JP2022145567A - 画像読取装置、制御方法及び制御プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】入力画像の送信先を適切に管理することが可能な画像読取装置、制御方法及び制御プログラムを提供する。【解決手段】画像読取装置は、第1情報処理装置と通信可能に設けられた第1通信部と、第2情報処理装置と通信可能に設けられた第2通信部と、入力画像の送信先の設定を受け付ける受付部と、第1通信部及び第2通信部のうち、送信先と通信可能に設けられた通信部とは別の通信部を介した入力画像の送信を禁止する制御部と、送信先と通信可能に設けられた通信部がネットワーク又は情報処理装置と物理的に通信可能な状態であるか否かを判定する判定部と、を有し、制御部は、送信先と通信可能に設けられた通信部がネットワーク又は情報処理装置と物理的に通信可能な状態でないと判定された場合、送信先と通信可能に設けられた通信部とは別の通信部を介した入力画像の送信を許可する。【選択図】図5
Description
本発明は、画像読取装置、制御方法及び制御プログラムに関し、特に、複数の装置に入力画像を送信する画像読取装置、制御方法及び制御プログラムに関する。
スキャナ等の画像読取装置は、媒体を撮像した入力画像が適切に管理されるように、入力画像をサーバ、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置に送信する。近年では、一つの画像読取装置が様々な用途に用いられることが多く、画像読取装置は、入力画像の送信先を用途に応じて変更できるように、複数の情報処理装置と通信可能に設けられている。画像読取装置では、複数の情報処理装置と通信する場合に、入力画像の送信先を適切に管理することが求められている。
周辺機器インタフェース経由とデバイスサーバ経由の両方で利用可能なデバイス利用システムが開示されている(特許文献1を参照)。このデバイス利用システムは、片方の通信経路でデバイスを利用している最中に、他方の通信経路に接続が行われても、即座に切り替えを行わず、通信経路を使用しているPCに切り替えの可否を問い合わせ、許可された場合にのみ通信経路の切り替えを行う。
データ通信に関する仕様が異なる第1種と第2種のインタフェースのいずれかを用いてホスト機器との間でデータ通信を行うことが可能な周辺機器が開示されている(特許文献2を参照)。この周辺機器は、第1種と第2種のインタフェースのいずれかを用いてホスト機器との間で論理的な接続を形成し、物理的な接続を維持した状態において、形成された論理的な接続を切断してホスト機器との間で論理的な接続を再び形成する。
ネットワーク通信機能を備えた画像処理装置が開示されている(特許文献3を参照)。この画像処理装置は、ネットワーク通信機能を備えたストレージデバイスが着脱自在であり、ストレージデバイスが接続されたことを検出した場合、画像処理装置のネットワーク通信機能に係るネットワーク設定を変更し、ストレージデバイスとの通信を可能にする。
画像読取装置では、入力画像の送信先を適切に管理することが求められている。
本発明の目的は、入力画像の送信先を適切に管理することが可能な画像読取装置、制御方法及び制御プログラムを提供することにある。
本発明の一側面に係る画像読取装置は、媒体を撮像した入力画像を生成する撮像部と、第1情報処理装置と通信可能に設けられた第1通信部と、第2情報処理装置と通信可能に設けられた第2通信部と、入力画像の送信先の設定を受け付ける受付部と、第1通信部及び第2通信部のうち、送信先と通信可能に設けられた通信部とは別の通信部を介した入力画像の送信を禁止する制御部と、送信先と通信可能に設けられた通信部がネットワーク又は情報処理装置と物理的に通信可能な状態であるか否かを判定する判定部と、を有し、制御部は、送信先と通信可能に設けられた通信部がネットワーク又は情報処理装置と物理的に通信可能な状態でないと判定された場合、送信先と通信可能に設けられた通信部とは別の通信部を介した入力画像の送信を許可する。
また、本発明の一側面に係る制御方法は、第1情報処理装置と通信可能に設けられた第1通信部と、第2情報処理装置と通信可能に設けられた第2通信部と、を有する画像読取装置の制御方法であって、撮像部が、媒体を撮像した入力画像を生成し、入力画像の送信先の設定を受け付け、第1通信部及び第2通信部のうち、送信先と通信可能に設けられた通信部とは別の通信部を介した入力画像の送信を禁止し、送信先と通信可能に設けられた通信部がネットワーク又は送信先と物理的に通信可能な状態であるか否かを判定し、送信先と通信可能に設けられた通信部がネットワーク又は送信先と物理的に通信可能な状態でないと判定された場合、送信先と通信可能に設けられた通信部とは別の通信部を介した入力画像の送信を許可する。
また、本発明の一側面に係る制御プログラムは、媒体を撮像した入力画像を生成する撮像部と、第1情報処理装置と通信可能に設けられた第1通信部と、第2情報処理装置と通信可能に設けられた第2通信部と、を有する画像読取装置の制御プログラムであって、入力画像の送信先の設定を受け付け、第1通信部及び第2通信部のうち、送信先と通信可能に設けられた通信部とは別の通信部を介した入力画像の送信を禁止し、送信先と通信可能に設けられた通信部がネットワーク又は送信先と物理的に通信可能な状態であるか否かを判定し、送信先と通信可能に設けられた通信部がネットワーク又は送信先と物理的に通信可能な状態でないと判定された場合、送信先と通信可能に設けられた通信部とは別の通信部を介した入力画像の送信を許可することを画像読取装置に実行させる。
本発明によれば、画像読取装置、制御方法及び制御プログラムは、入力画像の送信先を適切に管理することが可能となる。
以下、本発明の一側面に係る画像読取装置について図を参照しつつ説明する。但し、本発明の技術的範囲はそれらの実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶ点に留意されたい。
図1は、イメージスキャナとして構成された画像読取装置100を示す斜視図である。
画像読取装置100は、原稿である媒体を搬送し、撮像する。媒体は、用紙、厚紙、カード、冊子又はパスポート等である。画像読取装置100は、ファクシミリ、複写機、プリンタ複合機(MFP、Multifunction Peripheral)等でもよい。また、画像読取装置100は、撮像機能及び通信機能を有する装置であればよく、携帯電話、パーソナルコンピュータ等でもよい。
画像読取装置100は、下側筐体101、上側筐体102、載置台103、排出台104、操作装置105及び表示装置106等を備える。
上側筐体102は、画像読取装置100の上面を覆う位置に配置され、媒体つまり時、画像読取装置100内部の清掃時等に開閉可能なようにヒンジにより下側筐体101に係合している。
載置台103は、搬送される媒体を載置可能に下側筐体101に係合している。排出台104は、排出された媒体を保持可能に下側筐体101に係合している。
操作装置105は、ボタン等の入力デバイス及び入力デバイスから信号を取得するインタフェース回路を有し、利用者による入力操作を受け付け、利用者の入力操作に応じた操作信号を出力する。
表示装置106は、表示部の一例であり、液晶、有機EL(Electro-Luminescence)等を含むディスプレイ及びディスプレイに画像データを出力するインタフェース回路を有し、画像データをディスプレイに表示する。
図2は、画像読取装置100内部の搬送経路を説明するための図である。
画像読取装置100内部の搬送経路は、センサ111、給送ローラ112、ブレーキローラ113、第1搬送ローラ114、第2搬送ローラ115、第1撮像装置116a、第2撮像装置116b、第3搬送ローラ117及び第4搬送ローラ118等を有している。なお、各ローラの数は一つに限定されず、各ローラの数はそれぞれ複数でもよい。
