JP2022142172A - 循環用送液蓋、印刷装置およびインク循環方法 - Google Patents

循環用送液蓋、印刷装置およびインク循環方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2022142172A
JP2022142172A JP2021042230A JP2021042230A JP2022142172A JP 2022142172 A JP2022142172 A JP 2022142172A JP 2021042230 A JP2021042230 A JP 2021042230A JP 2021042230 A JP2021042230 A JP 2021042230A JP 2022142172 A JP2022142172 A JP 2022142172A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
tank
connection port
lid
lid body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021042230A
Other languages
English (en)
Inventor
一郎 八坂
Ichiro Yasaka
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Screen Holdings Co Ltd
Original Assignee
Screen Holdings Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Screen Holdings Co Ltd filed Critical Screen Holdings Co Ltd
Priority to JP2021042230A priority Critical patent/JP2022142172A/ja
Priority to PCT/JP2022/004011 priority patent/WO2022196151A1/ja
Publication of JP2022142172A publication Critical patent/JP2022142172A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/18Ink recirculation systems

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Abstract

【課題】一方のタンクから排出されたインクを一方のタンクに回収するインクの循環を、一方のタンクに設けられた1個の開口のみを用いて実行可能とする。【解決手段】ドラムタンク53(一方のタンク)からバッファタンク52(他方のタンク)へインクを送るために、ドラムタンク53の開口Tbに循環用送液蓋6が取り付けられる。この循環用送液蓋6は、ドラムタンク53の開口Tbを覆う蓋本体61を備える。この蓋本体61は、導入接続ポート63に取り付けられた導入管85から流出したインクを、排出接続ポート62に接続された挿入管7の側壁711(外壁)へ案内する連通孔64(流路)を有し、連通孔64の案内によって側壁711へ到達したインクは、側壁711を介してドラムタンク53内に流入する。【選択図】図5

Description

この発明は、一方のタンクから排出されたインクを一方のタンクに回収することでインクを循環させる技術に関する。
インクによって印刷を行う印刷装置では、印刷装置へのインクの補充が適宜実行される。このようなインクの補充は、例えばインクを貯留するタンクを印刷装置に装着することで実行できる。また、印刷装置には、インク補充用のタンクとは別にタンクを内蔵したものがあり、種々の目的で、これらのタンクの間でインクの循環が実行される。例えば特許文献1では、メインタンクへのインクの補充の前後において印刷の品質を均一にするために、メインタンクとサブタンクとの間でインクの循環が実行される。また、インクの成分の沈殿を抑制するといった目的のためにインクの循環が実行される場合もある。この場合、メインタンクから排出されたインクを、サブタンクを介さずにメインタンクに回収することでインクを循環させることもできる。
特開2009-137110号公報
ところで、インク補充のために装着されるタンクとして、2個の開口を有するタンクを用いることができる。かかるタンクを用いれば、一方の開口からインクを排出するとともに、他方の開口へインクを回収することで、インクの循環を実行できる。しかしながら、2個の開口のうちの1個の開口しか、インクの循環のために使用できない場合がある。例えば、タンク内のインクを攪拌する攪拌棒をタンク内に挿入するために1個の開口が使用される場合等が挙げられる。
この発明は上記課題に鑑みなされたものであり、一方のタンクから排出されたインクを一方のタンクに回収するインクの循環を、一方のタンクに設けられた1個の開口のみを用いて実行可能とすることを目的とする。
本発明に係る循環用送液蓋は、インクを貯留する一方のタンクから他方のタンクへインクを送るために一方のタンクの開口に取り付けられる循環用送液蓋であって、一方のタンクの開口を覆う蓋本体と、一方のタンクから他方のタンクへ向けてインクを案内するために一方のタンク内に挿入される挿入管が接続される、蓋本体に設けられた第1の接続ポートと、一方のタンクへ向けてインクを案内する導入管が接続される、蓋本体に設けられた第2の接続ポートとを備え、蓋本体は、第2の接続ポートに取り付けられた導入管から流出したインクを、第1の接続ポートに接続された挿入管の外壁へ案内する流路を有し、流路により案内されて外壁へ到達したインクは、外壁を介して一方のタンクに流入する。
