JP2022148392A - プリンタ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成で、プラテンローラに貼り付いた印字用紙を引き離すことができるプリンタ装置を提供する。【解決手段】ラベルプリンタ(プリンタ装置)は、表面が印字面で裏面が粘着層を有する、台紙のないラベル用紙(印字用紙)に印字を行うサーマルヘッド(印字部)と、サーマルヘッドと対向する位置に設置されて、回転駆動されることでラベル用紙をロール状に巻回したロール紙の一端を引き出して、サーマルヘッドに搬送するプラテンローラ(搬送部)と、印字開始の指示を取得した際に、サーマルヘッドとプラテンローラとに挟まれたラベル用紙の挟持位置を、当該ラベル用紙の搬送方向の下流側の第1の位置と、当該第1の位置よりも搬送方向上流側の第2の位置との間で往復移動させる往復移動制御部(往復移動部)と、を備える。【選択図】図5

Description

本発明の実施形態は、プリンタ装置に関する。
表面が印字面で裏面が粘着層を有する、台紙のない印字用紙(ライナレスラベル用紙)にあっては、印字が終了した印字用紙を、当該印字用紙が印字ヘッドとプラテンローラとに挟持された状態で待機させていた。このような状態で待機すると、印字用紙の裏面側の粘着層がプラテンローラの表面に貼り付き、次の印字を行う際に、印字用紙がプラテンローラに巻き付いたままとなるおそれがあった。このような印字用紙の貼り付きが発生すると、用紙詰まり(ジャム)を発生させるおそれがあるため、改善が望まれていた。
このような課題を解決するために、例えば、プラテンローラの上流側に、駆動ローラ及び当該駆動ローラと対向する従動ローラを設けて、印字開始前に当該駆動ローラを回転させることにより、ラベル用紙を上流側に引っ張ってプラテンローラに貼り付いた印字用紙を剥がす構成が開示されている(例えば、特許文献1)。
しかしながら、特許文献1に開示されたプリンタにあっては、駆動ローラを設置する必要があるため、構造が複雑になるという問題があった。
本発明が解決しようとする課題は、簡易な構成で、プラテンローラに貼り付いた印字用紙を引き離すことができるプリンタ装置を提供することである。
実施形態のプリンタ装置は、印字部と、搬送部と、往復移動部とを備える。印字部は、表面が印字面で裏面が粘着層を有する、台紙のない印字用紙に印字を行う。搬送部は、印字部と対向する位置に設置されて、回転駆動されることによって印字用紙をロール状に巻回したロール紙の一端を引き出して、印字部に搬送する。往復移動部は、印字開始の指示を取得した際に、印字部と搬送部とに挟まれた印字用紙の挟持位置を、当該印字用紙の搬送方向の下流側の第1の位置と、当該第1の位置よりも搬送方向上流側の第2の位置との間で往復移動させる。
図1は、実施形態に係るラベルプリンタの内部構造の一例を示す断面図である。 図2は、ラベルプリンタのプラテンローラ周辺の詳細な断面図である。 図3は、実施形態に係るラベルプリンタのハードウエア構成の一例を示すハードウエアブロック図である。 図4は、実施形態に係るラベルプリンタの機能構成の一例を示す機能ブロック図である。 図5は、実施形態に係るラベルプリンタの印字動作の流れの一例を示す図である。 図6は、実施形態に係るラベルプリンタの印字処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図7は、実施形態の変形例に係るラベルプリンタの印字処理の流れの一例を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態に係るラベルプリンタの実施形態を詳細に説明する。
(ラベルプリンタの全体構成)
図1を用いて、本実施形態に係るラベルプリンタ10の概略構成を説明する。図1は、実施形態に係るラベルプリンタの内部構造の一例を示す断面図である。なお、ラベルプリンタ10は、本開示におけるプリンタ装置の一例である。
ラベルプリンタ10は、印字用紙の一例であるラベル用紙30を、ロール芯32の周りにロール状に巻回したロール紙31からラベル用紙30を引き出しながら印字を行う。ラベル用紙30の表面301は印字面であり、裏面302は粘着層である。即ち、ラベル用紙30は、台紙(ライナー)のない、いわゆるライナレスラベル用紙である。なお、ラベル用紙30は、本開示における印字用紙の一例である。