下側筐体101の上面は、媒体の搬送路の下側ガイド107aを形成し、上側筐体102の下面は、媒体の搬送路の上側ガイド107bを形成する。図2において矢印A1は媒体搬送方向を示す。以下では、上流とは媒体搬送方向A1の上流のことをいい、下流とは媒体搬送方向A1の下流のことをいう。
センサ111は、給送ローラ112及びブレーキローラ113の上流側に配置される。センサ111は、接触検出センサを有し、載置台103に媒体が載置されているか否かを検出する。センサ111は、載置台103に媒体が載置されている状態と載置されていない状態とで信号値が変化する媒体信号を生成して出力する。
第1撮像装置116aは、主走査方向に直線状に配列されたCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)による撮像素子を有する等倍光学系タイプのCIS(Contact Image Sensor)によるラインセンサを有する。また、第1撮像装置116aは、撮像素子上に像を結ぶレンズと、撮像素子から出力された電気信号を増幅し、アナログ/デジタル(A/D)変換するA/D変換器とを有する。第1撮像装置116aは、搬送された媒体の表面を撮像した入力画像を生成して出力する。
同様に、第2撮像装置116bは、主走査方向に直線状に配列されたCMOSによる撮像素子を有する等倍光学系タイプのCISによるラインセンサを有する。また、第2撮像装置116bは、撮像素子上に像を結ぶレンズと、撮像素子から出力された電気信号を増幅し、アナログ/デジタル(A/D)変換するA/D変換器とを有する。第2撮像装置116bは、搬送された媒体の裏面を撮像した入力画像を生成して出力する。
なお、画像読取装置100は、第1撮像装置116a及び第2撮像装置116bを一方だけ配置し、媒体の片面だけを読み取ってもよい。また、CMOSによる撮像素子を備える等倍光学系タイプのCISによるラインセンサの代わりに、CCD(Charge Coupled Device)による撮像素子を備える等倍光学系タイプのCISによるラインセンサが利用されてもよい。また、CMOS又はCCDによる撮像素子を備える縮小光学系タイプのラインセンサが利用されてもよい。以下では、第1撮像装置116a及び第2撮像装置116bを総じて撮像装置116と称する場合がある。撮像装置116は、撮像部の一例である。
載置台103に載置された媒体は、給送ローラ112が図2の矢印A2の方向、即ち媒体給送方向に回転することによって、下側ガイド107aと上側ガイド107bの間を媒体搬送方向A1に向かって搬送される。ブレーキローラ113は、媒体搬送時、矢印A3の方向、即ち媒体給送方向の反対方向に回転する。給送ローラ112及びブレーキローラ113の働きにより、載置台103に複数の媒体が載置されている場合、載置台103に載置されている媒体のうち給送ローラ112と接触している媒体のみが分離される。これにより、分離された媒体以外の媒体の搬送が制限されるように動作する(重送の防止)。
媒体は、下側ガイド107aと上側ガイド107bによりガイドされながら、第1搬送ローラ114と第2搬送ローラ115の間に送り込まれる。媒体は、第1搬送ローラ114及び第2搬送ローラ115がそれぞれ矢印A4及び矢印A5の方向に回転することによって、第1撮像装置116aと第2撮像装置116bの間に送り込まれる。撮像装置116により読み取られた媒体は、第3搬送ローラ117及び第4搬送ローラ118がそれぞれ矢印A6及び矢印A7の方向に回転することによって排出台104上に排出される。
図3は、画像読取装置100の概略構成を示すブロック図である。
画像読取装置100は、前述した構成に加えて、モータ121、第1通信装置122、第2通信装置123、記憶装置130及び処理回路140等をさらに有する。
モータ121は、1つ又は複数のモータを含む。モータ121は、処理回路140からの制御信号によって給送ローラ112、ブレーキローラ113、第1搬送ローラ114、第2搬送ローラ115及び第3搬送ローラ117及び第4搬送ローラ118を回転させて媒体を搬送させる。
第1通信装置122は、第1通信部の一例である。第1通信装置122は、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)等の通信プロトコルに従った有線通信インタフェース回路を有する。第1通信装置122は、LAN(Local Area Network)ケーブル等の有線ケーブルにより、スイッチングハブ又はリピータハブ等の中継器Hと物理的に接続される。第1通信装置122は、イーサネット(登録商標)等の通信規格に従って、中継器Hを介して、イントラネット又はインターネット等のネットワークNと通信接続する。第1通信装置122は、ネットワークNを介して通信接続する情報処理装置から受信したデータを処理回路140に供給し、処理回路140から供給されたデータを、ネットワークNを介して通信接続する情報処理装置に送信する。
また、第1通信装置122は、第1通信装置122がリンクアップしているかリンクダウンしているかを常時監視する。即ち、第1通信装置122は、有線ケーブルが画像読取装置100及び中継器Hに挿入されているか、画像読取装置100又は中継器Hから抜かれているかを常時監視する。第1通信装置122は、第1通信装置122がリンクアップしている場合、第1通信装置122がネットワークNと物理的に通信可能な状態であると判定する。一方、第1通信装置122は、第1通信装置122がリンクダウンしている場合、第1通信装置122がネットワークNと物理的に通信可能な状態でないと判定する。第1通信装置122は、第1通信装置122がネットワークNと物理的に通信可能な状態であるか否かを示す状態信号を処理回路140に送信する。
ネットワークNには、サーバS、第1パーソナルコンピュータP1等の情報処理装置が通信接続され、第1通信装置122は、ネットワークNに接続された各情報処理装置と、ネットワークNを介して通信可能に設けられている。サーバSは、第1情報処理装置の一例である。また、第1パーソナルコンピュータP1は、第1情報処理装置の一例である。
なお、第1通信装置122は、他の装置と通信可能であれば、どのような装置でもよい。例えば、第1通信装置122は、無線信号を送受信するアンテナと、無線LAN等の通信プロトコルに従った無線通信インタフェース回路とを有してもよい。その場合、第1通信装置122は、無線により、無線LANのアクセスポイントとの間で通信接続を確立し、アクセスポイントを介してネットワークNと接続される。
また、第1通信装置122は、アクセスポイントとの無線通信が確立しているか切断されているかを常時監視する。第1通信装置122は、アクセスポイントとの無線通信が確立している場合、第1通信装置122がネットワークNと物理的に通信可能な状態であると判定する。一方、第1通信装置122は、アクセスポイントとの無線通信が切断されている場合、第1通信装置122がネットワークNと物理的に通信可能な状態でないと判定する。第1通信装置122は、第1通信装置122がネットワークNと物理的に通信可能な状態であるか否かを示す状態信号を処理回路140に送信する。
また、第1通信装置122は、無線LANのアドホックモード等で、無線により、情報処理装置との間で直接に通信接続を確立し、ネットワークNを介さずに直接に情報処理装置と接続されてもよい。その場合、第1通信装置122は、情報処理装置との無線通信が確立しているか切断されているかを常時監視する。第1通信装置122は、情報処理装置との無線通信が確立している場合、第1通信装置122が情報処理装置と物理的に通信可能な状態であると判定する。一方、第1通信装置122は、情報処理装置との無線通信が切断されている場合、第1通信装置122が情報処理装置と物理的に通信可能な状態でないと判定する。第1通信装置122は、第1通信装置122が情報処理装置と物理的に通信可能な状態であるか否かを示す状態信号を処理回路140に送信する。
