JP2022147419A - テンプレート、被加工部材、及びアライメント方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来よりも小さいアライメントマークを用いて高い精度のアライメントを実現する。【解決手段】アライメントマークは、第1方向に沿って第1ピッチで配列された第1マークと、第1方向に沿って第2ピッチで配列された第2マークと、を含む。第1マークのうち少なくとも1つは、第1領域と第3領域と、を含む。第2マークのうち少なくとも1つは、第2領域と第3領域と、を含む。第1領域は、第1方向に沿ってラインアンドスペース状に配置された第1パターンを有する。第2領域は、第1方向に対して直交する第2方向に沿ってラインアンドスペース状に配置された第2パターンを有する。【選択図】図2
Description
本発明の実施形態は、テンプレート、被加工部材、及びアライメント方法に関する。
半導体装置の製造工程において、被加工部材に微細なパターンを形成するインプリント法が利用されている。インプリント法では、パターンが形成されたテンプレートと、被加工部材との位置合わせを行うアライメント処理が行われる。アライメント処理では、テンプレートと被加工部材とのそれぞれに設けられたアライメントマークが利用される。半導体装置の小型化、パターンの微細化等に伴い、アライメントマークの占有面積の縮小が求められている。
本発明の実施形態は、従来よりも小さいアライメントマークを用いて高い精度のアライメントを実現可能なテンプレート、被加工部材、及びアライメント方法を提供することを目的とする。
本発明の一つの実施形態によれば、アライメントマークを備えるテンプレートが提供される。アライメントマークは、第1方向に沿って第1ピッチで配列された第1マークと、第1方向に沿って第2ピッチで配列された第2マークと、を含む。第1マークのうち少なくとも1つは、第1領域と第3領域と、を含む。第2マークのうち少なくとも1つは、第2領域と第3領域と、を含む。第1領域は、第1方向に沿ってラインアンドスペース状に配置された第1パターンを有する。第2領域は、第1方向に対して直交する第2方向に沿ってラインアンドスペース状に配置された第2パターンを有する。
以下に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施形態により本発明が限定されるものではない。また、実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの又は実質的に同一のものが含まれる。
[第1実施形態]
以下に、テンプレートを用いて被加工部材(例えば、ウェハ)に所定のパターンを形成するインプリント法におけるテンプレートと被加工部材とのアライメントに関する技術について説明する。
以下に、テンプレートを用いて被加工部材(例えば、ウェハ)に所定のパターンを形成するインプリント法におけるテンプレートと被加工部材とのアライメントに関する技術について説明する。
<テンプレートの構成>
図1~図8を参照し、インプリント法において使用されるテンプレート1の構成について説明する。図中、X軸は水平面における左右方向、Y軸は水平面における前後方向、Z軸は水平面に対する垂直(上下)方向にそれぞれ対応する。
図1~図8を参照し、インプリント法において使用されるテンプレート1の構成について説明する。図中、X軸は水平面における左右方向、Y軸は水平面における前後方向、Z軸は水平面に対する垂直(上下)方向にそれぞれ対応する。
図1は、第1実施形態に係るテンプレート1の構成の一例を示す下面図である。テンプレート1は、可視光線及び紫外線を透過させる透明材料、例えば石英を主成分とする材料からなる板状の部材である。ここで例示するテンプレート1は、矩形状であり、例えば一辺の長さが150mm程度の正方形である。
テンプレート1の下面の中央部には、下方へ突出する台状のメサ部10が形成されている。メサ部10には、デバイスパターン領域11及びアライメント領域12が形成されている。なお、図1には下面視(平面視)において円形状のメサ部10が例示されているが、メサ部10は下面視において矩形状であってもよい。デバイスパターン領域11には、被加工部材にインプリントされるパターン(凹部又は凸部)が形成されている。
アライメント領域12には、テンプレート1と被加工部材との位置合わせを行うアライメント処理に利用されるアライメントマークが形成されている。なお、アライメント領域12は、デバイスパターン領域11内に形成されてもよい。
図2は、第1実施形態に係るテンプレート1のアライメントマーク15の構成の一例を示す下面図である。図3は、第1実施形態に係るテンプレート1のアライメントマーク15の構成の一例を示すIII-III断面図である。
アライメントマーク15(第1アライメントマーク)は、複数の反射部16A,16B,16Cを含む。複数の反射部16A,16B,16Cは、X軸方向(第1方向)に沿って配列されている。複数の反射部16A,16B,16Cのそれぞれは、アライメント領域12に形成された複数の凹部20のそれぞれの底面に形成されている。