本発明に係る印刷装置は、インクを貯留する一方のタンクから供給されたインクを貯留する他方のタンクと、他方のタンクから供給されたインクを吐出する吐出ヘッドと、一方のタンクの開口に取り付けられた循環用送液蓋とを備え、循環用送液蓋は、一方のタンクの開口を覆う蓋本体と、一方のタンクから他方のタンクへ向けてインクを案内するために一方のタンク内に挿入される挿入管が接続される、蓋本体に設けられた第1の接続ポートと、一方のタンクへ向けてインクを案内する導入管が接続される、蓋本体に設けられた第2の接続ポートとを備え、蓋本体は、第2の接続ポートに取り付けられた導入管から流出したインクを、第1の接続ポートに接続された挿入管の外壁へ案内する流路を有し、流路により案内されて外壁へ到達したインクは、外壁を介して一方のタンクに流入する。
本発明に係るインク循環方法は、インクを貯留する一方のタンクから排出されたインクを一方のタンクに回収することでインクを循環させるインク循環方法であって、一方のタンクの開口を覆う蓋本体に設けられた第1の接続ポートに接続された挿入管が、一方のタンクから排出されるインクを案内する工程と、蓋本体の第2の接続ポートに接続された導入管が、一方のタンクへ向けてインクを案内する工程と、蓋本体に設けられた流路が、第2の接続ポートに取り付けられた導入管から流出したインクを、第1の接続ポートに接続された挿入管の外壁へ案内する工程と、流路により案内されて外壁へ到達したインクが、外壁を介して一方のタンクに流入する工程とを備え、挿入管を介して一方のタンクから排出されたインクが、導入管および流路を介して外壁に到達して、一方のタンクに回収される。
このように構成された本発明(循環用送液蓋、印刷装置、インク循環方法)では、一方のタンクから他方のタンクへインクを送るために、一方のタンクの開口に循環用送液蓋が取り付けられる。この循環用送液蓋は、一方のタンクの開口を覆う蓋本体を備え、この蓋本体は、第1・第2の接続ポートを有する。第1の接続ポートには、一方のタンクから他方のタンクへ向けてインクを案内するために一方のタンク内に挿入される挿入管が接続される。つまり、第1の接続ポートは、一方のタンクから他方のタンクへのインク供給用のポートとして機能する。また、第2の接続ポートには、一方のタンクへ向けてインクを案内する導入管が接続される。つまり、第2の接続ポートは、一方のタンクから第1の接続ポートを介して排出されたインクを一方のタンクへ回収するインク回収用のポートとして機能する。さらに、蓋本体は、第2の接続ポートに取り付けられた導入管から流出したインクを、第1の接続ポートに接続された挿入管の外壁へ案内する流路を有し、流路の案内によって外壁へ到達したインクは、外壁を介して一方のタンク内に流入する。このように、一方のタンクから他方のタンクへインクを供給するための挿入管の外壁を利用して、一方のタンクへのインクの回収が実行される。したがって、一方のタンクから排出されたインクを一方のタンクに回収するインクの循環を、一方のタンクに設けられた1個の開口のみを用いて実行することができる。
しかも、本発明では、挿入管の外壁を介してインクを一方のタンクに流入させている。かかる構成では、インクは挿入管の外壁を伝いながら流下するため、一方のタンクに貯留されているインクに対して比較的緩やかな速度でインクが流下する。したがって、インクの流下に伴う泡立ちを抑制できるといった効果も併せて奏することが可能となっている。
また、第1の接続ポートは、挿入管が挿入される挿入孔を有し、第1の接続ポートは、挿入孔に挿入された挿入管が蓋本体から一方のタンク内に突出するように、挿入孔を支持するように、循環用送液蓋を構成してもよい。かかる構成では、第1の接続ポートは、挿入孔といった簡便な構成を用いて、挿入管をタンク内に突出させつつ支持することができる。
また、流路は、導入管からインクが流入する流入口と、流入口より下側に設けられて挿入孔に連通する流出口とを有し、流入口から流入したインクは、重力によって流出口まで流下して、挿入管の外壁と挿入孔との間の隙間から一方のタンクへ流入するように、循環用送液蓋を構成してもよい。かかる構成では、挿入孔に連通する流路によって、挿入孔に挿入された挿入管の外壁にインクを的確に到達させることができる。
また、流路は、流入口から流出口にかけて鉛直方向に対して傾斜しているように、循環用送液蓋を構成してもよい。かかる構成では、流路を流れるインクの速度を抑えることができる。そのため、流出口まで流下したインクは、挿入管の外壁を伝いながら一方のタンクに貯留されているインクへ比較的緩やかな速度で流下し、上述のインクの泡立ちを効果的に抑制することができる。
また、蓋本体は、一方のタンクの開口に対して着脱可能に構成されているように、循環用送液蓋を構成してもよい。かかる構成では、複数のタンクに対して1個の循環用送液蓋を共通して使用することができる。
また、第1の接続ポートに接続された挿入管を備えるように、循環用送液蓋を構成してもよい。かかる構成では、循環用送液蓋が挿入管を具備するため、挿入管を別途用意する必要が無く、作業者の作業性の向上を図ることができる。
また、挿入管はフランジを有し、第1の接続ポートは、フランジが係合する段差を有し、挿入管は、フランジにより段差に係合することで第1の接続ポートに支持されるように、循環用送液蓋を構成してもよい。かかる構成では、第1の接続ポートは、フランジを段差に係合させるといった簡便な構成を用いて、挿入管を支持することができる。
また、第1の接続ポートに接続されて、挿入管に連通する排出管を備え、排出管は、一方のタンクから挿入管を介して流出するインクを、他方のタンクへ向けて排出するように、循環用送液蓋を構成してもよい。かかる構成では、循環用送液蓋が排出管を具備するため、排出管を別途用意する必要が無く、作業者の作業性の向上を図ることができる。
また、第2の接続ポートに取り付けられた導入管を備えるように、循環用送液蓋を構成してもよい。かかる構成では、導入管を別途用意する必要が無く、作業者の作業性の向上を図ることができる。
以上のように、本発明によれば、一方のタンクから排出されたインクを一方のタンクに回収するインクの循環を、一方のタンクに設けられた1個の開口のみを用いて実行することが可能となる。