ラベルプリンタ10は、筐体の内部に、搬送ローラ12と、プラテンローラ13と、サーマルヘッド16と、カッター18と、用紙退避部19とを備えている。
搬送ローラ12は、ロール紙31から引き出されたラベル用紙30を、サーマルヘッド16に向けて、矢印Cの向きにガイドする搬送路を形成するフリーローラである。
プラテンローラ13は、本開示における搬送部の一例であり、プラテンローラ駆動モータ15の駆動力が伝達されることによって軸心14の周りに、矢印Aの向きに回転することによって、ロール紙31の一端からラベル用紙30を矢印Bの方向に引き出す。引き出されたラベル用紙30は、サーマルヘッド16に向けて搬送される。また、プラテンローラ13は、軸心14の周りに、矢印Aとは逆向きに回転することによって、ラベル用紙30を矢印Cとは逆向きに搬送する。なお、逆向きの搬送については後述する。
サーマルヘッド16は、本開示における印字部の一例であり、プラテンローラ13と密着する。ラベル用紙30は、サーマルヘッド16とプラテンローラ13との間に挟持された状態で排出口17に向けて搬送される。サーマルヘッド16は、複数個の発熱体を整列させた構造を有し、印字パターンに対応する発熱体を発熱させることによって、サーマルヘッド16とプラテンローラ13とに挟持されたラベル用紙30の表面301に印字を行う。
カッター18は、印字が完了して排出口17から排出されたラベル用紙30を切断する。
用紙退避部19は、印字が完了したラベル用紙30を、搬送路の上流側にバックフィード、即ち後退させた際に、搬送ローラ12とプラテンローラ13との間の領域において弛んだラベル用紙30を、一時的に退避させる領域である。
(ラベルプリンタの要部構成)
図2を用いて、ラベルプリンタ10のプラテンローラ13の周辺の詳細な構造を説明する。図2は、ラベルプリンタのプラテンローラ周辺の詳細な断面図である。
プラテンローラ13の下流側(Y軸正側)には、ペーパーガイド20が備えられる。ペーパーガイド20は、ラベル用紙30をプラテンローラ13からカッター18までガイドする。ペーパーガイド20とプラテンローラ13との間には、プラテンローラ13の回転を妨げないように、隙間21が形成されている。
一方、プラテンローラ13の上流側(Y軸負側)には、プラテンガイド22が設置されている。プラテンガイド22は、バックフィードされたラベル用紙30を用紙退避部19までガイドする。
(ラベルプリンタのハードウエア構成)
図3を用いて、ラベルプリンタ10のハードウエア構成を説明する。図3は、実施形態に係るラベルプリンタのハードウエア構成の一例を示すハードウエアブロック図である。
図3に示すように、ラベルプリンタ10は、CPU(Central Processing Unit)401、ROM(Read Only Memory)402、RAM(Random Access Memory)403、記憶部41等を備えている。CPU401は制御主体となる。ROM402は各種固定データや各種テーブル、プリンタドライバ等を記憶する。RAM403は、CPU401が各種処理を行う際に、制御プログラムやプリンタドライバを展開してワークメモリとして機能する。記憶部41は、CPU401が実行する制御プログラムPを記憶する。CPU401、ROM402、RAM403、記憶部41は、互いに内部バス43を介して接続されている。CPU401とROM402とRAM403は、制御部40を構成する。即ち、制御部40は、CPU401が、記憶部41に記憶された制御プログラムPおよびROM402に記憶された各種データをRAM403に展開して動作させることによって、各種制御処理を実行する。
記憶部41は、電源を切っても記憶情報が保持されるHDD(Hard Disc Drive)やフラッシュメモリ等の不揮発性メモリで構成されて、制御部40が実行する制御プログラムPを記憶する。また、記憶部41は、図3に非図示の、印字データのテンプレート等を記憶する。
制御プログラムPは、ラベルプリンタ10の全動作を制御するプログラムである。
