JP2003039756A - 用紙切断装置を備えたプリンタ及びその駆動方法 - Google Patents
用紙切断装置を備えたプリンタ及びその駆動方法Info
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Abstract
れずに残っている画像印刷された用紙の印刷エリアを、
確実に用紙切断装置から排出して、キャリッジの初期位
置設定動作を行うような、用紙切断装置を備えたプリン
タを提供すること。 【解決手段】 電源(図示せず)を投入時に用紙検出手
段(図示せず)がONの場合は、紙送り機構である紙送
りローラ13が駆動して、用紙11を少なくとも寸法M
搬送し、その後キャリッジ24が、移動終端ポジション
Sに移動すると共に、移動終端ポジションSからホーム
ポジションHに移動し、電源投入時に用紙検出手段がO
FFの場合は、紙送りローラ13を駆動させることな
く、直ちにキャリッジ24が、移動終端ポジションSに
移動すると共に、移動終端ポジションSからホームポジ
ションHに移動するようになっている。
Description
たプリンタに係わり、プリンタの電源を投入時に用紙を
検出すると、所定量用紙を搬送してから切断するように
した用紙切断装置を備えたプリンタに関する。
印刷後、所定長さに切断可能な用紙切断装置を備えたプ
リンタが、パソコン等の出力装置として提案されてい
る。
置を備えたプリンタを、図10に基づいて説明すると、
ロール紙からなる用紙1が用紙載置部2に載置されてい
る。また、用紙載置部2の図示左側には、紙送りローラ
3と、この紙送りローラ3に所定の付勢力で圧接する圧
接ローラ4とが配設されている。前記紙送りローラ3は
右回転、または左回転の両方向に回転駆動可能になって
いる。そして、紙送りローラ3と圧接ローラ4との間に
用紙1を圧接狭持して、紙送りローラ3を図示左回転
(反時計回り方向)させることにより、用紙1を矢印A
の搬送方向に搬送可能になっている。また、紙送りロー
ラ3を図示右回転(時計回り方向)させることにより、
用紙1を矢印Bの方向に戻すことができる。
ーラ3の下流側には、平坦状で用紙1の幅寸法より幅広
のプラテン5が配設され、このプラテン5の上方には、
プラテン5に対して接離可能なサーマルヘッド6が配設
されている。そして、サーマルヘッド6がプラテン5か
ら離間したヘッドアップ状態において、紙送りローラ3
の回転で矢印A方向に搬送されてきた用紙1が、プラテ
ン5とサーマルヘッド6との間に位置するようになって
いる。前記用紙1が普通紙の場合は、サーマルヘッド6
とプラテン5上の用紙1との間にインクリボン(図示せ
ず)が位置するようになっている。
画像を印刷するには、プラテン5とサーマルヘッド6と
の間に用紙1とインクリボンを位置させ、サーマルヘッ
ド6をヘッドダウンさせて、プラテン5上の用紙1にイ
ンクリボンを圧接する。そして、サーマルヘッド6の複
数の発熱素子(図示せず)を印刷情報に従って選択的に
発熱させながら、用紙1の幅方向である印刷行方向に搬
送することにより、用紙1にインクリボンのインクが転
写されて、所望の画像を印刷できるようになっている。
サーマルヘッド6の下流側には、印刷後の用紙1を所定
の長さに切断可能な用紙切断装置7が配設されている。
この用紙切断装置7は、用紙1の幅方向に長尺状の固定
刃8を有し、この固定刃8の下部を印刷後の用紙1が搬
送されるようになっている。また、固定刃8の端面には
刃先面8aが形成され、この刃先面8aに接した状態で
固定刃8に沿って往復移動可能な回転刃9が配設されて
いる。前記回転刃9はキャリッジ10に支持されて回転
自在になっている。前記キャリッジ10は、ステッピン
グモータ(図示せず)にベルト等で連結されて、ステッ
ピングモータを回転駆動すると、固定刃8に沿って移動
するようになっている。
切断装置を備えたプリンタの駆動方法は、まず、紙送り
ローラ3を反時計回り方向に回転させて、用紙1を矢印
Aの搬送方向に搬送する。そして、用紙1の最初の印刷
行をサーマルヘッド6の発熱素子(図示せず)に位置合