反射部16Aは、第1領域21、第2領域22、及び第3領域23を含む。第1領域21は、光(例えば、可視光線)を反射する反射膜がY軸方向(第2方向)に沿ってラインアンドスペース(以下L/Sと略記する)状に配置された領域である。第2領域22は、反射膜がX軸方向に沿ってL/S状に配置された領域である。第3領域23は、反射膜がベタ状又は格子状に配置された領域である。第1領域21は、電場がXZ平面(第1平面)に沿って振動するX偏光(第1偏光)を、電場がYZ平面(第1平面に対して直交する第2平面)に沿って振動するY偏光(第2偏光)より高い透過率で透過させ、且つY偏光をX偏光より高い反射率で反射する領域である。第2領域22は、Y偏光をX偏光より高い透過率で透過させ、且つX偏光をY偏光より高い反射率で反射する領域である。第3領域23は、X偏光及びY偏光を反射する領域である。X偏光は、例えばTM(Transverse Magnetic)偏光であり得る。Y偏光は、例えばTE(Transverse Electric)偏光であり得る。
また、アライメントマーク15は、上記反射部16Aに加え、第1領域21と第2領域22とからなる反射部16Bと、第3領域23からなる反射部16Cとを含んでいる。以下、反射部16A,16B,16Cのそれぞれを区別する必要がない場合には反射部16と記載する場合がある。
なお、図2には、テンプレート1を下面側からみたときのアライメントマーク15の構成が例示されているが、テンプレート1が透明材料であることから、テンプレート1を上面側からみたときのアライメントマーク15の構成も図2と同様となる。また、以下に説明する図4~図8についても同様である。
図4は、第1実施形態に係る第1領域21の構成の一例を示す一部拡大下面図である。第1領域21には、Y軸(第2方向)に沿ってL/S状に配置された反射膜25が形成されている。当該反射膜25のL/SのピッチPsは、100nm程度以下であることが好ましい。例えば、ピッチPsが100nm以下であれば、アライメント処理に利用される検査光(X偏光又はY偏光)の波長が300nm~800nm程度である場合に、上述した第1領域21の光学的性質(X偏光を透過しY偏光を反射する性質)及び第2領域22の光学的性質(Y偏光を透過しX偏光を反射する性質)が良好に得られる。反射膜25は、可視光線(例えば300nm~800nmの波長を有する光)を反射可能な膜(層)であり、例えばクロム等の光反射性材料を主成分として含む。このような構成により、X偏光を透過し、Y偏光を反射する第1領域21を形成できる。
図5は、第1実施形態に係る第2領域22の構成の一例を示す一部拡大下面図である。第2領域22には、X軸(第1方向)に沿ってL/S状に配置された反射膜25が形成されている。当該反射膜25のL/Sの配列のピッチPsは、第1領域21におけるピッチPsと同等であることが好ましい。このような構成により、Y偏光を透過し、X偏光を反射する第2領域22を形成できる。
図6は、第1実施形態の第1例に係る第3領域23の構成を示す一部拡大断面図である。本例に係る第3領域23には、ベタ状の反射膜25が形成されている。このような構成により、X偏光及びY偏光の両方を反射する第3領域23を形成できる。
図7は、第1実施形態の第2例に係る第3領域23の構成を示す一部拡大断面図である。本例に係る第3領域23には、X軸及びY軸に沿った格子状の反射膜25が形成されている。このような構成により、X偏光及びY偏光の両方を反射する第3領域23を形成できる。
なお、第3領域23の構成は上記に限られず、X偏光及びY偏光を所定の反射率で反射可能な構成であればよい。例えば、第3領域23には、X軸及びY軸に対して45度傾いた格子状の反射膜25等が形成されてもよい。
図8は、第1実施形態に係るテンプレート1のアライメントマーク15における第1領域21、第2領域22、及び第3領域23の関係の一例を説明するための図である。図8において、その一部が第1領域21に対応する仮想第1領域21’と、その一部が第2領域22に対応する仮想第2領域22’とが例示されている。複数の仮想第1領域21’は、X軸に沿って第1ピッチP1の間隔で配列され、複数の仮想第2領域22’は、X軸に沿って第2ピッチP2の間隔で配列され、P1≠P2(本実施形態ではP1<P2)の関係が成り立っている。第1ピッチP1及び第2ピッチP2は、2000nm程度以下であることが好ましい。
第3領域23が形成される位置は、図8に示すように、複数の仮想第1領域21’と複数の仮想第2領域22’とをそれらの配列方向の中心を基準として重ねたときに、仮想第1領域21’と仮想第2領域22’とが重なる領域に対応している。すなわち、図2に示す実施形態のアライメントマーク15は、第1領域21と第3領域23とを含む第1マークと、第2領域22と第3領域23とを含む第2マークと、を有するとも言える。
上記のような構成を有するアライメントマーク15によれば、アライメントマーク15に照射されるX偏光は、第1領域21及び第3領域23の両方又はどちらか一方により構成される領域により反射される。また、アライメントマーク15へ照射されるY偏光は、第2領域22及び第3領域23の両方又はどちらか一方により構成される領域により反射される。
<被加工部材の構成>
以下に、図9~図12を参照し、被加工部材の一例としてのウェハ51の構成について説明する。
以下に、図9~図12を参照し、被加工部材の一例としてのウェハ51の構成について説明する。