また、制御部40は、内部バス43および周辺機器コントローラ42を介して、周辺機器である電源スイッチ44、操作デバイス45、表示デバイス46、スキャナ47、通信インタフェース48、プラテンローラ駆動モータ15、サーマルヘッド16、カッター18と接続している。周辺機器コントローラ42は、制御部40からの指示を受けて、これらの周辺機器の動作を制御する。
電源スイッチ44は、ラベルプリンタ10の主電源の投入及び切断を行うスイッチである。
操作デバイス45は、ラベルプリンタ10に対する各種操作指示を行う操作デバイスである。操作デバイス45は、例えばタッチパネルや機械スイッチ等である。
表示デバイス46は、ラベルプリンタ10の動作状態や印字データ等を表示する。表示デバイス46は、例えば液晶パネル等である。
スキャナ47は、バーコード等に登録された商品コード等の情報を読み取ることによって、ラベルプリンタ10に印字データを生成させる。スキャナ47は、例えばバーコードリーダ等である。
通信インタフェース48は、ラベルプリンタ10と、非図示のサーバ装置等とを通信可能に接続する。ラベルプリンタ10は、通信インタフェース48を介して、サーバ装置等から印字データを取得する。
プラテンローラ駆動モータ15は、プラテンローラ13の軸心14を、所定の方向に所定の角度回転させるモータである。プラテンローラ駆動モータ15は、例えばステッピングモータである。プラテンローラ駆動モータ15は、ラベルプリンタ10の制御部40から指示された方向に、指示された角度だけ回転する。より具体的には、プラテンローラ駆動モータ15は、制御部40から指示されるステップ数に応じた角度だけ回転する。例えば、プラテンローラ駆動モータ15が、1ステップで角度θ回転する場合、nステップの回転指示を受けると、プラテンローラ駆動モータ15は角度nθ回転する。このとき、プラテンローラ13のローラ半径がrであると、ラベル用紙30の搬送量kは、k=rnθで算出される。
サーマルヘッド16は、複数個の発熱体を整列させた構造を有し、印字パターンに対応する発熱体を発熱させることによって、サーマルヘッド16とプラテンローラ13とに挟持されたラベル用紙30に印字を行う。
カッター18は、排出口17の近傍に設置されて、CPU401の指示を受けてラベル用紙30を切断する。
(ラベルプリンタの機能構成)
図4を用いて、ラベルプリンタ10の機能構成を説明する。図4は、実施形態に係るラベルプリンタの機能構成の一例を示す機能ブロック図である。
ラベルプリンタ10の制御部40は、制御プログラムPを実行することによって、図4に示す印字データ取得部51と、フィード制御部52と、往復移動制御部54と、印字制御部55と、用紙切断制御部56とを実現する。
印字データ取得部51は、ラベル用紙30に印字するための印字データを取得する。具体的には、印字データ取得部51は、スキャナ47で読み取った商品コード等に応じた印字データを取得する。また、印字データ取得部51は、通信インタフェース48を介して、非図示のサーバ装置から印字データを取得してもよい。
フィード制御部52は、プラテンローラ駆動モータ15の回転方向を制御することによって、ラベル用紙30を搬送(フィード)する。フィード制御部52は、更に、カット位置搬送部521と、待機位置搬送部522と、印字搬送部523と、印字開始位置搬送部524とを備える。
カット位置搬送部521は、印字が終了したラベル用紙30をカッター18の位置まで搬送する。
待機位置搬送部522は、所定時間に亘って印字開始の指示がない場合に、ラベル用紙30を待機位置まで搬送する。待機位置搬送部522は、本開示における待機位置移動部の一例である。
印字搬送部523は、ラベル用紙30に印字を行う際に、当該ラベル用紙30を搬送する。
印字開始位置搬送部524は、印字が終了したラベル用紙30をカッター18でカットした後で、印字開始位置まで搬送する。また、印字開始位置搬送部524は、後述する往復移動制御部54が、ラベル用紙30に往復移動を行わせた後で、当該ラベル用紙30を印字開始位置まで搬送する。印字開始位置搬送部524は、プラテンローラ13を反時計回りに回転させてラベル用紙30を印字開始位置まで搬送させる場合と、プラテンローラ13を時計回りに回転させてラベル用紙30を印字開始位置まで搬送させる場合とがある。なお、印字開始位置搬送部531は、本開示における印字開始位置移動部の一例である。
