JP2022148425A - 複合容器 - Google Patents

複合容器 Download PDF

Info

Publication number
JP2022148425A
JP2022148425A JP2021050103A JP2021050103A JP2022148425A JP 2022148425 A JP2022148425 A JP 2022148425A JP 2021050103 A JP2021050103 A JP 2021050103A JP 2021050103 A JP2021050103 A JP 2021050103A JP 2022148425 A JP2022148425 A JP 2022148425A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
outer container
shoulder
composite
neck
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021050103A
Other languages
English (en)
Inventor
智彦 真鍋
Tomohiko Manabe
幸伸 山口
Yukinobu Yamaguchi
隆亮 辻本
Takaaki Tsujimoto
剛孝 浜田
Taketaka Hamada
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2021050103A priority Critical patent/JP2022148425A/ja
Publication of JP2022148425A publication Critical patent/JP2022148425A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/80Packaging reuse or recycling, e.g. of multilayer packaging

Landscapes

  • Packages (AREA)

Abstract

【課題】 本発明は、上記問題を解決すべくなされたものであり、その目的とするところは、高級感があり、廃棄時には容易に紙とプラスチックに分別できる複合容器を提供することにある。【解決手段】 パルプモールドからなる基材を備えた外容器と、プラスチックフィルムを含む積層体を備えた内容器とを備え、外容器は、第1胴部と、開口端部と、第1胴部に連設し開口端部に向かい延びる第1肩部と、第1肩部と開口端部を連設する第1首部と、を有しており、内容器は、第2胴部と、第2胴部に連設し開口端部に向かい延びる第2肩部と、第2肩部に連設し開口端部に向かい延びる第2首部と、を有しており、内容器が外容器で被覆された複合容器であって、外容器が、開口端部、第1首部、第1肩部及び第1胴部を分割する断面に沿って、解体可能であることを特徴とする複合容器である。【選択図】 図1