図9は、第1実施形態に係るウェハ51の構成の一例を示す上面図である。ウェハ51は、インプリント処理により加工される部材であり、その具体的構成は特に限定されるべきものではないが、例えばシリコン等からなる基板、基板上に形成された下地パターン、下地パターン上に形成された被加工レイヤ等を含むものであり得る。被加工レイヤは、例えば絶縁膜、金属膜(導電膜)、半導体膜等であり得る。
図9に示すように、本実施形態に係るウェハ51の上面(被加工面)には、デバイス領域61及び複数のアライメント領域62が形成されている。
デバイス領域61は、所定のデバイス構造(例えば三次元NAND等)が形成される領域である。デバイス領域61において、所定の層(保護層、レジスト等)が成膜された後、テンプレート1によるインプリントが行われる。複数のデバイス領域61のそれぞれに所定のデバイス構造が形成された後、各デバイス領域61をダイシングして個辺化することにより、半導体装置が製造される。
アライメント領域62には、ウェハ51とテンプレート1との位置合わせを行うアライメント処理に利用されるアライメントマークが形成されている。なお、アライメント領域62は、デバイス領域61内に形成されてもよい。
図10は、第1実施形態に係るウェハ51のアライメントマーク65の構成の一例を示す上面図である。図11は、第1実施形態に係るウェハ51のアライメントマーク65の構成の一例を示すXI-XI断面図である。
アライメントマーク65(第2アライメントマーク)は、複数の反射部66A,66B,66Cを含む。複数の反射部66A,66B,66Cのそれぞれは、アライメント領域62に形成された複数の凹部60のそれぞれの底面に形成されている。
反射部66Aは、第1領域21、第2領域22、及び第3領域23を含む。アライメントマーク65における第1領域21、第2領域22、及び第3領域23は、上述したテンプレート1における第1領域21、第2領域22、及び第3領域23と同様の構成を有する。すなわち、アライメントマーク65の第1領域21は、光を反射する反射膜25がY軸方向(第2方向)に沿ってL/S状に配置された領域である。アライメントマーク65の第2領域22は、反射膜25がX軸方向に沿ってL/S状に配置された領域である。アライメントマーク65の第3領域23は、反射膜25がベタ状又は格子状に配置された領域である。また、アライメントマーク65の第1領域21は、X偏光をY偏光より高い透過率で透過し、且つY偏光をX偏光より高い反射率で反射する。アライメントマーク65の第2領域22は、Y偏光をX偏光より高い透過率で透過し、且つX偏光をY偏光より高い反射率で反射する。アライメントマーク65の第3領域23は、X偏光及びY偏光を反射する。
また、本実施形態に係るアライメントマーク65は、上記反射部66Aに加え、第1領域21と第2領域22とからなる反射部66Bと、第3領域23からなる反射部66Cとを含んでいる。以下、反射部66A,66B,66Cのそれぞれを区別する必要がない場合には反射部66と記載する場合がある。
図12は、第1実施形態に係るウェハ51のアライメントマーク65における第1領域21、第2領域22、及び第3領域23の関係の一例を説明するための図である。図12において、その一部が第1領域21に対応する仮想第1領域21’と、その一部が第2領域22に対応する仮想第2領域22’とが例示されている。複数の仮想第1領域21’は、X軸に沿って第2ピッチP2の間隔で配列され、複数の仮想第2領域22’は、X軸に沿って第1ピッチP1の間隔で配列されている。すなわち、ウェハ51における仮想第1領域21’は、テンプレート1における仮想第2領域22’と同じ第2ピッチP2で配列され、ウェハ51における仮想第2領域22’は、テンプレート1における仮想第1領域21’と同じ第1ピッチP1で配列されている。
第3領域23が形成される位置は、図12に示すように、複数の仮想第1領域21’と複数の仮想第2領域22’とをそれらの配列方向の中心を基準として重ねたときに、仮想第1領域21’と仮想第2領域22’とが重なる領域に対応している。すなわち、図10に示す実施形態のアライメントマーク65は、第1領域21と第3領域とを含む第1のマークと、第2領域22と第3領域23とを含む第2のマークと、を有するとも言える。
上記のような構成を有するアライメントマーク65によれば、テンプレート1のアライメントマーク15と同様に、アライメントマーク65に照射されるX偏光は、第1領域21及び第3領域23の両方又はどちらか一方により構成される領域により反射される。また、アライメントマーク65に照射されるY偏光は、第2領域22及び第3領域23の両方又はどちらか一方により構成される領域により反射される。
<アライメント方法>
以下に、上記のようなアライメントマーク15,65を利用してテンプレート1とウェハ51との位置合わせを行うアライメント方法について説明する。
以下に、上記のようなアライメントマーク15,65を利用してテンプレート1とウェハ51との位置合わせを行うアライメント方法について説明する。
図13は、第1実施形態に係るアライメント方法の一例を示すフローチャートである。ウェハ51とテンプレート1とを所定の機構にセットした後(S101)、ウェハ51とテンプレート1とがおおよそ適切な位置に配置されるようにラフアライメント処理を実行する(S102)。ラフアライメント処理の具体的手法は特に限定されるものではなく、公知の技術を適宜利用して実現されればよい。ラフアライメント処理は、例えばアライメントマーク15,65を利用して行われてもよいし、専用に設けられた適宜なマークを利用して行われてもよい。
