JP2022152412A - 時計用ムーブメント - Google Patents

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Kazuki Igarashi
大輔 中平
Daisuke Nakahira
優太 古舘
Yuta Furutachi
裕之 高橋
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    • G04B19/00Indicating the time by visual means
    • G04B19/04Hands; Discs with a single mark or the like
    • G04B19/044Mounting and setting of the hands on the axle

Abstract

【課題】時計用ムーブメントにおいて、第2筒車の内周面に段差を形成する必要が無く、かつ第2筒車の外径を太くすることなく、第2筒車を第1筒車から離して配置する。【解決手段】時計用ムーブメント100は、時針が取り付けられた合わせ筒車32(第1筒車)と、GMT針が取り付けられ、合わせ筒車32と同軸で、かつ合わせ筒車32の半径方向Rの外側に合わせ筒車32から離れて配置された第2筒車42と、第2筒車42を中心軸C方向に貫通させ、かつ第2筒車42の半径方向Rの位置を、合わせ筒車32に接しない範囲とするように、第2筒車42の半径方向Rの外側から規制する突き当て面72cが形成された日車押さえ72(半径方向規制部材)と、を備える。【選択図】図4

Description

本発明は、時計用ムーブメントに関する。
時計には、文字板に表示された文字やインデックスバー等を指し示すことで時刻を表示する、時針、分針、秒針等の指針を備えている。時針、分針及び秒針は、同軸に配置された指針軸(中3針)にそれぞれ取り付けられている。
具体的には、秒針は4番車の軸に取り付けられ、分針は2番かなに取り付けられ、時針は筒車に取り付けられている。2番かなは、4番車の軸の半径方向の外側に配置された2番車の筒状の軸(2番真)に外側から被せられている。
2番車と4番車とは、3番車を介して連動する。2番かなは2番真に対してスリップ可能に摩擦力で取り付けられている。筒車は、2番かなの半径方向の外側に配置されている。筒車と2番かなとは、日の裏車を介して連動する。時針と分針は、時刻の表示を修正する操作により、秒針と独立して動く必要があるため、2番かなが2番真に対してスリップすることで、分針(及び時針)が2番車に対して動くようになっている。
ここで、上述した指針の他に、例えば24時間で1回転する、いわゆる24時間針や、時針で現在時刻を表示している地域とは別の、時差のある地域における時刻を指し示す、いわゆるGMT針を備えた時計がある。これらの指針は、上述した2番真、2番かな及び筒車と同軸で、時針が取り付けられた筒車(以下、第1筒車という)の半径方向の外側に配置された第2筒車に取り付けられる。
第2筒車を第1筒車に接した配置にすると、時差修正のために第1筒車が動かされた際に、第2筒車が第1筒車の動きに連れて動いてGMT針が針振れを起こしたり、第1筒車の軸に振れがあると第2筒車がその軸振れに倣ってしまい、より大きな軸振れを起こしたり、両筒車の軸間の芯ずれ量が大きくなったりする。
したがって、第1筒車と第2筒車とが直接接触しないように離して配置することが好ましい。そこで、第1筒車と第2筒車との半径方向の間に、第2筒車を第1筒車から離した状態で保持させるパイプ状のスペーサ(案内部)を配置したものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2019-060660号公報
しかし、上述したスペーサで、第2筒車の内周面の位置を規制した構造は、第2筒車の内周面に段差を形成する必要があり製造コストが高くなる。また、段差を形成しない場合は、第2筒車の外径が太くなって外観品質が低下する(見栄えが悪くなる)。
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、第2筒車の内周面に段差を形成する必要が無く、かつ第2筒車の外径を太くすることなく、第2筒車を第1筒車と離して配置した時計用ムーブメントを提供することを目的とする。