Description

本発明は、パルプモールドからなる基材を備えた外容器と、プラスチックフィルムを含む積層体を備えた内容器とを備え、内容器が外容器で被覆された液体内容物等を収納するための複合容器に関する。
従来、日本酒、焼酎、ワイン等の酒類やジュース、果汁飲料、コーヒー、お茶、乳飲料等の液体内容物を収納する容器としては、厚紙を主体にプラスチックフィルムをラミネートした積層体を用いて成形したゲーベルトップ型、フラットトップ型の液体用紙容器が広く知られている。
これらの液体用紙容器は、厚紙を主体としているために角柱の形状を保持することができ、積載効率がよく、さらに軽量であるため物流合理化が図れる優れた容器でありビン、缶に替わる容器として多用されている。しかし、近年、廃棄物の増加が大きな社会問題となり、使用後の容器の廃棄時には容器の減容化、紙とプラスチックとの分別廃棄が求められている。前者の容器の減容化を可能とした液体用紙容器としては、熱可塑性樹脂層、紙基材、バリア層、シーラント層が、順次積層された積層体から構成され、紙基材とバリア層の基材に傷加工を施し、それをきっかけとして解体できる液体用紙容器が知られている(例えば、特許文献1参照)。後者の紙とプラスチックとの分別廃棄が可能な液体用紙容器としては、剥離層を介して紙層を主体とした外側部分とプラスチックフィルムを主体とした内面部分とが積層され、剥離層にて剥離層より外面部分と内面部分とに分離可能に構成された積層体からなる液体用紙容器が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2015-193416号公報 特開2000-85756号公報
特許文献1の液体用紙容器では、解体するために傷加工部分で積層体の折り曲げを繰り返し行う必要があり、特許文献2の液体用紙容器では、外側部分と内面部分とを剥離するためのきっかけをつくる必要があり、特許文献1、特許文献2のいずれも解体する作業に手間暇がかかり面倒なものである。
また、従来の液体用紙容器の形状は角形状が主流であり、この形状は一目で液体内容物が収納された商品であると判別されるほど認知度は高いものであるが、一方、市場からは新しい形状、例えば、ボトル形状等の高級感のある液体用紙容器の開発が望まれている。
本発明は、上記問題を解決すべくなされたものであり、その目的とするところは、高級感があり、廃棄時には容易に紙とプラスチックに分別できる複合容器を提供することにある。
本発明は、上記課題を達成するために、請求項1に記載の本発明は、パルプモールドからなる基材を備えた外容器と、プラスチックフィルムを含む積層体を備えた内容器とを備え、前記外容器は、第1胴部と、開口端部と、前記第1胴部に連設し前記開口端部に向かい延びる第1肩部と、前記第1肩部と前記開口端部を連設する第1首部と、を有しており、前記内容器は、第2胴部と、前記第2胴部に連設し前記開口端部に向かい延びる第2肩部と、前記第2肩部に連設し前記開口端部に向かい延びる第2首部と、を有しており、前記内容器が前記外容器で被覆された複合容器であって、前記外容器が、前記開口端部、前記第1首部、前記第1肩部及び前記第1胴部を分割する断面に沿って、解体可能であることを特徴とする複合容器である。
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の複合容器において、前記外容器が、前記開口端部、前記第1首部、前記第1肩部及び前記第1胴部を分割する方向を垂直方向とするとき、これに交差する水平方向の前記第1胴部の断面形状が楕円形であり、前記外容器が楕円形の長径に沿って、解体可能であることを特徴とするものである。
請求項3に記載の本発明は、請求項1または請求項2に記載の複合容器において、前記外容器の前記基材が熱可塑性樹脂を含むことを特徴とするものである。
本発明の複合容器は、高級感があり、廃棄時には容易に紙とプラスチックに分別して廃棄することができる。
本発明に係る複合容器の第一実施形態を示す斜視図である。 図1の複合容器を組み立てるための外容器と内容器を示す分解図である。 内容器の注出具の例を示す斜視図と断面図である。 内容器の積層体の構成例を示す断面図である。 本発明に係る複合容器の第二実施形態を示す外容器をヒンジで展開した状態を示す斜視図である。 本発明に係る複合容器の第三実施形態を示す斜視図である。 本発明に係る複合容器の第三実施形態の分解図であって、外容器と内容器を示す斜視図である。 本発明に係る複合容器の第四実施形態を示す側面図である。
上記の本発明について、図面等を用いて以下に詳述する。
図1は本発明に係る複合容器の第一実施形態を示す斜視図、図2は図1の複合容器を組み立てるための外容器と内容器を示す分解図、図3は内容器の注出具の例を示す斜視図と断面図、図4は内容器の積層体の構成例を示す断面図、図5は本発明に係る複合容器の第二実施形態を示す外容器をヒンジで展開した状態を示す斜視図、図6は本発明に係る複合容器の第三実施形態を示す斜視図、図7は本発明に係る複合容器の第三実施形態の分解図であって、外容器と内容器を示す斜視図、図8は本発明に係る複合容器の第四実施形態を示す側面図であり、図中のA、B、C、Dは複合容器、1は基材、10a、10b、10c、10c’、10dは外容器、11は第1胴部、12は第1肩部、13は第1首部、14は開口端部、15は底部、16はヒンジ、17、17’は外容器接合部、20は内容器、21は第2胴部、22は第2肩部、23は第2首部、30はパウチ本体、31、32は側部接合部、33は底部接合部、34は上部接合部、40は注出具、41は注出筒、42、43はフランジ部、44はパウチ接合部、45はキャップ、50は積層体、51は外層、52は中間層、53は内層をそれぞれ示す。
図1は本発明に係る複合容器の第一実施形態を示す斜視図であり、複合容器Aは、図2に示すように内容器20が外容器10aで被覆された複合容器である。
図2は第一実施形態の複合容器Aを組み立てるための外容器10aと内容器20に分解した図である。第一実施形態の複合容器Aは、パルプモールドからなる基材1を備えた外容器10aと、プラスチックフィルムを含む積層体50を備えた内容器20で構成される。