本発明に係る印刷装置の第1実施形態を装備する印刷システムの一例を模式的に示す正面図。 白色用のインク供給機構の構成を示す模式図。 カラー用のインク供給機構の構成を示す模式図。 ドラムタンクの構成を模式的に示す斜視図。 循環用送液蓋の全体構成を模式的に示す部分断面図。 循環用送液蓋の蓋本体の構成を模式的に示す断面図。 循環用送液蓋の蓋本体の構成を模式的に示す平面図。 ドラムタンクからインクを排出するために循環用送液蓋が備える排出管の構成を模式的に示す正面図。 ドラムタンクからインクを排出するために循環用送液蓋が備える挿入管の構成を模式的に示す正面図。 ドラムタンクにインクを回収するために循環用送液蓋が備える導入管の構成を模式的に示す正面図。
図1は本発明に係る印刷装置の一例を装備する印刷システムを模式的に示す正面図である。図1および以下に示す図では、装置各部の配置関係を明確にするために、印刷システム1を構成する塗布装置2、印刷装置3および乾燥装置4を配列する水平方向であるX方向、X方向と直交する水平方向であるY方向および鉛直方向であるZ方向を適宜示す。
この印刷システム1は、繰出ロール11から巻取ロール12へロール・トゥ・ロールで長尺帯状の印刷媒体Mを搬送しつつ、塗布処理、印刷処理および乾燥処理を印刷媒体Mに施す。すなわち、塗布装置2が塗布液を印刷媒体Mに塗布する。そして、当該印刷媒体Mに対して印刷装置3がインクジェット方式で各種インクを付着させて画像を印刷する。さらに、乾燥装置4が印刷媒体Mに付着するインクを乾燥させる。なお、印刷媒体Mの素材は、OPP(oriented polypropylene)あるいはPET(polyethylene
terephthalate)等のフィルムである。ただし、印刷媒体Mの素材はフィルムに限られず、紙等でもよい。かかる印刷媒体Mは、可撓性を有する。また、以下では、印刷媒体Mの両面のうち、画像が印刷される記録面を表面M1と、表面M1の反対側の面を裏面M2と適宜称する。
塗布装置2は、液状のプライマー(塗布液)を貯留するパン21と、パン21に貯留されたプライマーに部分的に浸かるグラビアローラ22と、印刷媒体Mを搬送する搬送部23とを有する。塗布装置2では、搬送部23により搬送される印刷媒体Mにグラビアローラ22が下方から接触する塗布領域が設けられており、搬送部23は、印刷媒体Mの表面M1を下方に向けつつ塗布領域に沿って印刷媒体Mを搬送する。一方、グラビアローラ22は、その周面にプライマーを保持しつつ回転することで塗布領域にプライマーを供給する。こうして、グラビアローラ22により供給されたプライマーが塗布領域において印刷媒体Mの表面M1に塗布される。また、塗布領域では、印刷媒体Mの進行方向と、グラビアローラ22の周面の回転方向とが逆である。つまり、いわゆるリバースキス方式でプライマーが印刷媒体Mに塗布される。そして、搬送部23は、プライマーが塗布された印刷媒体Mの表面M1を上方へ向けつつ、塗布装置2から印刷装置3へ印刷媒体Mを搬出する。
印刷装置3は、筐体31と、筐体31内に配置されたカラー印刷部32と、筐体31内においてカラー印刷部32の上方に配置された白印刷部33と、筐体31内に配置された複数のローラによって印刷媒体Mを搬送する搬送部34とを備える。
カラー印刷部32は、搬送部34によって搬送される印刷媒体Mの上方において、印刷媒体Mの進行方向に配列された複数(4~6個)のヘッド部321を有する。各ヘッド部321は複数の吐出ヘッドを有し、それぞれの下方を通過する印刷媒体Mの表面M1に上方から対向する吐出ヘッドのノズルから互いに異なる色のカラーインクをインクジェット方式で吐出する。また、色毎にカラーインクをヘッド部321の吐出ヘッドに供給するカラー用のインク供給機構が設けられている。すなわち、インク供給機構によりヘッド部321の吐出ヘッドにカラーインクを供給しつつ吐出ヘッドから吐出されるカラーインクにより印刷媒体Mの表面M1にカラー画像が印刷される。ここで、カラーインクとは、白色以外のインクを意味し、シアン、マゼンタ、イエローおよびブラック等のインクを含む。
また、白印刷部33は、搬送部34によって搬送される印刷媒体Mの上方に配置された単一のヘッド部331を有する。ヘッド部331は、複数の吐出ヘッドを有し、それぞれの下方を通過する印刷媒体Mの表面M1に上方から対向する吐出ヘッドのノズルから白インクをインクジェット方式で吐出する。また、白色インクをヘッド部331の吐出ヘッドに供給する白色用のインク供給機構が設けられている。すなわち、インク供給機構によりヘッド部331の吐出ヘッドに白色インクを供給しつつ吐出ヘッドから吐出される白色インクにより印刷媒体Mの表面M1に白画像が印刷される。なお、インク供給機構の構成および動作については後で詳述する。
乾燥装置4は印刷装置3から搬送されてくる印刷媒体Mの表面M1に付着するインクを乾燥させるものである。乾燥装置4は筐体41(乾燥炉)を有している。また、筐体41では、X方向の一方側にローラ42、43、46が配置されるとともに、X方向の他方側にエアターンバー44、45が配置されている。これによって、Y方向から見て略S字状の搬送経路が構成され、当該搬送経路に沿って印刷媒体Mが搬送される。この搬送中に印刷媒体Mの表面M1に付着するインクが乾燥される。そして、乾燥処理を受けた印刷媒体Mは乾燥装置4から搬出され、巻取ロール12に巻き取られる。
図2Aは白色用のインク供給機構の構成を示す模式図であり、図2Bはカラー用のインク供給機構の構成を示す模式図である。続いては、ホワイトのインクを供給するインク供給機構5Wおよびシアン、マゼンタ、イエローおよびブラックのインクを供給するインク供給機構5C、5M、5Y、5Kについて説明する。インク供給機構5Wとインク供給機構5C、5M、5Y、5Kとは、大部分において共通する。そこで、インク供給機構5Wについて説明してから、インク供給機構5Cについて説明する。また、インク供給機構5C、5M、5Y、5Kは同一構成の構成を有するため、インク供給機構5M、5Y、5Kの説明は省略する。
インク供給機構5Wは、バッファ領域R52に配置されたバッファタンク52と、ストーレジ領域R53に配置されたドラムタンク53とを有し、バッファタンク52およびドラムタンク53のそれぞれにインクが貯留される。これらバッファ領域R52およびストーレジ領域R53のそれぞれは、印刷装置3の筐体内の互いに異なる位置に設けられている。なお、図2Aおよび図2Bでは、バッファタンク52およびドラムタンク53に貯留されたインクがドットハッチングで示されている。