往復移動制御部54は、印字開始の指示を取得した際に、プラテンローラ駆動モータ15の回転方向を制御することによって、サーマルヘッド16とプラテンローラ13とに挟持されたラベル用紙30の挟持位置を、当該ラベル用紙30の搬送方向の下流側(Y軸正側)の第1の位置まで移動させて、その後、第1の位置まで移動させた挟持位置を、第1の位置よりも搬送方向の上流側(Y軸負側)の第2の位置まで移動させる往復移動させる。なお、往復移動制御部54は、当該往復移動を所定回数繰り返させる。往復移動制御部54は、本開示における往復移動部の一例である。
印字制御部55は、サーマルヘッド16の動作を制御することによって、ラベル用紙30に印字データを印字する。
用紙切断制御部56は、カット位置搬送部521が、印字が終了したラベル用紙30の切断位置をカッター18の位置まで搬送した後で、カッター18を駆動させてラベル用紙30を切断する。
(ラベルプリンタの動作)
図5を用いて、ラベルプリンタ10の印字動作の流れを説明する。図5は、実施形態に係るラベルプリンタの印字動作の流れの一例を示す図である。なお、図5は、時間経過に応じたラベルプリンタ10の状態100から状態105を示している。
(状態100の説明)状態100は、ラベル用紙30への印字が完了した後、カット位置搬送部521がプラテンローラ13を矢印Aの方向に回転させることによって、ラベル用紙30をカッター18の切断位置まで搬送した状態を表す。この状態において、カッター18でラベル用紙30が切断される。なお、プラテンローラ13の軸心14からカッター18までの水平距離はLaである。したがって、カット位置搬送部521は、印字が完了したラベル用紙30を、少なくとも距離Laだけ下流側に搬送する。
(状態101の説明)状態101は、印字開始位置搬送部531がプラテンローラ13を矢印Dの方向に回転させることによって、カッター18で切断されたラベル用紙30をバックフィードして印字開始位置まで搬送した状態を表す。このとき、ラベル用紙30の印字開始位置は、プラテンローラ13とサーマルヘッド16との挟持位置まで移動する。そして、ラベル用紙の先端Xaは、プラテンローラ13とサーマルヘッド16との挟持位置から下流側に位置する。
(状態102の説明)状態101において、所定時間に亘って印字開始の指示がない場合、待機位置搬送部522は、プラテンローラ13を矢印Aの方向に回転させることによって、ラベル用紙30を待機位置まで移動させる。このとき、プラテンローラ13の軸心14からラベル用紙30の先端Xaまでの水平距離はLbである。距離Lbは、待機位置に移動したラベル用紙30の先端Xaが、少なくとも隙間21(図2参照)を超えてペーパーガイド20に達するように設定される。これは、待機位置においてラベル用紙30の先端Xaの挟持位置からの繰り出し量が少ないと、プラテンローラ13が矢印Aの方向に回転した際に、プラテンローラ13に貼り付いたラベル用紙30が、プラテンローラ13と連れ添って回転して、ラベル用紙30の先端Xaが隙間21を通過して、ペーパーガイド20にガイドされる領域を外れてしまう可能性があるためである。
(状態103の説明)状態102において印字開始の指示を受けた場合に、往復移動制御部54は、プラテンローラ13を矢印Aの方向に回転させることによって、ラベル用紙30の挟持位置Xbを、プラテンローラ13の軸心14から水平方向に距離Lc移動させる。このとき、ラベル用紙30の挟持位置Xbが移動する位置が、本開示における第1の位置である。
(状態104の説明)次に、往復移動制御部54は、プラテンローラ13を矢印Dの方向に回転させることによって、状態103におけるラベル用紙30の第1の位置(挟持位置Xb)を、水平方向に距離(Lc+Ld)移動させる。これによって、状態103におけるラベル用紙30の第1の位置は、プラテンローラ13とサーマルヘッド16との挟持位置を超えて、上流側まで移動する。このとき、ラベル用紙30の第1の位置が移動する位置が、本開示における第2の位置である。そして、ラベルプリンタ10は、状態103と状態104とを交互に所定回数繰り返す。所定回数は例えば2回であるが、適宜設定してよい。また、ラベル用紙30を第2の位置まで移動した際に、ラベル用紙30の先端Xaが、プラテンローラ13とサーマルヘッド16との接触位置を超えて上流側に抜けてしまわないように、前記した距離Lbと距離Ldとは、Lb>Ldを満たすように設定される。