外容器10aは、例えば、古紙パルプ、バージンパルプ等の木材パルプ繊維、アシ、ワラ、麻等の非木材繊維等の繊維のスラリーを原料とし、割型からなる三次元形状の抄紙型を組み付けてキャビティを形成し、キャビティ内に繊維のスラリーを供給しながら抄紙型上に吸引脱水してキャビティ内面に繊維からなる紙繊維積層体を抄き上げ、紙繊維積層体を脱水、乾燥型へ受け渡してこの乾燥型内に装填し、加圧、加熱、乾燥することにより基材1を備えた紙製の外容器10aを作製することができる。これはパルプモールドによる製造法の一例を示したものであり、他のパルプモールド成形法でもよい。パルプモールドにより得られた外容器10aは、開口端部14を上方、底部15を下方に備えた有底ボトル形状を開口端部14から底部15に向かう方向を垂直方向とし、垂直方向に2分割し、ヒンジ16を介して2分割された一方の側面同士が連設されたシェル構造である。
図1、図2に示すように第一実施形態の外容器10aは、第1胴部11と、開口端部14と、第1胴部11に連設し開口端部14に向かい先細る第1肩部12と、第1肩部12と開口端部14を連設する第1首部13と、を有しており第1首部13の水平断面の面積が第1肩部12,第1胴部11の水平断面の面積より小さい。図2に示すように第一実施形態の外容器10aは、開口端部14、第1首部13、第1肩部12及び第1胴部11を分割する方向を垂直方向とするとき、これに交差する水平方向の第1胴部11の断面形状が楕円形であり、外容器10aが楕円形の長径に沿って、解体可能とされている。図2には便宜上、シェルを解放した状態で示しているが図2の解放されたシェルを外容器接合部17同士を重ねて閉じたとき、対向する外容器接合部17とヒンジ16を結ぶ想定線が第1胴部11の水平断面である楕円の長径となる。ヒンジ16と対向する開いた側の両端には外方に外容器接合部17が延設されている。さらに外容器接合部17は第1肩部12及び第1首部13の両端にも延設されている。外容器10aの基材1には、繊維に成形助剤、界面活性剤、防黴剤、紙力強化剤、サイズ剤等の補助成分を含有させることができる。また、外容器接合部17の熱融着性を付与するためにスラリー原料に熱可塑性樹脂等の繊維を配合することもできる。さらに、外容器10aには高意匠性とするために着色顔料を含有させてもよい。あるいは、外容器10aの表面に印刷を施して意匠性をさらに高めることが好ましい。印刷方式としては、凹版上のインキをシリコン製のパッドに一次転写させ、そのインキを外容器10aの表面に転写させて画像を形成させる通称、タンポ印刷と呼ばれる方式が好ましい。
第一実施形態ではボトル形状の外容器10aであって、第1胴部11の水平方向の断面形状が楕円形の例を示したがこれに限定されるものではなく、水平断面が円、角形、あるいは、これらを組み合わせた変形であってもよいものである。本発明は、外容器10aが、開口端部14、第1首部13、第1肩部12及び第1胴部11を分割する断面に沿って、解体可能である構造を備えていることが重要である。ヒンジ16は必須ではないが、ヒンジ16を備えるほうが好ましい形態である。
内容器20は、図2に示すように内容物(図示しない)を収納するパウチ本体30と内容物を注出する注出具40を備えている。図3は、内容器20の注出具40の例を示し、(イ)は斜視図、(ロ)はA-A線における断面図である。注出具40は、図3に示すように注出筒41、フランジ部42、43、パウチ接合部44を備える注出部本体と注出筒41の注出口を閉鎖するキャップ45で構成されている。注出部本体は、中空の略円筒状の注出筒41と2条のフランジ部42、43及びパウチ接合部44が順に連設され、フランジ部42、43及びパウチ接合部44は中央に注出筒41に連通する略円筒状の流路を形成しており、内容物の注出が可能とされている。注出筒41の外面にはネジ部が設けられている。注出筒41とパウチ接合部44の間に設けられた2条のフランジ部42、43は、パウチ本体30に注出具40を取り付ける作業において、注出具40を首吊り状態で機械搬送するためのもので好ましいものである。パウチ接合部44は紡錘形であり、パウチ本体30と上部接合部34で接合したとき、確実に密封できるので好ましいものである。
キャップ45は、天部と、天部の周縁から垂下する外周壁を備えている。外周壁の外面には上部から下部に延びる多数の溝部が設けられており、溝部はキャップ45を指で摘まんで周回させるとき滑り止めになるので好ましい。また、キャップ45の外周壁の内面にはネジ部が設けられ、注出筒41の外面に設けられたネジ部と螺合可能とされている。注出具40のキャップ45、並びに、注出筒41、フランジ部42、43及びパウチ接合部44からなる注出部本体は、それぞれ樹脂を成形金型内に射出して形成するインジェクション成形法により成形品として形成される。キャップ45に用いる樹脂としては、例えば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状(線状)低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン-プロピレン共重合体、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体(ABS)が挙げられる。注出部本体に用いる樹脂は、後述するパウチ本体30を構成する積層体50の内層53(図4参照)の樹脂とヒートシールによって相互に熱融着する樹脂が用いられ、例えば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状(線状)低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン-プロピレン共重合体、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体(ABS)が挙げられる。