また、第1通信装置122は、USB(Universal Serial Bus)等のシリアルバスに準じるインタフェース回路を有し、USBケーブル等の有線ケーブルを介して情報処理装置と通信可能に設けられてもよい。即ち、第1通信装置122は、ネットワークNを介さずに有線ケーブルにより直接に情報処理装置と接続されてもよい。その場合、第1通信装置122は、第1通信装置122が有線ケーブルを介して情報処理装置と接続しているかを常時監視する。即ち、第1通信装置122は、有線ケーブルが画像読取装置100及び情報処理装置に挿入されているか、画像読取装置100又は情報処理装置から抜かれているかを常時監視する。第1通信装置122は、第1通信装置122が有線ケーブルを介して情報処理装置と接続している場合、第1通信装置122が情報処理装置と物理的に通信可能な状態であると判定する。一方、第1通信装置122は、第1通信装置122が有線ケーブルを介して情報処理装置と接続していない場合、第1通信装置122が情報処理装置と物理的に通信可能な状態でないと判定する。第1通信装置122は、第1通信装置122が情報処理装置と物理的に通信可能な状態であるか否かを示す状態信号を処理回路140に送信する。
第2通信装置123は、第2通信部の一例である。第2通信装置123は、USB(Universal Serial Bus)等のシリアルバスに準じるインタフェース回路を有する。第2通信装置123は、USBケーブル等の有線ケーブルを介して、第2パーソナルコンピュータP2等の情報処理装置と接続され、接続された情報処理装置と通信可能に設けられている。第2パーソナルコンピュータP2は、第2情報処理装置の一例である。第2通信装置123は、通信接続する情報処理装置から受信したデータを処理回路140に供給し、140から供給されたデータを、通信接続する情報処理装置に送信する。
即ち、第2通信装置123は、ネットワークを介さずに有線ケーブルにより直接に情報処理装置と接続される。また、第2通信装置123は、第2通信装置123が有線ケーブルを介して情報処理装置と接続しているかを常時監視する。即ち、第2通信装置123は、有線ケーブルが画像読取装置100及び情報処理装置に挿入されているか、画像読取装置100又は情報処理装置から抜かれているかを常時監視する。第2通信装置123は、第2通信装置123が有線ケーブルを介して情報処理装置と接続している場合、第2通信装置123が情報処理装置と物理的に通信可能な状態であると判定する。一方、第2通信装置123は、第2通信装置123が有線ケーブルを介して情報処理装置と接続していない場合、第2通信装置123が情報処理装置と物理的に通信可能な状態でないと判定する。第2通信装置123は、第2通信装置123が情報処理装置と物理的に通信可能な状態であるか否かを示す状態信号を処理回路140に送信する。
なお、第2通信装置123は、他の装置と通信接続可能であれば、どのような装置でもよい。例えば、第2通信装置123は、TCP/IP等の通信プロトコルに従った有線通信インタフェース回路、又は、無線LAN等の通信プロトコルに従った無線通信インタフェース回路等を有し、ネットワークを介して情報処理装置と通信接続してもよい。
第2通信装置123は、TCP/IP等の通信プロトコルに従った有線通信インタフェース回路を有する場合、LANケーブル等の有線ケーブルにより、スイッチングハブ又はリピータハブ等の中継器と物理的に接続される。第2通信装置123は、イーサネット(登録商標)等の通信規格に従って、中継器を介して、イントラネット又はインターネット等のネットワークと通信接続する。また、第2通信装置123は、第2通信装置123がリンクアップしているかリンクダウンしているかを常時監視する。即ち、第2通信装置123は、有線ケーブルが画像読取装置100及び中継器に挿入されているか、画像読取装置100又は中継器から抜かれているかを常時監視する。第2通信装置123は、第2通信装置123がリンクアップしている場合、第2通信装置123がネットワークと物理的に通信可能な状態であると判定する。一方、第2通信装置123は、第2通信装置123がリンクダウンしている場合、第2通信装置123がネットワークと物理的に通信可能な状態でないと判定する。第2通信装置123は、第2通信装置123がネットワークと物理的に通信可能な状態であるか否かを示す状態信号を処理回路140に送信する。
第2通信装置123は、無線LAN等の通信プロトコルに従った無線通信インタフェース回路を有する場合、無線により、無線LANのアクセスポイントとの間で通信接続を確立し、アクセスポイントを介してネットワークと接続される。また、第2通信装置123は、アクセスポイントとの無線通信が確立しているか切断されているかを常時監視する。第2通信装置123は、アクセスポイントとの無線通信が確立している場合、第2通信装置123がネットワークと物理的に通信可能な状態であると判定する。一方、第2通信装置123は、アクセスポイントとの無線通信が切断されている場合、第2通信装置123がネットワークと物理的に通信可能な状態でないと判定する。第2通信装置123は、第2通信装置123がネットワークと物理的に通信可能な状態であるか否かを示す状態信号を処理回路140に送信する。
また、第2通信装置123は、無線LANのアドホックモード等で、無線により、情報処理装置との間で直接に通信接続を確立し、ネットワークを介さずに直接に情報処理装置と接続されてもよい。その場合、第2通信装置123は、情報処理装置との無線通信が確立しているか切断されているかを常時監視する。第2通信装置123は、情報処理装置との無線通信が確立している場合、第2通信装置123が情報処理装置と物理的に通信可能な状態であると判定する。一方、第2通信装置123は、情報処理装置との無線通信が切断されている場合、第2通信装置123が情報処理装置と物理的に通信可能な状態でないと判定する。第2通信装置123は、第2通信装置123が情報処理装置と物理的に通信可能な状態であるか否かを示す状態信号を処理回路140に送信する。
記憶装置130は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、又はフレキシブルディスク、光ディスク等の可搬用の記憶装置等を有する。また、記憶装置130には、画像読取装置100の各種処理に用いられるコンピュータプログラム、データベース、テーブル等が格納される。コンピュータプログラムは、コンピュータ読み取り可能な可搬型記録媒体から、公知のセットアッププログラム等を用いて記憶装置130にインストールされてもよい。可搬型記録媒体は、例えばCD-ROM(compact disc read only memory)、DVD-ROM(digital versatile disc read only memory)等である。
また、記憶装置130は、データとして、入力画像の送信先の設定及び禁止フラグ等を記憶する。入力画像の送信先は、通信接続する情報処理装置から設定され、入力画像の送信先の初期値は、ブランクに設定される。禁止フラグは、第2通信装置123を介した入力画像の送信を禁止するか否かを示すフラグであり、禁止フラグの初期値は、OFF(許可)に設定される。
処理回路140は、予め記憶装置130に記憶されているプログラムに基づいて動作する。処理回路140は、例えばCPU(Central Processing Unit)である。処理回路140として、DSP(digital signal processor)、LSI(large scale integration)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)等が用いられてもよい。