その後、テンプレート1の上面側からアライメントマーク15に向かってX偏光(例えばTM偏光)を照射することにより出現するモアレを撮像し、X偏光に対応するモアレに関する第1モアレ情報を取得する(S103)。その後、テンプレート1の上面側からアライメントマーク15に向かってY偏光(例えばTE偏光)を照射することにより出現するモアレを撮像し、Y偏光に対応するモアレに関する第2モアレ情報を取得する(S104)。
その後、第1モアレ情報と第2モアレ情報とに基づいてウェハ51とテンプレート1との位置ずれを示すずれ情報を生成し(S105)、ずれ情報に基づいてウェハ51とテンプレート1との相対的位置を調整する(S106)。
図14は、第1実施形態に係るアライメント方法においてウェハ51とテンプレート1とが正規位置にある状態の一例を示す側面断面図である。なお、図14、並びに後述する図15、図17、図19、及び図21においては、テンプレート1の凹部20(図3)及びウェハ51の凹部60(図11)の記載が省略されている。
図14に示すように、ウェハ51とテンプレート1とを、適切な位置として定められた正規位置にセットすると、ウェハ51のアライメントマーク65の各反射部66とテンプレート1のアライメントマーク15の各反射部16とが上下方向(Z軸方向)に沿って対面する。このとき、ウェハ51のアライメントマーク65の第1領域21とテンプレート1のアライメントマーク15の第2領域22とが対面し、ウェハ51のアライメントマーク65の第3領域23とテンプレート1のアライメントマーク15の第3領域23とが対面する。このような状態において、テンプレート1の上面側から検査光を照射すると、反射部16,66からの反射光によりモアレが出現する。当該モアレの明暗パターンは、反射部16,66の上下方向の重なり方に応じて変化する。
図15は、第1実施形態においてウェハ51とテンプレート1とが正規位置にある場合にX偏光70Xを反射する領域の一例を示す側面断面図である。図15に示すように、テンプレート1の上面側から照射されたX偏光70Xは、第1領域21及び第3領域23に反射され、第2領域22を透過する。すなわち、X偏光70Xが反射される領域は、第1領域21と第3領域23とを合わせた領域となる。このようなX偏光70Xの反射光をテンプレート1の上面から観察することにより、ウェハ51とテンプレート1とが正規位置にありX偏光70Xが照射されたときに出現する第1基準モアレが観察される。
図16は、第1実施形態に係る第1基準モアレ71の一例を示す図である。図16には、テンプレート1の上面から観察される第1基準モアレ71が例示されている。図16中、格子が描かれた領域は、上面視において第1領域21と第3領域23とを合わせた反射領域に対応する。第1基準モアレ71の明暗パターンは、第1領域21と第3領域23とを合わせた反射領域に対応する領域が明るく、その他の領域(第2領域22に対応する領域等)が暗いものとなる。
図17は、第1実施形態においてウェハ51とテンプレート1とが正規位置にある場合にY偏光70Yを反射する領域の一例を示す側面断面図である。図17に示すように、テンプレート1の上面側から照射されたY偏光70Yは、第2領域22及び第3領域23に反射され、第1領域21を透過する。すなわち、Y偏光70Yが反射される領域は、第2領域22と第3領域23とを合わせた領域となる。このようなY偏光70Yの反射光をテンプレート1の上面から観察することにより、ウェハ51とテンプレート1とが正規位置にありY偏光70Yが照射されたときに出現する第2基準モアレが観察される。
図18は、第1実施形態に係る第2基準モアレ72の一例を示す図である。図18には、テンプレート1の上面から観察される第2基準モアレ72が例示されている。図18中、斜めの格子が描かれた領域は、上面視において第2領域22と第3領域23とを合わせた反射領域に対応する。第2基準モアレ72の明暗パターンは、第2領域22と第3領域23とを合わせた反射領域に対応する領域が明るく、その他の領域(第1領域21に対応する領域等)が暗いものとなる。
図19は、第1実施形態においてウェハ51とテンプレート1とが非正規位置にある場合にX偏光70Xを反射する領域の一例を示す側面断面図である。図19において、ウェハ51が正規位置からX軸方向に沿って図中右側にずれた状態が例示されている。
図20は、第1実施形態においてウェハ51とテンプレート1とが非正規位置にありX偏光70Xが照射されたときに出現する第1モアレ71’と第1基準モアレ71との比較の一例を示す図である。図20には、図19に例示した状態、すなわちウェハ51が正規位置からX軸に沿って図中右側にずれておりX偏光70Xが照射されたときに出現する第1モアレ71’が例示されている。図20に示すように、第1モアレ71’の明暗パターンの変位方向(モアレ変位方向)は、ウェハ51のずれ方向とは逆になっている。
図21は、第1実施形態においてウェハ51とテンプレート1とが非正規位置にある場合にY偏光70Yを反射する領域の一例を示す側面断面図である。図21において、ウェハ51が正規位置からX軸方向に沿って図中右側にずれた状態が例示されている。