わせして、サーマルヘッド6をヘッドダウンさせ、発熱
素子を選択的に発熱させながらプラテン5に沿って印刷
行方向にサーマルヘッド6を移動させると、最初の印刷
行が印刷される。その後、サーマルヘッド6をヘッドア
ップして、サーマルヘッド6を印刷前の初期位置に戻
す。このような動作を繰り返すことにより、図11に示
すように、用紙1の印刷エリア1bに所望の画像を印刷
することができる。
固定刃8の下部を矢印A方向に搬送されて、用紙切断装
置7より下流側に搬送される。前記印刷後の用紙1を矢
印A方向に搬送して、印刷後の用紙1の切断予定部分を
固定刃8の刃先面8aに位置合わして、用紙切断装置7
のキャリッジ10が切断前に位置する初期位置であるホ
ームポジションから、切断後にキャリッジ10が位置す
る移動終端ポジションに移動させることにより、回転刃
9が固定刃8に沿って移動して、固定刃8との間で用紙
1が直線状にきれいに切断される。
切断されて、切断済み用紙1aが、ロール紙からなる用
紙1から切り離される。このような、従来提案されてい
る用紙切断装置を備えたプリンタは、用紙切断不良等の
ない高精度な用紙切断を行うために、電源投入時には、
図11に示すように、キャリッジ10を矢印C方向に移
動させて、一旦移動終端ポジションSに位置させ、その
後キャリッジ10をホームポジションHに確実に戻す、
キャリッジ10の初期位置設定動作を自動的に行ってい
た。
ている用紙切断装置を備えたプリンタは、所望の画像を
複数枚連続して印刷する場合に、所望の画像の印刷が終
わる毎に、この印刷が終わった印刷エリア1bの切断と
を繰り返し連続して行い、連続印刷の最後の印刷エリア
1bを、図11に示すように、切断しない状態で、プリ
ンタの電源をOFFすることがある。このような、画像
印刷された印刷エリア1bを用紙切断装置7に残したま
まの状態で電源OFFしたプリンタに、再度電源投入す
ると、キャリッジ10の初期位置設定動作が自動的に行
われて、キャリッジ10が矢印C方向に移動する。その
ために、印刷エリア1bの途中から用紙1が切断され
て、折角印刷した印刷エリア1bが無駄になることがあ
った。
なされたもので、プリンタの電源投入時に、切断されず
に残っている用紙の画像印刷された印刷エリアを、確実
に用紙切断装置から排出して、キャリッジの初期位置設
定動作を行うような、用紙切断装置を備えたプリンタを
提供することを目的とするものである。
の第1の解決手段として本発明の用紙切断装置を備えた
プリンタは、電源と、用紙に所望の画像を印刷可能な印
字ヘッドと、前記用紙を前記印字ヘッド側に搬送可能な
紙送り機構と、前記用紙を所定の長さに切断可能な可動
刃を搭載したキャリッジを有する用紙切断装置と、前記
用紙を検出可能な用紙検出手段とを備え、前記用紙切断
装置の前記キャリッジは、前記用紙の搬送を邪魔しない
位置で、前記用紙を切断する前に待機するホームポジシ
ョンと、前記用紙を切断後に位置する移動終端ポジショ
ンとを有し、前記電源投入時に前記用紙検出手段がON
の場合は、前記紙送り機構が駆動して前記用紙を所定量
搬送し、その後前記キャリッジが、前記移動終端ポジシ
ョンに移動すると共に、この移動終端ポジションから前
記ホームポジションに移動し、前記電源投入時に前記用
紙検出手段がOFFの場合は、、前記紙送り機構を駆動
させることなく、直ちに前記キャリッジが、前記移動終
端ポジションに移動すると共に、この移動終端ポジショ
ンから前記ホームポジションに移動するような構成とし
た。
決手段として、前記移動終端ポジションには、この移動
終端ポジションに移動した前記キャリッジを検出可能な
キャリッジ検出センサを配設し、前記キャリッジ検出セ
ンサがONすると、前記キャリッジが前記ホームポジシ
ョンに移動するような構成とした。
決手段として本発明の用紙切断装置を備えたプリンタの
駆動方法は、用紙を切断可能な可動刃を搭載したキャリ
ッジを有する用紙切断装置と、この用紙切断装置による
前記用紙の切断動作を制御する制御手段とを配設し、前