処理回路140は、操作装置105、表示装置106、センサ111、撮像装置116、モータ121、第1通信装置122、第2通信装置123及び記憶装置130等と接続され、これらの各部を制御する。処理回路140は、操作装置105の制御、表示装置106の表示制御等を行い、利用者からの要求を受け付ける。また、処理回路140は、センサ111からの出力信号に従って、モータ121の駆動制御、撮像装置116の撮像制御等を行い、入力画像を取得し、第1通信装置122又は第2通信装置123を介して情報処理装置に送信する。
図4は、記憶装置130及び処理回路140の概略構成を示す図である。
図4に示すように、記憶装置130には、受付プログラム131、制御プログラム132、判定プログラム133、読取制御プログラム134及び状態管理プログラム135等が記憶される。これらの各プログラムは、プロセッサ上で動作するソフトウェアにより実装される機能モジュールである。処理回路140は、記憶装置130に記憶された各プログラムを読み取り、読み取った各プログラムに従って動作する。これにより、処理回路140は、受付部141、制御部142、判定部143、読取制御部144及び状態管理部145として機能する。
図5は、画像読取装置100の通信管理処理の動作の例を示すフローチャートである。
以下、図5に示したフローチャートを参照しつつ、画像読取装置100の通信管理処理の動作の例を説明する。なお、以下に説明する動作のフローは、予め記憶装置130に記憶されているプログラムに基づき主に処理回路140により画像読取装置100の各要素と協働して実行される。
最初に、受付部141は、入力画像の送信先の設定が入力されたか否かを判定する(ステップS101)。入力画像の送信先として、サーバS、第1パーソナルコンピュータP1又は第2パーソナルコンピュータP2等が設定される。入力画像の送信先は、例えば、一又は複数の画像読取装置100が生成した入力画像をサーバSで一元管理するサーバ連携機能の有効/無効の設定と連動して設定されてもよい。その場合、サーバ連携機能が有効に設定された場合、入力画像の送信先として、サーバSが設定され、サーバ連携機能が無効に設定された場合、入力画像の送信先として、サーバS以外のパーソナルコンピュータであることが設定される。入力画像の送信先の設定は、例えば、第1通信装置122又は第2通信装置123を介して、サーバS、第1パーソナルコンピュータP1又は第2パーソナルコンピュータP2等から受信することにより入力される。なお、入力画像の送信先の設定は、操作装置105を用いて利用者から入力されてもよい。入力画像の送信先の設定が新たに入力されていない場合、受付部141は、ステップS106へ処理を移行する。
一方、入力画像の送信先の設定が入力された場合、受付部141は、入力画像の送信先の設定を受け付けて、設定された入力画像の送信先を記憶装置130に記憶する(ステップS102)。
次に、制御部142は、入力画像の送信先が、第1通信装置122を介して通信可能なサーバSに設定されたか否かを判定する(ステップS103)。
入力画像の送信先が、第1通信装置122を介して通信可能なサーバSに設定された場合、制御部142は、記憶装置130に記憶された禁止フラグをONに設定することにより、第2通信装置123を介した入力画像の送信を禁止する(ステップS104)。なお、制御部142は、第2通信装置123を介した入力画像の送信のみを禁止し、第2通信装置123を介した画像読取装置100の設定情報又は状態情報の送受信については許可する。
一方、入力画像の送信先が、サーバS以外の装置に設定された場合、制御部142は、記憶装置130に記憶された禁止フラグをOFFに設定することにより、第2通信装置123を介した入力画像の送信を許可する(ステップS105)。
後述するように、画像読取装置100は、サーバ連携機能が有効に設定され、入力画像の送信先がサーバSに設定された場合、サーバS以外の装置への入力画像の送信を禁止する。これにより、画像読取装置100は、サーバ連携機能が有効に設定されている状態で、利用者によりサーバS以外の装置から誤って制御された場合に、入力画像をサーバS以外の装置へ送信してしまい、サーバSが入力画像を管理できなくなることを防止できる。
次に、制御部142は、記憶装置130から入力画像の送信先を読み出し、入力画像の送信先が、第1通信装置122を介して通信可能なサーバSに設定されているか否かを判定する(ステップS106)。
入力画像の送信先がサーバS以外の装置に設定されている場合、制御部142は、第2通信装置123を介した入力画像の送信を許可する(ステップS107)。この場合、禁止フラグは既にOFF(許可)に設定されているため、制御部142は、禁止フラグを変更せずに、第2通信装置123を介した入力画像の送信を許可する。
一方、入力画像の送信先がサーバSに設定されている場合、判定部143は、第1通信装置122がネットワークNと物理的に通信可能な状態であるか否かを判定する(ステップS108)。判定部143は、第1通信装置122から状態信号を取得し、状態信号が、第1通信装置122がネットワークNと物理的に通信可能な状態であることを示すか否かにより、第1通信装置122がネットワークNと物理的に通信可能な状態であるか否かを判定する。即ち、第1通信装置122が有線ケーブルによりネットワークNと接続されている場合、判定部143は、有線ケーブルが画像読取装置100から抜かれた場合に、第1通信装置122がネットワークNと物理的に通信可能な状態でないと判定する。また、第1通信装置122が無線によりネットワークNと接続されている場合、判定部143は、ネットワークNとの無線通信が切断された場合に、第1通信装置122がネットワークNと物理的に通信可能な状態でないと判定する。
判定部143により第1通信装置122がネットワークNと物理的に通信可能な状態でないと判定された場合、制御部142は、禁止フラグをOFFに設定することにより、第2通信装置123を介した入力画像の送信を許可する(ステップS107)。
このように、制御部142は、入力画像の送信先がサーバSに設定され、且つ、第1通信装置122がネットワークNと物理的に通信可能な状態でないと判定された場合、第2通信装置123を介した入力画像の送信を許可する。入力画像の送信先がサーバSに設定されているにも関わらず、何らかの要因でサーバS又はサーバSとの間の通信経路が利用不可能な状態になっている場合、利用者は画像読取装置100自体を利用できない。通常、利用者は、画像読取装置を利用するために、画像読取装置に対して、入力画像の送信先の設定をサーバS以外の装置に変更する必要がある。画像読取装置100では、利用者は、画像読取装置100からの有線ケーブルの抜去又は無線LANのアクセスポイントの電源切断等により、画像読取装置100をサーバS以外の装置を用いて利用できる状態に容易に復旧させることができる。したがって、画像読取装置100は、利用者の利便性を向上させることができる。
一方、判定部143により第1通信装置122がネットワークNと物理的に通信可能な状態であると判定された場合、制御部142は、禁止フラグをONに設定することにより、第2通信装置123を介した入力画像の送信を禁止する(ステップS109)。
したがって、制御部142は、入力画像の送信先がサーバSに設定され、且つ、第1通信装置122がネットワークNと物理的に通信可能な状態でないと判定された後に、第1通信装置122がネットワークと物理的に通信可能な状態であると判定された場合、第2通信装置123を介した入力画像の送信を再度禁止する。これにより、利用者は、サーバS又はサーバSとの間の通信経路が利用可能に復旧した場合、画像読取装置100への有線ケーブルの再挿入又はアクセスポイントの電源起動等により、サーバ連携機能を容易に復旧させることができる。したがって、画像読取装置100は、利用者の利便性を向上させることができる。