パウチ本体30は、図4に示すように表面の外層51、中間層52、内面に熱融着性樹脂層からなる内層53を備えた積層体50からなり、例えば、図2に示すように積層体50からなる2枚のシートの内層53同士が対面するように重ね周縁を側部接合部31、32及び底部接合部33でヒートシールし、底部接合部33に対向する上部が開口したパウチ本体30とする。上部の開口に注出具40を挿入し、積層体50のシート間に注出具40のパウチ接合部44を挟持させヒートシールし上部接合部34を形成すると共に注出具40が取り付けられ、そして、内容物が注出具40の注出筒41よりパウチ本体30に充填され、注出筒41にキャップ45を取り付け密封することにより図2に示す内容器20が構成されている。注出筒41にはフィルムで口部を密栓シールした後、キャップ45で密封してもよい。また、注出具40は別工程で予めパウチ本体30に取り付けてもよく、あるいは自動充填機械で注出具40の注出部本体の取り付け、注出筒41の注出口より内容物の充填、注出筒41のキャップ45による密栓をインラインで行うこともできる。
図2にはパウチ本体30として四方シールパウチ形態を示したが、これに限定されず、ガセットパウチ、自立性パウチ、三方シールパウチ等の形態にすることもできる。図2に示すように内容器20は、第2胴部21と、第2胴部21に連設し、注出具40(内容器20を外容器10aで被覆したときは開口端部14)に向かい先細る第2肩部22と、第2肩部22に連設し注出具40(開口端部14)に向かい延びる第2首部23と、を有している。
図4は、内容器20のパウチ本体30を構成する積層体50の積層構成例を示す断面図であり、図4に示すようにパウチ本体30の積層体50は、外層51、中間層52、内層53を、例えば、ウレタン系等のドライラミネート用接着剤を用いて積層するドライラミネーション法やポリオレフィン系樹脂等を熱溶融押出しして積層する押出しラミネーション法により積層することができる。外層51は、パウチ本体30を構成する基本素材となることから、機械的、物理的、化学的等において優れた性質を有する合成樹脂製フィルムを用いることができ、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ナイロン等の二軸延伸フィルム等を用いることができる。あるいは、上記のフィルムにアルミニウム、または、酸化アルミニウム、酸化珪素、酸化インジウム、酸化錫、酸化ジルコニウム等の無機物を蒸着して蒸着層を設けたものを用いることができる。外層を構成するフィルムの厚さとしては、基本素材としての強度、剛性などについて必要最低限に保持され得る厚さであればよいのであって、コストなどを勘案して決めればよいが、通常、9~50μm程度である。
中間層52には、遮光性あるいはガスバリア性等が内容物の保護機能条件により要求される場合に設けるものであり、上記外層51に用いられるフィルムや上記蒸着層を設けたフィルム、アルミニウム、鉄等の金属箔等が使用できる。また、これらのフィルム等を一種以上組合わせて積層したものでもよい。
内層53としては熱融着性樹脂が用いられ、低密度ポリエチレン(LDPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)、線状低密度ポリエチレン(LLDPE)、エチレン-酢酸ビニル共重合体(EVA)、アイオノマー、エチレン-アクリル酸共重合体(EAA)、エチレン-アクリル酸エチル共重合体、エチレン-メタクリル酸共重合体等の未延伸フィルムが使用される。特に酒類を内容物とする場合、内容物の味覚に及ぼす影響を抑える必要があり、非吸着性の環状ポリオレフィンが好ましく、環状ポリオレフィンと高い層間密着性が得られる線状低密度ポリエチレンとの多層がより好ましい。内層53の厚さは内容量、輸送条件、経済性等を勘案して決められるが通常、20μm~150μmである。
複合容器Aは、内容器20と外容器10aをセットアップすることにより製造される。具体的には、シェルタイプの外容器10aをヒンジ16で内側に折り曲げて内容器20を外容器10aの内側に挟み込むように収納し、外容器接合部17が相互に重なるようにシェルを閉じ、内容器20を外容器10aで被覆する。そして、外容器接合部17を接合することにより、図1に示す複合容器Aが完成する。外容器接合部17の接合方法は、超音波シール方式が好ましいが、接着剤あるいは接着テープ等を用いて貼合することもできる。内容器20の第2首部23ないし上部接合部34周辺と、外容器10aの第1首部13ないし開口端部14周辺とは接着剤等で接合するか、あるいは接着テープ等を用いて接合し外容器10aと内容器20を固定することが好ましい。内容器20は、プラスチックフィルムを含む積層体50からなるためにフレキシブルであり、内容物が充填されると曲線を備え三次元的に膨れた状態となり、外容器10aの内面に馴染み易くなり、外容器10aはパルプモールドからなり剛度を備えているので内容器20を外容器10aで被覆された複合容器Aは、内容器20の形状は外容器10aの形状で形が規制され、複合容器の外観は外容器10aとなる。したがって、外容器10aをボトル形状の種々形状とすることにより、複合容器Aの高意匠性が得られる。
複合容器Aは、使用者が注出具40より内容物(図示しない)を注出し、使用を終えると、外容器接合部17よりシェル型の外容器10aを解放し、第1胴部11の水平断面楕円形の長径に沿って、開口端部14、第1首部13、第1肩部12及び第1胴部11を解体し、ヒンジ16を中央にしてシェルを解放し展開させる。そうすると、外容器10aと内容器20に容易に分離することができ、紙製の外容器10aとプラスチック製の内容器20に分別して廃棄することができる。