即ち、往復移動制御部54によるラベル用紙30の移動量(水平距離)は、時間経過順に、下流側にLc、上流側に距離(Lc+Ld)、下流側に距離(Lc+Ld)、上流側に距離(Lc+Ld)、…となる。具体的な移動量は適宜設定してよいが、例えば、往復移動した際にラベル用紙30の先端が、先に説明した隙間21、及びプラテンローラ13とプラテンガイド22との隙間に入り込まないように設定するのが望ましい。例えば、移動量は、プラテンローラ13の直径の1/4程度に設定される。
(状態105の説明)状態103と状態104とを交互に所定回数繰り返すことによって、プラテンローラ13に貼り付いていたラベル用紙30は、プラテンローラ13から引き離される。そして、印字開始位置搬送部531がプラテンローラ13を矢印Aの方向に回転させることによって、ラベル用紙30を印字開始位置まで搬送させる。
(ラベルプリンタが行う処理の流れ)
図6を用いて、ラベルプリンタ10が行う処理の流れを説明する。図6は、実施形態に係るラベルプリンタの印字処理の流れの一例を示すフローチャートである。
印字制御部55は、印字搬送部523が搬送するラベル用紙30に印字データを印字する(ステップS11)。
印字制御部55は、印字が完了したかを判定する(ステップS12)。印字が完了したと判定される(ステップS12:Yes)とステップS13に進む。一方、印字が完了したと判定されない(ステップS12:No)とステップS11に戻って印字を継続する。
ステップS12において印字が完了したと判定されると、カット位置搬送部521は、印字が終了したラベル用紙30をカッター18の位置まで搬送する(ステップS13)。
用紙切断制御部56は、カッター18にラベル用紙30をカットさせる(ステップS14)。
印字開始位置搬送部524は、ラベル用紙30を印字開始位置まで搬送する(ステップS15)。
待機位置搬送部522は、所定時間に亘って印字開始の指示がないかを判定する(ステップS16)。所定時間に亘って印字開始の指示がないと判定される(ステップS16:Yes)とステップS17に進む。一方、所定時間に亘って印字開始の指示がないと判定されない(ステップS16:No)、即ち、所定時間が経過する前に次の印字開始の指示を受信すると、ステップS11に戻る。
ステップS16において、所定時間に亘って印字開始の指示がないと判定されると、待機位置搬送部522は、ラベル用紙30を待機位置まで搬送する(ステップS17)。
印字データ取得部51は、所定時間以内に印字データを取得したかを判定する(ステップS18)。所定時間以内に印字データを取得したと判定される(ステップS18:Yes)とステップS19に進む。一方、所定時間以内に印字データを取得したと判定されない(ステップS18:No)と、ラベルプリンタ10は図6の処理を終了する。なお、ステップS16における所定時間と、ステップS18における所定時間とは同じである必要はなく、それぞれ独立して設定される。
ステップS18において、印字データを取得したと判定されると、往復移動制御部54は、ラベル用紙30の、サーマルヘッド16とプラテンローラ13とによる挟持位置を、当該ラベル用紙30の搬送方向の下流側(Y軸正側)の第1の位置まで移動させる(ステップS19)。
次に、往復移動制御部54は、第1の位置まで移動させた挟持位置を搬送方向の上流側(Y軸負側)の第2の位置まで移動させる(ステップS20)。
往復移動制御部54は、ラベル用紙30の下流側及び上流側への移動を所定回数繰り返したかを判定する(ステップS21)。下流側及び上流側への移動を所定回数繰り返したと判定される(ステップS21:Yes)とステップS22に進む。一方、下流側及び上流側への移動を所定回数繰り返したと判定されない(ステップS21:No)とステップS19に戻る。
