JP2022148145A - 加工装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】上下方向に多段に設けられた各段の加工機と自走台車との間において、素材を自動で受け渡しすることができる加工装置を提供する。【解決手段】加工装置1は、素材50を加工する複数の加工機10と、複数の加工機10を上下方向に多段に積み重ねて連結するフレーム構造体20とを備え、フレーム構造体20のうち、上下方向に延びる前フレーム部材23を、素材50を載せて移動可能な自走台車30を昇降させるためのレール部材とする。【選択図】図1
Description
本開示は、加工装置に関するものである。
特許文献1には、溶接機をフレーム構造体を用いて上下方向に多段に設ける技術が開示されている。
近年、加工機に対して、搬送物となる素材を、台車を用いて搬送する技術が提供されている。このとき、加工機と台車との間の受け渡しには、自動化が図られることがある。
そこで、特許文献1に開示されるフレーム構造体を用いて、加工機を上下方向に多段に設けることが考えられる。しかしながら、特許文献1に開示されるフレーム構造体は、加工機と台車との間における受け渡しの自動化に対応するものではない。
本開示は、上記のような課題を解決するためになされたもので、上下方向に多段に設けられた各段の加工機と自走台車との間において、素材を自動で受け渡しすることができる加工装置を提供することを目的とする。
本開示に係る加工装置は、素材を加工する複数の加工機と、複数の加工機を上下方向に多段に積み重ねて連結するフレーム構造体とを備え、フレーム構造体のうち、上下方向に延びるフレーム部材を、素材を載せて移動可能な自走台車を昇降させるためのレール部材とするものである。
本開示によれば、上下方向に多段に設けられた各段の加工機と自走台車との間において、素材を自動で受け渡しすることができる。
以下、本開示の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態1.
実施の形態1に係る加工装置1について、図1を用いて説明する。図1は、実施の形態1に係る加工装置1を備える搬送システムの構成を示す図である。
実施の形態1に係る加工装置1について、図1を用いて説明する。図1は、実施の形態1に係る加工装置1を備える搬送システムの構成を示す図である。
図1に示す搬送システムは、加工装置1、自走台車30、及び、アーム型ロボット40から構成されている。また、詳細については後述するが、加工装置1は、加工機10を上下方向に多段に備えている。図1は、加工機10を上下2段に亘って設けた加工装置1の構成例を示している。
搬送システムは、加工装置1における各段の加工機10に対して、未加工の素材50を、自走台車30を用いて搬送するシステムである。また、搬送システムは、加工済みの素材50を、加工装置1における各段の加工機10から自走台車30を用いて搬送するシステムである。
具体的には、自走台車30は、未加工の素材50を、所定の未加工品置き場から、予め決められた加工機10に搬送する。また、自走台車30は、加工済みの素材50を、加工機10から、所定の加工済み品置き場又は別の加工機10に搬送する。このとき、搬送システムは、加工機10と自走台車30との間における素材50の受け渡しを、アーム型ロボット40によって、自動で行うことが可能となっている。
自走台車30は、床面Fを自走する。この自走台車30は、例えば、自律走行搬送ロボット(Autonomous Mobile Robot;AMR)である。また、自走台車30は、台車部31及び摺動部32を有している。
台車部31は、板状をなしている。台車部31には、床面Fを移動するための複数の車輪(図示省略)が回転可能に支持されている。また、台車部31の上面は、素材50を載せるための載置面31aを構成している。そして、台車部31の4つの側面のうち、1つの側面31bには、一対の摺動部32が設けられている。この摺動部32は、側面31bから外側に突出するように形成されている。
アーム型ロボット40は、素材50を把持可能となっている。また、アーム型ロボット40は、自走台車30における台車部31の載置面31aに支持されている。このため、アーム型ロボット40は、後述する加工機10と、当該加工機10によって所定高さに昇降された自走台車30との間において、素材50の受け渡しを行うことができる。なお、アーム型ロボット40は、加工機10に設けられても構わない。