図5は本発明に係る第二実施形態の複合容器Bに用いる外容器10bの解放した状態を示す斜視図である。第二実施形態の複合容器Bは第一実施形態の複合容器Aとは外容器10bが異なるだけで、内容器20は同じである。パルプモールドにより得られたシェル型の外容器10bは、一方のシェルが開口端部14を上方、底部15を下方に備えた有底ボトル形状を開口端部14から底部15に向かう方向を垂直方向とし、垂直方向に2分割し、底部15を二分する位置に配されたヒンジ16にて連設され折り曲げ可能なシェル構造である。シェル型の外容器10bは、ヒンジ16を底部15に備えている点と、両側端に外方に延設された外容器接合部17をそれぞれ備える点、シェルの解放される方向が外容器10aを左右方向とすると外容器10bは上下方向に解放される点で第一実施形態の外容器10a(図2参照)とは異なる。それ以外は外容器10aと同様であり、同符号を付して説明を省略する。なお、内容器20が外容器10bで被覆され対向する外容器接合部17同士でそれぞれ接合された複合容器Bの外観は外容器接合部17を両側部に備えるが概ね図1と同様である。第1胴部11の水平断面形状は楕円であり、長径はヒンジ16に相当する。したがって、外容器10bは楕円形の長径に沿って解体可能となるものである。
複合容器Bは、使用者が使用を終えると、外容器接合部17よりシェル型の外容器10bをそれぞれ解放し、第1胴部11の水平断面楕円形の長径に沿って、開口端部14、第1首部13、第1肩部12及び第1胴部11を解放し、底部15を二分する位置に配されたヒンジ16を中央にしてシェルを上下方向に解体し、展開する。そうすると、外容器10bと内容器20に容易に分離することができ、紙製の外容器10bとプラスチック製の内容器20に分別して廃棄することができる。
図6は本発明に係る複合容器の第三実施形態を示す斜視図であり、図7は第三実施形態の複合容器Cの分解図であって、外容器10cと内容器20を示す斜視図である。第三実施形態の複合容器Cは、外容器10cの基材1に熱可塑性樹脂を含んでおり、パルプモールドにより得られた外容器10cは、開口端部14、第1首部13、第1肩部12、第1胴部11及び底部15を垂直方向に2分割され、分離した一方の外容器10c’と他方の外容器10c’の分割面を対向させて解体可能に接合された構造である。図7に示すように内容器20を中央に配置し、内容器20が分離した一方の外容器10c’と他方の外容器10c’の内面で内容器20を挟み込むように被覆され、両外容器10c’の分割面を対向させて外容器接合部17’同士を接合させることにより図6に示す複合容器Cが完成する。両外容器10c’の分割面である外容器接合部17’同士は基材に熱可塑性樹脂を含むので超音波シールが好ましく、解体可能に接合できる。外容器接合部17’である分割面には接合強度を向上させるために一方の分割面に複数の凸部、他方の分割面に凹部を設け凹部と凸部を嵌合させる構成にしてもよい。複合容器Cは図6に示すように外容器接合部17’は外方に延設されたフィンを有さないので複合容器Cの美粧性、高意匠性が一層高まる。また、内容器20の上部接合部34周辺と、外容器10c’の第1首部13ないし開口端部14周辺とは接着剤等あるいは接着テープ等を用いて接合し外容器10c’と内容器20を固定することが好ましい。
複合容器Cは、使用者が使用を終えると、外容器接合部17’より外容器10cを第1胴部11の水平断面楕円形の長径に沿って、開口端部14、第1首部13、第1肩部12、第1胴部11及び底部15を解体することにより外容器10c’と内容器20に容易に分離することができ、紙製の外容器10c’とプラスチック製の内容器20に分別して廃棄することができる。
図8は本発明に係る複合容器の第四実施形態を示す側面図であり、(イ)は内容器20dを示し、(ロ)は内容器20dが外容器10dで被覆された複合容器Dを示し、外容器接合部17’側から見た側面図である。第四実施形態の複合容器Dは、外容器10dの基材1に熱可塑性樹脂を含んでおり、パルプモールドにより得られた外容器10dは、開口端部14、第1首部13、第1肩部12、第1胴部11及び底部を垂直方向に2分割され、分離した一方の外容器と他方の外容器の分割面を対向させて解体可能に接合された構造である。第四実施形態の複合容器Dは、第三実施形態の複合容器Cとは、内容器20dの形状と形態が異なること、外容器10dの形状が異なること以外は同様であり、同符号を付して説明を省略する。
内容器20dは図8(イ)に示すようにパウチ本体30はプラスチックフィルムを含む積層体からなる胴材と底材(図示しない)を用いて周縁をヒートシールし、胴材と底材とをヒートシールした底部接合部33を舟形形状とした自立袋である。第2胴部21と、第2胴部21に連設し、複合容器Dとなったとき、開口端部14に向かい延びる第2肩部22と、第2肩部22に連設し前記開口端部14に向かい延びる第2首部23を有している。図8(イ)に示すように第2肩部22は水平であり、第2首部23に連設されている。第2肩部22は複合容器A、B、Cの内容器20の第2肩部22のように先細る形状に限定されるものではなく、図8(イ)に示す形状であってもよい。
図8(ロ)は、内容器20dが外容器10dで被覆された複合容器Dである。外容器10dは、第1胴部11と、開口端部14と、第1胴部11に連設し開口端部14に向かい延びる第1肩部12と、第1肩部12と開口端部14を連設する第1首部13とを有している。第1胴部11と第1肩部12はアール状の曲面で連設されており、第1肩部12は水平方向に延び第1首部13に連設されている。第1肩部12は複合容器A、B、Cの外容器の第1肩部12のように先細る形状に限定されるものではなく、図8(ロ)に示す形状であってもよい。解体方法及び廃棄方法は複合容器Cと同様にすればよい。
なお、今まで説明してきた実施形態は、本発明に係る複合容器の代表的な実施形態を挙げたものであって、本発明に係る複合容器はこれに限るものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範疇のものも含まれる。
A、B、C、D 複合容器
1 基材
10a、10b、10c、10c’、10d 外容器
11 第1胴部
12 第1肩部
13 第1首部
14 開口端部
15 底部
16 ヒンジ
17、17’ 外容器接合部
20、20d 内容器
21 第2胴部
22 第2肩部
23 第2首部
30 パウチ本体
31、32 側部接合部
33 底部接合部
34 上部接合部
40 注出具
41 注出筒
42、43 フランジ部
44 パウチ接合部
45 キャップ
50 積層体
51 外層
52 中間層
53 内層