本発明は、第1の指針が取り付けられた第1筒車と、第2の指針が取り付けられ、前記第1筒車と同軸で、かつ前記第1筒車の半径方向の外側に前記第1筒車から離れて配置された第2筒車と、前記第2筒車を軸方向に貫通させ、かつ前記第2筒車の半径方向の位置を、前記第1筒車に接しない範囲とするように、前記第2筒車の前記半径方向の外側から規制する突き当て面が形成された半径方向規制部材と、を備えた時計用ムーブメントである。
本発明に係る時計用ムーブメントによれば、第2筒車の内周面に段差を形成する必要が無く、かつ第2筒車の外径を太くすることなく、第2筒車を第1筒車と離して配置することができる。
外部操作部材である巻真及びりゅうずを有する本発明の一実施形態に係る時計用ムーブメントと、外部操作部材である巻真及びりゅうずと、を示す斜視図である。 図1に示した時計用ムーブメントに文字板を配置した状態の、4番かな、分かな(2番かな)、合わせ筒車(第1筒車)及び第2筒車の中心軸Cに沿った面による部分断面斜視図である。 図2における断面の詳細を示す詳細断面図である。 図3の要部を拡大した拡大図である。
以下、本発明に係る時計用ムーブメントの実施形態について、図面を用いて説明する。
<構成>
図1は本発明の一実施形態に係る時計用ムーブメント100と、外部操作部材である巻真91及びりゅうず92を示す斜視図、図2は図1に示した時計用ムーブメント100に文字板110を配置した状態の、4番かな12、分かな22(2番かな)、合わせ筒車32(第1筒車)及び第2筒車42の中心軸Cに沿った面による部分断面斜視図、図3は図2における断面の詳細を示す詳細断面図、図4は図3の要部を拡大した拡大図である。
図1に示した時計用ムーブメント100は、本発明に係る時計用ムーブメントの一実施形態であり、時計に用いられる。時計用ムーブメント100は、文字板110に表示された文字等を指し示す秒針、分針、時針及びGMT針がそれぞれ取り付けられる指針軸を備えている。
指針軸は、具体的には、4番かな12と、分かな22と、合わせ筒車32(第1筒車の一例)と、第2筒車42とである。4番かな12は、図2,3に示すように、4番車10の回転軸であり、4番車10のかなと真とが一体に形成されたものである。4番かな12は、中心軸C回りに60秒で1回転し、指針として秒針(図示省略)が取り付けられている。
分かな22は、中心車(2番車)20の筒状の軸21(2番真)に、中心軸Cを中心とする半径方向Rの外側から被せられている。分かな22は、4番かな12と中心軸Cが同軸で、4番かな12の半径方向Rの外側に配置される。つまり、中心車20の軸21の内側に、4番かな12が同軸に通されている。分かな22は中心軸C回りに60分で1回転し、指針として分針(図示省略)が取り付けられている。
合わせ筒車32は、時針、分針及び秒針という3つの指針が文字板の中心部に集まったいわゆる中3針の時計の場合における筒車(第1筒車)に相当する。なお、本実施形態の時計用ムーブメント100は、上記中3針に、同軸に配置された第2筒車42を加えた、中4針の構造である。
合わせ筒車32は、4番かな12及び分かな22と中心軸Cが同軸で、分かな22の半径方向Rの外側に配置される。なお、合わせ筒車32、分かな22及び4番かな12の各回転軸は、地板60によって位置が決められていることにより、同軸の配置とされている。合わせ筒車32は、中心軸C回りに12時間で1回転し、時針(第1の指針の一例)が取り付けられる。
合わせ筒車32は、筒部32cと、第1歯車32a及び第2歯車32bと、を備えている。筒部32cは、中心軸Cを中心とする略円筒状に形成され、文字板110の裏面側から中心軸C方向(時計の厚さ方向)に貫通しておもて面側に突出している。時針は、この筒部32cの、文字板110のおもて面側に突出した上端部に取り付けられる。
筒部32cは、文字板110の裏面側に配置された下端部32eにおいて、上部よりもわずかに外径が太く形成されている。筒部32cの下端部32eに、第1歯車32aが嵌め合わされて固定されている。
また、筒部32cの、下端部32eの直近の上側(文字板110に近い側)の部分は、下端部32eよりもさらに外径が太く形成された大径部32fとなっている。この大径部32fには、第2歯車32bが嵌め合わされて、大径部32fと第2歯車32bとが連動して回転可能に構成されている。