また、インク供給機構5Wは、バッファタンク52とヘッド部331とを接続する配管521と、バッファタンク52とヘッド部331との間で配管521に取り付けられたポンプ522とを有し、ポンプ522が作動することで配管521を介してバッファタンク52からヘッド部331にインクが供給される。ヘッド部331は複数の吐出ヘッド332を有し、バッファタンク52から供給されたインクを吐出ヘッド332によってインクジェット方式で吐出する。
ヘッド部331へのインクの供給に伴ってバッファタンク52に貯留されるインクの量が減少すると、ドラムタンク53からバッファタンク52にインクが供給される(インク供給動作)。つまり、インク供給機構5Wは、ドラムタンク53とバッファタンク52とを接続する配管531(供給配管)と、ドラムタンク53とバッファタンク52との間で配管531に取り付けられたポンプ532とを有し、ポンプ532が作動することで配管531を介してドラムタンク53からバッファタンク52にインクが供給される。
また、インク供給機構5Wは、ポンプ532とバッファタンク52との間で配管531に取り付けられたバルブ533を有する。したがって、インク供給機構5Wは、バルブ533を開くことで、ドラムタンク53からバッファタンク52へのインクの供給を許可する一方、バルブ533を閉じることで、ドラムタンク53からバッファタンク52へのインクの供給を規制することができる。
さらに、インク供給機構5Wは、配管531のうち、ポンプ532とバルブ533との間の分岐点Jとドラムタンク53とを接続する配管534(回収配管)と、分岐点Jとドラムタンク53との間で配管534に取り付けられたバルブ535とを有する。つまり、バルブ535が取り付けられた配管534がポンプ532に対して並列に設けられている。したがって、バルブ533が閉じるともにバルブ535が開いた状態で、ポンプ532が作動することで配管531の分岐点Jから配管534を介してドラムタンク53にインクを回収することができる(インク回収動作)。さらに、このインク回収動作と並行して、ポンプ532の作動によって、インクは、ドラムタンク53から配管531を介して分岐点Jまで排出される。つまり、ドラムタンク53から配管531に排出されたインクを配管534によってドラムタンク53に回収するインク循環動作が実行される。
ちなみに、上記のインク供給動作の実行中は、バルブ535が閉じることで、配管534を介したドラムタンク53へのインクの回収が規制される。これによって、ドラムタンク53からバッファタンク52へインクがスムーズに供給される。
また、インク供給機構5Wは、ドラムタンク53に挿入された棒状の撹拌部材537と、撹拌部材537を回転させる撹拌モータ538とを有する。撹拌部材537の下端は、ドラムタンク53に貯留されたインクに浸かっており、撹拌モータ538が撹拌部材537を回転させると、撹拌部材537の下端に設けられた撹拌ブレードが回転して、インクを撹拌する(撹拌動作)。この撹拌動作は、インク供給動作およびインク回収動作と並行して実行される。
次に、インク供給機構5Cについて説明する。インク供給機構5Cが上述のインク供給機構5Wと相違する点は、配管534、バルブ535、撹拌部材537および撹拌モータ538を有さない点であり、その他の点においてインク供給機構5Wと共通する。つまり、インク供給機構5Cは、バッファタンク52からヘッド部321にインクを供給し、ヘッド部321は、インク供給機構5Cから供給されたインクを吐出ヘッド322によってインクジェット方式により吐出する。また、バッファタンク52に貯留されたインクの減少に伴って、インク供給機構5Cは、ドラムタンク53からバッファタンク52にインクを供給する(インク供給動作)。インク供給機構5M、5Y、5Kについても同様である。
図3はドラムタンクの構成を模式的に示す斜視図である。図3に示すように、ドラムタンク53は、円筒形状のドラム本体Taを有し、ドラム本体Taの内部にインクを貯留する。また、ドラム本体Taは、その上面に2個の開口Tb、Tcを有する。これら開口Tb、Tcはいずれも円形を有する。インク供給機構5C、5M、5Y、5Kでは、2個の開口Tb、Tcのうちの一方(例えば、開口Tb)を介して、ドラム本体Taから配管531にインクが排出される。一方、インク供給機構5Wでは、2個の開口Tb、Tcのうちの一方(例えば、開口Tb)を介して、ドラム本体Taから配管531へのインクの排出と、配管534からドラム本体Taへのインクの回収とが実行されるとともに、他方(例えば、開口Tc)を介して、撹拌部材537がドラム本体Taの内部に挿入される。つまり、インクの排出とインクの回収の両方を、1個の開口Tbを介して実行することが求められる。本実施形態では、これを実現するために、次に説明する循環用送液蓋が設けられている。
図4は循環用送液蓋の全体構成を模式的に示す部分断面図であり、図4では配管531および配管534に接続された循環用送液蓋が示されている。図5は循環用送液蓋の蓋本体の構成を模式的に示す断面図であり、図6は循環用送液蓋の蓋本体の構成を模式的に示す平面図である。図7はドラムタンクからインクを排出するために循環用送液蓋が備える排出管の構成を模式的に示す正面図であり、図7では配管531に接続された排出管が示されている。図8はドラムタンクからインクを排出するために循環用送液蓋が備える挿入管の構成を模式的に示す正面図である。図9はドラムタンクにインクを回収するために循環用送液蓋が備える導入管の構成を模式的に示す正面図であり、図9では配管534に接続された導入管が示されている。