図22は、第1実施形態においてウェハ51とテンプレート1とが非正規位置にありY偏光70Yが照射されたときに出現する第2モアレ72’と第2基準モアレ72との比較の一例を示す図である。図22には、図21に例示した状態、すなわちウェハ51が正規位置からX軸に沿って図中右側にずれておりY偏光70Yが照射されたときに出現する第2モアレ72’が例示されている。図22に示すように、第2モアレ72’の明暗パターンの変位方向(モアレ変位方向)は、ウェハ51のずれ方向と一致している。
上記のように、ウェハ51とテンプレート1との相対的位置のずれ方向が同じであっても、X偏光70Xにより出現する第1モアレ71’のモアレ変位方向と、Y偏光70Yにより出現する第2モアレ72’のモアレ変位方向とは、互いに逆となる。このように、X偏光70X又はY偏光70Yを切り替えて照射することにより得られる2種類のモアレ71’,72’を解析することにより、位置ズレの検出精度を向上させることができる。また、上述したように第1領域21と第2領域22とを重ね、第1領域21と第2領域22とが重なる領域に第3領域23を配置することにより、アライメントマーク15,65の面積を小さくできる。これにより、従来よりも小さいアライメントマーク15,65を用いて高い精度のアライメントを実現できる。
<半導体製造装置>
以下に、上記のようなテンプレート1、ウェハ51(被加工部材)、及びアライメント方法を利用してインプリント処理を行うことにより半導体装置を製造する半導体製造装置について説明する。
以下に、上記のようなテンプレート1、ウェハ51(被加工部材)、及びアライメント方法を利用してインプリント処理を行うことにより半導体装置を製造する半導体製造装置について説明する。
図23は、第1実施形態に係る半導体製造装置110の構成の一例を示す図である。半導体製造装置110は、基板ステージ111を備える。基板ステージ111にはチャック112が設けられる。チャック112は、ウェハ51を保持する。チャック112は、ウェハ51を真空吸着等の適宜な手法により保持する。
基板ステージ111は、ステージ定盤113上に移動可能に設けられる。基板ステージ111は、ステージ定盤113の上面113a(XY平面)に沿って移動可能であると共に、XY平面と直交するZ軸方向に沿って移動可能に設けられる。また、基板ステージ111は、X軸、Y軸、及びZ軸のそれぞれを中心として回転可能に設けられることが望ましい。
基板ステージ111には、基準マーク台114が設けられる。基準マーク台114の上には、半導体製造装置110の基準位置となる図示しない基準マークが設置される。基準マークは、例えば市松模様状の回折格子等であり得る。基準マークは、アライメントスコープ130の校正、テンプレート1の予備的な位置決め(ラフアライメント処理)等に利用される。基準マークは、基板ステージ111上の原点となり得る。この場合、基板ステージ111上にセットされたウェハ51のX座標及びY座標を、基準マーク台114の位置を原点とした座標として扱うことができる。
半導体製造装置110は、テンプレートステージ121を備える。テンプレートステージ121は、テンプレート1を固定する。テンプレートステージ121は、テンプレート1の周縁部分を真空吸着等の適宜な手法により保持する。テンプレートステージ121は、ベース部122に取り付けられている。
ベース部122には、補正機構123及び加圧部124が設けられている。補正機構123は、例えばコントローラ150から指示を受けてテンプレート1の位置(姿勢)を微調整する機構を有する。加圧部124は、テンプレート1の側面に応力を与えてテンプレート1の歪みを矯正する。加圧部124は、テンプレート1の4つの側面から中心に向けてテンプレート1を加圧する。これにより、転写するパターンの大きさを補正(倍率補正)できる。加圧部124は、例えばコントローラ150から指示を受けてテンプレート1を所定の応力で加圧する。
ベース部122は、アライメントステージ125に取り付けられている。アライメントステージ125は、テンプレート1とウェハ51との位置合わせを行うため、ベース部122をX軸方向又はY軸方向に移動させる。また、アライメントステージ125は、ベース部122をXY平面に沿って回転させる。
アライメントスコープ130は、テンプレート1に設けられたアライメントマーク15とウェハ51に設けられたアライメントマーク65とにアライメント用の検査光を照射することにより出現するモアレを観察するための装置である。アライメントスコープ130は、検査光を照射する機構、テンプレート1からの反射光を受光する機構、受光した光を光電変換する機構等を備える。アライメントスコープ130により観察(撮像)されたモアレに関する情報に基づいて、ウェハ51とテンプレート1との相対的位置が正規位置となるように調整される。
半導体製造装置110は、加工用光源141及び塗布部142を備える。加工用光源141は、例えば紫外線域の電磁波を照射する。加工用光源141は、コントローラ150から指示を受けて、テンプレート1への光の照射のオン/オフを切り替える。塗布部142は、ウェハ51上にレジストを塗布する機構である。塗布部142は、例えばノズルを有するインクジェットヘッド等であり得る。塗布部42は、コントローラ150から指示を受けてウェハ51上の所定の位置にレジストを滴下する。