記用紙切断装置の前記キャリッジは、前記用紙の搬送を
邪魔しない位置で、前記用紙を切断する前に待機するホ
ームポジションと、前記用紙を切断後に位置する移動終
端ポジションとを有し、前記制御手段は、電源投入時に
用紙検出手段がONすると、紙送り機構を駆動させて前
記用紙を所定量搬送し、その後前記キャリッジを、前記
移動終端ポジションに移動させると共に、この移動終端
ポジションから前記ホームポジションに移動させ、前記
電源投入時に前記用紙検出手段がOFFしていると、前
記紙送り機構を駆動させることなく、直ちに前記キャリ
ッジを、前記移動終端ポジションに移動させると共に、
この移動終端ポジションから前記ホームポジションに移
動させるような制御を行う方法とした。
決手段として、前記移動終端ポジションに位置した前記
キャリッジが前記移動終端ポジションに配設したキャリ
ッジ検出センサをONすると、前記キャリッジを前記ホ
ームポジションに移動させるような方法とした。
えたプリント及びその駆動方法を、図1から図8に基づ
いて説明する。まず、図1は本発明に係わる用紙切断装
置を備えたサーマルプリンタの要部断面図であり、図2
は図1の要部斜視図であり、図3は本発明に係わる用紙
切断装置の側面図であり、図4は図3の要部断面図であ
り、図5は本発明に係わる用紙切断装置の要部斜視図で
あり、図6〜図8は本発明に関する用紙切断装置を備え
たプリンタの動作を説明する概略平面図であり、図9は
本発明に係わる用紙切断装置の動作を説明するフローチ
ャートである。
を、図1に示すような、例えばシリアル方式のサーマル
プリンタで説明すると、ロール紙からなる用紙11は、
ロール部11aが図示右側の用紙載置部12に載置され
ている。また、用紙載置部12の図示左側には、用紙1
1を後述する印字ヘッド16側に搬送可能な紙送り機構
である紙送りローラ13と、この紙送りローラ13に所
定の圧接圧で圧接する圧接ローラ14とが配設されてい
る。前記圧接ローラ14は、可動アーム14aに回転自
在に軸支され、可動アーム14aがバネ部材(図示せ
ず)に弾性付勢されて、圧接ローラ14が紙送りローラ
13に圧接して、紙送りローラ13が回転すると圧接ロ
ーラ14が追従して回転するようになっている。
紙載置部12から送られてくる用紙11を検出可能な用
紙検出手段(図示せず)が配設されている。前記用紙検
出手段は、例えばフォトセンサからなり、用紙11に光
を照射して、用紙11からの反射光を検出して、用紙1
1の有無を検出可能になっている。前記紙送りローラ1
3は、矢印D、または矢印E方向に回転駆動可能になっ
ており、圧接ローラ14との間に用紙11を狭持して、
紙送りローラ13を矢印D方向に回転させると、用紙載
置部12から引き出された用紙11が、矢印Fの搬送方
向に搬送されて、後述するプラテン15とサーマルヘッ
ド16との間に搬送可能になっている。
転させると、矢印F方向に搬送した用紙11を、矢印G
方向に戻すようになっている。また、用紙11の矢印F
の搬送方向における紙送りローラ13の下流側には、印
刷手段である、平坦状で用紙11の幅方向に対して長尺
状のプラテン15と、このプラテン15に対して接離
(ヘッドアップ/ダウン)可能で、プラテン15に沿っ
て往復移動可能なサーマルヘッドである印字ヘッド16
とが配設されている。
(図示せず)が形成されている。そして、用紙11が普
通紙の場合は、プラテン5と印字ヘッド6との間に、イ
ンクリボン(図示せず)を位置させて、印字ヘッド16
の複数の発熱素子を印刷情報に従って選択的に発熱させ
ながら、プラテン15の長手方向に沿って移動させるこ
とにより、インクリボンのインクが転写されて、用紙1
1に所望の画像が印刷されるようになっている。
る印字ヘッド6の下流側には、用紙11を所定の長さに
切断可能な、用紙切断装置17が配設されている。この
用紙切断装置17は、用紙11の幅寸法より長く形成さ
れた、長尺状の鋼板からなる固定刃18を有し、この固
定刃18の図示左側の端面には、刃先面18aが形成さ
れている。また、矢印Fの搬送方向に搬送される用紙1