第2筒車42は、4番かな12、分かな22及び合わせ筒車32と中心軸Cが同軸で、合わせ筒車32の半径方向Rの外側に配置されている。第2筒車42は、筒部42aと、歯車部42bと、が一体に形成されている。筒部42aは、中心軸Cを中心とする略円筒状に形成され、文字板110の裏面側から中心軸C方向(時計の厚さ方向)に貫通しておもて面側に突出している。
歯車部42bは、筒部42aの、文字板110の裏面側に配置された下端から半径方向Rの外側に広がった鍔のように形成されていて、図示しない輪列に連結されて、中心軸C回りに24時間で1回転する。筒部42aの、文字板110のおもて面側に突出した部分には、GMT針(第2の指針の一例)が取り付けられる。
GMT針は、1日の時刻を24時間で表す、いわゆる24時間針や、時針で現在時刻を表示している地域とは別の、時差のある地域(第2時間帯)における時刻を指し示す指針である。
なお、4番車10と中心車20とは、図示しない3番車を介して連結されている。分かな22は、中心車20の軸21に摩擦力で嵌め合わされていて、時刻指示のための通常運針の動作時は、嵌め合わせの摩擦力によって軸21と一体的に中心軸C回りに回転する。一方、時刻合わせの動作時は、分かな22が摩擦力を上回るトルクで強制的に回転させられることで、通常運針の動作で回転している軸21に対してスリップし、軸21の回転に連動しないで独立して回転する。
4番かな12と中心車20の軸21は、中心軸Cを中心とする半径方向Rにおいて、互いに接触しないように離れて配置されている。
分かな22と合わせ筒車32とは、図示を省略した日の裏車を介して連結されている。分かな22と合わせ筒車32は、中心軸Cを中心とする半径方向Rにおいて、互いに接触して配置されている。
第2筒車42は、図3,4に示すように、中心軸C方向についても、半径方向Rについても、合わせ筒車32から離れて配置されている。
具体的には、第2筒車42の歯車部42bと合わせ筒車32の大径部32fとの、中心軸C方向における間に、カレンダー受73が配置されている。このカレンダー受73が、歯車部42bと大径部32fとの間に配置されている。
詳しくは、第2筒車42の歯車部42bの下面42f(軸方向に互いに向かい合う面)がカレンダー受73の上面73aに突き当たり、合わせ筒車32の大径部32fの上面32g(軸方向に互いに向かい合う面)がカレンダー受73の下面73bに突き当たって配置されているため、歯車部42bと大径部32fとが接することはなく、歯車部42bと大径部32fとを離した状態に維持する。
カレンダー受73は、図1に示すように、周方向に沿って日付の数字(図示省略)が記載された日車71を下面側から支持する部材であり、時計用ムーブメント100の地板60に、パイプを介して位置決めされて固定されている。
なお、第2筒車42は、歯車部42bと、文字板110の直下(中心軸C方向において文字板110の直近の下方)に配置された日車押さえ72との間に配置された針座80の弾性力によって、歯車部42bの上面42eが中心軸C方向の下方(文字板110とは反対の方向)に付勢される。
これにより、第2筒車42は、中心軸C方向に沿って合わせ筒車32に近接する方向に押圧されて、第2筒車42と合わせ筒車32との間にカレンダー受73を挟んだ状態に維持する。
また、時計用ムーブメント100は、図4に示すように、第2筒車42の筒部42aを中心軸C方向に貫通させ、かつ第2筒車42の半径方向Rの位置を、合わせ筒車32に接しない範囲とするように、第2筒車42の半径方向Rの外側から規制する突き当て面72cが形成された日車押さえ72を備えている。
日車押さえ72は、半径方向Rにおける第2筒車42の位置を、合わせ筒車32に接しない範囲とするように規制するものであるため、本発明における半径方向規制部材の一例である。
日車押さえ72は、図1に示すように、回転する日車71の内周縁を上方から下方に押さえることで、日車71が所定の回転軌道から外れるのを阻止する円板状の部材である。日車押さえ72は、図3に示すように、中心軸C方向において、第2筒車42の歯車部42bに対して、合わせ筒車32の第1歯車及び第2歯車とは反対側で、文字板110の直下に配置されている。