加工装置1は、床面Fに設置されている。また、加工装置1は、素材50を加工するものである。このような加工装置1は、複数の加工機10及びフレーム構造体20を備えている。
加工機10は、基台11、加工部12、及び、加工槽13を備えている。
基台11は、加工機10の下部に配置されている。この基台11は、取付面11aを有している。取付面11aは、加工槽13又は素材50を取り付けるための面である。この取付面11aは、床面Fと略平行な面である。
図1は、加工機10の取付面11aに加工槽13を取り付けた例である。加工槽13には、水又は油の液体が入っている。素材50を液体中で加工する必要がある場合、取付面11aに取り付けられた加工槽13に所定の液体を注入し、その液体が注入された加工槽13の中に、素材50を沈ませる。
加工部12は、取付面11aに取り付けられた加工槽13内の素材50、又は、取付面11aに取り付けられた素材50に対して、所定の加工を行うものである。この加工部12は、取付面11aの上方に配置されており、基台11に支持されている。このような加工部12には、素材50を加工するための工具(図示省略)が着脱可能に支持されている。
フレーム構造体20は、複数の加工機10を上下方向に積み重ねて互いに連結させるものである。このとき、複数の加工機10は、全て同じ向きに配置されている。このように、加工装置1は、複数の加工機10を上下方向に積み重ねることにより、1台分の加工機設置スペースで、複数の加工機10を設置することができ、省スペース化を図ることができる。
このようなフレーム構造体20は、例えば、中間パネル21、天板パネル22、前フレーム部材23、及び、後フレーム部材24から構成されている。
中間パネル21は、上下で隣接する加工機10同士の間に配置されている。この中間パネル21は、上段の加工機10の基台11と下段の加工機10の基台11との間に配置されている。天板パネル22は、最上段に位置する加工機10を上方から覆うように配置されている。
前フレーム部材23及び後フレーム部材24は、上下方向に延びるフレーム部材である。これらの前フレーム部材23及び後フレーム部材24は、各段の加工機10を連結すると共に、中間パネル21と天板パネル22とを連結する。また、前フレーム部材23及び後フレーム部材24は、各段の加工機10の四隅にそれぞれ配置されている。
即ち、前フレーム部材23は、各段の加工機10の前角部に位置しており、当該加工機10の前面に対向している。また、後フレーム部材24は、各段の加工機10の後角部に位置しており、当該加工機10の後面に対向している。
ここで、フレーム構造体20のうち、上下方向に延びる前フレーム部材23は、レール部材として使用される。この前フレーム部材23は、溝23aを有している。溝23aは、上下方向に延びるように形成されている。このような溝23aには、自走台車30の摺動部32がそれぞれ挿入可能となっている。溝23a内に挿入された摺動部32は、当該溝23a内を摺動可能となっている。
ここで、加工装置1は、昇降駆動源(図示省略)を有している。この昇降駆動源は、自走台車30の摺動部32が前フレーム部材23の溝23a内に挿入されると、その溝23a内に挿入された摺動部32を、当該溝23aに沿って昇降させることができる。即ち、自走台車30は、摺動部32が前フレーム部材23に沿って摺動することにより、加工機10に対して昇降する。このとき、前フレーム部材23は、自走台車30の載置面31aの高さと、各段の加工機10の取付面11aの高さとが一致するまで、自走台車30を上昇させる。
従って、加工装置1における各段の加工機10が、自走台車30に載せられた未加工の素材50を、当該自走台車30から受け取る場合には、先ず、自走台車30が、未加工の素材50を載置面31aに載せて、加工装置1の正面まで床面F上を移動する。
次いで、自走台車30は、摺動部32が前フレーム部材23の溝23aに挿入されるように、移動する。
次いで、加工装置1は、自走台車30を前フレーム部材23の溝23aに沿って上昇させる。即ち、加工装置1は、載置面31aの高さが各段の取付面11aの高さと一致するように、自走台車30を上昇させる。このため、各段の取付面11aと載置面31aとは、面一となる。
そして、アーム型ロボット40は、載置面31aに載せられた未加工の素材50を把持して、加工槽13の内部又は取付面11aに移送する。その後、未加工の素材50は、加工槽13の内面又は取付面11aに固定される。