なお、ステップS109において、制御部142は、第2通信装置123を介した入力画像の送信のみを禁止し、第2通信装置123を介した画像読取装置100の設定情報又は状態情報の送受信については許可する。即ち、制御部142は、第1通信装置122がネットワークNと物理的に通信可能な状態であると判定されているか否かに関わらず、第2通信装置123を介した画像読取装置100の設定情報又は状態情報の送受信を許可する。
次に、制御部142は、ステップS101へ処理を戻し、ステップS101~S109の処理を繰り返す。
図6は、画像読取装置100の媒体読取処理の動作の例を示すフローチャートである。
以下、図6に示したフローチャートを参照しつつ、画像読取装置100の媒体読取処理の動作の例を説明する。なお、以下に説明する動作のフローは、予め記憶装置130に記憶されているプログラムに基づき主に処理回路140により画像読取装置100の各要素と協働して実行される。図6に示す動作のフローは、定期的に実行される。
最初に、読取制御部144は、媒体の読み取りを要求する読取要求信号を受信するまで待機する(ステップS201)。読取制御部144は、読取要求信号を、例えば第1通信装置122又は第2通信装置123を介して、サーバS、第1パーソナルコンピュータP1又は第2パーソナルコンピュータP2等から受信する。
読取要求信号には、要求元の装置(サーバS、第1パーソナルコンピュータP1又は第2パーソナルコンピュータP2等)を示す装置情報が含まれる。また、読取要求信号には、ジョブが含まれてもよい。ジョブは、画像読取装置100の媒体読取処理に関する設定であり、例えば画像読取装置100に読み取らせる媒体の種類(一般用紙/名刺/写真等)毎に設定される。ジョブには、生成される入力画像の色設定(カラー/グレースケール/白黒等)、解像度(200dpi/300dpi/600dpi等)及び読取面(両面/片面)等の設定が含まれる。なお、ジョブは、後述する設定要求信号により、事前に設定されてもよい。
次に、読取制御部144は、読取要求信号の要求元、及び、図5のステップS102で設定された入力画像の送信先の両方がサーバSであるか否かを判定する(ステップS202)。読取要求信号の要求元及び設定された入力画像の送信先の両方がサーバSである場合、読取制御部144は、ステップS206へ処理を移行し、媒体の読取を開始する。
一方、読取要求信号の要求元及び設定された入力画像の送信先の何れかがサーバSでない場合、読取制御部144は、読取要求信号の要求元及び設定された入力画像の送信先の両方がサーバS以外の装置であるか否かを判定する(ステップS203)。読取要求信号の要求元及び設定された入力画像の送信先の両方がサーバS以外の装置である場合、読取制御部144は、ステップS206へ処理を移行し、媒体の読取を開始する。なお、読取制御部144は、さらに、読取要求信号の要求元と設定された入力画像の送信先とが一致するか否かを判定してもよい。その場合、読取制御部144は、読取要求信号の要求元と設定された入力画像の送信先とが一致する場合に限りに、ステップS206へ処理を移行し、媒体の読取を開始する。
一方、読取要求信号の要求元及び設定された入力画像の送信先の何れかがサーバSである場合、読取制御部144は、読取要求信号の要求元が、第2通信装置123を介して通信可能な装置(第2パーソナルコンピュータP2)であるか否かを判定する。さらに、読取制御部144は、第2通信装置123を介した入力画像の送信が許可されているか禁止されているかを判定する(ステップS204)。読取制御部144は、記憶装置130に記憶された禁止フラグがOFFに設定されているかONに設定されているかにより、第2通信装置123を介した入力画像の送信が許可されているか禁止されているかを判定する。
読取要求信号の要求元が、第2通信装置123を介して通信可能な装置であり、且つ、第2通信装置123を介した入力画像の送信が許可されている場合、読取制御部144は、ステップS206へ処理を移行し、媒体の読取を開始する。
一方、読取要求信号の要求元が、第2通信装置123を介して通信可能な装置でない場合、又は、第2通信装置123を介した入力画像の送信が禁止されている場合、読取制御部144は、入力画像の送信を拒否し(ステップS205)、一連のステップを終了する。読取制御部144は、入力画像の送信を拒否する旨を、表示装置106に表示することにより、又は、第1通信装置122又は第2通信装置123を介して要求元の装置に送信することにより、利用者に通知する。
即ち、読取制御部144は、サーバ連携機能が有効に設定されている場合には、サーバSから要求された場合に媒体の読取を実行し、サーバ連携機能が無効に設定されている場合には、サーバS以外の装置から要求された場合に媒体の読取を実行する。それ以外の場合、読取制御部144は、原則として媒体の読取を拒否する。但し、読取制御部144は、要求元が第2通信装置123を介して通信可能な装置であり且つ第2通信装置123を介した入力画像の送信が許可されている場合には、媒体の読取を実行する。
ステップS203において、要求元が第2通信装置123を介して通信可能な装置、即ちサーバS以外の装置であるにも関わらず、処理がステップS204へ移行される場合、サーバ連携機能が有効に設定されていると考えられる。また、サーバ連携機能が有効に設定されているにも関わらず、第2通信装置123を介した入力画像の送信が許可されている場合、第1通信装置122はネットワークNと物理的に通信可能でない状態であると考えられる。即ち、読取制御部144は、サーバ連携機能が有効に設定されているにも関わらず、第1通信装置122がネットワークNと物理的に通信可能でない状態で、第2通信装置123と通信接続する装置から媒体の読取が要求された場合には、媒体の読取を実行する。
次に、読取制御部144は、センサ111から媒体信号を取得し、取得した媒体信号に基づいて、載置台103に媒体が載置されているか否かを判定する(ステップS206)。載置台103に媒体が載置されていない場合、読取制御部144は、媒体の読取を実行せずに、一連のステップを終了する。
一方、載置台103に媒体が載置されている場合、読取制御部144は、モータ121を駆動し、給送ローラ112、ブレーキローラ113及び第1~第4搬送ローラ114、115、117、118を回転させ、媒体を搬送させる(ステップS207)。また、読取制御部144は、指定されたジョブに従って、撮像装置116に媒体の撮像を開始させる。
次に、読取制御部144は、媒体全体が撮像されるまで待機する(ステップS208)。読取制御部144は、例えば、媒体の搬送を開始してから所定時間経過した場合に、媒体全体が撮像されたと判定する。なお、媒体の有無を検知する媒体センサが撮像装置116の近傍に配置され、読取制御部144は、媒体センサからの出力信号に基づいて、媒体全体が撮像されたか否かを判定してもよい。その場合、読取制御部144は、媒体センサから定期的に出力信号を取得し、出力信号が、媒体が存在することを示す状態から媒体が存在しないことを示す状態に変化したときに、媒体の後端が媒体センサの位置を通過したと判定する。読取制御部144は、媒体の後端が媒体センサの位置を通過してから所定時間が経過した時に媒体の後端が撮像装置116の撮像位置を通過し、媒体全体が撮像されたと判定する。
媒体全体が撮像された場合、読取制御部144は、撮像装置116から入力画像を取得する(ステップS209)。
次に、読取制御部144は、取得した入力画像を第1通信装置122又は第2通信装置123を介して、要求元の装置に送信する(ステップS210)。要求元の装置が第1通信装置122を介して通信可能な装置である場合、読取制御部144は、第1通信装置122を介して入力画像を送信する。一方、要求元の装置が第2通信装置123を介して通信可能な装置である場合、読取制御部144は、第2通信装置123を介して入力画像を送信する。
次に、読取制御部144は、センサ111から受信する媒体信号に基づいて載置台103に媒体が残っているか否かを判定する(ステップS211)。載置台103に媒体が残っている場合、読取制御部144は、ステップS208へ処理を戻し、ステップS208~S211の処理を繰り返す。