1は、プラテン15上を通過して固定刃18の下部に位
置するようになっている。
されて、固定刃18とレール部材19とがネジ等で後述
するガイド部材25にネジ止めされている。また、レー
ル部材19には、ガイド溝19aが形成されて、このガ
イド溝19aに後述するキャリッジ24の第1係合部2
4bが係合可能になっている。
部にシャープな刃先部分を有する可動刃20が弾接して
いる。前記可動刃20は、図3、4に示すように、円盤
状のフライホイル21の側面にネジ止めされている。そ
して、フライホイル21は、固定刃18の下部に配設さ
れており、フライホイル21の外周部には、摩擦係数の
大きなゴム等からなるOリング22が取り付けられて、
Oリング22の外周部が固定刃18の下面に当接してい
る。また、可動刃20とフライホイル21の回転中心に
は、カッター軸23が挿通されている。
キャリッジ24に軸支されて、フライホイル21に取り
付けた可動刃20が回転自在になっている。前記キャリ
ッジ24には、空洞状のカッター装着部24aが形成さ
れ、このカッター装着部24aに可動刃20とフライホ
イル21が位置するようになっている。また、キャリッ
ジ24は、図示右側面のカッター軸23近傍に、溝状の
第2係合部24cが形成されている。
の下方に配設された、金属製のガイド部材25が係合可
能になっている。そして、固定刃18とガイド部材25
との間には、所定の隙間からなる用紙搬送経路Yが形成
されている。前記レール部材19を含む固定刃18は、
用紙11の矢印F、Gの搬送を邪魔しない位置が、ネジ
等によりガイド部材25に取り外し可能に取り付けされ
ている。
cに係合する端部が、略直角に図示下方に折り曲げられ
て、折り曲げ部25aが形成され、この折り曲げ部25
aが第2係合部24cに係合している。そして、用紙1
1を切断中における、可動刃20が固定刃18から離れ
る方向の動きを、ガイド部材25と第2係合部24cと
により規制するようになっている。前記用紙切断装置1
7は、図6に示すように、用紙11の幅寸法Lより外側
で、用紙11の矢印F方向への搬送を邪魔しない位置
に、用紙11を切断する前のキャリッジ24が待機する
ホームポジションHと、用紙11を切断後にキャリッジ
24が位置する移動終端ポジションSとが形成されてい
る。
4を位置させた状態で、固定刃18の図示左側に用紙1
1を搬送し、ホームポジションHからキャリッジ24を
固定刃18に沿って矢印J方向に移動させることによ
り、用紙11を所望の長さに切断可能になっている。そ
して、用紙11を切断後のキャリッジ24は、移動終端
ポジションSに位置するようになっている。また、図2
に示す移動終端ポジションSの右側端部には、スイッチ
等からなるキャリッジ検出センサ26が配設されてお
り、このキャリッジ検出センサ26は、用紙11の切断
が終わったキャリッジ24が移動終端ポジションSに位
置するとONするようになっている。前記キャリッジ検
出センサ26がONすることにより、用紙11の切断が
終了したことを制御手段(図示せず)が検知するように
なっている。
には、後述するベルト28を装着可能なベルト装着部2
4dが形成されている。また、可動刃20から左側に突
出するカッター軸23には、コイルバネ27が巻回され
ており、このコイルバネ27の付勢力により、可動刃2
0の外周部に形成した刃先部分が固定刃18に確実に弾
接するようになっている。また、キャリッジ24は、図
5に示すように、下部のベルト装着部24dにVベルト
からなるベルト28が装着可能になっている。
置17の下部に配設した、ベルト駆動ギア29に張架さ
れている。また、ベルト駆動ギア29には、ステッピン
グモータからなるモータ30がギャ連結されている。そ
して、モータ30の回転により、ベルト駆動ギア29が
回転し、ベルト28を介してキャリッジ24が、図2に
示すように、固定刃18に沿って、矢印J、K方向に往
復移動可能なっている。
る用紙切断装置17の下流側には、図2に示すように、
外周部がローレット状に加工された排紙ローラ31が配
設されて、切断後の用紙を排紙可能になっている。ま