半導体製造装置110は、コントローラ150を備える。コントローラ150は、半導体製造装置110全体を制御する。コントローラ150は、アライメントスコープ130の制御、ウェハ51とテンプレート1との位置合わせを行うアライメント処理、塗布部142の制御、加工用光源141の制御等を、それぞれの処理内容が記述されたプログラムに従って実行する。コントローラ150は、アライメント処理において、アライメントスコープ130により取得されたモアレに関する情報に基づいて、ウェハ51とテンプレート1との位置が正規位置となるように、基板ステージ111、ベース部122、アライメントステージ125等を制御する。
<アライメントスコープの構成例>
以下に、図24~図26を参照し、アライメントスコープ130の構成例について説明する。
以下に、図24~図26を参照し、アライメントスコープ130の構成例について説明する。
図24は、第1実施形態の第1例に係るアライメントスコープ130Aの構成を模式的に示す図である。本例に係るアライメントスコープ130Aは、X偏光光源501、Y偏光光源502、透過反射板503、第1反射板504、第2反射板505、及び受光部511を備える。
X偏光光源501は、X偏光70X(例えばTM偏光)を照射する。Y偏光光源502は、Y偏光70Y(例えばTE偏光)を照射する。透過反射板503は、Y偏光70Yを透過し、X偏光70Xを反射する。第1反射板504及び第2反射板505は、X偏光70X及びY偏光70Yを反射する。受光部511は、入射光を光電変換し、テンプレート1に出現するモアレに関する情報を生成する。
Y偏光光源502から照射されたY偏光70Yは、透過反射板503を透過して第1反射板504へ進行し、X偏光光源501から照射されたX偏光70Xは、透過反射板503により反射されて第1反射板504へ進行する。透過反射板503からのX偏光70X又はY偏光70Yは、第1反射板504により反射されてテンプレート1の上面に照射される。テンプレート1からの反射光(X偏光70Xの反射光又はY偏光70Yの反射光)は、第2反射板505により反射され、受光部511に受光される。受光部511により生成されたモアレに関する情報は、コントローラ150等の制御機構に出力される。
図25は、第1実施形態の第2例に係るアライメントスコープ130Bの構成を模式的に示す図である。本例に係るアライメントスコープ130Bは、光源601、第1反射板602、第2反射板603、偏光フィルタ604、及び受光部511を備える。
光源601は、可視光領域の検査光70を照射する。第1反射板602は、検査光70を反射する。第2反射板603は、テンプレート1からの反射光を反射する。偏光フィルタ604は、X偏光部604A及びY偏光部604Bを有する。X偏光部604Aは、入射光をX偏光70Xに偏光する。Y偏光部604Bは、入射光をX偏光Yに偏光する。偏光フィルタ604は、所定の駆動機構により変位され、X偏光部604AとY偏光部604Bとのどちらが光路上に配置されるかを切り替えられるように構成される。受光部511は、入射光を光電変換し、テンプレート1に出現するモアレに関する情報を生成する。
光源601から照射された検査光70は、第1反射板602により反射されてテンプレート1の上面に照射される。テンプレート1からの反射光は、第2反射板603により反射され、偏光フィルタ604のX偏光部604A又はY偏光部604Bのいずれかを透過し、X偏光70A又はY偏光70Yのいずれかに偏光される。偏光フィルタ604からのX偏光70X又はY偏光70Yは、受光部511に受光される。受光部511により生成されたモアレに関する情報は、コントローラ150等の制御機構に出力される。
図26は、第1実施形態の第3例に係るアライメントスコープ130Cの構成を模式的に示す図である。本例に係るアライメントスコープ130Cは、光源601、第1反射板602、第2反射板603、偏光分光板701、X偏光受光部702、及びY偏光受光部703を備える。
光源601は、可視光領域の検査光70を照射する。第1反射板602は、検査光70を反射する。第2反射板603は、テンプレート1からの反射光を反射する。偏光分光板701は、テンプレート1からの反射光をX偏光70XとY偏光70Yとに分光する。X偏光受光部702は、X偏光70Xを光電変換し、テンプレート1に出現するモアレに関する情報を生成する。Y偏光受光部703は、Y偏光70Yを光電変換し、テンプレート1に出現するモアレに関する情報を生成する。
光源601から照射された検査光70は、第1反射板602により反射されてテンプレート1の上面に照射される。テンプレート1からの反射光は、第2反射板603により反射され、偏光分光板701によりX偏光70XとY偏光70Yとに分光される。X偏光70XはX偏光受光部702により受光され、Y偏光70YはY偏光受光部703に受光される。X偏光受光部702及びY偏光受光部703により生成されたモアレに関する情報は、コントローラ150等の制御機構に出力される。
上記のような構成において、アライメントマーク15,65に対してX偏光70XとY偏光70Yとを切り替えて照射することにより、2種類のモアレ(X偏光に対応するモアレ及びY偏光に対応するモアレ)に関する情報を取得できる。また、上述したように第1領域21と第2領域22とを重ね、第1領域21と第2領域22とが重なる領域に第3領域23を配置することにより、アライメントマーク15,65の面積を小さくできる。これにより、従来よりも小さいアライメントマーク15,65を用いて高い精度のアライメントを実現できる。