図5に示すように、循環用送液蓋6が備える蓋本体61は、ドラムタンク53の開口Tbに取り付けられることで開口Tbを覆う。この蓋本体61の上端部は把手部611を構成し、蓋本体61の下端部は締結部612を構成する。把手部611の側面の少なくとも一部には円筒面611aが設けられており、作業者は、把手部611の円筒面611aを指で把持して、蓋本体61のドラムタンク53への取り付けや、蓋本体61のドラムタンク53からの取り外しを行うことができる。なお、この円筒面611aの径は、開口Tbの径よりも大きい。締結部612の側面の一部には、フランジ612aが設けられており、フランジ612aの側面にはネジ(ボルト)が設けられている。一方、ドラムタンク53の開口Tbに対しては、ネジ(ナット)が設けられている。したがって、蓋本体61の締結部612を開口Tbに挿入しつつ、フランジ612aのボルトを、ドラムタンク53のナットにねじ込むことで、締結部612をドラムタンク53に締結することができる。こうして、蓋本体61がドラムタンク53に取り付けられた状態において、把手部611はドラムタンク53の外部に位置してドラムタンク53の開口Tbを覆い、締結部612はドラムタンク53の内部に位置する。
蓋本体61は、蓋本体61を上下に貫通する排出接続ポート62を有する。つまり、排出接続ポート62は、蓋本体61の上側および下側の両方へ開口する。この排出接続ポート62は、蓋本体61の上側へ開口する排出管挿入孔621と、排出管挿入孔621の下側に設けられたフランジ収納孔622と、フランジ収納孔622の下側に設けられた挿入孔623とを有する。これら排出管挿入孔621、フランジ収納孔622および挿入孔623のそれぞれは、共通の中心線を有する円筒形を有し、上下方向に相互に連通する。排出管挿入孔621の径は、フランジ収納孔622の径よりわずかに大きく、排出管挿入孔621とフランジ収納孔622との間には段差624が設けられている。また、フランジ収納孔622の径は、挿入孔623の径より大きく、フランジ収納孔622と挿入孔623との間には段差625が設けられている。
また、蓋本体61は導入接続ポート63を有する。この導入接続ポート63は、上下方向に設けられた導入管挿入孔631を有し、この導入管挿入孔631は、蓋本体61の上側に開口する。この導入管挿入孔631は、挿入孔623より高い位置に設けられている。
さらに、蓋本体61は、導入接続ポート63の導入管挿入孔631と、排出接続ポート62の挿入孔623とを連通する連通孔64を有する。連通孔64は、導入管挿入孔631から挿入孔623へ向けて真っ直ぐに設けられた配管である。この連通孔64は、Z方向(鉛直方向)に対して傾斜しており、ここの例では、連通孔64とZ方向との間の鋭角は45度である。ただし、連通孔64とZ方向との間の鋭角の大きさは、この例に限られず、45度以下でもよく、45度より大きくてもよい。この連通孔64は、導入管挿入孔631に対して開口する流入口641と、挿入孔623に対して開口する流出口642とを有する。なお、連通孔64の上端は、蓋本体61から斜め上方へ開口しており、蓋本体61のこの開口は、キャップ69(図4)によって塞がれている。ただし、連通孔64の上端に開口を設ける必要は必ずしもない。
また、循環用送液蓋6が備える挿入管7は、図8に示すように、上下方向に延設された配管71と、配管71から側方に突出するフランジ72と、フランジ72の上下に設けられた2個の円環部73とを有する。これらフランジ72および円環部73は、配管71の上端から側方に突出している。配管71の側壁711、フランジ72および円環部73のそれぞれは、共通の中心線を有する円筒形を有し、円環部73の径は配管71の側壁711の径より大きく、フランジ72の径は円環部73の径より大きい。また、配管71の内側には、上下方向に貫通する円筒形の流路712が設けられている。
図4に示すように、挿入管7の配管71は、蓋本体61の挿入孔623に上方から挿入されて、配管71の下端は、蓋本体61から下方に突出する。挿入管7の配管71の側壁711の径は、蓋本体61の挿入孔623の径よりわずかに小さく、挿入孔623の内壁と配管71の側壁711との間には隙間dが設けられる。一方、挿入管7のフランジ72および円環部73は、挿入孔623より上側、すなわちフランジ収納孔622に位置しており、フランジ72が段差625に係合した状態で、挿入管7が蓋本体61に支持される。具体的には、2個の円環部73のそれぞれにはOリング75が外嵌しており、フランジ72は、その下側のOリング75を介して段差625に係合する。
また、循環用送液蓋6が備える排出管81は、図7に示すように、下端に設けられた挿入部811を有する。そして、図4に示すように、排出管81の挿入部811が、蓋本体61の排出接続ポート62の排出管挿入孔621に上方から嵌め込まれる。挿入部811の下端は、排出接続ポート62の段差624に上方から当接し、挿入部811の側壁が、排出管挿入孔621の内壁によって支持される。こうして、排出管挿入孔621に取り付けられた排出管81は、挿入孔623に取り付けられた挿入管7と連通する。したがって、ドラムタンク53から挿入管7の流路712に流入したインクは、排出管81に到達する。
排出管81の上端は、配管531の下端のカプラ531aに着脱可能に取り付けられている。したがって、排出管81に到達したインクは、配管531に流入する。このように、循環用送液蓋6の排出接続ポート62に取り付けられた挿入管7および排出管81を介して、ドラムタンク53から配管531にインクを排出できる。なお、この排出管81は、配管531のボタン531bを押すことで、カプラ531aから取り外すことができる。
また、循環用送液蓋6が備える導入管85は、図9に示すように、下端に設けられた挿入部851を有する。そして、図4に示すように、導入管85の挿入部851が、蓋本体61の導入接続ポート63の導入管挿入孔631に上方から嵌め込まれて、挿入部851の側壁が、導入管挿入孔631の内壁によって支持される。こうして、導入管挿入孔631に取り付けられた導入管85は、連通孔64に連通する。この導入管85の下端は、連通孔64の流入口641を介して連通孔64の内部に対向する。したがって、導入管挿入孔631から流入口641を介して連通孔64に流入したインクは、連通孔64に沿って流出口642まで流下して、挿入管7の側壁711と挿入孔623の内壁との間の隙間dに到達する。こうして隙間dに到達したインクは、挿入管7の側壁711に沿ってさらに流下してドラムタンク53に流入する。
