた貯留空間130bと噴出孔106aとの連通及び遮断が切り替えられる。
ここで、貯留プランジャ52には、供給空間130a及び貯留空間130bを連通させる連通路140が設けられている。連通路140は、貫通筒83から弁収容部82及び基筒部81の前端部を通じて通過孔94aに至る部分である。
連通路140内は、弁部材54により、供給空間130aに連通する上流空間140aと、貯留空間130bに連通する下流空間140bと、に仕切られている。上流空間140aは、貫通筒83から弁収容部82に至る空間である。上流空間140aは、供給空間130aに常時連通している(上流空間140a及び供給空間130aは同圧力になっている。)。
下流空間140bは、基筒部81の前端部から突出筒94の内側を通じて通過孔94aに至る空間である。下流空間140bは、貯留空間130bに常時連通している(下流空間140b及び貯留空間130bは同圧力になっている。)。
弁部材54は、上流空間140a及び下流空間140bの連通及び遮断を切り替える。弁部材54は、ゴム等の弾性変形可能な材料によって一体に形成されている。具体的に、弁部材54は、固定部131と、変形部132と、弁本体部133と、を備えている。
固定部131は、基筒部81の前端部に嵌め込まれている。固定部131の外周部分は、受圧部92の内周部分に前方から支持されている。固定部131のうち、前後方向から見て通過孔94aと重なり合う部分は、基筒部81内と通過孔94aとを連通させる連通溝131aが形成されている。
変形部132は、基筒部81内を固定部131から後方に向けて延びている。変形部132は、前後方向に弾性変形可能に構成されている。
弁本体部133は、変形部132の後端部に連なっている。弁本体部133は、変形部132の変形に伴い、前後方向に弾性変位する。弁本体部133は、後方に向けて漸次先細る円錐台状に形成されている。弁本体部133の後部は、弁収容部82内に収容されている。弁本体部133の前端部には、第2径方向の外側に張り出す弁板部133aが形成されている。弁板部133aは、弁本体部133の弾性変位に伴い、内フランジ部82aに前方から接離する。すなわち、弁部材54は、弁板部133aが内フランジ部82aに着座した状態で、上流空間140a及び下流空間140bの連通を遮断する。これにより、供給空間130a及び貯留空間130bの連通路140を通じた連通が遮断されている一方、弁部材54は、弁板部133aが内フランジ部82aから前方に離れることで、上流空間140a及び下流空間140bを連通させる。これにより、供給空間130a及び貯留空間130bが、連通路140を通じて連通する。
カバー13は、噴出器本体10のうち装着キャップ21よりも上方に位置する部分を上方、後方及び左右方向の両側から覆っている。カバー13の下端開口縁は、上述した係合片26に係合されている。
次に、上述のように構成されたトリガー式液体噴出器1を使用する場合について説明する。
なお、トリガー部30の複数回の操作によって、トリガー式液体噴出器1の各部内に液体が充填され、縦供給筒部20内に液体を吸い上げることができる状態になっているものとする。
まず、トリガー部30を後方に引くと、主付勢部材34の付勢力に抗して主ピストン32が後方に移動し、主シリンダ31内が加圧される。これにより、主シリンダ31内の液体が、連通筒33内を通じて縦供給筒部20(小径部20a)内に供給される。すると、小径部20aに供給された液体の圧力により、ボール弁28が弁座部20eに向けて押し付けられることで、容器体A内と縦供給筒部20内との連通が遮断される。その結果、小径部20a内の液体は、縦供給筒部20を上方に向けて流通する。縦供給筒部20内を流通する液体は、図2に示すように、縦供給筒部20の上端開口部を通じて連絡路65内(供給空間130a)内に流入する。連絡路65内に流入した液体は、流入口56aを通じてシリンダ本体筒56内に流入する。
シリンダ本体筒56内に流入した液体は、貫通筒83を通じて上流空間140aに流入する。これにより、上流空間140a内が液体によって加圧される。すると、弁本体部133が前方に向けて押し込まれることで、弁本体部133が変形部132の付勢力に抗して前方に移動する。これにより、弁本体部133(弁板部133a)が内フランジ部82aから離れ、上流空間140a及び下流空間140bが連通する。その結果、上流空間140a内の液体が下流空間140bに流入するとともに、下流空間140b内の液体が通過孔94aを通じて貯留空間130b内に流入する。
貯留空間130b内に液体が流入することで、貯留空間130b内に液体が貯留されるとともに、貯留空間130b内が加圧される。貯留空間130b内が加圧されることで、貯留プランジャ52が貯留付勢部材53の付勢力に抗して後方に向けて移動する。これにより、栓部95が開放口105aの開口縁から離れ、ノズル軸105の内側を通じて貯留空間130b内と噴出孔106aとが連通する。その結果、貯留空間130b内の液体が噴出孔106aを通じて噴出される。