た、本発明のプリンタは、外周を覆うケース(図示せ
ず)が配設され、このケースには、操作者が外部から操
作可能で、プリンタの電源を投入可能な電源スイッチ
(図示せず)が配設されている。
電源投入時に、用紙検出手段がONの場合は、紙送り機
構である紙送りローラ13が駆動して、用紙11を矢印
F方向に所定量搬送し、その後キャリッジ24が移動終
端ポジションSに移動して、用紙11を所定長さに切断
する。そして、移動終端ポジションSに移動したキャリ
ッジ24は、移動終端ポジションSでキャリッジ検出セ
ンサ26をONすると、移動終端ポジションSからホー
ムポジションHに移動するような、キャリッジ24の初
期位置設定動作を、制御手段(図示せず)の制御により
行うようになっている。また、キャリッジ24の初期位
置設定動作は、プリンタの電源投入時に、用紙検出手段
がOFFの場合は、紙送りローラ13を駆動させること
なく、直ちにキャリッジ24が移動終端ポジションに移
動すると共に、移動終端ポジションSからホームポジシ
ョンHに移動するようになっている。
の駆動方法は、まず、ロール紙からなる用紙11を用紙
載置部12から引き出して、紙送りローラ13と圧接ロ
ーラ14との間に狭持する。そして、圧接ローラ14の
可動アーム14a下面に取り付けた用紙検出検出手段が
用紙11を検出すると、紙送りローラ13を矢印D方向
に回転させて、用紙11を矢印Fの搬送方向に搬送す
る。すると、用紙11の先端部がヘッドアップ状態のサ
ーマルヘッドである印字ヘッド16とプラテン15との
間を通過して、最初の印刷行が印字ヘッド16の発熱素
子に位置合わせされ、用紙11が感熱紙の場合は、印字
ヘッド16をヘッドダウンさせて、プラテン15との間
に用紙11を直接圧接狭持する。
1と印字ヘッド16との間にインクリボン(図示せず)
が供給されて、印字ヘッド16をヘッドダウンすること
により、インクリボンと用紙11がプラテン15と印字
ヘッド16との間に狭持される。この状態で、印字ヘッ
ド16の複数の発熱素子(図示せず)を印刷情報に従っ
て選択的に発熱させると共に、印字ヘッド16を矢印J
方向の印刷行方向に移動させる動作と、用紙11を矢印
Fの搬送方向に搬送する動作とを繰り返すことにより、
用紙11に所望の画像を印刷することができる。
矢印Fの搬送方向に搬送しながら、印刷エリア11bに
所望の画像印刷を行う。前記印刷エリア11bに画像印
刷が終わった印刷後の用紙11cは、制御手段の制御に
より、紙送りローラ13を所定の回転数回転させて、図
7に示すように、固定刃18より下流側(図示左側)に
位置し、印刷後の用紙11cの切断予定位置を、固定刃
18の刃先面18aに位置合わして、紙送りローラ13
の回転が停止する。次に、モータ30を駆動させて、キ
ャリッジ24をホームポジションHから矢印J方向に移
動させることにより、可動刃20が回転しながら固定刃
18に沿って移動し、用紙11が切断される。そして、
用紙11を切断後のキャリッジ24は、移動終端ポジシ
ョンSに位置して、キャリッジ検出センサ26をONす
ると、移動終端ポジションSを経由してホームポジショ
ンHに移動する。
係わるプリンタの、電源投入時のキャリッジ24の初期
位置設定動作を、図7〜図9に基づいて説明すると、ま
ず、プリンタの電源スイッチをONして電源投入する
と、この電源投入時に用紙検出手段(図示せず)がON
するすると、制御手段が紙送り機構である紙送りローラ
13を矢印D方向に回転させて、用紙11を矢印Fの搬
送方向に所定量搬送する。
8に示す印字ヘッド16の右側端面から固定刃18の刃
先面18aまでの寸法Mを搬送するようになっている。
そのために、用紙11に所望の画像を印刷した印刷エリ
ア11bが、プリンタの電源OFF時に用紙切断装置1
7に残っていたとしても、プリンタの電源投入時に、制
御手段(図示せず)の制御で、図7に示すように、印刷
エリア11bは、固定刃18の外側である図示左側まで
紙送りローラ13で搬送されて、切断予定位置が固定刃
18の刃先面18aに位置合わせされる。その後、キャ