導入管85の上端は、配管534の下端のカプラ534aに着脱可能に取り付けられている。したがって、分岐点Jで配管534に分岐したインクは、導入管85に流入する。このように、循環用送液蓋6の導入接続ポート63に取り付けられた導入管85および連通孔64を介して、配管534からドラムタンク53にインクを回収できる。なお、この導入管85は、配管534のボタン534bを押すことで、カプラ534aから取り外すことができる。
以上に説明した実施形態では、ドラムタンク53(一方のタンク)からバッファタンク52(他方のタンク)へインクを送るために、ドラムタンク53の開口Tbに循環用送液蓋6が取り付けられる。この循環用送液蓋6は、ドラムタンク53の開口Tbを覆う蓋本体61を備え、この蓋本体61は、排出接続ポート62(第1の接続ポート)および導入接続ポート63(第2の接続ポート)を有する。排出接続ポート62には、ドラムタンク53からバッファタンク52へ向けてインクを案内するためにドラムタンク53内に挿入される挿入管7が接続される。つまり、排出接続ポート62は、ドラムタンク53からバッファタンク52へのインク供給用のポートとして機能する。また、導入接続ポート63には、ドラムタンク53へ向けてインクを案内する導入管85が接続される。つまり、導入接続ポート63は、ドラムタンク53から排出接続ポート62を介して排出されたインクをドラムタンク53へ回収するインク回収用のポートとして機能する。さらに、蓋本体61は、導入接続ポート63に取り付けられた導入管85から流出したインクを、排出接続ポート62に接続された挿入管7の側壁711(外壁)へ案内する連通孔64(流路)を有し、連通孔64の案内によって側壁711へ到達したインクは、側壁711を介してドラムタンク53内に流入する。このように、ドラムタンク53からバッファタンク52へインクを供給するための挿入管7の側壁711を利用して、ドラムタンク53へのインクの回収が実行される。したがって、ドラムタンク53から排出されたインクをドラムタンク53に回収するインクの循環を、ドラムタンク53に設けられた1個の開口Tbのみを用いて実行することができる。
しかも、この実施形態では、挿入管7の側壁711を介してインクをドラムタンク53に流入させている。かかる構成では、インクは挿入管7の側壁711を伝いながら流下するため、ドラムタンク53に貯留されているインクに対して比較的緩やかな速度でインクが流下する。したがって、インクの流下に伴う泡立ち(すなわち、ドラムタンク53に貯留されたインクに、流下してきたインクが衝突することで生じる泡立ち)を抑制できるといった効果も併せて奏することが可能となっている。
また、排出接続ポート62は、挿入管7が挿入される挿入孔623を有し、排出接続ポート62は、挿入孔623に挿入された挿入管7が蓋本体61からドラムタンク53内に突出するように、挿入管7を支持する。かかる構成では、排出接続ポート62は、挿入孔623といった簡便な構成を用いて、挿入管7をドラムタンク53内に突出させつつ支持することができる。
また、連通孔64は、導入管85からインクが流入する流入口641と、流入口641より下側に設けられて挿入孔623に連通する流出口642とを有し、流入口641からに流入したインクは、重力によって流出口642まで流下して、挿入管7の側壁711と挿入孔623との間の隙間dからドラムタンク53へ流入する。かかる構成では、挿入孔623に連通する連通孔64によって、挿入孔623に挿入された挿入管7の側壁711にインクを的確に到達させることができる。
また、連通孔64は、流入口641から流出口642にかけてZ方向に対して傾斜している。かかる構成では、連通孔64を流れるインクの速度を抑えることができる。そのため、流出口62まで流下したインクは、挿入管7の側壁711を伝いながらドラムタンク53に貯留されているインクに対して比較的緩やかな速度で流下し、上述のインクの泡立ちを効果的に抑制することができる。
また、蓋本体61は、ドラムタンク53の開口Tbに対して着脱可能に構成されている。かかる構成では、複数のドラムタンク53に対して1個の循環用送液蓋6を共通して使用することができる。
また、循環用送液蓋6は、排出接続ポート62に接続された挿入管7を備える。かかる構成では、循環用送液蓋6が挿入管7を具備するため、挿入管7を別途用意する必要が無く、作業者の作業性の向上を図ることができる。
また、挿入管7はフランジ72を有する。これに対して、排出接続ポート62は、フランジ72が係合する段差625を有し、挿入管7は、フランジ72により段差625に係合することで排出接続ポート62に支持される。かかる構成では、排出接続ポート62は、フランジ72を段差625に係合させるといった簡便な構成を用いて、挿入管7を支持することができる。
また、循環用送液蓋6は、排出接続ポート62に接続されて、挿入管7に連通する排出管81を備え、排出管81は、ドラムタンク53から挿入管7を介して流出するインクを、バッファタンク52へ向けて排出する。かかる構成では、循環用送液蓋6が排出管81を具備するため、排出管81を別途用意する必要が無く、作業者の作業性の向上を図ることができる。
また、循環用送液蓋6は、導入接続ポート63に取り付けられた導入管85を備える。かかる構成では、導入管85を別途用意する必要が無く、作業者の作業性の向上を図ることができる。