一方、載置台103に媒体が残っていない場合、読取制御部144は、モータ121を停止し、給送ローラ112、ブレーキローラ113及び第1~第4搬送ローラ114、115、117、118を停止させ(ステップS212)、一連のステップを終了する。
図7は、画像読取装置100の状態管理処理の動作の例を示すフローチャートである。
以下、図7に示したフローチャートを参照しつつ、画像読取装置100の状態管理処理の動作の例を説明する。なお、以下に説明する動作のフローは、予め記憶装置130に記憶されているプログラムに基づき主に処理回路140により画像読取装置100の各要素と協働して実行される。
最初に、状態管理部145は、画像読取装置100に対する設定を要求する設定要求信号を受信したか否かを判定する(ステップS301)。読取制御部144は、設定要求信号を、第1通信装置122又は第2通信装置123を介して、サーバS、第1パーソナルコンピュータP1又は第2パーソナルコンピュータP2等から受信する。設定要求信号には、ジョブ、ユーザ設定等の設定情報が含まれる。ユーザ設定には、ユーザID及びパスワード等が含まれる。設定要求信号を受信していない場合、状態管理部145は、ステップS303へ処理を移行する。
一方、設定要求信号を受信した場合、状態管理部145は、設定要求信号に含まれる設定情報を記憶装置130に記憶する(ステップS302)。
次に、状態管理部145は、画像読取装置100の状態の取得を要求する状態要求信号を受信したか否かを判定する(ステップS303)。読取制御部144は、状態要求信号を、第1通信装置122又は第2通信装置123を介して、サーバS、第1パーソナルコンピュータP1又は第2パーソナルコンピュータP2等から受信する。状態要求信号には、要求元の装置(サーバS、第1パーソナルコンピュータP1又は第2パーソナルコンピュータP2等)を示す装置情報が含まれる。状態要求信号を受信していない場合、状態管理部145は、ステップS301へ処理を移行する。
一方、状態要求信号を受信した場合、状態管理部145は、画像読取装置100の状態を取得し、取得した状態を示す状態情報を、第1通信装置122又は第2通信装置123を介して、要求元の装置に送信する(ステップS304)。要求元の装置が第1通信装置122を介して通信可能な装置である場合、読取制御部144は、第1通信装置122を介して状態情報を送信する。一方、要求元の装置が第2通信装置123を介して通信可能な装置である場合、読取制御部144は、第2通信装置123を介して状態情報を送信する。状態情報は、画像読取装置100における媒体読取総数、媒体読取処理の履歴等を示す。
このように、画像読取装置100は、サーバ連携機能が有効に設定されているか否か、及び、第1通信装置122がネットワークNと物理的に通信可能な状態であるか否かに関わらず、任意の装置との間で設定情報又は状態情報の送受信を行う。これにより、利用者は、画像読取装置100がサーバ連携機能で動作中であっても、任意の装置を利用して画像読取装置100のメンテナンスを実施でき、画像読取装置100は、利用者の利便性を向上させることが可能となる。
以上詳述したように、画像読取装置100は、入力画像の送信先が、ネットワークNを介して接続されるサーバSに設定された場合、他の通信手段を介した入力画像の送信を禁止する。また、画像読取装置100は、ネットワークNと接続するためのケーブルが抜かれた場合、又は、アクセスポイントの電源が切断された場合、他の通信手段を介した入力画像の送信を自動的に許可する。これにより、画像読取装置100は、入力画像の送信先を適切に管理することが可能となった。
特に、利用者は、画像読取装置100からのケーブルの抜き差し又は無線LANのアクセスポイントの電源OFF/ON等により、サーバ以外の装置の利用の有効/無効を容易に切り替えることが可能となった。したがって、画像読取装置100は、利用者の利便性を向上させることが可能となった。
なお、制御部142は、入力画像の送信先が、サーバSでなく、第1通信装置122を介して通信可能な第1パーソナルコンピュータP1に設定された場合に、第2通信装置123を介した入力画像の送信を禁止してもよい。その場合、制御部142は、入力画像の送信先が第1パーソナルコンピュータP1に設定され、且つ、第1通信装置122がネットワークNと物理的に通信可能な状態でないと判定された場合、第2通信装置123を介した入力画像の送信を許可する。また、制御部142は、その後に、第1通信装置122がネットワークNと物理的に通信可能な状態であると判定された場合、第2通信装置123を介した入力画像の送信を再度禁止する。
図8は、画像読取装置100の通信管理処理の動作の他の例を示すフローチャートである。
以下、図8に示したフローチャートを参照しつつ、画像読取装置100の通信管理処理の動作の他の例を説明する。なお、以下に説明する動作のフローは、予め記憶装置130に記憶されているプログラムに基づき主に処理回路140により画像読取装置100の各要素と協働して実行される。なお、ステップS401~S402の処理は、図5のS101~102の処理と同様であるため説明を省略し、以下では、ステップS403~S407の処理についてのみ説明する。
図8に示したフローチャートが実行される場合、記憶装置130は、データとして、禁止フラグに代えて、第1禁止フラグ及び第2禁止フラグを記憶する。第1禁止フラグは、第1通信装置122を介した入力画像の送信を禁止するか否かを示すフラグであり、第1禁止フラグの初期値は、OFF(許可)に設定される。第2禁止フラグは、第2通信装置123を介した入力画像の送信を禁止するか否かを示すフラグであり、第2禁止フラグの初期値は、OFF(許可)に設定される。また、記憶装置130には、画像読取装置100と通信する情報処理装置毎に、各情報処理装置が通信可能な通信装置が第1通信装置122であるか第2通信装置123であるかが予め設定される。
ステップS403において、制御部142は、第1通信装置122及び第2通信装置123のうち、受付部141により設定された入力画像の送信先と通信可能に設けられた通信装置を介した入力画像の送信を許可する(ステップS403)。以下では、第1通信装置122及び第2通信装置123のうち、受付部141により設定された入力画像の送信先と通信可能に設けられた通信装置を優先通信装置と称する場合がある。制御部142は、第1通信装置122を介した入力画像の送信を許可する場合、第1禁止フラグをOFFに設定し、第2通信装置123を介した入力画像の送信を許可する場合、第2禁止フラグをOFFに設定する。
次に、制御部142は、第1通信装置122及び第2通信装置123のうち、優先通信装置とは別の通信装置を介した入力画像の送信を禁止する(ステップS404)。以下では、第1通信装置122及び第2通信装置123のうち、優先通信装置とは別の通信装置を非優先通信装置と称する場合がある。制御部142は、第1通信装置122を介した入力画像の送信を禁止する場合、第1禁止フラグをONに設定し、第2通信装置123を介した入力画像の送信を禁止する場合、第2禁止フラグをONに設定する。なお、制御部142は、非優先通信装置を介した入力画像の送信のみを禁止し、非優先通信装置を介した画像読取装置100の設定情報又は状態情報の送受信については許可する。
これにより、画像読取装置100は、入力画像を、送信先として設定された情報処理装置以外の装置へ送信してしまい、送信先として設定された情報処理装置が入力画像を管理できなくなることを防止できる。