リッジ24を、矢印J方向に移動させ、移動終端ポジシ
ョンSに位置したキャリッジ24がキャリッジ検出セン
サ26をONすると、移動終端ポジションSからホーム
ポジションHに移動させる。
の場合、即ち用紙切断装置17に用紙11がない時は、
紙送り機構である紙送りローラ13を回転駆動させるこ
となく、直ちにキャリッジ24を矢印J方向の移動終端
ポジションSに移動させ、キャリッジ検出センサ26を
ONすると、移動終端ポジションSからホームポジショ
ンHにキャリッジ24を移動させるようにしている。こ
のような電源投入時に、キャリッジ24の初期位置設定
動作を行うことにより、用紙切断装置17に印刷済みの
用紙11が残っていたとしても、画像印刷された印刷エ
リア11bを途中から切断することがなく、折角印刷し
た印刷後の用紙11cが無駄になるのを防ぐことができ
る。
置を備えたプリンタは、電源を投入時に用紙検出手段が
ONの場合には、紙送り機構により用紙を所定量搬送
し、その後キャリッジが、移動終端ポジションに移動す
ると共に、移動終端ポジションからホームポジションに
移動し、電源投入時に用紙検出手段がOFFの場合は、
紙送り機構を駆動させることなく、直ちにキャリッジが
移動終端ポジションに移動すると共に、移動終端ポジシ
ョンからホームポジションに移動するようにしたので、
電源OFF時に、画像印刷した印刷エリアを有する用紙
が切断されずに用紙切断装置に残っていたとしても、電
源投入時に、キャリッジが移動終端ポジションに移動す
る前に、用紙を用紙切断装置の外側に排出し、その後キ
ャリッジの初期位置設定動作を行うようにしている。そ
のために、印刷エリアを途中から切断することなく、用
紙を無駄にすることがない。また、電源投入時に用紙が
ない場合は、紙送り機構を駆動させないので、キャリッ
ジの初期位置設定動作を迅速に行うことができる。
と、キャリッジがホームポジションに移動するようにし
たので、キャリッジ検出センサがONするまでキャリッ
ジが移動して用紙を切断する。そのために、用紙を確実
に切断することができる用紙切断装置を備えたプリンタ
を提供できる。
手段がONすると、紙送り機構を駆動させて用紙を所定
量搬送し、その後、キャリッジを移動終端ポジションに
移動させると共に、移動終端ポジションからホームポジ
ションに移動させ、電源投入時に用紙検出手段がOFF
していると、紙送り機構を駆動させることなく、直ちに
キャリッジを移動終端ポジションに移動させるととに、
移動終端ポジションからホームポジションに移動させる
ような制御を行うので、電源投入時に、切断されずに印
刷エリアを有する用紙が用紙切断装置に残っていても、
印刷エリアを確実に用紙切断装置から排出してから切断
することができる。そのために、印刷エリアを無駄にす
ることがなく効率よく使うことができる。
リッジ検出センサがONすると、移動終端ポジションに
位置するキャリッジをホームポジションに移動させるよ
うにしたので、キャリッジを確実にホームポジションに
位置させることができ、キャリッジの初期位置設定動作
を高精度に行うことができる。
の要部断面図である。
る。
図である。
図である。
図である。
フローチャートである。
する概略側面図である。
方法を説明する概略平面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 電源と、用紙に所望の画像を印刷可能な
印字ヘッドと、前記用紙を前記印字ヘッド側に搬送可能
な紙送り機構と、前記用紙を所定の長さに切断可能な可
動刃を搭載したキャリッジを有する用紙切断装置と、前
記用紙を検出可能な用紙検出手段とを備え、前記用紙切
断装置の前記キャリッジは、前記用紙の搬送を邪魔しな
い位置で、前記用紙を切断する前に待機するホームポジ
ションと、前記用紙を切断後に位置する移動終端ポジシ
ョンとを有し、前記電源投入時に前記用紙検出手段がO
Nの場合は、前記紙送り機構が駆動して前記用紙を所定
量搬送し、その後前記キャリッジが、前記移動終端ポジ
ションに移動すると共に、この移動終端ポジションから