以上に説明した実施形態では、印刷装置3が本発明の「印刷装置」の一例に相当し、吐出ヘッド332が本発明の「吐出ヘッド」の一例に相当し、バッファタンク52が本発明の「他方のタンク」の一例に相当し、ドラムタンク53が本発明の「一方のタンク」の一例に相当し、循環用送液蓋6が本発明の「循環用送液蓋」の一例に相当し、蓋本体61が本発明の「蓋本体」の一例に相当し、排出接続ポート62が本発明の「第1の接続ポート」の一例に相当し、挿入孔623が本発明の「挿入孔」の一例に相当し、段差625が本発明の「段差」の一例に相当し、導入接続ポート63が本発明の「第2の接続ポート」の一例に相当し、連通孔64が本発明の「流路」の一例に相当し、流入口641が本発明の「流入口」の一例に相当し、流出口642が本発明の「流出口」の一例に相当し、挿入管7が本発明の「挿入管」の一例に相当し、側壁711が本発明の「外壁」の一例に相当し、フランジ72が本発明の「フランジ」の一例に相当し、排出管81が本発明の「排出管」の一例に相当し、導入管85が本発明の「導入管」の一例に相当し、隙間dが本発明の「隙間」の一例に相当し、開口Tbが本発明の「開口」の一例に相当し、Z方向が本発明の「鉛直方向」の一例に相当する。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。例えば、挿入管7、排出管81および導入管85の少なくともいずれか1つを、循環用送液蓋6とは別に設けるように構成してもよい。
また、排出管81を循環用送液蓋6と別に設ける場合には、排出管81と配管531とを着脱可能に構成する必要はなく、配管531の先端部分を排出管81として機能させて、この先端部分を循環用送液蓋6の排出接続ポート62に接続してもよい。
また、導入管85を循環用送液蓋6と別に設ける場合には、導入管85と配管534とを着脱可能に構成する必要はなく、配管534の先端部分を導入管85として機能させて、この先端部分を循環用送液蓋6の導入接続ポート63に接続してもよい。
一方、排出管81を循環用送液蓋6に設ける場合には、蓋本体61と排出管81とを着脱可能に接続する必要はなく、これらを一体的に構成してもよい。同様に、導入管85を循環用送液蓋6に設ける場合には、蓋本体61と導入管85とを一体的に構成してもよく、挿入管7を循環用送液蓋6に設ける場合には、蓋本体61と挿入管7と一体的に構成してもよい。
また、上記の実施形態では、バッファタンク52を介さずにインクを循環させていた。しかしながら、バッファタンク52を介して、換言すれば、ドラムタンク53とバッファタンク52との間でインクを循環させてもよい。
本発明は、タンクから排出されたインクを当該タンクに回収することでインクを循環させる技術の全般に適用可能である。
3…印刷装置
332…吐出ヘッド
52…バッファタンク(他方のタンク)
53…ドラムタンク(一方のタンク)
6…循環用送液蓋
61…蓋本体
62…排出接続ポート(第1の接続ポート)
623…挿入孔
625…段差
63…導入接続ポート(第2の接続ポート)
64…連通孔(流路)
641…流入口
642…流出口
7…挿入管
711…側壁(外壁)
72…フランジ
81…排出管
85…導入管
d…隙間
Tb…開口
Z…Z方向(鉛直方向)

Claims (11)

  1. インクを貯留する一方のタンクから他方のタンクへインクを送るために前記一方のタンクの開口に取り付けられる循環用送液蓋であって、
    前記一方のタンクの前記開口を覆う蓋本体と、
    前記一方のタンクから前記他方のタンクへ向けてインクを案内するために前記一方のタンク内に挿入される挿入管が接続される、前記蓋本体に設けられた第1の接続ポートと、
    前記一方のタンクへ向けてインクを案内する導入管が接続される、前記蓋本体に設けられた第2の接続ポートと
    を備え、
    前記蓋本体は、前記第2の接続ポートに取り付けられた前記導入管から流出したインクを、前記第1の接続ポートに接続された前記挿入管の外壁へ案内する流路を有し、
    前記流路により案内されて前記外壁へ到達したインクは、前記外壁を介して前記一方のタンクに流入する循環用送液蓋。
  2. 前記第1の接続ポートは、前記挿入管が挿入される挿入孔を有し、
    前記第1の接続ポートは、前記挿入孔に挿入された前記挿入管が前記蓋本体から前記一方のタンク内に突出するように、前記挿入孔を支持する請求項1に記載の循環用送液蓋。
  3. 前記流路は、前記導入管からインクが流入する流入口と、前記流入口より下側に設けられて前記挿入孔に連通する流出口とを有し、
    前記流入口から流入したインクは、重力によって前記流出口まで流下して、前記挿入管の前記外壁と前記挿入孔との間の隙間から前記一方のタンクへ流入する請求項2に記載の循環用送液蓋。
  4. 前記流路は、前記流入口から前記流出口にかけて鉛直方向に対して傾斜している請求項3に記載の循環用送液蓋。
  5. 前記蓋本体は、前記一方のタンクの前記開口に対して着脱可能に構成されている請求項1ないし4のいずれか一項に記載の循環用送液蓋。
  6. 前記第1の接続ポートに接続された前記挿入管を備える請求項1ないし5のいずれか一項に記載の循環用送液蓋。
  7. 前記挿入管はフランジを有し、
    前記第1の接続ポートは、前記フランジが係合する段差を有し、
    前記挿入管は、前記フランジにより前記段差に係合することで前記第1の接続ポートに支持される請求項6に記載の循環用送液蓋。
  8. 前記第1の接続ポートに接続されて、前記挿入管に連通する排出管を備え、
    前記排出管は、前記一方のタンクから前記挿入管を介して流出するインクを、前記他方のタンクへ向けて排出する請求項1ないし7のいずれか一項に記載の循環用送液蓋。
  9. 前記第2の接続ポートに取り付けられた前記導入管を備える請求項1ないし8のいずれか一項に記載の循環用送液蓋。
  10. インクを貯留する一方のタンクから供給されたインクを貯留する他方のタンクと、
    前記他方のタンクから供給されたインクを吐出する吐出ヘッドと、
    前記一方のタンクの開口に取り付けられた循環用送液蓋と
    を備え、
    前記循環用送液蓋は、
    前記一方のタンクの前記開口を覆う蓋本体と、
    前記一方のタンクから前記他方のタンクへ向けてインクを案内するために前記一方のタンク内に挿入される挿入管が接続される、前記蓋本体に設けられた第1の接続ポートと、
    前記一方のタンクへ向けてインクを案内する導入管が接続される、前記蓋本体に設けられた第2の接続ポートと
    を備え、
    前記蓋本体は、前記第2の接続ポートに取り付けられた前記導入管から流出したインクを、前記第1の接続ポートに接続された前記挿入管の外壁へ案内する流路を有し、