トリガー部30の牽引操作を解放すると、主付勢部材34の付勢力によって主ピストン32が主シリンダ31内を前方に向けて復元移動し、これに伴いトリガー部30も前方に復元移動する。そのため、主シリンダ31内が減圧する。これにより、ボール弁28が弁座部20eから浮き上がり、容器体A内と主シリンダ31とが連通する。その結果、容器体A内の液体が縦供給筒部20内に吸い上げられる。縦供給筒部20内に流入した液体は、連通筒33を通じて主シリンダ31内に導入される。
本実施形態では、トリガー部30の牽引操作の毎に、貯留空間130b内に液体が流入する。貯留空間130b内に流入した液体のうち、一部の液体は噴出孔106aを通じて噴出される。一方、貯留空間130b内に流入した液体のうち、残りの液体は貯留空間130b内に留まることで、貯留空間130b内の圧力が増加する。これにより、貯留プランジャ52をさらに後方に移動させて、貯留空間130bに液体を徐々に溜めることができる。
ここで、本実施形態において、前側摺動部材72を軸線O2(前後方向)に沿って投影した際、貯留空間130bに面する部分(受圧部92及び前側リップ部93のうち前方を向く面)の面積が、下流空間140bに面する部分(栓部95のうち後方を向く面及び通過孔94aの前端開口縁)の面積よりも大きくなっている。そのため、貯留空間130b内の圧力に起因する力が貯留プランジャ52に対して後方に作用し易い。その結果、貯留プランジャ52をスムーズに後方に移動させることができる。
なお、貯留プランジャ52の後方移動に伴い、前側リップ部93が流入口56aの前端開口縁よりも後方に到達すると、貯留空間130b内と流入口56a(供給空間130a)とが直接連通する。これにより、弁収容部82(連通路140)を介さずに噴出孔106aと流入口56aとを直接連通させることができるとともに、弁収容部82を介さずに貯留空間130b内の液体を供給空間130a内に流入させることができる。
トリガー部30の操作を停止すると、縦供給筒部20内を通じた貯留ポンプ部25への液体の供給は停止するものの、貯留空間130b内に貯留された液体は噴出孔106aから噴出され続ける。すなわち、トリガー部30の操作が停止された場合であっても、貯留プランジャ52は、貯留付勢部材53の付勢力によって前方に向けて押圧されるので、貯留空間130b内の液体は貯留プランジャ52によって加圧され続ける。その結果、貯留空間130b内の液体は、噴出孔106aを通じて引き続き噴出される。
このように、トリガー式液体噴出器1では、トリガー部30を後方に引く操作を行ったときだけでなく、トリガー部30を牽引操作しない場合であっても、液体を噴出させることができ、液体の連続噴出を行うことができる。液体の噴出は、栓部95が開放口105aの開口縁に当接し、貯留空間130b内と噴出孔106aとの連通が遮断された時点で停止する。すなわち、液体の噴出に伴い、貯留空間130bの圧力が低下すると、貯留プランジャ52が貯留付勢部材53の付勢力によって貯留シリンダ51内を前方に移動する。これにより、栓部95が開放口105aの開口縁に当接し、貯留空間130bと噴出孔106aとの連通が遮断される。
以上説明した通り、本実施形態のトリガー式液体噴出器1において、貯留プランジャ52には、貯留シリンダ51の内側空間のうち、縦供給筒部20内に連通可能な供給空間130a、及び噴出孔106aに連通可能な貯留空間130bを連通させる連通路140が形成され、連通路140内には供給空間130a及び貯留空間130bの連通及び遮断を切り替える弁部材54が設けられている構成とした。
この構成によれば、供給空間130a及び貯留空間130bを連通させる連通路140内に弁部材54が設けられていることで、縦供給筒部20に弁部材を設ける場合に比べ、縦供給筒部20の上下方向の寸法を縮小できる。これにより、トリガー式液体噴出器1の上下方向での小型化を図ることができる。
本実施形態では、弁部材54が貯留シリンダ51の軸線O2に沿う方向(前後方向)に変位可能な構成とした。
この構成によれば、弁部材54が軸線O2に交差する方向に変位する構成に比べ、軸線O2に交差する方向(上下方向)でのトリガー式液体噴出器1の小型化を図ることができる。
本実施形態において、貯留プランジャ52は、貯留シリンダ51内での前後方向の移動に伴い、開放口105aの開口縁に接離することで、開放口105aを通じた貯留空間130bと噴出孔106aとの連通及び遮断を切り替える栓部95を備える構成とした。
この構成によれば、貯留空間130bと噴出孔106aとが開放口105aを通じて直接連通する。これにより、トリガー式液体噴出器1の前後方向での小型化を図ることができる。この場合、例えばトリガー式液体噴出器1に落下衝撃等が作用した場合において、縦供給筒部20と貯留ポンプ部25との接続部分を起点にしてトリガー式液体噴出器1に作用するモーメントを軽減できる。
(第2実施形態)
本実施形態では、貯留シリンダ51の軸線O2が前後方向に対して交差して配置されている点で上述した第1実施形態と相違している。
図3に示すトリガー式液体噴出器1において、貯留シリンダ200は、シリンダ本体筒200aと、仕切壁200bと、を備えている。
シリンダ本体筒200aの軸線O2は、前方に向かうに従い上方に延びている。シリンダ本体筒200aは、前端部において縦供給筒部20の上端部に接続されている。シリンダ本体筒200aの内側空間において、後側リップ部84及び前側リップ部93に囲まれた部分は、供給空間130aを構成している。