ステップS21において、下流側及び上流側への移動を所定回数繰り返したと判定されると、印字開始位置搬送部524は、ラベル用紙30を印字開始位置まで搬送する(ステップS22)。その後、ステップS11に戻って印字を実行する。
以上説明したように、実施の形態のラベルプリンタ10(プリンタ装置)は、表面301が印字面で裏面302が粘着層を有する、台紙のないラベル用紙30(印字用紙)に印字を行うサーマルヘッド16(印字部)と、サーマルヘッド16と対向する位置に設置されて、回転駆動されることによってラベル用紙30をロール状に巻回したロール紙31の一端を引き出して、サーマルヘッド16に搬送するプラテンローラ13(搬送部)と、印字開始の指示を取得した際に、サーマルヘッド16とプラテンローラ13とに挟まれたラベル用紙30の挟持位置を、当該ラベル用紙30の搬送方向の下流側の第1の位置と、当該第1の位置よりも搬送方向上流側の第2の位置との間で往復移動させる往復移動制御部54(往復移動部)と、を備える。したがって、簡易な構成で、プラテンローラ13に貼り付いたラベル用紙30をプラテンローラ13から引き離すことができる。
また、実施の形態のラベルプリンタ10(プリンタ装置)において、第1の位置は、挟持位置に対して、ラベル用紙30の搬送方向の下流側であり、第2の位置は、挟持位置に対して、ラベル用紙30の搬送方向の上流側である。したがって、プラテンローラ13に貼り付いたラベル用紙30を確実に引き離すことができる。
また、実施の形態のラベルプリンタ10(プリンタ装置)は、往復移動制御部54(往復移動部)が移動させたラベル用紙30を、印字開始位置まで移動させる印字開始位置搬送部524(印字開始位置移動部)を更に備える。したがって、プラテンローラ13に貼り付いたラベル用紙30を引き離した後で、自動的にラベル用紙30を印字位置まで移動させることができる。
また、実施の形態のラベルプリンタ10(プリンタ装置)は、印字完了後に、ラベル用紙30の先端を、当該ラベル用紙30の搬送方向の下流側の待機位置まで搬送する待機位置搬送部522(待機位置移動部)を更に備える。したがって、プラテンローラ13に貼り付いたラベル用紙30を引き離すために、当該ラベル用紙30を往復移動させる際に、移動したラベル用紙30が、プラテンローラ13とペーパーガイド20との間の隙間21に入り込んで、ラベル用紙30の詰まりが発生するのを防止することができる。
(実施形態の変形例)
次に、前述したラベルプリンタ10の変形例について説明する。ラベルプリンタ10の変形例は、ラベル用紙30が待機位置にあるときに印字データを取得した場合に、往復移動制御部54が、ラベル用紙30に対して、実施の形態とは異なる往復移動動作を行われるのである。
具体的には、往復移動制御部54は、サーマルヘッド16とプラテンローラ13とに挟まれたラベル用紙30の挟持位置を、当該ラベル用紙30の搬送方向の下流側の第1の位置まで移動させた後で、ラベル用紙30を印字開始位置まで移動させる。
図7を用いて、実施形態の変形例のラベルプリンタ10が行う処理の流れを説明する。図7は、実施形態の変形例に係るラベルプリンタの印字処理の流れの一例を示すフローチャートである。
印字制御部55は、印字搬送部523が搬送するラベル用紙30に印字データを印字する(ステップS31)。
印字制御部55は、印字が完了したかを判定する(ステップS32)。印字が完了したと判定される(ステップS32:Yes)とステップS33に進む。一方、印字が完了したと判定されない(ステップS32:No)とステップS31に戻って印字を継続する。
ステップS32において印字が完了したと判定されると、カット位置搬送部521は、印字が終了したラベル用紙30をカッター18の位置まで搬送する(ステップS33)。
用紙切断制御部56は、カッター18にラベル用紙30をカットさせる(ステップS34)。
印字開始位置搬送部524は、ラベル用紙30を印字開始位置まで搬送する(ステップS35)。
待機位置搬送部522は、所定時間に亘って印字開始の指示がないかを判定する(ステップS36)。所定時間に亘って印字開始の指示がないと判定される(ステップS36:Yes)とステップS37に進む。一方、所定時間に亘って印字開始の指示がないと判定されない(ステップS36:No)、即ち、所定時間が経過する前に次の印字開始の指示を受信すると、ステップS31に戻る。