なお、上記においては、第1領域21及び第2領域22がL/S状に形成される例を示したが、第1領域21及び第2領域22の構成はこれに限られない。例えば、第1領域21及び第2領域22は、市松模様状に形成されてもよい。また、テンプレート1及びウェハ51のうちの一方の第1領域21及び第2領域22をL/S状とし、テンプレート1及びウェハ51のうちの他方の第1領域21及び第2領域22を市松模様状としてもよい。また、テンプレート1及びウェハ51の双方の第1領域21及び第2領域22を市松模様状としてもよい。
[第2実施形態]
以下に、1つの被加工部材(例えば、ウェハ)に対して複数の工程を実行する場合において被加工部材の自己位置を調整するアライメントに関する技術について説明する。
以下に、1つの被加工部材(例えば、ウェハ)に対して複数の工程を実行する場合において被加工部材の自己位置を調整するアライメントに関する技術について説明する。
<半導体製造工程>
図27は、第2実施形態に係る半導体製造工程の一例を示す側面断面図である。ここで例示する半導体製造工程は、被加工部材の一例としてのウェハ801上に第1膜811を成膜する第1工程(1)と、第1膜812上に第2膜812を成膜する第2工程(2)とを含む。第1工程(1)の実行前及び第2工程(2)の実行前に、ウェハ801を所定の正規位置に配置させるアライメント処理が実行される。
図27は、第2実施形態に係る半導体製造工程の一例を示す側面断面図である。ここで例示する半導体製造工程は、被加工部材の一例としてのウェハ801上に第1膜811を成膜する第1工程(1)と、第1膜812上に第2膜812を成膜する第2工程(2)とを含む。第1工程(1)の実行前及び第2工程(2)の実行前に、ウェハ801を所定の正規位置に配置させるアライメント処理が実行される。
<被加工部材の構成>
図28は、第2実施形態に係るウェハ801の構成の一例を示す上面図である。図28に示すように、本実施形態に係るウェハ801の上面(被加工面)には、デバイス領域802及びアライメント領域805が形成されている。
図28は、第2実施形態に係るウェハ801の構成の一例を示す上面図である。図28に示すように、本実施形態に係るウェハ801の上面(被加工面)には、デバイス領域802及びアライメント領域805が形成されている。
デバイス領域802は、上記のような複数の膜811,812が形成される領域である。アライメント領域805には、各工程(1),(2)の実行前にウェハ801を正規位置に位置決めをするためのアライメントマークが形成されている。なお、アライメント領域805は、デバイス領域802内に形成されてもよい。
図29は、第2実施形態に係るアライメントマーク851,852の構成の一例を示す上面図である。本実施形態に係るアライメント領域805には、ウェハ801のX方向の位置ずれを検出するための第1アライメントマーク851と、ウェハ801のY方向の位置ずれを検出するための第2アライメントマーク852とが形成されている。
図30は、第2実施形態に係るアライメントマーク851,852の構成の一例を説明するための図である。図30に示すように、第1アライメントマーク851及び第2アライメントマーク852は、第1領域901、第2領域902、及び第3領域903を有する。第1領域901は、第1実施形態に係る第1領域21と同様に、光を反射する反射膜がY軸方向に沿ってL/S状に配置された領域である。第2領域902は、第1実施形態に係る第2領域22と同様に、反射膜がX軸方向に沿ってL/S状に配置された領域である。第3領域903は、反射膜がベタ状又は格子状に配置された領域である。また、第1領域901は、X偏光をY偏光より高い透過率で透過し、且つY偏光をX偏光より高い反射率で反射する。第2領域902は、Y偏光をX偏光より高い透過率で透過し、且つX偏光をY偏光より高い反射率で反射する。第3領域903は、X偏光及びY偏光を反射する。
第1領域901は、その延長方向がX軸方向に沿って配置されている。第2領域902は、第1領域901の延長方向に対して直交するように配置されている。第3領域903は、第1領域901と第2領域902とが上面視において重なる領域に配置されている。
上記のような構成のアライメントマーク851,852に対してX偏光とY偏光とを切り替えて照射することにより、2種類の映像情報を取得できる。また、上記のように第1領域901と第2領域902とを重ね、第1領域901と第2領域902とが重なる領域に第3領域903を配置することにより、アライメントマーク851,852の面積を小さくできる。これにより、従来よりも小さいアライメントマーク851,852を用いて高い精度のアライメントを実現できる。
なお、第1実施形態及び第2実施形態において、反射膜の材料は特に限定されない。また、実施形態における光の反射領域と透過領域とが逆の構成であってもよいし、互いに位相差を生じさせることが可能な材料同士であればよい。