Claims (3)

  1. パルプモールドからなる基材を備えた外容器と、プラスチックフィルムを含む積層体を備えた内容器とを備え、
    前記外容器は、第1胴部と、開口端部と、前記第1胴部に連設し前記開口端部に向かい延びる第1肩部と、前記第1肩部と前記開口端部を連設する第1首部と、を有しており、
    前記内容器は、第2胴部と、前記第2胴部に連設し前記開口端部に向かい延びる第2肩部と、前記第2肩部に連設し前記開口端部に向かい延びる第2首部と、を有しており、前記内容器が前記外容器で被覆された複合容器であって、
    前記外容器が、前記開口端部、前記第1首部、前記第1肩部及び前記第1胴部を分割する断面に沿って、解体可能であることを特徴とする複合容器。
  2. 前記外容器が、前記開口端部、前記第1首部、前記第1肩部及び前記第1胴部を分割する方向を垂直方向とするとき、これに交差する水平方向の前記第1胴部の断面形状が楕円形であり、前記外容器が楕円形の長径に沿って、解体可能であることを特徴とする請求項1に記載の複合容器。
  3. 前記外容器の前記基材が熱可塑性樹脂を含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の複合容器。
JP2021050103A 2021-03-24 2021-03-24 複合容器 Pending JP2022148425A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021050103A JP2022148425A (ja) 2021-03-24 2021-03-24 複合容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021050103A JP2022148425A (ja) 2021-03-24 2021-03-24 複合容器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022148425A true JP2022148425A (ja) 2022-10-06