日車押さえ72は、一例として、第2筒車42の筒部42aの半径方向Rの外側に配置され、突き当て面72cが、筒部42aを貫通させて、筒部42aの半径方向Rの位置を規制する大きさに形成された貫通孔72dの周面によって形成されている。
ここで、日車押さえ72は、地板60に位置決めされているカレンダー受73に形成された突起部に係合することで、カレンダー受73に位置決めされている。つまり、日車押さえ72も、カレンダー受73を介して間接的に、合わせ筒車32、分かな22及び4番かな12と同様に、地板60に位置決めされている。
このように、日車押さえ72、合わせ筒車32、分かな22及び4番かな12は、いずれも、地板60によって位置決めされていることで、日車押さえ72の貫通孔72d、合わせ筒車32、分かな22及び4番かな12は、中心軸Cに一致する同軸に配置された状態に保持されている。
貫通孔72dは、一例として、貫通孔72dの内径と筒部42aの外径との半径の差(図4において、突き当て面72cと筒部42aの外周面42cとの隙間t2の長さ)が、合わせ筒車32の筒部32cの外周面32dと第2筒車42の筒部42aの内周面42dとの半径方向Rの隙間t1の長さよりも小さくなるように形成されている。
これにより、第2筒車42の筒部42aが、貫通孔72dの範囲で、中心軸Cから半径方向Rに偏った配置となった場合にも、第2筒車42の筒部42aの外周面42cが突き当て面72cに突き当たることで、半径方向Rの位置が貫通孔72dの範囲で、規制される。このとき、第2筒車42の内周面42dは、合わせ筒車32の外周面32dに接する位置まで移動することが無い。具体的には、第2筒車42の筒部42aは、中心軸Cから最大で隙間t2の長さ(<隙間t1の長さ)までしか位置ずれすることがない。
したがって、日車押さえ72は、半径方向Rについて、第2筒車42を合わせ筒車32に接触する位置(隙間t1の長さ)まで位置ずれさせることが無く、第2筒車42を合わせ筒車32から離した状態に維持する。
<効果>
以上、詳細に説明したように、本実施形態の時計用ムーブメント100によれば、第2筒車42の筒部42aの内周面42dに、スペーサ部材を配置するための段差を形成する必要が無く、かつ第2筒車42の筒部42aの外径を太くすることなく、第2筒車42を、合わせ筒車32から離した状態を維持して配置することができる。
<変形例>
なお、本実施形態の時計用ムーブメント100は、日車押さえ72を半径方向規制部材として適用したものであるが、本発明に係る時計用ムーブメントは、半径方向規制部材を日車押さえ72に限定するものではない。
すなわち、本発明に係る時計用ムーブメントは、半径方向Rについて、第2筒車42の位置を、合わせ筒車32に接しない範囲とするように、第2筒車42の半径方向Rの外側から規制する突き当て面72cが形成されたものであれば、いかなるものを適用することもでき、日車71によって日付を表示するカレンダー機能を有する時計用ムーブメントに限定されるものではない。
したがって、本発明に係る時計用ムーブメントは、例えば、ソーラーセルを支持するソーラーセル支持部材を備えたものでは、突き当て面が形成されたソーラーセル支持部材を半径方向規制部材として適用してもよいし、突き当て面が形成された文字板を半径方向規制部材として適用してもよい。
さらに、ソーラーセル支持部材や文字板等の既存の部材だけでなく、第2筒車を第1筒車から離した状態に維持するために新たに設けた、突き当て面を有する半径方向規制部材を用いたものであってもよい。
したがって、本発明に係る時計用ムーブメントは、突き当て面を、貫通孔の周面によって形成されたものでなくてもよい。
ただし、突き当て面を貫通孔の周面によって形成した実施形態の時計用ムーブメント100によると、貫通孔の内径によって、突き当て面72cと第2筒車42の筒部42aの外周面42cとの隙間t2の長さを管理することができ、中心軸Cを挟んだ両側で別々の半径方向規制部材の突き当て面を形成したものに比べて、隙間t2の長さの寸法管理を容易にすることができる。
また、本実施形態の時計用ムーブメント100は、半径方向規制部材の一例である日車押さえ72が、第2筒車42の歯車部42bに対して、合わせ筒車32の第1歯車32a及び第2歯車32bとは反対側に配置されていることで、時計の厚さ(中心軸C方向の寸法)を薄くすることができる。