次に、判定部143は、優先通信装置がネットワーク又は情報処理装置と物理的に通信可能な状態であるか否かを判定する(ステップS405)。判定部143は、優先通信装置から状態信号を取得する。判定部143は、取得した状態信号が、その通信装置がネットワーク又は情報処理装置と物理的に通信可能な状態であることを示すか否かにより、優先通信装置がネットワーク又は情報処理装置と物理的に通信可能な状態であるか否かを判定する。即ち、優先通信装置が有線ケーブルによりネットワーク又は情報処理装置と接続されている場合、判定部143は、有線ケーブルが画像読取装置100から抜かれた場合に、優先通信装置がネットワーク又は情報処理装置と物理的に通信可能な状態でないと判定する。また、優先通信装置が無線によりネットワーク又は情報処理装置と接続されている場合、判定部143は、ネットワーク又は情報処理装置との無線通信が切断された場合に、優先通信装置がネットワーク又は情報処理装置と物理的に通信可能な状態でないと判定する。
判定部143により優先通信装置がネットワーク又は情報処理装置と物理的に通信可能な状態でないと判定された場合、制御部142は、非優先通信装置を介した入力画像の送信を許可する(ステップS406)。制御部142は、第1通信装置122を介した入力画像の送信を許可する場合、第1禁止フラグをOFFに設定し、第2通信装置123を介した入力画像の送信を許可する場合、第2禁止フラグをOFFに設定する。
送信先として設定された情報処理装置又はその情報処理装置との間の通信経路が利用不可能な状態になっている場合、利用者は画像読取装置100自体を利用できない。通常、利用者は、画像読取装置を利用するために、画像読取装置に対して、入力画像の送信先の設定を変更する必要がある。画像読取装置100では、利用者は、画像読取装置100からの有線ケーブルの抜去又は無線LANのアクセスポイントの電源切断等により、画像読取装置100を、送信先として設定された装置以外の装置を用いて利用できる状態に容易に復旧させることができる。したがって、画像読取装置100は、利用者の利便性を向上させることができる。
一方、判定部143により優先通信装置がネットワーク又は情報処理装置と物理的に通信可能な状態であると判定された場合、制御部142は、非優先通信装置を介した入力画像の送信を禁止する(ステップS407)。制御部142は、第1通信装置122を介した入力画像の送信を禁止する場合、第1禁止フラグをONに設定し、第2通信装置123を介した入力画像の送信を禁止する場合、第2禁止フラグをONに設定する。
したがって、制御部142は、優先通信装置がネットワーク又は情報処理装置と物理的に通信可能な状態でないと判定された後に、優先通信装置がネットワーク又は情報処理装置と物理的に通信可能な状態であると判定された場合、非優先通信装置を介した入力画像の送信を再度禁止する。利用者は、送信先として設定された情報処理装置又はその情報処理装置との間の通信経路が利用可能に復旧した場合、画像読取装置100への有線ケーブルの再挿入又はアクセスポイントの電源起動等により、入力画像の送信先を再度制限させることができる。したがって、画像読取装置100は、利用者の利便性を向上させることができる。
なお、ステップS407において、制御部142は、非優先通信装置を介した入力画像の送信のみを禁止し、非優先通信装置を介した画像読取装置100の設定情報又は状態情報の送受信については許可する。即ち、制御部142は、優先通信装置がネットワーク又は情報処理装置と物理的に通信可能な状態であると判定されているか否かに関わらず、非優先通信装置を介した画像読取装置100の設定情報又は状態情報の送受信を許可する。
次に、制御部142は、ステップS401へ処理を戻し、ステップS401~S407の処理を繰り返す。
図9は、画像読取装置100の媒体読取処理の動作の他の例を示すフローチャートである。
以下、図9に示したフローチャートを参照しつつ、画像読取装置100の媒体読取処理の動作の他の例を説明する。なお、以下に説明する動作のフローは、予め記憶装置130に記憶されているプログラムに基づき主に処理回路140により画像読取装置100の各要素と協働して実行される。図9に示す動作のフローは、定期的に実行される。なお、ステップS501、S506~S512の処理は、図6のS201、S206~S212の処理と同様であるため説明を省略し、以下では、ステップS502~S505の処理についてのみ説明する。
ステップS502において、読取制御部144は、図8のステップS402で入力画像の送信先が設定されているか否かを判定する(ステップS502)。入力画像の送信先が設定されていない場合、読取制御部144は、ステップS506へ処理を移行し、媒体の読取を開始する。
一方、入力画像の送信先が設定されている場合、読取制御部144は、読取要求信号の要求元と通信可能に設けられた通信装置が優先通信装置であるか否かを判定する(ステップS503)。読取要求信号の要求元と通信可能に設けられた通信装置が優先通信装置である場合、読取制御部144は、ステップS506へ処理を移行し、媒体の読取を開始する。なお、読取制御部144は、さらに、読取要求信号の要求元と設定された入力画像の送信先とが一致するか否かを判定してもよい。その場合、読取制御部144は、読取要求信号の要求元と設定された入力画像の送信先とが一致しない場合、媒体の読取を実行せずに一連のステップを終了する。
一方、読取要求信号の要求元と通信可能に設けられた通信装置が非優先通信装置である場合、読取制御部144は、図8のステップS406で非優先通信装置を介した入力画像の送信が許可されているか否かを判定する(ステップS504)。非優先通信装置が第1通信装置122である場合、読取制御部144は、第1禁止フラグがOFFに設定されているかONに設定されているかにより、非優先通信装置を介した入力画像の送信が許可されているか禁止されているかを判定する。一方、非優先通信装置が第2通信装置123である場合、読取制御部144は、第2禁止フラグがOFFに設定されているかONに設定されているかにより、非優先通信装置を介した入力画像の送信が許可されているか禁止されているかを判定する。
非優先通信装置、即ち読取要求信号の要求元と通信可能に設けられた通信装置を介した入力画像の送信が許可されている場合、読取制御部144は、ステップS506へ処理を移行し、媒体の読取を開始する。なお、読取制御部144は、さらに、読取要求信号の要求元と設定された入力画像の送信先とが一致するか否かを判定してもよい。その場合、読取制御部144は、読取要求信号の要求元と設定された入力画像の送信先とが一致しない場合、媒体の読取を実行せずに一連のステップを終了する。
一方、非優先通信装置、即ち読取要求信号の要求元と通信可能に設けられた通信装置を介した入力画像の送信が許可されていない場合、読取制御部144は、入力画像の送信を拒否し(ステップS505)、一連のステップを終了する。読取制御部144は、入力画像の送信を拒否する旨を、表示装置106に表示することにより、又は、第1通信装置122又は第2通信装置123を介して要求元の装置に送信することにより、利用者に通知する。
なお、図8に示した通信管理処理及び図9に示した媒体読取処理が実行される場合も、図7に示した状態管理処理が実行される。即ち、画像読取装置100は、優先通信装置がネットワーク又は情報処理装置と物理的に通信可能な状態であるか否かに関わらず、任意の装置との間で設定情報又は状態情報の送受信を行う。これにより、利用者は、入力画像の送信先が設定されている場合でも、任意の装置を利用して画像読取装置100のメンテナンスを実施でき、画像読取装置100は、利用者の利便性を向上させることが可能となる。
以上詳述したように、画像読取装置100は、入力画像の送信先がサーバS以外の任意の情報処理装置に設定される場合も、入力画像の送信先を適切に管理することが可能となった。特に、利用者は、画像読取装置100からのケーブルの抜き差し又は無線LANのアクセスポイントの電源OFF/ON等により、入力画像の送信先として設定されていない装置の利用の有効/無効を容易に切り替えることが可能となった。したがって、画像読取装置100は、利用者の利便性を向上させることが可能となった。