    前記流路により案内されて前記外壁へ到達したインクは、前記外壁を介して前記一方のタンクに流入する印刷装置。
  11. インクを貯留する一方のタンクから排出されたインクを前記一方のタンクに回収することでインクを循環させるインク循環方法であって、
    前記一方のタンクの開口を覆う蓋本体に設けられた第1の接続ポートに接続された挿入管が、前記一方のタンクから排出されるインクを案内する工程と、
    前記蓋本体の第2の接続ポートに接続された導入管が、前記一方のタンクへ向けてインクを案内する工程と、
    前記蓋本体に設けられた流路が、前記第2の接続ポートに取り付けられた前記導入管から流出したインクを、前記第1の接続ポートに接続された前記挿入管の外壁へ案内する工程と、
    前記流路により案内されて前記外壁へ到達したインクが、前記外壁を介して前記一方のタンクに流入する工程と
    を備え、
    前記挿入管を介して前記一方のタンクから排出されたインクが、前記導入管および前記流路を介して前記外壁に到達して、前記一方のタンクに回収されるインク循環方法。
JP2021042230A 2021-03-16 2021-03-16 循環用送液蓋、印刷装置およびインク循環方法 Pending JP2022142172A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021042230A JP2022142172A (ja) 2021-03-16 2021-03-16 循環用送液蓋、印刷装置およびインク循環方法
PCT/JP2022/004011 WO2022196151A1 (ja) 2021-03-16 2022-02-02 循環用送液蓋、印刷装置およびインク循環方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021042230A JP2022142172A (ja) 2021-03-16 2021-03-16 循環用送液蓋、印刷装置およびインク循環方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022142172A true JP2022142172A (ja) 2022-09-30

Family

ID=83320357

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021042230A Pending JP2022142172A (ja) 2021-03-16 2021-03-16 循環用送液蓋、印刷装置およびインク循環方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2022142172A (ja)
WO (1) WO2022196151A1 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006264133A (ja) * 2005-03-24 2006-10-05 Canon Finetech Inc インクジェット方式画像形成装置
US9975345B2 (en) * 2015-08-20 2018-05-22 Xerox Corporation Multipurpose bottle apparatus and bottle loading mechanism and method
EP3344462B1 (en) * 2015-09-04 2020-10-28 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Replaceable cartridge with lid manifold
JP6892118B2 (ja) * 2017-12-05 2021-06-18 株式会社日立産機システム インクジェット記録装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2022196151A1 (ja) 2022-09-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2009233876A (ja) インクジェットプリンタ
JP2009045861A (ja) インクジェットプリンタ
KR19990014295A (ko) 잉크젯 프린터
JP2009034930A (ja) インクジェットプリンタ
JP2008238787A (ja) 液体供給システム、液体供給装置、および液体供給方法
JP2009279932A (ja) インクジェット式記録装置
JP2020006640A (ja) インクジェット記録装置
JP2002001993A (ja) インクジェット方式画像形成装置
US7654657B2 (en) Liquid ejecting apparatus
WO2022196151A1 (ja) 循環用送液蓋、印刷装置およびインク循環方法
JP2012158159A (ja) インク収容容器及び画像形成装置
JP2022052068A (ja) 印刷装置および印刷方法
JP2023161025A (ja) タンク
JPH03227653A (ja) インクジェットカートリッジおよび前記カートリッジを装着可能なインクジェット記録装置
JP6004967B2 (ja) 液体移送装置及び画像形成装置
JP4683419B2 (ja) インク充填方法及びインク充填機構
JPH11263026A (ja) インクジェットプリンタ
JP7135602B2 (ja) タンク及び液体消費装置
JP2009233860A (ja) インクジェットプリンタ
JP3597377B2 (ja) インクジェットプリンタの廃インク排出処理モジュール
WO2022210915A1 (ja) 液体吐出ヘッド、吐出ヘッド構造体および記録装置
JP7136310B2 (ja) 液体消費装置
JP7201110B2 (ja) インクジェット記録装置
EP4375073A1 (en) Ink supplier
EP4375072A1 (en) Ink supplier