仕切壁200bは、シリンダ本体筒200aの前端開口縁から第2径方向の内側に張り出す環状に形成されている。仕切壁200bの内側は、シリンダ本体筒200a内に開口する連通口200cを構成している。連通口200cの開口縁には、貯留プランジャ52の軸線O2に沿う移動に伴い、栓部95が接離する。
本実施形態において、ノズル部材11と貯留ポンプ部25(貯留シリンダ200)との間には、中継部材210が設けられている。中継部材210は、仕切壁200bから前方に向けて直線状に延びる筒状に形成されている。すなわち、中継部材210の軸線O3と貯留シリンダ200の軸線O2とは、互いに交差している。中継部材210内は、連通口200cを通じて貯留シリンダ200(貯留空間130b)内に連通している。
中継部材210は、ノズル部材11のノズル軸105内に嵌合されている。これにより、貯留シリンダ200(貯留空間130b内)は、中継部材210を介して噴出孔106aに連通している。本実施形態のトリガー式液体噴出器1において、軸線O1は、トリガー式液体噴出器1の前後方向の中心に対して後方にオフセットしている。すなわち、軸線O1からノズル部材11の最前端まで寸法は、軸線O1からカバー13の最後端までの寸法よりも短くなっている。
本実施形態では、第1実施形態と同様の作用効果を奏することに加え、以下の作用効果を奏する。
すなわち、軸線O2が前後方向に交差する方向に貯留ポンプ部25を設けることで、軸線O2が前後方向に一致する場合に比べトリガー式液体噴出器1の前後方向での小型化を図ることができる。これにより、ハンドリング性を向上させることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はこれら実施形態に限定されることはない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、構成の付加、省略、置換及びその他の変更が可能である。本発明は上述した説明によって限定されることはなく、添付の特許請求の範囲によってのみ限定される。
トリガー部30及び主ピストン32を前方に付勢する部材として、コイルばねに代えて、例えば、貯留ポンプ部25を左右方向に挟む両側に設けられ、トリガー部30に連結された一対の樹脂ばね等を採用してもよい。トリガー部30は、前後方向にスライド移動可能であってもよい。
上述した実施形態では、貯留ポンプ部25(貯留シリンダ)の軸線O2が前後方向の成分をもって延びる構成について説明したが、この構成に限られない。
上述した実施形態では、弁部材54が軸線O2に沿って変位する構成について説明したが、この構成に限られない。弁部材54は、軸線O2に交差する方向に変位してもよい。また、弁部材54は、三点弁やボール弁等を用いてもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
1:トリガー式液体噴出器
10:噴出器本体
11:ノズル部材
20:縦供給筒部
24:トリガー機構
30:トリガー部
51:貯留シリンダ
52:貯留プランジャ
54:弁部材
95:栓部
105a:開放口
106a:噴出孔
140:連通路
200:貯留シリンダ
A:容器体
O2:軸線

Claims (3)

  1. 液体を収容する容器体に装着される噴出器本体と、
    前記噴出器本体の前端部に装着され、液体を前方に向けて噴出する噴出孔が形成されたノズル部材と、を備え、
    前記噴出器本体は、
    上下方向に延びる縦供給筒部と、
    前記縦供給筒部の前方に前方付勢状態で後方に移動可能に設けられたトリガー部を有し、前記トリガー部の後方への移動によって、液体を前記縦供給筒部内から前記噴出孔側に向けて流通させるトリガー機構と、
    前記縦供給筒部の上方に設けられ、前記トリガー部の後方への移動に伴い前記縦供給筒部内を通過した液体が流入する貯留シリンダと、
    前記貯留シリンダ内に設けられ、前記貯留シリンダの軸線に沿う軸方向の一方側に向けて付勢された状態で、前記貯留シリンダ内への液体の供給に伴って前記軸方向の他方側に移動可能な貯留プランジャと、を備え、
    前記貯留プランジャには、前記貯留シリンダの内側空間のうち、前記縦供給筒部内に連通可能な第1空間、及び前記噴出孔に連通可能な第2空間を連通させる連通路が形成され、
    前記連通路内には、前記第1空間及び前記第2空間の連通及び遮断を切り替える弁部材が設けられているトリガー式液体噴出器。
  2. 前記弁部材は、前記軸方向に変位可能に設けられている請求項1に記載のトリガー式液体噴出器。
  3. 前記ノズル部材には、前記第2空間に開口する開放口が形成され、
    前記貯留プランジャは、前記貯留シリンダ内での前記軸方向の移動に伴い、前記開放口の開口縁に接離することで、前記開放口を通じた前記第2空間と前記噴出孔との連通及び遮断を切り替える栓部を備えている請求項1又は請求項2に記載のトリガー式液体噴出器。
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