ステップS36において、所定時間に亘って印字開始の指示がないと判定されると、待機位置搬送部522は、ラベル用紙30を待機位置まで搬送する(ステップS37)。
印字データ取得部51は、所定時間以内に印字データを取得したかを判定する(ステップS38)。所定時間以内に印字データを取得したと判定される(ステップS38:Yes)とステップS39に進む。一方、所定時間以内に印字データを取得したと判定されない(ステップS38:No)と、ラベルプリンタ10は図7の処理を終了する。なお、ステップS36における所定時間と、ステップS38における所定時間とは同じである必要はなく、それぞれ独立して設定される。
ステップS38において、印字データを取得したと判定されると、往復移動制御部54は、ラベル用紙30の、サーマルヘッド16とプラテンローラ13とによる挟持位置を、当該ラベル用紙30の搬送方向の下流側(Y軸正側)の第1の位置まで移動させる(ステップS39)。
次に、往復移動制御部54は、第1の位置まで移動させた挟持位置を搬送方向の上流側(Y軸負側)の印字開始位置まで移動させる(ステップS40)。その後、ステップS31に戻って印字を実行する。
以上説明したように、実施の形態の変形例のラベルプリンタ10において、第1の位置は、挟持位置に対して、ラベル用紙30の搬送方向の下流側であり、第2の位置は、印字開始位置である。したがって、プラテンローラ13に貼り付いたラベル用紙30を引き離した後で、当該ラベル用紙30を印字開始位置まで移動する時間を短縮することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10 ラベルプリンタ(プリンタ装置)
12 搬送ローラ
13 プラテンローラ(搬送部)
14 軸心
15 プラテンローラ駆動モータ
16 サーマルヘッド(印字部)
17 排出口
18 カッター
19 用紙退避部
20 ペーパーガイド
21 隙間
30 ラベル用紙(印字用紙)
31 ロール紙
32 ロール芯
51 印字データ取得部
52 フィード制御部
54 往復移動制御部(往復移動部)
55 印字制御部
301 表面
302 裏面
521 カット位置搬送部
522 待機位置搬送部(待機位置移動部)
523 印字搬送部
524 印字開始位置搬送部(印字開始位置移動部)
特開2010-5943号公報

Claims (5)

  1. 表面が印字面で裏面が粘着層を有する、台紙のない印字用紙に印字を行う印字部と、
    前記印字部と対向する位置に設置されて、回転駆動されることによって前記印字用紙をロール状に巻回したロール紙の一端を引き出して、前記印字部に搬送する搬送部と、
    印字開始の指示を取得した際に、前記印字部と前記搬送部とに挟まれた前記印字用紙の挟持位置を、当該印字用紙の搬送方向の下流側の第1の位置と、当該第1の位置よりも搬送方向上流側の第2の位置との間で往復移動させる往復移動部と、
    を備えるプリンタ装置。
  2. 前記第1の位置は、前記挟持位置に対して、前記印字用紙の搬送方向の下流側であり、
    前記第2の位置は、前記挟持位置に対して、前記印字用紙の搬送方向の上流側である、
    請求項1に記載のプリンタ装置。
  3. 前記往復移動部が移動させた前記印字用紙を、印字開始位置まで移動させる印字開始位置移動部を更に備える、
    請求項1又は請求項2に記載のプリンタ装置。
  4. 前記第1の位置は、前記挟持位置に対して、前記印字用紙の搬送方向の下流側であり、
    前記第2の位置は、印字開始位置である、
    請求項1に記載のプリンタ装置。
  5. 印字完了後に、前記印字用紙の先端を、当該印字用紙の搬送方向の下流側の待機位置まで搬送する待機位置移動部を更に備える、
    請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のプリンタ装置。
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