すなわち、アライメント領域12,62全体が反射領域によって構成される場合、第3領域は透過領域となる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、又は変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…テンプレート、10…メサ部、11…デバイスパターン領域、12…アライメント領域、15,65…アライメントマーク、16A,16B,16C,66A,66B,66C…反射部、21,901…第1領域、21’…仮想第1領域、22,902…第2領域、22’…仮想第2領域、23,903…第3領域、25…反射膜、51…ウェハ(被加工部材)、61…デバイス領域、62…アライメント領域、70…検査光、70X…X偏光、70Y…Y偏光、110…半導体製造装置、111…基板ステージ、112…チャック、113…ステージ定盤、114…基準マーク台、121…テンプレートステージ、122…ベース部、123…補正機構、124…加圧部、125…アライメントステージ、130,130A,130B,130C…アライメントスコープ、141…加工用光源、142…塗布部、150…コントローラ、501…X偏光光源、502…Y偏光光源、503…透過反射板、504…第1反射板、505…第2反射板、511…受光部、601…光源、602…第1反射板、603…第2反射板、604…偏光フィルタ、604A…X偏光部、604B…Y偏光部、701…偏光分光板、702…X偏光受光部、703…Y偏光受光部、802…デバイス領域、805…アライメント領域、811…第1膜、812…第2膜、851…第1アライメントマーク、852…第2アライメントマーク
Claims (8)
- アライメントマークを備え、
前記アライメントマークは、第1方向に沿って第1ピッチで配列された第1マークと、前記第1方向に沿って第2ピッチで配列された第2マークと、を含み、
前記第1マークのうち少なくとも1つは、第1領域と第3領域と、を含み、
前記第2マークのうち少なくとも1つは、第2領域と前記第3領域と、を含み、
前記第1領域は、前記第1方向に沿ってラインアンドスペース状に配置された第1パターンを有し、
前記第2領域は、前記第1方向に対して直交する第2方向に沿ってラインアンドスペース状に配置された第2パターンを有する、
テンプレート。 - 前記第3領域は、ベタ状又は格子状に配置された第3パターンを含む、
請求項1に記載のテンプレート。 - 前記第1ピッチ及び前記第2ピッチは、2000nm以下である、
請求項2に記載のテンプレート。 - 前記第1パターン及び前記第2パターンのピッチは、100nm以下である、
請求項3に記載のテンプレート。 - 前記第1領域は、電場が前記第1方向を含む第1平面に沿って振動する第1偏光を、電場が前記第1平面に対して直交する第2平面に沿って振動する第2偏光より高い透過率で透過し、且つ前記第2偏光を前記第1偏光より高い反射率で反射し、
前記第2領域は、前記第2偏光を前記第1偏光より高い透過率で透過し、前記第1偏光を前記第2偏光より高い反射率で反射する、
請求項1~4のいずれか1項に記載のテンプレート。 - 前記第1偏光は、TM偏光であり、
前記第2偏光は、TE偏光である、
請求項5に記載のテンプレート。 - 複数の工程を実行する場合において自己位置を調整するためのアライメントマークを備え、
前記アライメントマークは、第1方向に沿って第2ピッチで配列された第1のマークと、前記第1方向に沿って第1ピッチで配列された第2のマークと、を含み、
前記第1のマークのうち少なくとも1つは、第1領域と第3領域と、を含み、
前記第2のマークのうち少なくとも1つは、第2領域と前記第3領域と、を含み、
前記第1領域は、前記第1方向に沿ってラインアンドスペース状に配置された第1パターンを有し、
前記第2領域は、前記第1方向に対して直交する第2方向に沿ってラインアンドスペース状に配置された第2パターンを有する、
被加工部材。 - 第1アライメントマークが形成されたテンプレートと、第2アライメントマークが形成された被加工部材とを対面させるようにセットする工程と、
電場が第1平面に沿って振動する第1偏光を前記テンプレート側から照射する工程と、
前記第1偏光により発生するモアレに関する第1モアレ情報を取得する工程と、
電場が前記第1平面に対して直交する第2平面に沿って振動する第2偏光を前記テンプレート側から照射する工程と、
前記第2偏光により発生するモアレに関する第2モアレ情報を取得する工程と、
前記第1モアレ情報と前記第2モアレ情報とに基づいて前記テンプレートと前記被加工部材との相対的位置を調整する工程と、
を含み、
前記第1アライメントマークは、第1方向に沿って第1ピッチで配列された第1マークと、前記第1方向に沿って第2ピッチで配列された第2マークと、を含み、
前記第1マークのうち少なくとも1つは、第1領域と第3領域と、を含み、
前記第2マークのうち少なくとも1つは、第2領域と前記第3領域と、を含み、
前記第1領域は、前記第1方向に沿ってラインアンドスペース状に配置された第1パターンを有し、
前記第2領域は、前記第1方向に対して直交する第2方向に沿ってラインアンドスペース状に配置された第2パターンを有し、
前記第2アライメントマークは、第1方向に沿って第2ピッチで配列された第1のマークと、前記第1方向に沿って第1ピッチで配列された第2のマークと、を含み、
前記第1のマークのうち少なくとも1つは、第1領域と第3領域と、を含み、
前記第2のマークのうち少なくとも1つは、第2領域と前記第3領域と、を含み、
前記第1領域は、前記第1方向に沿ってラインアンドスペース状に配置された第1パターンを有し、
前記第2領域は、前記第1方向に対して直交する第2方向に沿ってラインアンドスペース状に配置された第2パターンを有する、
アライメント方法。
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