図10は、他の実施形態に係る画像読取装置における処理回路240の概略構成を示す図である。処理回路240は、画像読取装置100の処理回路140の代わりに使用され、処理回路140の代わりに、通信管理処理、媒体読取処理及び状態管理処理等を実行する。処理回路240は、受付回路241、制御回路242、判定回路243、読取制御回路244及び状態管理回路245等を有する。なお、これらの各部は、それぞれ独立した集積回路、マイクロプロセッサ、ファームウェア等で構成されてもよい。
受付回路241は、受付部の一例であり、受付部141と同様の機能を有する。受付回路241は、第1通信装置122又は第2通信装置123を介して、サーバS、第1パーソナルコンピュータP1又は第2パーソナルコンピュータP2等から入力画像の送信先の設定を受け付け、記憶装置130に記憶する。
制御回路242は、制御部の一例であり、制御部142と同様の機能を有する。制御回路242は、記憶装置130から入力画像の送信先の設定と、第1通信装置122がネットワークNと物理的に通信可能な状態であるか否かの判定結果とを読み出し、読み出した各情報に基づいて禁止フラグを設定し、記憶装置130に記憶する。また、制御回路242は、記憶装置130から各通信装置がネットワーク又は情報処理装置と物理的に通信可能な状態であるか否かの判定結果を読み出し、読み出した各情報に基づいて第1禁止フラグ又は第2禁止フラグを設定し、記憶装置130に記憶する。
判定回路243は、判定部の一例であり、判定部143と同様の機能を有する。判定回路243は、第1通信装置122から状態信号を取得し、取得した状態信号に基づいて第1通信装置122がネットワークNと物理的に通信可能な状態であるか否かを判定し、判定結果を記憶装置130に記憶する。また、判定回路243は、各通信装置から状態信号を取得し、取得した状態信号に基づいて各通信装置がネットワーク又は情報処理装置と物理的に通信可能な状態であるか否かを判定し、判定結果を記憶装置130に記憶する。
読取制御回路244は、読取制御部の一例であり、読取制御部144と同様の機能を有する。読取制御回路244は、第1通信装置122又は第2通信装置123を介して、サーバS、第1パーソナルコンピュータP1又は第2パーソナルコンピュータP2等から読取要求信号を受信し、記憶装置130から入力画像の送信先の設定及び各禁止フラグを読み出す。読取制御回路244は、記憶装置130から読み出した各情報に基づいて、媒体の読取を実行するか否かを判定する。読取制御回路244は、媒体の読取を実行する場合、センサ111からの媒体信号に基づいてモータ121及び撮像装置116を制御して入力画像を取得し、第1通信装置122又は第2通信装置123を介して要求元の装置へ送信する。
状態管理回路245は、状態管理部の一例であり、状態管理部145と同様の機能を有する。状態管理回路245は、第1通信装置122又は第2通信装置123を介して、サーバS、第1パーソナルコンピュータP1又は第2パーソナルコンピュータP2等から設定要求信号又は状態要求信号を受信する。状態管理回路245は、設定要求信号を受信した場合、設定情報を記憶装置130に記憶し、状態要求信号を受信した場合、第1通信装置122又は第2通信装置123を介して要求元の装置へ状態情報を送信する。
以上詳述したように、画像読取装置は、処理回路240を用いる場合においても、入力画像の送信先を適切に管理することが可能となった。
100 画像読取装置、116 撮像装置、122 第1通信装置、123 第2通信装置、141 受付部、142 制御部、143 判定部
Claims (7)
- 媒体を撮像した入力画像を生成する撮像部と、
第1情報処理装置と通信可能に設けられた第1通信部と、
第2情報処理装置と通信可能に設けられた第2通信部と、
前記入力画像の送信先の設定を受け付ける受付部と、
前記第1通信部及び前記第2通信部のうち、前記送信先と通信可能に設けられた通信部とは別の通信部を介した前記入力画像の送信を禁止する制御部と、
前記送信先と通信可能に設けられた通信部がネットワーク又は情報処理装置と物理的に通信可能な状態であるか否かを判定する判定部と、を有し、
前記制御部は、前記送信先と通信可能に設けられた通信部がネットワーク又は情報処理装置と物理的に通信可能な状態でないと判定された場合、前記送信先と通信可能に設けられた通信部とは別の通信部を介した前記入力画像の送信を許可する、
ことを特徴とする画像読取装置。 - 前記制御部は、前記送信先と通信可能に設けられた通信部がネットワーク又は情報処理装置と物理的に通信可能な状態でないと判定された後に、前記送信先と通信可能に設けられた通信部がネットワーク又は情報処理装置と物理的に通信可能な状態であると判定された場合、前記送信先と通信可能に設けられた通信部とは別の通信部を介した前記入力画像の送信を再度禁止する、請求項1に記載の画像読取装置。
- 前記制御部は、前記送信先と通信可能に設けられた通信部がネットワーク又は情報処理装置と物理的に通信可能な状態であると判定されているか否かに関わらず、前記送信先と通信可能に設けられた通信部とは別の通信部を介した前記画像読取装置の設定情報又は状態情報の送受信を許可する、請求項1または2に記載の画像読取装置。
- 前記第1通信部及び前記第2通信部のうちの少なくとも一方の通信部は、有線ケーブルによりネットワーク又は情報処理装置と接続され、
前記判定部は、前記有線ケーブルが前記画像読取装置から抜かれた場合に、前記有線ケーブルにより接続された通信部がネットワーク又は情報処理装置と物理的に通信可能な状態でないと判定する、請求項1~3の何れか一項に記載の画像読取装置。 - 前記第1通信部及び前記第2通信部のうちの少なくとも一方の通信部は、無線によりネットワーク又は情報処理装置と接続され、
前記判定部は、ネットワーク又は情報処理装置との無線通信が切断された場合に、前記無線により接続された通信部がネットワーク又は情報処理装置と物理的に通信可能な状態でないと判定する、請求項1~3の何れか一項に記載の画像読取装置。 - 第1情報処理装置と通信可能に設けられた第1通信部と、第2情報処理装置と通信可能に設けられた第2通信部と、を有する画像読取装置の制御方法であって、
撮像部が、媒体を撮像した入力画像を生成し、
前記入力画像の送信先の設定を受け付け、
前記第1通信部及び前記第2通信部のうち、前記送信先と通信可能に設けられた通信部とは別の通信部を介した前記入力画像の送信を禁止し、
前記送信先と通信可能に設けられた通信部がネットワーク又は前記送信先と物理的に通信可能な状態であるか否かを判定し、
前記送信先と通信可能に設けられた通信部がネットワーク又は前記送信先と物理的に通信可能な状態でないと判定された場合、前記送信先と通信可能に設けられた通信部とは別の通信部を介した前記入力画像の送信を許可する、
ことを特徴とする制御方法。 - 媒体を撮像した入力画像を生成する撮像部と、第1情報処理装置と通信可能に設けられた第1通信部と、第2情報処理装置と通信可能に設けられた第2通信部と、を有する画像読取装置の制御プログラムであって、
前記入力画像の送信先の設定を受け付け、
前記第1通信部及び前記第2通信部のうち、前記送信先と通信可能に設けられた通信部とは別の通信部を介した前記入力画像の送信を禁止し、
前記送信先と通信可能に設けられた通信部がネットワーク又は前記送信先と物理的に通信可能な状態であるか否かを判定し、
前記送信先と通信可能に設けられた通信部がネットワーク又は前記送信先と物理的に通信可能な状態でないと判定された場合、前記送信先と通信可能に設けられた通信部とは別の通信部を介した前記入力画像の送信を許可する、
ことを前記画像読取装置に実行させることを特徴とする制御プログラム。
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