しかし、本発明に係る時計用ムーブメントは、半径方向規制部材が、軸方向において、第2筒車の歯車に対して、第1筒車の歯車とは反対側に配置されているものに限定されるものではない。したがって、例えば、第2筒車42の筒部42aが、歯車部42bよりも下方まで延びて形成されたものでは、歯車部42bよりも下方に延びた筒部42aを半径方向Rの外側から規制する突き当て面が形成された半径方向規制部材は、軸方向において、第2筒車の歯車に対して、第1筒車の歯車と同じ側に配置されているものとすることができる。
本実施形態の時計用ムーブメント100は、第2筒車42を、中心軸C方向について、合わせ筒車32から離した状態に維持するスペーサ部材として、カレンダー受73を適用したが、本発明に係る時計用ムーブメントは、スペーサ部材をカレンダー受に限定するものではない。
すなわち、本発明に係る時計用ムーブメントは、軸方向について、第2筒車を第1筒車から離した状態に維持するスペーサ部材であれば、いかなるものを適用することもでき、日車71によって日付けを表示するカレンダー機能を有する時計用ムーブメントに限定されるものではない。
したがって、本発明に係る時計用ムーブメントは、例えば、ソーラーセルを支持するソーラーセル支持部材を備えたものでは、ソーラーセル支持部材をスペーサ部材として適用してもよいし、文字板をスペーサ部材として適用してもよい。
さらに、ソーラーセル支持部材や文字板等の既存の部材だけでなく、第2筒車を第1筒車から離した状態に維持するために新たに設けたスペーサ部材を用いたものであってもよい。
なお、本実施形態の時計用ムーブメント100は、第2筒車42の歯車部42bの下面42fと、合わせ筒車32の大径部32fの上面32gという、互いに向かい合った面の間に、スペーサ部材であるカレンダー受73が配置されたものであるが、本発明に係る時計用ムーブメントにおけるスペーサ部材は、軸方向の、第1筒車と第2筒車との互いに向かい合う面の間に配置されているものに限定されない。
本発明に係る時計用ムーブメントは、半径方向規制部材を備えたものであればよく、スペーサ部材を備えないものであってもよい。
32 合わせ筒車(第1筒車)
42 第2筒車
71 日車
72 日車押さえ(半径方向規制部材)
72c 突き当て面
73 カレンダー受(スペーサ部材)
100 時計用ムーブメント
C 中心軸
R 半径方向

Claims (7)

  1. 第1の指針が取り付けられた第1筒車と、
    第2の指針が取り付けられ、前記第1筒車と同軸で、かつ前記第1筒車の半径方向の外側に前記第1筒車から離れて配置された第2筒車と、
    前記第2筒車を軸方向に貫通させ、かつ前記第2筒車の半径方向の位置を、前記第1筒車に接しない範囲とするように、前記第2筒車の前記半径方向の外側から規制する突き当て面が形成された半径方向規制部材と、を備えた時計用ムーブメント。
  2. 前記半径方向規制部材は、前記軸方向において、前記第2筒車の歯車に対して、前記第1筒車の歯車とは反対側に配置されている、請求項1に記載の時計用ムーブメント。
  3. 前記半径方向規制部材は、前記第2筒車の筒部の前記半径方向の外側に配置され、
    前記突き当て面が、前記筒部を貫通させて、前記筒部の半径方向の位置を規制する大きさに形成された貫通孔の周面である、請求項1又は2に記載の時計用ムーブメント。
  4. 前記貫通孔は、前記貫通孔の内径と前記筒部の外径との半径の差が、前記第1筒車と前記第2筒車との前記半径方向の隙間よりも小さくなるように形成されている請求項3に記載の時計用ムーブメント。
  5. 前記第2筒車を、前記第1筒車及び前記第2筒車の軸方向について、前記第1筒車から離した状態に維持するスペーサ部材を備えた請求項1から4のうちいずれか1項に記載の時計用ムーブメント。
  6. 前記スペーサ部材は、前記軸方向の、前記第1筒車と前記第2筒車との互いに向かい合う面の間に配置されて、前記第2筒車を前記第1筒車から離した状態に維持する、請求項5に記載の時計用ムーブメント。
  7. 前記半径方向規制部材と前記第2筒車の歯車との間に、前記第2筒車を前記軸方向に付勢する針座が配置されている、請求項1から6のうちいずれか1項に記載の時計用ムーブメント。
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