これに対して、加工装置1における各段の加工機10が、加工済みの素材50を、当該加工機10から自走台車30に渡す場合には、先ず、アーム型ロボット40が、加工槽13又は取付面11aに置かれた加工済みの素材50を把持して、自走台車30の載置面31aに移送する。このとき、各段の取付面11aの高さと載置面31aの高さとは、一致している。
次いで、加工装置1は、自走台車30を前フレーム部材23の溝23aに沿って下降させる。このため、自走台車30は、床面Fに到着する。
次いで、自走台車30は、摺動部32が前フレーム部材23の溝23aから抜けるように、移動する。
そして、自走台車30は、加工済みの素材50を載置面31aに載せて、所定の置き場又は別の加工機10に移送する。
なお、図2は、実施の形態2に係る加工装置1を複数備える搬送システムの構成を示す図である。この図2に示すように、搬送システムにおいては、加工装置1をその幅方向に複数設けることも可能である。このため、搬送システムは、加工機10を上下方向に多段に備える加工装置1の設置高さにおいて制約がある場合でも、加工装置1をその幅方向に多段に設けることにより、加工機10の台数を増やすことができる。
以上、実施の形態1に係る加工装置1は、素材50を加工する複数の加工機10と、複数の加工機10を上下方向に多段に積み重ねて連結するフレーム構造体20とを備え、フレーム構造体20のうち、上下方向に延びる前フレーム部材23を、素材50を載せて移動可能な自走台車30を昇降させるためのレール部材とする。このため、加工装置1は、上下方向に多段に設けられた各段の加工機10と自走台車30との間において、素材50を自動で受け渡しすることができる。
また、加工装置1は、加工機10と自走台車30との間で、素材50の受け渡しを行うアーム型ロボット40を備える。このアーム型ロボット40は、各段の加工機10に設けられる。このため、加工装置1は、加工機10と自走台車30との間における素材50の受け渡しを容易に行うことができる。
更に、加工装置1は、加工機10と自走台車30との間で、素材50の受け渡しを行うアーム型ロボット40を備える。このアーム型ロボット40は、自走台車30に設けられる。このため、加工装置1は、加工機10と自走台車30との間における素材50の受け渡しを容易に行うことができる。
なお、本開示は、その開示の範囲内において、アーム型ろぼっろをcc各実施の形態の自由な組み合わせ、或いは、各実施の形態における任意の構成要素の変形、若しくは、各実施の形態における任意の構成要素の省略が可能である。
1 加工装置、10 加工機、11 基台、11a 取付面、12 加工部、13 加工槽、20 フレーム構造体、21 中間パネル、22 天板パネル、23 前フレーム部材、23a 溝、24 後フレーム部材、30 自走台車、31 台車部、31a 載置面、31b 側面、32 摺動部、40 アーム型ロボット、50 素材、F 床面。
Claims (3)
- 素材を加工する複数の加工機と、
前記複数の加工機を上下方向に多段に積み重ねて連結するフレーム構造体とを備え、
前記フレーム構造体のうち、上下方向に延びるフレーム部材を、前記素材を載せて移動可能な自走台車を昇降させるためのレール部材とする
ことを特徴とする加工装置。 - 前記加工機と前記自走台車との間で、前記素材の受け渡しを行うロボットを備え、
前記ロボットは、各段の加工機に設けられる
ことを特徴とする請求項1記載の加工装置。 - 前記加工機と前記自走台車との間で、前記素材の受け渡しを行うロボットを備え、
前記ロボットは、前記自走台車に設けられる
ことを特徴とする請求項1記載の加工装置。
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JP2021049714A JP2022148145A (ja) | 2021-03-24 | 2021-03-24 | 加工装置 |
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JP2021049714A Pending JP2022148145A (ja) | 2021-03-24 | 2021-03-24 | 加工装置 |
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JP2022171853A (ja) * | 2017-07-06 | 2022-11-11 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
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