Family

ID=83462773

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021050103A Pending JP2022148425A (ja) 2021-03-24 2021-03-24 複合容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2022148425A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2743234C (en) Thermoformed liquid-holding vessels
CN104136340B (zh) 具有带有标签形成延伸部分的盖子部件的液体盛装瓶
KR20000069759A (ko) 액체 용기용의 박후 합성수지제 적층체 및 그 제조방법
JPH1179195A (ja) 詰め替え用パウチ
JP2022148425A (ja) 複合容器
JP2018030651A (ja) 注出口付飲料用紙容器
JP2001278265A (ja) 容 器
JP7251964B2 (ja) 注出口付き包装袋、およびその製造方法
JP2022148486A (ja) 複合容器
WO2018235618A1 (ja) スパウト付包装袋及びその製造方法、並びに内容物入りスパウト付包装袋
JP2022166769A (ja) 複合容器
WO2015159593A1 (ja) 容器
JP2010001030A (ja) 円筒パウチ用注出口および注出口付きパウチ
CN203937931U (zh) 一种即食包装
JP2023126023A (ja) キャップ及びこれを含むチューブ容器
WO2023095293A1 (ja) シート材容器
CN207550738U (zh) 一种液体食品包装盒
JP2024070723A (ja) チューブ容器
JP4413403B2 (ja) カートリッジ式トレー容器
US20030132274A1 (en) Liquid packaging canister
JPH1081364A (ja) 複合容器
JP2022183777A (ja) 包装袋容器
JP2024036065A (ja) 包装容器
EP4334216A1 (en) Beverage packaging
JP2023046674A (ja) 複合容器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20240129