前記ホームポジションに移動し、前記電源投入時に前記
用紙検出手段がOFFの場合は、、前記紙送り機構を駆
動させることなく、直ちに前記キャリッジが、前記移動
終端ポジションに移動すると共に、この移動終端ポジシ
ョンから前記ホームポジションに移動するようにしたこ
とを特徴とする用紙切断装置を備えたプリンタ。 - 【請求項2】 前記移動終端ポジションには、この移動
終端ポジションに移動した前記キャリッジを検出可能な
キャリッジ検出センサを配設し、前記キャリッジ検出セ
ンサがONすると、前記キャリッジが前記ホームポジシ
ョンに移動するようにしたことを特徴とする請求項1記
載の用紙切断装置を備えたプリンタ。 - 【請求項3】 用紙を切断可能な可動刃を搭載したキャ
リッジを有する用紙切断装置と、この用紙切断装置によ
る前記用紙の切断動作を制御する制御手段とを配設し、
前記用紙切断装置の前記キャリッジは、前記用紙の搬送
を邪魔しない位置で、前記用紙を切断する前に待機する
ホームポジションと、前記用紙を切断後に位置する移動
終端ポジションとを有し、前記制御手段は、電源投入時
に用紙検出手段がONすると、紙送り機構を駆動させて
前記用紙を所定量搬送し、その後前記キャリッジを、前
記移動終端ポジションに移動させると共に、この移動終
端ポジションから前記ホームポジションに移動させ、前
記電源投入時に前記用紙検出手段がOFFしていると、
前記紙送り機構を駆動させることなく、直ちに前記キャ
リッジを、前記移動終端ポジションに移動させると共
に、この移動終端ポジションから前記ホームポジション
に移動させるような制御を行うことを特徴とする用紙切
断装置を備えたプリンタの駆動方法。 - 【請求項4】 前記移動終端ポジションに位置した前記
キャリッジが前記移動終端ポジションに配設したキャリ
ッジ検出センサをONすると、前記キャリッジを前記ホ
ームポジションに移動させるようにしたことを特徴とす
る請求項3記載の用紙切断装置を備えたプリンタの駆動
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001227812A JP3894755B2 (ja) | 2001-07-27 | 2001-07-27 | 用紙切断装置を備えたプリンタ及びその駆動方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2003039756A true JP2003039756A (ja) | 2003-02-13 |
JP3894755B2 JP3894755B2 (ja) | 2007-03-22 |
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JP (1) | JP3894755B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1465101A2 (en) | 2003-04-01 | 2004-10-06 | Nemoto Kyorindo Co., Ltd. | Liquid injector for controlling injection of liquid in real-time according to injection graph |
JP2013082180A (ja) * | 2011-10-12 | 2013-05-09 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2013086235A (ja) * | 2011-10-20 | 2013-05-13 | Ricoh Co Ltd | シート切断装置およびこれを備えた画像形成装置 |
-
2001
- 2001-07-27 JP JP2001227812A patent/JP3894755B2/ja not_active Expired - Fee Related
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